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技術 光化学的組織接着

出願人 ザジェネラルホスピタルコーポレーション
発明者 ギレルモティアニーブレットバウマロバートダブリューレドモンドアイリーンイーコーチヴァー
出願日 2013年9月19日 (7年1ヶ月経過) 出願番号 2013-193887
公開日 2014年2月13日 (6年8ヶ月経過) 公開番号 2014-028287
状態 未査定
技術分野 医療用材料
主要キーワード 温度カメラ 冷蔵容器 周波数倍化 金属支柱 例示実施態様 表面修正 多重共 設置デバイス
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (10)

課題

薄皮線維粥腫(TCFA)を含有している動脈壁感受性領域渡り内腔解剖学的構造破壊せず、動脈壁に良く並置できる安定化したデバイスを設置し、このデバイスが、配置後に血栓を引き起こさずに適切な血流を可能にする方法を提供する。

解決手段

生体膜光感作性物質と接触させること;生体膜−光感作性物質複合体を目的の内腔解剖学的構造に配置すること;及び電磁エネルギーを加えること;それによって生体膜を内腔解剖学的構造に接着すること。生体膜−光感作性物質複合体を動脈硬化性プラーク(例えばTCFA)に光により結合させ動脈硬化性プラークを治療・予防を行う。配置の方法はバルーンである。

概要

背景

ステントは、解剖学内腔構造の開存性を保持するデバイスであって、典型的には、ニチノールのような金属、複合材料プラスチック、又はその他の固体非生物的物質から加工され、そして腔内に広げられる。ステントストラットステント表面の再内皮化又は再上皮化を可能にするように、ステントをパターン化できる。更に、当該ストラットの開口部を通って、血液、胆汁、又はリンパ液のような腔内組織の通過を可能にするように、ステントストラットを構造化できる。ステントストラットをペプチド又は抗生物質製剤化学療法剤のような薬剤コーティングして、再狭窄のようなステントに対するかなり過剰な宿主応答を阻止するか又はステントストラット表面の再内皮化を促進することができる。

ステントはステント配置プラットフォームを用いて配置される。これは典型的に膨らんだ時に内腔解剖学的構造表面内にステントを組み込むバルーンを含有している。ステントは、それが「自己拡張」でき、そのために、スタトストラットを内腔解剖学的構造表面に配置するためにバルーン配置機構に必ずしも依存しなくてよいという機械的特性を有することができる。ステントの構造的及び機械的な特性は、ステントを内腔解剖学的構造内へ挿入すること、及び配置したときにステントの構造的及び機械的な特性が当該内腔解剖学的構造の開存性を少なくとも部分的に保持するように、配置することを可能とする。ステントは更に、内腔解剖学的構造内でのステントの縦方向移動を阻止する、構造的及び機械的部分を、通常は近接及び遠位末端に含有することができる。

上記のようなステントデバイスは望ましくない特性を有しうる。例えば、ステントは通常不活性な材料から成っているにも関わらず、これらは一般に生体物質ではなく、宿主は外来物質に異常に反応する。更に、それらの半径方向圧縮性を含む、ステントの機械的な特性が、ステント及び内腔解剖学的構造の開存性を保持するために必要であろう。これらの機械的特性を実現するために、ステントは通常内腔構造を損傷するような様式に配置しなければならない。内腔解剖学的構造の損傷はステントへの不自然治癒反応を引き起こし、これは続いて内腔構造の閉鎖又は再狭窄、又はステント表面の上皮化不適切な再内皮化をもたらし、これは内腔解剖学的構造の自然な生物学的機能減弱する。従って、デバイスが生体物質から成っていて、機械的安定性を与えることができるが、破壊的な配置を必要としない、開存性を保持するデバイスが望ましい。

また、ステントの機械的な性質により、ステントは通常円柱トポロジーから成っているべきであって、被覆が不要な解剖学的構造の部分を被覆しなければならないので、それによる悪影響の危険性が増大する。更に、この必要とされる円柱トポロジーは、内腔構造がステントと直径又は同じ円柱トポロジーを共有しなければ、適当ではないかもしれない。このトポロジーのミスマッチはしばしば起こり、そしてステントストラットの不完全密着(Malapposition)をもたらす。不完全密着は更に、宿主の不自然な様式でのステントへの反応を引き起こし、更に将来の不都合合併症の可能性を増大する。従って、内腔解剖学的構造のトポロジーと少なくとも部分的に一致するように変形可能なデバイスが望ましい。

殆どのステントの適用では、ステントデバイスの目的は、崩壊性で、閉塞し、又は少なくとも一部分が損傷している内腔を有している内腔解剖学的構造の開口及び開存性を保持することであろう。従ってステントデバイスは通常、内腔解剖学的構造の開存性を保持することが可能でなければならない。しかしながら医薬分野においては、内腔開存性を保持することがステントの主要な機能ではないという状況がある。そのような例の一つは、薄皮線維粥腫(thin-capped fibroatheromas:TCFA)と呼ばれている動脈硬化性プラークのある種を安定化することである。薄皮膜線維粥腫は、壊死残屑を含む脂質が多い(lipid-rich)領域を覆っている薄い繊維又はコラーゲン含有キャップを含有している動脈硬化性プラークの病理組織学的な定義である。TCFAは、大部分の急性心筋梗塞急性冠不全症候群突然心臓死を引き起こす、責任病変に関係があるとされている。キャップ内又はその近辺に存在している炎症性細胞は、メタロプロテイナーゼ及びカテプシンのようなコラゲナーゼを含む、タンパク質分解酵素を産生することによって、キャップの機械的完全性を悪化する。その結果、外因性又は内因性機械力が、キャップを分解又は破裂して、血栓形成性の脂質を血液に露呈させてしまう。この現象が起こると、破裂部位に血栓が形成され、血管の内腔の一部又は全部が塞がれて、急性冠不全症候群又は急性心筋梗塞がそれぞれ引き起こされる。

最近のステント留置プラットフォームは、引き続いて起こる破裂を防ぐためにこれらのタイプのアテローム性動脈硬化症を予め治療するために提供されている。しかしながら、通常のステント配置機構の性質は内腔構造に対して破壊的であるので、配置によって破裂を引き起こす。この医原性破裂は塞栓を下流に送り、これが動脈に引っかかって、更に梗塞を引き起こす。その後、不完全密着及び組織変化は、不適切なステントの血管内皮被覆度及び再狭窄をもたらす、ステントへの不自然な生物学的応答を引き起こす。最近のステントは、血栓の形成をもたらし得るステントストラット表面の血栓形成性特性によって、動脈挿入時の困難性をまねき、内腔の閉塞をもたらす。

概要

薄皮膜線維粥腫(TCFA)を含有している動脈壁感受性領域渡り、内腔解剖学的構造を破壊せず、動脈壁に良く並置できる安定化したデバイスを設置し、このデバイスが、配置後に血栓を引き起こさずに適切な血流を可能にする方法を提供する。生体膜光感作性物質と接触させること;生体膜−光感作性物質複合体を目的の内腔解剖学的構造に配置すること;及び電磁エネルギーを加えること;それによって生体膜を内腔解剖学的構造に接着すること。生体膜−光感作性物質複合体を動脈硬化性プラーク(例えばTCFA)に光により結合させ動脈硬化性プラークを治療・予防を行う。配置の方法はバルーンである。なし

目的

そのような例の一つは、薄皮膜線維粥腫(thin-capped fibroatheromas:TCFA)と呼ばれている動脈硬化性プラークのある種を安定化することである

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

方法が:生体膜光感作性物質に接触させること;生体膜−光感作性物質複合体を目的の内腔解剖学的構造内腔表面に配置すること;及び電磁エネルギーを加えること;それによって生体膜を内腔解剖学的構造に接着すること:を含有してなる、生体膜を内腔解剖学的構造に接着する方法。

請求項2

方法が:生体膜を光感作性物質に接触させること;生体膜を、安定化を必要としている内腔解剖学的構造に配置すること;電磁エネルギーを、組織と結合するために有効な方法で、生体膜−光感作性物質複合体に加えること;それによって内腔解剖学的構造の機械的特性修正すること:を含有してなる、内腔解剖学的構造の機械的特性を修正する方法。

請求項3

方法が:生体膜を光感作性物質に接触させること;生体膜を動脈硬化性プラークに配置すること;電磁エネルギーを、膜−光感作性物質を動脈硬化性プラークに結合するために有効な方法で、生体膜−光感作性物質複合体に加えること;それによって動脈硬化性プラークを治療又は予防すること:を含有してなる、動脈硬化性プラークを治療又は予防する方法。

請求項4

動脈硬化性プラークが、壊死性コア線維粥腫薄皮膜線維粥腫、びらん、又は表在性石灰化の少なくとも1つである、請求項3に記載の方法。

請求項5

配置の方法がバルーンである、請求項3に記載の方法。

請求項6

電磁エネルギーを生体膜及び内腔解剖学的構造の一方又は両方に加える、請求項1〜3の何れか一項に記載の方法。

請求項7

電磁エネルギーを、組織を結合するのに有効な方法で、生体膜及び内腔解剖学的構造の一方又は両方に加える、請求項6に記載の方法。

請求項8

電磁エネルギーが電磁放射である、請求項7に記載の方法。

請求項9

電磁放射が、約532nm〜660nmの間の波長である、請求項7に記載の方法。

請求項10

動脈硬化性プラークが、薄皮膜線維粥腫(TCFA)である、請求項3に記載の方法。

請求項11

接触工程がexvivoで生じる、請求項1〜3の何れか一項に記載の方法。

請求項12

接触工程が、対象におけるインビボで生じる、請求項1〜3の何れか一項に記載の方法。

請求項13

生体膜及び光感作性物質を含有してなる、光活性化可能な膜デバイス

請求項14

生体膜が羊膜である、請求項1〜13の何れか一項に記載の方法又はデバイス

請求項15

生体膜が哺乳動物由来する、請求項14に記載の方法又はデバイス。

請求項16

哺乳動物がヒトである、請求項15に記載の方法又はデバイス。

請求項17

生体膜が合成品である、請求項16に記載の方法又はデバイス。

請求項18

生体膜が上皮層基底膜層、及び結合組織層を含有している、請求項13〜17の何れか一項に記載の方法又はデバイス。

請求項19

光感作性物質が生体膜上にコーティングされている、請求項1〜18の何れか一項に記載の方法又はデバイス。

請求項20

光感作性物質が生体膜の上皮層、基底膜層、及び結合組織層の1つ又はそれ以上にコーティングされている、請求項19に記載の方法又はデバイス。

請求項21

感受性物質が生体膜上に、最高濃度から最低濃度勾配させてコーティングされている、請求項19に記載の方法又はデバイス。

請求項22

最高濃度の光感作性物質を伴う生体膜の側面を内腔解剖学的構造の内腔表面から1urn以下離して配置する、請求項21に記載の方法又はデバイス。

請求項23

生体膜が追加の生体分子被覆されている、請求項1〜22の何れか一項に記載の方法又はデバイス。

請求項24

追加の生体分子が、抗凝固剤細胞遊走を増進する分子プロテアーゼ走化性を増進する分子、化学誘引物質免疫抑制剤化学療法剤細胞の増殖を増進する分子、治癒を増進する分子、抗体、小分子の阻害剤、及び抗炎症剤抗酸化剤の少なくとも1つよりなる群から選ばれる、請求項23に記載の方法又はデバイス。

