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技術 長期着用のための補聴装置

出願人 スターキーラボラトリーズインコーポレイテッド
発明者 ヒギンズシドニーエイシュローダーアーロンジョン
出願日 2011年10月7日 (7年2ヶ月経過) 出願番号 2013-532978
公開日 2013年12月26日 (4年11ヶ月経過) 公開番号 2013-546231
状態 特許登録済
技術分野 補聴器 眼耳の治療、感覚置換
主要キーワード 軟質ゴム材料 コア軸線 標準取付 位置合わせリブ 請求項並び 半径方向ポート 機械的カップリング 正接点
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2013年12月26日)のものです。
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図面 (20)

課題・解決手段

補聴器キットは、標準取付け部を有する完全外耳道内CIC)補聴器と、補聴器ツールセットを含む。CIC補聴器は、長期間の使用を目的とし、スリーブの中に挿入されたコアモジュールを含む。コアモジュール及びスリーブは各々、全体寸法を最小にし、挿入、取外し、及び清掃を容易にし、音の伝達を強化する種々の特徴部を含む。ツールセットは、単一部品保管されたり携帯されたりするように構成され、CIC補聴器の調整及び清掃を可能にする。異なるスリーブを使用して、開放取付け部及び閉塞耳取付け部が可能である。

概要

背景

補聴器は、増幅した音を外耳道に伝達することによって、患者が患っている聴力障害補助するのに使用される。1つの実施例では、補聴器は、患者のの内部及び/又は周囲に着用される。患者にとって、自分の補聴器がほとんど又はまったく見えず、毎日の活動を邪魔せず、また、メンテナンス蓄積した耳垢を除去することなど)が容易であることが好ましい。しかしながら、各患者の解剖学差異及び聴覚学的差違に起因して、各補聴器は、耳に固着されて患者の聴覚機能が適切に回復するように熟練専門家によってカスタマイズされることが必要である場合がある。

1つの手法は、患者の外耳道に装置を一致させるカスタム取付け手順を実施することである。これは通常、耳用の型を使用して実施され、患者の耳用の型を用いて装置を成形する。この手順は、型どりをした後、装置を患者にフィットさせるために複数回の患者の訪問を必要とする。型どりの必要がない他の標準取付け装置を利用してもよいが、このような装置(例えば、レシーバ外耳道内にある装置)は、通常、他者から見えることになる。

概要

補聴器キットは、標準取付け部を有する完全外耳道内(CIC)補聴器と、補聴器ツールセットを含む。CIC補聴器は、長期間の使用を目的とし、スリーブの中に挿入されたコアモジュールを含む。コアモジュール及びスリーブは各々、全体寸法を最小にし、挿入、取外し、及び清掃を容易にし、音の伝達を強化する種々の特徴部を含む。ツールセットは、単一部品保管されたり携帯されたりするように構成され、CIC補聴器の調整及び清掃を可能にする。異なるスリーブを使用して、開放耳取付け部及び閉塞耳取付け部が可能である。

目的

1つの手法は、患者の外耳道に装置を一致させるカスタム取付け手順を実施することである

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

外耳道内で使用する補聴器であって、補聴器回路と、前記補聴器回路を収容するケースと、を有し、前記補聴器回路は、マイクロホン方向を有するマイクロホンと、レシーバ方向を有するレシーバと、前記マイクロホンと前記レシーバとの間に結合されたプロセッサ回路とを含み、前記ケースは、連続壁構造体であるベース構造体を含み、前記ベース構造体は、少なくとも前記マイクロホンを収容する後部と、少なくとも前記レシーバを収容する前部と、電池を保持するように構成された中間部を有し、前記マイクロホン方向は、前記マイクロホンが前記後部に収容され且つ前記レシーバが前記前部に収容されたとき、前記レシーバ方向に対してほぼ垂直である、補聴器。

請求項2

前記ベース構造体の中間部は、電池を保持するように構成された電池クレードルを含み、前記電池クレードルは、電池を前記ケースの外に出すことを可能にする低輪郭の壁を有する、請求項1に記載の補聴器。

請求項3

前記補聴器回路は、前記電池が適切な向きで挿入されたことの確認のための触感スナップを含む、請求項2に記載の補聴器。

請求項4

前記ベース構造体の後部は、第1の開口を有し、前記ベース構造体の前部は、第2の開口を有し、前記第1の開口及び前記第2の開口は、互いに対してほぼ垂直である平面上に位置する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の補聴器。

請求項5

前記ケースは、前記第2の開口を覆うように前記ベース構造体の前部に接合されたレシーバ用蓋を含み、前記レシーバ用蓋は、レシーバポートを含む、請求項4に記載の補聴器。

請求項6

前記ケースは、前記第1の開口を覆うように前記ベース構造体に結合された端部キャップと、前記端部キャップ上に着座するスナップキャップと、前記端部キャップと前記スナップキャップの間に形成されたスリットと、を含み、前記スリットは、音及び空気の入口ポートとして機能する、請求項4又は5に記載の補聴器。

請求項7

前記ケースは、耳垢収集するために前記スナップキャップと前記端部キャップとの間に且つ前記スリットに隣接して形成された収集チャンバを含む、請求項6に記載の補聴器。

請求項8

前記端部キャップは、音及び空気を通過させる複数の半径方向ポートを含むネックリングを有する、請求項6又は7に記載の補聴器。

請求項9

さらに、1つ又は2つ以上のフィルタを含むフィルタセットを有し、前記フィルタの各々は、音及び空気が前記フィルタセットの周囲を通過することを可能にするさメッシュを有し、前記ネックリングは、前記フィルタセットを収容するように寸法決めされる、請求項8に記載の補聴器。

請求項10

前記マイクロホンは、シリコーン及びリッツ線を使用して前記ケースの後部に結合される、請求項1〜9の何れか1項に記載の補聴器。

請求項11

さらに、前記マイクロホンと、デジタル信号プロセッサ(DSP)を含む前記プロセッサ回路の少なくとも一部とを含むマイクロホンプロセッサモジュールと、少なくとも前記レシーバを含むレシーバモジュールと、を有し、前記ベース構造体の後部は、前記マイクロホンプロセッサモジュールを収容するマイクロホンDSPコンパートメントであり、前記ベース構造体の前部は、前記レシーバモジュールを収容するレシーバコンパートメントである、請求項1に記載の補聴器。

請求項12

前記マイクロホンDSPコンパートメントは、前記マイクロホンプロセッサモジュールを収容する形状を有する後部キャビティを含み、前記後部キャビティは、前記マイクロホンプロセッサモジュールを適所スライドさせる成形ガイドを有する、請求項11に記載の補聴器。

