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技術 ワイヤーハーネス及びその製造方法

出願人 住友電装株式会社
発明者 洲嵜仁志園田哲也水平剛司佐藤毅濱本勇
出願日 2012年6月21日 (8年10ヶ月経過) 出願番号 2012-139298
公開日 2014年1月9日 (7年4ヶ月経過) 公開番号 2014-002982
状態 未査定
技術分野 絶縁導体(1) 電線ケーブルの製造(1) 屋内配線の細部
主要キーワード 円周曲面 巻付状態 重ね合せ状態 巻付作業 半円溝 分岐形状 本ヒータ 方形シート
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (11)

課題

ワイヤーハーネス分岐部部分を、なるべく簡易な形状の不織部材で、かつ、なるべく簡易な巻付作業によって、その分岐形状を維持しつつ保護できるようにすることを目的とする。

解決手段

ワイヤーハーネス10は、初期分岐点13から分岐する初期幹線部分14と複数の初期枝線部分16とを含むワイヤーハーネス本体12と、分岐部保護部20とを備える。分岐部保護部20は、複数の初期枝線部分14のそれぞれに巻付けられた複数の枝線用不織部材24と、初期分岐点13を越えて複数の枝線用不織部材26のうち初期分岐点13側の部分を覆うように、初期幹線部分14に巻付けられた幹線用不織部材24とを含む。初期幹線部分14及び複数の初期枝線部分16を一定の分岐形状に維持するように、複数の枝線用不織部材26及び幹線用不織部材24がホットプレスされている。

概要

背景

従来、ワイヤーハーネス分岐部不織部材によって保護する技術として、特許文献1に開示のものがある。

特許文献1は、不織部材を分岐部に対してその分岐形状に沿った形状で覆う構成として、切込みを形成したシート状不織部材を前記分岐部分に巻付ける構成、及び、帯状の不織部材を分岐部分に巻付ける構成を開示している。

概要

ワイヤーハーネスの分岐部部分を、なるべく簡易な形状の不織部材で、かつ、なるべく簡易な巻付作業によって、その分岐形状を維持しつつ保護できるようにすることを目的とする。ワイヤーハーネス10は、初期分岐点13から分岐する初期幹線部分14と複数の初期枝線部分16とを含むワイヤーハーネス本体12と、分岐部保護部20とを備える。分岐部保護部20は、複数の初期枝線部分14のそれぞれに巻付けられた複数の枝線用不織部材24と、初期分岐点13を越えて複数の枝線用不織部材26のうち初期分岐点13側の部分を覆うように、初期幹線部分14に巻付けられた幹線用不織部材24とを含む。初期幹線部分14及び複数の初期枝線部分16を一定の分岐形状に維持するように、複数の枝線用不織部材26及び幹線用不織部材24がホットプレスされている。

目的

本発明は、ワイヤーハーネスの分岐部部分を、なるべく簡易な形状の不織部材で、かつ、なるべく簡易な巻付作業によって、その分岐形状を維持しつつ保護できるようにすることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

複数の電線束ねられ、初期分岐点から分岐する初期幹線部分と複数の初期枝線部分とを含むワイヤーハーネス本体と、前記複数の前記初期枝線部分のそれぞれに巻付けられた複数の枝線用不織部材と、前記初期分岐点を越えて前記複数の前記枝線用不織部材のうち前記初期分岐点側の部分を覆うように、前記初期幹線部分に巻付けられた幹線用不織部材とを含み、前記初期幹線部分及び前記複数の前記初期枝線部分を一定の分岐形状に維持するように、前記複数の前記枝線用不織部材及び前記幹線用不織部材がホットプレスされている、分岐部保護部と、を備えるワイヤーハーネス。

請求項2

請求項1記載のワイヤーハーネスであって、前記幹線用不織部材及び前記複数の前記枝線用不織部材は、前記初期幹線部分及び前記複数の前記初期枝線部分を前記初期分岐点で分岐させた一定の分岐形状に維持するようにホットプレスされている、ワイヤーハーネス。

請求項3

請求項2記載のワイヤーハーネスであって、前記複数の前記初期枝線部分の間で、前記幹線用不織部材同士が接合されている、ワイヤーハーネス。

請求項4

請求項1記載のワイヤーハーネスであって、前記幹線用不織部材のうち前記複数の前記枝線用不織部材を覆う部分が、前記複数の前記初期枝線部分のうち前記初期分岐点側の部分を並列状態に維持するようにホットプレスされ、前記複数の前記枝線用不織部材のうちの少なくとも1つが、前記複数の前記初期枝線部分のうち少なくとも1つを、前記幹線用不織部材から延出する途中部分で曲げた形状に維持するようにホットプレスされている、ワイヤーハーネス。