請求項25

抗体が生体膜と共有結合している請求項24に記載の方法又はデバイス。

請求項26

追加の生体分子を、電磁エネルギーの第二用量を加えることによって生体膜に付着させる、請求項24に記載の方法又はデバイス。

請求項27

光感作性物質が、キサンテン類、フラビン類、チアジン類ポルフィリン類拡張ポルフィリン類、及びクロロフィル類の少なくとも1つよりなる群から選ばれる化合物である、請求項1〜22の何れか一項に記載の方法又はデバイス。

請求項28

光感作性物質を電磁エネルギーを用いて活性化する、請求項13に記載のデバイス。

請求項29

電磁エネルギーが電磁放射である、請求項28に記載のデバイス。

請求項30

電磁放射が、約532nm〜660nmの間の波長に中心がある、請求項29に記載のデバイス。

請求項31

方法が:生体膜を光感作性物質に接触させること;生体膜−光感作性物質複合体を目的の内腔解剖学的構造の内腔表面に配置すること;及び電磁エネルギーを加えること;それによって目的の内腔解剖学的構造内の細胞増殖及び遊走を促進すること:を含有してなる、目的の内腔解剖学的構造内の細胞増殖を促進する方法。

請求項32

細胞型が、上皮型又は内皮型の少なくとも1つである、請求項29に記載の方法。

請求項33

細胞増殖が血栓生成緩和する、請求項29に記載の方法。

請求項34

生体膜を内腔解剖学的構造の内腔内に位置付ける、請求項1〜3、及び31の何れか一項に記載の方法。

請求項35

この方法を実施する前に内腔解剖学的構造を修正しない、請求項34に記載の方法。

請求項36

この方法を実施する前に、内腔解剖学的構造の上皮細胞及び内皮細胞を除去する、請求項34に記載の方法。

請求項37

この方法を実施する前に、内腔解剖学的構造を前処理する、請求項34に記載の方法。

請求項38

内腔解剖学的構造の前処理が、剥離又は乾燥の少なくとも1つよりなる方法から選ばれる、請求項34に記載の方法。

請求項39

生体膜が膜シートの1つ又はそれ以上の層から成っている、請求項1〜3、及び31の何れか一項に記載の方法又は請求項13に記載のデバイス。

請求項40

膜シートの層が、電磁放射によって互いに接着している、請求項39に記載の方法又はデバイス。

請求項41

生体膜が形状に適合している、請求項1〜3、及び31の何れか一項に記載の方法又は請求項13に記載のデバイス。

請求項42

形状が、円筒、平面、目的の組織の輪郭に適合するように予備成形された、又は望ましい輪郭に適合するように予備成形された何れかの形状である、請求項41に記載の方法又はデバイス。

請求項43

円筒をステント又は被覆として用いる、請求項42に記載の方法又はデバイス

請求項44

生体膜が1つ又はそれ以上の孔を有している、請求項1〜3、及び31の何れか一項に記載の方法又は請求項13に記載のデバイス。

請求項45

孔の直径が10〜750umの間である、請求項44に記載の方法又はデバイス。

請求項46

生体膜の端部が先細になっている、請求項1〜3、及び31の何れか一項に記載の方法又は請求項13に記載のデバイス。

請求項47

生体膜の端部が突起を含有している、請求項46に記載の方法又はデバイス。

請求項48

突起が、生体膜、羊膜、金属支柱ニチノール支柱プラスチック支柱、又はポリテトラフルオロエチレンPTFE)、テフロン登録商標)、プラスチックゴム、ニチノール又は生分解性複合材料等のような複合材料の少なくとも1つを含有してなる、請求項47に記載の方法又はデバイス。

請求項49

第二用量の電磁エネルギーを加える更なる工程を実施する、請求項1〜3、及び31の何れか一項に記載の方法。

請求項50

生体膜の配置前又は後に電磁エネルギーを加える、請求項49に記載の方法。

請求項51

生体膜の解剖学的構造への結合後に、電磁エネルギーを加える、請求項50に記載の方法。

請求項52

電磁エネルギーが電磁放射である、請求項51に記載の方法。

請求項53

電磁放射が、約532nm〜660nmの間の波長に中心がある、請求項52に記載の方法。

請求項54

請求項1〜3及び31に記載の方法で用いるための生体膜及び光感作性物質、及び使用説明書を含有してなる、キット

請求項55

内腔解剖学的構造内に送達可能なような形態を有している特定の構造であって、その構造は光活性化可能な物質包含していて、少なくとも1つの電磁放射によって活性化すると、内腔解剖学的構造の少なくとも一部分に結合する、特定の構造を含有してなる、内腔解剖学的構造に結合するための配置アレンジ

請求項56

内腔解剖学的構造が冠動脈である、請求項55に記載の配置アレンジ。

請求項57

内腔解剖学的構造が膜である、請求項55に記載の配置アレンジ。

請求項58

組織構造の形態が円筒である、請求項55に記載の配置アレンジ。

請求項59

組織構造がステントである、請求項55に記載の配置アレンジ。

請求項60

組織構造が、孔、膜の層、先細の端部又は固定末端の少なくとも1つを有している、請求項55に記載の配置アレンジ。

請求項61

組織構造を、それを内腔解剖学的構造内に挿入する前、その間又はその後の少なくとも1つに、少なくとも1つの電磁放射を用いて照射する、請求項55に記載のアレンジ。

請求項62

組織構造の照射が組織構造の少なくとも1つの機械的特性の少なくとも1つの変化をもたらす、請求項61に記載の配置アレンジ。

請求項63

組織構造が更に、組織構造の内腔解剖学的構造への結合に応答して、内腔解剖学的構造の血栓生成、治癒、免疫性又は細部増殖の少なくとも1つを修正するように構成されている、少なくとも1つの追加物質を含んでいる、請求項55〜62の何れか一項に記載の配置アレンジ。

請求項64

組織構造を内腔解剖学的構造に適用する前に、内腔解剖学的構造の治癒を改善するように組織構造を修正する、請求項55〜63の何れか一項に記載の配置アレンジ。

請求項65

組織構造を内腔解剖学的構造に適用する前に、組織構造に結合している膨張可能な装置を更に含有してなる、請求項55〜64の何れか一項に記載の配置アレンジ。

請求項66

膨張可能な装置が、膨張したときに、組織構造を内腔解剖学的構造に正確に位置付ける、バルーンである、請求項65に記載のアレンジ。

請求項67

膨張可能な装置が、膨張したときに内腔解剖学的構造を損傷することを抑える、適合した低圧バルーンである、請求項65に記載の配置アレンジ。

請求項68

少なくとも1つの電磁放射を提供するように構成されている光ファイバー装置を更に含有してなる、請求項55〜63の何れか一項に記載の配置アレンジ。

請求項69

組織構造を内腔解剖学的構造へ適用する位置を決めるように構成されている誘導装置を更に含有してなる、請求項55〜64の何れか一項に記載の配置アレンジ。

請求項70

特定の構造又は内腔解剖学的構造の少なくとも1つに結合するように構成されているステント配置を更に含有してなる、請求項55〜64の何れか一項に記載の配置アレンジ。

請求項71

ステント配置が、特定の構造をステント配置に適用する前に、内腔解剖学的構造に適用可能である、請求項70に記載の配置アレンジ。

請求項72

特定の構造が、ステント配置を特定の構造に適用する前に、内腔解剖学的構造に適用可能である、請求項70に記載の配置アレンジ。

請求項73

特定の構造及びステント配置が同時に内腔解剖学的構造に適用可能である、請求項70に記載の配置アレンジ。

請求項74

ステント配置が生体吸収性ステント地金ステント又は薬剤溶出ステントのうちの少なくとも1つである、請求項70に記載の配置アレンジ。

技術分野

0001

(関連出願及び参照による取り込み)
国際出願は、2007年10月3日に出願した米国仮特許出願第60/997,472号の優先権を主張し、この全内容を参照して本明細書に取り込む。

0002

前記の出願、及びそこで引用されている全ての文献及びその文献で引用又は参照されている全ての文献、及び本明細書で引用又は参照されている全ての文献(これらは、何れかの米国及び外国特許又は公開された特許出願、国際特許出願を、更に何れかの非特許文献の参照及び何れかの製造会社の使用説明書包含する)は、参照して本明細書に取り込まれている。

0003

政府支援
本願の研究支援は、米国国防総省の Medical Free Electron Problem によって、契約番号FA9550−04−1−0079で、支援された。政府は本発明中に幾らかの権利を有しうる。

