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技術 野菜卸管理装置及び野菜卸管理システム

出願人 株式会社多摩勇代
発明者 黒川忠是
出願日 2012年7月17日 (8年5ヶ月経過) 出願番号 2012-158702
公開日 2014年2月3日 (6年10ヶ月経過) 公開番号 2014-021651
状態 特許登録済
技術分野 特定用途計算機
主要キーワード 左右先端 格納箱 汎用カメラ 作業時間帯 ライター装置 格納作業 納入先情報 バーコードシール
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2014年2月3日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

課題

ピッキング作業者の作業効率を保ちながら、野菜格納箱へ格納する際の作業状況動画撮影して、出荷された野菜の格納時の状況を検証すること。

解決手段

顧客からの発注に基づき生成される農作物情報と、野菜を格納箱に格納する状況を撮影した動画情報と、を記憶する手段と、前記農作物情報と前記動画情報を関連づける出荷識別情報に基づく顧客からの閲覧要求受け付けて、前記出荷識別情報と関連付けられた動画情報を前記顧客に提供する手段と、を備える野菜管理装置

概要

背景

近年、青果物を取り扱う卸業者は、野菜果物等(以下、これらをまとめて単に「野菜」という。)の物流管理を効率的に行うために野菜物流管理システムを導入しているところがある。
このシステムは、野菜卸業者において、野菜の在庫状況を管理することができるとともに、野菜の納入先である顧客においても、「現在運送中です。○月○日○時に到着予定です。」といったように野菜の発注から納入までの過程リアルタイムに把握することができるようになっている。

例えば、このような野菜物流管理システムとしては、特許文献1が存在する。この特許文献1においては、野菜を格納する格納箱ICタグを設けることによって、格納箱内の野菜の配送状況等の位置情報を顧客側でリアルタイムに把握できるようになっている。

概要

ピッキング作業者の作業効率を保ちながら、野菜を格納箱へ格納する際の作業状況動画撮影して、出荷された野菜の格納時の状況を検証すること。顧客からの発注に基づき生成される農作物情報と、野菜を格納箱に格納する状況を撮影した動画情報と、を記憶する手段と、前記農作物情報と前記動画情報を関連づける出荷識別情報に基づく顧客からの閲覧要求受け付けて、前記出荷識別情報と関連付けられた動画情報を前記顧客に提供する手段と、を備える野菜管理装置

目的

本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、野菜卸業者において、野菜を格納箱へ格納する際の作業状況を動画として撮影し、これを記録するとともに、この記録した動画を野菜の発注情報と関連付けて顧客に提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

顧客からの発注に基づき生成される農作物情報と、野菜格納箱に格納する状況を撮影した動画情報と、を記憶する手段と、前記農作物情報と前記動画情報を関連づける出荷識別情報に基づく顧客からの閲覧要求受け付けて、前記出荷識別情報と関連付けられた動画情報を前記顧客に提供する手段と、を備える野菜管理装置

請求項2

前記農作物情報と前記動画情報に加え、野菜を前記格納箱に格納する際の重量に関する重量情報を更に記憶し、前記顧客に対して、前記出荷識別情報と関連付けられた重量情報を更に提供するようにした、請求項1記載の野菜卸管理装置。

請求項3

野菜の種類に応じた消費期限に関する情報を記憶し、前記出荷識別情報毎の前記消費期限に関する情報に基づいて、該出荷識別情報と関連付けられた動画情報を削除する手段と、を備える請求項1又は2記載の野菜卸管理装置。

請求項4

請求項1乃至3いずれかに記載の野菜卸管理装置と、野菜の格納状況を撮影するピッキング装置とを備えた野菜卸管理システムであって、前記ピッキング装置は、前記格納箱と、野菜を前記格納箱に格納する状況を撮影する撮像手段と、前記撮像手段による撮影状況を表示する端末と、を有する野菜卸管理システム。

請求項5

前記ピッキング装置は、前記撮像手段で撮影した動画情報を、該動画情報を撮影した当日の作業時間帯以外の時間帯に前記野菜卸管理装置に送信する、請求項4記載の野菜管理システム。

請求項6

複数のピッキング装置を有し、前記複数のピッキング装置に対応して一の前記野菜卸管理装置が対応している、請求項4又は5記載の野菜管理システム。

技術分野

0001

本発明は、野菜管理を行うための野菜卸管理装置及び野菜卸管理システムに関する。

背景技術

0002

近年、青果物を取り扱う卸業者は、野菜、果物等(以下、これらをまとめて単に「野菜」という。)の物流管理を効率的に行うために野菜物流管理システムを導入しているところがある。
このシステムは、野菜卸業者において、野菜の在庫状況を管理することができるとともに、野菜の納入先である顧客においても、「現在運送中です。○月○日○時に到着予定です。」といったように野菜の発注から納入までの過程リアルタイムに把握することができるようになっている。

0003

例えば、このような野菜物流管理システムとしては、特許文献1が存在する。この特許文献1においては、野菜を格納する格納箱ICタグを設けることによって、格納箱内の野菜の配送状況等の位置情報を顧客側でリアルタイムに把握できるようになっている。