請求項5

請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のワイヤーハーネスであって、前記幹線用不織部材及び前記複数の前記初期枝線部分のうちの少なくとも1つの一部が他の部分よりも柔軟である、ワイヤーハーネス。

請求項6

(a)複数の電線が束ねられ、初期分岐点から分岐する初期幹線部分と複数の初期枝線部分とを含むワイヤーハーネス本体を準備する工程と、(b)前記複数の前記初期枝線部分に複数の枝線用不織部材をそれぞれ巻付ける工程と、(c)前記初期分岐点を越えて前記複数の前記枝線用不織部材のうち前記初期分岐点側の部分を覆うように、前記初期幹線部分に幹線用不織部材を巻付ける工程と、(d)前記複数の前記枝線用不織部材を前記初期枝線部分に巻付けた状態に維持するように、前記複数の前記枝線用不織部材をホットプレスする工程と、(e)前記初期幹線部分及び前記複数の前記初期枝線部分を一定の分岐形状に維持するように、前記幹線用不織部材をホットプレスする工程と、を備えるワイヤーハーネスの製造方法。

請求項7

請求項6記載のワイヤーハーネスの製造方法であって、前記工程(e)において、前記初期幹線部分及び前記複数の前記初期枝線部分を前記初期分岐点で分岐させた一定の分岐形状に維持するように、前記幹線用不織部材をホットプレスする、ワイヤーハーネスの製造方法。

請求項8

請求項6記載のワイヤーハーネスの製造方法であって、前記工程(d)において、前記複数の前記枝線用不織部材のうちの少なくとも1つを、前記複数の前記初期枝線部分のうち少なくとも1つを、前記幹線用不織部材から延出する途中部分で曲げた形状に維持するようにホットプレスし、前記工程(e)において、前記幹線用不織部材のうち前記複数の前記枝線用不織部材を覆う部分を、前記複数の前記初期枝線部分のうち前記初期分岐点側の部分を並列状態に維持するようにホットプレスする、ワイヤーハーネスの製造方法。

技術分野

0001

この発明は、ワイヤーハーネス分岐部を、その分岐形状を維持しつつ保護する技術に関する。

背景技術

0002

従来、ワイヤーハーネスの分岐部を不織部材によって保護する技術として、特許文献1に開示のものがある。

0003

特許文献1は、不織部材を分岐部に対してその分岐形状に沿った形状で覆う構成として、切込みを形成したシート状不織部材を前記分岐部分に巻付ける構成、及び、帯状の不織部材を分岐部分に巻付ける構成を開示している。

先行技術

0004

特開2012−39782号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、特許文献1に開示の上記前者の技術では、切込み等の特別な加工を施したシート状の不織部材が必要となる。また、特許文献1に開示の上記後者の技術では、帯状の不織部材を分岐部分に対して多数回巻付けていく必要があり、その巻付作業が面倒である。

0006

そこで、本発明は、ワイヤーハーネスの分岐部部分を、なるべく簡易な形状の不織部材で、かつ、なるべく簡易な巻付作業によって、その分岐形状を維持しつつ保護できるようにすることを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記課題を解決するため、第1の態様に係るワイヤーハーネスは、複数の電線束ねられ、初期分岐点から分岐する初期幹線部分と複数の初期枝線部分とを含むワイヤーハーネス本体と、前記複数の前記初期枝線部分のそれぞれに巻付けられた複数の枝線用不織部材と、前記初期分岐点を越えて前記複数の前記枝線用不織部材のうち前記初期分岐点側の部分を覆うように、前記初期幹線部分に巻付けられた幹線用不織部材とを含み、前記初期幹線部分及び前記複数の前記初期枝線部分を一定の分岐形状に維持するように、前記複数の前記枝線用不織部材及び前記幹線用不織部材がホットプレスされている、分岐部保護部とを備える。

0008

第2の態様は、第1の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記幹線用不織部材及び前記複数の前記枝線用不織部材は、前記初期幹線部分及び前記複数の前記初期枝線部分を前記初期分岐点で分岐させた一定の分岐形状に維持するようにホットプレスされている。

0009

第3の態様は、第2の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記複数の前記初期枝線部分の間で、前記幹線用不織部材同士が接合されている。

