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技術 電気コネクタ

出願人 日本圧着端子製造株式会社
発明者 宮本大智渡邉健岩下浩司
出願日 2012年7月3日 (8年6ヶ月経過) 出願番号 2012-149856
公開日 2014年1月23日 (6年11ヶ月経過) 公開番号 2014-013665
状態 特許登録済
技術分野 雄雌嵌合接続装置細部 嵌合装置及び印刷回路との接合 コネクタハウジング及び接触部材の保持
主要キーワード 奥行き方向手前 鋸歯形 立方体形 内部ハウジング 小型コネクタ 実装状況 外部ハウジング 実装固定
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2014年1月23日)のものです。
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図面 (14)

課題

外力を受けたときの剥離強度が高く、コンパクトに収めた電気コネクタを提供する。

解決手段

内部ハウジング100と、内部ハウジングに設けられた接触子200と、内部に、上記内部ハウジング、および上記接触子を収容して上記奥行き方向手前に開口する内側収容部310が形成されるように設けられたシェル300とを備え、上記シェルは二枚の縦板部320と一枚の横板部330とを備え、縦板部の奥行き方向手前の端部がそれぞれ幅方向の外側へ曲げられて、厚さ方向の寸法がシェルの板厚よりも大きな実装用の第1片321が設けられ、縦板部の実装側の端部がそれぞれ幅方向の外側へ曲げられて、実装用の第2片322が設けられた電気コネクタCである。

概要

背景

特許文献1は、角筒状に成形するシールドケース曲げ剛性自体は小さくても、着脱時の外力で容易に変形しない構造の小型コネクタを開示している。これは、複数の接点部材を支持する絶縁ハウジング金属板から曲げ加工する角筒状シールドケースの内部に組み込み、プリント配線基板に搭載される小型コネクタにおいて、上記シールドケースの前端寄りの両側壁下部に”L”字状に曲げ加工される一対の固定ウイング切り起し成形すると共に、上記シールドケースの後端部に一対の固定脚を切り起し成形し、これらの固定ウイング及び固定脚をプリント配線基板の導体層にハンダ付けする小型コネクタである。

特許文献2は、基板への実装強度に優れる垂直型SMTコネクタを開示している。これは、樹脂成形により形成され、略直方体容器状のハウジング、対応するオスコネクタ電気的に接続されるリード、及び、基板にはんだ実装固定するための固定部材としてのペグとを有して構成される垂直型SMTコネクタである。このペグの突き当て部を扁平なリング形状に形成することで、基板にはんだ付けされる面積を大きく設定することが可能となる。これにより、基板上での実装面積を増大させることなく、垂直型SMTコネクタを基板に強固に固定することができ、実装強度に優れる垂直型SMTコネクタを提供することが可能となる。

概要

外力を受けたときの剥離強度が高く、コンパクトに収めた電気コネクタを提供する。内部ハウジング100と、内部ハウジングに設けられた接触子200と、内部に、上記内部ハウジング、および上記接触子を収容して上記奥行き方向手前に開口する内側収容部310が形成されるように設けられたシェル300とを備え、上記シェルは二枚の縦板部320と一枚の横板部330とを備え、縦板部の奥行き方向手前の端部がそれぞれ幅方向の外側へ曲げられて、厚さ方向の寸法がシェルの板厚よりも大きな実装用の第1片321が設けられ、縦板部の実装側の端部がそれぞれ幅方向の外側へ曲げられて、実装用の第2片322が設けられた電気コネクタCである。

目的

これにより、基板上での実装面積を増大させることなく、垂直型SMTコネクタを基板に強固に固定することができ、実装強度に優れる垂直型SMTコネクタを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

互いに直交する厚さ方向、幅方向、および奥行き方向をとり、上記厚さ方向の一方側を実装側、他方側を反実装側としたときに、絶縁性材料により形成された内部ハウジングと、導電性材料により形成され、上記実装側へ延びる接続部、および接触部を有して上記内部ハウジングに設けられた接触子と、導電性材料の板により形成され、内部に、上記内部ハウジング、および上記接触子を収容して上記奥行き方向手前に開口する内側収容部が形成されるように設けられたシェルとを備え、上記シェルは、上記幅方向に向いて上記幅方向に対向する二枚の縦板部と、上記厚さ方向に向いており上記幅方向の両端縁が上記二枚の縦板部の上記反実装側の端縁にそれぞれ接続する一枚の横板部とを備え、上記シェルの上記二枚の縦板部の上記奥行き方向手前の端部がそれぞれ上記幅方向の外側へ曲げられて、上記厚さ方向の寸法が上記シェルの板厚よりも大きな実装用の第1片が設けられ、上記シェルの上記二枚の縦板部の上記実装側の端部がそれぞれ上記幅方向の外側へ曲げられて、実装用の第2片が設けられた電気コネクタ