先行技術

0004

特開2005−212913号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、特許文献1の野菜物流管理システムでは、野菜の物流だけが管理されているに過ぎず、格納箱内に発注に対応した出荷すべき種類の野菜が入っているか、その野菜の大きさや量が顧客の要求どおりになっているか、野菜に傷みがないか等については、何ら確認が行われていない。
また、野菜の格納箱への格納は、野菜卸業者において、顧客の発注に応じた様々な種類・数量・規格に従って人手により取り分けられるため、熟練した作業者ピッキング作業者)によっても誤りが生じることがある。

0006

他方、顧客においては、実際には発注どおりの野菜が納入されたにもかかわらず、何らかの誤解から、格納箱に格納された野菜が発注通りになっていない(発注と異なっている)と把握してしまうこともある。この場合、真に野菜卸業者の側で作業の誤りがあったのか、顧客の誤解によるものかを検証することができず、仮に顧客の誤解に基づくものであったとしても、無用な争いを避けるために野菜卸業者は泣き寝入りをせざるを得なかった。またこのため、不当にも野菜卸業者の信用を低下させる要因にもなっていた。

0007

本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、野菜卸業者において、野菜を格納箱へ格納する際の作業状況動画として撮影し、これを記録するとともに、この記録した動画を野菜の発注情報と関連付けて顧客に提供することによって、顧客において野菜の格納状況を検証することができるようにした野菜卸管理システムを提供することを目的とする。
また、野菜卸業者において、ピッキング作業者の作業効率を保ちながら、野菜を格納箱へ格納する際の作業状況を確実に動画に撮影することのできるピッキング装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

(1) 顧客からの発注に基づき生成される農作物情報と、野菜を格納箱に格納する状況を撮影した動画情報と、を記憶する手段と、前記農作物情報と前記動画情報を関連づける出荷識別情報に基づく顧客からの閲覧要求受け付けて、前記出荷識別情報と関連付けられた動画情報を前記顧客に提供する手段と、を備える野菜卸管理装置。

0009

(2) 前記農作物情報と前記動画情報に加え、野菜を前記格納箱に格納する際の重量に関する重量情報を更に記憶し、前記顧客に対して、前記出荷識別情報と関連付けられた重量情報を更に提供するようにした、(1)記載の野菜卸管理装置。

0010

(3)野菜の種類に応じた消費期限に関する情報を記憶し、前記出荷識別情報毎の前記消費期限に関する情報に基づいて、該出荷識別情報と関連付けられた動画情報を削除する手段と、を備える(1)又は(2)記載の野菜卸管理装置。

0011

(4) (1)乃至(3)いずれかに記載の野菜卸管理装置と、野菜の格納状況を撮影するピッキング装置とを備えた野菜卸管理システムであって、前記ピッキング装置は、前記格納箱と、野菜を前記格納箱に格納する状況を撮影する撮像手段と、前記撮像手段による撮影状況を表示する端末と、を有する野菜卸管理システム。

0012

(5) 前記ピッキング装置は、前記撮像手段で撮影した動画情報を、該動画情報を撮影した当日の作業時間帯以外の時間帯に前記野菜卸管理装置に送信する、(4)記載の野菜管理システム。

0013

(5) 複数のピッキング装置を有し、前記複数のピッキング装置に対応して一の前記野菜卸管理装置が対応している、(4)又は(5)記載の野菜管理システム。

発明の効果

0014

本発明によれば、野菜卸業者において、野菜を格納箱へ格納する際の作業状況を動画として撮影し、これを記録するとともに、この記録した動画を野菜の発注情報と関連付けて顧客に提供することによって、顧客において野菜の格納状況を検証することができる。また、野菜卸業者において、ピッキング作業者の作業効率を保ちながら、野菜を格納箱へ格納する際の作業状況を確実に動画に撮影することのできるピッキング装置を提供することができる。

図面の簡単な説明

0015

本発明の実施形態の野菜卸管理システムの概要図である。
本発明の実施形態のピッキング装置の全体構成図(上面図、側面図)である。
本発明の実施形態のピッキング装置の連結部分の拡大図である。
本発明の実施形態のピッキング装置の全体構成図(斜視図)である。
本発明の実施形態の野菜卸管理システムの機能ブロック図である。
記憶手段を構成する動画情報DBを示す図である。
記憶手段を構成する農作物情報DBを示す図である。
野菜卸業者の野菜倉庫の構成図である。
本発明の実施形態の野菜卸管理システムの動作フローである。

実施例

0016

以下、図面を参照して、本発明の一の実施形態について説明する。

0017

[野菜卸管理システム1の概要]
図1は、本発明の実施形態の野菜卸管理システムの概要図である。
図1を参照して、野菜卸管理システム1の概要について説明する。
野菜卸管理システム1は、ピッキング装置2、野菜卸管理装置3及び顧客端末4を含んで構成されている。
野菜卸管理システム1は、概略、野菜卸業者の側で「出荷情報」を管理し、この「出荷情報」を顧客に提供するシステムとなっている。

0018

ここで、出荷情報は、以下に説明する動画情報及び農作物情報からなる。また、必要に応じて重量情報が加えられても良い。
動画情報は、ピッキング装置2のピッキング作業者6が野菜を格納箱に格納する様子を撮影した動画の情報を含み、後述する図6に示すように、出荷識別情報、撮影日時情報閲覧日時情報及び動画ファイル名から構成されるようになっている。
このうち、出荷識別情報は、顧客の納入先毎に、顧客が要求する出荷日付毎に、さらには必要に応じて配送便毎に、付される情報となっている。この出荷識別情報が、顧客からの野菜の発注情報と動画情報とを関連付けるものとなっている。
また、撮影日時情報は、動画が撮影された日時を示す情報となっている。閲覧日時情報は、顧客が動画ファイルにアクセスした日時を示す情報となっている。動画ファイル名は、動画データのファイル名を示す情報となっている。

