図面 (/)

技術 色付与および/または効果付与する多層塗膜を製造する方法であって、色形成性被覆組成物がピンホール数を減少させるために置換シクロヘキサノールを含有する、上記方法

出願人 ビーエーエスエフコーティングスゲゼルシャフトミットベシュレンクテルハフツング
発明者 ベルンハルトシュタインメッツ
出願日 2011年6月8日 (9年8ヶ月経過) 出願番号 2013-517141
公開日 2013年8月8日 (7年6ヶ月経過) 公開番号 2013-531557
状態 特許登録済
技術分野 流動性材料の適用方法、塗布方法 塗料、除去剤
主要キーワード 粘着ストリップ 剪断負荷 長鎖状アルキル ラッカー塗 ウェット塗布法 鋼薄板 色付与 ラッカー組成物
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2013年8月8日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (0)

図面はありません

課題・解決手段

本発明は、(1)顔料を配合した水性ベースラッカー基体上に施し、(2)工程(1)で施されたラッカーからポリマーフィルムを形成させ、(3)こうして得られたベースラッカー層上にクリヤラッカーを施し、引続き(4)ベースラッカー層をクリヤラッカー層と一緒硬化させる、色付与および/または効果付与する多層塗膜製造法に関する。この本発明による方法は、工程(1)で、2位および5位で置換された少なくとも1つのシクロヘキサノールおよび/または3位および5位で置換された少なくとも1つのシクロヘキサノールおよび/またはモノ置換された少なくとも1つのシクロヘキサノールを含む、顔料を配合した水性ベースラッカーを使用し、その際、置換基は、場合により1〜5個のC原子を有する分枝鎖状アルキル基であり、2位および5位での置換の場合には、架橋性イソプロピレン基からなることができ、およびその際、置換シクロヘキサノールまたは置換シクロヘキサノールからなる混合物は、工程(1)で塗布された水性ベースラッカーの質量に対して0.1〜5質量%の量で存在することによって特徴付けられる。

概要

背景

概要

本発明は、(1)顔料を配合した水性ベースラッカー基体上に施し、(2)工程(1)で施されたラッカーからポリマーフィルムを形成させ、(3)こうして得られたベースラッカー層上にクリヤラッカーを施し、引続き(4)ベースラッカー層をクリヤラッカー層と一緒硬化させる、色付与および/または効果付与する多層塗膜製造法に関する。この本発明による方法は、工程(1)で、2位および5位で置換された少なくとも1つのシクロヘキサノールおよび/または3位および5位で置換された少なくとも1つのシクロヘキサノールおよび/またはモノ置換された少なくとも1つのシクロヘキサノールを含む、顔料を配合した水性ベースラッカーを使用し、その際、置換基は、場合により1〜5個のC原子を有する分枝鎖状アルキル基であり、2位および5位での置換の場合には、架橋性イソプロピレン基からなることができ、およびその際、置換シクロヘキサノールまたは置換シクロヘキサノールからなる混合物は、工程(1)で塗布された水性ベースラッカーの質量に対して0.1〜5質量%の量で存在することによって特徴付けられる。

目的

本発明の基礎となる課題には、公知技術水準塗膜と比較して改善された、色付与および/または効果付与する多層塗膜を用いる、上記種類の方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

(1)顔料を配合した水性ベースラッカー基体上に施し、(2)工程(1)で施されたラッカーからポリマーフィルムを形成させ、(3)こうして得られたベースラッカー層上にクリヤラッカーを施し、引続き(4)ベースラッカー層をクリヤラッカー層と一緒硬化させることにより、色付与および/または効果付与する多層塗膜製造法において、工程(1)で、2位および5位で置換された少なくとも1つのシクロヘキサノールおよび/または3位および5位で置換された少なくとも1つのシクロヘキサノールおよび/またはモノ置換された少なくとも1つのシクロヘキサノールを含む、顔料を配合した水性ベースラッカーを使用し、その際、置換基は、場合により1〜5個のC原子を有する分枝鎖状アルキル基であり、2位および5位での置換の場合には、架橋性イソプロピレン基からなることができ、およびその際、置換シクロヘキサノールまたは置換シクロヘキサノールからなる混合物は、工程(1)で塗布された水性ベースラッカーの質量に対して0.1〜5質量%の量で存在することを特徴とする、色付与および/または効果付与する多層塗膜の製造法。