請求項2

上記二枚の縦板部における上記奥行き方向の奥側に、上記幅方向に貫通する開口がそれぞれ設けられている請求項1の電気コネクタ。

請求項3

上記シェルに、上記シェルの上記二つの開口を塞ぐカバーがそれぞれ設けられている請求項2の電気コネクタ。

請求項4

上記各縦板部、およびそれに対応する上記各カバーのうち、一方に上記幅方向に突き出た凸部が設けられ、他方に上記幅方向に凹んで上記凸部が入る凹部が設けられている請求項3の電気コネクタ。

請求項5

絶縁性材料により形成され、内部に、上記シェルの少なくとも嵌合側を収容する外側収容部が形成されるように設けられた外部ハウジングを備えている請求項1ないし請求項4のうちいずれか一項の電気コネクタ。

技術分野

0001

本発明は電気コネクタの技術分野に属し、実装先部材実装される電気コネクタに関する。

背景技術

0002

特許文献1は、角筒状に成形するシールドケース曲げ剛性自体は小さくても、着脱時の外力で容易に変形しない構造の小型コネクタを開示している。これは、複数の接点部材を支持する絶縁ハウジング金属板から曲げ加工する角筒状シールドケースの内部に組み込み、プリント配線基板に搭載される小型コネクタにおいて、上記シールドケースの前端寄りの両側壁下部に”L”字状に曲げ加工される一対の固定ウイング切り起し成形すると共に、上記シールドケースの後端部に一対の固定脚を切り起し成形し、これらの固定ウイング及び固定脚をプリント配線基板の導体層にハンダ付けする小型コネクタである。

0003

特許文献2は、基板への実装強度に優れる垂直型SMTコネクタを開示している。これは、樹脂成形により形成され、略直方体容器状のハウジング、対応するオスコネクタ電気的に接続されるリード、及び、基板にはんだ実装固定するための固定部材としてのペグとを有して構成される垂直型SMTコネクタである。このペグの突き当て部を扁平なリング形状に形成することで、基板にはんだ付けされる面積を大きく設定することが可能となる。これにより、基板上での実装面積を増大させることなく、垂直型SMTコネクタを基板に強固に固定することができ、実装強度に優れる垂直型SMTコネクタを提供することが可能となる。

先行技術

0004

特開2000−223216号公報
特開2010−55881号公報

発明が解決しようとする課題

0005

このようにプリント配線基板又は基板などの実装先部材に実装される電気コネクタでは、上記電気コネクタに嵌合した上記相手側電気コネクタから嵌合方向、また上記嵌合方向と交差する方向に外力を受けると、上記電気コネクタと、上記実装先部材との間に形成されたハンダが力を受け、上記外力が過大になると、上記ハンダが破壊されて上記電気コネクタが上記実装先部材から剥離する。このような電気コネクタに対して、上記電気コネクタの上記実装先部材への投影面積である実装面積を極力コンパクトにしながら、上記電気コネクタの上記実装先部材からの剥離強度を高めることが切望されている。

0006

本発明は、このような点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、シールドを行うシェルを利用して、嵌合側では分厚いフィレットを有するハンダが形成されるような板片を設けて主として上記電気コネクタの嵌合側を実装先部材から持ち上げるような外力を受けたときの剥離強度を高め、嵌合側よりも奥では長いフィレットを有するハンダが形成されるような板片を設けて主として上記実装先部材の実装面に沿った外力を受けたときの剥離強度を高め、しかもコンパクトに収めた電気コネクタを提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

