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技術 装身具

出願人 有限会社ジェムネットワーク
発明者 目黒武文
出願日 2012年7月24日 (8年5ヶ月経過) 出願番号 2012-163645
公開日 2014年2月6日 (6年10ヶ月経過) 公開番号 2014-023549
状態 特許登録済
技術分野 装身具
主要キーワード 被装着者 パビリオン 連結リング 支持領域 エメラルド 連結穴 ブローチ 装身具
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

装飾体動きによって優雅な印象を与えることが可能な装身具を提供すること。

解決手段

装飾体(4)を固定する石座(3)と、石座を吊り下げるように連結した台座(2)と、を備えた装身具(1)であって、台座は、石座側を向く第1面及び第1面と反対側の第2面を有しており、第1面において外側に膨出するとともに、石座を吊り下げる連結部(23)を備えた膨出部(21a)を有し、石座は、第1面側に向けて突出する突出部(34)を有しており、台座は、石座の突出部と接触して石座を支持する支持領域(26)を備え、突出部が支持領域に接触した状態において、石座は、突出部が支持領域に接触した部分を支点に回転する構成とした。

概要

背景

従来より、宝石などの装飾体吊り下げるように支持させた装身具が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の装身具は、ネックレス用チェーンと、ネックレス用チェーンに連結される台座と、台座に支持される装飾体とを備えている。装飾体は、台座の前方の支持部において吊り下げられており、被装着者動きに応じて揺れ動かされる。装飾体が揺れ動かされることで、装飾体からの反射光の向きは変化されて装身具の存在感は増大される。

概要

装飾体の動きによって優雅な印象を与えることが可能な装身具を提供すること。装飾体(4)を固定する石座(3)と、石座を吊り下げるように連結した台座(2)と、を備えた装身具(1)であって、台座は、石座側を向く第1面及び第1面と反対側の第2面を有しており、第1面において外側に膨出するとともに、石座を吊り下げる連結部(23)を備えた膨出部(21a)を有し、石座は、第1面側に向けて突出する突出部(34)を有しており、台座は、石座の突出部と接触して石座を支持する支持領域(26)を備え、突出部が支持領域に接触した状態において、石座は、突出部が支持領域に接触した部分を支点に回転する構成とした。

目的

本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、装飾体の動きによって優雅な印象を与えることが可能な装身具を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

装飾体を固定する石座と、前記石座を吊り下げるように連結した台座と、を備えた装身具であって、前記台座は、前記石座側を向く第1面及び前記第1面と反対側の第2面を有しており、前記第1面において外側に膨出するとともに、前記石座を吊り下げる連結部を備えた膨出部を有し、前記石座は、前記第1面側に向けて突出する突出部を有しており、前記台座は、前記石座の突出部と接触して前記石座を支持する支持領域を備え、前記突出部が前記支持領域に接触した状態において、前記石座は、前記突出部が前記支持領域に接触した部分を支点に回転することを特徴とする装身具。

請求項2

前記支持領域は、前記第1面側から前記突出部に向かって隆起された隆起部を備え、前記突出部は、前記隆起部の周面を転がるように接触することを特徴とする請求項1に記載の装身具。

請求項3

前記台座は、前記第1面から離れる方向への前記石座の移動を規制する規制部を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の装身具。

請求項4

前記突出部は、前記第1面に向かって直線状に延びる延出部を備え、前記支持領域は、前記突出部を収容する穴部を有し、前記穴部に前記延出部が収容された状態で前記穴部の内周面と前記延出部の一部とが接触することを特徴とする請求項1に記載の装身具。

技術分野

0001

本発明は、ペンダントなどの装身具に関し、特に、宝石などの装飾体を固定された石座台座の前方において吊り下げられた装身具に関する。

背景技術

0002

従来より、宝石などの装飾体を吊り下げるように支持させた装身具が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の装身具は、ネックレス用チェーンと、ネックレス用チェーンに連結される台座と、台座に支持される装飾体とを備えている。装飾体は、台座の前方の支持部において吊り下げられており、被装着者動きに応じて揺れ動かされる。装飾体が揺れ動かされることで、装飾体からの反射光の向きは変化されて装身具の存在感は増大される。