0004

本発明は、光化学的な組織接着の分野に関連していて、特に生体膜内腔解剖学的構造接着する方法及び内腔解剖学的構造へ結合するための配置に関する。

背景技術

0005

ステントは、解剖学内腔構造の開存性を保持するデバイスであって、典型的には、ニチノールのような金属、複合材料プラスチック、又はその他の固体非生物的物質から加工され、そして腔内に広げられる。ステントストラットステント表面の再内皮化又は再上皮化を可能にするように、ステントをパターン化できる。更に、当該ストラットの開口部を通って、血液、胆汁、又はリンパ液のような腔内組織の通過を可能にするように、ステントストラットを構造化できる。ステントストラットをペプチド又は抗生物質製剤化学療法剤のような薬剤コーティングして、再狭窄のようなステントに対するかなり過剰な宿主応答を阻止するか又はステントストラット表面の再内皮化を促進することができる。

0006

ステントはステント配置プラットフォームを用いて配置される。これは典型的に膨らんだ時に内腔解剖学的構造表面内にステントを組み込むバルーンを含有している。ステントは、それが「自己拡張」でき、そのために、スタトストラットを内腔解剖学的構造表面に配置するためにバルーン配置機構に必ずしも依存しなくてよいという機械的特性を有することができる。ステントの構造的及び機械的な特性は、ステントを内腔解剖学的構造内へ挿入すること、及び配置したときにステントの構造的及び機械的な特性が当該内腔解剖学的構造の開存性を少なくとも部分的に保持するように、配置することを可能とする。ステントは更に、内腔解剖学的構造内でのステントの縦方向移動を阻止する、構造的及び機械的部分を、通常は近接及び遠位末端に含有することができる。

0007

上記のようなステントデバイスは望ましくない特性を有しうる。例えば、ステントは通常不活性な材料から成っているにも関わらず、これらは一般に生体物質ではなく、宿主は外来物質に異常に反応する。更に、それらの半径方向圧縮性を含む、ステントの機械的な特性が、ステント及び内腔解剖学的構造の開存性を保持するために必要であろう。これらの機械的特性を実現するために、ステントは通常内腔構造を損傷するような様式に配置しなければならない。内腔解剖学的構造の損傷はステントへの不自然治癒反応を引き起こし、これは続いて内腔構造の閉鎖又は再狭窄、又はステント表面の上皮化不適切な再内皮化をもたらし、これは内腔解剖学的構造の自然な生物学的機能減弱する。従って、デバイスが生体物質から成っていて、機械的安定性を与えることができるが、破壊的な配置を必要としない、開存性を保持するデバイスが望ましい。

0008

また、ステントの機械的な性質により、ステントは通常円柱トポロジーから成っているべきであって、被覆が不要な解剖学的構造の部分を被覆しなければならないので、それによる悪影響の危険性が増大する。更に、この必要とされる円柱トポロジーは、内腔構造がステントと直径又は同じ円柱トポロジーを共有しなければ、適当ではないかもしれない。このトポロジーのミスマッチはしばしば起こり、そしてステントストラットの不完全密着(Malapposition)をもたらす。不完全密着は更に、宿主の不自然な様式でのステントへの反応を引き起こし、更に将来の不都合合併症の可能性を増大する。従って、内腔解剖学的構造のトポロジーと少なくとも部分的に一致するように変形可能なデバイスが望ましい。

0009

殆どのステントの適用では、ステントデバイスの目的は、崩壊性で、閉塞し、又は少なくとも一部分が損傷している内腔を有している内腔解剖学的構造の開口及び開存性を保持することであろう。従ってステントデバイスは通常、内腔解剖学的構造の開存性を保持することが可能でなければならない。しかしながら医薬分野においては、内腔開存性を保持することがステントの主要な機能ではないという状況がある。そのような例の一つは、薄皮線維粥腫(thin-capped fibroatheromas:TCFA)と呼ばれている動脈硬化性プラークのある種を安定化することである。薄皮膜線維粥腫は、壊死残屑を含む脂質が多い(lipid-rich)領域を覆っている薄い繊維又はコラーゲン含有キャップを含有している動脈硬化性プラークの病理組織学的な定義である。TCFAは、大部分の急性心筋梗塞急性冠不全症候群突然心臓死を引き起こす、責任病変に関係があるとされている。キャップ内又はその近辺に存在している炎症性細胞は、メタロプロテイナーゼ及びカテプシンのようなコラゲナーゼを含む、タンパク質分解酵素を産生することによって、キャップの機械的完全性を悪化する。その結果、外因性又は内因性機械力が、キャップを分解又は破裂して、血栓形成性の脂質を血液に露呈させてしまう。この現象が起こると、破裂部位に血栓が形成され、血管の内腔の一部又は全部が塞がれて、急性冠不全症候群又は急性心筋梗塞がそれぞれ引き起こされる。

0010

最近のステント留置プラットフォームは、引き続いて起こる破裂を防ぐためにこれらのタイプのアテローム性動脈硬化症を予め治療するために提供されている。しかしながら、通常のステント配置機構の性質は内腔構造に対して破壊的であるので、配置によって破裂を引き起こす。この医原性破裂は塞栓を下流に送り、これが動脈に引っかかって、更に梗塞を引き起こす。その後、不完全密着及び組織変化は、不適切なステントの血管内皮被覆度及び再狭窄をもたらす、ステントへの不自然な生物学的応答を引き起こす。最近のステントは、血栓の形成をもたらし得るステントストラット表面の血栓形成性特性によって、動脈挿入時の困難性をまねき、内腔の閉塞をもたらす。

発明が解決しようとする課題

0011

従って、TCFAを含有している動脈壁感受性領域渡り、内腔解剖学的構造を破壊せず、動脈壁に良く並置できる安定化したデバイスを設置する方法が、医薬分野で必要とされている。この目的に対して、デバイスが、配置後に血栓を引き起こさずに適切な血流を可能にするということも望まれる。

0012

それ故に、本明細書に上記のような欠陥を解決する必要がある。

課題を解決するための手段

0013

本発明のある特定の例示的な実施態様は、内腔被覆物質として光活性化可能生体膜(photoactivatable biological membrane;PAM)の例示的な使用を提供できる。本発明の別の例示的な実施態様は、光活性化可能生体膜を用いて、解剖学的構造、例えば、内腔解剖学的構造を覆い、修復し、そして開存性を保持する例示的な方法を提供できる。

0014

従って、一態様では、本発明は生体膜を内腔解剖学的構造に接着する方法を提供し、その方法は、生体膜を光感作性物質と接触させること;生体膜−光感作性物質複合体を目的の内腔解剖学的構造に配置すること;及び電磁エネルギーを加えること;それによって生体膜を内腔解剖学的構造に接着することを含有している。

0015

本発明の更なる実施態様は、内腔解剖学的構造を安定化する方法に関していて、その方法は、生体膜を光感作性物質と接触させること;生体膜−光感作性物質複合体を安定化を必要としている内腔解剖学的構造に配置すること;電磁エネルギーを組織を結合するのに有効な方法で生体膜−光感作性物質複合体に加えること;それによって内腔解剖学的構造を安定化することを含有している。

0016

本発明の更に別の実施態様は、動脈硬化性プラークを治療又は予防する方法に関していて、その方法は、動脈硬化性プラークを確認すること;生体膜を光感作性物質と接触させること;生体膜を動脈硬化性プラークに配置すること;電磁エネルギーを組織を結合するのに有効な方法で生体膜−光感作性物質複合体に加えること;それによって、動脈硬化性プラークを治療又は予防することを含有している。

0017

これらの方法における電磁エネルギーは、生体膜及び内腔解剖学的構造の一方又は両方に、また組織を結合するのに有効な方法で加える。

0018

電磁エネルギーは電磁放射、特に532nm〜660nmの間の波長が可能である。

0019

本発明の方法では、接触工程を対象においてex vivo又はインビボで行うことができる。

0020

本発明の別の態様は、生体膜及び光感作性物質を含有している、光活性化可能膜デバイスに関している。

0021

本発明の生体膜は、哺乳動物由来、特にヒト由来羊膜であってよい。生体膜は、合成又は天然のものであってよく、そして上皮層基底膜層、及び結合組織層を含んでいてよい。

0022

本発明の更なる実施態様では、光感作性物質は生体膜上にコーティングされている。光感作性物質は生体膜の1つ又はそれ以上の上皮層、基底膜層又は結合組織層の上に、最高濃度から最低濃度勾配をもたせてコーティングすることができる。

0023

生体膜を、抗凝固剤細胞遊走を増進する分子プロテアーゼ走化性を増進する分子、化学誘引物質免疫抑制剤、化学療法剤、細胞の増殖を増進する分子、治癒を高める分子、抗体、小分子阻害剤抗炎症剤及び抗酸化剤のような生体分子でコーティングしてもよい。

0024

光感作性物質は、キサンテン類、フラビン類、チアジン類ポルフィリン類拡張ポルフィリン類、及びクロロフィル類よりなる群から選ばれる化合物であってよく、ここで光感作性物質は電磁エネルギー、特に電磁放射、そして最適には約532nm〜660nmの間の波長に中心がある電磁放射を用いて活性化される。

0025

更には、本発明は目的の内腔解剖学的構造にある細胞の増殖を促進する方法に関していて、その方法は、生体膜を光感作性物質と接触させること;生体膜−光感作性物質複合体を目的の内腔解剖学的構造に配置すること;及び電磁エネルギーを加えること;それによって目的の内腔解剖学的構造にある細胞の増殖及び遊走を促進することを含有している。

0026

目的の内腔解剖学的構造にある細胞の増殖を促進する方法は、上皮細胞又は内皮細胞の少なくとも一方の細胞型であってよく、ここで細胞の増殖は血栓形成を軽減する。

0027

更に、生体膜を内腔解剖学的構造に接着する方法、又は目的の内腔解剖学的構造にある細胞の増殖を促進する方法では、生体膜を内腔解剖学的構造の内腔の中に配置する。この方法を実施する前に、内腔解剖学的構造は修正しない。または、この方法を実施する前に、内腔解剖学的構造の上皮細胞又は内皮細胞を除去する。

0028

生体膜を内腔解剖学的構造に接着する方法、又は目的の内腔解剖学的構造にある細胞の増殖を促進する方法の別の実施態様では、この方法を実施する前に内腔解剖学的構造を前処理する。内腔解剖学的構造の前処理は、剥離又は乾燥よりなる方法から選ばれる。

