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技術 内燃機関の運転制御装置、運転制御情報提供システムおよび運転制御情報提供プログラム

出願人 本田技研工業株式会社
発明者 井畑遼亮
出願日 2012年7月6日 (8年7ヶ月経過) 出願番号 2012-153032
公開日 2014年1月30日 (7年0ヶ月経過) 公開番号 2014-015881
状態 未査定
技術分野 内燃機関に供給する空気・燃料の電気的制御 内燃機関の複合的制御
主要キーワード 水平軸中心 運転要素 差動特性 前側枠 回転角度変化 長手方向略全域 環境値 運転制御用
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重要な関連分野

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図面 (11)

課題

部品点数(特に、センサの数)を低減した内燃機関においても、燃費の改善を図る運転制御を適用することができる運転制御装置および運転制御情報提供システムを提供する。

解決手段

車両に搭載された内燃機関EAの運転を制御する内燃機関の運転制御装置1Aであって、内燃機関EAの運転制御に用いることができる運転制御情報を車両外から取得する携帯端末10から提供された運転制御情報に基づいて、運転を制御するための制御値を内燃機関EAに出力する処理部4Aを備える。

概要

背景

内燃機関燃費の改善を図る運転制御の技術として、吸気管内の圧力(吸気負圧)を測定、もしくは他の測定値から演算によって吸気負圧などを予測し、これらの結果に基づいて制御マップ切り替えることによって、内燃機関の運転制御を行う技術が開示されている(特許文献1および特許文献2参照)。

概要

部品点数(特に、センサの数)を低減した内燃機関においても、燃費の改善をる運転制御を適用することができる運転制御装置および運転制御情報提供システムを提供する。車両に搭載された内燃機関EAの運転を制御する内燃機関の運転制御装置1Aであって、内燃機関EAの運転制御に用いることができる運転制御情報を車両外から取得する携帯端末10から提供された運転制御情報に基づいて、運転を制御するための制御値を内燃機関EAに出力する処理部4Aを備える。

目的

本発明は、上記の課題認識に基づいてなされたものであり、部品点数(特に、センサの数)を低減した内燃機関においても、燃費の改善を図る運転制御を適用することができる運転制御装置、運転制御情報提供システムおよび運転制御情報提供プログラムを提供する

効果

実績

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請求項1

車両(40a)に搭載された内燃機関(EA,EB)の運転を制御する内燃機関の運転制御装置(1A,6B)であって、前記内燃機関(EA,EB)の運転制御に用いることができる運転制御情報を前記車両(40a)外から取得する携帯端末(10a)から提供された前記運転制御情報に基づいて、運転を制御するための制御値を前記内燃機関(EA,EB)に出力する処理部(4A,9B)、を備えることを特徴とする内燃機関の運転制御装置。

請求項2

前記運転制御情報は、前記内燃機関(EA,EB)と異なる他の内燃機関を搭載した他の車両(40b,40c)において、前記他の内燃機関の運転制御に用いられた情報である、ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の運転制御装置。

請求項3

前記運転制御情報は、通信網(300)に接続された前記運転制御情報を記憶する運転制御情報提供サーバ(200)から、前記携帯端末(10a)が通信網(300)を介して取得した、前記車両(40a)の位置に対応した情報である、ことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の運転制御装置。

請求項4

前記運転制御情報は、前記他の車両(40b,40c)から、該他の車両(40b,40c)の位置を表す情報とともに提供された情報である、ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の内燃機関の運転制御装置。

請求項5

前記運転制御情報は、前記車両(40a)の位置における前記内燃機関(EA,EB)の運転制御に用いることができる気象の情報である、ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1の項に記載の内燃機関の運転制御装置。

請求項6

前記運転制御情報は、大気圧の情報である、ことを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の運転制御装置。

請求項7

前記運転制御情報は、大気温の情報である、ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の内燃機関の運転制御装置。

請求項8

前記制御値は、前記内燃機関(EA,EB)の点火時期を制御するための値である、ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1の項に記載の内燃機関の運転制御装置。

請求項9

前記制御値は、前記内燃機関(EA,EB)内に噴射する燃料噴射量を制御するための値である、ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1の項に記載の内燃機関の運転制御装置。

請求項10

車両(40a)に搭載された内燃機関(EA,EB)の運転を制御する内燃機関の運転制御装置(1A,6B)に、前記内燃機関(EA,EB)の運転制御に用いることができる運転制御情報を提供する内燃機関の運転制御情報提供システム(100)であって、前記運転制御情報を記憶するとともに、記憶している前記運転制御情報を、通信網(300)を介して前記車両(40a)にて携帯される携帯端末(10a)に提供する運転制御情報提供サーバ(200)、を備えることを特徴とする内燃機関の運転制御情報提供システム。

請求項11

前記運転制御情報提供サーバ(200)は、前記内燃機関(EA,EB)と異なる他の内燃機関を搭載した他の車両(40b,40c)から、該他の車両(40b,40c)の位置の情報とともに提供された、前記他の内燃機関の運転制御に用いられた前記運転制御情報を、該他の車両(40b,40c)の位置に対応付けて記憶し、前記携帯端末(10a)からの前記運転制御情報の要求に応じて、前記車両(40a)の位置に対応した前記運転制御情報を、前記携帯端末(10a)に提供する、ことを特徴とする請求項10に記載の内燃機関の運転制御情報提供システム。

請求項12

前記運転制御情報提供サーバ(200)は、前記携帯端末(10a)からの情報により取得した、前記車両(40a)の位置に対応した、前記内燃機関(EA,EB)の運転制御に用いることができる気象情報を、通信網(300)に接続されている気象情報提供サーバ(600)から取得し、該取得した気象情報を、前記運転制御情報として前記携帯端末(10a)に提供する、ことを特徴とする請求項10または請求項11に記載の内燃機関の運転制御情報提供システム。

請求項13

車両(40a)と通信して該車両(40a)の運転に用いる情報を提供する携帯端末(10a)用の運転制御情報提供プログラムであって、前記車両(40a)に搭載された内燃機関(EA,EB)の運転を制御するために用いられる運転制御情報を、前記車両(40a)外から取得して、前記内燃機関(EA,EB)の運転制御装置(1A,6B)に出力するステップ、を含むことを特徴とする運転制御情報提供プログラム。

請求項14

前記運転制御情報は、前記内燃機関(EA,EB)と異なる他の内燃機関を搭載した他の車両(40b,40c)において、前記他の内燃機関の運転制御に用いられた情報である、ことを特徴とする請求項13に記載の運転制御情報提供プログラム。

請求項15

前記運転制御情報は、前記車両(40a)外のサーバ(200,600)から前記携帯端末(10a)が取得した、前記内燃機関(EA,EB)の運転制御に用いることができる気象の情報である、ことを特徴とする請求項13または請求項14に記載の運転制御情報提供プログラム。

技術分野

0001

本発明は、車両に搭載された内燃機関運転状態を制御する運転制御装置運転制御情報提供システムおよび運転制御情報提供プログラムに関する。

背景技術

0002

内燃機関の燃費の改善を図る運転制御の技術として、吸気管内の圧力(吸気負圧)を測定、もしくは他の測定値から演算によって吸気負圧などを予測し、これらの結果に基づいて制御マップ切り替えることによって、内燃機関の運転制御を行う技術が開示されている(特許文献1および特許文献2参照)。

