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技術 削り屑誘導システム、冷却流路、冷却流路システム、および、これらのうちの少なくとも1つを備えた高性能リーマー

出願人 グーリングオーハーゲー
発明者 シャンズ,ジェラードベック,マンフレッド
出願日 2011年3月23日 (9年10ヶ月経過) 出願番号 2013-500503
公開日 2013年6月17日 (7年7ヶ月経過) 公開番号 2013-523462
状態 特許登録済
技術分野 フライス加工 穴あけ工具 平削り,ブローチ,やすり,リーマ,その他
主要キーワード 突出エッジ 断面レベル 接続区域 各冷却流路 部分要素 冷却剤流路 各流出口 工具刃
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2013年6月17日)のものです。
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図面 (16)

課題・解決手段

本明細書は、穿孔工具旋削工具フライス盤、または、リーマー用の削り屑誘導システムを示すものである。削り屑誘導システムは、刃溝(1004)の1つの区域と、スパイラルポイントによって形成される第1の面(1002)とを備えており、当該区域と第1の面(1002)との間には第1のエッジ(1003)が配置されており、穿孔工具、旋削工具、フライス盤、または、リーマーの切削動作によって生成された削り屑を第1のエッジ(1003)において粉砕できるようになっている。本願はさらに、このような削り屑誘導システムを備える高性能リーマー、全体が超硬合金から構成されるリーマー、中央に配置されておらず、かつ、軸方向にのびる冷却流路を備えるリーマー(図1および9)、円周方向に不均等に分散された冷却流路を備えるリーマー(図9)、および、冷却流路の流出口が異なる断面レベルに配置された冷却流路を備えるリーマー(図14)に関する。

概要

背景

従来技術として、研磨による孔の微細加工を行うことが可能な高性能リーマーが知られている。この研磨によって、特に表面の品質の改善が実現される。

概要

本明細書は、穿孔工具旋削工具フライス盤、または、リーマー用の削り屑誘導システムを示すものである。削り屑誘導システムは、刃溝(1004)の1つの区域と、スパイラルポイントによって形成される第1の面(1002)とを備えており、当該区域と第1の面(1002)との間には第1のエッジ(1003)が配置されており、穿孔工具、旋削工具、フライス盤、または、リーマーの切削動作によって生成された削り屑を第1のエッジ(1003)において粉砕できるようになっている。本願はさらに、このような削り屑誘導システムを備える高性能リーマー、全体が超硬合金から構成されるリーマー、中央に配置されておらず、かつ、軸方向にのびる冷却流路を備えるリーマー(および9)、円周方向に不均等に分散された冷却流路を備えるリーマー()、および、冷却流路の流出口が異なる断面レベルに配置された冷却流路を備えるリーマー()に関する。

目的

従って、使用時にできるだけ小さな削り屑を発生させることを特徴とするリーマー、とりわけ、高性能リーマーを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

穿孔工具旋削工具フライス盤、または、リーマーのための削り屑誘導システムであって、前記削り屑誘導システムは、刃溝の一区域(1004)と、スパイラルポイントによって形成される第1の面(1002)とを有し、前記一区域と前記第1の面(1002)との間には、第1のエッジ(1003)が配置されており、前記穿孔工具、旋削工具、フライス盤、または、リーマーの切削動作によって生じた切り屑を前記第1のエッジ(1003)において粉砕できる、前記削り屑誘導システム。

請求項2

前記削り屑誘導システムは、第2の面(1006)を有し、前記第2の面(1006)は、前記スパイラルポイントまたは別のスパイラルポイントによって形成されることができ、前記第2の面(1006)と前記刃溝部(1004)との間には第2のエッジ(1005)が配置されており、前記穿孔工具、旋削工具、フライス盤、または、リーマーの切削動作によって生じる切り屑を前記第2のエッジ(1005)において粉砕できる、請求項1に記載の削り屑誘導システム。

請求項3

前記第1の面(1002)は、前記第2の面(1006)に対してほぼ垂直に配置されている、請求項2に記載の削り屑誘導システム。

請求項4

前記第1のエッジ(1003)がほぼ軸方向に延びて配置されているか、前記第2のエッジ(1005)がほぼ径方向に延びて配置されているか、または、前記第1のエッジ(1003)がほぼ軸方向に延びて配置されており、かつ前記第2のエッジ(1005)がほぼ径方向に延びて配置されている、請求項2または3に記載の削り屑誘導システム。