0029

生体膜を内腔解剖学的構造に接着する方法、又は目的の内腔解剖学的構造にある細胞の増殖を促進する方法の更に別の実施態様では、生体膜が膜シートの1つ又はそれ以上の層から成っていて、膜シートの層を電磁放射によって互いに接着することができる。

0030

生体膜を内腔解剖学的構造に接着する方法、又は目的の内腔解剖学的構造にある細胞の増殖を促進する方法の更なる実施態様では、生体膜を1つの形状に統一し、この形状は、円筒、平面、目的の組織の輪郭と統一するように予備成形されたか、又は何れかの望ましい輪郭に統一するように予備成形された何れの形状であってもよい。例えば、円筒をステント又は被覆として用いることができ、そして生体膜は1つ又はそれ以上の孔を有することができて、その孔は直径が10〜75μmであってよい。

0031

生体膜を内腔解剖学的構造に接着する方法、又は目的の内腔解剖学的構造にある細胞の増殖を促進する方法の別の実施態様では、生体膜の端部は先細であって、そして生体膜の端部は突起を含んでいてよい。これらの突起は、少なくとも1つの生体膜、羊膜、金属支柱、ニチノール支柱プラスチック支柱、又はポリテトラフルオロエチレンPTFE)、テフロン登録商標)、プラスチック、ゴム、ニチノール又は生分解性複合材料などのような複合材料を含有している。

0032

生体膜を内腔解剖学的構造に接着する方法、又は目的の内腔解剖学的構造にある細胞の増殖を促進する方法の更なる実施態様では、電磁エネルギーの第2の用量照射を実施する更なる工程があって、電磁エネルギーは生体膜配置の前又は後に加えるとができる。また、電磁エネルギーを生体膜が解剖学的構造に結合した後に加えることができて、電磁エネルギーは約532nm〜660nmの間の波長の中心にある電磁放射である。

0033

また、本発明は、本発明の方法に用いるための生体膜及び光感作性物質、及びそれらを用いるための使用説明書を含有してなる、キットに関する。

0034

本発明は、内腔解剖学的構造内へ移送可能なような形態を有する組織構造を含有してなる内腔解剖学的構造へ結合させるための配置アレンジにも関していて、ここでは組織構造が光活性化物質を含有していて、これは少なくとも1つの電磁放射によって活性化されたときに、内腔解剖学的構造の少なくとも1部分に結合する。

0035

内腔解剖学的構造は冠状動脈又は膜であってよい。更に、組織構造の形態は円筒又はステントであってよく、それぞれは少なくとも1つの孔、膜の層、先細の末端又は固定した末端を有していてよい。

0036

内腔解剖学的構造へ結合させるための配置アレンジに関する本発明は、内腔解剖学的構造内への組織構造の挿入の前に、間に、又は後にの少なくとも1つに、少なくとも1つの電磁放射を用いて、組織構造を照射する工程も包含できる。組織構造の照射は組織構造の少なくとも1つの機械的な特徴の変化を少なくとも1つ引き起こすことができる。

0037

組織構造は、組織構造の内腔解剖学的構造への結合に応答する、内腔解剖学的構造の凝固、治癒、免疫性又は細胞増殖の少なくとも1つを修正するように構成されている少なくとも1つの追加物質を更に含有することができる。

0038

更に、組織構造を内腔解剖学的構造に適用する前に、内腔解剖学的構造の治癒を向上するために組織構造を修正する。

0039

内腔解剖学的構造へ結合させるための配置アレンジに関する本発明は、内腔解剖学的構造へ組織構造を適用する前に、組織構造に結合する拡張可能装置を更に含有していてもよい。拡張可能装置はバルーンであってよく、これは拡張すると、組織構造を内腔解剖学的構造の方へ配置する。更に、拡張可能装置は、低圧対応(compliant low-pressure)バルーンであってよく、これは拡張した時の内腔解剖学的構造の損傷を抑える。

0040

内腔解剖学的構造へ結合させるための配置アレンジに関する本発明は、少なくとも1つの電磁放射を提供するように構成されている光ファイバー装置を更に含有していてもよい。

0041

更に、内腔解剖学的構造へ結合させるための配置アレンジに関する本発明は、内腔解剖学的構造上に組織構造を適用する位置を提供するように構成されている誘導装置を含有することができる。

0042

これらの及びその他の目的及び実施態様は、以下の詳細な説明中に記載されているか、又はこれから明瞭であって本発明の範囲内である。
本発明の更なる目的、特徴及び長所は、本発明の例示的な実施態様を示している添付の図面を併せて以下の詳細な説明から明らかになるだろう。

図面の簡単な説明

0043

図1は、光活性化可能生体膜(PAM)デバイスの例示的な実施態様の少なくとも1部分の略図である。
図2(a−c)は、異なった例示的なPAMデバイス形態又はトポロジーである。図2aは、PAMのシートを含有している例示的なPAMデバイス形態を表す。図2bは、PAMデバイスが円柱である例示的なPAMデバイス形態を表している。図2cは、PAMデバイスが重複している円柱である例示的なPAMデバイス形態を表している。
図3(a−c)は、例示的なPAMデバイスのパターンである。図3aは、孔を有している例示的なPAMデバイスを示す。図3bは、PAMデバイスの端部が先細になっていて内皮又は上皮細胞の遊走を更に有意に改善する、例示的なPAMデバイスパターンを示す。図3cは、PAMデバイス形態が、実質的により厚く及び/又はPAMへの機械的な安定性をもたらすように構成されている羊膜の層から成っている、例示的なPAMデバイスを表す。
図4(a及びb)は、例示的なPAMデバイスの固定パターンの略図である。図4aは、例示的なPAMデバイスの状断図である。図4bは、例示的なPAMデバイスの断面図である。
図5は、コーティングした例示的なPAMデバイスの略図である。
図6は、例示的なPAMシステムの略図である。
図7(a−c)は、例示的なバルーンPAMデバイス配置デバイスカテーテルの略図である。図7aは、内腔解剖学的構造の内腔にバルーンを曝す前の、バルーンPAM配置デバイスの例示的な実施態様の略図である。図7bは、内腔解剖学的構造の内腔にバルーンを曝した後の、バルーンPAM配置デバイスの例示的な実施態様の略図である。図7cは、バルーンを膨らませた後の、内腔解剖学的構造の内腔表面に実質的に近接近させてPAMを位置付けた、例示的なPAMデバイスのバルーン配置デバイスの略図である。
図8(a及びb)は、PAMデバイス配置デバイスカテーテル内光学的配置アレンジの例示的な略図である。図8aは、電磁放射が例示的なPAMデバイス及び内腔解剖学的構造の内腔表面の少なくとも一部分を明るくするように構成されている、例示的なPAMデバイス配置デバイスの一実施態様の光学的配置アレンジの例示実施態様の略図である。図8bは、電磁放射が例示的なPAMデバイス及び内腔解剖学的構造の内腔表面の実質部分に拡散するように構成されている、PAMデバイスの配置デバイスの一実施態様の光学的配置アレンジの略図である。
図9は、本発明に従って、冠状動脈内でPAMデバイスを配置して活性化する工程の例示的な実施態様を表すフローチャートである。
図10は、ステントと関連するように構成されているPAMデバイスの例示的な実施態様の略図である。

0044

(例示的な定義)
他に定義されない限り、本明細書で用いらる全ての技術及び科学用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって普通に理解されている意味を有している。その全ての開示が参照して本明細書に取り込まれている、以下の参照文献は、本発明中で用いられている用語の多くの一般的な定義を当業者に提供している;Singleton et al., Dictionary of Microbiology and Molecular Biology (2nd ed. 1994); The Cambridge Dictionary of Sceience and Technology (Walker ed., 1988); The Glossary of Genetics, 5th Ed., R. Rieger et al. (eds.), Springer Verlag (1991); and Hale & Marham, The Harper Collins Dictionary of Biology (1991)。
本明細書で用いられているような、以下の用語は、別に特定されない限り、以下のそれらに帰する意味を有していてよい。しかしながら、当業者に公知である又は理解されている別の意味も可能であって、本発明の範囲内であるということを理解すべきである。

0045

「動脈硬化性プラーク」に関しては、アテローム性動脈硬化等に起因する障害を意味していてよいが、決してこれに限定されない。例えば、多くの場合、プラーク血管壁内膜における脂質、コレステロールカルシウム細胞片蓄積である。

0046

「生体膜」に関しては、何れかの動物から採取した細胞の組織層を意味していてよいが、決してこれに限定されない。好ましい態様では、生体膜は羊膜である。別の例示的な態様では、生体膜は、哺乳動物、例えば、ウシブタヒツジ等、の羊膜から採取されてよい。別の好ましい態様では、生体膜は、例えば、分娩後に、ヒト妊婦から採取されてよい。

0047

「細胞増殖」に関しては、細胞分裂又は細胞増殖等の工程を意味していてよいが、決してこれに限定されない。

0048

「電磁エネルギー」に関しては、電磁放射などを意味していてよいが、決してこれに限定されない。例えば、電磁放射は、電磁スペクトル可視領域又は部分、又はスペクトル紫外及び赤外領域内の波長を有する光を包含できる。

0049

「内腔解剖学的構造」に関しては、例えば血管又はその他の解剖学的導管の内腔表面上に見出される構造を意味していてよいが、決してこれに限定されない。

0050

「内腔表面」に関しては、内表面を意味していてよいが、決してこれに限定されない。内腔は内部空間又は空洞、例えば血管の内部である。血管の内腔表面は血液に面しいる側面である。例えば、上皮細胞の内腔(又は尖端)側面は上皮を覆う管の内腔と通じている側面である。

0051

「光感作性物質」に関しては、光活性化によって生物学的作用を生じる化学物質又は光活性化によって生物学的作用を生じる化合物の生物学的前駆物質などを意味していてよいが、決してこれに限定されない。例示的な光感作性物質は、電磁エネルギーを吸収するようなものでよい。例示的な光感作性物質は、これに限定されないが、ローズベンガルリボフラビン−5−リン酸塩、及びメチレンブルーを包含できる。