先行技術

0003

特開2005−205230号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上述の装身具において、装飾体は支持部で吊り下げられており、被装着者の動きに応じて細かく揺れ動かされる。ところが、装飾体が細かく揺れ動かされると、反射光は小刻みに変化され、装飾体を観察する者に対して優雅な印象を与えられなくなる。

0005

本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、装飾体の動きによって優雅な印象を与えることが可能な装身具を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明の装身具は、装飾体を固定する石座と、前記石座を吊り下げるように連結した台座と、を備えた装身具であって、前記台座は、前記石座側を向く第1面及び前記第1面と反対側の第2面を有しており、前記第1面において外側に膨出するとともに、前記石座を吊り下げる連結部を備えた膨出部を有し、前記石座は、前記第1面側に向けて突出する突出部を有しており、前記台座は、前記石座の突出部と接触して前記石座を支持する支持領域を備え、前記突出部が前記支持領域に接触した状態において、前記石座は、前記突出部が前記支持領域に接触した部分を支点に回転することを特徴とする。

0007

この構成によれば、石座は、突出部が支持領域に接触した状態において、突出部が支持領域に接触した部分を支点に回転する。その結果、石座は大きく回転して細かく揺れ動かないので、反射光の小刻みな変化を抑制して優雅な印象を与えることができる。

0008

本発明の装身具において、前記支持領域は、前記第1面側から前記突出部に向かって隆起された隆起部を備え、前記突出部は、前記隆起部の周面を転がるように接触することが好ましい。この構成によれば、突出部が支持領域の隆起部の周面を転がるように接触するので、石座を確実に回転させることができる。

0009

本発明の装身具において、前記台座は、前記第1面から離れる方向への前記石座の移動を規制する規制部を備えることが好ましい。この構成によれば、規制部によって第1面から離れる方向への石座の移動は規制されて、第1面に対して垂直な方向における石座の細かな揺れを抑制できる。また、石座の裏返りを防止できる。

0010

本発明の装身具において、前記突出部は、前記第1面に向かって直線状に延びる延出部を備え、前記支持領域は、前記突出部を収容する穴部を有し、前記穴部に前記延出部が収容された状態で前記穴部の内周面と前記延出部の一部とが接触することが好ましい。この構成によれば、突出部の延出部が支持領域の穴部に収容され、穴部の内周面と延出部の一部とが接触するので、石座を適切に回転させることができる。また、延出部が穴部に収容されることで、石座の第1面に対して垂直な方向への移動は規制されるので、第1面に対して垂直な方向における細かな揺れを抑制できる。また、石座の裏返りを防止できると共に、石座に固定される装飾体と台座との接触を防止できる。

発明の効果

0011

本発明によれば、装飾体の動きによって優雅な印象を与えることが可能な装身具を提供できる。

図面の簡単な説明

0012

実施の形態1に係るペンダントの構成を示す図である。
実施の形態1に係る台座及び石座の構成を説明するための図である。
実施の形態1に係るペンダントの動きを説明するための図である。
実施の形態2に係るペンダントの構成を示す図である。
実施の形態2に係る台座の構成を説明するための図である。
実施の形態2に係る石座の構成を説明するための図である。

実施例

0013

本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施の形態では装身具の一例としてペンダントを示しているが、本発明の適用対象となる装身具はペンダントに限定されるものではない。また、以下の説明において、上、下、左、右、前、後の方向は、ペンダントが被装着者に装着された使用状態における方向を示すものとする。

0014

(実施の形態1)
図1は、本実施の形態に係るペンダント(装身具)の構成を示す図である。図1Aは、ペンダントの正面図であり、図1Bは、ペンダントの左側面図である。なお、本実施の形態の説明に用いる各図において、ペンダントの左右をそれぞれ矢印L,Rで示し、ペンダントの前方を矢印Fで示す。

0015

図1に示すように、本実施の形態に係るペンダント(装身具)1は、金、銀、プラチナ真鍮などの金属で形成された台座2を備えている。台座2の前方には、台座2と同様の素材で形成された石座3が吊り下げられている。石座3には、ダイヤモンドエメラルドルビーなどの宝石(装飾体)4が固定される。