請求項5

穿孔工具、旋削工具、フライス盤、または、リーマーの刃溝(105)に供給するための冷却流路(104)であって、前記冷却流路(104)は、実質的に、前記穿孔工具、旋削工具、フライス盤、または、リーマーの縦軸に沿って配置されており、前記冷却流路(104)は中央から外れた位置に形成されている、前記冷却流路(104)。

請求項6

前記冷却流路(104)は、刃溝(105)を製造した後に、前記冷却流路(104)が前記刃溝(105)に合流するように配置される、請求項5に記載の冷却流路(104)。

請求項7

穿孔工具、旋削工具、フライス盤、または、リーマーの刃に供給するための冷却流路システムであって、前記冷却流路システムは、少なくとも2つの冷却流路(901)を備え、2つの冷却流路(901)と中心点(903)とが、20°、30°、40°、50°、60°、70°、80°、90°、または、任意の角度値の角度を形成している、および/または、前記角度値が前記穿孔工具、旋削工具、フライス盤、または、リーマーにおいて交互に配置されている、前記冷却流路システム。

請求項8

工作物の孔を仕上げ加工するための高性能リーマーであって、前記高性能リーマーは、請求項5または6に記載の冷却流路(104)、および/または、請求項7または8に記載の冷却流路システムを有する、および/または、前記高性能リーマーは、主要刃(1001)と刃溝(1004)とを有し、かつ請求項1から4までのいずれか1項に記載の削り屑誘導システムを備えている、高性能リーマー。

請求項9

工作物を微細加工するための高性能リーマーであって、該高性能リーマーは、全体が超硬合金から構成されている高性能リーマー。

請求項10

前記高性能リーマーは、多枚刃である、および/または、前記高性能リーマーは、流出口を有する複数の冷却流路を備え、前記流出口は、前記高性能リーマーの縦軸に対して垂直に構成された1つの断面レベル、または、異なる断面レベルに設けられており、および/または、前記高性能リーマーは、少なくとも1つの冷却流路が、放射状に、または、半径方向に傾斜して、配向されている、請求項9に記載の高性能リーマー。

技術分野

0001

本発明は、穿孔工具旋削工具フライス盤、または、リーマーのための削り屑誘導システムと、穿孔工具、旋削工具、フライス盤、または、リーマーの刃溝に供給するための冷却流路と、穿孔工具、旋削工具、フライス盤、または、リーマーの刃に供給するための冷却流路システムと、工作物穿孔仕上げ加工するための高性能リーマーとに関するものである。

背景技術

0002

従来技術として、研磨による孔の微細加工を行うことが可能な高性能リーマーが知られている。この研磨によって、特に表面の品質の改善が実現される。

発明が解決しようとする課題

0003

リーマーを使用すると削り屑が生じる場合がある。この削り屑が旋回して、例えば加工対象の工作物の表面の損傷を招く場合がある。とりわけ、長い削り屑は、傷をつける危険がある。このような理由から、基本的に、切削加工によって生じる削り屑をできるだけ小さくするような努力が常になされている。
従って、使用時にできるだけ小さな削り屑を発生させることを特徴とするリーマー、とりわけ、高性能リーマーを提供することが課題である。

課題を解決するための手段

0004

本発明の第1の実施形態では、穿孔工具、旋削工具、フライス盤、または、リーマーのための削り屑誘導システムが提供される。上記削り屑誘導システムは、刃溝の一区域と、スパイラルポイント(Schalanschnitt erzeugt wird)によって形成される第1の面とを有する。上記一区域と上記第1の面との間には、第1のエッジが配置されており、穿孔工具、旋削工具、フライス盤、または、リーマーの切削動作によって生じる削り屑を、当該第1のエッジにおいて粉砕することが可能である。
スパイラルポイントによって形成される面と刃溝との間にエッジが生成されることにより、削り屑誘導段(Spanleitstufe)を形成することが可能である。ここで、上記エッジは、「チップブレーカ」の機能を果たすことが可能である。