上記目的を達成するため、本発明の第1の電気コネクタは、
互いに直交する厚さ方向、幅方向、および奥行き方向をとり、上記厚さ方向の一方側を実装側、他方側を反実装側としたときに、
絶縁性材料により形成された内部ハウジングと、
導電性材料により形成され、上記実装側へ延びる接続部、および接触部を有して上記内部ハウジングに設けられた接触子と、
導電性材料の板により形成され、内部に、上記内部ハウジング、および上記接触子を収容して上記奥行き方向手前に開口する内側収容部が形成されるように設けられたシェルとを備え、上記シェルは、
上記幅方向に向いて上記幅方向に対向する二枚の縦板部と、
上記厚さ方向に向いており上記幅方向の両端縁が上記二枚の縦板部の上記反実装側の端縁にそれぞれ接続する一枚の横板部とを備え、
上記シェルの上記二枚の縦板部の上記奥行き方向手前の端部がそれぞれ上記幅方向の外側へ曲げられて、上記厚さ方向の寸法が上記シェルの板厚よりも大きな実装用の第1片が設けられ、
上記シェルの上記二枚の縦板部の上記実装側の端部がそれぞれ上記幅方向の外側へ曲げられて、実装用の第2片が設けられた電気コネクタである。

0008

上記シェルの上記第1片、および上記第2片を実装先部材の実装面にハンダ付けすると、上記電気コネクタが上記実装先部材に実装される。その場合、上記第1片における少なくとも上記実装側の面の周縁から上記反実装側へ広がる外周面と上記実装先部材との間にハンダのフィレットが形成されるが、上記第1片の上記厚さ方向の寸法が上記シェルの板厚よりも大きい、そのため、上記フィレットは比較的分厚いものとなるので、上記電気コネクタの嵌合側では上記比較的分厚いフィレットにより主として上記電気コネクタの上記嵌合側を上記実装先部材から持ち上げるような上記外力に対する剥離強度が高められる。また、上記第2片における少なくとも上記実装側の面の周縁から上記反実装側へ広がる外周面と上記実装先部材との間にハンダのフィレットが形成されるが、上記第2片は上記シェルの上記縦板部の上記奥行き方向の寸法を長手方向とし上記幅方向の寸法を短手方向とする矩形形に形成されている。そのため、上記フィレットは比較的長いものとなるので、上記電気コネクタの上記嵌合側よりも奥では全長の長いフィレットにより主として上記実装先部材の上記実装面に沿った上記外力に対する剥離強度が高められる。さらに、上記シェルの上記端部を曲げて上記第1片、および上記第2片を形成するので、上記電気コネクタがコンパクトに収まる。

0009

本発明の第2の電気コネクタは、上記第1の電気コネクタにおいて、さらに、
上記二枚の縦板部における上記奥行き方向の奥側に、上記幅方向に貫通する開口がそれぞれ設けられている電気コネクタである。

0010

このようにすれば、上記電気コネクタの上記嵌合側が上記幅方向に沿った上記外力を受けたときに、上記開口付近の上記縦板部が他の部分よりも容易に弾性変形するので、これによって上記外力により生じる応力を吸収、分散し、上記ハンダにかかる応力が低減する。

0011

本発明の第3の電気コネクタは、上記第2の電気コネクタにおいて、さらに、
上記シェルに、上記シェルの上記二つの開口を塞ぐカバーが設けられている電気コネクタである。

0012

このようにすれば、上記カバーによって上記開口が塞がれるので、上記シェルのシールド効果が確保される。

0013

本発明の第4の電気コネクタは、上記第3の電気コネクタにおいて、さらに、
上記各縦板部、およびそれに対応する上記各カバーのうち、一方に上記幅方向に突き出た凸部が設けられ、他方に上記幅方向に凹んで上記凸部が入る凹部が設けられている電気コネクタである。

0014

このようにすれば、上記シェルの製造時に、上記各縦板部に対する上記各カバーの位置決めが容易になる。また、上記電気コネクタの上記嵌合側が種々の上記外力を受けたときに、上記各縦板部と、それに対応する上記各カバーとが相対的に変位することが規制される。

0015

本発明の第5の電気コネクタは、上記第1ないし上記第4の電気コネクタのうちいずれか一つの電気コネクタにおいて、さらに、
絶縁性材料により形成され、内部に、上記シェルの少なくとも嵌合側を収容する外側収容部が形成されるように設けられた外部ハウジングを備えている電気コネクタである。