0019

農作物情報は、顧客から送られてくる発注情報に基づき生成される情報であって、後述する図7に示すように、出荷識別情報、作物ID情報、作物名情報、規格情報数量情報消費期限情報及び納入先情報等から構成されるようになっている。
このうち、出荷識別情報は、先に説明した動画情報を構成する出荷識別情報と同一の情報であって、顧客からの野菜の発注情報と動画情報とを関連付けるものとなっている。
また、作物ID情報は、野菜、青果等の種類毎に付されるIDの情報であり、作物名情報は、野菜、青果等の種類の名前である。規格情報は、顧客が要求する野菜、青果等に関する重量に関する規格を示す情報である。数量情報は、顧客が要求する野菜、青果等の個数に関する情報である。消費期限情報は、野菜、青果等の種類毎に存在する情報であり、作物IDに応じて一般的な消費期限が自動的に付されるようになっている。納入先情報は、顧客が多店舗展開している場合などに、具体的な納入先を指示する情報となっている。

0020

重量情報は、図7には図示していないが、上述した作物ID情報及び作物名情報の単位(出荷識別情報にも関連づけられている)に対応付けられた重量と個数に関する情報であり、後述する重量計26から取得したデータに基づいて、格納箱に格納された個々の野菜が規格情報に示す重量条件及び数量情報に示す個数条件を満たしているか否かを確認するための情報となっている。例えば、個々の野菜が格納箱に順次格納される場合の重量増加履歴情報となっている。

0021

ピッキング装置2は、顧客から送られてくる発注情報に基づいて生成された農作物情報を後述する野菜卸管理装置3を経由して受信し、ピッキング装置2のピッキング作業者6に対して農作物情報を表示するようになっている。
また、ピッキング装置2は、野菜卸管理装置3から送信された農作物情報のうちの出荷識別情報に対応して動画情報を撮影するようになっている。

0022

さらに、ピッキング装置2は、出荷識別情報に対応したバーコードシール印刷し、発行するようになっている。バーコードシールは、野菜を格納する格納箱に添付して出荷されるものとなっている。
また、ピッキング装置2は、インターネットを含むネットワーク5を介して野菜卸管理装置3と通信可能に接続されており、ピッキング装置2で撮影した動画情報を野菜卸管理装置3に送信するようになっている。

0023

野菜卸管理装置3は、野菜卸管理システム1で提供される野菜の出荷情報を管理するサーバであり、インターネット5を含むネットワークを介してピッキング装置2及び顧客端末4と通信可能に接続され、ピッキング装置2から受信した動画情報を含む出荷情報を顧客端末4に送信する(顧客が閲覧可能な状態にする)ようになっている。

0024

顧客端末4は、出荷情報を閲覧する顧客の端末装置であり、インターネットを含むネットワーク5を介して野菜卸管理装置3と通信可能に接続されている。顧客は、納入された野菜の格納箱に添付された出荷識別情報に基づいて、出荷情報を野菜卸管理装置3に問い合わせようになっている。

0025

このような野菜卸管理システム1では、野菜卸業者において、ピッキング装置2を用いて顧客からの発注情報に基づく出荷識別情報ごとに野菜を格納箱へ格納する際の作業状況を動画として撮影し、これを野菜卸管理装置3に記録するとともに、顧客に対しては、出荷識別情報が添付された格納箱を提供することによって、顧客は、格納箱に添付された出荷識別情報に基づいた問い合わせを行うことによって、その野菜の格納状況を検証することができる。
以下、本発明を実現するための具体的な構成について説明する。

0026

[ピッキング装置2の構成]
図2乃至図4は、本発明の実施形態に係るピッキング装置の構成図である。
図2乃至図4を参照して、ピッキング装置2の構成について説明する。
同図において、カート20は、天板201と、この天板201を支持し下端車輪を備える肢構造体202と、カート20の側面に設置される支持部203と、この支持部203の下部末端部に設けられる突起部204とを有して構成されている。

0027

天板201は、鋼製正方形平板であって、地面に対して水平になるように肢構造体202上に支持されている。
肢構造体202は、天板201の四隅に対応して設けられおり、鋼製の直線状の4本の角材で構成されるようになっている。そして、それぞれの肢構造体202は、天板201に対して垂直に設置され、天板201を支持するようになっている。また、肢構造体202の各下端には車輪が設置され、カート20を移動自在に構成するようになっている。

0028

支持部203は、鋼製のロ字型の部材であって、上部及び下部の左右先端が外側に延出した構成を有している。また、支持部203は、肢構造体202の左右の側面に設置された中空の部材によって、その左右の支柱が保持されるとともに、上部の左右先端の延出部分が支持されることによって、肢構造体202の左右の側面部に配設されている。
この上部の左右先端の延出部分が支持された状態で、支持部203の上側の支柱は天板201と略水平の高さに設置され、一方、下側の支柱は後述する台車25の上面と略水平の高さに設置されるようになっている。

0029

さらに、支持部203は、その上部の支柱をピッキング作業者6がつかんで上下に動作させることができようになっており、支持部203の上部及び下部の左右先端が延出していることよって、およそ20cm程度の範囲で上下に移動可能となっている。

