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技術 情報入力装置、情報入力装置の制御方法、画像生成システム、制御プログラム、制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

出願人 シャープ株式会社
発明者 岩井俊幸
出願日 2012年7月20日 (6年1ヶ月経過) 出願番号 2012-161939
公開日 2014年2月3日 (4年6ヶ月経過) 公開番号 2014-021856
状態 未査定
技術分野 位置入力装置
主要キーワード 位置合わせモード 保護シート層 記入ページ シート越し 矩形領域外 記入対象 リングバインダー 装置外観

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図面 (17)

課題

簡易ユーザ操作によって描画画像を生成するための基準位置を決定する。

解決手段

情報入力装置1は、タッチパネル10に対する入力が描画のための入力であるか、描画画像生成の基準位置を決定するための入力であるかを判別する判別手段20と、タッチパネル10に対する入力が基準位置を決定するための入力である場合に、当該入力位置に応じた基準位置を決定する基準位置決定手段21と、を備える。

概要

背景

従来から、ノートページ等の紙に下敷きのように重ねて使用し、紙に記入された内容の筆跡圧力センサまたは赤外線センサ等により検出し、これを描画画像として取得する情報入力装置が知られている。

このような情報入力装置の抱える問題点として、紙への記入中に情報入力装置の位置がずれた場合に、情報入力装置上では描画画像に該ずれが反映され、実際に紙に記入された内容と情報入力装置上で記録された描画画像とが一致しなくなるという点が挙げられる。

上記のようなずれの問題を解決するための技術として、特許文献1には、ファイルノートの用紙を結束するリングバインダー着脱する下敷きに固定された受信装置によって、専用ペンより発信された超音波信号赤外線信号とを受信して手書き筆跡データとして認識する手書き筆跡入力装置において、下敷きの左右両方に上記リングバインダーに合致した切り欠きを設けることで、リングバインダーの左右両方への位置決めを行う構成が記載されている。

また、特許文献2には、紙文書に定められた手書きのための入力領域又はその周辺に手書きされた手書きパターン手書き領域を検出し、手書き領域の座標と入力領域の座標とに基づき、手書き領域と入力領域とを関連づけ、入力領域に関連づけられた手書き領域と入力領域との位置ずれ補正するため、手書き領域の座標を変換する構成が記載されている。

概要

簡易ユーザ操作によって描画画像を生成するための基準位置を決定する。情報入力装置1は、タッチパネル10に対する入力が描画のための入力であるか、描画画像生成の基準位置を決定するための入力であるかを判別する判別手段20と、タッチパネル10に対する入力が基準位置を決定するための入力である場合に、当該入力位置に応じた基準位置を決定する基準位置決定手段21と、を備える。

目的

本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、特別な用紙を使用することなく、簡易なユーザ操作によって描画画像を生成するための基準位置を決定することのできる情報入力装置等を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

平板状の入力面に対する座標または座標の軌跡を入力として受け付け情報入力装置であって、上記入力面に対する入力が描画のための入力であるか、描画画像を生成するための基準位置を決定するための入力であるかを判別する判別手段と、上記判別手段が、上記入力面に対する入力が基準位置を決定するための入力であると判別した場合に、当該入力を受け付けた上記入力面上の位置に応じた基準位置を決定する基準位置決定手段と、を備えることを特徴とする情報入力装置。

請求項2

上記入力面上に載置されたシートに対する筆記を、該入力面にて該シート越しに、座標または座標の軌跡の入力として取得し、該取得した座標または座標の軌跡を、上記基準位置を基準として座標変換することによって、上記描画画像を生成する画像生成手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の情報入力装置。

請求項3

上記描画画像に割り当てられたページ番号を管理するページ番号管理手段と、上記ページ番号管理手段が管理するページ番号が同一である複数の上記描画画像を合成して合成画像を生成する画像合成手段と、を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の情報入力装置。

請求項4

上記ページ番号管理手段は、基準位置を決定するための入力の後の入力のパターンから、上記ページ番号を特定することを特徴とする請求項3に記載の情報入力装置。

請求項5

上記ページ番号管理手段は、上記基準位置を決定するための入力の後の入力が、該基準位置を基準として上記入力面上に設定された描画のための入力を受け付ける矩形領域外で検出された場合に、当該入力のパターンから上記ページ番号を特定することを特徴とする請求項3に記載の情報入力装置。

請求項6

上記ページ番号管理手段は、上記基準位置決定手段が上記基準位置を決定した場合に、該基準位置に基づいて生成される上記描画画像に新たなページ番号を割り当てることを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の情報入力装置。

請求項7

上記画像合成手段は、合成の対象となる描画画像の描画領域と、該描画画像に重畳する描画画像の描画領域とが重なり合う場合に、その旨を報知することを特徴とする請求項3から6のいずれか1項に記載の情報入力装置。

請求項8

上記基準位置を決定するための入力の後の入力のパターンから、該基準位置を基準として上記入力面上に設定された描画のための入力を受け付ける矩形領域の大きさを決定するページサイズ決定手段を備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の情報入力装置。

請求項9

上記ページサイズ決定手段は、上記基準位置を決定するための入力の後の入力が、該基準位置を基準として上記入力面上に設定された描画のための入力を受け付ける矩形領域外で検出された場合に、当該基準位置を決定するための入力の後の入力のパターンから、上記矩形領域の大きさを決定することを特徴とする請求項8に記載の情報入力装置。

請求項10

上記基準位置を決定するための入力のパターンおよび該入力の後の入力のパターンの少なくとも一方から、該基準位置を基準として上記入力面上に設定された描画のための入力を受け付ける矩形領域の傾きを特定する傾き特定手段を備えることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の情報入力装置。

請求項11

上記傾き特定手段は、上記基準位置を決定するための入力の後の入力が、該基準位置を基準として上記入力面上に設定された描画のための入力を受け付ける矩形領域外で検出された場合に、当該基準位置を決定するための入力の後の入力のパターンから、上記矩形領域の傾きを特定することを特徴とする請求項10に記載の情報入力装置。

請求項12

上記入力面への入力が、該入力面上に載置されたシート越しの入力であるか否かを判定する入力態様判定手段を備え、上記判別手段は、上記入力態様判定手段がシート越しの入力であると判定した場合、該入力が描画のための入力であると判別し、上記入力態様判定手段がシート越しの入力ではないと判定した場合、該入力が上記基準位置を決定するための入力であると判別することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の情報入力装置。

請求項13

入力面に対する入力を受け付ける情報入力装置の制御方法であって、上記入力面に対する入力が描画のための入力であるか、描画画像を生成するための基準位置を決定するための入力であるかを判別する判別ステップと、上記判別ステップにおいて、上記入力面に対する入力が基準位置を決定するための入力であると判別した場合に、当該入力を受け付けた上記入力面上の位置に応じた基準位置を決定する基準位置決定ステップと、を含むことを特徴とする情報入力装置の制御方法。

請求項14

上記基準位置決定手段が決定した基準位置を示す情報と、上記入力面に入力された座標または座標の軌跡とを送信する送信手段を備える請求項1から12の何れか1項に記載の情報入力装置と、上記送信手段が送信する基準位置を示す情報と、入力面に入力された座標または座標の軌跡とを受信し、上記基準位置を基準として上記座標または座標の軌跡を画像平面上の座標に変換することによって上記描画画像を生成する画像生成手段を備える画像生成装置とを含むことを特徴とする画像生成システム

請求項15

請求項1から12のいずれか1項に記載の情報入力装置の上記各手段としてコンピュータを機能させるための制御プログラム

請求項16

請求項15に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

技術分野

0001

本発明は、入力面に対する描画のための入力を受け付けるための情報入力装置等に関する。

背景技術

0002

従来から、ノートページ等の紙に下敷きのように重ねて使用し、紙に記入された内容の筆跡圧力センサまたは赤外線センサ等により検出し、これを描画画像として取得する情報入力装置が知られている。

0003

このような情報入力装置の抱える問題点として、紙への記入中に情報入力装置の位置がずれた場合に、情報入力装置上では描画画像に該ずれが反映され、実際に紙に記入された内容と情報入力装置上で記録された描画画像とが一致しなくなるという点が挙げられる。

0004

上記のようなずれの問題を解決するための技術として、特許文献1には、ファイルノートの用紙を結束するリングバインダー着脱する下敷きに固定された受信装置によって、専用ペンより発信された超音波信号赤外線信号とを受信して手書き筆跡データとして認識する手書き筆跡入力装置において、下敷きの左右両方に上記リングバインダーに合致した切り欠きを設けることで、リングバインダーの左右両方への位置決めを行う構成が記載されている。

0005

また、特許文献2には、紙文書に定められた手書きのための入力領域又はその周辺に手書きされた手書きパターン手書き領域を検出し、手書き領域の座標と入力領域の座標とに基づき、手書き領域と入力領域とを関連づけ、入力領域に関連づけられた手書き領域と入力領域との位置ずれ補正するため、手書き領域の座標を変換する構成が記載されている。

先行技術

0006

特開2008−77365号公報(2008年4月3日公開
特開2007−48217号公報(2007年2月22日公開)

発明が解決しようとする課題

0007

特許文献1は、受信装置と紙との位置関係を固定する、すなわち位置ずれの発生を防止することで、上記のずれの問題を解決するものである。そして、この構成上、使用できる用紙はリングバインダーで結束されたノートのページに限定され、また、その用紙のサイズも固定である。よって、ユーザが任意の用紙を使用するという状況に対応できないという問題がある。

0008

また、特許文献2に記載の技術においては、紙文書に予め入力領域が設けられており、装置側でこの入力領域の座標情報を取得しておく必要がある。そのため、入力領域を電子情報として装置に通知するための情報を含まない一般的な紙を用いることができず、汎用性が低い。

0009

本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、特別な用紙を使用することなく、簡易ユーザ操作によって描画画像を生成するための基準位置を決定することのできる情報入力装置等を提供することにある。