0016

このようにすれば、上記外部ハウジングにより、例えば上記シェルの剛性補強相手側電気コネクタとの接続強度の向上等が行われる。

発明の効果

0017

本発明の第1の電気コネクタは、シールドを行う上記シェルを利用して、上記嵌合側では分厚い上記フィレットを有する上記ハンダが形成されるような上記第1片を設けて主として上記電気コネクタの上記嵌合側を上記実装先部材から持ち上げるような上記外力を受けたときの上記剥離強度を高め、上記嵌合側よりも奥では長い上記フィレットを有する上記ハンダが形成されるような上記第2片を設けて主として上記実装先部材の上記実装面に沿った上記外力を受けたときの剥離強度を高め、しかもコンパクトに収めた上記電気コネクタを提供することができた。

0018

本発明の第2の電気コネクタは、上記第1の電気コネクタにより得られる効果が得られることに加え、さらに、上記電気コネクタの上記嵌合側が上記幅方向に沿った上記外力を受けたときに、上記外力により生じる応力を吸収、分散して上記ハンダにかかる応力を低減することができる。

0019

本発明の第3の電気コネクタは、上記第2の電気コネクタにより得られる効果が得られることに加え、さらに、上記カバーによって上記シェルのシールド効果を確保することができる。

0020

本発明の第4の電気コネクタは、上記第3の電気コネクタにより得られる効果が得られることに加え、さらに、上記シェルの製造時に、上記各縦板部に対する上記各カバーの位置決めを容易に行うことができると共に、上記電気コネクタの上記嵌合側が種々の上記外力を受けたときに、上記各縦板部と、それに対応する上記各カバーとが相対的に変位することを規制することができる。

0021

本発明の第5の電気コネクタは、上記第1ないし第4のうちいずれか一つの電気コネクタにより得られる効果が得られることに加え、さらに、上記外部ハウジングにより、例えば上記シェルの剛性補強、相手側電気コネクタとの接続強度の向上等を行うことができる。

図面の簡単な説明

0022

図1は、実施形態の電気コネクタの斜視図である。
図2は、図1視点と反対の側からみた上記電気コネクタの斜視図である。
図3は、上記電気コネクタを開口を含む面で断面したときの横断面図である。
図4は、上記電気コネクタを孔および凸部を含む面で断面したときの横断面図である。
図5は、上記電気コネクタのシェルの斜視図である。
図6は、上記電気コネクタの外部ハウジングの斜視図である。
図7は、上記電気コネクタに相手側電気コネクタを接続したときの斜視図である。
図8は、上記図7の一部を拡大した図である。
図9は、上記電気コネクタに上記相手側電気コネクタを接続して上記相手側電気コネクタを上記幅方向に振ったときの平面図である。上記電気コネクタは横断面している。
図10は、上記相手側電気コネクタの斜視図である。
図11は、上記電気コネクタにおける第2片の第1の変形例を奥行き方向に向いた面で断面したときの端面図である。
図12は、上記電気コネクタにおける第2片の第2の変形例を上記奥行き方向に向いた面で断面したときの端面図である。
図13は、上記電気コネクタにおける第2片の第3の変形例の斜視図である。

実施例

0023

以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は、実施形態の電気コネクタCを示す。互いに直交する厚さ方向、幅方向、および奥行き方向をとり、上記厚さ方向の一方側を実装側、他方側を反実装側とする。また、部材又はその部分における上記幅方向の外側とは、上記部材又はその部分において上記電気コネクタの上記幅方向の中心線を想定したときに、上記中心線から遠い側である。逆に、上記部材又はその部分における上記幅方向の内側とは、上記部材又はその部分において上記中心線に近い側である。図1ないし図4に示すように、上記電気コネクタCは、絶縁性材料により形成された内部ハウジング100と、導電性材料により形成されて上記内部ハウジング100に設けられた接触子200と、導電性材料の板により形成されて上記内部ハウジング100、および上記接触子200を収容するシェル300とを備えている。