0010

第4の態様は、第1の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記幹線用不織部材のうち前記複数の前記枝線用不織部材を覆う部分が、前記複数の前記初期枝線部分のうち前記初期分岐点側の部分を並列状態に維持するようにホットプレスされ、前記複数の前記枝線用不織部材のうちの少なくとも1つが、前記複数の前記初期枝線部分のうち少なくとも1つを、前記幹線用不織部材から延出する途中部分で曲げた形状に維持するようにホットプレスされている。

0011

第5の態様は、第1〜第4のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスであって、前記幹線用不織部材及び前記複数の前記初期枝線部分のうちの少なくとも1つの一部が他の部分よりも柔軟とされている。

0012

第6の態様に係るワイヤーハーネスの製造方法は、(a)複数の電線が束ねられ、初期分岐点から分岐する初期幹線部分と複数の初期枝線部分とを含むワイヤーハーネス本体を準備する工程と、(b)前記複数の前記初期枝線部分に複数の枝線用不織部材をそれぞれ巻付ける工程と、(c)前記初期分岐点を越えて前記複数の前記枝線用不織部材のうち前記初期分岐点側の部分を覆うように、前記初期幹線部分に幹線用不織部材を巻付ける工程と、(d)前記複数の前記枝線用不織部材を前記初期枝線部分に巻付けた状態に維持するように、前記複数の前記枝線用不織部材をホットプレスする工程と、(e)前記初期幹線部分及び前記複数の前記初期枝線部分を一定の分岐形状に維持するように、前記幹線用不織部材をホットプレスする工程とを備える。

0013

第7の態様は、第6の態様に係るワイヤーハーネスの製造方法であって、前記工程(e)において、前記初期幹線部分及び前記複数の前記初期枝線部分を前記初期分岐点で分岐させた一定の分岐形状に維持するように、前記幹線用不織部材をホットプレスする。

0014

第8の態様は、第6の態様に係るワイヤーハーネスの製造方法であって、前記工程(d)において、前記複数の前記枝線用不織部材のうちの少なくとも1つを、前記複数の前記初期枝線部分のうち少なくとも1つを、前記幹線用不織部材から延出する途中部分で曲げた形状に維持するようにホットプレスし、前記工程(e)において、前記幹線用不織部材のうち前記複数の前記枝線用不織部材を覆う部分を、前記複数の前記初期枝線部分のうち前記初期分岐点側の部分を並列状態に維持するようにホットプレスする。

発明の効果

0015

第1の態様によると、複数の初期枝線部分のそれぞれに枝線用不織部材が巻付けられ、前記初期分岐点を越えて前記複数の枝線用不織部材のうち前記初期分岐点側の部分を覆うように、幹線用不織部材が初期幹線部分に巻付けられているため、枝線用不織部材及び幹線用不織部材としては、切込み等がない簡易な形状のものを用いることができる。また、初期幹線部分及び初期枝線部分のそれぞれに対しては、かかる簡易な形状の幹線用不織部材及び枝線用不織部材を簡易に巻付ければよい。そして、初期幹線部分及び複数の前記初期枝線部分を一定の分岐形状に維持するように、複数の枝線用不織部材及び幹線用不織部材をホットプレスして分岐部保護部を形成すれば、その最終形態における分岐部分の形状を維持しつつ当該分岐部分を保護できる。

0016

第2の態様によると、複数の初期枝線部分を広げた状態で、前記幹線用不織部材及び枝線用不織部材をホットプレスすれば、初期幹線部分、複数の初期枝線部分を前記初期分岐点で分岐させた一定の分岐形状に維持することができるため、当該分岐部保護部を容易に加工できる。

0017

第3の態様によると、前記複数の前記初期枝線部分の間で、前記幹線用不織部材同士が接合されているため、複数の初期枝線部分の分岐形状をより確実に維持できる。

0018

第4の態様によると、前記複数の枝線用不織部材のうちの少なくとも1つを、他から大きく曲げた状態に容易に維持することができる。

0019

第5の態様によると、前記幹線用不織部材及び前記複数の前記初期枝線部分のうちの柔軟である部分で、ワイヤーハーネス本体を保護しつつ容易に曲げることができる。

0020

第6の態様によると、複数の初期枝線部分に複数の枝線用不織部材を巻付けら、前記初期分岐点を越えて前記複数の枝線用不織部材のうち前記初期分岐点側の部分を覆うように、初期幹線部分に幹線用不織部材を巻付けるため、枝線用不織部材及び幹線用不織部材としては、切込み等がない簡易な形状のものを用いることができる。また、初期幹線部分及び初期枝線部分のそれぞれに対しては、かかる簡易な形状の幹線用不織部材及び枝線用不織部材を簡易に巻付ければよい。そして、初期幹線部分及び複数の前記初期枝線部分を一定の分岐形状に維持するように、幹線用不織部材をホットプレスすれば、その最終形態における分岐部分の形状を維持しつつ当該分岐部分を保護できる。