先行技術

0003

特開2000−265894号公報
特開2004−108289号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、特許文献1および特許文献2で開示された技術では、負圧センサや、吸気負圧などの予測に用いるその他のセンサを内燃機関に装備し、これらのセンサが測定した複数の測定値に基づいて行われる比較的複雑な演算が必要である。また、クランク角の検出においては、クランクシャフトに設けられる複数のリラクタによって、複数のパルスを検出する必要がある。このため、燃費の改善を図る内燃機関の運転制御において、演算の簡略化および部品点数(特に、センサの数)の低減を実現することができれば、比較的低価格の自動二輪車に搭載された内燃機関にも、燃費の改善を図るための技術を適用することができ、さらなる環境改善につなげることができると考えられる。

0005

本発明は、上記の課題認識に基づいてなされたものであり、部品点数(特に、センサの数)を低減した内燃機関においても、燃費の改善を図る運転制御を適用することができる運転制御装置、運転制御情報提供システムおよび運転制御情報提供プログラムを提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0006

上記の課題を解決するため、請求項1に記載した発明の内燃機関の運転制御装置は、車両(40a)に搭載された内燃機関(EA,EB)の運転を制御する内燃機関の運転制御装置(1A,6B)であって、前記内燃機関(EA,EB)の運転制御に用いることができる運転制御情報を前記車両(40a)外から取得する携帯端末(10a)から提供された前記運転制御情報に基づいて、運転を制御するための制御値を前記内燃機関(EA,EB)に出力する処理部(4A,9B)、を備えることを特徴とする。
なお、車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車のみならず三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)または四輪の車両も含まれる。
請求項2に記載した発明の前記運転制御情報は、前記内燃機関(EA,EB)と異なる他の内燃機関を搭載した他の車両(40b,40c)において、前記他の内燃機関の運転制御に用いられた情報である、ことを特徴とする。
請求項3に記載した発明の前記運転制御情報は、通信網(300)に接続された前記運転制御情報を記憶する運転制御情報提供サーバ(200)から、前記携帯端末(10a)が通信網(300)を介して取得した、前記車両(40a)の位置に対応した情報である、ことを特徴とする。
請求項4に記載した発明の前記運転制御情報は、前記他の車両(40b,40c)から、該他の車両(40b,40c)の位置を表す情報とともに提供された情報である、ことを特徴とする。
請求項5に記載した発明の前記運転制御情報は、前記車両(40a)の位置における前記内燃機関(EA,EB)の運転制御に用いることができる気象の情報である、ことを特徴とする。
請求項6に記載した発明の前記運転制御情報は、大気圧の情報である、ことを特徴とする。
請求項7に記載した発明の前記運転制御情報は、大気温の情報である、ことを特徴とする。
請求項8に記載した発明の前記制御値は、前記内燃機関(EA,EB)の点火時期を制御するための値である、ことを特徴とする。
請求項9に記載した発明の前記制御値は、前記内燃機関(EA,EB)内に噴射する燃料噴射量を制御するための値である、ことを特徴とする。
請求項10に記載した発明の内燃機関の運転制御情報提供システムは、車両(40a)に搭載された内燃機関(EA,EB)の運転を制御する内燃機関の運転制御装置(1A,6B)に、前記内燃機関(EA,EB)の運転制御に用いることができる運転制御情報を提供する内燃機関の運転制御情報提供システム(100)であって、前記運転制御情報を記憶するとともに、記憶している前記運転制御情報を、通信網(300)を介して前記車両(40a)にて携帯される携帯端末(10a)に提供する運転制御情報提供サーバ(200)、を備えることを特徴とする。
請求項11に記載した発明の前記運転制御情報提供サーバ(200)は、前記内燃機関(EA,EB)と異なる他の内燃機関を搭載した他の車両(40b,40c)から、該他の車両(40b,40c)の位置の情報とともに提供された、前記他の内燃機関の運転制御に用いられた前記運転制御情報を、該他の車両(40b,40c)の位置に対応付けて記憶し、前記携帯端末(10a)からの前記運転制御情報の要求に応じて、前記車両(40a)の位置に対応した前記運転制御情報を、前記携帯端末(10a)に提供する、ことを特徴とする。
請求項12に記載した発明の前記運転制御情報提供サーバ(200)は、前記携帯端末(10a)からの情報により取得した、前記車両(40a)の位置に対応した、前記内燃機関(EA,EB)の運転制御に用いることができる気象情報を、通信網(300)に接続されている気象情報提供サーバ(600)から取得し、該取得した気象情報を、前記運転制御情報として前記携帯端末(10a)に提供する、ことを特徴とする。
請求項13に記載した発明の運転制御情報提供プログラムは、車両(40a)と通信して該車両(40a)の運転に用いる情報を提供する携帯端末(10a)用の運転制御情報提供プログラムであって、前記車両(40a)に搭載された内燃機関(EA,EB)の運転を制御するために用いられる運転制御情報を、前記車両(40a)外から取得して、前記内燃機関(EA,EB)の運転制御装置(1A,6B)に出力するステップ、を含むことを特徴とする。
請求項14に記載した発明の前記運転制御情報は、前記内燃機関(EA,EB)と異なる他の内燃機関を搭載した他の車両(40b,40c)において、前記他の内燃機関の運転制御に用いられた情報である、ことを特徴とする。
請求項15に記載した発明の前記運転制御情報は、前記車両(40a)外のサーバ(200,600)から前記携帯端末(10a)が取得した、前記内燃機関(EA,EB)の運転制御に用いることができる気象の情報である、ことを特徴とする。

発明の効果

0007

請求項1に記載した発明によれば、車両外から提供された運転制御情報を用いて内燃機関の運転を制御するため、内燃機関の運転制御に用いる運転制御情報を得るためのセンサなどを、内燃機関や車両から省略することができ、あるいは、内燃機関や車両にあるセンサなどの情報を補完することができる。
請求項2に記載した発明によれば、請求項1の効果に加えて、他の内燃機関を搭載した他の車両の内燃機関の運転制御に用いられた、有効な運転制御用の情報を得ることができる。
請求項3に記載した発明によれば、請求項2の効果に加えて、内燃機関の運転制御に用いる運転制御情報を、通信を用いて車両外から取得することができる。
請求項4に記載した発明によれば、請求項2または請求項3に記載の効果に加えて、情報提供元位置情報とともに提供された、その位置に対応する有効な運転制御用の情報を得ることができる。
請求項5〜7に記載した発明によれば、請求項1〜4のそれぞれの効果に加えて、車両の位置における気象の情報を内燃機関の運転制御に有効的に用いることができる。
請求項8および請求項9に記載した発明によれば、請求項1〜7のそれぞれの効果に加えて、車両外から提供された運転制御情報を用いて、内燃機関の出力性能に寄与する各機構の制御を行うことができ、内燃機関の燃費の改善を図ることができる。
請求項10〜12に記載した発明によれば、運転制御情報提供サーバによって、車両の内燃機関の運転を制御するための情報を提供することができる。これにより、車両の内燃機関の運転制御に用いる運転制御情報を、車両の外から通信によって提供するサービス構築することができる。これにより、車両の内燃機関の運転制御に用いる運転制御情報を得るためのセンサなどを、内燃機関や車両から省略することができ、あるいは、内燃機関や車両にあるセンサなどの情報を補完することができる。
請求項13〜15に記載した発明によれば、内燃機関の運転制御に用いる運転制御情報を車両外から携帯端末を用いて提供することができる。これにより、携帯端末を利用する車両において、内燃機関の運転制御に用いる運転制御情報を得るためのセンサなどを、その内燃機関や車両から省略することができ、あるいは、その内燃機関や車両にあるセンサなどの情報を補完することができる。

