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技術 画像形成装置

出願人 京セラドキュメントソリューションズ株式会社
発明者 小林清高
出願日 2012年6月27日 (7年3ヶ月経過) 出願番号 2012-144435
公開日 2014年1月20日 (5年9ヶ月経過) 公開番号 2014-010165
状態 特許登録済
技術分野 カラー電子写真 電子写真における除電・感光体形状 電子写真における制御・管理・保安
主要キーワード トップカバー部材 被画像形成材 切替駆動 ジェスチャー情報 画像形成指示情報 回転ローラー 給紙ローラー対 用紙検出センサー
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2014年1月20日)のものです。
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図面 (9)

課題

本発明は、像担持体における劣化を抑制しつつ、転写メモリー画像及び露光メモリー画像の発生を抑制する除電光を像担持体に照射可能な画像形成装置を提供することを目的とする。

解決手段

プリンター1は、複数の画像形成ユニット15a、15b、15c、15dを備える。そして、プリンター1は、モノクロ印刷モードにおいて、ブラック用の画像形成ユニット15dにおける印字率を算出する印字率算出部220と、算出された印字率が所定印字率以上である場合に、感光体ドラム2cにおける転写除電のための第1光、及び画像形成ユニット15dを構成する感光体ドラム2dに転写前除電のための第2光を出光させるよう除電部12cを制御する除電制御部230と、を備える。

概要

背景

電子写真方式画像形成装置において、中間転写方式が広く採用されている。中間転写方式は、像担持体である感光体ドラムの表面を帯電させ、帯電された感光体ドラムの表面を露光することにより感光体ドラムの表面に静電潜像を形成し、静電潜像をトナー現像することによりトナー画像を形成し、トナー画像を中間転写ベルトに1次転写し、中間転写ベルトに転写されたトナー画像を、搬送される被転写材である用紙に2次転写する方式である。

例えば、中間転写方式の画像形成装置がタンデム型式である場合、画像形成装置は、中間転写ベルトを有する。中間転写ベルトとしては、駆動ローラー従動ローラーとの間に亘って掛け渡され且つ所定方向に回転する環状のベルトが使用される。そして、各色(マゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(Bk))の感光体ドラム(像担持体)は、環状の中間転写ベルトの回転方向に間隔をあけて配置されると共に、中間転写ベルトを挟んで1次転写ローラーと対向して配置される。このタンデム型の画像形成装置は、露光装置により各感光体ドラムの周面に静電潜像を形成し、現像装置によりこの静電潜像を現像し、各感光体ドラム上に形成された各トナー画像を中間転写ベルトに多重に転写し、中間転写ベルト上のトナー画像を、搬送される用紙に転写して画像を形成(印刷)する。

ここで、上述の画像形成装置において、カラー印刷に対応したカラー印刷モードと、モノクロ印刷に対応したモノクロ印刷モードとを有するタイプがある。
このような画像形成装置は、カラー印刷モードにおいて、各色に対応した感光体ドラム全てが中間転写ベルトに当接して配置されるよう構成される。また、画像形成装置は、モノクロ印刷モードにおいて、ブラック(Bk)に対応した感光体ドラムのみが中間転写ベルトに当接し、他の各色に対応した感光体ドラムが中間転写ベルトから離間するように構成される。
つまり、このような画像形成装置は、印刷モードに応じて、感光体ドラム(画像形成ユニット)と中間転写ベルトの位置関係を変更するよう構成される。
また、このような画像形成装置は、モノクロ印刷モードにおいて、ブラックを除く他の色(例えば、マゼンダ、シアン、イエロー)に対応する感光体ドラムの回転駆動を停止させる。

また、このような画像形成装置において、感光体ドラムの表面に転写メモリー画像及び露光メモリー画像が発生する場合がある。
転写メモリー画像は、転写時に、印刷部分と非印刷部分との間に、用紙(転写ベルト)から感光体ドラムに流れる転写電流の差が生じることで、印刷部分ではトナーが存在して電流値が少なくなり、再帯電時に非印刷部分に対応する周辺電位よりも数Vから数十Vの高い表面電位差が生じることが原因で発生する。転写メモリー画像が発生すると、周辺濃度よりもメモリー画像の発生部分が薄く印刷される。

また、露光メモリー画像は、露光部分の再帯電時に、露光部分において周辺電位よりも数Vから数十Vの低い表面電位差が生じることが原因で発生する。露光メモリー画像が発生すると、周辺濃度よりもメモリー画像の発生部分が濃く印刷される。
なお、転写メモリー画像及び露光メモリー画像が発生する表面電位差は、装置の仕様等によって異なる。

上記のような転写メモリー画像及び露光メモリー画像の発生を抑制するためには、感光体ドラムにおける1次転写前の領域及び1次転写後の領域それぞれに除電光照射して、感光体ドラムの表面を除電することが望まれる。

このような感光体ドラムにおける1次転写前の領域及び1次転写後の領域のそれぞれに除電光を照射する除電部を有する画像形成装置として、当該感光体ドラムの1次転写位置と、当該感光体ドラムに残った残トナークリーニングするクリーニング部との間に基板を配置し、この基板の一方の面に、当該感光体ドラムにおける1次転写後の領域に向けて除電光を照射する除電光源となるLEDチップを取り付けると共に、前記基板のLEDチップが取り付けられる箇所に、LEDチップから照射された光の一部が基板の他方の面側に透過されて、隣接する感光体ドラムにおける1次転写前の領域に向けて除電光を照射する貫通開口を形成した構成の除電部を備えた画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。

概要

本発明は、像担持体における劣化を抑制しつつ、転写メモリー画像及び露光メモリー画像の発生を抑制する除電光を像担持体に照射可能な画像形成装置を提供することを目的とする。プリンター1は、複数の画像形成ユニット15a、15b、15c、15dを備える。そして、プリンター1は、モノクロ印刷モードにおいて、ブラック用の画像形成ユニット15dにおける印字率を算出する印字率算出部220と、算出された印字率が所定印字率以上である場合に、感光体ドラム2cにおける転写後除電のための第1光、及び画像形成ユニット15dを構成する感光体ドラム2dに転写前除電のための第2光を出光させるよう除電部12cを制御する除電制御部230と、を備える。

目的

本発明は、像担持体における劣化を抑制しつつ、転写メモリー画像及び露光メモリー画像の発生を抑制する除電光を像担持体に照射可能な画像形成装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

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請求項1

中間転写ベルトの回転方向に間隔をあけて配置される複数の画像形成ユニットであり、像担持体と、前記像担持体と前記中間転写ベルトの対向位置から前記中間転写ベルトの回転方向の下流側に配置される除電部をそれぞれ有する複数の画像形成ユニットからなる画像形成ユニット群を備える画像形成装置において、画像形成モードを設定可能な画像形成モード設定部と、前記画像形成モード設定部により設定されたモードに基づいて切替駆動する切替駆動部であって、第1モードに設定された場合、前記画像形成ユニット群において、前記中間転写ベルトの回転方向における最上流側を除く所定位置に配置される第1画像形成ユニットを、1次転写位置に当接する第1転写位置に配置させると共に、前記画像形成ユニット群における前記第1画像形成ユニットとは異なる複数の第2画像形成ユニットを、1次転写位置から離間した第2非転写位置に配置させ、第2モードに設定された場合、前記第1画像形成ユニットを前記第1転写位置に配置させると共に、前記複数の第2画像形成ユニットを、1次転写位置に当接する第2転写位置に配置させる切替駆動部と、前記画像形成モード設定部により前記第1モードが設定された状態において、印字率を算出する印字率算出部と、前記複数の除電部における光の照射を制御する除電制御部と、を備え、前記複数の第2画像形成ユニットのうち、前記中間転写ベルトの回転方向において前記第1画像形成ユニットに対して上流側に隣接して配置される隣接第2画像形成ユニットにおいて、該隣接第2画像形成ユニットを構成する隣接第2除電部は、該隣接第2画像形成ユニットを構成する隣接第2像担持体側に第1光を出光し、出光した第1光を当該隣接第2像担持体の前記1次転写位置に対向する位置に対して当該隣接第2像担持体の回転方向における下流側の領域に第1除電光として照射すると共に、前記第1画像形成ユニットを構成する第1像担持体側に第2光を出光し、出光した第2光を直接又は間接的に、前記第1像担持体における前記1次転写位置に対向する位置に対して当該第1像担持体の回転方向における上流側の領域に第2除電光として照射するよう構成され、前記除電制御部は、前記隣接第2除電部における前記第1光及び前記第2光の照射のオンオフを一体的に制御し、前記印字率算出部により算出された印字率が所定印字率以上である場合、前記第1光及び前記第2光の照射をオンにするよう前記隣接第2除電部を制御し、前記印字率算出部により算出された印字率が所定印字率未満である場合、前記第1光及び前記第2光の照射をオフにするよう前記隣接第2除電部を制御する画像形成装置。