請求項13

前記マイクロホンDSPコンパートメントは、第1の外面を有し、前記レシーバコンパートメントは、第2の外面を有し、前記電池コンパートメントは、電池クレードルを含み、前記電池クレードルは、前記第1の外面の一部及び第2の外面の一部である2つの実質的に平行な壁の間に結合される、請求項12に記載の補聴器。

請求項14

前記ケースは、射出成形され、プラスチック材料で作られる、請求項1〜13の何れか1項に記載の補聴器。

請求項15

さらに、前記ケースの主要部分を収容するように構成されたスリーブを有する、請求項1〜14の何れか1項に記載の補聴器。

請求項16

外耳道内で使用する補聴器であって、レシーバを含む補聴器回路と、前記補聴器回路を収容するハウジングとを、含むコアモジュールと、前記コアモジュールの少なくとも一部を収容するように構成された軟質のスリーブと、を有し、前記スリーブは、壁と、前記壁に設けられたレシーバポートを含み、前記レシーバポートは、前記レシーバからの音の伝達を行い、複数のブーメランポートを有する、補聴器。

請求項17

前記スリーブの前記壁は、内面を有し、前記内面は、前記コアモジュールを前記スリーブに埋込まれたままにする保持リブを含む、請求項16に記載の補聴器。

請求項18

前記ケースは、外面を有し、前記外面は、前記ケースと前記スリーブの間の音及び環境シールを形成する隆起リブを有する、請求項16又は17に記載の補聴器。

請求項19

前記スリーブは、ハンドルを有する取外しストランドを含み、取外しストランドは、前記ハンドルを引くことによって前記補聴器を外耳道から取出すことを可能にする、請求項16〜18の何れか1項に記載の補聴器。

請求項20

前記ハンドルは隆起球状部を含む、請求項19に記載の補聴器。

請求項21

前記スリーブは、前記外耳道の閉塞を行うように構成されたフランジを含む、請求項16〜20の何れか1項に記載の補聴器。

請求項22

前記スリーブは、前記補聴器を外耳道内に固着させるように構成されたアンカーを含む、請求項16〜20の何れか1項に記載の補聴器。

請求項23

前記スリーブは、液体射出成形され、シリコンゴムで作られる、請求項16〜22の何れか1項に記載の補聴器。

請求項24

前記コアモジュールを前記スリーブに挿入したとき、前記コアモジュール及び前記スリーブは同軸である、請求項16〜23の何れか1項に記載の補聴器。

請求項26

着用者の外耳道に深く挿入するための補聴器を準備する方法であって、補聴器回路を収容するケースを含むコアモジュールを準備するステップと、前記着用者の外耳道の寸法に応じた選択のために異なる寸法を有するスリーブを準備するステップと、を有し、前記スリーブの各々は、前記コアモジュールの少なくとも一部を収容するように構成されさらに、前記複数のスリーブからスリーブを選択するステップと、前記選択したスリーブに前記コアモジュールを挿入するステップと、を有する方法。

請求項27

前記複数のスリーブを準備するステップは、着用者の外耳道を閉塞させることなしに、前記補聴器を着用者の外耳道内に固着させるアンカーを含むスリーブを準備するステップを含む、請求項26に記載の方法。

請求項28

前記複数のスリーブを準備するステップは、着用者の外耳道を閉塞させるフランジを有するスリーブを準備するステップを含む、請求項26に記載の方法。

請求項29

前記スリーブの各々は、前記補聴器回路のレシーバからの音の伝達のための複数のブーメランポートを含む前端部有する、請求項26〜28の何れか1項に記載の方法。

請求項30

前記複数のスリーブの各々は、ハンドルを含む取外しストランドを有し、前記取外しストランドは、前記ハンドルを引くことによって前記補聴器を着用者から取外すことを可能にする、請求項16〜29の何れか1項に記載の方法。

請求項31

外耳道内で使用する補聴器であって、コア軸線を有するコアモジュールと、前記コアモジュールの少なくとも一部を収容するように構成されたスリーブと、を有し、前記コアモジュールは、レシーバ方向を有するレシーバを含む補聴器回路と、前記レシーバ方向が前記コア軸線に対してほぼ垂直であるように前記補聴器回路を収容し且つ外面を有するケースと、前記レシーバへの音のアクセスを行うように前記ケースに設けられた第1のレシーバポートと、前記外面に形成され且つ前記第1のレシーバポートに結合された音響チャンネルと、を有し、前記スリーブは、壁と、前記壁に設けらたれ第2のレシーバポートと、を有し、前記第2のレシーバポートは、前記コアモジュールの少なくとも一部が前記スリーブ内に配置されたとき、前記第1のレシーバポートから離れており、前記音響チャンネルを介して前記第1のレシーバポートに音響的に結合される、補聴器。

請求項32

前記音響チャンネルは、前記第1のレシーバポートのところの第1の端部と、前記コア軸線上の第2の端部を含む、請求項31に記載の補聴器。

請求項33

前記音響チャンネルは、所望の音響帯域幅によって決められた長さを有する、請求項31又は32に記載の補聴器。

請求項34

前記スリーブは、スリーブ軸線を有し、前記コアモジュールの少なくとも一部が前記スリーブ内に配置されるとき、前記コアモジュール及び前記スリーブはほぼ同軸である、請求項31〜33の何れか1項に記載の補聴器。

請求項35

前記ケースが、連続壁構造体であるベース構造体と、レシーバ用蓋とを含み、前記ベース構造体は、前部と、後部と、前記前部と前記後部の間に結合された中間部とを含み、前記前部は、少なくとも前記レシーバを収容するように形状決めされた前部キャビティと、前記前部キャビティを露出させる前部キャビティ開口とを含み、前記レシーバ用蓋は、前記キャビティ開口を覆うように前記ベース構造体の前部に結合され且つレシーバポートを有する、請求項31〜34の何れか1項に記載の補聴器。

請求項36

前記ベース構造体は、外面を有し、前記音響チャンネルは、前記レシーバ用蓋の外面及び前記レシーバの外面に形成される、請求項35に記載の補聴器。

請求項37

前記補聴器回路は、マイクロホン方向を有するマイクロホンを含み、前記ベース構造体の後部は、前記マイクロホン方向が前記レシーバ方向に対してほぼ垂直であるように前記マイクロホンを収容するように構成される、請求項35又は36に記載の補聴器。