0024

図3、および図4に示すように、上記内部ハウジング100は、立方体形に形成されているが、例えば中空箱形筒形、又はその他の形状に形成されていてもよい。

0025

図3、および図4に示すように、上記接触子200は棒状に形成されて中途部が上記内部ハウジング100に圧入されており、上記中途部の上記奥行き方向の奥側に接続部210が設けられて上記実装側へ延びている。上記中途部の上記奥行き方向の手前側に接触部220が設けられている。この実施形態の場合、上記接触子は、いわゆる雄形であるので、上記接触部220はポストであり、棒状に形成されているが、本発明は上記接触子が雌形である実施形態も含んでおり、そのときには上記接触子は、例えば上記奥行き方向手前側の端部が開口する箱形などに形成される。また、この実施形態では、上記接触子200を上記内部ハウジング100に圧入したが、本発明は、例えば上記接触子を上記内部ハウジングに同時成形により一体的に成形した実施形態、上記接触子を上記内部ハウジングに組み付けた実施形態などを含んでいる。

0026

図5に示すように、上記シェル300は、内部に、上記内部ハウジング100、および上記接触子200を収容して上記奥行き方向手前に開口する内側収容部310が形成されるように設けられている。この実施形態では、上記シェル300は、上記実装側が開放された箱形に形成されているが、上記シェルは、例えば上記実装側が閉塞された筒形などに形成されていてもよい。上記シェル300は、上記幅方向に向いて上記幅方向に対向する二枚の縦板部320と、上記厚さ方向に向いた一枚の横板部330とを備えている。上記横板部330は、その上記幅方向の両端縁が上記二枚の縦板部320の上記反実装側の端縁にそれぞれ接続している。この実施形態では、上記シェル300は一枚の板片を曲げて形成されているので、上記横板部330と上記二枚の縦板部320は連続的に設けられているが、別々に設けてから接続してもよい。上記シェル300の上記二枚の縦板部320の上記奥行き方向手前の端部がそれぞれ上記幅方向の外側へ曲げられて実装用の第1片321が設けられている。上記第1片321は、その上記厚さ方向の寸法が上記シェル300の板厚よりも大きい。この実施形態では、上記二枚の縦板部320の上記奥行き方向手前の上記端部における上記実装側の一部がそれぞれ上記幅方向の外側へ曲げられて上記第1片321が設けられているが、上記端部の全部を曲げてもよく、それは実装状況に応じて適宜選択すればよい。この実施形態では、上記第1片321を上記奥行き方向からみて上記実装側を一辺とし上記幅方向の内側を他の一辺とする直角三角形になるように形成したが、上記第1片は上記奥行き方向からみて例えば矩形状、台形、又はその他の形状に形成してもよい。この実施形態では、上記各縦板部320の上記奥行き方向手前の端部が上記幅方向の外側へ90度曲げられているが、曲げる角度はこれに限定されない。上記シェル300の上記二枚の縦板部320の上記実装側の端部がそれぞれ上記幅方向の外側へ曲げられて、実装用の第2片322が設けられている。この実施形態では、上記二枚の縦板部320の上記実装側の上記端部における上記第1片を除く全部がそれぞれ上記幅方向の外側へ曲げられて上記第2片322が設けられているが、上記端部の一部を曲げてもよく、それは実装状況に応じて適宜選択すればよい。この実施形態では、上記各縦板部320の上記実装側の上記端部が上記幅方向の外側へ90度曲げられているが、曲げる角度はこれに限定されない。この実施形態の場合、上記電気コネクタCは表面実装形であるので、上記接触子200の上記接続部210の先端は、例えばプリント配線板、又はその他の実装先部材の実装面Mに表面実装されるように、上記シェル300の上記第1片321、および上記第2片322の上記実装側の面を含む仮想的な面にまで至るように形成されている。