請求項2

置換基は、メチル基および/またはイソプロピル基および/または第三級ブチル基および/または2位および5位での置換の場合に、架橋性イソプロピレン基であることを特徴とする、請求項1記載の方法。

請求項3

置換シクロヘキサノールは、メチルシクロヘキサノールおよび/または第三級ブチルシクロヘキサノールであることを特徴とする、請求項1または2記載の方法。

請求項4

置換シクロヘキサノールは、2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキサノール(メントール)および/または3,3,5−トリメチルシクロヘキサノールおよび/または4−メチルシクロヘキサノールおよび/または4−第三級ブチルシクロヘキサノールおよび/または1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オールボルネオールおよび/またはイソボルネオール)であることを特徴とする、請求項1または2記載の方法。

請求項5

置換シクロヘキサノール誘導体の含量または工程(1)で使用されたベースラッカーの置換シクロヘキサノール誘導体からなる混合物の含量は、ベースラッカーの全質量に対して0.1〜4.5質量%であることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。

請求項6

置換シクロヘキサノール誘導体の含量または工程(1)で使用されたベースラッカーの置換シクロヘキサノール誘導体からなる混合物の含量は、ベースラッカーの全質量に対して0.2〜4質量%であることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。

請求項7

工程(1)で、結合剤として少なくとも1つの飽和または不飽和ポリウレタン樹脂を含有する、顔料を配合した水性ベースラッカーを使用することを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項に記載の方法。

請求項8

工程(1)で、アミノプラスト樹脂およびブロック化されたか、またはブロック化されていないポリイソシアネートからなる群から選択された少なくとも1つの架橋剤を含有する、顔料を配合した水性ベースラッカーを使用することを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項に記載の方法。

請求項9

顔料を配合した水性ラッカーであって、この水性ラッカーが2位および5位で置換された少なくとも1つのシクロヘキサノールおよび/または3位および5位で置換された少なくとも1つのシクロヘキサノールおよび/またはモノ置換された少なくとも1つのシクロヘキサノールを含み、その際、置換基は、場合により1〜5個のC原子を有する分枝鎖状アルキル基であり、2位および5位での置換の場合には、架橋性イソプロピレン基からなることができ、およびその際、置換シクロヘキサノールまたは置換シクロヘキサノールからなる混合物は、顔料を配合した水性ラッカーの質量に対して0.1〜5質量%の量で存在することを特徴とする、顔料を配合した水性ラッカー。

請求項10

ピンホール限界を高めるため、および/または顔料を配合した水性ラッカーにおけるピンホール数を減少させるための、2位および5位で置換されたシクロヘキサノールもしくは3位および5位で置換されたシクロヘキサノールまたはモノ置換されたシクロヘキサノール、またはこのように置換されたシクロヘキサノールからなる混合物の使用であって、その際、置換基は、場合により1〜5個のC原子を有する分枝鎖状アルキル基であり、2位および5位での置換の場合には、架橋性イソプロピレン基からなることができる、上記使用。

技術分野

0001

本発明は、
(1)顔料を配合した水性ベースラッカー基体上に施し、
(2)工程(1)で施されたラッカーからポリマーフィルムを形成させ、
(3)こうして得られたベースラッカー層上にクリヤラッカーを施し、引続き
(4)ベースラッカー層をクリヤラッカー層と一緒硬化させる
ことにより、色付与および/または効果付与する多層塗膜を製造する方法に関する。