0052

「光活性化可能膜デバイス」に関しては、光を活性化できる膜を意味していてよいが、決してこれに限定されない。光活性化は、化合物、例えば、光感作性物質によってエネルギーが吸収され、それによって化合物を「励起」し、次いでエネルギーをエネルギーの別の形態、好ましくは化学エネルギーに変換することが可能になる工程を説明するために用いてよい。

0053

「薄皮膜線維粥腫(TCFA)」に関しては、動脈硬化性プラークなどの1つのタイプを意味していてよいが、決してこれに限定されない。TCFAは壊死残屑を含む脂質が多い領域を覆っている薄い繊維又はコラーゲン含有キャップを含有している。

0054

(例示的な光活性化及び光感作性物質)
本明細書記載の、光活性化は、例えば、それによって電磁放射の形態にあるエネルギーが、化合物、例えば光感作性物質によって吸収され、それによって化合物を「励起」し、次いでエネルギーをエネルギーの別の形態、好ましくは化学エネルギーに変換することが可能になる、工程を説明するために用いられてよい。
電磁放射は、エネルギー、例えば、電磁スペクトルの可視領域又は部分、又はスペクトルの紫外及び赤外領域内の波長を有する光を包含できる。
化学エネルギーは、反応種、例えば、反応性酸素種、例えば一重項酸素スーパーオキシドアニオンヒドロキシルラジカル、光感作性物質の励起状態、光感作性物質フリーラジカル又は基質フリーラジカル種の形態でありうる。

0055

本明細書に記載されている例示的な光活性化工程は、吸収されたエネルギーの熱エネルギーへのごく僅かな移動を含むことができる。好ましくは、光活性化は、例えば、照射中の組織を観察するイメージング温度カメラによって測定して、3℃未満の温度上昇、より好ましくは2℃未満の上昇そしてさらにより好ましくは1℃未満の温度上昇を伴って起こる。このカメラを、最初の色素沈着領域、例えば創傷部、又は色素が拡散する創傷部に直近の部分に焦点を合わせることができる。
本明細書で用いられる、「光感作性物質」は、光活性化によって生物学的作用を生じる化学物質又は光活性化によって生物学的作用を生じる化合物の生物学的前駆物質である。例示的な光感作性物質は、光のような、電磁エネルギーを吸収するようなものであってよい。

0056

学説に結びつけるつもりはないが、光感作性物質は励起された光感作性物質、又は組織、例えばコラーゲン組織相互作用して結合、例えば、共有結合又は架橋を形成する派生種を生成することによって作用できる。ある特定の例示的な光感作性物質は通常、光吸収及び光活性化が可能な多重共役環を含有している化学構造を有している。多数の光感作性物質が当業者に公知であって、一般に多種の光感作性色素及び生体分子を包含している。

0057

光感作性化合物の例は、これに限定されないが、キサンテン類、例えば、ローズベンガル及びエリスロシン;フラビン類、例えばリボフラビン;チアジン類、例えば、メチレンブルー;ポルフィリン類及び拡張ポリフィリン類、例えば、プロトポルフィリンIからプロトポルフィリンIX、コプロポルフィリンウロポルフィリンメソポルフィリンヘマトポルフィリン及びサフィリン;クロロフィル類、例えば、バクテリオクロロフィルA及びそれらの光感作性誘導体を包含できる。
本明細書に記載されているような本発明の方法によれば、例示的な光感作性物質は、光に曝すと反応性中間体を生成することができ、実質量の熱エネルギーを放出しない光化学反応を引き起こすことが可能な化合物である。幾つかの例示的な光感作性物質は、ローズベンガル(RB);リボフラビン−5−リン酸塩(R−5−P);メチレンブルー(MB)及びN−ヒドロキシピリジン−2−(1H)−チオン(N−HTP)を包含する。

0058

ある特定の実施態様では、光感作性物質、例えば、RB、R−5−P、MB、又はN−HTPを生体適合性緩衝液又は溶液、例えば、食塩溶液に溶解して、約0.1mM〜10mM、好ましくは約0.5mM〜5mM、より好ましくは約1mM〜3mMの濃度で用いることができる。

0059

光感作性物質を、本明細書に記載されているようなPAMデバイスによって、内腔表面に投与することができる。PAMデバイスはあらゆる方法を用いて送達され、RBは以下の例示的な方法を用いて投与できる。
1.位置決めの前にRBでステントの外部表面をプレコーティングする。
2.(a)スプレー、(b)塗布器スポンジ綿棒、その他)、(c)血管をRB溶液で満たして、60秒後に除去するという方法でRBを内腔表面に塗布する。

0060

例示的なデバイスは挿入可能であるか、又は例示的なデバイスは移植可能である。

0061

電磁放射、例えば、光を適切な波長、エネルギー、及び時間で組織に照射して、光感作性物質が、組織内のアミノ酸構造に影響を及ぼす、例えば組織タンパク質を架橋する反応をするようにして、組織シールを作成することができる。光の波長を光感作性物質の吸収に対応させるか又は包含して、光感作性物質と接触している組織の領域に到達する、例えば光感作性物質を投与する領域内を透過するように、光の波長を選択することができる。光感作性物質の光活性化を達成するのに必要な電磁放射、例えば光は、約350nm〜約800nm、好ましくは約400〜700nmの波長を有していてよく、可視、赤外又は近紫外スペクトル内であってよい。このエネルギーを、約0.5〜5W/cm2の、好ましくは1〜3W/cm2の照射照度で送達することができる。照射の時間は、組織の1つ又はそれ以上のタンパク質、例えば組織コラーゲンの架橋を可能にするのに十分なものでよい。例えば、角膜組織では、照射の時間は約30秒〜30分、好ましくは約1〜5分でよい。光が散乱層を透過して創傷部に到達しなければならない組織、例えば皮膚又はでは、照射の時間は実質的により長くてよい。例えば、必要な用量を皮膚又は腱の創傷部に送達する照射の時間は少なくとも1分〜2時間の間、好ましくは30分〜1時間の間でよい。

0062

適切な電磁エネルギー源は、これに限定されないが、市販のレーザランプ発光ダイオード、又はその他の電磁放射源を包含できる。光照射は単色レーザビーム、例えば、アルゴンレーザビーム又はダイオード励起の固体レーザビームの形態で供給できる。光ファイバーデバイスによって、光を非外表面組織へ供給することもできる。例えば、光ファイバーを小口径の皮下注射針又は関節鏡を通して光を供給することができる。光ファイバー又はカニューレで挿入される導波管を用いる経皮器具によって、光を送達することもできる。

0063

ネルぎー源の選択は通常、本方法で用いられる光感作性物質の選択と組み合わせてなされてもよい。例えば、アルゴンレーザはRB又はR−5−Pの使用に適しているエネルギー源である、何故なら、これらの色素が、アルゴンレーザが放射する放射線の波長に対応する波長で最適に励起されるからである。

0064

レーザと光感作性物質のその他の適切な組合わせは当業者に公知である。波長可変色素レーザーも本明細書に記載の方法で用いることができる。

0065

(生体膜)
本発明によるPAMデバイスの例示的な実施態様は、生体膜を包含している。本明細書に記載されている本発明の例示的な実施態様の方法及びデバイスにおいて用いられる生体膜は、何れかの哺乳動物から得るれる。例えば、ある特定の例示的な実施態様では、生体膜を哺乳動物、例えば、ウシ、ブタ、ヒツジ等の羊膜から得ることができる。別の例示的な実施態様では、生体膜を、例えば、分娩後に、ヒト妊婦から得ることができる。

0066

羊膜は胎膜を形成している三層の半透明内層であって、胎児外胚葉から派生する。羊膜は羊水ホメオスタシスに寄与する。成熟時点では、羊膜は基底膜上の上皮細胞から成り、これは次々に、フィラメント状鎖によって薄結合組織膜又は間葉層に接続される。

0067

本発明の例示的な実施態様で用いることができる単離された羊膜は、市販供給源から、例えば、OKTO OphthoからのAmbioDry and AmbioDry2 及びBio-TissueからのAMNIOGRAFTのような供給会社からのものを入手することができる。あるいは、羊膜は遺伝子組み換え型、又は天然素材滅菌したものであってよい。羊膜組織は分娩後に入手し、次いで当該技術分野で公知の様々な方法(例えば、グリセロール凍結乾燥グルタールアルデヒド、等)によって保存することができる。さらに、非−ヒト由来の羊膜を用いることができる。

0068

本発明の例示的な実施態様の膜は、例えば、厚さが10μm、15μm、20μm、25μm、30μm、35μm又はそれ以上の間である。ある特定の例示的実施態様では、膜は厚さが20μmで、そして羊膜である。

0069

(膜デバイス)
これまでの研究は、膜、特に光活性化可能膜(PAM)の物理学的性質構成タンパク質光架橋することによって変えることができることを示している。例えば、一例では、PAMの細片にローズベンガルを塗布し、棒の周りを3〜4層で包み、照射して棒を除去して、管を作成した(New England Society of Plastic and Reconstructive Surgeons. New Castle, NH. June 2-4, 2006.; Photochemical sealing improves outcome following peripheral neuropathapy. O'Neill AC*, BujoldKE, Randolph MA, KochevarIE, Redmond RW, Winograd JM.)これはその全てを参照して本明細書に取り込まれている。これまでの研究は、ヒト羊膜の扁平層が一緒に光架橋できることも示している(未公表)、その全てを参照して本明細書に取り込まれている。

0070

更に、本発明の例示的実施態様の羊膜を、その堅さを変えるために修正することができる。例えば、生体適合性デバイスとしての増大した剛性を有する羊膜は、国際特許出願公開第WO06002128号公報(その全てを参照して本明細書に取り込まれている)に記載されている。

0071

適用すべき構造のトポロジーに一致及び/又は修正するために、配置前、配置中又は配置後に膜デバイスを形成することができる。従って、ある特定の実施態様では、PAMデバイスは内腔解剖学的構造の形状を修正するように設計される。