0030

突起部204は、支持部203の下部の支柱の端寄りに二箇所設けられており、円柱状の突起で構成されている。支持部203が上下に動作することに応じて、突起部204も上下に移動するようになっている。

0031

カート20の天板201上には、タブレット端末21と、撮像カメラ22と、バーコード印刷機23と、バッテリ装置24とが設置されている。
タブレット端末21は、薄型長方形であり、カート20の天板201の左手前におよそ20度傾いて配設されている。タブレット端末21は、図示しない、例えば、制御手段としての中央処理装置(CPU)を備える他、記憶手段としてのメモリ(RAM、ROM)やハードディスク(HDD)、ネットワーク通信装置としての各種有線及び無線LAN装置、表示手段としての液晶モニタ入力手段としての液晶モニタ上に設置されたタッチパネルを備え、これらがバスラインにより接続されている。

0032

このようなタブレット端末21において、CPUは、各種プログラムを記憶手段から適宜読み出して実行することにより、図5に示す各手段の各種機能を実現するようになっている。
また、タブレット端末21は、撮像カメラ22とバーコード印刷機23とに接続されており、上述した有線LAN装置を介して通信可能になっている。このため、タブレット端末21のモニタは、撮像カメラ22が撮影している状況をリアルタイムに表示可能になっている。
さらに、タブレット端末21は、後述するセンサー252から、突起部204が円筒251を係止したことの通知を受信するようになっている。

0033

撮像カメラ22は、略半径3cmの円板状の形状を有している。この撮像カメラ22は、カート20の天板201の左端寄りに設置されたアームの先端部に配置されている。
撮像カメラ22が取り付けられているアームは、天板201からまず垂直に伸び、二箇所の中間部においてそれぞれ略45度ずつ傾いた後、天板201に対して水平に伸びるように構成されている。このため、アーム先端部に設置された撮像カメラ22は、下面方向にレンズが向くように設置され、下面方向の作業状況が撮影可能なように配置されている。
これにより、撮像カメラ22は台車25上の格納箱27の中身全体を撮影可能になっており、野菜を格納箱へ格納する際の作業状況を確実に撮影できるようになっている。

0034

撮像カメラ22には、撮像した画像データをリアルタイムで出力可能な小型・軽量の汎用カメラ(いわゆるWEBカメラ)が採用されている。なお、撮像カメラ22は、後述するセンサー252から突起部204と円筒251が係止したことの通知をタブレット端末21が受信したことに応じて、撮影が開始されるようになっている。これにより、撮像カメラ22が、格納箱27の中身全体を撮影できない状態(カートがずれている状態)で動画の撮影が行われることはなく、野菜の格納作業状況を確実に撮影できるようになっている。

0035

バーコード印刷機23は、タブレット端末21から出荷識別情報を受信することにより、この出荷識別情報を含んだバーコードシールに印刷するようになっている。バーコード印刷機23は、ほぼ立方体の形状を有し、天板201の右手前に設置されている。バーコード印刷機23の前面には、液晶パネル電源スイッチ、メニュースイッチ及びバーコードシール印刷口が設けられており、バーコード印刷機23の内部には、印刷用のシールが格納できるようになっている。

0036

バッテリ装置24は、タブレット端末21及びバーコード印刷機23に対して有線で接続され、タブレット端末21、撮像カメラ22及びバーコード印刷機23への電力を供給するものとなっている。バッテリ装置24は、縦長の立方体の部材であり、天板201の左寄りであってタブレット端末21の奥側に設置されている。

0037

台車25は、長方形のプラスチック板の四隅に車輪が設置された構造を有しており、このプラスチック板の一側面には空洞の円筒251が設けられている。台車25のプラスチック板は、プラスチック板の上に後述する重量計26及び格納箱が搭載可能な程度の面積を有している。また、台車25のプラスチック板は、台車25の車輪が接地された状態で、地面に対して水平となるように構成されている。
台車25の一側面に設けられた円筒251の内側には、図3に示すセンサー252が設けられている。センサー252は、後述する重量計26やタブレット端末21と通信可能になっている。

0038

円筒251は、カート20の突起部204により係止されるようになっている。
図3を参照して、この突起部204と円筒251と構造について更に詳しく説明する。
図3(a)に示すように、カート20の支持部203の下部の支柱に設けられた突起部204は、台車25の側面に設置された円筒251を係止可能に構成されている。突起部204が円筒251を係止している状態では、カート20と台車25は連結された状態となっており、カート20を移動させると台車25も一緒に移動させることができるようになっている。後述するように、ピッキング作業においては、台車25を移動させてピッキング作業を行うことになるが、その際のカート20と台車25の移動を容易に行うことができ、ピッキング作業者の作業効率を向上させることが出来る。

0039

なお、図3(b)に示すように、突起部204と円筒251とを係止させるためには、支持部203を上方に持ち上げることにより突起部204を上方に移動させ、突起部204の下に台車25の円筒251が来るように配置して、支持部203を下ろすようにする。

0040

重量計26は、台車25のプラスチック上に水平に設置されており、平板状の直方体となっている。重量計26の前面には、重量を表示する表示部、電源スイッチ及びメニュースイッチが設けられている。重量計26は、センサー252と通信可能に接続されており、センサー252から突起部204と円筒251とが係止されたことの通知を受信するようになっている。