図面の簡単な説明

0008

本発明の第1の実施形態における内燃機関の運転制御装置の概略構成を示した図である。
本第1の実施形態による内燃機関の運転制御装置に情報を提供する携帯端末を取り付けた状態の自動二輪車のハンドル周辺を示した図である。
本第1の実施形態による内燃機関の運転制御装置に情報を提供する携帯端末を取り付けた状態の自動二輪車のハンドル周辺の右側面を示した図である。
本第1の実施形態による内燃機関の運転制御装置に情報を提供する運転制御情報提供システムにおけるシステム構成の概略を示したブロック図である。
本第1の実施形態による内燃機関の運転制御装置に情報を提供する運転制御情報提供システムにおける携帯端末の概略構成を示したブロック図である。
本第1の実施形態による内燃機関の運転制御装置に情報を提供する運転制御情報提供システムにおける運転制御情報提供サーバの概略構成を示したブロック図である。
本第1の実施形態による内燃機関の運転制御装置に情報を提供する運転制御情報提供システムにおける全体の処理手順を示したフローチャートである。
本第1の実施形態による内燃機関の運転制御装置に情報を提供する運転制御情報提供システムにおける提供環境値利用制御の処理手順を示したフローチャートである。
本第1の実施形態による内燃機関の運転制御装置が運転制御に用いる環境値の情報を表示する方法の一例を示した図である。
本発明の第2の実施形態における内燃機関の運転制御装置の概略構成を示した図である。

実施例

0009

<第1の実施形態>
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本第1の実施形態における内燃機関の運転制御装置の概略構成を示した図である。なお、図1には、本第1の実施形態の運転制御装置1によって運転が制御される内燃機関EAと、運転制御装置1が内燃機関EAの運転制御に用いる情報を提供する装置として携帯端末10とを併せて示している。運転制御装置1は、内燃機関EAとともに車両に搭載され、内燃機関EAから出力された情報と、携帯端末10から提供された情報とを合わせて、内燃機関EAの運転制御、すなわち、内燃機関EAの燃焼の制御を行う。なお、車両は、自動二輪車であってもよいし、自動車であってもよい。

0010

内燃機関EAの吸気管410にはスロットルボディ411が設けられており、スロットルボディ411が車両の運転者によって操作されて、内燃機関EAの回転速度の変更が指示される。スロットルボディ411は、運転者による内燃機関EAの回転速度の変更指示を、運転制御装置1に出力する。内燃機関EAは、変更された回転速度に応じた運転制御装置1によって、燃料噴射弁インジェクター)440による燃料噴射量と点火プラグ430の点火時期(点火タイミング)とが制御され、インジェクター440によって内燃機関EA内に供給された燃料を、点火プラグ430の点火によって燃焼する。

0011

また、内燃機関EAのクランクシャフト412には発電ACGロータ413が固定されており、このロータ413には、点火プラグ430の基準の点火タイミングに基づいて定めた位置に、パルサピックアップ415によって検出されるリラクタ414が設けられている。パルサピックアップ415は、クランクシャフト412の回転方向416の回転に応じて、リラクタ414の先端部414aおよび後端部414bのそれぞれを検出したときのパルスを、運転制御装置1に出力する。クランクシャフト412の軸線を中心とする予め定めた角度の範囲にリラクタ414が設けられているとすると、パルサピックアップ415が出力した先端部414aを検出したときのパルスと、後端部414bを検出したときのパルスとの間隔によって、運転制御装置1は、点火タイミングに用いられるクランクシャフト412の回転角度の情報の他、クランクシャフト412の回転角速度や回転角加速度などの回転角度変化の情報を得ることができる。

0012

また、内燃機関EAの運転制御に用いる情報は、前述のクランクシャフトの回転角度や回転角度変化の他、例えば、吸気管410内の吸気負圧や、油温などが用いられる。これらは、センサにより直接的に測定するものであっても良く、また、クランクシャフトの回転角度変化の情報から、演算により推測するものであっても良い。これらのセンサによる測定値、あるいは演算による推定値を用いて、運転制御装置1が内燃機関EAの、点火タイミングや燃料使用量などの燃焼等に関わる運転制御を行う。なお、本実施例では、内燃機関EAには、車両の周辺の大気圧を測定する気圧センサと、大気温を測定する気温センサとは取り付けられていないもので、発明の説明を行う。内燃機関における運転制御において、大気圧や大気温は、内燃機関の燃焼効率を向上させるために有効な情報であるが、本実施例の内燃機関EAでは、気圧センサおよび気温センサ(以下、気圧センサおよび気温センサを併せて「環境センサ」という)が省略され、廉価な車両の提供を図っている。すなわち、このような廉価な内燃機関EAにおいても、大気圧や大気温を運転制御に用いて、燃焼効率を向上させ、燃費の改善を図るものである。

0013

運転制御装置1は、内燃機関EAの運転制御を行う電子制御ユニット(Electric Control Unit:ECU)である。以下、運転制御装置1を、「ECU1A」ともいう。ECU1Aは、CPU(Central Processing Unit)2A、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などで構成されるメモリ3A、および不図示のI/O(Input/Output)インターフェースなどからなるマイクロコンピュータで構成される。

0014

CPU2Aは、運転者の、スロットルボディ411の開度操作の状況や、パルサピックアップ415によって検出されたパルスから得られるクランクシャフト412の回転角度やその変化の情報に基づいて、内燃機関EAの回転数運転負荷などの運転状態を判断し、インジェクター440による燃料噴射タイミングや燃料噴射量、および点火プラグ430の点火タイミングを、マップ処理によって決定する処理部4Aを備えている。また、これらの運転制御に、吸気負圧や油温あるいは、冷却水の温度等の不図示の各種センサによる測定値を加えて用いるものであっても良い。以下の説明においては、インジェクター440による燃料噴射量と点火プラグ430の点火タイミングとを、それぞれを区別せずに説明する場合には、「燃焼制御値」という。

0015

メモリ3Aには、処理部4Aによるマップ処理によって、燃焼制御値を決定するために用いるマップデータが予め記録されている。このマップデータは、内燃機関EAの回転速度と、各種センサなどの情報によるそれぞれの数値が決まると、インジェクター440による燃料噴射量と点火プラグ430の点火タイミングとのそれぞれを、一意に定めることができるデータである。

0016

処理部4Aは、メモリ3Aに記録されているマップデータに基づいたマップ処理によって、燃焼制御値をそれぞれ1つずつ決定する。また、処理部4Aには、携帯端末10から、車両の周辺の気圧(大気圧)や気温(大気温)などの環境の情報が入力される。これらの環境の情報は、従来は車両に搭載したセンサにより得ていたが、内燃機関EAにおいては、車両の周辺の環境の情報を携帯端末10から得るものである。処理部4Aは、燃焼制御値を決定するマップ処理を行う際に、これら携帯端末10から入力された車両の周辺の環境の情報(以下、「環境値」という)も含めて、燃焼制御値を決定する。メモリ3Aに記録されているマップデータは、携帯端末10から取り込んだデータを含む各データから、インジェクター440による燃料噴射タイミングや燃料噴射量、および点火プラグ430の点火タイミングなどの運転要素を決定するマップデータである。