請求項2

中間転写ベルトの回転方向に間隔をあけて配置される複数の画像形成ユニットであり、像担持体と、前記像担持体と前記中間転写ベルトの対向位置から前記中間転写ベルトの回転方向の下流側に配置される除電部をそれぞれ有する複数の画像形成ユニットからなる画像形成ユニット群を備える画像形成装置において、画像形成モードを設定可能な画像形成モード設定部と、前記画像形成モード設定部により設定された画像形成モードに基づいて切替駆動する切替駆動部であって、第1モードに設定された場合、前記画像形成ユニット群において、前記中間転写ベルトの回転方向における最上流側を除く所定位置に配置される第1画像形成ユニットを、1次転写位置に当接する第1転写位置に配置させると共に、前記画像形成ユニット群における前記第1画像形成ユニットとは異なる複数の第2画像形成ユニットを、1次転写位置から離間した第2非転写位置に配置させ、第2モードに設定された場合、前記第1画像形成ユニットを前記第1転写位置に配置させると共に、前記複数の第2画像形成ユニットを、1次転写位置に当接する第2転写位置に配置させる切替駆動部と、前記画像形成モード設定部により前記第1モードが設定された状態において、前記像担持体に形成される画像の画像濃度、及び、画像領域を検出する検出部と、前記複数の除電部における光の照射を制御する除電制御部と、を備え、前記複数の第2画像形成ユニットのうち、前記中間転写ベルトの回転方向において前記第1画像形成ユニットに対して上流側に隣接して配置される隣接第2画像形成ユニットにおいて、該隣接第2画像形成ユニットを構成する隣接第2除電部は、該隣接第2画像形成ユニットを構成する隣接第2像担持体側に第1光を出光し、出光した第1光を当該隣接第2像担持体の前記1次転写位置に対向する位置に対して当該隣接第2像担持体の回転方向における下流側の領域に第1除電光として照射すると共に、前記第1画像形成ユニットを構成する第1像担持体側に第2光を出光し、出光した第2光を直接又は間接的に、前記第1像担持体における前記1次転写位置に対向する位置に対して当該第1像担持体の回転方向における上流側の領域に第2除電光として照射するよう構成され、前記除電制御部は、前記隣接第2除電部における前記第1光及び前記第2光の照射のオン/オフを一体的に制御し、前記検出部により所定画像の画像濃度が第1濃度以上であると検出されると共に、前記所定画像が前記像担持体において形成される画像領域と同じ領域に、前記所定画像に連続して形成される次画像の画像濃度が、前記第1濃度よりも低い濃度である第2濃度未満であると検出された場合、前記第1光及び前記第2光の照射をオンにするよう前記隣接第2除電部を制御し、前記検出部により所定画像の画像濃度が前記第1濃度以上であると検出されると共に、前記次画像における画像濃度が前記第2濃度以上であると検出された場合、前記第1光及び前記第2光の照射をオフにさせるよう前記隣接第2除電部を制御する画像形成装置。

請求項3

前記複数の像担持体それぞれを回転駆動させる回転駆動部と、前記回転駆動部を制御する回転駆動制御部と、前記画像形成モード設定部により第1モードが設定された場合、前記第1画像形成ユニットと前記中間転写ベルトにおける前記第1転写位置との間を通過するシート部材枚数を算出する算出部と、を有し、前記除電制御部により、前記第1光及び前記第2光の照射をオンにさせるよう前記隣接第2除電部が制御された場合、前記回転駆動制御部は、前記算出部により算出された枚数が所定枚数以上であると、前記隣接第2像担持体を回転させるよう前記回転駆動部を制御し、前記算出部により算出された枚数が前記所定枚数未満であると、前記隣接第2像担持体を回転させないよう前記回転駆動部を制御する請求項1又は2に記載の画像形成装置。

請求項4

前記回転駆動制御部は、前記隣接第2像担持体を回転させるよう前記回転駆動部を制御した場合、所定時間経過後に前記隣接第2像担持体の回転を停止させるよう前記回転駆動を制御する請求項3に記載の画像形成装置。

請求項5

前記回転駆動制御部は、前記隣接第2像担持体を回転させるよう前記回転駆動部を制御した場合、前記第2モードにおける回転速度よりも遅い回転速度で前記隣接第2像担持体を回転させるよう前記回転駆動部を制御する請求項3又は4に記載の画像形成装置。

請求項6

前記回転駆動制御部は、前記隣接第2像担持体を回転させるよう前記回転駆動部を制御した場合、回転開始時において前記第1光が照射された領域が、前記第1光が照射されない位置に配置されたときに回転を停止するよう、前記回転駆動部を制御する請求項3から5のいずれかに記載の画像形成装置。

技術分野

0001

本発明は、像担持体に光を照射して像担時体除電する除電部を備える画像形成装置に関する。

背景技術

0002

電子写真方式の画像形成装置において、中間転写方式が広く採用されている。中間転写方式は、像担持体である感光体ドラムの表面を帯電させ、帯電された感光体ドラムの表面を露光することにより感光体ドラムの表面に静電潜像を形成し、静電潜像をトナー現像することによりトナー画像を形成し、トナー画像を中間転写ベルトに1次転写し、中間転写ベルトに転写されたトナー画像を、搬送される被転写材である用紙に2次転写する方式である。

0003

例えば、中間転写方式の画像形成装置がタンデム型式である場合、画像形成装置は、中間転写ベルトを有する。中間転写ベルトとしては、駆動ローラー従動ローラーとの間に亘って掛け渡され且つ所定方向に回転する環状のベルトが使用される。そして、各色(マゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(Bk))の感光体ドラム(像担持体)は、環状の中間転写ベルトの回転方向に間隔をあけて配置されると共に、中間転写ベルトを挟んで1次転写ローラーと対向して配置される。このタンデム型の画像形成装置は、露光装置により各感光体ドラムの周面に静電潜像を形成し、現像装置によりこの静電潜像を現像し、各感光体ドラム上に形成された各トナー画像を中間転写ベルトに多重に転写し、中間転写ベルト上のトナー画像を、搬送される用紙に転写して画像を形成(印刷)する。

0004

ここで、上述の画像形成装置において、カラー印刷に対応したカラー印刷モードと、モノクロ印刷に対応したモノクロ印刷モードとを有するタイプがある。
このような画像形成装置は、カラー印刷モードにおいて、各色に対応した感光体ドラム全てが中間転写ベルトに当接して配置されるよう構成される。また、画像形成装置は、モノクロ印刷モードにおいて、ブラック(Bk)に対応した感光体ドラムのみが中間転写ベルトに当接し、他の各色に対応した感光体ドラムが中間転写ベルトから離間するように構成される。
つまり、このような画像形成装置は、印刷モードに応じて、感光体ドラム(画像形成ユニット)と中間転写ベルトの位置関係を変更するよう構成される。
また、このような画像形成装置は、モノクロ印刷モードにおいて、ブラックを除く他の色(例えば、マゼンダ、シアン、イエロー)に対応する感光体ドラムの回転駆動を停止させる。

0005

また、このような画像形成装置において、感光体ドラムの表面に転写メモリー画像及び露光メモリー画像が発生する場合がある。
転写メモリー画像は、転写時に、印刷部分と非印刷部分との間に、用紙(転写ベルト)から感光体ドラムに流れる転写電流の差が生じることで、印刷部分ではトナーが存在して電流値が少なくなり、再帯電時に非印刷部分に対応する周辺電位よりも数Vから数十Vの高い表面電位差が生じることが原因で発生する。転写メモリー画像が発生すると、周辺濃度よりもメモリー画像の発生部分が薄く印刷される。

0006

また、露光メモリー画像は、露光部分の再帯電時に、露光部分において周辺電位よりも数Vから数十Vの低い表面電位差が生じることが原因で発生する。露光メモリー画像が発生すると、周辺濃度よりもメモリー画像の発生部分が濃く印刷される。
なお、転写メモリー画像及び露光メモリー画像が発生する表面電位差は、装置の仕様等によって異なる。

0007

上記のような転写メモリー画像及び露光メモリー画像の発生を抑制するためには、感光体ドラムにおける1次転写前の領域及び1次転写後の領域それぞれに除電光を照射して、感光体ドラムの表面を除電することが望まれる。

0008

このような感光体ドラムにおける1次転写前の領域及び1次転写後の領域のそれぞれに除電光を照射する除電部を有する画像形成装置として、当該感光体ドラムの1次転写位置と、当該感光体ドラムに残った残トナークリーニングするクリーニング部との間に基板を配置し、この基板の一方の面に、当該感光体ドラムにおける1次転写後の領域に向けて除電光を照射する除電光源となるLEDチップを取り付けると共に、前記基板のLEDチップが取り付けられる箇所に、LEDチップから照射された光の一部が基板の他方の面側に透過されて、隣接する感光体ドラムにおける1次転写前の領域に向けて除電光を照射する貫通開口を形成した構成の除電部を備えた画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0009

特開2011−221405号公報

発明が解決しようとする課題

0010

しかし、特許文献1に記載される画像形成装置においては、モノクロ印刷モードの場合、ブラックに対応した感光体ドラム(上記における隣接する感光体ドラム)における1次転写前の領域に対して除電光が照射されると、ブラックに対応した感光体ドラムに隣接する感光体ドラムに対しても除電光が照射される。
この場合、モノクロ印刷モードにおいて利用されない感光体ドラムに対して連続的に除電光が照射されることになる。これにより、感光体ドラムが劣化する場合がある。

0011

本発明は、像担持体における劣化を抑制しつつ、転写メモリー画像及び露光メモリー画像の発生を抑制する除電光を像担持体に照射可能な画像形成装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0012

本発明の画像形成装置は、中間転写ベルトの回転方向に間隔をあけて配置される複数の画像形成ユニットであり、像担持体と、前記像担持体と前記中間転写ベルトの対向位置から前記中間転写ベルトの回転方向の下流側に配置される除電部をそれぞれ有する複数の画像形成ユニットからなる画像形成ユニット群を備える。
画像形成装置は、画像形成モード設定部と、切替駆動部と、印字率算出部と、除電制御部とを有する。
画像形成モード設定部は、画像形成モードを設定可能に構成される。
切替駆動部は、第1モードに設定された場合、前記画像形成モード設定部により設定されたモードに基づいて切替駆動する。切替駆動部は、前記画像形成ユニット群において、前記中間転写ベルトの回転方向における最上流側を除く所定位置に配置される第1画像形成ユニットを、1次転写位置に当接する第1転写位置に配置させると共に、前記画像形成ユニット群における前記第1画像形成ユニットとは異なる複数の第2画像形成ユニットを、1次転写位置から離間した第2非転写位置に配置させる。そして、切替駆動部は、第2モードに設定された場合、前記第1画像形成ユニットを前記第1転写位置に配置させると共に、前記複数の第2画像形成ユニットを、1次転写位置に当接する第2転写位置に配置させる。
印字率算出部は、前記画像形成モード設定部により前記第1モードが設定された状態において、印字率を算出する。
除電制御部は、前記複数の除電部における光の照射を制御する。
前記複数の第2画像形成ユニットのうち、前記中間転写ベルトの回転方向において前記第1画像形成ユニットに対して上流側に隣接して配置される隣接第2画像形成ユニットにおいて、該隣接第2画像形成ユニットを構成する隣接第2除電部は、該隣接第2画像形成ユニットを構成する隣接第2像担持体側に第1光を出光し、出光した第1光を当該隣接第2像担持体の前記1次転写位置に対向する位置に対して当該隣接第2像担持体の回転方向における下流側の領域に第1除電光として照射すると共に、前記第1画像形成ユニットを構成する第1像担持体側に第2光を出光し、出光した第2光を直接又は間接的に、前記第1像担持体における前記1次転写位置に対向する位置に対して当該第1像担持体の回転方向における上流側の領域に第2除電光として照射するよう構成される。
そして、前記除電制御部は、前記隣接第2除電部における前記第1光及び前記第2光の照射のオンオフを一体的に制御し、前記印字率算出部により算出された印字率が所定印字率以上である場合、前記第1光及び前記第2光の照射をオンにするよう前記隣接第2除電部を制御し、前記印字率算出部により算出された印字率が所定印字率未満である場合、前記第1光及び前記第2光の照射をオフにするよう前記隣接第2除電部を制御する。