0072

このような例の1つでは、膜デバイスを膜のシート、例えば、羊膜のシートに形成できる。この形状は内腔解剖学的構造の一部分に安定性をもたらす用途に望ましくてよい。

0073

ある特定の別の例では、内腔解剖学的構造に付着する腔内被覆デバイスが、当該内腔解剖学的構造の開存性を少なくとも部分的に保持する方法で、解剖学的構造を少なくとも部分的に被覆することができる。

0074

別の例では、膜、好ましくは例示的なPAMを、内腔解剖学的構造に、配置後に当該構造内を移動しないように付着する。別の好ましい例では、膜、好ましくはPAMを内腔解剖学的構造に、当該内腔解剖学的構造少なくとも安定化する方法で、付着することができる。

0075

膜、例えば、内腔解剖学的構造に付着する例示的なPAMが当該構造を損傷しないことが好ましい。

0076

その他の例では、解剖学的構造の欠陥を修復するためにこのトポロジーを用いることができる。ある特定の場合においては、本発明の膜を、解剖学的構造の一部のみを治療、修復又は被覆するために用いて、解剖学構造の別の部分はそのままにしておく。例えば、修正を利用する内腔解剖学的構造の一部のみを被覆し、その間内腔解剖学的構造の残りの部分をそのままにしておく。この一例は、被覆、又は腔内ステントのようなステントでよい。このようなステント又は被覆は、例えば、それが被覆している構造(例えば、内腔解剖学的構造)の機械的な安定性を与える、被覆として作用する、又は少なくとも部分的な開存性を保持することができる。このステント又は被覆は、ある特定の例では、内腔解剖学的構造の機械的な安定性を与える、被覆として作用する、又は少なくとも部分的な開存性を保持する、サイズ変更可能なステント又は被覆でありうる。この例示的な方法では、ステント又は被覆の直径を所定のサイズに適合させる必要がなく、そして膜の重複領域がデバイスの配置による緩みを補う。

0077

本発明の別の例示的な実施態様では、異なった生物学的機能又は能力を増強又は可能にする多数の異なったデバイスパターンが記載されている。

0078

生体膜を、ある特定の例示的な形状になるように適合できる。例えば、生体膜を円筒、平面、目的の組織の輪郭に予備成形されたか、又は最良臨床治療をもたらす望ましい輪郭に予備成形された何れかの形状に適合させることができる。ある特定の好ましい例では、円筒がステント又は被覆として用いられる。

0079

別の例では、生体膜の端部が先細になっていて、ある特定の好ましい実施態様では、突起を含んでいてよい。突起は羊膜、金属支柱、ニチノール支柱、プラスチック支柱、又はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テフロン(登録商標)、プラスチック、ゴム、ニチノール又は生分解性複合材料などのような複合材料を含有している。

0080

生体膜は孔で構成されていてもよい。生体膜は1、2、3、5、10、20、50、100、150、200、300、500個又はそれ以上の孔又は異なった数の孔を有するように構成されていてよい。膜の孔は何れの配置であってもよく、そしてこれに限定されないが、血液、胆汁、又はリンパ液のような腔内組織の通過を可能にするように構成することができる。孔の例示的な最小直径は、赤血球及び白血球の通過を可能にするために、10、20、30、40、50、75、100、200、400、500、600、750μmの間であってよいが、別の直径も考えられて、これは本発明の範囲内である。孔の例示的なパターンを、内皮又は上皮細胞又は別の細胞の膜デバイスを通過する遊走を可能にするように構成することができる。

0081

孔及びそれに挟まれたスペースは、膜デバイスに更なる機械的安定性を与えるように構成することができる。例えば、膜デバイスの端部を、内皮又は上皮細胞の遊走を更に有意に改善するように先細にすることができる。

0082

従って、内腔解剖学的構造に付着する例示的な膜デバイスが、当該解剖学的構造の再内皮化又は再上皮化を促進することが本発明の1つの目的である。それにより、このような例示的な膜デバイスを、例示的な光活性可能膜(PAM)デバイスの配置を受けて、内腔解剖学的構造の内皮又は上皮細胞が遊走してステントを覆うことができるように構成することができる。例示的PMAの厚さ、孔又は開口部の数及び大きさを調節して、そして当該再内皮化又は再上皮化を促進する別の医薬品をPAMデバイスに塗布することによって、この治癒過程の促進を、容易にすることができる。

0083

ある特定の実施態様では、例示的な膜デバイスは、膜デバイスを実質的により厚くして、そして/又はよりこれに機械的安定性をもたらすように構成されている膜の層、例えば羊膜より成っている。本発明の例示的な実施態様の膜、例えば、光活性化可能膜(PAM)は形状又は構造を変えるように修正することができる。例えば、1つ又はそれ以上の層、例えば、2、3、5、10、20、30、50層又はそれ以上の膜シートから成るようにできる。ある特定の例では、これらのシートを、電磁放射によって、互いに接着することができる。

0084

ある例示的な実施態様では、光活性化可能色素から成る羊膜の層に電磁放射を適用する手段によって層を互いに接着することができる。

0085

(方法の例示的な実施態様)
本明細書に記載の方法の例示的実施態様は、インビトロ実験室的な適用、エクスビボでの組織処理を含む、各種の適用において使用するのに好適でありえるが、生体、例えば、ヒトに対するインビボ処置に一層、そして内腔解剖学的構造を修復するのに一層好適でありえる。

0086

本明細書に記載されている例示的な方法は、光感作性物質及び電磁エネルギーを用いて生体膜を内腔解剖学的構造に接着するために有用である。本明細書に記載されている例示的な方法は、内腔解剖学的構造を安定化して、動脈硬化性プラークを治療又は予防するためにも有用である。

0087

本明細書に記載されている例示的な方法は、例えば、組織を結合するために用いることができる。組織結合は、例えば創傷後、又は施術後、又は病気又は病的事象を阻止するための予防対策の一部として、解剖学的な部位を接着するために用いられる。一例においては、例えば、例示的なPAM組織結合技術/処置はニューロラフィー(neurorraphy)部位を接着するために既に用いられている(Photochemical Sealing Improves Outcome Followong Peripheral Neurorraphy. A.C.O'Neill, M.A. Randolph, K.E. Bujold, I.E. Kochevar, R.W. Redmond, J.M. Winograd submitted to Experimental Neurology)(全てを参照して本明細書に取り込まれている)。この例では、ローズベンガルで染色したPAMを修復部位(ラット坐骨神経)に巻き付けて、周波数2倍化Nd/YAGレーザを用いて、30J/cm2(各則に)532nm(放射照度=0.5W/cm2)に露光した。例えば、PAMは更に急速に声帯(上皮、固有層及び筋層)に結合できる(未公表、全てを参照して本明細書に取り込まれている)。この例では、PAMの角膜(上皮層がない)への結合に、100J/cm2のエネルギー密度通常用いられている。PAMは真皮表皮及び気管粘膜下層にも結合している。

0088

本発明の例示的実施態様は、生体膜を内腔解剖学的構造に接着する例示的な方法を記載している。例示的な方法は、生体膜を光感作性物質と接触させること、及び生体膜−光感作性物質複合体を目的の内腔解剖学的構造に配置すること、及び次いで電磁エネルギーを加えること、及びそれによって生体膜に内腔解剖学的構造を接着させることを含有している。

0089

本発明による方法の別の例示的な実施態様は、内腔解剖学的構造を安定化するために提供することができる。この例示的な方法は、生体膜を光感作性物質と接触させること、及び次いで生体膜を安定化を必要としている内腔解剖学的構造に配置すること、組織を結合するのに有効な手段で生体膜−光感作性物質複合体に電磁エネルギーを加えること、及びそれによって内腔解剖学的構造を安定化することを含有している。

0090

本明細書に記載されているような本発明の更に別の例示的実施態様は、動脈硬化性プラークを治療又は予防する例示的な方法を提供することができる。この例示的な方法は、動脈硬化性プラークを確認すること、生体膜を光感作性物質と接触させること、生体膜を動脈硬化性プラークに配置すること、組織を結合するのに有効な手段で生体膜−光感作性物質複合体に電磁エネルギーを加えること、及びそれによって動脈硬化性プラークを治療又は予防することを含有している。

0091

本発明の更に別の例示的実施態様によれば、目的の内腔解剖学的構造において細胞増殖及び遊走の1つ又はそれ以上を促進する方法を提供することができる。この例示的な方法は、生体膜を光感作性物質と接触させること、生体膜−光感作性物質複合体を目的の内腔解剖学的構造に配置すること、及び電磁エネルギーを加えること、そしてそれによって目的の内腔解剖学的構造内の細胞増殖及び遊走を促進することを含有できる。

0092

(例示的なキット)
本発明の例示的実施態様は、本明細書に記載されているような例示的な方法に従う光化学的組織結合に用いるためのキットも提供できる。このような例示的なキットは、実験室的及び臨床的適用に用いることができる。このようなキットは、本明細書に記載されているようなPAM、光感作性物質、例えば、本明細書に記載されているような光感作性物質、及び生体膜を内腔解剖学的構造に接着するための、内腔解剖学的構造を安定化するための、動脈硬化性プラークを治療又は予防するための、又は本明細書に記載のような目的の内腔解剖学的構造内の細胞増殖及び遊走の1つ又はそれ以上を促進するための使用説明書を包含している。例示的なキットは、保管のための容器、例えば、光感作性物質の保管のための光遮断及び/又は冷蔵容器を包含することができる。キットに包含されている光感作性物質を、多種の形態、例えば、粉末で、凍結乾燥して、結晶又は液体の形態で提供することができる。
例示的なキットは、使用のための説明書を包含することができる。

0093

当然のことながら、本発明の例示的な実施態様はここに記載される実施例に限定されると解釈されるべきではなく、むしろ、本発明の例示的な実施態様は、本明細書で提供されている何れの及び全ての適用及び当業者の知識内の全ての変法を含んでいると解釈されるべきである。