課題を解決するための手段

0010

上記の課題を解決するために、本発明に係る情報入力装置は、平板状の入力面に対する座標または座標の軌跡を入力として受け付ける情報入力装置であって、上記入力面に対する入力が描画のための入力であるか、描画画像を生成するための基準位置を決定するための入力であるかを判別する判別手段と、上記判別手段が、上記入力面に対する入力が基準位置を決定するための入力であると判別した場合に、当該入力を受け付けた上記入力面上の位置に応じた基準位置を決定する基準位置決定手段と、を備えることを特徴としている。

0011

また、本発明に係る情報入力装置の制御方法は、平板状の入力面に対する座標または座標の軌跡を入力として受け付ける情報入力装置の制御方法であって、上記入力面に対する入力が描画のための入力であるか、描画画像を生成するための基準位置を決定するための入力であるかを判別する判別ステップと、上記判別ステップにおいて、上記入力面に対する入力が基準位置を決定するための入力であると判別した場合に、当該入力を受け付けた上記入力面上の位置に応じた基準位置を決定する基準位置決定ステップと、を含むことを特徴としている。

0012

上記の構成によれば、入力面に対する入力が、描画画像を生成するための基準位置を決定するための入力である場合に、当該入力の入力面上の位置に応じて、当該入力面に対する描画のための入力に応じた描画画像を生成するための基準位置を決定する。

0013

これにより、情報入力装置は、1つの入力面に対する入力から、描画画像を生成する元となる入力と、描画画像を生成するための基準位置を決定するための入力とを取得することができる。

0014

従って、ユーザは、簡易な操作によって、情報入力装置に描画画像を生成するための基準位置を決定させることができる。

0015

よって、ユーザは、例えば、情報入力装置を下敷きとして紙を上に重ね、該紙に描画画像を記入する場合に、切り欠き、目印、または特定の入力領域を持たない一般的な紙を使用することができる。また、ユーザが紙への記入を中断して情報入力装置を一旦外す、ずらす等した後に、再度情報入力装置を下敷きとして紙への記入を再開した場合に、情報入力装置に記録される描画画像の、該紙に対する相対的な位置関係を適切に保つことができる。

0016

なお、上記の基準位置は、描画のための入力の軌跡を画像平面投影するために用いられる。また、上記のようにして決定した基準位置を用いて描画画像を生成する処理は、上記情報入力装置が行ってもよいし、決定した基準位置を示す情報を他の装置に送信して描画画像を生成させてもよい。

0017

本発明に係る情報入力装置は、上記入力面上に載置されたシートに対する筆記を、該入力面にて該シート越しに、座標または座標の軌跡の入力として取得し、該取得した座標または座標の軌跡を、上記基準位置を基準として座標変換することによって、上記描画画像を生成する画像生成手段を備えていることが好ましい。

0018

上記の構成によれば、シートに対する筆記に対応する描画画像を、基準位置を基準として生成する。これにより、入力面に対してシートがどのように載置されているかにかかわらず、シートと同様のレイアウトの描画画像を生成することが可能になる。

0019

なお、上記シートは、筆記の対象となるものであればよく、例えばノートやメモ等の紙であってもよい。

0020

本発明に係る情報入力装置は、上記描画画像に割り当てられたページ番号を管理するページ番号管理手段と、上記ページ番号管理手段が管理するページ番号が同一である複数の上記描画画像を合成して合成画像を生成する画像合成手段と、を備えていてもよい。

0021

上記の構成によれば、画像合成手段は、基準位置に基づく投影で生成された複数の描画画像を、同一のページ内で合成する。なお、合成の対象となる複数の描画画像は、それぞれ異なる基準位置に基づいて生成されたものであってもよい。また、合成画像は、生成済みの描画画像の画像平面に対して、新たに決定された基準位置に基づいて軌跡を投影することで生成してもよい。

0022

これにより、同一のページ番号が割り当てられた複数の描画画像は、入力時点では入力面上で互いの位置関係を維持していなくとも、基準位置に基づいて適切な位置に座標変換された上で1のページにおける描画画像として合成される。

0023

従って、例えば、1のページにおける描画画像を記入している途中で情報入力装置の位置がずれた場合においても、基準位置を再度決定すれば、同一のページ内の描画画像のレイアウトを適切に保つことができる。

0024

本発明に係る情報入力装置において、上記ページ番号管理手段は、基準位置を決定するための入力の後の入力のパターンから、上記ページ番号を特定してもよい。

0025

上記の構成によれば、ページ番号管理手段は、入力面に対する入力が、基準位置を決定するための入力であるとき、該入力の後の入力のパターンから、描画画像の記入対象ページのページ番号を特定する。そして、該特定されたページ番号の描画画像が既に存在する場合、画像合成手段は、該描画画像に新たな描画画像を合成する。

0026

これにより、ユーザは、描画画像のページ番号を、描画のための入力を行う入力面に所定のパターンを描くという簡易な操作によって指定することができる。例えば、ページ番号管理手段は、入力面への入力の軌跡を、文字認識機能によって文字として認識することで、ユーザが手書き入力したページ番号を認識してもよい。これにより、ユーザは、ページ番号の指定に際し、繁雑なボタン操作等を行う必要がなくなる。

0027

本発明に係る情報入力装置において、上記ページ番号管理手段は、上記基準位置を決定するための入力の後の入力が、該基準位置を基準として上記入力面上に設定された描画のための入力を受け付ける矩形領域外で検出された場合に、当該入力のパターンから上記ページ番号を特定してもよい。

0028

上記の構成によれば、ページ番号管理手段は、描画のための入力が行われる矩形領域(用紙やノート等が重畳される領域)に含まれない領域に対する入力のパターンから、描画画像に割り当てるページ番号を特定する。

0029

従って、ユーザは、上記情報入力装置上に置かれた用紙またはノート等に実際に記入することなく、描画画像のページ番号を指定することができる。

0030

本発明に係る情報入力装置において、上記ページ番号管理手段は、上記基準位置決定手段が上記基準位置を決定した場合に、該基準位置に基づいて生成される上記描画画像に新たなページ番号を割り当ててもよい。

0031

上記の構成によれば、ユーザは、描画画像を記入する用紙、またはノートのページが変わり、新しい用紙またはページについて位置合わせを行う場合に、ページ番号の変更に係る操作を行う必要がなくなる。

0032

本発明に係る情報入力装置において、上記画像合成手段は、合成の対象となる描画画像の描画領域と、該描画画像に重畳する描画画像の描画領域とが重なり合う場合に、その旨を報知してもよい。

0033

上記の構成によれば、異なる用紙に対する描画のための入力が、誤って同一ページの描画画像として生成され、文字等が重畳されて判読が困難となる等の不都合を防止することができる。なお、描画画像の描画領域とは、描画画像において文字等が記入されている領域である。

0034

本発明に係る情報入力装置は、上記基準位置を決定するための入力の後の入力のパターンから、該基準位置を基準として上記入力面上に設定された描画のための入力を受け付ける矩形領域の大きさを決定するページサイズ決定手段を備えていてもよい。

0035

上記の構成によれば、ページサイズ決定手段は、基準位置を決定するための入力の後の入力のパターンから、描画のための入力が行われる矩形領域(用紙やノート等が重畳される領域)の大きさを決定する。なお、描画画像は、この矩形領域内に描画された軌跡を画像平面上に投影して生成される。このため、上記矩形領域は、入力面上に載置する用紙等と同一または略同一の大きさとすることが好ましい。

0036

これにより、ユーザは、描画のための入力を行う矩形領域の大きさ、例えば、用紙またはノートのサイズを、入力面への操作という簡易な操作によって指定することができる。

0037

具体的には、情報入力装置は、例えば、矩形領域の2つ以上の角を指定する入力の位置から、ノートサイズを決定することができる。あるいは、情報入力装置は、入力面への入力の軌跡を、文字認識機能によって文字として認識することで、ユーザが手書き入力したノートサイズを認識することができる。よって、ユーザは、用紙またはノートのサイズの指定に際し、繁雑なボタン操作等を行う必要がなくなる。

0038

本発明に係る情報入力装置において、上記ページサイズ決定手段は、上記基準位置を決定するための入力の後の入力が、該基準位置を基準として上記入力面上に設定された描画のための入力を受け付ける矩形領域外で検出された場合に、当該基準位置を決定するための入力の後の入力のパターンから、上記矩形領域の大きさを決定してもよい。

0039

上記の構成によれば、ページサイズ決定手段は、描画のための入力が行われる矩形領域(用紙やノート等が重畳される領域)に含まれない領域に対する入力のパターンから、描画のための入力が行われる矩形領域の大きさを特定する。

0040

従って、ユーザは、上記情報入力装置上に置かれた用紙またはノート等に実際に記入することなく、矩形領域の大きさを指定することができる。

0041

本発明に係る情報入力装置は、上記基準位置を決定するための入力のパターンおよび該入力の後の入力のパターンの少なくとも一方から、該基準位置を基準として上記入力面上に設定された描画のための入力を受け付ける矩形領域の傾きを特定する傾き特定手段を備えていてもよい。

0042

上記の構成によれば、傾き特定手段は、入力面に対する入力が、基準位置を決定するための入力であるとき、該入力のパターンおよび該入力の後の入力のパターンの少なくとも一方から、矩形領域(用紙やノート等が重畳される領域)の傾きを特定する。なお、矩形領域の傾きとは、矩形である入力面の各辺が、設定した矩形領域の各辺とそれぞれ平行となっている状態を傾きがない状態として規定される、入力面上における入力面に対する矩形領域の傾きである。

0043

これにより、情報入力装置は、ユーザが描画画像を記入する用紙またはノート等に対し、情報入力装置が傾いた状態で入力が行われたことにより、入力面に対して傾いた矩形領域が設定された場合であっても、当該傾きの影響をキャンセルした描画画像を生成することが可能になる。

0044

従って、描画画像を実際に記入する用紙またはノート等が、情報入力装置に対して傾いているような場合にも、入力面に対する簡易なユーザ操作によって、当該傾きの影響をキャンセルした描画画像を生成することが可能になる。