請求項38

前記第2のレシーバポートは、複数のブーメランポートを含む、請求項31〜37の何れか1項に記載の補聴器。

請求項39

前記スリーブは、外耳道の閉塞を行うように構成されたフランジを含む、請求項31〜38の何れか1項に記載の補聴器。

請求項40

前記スリーブは、前記補聴器を外耳道内に固着させるように構成されたアンカーを含む、請求項31〜38の何れか1項に記載の補聴器。

請求項41

外耳道内で使用する補聴器であって、主軸線と、コアモジュールと、を有し、前記コアモジュールは、外面と、補聴器回路と、第1のレシーバポートと、音響チャンネルと、を有し、前記外面は、後端面と、前端面と、側面を含み、前記後端面及び前記前端面は各々、前記主軸線上にほぼ芯出しされ、前記側面は、前記後端面と前記前端面の間に結合され、前記補聴器回路は、マイクロホンと、レシーバと、前記マイクロホンと前記レシーバとの間に結合されたプロセッサ回路とを含み、前記第1のレシーバポートは、前記レシーバへの音響アクセスを可能にするために前記側面に設けられ、前記音響チャンネルは、前記外面に形成され、前記第1のレシーバポートのところの第1の端部と、前記主軸線上の第2の端部とを含み、さらに、前記コアモジュールの少なくとも一部を収容するように構成されたスリーブを有し、前記スリーブは、壁と、前記壁に設けられた第2のレシーバポートとを含み、前記第2のレシーバポートは、前記コアモジュールの少なくとも一部が前記スリーブ内に配置されたとき、前記第1のレシーバポートから離れており、前記音響チャンネルを介して前記第1のレシーバポートに音響的に結合される、補聴器。

請求項42

前記マイクロホンは、マイクロホン方向を有し、前記レシーバは、レシーバ方向を有し、前記マイクロホン方向は、前記レシーバ方向に対してほぼ垂直である、請求項41に記載の補聴器。

請求項43

前記コアモジュールの少なくとも一部が前記スリーブ内に配置されたとき、前記コアモジュールは、前記主軸線の周りで前記スリーブとほぼ同軸である、請求項41又は42に記載の補聴器。

請求項44

前記音響チャンネルは、所望の音響帯域幅によって決められた長さを有する、請求項41〜43の何れか1項に記載の補聴器。

請求項45

前記第2のレシーバポートは、複数のブーメランポートを含む、請求項41〜44の何れか1項に記載の補聴器。

技術分野

0001

本出願は、2010年10月8日に出願された米国仮特許出願番号61/391,521、2010年12月30日に出願された米国仮特許出願番号12/982,181、2010年12月30日に出願された米国仮特許出願番号12/982,215、及び2010年12月30日に出願された米国仮特許出願番号12/982,267の優先権を主張し、これら特許出願全体を本明細書に援用する。

0002

本明細書は、概略的には、補聴システムに関し、より詳細には、標準取付け部を有する完全外耳道内補聴器を含む補聴器組立体に関する。

背景技術

0003

補聴器は、増幅した音を外耳道に伝達することによって、患者が患っている聴力障害補助するのに使用される。1つの実施例では、補聴器は、患者のの内部及び/又は周囲に着用される。患者にとって、自分の補聴器がほとんど又はまったく見えず、毎日の活動を邪魔せず、また、メンテナンス蓄積した耳垢を除去することなど)が容易であることが好ましい。しかしながら、各患者の解剖学差異及び聴覚学的差違に起因して、各補聴器は、耳に固着されて患者の聴覚機能が適切に回復するように熟練専門家によってカスタマイズされることが必要である場合がある。

0004

1つの手法は、患者の外耳道に装置を一致させるカスタム取付け手順を実施することである。これは通常、耳用の型を使用して実施され、患者の耳用の型を用いて装置を成形する。この手順は、型どりをした後、装置を患者にフィットさせるために複数回の患者の訪問を必要とする。型どりの必要がない他の標準取付け装置を利用してもよいが、このような装置(例えば、レシーバが外耳道内にある装置)は、通常、他者から見えることになる。

発明が解決しようとする課題

0005

従って、補聴器における寸法、聴覚専門家への訪問、及びメンテナンス要件を軽減する必要性がある。

課題を解決するための手段

0006

補聴器キットは、標準取付け部を有する完全外耳道内(CIC)補聴器と、補聴器ツールセットとを含む。CIC補聴器は、長期間の使用を目的とし、スリーブに挿入されるコアモジュールを含む。コアモジュール及びスリーブは各々、全体サイズを最小にし、挿入、取外し、及び清掃を容易にし、音の伝達を強化する種々の特徴を含む。補聴器ツールセットは、本発明の補聴器を着用するユーザが携帯したり保管したりすることを容易にするように設計される。1つの実施形態では、マイクロホン及びレシーバの方向は、補聴器の全長及び振動を低減するために互いに対してほぼ垂直であり、マイクロホンは、外耳道の開口を指す方向を有する。別の実施例では、増幅された音は、コアモジュールのレシーバポート及びスリーブを介し外耳道に伝達され、レシーバポート及びスリーブは、互いから離れ、音響帯域幅を増大させる音響チャンネルを介して接続される。別の実施例では、補聴器ツールセットは、本発明の補聴器の調整及び清掃を可能にする単一部品で保管され且つ携帯されるように構成される。

0007

1つの実施形態では、補聴器は、補聴器回路及びケースを含む。補聴器回路は、マイクロホンと、レシーバと、マイクロホンとレシーバの間に結合されたプロセッサ回路とを含む。ケースは、補聴器回路を収容し且つベース構造体を含む。ベース構造体は、後部、前部、及び中間部を含む連続した壁構造体である。後部は、少なくとも1つのマイクロホンを収容し、第1の開口を有する。前部は、レシーバを収容し、第2の開口を有する。中間部は、電池を保持するように構成される。第1の開口及び第2の開口は、互いに対してほぼ垂直な平面上にある。

0008

1つの実施形態では、補聴器は、マイクロホンプロセッサモジュールと、レシーバモジュールと、ケースとを含む。マイクロホンプロセッサモジュールは、マイクロホンと、デジタル信号プロセッサ(DSP)を有するプロセッサ回路の少なくとも一部とを含む。レシーバモジュールは、少なくとも1つのレシーバを含む。ケースは、マイクロホンを有する連続した壁構造体であるベース構造体と、マイクロホンプロセッサモジュールを収容するDSPコンパートメントと、レシーバモジュールを収容するレシーバコンパートメントと、マイクロホンDSPコンパートメントとレシーバコンパートメントとの間に結合された電池コンパートメントと、を含む。

0009

1つの実施形態では、補聴器は、コアモジュールと軟質スリーブとを含む。コアモジュールは、補聴器回路と、補聴器回路を収容するケースとを含む。補聴器回路は、レシーバを含む。軟質スリーブは、コアモジュールの少なくとも一部分を収容する。スリーブは、壁と、壁に設けられたレシーバとを含む。レシーバポートは、レシーバから音の伝達を可能にし、複数のブーメランポートを含む。