0021

第7の態様によると、複数の初期枝線部分を広げた状態で、前記幹線用不織部材をホットプレスすれば、初期幹線部分、複数の初期枝線部分を前記初期分岐点で分岐させた一定の分岐形状に維持することができるため、当該分岐部保護部を容易に加工できる。

0022

第8の態様によると、前記複数の枝線用不織部材のうちの少なくとも1つを、他から大きく曲げた状態に容易に維持することができる。

図面の簡単な説明

0023

実施形態に係るワイヤーハーネスを示す概略平面図である。
図1のII−II線概略断面図である。
複数の初期枝線部分間で幹線用不織部材を接合した変形例を示す図である。
初期枝線部分を部分的に柔軟に加工した変形例を示す図である。
ワイヤーハーネスの製造工程を示す説明図である。
ワイヤーハーネスの製造工程を示す説明図である。
ワイヤーハーネスの製造工程を示す説明図である。
ワイヤーハーネスの製造工程を示す説明図である。
第1変形例に係るワイヤーハーネスを示す概略平面図である。
第2変形例に係るワイヤーハーネスを示す概略平面図である。

実施例

0024

{実施形態}
以下、実施形態に係るワイヤーハーネスについて説明する。図1はワイヤーハーネス10を示す概略平面図であり、図2図1のII−II線概略断面図である。

0025

このワイヤーハーネス10は、ワイヤーハーネス本体12と、分岐部保護部20とを備える。

0026

ワイヤーハーネス本体12は、複数の電線が束ねられた構成とされている。より具体的には、ワイヤーハーネス本体12は、複数の電線が車両等の配設対象箇所の配線形態に応じて分岐しつつ束ねられた構成とされている。ワイヤーハーネス本体12は、光ファイバケーブル等を含んでいてもよい。このワイヤーハーネス本体12は、車両等の配設対象箇所に配設された状態で、車両等に搭載された各種電気機器同士を電気的に接続する配線として用いられる。

0027

このワイヤーハーネス本体12は、分岐部保護部20によって保護されない初期形態において、初期分岐点13と、当該初期分岐点13から分岐する初期幹線部分14及び複数の初期枝線部分16とを含む。

0028

すなわち、ワイヤーハーネス本体12の少なくとも1つの初期分岐点13を含み、かかる初期分岐点から3つ以上の電線束が分岐している。3つ以上の電線束のうちの任意の1つが初期幹線部分14であり、残りの複数の電線束が初期枝線部分16である。3つ以上の電線束のうち最も太径のもの又は電線本数の多いものを初期幹線部分14とし、残りを初期枝線部分16とすることが好ましいが、これは必須ではない。ここでは、初期枝線部分16が2つである例で説明する。

0029

なお、上記初期分岐点13,初期幹線部分14及び初期枝線部分16は、ワイヤーハーネス本体12が分岐部保護部20によって保護される前の状態における各機能部分を意味している。従って、ワイヤーハーネス本体12を分岐部保護部20によって保護した状態の分岐点は、上記初期分岐点13と一致していることもあるし(本実施形態参照)、初期分岐点13に対して異なっていることもあり得る(後述する第1及び第2変形例参照)。

0030

なお、ワイヤーハーネス本体12の上記初期形態は、粘着テープ等によって結束されることで、維持されるようにするとよい。また、本ワイヤーハーネス本体12が上記初期分岐点13等を複数含んでいてもよい。この場合、当該複数の初期分岐点13等の全てが分岐部保護部20によって保護されていてもよいし、その一部が分岐部保護部20によって保護されていてもよい。

0031

分岐部保護部20は、複数の初期枝線部分16のそれぞれに巻付けられた複数の枝線用不織部材26と、初期幹線部分14に巻付けられた幹線用不織部材24とを備える。

0032

枝線用不織部材26及び幹線用不織部材24は、加熱及び加圧工程を経ることにより硬くなり、かつ、相互接合可能な不織材料によって形成されている。

0033

かかる不織材料としては、絡み合う基本繊維と、接着樹脂バインダとも呼ばれる)とを含むものを用いることができる。接着樹脂は、基本繊維の融点よりも低い融点を有する樹脂である。そして、不織材料を、基本繊維の融点よりも低くかつ接着樹脂の融点よりも高い加工温度に加熱することで、接着樹脂が溶融して基本繊維間に染みこむ。この後、不織材料が接着樹脂の融点よりも低い温度になると、基本繊維同士を結合した状態で接着樹脂が固化する。これより、不織材料が加熱前の状態よりも硬くなり、加熱時の成形形状に維持されるようになる。かかる不織材料は、不織布ともいわれる。