0016

図2は、台座2及び石座3の構成を説明するための図である。図2Aは、台座2の正面図であり、図2Bは、図2AのIIB−IIB線における矢視断面図であり、図2Cは、石座3の背面図である。図1及び図2に示すように、台座2は、吊り下げられた石座3側を向く前面(第1面)S1と略平坦な後面(第2面)S2とを有する本体部20を含む。本体部20の上端部には、ネックレス用チェーン(不図示)の挿通される挿通穴25が設けられている。挿通穴25に挿通されるネックレス用チェーンを被装着者の首に掛けることで、ペンダント1は被装着者に装着される。ペンダント1が被装着者に装着された使用状態において、本体部20の後面S2は被装着者側を向き、台座2は本体部20の後面S2において被装着者と接触される。これにより、ペンダント1は、使用状態において被装着者の胸部上方の位置に保持される。

0017

本体部20は、左右方向(第1方向)より、上下方向(第2方向)に長い縦長の形状を有している。本体部20の上側の上半部21は、上端から下方に向かうにつれて左右に幅広となるように形成されている。一方、下側の下半部22は、宝石4の輪郭に対応するような略半円形正面形状を有している。この形状により、本体部20の重心は、上下方向の中央より下方側に位置付けられ、吊り下げられる石座3の重心位置との関係において釣り合いがとれるようになっている。

0018

上半部21の前方には膨出部21aが形成されている。膨出部21aは、石座3を吊り下げることができるように、本体部20から前方に向かって膨出されている。すなわち、膨出部21aは、本体部20の前面S1において外側に膨出されている。膨出部21aの前端部には、左右に開口された連結穴23aを備える連結リング(連結部)23が設けられている。石座3は、この連結リング23を介して台座2から吊り下げられている。つまり、石座3は、台座2の前方において吊り下げられている。上述のように、台座2の本体部20は、石座3との間で重量のバランスがとれるように形成されている。このため、使用状態のペンダント1は、被装着者の胸部上方の位置において安定される。

0019

連結リング23のさらに前方には、石座3の前方への揺れを規制するための規制部24が設けられている。この規制部24は、連結リング23の前方を覆うよう形成されている。この規制部24により、後述するように連結リング23と連結される連結リング33の前後方向(本体部20の前面S1に対して垂直な方向)への移動は規制される。その結果、石座3の前後方向への揺れは規制されると共に、石座3の裏返りは防止される。

0020

石座3は、宝石4の形状に対応する嵌合穴31aが形成された環状部31を含む。環状部31の外周には、4個の把持部32a,32b,32c,32dが設けられている。把持部32a〜32dは、環状部31の前方及び後方に突出されており、環状部31の嵌合穴31aに嵌合される宝石4の前後を把持して固定する。なお、把持部32a,32bは、環状部31の前方で分岐されているが(図1A)、環状部31の後方において一体になっている(図2C)。宝石4は、クラウン部41とパビリオン部42とを含む。宝石4は、パビリオン部42が環状部31の嵌合穴31aに挿入され、クラウン部41が把持部32a〜32dにより把持されることで、石座3に固定される。

0021

石座3の上端部には、台座2の連結穴23aに挿通される連結リング33が設けられている。連結リング33は、前後に開口された連結穴33aを有している。台座2と石座3とは、連結リング23,33により構成される連結機構を介して連結されており、石座3は、台座2の前方において吊り下げられている。ここで、台座2と石座3とは、連結リング23,33により遊びを持った状態で連結されている。このため、ペンダント1の使用状態において外力が加わると、石座3は、被装着者の胸部上方の位置に保持される台座2に対し、連結機構を支点に相対的に運動される。

0022

本発明者は、このようなペンダント1において宝石4のような装飾体が細かく揺れ動かされて反射光が小刻みに変化されると、優雅な印象を与え難くなる点に着目した。この問題は、装飾体が細かく揺れ動かされることに起因しており、装飾体を大きく動かすことができれば解消できると考えられる。本発明者は、これらの知見に基づき、石座3の後方に突出された突出部34を台座2の支持領域26に接触させ、これらが接触した部分を支点として石座3が回転されるように構成することで、石座3を大きく回転させることができることを見出して本発明を完成させた。以下において、この特徴部分について説明する。

0023

石座3の上部には、後方の台座2に向かって突出された突出部34が設けられている。また、台座2には、石座3の突出部34に対応する位置において石座3を支持する支持領域26が形成されている。図2Cに示すように、突出部34は、水平方向に直線状に延びて支持領域26と接触する接触部34aと、接触部34aを石座3に固定する腕部34bとを有している。また、図2Bに示すように、支持領域26は、石座3に向かって隆起された隆起部26aにより構成されている。隆起部26aは、接触部34aの延びる方向(水平方向)に対して垂直な方向に延びる尾根状に形成されている。