0005

本発明の第2の実施形態では、穿孔工具、旋削工具、フライス盤、または、リーマーの刃溝に供給するための冷却流路が提供される。上記冷却流路は、実質的に、穿孔工具、旋削工具、フライス盤、または、リーマーの縦軸に沿って配置されており、上記冷却流路は、中央から外れた位置に形成されている。

0006

本発明の第3の実施形態では、穿孔工具、旋削工具、フライス盤、または、リーマーの刃に供給する冷却流路システムが提供される。上記冷却流路システムは、少なくとも2つの冷却流路を備え、2つの冷却流路と中心点とのなす角度が、20°、30°、40°、50°、60°、70°、80°、90°、または、任意の角度値を有している。
円上に不均衡または非対称に分散された複数の冷却流路の構成により、主要刃およびこれに関連する刃溝も、不均衡または非対称な配置になることが考慮されるが、それにもかかわらず、冷却流路が、(別の流路部分を配置することなく)直接、それぞれの刃溝に合流可能となることは確保できる。

0007

本発明の第4の実施形態では、工作物の孔を仕上げ加工するための高性能リーマーが提供される。上記高性能リーマーは、請求項5または6に記載の冷却流路、および/または、請求項7または8に記載の冷却流路システムを備えている。

0008

本発明の第5の実施形態では、工作物の微細加工をするための高性能リーマーが提供される。上記高性能リーマーは、全体が超硬合金から構成される。
全体が超硬合金から成る工具は、より長い耐用時間を有する。なぜなら、超硬合金は、非常に硬くて、すなわち極めて耐久性の高い材料だからである。有利なことに、本発明に係る高性能リーマーは、超硬合金から成る刃などの部分要素だけを有しているだけでなく、全体的に超硬合金から構成されている。そのため、まず、本発明の高性能リーマーは製造が容易であり、そして、全体が超硬合金から成る高性能リーマーは、耐用時間がより長い。

0009

典型的な実施形態は、従属請求項に記載される。
本発明の典型的な実施形態によれば、削り屑誘導システムが提供される。当該削り屑誘導システムは、上記スパイラルポイントあるいは別のスパイラルポイントによって形成され得る第2の面を有する。上記第2の面と上記刃溝との間には、第2のエッジが配置されており、穿孔工具、旋削工具、フライス盤、または、リーマーの切削動作によって生じる削り屑を、上記第2のエッジにおいて粉砕することができる。
1つのスパイラルポイントによって、複数の面(例えば2つの面)が生成され得る。これらの面は、刃溝との境界において、エッジを有していることが可能である。これらのエッジは、発生した削り屑を粉砕することができるように、大きく突出している。

0010

本発明のさらなる実施形態では、上記第1の面が、上記第2の面に対してほぼ垂直に配置されている、削り屑誘導システムが提供される。
本発明のさらなる実施形態によれば、上記第1のエッジがほぼ軸方向に延びて配置されているか、上記第2のエッジがほぼ半径方向に延びて配置されているか、あるいは上記第1のエッジがほぼ軸方向に延びて配置されており、かつ上記第2のエッジがほぼ半径方向に延びて配置されている削り屑誘導システムを提供できる。
本発明に係る別の実施形態では、冷却流路が提供される。上記冷却流路は、刃溝を製造した後に、上記冷却流路が当該刃溝に合流するように配置される。

0011

従来技術では、冷却流路を有するリーマーが知られている。上記冷却流路は、軸方向に延びて配置されていると共に、中央に配置されている。すなわち、上記冷却流路は、冷却流路の縦軸とリーマーの縦軸とが一致するように配置されている。従って、刃溝に冷却剤または潤滑剤を供給するためには、対応する刃溝を、中央の冷却流路に接続する必要がある。この接続は通常、放電(Elektroerodieren)によって形成される。当然ながら放電は、結果的に、接続区域に隣接する領域の材料特性を変化させる、すなわち、特にこの隣接領域において、その機械定性が低下する。さらに、この冷却流路が、いわば二つの部分から構成されているため、冷却剤および/または潤滑剤の流れの向きを変更させなければならなくなる。これは、直線状に流れることが不可能になるからである。ここで、切削工具の刃を最少量で潤滑する場合、向きを約90°変更すると、空気/油の混合物の分離が引き起こされる。このため、本明細書に記載の従来技術のリーマーでは、最少量潤滑を行うことは不可能である。