0034

接着樹脂は、粒状であっても繊維状であってもよい。芯繊維の外周に接着樹脂層を形成してバインダ繊維を構成し、これを基本繊維と絡み合わせるようにしてもよい。この場合の芯繊維としては、上記基本繊維と同材料のものを用いることができる。

0035

上記基本繊維としては、接着樹脂の融点で繊維状態を保ち得ればよく、樹脂繊維の他、各種繊維を用いることができる。また、接着樹脂としては、基本繊維の融点よりも低い融点を持つ熱可塑性樹脂繊維を用いることができる。基本繊維と接着樹脂の組合わせとしては、基本繊維をPET(ポリエチレンテレフタレート)の樹脂繊維とし、接着樹脂をPETとPEIポリエチレンイソフタレート)の共重合樹脂とした例が挙げられる。この場合、基本繊維の融点は接着樹脂の融点よりも大きく、このため、不織材料をその融点間の温度に加熱すると、接着樹脂が溶融し、溶融せずに繊維状を保つ基本繊維間に染込む。そして、不織材料が接着樹脂の融点よりも低い温度になると、基本繊維同士を結合した状態で接着樹脂が固化し、不織材料は硬くなって加熱時の成形形状を維持する。つまり、上記不織材料を、成型用金型面を有する金型間に挟込み、加熱状態金型に圧を加えることで、不織材料が前記金型面に応じた所定形状に金型成型され、冷却されると、当該金型成型された形状に維持される。また、不織部材の相互接触部分では、溶融した接着樹脂が相手側の部分に染みこんだ後、固化する。これにより、不織部材の相互接触部分同士が接合される。上記加工方法はホットプレスとよばれる。上記分岐部保護部20を製造するより具体的な例については後で説明する。

0036

枝線用不織部材26は、初期枝線部分16に巻付けられる前の状態では、シート状、より具体的には、方形シート状に形成されている。幹線用不織部材24も、初期幹線部分14に巻付けられる前の状態では、シート状、より具体的には、方形シート状に形成されている。枝線用不織部材26及び幹線用不織部材24は、単純な線状の初期枝線部分16又は初期幹線部分14に巻付けることができる形状であればよいため、切込み等が形成されていないものを用いることができる。

0037

枝線用不織部材26は、初期枝線部分16のうち初期分岐点13に近い部分に巻付けられている。枝線用不織部材26は、初期枝線部分16に対してなるべく初期分岐点13に近い部分に巻付けられていることが好ましい。これは必須ではなく、枝線用不織部材26と初期分岐点13との間に隙間が空いていてもよい。枝線用不織部材26は、初期枝線部分16の一部に巻付けられていても、初期枝線部分16の全体に巻付けられていてもよい。複数の初期枝線部分16のそれぞれに巻付けられた複数の枝線用不織部材26のうち初期分岐点13側の端部の位置は揃っていることが好ましいが、これは必須ではない。

0038

幹線用不織部材24は、初期分岐点13を越えて複数の枝線用不織部材26のうち初期分岐点13側の部分を覆うように、初期幹線部分14のうち初期分岐点13に近い部分に巻付けられている。幹線用不織部材24は、初期幹線部分14に対してその一部に巻付けられていても、当該幹線用不織部材24の全体に巻付けられていてもよい。

0039

上記枝線用不織部材26及び幹線用不織部材24の巻付作業を行う際、その巻付作業の開始端となる部分及び終了端となる部分の少なくとも一方に、両面テープ等が貼着され、当該巻付状態を維持することが好ましい。また、幹線用不織部材24と枝線用不織部材26との重ね合せ部分にも両面テープ等が貼着され、当該重ね合せ状態を維持することが好ましい。もっとも、これらの両面テープ等を用いることは必須ではない。

0040

また、上記複数の枝線用不織部材26及び幹線用不織部材24は、初期枝線部分16及び初期幹線部分14を一定の分岐形状に維持するように、ホットプレスされている。

0041

ここでは、幹線用不織部材24及び枝線用不織部材26は、初期幹線部分14及び初期枝線部分16を、上記初期分岐点13で分岐させた一定の分岐形状に維持するようにホットプレスされている。