0013

また、本発明の画像形成装置は、中間転写ベルトの回転方向に間隔をあけて配置される複数の画像形成ユニットであり、像担持体と、前記像担持体と前記中間転写ベルトの対向位置から前記中間転写ベルトの回転方向の下流側に配置される除電部をそれぞれ有する複数の画像形成ユニットからなる画像形成ユニット群を備える。
画像形成装置は、画像形成モード設定部と、切替駆動部と、検出部と、除電制御部とを有する。
画像形成モード設定部は、画像形成モードを設定可能に構成される。
切替駆動部は、前記画像形成モード設定部により設定されたモードに基づいて切替駆動する。切替駆動部は、第1モードに設定された場合、前記画像形成ユニット群において、前記中間転写ベルトの回転方向における最上流側を除く所定位置に配置される第1画像形成ユニットを、前記第1画像形成ユニットを構成する第1像担持体が前記中間転写ベルトにおける1次転写位置に当接する第1転写位置に配置させると共に、前記画像形成ユニット群における前記第1画像形成ユニットとは異なる複数の第2画像形成ユニットを、前記複数の第2画像形成ユニットを構成する複数の第2像担持体が1次転写位置から離間した第2非転写位置に配置させる。そして、切替駆動部は、第2モードに設定された場合、前記第1画像形成ユニットを前記第1転写位置に配置させると共に、前記複数の第2画像形成ユニットを、前記複数の第2像担持体が前記1次転写位置に当接する第2転写位置に配置させる。
検出部は、前記画像形成モード設定部により前記第1モードが設定された状態において、前記像担持体に形成される画像の画像濃度、及び、画像領域を検出する。
除電制御部は、前記複数の除電部における光の照射を制御する。
前記複数の第2画像形成ユニットのうち、前記中間転写ベルトの回転方向において前記第1画像形成ユニットに対して上流側に隣接して配置される隣接第2画像形成ユニットにおいて、該隣接第2画像形成ユニットを構成する隣接第2除電部は、該隣接第2画像形成ユニットを構成する隣接第2像担持体側に第1光を出光し、出光した第1光を当該隣接第2像担持体の前記1次転写位置に対向する位置に対して当該隣接第2像担持体の回転方向における下流側の領域に第1除電光として照射すると共に、前記第1画像形成ユニットを構成する第1像担持体側に第2光を出光し、出光した第2光を直接又は間接的に、前記第1像担持体における前記1次転写位置に対向する位置に対して当該第1像担持体の回転方向における上流側の領域に第2除電光として照射するよう構成される。
そして、前記除電制御部は、前記隣接第2除電部における前記第1光及び前記第2光の照射のオン/オフを一体的に制御し、前記検出部により所定画像の画像濃度が第1濃度以上であると検出されると共に、前記所定画像が前記像担持体において形成される画像領域と同じ領域に、前記所定画像に連続して形成される次画像の画像濃度が、前記第1濃度よりも低い濃度である第2濃度未満であると検出された場合、前記第1光及び前記第2光の照射をオンにするよう前記隣接第2除電部を制御し、前記検出部により所定画像の画像濃度が前記第1濃度以上であると検出されると共に、前記次画像における画像濃度が前記第2濃度以上であると検出された場合、前記第1光及び前記第2光の照射をオフにさせるよう前記隣接第2除電部を制御する。

発明の効果

0014

本発明によれば、像担持体における劣化を抑制しつつ、転写メモリー画像及び露光メモリー画像の発生を抑制する除電光を像担持体に照射可能な画像形成装置を提供することができる。

図面の簡単な説明

0015

第1実施形態のプリンター1の各構成要素の配置を説明するための図である。
第1実施形態のプリンター1における画像形成部GKの構成を説明する縦断面図である。
カラー印刷モードにおける第1画像形成ユニットである画像形成ユニット15dと、隣接第2画像形成ユニットである画像形成ユニット15cとの構成を示す拡大断面図である。
モノクロ印刷モードにおける第1画像形成ユニットである画像形成ユニット15dと、隣接第2画像形成ユニットである画像形成ユニット15cとの構成を示す拡大断面図である。
プリンター1におけるブロック図である。
プリンター1の動作を説明するフロー図である。
第2実施形態のプリンター1Aにおけるブロック図である。
画像形成部における他の構成を説明する縦断面図である。

実施例

0016

<第1実施形態>
以下、図面を参照して、画像形成装置の第1実施形態を説明する。図1及び図2により、画像形成装置の第1実施形態としてのプリンター1における全体構造を説明する。図1は、第1実施形態のプリンター1の各構成要素の配置を説明するための図である。図2は、第1実施形態のプリンター1における画像形成部GKの構成を説明する縦断面図である。

0017

図1に示すように、プリンター1(画像形成装置)は、装置本体Mと、所定の画像情報に基づいて用紙T(シート状の被転写材、シート部材)に所定のトナー画像を形成する画像形成部GKと、用紙Tを画像形成部GKに給紙すると共にトナー画像が形成された用紙Tを排紙する給排紙部KHとを有する。装置本体Mにおける外形は、筐体としてのケース体BDにより構成される。なお、以下の説明において、主走査方向はX、副走査方向はY、プリンター1の上下方向はZとして説明する。

0018

図1及び図2に示すように、画像形成部GKは、図2の矢印で示す回転方向R1(所定方向)に回転する無端ベルトを用いた環状の中間転写ベルト7と、画像形成ユニット群15と、ベルトクリーニング部20と、を備える。

0019

画像形成ユニット群15は、中間転写ベルト7の回転方向に間隔をあけて配置される複数の画像形成ユニットであって、感光体ドラム(像担持体)及び感光体ドラムの回転方向において中間転写ベルト7の下流側に配置される除電部をそれぞれ有する複数の画像形成ユニットを有する。本実施形態において、画像形成ユニット群15は、複数の画像形成ユニットからなる。
画像形成ユニット群15は、4つの画像形成ユニット15a、15b、15c、15dを有する。
4つの画像形成ユニットは、上流側から順に、イエロー用の画像形成ユニット15a、シアン用の画像形成ユニット15b、マゼンダ用の画像形成ユニット15c、及びブラック用の画像形成ユニット15dである。

0020

画像形成ユニット群15は、第1画像形成ユニットとしてのブラック用の画像形成ユニット15dと、4つの画像形成ユニットのうち、ブラック用の画像形成ユニット15dを除く画像形成ユニットである複数の第2画像形成ユニットとしてのイエロー用の画像形成ユニット15a、シアン用の画像形成ユニット15b、及びマゼンダ用の画像形成ユニット15cを有する。

0021

第1画像形成ユニットとしてのブラック用の画像形成ユニット15dは、画像形成ユニット群15において、回転方向R1における最上流側を除く所定位置に配置される。本実施形態において、ブラック用の画像形成ユニット15dは、画像形成ユニット群15において、回転方向Rにおける最下流側の位置に配置される。

0022

また、本実施形態において、複数の第2画像形成ユニットのうち、回転方向R1において第1画像形成ユニットであるブラック用の画像形成ユニット15dに対して上流側に隣接して配置される隣接第2画像形成ユニットは、マゼンダ用の画像形成ユニット15cである。
隣接第2画像形成ユニットであるマゼンダ用の画像形成ユニット15cは、画像形成ユニット15cに含まれる後述する除電部12cが第1画像形成ユニットであるブラック用の画像形成ユニット15dを構成する後述の感光体ドラム2dに転写前除電のための第2除電光142c(第2光132c)照射するよう構成される。

0023

第1画像形成ユニットとしてのブラック用の画像形成ユニット15dは、後述するカラー印刷モード及びモノクロ印刷モードにおいて利用される画像形成ユニットである。
ブラック用の画像形成ユニット15dは、カラー印刷モード及びモノクロ印刷モードにおいて、1次転写位置(後述)に当接する第1転写位置に配置される。
具体的には、ブラック用の画像形成ユニット15dは、カラー印刷モード及びモノクロ印刷モードにおいて、該ブラック用の画像形成ユニット15d構成する感光体ドラム2d(第1像担持体)が中間転写ベルト7における1次転写位置(後述)に当接する第1転写位置に配置される。

0024

複数の第2画像形成ユニットとしてのイエロー用の画像形成ユニット15a、シアン用の画像形成ユニット15b、及びマゼンダ用の画像形成ユニット15cは、後述するカラー印刷モードにおいて利用される画像形成ユニットである。
画像形成ユニット15a、15b、15cは、モノクロ印刷モードにおいて、1次転写位置(後述)から離間する第2非転写位置に配置される。
具体的には、画像形成ユニット15a、15b、15cは、モノクロ印刷モードにおいて、該画像形成ユニット15a、15b、15cをそれぞれ構成する感光体ドラム2a、2b、2cが中間転写ベルト7における1次転写位置(後述)にから離間する第2非転写位置に配置される。
そして、画像形成ユニット15a、15b、15cは、カラー印刷モードにおいて、1次転写位置(後述)に当接する第2転写位置に配置される。
具体的には、画像形成ユニット15a、15b、15cは、カラー印刷モードにおいて、該画像形成ユニット15a、15b、15cをそれぞれ構成する感光体ドラム2a、2b、2cが中間転写ベルト7における1次転写位置(後述)に当接する第2転写位置に配置される。