0041

また、重量計26は、電源スイッチを押すことに応じて起動するほか、センサー252から突起部204と円筒251とが係止したことの通知を受信したことに応じて、重量の計測を開始するようになっている。重量計26は、タブレット端末21と無線で通信可能に接続されており、重量を計測すると計測した重量を送信するようになっている。

0042

格納箱27は、格納箱27は、プラスチック製であり、上面が開いた箱形状となっている。なお、格納箱27は折りたたみ可能な構造となっており、格納箱27に格納しないときは折りたたまれて保管されるようになっている。
また、格納箱27は、台車25の重量計26上に底部が水平となるように設置されるようになっている。格納箱27は、カート20に設置された撮像カメラ22の下方に設置されるようになっており、この撮像カメラ22によって格納箱27に野菜が格納される状況を撮影できるようになっており。

0043

なお、格納箱27は、1個の格納箱27の上に他の格納箱27を更に載置することが可能な構成となっている。このため、台車25上に複数個の格納箱27を配置することが可能であり、撮像カメラ22では、複数個の格納箱27が配置された状態でも、格納箱27に野菜が格納される状況を撮影可能になっている。

0044

[野菜卸管理装置3のハードウェア構成
野菜卸管理装置3のハードウェアは、図示しないが、一又は複数のコンピュータによって構成可能となっている。例えば、コンピュータは、制御手段としての中央処理装置(CPU)を備える他、記憶手段36としてのメモリ(RAM、ROM)やハードディスク(HDD)及び光ディスク(CD、DVD等)、ネットワーク通信装置としての各種有線及び無線LAN装置を備え、これらはバスラインにより接続される。このようなコンピュータにおいて、CPUは、各種プログラムを記憶手段から適宜読み出して実行することにより、図5に示す各手段の各種機能を実現するようになっている。

0045

[ピッキング装置2の機能的構成
図5は、本発明の実施形態の野菜卸管理システムの機能ブロック図である。
図5を参照して、ピッキング装置2の機能的構成について説明する。
ピッキング装置2は、出荷情報受付手段211と、識別情報発行手段212と、出荷情報送信手段213とを含んで構成されており、これらの手段はタブレット端末21において機能するようになっている。

0046

出荷情報受付手段211は、先に説明した農作物情報及び動画情報を含む出荷情報を受け付けるようになっている。
具体的には、出荷情報受付手段211は、重量計26に格納箱27が置かれたことを検知して、出荷識別情報ごとに出荷情報の受付を開始するようになっている。
ここでいう「出荷情報の受付」とは、格納箱27に格納すべき野菜の種類と数の情報を含む農作物情報をタブレット端末21の表示部に表示するとともに、ピッキング装置2のピッキング作業者6がタブレット端末21上で出荷識別情報の選択を行い、図3のセンサー252から突起部204と円筒251とが係止されていることを条件に撮像カメラ22が起動され、ピッキング装置2のピッキング作業者6が野菜を格納箱に格納する様子を出荷識別情報に関連付けて撮影することをいう。
なおこの際、タブレット端末21のモニタには、撮像カメラ22の撮影状況がリアルタイムに表示されるようになっている。

0047

加えて、出荷情報受付手段211は、重量計26から送信される個々の野菜の重量を取得して、先に説明した重量情報を生成するようになっている。具体的には、重量計26から格納箱27及び格納箱27に格納された野菜の全重量を逐次取得し、この全重量に基づいて格納される個々の野菜の重量を推定するようになっている。

0048

さらに、重量情報は、重量計26から取得したデータに基づいて、格納箱27に格納された個々の野菜が規格情報に示す重量条件及び数量情報に示す個数条件を満たしているか否かを確認可能な情報となっているので、出荷情報受付手段211は、格納箱27に格納された個々の野菜が規格情報に示す重量条件を満たさない場合には、規格を満たさない旨をピッキング作業者6に通知するようになっている。
例えば、図7を参照すると、にんじんをピックして、タブレット端末21の表示部でにんじんを選択した場合に、計測した重量が30gであったときには、タブレット端末21の表示部において、「規格を満たしていません。他の規格のものをピックしてください。」とするメッセージを表示してもよい。

0049

そして、出荷情報受付手段211は、格納箱27に格納すべき野菜を全て格納し終えたことをピッキング作業者6の指示により、あるいは、重量情報に基づく判断により受け付けて、出荷情報の受付を終了するようになっている。

0050

識別情報発行手段212は、出荷情報受付手段211が出荷情報の受付を終了したことに応じて、格納した野菜の出荷識別情報を含むデータをバーコード印刷機23に送信し、バーコード印刷機23がバーコードシールを発行可能に制御するようになっている。
ピッキング装置2を操作するピッキング作業者6は、印刷されたバーコードシールを格納箱27に添付して、格納箱27を顧客に発送することになる。
出荷情報送信手段213は、出荷情報受付手段211が受け付けた動画情報及び重量情報を、出荷識別情報と関連づけて野菜卸管理装置3に送信するようになっている。

0051

[野菜卸管理装置3の機能的構成]
図5を参照して、野菜卸管理装置3の構成について説明する。
野菜卸管理装置3は、出荷情報受信手段31と、出荷情報記憶手段32と、閲覧要求受付手段33と、閲覧情報送信手段34と、動画情報削除手段35とを含んで構成され、記憶手段36には、動画情報DB361と、農作物情報DB362と、重量情報DB363とが設けられている。