0017

携帯端末10は、車両の搭乗者所有し、後述する方法によって取得した車両の周辺の環境の情報(環境値)を、ECU1A内の処理部4Aに出力する。

0018

このようにして、本第1の実施形態の運転制御装置1(ECU1A)は、例えば、気圧センサおよび気温センサ(環境センサ)が省略されている場合でも、内燃機関EAの運転制御を行う際に、携帯端末10から提供された環境値を用いて、気圧センサおよび気温センサ(環境センサ)を有する内燃機関と同様の運転制御を行うことができ、廉価な内燃機関EAの燃費を改善することができる。

0019

なお、処理部4Aは、携帯端末10から環境値が入力されていない場合には、例えば、大気圧を1013.25hPaとし、大気温を25.0℃として、すなわち、燃焼制御値に大気圧や大気温の影響がない状態として、マップ処理を行う。これにより、携帯端末10から環境値が入力されていない場合でも、内燃機関EAに取り付けられている不図示の各種センサの測定値などの運転情報に基づいた次善の運転制御を行うことができる。

0020

なお、メモリ3Aに記録されているデータは、環境値以外の測定値から燃焼制御値を決定するマップデータと、決定された燃焼制御値を環境値で補正する別のマップデータ、または演算プログラムが記録されていてもよい。この場合、運転制御装置1(ECU1A)は、内燃機関EAに取り付けられている不図示の各種センサの測定値などに基づいて決定した燃焼制御値の補正を行うか否かを、携帯端末10から環境値が入力されているか否かによって切り替えて、内燃機関EAの運転制御を行うこととしても良い。演算プログラムにより補正する場合は、演算部5Aが燃焼制御値の補正演算を行う。

0021

次に、本第1の実施形態の運転制御装置1に環境値を提供する運転制御情報提供システムについて説明する。本第1の実施形態において運転制御装置1は、内燃機関EAおよび運転制御装置1が搭載された車両の搭乗者に携帯される携帯端末10が、例えば、車両本体に取り付けられ、この携帯端末10が、運転制御情報提供システムから取得した環境値を、運転制御に用いる。以下の説明においては、本第1の実施形態の運転制御情報提供システムを利用する車両が、例えば、自動二輪車などの鞍乗り型車両である場合について説明する。

0022

図2は、本第1の実施形態による内燃機関EAの運転制御装置1に情報(環境値)を提供する携帯端末10を取り付けた状態の自動二輪車のハンドル周辺を示した図である。また、図3は、本第1の実施形態による内燃機関EAの運転制御装置1に情報(環境値)を提供する携帯端末10を取り付けた状態の自動二輪車のハンドル周辺の右側面を示した図である。

0023

携帯端末10は、図2に示すように、スクリーン42およびアッパーカウル41を締結するそれぞれのボルト43によって共締めして車両に固定された取り付け部材45に装着される。この取り付け部材45は、携帯端末10が、タコメータ44よりも手前側運転手側)となるように、車両に固定されている。この状態で携帯端末10に車両の情報を表示させることにより、運転者に情報表示を行う。

0024

取り付け部材45は、図2および図3に示すように、左右のそれぞれのボルト43によって基部がアッパーカウル41に固定されて、運転者側延出する左右一対のステー46と、それぞれのステー46の先端間に支持され、車幅方向に沿う水平軸軸中心ピッチ方向回動可能とされた保持ケース47と、を備えている。左右それぞれのステー46は、タコメータ44の前側枠部を挟むように左右に配置され、左のステー46は、タコメータ44の左方を通って後方に延び、右のステー46は、タコメータ44の右方を通って後方に延びている。

0025

それぞれのステー46は、アッパーカウル41からタコメータ44が収容された前側枠部の後方に先端を延出させ、それぞれの先端から車幅方向内側に向けてヒンジ軸46A(図3参照)を延出させ、これらのヒンジ軸46Aによって保持ケース47を支持する。これにより、それぞれのステー46によって取り付けられる保持ケース47は、タコメータ44に隙間を有して(タコメータ44から離間して)、タコメータ44を左右に跨ぐように保持される。

0026

一方、保持ケース47は、車幅方向に長手方向を沿わせた長方形状ケース体であり、短手方向の一側から携帯端末10を収容させるべく長手方向略全域にわたって開放するとともに、短手方向の他側の両側部をそれぞれのステー46の先端に支持されている。そして、図2に示すように、保持ケース47は、収容した携帯端末10の表示部49を運転者側に露出させるように運転者側の面が切り欠かれた窓部48を有している。

0027

図2において、携帯端末10は、保持ケース47の短手方向の一側の開放部から保持ケース47内にスライドされるようにして収容され、窓部48を形成する縁部と、窓部48が形成された側と対向する背面部との間に係止され、取り付け部材45に保持される。そして、携帯端末10は、窓部48から運転者に、表示部49が視認可能となるように保持される。なお、取り付け部材45は、保持ケース47が水平軸中心に回動可能となっているため、図3に示すように、保持ケース47を回動して保持ケース47の傾斜を変更することによって、運転者は、携帯端末10の表示部49を見易い位置に調整することができる。

0028

次に、本第1の実施形態の運転制御装置1に環境値(運転制御情報)を提供する運転制御情報提供システムについて説明する。図4は、本第1の実施形態による内燃機関EAの運転制御装置1に情報(環境値)を提供する運転制御情報提供システムにおけるシステム構成の概略を示したブロック図である。図4に示した運転制御情報提供システム100は、携帯端末10a、携帯端末10b、および携帯端末10cと、運転制御情報提供サーバ200と、ナビゲーションサービス提供サーバ500と、気象情報提供サーバ600とが、通信網300を介して通信可能なように構成されている。

0029

携帯端末10a、携帯端末10b、および携帯端末10cのそれぞれは、既存の移動体通信網を利用した携帯電話の機能と、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)の機能とを融合させた携帯端末、例えば、いわゆる、スマートフォンである。携帯端末10a、携帯端末10b、および携帯端末10cのそれぞれは、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号を受信することができる。以下の説明において、携帯端末10a、携帯端末10b、および携帯端末10cのそれぞれを区別せずに説明する場合には、単に「携帯端末10」という。

0030

携帯端末10は、異なる車両のそれぞれの搭乗者が所有し、図2および図3に示したように、それぞれの搭乗者が搭乗する車両に装着される。図4では、携帯端末10aが車両40aに装着され、携帯端末10bが車両40bに装着され、携帯端末10cが車両40cに装着されている。なお、車両は、自動二輪車であってもよいし、自動車であってもよい。

0031

車両40aは、図1に示した内燃機関EAおよび運転制御装置1を搭載した車両、すなわち、環境センサを備えていない内燃機関EAの運転制御を、携帯端末10aから入力された環境値を用いて行う車両である。
一方、車両40bおよび車両40cは、内燃機関に大気圧と大気温とをそれぞれ測定する環境センサを備えており、この環境センサが測定した環境値を用いて内燃機関の運転制御をする車両である。すなわち、車両40bおよび車両40cは、燃費の改善を図る内燃機関の運転制御を自車両の環境センサの情報を用いて行う車両である。以下の説明において、車両40a、車両40b、および車両40cのそれぞれを区別せずに説明する場合には、単に「車両40」という。