0045

本発明に係る情報入力装置において、上記傾き特定手段は、上記基準位置を決定するための入力の後の入力が、該基準位置を基準として上記入力面上に設定された描画のための入力を受け付ける矩形領域外で検出された場合に、当該基準位置を決定するための入力の後の入力のパターンから、上記矩形領域の傾きを特定してもよい。

0046

上記の構成によれば、傾き特定手段は、描画のための入力が行われる矩形領域(用紙やノート等が重畳される領域)に含まれない領域に対する入力のパターンから、矩形領域の傾きを特定する。

0047

従って、ユーザは、用紙またはノート等に実際に記入することなく、当該用紙またはノート等の傾きによるずれを、情報入力装置に特定させることができる。また、特定させた傾きの影響をキャンセルした描画画像を生成させることも可能になる。

0048

本発明に係る情報入力装置は、上記入力面への入力が、該入力面上に載置されたシート越しの入力であるか否かを判定する入力態様判定手段を備え、上記判別手段は、上記入力態様判定手段がシート越しの入力であると判定した場合、該入力が描画のための入力であると判別し、上記入力態様判定手段がシート越しの入力ではないと判定した場合、該入力が上記基準位置を決定するための入力であると判別することが好ましい。

0049

上記の構成によれば、入力面への入力が、該入力面上に載置されたシート越しの入力であるか否かを判定する。そして、シート越しの入力であると判定した場合、該入力が描画のための入力であると判別し、シート越しの入力ではないと判定した場合、該入力が基準位置を決定するための入力であると判別する。

0050

したがって、描画のための入力と、基準位置を決定するための入力とを、ボタン等によるモード切り替えを行うことなく、1つの入力面にて受け付けることができる。

0051

また、本発明に係る画像生成システムは、上記基準位置決定手段が決定した基準位置を示す情報と、上記入力面に入力された座標または座標の軌跡とを送信する送信手段を備える上記情報入力装置と、上記送信手段が送信する基準位置を示す情報と、入力面に入力された座標または座標の軌跡とを受信し、上記基準位置を基準として上記座標または座標の軌跡を画像平面上の座標に変換することによって上記描画画像を生成する画像生成手段を備える画像生成装置とを含むことを特徴としている。

0052

上記の構成によれば、画像生成装置は、入力面に入力された座標または座標の軌跡と、基準位置を示す情報とを情報入力装置から受信し、上記基準位置を基準として、上記座標または座標の軌跡を画像平面上の座標に変換することによって上記描画画像を生成する。

0053

これにより、情報入力装置側での描画画像の生成および表示をする必要がなくなるため、情報入力装置の小型化・薄型化が可能となる。

0054

よって、情報入力装置を、ノート等のページに挟んで下敷きのように使用する状況において、一般的な下敷きと同様の使用感が実現可能となる。

0055

なお、上記情報入力装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記情報入力装置の各手段として動作させることにより、上記情報入力装置1をコンピュータにて実現させる制御プログラム、及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の範疇に入る。

発明の効果

0056

以上のように、本発明に係る情報入力装置は、入力面に対する入力が描画のための入力であるか、描画画像を生成するための基準位置を決定するための入力であるかを判別する判別手段と、上記判別手段が、上記入力面に対する入力が基準位置を決定するための入力であると判別した場合に、当該入力を受け付けた上記入力面上の位置に応じた基準位置を決定する基準位置決定手段と、を備える構成である。

0057

また、本発明に係る情報入力装置の制御方法は、入力面に対する入力が描画のための入力であるか、描画画像を生成するための基準位置を決定するための入力であるかを判別する判別ステップと、上記判別ステップにおいて、上記入力面に対する入力が基準位置を決定するための入力であると判別した場合に、当該入力を受け付けた上記入力面上の位置に応じた基準位置を決定する基準位置決定ステップと、を含む方法である。

0058

上記の構成によれば、ユーザは、特別な用紙を使用することなく、簡易な操作によって、情報入力装置に描画画像を生成するための基準位置を決定させることができる。

図面の簡単な説明

0059

本発明の一実施形態に係る情報入力装置の要部構成を示すブロック図である。
図1に示す情報入力装置の使用時の外観を示す図である。
(a)は、図1に示す情報入力装置において、用紙の右上の角を示す位置合わせマークの入力時の装置外観を用紙とともに示す図であり、(b)は、上記情報入力装置において、用紙の右下の角を示す位置合わせマークの入力時の装置外観を用紙とともに示す図である。
(a)は、用紙の右上の角を示す位置合わせマークを、その筆順とともに示す図であり、(b)は、用紙の右下の角を示す位置合わせマークを、その筆順とともに示す図であり、(c)は、用紙の左上の角を示す位置合わせマークを、その筆順とともに示す図であり、(d)は、用紙の左下の角を示す位置合わせマークを、その筆順とともに示す図である。
(a)は、図1に示す情報入力装置において、用紙の右上の角を示す位置合わせマークの入力時の装置外観を用紙とともに示す図であり、(b)は、上記情報入力装置を時計回りに90度回転させた状態での、用紙の右下の角を示す位置合わせマークの入力時の装置外観を用紙とともに示す図である。
(a)は、図1に示す情報入力装置に重畳させた用紙に文字を記入している状態の装置外観と、該記入によって上記情報入力装置において生成される描画画像とを示す図であり、(b)は、上記情報入力装置に重畳させた、(a)と同一の用紙に文字を追記している状態の装置外観と、該追記によって上記情報入力装置において生成される描画画像とを示す図であり、(c)は、(a)および(b)に示す描画画像を合成した合成画像を示す図である。
図1に示す情報入力装置が備えるタッチパネルの構造の一例を示す断面図である。
図1に示す情報入力装置において、用紙の右上の角を示す位置合わせマークと、右下の角を示す位置合わせマークとの入力時の装置外観を用紙とともに示す図である。
(a)は、図1に示す情報入力装置に重畳させた用紙に文字が記入された場合の、情報入力装置が生成する描画画像を、用紙の右上の角を示す位置合わせマークとともに示す図であり、(b)は、上記情報入力装置において、(a)と同一の用紙に、該用紙を傾けた状態で文字が追記された場合の、情報入力装置が生成する描画画像を、用紙の右上の角を示す位置合わせマークとともに示す図であり、(c)は、(a)および(b)に示す描画画像を合成した合成画像を示す図である。
図1に示す情報入力装置が実行する処理の全体の流れの一例を示すフローチャートである。
図1に示す情報入力装置が実行する、位置合わせ処理の流れの一例を示すフローチャートである。
補正情報の生成を説明する図であり、同図(a)は入力された軌跡の一例を示し、同図(b)は該軌跡を補正情報で補正した画像の一例を示している。
生成した補正情報および座標変換情報を用いた描画画像の生成の一例を示す図である。
図1に示す情報入力装置が実行する、ペン入力処理の流れの一例を示すフローチャートである。
位置合わせマークの形状の別の例を示す図であり、(a)は用紙の角に沿って2つの線分が入力されるが、当該2つの線分が接触していない位置合わせマークを示し、(b)は角上に点が1つ入力される位置合わせマークを示し、(c)は用紙の角から少し離れた位置に点が入力される位置合わせマークを示し、(d)は用紙の角を囲む位置合わせマークを示している。
本発明の別の実施形態に係る情報入力システムの要部構成を示す機能ブロック図である。

実施例

0060

〔第1の実施形態〕
以下、本発明の一実施形態について、図1図15を参照して詳細に説明する。なお、本発明は以下の記載に限定されるものではない。

0061

以下で説明する実施形態では、一例として、本発明の情報入力装置を、入力面としてのタッチパネルを備える場合について説明する。しかし、本発明に係る情報入力装置はこれに限定されず、入力面に固定された受信器によって、専用ペンの紙に対する接触および軌跡を検知することで、本発明の情報入力装置を実現してもよい。

0062

なお、以下の図面において同一または相当する部分には、同一の参照符号を付すものとし、それらの説明は重複して行わない。また、図面における長さ、大きさおよび幅などの寸法関係ならびに形状は、図面の明瞭化と簡略化のために適宜に変更されており、実際の寸法および形状を表してはいない。

0063

〔情報入力装置の機能概要
本実施形態に係る情報入力装置1は、図2に示すように、ノートのページ等の用紙に下敷きとして挟まれ、ペン等で該用紙の上から記入された文字または図形等の記入時の描画の軌跡を、タッチパネル(入力面)10を介して取得する。そして、該軌跡を画像平面に投影した画像である描画画像を、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信によって情報処理装置(画像生成装置)2に送信する。これにより、ノートの手書き描画が電子データとして情報処理装置2に蓄積され、ユーザはこの描画画像を情報処理装置に表示させることができる。

0064

さらに、情報入力装置1は、図3(a)に示すように、ノートサイズ設定部12にてノートのサイズの設定を受け付ける(図に示す例ではA4判に設定されている)。また、情報入力装置1は、ページ単位で描画画像を生成するものであり、当該描画画像に割り当てられるページ番号(図に示す例では第88ページ)をページ番号表示部14によって表示する。該割り当てられるページ番号は、ページ番号変更入力部13に対する操作によって変更される。ページ番号表示部14に対し、右側に位置するページ番号変更入力部13を押下すればページを次に進め、左側に位置するページ番号変更入力部13を押下すればページを1つ前に戻すようにしてもよい。

0065

以上の構成により、ユーザが文字または図形等を記入しようとしているノートのサイズと、該記入の対象となるページのページ番号とが特定される。

0066

次に、ユーザは、モード入力部11を押下しながら、ページの角部分の外側をなぞるように、L字型の位置合わせマークをタッチパネル10上に入力する。図3(a)に示す例では、ページの右上の角に沿って、L字型の位置合わせマークM1が描かれている。また、図3(b)に示すように、情報入力装置1をずらして、モード入力部11を紙の上から押下しながら、ページの右下の角に沿って、位置合わせマークM2を入力することができる。また、図示しないが、ノートの左側のページに描画を行う場合は、該左側のページの下に情報入力装置1を挟み、ページの左上または左下の角に沿って、位置合わせマークを入力することができる。