0002

更に、本発明は、色付与および/または効果付与する多層塗膜の製造に適した、顔料を配合した水性ベースラッカーに関する。

0003

上記方法は、公知であり(例えば、ドイツ連邦共和国特許出願公開第19948004号明細書A1、第17頁、第37行〜第19頁、第22行、またはドイツ連邦共和国特許第10043405号明細書C1、第3欄、段落[0018]および第6欄、段落[0039]〜第8欄、段落[0050]と一緒に第8欄、段落[0052]〜第9欄、段落[0057]参照)、かつ例えば自動車ボディ初期塗膜(Erstlackierung)(OEM)ならびに自動車ボディの修復塗装のために大規模に使用される。

0004

当該のいわゆるベースコートクリヤコート法を用いて、ウェットオンウェット塗布法で色付与および/または効果付与する多層塗膜が得られるが、この多層塗膜は、殊にクリヤラッカー層およびベースラッカー層中の最小の孔として目視可能なピンホールの発生に関連して改善が必要とされている。

0005

欧州特許第1054930号明細書B1には、ピンホール耐性を改善するために、ベースラッカーに、アルキル部分中に連続したC原子少なくとも7個を有するアルコールを添加することが提案されている。更に、この取り組みにも拘わらず、ピンホールの問題を満足の行くように解決することが必要とされている。

0006

従って、本発明の基礎となる課題には、公知技術水準塗膜と比較して改善された、色付与および/または効果付与する多層塗膜を用いる、上記種類の方法を提供することが課されている。この塗膜は、殊にピンホールを全く有しないかまたはピンホールをごく僅かだけ有し、および/または高められたピンホール限界を有するはずである。ピンホールが発生する、ベースラッカー層の乾燥層厚は、ピンホール限界と呼称される。

0007

この課題は、意外なことに、上記のベースコート/クリヤコート法の工程(1)において、2位および5位で置換された少なくとも1つのシクロヘキサノールおよび/または3位および5位で置換された少なくとも1つのシクロヘキサノールおよび/またはモノ置換された少なくとも1つのシクロヘキサノールを含む、顔料を配合した水性ベースラッカーが使用され、その際、置換基は、場合により1〜5個のC原子を有する分枝鎖状アルキル基であり、2位および5位での置換の場合には、架橋性イソプロピレン基からなることができ、およびその際、置換シクロヘキサノールまたは置換シクロヘキサノールからなる混合物は、工程(1)で塗布された水性ベースラッカーの質量に対して0.1〜5質量%の量で存在する。

0008

また、本発明は、上記した、ベースコート/クリヤコート法の工程(1)で使用可能な、顔料を配合した水性ラッカーに関する。

0009

本発明による方法の工程(1)において、原理的に、公知の全ての水性ベースラッカーが上記に規定された少なくとも1つのシクロヘキサノール誘導体をベースラッカーの全質量に対して0.1〜5質量%の量で含有する場合には、公知の全ての水性ベースラッカーを使用することができる。ベースラッカーは、これがベースラッカーの全質量に対して水30〜70質量%を含有する場合には、"水性"と呼称される。"水性ベースラッカー(waessriger Basislack)"と"水ベースラッカー(Wasserbasislack)"の概念は、本出願においては、同じ意味を有する概念として使用される。

0010

本発明により使用されるベースラッカーは、色付与および/または効果付与する顔料を含有する。

0011

本発明による方法において、好ましくは、結合剤として、物理的に、熱的に、または熱と化学線とにより硬化可能な結合剤を含有するベースラッカーが使用される。特に有利には、結合剤として少なくとも1つの飽和または不飽和ポリウレタン樹脂が含有されている。この種のポリウレタン樹脂を含有するラッカーは、同様に通常、物理的に、熱的に、または熱と化学線とにより硬化されてよい。

0012

本発明の範囲内で、"物理的な硬化"の概念は、ポリマー溶液またはポリマー分散液からなる溶剤の放出により、皮膜を形成することを意味する。このために、通常、架橋剤は、不要である。