0025

画像形成ユニット群15を構成する4つの画像形成ユニット15a、15b、15c、15dは、中間転写ベルト7の回転方向R1に沿って、回転方向R1の上流側(図1において左側)から下流側(図1において右側)に向けて中間転写ベルト7の回転方向R1に所定間隔をあけて、一列に並んで配置される。

0026

ベルトクリーニング部20は、中間転写ベルト7の外面であって、中間転写ベルト7の回転方向R1において4つの画像形成ユニット15a、15b、15c、15dよりも上流側に対向して配置され、中間転写ベルト7に残った残存トナーを除去する。ベルトクリーニング部20は、中間転写ベルト7に接触して回転する回転ブラシ21と、回転ブラシ21により掻き取られた残存トナーを払い落とす回転ローラー22と、払い落とされた残存トナーを収容する残存トナー収容ケース23と、を有する。

0027

複数の第2画像形成ユニットである画像形成ユニット15a、15b、15c及び第1画像形成ユニットである画像形成ユニット15dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2d(第1像担持体、第2像担持体)と、帯電部10a、10b、10c、10dと、レーザースキャナーユニット4a、4b、4c、4dと、現像部16a、16b、16c、16dと、トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dと、トナー供給部6a、6b、6c、6dと、クリーニング部11a、11b、11c、11dと、除電部12a、12b、12c、12dと、を備える。

0028

図1に示すように、給排紙部KHは、給紙カセット52と、手差し給紙部64と、用紙Tの搬送路Lと、レジストローラー対80と、複数のローラー又はローラー対と、排紙部50と、を備える。なお、搬送路Lは、後述するように、第1搬送路L1と、第2搬送路L2と、第3搬送路L3と、手差し搬送路Laと、戻し搬送路Lbとの集合体である。

0029

以下、画像形成部GKの4つの画像形成ユニット15a、15b、15c、15d及び給排紙部KHの各構成について詳細に説明する。まず、画像形成部GKの画像形成ユニット15a、15b、15c、15dについて説明する。
画像形成ユニット15a、15b、15c、15dそれぞれにおいて、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に沿って、上流側から下流側に順に、帯電部10a、10b、10c、10dによる帯電、レーザースキャナーユニット4a、4b、4c、4dによる露光、現像部16a、16b、16c、16dによる現像、中間転写ベルト7及び1次転写ローラー37a、37b、37c、37dによる1次転写、除電部12a、12b、12c、12dによる除電、及びクリーニング部11a、11b、11c、11dによるクリーニングが行われる。また、中間転写ベルト7、2次転写ローラー8及び対向ローラー18による2次転写、並びに定着部9による定着が行われる。

0030

感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれは、円筒形状の部材からなり、感光体又は像担持体として機能する。感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれは、中間転写ベルト7の外面側の1次転写位置(後述)に対向して配置され、中間転写ベルト7の進行方向に対して直交する方向に延びる機軸を中心に矢印の方向に回転可能に配置される。感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれにおける表面には、静電潜像が形成され得る。

0031

感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれは、後述する回転駆動部130により回転駆動される。詳細には、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれは、回転駆動制御部250により制御された回転駆動部130により、所定の回転速度で、所定時間だけ回転駆動される。

0032

帯電部10a、10b、10c、10dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に対向して配置される。帯電部10a、10b、10c、10dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面を一様に負(マイナス極性)又は正(プラス極性)に帯電させる。

0033

レーザースキャナーユニット4a、4b、4c、4dは、露光ユニットとして機能するものであり、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面から離間して配置される。レーザースキャナーユニット4a、4b、4c、4dそれぞれは、不図示のレーザー光源ポリゴンミラー、ポリゴンミラー駆動用モーター等を有する。

0034

レーザースキャナーユニット4a、4b、4c、4dそれぞれは、PC(パーソナルコンピューター)等の外部機器から入力された画像情報に基づいて、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面を走査露光する。レーザースキャナーユニット4a、4b、4c、4dそれぞれにより走査露光されることで、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面の露光された部分の電荷が除去される。これにより、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に静電潜像が形成される。

0035

現像部16a、16b、16c、16dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dにそれぞれ対応して設けられ、感光体ドラム2a、2b、2c、2dの表面に対向して配置される。現像部16a、16b、16c、16dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に形成された静電潜像に各色のトナーを付着させて、カラーのトナー画像を感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に形成する。現像部16a、16b、16c、16dそれぞれは、イエロー、シアン、マゼンダ、ブラックの4つの色に対応する。現像部16a、16b、16c、16dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dの表面に対向配置された現像ローラートナー攪拌用の攪拌ローラー等を有する。
現像部16b、16c、16dそれぞれは、除電部12a、12b、12cそれぞれと所定の位置関係で配置される。この位置関係については、後述する。

0036

トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dそれぞれは、現像部16a、16b、16c、16dそれぞれに対応して設けられており、現像部16a、16b、16c、16dそれぞれに対して供給される各色のトナーを収容する。トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dそれぞれは、イエローのトナー、シアンのトナー、マゼンダのトナー、ブラックのトナーを収容する。

0037

トナー供給部6a、6b、6c、6dそれぞれは、トナーカートリッジ5a、5b、5c、5d及び現像部16a、16b、16c、16dにそれぞれ対応して設けられており、トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dそれぞれに収容された各色のトナーを、現像部16a、16b、16c、16dそれぞれに対して供給する。トナー供給部6a、6b、6c、6dそれぞれと現像部16a、16b、16c、16dそれぞれとは、不図示のトナー供給路により結ばれている。

0038

中間転写ベルト7には、感光体ドラム2a、2b、2c、2dに形成された各色のトナー画像が順次1次転写される。中間転写ベルト7は、従動ローラー35、駆動ローラーからなる対向ローラー18、テンションローラー36(図2では省略)等に掛け渡される。テンションローラー36が中間転写ベルト7を内側から外側に付勢するため、中間転写ベルト7には所定の張力が与えられる。
中間転写ベルト7は、本実施形態において、後述する第2光(第2除電光)を反射する光反射部として利用される。

0039

中間転写ベルト7を挟んで感光体ドラム2a、2b、2c、2dと反対の側には、1次転写ローラー37a、37b、37c、37dそれぞれが対向して配置される。

0040

中間転写ベルト7は所定位置において、1次転写ローラー37a、37b、37c、37dそれぞれと、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれとにより挟み込まれる。この挟み込まれた所定部分は、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれにおける表面に押し当てられる。感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれと1次転写ローラー37a、37b、37c、37dそれぞれとの間で、それぞれ1次転写ニップN1a、N1b、N1c、N1dが形成される。1次転写ニップN1a、N1b、N1c、N1dそれぞれにおいて、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれに現像された各色のトナー画像が中間転写ベルト7に順次1次転写される。これにより、中間転写ベルト7には、フルカラーのトナー画像が形成される。

0041

1次転写ローラー37a、37b、37c、37dそれぞれには、不図示の1次転写バイアス印加部により、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれに形成された各色のトナー画像を中間転写ベルト7に転写させるための1次転写バイアスが印加される。

0042

除電部12a、12b、12c、12dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に対向して配置される。除電部12a、12b、12c、12dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に光(第1除電光)を照射することにより、1次転写が行われた後の感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面を除電する(電荷を除去、転写後除電)。また、除電部12a、12b、12cそれぞれは、感光体ドラム2b、2c、2dそれぞれの表面に光(第2除電光)を照射することにより、1次転写が行われる前の感光体ドラム2b、2c、2dそれぞれの表面を除電する(電荷を除去、転写前除電)。
本実施形態において、除電部12a、12b、12cそれぞれは、第1光(第1除電光)及び第2光(第2除電光)を一体的に出光するよう構成される。除電部12a、12b、12cそれぞれは、後述する除電制御部230により、第1光(第1除電光)及び第2光(第2除電光)の出光(照射)のオン/オフを一体的に切り替えるよう制御される。
除電部12a、12b、12c、12dについては、後述する。

0043

クリーニング部11a、11b、11c、11dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に対向して配置される。クリーニング部11a、11b、11c、11dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に残存したトナーや付着物を除去すると共に、除去されたトナー等を所定の回収機構へ搬送して、回収させる。

0044

2次転写ローラー8は、中間転写ベルト7に1次転写されたフルカラーのトナー画像を用紙Tに2次転写させる。2次転写ローラー8には、不図示の2次転写バイアス印加部により、中間転写ベルト7に形成されたフルカラーのトナー画像を用紙Tに転写させるための2次転写バイアスが印加される。

0045

2次転写ローラー8は、中間転写ベルト7に対して当接したり離間したりする。具体的には、2次転写ローラー8は、中間転写ベルト7に当接される当接位置と中間転写ベルト7から離間する離間位置とに移動可能に構成される。詳細には、2次転写ローラー8は、中間転写ベルト7の表面に1次転写されたフルカラーのトナー画像を用紙Tに2次転写させる場合には当接位置に配置され、他の場合には離間位置に配置される。

0046

中間転写ベルト7における2次転写ローラー8とは反対側には、対向ローラー18が配置される。中間転写ベルト7は所定位置において、2次転写ローラー8と対向ローラー18とによって挟み込まれる。そして、用紙Tは中間転写ベルト7の外面(トナー画像が1次転写された面)に押し当てられる。中間転写ベルト7と2次転写ローラー8との間で2次転写ニップN2が形成される。2次転写ニップN2において、中間転写ベルト7に1次転写されたフルカラーのトナー画像が用紙Tに2次転写される。

0047

定着部9は、用紙Tに2次転写されたトナー画像を構成する各色のトナーを溶融及び加圧して、用紙Tに定着させる。定着部9は、ヒーターにより加熱される加熱回転体9aと、加熱回転体9aに圧接される加圧回転体9bと、を備える。加熱回転体9aと加圧回転体9bとは、トナー画像が2次転写された用紙Tを挟み込んで加圧すると共に、搬送する。加熱回転体9aと加圧回転体9bとの間に挟まれた状態で用紙Tが搬送されることによって、用紙Tに転写されたトナーは、溶融及び加圧をされることで用紙Tに定着される。