0012

これに対して、本発明に係る冷却流路は、供給先の刃溝まで直線状に導かれており、リーマーの刃に供給するために、さらなる孔や開口部は必要ない。このため、さらなる工程を回避すること、または、さらなる工程によって生じる、リーマーの機械安定性の低下を回避することが可能である。

0013

本発明のさらなる実施形態によれば、穿孔工具、旋削工具、フライス盤、または、リーマーにおいて、上記角度値が交互に配置されている冷却流路システムが提供される。
本発明によれば、冷却流路は、穿孔工具、旋削工具、フライス盤、または、リーマーの縦軸と一致する中心点を有する円上に、任意に、そして非対称に配置されていてよい。このため、個々の冷却流路の間に、異なる角度値が形成されてもよい。他の一態様では、交互になった角度値が形成されてもよい。例えば、この冷却流路の間の角度値は、50°、60°、70°、50°、60°、70°であってもよいし、他の任意の角度値順を有していてもよい。この反復は、交互に、または、完全に非対称に生じてもよい。

0014

本発明のさらなる一実施形態によれば、主要刃と刃溝とを備える高性能リーマーが提供される。ここで、高性能リーマーは、請求項1〜4のいずれか1項に記載の削り屑誘導システムを備えている。
本発明のさらなる一実施形態によれば、高性能リーマーが提供される。上記高性能リーマーは、枚数が多い多枚刃であり、および/または、上記高性能リーマーは、流出口を有する複数の冷却流路を備えている。流出口は、1つの断面レベル、または、異なる複数の断面レベルに配置されている。上記断面レベルは、高性能リーマーの縦軸に対して垂直に構成されているか、少なくとも1つの冷却流路が放射状または半径方向に傾斜して配向されているか、あるいは高性能リーマーの縦軸に対して垂直に構成されており、かつ少なくとも1つの冷却流路が放射状または半径方向に傾斜して配向されている。本発明の1つの原理は、スパイラルポイントによって削り屑誘導段を形成する点といえる。スパイラルポイントによって、切削動作によって生じた削り屑をエッジに導くことが可能な1つの面を形成することが可能である。ここで、このエッジは、(その形状および隆起において)、チップブレーカとして構成されていてよく、上記面と刃溝との間の境界を形成する。さらに本発明では、チップブレーカとしての機能を満たすためにはこのエッジは、可能な限り突出、すなわち、上記面または刃溝から大きく突出している必要がある。
個々の特徴は、言うまでもなく、それぞれの特徴の間で組み合わせることが可能である。これにより、個々の特徴から得られる効果を合計したものを超える有利な効果を、部分的に奏することが可能となる。

0015

本発明のさらなる詳細および有利な点を、図面に示される実施形態を参照しながら説明する。

図面の簡単な説明

0016

図1は、高性能リーマーを示す斜視図である。
図2は、他の高性能リーマーを示す斜視図である。
図3は、他の高性能リーマーを示す概略図である。
図4は、他の高性能リーマーを示す概略図である。
図5は、他の高性能リーマーを示す概略図である。
図6は、他の高性能リーマーを示す斜視図である。
図7は、他の高性能リーマーを示す正面図である。
図8は、他の高性能リーマーを示す斜視図である。
図9は、他の高性能リーマーを示す背面図である。
図10は、他の高性能リーマーを示す斜視図である。
図11は、他の高性能リーマーを示す斜視図である。
図12は、本発明に係る他の高性能リーマーを示す図である。
図13は、本発明に係る他の高性能リーマーを示す図である。
図14は、本発明に係る他の高性能リーマーを示す図である。
図15は、本発明に係る他の高性能リーマーを示す図である。