0032

通信網300は、インターネット公衆回線網などの通信回線である。
ナビゲーションサービス提供サーバ500は、運転制御情報提供サーバ200からの要求に応じて、車両の位置に関する各種情報を、通信網300を介して提供するサーバである。
気象情報提供サーバ600は、運転制御情報提供サーバ200からの要求に応じて、要求された地方(地域)や地点における現在または最新の気圧や気温などの気象情報を、通信網300を介して提供するサーバである。

0033

運転制御情報提供サーバ200は、車両40において内燃機関の運転制御に用いられる気圧(大気圧)や気温(大気温)の情報、すなわち、環境値を一時的に記憶し、記憶している環境値を、通信網300を介して提供するサーバである。運転制御情報提供サーバ200は、通信網300を介して携帯端末10から送信されてきた、それぞれの車両40がそれぞれの位置において測定した環境値を、予め設定された地域毎に一時的に記憶する。より具体的には、運転制御情報提供サーバ200は、環境値と共に送信されてきたGPS信号の情報に基づいて、携帯端末10の現在の位置、すなわち、車両40の現在位置を特定する位置情報をナビゲーションサービス提供サーバ500から取得する。そして、運転制御情報提供サーバ200は、ナビゲーションサービス提供サーバ500から取得した位置情報に基づいて、送信されてきた環境値がいずれの地域の環境値であるかを判定して、対応する地域の環境値として記憶する。このとき、運転制御情報提供サーバ200は、環境値が送信されてきた時間も対応付けて記憶する。

0034

また、運転制御情報提供サーバ200は、携帯端末10からの環境値の要求に応じて、記憶している環境値を、通信網300を介して提供する。より具体的には、運転制御情報提供サーバ200は、要求信号と共に送信されてきたGPS信号の情報に基づいて、携帯端末10の現在の位置、すなわち、車両40の現在位置を特定する位置情報をナビゲーションサービス提供サーバ500から取得する。そして、運転制御情報提供サーバ200は、車両40の現在位置に基づいて、対応する地域の環境値を選択し、選択した環境値に対応付けられた時間と現在の時間との差の大きさを判定した後に、実際に選択した環境値を提供するか否かを決定する。選択した環境値に対応付けられた時間と現在の時間との差が、予め定めた時間差よりも少ない場合には、選択した環境値を通信網300を介して提供する。また、選択した環境値に対応付けられた時間と現在の時間との差が、予め定めた時間差よりも大きい場合には、選択した環境値を提供せず、気象情報提供サーバ600から車両40の現在位置の気象情報を取得し、取得した気象情報を対応する環境値として通信網300を介して提供する。なお、車両40の現在位置に対応する地域の環境値を記憶していない場合にも、同様に、気象情報提供サーバ600から取得した気象情報を対応する環境値として提供する。

0035

本第1の実施形態において運転制御情報提供システム100は、車両40aが、環境値も用いた内燃機関EAの運転制御ができるようにして、車両40aの内燃機関EAの燃費の改善を図るためのシステムである。車両40aが内燃機関EAの運転制御を行う際に用いる環境値は、車両40bまたは車両40cから提供される。すなわち、運転制御情報提供システム100では、車両40bおよび車両40cのそれぞれに備えた環境センサが測定した環境値を、車両40bおよび車両40cに装着された携帯端末10bおよび携帯端末10cによって、運転制御情報提供サーバ200に送信する。そして、車両40aは、装着された携帯端末10aによって運転制御情報提供サーバ200に環境値の提供を要求し、運転制御情報提供サーバ200から送信されてきた環境値を用いて、車両40aの内燃機関EAの燃費の改善を図る。

0036

以下の説明においては、運転制御情報提供サーバ200から送信されてきた環境値を用いて内燃機関EAの燃費の改善を図る、携帯端末10aが装着された車両40aを「環境値利用車両」、運転制御情報提供サーバ200に環境値を送信(提供)する、携帯端末10bが装着された車両40b、および携帯端末10cが装着された車両40cをそれぞれ、「環境値提供車両A」および「環境値提供車両B」ともいう。以下の説明において、環境値提供車両Aと環境値提供車両Bとを区別せずに説明する場合には、単に「環境値提供車両」という。

0037

図5は、本第1の実施形態による内燃機関EAの運転制御装置1に情報(環境値)を提供する運転制御情報提供システム100における携帯端末10の概略構成を示したブロック図である。
位置計測部110は、携帯端末10自身の位置を計測した位置情報を生成する。位置計測部110における位置の計測は、例えば、GPS機能によってGPS衛星から受信したGPS信号に基づいて行われる。

0038

タッチパネル111は、携帯端末10の所有者に提供する各種のアプリケーションの情報や、その他の各種情報を表示する機能と、所有者によって操作される各種の操作に応じた入力を受け付け入力機能とを有している。より具体的には、タッチパネル111は、携帯端末10に情報を表示する表示部と、表示部に備えた、例えば、押圧センサによって、所有者による各種のタッチタップフリックなど)操作を検出し、検出した操作に応じた入力を受け付ける入力部とが組み合わせて構成されている。また、タッチパネル111は、本第1の実施形態の内燃機関EAの運転制御情報提供システム100における各種の情報を、リアルタイムで表示する機能を有している。

0039

通信部112は、運転制御情報提供サーバ200と各種情報を送受信する機能を有している。より具体的には、通信部112は、通信網300を介して運転制御情報提供サーバ200から送信されてきた環境値を受信する受信機能と、環境値を要求する要求信号または環境値を通信網300を介して運転制御情報提供サーバ200に送信する送信機能とを有している。また、通信部112は、他の携帯端末10と各種情報を送受信する機能も有している。

0040

記憶部114は、通信部112が受信した環境値や、その他の各種情報を記憶する。また、記憶部114は、制御部113によって実行される、本第1の実施形態の運転制御装置1に環境値を提供するための運転制御情報提供プログラム、いわゆる、アプリケーションを記憶している。

0041

制御部113は、携帯端末10内のそれぞれの構成要素を制御することによって、携帯端末10の全体を制御する。また、制御部113は、記憶部114に記憶された運転制御情報提供プログラムを実行し、携帯端末10が装着された車両40に備えた電子制御ユニット(ECU1Aも含む:以下の説明においては、電子制御ユニットがECU1A、すなわち、運転制御装置1のみに限定されない場合には、単に「ECU」という)との間で、車両40の状態を表す情報や、内燃機関EAの運転制御において用いられる環境値の入出力を制御する。また、制御部113は、環境値の情報をタッチパネル111に表示させることもできる。

0042

なお、携帯端末10は、携帯端末10自身の周囲の大気圧を計測する気圧計測の機能や、携帯端末10自身の周囲の大気温を計測する気温計測の機能、すなわち、車両40の内燃機関EAに備えた環境センサと同様の測定値を取得する機能を備えている構成であってもよい。この構成の携帯端末10が車両40に装着された場合、運転制御装置1は、装着された携帯端末10自身が測定した大気圧と大気温とを環境値として、内燃機関EAの運転制御に用いることもできる。

0043

図6は、本第1の実施形態による内燃機関EAの運転制御装置1に情報(環境値)を提供する運転制御情報提供システム100における運転制御情報提供サーバ200の概略構成を示したブロック図である。

0044

環境値記憶部210は、車両40から提供された、または車両40に提供する環境値を記憶する。車両40から提供された環境値を記憶する際、環境値記憶部210は、車両40の位置の情報と提供された時間とを対応付けて記憶する。