0052

出荷情報受信手段31は、ピッキング装置2から送信される出荷識別情報と関連付けられた動画情報を受信して、出荷情報記憶手段32に供給する。
出荷情報記憶手段32は、農作物情報や動画情報を後述する記憶手段36に記憶させる制御を行う農作物情報記憶手段322と動画情報記憶手段321とを含んで構成されている。

0053

具体的には、顧客から送られてくる発注情報に基づいて生成された農作物情報は、農作物情報記憶手段322の制御により、記憶手段36内の農作物情報DB362に保存されるようになっている。また、ピッキング装置2から送付された動画情報は、動画情報記憶手段321の制御により、記憶手段36内の動画情報DB361に保存されるようになっている。
なお、図示しないが、出荷情報記憶手段32は、記憶手段36内の重量情報DB363に対応した制御手段も有しており、ピッキング装置2から送られた出荷識別情報と関連付けられた重量情報が、かかる手段の制御により、記憶手段36内の重量情報DB363に保存されるようになっている。

0054

動画情報DB361は、図6に示すように構成されている。
すなわち、既述のように、動画情報は、ピッキング装置2のピッキング作業者6が野菜を格納箱に格納する様子を撮影した動画情報を含み、出荷識別情報、撮影日時情報、閲覧日時情報及び動画ファイルから構成されるようになっている。
また、農作物情報DB362は、図7に示すように構成されている。
これも既述のように、出荷識別情報、作物ID情報、作物名情報、規格情報、数量情報、消費期限情報及び納入先情報等から構成されるようになっている。

0055

そして、記憶手段36に記憶された情報のうち、動画情報及び農作物情報は出荷情報を構成するようになっており、顧客の閲覧要求に応じて顧客の端末に送信されるようになっている。また、必要に応じて重量情報が出荷情報に加えられるようになっていても良い。

0056

図5戻り、閲覧要求受付手段33は、出荷情報の閲覧要求を顧客端末4から受け付けるようになっている。具体的には、顧客は格納箱27に添付されたバーコードシールの出荷識別情報に基づいて、顧客端末4から出荷識別情報を含む閲覧要求を送信するようになっている。

0057

閲覧情報送信手段34は、閲覧要求を受け付けた出荷情報を記憶手段36から読み出して、顧客端末4に送信するようになっている。
具体的には、閲覧要求受付手段33が閲覧要求を受け付けたことに応じて、閲覧情報送信手段34は、閲覧要求情報に含まれる出荷識別情報と関連する、農作物情報と動画情報を、各々農作物情報DB362と動画情報DB361から読み出し、動画情報及び農作物情報から構成される閲覧ページを生成して、顧客端末4に送信するようになっている。
例えば、顧客端末4から「2012062701」を出荷識別情報として含む閲覧要求を受け付けた場合には、動画情報DB361より、「2012062701.mpg」を読み出すとともに、農作物情報DB362より、「にんじん 50g以上 数量10」、「きゃべつ 80g以上 数量5」、「もやし30g以上 数量3」との情報を読み出す。そして、これらの情報に基づいて閲覧ページを生成して、顧客端末4に送信する。

0058

なお、出荷情報の中に重量情報を含める場合には、上述した閲覧ページにおいて、作物名単位に重量データの選択が可能なように構成すればよい。顧客は、この重量データを確認することで、例えば、個々の野菜が格納箱27に順次格納される場合の重量増加の履歴情報を確認し、個々の野菜が規格情報に示す重量条件を満たしているか否かを確認できるようになる。

0059

動画情報削除手段35は、野菜の消費期限から所定の期間が経過した場合に、対応する動画情報を削除するものとなっている。
具体的には、動画情報削除手段35は、動画情報と関連する出荷識別情報を動画情報DB361より読み出すとともに、当該出荷識別情報と関連する農作物情報の消費期限情報を農作物情報DB362より読み出す。そして、動画情報削除手段35は、出荷識別情報ごとに、消費期限情報のうち最も遅い日から所定の期間を経過していないかを判定した上で、これが経過していると判定した場合には、対応する動画情報を動画情報DB361から削除するようになっている。野菜の消費期限が切れた後まで動画情報を保持しておく必要性、すなわち、顧客において野菜の格納状況を検証することができるようにしておく必要性は低いため、動画情報の削除を野菜の消費期限に関連付けるようになっている。

0060

例えば、動画情報削除手段35は、農作物情報DB362において、「2012062701」の出荷識別情報と関連付けられた、「作物ID 100 2012年7月5日」、「作物ID 101 2012年7月3日」及び「作物ID 102 2012年6月29日」とある農作物情報のうち、最も遅い「2012年7月5日」より所定の期間(例えば10日間)を経過しているかを判断し、判断した期日が7月16日であるときは、消費期限から所定の期間が経過していると判断し、動画情報DBより「2012062701」の出荷識別情報と関連付けられた動画情報を削除する。
なお、この場合、動画情報とともに重量情報についても同時に削除するようにしても良い。また、農作物情報についても同時に削除してもよいが、農作物情報は顧客の発注情報に基づくものであるため、顧客管理のために当該情報の削除を行わないようにしても良い。