0024

隆起部26aと接触部34aとは、ペンダント1が吊り下げられた使用状態において互いに接触するように構成されている。このため、隆起部26aと接触部34aとは、石座3が回転する際の支点となる。具体的には、例えば、被装着者の動きなどによって外力が加えられると、石座3は、支持領域26の隆起部26aと突出部34の接触部34aとの接触部分を支点に回転される。突出部34の接触部34aは、支持領域26の隆起部26aの表面(周面)を転がるように支持領域26(隆起部26a)に接触されている。なお、外力が加えられない状態では、石座3は、宝石4のクラウン部41が正面を向くように支持される。

0025

ペンダント1の動きを説明する。図3は、ペンダント1の動きを説明するための図である。図3A及び図3Bは、それぞれ、ペンダント1の動きを模式的に示しており、図3C及び図3Dは、それぞれ、図3A及び図3Bの状態における支持領域26(隆起部26a)と突出部34(接触部34a)との位置関係を模式的に示している。

0026

上述のように、石座3は、連結リング23,33で構成される連結機構により台座2に連結され、吊り下げられている。このため、使用状態のペンダント1に所定の力が加わると、石座3は、連結機構を第1の支点に運動される。また、石座3の突出部34と台座2の支持領域26とは、接触部34aと隆起部26aとで接触されている(図3C及び図3D参照)。このため、石座3には、連結リング23,33の連結部分を通る回転軸Cの周り回転力が発生し、隆起部26aと接触部34aとの接触部分を第2の支点に回転される。つまり、石座3は、連結リング23,33の連結部分と、支持領域26及び突出部34の接触部分との2箇所を支点に回転運動される。ただし、支持領域26と突出部34とは、連結リング23,33のように連結されているわけではないから、石座3の回転の際には、支持領域26と突出部34とは僅かに滑ることがある。

0027

例えば、石座3に対して右向き(矢印Rで示す向き)の力が与えられるとする。接触部34aと隆起部26aとは接触されているので、与えられた力は接触部34aと隆起部26aとの接触部分において回転力F1(図3A参照)となり、石座3は、連結リング23,33の連結部分を通る回転軸Cの周りにおいて回転力F1の向きに回転される。そして、図3A及び図3Cに示すように、石座3は、宝石4のクラウン部41が右前方を向いた状態となる。

0028

その後、石座3が連結リング22,23の可動範囲の端付近まで回転されると、石座3には、クラウン部41を正面に向けるような復元力が加わり、回転力F1とは逆向きの回転力F2(図3B参照)が発生する。その結果、石座3は、連結リング23,33の連結部分を通る回転軸Cの周りにおいて回転力F2の向きに回転される。そして、図3B及び図3Dに示すように、石座3は、宝石4のクラウン部41が左前方を向いた状態となる。このような動きを繰り返すことで、石座3は殆ど左右に揺れることなく回転される。石座3は回転軸Cの周りに回転されるが、回転軸C自体は殆ど左右に揺れることはない。

0029

本実施の形態に係るペンダント1において、接触部34aは直線状に延びるように構成されており、隆起部26aは石座3に向かって隆起されている。このため、隆起部26aと接触部34aとが接触された状態では、石座3は、隆起部26aと接触部34aとの接触部分を支点に回転される。このように、台座2と石座3とに、回転の支点となるような形状の支持領域26と突出部34とを設ければ、石座3は、支持領域26と突出部34との接触部分を支点に回転されて殆ど左右に揺れることはない。すなわち、石座3に対して与えられる力の殆どは、石座3を回転させる力となるので、細かな揺れを抑制して石座3を大きく回転させることができる。

0030

以上のように、本実施の形態のペンダント1では、石座3は、突出部34が支持領域26に接触した状態において、突出部34が支持領域26に接触した部分を支点に回転する。その結果、石座3は大きく回転して細かく左右に揺れ動かないので、反射光の小刻みな変化を抑制して優雅な印象を与えることができる。