0042

すなわち、幹線用不織部材24は、枝線用不織部材26のうち初期分岐点13に近い一部を覆っている。そして、幹線用不織部材24のうち複数の前記初期枝線部分16の間を覆う部分を伸すようにして、複数の前記初期枝線部分16を、所定の角度をなすように広げる。この際、複数の前記初期枝線部分16間で、幹線用不織部材24を引きちぎらないようにする必要がある。このため、初期枝線部分16の角度を、なるべく小さい角度、例えば、鋭角に設定することが好ましい。

0043

上記状態で、幹線用不織部材24及び枝線用不織部材26をホットプレスすると、幹線用不織部材24及び枝線用不織部材26は、それぞれ初期幹線部分14又は初期枝線部分16を覆った形状に加工される。また、幹線用不織部材24のうち枝線用不織部材26を覆う部分は、枝線用不織部材26に接合されると共に、当該枝線用不織部材26を覆いかつ初期枝線部分16の延在方向に沿った軸周り円周曲面形状に加工される(図2参照)。これにより、複数の初期枝線部分16が幹線用不織部材24に対して一定の角度をなす状態に維持される。

0044

なお、上記例では、複数の初期枝線部分16間において、当該間の空間を挟む幹線用不織部材24の部分は接合されていない。もっとも、図3に示すように、複数の初期枝線部分16間において、当該間の空間を挟む幹線用不織部材24の部分同士が接合部24Pを介して接合されていてもよい。これにより、複数の初期枝線部分16がなす角度をより確実に一定に維持することができる。

0045

また、上記例では、枝線用不織部材26及び幹線用不織部材24は、直線状に延在する形状に加工されているが、途中で曲る形状に加工されていてよい。

0046

また、上記例では、枝線用不織部材26及び幹線用不織部材24は、その長手方向全体にわたってホットプレスされて硬化しているが、図4に示すように、枝線用不織部材26及び幹線用不織部材24の少なくとも1つの一部が、他の部分よりも柔軟となるように加工されていてもよい。図4では、1つの枝線用不織部材26のうち長手方向中間部分を、他の部分よりも柔軟な部分26Pに加工した例を示している。枝線用不織部材26及び幹線用不織部材24の一部を柔軟となるように加工することは、ホットプレスする際に、当該部分に対する温度又は加圧力をその他の部分よりも小さくすること等により実現できる。

0047

これにより、幹線用不織部材24及び複数の枝線用不織部材26のうち上記のように柔軟に加工された部分で、ワイヤーハーネス本体12を保護しつつ容易に曲げて配索作業等を行うことができる。

0048

上記ワイヤーハーネス10の製造方法例について説明する。

0049

まず、図5に示すように、複数の電線を所定の配線形態で束ねて、ワイヤーハーネス本体12を準備する。

0050

次に、図6に示すように、複数の初期枝線部分16に、複数の枝線用不織部材26をそれぞれ巻付ける。この際、線状の初期枝線部分16に枝線用不織部材26を巻付ければよいため、枝線用不織部材26としては切れ目等がない単純な方形シート状のものを用いることができるし、また、その巻付作業も容易に行える。

0051

そして、図7に示すように、初期枝線部分16を越えて複数の枝線用不織部材26のうち初期分岐点13側の部分を覆うように、初期幹線部分14に幹線用不織部材24を巻付けることができる。この際、幹線用不織部材24は、直線状の初期幹線部分14と、複数の枝線用不織部材26のうち初期分岐点13に近い部分を覆えばよいので、枝線用不織部材26としては切れ目等がない単純な方形シート状のものを用いることができる。また、当該方形シート状の幹線用不織部材24を、その両側部の位置を揃えつつ、直線状の初期幹線部分14と、複数の枝線用不織部材26のうち初期分岐点13に近い部分に単純に巻付けていけばよいので、当該巻付作業も容易に行える。

0052

次に,図8に示すように、初期幹線部分14及び複数の初期枝線部分16を一定の分岐形状に維持するように、複数の枝線用不織部材26及び幹線用不織部材24をホットプレスする。この際、上記したように、初期幹線部分14及び複数の初期枝線部分16を、前記初期分岐点13で分岐させた一定の分岐形状で維持するように、幹線用不織部材24をホットプレスする。これにより、分岐部保護部20が形成される。

0053

なお、ここでは、複数の枝線用不織部材26に対するホットプレスと、幹線用不織部材24に対するホットプレスとが同時に行われる例で説明するが、これらは別々に行われてもよい。例えば、複数の枝線用不織部材26を、初期枝線部分16に巻付けた状態に維持するように、当該複数の枝線用不織部材26をホットプレスする工程の後に、初期幹線部分14及び複数の初期枝線部分16を一定の分岐形状に維持するように、幹線用不織部材24をホットプレスする工程が実施されてもよい。