0010

1つの実施形態では、補聴器は、コアモジュール及びスリーブを含む。コアモジュールは、補聴器回路、補聴器回路を収容するケースを含む。補聴器回路は、レシーバを含む。スリーブは、コアモジュールの少なくとも一部分を収容するように構成される。スリーブは、前端部と、その反対側の開放後端部と、壁とを含む。前端部は、レシーバからの音を伝達するための音用のスリット又は孔を含む。後端部は、スリーブにコアモジュールを挿入できるようにする開口を含む。壁は、コアモジュールをスリーブ内に埋込まれたままにするための保持リブを含む内面を有する。

0011

1つの実施形態では、着用者の外耳道に深く挿入するための補聴器を提供する方法が提供される。補聴器回路を含むコアモジュールを準備する。複数のスリーブを準備する。スリーブは、異なる寸法を有し、スリーブの各々は、コアモジュールの少なくとも一部を収容するように構成される。スリーブは、着用者の外耳道の寸法に応じて、複数のスリーブから選択される。コアモジュールは、選択されたスリーブに挿入される。

0012

この概要は、本発明の教示の一部の要約であり、本発明の排他的又は網羅的な扱いを意図するものではない。本発明の更なる詳細は、以下の詳細な説明及び請求の範囲において明らかになる。本発明の範囲は、請求の範囲及びその法的均等物によって定義される。

図面の簡単な説明

0013

補聴器及び補聴器が使用される環境の一部の1つの実施形態の図である。
補聴器キットの1つの実施形態の図である。
補聴器のスリーブの種々の実施形態の図である。
コアモジュール及びスリーブを示す補聴器の1つの実施形態の図である。
コアモジュール内に収容された補聴器回路の1つの実施形態を示すブロック図である。
補聴器の構成要素の組立の1つの実施形態を示す組立図である。
マイクロホンプロセッサモジュールの1つの実施形態の図である。
マイクロホンプロセッサモジュールの1つの実施形態の図である。
コアモジュールのケースの構成要素の組立の1つの実施形態の組立図である。
コアモジュール及び電池の1つの実施形態の図である。
コアモジュールの後部の1つの実施形態の断面図である。
レシーバポート及び音響チャンネルを示すコアモジュールの1つの実施形態の図である。
スリーブの1つの実施形態の断面図である。
レシーバポートを示すスリーブの1つの実施形態の図である。
補聴器の前部の1つの実施形態の断面図である。
使用のために組立てられた補聴器の1つの実施形態の断面図である。
使用のために組立てられた補聴器の1つの実施形態の図である。
ワンドシールド内に挿入された磁石ワンドを示す補聴器ツールセットの1つの実施形態の図である。
ワンドシールドから分離された磁石ワンドを示す補聴器ツールセットの1つの実施形態の図である。
組込み式清掃ツールを含む磁石ワンドの1つの実施形態の図である。
電池取出しツールとしてワンドシールドを使用する1つの実施形態の図である。

実施例

0014

本発明の以下の詳細な説明は、本発明を実施できる特定の態様及び実施形態を例証として示す添付図面における主題に関するものである。これらの実施形態は、当業者が本発明を実施できるように十分に詳細に記載されている。本開示における「ある」、「1つの」、又は「種々の」実施形態に対する言及は、必ずしも同じ実施形態ではなく、このような表現は、1つよりも多い実施形態を企図している。以下の詳細な説明は、例証であり、限定の意味とみなすべきではない。本発明の範囲は、添付の請求項並びに請求項が権利を与えられる均等物の全範囲によって定義される。

0015

本明細書は、標準取付け部を有する完全外耳道内補聴器を含む補聴システムと、メンテナンス及び調整を容易にするため補聴器を着用する患者に提供されるツールセットとに関して考察する。本発明の補聴器は、外耳道内に深く挿入され、外耳道内で長期間使用することを可能にし、コアモジュールと、使用の前にコアモジュールのかなりの部分が挿入されるスリーブとを含む。後で詳細に考察するように、補聴器の全体サイズを最小にし、挿入、取外し、及び清掃を容易にし、音の伝達を強化するために、コアモジュール及びスリーブの各々に種々の特徴要素が設けられている。

0016

図1は、補聴器10並びに補聴器10が使用される環境の一部の実施形態の図である。補聴器10は、外耳道内に適切に挿入された後の可視性を低減した標準取付け部を有するCIC補聴器である。図示のように、耳1は、耳介2及び外耳道3を含み、補聴器が外耳道3内に置かれる。1つの実施形態では、補聴器10は、外耳道3の開口5を過ぎて第1の曲がり部4又はその少し先に配置するように形状決めされる。

0017

補聴器10は、後端部102と前端部104とを有する。前端部104は、その使用目的のため挿入されたときに最初に外耳道3に侵入する。1つの実施形態では、補聴器10は、挿入を容易にするために、前端部104が後端部102よりも小さくなる(例えば、より小さな直径を有する)ようにテーパしている。

0018

図2は、補聴器10及び補聴器ツールセット20を含む補聴器キットの1つの実施形態の図である。補聴器10は、コアモジュール14と、コアモジュール14内に配置される電池16と、(電池16が挿入された)コアモジュール14の少なくとも一部を収容するように形状決めされたスリーブ18と、を含む。1つの実施形態では、スリーブ18は、(電池16を備えた)コアモジュール14のかなりの部分を挿入できるように寸法決めされる。1つの実施形態では、スリーブ18は、図3に示すように、(電池16を備えた)コアモジュール14のほぼ全体を挿入できるように寸法決めされ、スリーブ18Aは、後で考察するように、スリーブ18の1つの実施形態である。

0019

補聴器ツールセット20は、磁石ワンド22と、ワンドシールド24とを含む。磁石ワンド22により、着用者が補聴器10をオンオフすることを可能にする。1つの実施形態では、磁石ワンド22により更に、着用者が種々の設定を一巡させることを可能にする。種々の実施形態では、ワンドは、音量設定を一巡させるように構成される。種々の実施形態では、ワンドは、パラメータ選択を一巡させるように構成される。種々の実施形態では、パラメータは、限定するわけではないが、音量周波数ベースフィルタリング音響フィードバックキャンセルモードノイズ管理モード、又はこれらの組合せを含む。磁石ワンド20は、非使用時、ワンドシールド24内に部分的に挿入され、補聴器ツールセット20が、保管及び携帯の目的で単一部品になる。他のワンドパッケージング及び構成も本発明の範囲から逸脱することなしに実施可能である。

