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技術 医療器具

出願人 テルモ株式会社
発明者 小林淳一
出願日 2012年7月31日 (8年2ヶ月経過) 出願番号 2012-170483
公開日 2014年2月13日 (6年8ヶ月経過) 公開番号 2014-028073
状態 未査定
技術分野 内視鏡 手術用機器 内視鏡
主要キーワード 円板状体 圧迫状態 デンタルミラー 軟性材料 側副路 挿入方向先端 疎水性フィルター 肺呼吸
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2014年2月13日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

体表面から実質に至る筒状の医療器具が設けられた患者壁側胸膜及び臓側胸膜癒着部が、手技によっても乖離しない医療器具を提供すること。

解決手段

患者の体表面から挿入されて肺実質に至り、肺実質内の空気を脱気する医療器具1は、両端面が開口された筒状本体2と、筒状本体2の挿入方向基端に設けられ、筒状本体2の径方向外側に突出するフランジ部3と、筒状本体2の先端側の外周面に設けられ、患者に挿入されたときに、患者の臓側胸膜を体外側に付勢する第1の付勢手段4と、筒状本体2の基端に、フランジ部3の面に沿って設けられ、患者に挿入されたときに、患者の壁側胸膜を体内側に付勢する第2の付勢手段5とを備えている。

概要

背景

代表的な胸部呼吸器の疾患として、慢性閉塞性肺疾患COPD)が知られている。COPDは、慢性気管支炎及び気腫を含み、気腫では、肺組織肺胞壁が徐々に弱まり、肺胞弾性が失われ、流入した空気を呼気によって排出できなくなり、肺胞は膨張したままの状態となってしまう。
このようなCOPDの外科的治療方法として、患者の胸部の体表面からチューブを挿入し、チューブを臓側胸膜内実質に到達させ、気管支以外の側副路を通る空気を、チューブを介して補助的に脱気させる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
チューブは、胸郭の内側の壁側胸膜と、臓側胸膜との間の胸腔を貫通する。この胸腔の内圧は、大気圧よりも低く維持しなければ呼吸ができないため、貫通したチューブの回りでは、壁側胸膜及び臓側胸膜を癒着させ、胸腔内と体外との通気遮断する必要がある。

一方、低侵襲性の外科的治療方法として、胸部肋骨間に体表面から肺実質に至るチューブを設け、このチューブに内視鏡胸腔鏡を挿入して外科的治療を行う方法が知られている。
このような外科的治療を行う際の補助具として、両端面が開口した筒状本体と、筒状本体の基端フランジ状に設けられるストッパと、筒状本体の先端の外周に設けられ、肺実質内で膨張させることのできるバルーンとを備えた補助具が提案されている(例えば、特許文献2)。

そして、これらの治療方法を応用して、COPDを治療するために、体表面から肺実質に至るチューブが設けられた患者に対して、このチューブから内視鏡、胸腔鏡を挿入し、肺胞内の外科的治療を行う外科的治療方法が考えられる。

概要

体表面から肺実質に至る筒状の医療器具が設けられた患者の壁側胸膜及び臓側胸膜の癒着部が、手技によっても乖離しない医療器具を提供すること。患者の体表面から挿入されて肺実質に至り、肺実質内の空気を脱気する医療器具1は、両端面が開口された筒状本体2と、筒状本体2の挿入方向基端に設けられ、筒状本体2の径方向外側に突出するフランジ部3と、筒状本体2の先端側の外周面に設けられ、患者に挿入されたときに、患者の臓側胸膜を体外側に付勢する第1の付勢手段4と、筒状本体2の基端に、フランジ部3の面に沿って設けられ、患者に挿入されたときに、患者の壁側胸膜を体内側に付勢する第2の付勢手段5とを備えている。

目的

本発明の目的は、体表面から肺実質に至る筒状の医療器具が設けられた患者の壁側胸膜及び臓側胸膜の癒着部が、手技によっても乖離しない医療器具を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