0031

また、本実施の形態のペンダント1において、支持領域26は、表面S1側から突出部34に向かって隆起された隆起部26aを備え、突出部34は、隆起部26aの周面を転がるように接触するので、石座3を確実に回転させることができる。

0032

また、本実施の形態のペンダント1において、台座2は、表面S1から離れる方向への石座3の移動を規制する規制部24を備えている。このため、規制部24によって表面S1から離れる方向への石座3の移動は規制されて、表面S1に対して垂直な方向(前後方向)における石座3の細かな揺れを抑制できる。また、石座3の裏返りを防止できる。本実施の形態の構成は、他の実施の形態において示す構成と適宜組み合わせて実施できる。

0033

(実施の形態2)
本実施の形態では、実施の形態1とは異なる態様の装身具について説明する。図4は、本実施の形態に係るペンダント(装身具)の構成を示す図である。図4Aは、ペンダントの正面図であり、図4Bは、ペンダントの左側面図である。なお、本実施の形態の説明に用いる各図において、ペンダントの左右をそれぞれ矢印L,Rで示し、ペンダントの前方を矢印Fで示す。また、本実施の形態において、実施の形態1と共通する構成については共通する符号を付して詳細な説明を省略する。

0034

図4に示すように、本実施の形態に係るペンダント(装身具)1aは、金、銀、プラチナ、真鍮などの金属で形成された台座2aを備えている。台座2aの前方には、台座2aと同様の素材で形成された石座3aが吊り下げられている。石座3aには、宝石4が正面を向くように固定される。

0035

図5は、台座2aの構成を説明するための図である。図5Aは、台座2aの正面図であり、図5Bは、図5AのVA−VA線における矢視断面図である。図4及び図5に示すように、台座2aは、吊り下げられた石座3a側を向く前面(第1面)S1と略平坦な後面(第2面)S2とを有する本体部20を含む。本体部20の上端部には、ネックレス用チェーン(不図示)の挿通される挿通穴25が設けられている。挿通穴25に挿通されるネックレス用チェーンを被装着者の首に掛けることで、ペンダント1aは被装着者に装着される。ペンダント1aが被装着者に装着された使用状態において、本体部20の後面S2は被装着者側を向き、台座2aは本体部20の後面S2において被装着者と接触される。これにより、ペンダント1aは、使用状態において被装着者の胸部上方の位置に保持される。

0036

本体部20は、左右方向(第1方向)より、上下方向(第2方向)に長い縦長の形状を有している。本体部20の上側の上半部21は、上端から下方に向かうにつれて左右に幅広となるように形成されている。一方、下側の下半部22は、宝石4の輪郭に対応するような略半円形の正面形状を有している。この形状により、本体部20の重心は、上下方向の中央より下方側に位置付けられ、吊り下げられる石座3aの重心位置との関係において釣り合いがとれるようになっている。

0037

上半部21の前方には膨出部21aが形成されている。膨出部21aは、石座3aを吊り下げることができるように、本体部20から前方に向かって膨出されている。すなわち、膨出部21aは、本体部20の前面S1において外側に膨出されている。膨出部21aの前端部には、左右に開口された連結穴23aを備える連結リング(連結部)23が設けられている。石座3aは、この連結リング23を介して台座2aから吊り下げられている。つまり、石座3aは、台座2aの前方において吊り下げられている。上述のように、台座2aの本体部20は、石座3aとの間で重量のバランスがとれるように形成されている。このため、使用状態のペンダント1aは、被装着者の胸部上方の位置において安定される。

0038

図6は、石座3aの構成を説明するための図である。図6Aは、石座3aの左側面図であり、図6Bは、石座3aの背面図である。図4及び図6に示すように、石座3aは、環状部31と、4個の把持部32a〜32dとを含む。把持部32a〜32dは、環状部31の前方及び後方に突出されており、環状部31の嵌合穴31aに嵌合される宝石4の前後を把持して固定する。石座3aの上端部には、台座2aの連結穴23aに挿通される連結リング33が設けられている。連結リング33は、前後に開口された連結穴33aを有している。台座2aと石座3aとは、連結リング23,33により構成される連結機構を介して連結され、石座3aは、台座2aの前方において吊り下げられている。