0020

図3は、スリーブ18の種々の実施形態の図である。図示のスリーブ18の実施例は、限定ではないが、スリーブ18A〜Dを含む。スリーブ18A〜Cは、着用者の外耳道サイズに応じて選択されるように提供された異なるサイズのスリーブである。これらのスリーブは、着用者の外耳道への深い挿入体である開放取付け部を構成することを意図している。スリーブは、それが適切に構成されると、大部分のユーザに適応できる全体装置寸法に対する簡単な調整を可能にする。スリーブ18A〜Cのサイズはまた、補聴器10が外耳道3内にどれほど深く挿入できるかを決定する。例示の実施形態では、スリーブ18Aが大きいサイズであり、スリーブ18Bが中間のサイズであり、スリーブ18Cが小さいサイズである。スリーブ18A〜Cは各々、使用時に外耳道3を閉塞することなしに外耳道3内に補聴器10を固定するためのアンカー17を含む。スリーブ18Dは、外耳道3の閉塞を提供するフランジ19を含む。例示の実施形態では、フランジ19は、変化する外耳道の解剖学的構造への正確な閉塞式取付け部をもたらす「ディッシュアンドボール型」フランジを含む。

0021

本本明細書では、「スリーブ18」は、限定ではないが、スリーブ18A〜Dを含む、本発明によるスリーブの何れかを表す。スリーブ18の特定形態の選択は、着用者の外耳道の解剖学的構造及び補聴器10の使用時に外耳道が閉塞されるかどうかに依存する。

0022

種々の実施形態では、スリーブ18は、コアモジュール14内に取付けられるレシーバから音響を伝達するための音響スリット又は音響孔を提供する前端部106を有する。スリーブ18は、その反対側の対向する開放後端部108(スリーブ18A〜Dの各々について図3で例示するような)を含み、開放工端部108は、(電池を備えた)コアモジュール14の挿入を可能にする開口を含む。

0023

外耳道3の長さは、約25mmである。鼓膜の直径は、約9〜10mmである。スリーブ18の直径は、アンカー17又はフランジ19を除いて、前端部106で約7mm、及び後端106で約9mmである。かかる寸法により、補聴器10は、外耳道3の第1の曲がり部4又はその少し先に配置できるようになる。特定の実施形態では、補聴器10(スリーブ18を備えた)の直径は、後端部102で約8.25mm又はそれ以上、前端部104で約6.7mmである。コアモジュール14の直径は、後端部102で約7.4mm又はそれ以上、前端部104で約6.1mmである。これらのサイズは、限定ではなく、例示として考察される。種々の実施形態では、補聴器10は、種々の耳の解剖学的構造及び外耳道3内での配置の目的とする場所に応じた形状にされすんんぽう決めされる。

0024

種々の実施形態では、スリーブ18は、軟質ゴム材料で作られる。1つの実施形態では、スリーブ18は、液体射出成形(LIM)させたシリコンゴムでら作られる。種々の実施形態では、スリーブは、限定ではないが、トランスファー成形されたニトリルエラストマーゴムブナニトリル、フルオロシリコーンプラスチック、シリコンゴム、ウレタンネオプレン、ニトリル/ブナーn、天然ガム、EPDM、及びこれらの組合せを含む材料で作られる。スリーブ18が作られる材料の特性の実施例は、優れた引裂強度、高い引張強度耐候性、温度にわたる硬度の保持、優れた強度及び回復性化学薬品及び有機剤による耐腐食性中性洗剤での可洗性、及び食洗機対応性(洗浄オプションとして)を含む。1つの実施形態では、GE製LIM6030(GE LIM 6030)を使用できる。種々の実施形態では、スリーブ18は、コアモジュール14及び電池16上に好適に取付けられるように構成される。この手法の1つの利点は、スリーブを使用することができ、スリーブの摩耗時、又は汚損時、又は弾性が失われたときに廃棄できることである。スリーブはまた、外耳道に着座されたときに所定位置に留まる柔軟な面をもたらす利点を有する。

0025

図4は、(電池16が挿入された)コアモジュール14及びスリーブ18を示す補聴器10の実施形態の図である。補聴器10は、主軸線100を有する。例示の実施形態では、コアモジュール14は、スリーブ18内に挿入されたときには主軸線100の周りにスリーブ18とほぼ同軸である。コアモジュール14は、外面114を含み、外面114は、後端面115と、前端面116と,側面117を有する。例示の実施形態では、後端面115及び前端面116は各々、主軸線100上でほぼ中心に配置される。側面117は、後端面115と前端面116との間に結合される。スリーブ18は、外面119と内面120とを有する壁118を含む。(電池16を備えた)コアモジュール14は、スリーブ18内に挿入され、コアモジュール14の外面114のかなりの部分が、スリーブ18の壁118の内面120のかなりの部分と接触している。

0026

図5は、コアモジュール14内に収容された補聴器回路26の実施形態を示すブロック図である。補聴器回路26は、電池16により駆動され、マイクロホン28と、レシーバ(スピーカ)32と、マイクロホン30及びレシーバ32の各々に電気的に接続されたプロセッサ回路30と、を含む。マイクロホン28は、マイクロホンダイフラムの向きによって決定される指向性を有する。レシーバ28は、レシーバダイヤフラムの向きによって決定される指向性を有する。例示の実施形態では、補聴器回路26はまた、外部磁場応答して補聴器回路26の切替え又は調整を可能にする磁気感知スイッチ34を含み、磁気感知スイッチ34の実施例は、限定するわけではないが、リードスイッチ、ホール効果センサ巨大磁気抵抗センサ又はGMRセンサ、非等方性磁気抵抗又はAMRセンサ、或いはトンネル磁気抵抗センサ又はTMRセンサを含む。1つの実施形態では、磁気感知スイッチ34は、外部電場に応答して補聴器回路26に対する種々の音量設定を一巡させることを可能にする。1つの実施形態では、磁気感知スイッチ34により、着用者が種々の設定を一巡させることを可能にする。種々の実施形態では、システムは、音量設定を一巡させるように構成される。種々の実施形態では、システムは、パラメータ選択を一巡させるように構成される。種々の実施形態では、パラメータは、限定するわけではないが、音量、周波数ベースのフィルタリング、音響フィードバックキャンセルモード、ノイズ管理モード、又はこれらの組合せを含む。1つの適用例では、外部磁場が磁石ワンドによって生成される。他の適用例では、他の磁場発生器を使用することができる。