0067

なお、本明細書において、「位置合わせマーク」とは、情報入力装置1がタッチパネル10上を介して取得した、文字または図形等の描画のための入力の軌跡を画像平面に投影して描画画像を生成するための基準となる位置を決定するためのものである。具体的には、位置合わせマークは、文字または図形等が記入される矩形の用紙の有する4つの角のうち少なくとも1つの位置、および、該角が上記4つの角のうちいずれであるかを指定する。そして、情報入力装置1は、位置合わせマークが指定する角の座標およびいずれの角であるかに応じて、上記軌跡を画像平面に投影するためのパラメータを決定する。

0068

〔位置合わせマークからの角の特定〕
ここで、情報入力装置1は、書き込まれた位置合わせマークが、記入対象であるページの4つの角のうちいずれに沿って入力されたものかを特定する。具体的には、情報入力装置1が備える位置合わせ情報処理部(基準位置決定手段、ページサイズ決定手段、頂点特定手段、傾き特定手段)21(図1参照)は、図4に示すように、位置合わせマークの入力における筆順によって、当該位置合わせマークがいずれの角に記入されたかを特定する。

0069

図4(a)に、ページの右上の角に記入される位置合わせマーク(図3(a)においてM1として図示)の筆順の一例を示す。同図では、L字型の位置合わせマークは矢印の方向に1つのストロークで入力される。すなわち、L字を構成する2つの線分のうち、横方向の線分がまず図の左から右に向かって入力され、当該右上の角を横方向の線分の終点として、該終点を始点とする縦方向の線分が下に向かって入力される。

0070

図4(b)に、ページの右下の角に記入される位置合わせマーク(図3(b)においてM2として図示)の筆順の一例を示す。同図では、L字型の位置合わせマークは2つのストロークから成る。第1のストロークは、縦方向の線分を図の上から下に向かって入力するものであり、第2のストロークは、上記第1のストロークの終点に向かって図の左から右へと入力するものである。

0071

図4(c)に、ページの左上の角に記入される位置合わせマークの筆順の一例を示す。同図では、L字型の位置合わせマークは2つのストロークから成る。第1のストロークは、図4(b)に示す例と同様、縦方向の線分を図の上から下に向かって入力するものであるが、第2のストロークは、上記第1のストロークの始点から右に向かって入力されるものである。

0072

図4(d)に、ページの左下の角に記入される位置合わせマークの筆順の一例を示す。同図では、L字型の位置合わせマークは矢印の方向に1つのストロークで入力される。すなわち、L字を構成する2つの線分のうち、縦方向の線分がまず図の上から下に向かって入力され、当該左下の角を縦方向の線分の終点として、該終点を始点とする横方向の線分が右に向かって入力される。

0073

ここで、位置合わせ情報処理部21は、位置合わせマークであるL字を構成する2つの線分は、左から右へ、または、上から下へ向かって入力されるとの前提に基づき、該L字の筆順から、当該位置合わせマークが右上、右下、左上、左下のいずれの角に記入されたものであるかを特定する。

0074

なお、上記の前提は、漢字の筆順に基づいた一例であり、右上、右下、左上、左下の各角を指定する位置合わせマークの筆順は適宜変更されてよく、ユーザにとって書きやすい筆順に任意に設定されてもよい。ユーザ設定によって上記各角に記入される位置合わせマークの筆順を設定する場合、右上、右下、左上、左下のそれぞれについて、位置合わせマークの筆順の登録処理が行われればよい。

0075

従って、位置合わせ情報処理部21は、図5に示すような、タッチパネル10上では同一の形状を有する2つのL字マークを、異なる角に記入された位置合わせマークM1およびM2として認識することができる。

0076

図5(a)は、図3(a)と同様、タッチパネル10上において、ページの右上の角に位置合わせマークM1が描かれている状況を示す図であり、位置合わせマークM1は、図4(a)に示す筆順で描かれる。

0077

図5(b)は、図5(a)に示す状況から、情報入力装置1が時計回りに90度回転した上で、タッチパネル10上において、ページの右下の角に位置合わせマークM2が描かれている状況を示す図である。このとき、位置合わせマークM2は、図4(b)に示す筆順で描かれる。

0078

位置合わせマークM1およびM2は、タッチパネル10上では同一の形状を有するL字マークであるが、その入力における筆順によって、4つの角のうちいずれに記入されたものであるかが特定される。

0079

以上のようにして、位置合わせ情報処理部21は、文字または図形等の記入対象となるページの4つの角のうちいずれに記入されたかを、該角に沿って描かれた位置合わせマークの筆順によって特定する。これにより、図5(a)(b)の例のように、ノートの1ページの記入中に情報入力装置1を回転させた場合であっても、ノートの記述の通りの描画画像を生成することが可能になる。

0080

〔同一ページの描画画像の合成〕
図6を参照して、情報入力装置1の実行する描画画像の合成処理について説明する。図6は、ユーザが所定の用紙に文字を記入し、後日、同じ用紙に文字を追記するという状況における、情報入力装置1と用紙との外観、および、情報入力装置1が生成する描画画像を示す図である。

0081

図6(a)は、所定の用紙に「ABCDEFGHIJ」という文字を記入した状態と、該記入内容電子データ化した描画画像とを示す図である。同図では、ページ番号表示部14に、当該用紙に割り当てられたページ番号「88」が表示されており、ユーザは、タッチパネル10上に、用紙の右上の角を指定する位置合わせマークM1を入力する。そして、情報入力装置1は、当該位置合わせマークM1に基づき、第88ページの描画画像における上記文字の配置を決定する。

0082

図6(b)は、図6(a)にて示した用紙に、後日、「KLMNOPQRST」という文字を追記した状態と、該追記内容を電子データ化した描画画像とを示す図である。同図においては、ユーザは、当該追記の前に、ページ番号変更入力部13に対する操作により、ページ番号表示部14に表示されるページ番号を、図6(a)に示す「88」に設定する。そして、再度、用紙の右上の角を指定する位置合わせマークM1を入力する。そして、情報入力装置1は、当該位置合わせマークM1と、該設定されたページ番号とに基づき、第88ページの新たな描画画像における上記文字の配置を決定する。

0083

図6(c)は、図6(a)および図6(b)に示す描画画像を合成した、第88ページの合成画像を示す図である。ここで、図6(b)において、図6(a)と同一のページ番号が設定され、かつ、位置合わせマークM1が記入されたことにより、合成描画画像において、図6(b)上図にて用紙に記入されている文字全体を含む画像が合成される。情報入力装置1による合成処理の詳細は後述する。

0084

なお、図6(c)に示す合成画像において、合成される複数の描画画像が重畳する場合には、画像生成部25は、情報入力装置1が備える表示部または発光部等(ともに不図示)を介して、ユーザに警告してもよい。これにより、異なる用紙に対する描画のために入力が、誤って同一ページの描画画像として生成される不都合を防止することができる。

0085

〔情報入力装置1の構成〕
図1を参照して、情報入力装置1の構成について説明する。図1は、情報入力装置1の要部構成を示す機能ブロック図である。

0086

図1に示すとおり、情報入力装置1は、タッチパネル10、モード入力部11、ノートサイズ設定部12、ページ番号変更入力部13、ページ番号表示部14、通信部15、制御部16、および、蓄積部17を備えている。

0087

タッチパネル10は、ユーザによる筆記入力を受け付ける。具体的には、タッチパネル10は、ユーザが文字または図形等を用紙に記入する際の描画のための入力位置、または、位置合わせマークが入力される際の入力位置を検出して、座標値として出力する。タッチパネル10は、ユーザによる用紙に対する文字または図形等の記入時の筆圧から入力位置を検知する抵抗膜式のタッチパネルであってもよい。上記座標値は、筆記情報としてモード判別部(判別手段)20に出力される。

0088

タッチパネル10を抵抗膜式のタッチパネルによって実現する場合、タッチパネル10は、図7のように、内側にITO(インジウムスズ酸化物)等から成る透明導電膜が均一にコーティングされた2枚のPET(polyethylene terephthalate)基板を、一定間隔(好ましくは5〜10μm間隔)で配置されたドットスペーサによって隔離する構造を有することが好ましい。

0089

PETは、強度と柔軟性に富み、指等で力を加えればたわませることができる。従って、ペン等によりPETから成る上部の基板を押下すれば、ドットスペーサ層の上下の透明導電膜が接触して通電が生じ、該通電によって電気抵抗の変化した位置を検出することで、タッチパネル10上の押下位置が検出される。図7に示す構成によれば、透明導電膜がコーティングされた上下2層の基板がいずれもPETによって形成されていることから、タッチパネル10は、一般的なPET製下敷きと同様の柔軟性と、薄型化との両方を実現することができる。本構成によれば、タッチパネル10を厚さ1.7mm程度まで薄くすることができる。また、同図では、最上層、すなわちユーザが文字または図形等を記入する用紙が重畳される方向の端部に保護シート層を積層することで、ペン等による描画によって上部のPET基板に傷がつくことを防止することができる。

0090

なお、図7に示すように、タッチパネル10は画像を表示する機能を備えている必要はない。画像表示機能を持たせないことにより、軽く、耐久性のある装置構成とすることができる。これは、用紙の下敷きとして使用する際に好適である。

0091

また、表示機能を備えたタッチパネル10を用いてもよい。この場合、描画内容がどのような描画画像として生成されているかを確認しながら描画することが可能になる。また、過去に描画した描画画像を確認することもでき、これにより過去の描画画像への追記も容易に行うことができる。さらに、情報処理装置2に描画画像を送信する必要もなくなる。

0092

モード入力部11は、タッチパネル10に対する入力モードを切り替えるためのものである。具体的には、モード入力部11は、ボタン等によって実現されてもよく、ユーザが該ボタンを押下しながらタッチパネル10に対する入力を行えば、後述するモード判別部(判別手段)20は、タッチパネル10に対する入力が、位置合わせマークの入力であると判別する構成であってもよい。

0093

また、モード入力部11は、ボタン等によって実現されるのでなく、タッチパネル10に対するユーザによる筆記入力が、用紙を挟んでなされたものか用紙を挟まずになされたものかを判別して入力モードを切り替える構成であってもよい。