実施例

0017

図1は、本発明に係る高性能リーマーを示す図である。この高性能リーマーは、シャフトの固定部103と、状部102と呼ぶことが可能な残りのシャフトとを有している。高性能リーマーは、直線状の刃溝105を備えている。当該刃溝には、冷却剤および/または潤滑剤を運搬するための冷却流路101,104が合流していてよい。高性能リーマーには、スパイラルポイントが実現されていてよい。スパイラルポイントは、高性能リーマーの1つまたは複数の面107に導かれていてよい。本発明によれば、スパイラルポイントは、面107と刃溝105との間に、エッジ106,108が形成され得るように実現されている。エッジ106,108は、ほぼ軸方向にのびる区域108と、ほぼ半径方向にのびる区域106とを有していてよい。エッジ106,108は、削り屑用の突出エッジを示しており、エッジ106,108によって削り屑を粉砕することが可能である。発生する削り屑を砕くことを可能にするために、エッジ106,108は、用途(例えば、工具鋼真鍮、または、アルミニウムの加工)に応じて、突出して、または、わずかに突出して形成されていてよい。

0018

従来技術に係る高性能リーマーは、中央冷却流路を有している。ここで、この冷却流路には、刃溝に冷却剤および/または潤滑剤を供給することが可能なように、半径方向にのびる流路区域が「開口されて」いてよい。ここで、半径方向にのびる流路区域は、特に、放電によって形成される。この場合、端部領域の材料特性は、この流路区域の周辺で変化することがある。材料特性の変化は、結果的に、特に、該当する領域を弱化させる。このため当該領域は、早く破損する傾向にある。さらに、少なくとも2つの流路区域を備える従来技術の冷却流路では、冷却剤および/または潤滑剤の流れの向きを変える必要がある。なぜなら、冷却剤および/または潤滑剤は、刃溝までの経路において、まず、軸方向にのびる流路区域に沿って流れ、その後、半径方向にのびる流路区域に沿って流れなければならないからである。最少量潤滑(MMS)では、この冷却剤および/または潤滑剤の流れの向きの変更は、結果的に、空気/油の混合物を分離させてしまう。このため、有効な潤滑を保証することができない。これに対して、本発明に係る高性能リーマーは、中央を延びるように配置されていない冷却流路101,104を有していてよい。冷却流路101,104は、例えば研磨によって刃溝105を製造する際に、刃溝105に冷却剤および/または潤滑剤を供給するための冷却流路104の流出口が、自動的に形成されるように配置されている。結果的に、従来技術の高性能リーマーの場合に必要な、半径方向にのびる流路区域を後から形成することを、回避することが可能である。このため、本発明に係る高性能リーマーでは、放電による材料の弱化を回避することが可能である。さらに、本発明に係る高性能リーマーの刃への冷却流路101,104を介した供給を、最少量潤滑によって行うことが可能である。なぜなら、冷却剤および/または潤滑剤が直線状に流れるため、空気/油の混合物の分離を回避することが可能だからである。あるいは、各刃溝に、2、3、4、または、さらに多数の冷却流路が設けられた高性能リーマーを提供可能である。ここで、高性能リーマーは、冷却流路が割り当てられていない刃溝を有していてよい。

0019

図2は、頚状部202と、冷却剤および/または潤滑剤用の冷却流路201,203とを備える高性能リーマーを示す図である。冷却流路201,203は、刃溝204に合流していてよい。例えば、高性能リーマーは、6つの主要刃208を有していてよい。他の一実施形態では、本発明に係る高性能リーマーは、2,3,4,5,7,8,9,10,11,12個、または任意の多数の数の主要刃を有していてよい。この高性能リーマーには、1つまたは複数のスパイラルポイントによって、1つまたは複数の面206が生成されている。面206では、エッジ205,207によって、刃溝204との境界が定められていてよい。エッジ205,207は、2つの区域205,207に分割されていてよく、ほぼ軸方向にのびる区域207が、ほぼ半径方向にのびる区域205に移行していてよい。面206は、削り屑誘導システムの一部を形成している。ここで、主要刃208によって生じる削り屑は、面206によって導かれ、エッジ205,207に誘導され得る。その後、エッジ205,207において、削り屑は、最終的に粉砕されることが可能である。

0020

本発明によれば、高性能リーマーは、軸方向にのびる冷却流路を有している。これらの冷却流路は、中央から外れた位置に配置されており、冷却流路は、冷却剤および/または潤滑剤を刃溝まで直線状に流すことが可能である。これによって、最少量潤滑の空気/油の混合物が分解してしまうことを回避することが可能である。さらに、本発明に係る高性能リーマーでは、中央に配置された冷却流路と刃溝との間に連結流路を形成するために放電を後から行うことを、回避することが可能である。