0048

次に、給排紙部KHについて説明する。
図1に示すように、装置本体Mの下部には、用紙Tを収容する主収容部としての給紙カセット52が配置される。給紙カセット52は、装置本体Mの筐体から水平方向に引き出し可能に構成される。給紙カセット52には、用紙Tが載置される載置板60が配置される。給紙カセット52には、用紙Tが載置板60の上に積層された状態で収容される。載置板60に載置された用紙Tは、給紙カセット52における用紙送り出し側の端部(図1において右側の端部)に配置される給紙部51により搬送路Lに送り出される。給紙部51は、載置板60上の用紙Tを取り出すための前送りコロ61と、用紙Tを1枚ずつ搬送路Lに送り出すための給紙ローラー対81とからなる重送防止機構を備える。

0049

装置本体Mの左側面(図1において左側)には、用紙Tを収容する手差し給紙部64が設けられる。手差し給紙部64は、給紙カセット52にセットされる用紙Tとは異なる大きさや種類の用紙Tを装置本体Mに供給することを主目的として設けられる。手差し給紙部64は、閉状態において装置本体Mの左側面の一部を構成する手差しトレイ65と、給紙コロ66とを備える。手差しトレイ65は、その下端において給紙コロ66の近傍に回動自在(開閉自在)に取り付けられる。開状態の手差しトレイ65には、用紙Tが載置される。給紙コロ66は、開状態の手差しトレイ65に載置された用紙Tを手差し搬送路Laに給紙する。

0050

用紙Tを搬送する搬送路Lは、給紙部51から2次転写ニップN2までの第1搬送路L1と、2次転写ニップN2から定着部9までの第2搬送路L2と、定着部9から排紙部50までの第3搬送路L3と、給紙部64から供給される用紙を第1搬送路L1に合流させる手差し搬送路Laと、第3搬送路L3を下流側から上流側へ搬送する用紙を、表裏反転させて第1搬送路L1に戻す戻し搬送路Lbと、を備える。

0051

第1搬送路L1は、給紙カセット52に収容される用紙Tを画像形成部GKに向けて搬送する。手差し搬送路Laは、手差し給紙部64に収容される用紙Tを後述するレジストローラー対80に向けて搬送する。

0052

また、第1搬送路L1の途中には、第1合流部P1及び第2合流部P2が設けられている。第3搬送路L3の途中には、第1分岐部Q1が設けられている。第1合流部P1は、手差し搬送路Laが第1搬送路L1に合流する合流部である。第2合流部P2は、戻し搬送路Lbが第1搬送路L1に合流する合流部である。第1分岐部Q1は、戻し搬送路Lbが第3搬送路L3から分岐する分岐部である。

0053

第1搬送路L1の途中(詳細には、第2合流部P2と2次転写ローラー8との間)には、用紙Tを検出するための用紙検出センサー(図示せず)と、用紙Tのスキュー斜め給紙補正や画像形成部GKにおけるトナー画像の形成とタイミングを合わせるためのレジストローラー対80とが配置される。前記用紙検出センサーは、用紙Tの搬送方向におけるレジストローラー対80の直前(搬送方向における上流側)に配置される。レジストローラー対80は、前記用紙検出センサーからの検出信号情報に基づいて上述の補正やタイミング調整をして用紙Tを搬送する。

0054

第1搬送路L1における第1合流部P1と第2合流部P2との間には、第1ローラーとしての第1搬送ローラー対82が配置される。第1搬送ローラー対82は、給紙ローラー対81の下流側に配置され、給紙ローラー対81により搬送される用紙Tを挟持して、第2ローラーとしてのレジストローラー対80へ搬送する。

0055

戻し搬送路Lbは、用紙Tに両面印刷を行う際に、既に印刷されている面とは反対面(未印刷面)を中間転写ベルト7に対向させるために設けられる搬送路である。戻し搬送路Lbには、用紙Tを第2合流部P2に向けて搬送する複数の第2搬送ローラー対83が所定の間隔ごとに配置される。戻し搬送路Lbによれば、第1分岐部Q1から排紙部50側に搬送された用紙Tを表裏反転させて第1搬送路L1に戻して、2次転写ローラー8の上流側に配置されたレジストローラー対80の上流側に搬送させることができる。戻し搬送路Lbにより表裏反転された用紙Tにおける未印刷面には、2次転写ニップN2において所定のトナー画像が転写される。

0056

第1分岐部Q1には、整流部材58が設けられている。整流部材58は、定着部9から搬出され第3搬送路L3を上流側から下流側に向けて搬送する用紙Tの搬送方向を、排紙部50に向かう方向に整流すると共に、排紙部50から第3搬送路L3を下流側から上流側に向けて搬送する用紙Tの搬送方向を、戻し搬送路Lbに向かう方向に整流する。

0057

第3搬送路L3における端部には、排紙部50が形成される。排紙部50は、装置本体Mにおける上方側に配置される。排紙部50は、装置本体Mの左側面側図1において左側)に向けて開口している。排紙部50は、用紙Tを装置本体Mの外部に排紙する。排紙部50は、排出ローラー対53を有している。排出ローラー対53によれば、第3搬送路L3を上流側から下流側に搬送される用紙Tを装置本体Mの外部に排紙すると共に、排紙部50において用紙Tの搬送方向を反転させて用紙Tを第3搬送路L3の上流側に向けて搬送することができる。

0058

排紙部50における開口側には、排紙集積部M1が形成される。排紙集積部M1は、装置本体Mにおける上面(外面)に形成される。排紙集積部M1は、装置本体Mにおける上面が下方に窪んで形成された部分である。排紙集積部M1の底面は、装置本体Mにおける上面の一部を構成する開閉部材としてのトップカバー部材M2により形成される。排紙集積部M1を形成するトップカバー部材M2の上面には、所定のトナー画像が形成され且つ排紙部50から排紙された用紙Tが積層して集積される。なお、各搬送路の所定位置には用紙検出用のセンサーが配置される。

0059

次に、図1を参照して、第1実施形態のプリンター1の動作について、簡単に説明する。まず、給紙カセット52に収容された用紙Tに片面印刷を行う場合について説明する。
給紙カセット52に収容された用紙Tは、前送りコロ61及び給紙ローラー対81によって第1搬送路L1に送り出され、その後、第1合流部P1及び第1搬送路L1を介して、第1搬送ローラー対82により、レジストローラー対80に搬送される。レジストローラー対80においては、用紙Tのスキュー補正や、画像形成部GKにおけるトナー画像の形成とのタイミング調整が行われる。

0060

レジストローラー対80から排出された用紙Tは、第1搬送路L1を介して中間転写ベルト7と2次転写ローラー8との間(2次転写ニップN2)に導入される。そして、用紙Tには、中間転写ベルト7と2次転写ローラー8との間において、トナー画像が転写される。その後、用紙Tは、中間転写ベルト7と2次転写ローラー8との間から排出され、第2搬送路L2を介して、定着部9における加熱回転体9aと加圧回転体9bとの間の定着ニップに導入される。そして、定着ニップにおいてトナーが溶融し、トナーが用紙Tに定着される。

0061

次いで、用紙Tは、第3搬送路L3を通して排紙部50に搬送され、排出ローラー対53により排紙部50から排紙集積部M1に排出される。このようにして、給紙カセット52に収容された用紙Tの片面印刷が完了する。

0062

手差しトレイ65に載置された用紙Tに片面印刷を行う場合には、手差しトレイ65に載置された用紙Tは、給紙コロ66によって手差し搬送路Laに送り出され、その後、第1合流部P1及び第1搬送路L1を介して、レジストローラー対80に搬送される。それ以降の動作は、前述した、給紙カセット52に収容された用紙Tの片面印刷の動作と同様であり、説明を省略する。

0063

次に、両面印刷を行う場合のプリンター1の動作について説明する。
片面印刷の場合には、前述した通り、片面印刷がされた用紙Tが、排紙部50から排紙集積部M1に排出されて印刷動作が完了する。これに対し、両面印刷を行う場合には、片面印刷がされた用紙Tが、戻し搬送路Lbを介して、片面印刷時とは表裏反転して、レジストローラー対80に再度搬送されることにより、用紙Tに両面印刷が施される。

0064

詳述すると、片面印刷がされた用紙Tが排出ローラー対53により排紙部50から排出されるまでは、前述した片面印刷の動作と同様である。而して、両面印刷の場合には、片面印刷がされた用紙Tが排出ローラー対53により保持されている状態において、排出ローラー対53の回転を停止させ、逆方向に回転させる。このように排出ローラー対53を逆方向に回転させると、排出ローラー対53に保持されている用紙Tは、第3搬送路L3を逆方向(排紙部50から第1分岐部Q1に向かう方向)に搬送される。

0065

前述したように、用紙Tが、第3搬送路L3を逆方向に搬送されると、整流部材58により、用紙Tは、戻し搬送路Lbへ整流され、その後、第2合流部P2を介して、第1搬送路L1に合流する。ここで、用紙Tは、片面印刷時とは表裏反転している。

0066

更に、用紙Tは、レジストローラー対80により前記補正又は前記調整が行われ、第1搬送路L1を介して、2次転写ニップN2に導入される。用紙Tは、戻し搬送路Lbを経由することにより、未印刷面が中間転写ベルト7に対向するので、未印刷面にトナー画像が転写され、その結果、両面印刷が施される。

0067

次に、図3A及び図3Bにより、第1実施形態のプリンター1の4つの画像形成ユニット15a、15b、15c、15dにおける除電部12a、12b、12c、12dの構成について説明する。図3Aは、カラー印刷モードにおける第1画像形成ユニットである画像形成ユニット15dと、隣接第2画像形成ユニットである画像形成ユニット15cとの構成を示す拡大断面図である。図3Bは、モノクロ印刷モードにおける第1画像形成ユニットである画像形成ユニット15dと、隣接第2画像形成ユニットである画像形成ユニット15cとの構成を示す拡大断面図である。

0068

図2及び図3Aに示すように、画像形成ユニット群15を構成する画像形成ユニット15a、15b、15c、15dにおいて、各除電部12a、12b、12c、12dそれぞれは、1次転写位置と、クリーニング部11a、11b、11c、11dとの間に配置される。
1次転写位置は、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの回転方向において1次転写ニップN1a、N1b、N1c、N1dが形成される位置である。