0094

このように、筆記入力が用紙を挟んでなされたものか否か(用紙越しの入力であるか否か)を判別する入力態様判定手段を設けることにより、用紙を挟んでなされた入力を描画のための入力であると判別することができる。また、用紙を挟まずになされた入力を位置合わせマークの入力と判別することができる。この構成によれば、情報入力装置1にボタン等を設ける必要がなくなる、ユーザが位置合わせのためのボタン操作を行う必要がなくなる等の利点がある。

0095

筆記入力が用紙を挟んでなされたものか否かを判別する1つの方法としては、筆記に用いるペンとタッチパネル10とが接触した場合に電気が流れるようなペン及びタッチパネル10を用いることが考えられる。この場合、筆圧がかかっても、用紙を挟んだ場合には電気が流れないため、筆記入力が用紙を挟んでなされたものか否かを判別することができる。また、別の方法としては、タッチパネル10に光センサを設けて、タッチパネルに対して用紙が重なっている領域を検出することが考えられる。この場合、用紙が重なっている領域に対する筆記入力を、用紙を挟んでなされたものと判別することができる。

0096

ノートサイズ設定部12は、ユーザが文字または図形等を記入する用紙のサイズを設定する。具体的には、ノートサイズ設定部12は、記入対象となる矩形の用紙の幅または高さ、好ましくはこれらの両方を決定する。上記用紙のサイズは、A4判、B5判等、所定の規格をノートサイズ設定部12において入力することで設定されてもよい。

0097

ページ番号変更入力部13は、描画画像に割り当てられるページ番号を変更する入力を受け付ける。具体的には、描画画像に新たなページ番号を割り当てるための、ユーザによる押下等入力操作を受け付ける。これにより、ユーザは、新たなノートのページ等の用紙に文字または図形等を記入するときに、該新たな用紙について、新たな描画画像を情報入力装置1に生成させることができる。なお、ページ番号変更入力部13は、モード入力部11が押下されている間は、ページ番号を変更する入力を受け付けないことが好ましい。

0098

なお、ここでの「新たなページ番号」とは、過去に別の描画画像に割り当てられたページ番号を含む。これにより、同じ用紙に記入された複数の描画画像を合成した合成描画画像を、後述する画像生成部(画像生成手段、画像合成手段)25に生成させることができる。これにより、図6に示すように、同じ用紙に文字または図形等を追記したときに、該追記された文字または図形等の描画画像を、先に当該用紙に記入されていた文字または図形等の描画画像と合成し、実際に用紙上に記入されている文字または図形等と同じレイアウトを有する合成描画画像を生成することができる。

0099

ページ番号表示部14は、描画画像に割り当てられるページ番号を表示する。具体的には、ページ番号表示部14は、ページ番号変更入力部13に対するユーザの入力操作に基づき、ページ番号管理部(ページ番号管理手段)28が設定した、描画画像に割り当てるべきページ番号を表示する。これにより、ユーザは、現在記入中の、またはこれから記入しようとする文字または図形が描画画像として生成される際のページ番号を確認することができるため、複数の用紙に対する記入が誤って同一ページの描画画像として生成される等の不都合を防止することができる。

0100

通信部15は、情報入力装置1が生成した描画画像を情報処理装置2に送信する。具体的には、通信部15は、画像生成部25が生成し、蓄積処理部26によって蓄積部17に蓄積され、送信処理部27を介して供給された描画画像を、近距離無線通信等により、外部の情報処理装置2に送信する。画像生成部25による描画画像の生成、および、蓄積処理部26による描画画像の蓄積部17への蓄積については後述する。

0101

なお、情報処理装置2は、通信部15が送信する描画画像を受信し、これを記憶する機能を有するものである。また、情報処理装置2は、描画画像を表示する機能も有している。これにより、ユーザは、情報入力装置1が生成した描画画像を情報処理装置2で閲覧することができる。

0102

なお、通信部15からの描画画像の送信は、送信処理部27からの供給をトリガとしてもよいし、情報処理装置2からの要求、または図示しない外部の装置からの、他のデータとの同期信号等の信号に応じて行われてもよい。

0103

蓄積部17は、描画画像を蓄積する記録装置である。具体的には、蓄積部17は、画像生成部25が生成し、蓄積処理部26がページ番号等の付加情報紐付けた描画画像を蓄積する。また、蓄積される描画画像には、ページ番号とともに最終更新日時等が紐付けられていることが好ましい。

0104

別の例として、蓄積部17は、描画画像に代えて、手書き情報処理部23から供給される軌跡情報、または、モード判別部20から供給される筆記情報に含まれる座標の集合を蓄積してもよい。後述する各処理に係るパラメータは、処理データが画像であるか、軌跡であるか、または座標であるかに応じて、適宜変更されればよい。本発明においては、描画画像が最終的にユーザに視認可能な形で表示されればよいため、上記のような中間データの形式の違いは、本発明の技術的意義に何らの変更を生じさせるものではない。

0105

制御部16は、情報入力装置1が備える各部の機能を統括し、情報入力装置1の動作を制御するものである。制御部16は、例えば、CPU(central processing unit)等で実現され、情報入力装置1が備える機能は、制御部16としてのCPUが、ROM等に記憶されているプログラムを、RAM等に読み出して実行することで実現される。制御部16は、図1に示すとおり、機能ブロックとして、モード判別部20、位置合わせ情報処理部21、位置合わせ情報管理部22、手書き情報処理部23、手書き情報座標変換部24、画像生成部25、蓄積処理部26、送信処理部27、および、ページ番号管理部28を備える。

0106

モード判別部20は、ペン入力モード位置合わせモードとの判別を行う。具体的には、モード判別部20は、モード入力部11に対する押下操作の有無に基づき、タッチパネル10から取得した筆記情報が、描画のための入力であるか、位置合わせマークの入力であるかを判別する。該筆記情報が描画のための入力であると判別した場合、タッチパネル10から取得した筆記情報を、手書き情報処理部23に供給する。一方、該筆記情報が位置合わせマークの入力であると判別した場合、タッチパネル10から取得した筆記情報を、位置合わせ情報処理部21に供給する。

0107

なお、モード判別部20は、モード入力部11に対する操作に応じて判別を行えばよく、例えばモード入力部11が押下されている期間の入力を位置合わせマークの入力と判別してもよい。また、モード入力部11に対する入力が検出されてから所定の期間(例えば数秒)内に行われた入力を、位置合わせマークの入力であると判別してもよい。

0108

位置合わせ情報処理部21は、タッチパネル10に入力された位置合わせマークに基づき、ユーザによる描画のための入力の軌跡を描画画像に変換するためのパラメータを生成する。

0109

具体的には、位置合わせ情報処理部21は、タッチパネル10上に入力されたL字型の位置合わせマークを示す筆記情報を、モード判別部20から取得する。そして、該筆記情報に基づき、ユーザによる記入の対象となる用紙の1つの角の位置を示す座標値(基準位置)を特定する。また、L字マークの筆順から、L字マークが用紙の4つの角のうちのいずれの角に記入されたかを特定する。L字マークの筆順に基づく角の特定方法は、図4を参照して説明したとおりである。さらに、位置合わせ情報処理部21は、当該L字マークを構成する2つの線分の、タッチパネル10の平面上における傾き、すなわち用紙の傾きを検知する。そして、位置合わせ情報処理部21は、上記検知した特定の角の位置および用紙の傾きに基づき、タッチパネル10が受け付けた描画のための入力の軌跡(後述する軌跡情報)を、描画画像における座標に変換するパラメータ(補正情報および座標変換情報)を生成する。

0110

なお、補正情報とは、用紙の傾きおよび位置を補正するための情報である。より詳細には、タッチパネル10に対する入力の軌跡の座標値を、L字マークの角の位置を示す座標値に応じて平行移動させ、L字マークを構成する線分の傾きに応じて回転移動させるための情報である。

0111

また、座標変換情報は、L字マークが用紙の4つの角のうちの何れの角に記入されたかに基づいて、描画画面上の座標系を変換するための情報である。より詳細には、補正情報で変換した座標値を、ノートサイズ設定部12で取得した用紙の幅および高さに応じて平行移動させ、さらにL字マークが用紙の4つの角のうちの何れの角に記入されたかに基づいて回転移動させるための情報である。

0112

また、位置合わせ情報処理部21は、上記検知した特定の角の位置および用紙の傾きと、ノートサイズ設定部12によって設定された用紙のサイズとに基づき、タッチパネル10上において、用紙が重畳されている領域を特定する。

0113

なお、位置合わせ情報処理部21は、図8に示すように、2つの位置合わせマークM1およびM2の入力に基づいて、用紙の幅または高さのいずれか一方のみを特定してもよい。

0114

別の例として、位置合わせ情報処理部21は、タッチパネル10上において、位置合わせ情報処理部21によって特定された、用紙が重畳されている領域外に手書き入力された用紙サイズ、例えば「A4」等の用紙サイズを表す手書き入力文字を、文字認識機能によって認識することで、当該用紙の幅および高さを特定してもよい。あるいは、例えば「A4タテ」のように、用紙のサイズとともに用紙の方向を示す手書き入力文字が入力されてもよく、位置合わせ情報処理部21は、当該手書き入力文字を文字認識機能によって認識し、当該用紙の幅および高さを特定してもよい。これにより、ユーザは、簡易な操作で用紙のサイズを指定することができる。上記用紙サイズを表す手書き文字の入力は、位置合わせマークの入力の直後に行われてもよく、また、モード入力部11の押下中(位置合わせモード中)に行われてもよい。

0115

なお、上述のような用紙のサイズの設定が行われない場合には、同一のページで入力する位置合わせマークは、同じ角に記入されることが好ましい。例えば、ノートの左側のページでは常に左上の角、右側のページでは常に右上の角に位置合わせマークが記入されることが好ましい。

0116

位置合わせ情報管理部22は、位置合わせ情報処理部21で生成された上記補正情報および座標変換情報を、変換情報として管理する。管理された変換情報は、手書き情報座標変換部24に供給される。