0027

図6は、スリーブ18、コアモジュール14の構成要素、及び電池16を示した、補聴器10の構成要素の組立の実施形態を示す組立図である。コアモジュール14の構成要素は、ケース38と、レシーバモジュール48と、マイクロホンプロセッサモジュール54と、リッツ線56と、フィルタセット58とを含む。ケース38は、ベース構造体40と、端部キャップ44と、スナップキャップ46と、レシーバ用蓋42とを含む。マイクロホンプロセッサモジュール54は、マイクロホン28を含む。レシーバモジュール48は、少なくとも1つのレシーバ32を含む。プロセッサ回路30は、マイクロホンプロセッサモジュール54とレシーバ48の一方又は両方に分散される。例示の実施形態では、プロセッサ回路30の主要部分又はほぼ全体が、マイクロホンプロセッサモジュール54内に含まれる。例示の実施形態では、レシーバモジュール48は、レシーバモータ50及びレシーバダイヤフラム52を含む。種々の実施形態では、レシーバ32をマイクロホン28から分離して仕切ることによって、レシーバ32とマイクロホン28との間の音響分離が強化される。レシーバダイヤフラム52の向き及び動きは、マイクロホン28のマイクロホンダイヤフラムの向き及び動きと直交する。これにより機械的カップリングが低減され、従って、マイクロホン28は、レシーバからのより小さい振動しかピックアップしない。例示の実施形態では、スリーブ18、端部キャップ58、及びスナップキャップ46を含む補聴器の構成要素は、主軸線100の周りに同軸に組立てられる。

0028

図7A〜Bは、マイクロホンプロセッサモジュール54の1つの実施形態の図である。例示の実施形態では、マイクロホンプロセッサモジュール54は、マイクロホン28と、磁気感知スイッチ34と、デジタル信号プロセッサ(DSP)29及びサポート回路31を有するプロセッサ回路30と、を含む。種々の実施形態では、マイクロホンプロセッサモジュール54はまた、電池16を補聴器回路26に機械的及び電気的に接続するための触感的「スナップ取付け」を提供する構造体を含む。正極端子上にリップを有する正接点37が、ボンディングにより絶縁器具39に取付けられる。正接点37は、金メッキしたステンレス鋼で作られ、可撓性テープ35に半田付けされる。正接点37は、電池16が正しく挿入されたときに触感的スナップ嵌合を提供するレバアクションを有する。電池16の正接点は、(ボタン部分ではなく)平面部分にあり、ボタン(負接点)の周りに転回されたときに係合しなくなる。リッツ線56は、可撓性テープ35をレシーバ32に接続する。ポイントYは、リッツ線56が可撓性テープ35に、従ってプロセッサ回路30のデジタル信号プロセッサであるDSP29に接続される場所である。ポイントXは、リッツ線がハウジングを通ってレシーバ32まで延びる場所であり、ここでレシーバ32に配線接続又は半田付けされる。

0029

図8は、ケース38の構成要素の組立の実施形態を示す組立図である。ケース38は、ベース構造体40と、端部キャップ44と、スナップキャップ46と、補聴器回路26を収容するレシーバ用蓋42とを含み、全体としてコアモジュール14の形状を定め、その外面がコアモジュール14の外面である。1つの実施形態では、ケース38は、射出成形され、プラスチック材料で作られる。このようなプラスチック材料の一部の特性の実施例には、寸法安定性水分吸収率が低い、良好な弾性及び曲げ疲労が高い、高強度、可塑剤を使用しない、耐傷性耐薬品性及び耐応力亀裂、高衝撃強度レーザマーキング適性、及び流動性薄壁セクション及び小さな部分の形成を可能にする)を含む極めて良好な加工特性を挙げることができる。1つの実施形態では、プラスチック材料はナイロン材料である。ナイロン材料の1つの実施例は、Grilamid(登録商標) TR55LXなどのナイロン12材料である。限定ではないが、ポリマー、プラスチック、固形ゴムキャスタブル材料、及びエラストマーハウジングを含む、他の材料を使用してもよい。剛性材料はまた、信頼性のある電池接点を提供する。ケース38は、軸線100Aを有する。1つの実施形態では、軸線100Aは、補聴器10が組立てられた後に主軸線100になる。1つの実施形態では、ケース38は、単体部分(本明細書では連続した壁構造体とも呼ばれる)として作られ、構造的剛性を向上させるために半分にはされない。

0030

種々の実施形態では、ベース構造体40は、連続した壁構造体であり、後部76(マイクロホンDSPコンパートメントとも呼ばれる)と、前部80(レシーバコンパートメントとも呼ばれる)と、後部76と前部80との間に結合された中間部78(電池コンパートメントとも呼ばれる)とを含む。1つの実施形態では、壁構造体は、平均0.020インチ(0.5ミリメートル)の厚さを有する。後部76は、後部キャビティ60と後部キャビティ開口61とを含む。後部キャビティ60は、マイクロホンプロセッサモジュール54を収容するように形状決めされ、マイクロホンプロセッサモジュール54は、マイクロホン28、DSP29、及びサポート回路31を含む。後部キャビティ60の面は、モールド成形ガイドを含み、これを用いて、マイクロホンプロセッサモジュール54がケース38内の所定位置に滑動される。後部キャビティ開口61は、コア軸線100Aに対して垂直な平面上にある。1つの実施形態では、マイクロホンプロセッサモジュール54の構成要素は、それらが後部キャビティ60内に収容されたときに、マイクロホンダイヤフラムがコア軸線100Aに対してほぼ垂直になるようにマイクロホン28が位置決めされるように配列される。換言すると、マイクロホン28は、その方向がコア軸線100に対してほぼ平行であり且つ補聴器10の後端部102を指すように位置決めされる。1つの実施形態では、マイクロホン28は、シリコンボンディング及びリッツ線を使用してベース構造体40の後部76に取付けられる。1つの実施形態では、後部キャビティ60は、それにマイクロホンプロセッサモジュール54が収容された後、エポキシ充填される。他の実施形態では、後部キャビティ60にエポキシは充填されない。

0031

前部80は、前部キャビティ62と、前部キャビティ62を露出させる前部キャビティ開口63とを含む。前部キャビティ62は、レシーバモジュール48を収容するように形状決めされる。前部キャビティ開口63は、コア軸線100Aに対してほぼ平行な平面上にある。1つの実施形態では、レシーバモジュール48の構成要素は、前部キャビティ62内に収容されたときに、レシーバダイヤフラム52がコア軸線100Aに対してほぼ平行になるようにレシーバ32が位置決めされるように配列される。換言すると、レシーバ32は、その方向がコア軸線100Aに対してほぼ垂直であり且つコア軸線100Aから離れる向きを指すように位置決めされる。このようなレシーバの向きにより、コアモジュール14をより短くすることができる。従って、レシーバダイヤフラム及びマイクロホンダイヤフラムは互いに対してほぼ直交し、これにより作動中に補聴器10の振動が最小になる。換言すると、マイクロホン28及びレシーバ32の両方がケース38内に収容されたとき、マイクロホン28及びレシーバ32は、互いに対してほぼ直角の方向になる。