0021

図3は、シャフトの締め付け部302と頚状部303とを備える高性能リーマーを示す図である。この高性能リーマーはさらに、注入口301と流出口304とを有する冷却流路を備えている。流出口304は、冷却剤および/または潤滑剤を刃溝306に導く。高性能リーマーには、少なくとも1つのスパイラルポイントが実現される。これによって、少なくとも1つの面305が形成されることが可能である。この面305は、本発明によれば、面305が削り屑誘導システムの一部として利用可能なように、構成されている。

0022

図4は、図3の高性能リーマーを示す図である。この高性能リーマーは、刃溝404と、スパイラルポイントによって形成された面402とを備えている。刃溝404および面402は、エッジ401,403によって、互いに分離されている。エッジ401,403は、本発明によれば、削り屑誘導システムの一部を構成しており、高性能リーマーの使用時に、可能な限り小さな削り屑しか生成されないようにすることができる。

0023

図5は、シャフト区域501,502、冷却流路の流出口503、および、刃溝504を備える高性能リーマーを示す図である。

0024

図6は、本発明に係る、主要刃601を備える高性能リーマーを示す図である。ここでは、少なくとも1つのスパイラルポイントによって、面602,605が形成されていてよい。面602,605は、刃溝604と共に、エッジ603,606に通じていてよい。主要刃601によって形成された削り屑は、エッジ603,606によって、粉砕可能である。このため、大抵は、わずかな削り屑しか生成されない。

0025

図7は、高性能リーマーを示す正面図である。この高性能リーマーは、6つの主要刃702を備えていてよい。これらの各主要刃702には、自由面701が隣接していてよい。刃溝705が、少なくとも1つのスパイラルポイントによって形成された面703に隣接しており、刃溝705と面703との間の境界は、エッジ704を形成していてよい。エッジ704は、突出エッジとして構成されていることが可能である。面703によって、主要刃702が生成した削り屑を運搬することが可能である、すなわち、削り屑がエッジ704上に導かれるように運搬することが可能である。エッジ704は、次のように、すなわち、例えば、削り屑がエッジ704によって曲げられることが可能、または、砕かれることが可能なように、高く突出して構成されていてよい。
このように、面703、エッジ704、および、刃溝705の組み合わせにより、削り屑誘導システムまたは削り屑誘導段を構成することが可能である。

0026

図8は、高性能リーマーを示す図である。この高性能リーマーは、刃溝802を備える主要刃803と、スパイラルポイントによって形成され得る面801とを備えている。さらに、面801と刃溝802との間には、エッジ804が形成されていてよい。

0027

図9は、高性能リーマーを示す背面図である。ここでは、6つの冷却流路901が示されている。これらの冷却流路は、軸方向に延びて形成されていることが可能であるが、本発明によれば、中央に配置されていない。冷却流路901は、各刃溝に1つの冷却流路901が設けられ得るように、配置されていてよい。当該冷却流路901は、刃溝に合流しており、冷却剤および/または潤滑剤を直線的に流すことを確保している。これによって、最少量潤滑の際に、空気/油の混合物が分離することを回避可能である。

0028

図9には、高性能リーマーの典型的な一実施形態が示されている。ここでは、2つ冷却流路901ごとに、中心点903と、角度を形成していてよい。ここでは、角度α1、α2、α3、α4、α5、α6が形成され得る。角度α1およびα4は、約70°の値、角度α2およびα5は、約50°の値、角度α3およびα6は、約60°の値を有していてよい。他の一実施形態では、同一の角度値で均等に分散されていてもよい。他のさらなる一実施形態では、刃溝の数に対応した任意の数の冷却流路が設けられていてよい。これらの冷却流路は、均等なピッチ、または、任意のピッチに対応して、配置されていてよい。個々の冷却流路の間には、例えば、20°、30°、40°、50°、60°、70°、または、80°の角度が形成されてよく、この場合、個々の冷却流路の間は、同一の角度値が形成されてもよいし、または、異なる角度値の角度が形成されてもよい。