0117

手書き情報処理部23は、描画のための入力を軌跡として記録する。具体的には、手書き情報処理部23は、タッチパネル10から取得した筆記情報を、描画のための入力の軌跡を現す軌跡情報に変換して記録する。記録した軌跡情報は、手書き情報座標変換部24に供給される。

0118

手書き情報座標変換部24は、ユーザによる描画のための入力の軌跡を、画像平面上の座標に変換する。具体的には、手書き情報座標変換部24は、位置合わせ情報管理部22から取得した変換情報(補正情報および座標変換情報)を用いて、手書き情報処理部23から取得した軌跡情報が含む入力の軌跡の座標値を変換する。該変換された座標値は画像生成部25に供給される。

0119

画像生成部25は、描画画像を生成する。具体的には、画像生成部25は、手書き情報座標変換部24が変換した座標値に基づき、タッチパネル10における描画のための入力の軌跡を画像平面に投影した画像である描画画像を生成する。生成された描画画像は、蓄積処理部26に供給される。

0120

画像生成部25はさらに、ページ番号管理部28から、当該生成した描画画像に割り当てられているページ番号を取得し、当該ページ番号が割り当てられている描画画像が、蓄積部17に既に蓄積されているかを判定する。そして、当該ページ番号に割り当てられている描画画像が既に蓄積部17に蓄積されていると判定すると、該蓄積されている描画画像を蓄積部17から取得し、これを上記生成した描画画像と合成した合成描画画像を生成する。

0121

図6を参照して説明すれば、当該生成した描画画像とは、図6(b)下図に相当し、蓄積部17に既に蓄積されている描画画像とは、図6(a)下図に相当し、合成描画画像は図6(c)である。生成された合成描画画像は、当該ページ番号に割り当てられている描画画像として更新され、蓄積処理部26によって蓄積部17に蓄積されてもよい。画像生成部25から蓄積処理部26への描画画像の供給およびこれを介した蓄積部17への蓄積は、ページ番号の変更ごとになされてもよいし、ごく短い周期で逐次なされてもよい。後者の構成によれば、情報処理装置2において、用紙に記入された文字または図形等を、略リアルタイムに描画画像として表示させることができる。

0122

ここで、図9を参照して、画像生成部25による、合成描画画像の生成の別の例について説明する。

0123

図9(a)は、所定の用紙に「ABCDEFGHIJ」という文字が記入された場合の、タッチパネル10上での描画のための入力の軌跡を位置合わせマークM1とともに示す図である。

0124

図9(b)は、図9(a)と同一の用紙に、後日、「KLMNOPQRST」という文字を追記した場合の、タッチパネル10上での描画のための入力の軌跡を位置合わせマークM1とともに示す図である。なお、図9(b)における描画は、ページ番号変更入力部13を介し、図9(a)に示す状況と同一のページ番号が入力された上で行われたものとする。

0125

図9(b)においては、用紙が情報入力装置1に対し傾けられた状態で描画が行われているため、手書き情報処理部23が変換および生成する軌跡情報を単純に合成すると、該合成によって得られる画像は、実際に用紙に記入された文字のレイアウトを大きく崩したものとなる。

0126

ここで、位置合わせ情報処理部21は、位置合わせマークM1の傾き、すなわち用紙の傾きを検知して、この傾きを補正する補正情報を生成する。これにより、軌跡情報を手書き情報座標変換部24に適切に座標変換させることができる。よって、画像生成部25は、手書き情報座標変換部24にて変換された座標に基づき、図9(b)に示す描画のための入力の軌跡から、適切なレイアウトを有する描画画像を生成することができる。

0127

以上の処理により生成した2つの描画画像を合成した合成描画画像を図9(c)に示す。同図では、図9(b)に示す状況における用紙の傾きが補正されたことにより、2つの描画画像が、位置および傾きのずれを生じることなく適切に合成されている。

0128

再び図1を参照して、制御部16内部の構成を説明する。

0129

蓄積処理部26は、描画画像を蓄積部17に蓄積する。具体的には、蓄積処理部26は、画像生成部25で生成された描画画像にページ番号および最終更新日時等を紐付け、蓄積部17に供給する。

0130

送信処理部27は、通信部15を介して描画画像を情報処理装置2に送信するためのものである。具体的には、送信処理部27は、通信部15に対し、所定のタイミングで描画画像を供給することで、通信部15に、情報処理装置2に対し描画画像を送信させる。上記所定のタイミングは、ページ番号の切り替えが行われた時点でもよい。あるいは、用紙に記入された文字または図形等が、情報処理装置2においてほぼリアルタイムに描画画像として表示されるよう、短い周期であってもよい。

0131

ページ番号管理部28は、描画画像に割り当てられるページ番号を管理する。具体的には、ページ番号管理部28は、ページ番号変更入力部13から取得した入力情報に基づき、描画画像に割り当てるページ番号を設定する。設定したページ番号は、ページ番号表示部14に通知され、ページ番号表示部14は通知されたページ番号を表示する。また、ページ番号管理部28は、画像生成部25に対し、上記設定したページ番号を通知し、画像生成部25は、該通知されたページ番号に基づき、ページごとの描画画像を生成してもよい。描画画像に割り当てるページ番号は、所定の上限値(例として100)に達した場合に、最小値回帰し再び増大を繰り返す周期的なものであってもよい。

0132

なお、ページ番号管理部28は、位置合わせ情報処理部21によって位置合わせマークの入力が検出された場合に、ページ番号を1増大させる構成であってもよい。ノートの下敷きとして使用する場合、次のページの下に情報入力装置1を移動させたときに位置合わせを行うためである。また、別の例として、ページ番号管理部28は、手書き情報処理部23が描画のための入力を最後に検出してから所定の期間(例えば8時間や12時間、24時間等)が経過したときに、ページ番号を1増大させてもよい。さらに別の例として、光センサ(不図示)等によって、情報入力装置1に用紙が重畳されていないことが検出されたときにページ番号を1増大させてもよいし、用紙が重畳されたときにページ番号を1増大させてもよい。

0133

また、ページ番号管理部28は、タッチパネル10上において、位置合わせ情報処理部21によって特定された、用紙が重畳されている領域外に数字が手書きで入力された場合に、該数字を文字認識機能によって認識することで、ページ番号を設定する構成であってもよい。これにより、ページ番号の設定に際し、ユーザによるボタン操作を不要とすることができる。上記手書きの数字の入力は、位置合わせマークの入力の直後に行われてもよい。

0134

以上の構成により、情報入力装置1は、用紙に記入された文字または図形等の描画のための入力の軌跡を電子データ化した描画画像を生成するとともに、該描画画像において、情報入力装置1に対する該用紙のずれを補正することができる。また、同一のページ番号を割り当てられた複数の描画画像を合成し、適切な合成描画画像を生成することができる。

0135

〔情報入力装置1による処理の流れ〕
図10図14を参照して、情報入力装置1における処理の流れの一例を説明する。

0136

図10は、情報入力装置1が実行する処理の全体の流れの一例を示すフローチャートである。

0137

まず、モード判別部20は、筆記情報を取得する(S1)。具体的には、モード判別部20は、タッチパネル10が出力する、ユーザによる筆記入力の入力位置を示す座標値を、筆記情報として取得する。

0138

次に、モード判別部20は、位置合わせモードか否かを判定する(S2:判別ステップ)。具体的には、モード判別部20は、モード入力部11が押下中であるか否かを判定し、押下中であれば、位置合わせモードであると判定する(S2でYES)。別の例として、モード判別部20は、モード入力部11が押下されてから所定の期間内であれば、位置合わせモードであると判定(S2でYES)してもよい。

0139

位置合わせモードであると判定されると(S2でYES)、次に、位置合わせ処理が実行される(S3)。

0140

ここで、ステップS3における位置合わせ処理の詳細について、図11を参照して説明する。図11は、位置合わせ情報処理部21および位置合わせ情報管理部22による、位置合わせ処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、本フローチャートにおいて、位置合わせマークがL字マークである例について説明を行うが、後述するように、位置合わせマークはL字型に限定されず、様々な形状を有しうる。

0141

まず、位置合わせ情報処理部21は、L字マークを検出する(S10)。具体的には、位置合わせ情報処理部21は、モード判別部20から取得した筆記情報の座標値のパターンから、L字マークが入力されたことを検出する。

0142

次に、位置合わせ情報処理部21は、角の座標を検出する(S11:基準位置決定ステップ)。具体的には、位置合わせ情報処理部21は、ステップS10において検出したL字マークを構成する2つの線分の交点を当該用紙の角として、その座標を検出する。

0143

次に、位置合わせ情報処理部21は、L字マークの2つの線分から傾きを検出する(S12)。具体的には、位置合わせ情報処理部21は、L字を構成する2つの線分の、タッチパネル10の平面上の傾きから、用紙の情報入力装置1に対する傾きの角度を検出する。

0144

次に、位置合わせ情報処理部21は、筆順からマーク位置を特定する(S13:頂点特定ステップ)。ここで、「マーク位置」とは、用紙の4つの角についての、右上、右下、左上、左下のいずれかを示す情報である。具体的には、位置合わせ情報処理部21は、ステップS10にて検出したL字マークの筆順に基づき、当該L字マークが、用紙の4つの角(右上、右下、左上、左下)のいずれに記入されたかを特定する。詳細な特定方法は図4を参照して説明したとおりである。

0145

次に、位置合わせ情報処理部21は、ノートサイズを取得する(S14)。具体的には、位置合わせ情報処理部21は、ノートサイズ設定部12によって設定された用紙のサイズ(幅および高さ)を取得する。

0146

次に、位置合わせ情報処理部21は、角の座標と傾きとから、座標位置と傾きを補正する補正情報を求める(S15)。具体的には、位置合わせ情報処理部21は、ステップS11において検出した角の座標と、ステップS12において検出した用紙の傾きとに基づいて補正情報を求める。

0147

ここで、補正情報の生成について、図12に基づいて説明する。図12は、補正情報の生成を説明する図であり、同図(a)は入力された軌跡の一例を示し、同図(b)は該軌跡を補正情報で補正した画像の一例を示している。