0027

上記第2片322の変形例を説明する。図11は、上記第2片322の第1の変形例である。上記実施形態の上記第2片322は、上記厚さ方向に向いた平板形に形成されていた。これに対し、第1の変形例の上記第2片322は、その上記幅方向の外側の先端が上記反実装側へ90度曲げられており、上記先端の上記幅方向の外側の面322aが上記幅方向に向いた面になっている。このように曲げる角度はこれに限定されない。この第1の変形例に係る上記第2片322のようにすれば、図11に一点鎖線で示すように、上記第2片322の上記幅方向の外側の端縁に形成されるハンダのフィレットFが上記厚さ方向に大きくなり、上記外力に対する剥離強度が高められる。図12は、上記第2片322の第2の変形例である。この上記第2片322には、これを貫通するハンダ用の孔322bが形成されている。貫通させずに上記実装側の面から反対側へ凹ませて凹部を形成してもよい。上記孔322b又は上記凹部はハンダが形成される部位に設けるが、上記第2片322の曲がっている部位に設けることが好ましい。この第2の変形例に係る上記第2片322のようにすれば、図12に一点鎖線で示すように、上記第2片322の上記孔322b又は上記凹部にもハンダのフィレットFが形成されるので、フィレットFの全長が長くなり、上記外力に対する剥離強度が高められる。また、上記孔322b又は上記凹部を上記第2片322の曲がっている部位に設けたときには、図12に一点鎖線で示すように、上記第2片322の上記孔322b又は上記凹部に形成されるハンダのフィレットFが上記厚さ方向に大きくなり、上記外力に対する剥離強度が高められる。図13は、上記第2片322の第3の変形例である。上記実施形態の上記第2片322の上記幅方向の外側の端面は平面に形成され、上記厚さ方向にみて直線になるよう形成されていた。これに対し、第3の変形例の上記第2片322の上記幅方向の外側の端面322cは曲面に形成されており、上記厚さ方向にみて曲線になるよう形成されている。この第3の変形例の上記第2片322の外側の端面は、上記厚さ方向にみて波形に形成されているが、上記外側の端縁を上記厚さ方向にみて例えば山形鋸歯形矩形波形、又はその他の形状に形成してもよい。この第3の変形例に係る上記第2片322のようにすれば、図13に一点鎖線で示すように、上記第2片322の上記幅方向の外側の端面322cに形成されるハンダのフィレットFの全長が長くなり、上記外力に対する剥離強度が高められる。

0028

図3に示すように、上記二枚の縦板部320における上記奥行き方向の奥側に、上記幅方向に貫通する開口323がそれぞれ設けられている。この実施形態の場合、上記二枚の縦板部320における上記内部ハウジング100の上記奥行き方向手前側の端部に対応した部位、換言すれば上記電気コネクタCに後述する相手側電気コネクタPが嵌合したときの上記相手側電気コネクタPの上記奥行き方向奥側の端部に対応した部位であって、且つ上記二枚の縦板部320における上記厚さ方向の中間部に上記開口323が設けられている。上記開口323は、上記奥行き方向、および上記厚さ方向を二辺とする矩形形に形成されているが、例えば円形三角形、又はその他の形状であってもよい。しかし、上記開口は、上記二枚の縦板部における上記奥行き方向の奥側に設けられておればよく、これには例えば上記二枚の縦板部における上記奥行き方向の中間部よりも奥側に上記開口が設けられた実施形態が含まれる。

0029

上記シェル300に、上記シェル300の上記二つの開口323を塞ぐカバー341がそれぞれ設けられている。この実施形態の場合、上記シェル300の上記横板部330の上記奥行き方向奥側から上記実装側へ延びた背板部340の上記幅方向両端部が上記奥行き方向手前側へ曲げられて上記カバー341が形成されている。上記各カバー341は上記幅方向に向いている。この実施形態では、上記背板部340の上記幅方向両端部が上記奥行き方向手前側へ90度曲げられているが、曲げる角度はこれに限定されない。変形例として、上記シェルの上記各縦板部の上記奥行き方向奥側に連続して設けた板部を上記幅方向の外側へ反転させて当該縦板部の上記幅方向の外側に沿って上記奥行き方向手前側へ延ばし、この板部によって上記カバーを構成したものがある。

0030

図4に示すように、上記各縦板部320、およびそれに対応する上記各カバー341のうち、一方に上記幅方向に突き出た凸部が設けられ、他方に上記幅方向に凹んで上記凸部が入る凹部が設けられている。この実施形態の場合、上記各縦板部320に、上記幅方向の外側の面から上記幅方向の外側に突き出た凸部324が設けられている。また、上記各縦板部320に対応する上記各カバー341に、上記幅方向の内側の面から上記幅方向の外側へ凹んで上記凸部324が入る凹部341aが設けられている。逆に、上記各カバーに、上記幅方向の内側の面から上記幅方向の内側に突き出た凸部を設け、上記各カバーに対応する上記各縦板部に、上記幅方向の外側の面から上記幅方向の内側へ凹んで上記凸部が入る凹部を設けてもよい。上記凹部341aは上記各カバー341において上記幅方向に貫通している。上記凹部はこれを設けた部材を貫通してもよいし貫通しなくてもよい。また、嵌合形態タイト又は密な嵌合ではなく、上記凸部と上記凹部を形成する壁とが若干相対移動できる程度に余裕をもった嵌合になっている。