0013

本発明の範囲内で、"熱的な硬化"の概念は、熱により開始される、ラッカー層の架橋を意味し、この場合には、別個に存在する架橋剤が使用され、および/または自己架橋性の結合剤が使用される。架橋剤は、結合剤中に存在する反応性官能基相補関係にある反応性の官能基を含む。通常、これは、当業界では異質な架橋(Fremdvernetzung)と呼称されている。相補的な反応性の官能基または自己反応性の官能基、すなわち"それ自体が"反応する基が既に結合剤分子中に存在する場合には、自己架橋性の結合剤が存在する。適した相補的な反応性の官能基および自己反応性の官能基の例は、ドイツ連邦共和国特許出願公開第19930655号明細書A1、第7頁、第28行〜第9頁、第24行の記載から公知である。

0014

本発明の範囲内で、化学線は、電磁波、例えば近赤外線(NIR)、可視光線UV線X線またはγ線、殊にUV線、および粒子線、例えば電子線、β線α線陽子線または中性子線、殊に電子線である。UV線による硬化は、通常、ラジカル光開始剤またはカチオン光開始剤により開始される。

0015

熱硬化および化学線での硬化を一緒に使用する場合には、"デュアルキュア"とも呼ばれている。

0016

本発明においては、熱的に、または熱と化学線とにより、即ち"デュアルキュア"により硬化可能であるベースラッカーが好ましい。殊に、このようなベースラッカーは、結合剤としてポリウレタン樹脂を含有し、かつ架橋剤としてアミノプラスト樹脂またはブロック化されたかもしくはブロック化されていないポリイソシアネートを含有する。アミノプラスト樹脂は、殊にメラミン樹脂が好ましい。

0017

適した飽和または不飽和ポリウレタン樹脂は、例えば
− ドイツ連邦共和国特許出願公開第19911498号明細書A1、第1欄、第29〜49行、および第4欄、第23行〜第11欄、第5行、
− ドイツ連邦共和国特許出願公開第19948004号明細書A1、第4頁、第19行〜第13頁、第48行、
− 欧州特許出願公開第0228003号明細書A1、第3頁、第24行〜第5頁、第40行、
− 欧州特許出願公開第0634431号明細書A1、第3頁、第38行〜第8頁、第9行、または
国際特許出願WO 92/15405、第2頁、第35行〜第10頁、第32行
に記載されている。

0018

ポリウレタン樹脂は、安定化のために、特に、
中和剤および/または第四級化剤によりカチオンに変換されうる官能基、および/またはカチオン基または
− 中和剤によりアニオンに変換されうるカチオン基または官能基、および/またはアニオン基および/または
非イオン性親水性基を含む。

0019

ポリウレタン樹脂は、線状であるか、または分枝鎖を含む。このポリウレタン樹脂は、グラフトポリマーとして存在していてもよい。この場合、このグラフトポリマーは、有利にアクリレート基グラフトされている。相応するアクリレート基は、特に、ポリウレタン一次分散液の製造後にポリマー中に導入される。

0020

このようなグラフトポリマーは、当業者によく知られており、例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第19948004号明細書A1中に記載されている。

0021

有利に使用されるベースラッカーが自己架橋性系として存在する場合には、ポリウレタン樹脂含量は、ベースラッカーの皮膜形成性固体に対して50〜100質量%、有利に50〜90質量%、特に有利に50〜80質量%である。

0022

皮膜形成性固体とは、120℃で2時間の乾燥後に残留物として残留する、顔料および/または充填剤なしの被覆剤非揮発性質量割合である。

0023

異質な架橋性の系の場合には、ポリウレタン樹脂含量は、それぞれベースラッカーの皮膜形成性固体に対して10〜80質量%、有利に15〜75質量%、特に有利に20〜70質量%である。