0029

図10は、主要刃1001を備える高性能リーマーを示す図である。ここでは、スパイラルポイントによって、面1002,1006が形成されていてよい。面1002,1006は、該面1002,1006と刃溝1004との間のエッジ1003,1005に通じていてよい。面1002,1006は、主要刃1001から発生した削り屑を、エッジ1003,1005に導くことが可能である。そこで、削り屑は、エッジ1003,1005によって粉砕されることが可能である。

0030

図11は、本発明の典型的な一実施形態に係る12個の刃1101を備える他の高性能リーマーを示す図である。高性能リーマーは、多枚刃、特に数の多い多枚刃の切削工具として実施されていてよく、12個以上の刃(例えば、刃13,14,15,16,17,18,19,20、またはそれ以上の刃)を備えていてよい。この高性能リーマーは、12個よりも少ない数の刃を備えていてもよい。幾つかまたは全ての刃1101の近傍に、冷却流路1102,1103の流出口が配置されていてよい。全てまたは多数の流出口のうちの、流出口1102,1103は、高性能リーマーの縦軸に垂直に向けられた1つの断面レベルに配置されていてよい。他の一実施形態では、各流出口が、高性能リーマーの縦軸に垂直に向けられた、それぞれ異なる断面レベルに配置されていてもよい。これらの冷却流路は、半径方向に向けられていてよい。他の一実施形態では、冷却流路は、高性能リーマーの縦軸に対して垂直に向けられていない縦軸を有している。この場合、冷却流路は、半径方向に配向されておらず、半径方向に傾斜して構成されている。この場合、流出口1102は、半径方向に配向された冷却流路の場合のような断面が円形の流出口を有しているのではなく、流出口の縁が楕円形に構成されている。他の一実施形態では、本発明に係る高性能リーマーは、冷却流路の、部分的に円形の流出口1103、および/または、冷却流路の、部分的に楕円形の流出口1102を有していてよい。高性能リーマーの他の一実施形態では、冷却流路の幾つかまたは全ての流出口が、1つの刃溝1105の中に設けられていてもよい。他のさらなる一実施形態では、幾つかまたは全ての流出口が、それぞれ、誘導面1104に配置されていてもよい。本発明に係る高性能リーマーは、中央から外れた位置に配置された1つのまたは複数の冷却流路を有していてよい。この冷却流路の流出口は、1つまたは複数の誘導面1104を研磨する際に形成される。この場合、少なくとも1つの冷却流路が1つの誘導面に合流している。高性能リーマーの他のさらなる一実施形態では、1つ、または少なくとも1つの冷却流路が、それぞれ1つの誘導面に合流している。あるいは、高性能リーマーは、冷却流路の流出口を複数有しており、各冷却流路は、それぞれ1つの誘導面に合流している、すなわち、各流出口が、それぞれ1つの誘導面内に配置されている。これらの流出口は、高性能リーマーの縦軸に垂直に配向された、異なる断面レベルに配置されている。従って、誘導面の研磨により、中央から外れた位置に冷却流路の流出口が形成される。これによって、研磨部の長さまたは径方向への深さによって、流出口を軸方向に構成することが可能である。高性能リーマーの他のさらなる一実施形態では、冷却流路の幾つかまたは全ての流出口が、1つの刃溝と隣接する1つの誘導面との間に配置されていてよい。他のさらなる一実施形態では、高性能リーマーは、全体が、超硬合金から構成される。この場合は、全体が超硬合金から成る高性能リーマーが提案される。

0031

本発明によって提供される、スパイラルポイントによって形成され得る面と、当該面と刃溝との間のエッジとを備える削り屑誘導システムは、通常のリーマーに配置されていてもよい。この場合、上記エッジは、生成された削り屑の粉砕に適している。さらに、本発明に係る削り屑誘導システムは、ねじれ刃リーマーに適用してもよい。

0032

図12は、中央から外れた位置に配置された冷却流路用の流出口1201,1204を備える高性能リーマーを示す図である。流出口1201,1204は、研磨によって、または、刃溝の形成時に作成可能である。本発明によれば、さらに、複数の刃溝1209が締め付けシャフト1203の方向に長く研磨されていてよく、複数の刃溝1205がより短い長さで締め付けシャフト1203の方向に研磨されていてよい。前者の場合、主要刃から離れた位置に配置された流出口1201が複数形成される。この流出口1201によって、冷却剤および/または潤滑剤を大きく広げて、または大きく扇状に広げて刃/工具刃/主要刃に向けることが可能である。刃溝1205がより短い長さで締め付けシャフト1203の方向に研磨されているならば、工具刃により近接して配置可能な流出口1204が複数得られる。このため、冷却剤および/または潤滑剤を集中的かつ正確に工具刃に向けることが可能である。