0032

中間部78が、後部76と前部78とを接続し、電池16を保持する電池クレードル82を有する。1つの実施形態では、電池16は、10A亜鉛空気ボタン電池である。電池クレードル82は、2つの実質的に平行な壁の間に結合され、かかる2つの壁は、後部76の外面の一部分と前部80の外面の一部分である。これら外面の両方は、コア軸線100Aに対してほぼ垂直であり、従って、互いに対してほぼ平行である。後部76と、中間部78と、前部80とが、マイクロホン28とレシーバ32との間の分離距離を最大にするように配列され、これにより、より大きな音響出力を提供する一方で、音響フィードバックが最小になる。

0033

端部キャップ44は、互いに対して同軸に接続されたベースリング70及びネックリング72を含む。ベースリング70は、水分硬化接着剤を使用して後部キャビティ開口61のところでベース構造体40に結合される。ネックリング72は、空気及び音を通過させる1つ又は2つ以上のマイクロホンポート74を含む。1つの実施形態では、1つ又は2つ以上のマイクロホンポート74は、冗長な音用入口を構成するために複数の半径方向ポートを含む。特定の実施形態では、1つ又は2つ以上のマイクロホンポート74は、約5個の半径方向ポートを含む。本発明の範囲から逸脱することなしに、他の数のポートを使用してもよい。ネックリング72は、図6に示すようにフィルタセット58に対応するように寸法決めされる。種々の実施形態では、1つ又は2つ以上のフィルタは、疎水性及び疎油性の不規則な織りフィルタを含む。種々の実施形態では、このようなフィルタは、疎水性及び疎油性でありながら優れた空気及び音の流れを提供するナイロンベース濾過材打ち抜きによって作られる。1つの実施形態では、このようなフィルタの疎油性定格は、疎油性スケール1〜8の8である。フィルタセット58は、ネックリング72内に配置されたときに空気及び音が1つ又は2つ以上のマイクロホンポート74を通ってその周縁部に侵入できる厚さを有する。特定の実施形態では、図6に示すように、フィルタセット58は、2つの疎水性及び疎油性の不規則な織りフィルタを含む。従って、一部の実施形態では、フィルタ及び他の構成要素の配列は、3次元濾過材を生成する。

0034

スナップキャップ46は、フィルタセット58及びネックリング72を覆うように端部キャップ44に着座し、ケース38の後端115において、ケース38の背面68を形成する面を有する。背面68は、入口が無く、補聴器10を外耳道2に挿入するときに押される平面として使用される。これにより、耳垢閉塞に関連することが知られている背面のマイクロホン入口に優る利点が提供される。スナップキャップ46は、再挿入不可能に固着される。

0035

レシーバ用蓋42は、前部キャビティを閉鎖するために前部キャビティ開口63を覆うようにベース構造体40の前部80に結合される。レシーバ用蓋42は、レシーバポート88を含み、該レシーバポート88が外面114の側面117上にあるようにする。1つの実施形態では、ベース構造体40の位置合わせのために端部キャップ44、スナップキャップ46、及び/又はレシーバ用蓋42は、0.01インチ(0.25ミリメートル)の位置合わせリブを含む。

0036

以下で更に考察するように、レシーバ用蓋42に形成されたチャンネル又は溝90を使用して、レシーバポート88を介するレシーバ32による音の伝達のための音響通路を構成する。レシーバポート88は、レシーバ用蓋42の壁内に軸ずれ開口を含む。チャンネル又は溝90は、レシーバ32から再生されて最終的にはスリーブ18の前端において開口を通過する音の帯域幅を強化するように構成される。加えて、レシーバ32からの軸ずれ出口は、耳垢がレシーバ32に侵入する前に耳垢を除去するための開放チャンネルを構成する。このプロセスは、耳垢の蓄積及びレシーバ機構への耳垢の侵入を回避する必要がある場合にスリーブ18の取外しとチャンネル又は溝の清掃とを含む。

0037

図9は、コアモジュール14及び電池16の1つの実施形態の図である。マイクロホンプロセッサモジュール54の一部であり且つ前部80の外面に取付けられる触感的スナップ83は、電池16をコアモジュール14の電池クレードル82に確実に配置すると同時に、電池16が適切な向きで挿入されたことを確認することを可能にする。電池16が適切な向きで挿入されると、明確な触感的スナップ嵌合が聞こえて感じることができる。電池16の不適切な(例えば、極性が正しくない)挿入は、スナップ又は触感応答がほとんど又は全く無く、補聴器回路26が作動するための電源が供給されない。

0038

図10は、コアモジュール14の後部の1つの実施形態を示す断面図である。スナップキャップ46は、端部キャップ44上に着座されたとき、スナップキャップ46と端部キャップ44との間に360度周縁部を有するスリット85を生成し、マイクロホンポート74につながる音及び空気の入口ポートとして機能する。スリット85は、補聴器10の組立中及び外耳道への挿入中、空気及び音の進入通路を保護する。スリット85に隣接してスナップキャップ46と端部キャップ44との間に形成される収集チャンバ86は、耳垢を収集する。次いで、収集された耳垢は、フィルタセット58を損なうことなしに、除去される。フィルタセット58の固有メッシュにより、空気及び音が1つ又は2つ以上のフィルタの周縁部を通過することが可能になる。

0039

図11は、レシーバポート88及び音響チャンネル90を示すコアモジュール14の実施形態の図である。レシーバポート88は、レシーバ32への音響アクセスを可能にするレシーバ用蓋42上の開口を含む。例示の実施形態では、レシーバポート88は、ケース38の外面114上の開口を含む。音響チャンネル90は、レシーバポート88からスリーブ18上のレシーバポートまで音を伝達するためにケース38の外面114上に形成された湾曲音響チャンネルである。コアモジュール14がスリーブ18に挿入された後、音響チャンネル90は、レシーバ32から外耳道3まで音が伝達される音響通路を提供する。短い音響通路を備えたレシーバポートと比べて、この音響通路は、幅広の音響帯域幅を提供する。1つの実施形態では、音響チャンネル90は、所望の音響帯域幅によって定められた長さを有する。1つの実施形態では、音響チャンネル90はまた、レシーバポート88が閉塞されるのを防ぐために耳垢の清掃を容易にできるように形状決めされる。