0069

本実施形態において、画像形成ユニット15a、15b、15cそれぞれを構成する除電部12a、12b、12cは、中間転写ベルト7から各除電部12a、12b、12c(各除電光源)までの距離が、中間転写ベルト7から、中間転写ベルト7の回転方向R1において下流側に隣接して配置される画像形成ユニット15b、15c、15dを構成する現像部16b、16c、16dそれぞれの上縁までの距離よりも長くなる位置に配置される。
言い換えると、画像形成ユニット15a、15b、15cのいずれかを構成する除電部は、中間転写ベルト7からの距離が、中間転写ベルト7から中間転写ベルト7の回転方向R1下流側に当該画像形成ユニットと隣接して配置される画像形成ユニットを構成する現像部までの距離よりも長くなる位置に配置される。

0070

除電部12a、12b、12c、12dそれぞれは、各除電部を含む画像形成ユニット15a、15b、15c、15dそれぞれを構成する感光体ドラム2a、2b、2c、2d側に第1光131a、131b、131c、131dを出光する。
出光された第1光131a、131b、131c、131dは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれにおける1次転写位置に対向する位置に対して各感光体ドラムの回転方向における下流側の領域それぞれに、第1除電光141a、141b、141c、141dとして照射される。
具体的には、出光された第1光131a、131b、131c、131dは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれにおける1次転写位置に対向する位置からクリーニング部11a、11b、11c、11dに対向する位置までの間の領域それぞれに、第1除電光141a、141b、141c、141dとして照射される。これにより、除電部12a、12b、12c、12dそれぞれは、各除電部を含む画像形成ユニット15a、15b、15c、15dそれぞれを構成する感光体ドラム2a、2b、2c、2dに対して転写後除電を行う。

0071

また、除電部12a、12b、12cそれぞれは、中間転写ベルト7の回転方向R1の下流側に、各除電部を含む画像形成ユニット15a、15b、15cそれぞれと隣接して配置される3つの画像形成ユニット15b、15c、15dを構成する感光体ドラム2b、2c、2d側に、第2光132a、132b、132cを出光する。
本実施形態において、除電部12a、12b、12cそれぞれは、出光した第2光132a、132b、132cそれぞれを中間転写ベルト7に反射させて、中間転写ベルト7と、隣接する画像形成ユニット15b、15c、15dを構成する現像部16b、16c、16dとの間の空間部を通過させる。
そして、除電部12a、12b、12cそれぞれは、感光体ドラム2b、2c、2dにおける1次転写位置に対向する位置に対して各感光体ドラムの回転方向における上流側の領域に、反射した第2光132a、132b、132cを第2除電光142a、142b、142cとして照射する。
具体的には、除電部12a、12b、12cそれぞれは、感光体ドラム2b、2c、2dにおける現像部16b、16c、16dに対向する位置から1次転写位置に対向する位置までの間の領域に、反射した第2光132a、132b、132cを第2除電光142a、142b、142cとして照射する。
これにより、除電部12a、12b、12cそれぞれは、各除電部を含む画像形成ユニット15a、15b、15cそれぞれに隣接する画像形成ユニット15b、15c、15dそれぞれを構成する感光体ドラム2b、2c、2dに対して転写前除電を行う。
また、ここで、除電部12c(隣接第2除電部)は、感光体ドラム2c(隣接第2像担持体)における1次転写位置に対向する位置に対して感光体ドラム2cの回転方向における下流側に第1光131c(第1除電光141c)を出光すると共に、感光体ドラム2d(第1像担持体)における1次転写位置に対向する位置に対して感光体ドラム2dの回転方向における上流側に第2光132c(第2除電光142c)を出光する。

0072

上述より、第2画像形成ユニットである画像形成ユニット15a、15b、15cを構成する除電部12a、12b、12cそれぞれは、該除電部12a、12b、12cを含む画像形成ユニット15a、15b、15cを構成する感光体ドラム2a、2b、2c側に第1光を出光し、当該感光体ドラム2a、2b、2cにおける1次転写位置に対向する位置からクリーニング部に対向する位置までの間の領域に第1除電光を照射する。
そして、除電部12a、12b、12cそれぞれは、回転方向Rにおける下流側に隣接して配置される画像形成ユニット15b、15c、15dを構成する感光体ドラム2b、2c、2d側に第2光を出光する。出光された第2光は、中間転写ベルトに反射されて、中間転写ベルトと隣接する画像形成ユニットを構成する現像部との間の空間を通過し、感光体ドラムにおける現像部に対向する位置から1次転写位置に対向する位置までの間の領域に第2除電光として照射される。

0073

なお、画像形成ユニット群を構成する画像形成ユニット15a、15b、15c、15dのうち中間転写ベルト7の回転方向R1において最も下流側に配置される画像形成ユニット15dを構成する除電部12dは、第2光を出光しない。
また、4つの画像形成ユニット15a、15b、15c、15dのうち中間転写ベルト7の回転方向R1において最も上流側に配置される画像形成ユニット15aを構成する感光体ドラム2aには、第2除電光は照射されない。

0074

除電部12a、12b、12cそれぞれは、主走査方向Xに沿って所定間隔に配置され、第1光131a、131b、131cを出光する複数の第1LEDと、主走査方向Xに沿って所定間隔に配置され、第2光132a、132b、132cを出光する複数の第2LEDと、を有する。除電部12dは、主走査方向Xに沿って所定間隔に配置され、第1光131dを出光する複数の第1LEDを有する。

0075

除電部12a、12b、12cそれぞれは、第1光131a、131b、131c及び第2光132a、132b、132cを出光する光源素子として、LEDを利用することで、消費電力節減が図れると共に、第1光131a、131b、131c及び第2光132a、132b、132cの光量をそれぞれ適正に調整可能とすることができる。
除電部(プリンター1)は、第1除電光及び第2除電光それぞれについて、主走査方向Xにおける光の強さのバラツキを抑制して、主走査方向Xにおいてバラツキの少ない除電を行うと共に、第1除電光及び第2除電光それぞれの強さを適正に調整できる。

0076

除電部12a、12b、12c、12dそれぞれは、例えば、LEDが実装された基板を有する。除電部12a、12b、12cそれぞれは、複数の第1LED及び複数の第2LEDが実装された基板を有する。基板それぞれは、例えば、主走査方向Xに長い細長形状である。

0077

第1除電光141a、141b、141cそれぞれの光量は、第2除電光142a、142b、142cそれぞれの光量よりも大きく設定される。
転写後除電を行う第1除電光141a、141b、141cは、印刷部分と非印刷部分との間の数Vから数十Vの表面電位差が生じることで発生する転写メモリー画像や露光メモリー画像の発生を抑制するに十分な光量が必要である。
一方、転写前除電を行う第2除電光142a、142b、142cは、光強度が過大となると、多重転写時に下流側の色のトナーが感光体ドラムから飛び散るような不具合が発生する。
この転写後除電と転写前除電とのバランスを考慮して、各被照射面上における第1除電光の光量及び第2除電光の光量は、第1除電光141a、141b、141cの光量>第2除電光142a、142b、142cの光量となるよう設定される。

0078

また、第2LEDそれぞれにおける出光量は、第1LEDそれぞれにおける出光量よりも大きく設定される。
転写後除電を行う第1除電光141a、141b、141cそれぞれは、比較的光路長が短く、光の拡散、光の減衰が少ない。
一方、転写前除電を行う第2除電光142a、142b、142cそれぞれは、比較的光路長が長く、光の拡散、減衰が多い。
上述を考慮し、第1LEDの出光量及び第2LEDの出光量は、第2LED出光量>第1LEDの出光量となるように設定される。
これにより、第1除電光141a、141b、141c及び、第2除電光142a、142b、142cの強さ(光量)は、上述のような転写メモリー画像や露光メモリー画像の発生を抑制しつつ、多重転写時に下流側の色のトナーが感光体ドラムから飛び散るような不具合の発生を抑えるといった好適な状態が得られる強さ(光量)に設定される。

0079

画像形成ユニット群15を構成する画像形成ユニット15a、15b、15c、15dのうち中間転写ベルト7の回転方向R1において最も上流側に配置される画像形成ユニット15aを構成する感光体ドラム2aには、第2除電光が照射されない。
ここで、中間転写ベルト7の外面であって、中間転写ベルト7の回転方向R1において画像形成ユニット群15(画像形成ユニット15a、15b、15c、15d)の最も上流側に対向する箇所には、中間転写ベルト7に残った残存トナーを除去するベルトクリーニング部20が配置されている。このため、第2除電光による転写前除電が行われなくても、多重転写時に下流側の色のトナーが感光体ドラム2aから飛び散るような不具合を発生することはない。
そのため、本実施形態におけるプリンター1は、画像形成ユニット15aを構成する感光体ドラム2aに第2除電光が照射されない構成を採用している。

0080

ここで、図3A及び図3Bに示すように、プリンター1は、カラー印刷モードと、モノクロ印刷モードと、にモード設定可能に構成される。
カラー印刷モードは、プリンター1が用紙T(被画像形成材、シート部材)に対してカラー画像を形成可能なモードである。
また、モノクロ印刷モードは、プリンター1が用紙Tに対してモノクロ画像のみを印刷可能なモードである。

0081

プリンター1は、設定された画像モードに基づいて、切替駆動する切替駆動部120を有する。
図3A及び図3Bに示すように、切替駆動部120は、設定された画像モードに基づいて、複数の第2画像形成ユニットである画像形成ユニット15a、15b、15cを、第2転写位置と、第2非転写位置とに配置させる。

0082

具体的には、切替駆動部120は、画像形成モードがモノクロ印刷モード(第1モード)に設定された場合、画像形成ユニット15d(ブラック用、第1画像形成ユニット)を、該ブラック用の画像形成ユニット15dを構成する感光体ドラム2d(第1像担持体)が中間転写ベルト7における1次転写位置に当接する第1転写位置に配置させると共に、画像形成ユニット15a、15b、15c(イエロー、シアン、マゼンダ、複数の第2画像形成ユニット)を、画像形成ユニット15a、15b、15cを構成する感光体ドラム2a、2b、2c(複数の第2像担持体)が1次転写位置から離間した第2非転写位置に配置させる。