0054

ここで、上記分岐部保護部20を形成するための成形型40の一例について説明する。成形型40は、下型50と、上型60とを有している。

0055

下型50は、熱伝導性に優れた金属等により形成された長尺部材であり、その一主面(上面)に下型面52が形成されている。下型面52は、概略的には、上記幹線用不織部材24を成型するための凹溝状部分に対して、複数の枝線用不織部材26を成型するための複数の凹溝状部分がY字状に連続する形状に形成されている。

0056

上型60は、熱伝導性に優れた金属等により形成された長尺部材であり、その一主面(下面)に上型面62が形成されている。すなわち、上型60の下部に、上記下型面52と同様の延在方向にてY字状に突出する突出部61が形成され、当該突出部61に浅い半円溝状の上型面62が形成されている。

0057

なお、上記下型50及び上型60には、加熱装置としてのヒータ70が設けられる。ヒータ70は、下型面52及び上金面62を、基本繊維の融点よりも低くかつ接着樹脂の融点よりも高い温度に加熱するものである。本ヒータ70は、下型50及び上型60内に埋設されたものであってもよいし、下型50及び上型60の外面に熱伝達可能な態様で取付けられたものであってもよい。

0058

また、上型60は、下型50に対して接近及び離間移動可能に配設支持されており、上型60が下型50に最接近した状態で、下型面52に対向して上型面62が配置され、下型面52と上型面62との間にY字状の空間が形成される。そして、下型面52と上型面62との間で、幹線用不織部材24及び枝線用不織部材26を加熱及び加圧することによって、当該幹線用不織部材24及び枝線用不織部材26が下型面52と上型面62との形状に応じた形状に成型されるようになっている。

0059

この成形型40を用いた分岐部保護部20の形成方法について説明する。

0060

まず、下型面52内に、初期幹線部分14を覆う幹線用不織部材24と、各初期枝線部分16を覆う枝線用不織部材26を配設する。この後、下型50及び上型60を加熱した状態で、下型50及び上型60を近接移動させ、両者間に圧を加える。すると、下型面52と上型面62との間で、幹線用不織部材24及び各枝線用不織部材26が加熱及び加圧される。これにより、幹線用不織部材24及び枝線用不織部材26がそれぞれ初期幹線部分14又は初期枝線部分16を覆った形状に成型される。また、幹線用不織部材24のうち枝線用不織部材26を覆う部分は、枝線用不織部材26に接合されると共に、当該枝線用不織部材26を覆った曲面形状に成型される。こうして、幹線用不織部材24及び各枝線用不織部材26が、初期分岐点13、初期幹線部分14の少なくとも一部及び複数の初期枝線部分16の少なくとも一部を覆い、かつ、初期分岐点13から初期幹線部分14及び複数の初期枝線部分16が分岐して延出する形状に維持した状態に成型される。

0061

この後、下型50及び上型60を離間移動させ、両者間から金型成型された分岐部保護部20部分を取出すと、ワイヤーハーネス10が得られる。加熱及び加圧後の冷却は、下型50と上型60との間に存在する状態で行われてもよいし、それらの間から取出された状態で行われてもよい。

0062

以上のように構成されたワイヤーハーネス10によると、複数の初期枝線部分16のそれぞれに枝線用不織部材26が巻付けられ、初期枝線部分16を越えて複数の枝線用不織部材26のうち初期分岐点13側の部分を覆うように、初期幹線部分14に幹線用不織部材24が巻付けられているため、枝線用不織部材26及び幹線用不織部材24としては、切込み等がない簡易な形状のものを用いることができる。また、初期幹線部分14及び初期枝線部分16にそれぞれに対しては、かかる簡易な形状の枝線用不織部材26及び幹線用不織部材24を巻付ければよい。そして、初期幹線部分14及び複数の初期枝線部分16を一定の分岐形状に維持するように、複数の枝線用不織部材26及び幹線用不織部材24をホットプレスして分岐部保護部20を形成すればよい。このため、その最終形態における分岐部分の形状を維持しつつ、当該分岐部分を保護できる。

0063

特に、幹線用不織部材24及び複数の枝線用不織部材26は、初期幹線部分14及び複数の初期枝線部分16を、初期分岐点13で分岐させた一定の分岐形状に維持するようにホットプレスされているため、複数の初期枝線部分16を広げた状態で幹線用不織部材24をホットプレスすれば、初期幹線部分14及び複数の初期枝線部分16を前記分岐形状に維持することができ、分岐部保護部20を容易に加工できる。