患者体表面から挿入されて実質に至り、肺実質内の空気を脱気する医療器具であって、両端面が開口された筒状本体と、前記筒状本体の挿入方向基端に設けられ、前記筒状本体の径方向外側に突出するフランジ部と、前記筒状本体の先端側の外周面に設けられ、前記患者に挿入されたときに、前記患者の臓側胸膜を体外側に付勢する第1の付勢手段と、前記筒状本体の基端に、前記フランジ部の面に沿って設けられ、前記患者に挿入されたときに、前記患者の壁側胸膜体内側に付勢する第2の付勢手段とを備えていることを特徴とする医療器具。

請求項2

請求項1に記載の医療器具において、前記第1の付勢手段は、前記筒状本体の外周面に設けられ、流体を供給することにより膨張するバルーンであることを特徴とする医療器具。

請求項3

請求項1又は請求項2に記載の医療器具において、前記筒状本体及び前記第1の付勢手段の少なくともいずれかには、前記患者の蔵側胸膜を観察する透光部が設けられていることを特徴とする医療器具。

技術分野

0001

本発明は、患者体表面から挿入されて実質に至り、肺実質内の空気を脱気する医療器具に関する。

背景技術

0002

代表的な胸部呼吸器の疾患として、慢性閉塞性肺疾患COPD)が知られている。COPDは、慢性気管支炎及び気腫を含み、気腫では、肺組織肺胞壁が徐々に弱まり、肺胞弾性が失われ、流入した空気を呼気によって排出できなくなり、肺胞は膨張したままの状態となってしまう。
このようなCOPDの外科的治療方法として、患者の胸部の体表面からチューブを挿入し、チューブを臓側胸膜内の肺実質に到達させ、気管支以外の側副路を通る空気を、チューブを介して補助的に脱気させる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
チューブは、胸郭の内側の壁側胸膜と、臓側胸膜との間の胸腔を貫通する。この胸腔の内圧は、大気圧よりも低く維持しなければ呼吸ができないため、貫通したチューブの回りでは、壁側胸膜及び臓側胸膜を癒着させ、胸腔内と体外との通気遮断する必要がある。

0003

一方、低侵襲性の外科的治療方法として、胸部肋骨間に体表面から肺実質に至るチューブを設け、このチューブに内視鏡胸腔鏡を挿入して外科的治療を行う方法が知られている。
このような外科的治療を行う際の補助具として、両端面が開口した筒状本体と、筒状本体の基端フランジ状に設けられるストッパと、筒状本体の先端の外周に設けられ、肺実質内で膨張させることのできるバルーンとを備えた補助具が提案されている(例えば、特許文献2)。

0004

そして、これらの治療方法を応用して、COPDを治療するために、体表面から肺実質に至るチューブが設けられた患者に対して、このチューブから内視鏡、胸腔鏡を挿入し、肺胞内の外科的治療を行う外科的治療方法が考えられる。

先行技術

0005

特表2011−512233号公報
登録実用新案3024069号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、医者が内視鏡や胸腔鏡を挿入して手技を行う際、内視鏡等が患者に挿入されたチューブに当たり、チューブに外力が作用することがあり、この外力によって壁側胸膜及び臓側胸膜の癒着部が乖離してしまう可能性がある。
乖離してしまうと、再度チューブを挿入し、チューブ回りを癒着させなければならないという問題がある。
ここで、前記特許文献2の補助具のようなものを用いても、癒着部の乖離を確実に防止することはできない。

0007

本発明の目的は、体表面から肺実質に至る筒状の医療器具が設けられた患者の壁側胸膜及び臓側胸膜の癒着部が、手技によっても乖離しない医療器具を提供することにある。

課題を解決するための手段

0008

本発明に係る医療器具は、患者の体表面から挿入されて肺実質に至り、肺実質内の空気を脱気する医療器具であって、両端面が開口された筒状本体と、前記筒状本体の挿入方向基端に設けられ、前記筒状本体の径方向外側に突出するフランジ部と、前記筒状本体の先端側の外周面に設けられ、前記患者に挿入されたときに、前記患者の臓側胸膜を体外側に付勢する第1の付勢手段と、前記筒状本体の基端に、前記フランジ部の面に沿って設けられ、前記患者に挿入されたときに、前記患者の壁側胸膜を体内側に付勢する第2の付勢手段とを備えていることを特徴とする。