0024

本発明による方法の工程(1)において使用される水性ベースラッカーが2位および5位で置換された少なくとも1つのシクロヘキサノールおよび/または3位および5位で置換された少なくとも1つのシクロヘキサノールおよび/またはモノ置換された少なくとも1つのシクロヘキサノールを含むことは、本発明にとって本質的なことであり、その際、置換基は、場合により1〜5個のC原子を有する分枝鎖状アルキル基、特にメチル基および/またはイソプロピル基および/または第三級ブチル基であり、2位および5位での置換の場合には、架橋性イソプロピレン基であり、およびその際、置換シクロヘキサノールまたは置換シクロヘキサノールからなる混合物は、工程(1)で塗布された水性ベースラッカーの質量に対して0.1〜5質量%、特に0.1〜4.5質量%、殊に有利に0.2〜4質量%の量で存在する。

0025

本発明により使用される置換シクロヘキサノールまたは本発明により使用されるシクロヘキサノールの混合物の含量が0.1質量%未満である場合には、本発明の基礎となる課題は、解決されない。前記含量が5質量%を上廻らなければならない場合には、場合により、例えば焼き付けられた構造物における付着力劣化という欠点は、許容されなければならない。

0026

置換シクロヘキサノールとして、特にメチルシクロヘキサノールおよび/または第三級ブチルシクロヘキサノールが使用され、特に有利には、2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキサノール(メントール)、3,3,5−トリメチルシクロヘキサノール、4−メチルシクロヘキサノール、4−第三級ブチルシクロヘキサノールおよび/または1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オールボルネオールおよび/またはイソボルネオール)が使用される。

0027

更に、本発明により使用されるベースラッカーは、なお少なくとも1つの添加剤を含有することができる。この種の添加剤の例は、残留物不含の、または本質的に残留物不含の熱分解可能な塩、架橋剤、例えば上記のアミノプラスト樹脂およびブロック化されたか、またはブロック化されていないポリイソシアネート、有機溶剤反応希釈剤透明顔料、充填剤、分子分散性の可溶性着色剤ナノ粒子光安定剤酸化防止剤脱気剤乳化剤スリップ添加剤、重合抑制剤ラジカル重合のための開始剤付着助剤均展剤、皮膜形成助剤垂れ防止剤SCAs)、難燃剤腐蝕防止剤ワックス乾燥剤殺生剤艶消剤および増粘剤である。増粘剤として、層状ケイ酸塩の群からの無機増粘剤が適している。しかし、無機増粘剤と共に、1つ以上の有機増粘剤が使用されてもよい。前記の有機増粘剤は、特に、(メタアクリル酸−(メタ)アクリレートコポリマー増粘剤、例えば市販製品のViscalexHV30(Ciba,BASF)およびポリウレタン増粘剤、例えばCognis社の市販製品のDSX(登録商標)1550からなる群から選択される。アクリル酸および/またはメタクリル酸と共に1つ以上のアクリル酸エステル(即ち、アクリレート)および/または1つ以上のメタクリル酸エステル(即ち、メタクリレート)も重合導入して含有されている有機増粘剤は、(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリレートコポリマー増粘剤と呼称される。(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリレートコポリマー増粘剤がアルカリ性媒体中で、即ち7を上廻る、殊に7.5を上廻るpH値の場合にアクリル酸および/またはメタクリル酸の塩形成により、即ちカルボキシレート基の形成により強い粘度上昇を示すことは、(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリレートコポリマー増粘剤に共通のことである。(メタ)アクリル酸およびC1〜C6アルカノールから形成される(メタ)アクリル酸エステルを使用する場合には、本質的に非結合作用を有する(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリレートコポリマー増粘剤、例えば上記のViscalex HV30が得られる。また、本質的に非結合作用を有する(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリレートコポリマー増粘剤は、刊行物中にASE増粘剤("Alkali Soluble/Swellable Emulsion"、アルカリ可溶性膨潤性乳濁液または分散液)と呼称されている。しかし、(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリレートコポリマーとして、いわゆるHASE増粘剤("Hydrophobically Modified Anionic Soluble Emulsions"、疎水性変性された、アニオン性の可溶性乳濁液または分散液)も使用可能である。この増粘剤は、アルカノールとしてC1〜C6アルカノールの代わりに、またはC1〜C6アルカノールに加えてより大きな数の炭素原子、例えば7〜30個、または8〜20個の炭素原子を有するアルカノールが使用される場合に得られる。HASE増粘剤は、本質的に結合して増粘作用を有する。使用可能な(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリレートコポリマー増粘剤は、その増粘特性のために結合剤樹脂としては不適当であり、したがって、この増粘剤は、結合剤と呼称される、物理的に、熱的に、または熱と化学線とにより硬化可能な結合剤の中に含まれず、したがって、本発明によるベースラッカー組成物中に使用しうる、ポリ(メタ)アクリレートをベースとする結合剤とは明らかに区別される。ポリウレタン増粘剤としては、刊行物中でHEUR("Hydrophobically Modified Ethylene Oxide Urethane Rheology Modifiers"、疎水性に変性された酸化エチレンウレタンレオロジー添加剤)と呼称されている、結合作用を有する増粘剤が挙げられる。これは、化学的に、ウレタン結合により互いに結合しかつ8〜30個の炭素原子を有する末位の長鎖状アルキル基またはアルケニル基を有する、ポリエチレンオキシド鎖(多くの場合にポリプロピレンオキシド鎖とも呼ばれる)からなる非イオン性の分枝鎖状または非分枝鎖状ブロックコポリマーである。典型的なアルキル基は、例えばドデシル基またはステアリル基であり、典型的なアルケニル基は、例えばオレイル基であり、典型的なアリール基は、フェニル基であり、および典型的なアルキル化アリール基は、例えばノニルフェニル基である。ポリウレタン増粘剤は、その増粘特性および構造のために、物理的に、熱的に、または熱的および物理的に硬化可能な結合剤樹脂としては不適当である。従って、このポリウレタン増粘剤は、本発明によるベースラッカー組成物中に結合剤として使用しうるポリウレタンとは明らかに区別される。