0061

[ピッキング装置2の動作、使用例]
図8は、野菜卸業者の野菜倉庫の構成図である。
図8を参照して、ピッキング装置2を用いた野菜のピッキング作業の一例を説明する。
ピッキング装置2のピッキング作業者6は、図8のように、各種の野菜が格納箱7a乃至7dに格納されて置かれている野菜倉庫内で、カート20及び台車25が連結されたピッキング装置2を移動させて、野菜が格納された格納箱7a乃至7dから顧客の注文した野菜をピッキング装置2の格納箱27に格納する。

0062

例えば、ピッキング装置2のタブレット端末21の表示部には、格納すべき野菜として、「にんじん、きゃべつ、もやし」が表示されている場合には、「にんじん、きゃべつ、もやし」が格納された格納箱7a、7b、7dにピッキング装置2を移動させて、それぞれの野菜を格納する。このような野菜の格納方法を一般に「ピッキング」というが、その意味は、野菜倉庫内の格納箱7a乃至7dに置かれている各種野菜をあたかも拾い集めるように作業することに由来している。

0063

ピッキング作業者6は、ピッキングを開始するにあたって、カート20の支持部203を持ち上げて、突起部204を円筒251に係止することにより重量計26を載せた台車25をカート20に連結する。カート20と台車25を連結させると、重量計26は重量の計測が可能な状態になるとともに、タブレット端末21の作用により撮像カメラ22も作動可能に制御される。

0064

ピッキング作業者6は、重量計26の上に格納箱27を載せてピッキングを開始する。
タブレット端末21は、表示部にピッキングする野菜のリストを表示するとともに、ピッキング作業者6は、ピッキング装置2の表示部に表示された野菜を選択する。そして、タブレット端末21は、カート20の突起部204が台車25の円筒251に係止されていることを条件に、撮像カメラ22で動画の撮影が可能なように撮像カメラ22を制御する。
また、タブレット端末21のモニタには、撮像カメラ22の撮影状況がリアルタイムに表示される。このため、ピッキング作業者6は、自身のピッキング作業が撮像カメラ22で撮影されていること(撮像場所がずれていないこと)を確認することができ、質の高い動画情報の作成が可能となっている。

0065

また、重量計26は、格納箱27の重量を計測して、タブレット端末21に格納箱27の重量を送信する。タブレット端末21は、個々の野菜が格納される際の全重量を重量計26から取得して、直前の全重量との差分とから、格納された個々の野菜の重量と推定する。そして、格納箱27に格納された個々の野菜が規格情報に示す重量条件を満たさない場合には、規格を満たさない旨をピッキング作業者6に通知する。

0066

ピッキング作業者6は、引き続き表示された野菜をピッキングし、表示部に表示された野菜を全てピッキングするまで作業を行う。
表示部に表示された野菜のピッキングが終了した場合、ピッキング作業者6は、バーコード印刷機23よりピッキングした野菜の出荷識別情報を含むバーコードシールの印刷を行う。
なお、全てがピッキングされたか否かは、ピッキング作業者6が、例えばタブレット端末21上の終了ボタンを押したことに応じて全てピックしたと判断しても良いし、上述した重量情報に基づいて全てピックした判断しても良い。

0067

その後、ピッキング作業者6は、印刷されたバーコードシールを格納箱27に添付して、格納箱27の発送を行う。
ピッキング装置2は、格納箱27が重量計26上から外れた場合に、撮像カメラ22による動画の撮影を終了させて、動画情報をタブレット端末21に一時的に保存する。そして、ピッキング装置2は、生成した動画情報を出荷識別情報に関連付けて、野菜卸管理装置3に送信する。

0068

なお、図8には図示しないが、野菜倉庫内には、複数のピッキング装置2が存在し、これらが同時に作動していてもよい。この場合、複数のピッキング装置2に対応して、1個の野菜卸管理装置3が対応することになる。
このような態様では、個々のピッキング装置2から野菜卸管理装置3への動画情報等の送信は、ピッキング作業者6による所定の出荷識別情報に関するピッキング作業が終了したタイミングで行っても良い。

0069

しかし、日中等のピッキング作業時間内に情報量の多い動画情報を送信すると、野菜卸管理装置3の負荷が重くなり、自己のピッキング装置2や他のピッキング装置2に対する制御に影響を与え、他のピッキング装置2を使用するピッキング作業者6の作業効率を低下させるおそれがある。このため、個々のピッキング装置2から野菜卸管理装置3への動画情報等の送信は、日中等のピッキング作業時間帯を避け、夜間等のピッキング作業時間帯以外の時間帯を用いることが望ましい。発送した野菜が顧客の手元に届くのは、通常動画を撮影した翌日であるため、それまでに動画情報が野菜卸管理装置3に送信されていれば足りるからである。
なお、野菜倉庫内に複数のピッキング装置2が存在しない場合でも(1個の場合でも)、同様の時間帯に動画情報を野菜卸管理装置3に送信することが望ましい。

0070

[野菜卸管理システム1の動作]
図9は、本発明の実施形態の野菜卸管理システムの動作フローである。
図9を参照して、野菜卸管理システム1の動作について説明する。
本実施形態においては、例えば、ピッキング装置2のタブレット端末21が、重量計26に格納箱27が載せられたことをその重量から判定した場合に処理を開始する。併せて、カート20の突起部204が台車25の円筒251を係止していることを判定して処理を開始する。
処理が開始すると、ピッキング装置2の出荷情報受付手段211において、出荷情報の受付を行い(ステップS1)、この受付が終了するまでステップS1を繰り返す(ステップS2)。