0039

石座3aの上部には、後方の台座2aに向かって突出された突出部35が設けられており、台座2aには、石座3aの突出部35に対応する位置において石座3aを支持する支持領域27が設けられている。図6A及び図6Bに示すように、突出部35は、後方に向かって直線状に延びる延出部35aにより構成されている。また、図5A及び図5Bに示すように、支持領域27は、延出部35aを収容可能な穴部27aにより構成されている。

0040

穴部27aは、台座2を前後に貫通するように形成されており、上下方向の幅と比較して左右方向の幅が広くなっている。より具体的には、穴部27aの上下方向の幅は、延出部35aの上下方向の幅より僅かに広い程度であるが、穴部27aの左右方向の幅は、延出部35aの左右方向の幅より十分に広くなっている。このため、石座3aの回転に伴う延出部35aの左右方向の移動は許容されるが、石座3aの前後方向の揺れは抑制される。また、石座3aの裏返りを防止できると共に、石座3aに固定される宝石4と台座2aとの接触を防止できる。なお、穴部27aは、延出部35aを左右に移動可能に収容できれば、凹部などの他の形状でも構わない。

0041

ペンダント1aが吊り下げられた状態において、穴部27aの内周面27b(図5A及び図5B参照)と、延出部35aの外周面35b(図6A及び図6B参照)とは接触される。このため、ペンダント1aに外力が加わると、石座3aは、穴部27aと延出部35aとの接触部分を支点に回転される。つまり、本実施の形態のペンダント1aにおいても、石座3aは、連結リング23,33の連結部分と、支持領域27及び突出部35の接触部分との2箇所を支点に回転運動される。

0042

以上のように、本実施の形態のペンダント1aでは、石座3aは、突出部35が支持領域27に接触した状態において、突出部35が支持領域27に接触した部分を支点に回転する。その結果、石座3aは大きく回転して細かく揺れ動かないので、反射光の小刻みな変化を抑制して優雅な印象を与えることができる。

0043

また、本実施の形態のペンダント1aにおいて、突出部35は、表面S1に向かって直線状に延びる延出部35aを備え、支持領域27は、突出部35を収容する穴部27aを有し、穴部27aに延出部35aが収容された状態で穴部27aの内周面と延出部35aの一部とが接触するので、石座3aを適切に回転させることができる。また、延出部35aが穴部27aに収容されることで、石座3aの表面S1に対して垂直な方向への移動は規制されるので、表面S1に対して垂直な方向における細かな揺れを抑制できる。また、石座3aの裏返りを防止できると共に、石座3aに固定される宝石4と台座2aとの接触を防止できる。本実施の形態の構成は、他の実施の形態において示す構成と適宜組み合わせて実施できる。

0044

なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することができる。例えば、上記実施の形態では、水平方向に直線状に延びる接触部を有する突出部と尾根状に隆起された隆起部により構成される支持領域とを用いる例、及び、後方に向かって直線状に延びる延出部により構成される突出部と延出部を収容可能な穴部により構成される支持領域とを用いる例を示したが、支持領域と突出部との構成はこれに限られない。支持領域と突出部とは、少なくとも、回転の際に支点となるような接触部分が形成されるように構成されていれば良い。

0045

また、上記実施の形態においては、略平坦な前面(第1面)及び後面(第2面)を有する台座(又は本体部)を示しているが、台座の前面及び後面は、平坦であることに限られない。前面及び後面は、曲面であっても良い。また、上記実施の形態においては、4個の把持部を含む石座を示しているが、石座が有する把持部の数は変更できる。例えば、把持部の数は3個でも良いし、5個以上でも良い。また、上記実施の形態においては、装身具の例としてペンダントを例示しているが、本発明の適用対象はこれらに限られない。本発明は、指輪イヤリングブレスレットブローチなどの各種装身具に適用可能である。

0046

また、上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明は、その目的とする範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。

0047

本発明は、ペンダントをはじめとする装身具に有用である。

0048

1,1aペンダント(装身具)
2,2a台座
3,3a石座
4宝石(装飾体)
20 本体部
21 上半部
21a膨出部
22 下半部
23連結リング(連結部)
23a,33a連結穴
24規制部
25挿通穴
26,27支持領域
26a隆起部
27a穴部
27b内周面
31 環状部
31a 嵌合穴
32a,32b,32c,32d把持部
33 連結リング
34,35 突出部
34a 接触部
34b 腕部
35a延出部
35b外周面
S1 前面(第1面)
S2 後面(第2面)

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