0045

通信部211は、携帯端末10と各種情報を送受信する機能を有している。より具体的には、通信部211は、通信網300を介して携帯端末10から送信されてきた環境値または環境値を要求する要求信号を受信する受信機能と、環境値記憶部210に記憶している環境値を通信網300を介して携帯端末10に送信する送信機能とを有している。また、通信部211は、通信網300に接続されたナビゲーションサービス提供サーバ500や気象情報提供サーバ600との各種情報を送受信する機能を有している。

0046

制御部212は、運転制御情報提供サーバ200内のそれぞれの構成要素を制御することによって、運転制御情報提供サーバ200の全体を制御する。

0047

次に、本第1の実施形態の運転制御装置1に環境値を提供する運転制御情報提供システム100における処理手順について説明する。図7は、本第1の実施形態による内燃機関EAの運転制御装置1に情報を提供する運転制御情報提供システム100における全体の処理手順を示したフローチャートである。また、図8は、本第1の実施形態による内燃機関EAの運転制御装置1に情報を提供する運転制御情報提供システム100における提供環境値利用制御の処理手順を示したフローチャートである。なお、これらのフローチャートにおいて、携帯端末10が行う処理や判定は、携帯端末10の制御部113によって実行される運転制御情報提供プログラム(アプリケーション)が行うものである。

0048

最初に、図7に示した運転制御情報提供システム100における全体の処理について説明する。このフローは、携帯端末10が車両40に装着され、携帯端末10内の制御部113に、車両40のメインキーがONされたことを表す情報が車両40に備えたECUから入力されたときに開始される。

0049

運転制御情報提供システム100における処理が開始されると、まず、ステップS100において、制御部113は、車両40の内燃機関EAに環境センサが備えられているか否かを判定する。この判定は、ECUから取得する車両40の内燃機関に関する情報に基づいて行う。この判定によって、制御部113は、携帯端末10が装着された車両40が、環境値利用車両であるか環境値提供車両であるかを判定する。

0050

ステップS100の判定の結果、車両40の内燃機関に環境センサを備えている場合、すなわち、環境値提供車両である場合(ステップS100のYes)には、ステップS200において、制御部113は、通常の運転制御をECUに行わせる。つまり、制御部113は、車両40の内燃機関の運転制御に関わることなく、車両40の内燃機関に備えた環境センサによって検出した環境値を用いた運転制御をECUに行わせる。そして、制御部113は、内燃機関の運転制御において用いた環境値を、ECUから取得する。

0051

続いて、ステップS210において、制御部113は、位置計測部110を起動して携帯端末10自身の現在の位置情報、すなわち、携帯端末10が装着された車両40の現在位置の情報を取得し、取得した現在位置の情報とともに、ECUから取得した環境値を、通信部112から通信網300を介して運転制御情報提供サーバ200に送信する。運転制御情報提供サーバ200は、通信部211が携帯端末10からの環境値を受信すると、受信した環境値を、車両40の現在位置に対応する地域の環境値として記憶する。

0052

以降、制御部113は、ステップS200における環境値のECUからの取得の処理と、ステップS210における現在位置の情報および環境値の運転制御情報提供サーバ200への送信の処理とを、予め定めた周期で繰り返す。
このステップS200およびステップS210の処理は、環境値提供車両による、本第1の実施形態の運転制御装置1に環境値を提供する運転制御情報提供システム100における処理である。

0053

一方、ステップS100の判定の結果、車両40の内燃機関に環境センサを備えていない場合、すなわち、環境値利用車両である場合(ステップS100のNo)には、ステップS300において、制御部113は、携帯端末10が取得した環境値を用いた内燃機関EAの運転制御(以下、「提供環境値利用制御」という)をECU1Aに行わせる。

0054

次に、図8に示した運転制御情報提供システム100における提供環境値利用制御の処理について説明する。提供環境値利用制御では、まず、ステップS310において、制御部113は、携帯端末10に環境センサが備えられているか否かを判定する。この判定は、制御部113自身が把握している携帯端末10自身の構成要素の情報を、制御部113自身が実行する運転制御情報提供プログラム(アプリケーション)によって処理して行うものである。

0055

ステップS310の判定の結果、携帯端末10に環境センサを備えている場合(ステップS310のYes)には、ステップS400において、制御部113は、携帯端末10自身が備える気圧計測の機能と気温計測の機能とを起動し、環境値を取得する。そして、ステップS410において、制御部113は、取得した環境値をECU1Aに出力する。これにより、ECU1Aは、携帯端末10から入力された環境値、すなわち、携帯端末10が計測した環境値を用いて、内燃機関EAの運転制御を行う。なお、ECU1Aによる内燃機関EAの運転制御は、図1において説明した運転制御である。

0056

以降、制御部113は、ステップS400における携帯端末10自身による環境値の取得の処理、および取得した環境値のECU1Aへの出力の処理を、予め定めた周期で繰り返すことにより、ECU1Aは、内燃機関EAの運転制御を逐次行う。
このステップS400〜ステップS410の処理は、図5に示した携帯端末10の構成に、さらに車両40aの内燃機関EAに備えた環境センサと同様の測定値を取得する機能を備えている携帯端末10が、環境値利用車両に装着された場合の、本第1の実施形態の運転制御装置1に環境値を提供する運転制御情報提供システム100における処理である。

0057

一方、ステップS310の判定の結果、携帯端末10に環境センサを備えていない場合(ステップS310のNo)には、ステップS500において、制御部113は、通信部112を起動し、運転制御情報提供サーバ200と接続する。さらに、ステップS510において、制御部113は、位置計測部110を起動してGPS衛星からGPS信号を受信することによって、携帯端末10が装着された車両40の現在位置の情報を取得する。そして、制御部113は、取得した現在位置の情報とともに、環境値を要求する要求信号を、通信部112から通信網300を介して運転制御情報提供サーバ200に送信する。運転制御情報提供サーバ200は、通信部211が携帯端末10からの環境値の要求を受信すると、車両40の現在位置に対応する地域の環境値を、通信部211から通信網300を介して携帯端末10に送信する。

0058

続いて、ステップS520において、制御部113は、通信部112が運転制御情報提供サーバ200からの環境値を受信すると、ステップS530において、制御部113は、通信部112が受信した環境値をECU1Aに出力する。これにより、ECU1Aは、携帯端末10から入力された環境値、すなわち、運転制御情報提供サーバ200から提供された環境値を用いて、内燃機関EAの運転制御を行う。

0059

以降、制御部113は、ステップS500〜ステップS530における運転制御情報提供サーバ200からの環境値の取得の処理、および取得した環境値のECUへの出力の処理を、予め定めた周期で繰り返すことにより、ECU1Aは、内燃機関EAの運転制御を逐次行う。
このステップS500〜ステップS530の処理は、図5に示した携帯端末10の構成の携帯端末10が、環境値利用車両に装着された場合の、本第1の実施形態の運転制御装置1に環境値を提供する運転制御情報提供システム100における処理である。

0060

このように、本第1の実施形態の運転制御装置1に環境値を提供する運転制御情報提供システム100では、環境値提供車両が、測定した環境値を運転制御情報提供サーバ200に提供し、環境値利用車両が、運転制御情報提供サーバ200から提供された環境値も用いて、内燃機関EAの運転制御を行う。これにより、内燃機関EAに環境センサを備えていない環境値利用車両でも、現在の位置の大気圧や大気温の環境値を用いた内燃機関EAの運転制御をすることができ、環境値利用車両の内燃機関EAの燃費の改善を図ることができる。