0028

前記種類の適当な添加剤は、例えば
− ドイツ連邦共和国特許出願公開第19948004号明細書A1、第14頁、第4行〜第17頁、第5行、
− ドイツ連邦共和国特許第10043405号明細書C1、第5欄、段落[0031]〜[0033]
の記載から公知である。この添加剤は、通常の公知の量で使用される。

0029

本発明により使用されるベースラッカーの固体含量は、個々の具体的な場合の要件に応じて変動することができる。第1に、この固体含量は、塗布、殊にスプレー塗布に必要とされる粘度に従い、したがって、この固体含量は、当業者によって一般的な専門知識に基づいて場合により二三の指針となる試験を利用して調整することができる。

0030

特に、ベースラッカーの固体含量は、5〜70質量%、特に有利に10〜65質量%、殊に有利に15〜60質量%である。

0031

固体含量とは、確定された条件下で蒸発濃縮の際に残留物として残留する質量割合であると予想することができる。本願において、固体は、DIN EN ISO 3251により測定された。測定時間は、125℃で60分であった。

0032

本発明により使用されるベースラッカーの製造は、ベースラッカーの製造にとって通常の公知の混合方法および混合集成装置を使用して行なうことができる。

0033

本発明によるベースラッカーは、一成分(1K)系、二成分(2K)系または多成分(3K,4K)系として使用することができる。

0034

一成分(1K)系においては、結合剤および架橋剤が同時に、即ち一成分で存在する。そのための前提は、2つの成分がより高い温度で初めて、および/または化学線での照射の際に初めて互いに架橋することである。