0009

この発明によれば、医療器具が第1の付勢手段と第2の付勢手段とを備えていることにより、医療器具が患者に挿入された際、第1の付勢手段と第2の付勢手段で積極的に癒着部を圧着させることができるため、筒状本体内に内視鏡や胸腔鏡を挿入して手技を行っても癒着部が乖離することはない。

0010

本発明では、第1の付勢手段は、前記筒状本体の外周面に設けられ、流体を供給することにより膨張するバルーンであるのが好ましい。
この発明によれば、流体を導入しない状態で患者に医療器具を挿入することにより、筒状本体の外径とほぼ同じ切開量で医療器具を装着する手技を行うことができるため、患者にとってより低侵襲性の手技とすることができる。

0011

本発明では、前記筒状本体及び前記第1の付勢手段の少なくともいずれかには、前記患者の臓側胸膜を観察する透光部が設けられているのが好ましい。
この発明によれば、第1の付勢手段及び第2の付勢手段による癒着部の圧着時に癒着部の胸膜を観察することができるので、圧迫により虚血状態が生じ、胸膜や肺実質が壊死するのを防止することができる。

図面の簡単な説明

0012

本発明の第1実施形態に係る医療器具の構造を表す平面図及び断面図。
前記実施形態における医療器具を患者に装着した状態を表す模式図。
前記実施形態における医療器具を用いて癒着部を形成する手順を表す模式図。
前記実施形態における第1の付勢手段及び第2の付勢手段で壁側胸膜及び臓側胸膜を付勢した状態を表す模式図。
前記実施形態における第1の付勢手段及び第2の付勢手段で壁側胸膜及び臓側胸膜を付勢した状態を表す模式図。
本発明の第2実施形態に係る医療器具の構造を表す断面図。

実施例

0013

[第1実施形態]
[1]医療器具1の構造
図1には、本発明の第1実施形態に係る医療器具1が示されており、図1(A)は挿入方向から見た平面図であり、図1(B)は、挿入方向断面図である。
医療器具1は、患者の体表面から挿入されて肺実質に至り、肺実質内の空気を脱気するものである。また、医療器具1は、医療器具1を介して肺実質内に内視鏡、胸腔鏡の医療デバイスが挿入され、レトログレードアプローチによる手技が行われる。
この医療器具1は、筒状本体2と、フランジ部3と、第1の付勢手段としての先端側バルーン4と、第2の付勢手段としての基端側バルーン5とを備える。

0014

筒状本体2は、両端が開口された透明な円筒状体であり、シリコーン樹脂等の可撓性材料から構成され、円筒状体の内側が脱気用ポート6とされる。脱気用ポート6の直径は、約φ1cm〜φ2cm程度とされている。また、筒状本体2は、透明な円筒状体であるので、透光部としても機能する。
筒状本体2の一方の隔壁の内部には、円筒状体の軸方向に沿って通気路7が形成され、先端側バルーン4の内部に開口している。筒状本体2の他方の隔壁の内部にも、通気路8が形成されており、基端側バルーン5の内部に開口している。

0015

フランジ部3は、筒状本体2の患者への挿入方向基端に設けられ、医療器具1を患者の胸部に挿入した際、医療器具1が過進入することを防止するストッパとして機能する。
このフランジ部3は、筒状本体2の径よりも大きな円板状体であり、フランジ部3の中心には、筒状本体2の脱気用ポート6に応じた位置に孔9が形成されている。このフランジ部3の材質としては、シリコーン樹脂等の可撓性材料で構成されている。
孔9には、癒着時や脱気ポートしての利用の場合には、疎水性フィルターを設けても良い。また、後述する手技による治療の場合には、孔9に逆止弁を設けてもよい。
また、フランジ部3の内部には、フランジ部3の外周端面で開口し、フランジ部3の中央に向かって延びる通気路10及び通気路11が形成されている。通気路10及び通気路11は、孔9の近傍で略90度曲折し、通気路10は、通気路7と連通し、通気路11は通気路8と連通する。