0083

また、切替駆動部120は、画像形成モードがカラー印刷モード(第2モード)に設定された場合、画像形成ユニット15d(ブラック用、第1画像形成ユニット)を、該ブラック用の画像形成ユニット15dを構成する感光体ドラム2d(第1像担持体)が中間転写ベルト7における1次転写位置に当接する第1転写位置に配置させると共に、画像形成ユニット15a、15b、15c(イエロー、シアン、マゼンダ、複数の第2画像形成ユニット)を、画像形成ユニット15a、15b、15cを構成する感光体ドラム2a、2b、2c(複数の第2像担持体)が1次転写位置に当接した第2転写位置に配置させる。

0084

続けて、図4により、プリンター1における機能的な構成を説明する。図4は、プリンター1におけるブロック図である。
図4に示すように、プリンター1は、インターフェイス部100と、操作入力部110と、切替駆動部120と、回転駆動部130と、除電部12cと、制御部200と、記憶部300と、を有する。

0085

インターフェイス部100は、外部からの情報を受付可能に構成される。インターフェイス部100は、例えば、通信網を介して、端末装置(例えば、PC(Personal computer)と通信可能に接続される。
インターフェイス部100は、例えば、端末装置から画像情報を含むジョブ情報を受信する。
インターフェイス部100は、例えば、端末装置から受信した画像情報を含むジョブ情報を後述するジョブ情報記憶部310に記憶させる。

0086

操作入力部110は、プリンター1に対するユーザーの操作入力を受け付け可能に構成される。操作入力部110は、例えば、ユーザーからの画像形成モードを選択する操作入力を受け付け可能に構成される。
操作入力部110は、例えば、複数のハードキータッチパネル等を含んで構成される。

0087

タッチパネルは、ユーザーからの操作入力を受け付け可能に構成される。タッチパネルは、表示部と、タッチセンサー部と、を有する。
表示部は、アイコン、ボタン等を含むソフトキー表示可能に構成される。
タッチセンサー部は、表示部における表示面側に配置される。タッチセンサー部は、アナログ抵抗膜方式静電容量方式を含む任意の方式を採用できる。タッチセンサー部は、接触物(例えば、ユーザーの指、タッチペン)における接触位置及び/又は接触領域を含むジェスチャー情報を検出すると共に、検出したジェスチャー情報を、制御部200を含む所定の機能部に出力可能に構成される。

0088

切替駆動部120は、上述の通り、後述する画像形成モード設定部210により設定された画像形成モードに基づいて、複数の第2画像形成ユニットである画像形成ユニット15a、15b、15cを、第2転写位置と、第2非転写位置とに配置させる。

0089

回転駆動部130は、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれを回転駆動させる。回転駆動部130は、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれを個別に、回転駆動/回転停止させることが可能に構成される。また、回転駆動部130は、感光体ドラム2a、2b、2c、2dをそれぞれ異なる回転速度で回転させることが可能に構成される。

0090

除電部12cは、上述の通り、第1画像形成ユニットである画像形成ユニット15dに対して上流側に隣接して配置される隣接第2画像形成ユニットである画像形成ユニット15cを構成する除電部である。
除電部12cは、隣接第2画像形成ユニットである画像形成ユニット15cを構成する感光体ドラム2c(隣接第2像担持体)側に第1光131cを出光し、出光した第1光131cを感光体ドラム2cにおける1次転写位置に対向する位置からクリーニング部11cに対向する位置までの間の領域に第1除電光141cとして照射する。
そして、除電部12cは、第1画像形成ユニットである画像形成ユニット15dを構成する感光体ドラム2d(第1像担持体)側に第2光132cを出光し、出光した第2光132cを直接又は間接的に(本実施形態においては、中間転写ベルト7に反射させて間接的に)、感光体ドラム2d(第1像担持体)における現像部16d(第1現像部)に対向する位置から1次転写位置に対向する位置までの間の領域に第2除電光142cとして照射するよう構成される。

0091

除電部12cは、第1光131c及び第2光132cにおける出光のオン/オフを一体的(同時)に行うよう構成される。
除電部12cは、上述の通り、除電制御部230により、第1光131c及び第2光132cにおける出光のオン/オフを一体的に行うよう制御される。

0092

制御部200は、複数の機能部を含んで構成される。
制御部200は、画像形成モード設定部210と、印字率算出部220と、除電制御部230と、算出部240と、回転駆動制御部250と、を含む。

0093

画像形成モード設定部210は、画像形成モードを設定可能に構成される。画像形成モード設定部210は、画像形成モードを、モノクロ印刷モード(第1モード)と、カラー印刷モード(第2モード)とに設定可能に構成される。
画像形成モード設定部210は、例えば、操作入力部110により受け付けられたユーザーからの操作入力に基づいて、画像形成モードを、モノクロ印刷モード又は、カラー印刷モードに設定する。
また、画像形成モード設定部210は、例えば、ジョブ情報に含まれるモード設定情報に基づいて、画像形成モードを、モノクロ印刷モード又は、カラー印刷モードに設定する。

0094

印字率算出部220は、画像形成モード設定部210によりカラー印刷モード(第1モード)が設定された状態において、印字率を算出するよう構成される。
印字率算出部220は、後述するジョブ情報記憶部310に記憶される画像情報に基づいて、印字率を算出する。印字率算出部220は、算出した印字率の情報を、除電制御部230に出力する。

0095

除電制御部230は、除電部12a、12b、12c、12dにおける光の照射(出光)を制御する。特に、除電制御部230は、画像形成モードがモノクロ印刷モード(第1モード)に設定された状態において、除電部12c(隣接第2除電)部における第1光及び第2光の照射(出光)のオン/オフを一体的に制御する。

0096

カラー印刷モード(第2モード)において、除電制御部230は、例えば、第1光及び第2光の出光(第1除電光及び第2除電光の照射)をオンにするよう除電部12a、12b、12cを制御する。

0097

モノクロ印刷モード(第1モード)において、除電制御部230は、除電部12a、12bにおける第1光及び第2光の出光をオフにするよう制御する。
また、モノクロ印刷モード(第1モード)において、除電制御部230は、除電部12cにおける第1光及び第2光における出光のオン/オフを一体的に制御する。モノクロ印刷モード(第1モード)において、除電制御部230は、所定の条件に応じて、除電部12cにおける第1光及び第2光における出光をオンにしたり、オフにしたりさせる。

0098

除電制御部230は、印字率算出部220により算出された印字率に基づいて、除電部12cを制御する。
除電制御部230は、モノクロ印刷モードにおいて、印字率算出部220により算出された印字率が所定印字率以上である場合、第1光131c(141c)及び第2光132c(142c)の照射をオンにするよう除電部12c(隣接第2除電部)を制御する。そして、除電制御部230は、モノクロ印刷モードにおいて、印字率算出部220により算出された印字率が所定印字率未満である場合、第1光131c(141c)及び第2光132c(142c)の照射をオフにするよう除電部12c(隣接第2除電部)を制御する。

0099

算出部240は、画像形成モード設定部210によりモノクロ印刷モード(第1モード)が設定された場合、画像形成ユニット15d(第1画像形成ユニット)と中間転写ベルト7における第1転写位置との間を通過する用紙T(シート部材)の枚数を算出する。
算出部240は、モノクロ印刷モードにおいて、1又は連続して実行される複数のジョブにおいて画像形成される用紙の枚数を算出する。算出部240は、ジョブ情報記憶部310に記憶されるジョブ情報に基づいて、上記用紙の枚数を算出する。ここで、算出部240は、所定のサイズ(例えば、A4サイズ)を規準に枚数を算出するよう構成されてもよい。

0100

回転駆動制御部250は、回転駆動部130を制御する。回転駆動制御部250は、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれを回転させ又は回転を停止させるよう回転駆動部130を制御する。回転駆動制御部250は、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれを所定の回転条件(回転速度、回転時間)で回転させるよう回転駆動部130を制御する。

0101

また、回転駆動制御部250は、モノクロ印刷モードにおいて、感光体ドラム2c(隣接第2像担持体)を回転させるよう回転駆動部130を制御した場合、所定時間経過後に感光体ドラム2c(隣接第2像担持体)の回転を停止させるよう回転駆動部130を制御する。

0102

また、回転駆動制御部250は、モノクロ印刷モードにおいて、感光体ドラム2c(隣接第2像担持体)を回転させるよう回転駆動部130を制御した場合、カラー印刷モードにおける回転速度よりも遅い回転速度で感光体ドラム2cを回転させるよう回転駆動部130を制御する。

0103

また、回転駆動制御部250は、モノクロ印刷モードにおいて、感光体ドラム2c(隣接第2像担持体)を回転させるよう回転駆動部130を制御した場合、回転開始時において第1光131c(第1除電光141c)が照射された領域が、第1光131c(第1除電光141c)が照射されない位置に配置されたときに回転を停止するよう、回転駆動部130を制御する。回転駆動制御部250は、モノクロ印刷モードにおいて、回転開始時に感光体ドラム2cにおいて第1光131c(第1除電光141c)が照射されていた領域とは異なる領域が、第1光131c(第1除電光141c)が照射される位置に配置されたときに回転を停止するよう、回転駆動制御部250を制御する。

0104

記憶部300は、各種プログラム及び各種情報を記憶する。記憶部300は、ジョブ情報記憶部310を含む。
ジョブ情報記憶部310は、1又は複数のジョブ情報を記憶する。ジョブ情報記憶部310は、例えば、インターフェイス部100を介して外部の端末装置から受信した画像情報及び画像形成モード情報を含むジョブ情報を記憶する。

0105

続けて、図5により、プリンター1の動作について説明する。図5は、プリンター1の動作を説明するフロー図である。

0106

図5に示すように、ステップST1において、プリンター1は、インターフェイス部100を介してジョブ情報を受け付ける。プリンター1は、ジョブ情報に画像形成指示情報が含まれる場合、ジョブ情報に含まれる画像情報に基づく画像形成の指示を受け付ける。