0035

二成分(2K)系においては、結合剤および架橋剤が互いに別々に少なくとも2つの成分で存在し、これらの成分は、塗布前に初めて一緒にされる。この形は、結合剤と架橋剤が既に室温で互いに反応する場合に選択される。この種のラッカーは、特に感熱性の基体を被覆するために、殊に自動車修復塗装において使用される。

0036

本発明による方法により、金属基体および非金属基体、殊にプラスチック基体、特に自動車ボディまたはその一部をラッカー塗布することができる。

0037

また、本発明の対象は、ピンホール限界を高めるため、および/または顔料を配合した水性ラッカーにおけるピンホール数を減少させるための、本発明によるベースラッカー中に使用された置換シクロヘキサノールまたは置換シクロヘキサノールからなる混合物の使用である。

0038

以下、本発明を実施例につき説明する。

0039

実施例
1.銀色の水ベースラッカーの製造
第A表中の"水性相"の項目に記載された成分を、記載された順序で一緒にして攪拌し、水性混合物に変える。直ぐ次の工程で、"有機相"の項目に記載された成分から有機混合物を製造する。この有機混合物を水性混合物に添加する。更に、10分間攪拌し、脱イオン水およびジメチルエタノールアミンを用いてpH値を8に調節し、かつ23℃で回転粘度計(Mettler−Toledo社の機器Rheomat RM 180)を用いて測定した、1000/秒の剪断負荷下でのスプレー粘度を58mPasに調節する。

0040

0041

水ベースラッカーE1:
比較水ベースラッカーE1を製造するために、水ベースラッカー1に商業的に入手可能な1−オクタノール1.5質量部を添加した。
水ベースラッカーE2:
本発明による水ベースラッカーE2を製造するために、水ベースラッカー1に商業的に入手可能な3,3,5−トリメチルシクロヘキサノール1.5質量部を添加した。
水ベースラッカーE3:
本発明による水ベースラッカーE3を製造するために、水ベースラッカー1に商業的に入手可能な4−第三級ブチルシクロヘキサノール1.5質量部を添加した。
水ベースラッカーE4:
本発明による水ベースラッカーE4を製造するために、水ベースラッカー1に商業的に入手可能なラセミ体のメントール1.5質量部を添加した。
水ベースラッカーE5:
本発明による水ベースラッカーE5を製造するために、水ベースラッカー1に商業的に入手可能なボルネオール1.5質量部を添加した。
水ベースラッカーE6:
本発明による水ベースラッカーE6を製造するために、水ベースラッカー1に商業的に入手可能なイソボルネオール1.5質量部を添加した。
水ベースラッカーE7:
本発明による水ベースラッカーE7を製造するために、水ベースラッカー1に商業的に入手可能な4−メチルシクロヘキサノール1.5質量部を添加した。

0042

0043

第1表中の質量%の記載は、それぞれの水ベースラッカー中の環式アルコールの割合に対するものである。

0044

水ベースラッカーE1と水ベースラッカーE2〜E7との比較試験
ピンホール限界およびピンホール数を測定するために、多層塗膜を次の一般的な規定に従って製造した:
被覆後に層厚差を算出しうるようにするために、寸法30×50cmの目止め剤塗膜で被覆された鋼薄板の長辺に粘着ストリップを備えさせた。水ベースラッカーを楔状静電塗装した。生じる水ベースラッカー層を1分間室温空気乾燥させ、引続き10分間空循環炉内で70℃で乾燥させた。乾燥した水ベースラッカー層上に通常の二成分クリヤラッカーを塗装した。生じるクリヤラッカー層を20分間室温で空気乾燥させた。引続き、水ベースラッカー層およびクリヤラッカー層を空気循環炉内で20分間140℃で硬化させた。生じる楔形の多層塗膜を目視的に評価した後に、ピンホール限界の層厚を測定した。結果は、第2表中に見出せる。

0045

0046

結果は、本発明による置換シクロヘキサノールの使用が水ベースラッカーE1と比較してピンホール限界を高めかつ同時にピンホール数が減少することを裏付けるものである。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