0040

種々の実施形態では、音響チャンネル90は、レシーバ用蓋42の少なくとも外面に形成される。1つの実施形態では、音響チャンネル90は、レシーバ用蓋42の外面と前端116のベース構造体40の外面に形成される。音響チャンネル90は、レシーバポート88のところの第1の端部と、コア軸線100A上又はその近くの第2の端部とを有する。

0041

図12は、スリーブ18の1つの実施形態を例示する断面図である。スリーブ18は、スリーブ軸線100Bを含む。1つの実施形態では、コアモジュール14をスリーブ18に挿入するとき、スリーブ軸線100Bとコア軸線100Aとはほぼ共通する軸線になる。換言すると、スリーブ18及びコアモジュール14は、補聴器10の主軸線100を中心として同軸である。スリーブ18は、コアモジュール14を中心に対称であり、着用者の外耳道に対する摩擦嵌め及びクッションを提供する。

0042

スリーブ18は、壁118から構造上連続した取外しストランド92を有する。取外しストランド92は、ハンドル97を引くことによって補聴器10を外耳道3から取出すことを可能にする。ハンドル97は、外耳道3内の触覚探知部を構成する隆起球状部98を含み、隆起球状部98は、取外しを容易にするための取外しストランド92の積極的な把持を提供する。

0043

図12に示すように、スリーブ18の壁118は、コアモジュール14の少なくとも一部を収容するキャビティを形成する内面120と、それと反対側の外面119を有する。1つの実施形態では、内面120は、コアモジュール14をスリーブ18内に埋込まれた状態に保つ保持リブ94を含む。

0044

図12に示す実施形態では、スリーブ18は、外面119にも受けられたフランジ19を含み、フランジ19は、外耳道13内の遮蔽されない開放取付け部を構成する。フランジ19は、外耳道を閉塞させないように且つ外耳道に嵌合するうように寸法決めされる。

0045

図13は、レシーバポート98を示すスリーブ18の1つの実施形態の図である。レシーバポート98は、スリーブ18の閉鎖した前端部106にあり、コアモジュール14のの音響チャンネル90の第2の端部を覆うように位置決めされる。1つの実施形態では、レシーバポート98は軸線上にある。1つの実施形態では、レシーバポート98は、レシーバ32用の冗長な開放音通路を生成する複数のブーメランポートを含み、フラップ99は、補聴器10を外耳道3内に挿入する際の耳垢に対する障壁を構成する。1つの実施形態では、レシーバポート98は、2つのブーメランポートを含む。別の実施形態では、レシーバポート98は、4つのブーメランポートを含む。本発明の範囲から逸脱することなしに他の数及び形状のポートを使用してもよい。また、ブーメランポートのフラップにより、一般的なツールを用いて清掃を容易にすることができる。

0046

図14は、コアモジュール14のケース40及びスリーブ18を示す、補聴器10の前部の1つの実施形態の断面図である。例示の実施形態では、ケース38の外面114は、コアモジュール14の外面114とスリーブ18の内面120との間の音響及び環境シールを生成する隆起リブ95を含む。

0047

図15は、使用のために組立てられた補聴器10の1つの実施形態の断面図である。1つの実施形態では、補聴器10は、外耳道3の第1の曲げ部を越える挿入を容易にするためにテーパしている。1つの実施形態では、コアモジュール14及びスリーブ18の両方がテーパする。別の実施形態では、コアモジュール14は実質的に円筒形であり、スリーブ18はテーパする。

0048

1つの実施形態では、コアモジュール14は、約14.55mmの長さを有し、スリーブ18は、取外しストランド92付きで約24.55mm、取外しストランド92なしで約15.1mmの長さを有する。

0049

図16は、使用のために組立てられた補聴器10の1つの実施形態の図である。図16に示すように、コアモジュール14の外面114に(且つコアモジュール14の外面114とスリーブ18の内面120の間に)形成された音響チャンネル90は、コアモジュール14のレシーバポート88とスリーブ18のレシーバポート98との間の音響通路を構成する。

0050

種々の実施形態では、補聴器10は、テーパし(曲げ又は角度付きでない)、標準取付け部を有し、且つ全体的に一体化された標準的CIC補聴器である。1つの実施形態では、補聴器10は、外耳道3を閉塞しないように形状決め及び寸法決めされたスリーブ18の一形態を選択することにより非閉塞性である。別の実施形態では、補聴器10は、外耳道3を閉塞するように形状決め及び寸法決めされたスリーブ18の一形態を選択することにより閉塞性である。

0051

図17は、補聴器ツールセット20の1つの実施形態の図であり、補聴器ツールセットが保管及び/又は携帯するための単一部品になるように、磁石ワンド22がワンドシールド内24に部分的に挿入されている。図18は、ワンドシールド24から分離された磁石ワンド22を示す補聴器ツールセット20の1つの実施形態の図である。磁石ワンド22は、補聴器回路26をオン及びオフするために着用者又は別の人間によって使用される。1つの実施形態では、磁石ワンド22によりまた、着用者又は別の人間が補聴器10の種々の音量設定を一巡させることができるようになる。ワンドシールドは、磁石ワンド22の一部を収容するように形状決めされる。ワンドシールドは金属射出成形される。ワンドシールドが作られる材料の特性の実施例には、磁気シールド特性、耐汚染及び防錆性低刺激性経済性及び良好な外観が含まれる。特定の実施形態では、ワンドシールドは、300シリーズステンレス鋼などのステンレス鋼で作られる。

0052

図19は、組込み式清掃ツール134を含む磁石ワンド22の1つの実施形態の図である。例示の実施形態では、磁石ワンド22は、シャフト130と、組込み式清掃ツール134を露出させるためにシャフト130の周りで回転可能なハンドル132とを含む。種々の実施形態では、組込み式清掃ツール134は、レシーバポート98を清掃する(ブーメランポートを閉塞している耳垢の除去などの)ために使用できるブラシ又は清掃ループを含む。

0053

図20は、電池取外しツールとしてワンドシールド24を使用する1つの実施形態の図である。例示の実施形態では、ワンドシールド24は、フォーク形であり、電池を把持するように寸法決めされる。コアモジュール14から電池を取外すには、ワンドシールド22を電池16の上に配置して、電池クレードル82の壁まで押下げて停止させる。これにより、ワンドシールド24による電池16の確実な把持がもたらされる。次いで、ワンドシールドを引込めて、電池16を取外す。

0054

本出願は、本発明の改変又は変形形態を保護することを意図している。上述の説明は限定ではなく例証であることを意図している点は理解されたい。従って、本発明の種々の実施形態の範囲は、添付の請求項並びに請求項が権利を与えられる完全な範囲の均等物を基準として定められるべきである。

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