0064

{変形例}
上記実施形態では、ワイヤーハーネス本体12の初期分岐点13が、ワイヤーハーネス10の最終形態における分岐点と一致する例で説明したが、必ずしもその必要はない。

0065

図9に示す第1変形例に係るワイヤーハーネス110は、幹線用不織部材24に対応する幹線用不織部材124と、枝線用不織部材26に対応する枝線用不織部材126とを備える。

0066

幹線用不織部材124は、上記実施形態と同様に、複数の枝線用不織部材126のうち初期分岐点13側の部分を覆っている。そして、幹線用不織部材124のうち複数の枝線用不織部材126を覆う部分が複数の枝線用不織部材126のうち初期分岐点13側の部分を並列状態に維持するようにホットプレスされている。

0067

また、複数の枝線用不織部材126のうちの少なくとも1つが、複数の初期枝線部分16のうちの少なくとも1つを、幹線用不織部材124から延出する途中部分で曲げた状態に維持するようにホットプレスされている。

0068

ここでは、2つの初期枝線部分16を幹線用不織部材124から延出した付け根部分でV字状に外方に開いた状態とするように、2つの枝線用不織部材126がホットプレスされている。

0069

上記ワイヤーハーネス110は、例えば、上記実施形態におけるホットプレス作業工程において、幹線用不織部材124のうち複数の枝線用不織部材126を覆う部分を、複数の初期枝線部分16のうち初期分岐点13側の部分を並列状態に維持するようにホットプレスすると共に、複数の枝線用不織部材26のうちの少なくとも1つを、上記のように途中で曲げた状態にホットプレスすることで、製造することができる。なお、枝線用不織部材126に対するホットプレスは、幹線用不織部材124に対するホットプレスよりも前に行われていてもよい。この場合、枝線用不織部材126をホットプレスする際に、上記所定箇所を曲げた状態に加工するようにホットプレスすればよい。

0070

上記ワイヤーハーネス110の最終形態では、分岐点113は、上記初期分岐点13から幹線用不織部材124の端部外側位置に設けられる。従って、当該ワイヤーハーネス110は、当該分岐点113を中心に、複数方向に分岐線が延出する形態となる。

0071

図10に示す第2変形例に係るワイヤーハーネス210は、幹線用不織部材24に対応する幹線用不織部材224と、枝線用不織部材26に対応する枝線用不織部材226とを備える。

0072

幹線用不織部材224は、上記実施形態と同様に、複数の枝線用不織部材226のうち初期分岐点13側の部分を覆っている。そして、幹線用不織部材224のうち複数の枝線用不織部材226を覆う部分が複数の枝線用不織部材226のうち初期分岐点13側の部分を並列状態に維持するようにホットプレスされている。

0073

また、複数の枝線用不織部材226のうちの少なくとも1つが、複数の初期枝線部分16のうちの少なくとも1つを、幹線用不織部材224から延出する途中部分で曲げた状態に維持するようにホットプレスされている。

0074

ここでは、1つの初期枝線部分16を幹線用不織部材224から延出した付け根部分でL字状に曲げた状態とするように、1つの枝線用不織部材226がホットプレスされている。

0075

上記枝線用不織部材226及び幹線用不織部材224のホットプレスは、上記第1変形例で説明したのと同様の方法にて行うことができる。

0076

このワイヤーハーネス210の最終形態では、分岐点213は、上記初期分岐点13から幹線用不織部材224の端部外側に離れた位置に設けられる。従って、当該ワイヤーハーネス210は、当該分岐点213を中心に、T字状に分岐する形態となる。

0077

第1及び第2変形例では、少なくとも1つの枝線用不織部材126(又は226)が、幹線用不織部材124(又は224)から延出した箇所で曲げられている。このため、容易に比較的大きい角度で開いた状態とすることができる。すなわち、第1及び第2変形例は、複数の初期枝線部分16のうちの少なくとも1つを、他から大きく広げるように(直角に近い角度又は鈍角等)曲げた状態に加工するのに適して構成であるといえる。

0078

勿論、これらの変形例においても、幹線用不織部材124、224及び複数の枝線用不織部材126、226の少なくとも一部が他の部分よりも柔軟な状態に加工されていてもよい。

0079

以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。

0080

10、110、210ワイヤーハーネス
12 ワイヤーハーネス本体
13初期分岐点
14 初期幹線部分
16 初期枝線部分
20分岐部保護部
24、124、224 幹線用不織部材
24P接合部
26、126、226 枝線用不織部材
26P 柔軟な部分
113、213 分岐点

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