0148

図12(a)の例では、L字の角の座標(タッチパネル10の入力領域の左上隅原点とする)が(10,10)、傾き(右上がりの傾きを正とする)が+10度である。この場合、タッチパネル10に対する入力の軌跡(同図の文字列「ABCDE」)を、左に10、上に10だけ平行移動させ、L字の角の座標を中心に時計回り方向に10度回転移動させることにより、L字マークがタッチパネル10の入力領域の左上隅の角に沿う位置に移動する。したがって、この例では、左に10、上に10だけ平行移動させ、L字の角の座標を中心に時計回り方向に10度回転移動させる情報を補正情報とする。

0149

次に、位置合わせ情報処理部21は、マーク位置とノートサイズから座標変換情報を求める(S16)。マーク位置とノートサイズが決まれば、描画画像を記録すべき矩形領域を設定することができるので、タッチパネル10の入力領域の座標を用紙に対応する矩形領域内の座標に投影する座標変換情報を生成することができる。この座標変換情報とステップS15で求めた補正情報とを用いることによって、用紙の位置に応じた描画画像を生成することができる。なお、設定する矩形領域の全体がタッチパネル10上に存在する必要はなく、図3(a)(b)等の例のように、矩形領域の一部がタッチパネル10からはみ出していても構わない。

0150

ここで、マーク位置に応じた描画画像の生成について、図13に基づいて説明する。図13は、生成した補正情報および座標変換情報を用いた描画画像の生成の一例を示す図である。

0151

図13のア−1、ア−2、ア−3、ア−4は、マーク位置が左上である場合(L字マークが左上隅を示す位置合わせマークである場合)において、情報入力装置1が生成する描画画像の例である。ア−1〜ア−4の入力の軌跡は、L字マークの角の座標及び傾きに応じて生成される補正情報に基づき、タッチパネル10の入力領域の左上隅の角に沿う位置に移動され、ア−5に示す描画画像が生成される。

0152

同様に、図13のイ−1、イ−2、イ−3、イ−4は、マーク位置が右上である場合(L字マークが右上隅を示す位置合わせマークである場合)において、情報入力装置1が生成する描画画像の例である。イ−1〜イ−4の入力の軌跡は、補正情報に基づき、タッチパネル10の入力領域の左上隅の角に沿う位置に移動され、イ−5に示す描画画像が生成される。

0153

また、図13のウ−1、ウ−2、ウ−3、ウ−4は、マーク位置が左下である場合(L字マークが左下隅を示す位置合わせマークである場合)において、情報入力装置1が生成する描画画像の例である。ウ−1〜ウ−4の入力の軌跡は、補正情報に基づき、タッチパネル10の入力領域の左上隅の角に沿う位置に移動され、ウ−5に示す描画画像が生成される。

0154

そして、図13のエ−1、エ−2、エ−3、エ−4は、マーク位置が右下である場合(L字マークが右下隅を示す位置合わせマークである場合)において、情報入力装置1が生成する描画画像の例である。エ−1〜エ−4の入力の軌跡は、補正情報に基づき、タッチパネル10の入力領域の左上隅の角に沿う位置に移動され、エ−5に示す描画画像が生成される。

0155

ここで、ノートサイズはA4縦が設定され、A4縦の矩形領域のサイズが横827、縦1169であるとする。

0156

まず、マーク位置が左上である場合には、図13のア−5で既に左上隅の角に沿う位置に位置合わせマークが移動されているので、さらなる座標変換は必要ない。したがって、この場合には、座標変換情報による座標変換は必要なく、補正情報による補正のみでア−6の描画画像が生成される。

0157

一方、マーク位置が右上である場合には、位置合わせマークを左上隅の角に沿う位置(図13のイ−5)から、矩形領域の右上隅の角に沿う位置(図13のイ−6)に移動させる必要がある。この場合に必要な座標変換は、右に827平行移動し、さらにL字の角の座標を中心に時計回り方向に90度回転移動することである。したがって、この場合には、この座標変換のための平行移動および回転移動の情報を座標変換情報とする。

0158

同様に、マーク位置が左下である場合には、位置合わせマークを左上隅の角に沿う位置(図13のウ−5)から矩形領域の左下隅の角に沿う位置(図13のウ−6)に移動させる必要がある。この場合に必要な座標変換は、下に1169平行移動し、さらにL字の角の座標を中心に時計回り方向に270度回転移動することである。したがって、この場合には、この座標変換のための平行移動および回転移動の情報を座標変換情報とする。

0159

また同様に、マーク位置が右下である場合には、位置合わせマークを左上隅の角に沿う位置(図13のエ−5)から矩形領域の左下隅の角に沿う位置(図13のエ−6)に移動させる必要がある。この場合に必要な座標変換は、右に827、下に1169平行移動し、さらにL字の角の座標を中心に時計回り方向に180度回転移動することである。したがって、この場合には、この座標変換のための平行移動および回転移動の情報を座標変換情報とする。

0160

次に、位置合わせ情報管理部22は、補正情報と座標変換情報とを変換情報として管理する(S17)。具体的には、位置合わせ情報管理部22は、ステップS15において求めた補正情報と、ステップS16において求めた座標変換情報とを、タッチパネル10における描画のための入力の軌跡から描画画像を生成するための変換情報として管理する。

0161

以上の処理を経て、位置合わせ処理は完了し、図10に示すフローチャートに係る処理は完了する。

0162

一方、ステップS2において、位置合わせモードではないと判定されると(S2でNO)、ペン入力処理が実行される(S4)。

0163

ここで、ステップS4におけるペン入力処理の詳細について、図14を参照して説明する。図14は、手書き情報処理部23、手書き情報座標変換部24、ページ番号管理部28、画像生成部25、および蓄積処理部26による、ペン入力処理の流れの一例を示すフローチャートである。

0164

まず、手書き情報処理部23は、筆記情報を軌跡情報に変換する(S20)。具体的には、手書き情報処理部23は、モード判別部20から取得した筆記情報を、軌跡情報に変換する。

0165

次に、手書き情報座標変換部24は、変換情報に基づき、軌跡情報を座標変換する(S21)。具体的には、手書き情報座標変換部24は、ステップS17によって位置合わせ情報管理部22が管理している変換情報に基づき、手書き情報処理部23から取得した軌跡情報に含まれる座標を変換する。そして、変換した座標を画像生成部25に出力する。

0166

次に、画像生成部25は、ページ番号管理部28から現在のページ番号を取得する(S22)。具体的には、画像生成部25は、ページ番号変更入力部13から取得した入力情報に基づきページ番号管理部28が設定した、描画画像に割り当てるページ番号を取得する。

0167

次に、画像生成部25は、現在のページの画像が蓄積されているか否かを判定する(S23)。具体的には、画像生成部25は、ステップS22において設定されたページ番号が割り当てられている描画画像が蓄積部17に既に蓄積されているかを判定する。

0168

現在のページの画像が蓄積されていなければ(S24でNO)、画像生成部25は、手書き情報座標変換部24が出力した座標(座標変換した軌跡情報)から描画画像を生成する(S27)。

0169

そして、画像生成部25は、生成した描画画像を蓄積処理部26に供給し、蓄積処理部26は、この描画画像を蓄積部17に蓄積する(S26)。具体的には、蓄積処理部26は、ステップS27において生成された描画画像にページ番号および最終更新日時等を紐付け、蓄積部17に蓄積する。これにより、ペン入力処理は完了となる。

0170

一方、現在のページの画像が蓄積されていると判定した場合(S23でYES)、画像生成部25は、蓄積されている描画画像を取得する(S24)。具体的には、画像生成部25は、ステップS22において取得したページ番号が割り当てられている描画画像を、蓄積部17から取得する。

0171

次に、画像生成部25は、合成画像を生成する(S25)。具体的には、画像生成部25は、ステップS24において蓄積部17から取得した描画画像に対して、ステップS21にて手書き情報座標変換部24が出力した座標(座標変換した軌跡情報)に対応する画像を重畳し、合成画像を生成する。この後、画像生成部25は、生成した合成画像を蓄積処理部26に供給し、蓄積処理部26がこの合成画像を蓄積部17に蓄積して(S26)、ペン入力処理は完了する。なお、合成画像の蓄積の際にも、ページ番号等の情報を紐付けて記録する。

0172

なお、過去の描画画像に追記する場合、ユーザは、ページ番号変更入力部13を操作して、入力対象とするページを、追記したい描画画像に対応するページに合わせる必要がある。このような場合、情報入力装置1は、描画画像を表示させる機能を有していないため、誤って別のページを設定することが考えられる。そして、誤ったページを設定した場合に、過去に記入した文字等と、新たに追記した文字等が重なってしまい、判読が困難となることも想定される。

0173

このため、画像生成部25は、ステップS25にて合成画像を生成する前に、蓄積部17から取得した描画画像の描画領域(文字等が記入されている領域)と、追記する画像の描画領域とが重畳していないか判定することが好ましい。そして、重畳している場合には、音や光などを発してユーザに報知することが好ましい。なお、図1の例には記載していないが、発光部や音声出力部を設けることによってこのような報知を行うことは容易である。また、図1の例では、ページ番号表示部14を備えているので、ページ番号表示部14への表示によって報知してもよい。

0174

ここで、ステップS23〜S26に係る処理について、例として、上述にて説明した図6を参照して説明すれば以下のとおりである。

0175

まず、ステップS23では、ページ番号「88」の画像が蓄積されていると判断され、ステップS24では、図6(a)下図の画像が取得される。そして、ステップS25では、蓄積部17から取得した図6(a)下図の画像に対し、図6(b)下図の画像を重畳して合成画像を生成する。このようにして、図6(c)の合成画像が生成される。

0176

ステップS25において生成された合成画像は、蓄積処理部26によって蓄積部17に、当該ページの描画画像として更新および蓄積される(S26)。なお、蓄積部17において、合成前の当該ページの描画画像も保持される構成であってもよい。