0031

上記電気コネクタCは、さらに外部ハウジング400を備えている。上記外部ハウジング400は、絶縁性材料により形成されている。図6に示すように、上記外部ハウジング400は、内部に、上記シェル300の少なくとも嵌合側を収容する外側収容部410が形成されるように設けられている。この実施形態では、上記外部ハウジング400は、上記幅方向に向いて上記幅方向に対向すると共に上記シェル300の上記縦板部320に対応してその上記幅方向の外側にそれぞれ配置された二枚の縦板部420と、上記厚さ方向に向いており上記シェル300の上記横板部330に対応してその上記反実装側に配置されると共に上記幅方向の両端縁が上記二枚の縦板部420の上記反実装側の端縁にそれぞれ接続する反実装側の横板部430と、上記厚さ方向に向いており上記シェル300の上記二枚の縦板部320の間における上記内側収容部310の上記実装側に配置されると共に上記幅方向の両端縁が上記二枚の縦板部420の上記実装側の端縁にそれぞれ接続する実装側の横板部430とを備え、内部を上記外側収容部410が上記奥行き方向に貫通する筒形に形成されている。そして、上記各縦板部420の上記奥行き方向奥側には、上記縦板部420を上記幅方向に貫通する逃げ孔421が設けられている。よって、上記外部ハウジング400は、上記シェル300の上記奥行き方向手前側から嵌まるようになっており、そのときに上記逃げ孔421により上記第1片321と上記縦板部420との干渉を回避するようになっている。上記外部ハウジングは、この形状に限定されるものではなく、例えば上記シェルの全体を覆うように設けられていてもよい。

0032

図10に示すように、上記相手側電気コネクタPは、絶縁性材料により形成された内部ハウジング500と、導電性材料により形成されて上記内部ハウジングに設けられた接触子(図示省略)と、導電性材料の板により形成されて上記内部ハウジング500、および上記接触子を収容するシェル600と、上記シェル600の一部を収容する外部ハウジング700とを備えており、上記接触子に信号線が接続され、上記シェル600にシールド線が接続されたシールドケーブルよりなる電線Dが上記外部ハウジング700の上記奥行き方向手前から外部へ導出されている。この実施形態の場合、上記電気コネクタCの上記接触子200が、いわゆる雄形であるので、上記相手側電気コネクタPの上記接触子は、いわゆる雌形であり、上記奥行き方向奥側の端部が開口する箱形に形成されているが、上記電気コネクタの上記接触子が、いわゆる雌形であれば、上記相手側電気コネクタの上記接触子は、いわゆる雄形となり、例えばポストのような棒状などに形成される。図7に示すように、上記電気コネクタCと上記相手側電気コネクタPとが接続すると、上記電気コネクタCの上記接触子200が上記内部ハウジング500の上記奥行き方向奥側の端部に開口する連通孔510から内部へ入り、上記相手側電気コネクタPの上記接触子と嵌合して接触する。図9に示すように、上記電気コネクタCと上記相手側電気コネクタPとが接続すると、上記電気コネクタCの上記シェル300のなかに上記相手側電気コネクタPの上記シェル600が嵌合して上記シェル同士が接触する。

0033

上記電気コネクタCは表面実装形であったが、ディップ実装形にしてもよい。そのときは、上記電気コネクタの上記接触子の上記接続部は、上記実装先部材を貫通してハンダ付けされるように形成される。また、上記シェルに、上記実装先部材を貫通してハンダ付けされる脚を設けてもよい。