0094

実施例1:光活性化可能生体膜(PAM)デバイス
図1は例示的なPAMデバイスのごく一部を表している。この例示的なPAMデバイスは羊膜のような、生体膜(100)を含有していて、これはウシ、ブタ、ヒツジ等のような動物の羊膜から得られるか、又は1つの例示的な実施態様では、分娩後のヒト妊婦から得られる。生体膜は合成化学の手段によって構築される。好ましい実施態様では、生体膜は上皮表面、基底膜、及び結合組織層を含有している。
ある特定の実施例では、好ましくは羊膜であってよい、生体膜は光活性化可能色素(120)でその全体を被覆されているか又はこれを含んでいる。ある特定の好ましい実施態様では、色素がローズベンガルである。あるいは、リボフラビン−5−リン酸塩及びメチレンブルーを含む、その他の光活性化可能色素を用いることができる。光活性化可能色素であるローズベンガル、リボフラビン−5−リン酸塩及びメチレンブルーは一般に、それぞれ約532nm(ローズベンガル)、488nm(リボフラビン−5−リン酸塩)及び660nm(メチレンブルー)に波長中心がある電磁放射を用いて活性化される。

0095

例示的なPAMデバイスは、内腔解剖学的構造(105)の腔内に位置付けることができる。実質的に最も高い濃度の光活性化可能色素(120)密度を含有している側面を、内腔解剖学的構造(130)の内腔表面に直接隣接させて、接触させて、ごく接近又は接触させて、若しくはある特定の実施例では1μm未満以内に、位置付けることができる。一例示的実施態様では、内腔解剖学的構造の内腔表面は実質的に湿気及び汚染から保護されている。別の例示的な実施態様では、生体膜の結合組織又は基底膜の部分を、内腔解剖学的構造(130)の上皮又は内皮表面に直接隣接させて、接触させて、又はごく接近又は接触させて位置付けることができる。別の実施例では、光活性化可能色素(120)を生体膜の基底膜又は結合組織の部分の上に特異的に位置付けることができる。

0096

例示的なPAMデバイスが適用される内腔解剖学的構造を、必ずしもそうではないが、PAMデバイスを適用する前に改変することができる。一例示的実施態様では、内腔解剖学的構造をPAMデバイスを適用する前に改変しない。別の実施例では、生体膜を内腔解剖学的構造に結合する前に、内腔解剖学的構造(130)の上皮又は内皮細胞を除去する。更に別の例示的実施態様では、例示的なPAMデバイス配置デバイスによって、剥離(140)を含む幾つかの形態に内腔解剖学的構造を前処置して、内腔解剖学的構造の内腔表面に対するPAMデバイスの親和性特性を変えることができる。

0097

実施例2:例示的PAMデバイスの構成
図2は異なった例示的PAMデバイス構造の略図である。これらの例示的な構造は、内腔解剖学的構造のトポロジーに適合させるそして/又はこれを修正するために配置前、配置中、又は配置後に形成されたPAMデバイスの異なったトポロジーから成っていてもよい。
図2aは、PAMのシート(200)を含有している例示的なPAMデバイスの構造を表している。一例示的実施態様におけるこの構造は、内腔解剖学的構造の一部分に安定性を与えるために適し得る。別の実施態様では、このトポロジーを内腔解剖学的構造の少なくとも一部分の欠陥を修復するために用いることがでできる。更に別の例示的実施態様では、この構造を、内腔解剖学的構造の残りの部分をそのままにしつつ、修正を必要としている内腔解剖学的構造の部分のみを処理、修復、又は被覆するために用いることができる。

0098

図2bは、その他の例示的PAMデバイス構造を表していて、それによりPAMデバイスを円筒(210)にできる。一例示的実施態様では、この構造は、当該内腔解剖学的構造に少なくとも機械的な安定性を与え、これを被覆して、又は少なくとも部分的な開存性を保持する、管腔内ステント又は被覆としての機能を果たす。
図2cは、更なる例示的なPAMデバイス構造を示し、それによりPAMデバイスを重なった円筒(220)にすることができる。この好ましい実施態様では、PAMデバイスは、当該内腔解剖学的構造に少なくとも機械的な安定性を与え、これを被覆して、又は少なくとも部分的な開存性を保持する、サイズ変更可能なステント又は被覆としての機能を果たす。図2bとは対照的に、この図2cの例示的な実施態様は、解剖学的内腔構造の所定認識の直径にその直径を一致させるようにPAMデバイスを利用していない。PAMデバイスの重複領域(240)は、PAM配置デバイスを用いるPAMデバイスの配置による緩みを補う。

0099

図3は、異なった生物学的機能又は能力を増強する又は可能にするように構成できるPAMデバイスパターンの例示的実施態様を表す。
図3aは、そこに孔(310)を有する例示的なPAMデバイス(300)を示す。このデバイス中の孔は、どのような配列でもよく、一例示的実施態様ではそこを通る血液、胆汁、又はリンパ液のような管腔内組織の通過を可能にするように構成される。更なる例示的実施態様では、そのような孔の最小直径は、赤血球及び白血球の通過を可能にするために、10〜50umの間である。別の例示的実施態様では、孔のパターンは、内皮又は上皮細胞或は別の細胞がPAMデバイスのPAMデバイス内を通って遊走することを実質的に可能にするように構成される。更に別の例示的実施態様では、孔及びその間のスペースを、PAMデバイスに更なる機械的安定性を与えるように更に構成することができる。
図3bは、PAMデバイス(320)の例示的実施態様の断面を示し、そこではPAMデバイスの端部が、内皮及び外皮細胞の遊走を更に有意に改善するように先細(330)になっている。
図3cは、PAMデバイス(340)の更に別の例示的実施態様を表して、そこではPAMデバイス構造は、PAMデバイスを実質的により厚く及び/又はこれにより高い機械的安定性をもたらすように構成されている、羊膜の層(350)から成っている。一例示的実施態様では、光活性化可能色素から成る羊膜の層に電磁放射を加えることによりこの膜を互いに接着することができる。

0100

内腔解剖学的構造内に配置する前又は後の何れかに更に電磁放射を加えることによって、例示的なPAMデバイスの機械的特性を修正することができる。PAMデバイス配置デバイス上に生体膜を載せる前、或は当該配置デバイス中に載せた後の更なる電磁放射の適用は、例示的実施態様では、PAMデバイスをより堅くして、内腔解剖学的構造の開存性を保持するための機械的特性をもたらす。また、別の例示的実施態様では、PAMデバイスを内腔解剖学的構造に結合させた後に更に電磁放射を加えることができ、そして、同様の方法で、当該PAMデバイスに更なる機械的安定性を提供することができる。更に別の実施態様では、更なる電磁放射を、内腔解剖学的構造内にPAMデバイスを配置する前及びその後の両方に加えることができる。

0101

実施例3:PAMデバイスに対する内腔表面の修正
例示的PAMデバイスの一態様は、それを配置したときに、それが内腔解剖学的構造の内腔表面の内部を、横切って、又は沿って更に移動することが阻止又は制限されることである。ある程度は、移動は光活性化可能色素の接着特性によって制止されている。内腔解剖学的構造の内腔表面に対するPAMデバイスの接着特性を、内腔表面の修正によって更に増強することができる。

0102

一例示的実施態様では、内腔解剖学的構造(140)の内腔表面の上皮又は内皮細胞層を部分的に廃棄又は削り取ることの少なくとも1つによって達成される。別の例示的実施態様では、PAMデバイスの固着特性を増強する方法は、PAMデバイスの端部が内腔解剖学的構造に更に接着するようにPAMデバイスを更に増強することを含んでいる。一例示的実施態様では、このさらなる接着方法及び/又は配置は、配置中に内腔解剖学的構造(420)中に埋め込まれる更なる突起(410)を含有できるように、PAMデバイス(400)をパターン化することを含有している。PAMデバイスの更なる突起は、羊膜、金属又はニチノールの支柱、又はその他のプラスチックを含有する支柱、複合材料などの追加部分を含有していてもよい。

0103

実施例4:PAMデバイスの修正−被覆及び付加分子
PAMデバイス(500)の羊膜及び光活性化可能色素に加えて、例示的なPAMデバイスは、被覆されているか、又は配置に続いて例示的な生物学的機能又は特性を達成するのに好ましい性質をPAMデバイスにもたらす、付加分子(510)を含有していてもよい。一例示的実施態様では、PAMデバイスは、被覆されているか、又はこれに限定されないが、グリコプロテインIIb/IIIa阻害剤アスピリン又はそのCOX阻害剤類縁体ヘパリンクマディン、又はその凝固カスケード阻害するその他の生体分子のような、抗凝固分子がその中に含有されていてもよい。別の例示的実施態様では、上皮又は内皮細胞の遊走を増進する分子を当該PAMデバイスの表面又はその中に組み込むように、PAMデバイスを修正することができる。表面遊走増進分子は、これに限定されないが、インテグリンセレクチンカドヘリンアルギニン−グリシン−アスパラギン酸(RGD)ペプチド、及びアルブミンを包含する。

0104

追加の走化性分子をPAMデバイスの中に組み込むことができる。別の例示的実施態様では、過度に侵攻性又は激しい治癒反応を阻止するように設計された分子を追加することができ、これは、これに限定されないが、ラパマイシントブラマイシン等のような免疫抑制剤、パクリタキセル等のような抗増殖剤5−フルオロウラシル等のような化学療法剤及びHMGCoA還元酵素阻害剤などを包含する。更に別の好ましい実施態様では、実質的に治癒過程を生じさせる分子を更に含有するように構成されていて、これは、TGF−b、血小板由来成長因子(PDGF)、繊維芽細胞増殖因子(FGF)などを包含する。これらの及びこれに関して記述されているその他の分子を、PAMデバイスの表面修正によって、及び当該PAMデバイスの表面修正部への当該分子の化学結合によって、PAMデバイスに取り付けることができる。また、分子に対する抗体を、共有結合によって表面修正部に取り付けることができる。更に別の例示的実施態様では、当該分子の存在下で例示的なPAMデバイスに光化学反応を行うことによって、当該分子がPAMデバイス中に取り込まれる。