0177

以上のように、情報入力装置1は、位置合わせモードであるか否かを判別し、位置合わせモードである場合に、タッチパネル10に入力されたL字型の位置合わせマークから、用紙の角の座標、用紙の傾き、および、用紙の4つの角のいずれが指定されたかを特定する。そして、これらの特定によって、描画のための入力の軌跡を描画画像に変換するための変換情報を生成し、該変換情報に基づいて描画画像を生成する。

0178

これにより、タッチパネル10上の用紙に対応する矩形領域が特定され、当該矩形領域に入力される描画のための入力の軌跡を、位置および傾きのずれを補正して描画画像に変換することができる。

0179

さらに、同一ページに入力が行われたときには、入力された軌跡を記憶されている描画画像に合成するので、過去に描画が行われた用紙に追記したような場合であっても、用紙に記入された内容と略一致する描画画像を生成することができる。そして、描画の前には位置合わせマークによる補正を行うため、2つの時点における描画のための入力が、入力時点ではタッチパネル10上で互いの位置関係を維持していなくとも、適切なレイアウトの描画画像が生成される。

0180

〔位置合わせマークの変形例〕
上述では、L字型の位置合わせマークを用いる例を説明したが、本発明の位置合わせマークは、少なくとも描画画像の生成の基準位置を示すものであればよく、L字型に限定されない。

0181

図15は、位置合わせマークの形状の別の例を示す図である。

0182

図15(a)は、用紙の角に沿って2つの線分が入力されるが、当該2つの線分が接触していない位置合わせマークを示す図である。2つの線分の座標が特定されれば、角の位置および用紙の傾きはL字マークと同様に導かれる。

0183

図15(b)は、角上に点が1つ入力される位置合わせマークを示す図である。同図の位置合わせマークでは用紙の傾きは特定されないが、情報入力装置1をノートに挟む等、用紙の傾きのずれが生じない使用状況に適している。

0184

また、図15(c)に示すように、用紙の角から少し離れた位置に点を入力してもよいし、図15(d)に示すように、用紙の角を囲むことで位置合わせマークとしてもよい。

0185

なお、図15(b)〜(d)に示す例においては、1つの角を示す点または囲みマークを入力した後に、該点の近傍において、用紙のいずれかの辺に沿う位置にさらに点を少なくとも1つ入力することで、用紙の傾きを指定することもできる。また、用紙の複数の角にマークを入力させることによって、用紙の傾きを特定することもできる。この場合、マーク間の距離から用紙の幅を特定することもできる。

0186

さらに、上述の記載では、位置合わせ情報処理部21はL字マークの筆順から用紙の4つの角のうち何れが指定されたかを特定する構成について説明を行ったが、角の特定は筆順によらずとも可能である。

0187

例えば、L字マーク、または図15に示す何れかの位置合わせマークの入力後に行われた入力のパターンから角を特定してもよい。具体例を挙げれば、多点検出可能なタッチパネル10を用いる場合、ユーザが、用紙の枠外(設定した矩形領域外)に同時に触れた箇所の数によって角を特定してもよい。例えば、右上であればタッチパネル10を指で1点押下、右下であれば2点押下、左上であれば3点押下、左下であれば4点押下するようにしてもよい。

0188

また、他の例を挙げれば、位置合わせマークの入力後に検出された接触位置の、当該位置合わせマークの位置に対する相対位置から角を特定してもよい。例えば、右上であれば位置合わせマークの右上、右下であれば右下、左上であれば左上、左下であれば左下をタッチするようにしてもよい。

0189

さらに他の例を挙げれば、位置合わせマークの入力後に入力された軌跡から角を特定してもよい。例えば、右上であれば「右上」、右下であれば「右下」、左上であれば「左上」、左下であれば「左下」の文字を記入するようにし、これらの文字列を検出することによって角を特定してもよい。

0190

なお、以上のような角を特定するための入力は、用紙の枠外(設定した矩形領域外)にて受け付けるようにすることが好ましい。これにより、用紙に不要な文字が記入されることがなくなるからである。

0191

なお、上述の実施形態の記載においては、過去に記入したページに追記する場合、ページ番号変更入力部13に当該ページのページ番号を入力する例について説明したが、記入ページ指定方法はこれに限定されない。

0192

例えば、蓄積処理部26が蓄積部17に描画画像を蓄積する際に紐付けた最終更新日時から、所望のページを指定する構成としてもよい。これにより、ユーザがページ数を記憶していなくとも、いつに記入したかという記憶に基づいて追記を行うことができる。

0193

〔第2の実施形態〕
さらに、上述した手書き情報座標変換部24、画像生成部25、蓄積処理部26、および蓄積部17は、情報処理装置側に備えられていてもよい。

0194

〔情報入力システム100の構成〕
図16は、本発明の別の実施形態に係る情報入力システム(画像生成システム)100の要部構成を示す機能ブロック図である。なお、上記第1の実施形態にて説明したものと同じ機能を有する部材には同一の符号を付し、説明を省略する。

0195

情報入力装置50は、上記第1の実施形態における情報入力装置1において、手書き情報座標変換部24、画像生成部25、蓄積処理部26、蓄積部17を排した構成である。

0196

情報入力装置50において、位置合わせ情報処理部21は、上記第1の実施形態における位置合わせ情報管理部22の機能を包含しており、補正情報および座標変換情報を変換情報として管理するとともに、該変換情報を送信処理部(送信手段)27に供給する。

0197

情報入力装置50においては、送信処理部27は、位置合わせ情報処理部21から取得する変換情報に加え、手書き情報処理部23から軌跡情報を、ページ番号管理部28からページ番号を取得する。取得した各情報は、上述の所定のタイミングで通信部15に供給され、通信部15を介して情報処理装置60に送信される。

0198

情報処理装置(画像生成装置)60は、情報入力装置50から受信した変換情報、軌跡情報およびページ番号に基づき、描画画像を生成する。情報処理装置60は、制御部61、表示部62、および通信部63を備えて成る構成である。

0199

表示部(表示画面)62は、情報処理装置60が扱う情報を表示するものである。本実施形態では特に描画画像を表示する。表示部62は、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)などの表示装置で実現される。

0200

通信部63は、情報入力装置50の備える通信部15から送信された変換情報、軌跡情報およびページ番号を受信する。

0201

制御部61は、情報処理装置60が備える各部の機能を統括し、情報処理装置60の動作を制御するものである。制御部61は、例えば、CPU(central processing unit)等で実現され、情報処理装置60が備える機能は、制御部61としてのCPUが、ROM等に記憶されているプログラムを、RAM等に読み出して実行することで実現される。制御部61は、図16に示すとおり、機能ブロックとして、ページ番号取得部64、変換情報取得部65、軌跡情報取得部66、手書き情報座標変換部24、画像生成部25、および蓄積処理部26を備える。

0202

ページ番号取得部64は、通信部63からページ番号を取得する。取得されたページ番号は画像生成部25に供給される。

0203

変換情報取得部65は、通信部63から変換情報を取得する。取得された変換情報は手書き情報座標変換部24に供給される。

0204

軌跡情報取得部66は、通信部63から軌跡情報を取得する。取得された軌跡情報は手書き情報座標変換部24に供給される。

0205

手書き情報座標変換部24による軌跡情報の座標変換処理、画像生成部25による描画画像の生成または合成処理、および、蓄積処理部26による蓄積部17への描画画像の蓄積処理については、上記第1の実施形態にて説明したとおりである。

0206

以上のように、情報入力システム100では、情報入力装置50は描画画像や合成画像の生成は行わず、情報処理装置60がこれらの生成を行う。このような構成であっても、上記実施形態の情報入力装置1と同様に、特別な用紙等を使用することなく、タッチパネル10への簡易な入力によって用紙の位置合わせを行うことができる。

0207

また、上記の例において、情報入力装置50は、変換情報を生成しているが、変換情報の生成についても、情報処理装置60が行うようにしてもよい。この場合、情報入力装置50は、変換情報の生成に必要なL字マークの座標値(基準位置を示す情報、基準位置が4つの頂点の何れに対応するかを示す情報)を情報処理装置60に送信する。また、位置合わせモード終了後に検出された座標値(タッチパネル10に入力された軌跡の座標)を送信する。これにより、情報処理装置60において、タッチパネル10に入力された軌跡の座標を、座標変換して描画画像を生成することができる。

0208

さらに、上記各実施形態において説明した装置間の通信態様は一例であり、上記の例に限られない。すなわち、情報入力装置1、50から情報処理装置2、60への各情報の供給は、上述の近距離無線通信等の無線通信で行ってもよいし、USB端子等を介した有線通信で行ってもよい。

0209

本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。

0210

ソフトウェアによる実現例〕
最後に、情報入力装置1、50、情報処理装置2、60の各ブロック、特に制御部16および制御部61は、集積回路ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。

0211

後者の場合、情報入力装置1、50、情報処理装置2、60は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである情報入力装置1、50、情報処理装置2、60の制御プログラムのプログラムコード実行形式プログラム中間コードプログラムソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記情報入力装置1、50、情報処理装置2、60に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。

0212

上記記録媒体としては、一時的でない有形媒体(non-transitory tangible medium)、例えば、磁気テープカセットテープ等のテープ類フロッピー(登録商標)ディスクハードディスク等の磁気ディスクCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカードメモリカードを含む)/光カード等のカード類マスクROMEPROM/EEPROM(登録商標)/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。

0213

また、情報入力装置1、50、情報処理装置2、60を通信ネットワーク接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネットイントラネットエキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網移動体通信網衛星通信網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送ケーブルTV回線電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網衛星回線地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。

0214

本発明は、入力面に対する描画のための入力を受け付けるための情報入力装置等に好適に利用することができる。

0215

1、50情報入力装置
60情報処理装置(画像生成装置)
10タッチパネル(入力面)
17蓄積部
20モード判別部(判別手段)
21位置合わせ情報処理部(基準位置決定手段、ページサイズ決定手段、頂点特定手段、傾き特定手段)
25画像生成部(画像生成手段、画像合成手段)
27送信処理部(送信手段)
28ページ番号管理部(ページ番号管理手段)
100情報入力システム(画像生成システム)
S2判別ステップ
S11基準位置決定ステップ
S13 頂点特定ステップ

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