0061

ここで、車両40に装着された携帯端末10に備えたタッチパネル111の表示部に、本第1の実施形態の運転制御装置1における環境値の情報を表示する場合の一例を説明する。図9は、本第1の実施形態による内燃機関EAの運転制御装置1が運転制御に用いる環境値の情報を表示する方法の一例を示した図である。

0062

図9に示した表示の一例では、携帯端末10が有しているナビゲーション機能において車両40が走行している状態を示した地図画面重畳させて、携帯端末10が運転制御情報提供サーバ200から提供された環境値(大気圧および大気温の値)の情報を表示した場合の一例を示している。より具体的には、図9に示したように、ナビゲーション機能では、携帯端末10に備えたタッチパネル111の表示部に表示した地図画面に、車両40の現在位置を表す現在位置マーク111aが表示されている。そして、地図画面内の予め定めた環境値表示領域111bに、環境値の情報(図9に示した一例では、「気温:25.0℃」と、「気圧:1013.25hPa」)を表示している。

0063

なお、環境値の情報の携帯端末10への表示方法は、図9に示したような文字による表示に限定されるものではなく、様々な方法が考えられる。例えば、時間の経過と共に環境値の変化を表すグラフ形式で表示してもよい。
また、環境値の情報の表示は、携帯端末10への表示に限定されるものではなく、携帯端末10と異なる装置(表示装置)に表示することもできる。例えば、自動二輪車の主メータ部(例えば、タコメータやスピードメータ)が、液晶ディスプレイLCD(Liquid Crystal Display:LCD)である場合には、この主メータ部に、環境値の情報を表示することもできる。この場合、携帯端末10が出力した環境値の情報をECUが主メータ部に表示する構成や、携帯端末10の表示画面をECUに出力して主メータ部に表示させる構成などが考えられる。

0064

<第2の実施形態>
次に、運転制御情報提供システム100を利用して運転制御を行う別の構成の運転制御装置について説明する。図10は、本第2の実施形態における内燃機関の運転制御装置の概略構成を示した図である。なお、図10には、本第2の実施形態の運転制御装置6によって運転が制御される内燃機関EBと、運転制御装置6が内燃機関EBの運転制御に用いる情報を提供する装置として携帯端末10とを併せて示している。運転制御装置6は、内燃機関EBとともに車両に搭載され、内燃機関EBから出力された情報と、携帯端末10から提供された情報とを合わせて、内燃機関EBの運転制御を行う。なお、車両は、自動二輪車であってもよいし、自動車であってもよい。

0065

なお、内燃機関EBは、図1に示した内燃機関EAと同様の構成要素も備えている。以下の説明においては、図10に示した内燃機関EBの構成において、図1に示した内燃機関EAと同様の構成要素には、同一の符号を用いて、詳細な説明は省略する。

0066

内燃機関EBは、点火プラグ430と、運転状態に応じて作動特性を変化させる可変動弁機構417とを備えている。また、内燃機関EBには、エアクリーナ418で浄化された空気を内燃機関EBに導く吸気管419の途中に、スロットル弁420が回動可能に配設され、このスロットル弁420よりも下流側の吸気管419内に、インジェクター440によって燃料が供給される。また、スロットル弁420よりも下流側の吸気管419と、内燃機関EBから排出される排ガスを導く排気管421との間には、排ガス再循環装置422が設けられる。

0067

また、内燃機関EBには、例えば、スロットル弁420よりも下流側の吸気管419内の圧力を測定する負圧センサなど、不図示の各種センサが取り付けられているが、第1の実施形態に示した内燃機関EAと同様に、環境センサが省略されているものであっても良い。

0068

運転制御装置6は、内燃機関EBの運転制御を行う電子制御ユニット(ECU)である。以下、運転制御装置6を、「ECU6B」ともいう。ECU6Bは、図1に示した内燃機関EAのECU1Aと同様に、CPU7B、メモリ8B、および不図示のI/Oインターフェースなどからなるマイクロコンピュータで構成される。ECU6Bには、内燃機関EBのクランクシャフト412の回転に応じてリラクタを検出したパルサピックアップ415からのパルスが入力される。

0069

CPU7Bは、パルサピックアップ415から入力されたパルスによって得られるクランクシャフト412の回転角度やその変化の情報に基づいて、内燃機関EBの回転数や運転負荷などの運転状態を判断し、インジェクター440による燃料噴射のタイミングを制御する。また、CPU7Bは、スロットル弁420の回動に応じた空気の流量や、内燃機関EBの回転速度や、不図示の各種センサによる測定値に基づいて、インジェクター440による燃料噴射量、点火プラグ430の点火タイミング、可変動弁機構417の差動特性、および排ガス再循環装置422による排ガス再循環開始タイミング排ガス再循環量とを、マップ処理によって決定する処理部9Bを備えている。以下の説明においては、インジェクター440による燃料噴射量、点火プラグ430の点火タイミング、可変動弁機構417の差動特性、および排ガス再循環装置422による排ガス再循環の開始タイミングと排ガス再循環量とを、それぞれを区別せずに説明する場合にも、「燃焼制御値」という。

0070

メモリ8Bには、図1に示した内燃機関EAのECU1Aに備えたメモリ3Aと同様に、処理部9Bによるマップ処理によって、燃焼制御値を決定するために用いるマップデータが予め記録されている。このマップデータは、気圧センサおよび気温センサの測定値も含めて、インジェクター440による燃料噴射量、点火プラグ430の点火タイミング、可変動弁機構417の差動特性、および排ガス再循環装置422による排ガス再循環の開始タイミングと排ガス再循環量とのそれぞれを、一意に定めるマップデータである。

0071

処理部9Bは、メモリ8Bに記録されているマップデータに基づいたマップ処理によって、燃焼制御値をそれぞれ1つずつ決定する。また、処理部9Bには、図1に示した内燃機関EAのECU1Aに備えた処理部4Aと同様に、携帯端末10から環境値(運転制御情報)が入力される。処理部9Bは、燃焼制御値を決定するマップ処理を行う際に、携帯端末10から入力された環境値も含めて、燃焼制御値を決定する。

0072

このようにして、本第2の実施形態の運転制御装置6(ECU6B)でも、図1に示した内燃機関EAと同様に、気圧センサおよび気温センサ(環境センサ)が省略されている内燃機関EBの運転制御を行う際に、携帯端末10から提供された環境値を用いる。これにより、内燃機関EBでも、図1に示した内燃機関EAと同様に、大気圧や大気温の環境値を用いた内燃機関の運転制御と同様の運転制御を行うことができ、内燃機関EBの燃費を改善することができる。

0073

なお、処理部9Bに携帯端末10から環境値が入力されていない場合のマップ処理や、メモリ8Bに記録されているマップデータの構成および運転制御装置6(ECU6B)によるマップデータの切り換えは、図1に示した運転制御装置1(ECU1A)と同様である。

0074

上記に述べたとおり、本発明を実施するための形態によれば、気圧センサや気温センサなどの環境センサを内燃機関に備えていない車両に、環境センサを内燃機関に備えた他の車両や気象情報提供サーバから、現在位置に対応した環境値(運転制御情報)を提供することができる。そして、環境センサを内燃機関に備えていない車両は、提供された現在の位置の大気圧や大気温の環境値を用いて、内燃機関の運転制御を行うことができる。これにより、内燃機関の環境センサを省略することによって部品点数を低減した車両でも、燃費の改善を図ることができる。