0034

したがって、上記実施形態の場合、上記シェル300の上記第1片321、および上記第2片322を、上記実装先部材の上記実装面Mにハンダ付けすると、上記電気コネクタCが上記実装先部材に実装される。その場合、図3図4、および図8に示すように、上記第1片321における少なくとも上記実装側の面の周縁から上記反実装側へ広がる外周面と上記実装先部材との間にハンダのフィレットFが形成されるが、上記第1片321の上記厚さ方向の寸法が上記シェル300の板厚よりも大きい、そのため、上記フィレットFは比較的分厚いものとなるので、上記電気コネクタCの嵌合側では上記比較的分厚いフィレットFにより主として上記電気コネクタCの上記嵌合側を上記実装先部材から持ち上げるような上記外力に対する剥離強度が高められる。また、上記第2片322における少なくとも上記実装側の面の周縁から上記反実装側へ広がる外周面と上記実装先部材との間にハンダのフィレットFが形成されるが、上記第2片322は上記シェル300の上記縦板部320の上記奥行き方向の寸法を長手方向とし上記幅方向の寸法を短手方向とする矩形形に形成されている。そのため、上記フィレットFは比較的長いものとなるので、上記電気コネクタCの上記嵌合側よりも奥では全長の長いフィレットFにより主として上記実装先部材の上記実装面Mに沿った上記外力に対する剥離強度が高められる。さらに、上記シェル300の上記端部を曲げて上記第1片321、および上記第2片322を形成するので、上記電気コネクタCがコンパクトに収まる。

0035

本発明の電気コネクタは、上記シェルの上記縦板部に上記開口を設けない実施形態を含む。そのような種々の実施形態のなかで、上記実施形態の電気コネクタCは、上記二枚の縦板部320における上記奥行き方向の奥側に、上記幅方向に貫通する開口323をそれぞれ設けた。このようにすれば、図9に示すように、上記電気コネクタCの上記嵌合側が上記幅方向に沿った上記外力を受けたときに、上記開口323の付近の上記縦板部320が他の部分よりも容易に弾性変形するので、これによって上記外力により生じる応力を吸収、分散し、上記ハンダにかかる応力が低減する。

0036

本発明の電気コネクタは、上記シェルに上記カバーを設けない実施形態を含む。そのような種々の実施形態のなかで、上記実施形態の電気コネクタCは、上記シェル300に、上記シェル300の上記二つの開口323を塞ぐ上記カバー341が設けた。このようにすれば、上記カバー341によって上記開口323が塞がれるので、上記シェル300のシールド効果が確保される。

0037

本発明の電気コネクタは、上記各縦板部、およびそれに対応する上記各カバーに上記凸部、又は上記凹部を設けない実施形態を含む。そのような種々の実施形態のなかで、上記実施形態の電気コネクタCは、上記各縦板部320、およびそれに対応する上記各カバー341のうち、一方に上記幅方向に突き出た凸部324を設け、他方に上記幅方向に凹んで上記凸部324が入る凹部341aを設けた。このようにすれば、上記シェル300の製造時に、上記各縦板部320に対する上記各カバー341の位置決めが容易になる。また、上記電気コネクタCの上記嵌合側が種々の上記外力を受けたときに、上記各縦板部320と、それに対応する上記各カバー341とが相対的に変位することが規制される。

0038

本発明の電気コネクタは、上記外部ハウジングを設けない実施形態を含む。そのような種々の実施形態のなかで、上記実施形態の電気コネクタCは、絶縁性材料により形成され、内部に、上記シェル300の少なくとも嵌合側を収容する上記外側収容部410が形成されるように設けられた上記外部ハウジング400を備えている。このようにすれば、上記外部ハウジング400により、例えば上記シェル300の剛性補強、上記相手側電気コネクタPとの接続強度の向上等が行われる。

0039

本発明の電気コネクタは、以上で説明した実施形態、及び変形例の特徴を組み合わせた実施形態を含んでいる。さらに、以上で説明した実施形態、及び変形例は本発明の電気コネクタのいくつかの例を示したに過ぎない。したがって、この実施形態、及び変形例の記載によって本発明の電気コネクタが限定解釈されることはない。

0040

C電気コネクタ
P相手側電気コネクタ
D電線
M実装面
Fフィレット
100内部ハウジング
200接触子
210 接続部
220 接触部
300シェル
310 内側収容部
320縦板部
321 第1片
322 第2片
323 開口
324 凸部
330横板部
341カバー
341a 凹部
400外部ハウジング
410 外側収容部

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