0105

実施例5:例示的なPAMシステム
図6は、PAMシステムの例示的実施態様の概略図を表し、これはPAMシステムコンソール(600)、カテーテル又は内視鏡のようなプローブを含有しているPAMデバイス配置デバイス(610)、及びPAMデバイスそのもの(620)を組み込んでいる。一例示的実施態様では、PAMシステムはPAMデバイス配置デバイスに連結している電磁放射源(630)を含有している。電磁放射源(630)は、PAMデバイスが内腔解剖学的構造の中に又は内腔表面に接近して置かれたときに、当該光活性化可能色素を活性化する電磁放射にPAMデバイスを曝露することを電磁放射が可能なように、オペレータによって制御される。別の例示的実施態様では、電磁放射は、結合分岐点(640)を介して、PAMデバイスの配置デバイス(610)内に存在している光ファイバー装置(650)でPAMデバイス設置デバイスに結合している。更なる一例示的実施態様では、電磁放射結合分岐点(640)は、光コネクタから成っている。光ファイバー装置(650)は電磁放射を(610)の遠位末端に送達して、(620)が電磁放射で照射されるような方法で終結する。

0106

図7は、PAMデバイス配置デバイス(700)末端部の例示的実施態様の拡大図を表す。この例示的実施態様では、光ファイバー装置(705)を、さや(sheath)(710)で包むことができる。このさやは、(700)が内腔解剖学的構造内の目的領域に進む間、(710)の中に収容されている、バルーン配置デバイス(720)を更に収容する。バルーン配置デバイスのバルーンは、バルーンが膨らんだときに、PAMデバイスが内腔解剖学的構造の内腔表面に実質的に近づいて位置するように、例示的なPAMデバイスに関連して構成されてよい。1つの好ましい実施態様では、このバルーン配置デバイスの位置決めは、さや(710)に存在する放射線不透過性マーカー(730)の使用によって達成される。バルーン配置デバイスが所定の目的位置にあるときは、外側のさや(710)を引っ込めて、バルーン配置デバイス(760)を内腔解剖学的構造(770)の内腔内に露呈する。更なる例示的実施態様では、PAMデバイス配置デバイスを、経皮経管的経路に続いて冠動脈に挿入するためにカテーテル形態にすることができる。カテーテルは、食塩水洗浄のための供給、ガイドワイヤー供給による挿入、又はガイドワイヤー供給の迅速な交換の少なくとも1つを含むことができる。

0107

例示的なPAMデバイスを、バルーンが収縮したときにPAMデバイスが内腔解剖学的構造の内腔表面にごく接近して配置されるような方法で、バルーン配置デバイスに取り付けることができる(例えば、図7cを参照されたい)。別の例示的実施態様では、バルーン配置デバイスのバルーンは、適合するそして又は弾力性のある機械的特性を有しているソフトバルーンであって、低い圧力で収縮できる。バルーンは手動で又は自動的に空気又は食塩水を投入して膨張させることができる。別の例示的実施態様では、圧力センサー光学センサー、又はその他のセンサーをPAMデバイス配置デバイスに組み入れて、バルーン配置デバイスが目的の領域に位置していること、又はバルーンに付着しているPAMデバイスが内腔解剖学的構造の内腔表面にごく接近していることを感知できる。バルーン配置デバイスは次いで、膨張してPAMデバイスを内腔解剖学的構造の内腔表面にごく近づけて位置付けることができる。

0108

図8は、例示的なPAMデバイス配置デバイスに存在する末端光学の異なった例示的実施態様の略図を表している。例示的なデバイスを、光ファイバー構造(800)からバルーン配置デバイスを介してPAMデバイスそのものへ電磁波を送達するために操作可能に構成することができる。光学構造は、導波管又は複数の導波管、好ましくはさや内に存在する1つ又はそれ以上の光ファイバーを含有していて、プローブのほぼ遠位末端からPAMデバイス(805)へ電磁放射を送達するように構成されている。同じ導波管、複数の導波管又は更なる光ファイバー構造は、PAMデバイスから送られる光を受信できる。

0109

電磁放射は、、少なくとも1つの偏光器プリズム角度付けされたファイバーフェース(angled fiber face)、回折格子など)(810)を含有している及び更に当該電磁放射をPAMデバイスの少なくとも一部に焦点を合わせるレンズ装置(820)を含んでいてもよい、遠位光学構成要素(810、820)によってPAMデバイスに方向付けされている。一実施態様では、例えば、図8aで示されているように、放射(830)をPAMデバイスの少なくとも1つの特定領域に向けることができ、一方別の実施態様(図8b)では、電磁放射(850)を広く拡散してPAMデバイスの大部分をカバーするように構成する。例示的実施態様による拡散装置は、拡散器アクシコン(axicon)、又はPAMデバイス及び内腔解剖学的構造の内腔表面の大部分に広がって電磁放射を拡散するためのその他の拡散光機器のような、拡散装置(840)を包含する。別の例示的実施態様では、光退色を検出して、PAMデバイスから反射、吸収、又は放出された光の少なくとも1つを送受信することによって光活性化が完了したことを確認するために用いることができる光検出装置を更に備えることができる。

0110

内腔解剖学的構造の内腔が狭窄、閉塞、あるいは少なくとも部分的に閉鎖されていて、腔内デバイスの少なくとも1つの目的が内腔解剖学的構造の開存性の保持であるときは、PAMデバイスを、従来の地金又は薬剤溶出ステントのような別の機械的デバイスと結合するか又は組み込むように構成することが更に有利であってよい。
図10は、ステント(1000)と結合しているPAMデバイス(1010)を含んでいる、例示的実施態様を表している。PAMデバイスは、ステントを包含するか、又はステントと物理的に結合しているか又はこれと結びついていてもよい。別の実施態様では、PAMデバイスを、ステントの部分に対してのみ、ステントと結合又は結びつけてよい。PAMデバイスは、ステントとステントの内腔側(1020)又はステントの組織側(1030)のうちの少なくとも1方で結びついていてよい。

0111

PAMデバイスをステントの内腔側に位置付けて、再上皮化又は再内皮化を促進することができる。PAMデバイスは、内皮化を促進する孔を含有することができる。更に別の実施態様では、孔をステントパターンに対応させることができる。PAMデバイスとステントを同じバルーン膨張機構を用いて同時に又は連続して配置することができる;例えば、一実施態様では、ステントを配置し、引き続いてPAMデバイスを配置する;別の実施態様では、PAMデバイスを配置し、引き続いてステントを配置する。別の実施態様のように、PAMデバイスの配置に続いて、PAMデバイスに電磁放射を加えて、PAMデバイス内腔解剖学的構造の内腔面に貼付する。本発明の更なる実施態様では、ステントがPAMデバイスを内腔解剖学的構造に貼付して、電磁放射を行わない。

0112

実施例6:例示的なPAMデバイスの配置
図9は、例示的なPAMデバイスを冠動脈内に配置する方法の例示的実施態様について説明しているフローチャートを表している。処理手続き(900)から開始して、カテーテルデバイスを動脈内の標的部位内に位置付けることができる;処理(910)。例示的実施態様では、標準的な経皮的処置を用いてカテーテルデバイスをガイドワイヤーにより位置付けることができる。放射線不透過性マーカーの血管造影局在性標的病変内にあるか否かを確認する質問する;処理(920)。答えがNOなら、再配置を繰り返す。答えがYESなら、さやを逆に戻して、バルーン配置デバイスを動脈の内腔に露呈する:処理(930)。処理(940)でバルーンを膨張させると、恐らくPAMデバイスが冠動脈の内腔表面に実質的に接近して位置付けられる。次いで、PAMデバイス及び動脈に電磁放射を行うことができる;処理(950)。受信光学装置からのフィードバックを、PAMデバイスが実質的に活性化されたことを確認するために用いることができる;処理(960)。そのような実質的な活性化が起こらなかったら、PAMデバイスを電磁放射に曝露し続けることができる。そうでなければ、例示的な処置は完了し;処理(970)、バルーンを収縮できる;処理(980)。さやをバルーンを覆うために延伸することができる;処理(990)。次いで、例示的なPAMデバイス配置デバイスを動脈から引き抜くことができて、処置を完了させることができる;処理(995)。

0113

実施例7:生体膜の内皮表面への例示的な結合
別の例示的実施態様に従って、生体膜を切開した動脈の内皮表面に結合することができる。新たに採取したブタ頸動脈を縦方向に切り開いて、例えば6〜8mmの長さに切ることができる。勿論、別の長さでも使用できる。動脈長を平面を保持することの補強となる紙に載せる。表面を拭って乾燥する。ヒト羊膜の1片、ある特定の例では、ヒト羊膜の〜4×4mm片(ニトロセルロース裏紙上の)の結合組織表面を光感作性物質で染色することができる。ある特定の例示的実施態様では、ローズベンガル(RB)の光感作性物質を用いることができる。しかしながら、本発明の例示的実施態様が、光感作性物質をRBのみに限定しないということを、当業者は理解できるであろう。その他の光感作性物質は、これに限定されないが、例えばローズベンガル(RB)、リボフラビン−5−リン酸塩(R−5−P)、メチレンブルー(MB)、又はN−ヒドロキシピリジン−2−(1H)−チオン(N−HTP)を包含できる。好ましくは、0.1%のローズベンガル(PBS中)を用いて1分間染色を実施しして、過剰の色素は拭き取る。染色したPAMの表面を、動脈の内腔表面に接触させて電磁エネルギー源に曝露する。別の例示的実施態様では、電磁エネルギーは、例えば、30J/cm2532nm(周波数倍化Nd/YAG)である。これは優れた結合強度によるPAMの内皮表面への結合をもたらす。

0114

(参照による取り込み)
本願の全体を通して引用されている、全ての参考文献、特許、審査中の特許出願、及び公開特許の内容は、参照して明確に本明細書中に取り込まれている。

実施例

0115

(均等)
本明細書に記載されている本発明の特定の実施態様の数多くの均等物を、当業者は認識して若しくは通常の実験を用いて確認することができるであろう。このような均等物は以下のクレームに包含されることが意図されている。

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