0033

図13は、1つの刃溝1309を備える高性能リーマーを示す図である。刃溝1309は、当該工具の頚状部1302の方向に長く研磨されている。これによって、工具刃/主要刃1308から離れた位置に配置された流出口1301を形成することが可能である。このため、冷却剤および/または潤滑剤を大きく広がるように構成して工具刃1308の上に流すことが可能である。本発明によれば、複数の刃溝が異なる長さでシャフトの中に研磨されている工具を提供可能である。他の一実施形態では、複数の刃溝が工具シャフトの方向にほぼ同じ長さで研磨されている工具が提供される。

0034

図14は、工具刃1401,1408を備える高性能リーマーを示す図である。この工具には、刃溝1406,1407が異なる長さに研磨されている。これによって、工具刃1401,1408から異なる距離に配置可能な流出口1403,1405を形成することが可能である。流出口1403,1405は、異なる断面レベル1402,1404に配置されてよい。断面レベル1402,1404は、工具の縦軸に垂直に延びていてよい。流出口1403が工具刃1401の近傍に配置されているほど、工具刃1401に冷却剤および/または潤滑剤を集中的に供給することが可能になる。流出口1405が工具刃1408から離れて配置されているほど、工具刃1408に大きく扇状に広がった冷却剤および/または潤滑剤の噴流を供給することが可能になる。

0035

図15は、中央から外れた位置に配置された複数の冷却流路を備える工具を示す図である。工具には、刃溝1508,1509が階段状に形成されている、または、シャフトの方向に異なる長さで研磨されている。これによって、異なる断面レベル1502,1504,1506,1507に配置可能な流出口1503,1505を形成することが可能である。

0036

なお、「含む」という用語は、他の構成要素または他の処理ステップを排除しない。同様に、「1つの」という用語は、複数の構成要素および複数のステップを排除しない。
ここで用いられた符号は、理解の容易性を高めるためのみに利用されるものであり、限定的に解釈されるべきではない。本願発明の保護されるべき範囲は、特許請求の範囲において記載される。

0037

101冷却流路
102頚状部
103 固定部
104 冷却流路
105刃溝
106エッジ
107 面
108 エッジ
201 冷却流路の流出口
202 頚状部
203 冷却流路の流出口
204 刃溝
205 エッジ
206 面
207 エッジ
208 主要刃
301 冷却流路の注入口
302 固定部
303 頚状部
304 冷却流路の流出口
305 面
306 刃溝
401 エッジ
402 面
403 エッジ
404 刃溝
501 固定部
502 頚状部
503 冷却流路の流出口
504 刃溝
601 主要刃
602 面
603 エッジ
604 刃溝
605 面
606 エッジ
701自由面
702 主要刃
703 面
704 エッジ
705 刃溝
801 面
802 刃溝
803 主要刃
804 エッジ
805 エッジ
806 面
901 冷却流路
902 円
903中心点
1001 主要刃
1002 面
1003 エッジ
1004 刃溝
1005 エッジ
1006 面
1101 刃
1102 冷却流路の流出口
1103 冷却流路の流出口
1104誘導面
1105 刃溝
1201 冷却流路の流出口
1202 頚状部
1203 固定部
1204 冷却流路の流出口
1205 刃溝
1206 エッジ
1207 面
1208 エッジ
1209 刃溝
1301 冷却流路の流出口
1302 頚状部
1303 冷却流路の流出口
1304 刃溝
1305 エッジ
1306 面
1307 エッジ
1308 主要刃
1309 刃溝
1401工具刃
1402断面レベル
1403冷却剤流路の流出口
1404 断面レベル
1405 冷却剤流路の流出口
1406 刃溝
1407 刃溝
1408 工具刃
1501 工具刃
1502 断面レベル
1503 冷却剤流路の流出口
1504 断面レベル
1505 冷却剤流路の流出口
1506 断面レベル
1507 断面レベル
1508 刃溝
1509 刃溝

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