0071

続いて、ピッキング装置2の識別情報発行手段212は、出荷情報の受付が終了したことに応じて、当該出荷識別情報を含むバーコードシールをバーコード印刷機23で印刷する(ステップS3)。ピッキング作業者6は、印刷されたバーコードシールを格納箱27に添付し、格納箱27の発送を行う。
ピッキング装置2の出荷情報送信手段213は、取得した動画情報を野菜卸管理装置3に送信する(ステップS4)。

0072

続いて、野菜卸管理装置3の出荷情報受信手段31は、ピッキング装置2から出荷識別情報に関連付けられた動画情報を受信すると(ステップS5)、動画情報記憶手段321が当該情報を動画情報DB361に記憶する。また、農作物情報記憶手段322は顧客から送られてくる発注情報に基づき生成された農作物情報を農作物情報DB362に記憶する(ステップS6)。

0073

続いて、野菜卸管理装置3の閲覧要求受付手段33は、顧客が、格納箱27に添付されているバーコードシールの出荷識別情報に基づいて野菜卸管理装置3にアクセスしてきた場合に、顧客端末4から出荷識別情報を含む閲覧要求情報を受信する(ステップS7)。

0074

野菜卸管理装置3の閲覧情報送信手段34は、閲覧要求受付手段33が閲覧要求情報を受け付けたことに応じて、閲覧要求情報に含まれる識別情報と関連する農作物情報及び動画情報を記憶手段36の各DBから読み出す。そして、野菜卸管理装置3の閲覧情報送信手段34は、動画情報及び農作物情報から構成される閲覧ページを生成して、顧客端末4に送信する(ステップS8)。
なお、ここに重量情報が含まれても良いことは既に述べたとおりである。

0075

その後、動画情報削除手段35は、動画情報と関連する出荷識別情報を動画情報DB361より読み出して、当該出荷識別情報と関連する農作物情報の消費期限を農作物情報DB362より抽出する。動画情報削除手段35は、出荷識別情報に関連して抽出した消費期限のうち、最も遅い日から所定の期間を経過していないかを判定する(ステップS9)。そして、抽出した消費期限のうち、最も遅い日から所定の期間を経過していた場合に、対応する動画情報を動画情報DB361から削除する(ステップS10)。

0076

以上のように、本発明では、野菜卸業者において、野菜を格納箱へ格納する際の作業状況を動画として撮影し、これを記録するとともに、この記録した動画を野菜の発注情報と関連付けて顧客に提供することによって、顧客において野菜の格納状況を検証することができる。よって、格納箱に格納された野菜が発注と異なっている事態が生じても、それが野菜卸業者の側での誤りだったのか、顧客の誤解によるものかを検証することができ、無用な争いを生じるおそれを回避することが出来る。これにより、野菜卸業者の信用が不当に低下する事態を回避できる。

0077

また、本発明では、記憶される動画情報を検証に必要な範囲で、すなわち野菜の消費期限との関係で期間を決めて保存しておくため、野菜卸管理装置への負荷を最小限に抑制することができる。このため、動画を閲覧する顧客にストレスをかけることなく、動画を顧客端末に送信することができ、顧客は検証作業に積極的に取り組むことができる。

0078

さらに、本発明では、野菜卸業者において、ピッキング作業者の作業効率を保ちながら、野菜を格納箱へ格納する際の作業状況を確実に動画に撮影することのできるピッキング装置を提供することができる。

0079

なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。

0080

上述の実施形態においては、撮像カメラ22としてWebカメラを採用したが、本発明の撮像カメラはWebカメラに限られるものではなく、撮影した動画を端末に送信できるものであれば、いかなる撮影装置でも採用することが可能である。
また、上述の実施形態においては、撮像カメラ22が撮影した動画情報を用いているが、これに限られず、連続した静止画を撮像することにより実質的に動画を撮影しているのと同じ作用を生じさせても良い。

0081

さらに、上述の実施形態においては、出荷識別情報をバーコードシールを利用して格納箱27に付しているが、これに限られず、例えばICチップ等を用いて出荷識別情報を付してもよい。その場合には、適宜、バーコード印刷機23以外のものを用意し、例えば出荷識別情報をICチップに書き込み可能ライター装置等を採用すれば良い。
また、上述の実施形態では、ピッキング装置2には、タブレット端末21が設置されているが、これに代えて、ノートパソコンデスクトップパソコンを採用してもよい。

0082

そして、これまで上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図5の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。すなわち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が野菜卸管理装置3に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図5の例に限定されない。

0083

さらに、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用パーソナルコンピュータであってもよい。

0084

このようなプログラムを含む記録媒体は、管理者にプログラムを提供するために装置本体とは別に配布されるメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。メディアは、例えば、磁気ディスクフロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えばハードディスク等で構成される。

0085

なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。

0086

以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他のさまざまな実施形態を取ることが可能であり、更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

0087

1・・・野菜卸管理システム
2・・・ピッキング装置
3・・・野菜卸管理装置
4・・・顧客端末
5・・・ネットワーク
20・・・カート
25・・・台車
211・・・出荷情報受付手段
212・・・識別情報発行手段
213・・・出荷情報送信手段
31・・・出荷情報受付手段
32・・・出荷情報記憶手段
33・・・閲覧要求受付手段
34・・・閲覧情報送信手段
35・・・動画情報削除手段
36・・・記憶手段

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