0107

続けて、ステップST2において、プリンター1は、受け付けた画像形成指示に基づいて、画像形成動作を開始する。プリンター1(画像形成モード設定部210)は、例えば、ジョブ情報に含まれるモード設定情報に基づいて、画像形成モードを設定する。

0108

続けて、ステップST3において、プリンター1は、設定された画像形成モードがモノクロ印刷モードであるか否かを判定する。
設定された画像形成モードがモノクロ印刷モードであると判定された場合(ステップST3、YES)、プリンター1は、処理をステップST4に進める。
また、設定された画像形成モードがモノクロ印刷モードではないと判定された(カラーン刷モードであると判定された)場合(ステップST3、NO)、プリンター1は、処理をステップST10の前に進める。

0109

続けて、ステップST4において、プリンター1(印字率算出部220)は、1又は連続して画像形成が実行される複数のジョブ情報に基づいて、印字率を算出する。

0110

続けて、ステップST5において、プリンター1は、算出された印字率が所定印字率以上であるかを判定する。
算出された印字率が所定印字率以上であると判定された場合(ステップST5、YES)、プリンター1は、処理をステップST6に進める。
算出された印字率が所定印字率以上ではない(所定印字率未満)と判定された場合(ステップST5、NO)、プリンター1は、処理をステップST7に進める。

0111

続けて、ステップST6において、プリンター1(除電制御部230)は、除電部12cに第1光131c(第1除電光141c)及び第2光132c(第2除電光142c)を出光させる。

0112

続けて、ステップST8において、プリンター1(回転駆動制御部250、回転駆動部130)は、感光体ドラム2cを回転駆動させる。
ここで、本実施形態において、プリンター1(回転駆動制御部250)は、上述の算出部240により算出された枚数が所定枚数以上である場合に、感光体ドラム2cを回転駆動させるよう回転駆動部130を制御する。
また、プリンター1(回転駆動制御部250)は、カラー印刷モードにおける回転速度よりも遅い回転速度で感光体ドラム2cを回転させるよう回転駆動部130を制御してもよい。

0113

続けて、ステップST9において、プリンター1(回転駆動制御部250)は、所定のタイミングで感光体ドラム2cの回転を停止させる。
ここで、本実施形態において、プリンター1(回転駆動制御部250、回転駆動部130)は、回転開始から所定時間経過後に感光体ドラム2cの回転を停止させてもよい。
また、プリンター1(回転駆動制御部250)は、回転開始時において第1光131c(第1除電光141c)が照射された領域が、第1光131c(第1除電光141c)が照射されない位置に配置されたときに回転を停止するよう、回転駆動部130を制御してもよい。

0114

続けて、ステップST10において、プリンター1は、画像形成指示の対象であるジョブの実行が終了した場合、画像形成動作を終了し、一連の処理を終了する。

0115

また、ステップST7において、プリンター1(除電制御部230)は、除電部12cに第1光131c(第1除電光141c)及び第2光132c(第2除電光142c)を出光させない。そして、プリンター1は、処理をステップST10の前に進め、ジョブの実行が終了した場合に画像形成動作を終了し、上述と同様に一連の処理を終了する。

0116

本実施形態によれば、プリンター1は、モノクロ印刷モードにおいて、画像形成ユニット15dにおける印字率が所定印字率以上である場合に、第1光(第1照射光)及び第2光(第2除電光)を照射するよう除電部12cを制御する。
これにより、プリンター1は、感光体ドラム2dにおける印字率が、転写前除電が必要な所定印字率以上になると、転写前除電を行うように構成される。これにより、プリンター1は、除電部12cにおける不要な第1光の出光を抑制できるので、感光体ドラム2cの劣化を抑制可能に構成される。

0117

また、本実施形態によれば、プリンター1は、モノクロ印刷モードにおいて、画像を形成する量を用紙の枚数で算出(換算)すると共に、算出された枚数が所定枚数以上である場合には感光体ドラム2cを回転駆動させるよう構成される。
これにより、プリンター1は、第1光(第1除電光)が感光体ドラム2cにおける所定領域に集中的に照射されることで生じる感光体ドラム2cの劣化を抑制可能に構成される。

0118

また、本実施形態よれば、プリンター1は、モノクロ印刷モードにおいて、感光体ドラム2cを回転駆動させた場合、所定時間後に感光体ドラム2cの回転を停止するよう構成される。これにより、プリンター1は、上記と同様に、第1光(第1除電光)が感光体ドラム2cにおける所定領域に集中的に照射されることで生じる感光体ドラム2cの劣化を抑制可能に構成される。また、プリンター1は、感光体ドラム2cが必要以上に回転を継続することで生じるコスト増や故障の発生等を抑制可能に構成される。

0119

また、本実施形態によれば、プリンター1は、モノクロ印刷モードにおいて、感光体ドラム2cを、カラー印刷モードにおける回転速度よりも遅い回転速度で回転させることが可能に構成される。
これにより、プリンター1は、感光体ドラム2cを第1光による劣化を抑制可能な速度で回転駆動させることが可能に構成される。また、これにより、プリンター1は、感光体ドラム2cを必要以上に速い回転速度で回転させることで生じるコスト増や故障の発生等を抑制可能に構成される。

0120

また、本実施形態によれば、プリンター1は、モノクロ印刷モードにおいて、感光体ドラム2cを、回転開始時において第1光(第1照射光)が照射された領域が、第1光(第1照射光)に照射されない位置に配置されたときに回転を停止させるよう構成される。
これにより、プリンター1は、所定領域において劣化が集中的に進行することを抑制可能に構成される。

0121

<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態については、主として、第1実施形態とは異なる点を説明し、第1実施形態と同様の構成について同じ符号を付し、説明を省略する。第2実施形態について特に説明しない点については、第1実施形態についての説明が適宜適用される。第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が奏される。

0122

図6により、第2実施形態におけるプリンター1Aについて説明する。図6は、プリンター1Aにおけるブロック図である。
図6に示すように、プリンター1Aは、制御部200Aにおいて検出部225を含む。第2実施形態において、制御部200Aは、第1実施形態における印字率算出部220に代えて、検出部225を含む。
検出部225は、画像形成モード設定部210によりモノクロ印刷モード(第1モード)が設定された状態において、感光体ドラム2dに形成される画像の画像濃度、及び、感光体ドラム2dにおける画像が形成される画像領域を検出する。

0123

また、プリンター1Aは、制御部200Aにおいて除電制御部230Aを含む。除電制御部230Aは、第1実施形態における除電制御部230と同様に、除電部を制御する。除電制御部230Aは、検出部225における検出結果に基づいて除電部を制御する点で、第1実施形態における除電制御部230と相違する。

0124

本実施形態において、除電制御部230Aは、検出部225により所定画像の画像濃度が第1濃度以上であると検出されると共に、所定画像が感光体ドラム2dにおいて形成される画像領域と同じ領域に、所定画像に連続して形成される次画像の画像濃度が、第1濃度よりも低い濃度である第2濃度未満であると検出された場合、第1光及び第2光の照射をオンにするよう除電部12c(隣接第2除電部)を制御する。
例えば、除電制御部230Aは、第1濃度が80%、第2濃度が60%の場合において、所定画像の画像濃度が100%で、次画像の画像濃度が50%であると、第1光及び第2光の照射をオンにするよう除電部12cを制御する。

0125

そして、除電制御部230Aは、検出部225により所定画像の画像濃度が第1濃度以上であると検出されると共に、上述の次画像における画像濃度が第2濃度以上であると検出された場合、第1光及び第2光の照射をオフにさせるよう除電部12c(隣接第2除電部)を制御する。
例えば、除電制御部230Aは、第1濃度が80%、第2濃度が60%の場合において、所定画像の画像濃度が100%で、次画像の画像濃度が100%であると、第1光及び第2光の照射をオフにするよう除電部12cを制御する。

0126

本実施形態によれば、プリンター1Aは、転写前除電が必要な場合に、除電部12cから第1光及び第2光を出光させるよう構成される。
これにより、プリンター1Aは、除電部12cが必要以上に第1光を出光することを抑制可能に構成される。これにより、プリンター1Aは、除電部12cにおける不要な第1光の出光を抑制できるので、感光体ドラム2cの劣化を抑制可能に構成される。
また、本実施形態におけるプリンター1Aは、第1実施形態における作用効果と同様の作用効果を奏する。

0127

以上、好適な実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、種々の形態で実施することができる。
例えば、第1実施形態及び第2実施形態において、プリンター1、1Aは、除電部から出光された第2光が中間転写ベルトに反射され、(間接的に)感光体ドラムに照射されるように構成されるが、これに限定されない。
例えば、図7に示すように、プリンター1Bは、除電部から出光された第2光が直接的に感光体ドラムに照射されるよう構成されてもよい。

0128

また、第1実施形態及び第2実施形態において、切替駆動部は、画像形成ユニット15a、15b、15cを移動させるように構成されるが、これに限定されない。例えば、切替駆動部は、転写ベルトを変形させる(例えば、転写ベルトの一端側を垂直方向に移動させる)ように構成されてもよい。

0129

本発明の画像形成装置の種類は、特に限定がなく、プリンター以外に、カラーコピー機ファクシミリ、又はこれらの複合機等であってもよい。

0130

1……プリンター(画像形成装置)、2a、2b、2c……感光体ドラム(第2像担持体)、2d……感光体ドラム(第1像担持体)、4a、4b、4c、4d……レーザースキャナーユニット、7……中間転写ベルト、10a、10b、10c、10d……帯電部、11a、11b、11c、11d……クリーニング部、12a、12b……除電部(第2除電部)、12c……除電部(隣接第2除電部)、12d……除電部(第1除電部)、15……画像形成ユニット群、15a、15b…画像形成ユニット(第2画像形成ユニット)、15c…画像形成ユニット(隣接第2画像形成ユニット)、15d……画像形成ユニット(第1画像形成ユニット)、16a、16b、16c……現像部、16d……現像部(第1現像部)、20……ベルトクリーニング部、131a、131b、131c、131d……第1光、132a、132b、132c、132d……第2光、141a、141b、141c、141d……第1除電光、142a、142b、142c……第2除電光、X……主走査方向、Y……副走査方向、Z……上下方向

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