0075

なお、本実施形態においては、環境値提供車両が、環境値利用車両または運転制御情報提供サーバ200に環境値を提供する場合、運転制御情報提供サーバ200に環境値を提供した環境値提供車両の運転者に、別のサービスなどで利用可能なポイントや、このポイントにて別のサービスでの支払いにおける割引キャッシュバックなどが利用できるようなポイントを、運転制御情報提供サーバ200内の当該運転者情報加算して記録されるものとしている。このポイントは、環境値提供車両が環境値を提供した量に対応して、運転制御情報提供サーバ200により加算される。
これにより、環境値の情報提供を促進させ、サーバ200は、より精度の高い情報を得ることができる。

0076

なお、運転制御情報提供サーバ200は、道路情報天候情報などを用いたドライブ情報ドライブプランの提供を行うものであり、サービスの提供を受ける者は、運転制御情報提供サーバ200を運用する者に、サービス提供料、あるいは、サービス提供を受けることができる会員登録料を支払うものである。そして、環境値を提供するものは、これら有料のサービスに対して、優遇を受けることができる。

0077

また、本実施形態においては、環境値提供車両Bおよび環境値提供車両Cが、環境センサを有し、環境値利用車両Aは環境センサを有さない場合について説明した。しかし、環境センサを有する車両が、データを補完するために、運転制御情報提供サーバ200から提供される環境値を利用するものであってもよい。例えば、大気圧センサを有するが、大気温センサを有しない場合や、その逆の場合において、自車両が有していない方のセンサの環境値を補完して運転制御に用いることや、環境センサを完備しており、環境値提供車両でもある車両が、他の複数の環境値提供車両からの環境値の提供を受けて、その数値と比較した結果によって自車両のセンサの補正や、センサの故障診断、あるいはセンサが故障したときの代替データとして用いるものであってもよい。

0078

また、本実施形態においては、環境値提供車両Bまたは環境値提供車両Cが運転制御情報提供サーバ200に提供した環境値(運転制御情報)を、環境値利用車両Aが運転制御情報提供サーバ200から提供を受けて利用する場合について説明した。しかし、環境値提供車両が環境値を提供し、環境値利用車両が提供された環境値を利用する構成は、本発明を実施するための形態に限定されるものではなく、運転制御情報提供サーバ200を介さない構成にすることもできる。例えば、友達同士のグループ複数台の車両に乗車して同じ目的地に向かうなどの場合において、同じグループ内に環境値提供車両と環境値利用車両とがある場合には、環境値利用車両が同じグループ内の環境値提供車両から直接的に環境値(運転制御情報)の提供を受けて利用することもできる。この場合には、事前にグループ内のそれぞれの車両の情報を携帯端末10に登録し、登録された車両(携帯端末10)同士で環境値の送受信を行う構成が考えられる。

0079

また、本実施形態においては、運転制御装置が内燃機関の運転制御に用いる情報(環境値)を提供する携帯端末10として、スマートフォンなどの携帯端末を利用する場合について説明した。しかし、運転制御情報提供システム100を利用する際の構成は、本発明を実施するための形態に限定されるものではない。例えば、スマートフォンよりも一般的に大きなタッチパネルを備えた、いわゆる、タブレット端末を、運転制御情報提供システム100における携帯端末10として利用することもできる。また、例えば、ナビゲーション機能と通信機能を有する専用の携帯端末を別途用意することもできる。また、本実施形態において位置計測部110は、携帯端末10に備えたGPS機能を使用する場合を説明したが、インターネット上のナビゲーションサービスを利用して、携帯端末10の位置情報を取得するものであってもよい。また、携帯端末10の位置情報は、ナビゲーションサービス提供サーバ500によって補強されるものであってもよい。

0080

また、本実施形態においては、携帯端末10を、自動二輪車のハンドル周辺に装着する場合について説明したが、車両に携帯端末10を搭載する箇所は、本発明を実施するための形態に限定されるものではない。例えば、携帯端末10を、自動二輪車のシートの下の収納空間収納することや、運転者の衣服ポケットや鞄等に携帯するものであっても良い。

0081

また、本実施形態においては、車両に内燃機関とともに搭載される運転制御装置(運転制御装置1または運転制御装置6)と、携帯端末10との接続方法に関して特に説明をしていないが、運転制御装置と携帯端末10との接続方法は、コネクタを利用した有線充電の機能を合わせ持つものも含む)での接続であってもよいし、例えば、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))などの短距離無線通信や、WiFi(登録商標)などの無線LANを利用した無線での接続であってもよい。また、例えば、WPC規格などの電磁誘導を利用した非接触の充電とともに通信を行うことによって接続する構成であってもよい。

0082

また、本実施形態においては、本発明の内燃機関の運転制御装置および運転制御情報提供システムを、自動二輪車に適用した場合について説明した。しかし、本発明の内燃機関の運転制御装置および運転制御情報提供システムを適用することができる車両は、本実施形態において説明した自動二輪車に限定されるものではない。例えば、鞍乗り型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、低床フロアを有するスクータ型の自動二輪車のみならず三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)または四輪の車両も、本発明を実施するための形態の内燃機関の運転制御装置および運転制御情報提供システムを適用することができる鞍乗り型車両に含まれる。

0083

また、本実施形態においては、運転制御装置および運転制御情報提供システムを、内燃機関よって走行する自動二輪車に適用した場合について説明したが、本発明を実施するための形態の運転制御装置および運転制御情報提供システムを適用することができる車両は、本実施形態において説明した自動二輪車と同様の構成を有する車両に限定されるものではない。例えば、車両が停止したときに停止するアイドリングストップ機能を備えた内燃機関の駆動によって走行する自動二輪車や、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)および四輪の車両にも適用することができる。さらには、電動モータを併せて有する、いわゆる、ハイブリッド車両にも、本発明の内燃機関の運転制御装置および運転制御情報提供システムを適用することができる。

0084

なお、本実施形態の運転制御装置および運転制御情報提供システムにおける携帯端末10や運転制御情報提供サーバ200による処理を実現するためのプログラムコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、運転制御装置および運転制御情報提供システムに係る上述した種々の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能不揮発性メモリCD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。

0085

さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワーク電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、インターネット上にデータを保管する、いわゆるクラウドを用いるものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル差分プログラム)であっても良い。

0086

以上、本発明の実施形態について、図面を参照して説明してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲においての種々の変更も含まれる。

0087

1,1A,6,6B・・・運転制御装置,ECU
2A,7B・・・CPU(処理部)
3A,8B・・・メモリ(処理部)
4A,9B・・・処理部
5A・・・演算部
10,10a,10b,10c・・・携帯端末
110・・・位置計測部(携帯端末)
111・・・タッチパネル(携帯端末)
112・・・通信部(携帯端末)
113・・・制御部(携帯端末)
114・・・記憶部(携帯端末)
40,40a,40b,40c・・・車両
45・・・取り付け部材
47・・・保持ケース
EA,EB・・・内燃機関
430・・・点火プラグ(内燃機関)
440・・・インジェクター(内燃機関)
100・・・運転制御情報提供システム
200・・・運転制御情報提供サーバ
210・・・環境値記憶部(運転制御情報提供サーバ)
211・・・通信部(運転制御情報提供サーバ)
212・・・制御部(運転制御情報提供サーバ)
300・・・通信網
500・・・ナビゲーションサービス提供サーバ
600・・・気象情報提供サーバ

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