0016

先端側バルーン4は、筒状本体2の挿入方向先端において、筒状本体2の外周面回りにリング状に設けられ、ポリマー等の透明な柔軟性材料から構成されている。この先端側バルーン4は、内部に空気が導入されることにより、筒状本体2の外周面の法線方向及び筒状本体2の軸方向に膨張する。導入される空気は、フランジ部3の外周端面から通気路10及び通気路7を介して供給される。尚、本実施形態では、先端側バルーン4は、筒状本体2の先端に設けられているが、これに限らず、筒状本体2が患者の胸郭を貫通し、臓側胸膜の内側で拡張できる位置であれば、筒状本体2の中間部分に設けられていてもよい。
基端側バルーン5は、筒状本体2の基端側に、前記フランジ部3の面に沿って、筒状本体2の外周面回りにリング状に設けられている。基端側バルーン5も先端側バルーン4と同様に、通気路11及び通気路8を介して内部に空気が導入されると、筒状本体2の外周面の法線方向及び筒状本体2の軸方向に膨張する。

0017

[2]医療器具1の作用及び効果
[2-1]医療器具1を装着する手技
図2には、前述した構造の医療器具1が患者に装着された状態が示されている。この医療器具1を装着する場合、COPD罹患部に応じた位置で、肋骨21の間の胸郭20をメスで切開し、壁側胸膜22及び臓側胸膜23まで貫通し、肺実質に至る孔をあける(手順1)。
図2に示されるように、先端側バルーン4に空気を導入しない状態で切開した孔に医療器具1を挿入する(手順2)。
医療器具1が挿入されたら、図3に示されるように、先端側バルーン4にフランジ部3の外周端面に形成された開口から空気を導入し、臓側胸膜23を胸郭20側に付勢した状態を維持して癒着部24を形成する(手順3)。尚、先端側バルーン4に導入する流体として温水を用い、温水を循環させれば、早期に癒着部24を形成することができる。
癒着部24が形成されたら、先端側バルーン4内部の流体(空気又は温水)を抜き、図2に示されるように、先端側バルーン4がしぼんだ状態で手技を終了する(手順4)。

0018

[2-2]COPDの罹患部の空気を脱気する方法
次にCOPDに罹患した肺実質の肺胞25内の空気を脱気する方法について説明する。
図2に示されるように、医療器具1は、COPDに罹患した患者の体表面から胸郭20の肋骨21間に、筒状本体2の先端部分が胸郭20、壁側胸膜22、及び臓側胸膜23を貫通し、肺実質内の肺胞25に至るように挿入されている。
筒状本体2の回りには、前述の手技により、癒着部24が形成されており、壁側胸膜22及び臓側胸膜23の間の胸腔26と外気との間の通気を遮断し、胸腔26内の内圧を大気圧以下に維持して肺呼吸を確保する。
このように患者に装着された医療器具1では、患者の通常の呼吸に応じて、COPDに罹患して膨張した肺胞25内の空気を、気管支27以外側副路を介して、医療器具1の脱気用ポート6から外部に排出する。

0019

[2-3]脱気用ポート6を利用して行うレトログレードアプローチによる手技
次に、医療器具1の脱気用ポート6を利用したレトログレードアプローチによる手技について、図4及び図5に基づいて説明する。
まず、図4に示されるように、フランジ部3の外周端面に形成された開口から空気を導入して、通気路10及び通気路11を介して先端側バルーン4及び基端側バルーン5を膨張させ、先端側バルーン4によって臓側胸膜23を体外側に付勢するとともに、基端側バルーン5によって胸郭20を介して壁側胸膜22を体内側に付勢して、癒着部24を圧着する(手順5)。尚、先端側バルーン4の膨張状態における筒状本体2の外周面法線方向の膨張寸法は、癒着部24をある程度の面積被覆できるような寸法であればよい。また、基端側バルーン5の筒状本体2の外周面法線方向の膨張寸法は、先端側バルーン4と同様の寸法であるのが好ましいが、先端側バルーン4の付勢力に抗して、壁側胸膜22を体内側に付勢できるのであれば、先端側バルーン4の膨張寸法よりも小さくてもよい。

0020

次に、内視鏡30等を脱気用ポート6に挿入し、透明な筒状本体2の癒着部24に応じた位置で癒着部24の圧迫状態を観察する(手順6)。
先端側バルーン4及び基端側バルーン5による圧迫で癒着部24が虚血状態にはないと観察されたら、図5に示されるように、先端側バルーン4及び基端側バルーン5を膨張させた状態で、カテーテル31を挿入し、肺胞25等の手技を開始する(手順7)

0021

[2-4]実施形態の効果
このような本実施形態によれば、医療器具1が先端側バルーン4及び基端側バルーン5を備えていることにより、癒着部24を積極的に圧着することができるため、脱気用ポート6にカテーテル31等を挿入して手技を行った際、カテーテル31が医療器具1に接触して外力が作用しても、癒着部24が乖離することがない。

0022

医療器具1の先端の臓側胸膜23を付勢する付勢手段として先端側バルーン4を採用したことにより、空気を導入しない状態で患者の体内に挿入することで筒状本体2の外径とほぼ同じ切開量で医療器具1を装着する手技を行うことができるため、COPDの治療に際して、患者にとってより低侵襲性の手技とすることができる。
また、筒状本体2が透明な材料で形成されているため、脱気用ポート6内に内視鏡30を挿入し、先端側バルーン4及び基端側バルーン5を膨張させて癒着部24を圧着させた状態で観察することができ、癒着部24が虚血状態にあるかどうかを判定して、癒着部24が壊死するのを防止することができる。

0023

[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。尚、以下の説明では、既に説明した部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
前述した第1実施形態では、第2の付勢手段として基端側バルーン5を採用していた。
これに対して、第2実施形態に係る医療器具40では、図6に示すように、第2の付勢手段としてコイルバネ41を採用している点が相違する。

0024

医療器具40は、筒状本体2の軸回り螺旋状に巻回されたステンレス製のコイルバネ41を備える。コイルバネ41の一端側は、フランジ部3の面に当接し、他端側には、発泡樹脂等からなるパッド42が設けられている。
パッド42は、フランジ部3と略同様の径を有する円板状体から構成され、発泡樹脂等の柔軟材料から形成され、円板状体の中心に形成された孔が筒状本体2に挿入され、筒状本体2に対してスライド自在に保持される。医療器具40を患者に装着した際に、コイルバネ41が直接体表面に触れるのを防止するために設けられている。

0025

手技を行う際は、第1実施形態と同様に先端側バルーン4を膨張すると、臓側胸膜23が対外側に付勢され、これに伴い、胸郭20が対外側に付勢される。コイルバネ41は、胸郭20に作用する付勢力に抗して、胸郭20を介して壁側胸膜24を体内側に付勢する付勢力を作用させる。
このような本実施形態によっても、前述した作用及び効果と同様の作用効果を享受することができる。

0026

[実施形態の変形]
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前述した第1実施形態では、筒状本体2を透明な可撓性材料で構成し、筒状本体2の内側面から内視鏡30によって癒着部24を観察していたが、本発明はこれに限られない。すなわち、先端側バルーン4を透明な柔軟性材料で構成し、内視鏡30を先端側バルーン4の奥側に回り込ませ、先端側バルーン4を介して癒着部24を観察してもよい。

0027

また、前述した第1実施形態では、癒着部24の観察に内視鏡30を使用していたが、これに限らず、小型のデンタルミラーのようなもので癒着部を観察してもよい。
さらに、前述した第2実施形態では、第2の付勢手段としてコイルバネを用いていたが、これに限らず、筒状本体2回りにゴム等の弾性体を設けてもよい。

0028

本発明は、COPDに罹患した患者の肺実質内の空気を脱気する医療器具として利用することができ、患者に装着された医療器具の脱気用ポートを介して肺実質内の外科的治療を行う場合に、好適に利用することができる。

0029

1…医療器具、2…筒状本体、3…フランジ部、4…先端側バルーン、5…基端側バルーン、6…脱気用ポート、7…通気路、8…通気路、9…孔、10…通気路、11…通気路、20…胸郭、21…肋骨、22…壁側胸膜、23…臓側胸膜、24…癒着部、25…肺胞、26…胸腔、27…気管支、30…内視鏡、31…カテーテル、40…医療器具、41…コイルバネ、42…パッド

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