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技術 非侵襲的血圧測定装置のカフを膨張させるための方法及び装置

出願人 コーニンクレッカフィリップスエヌヴェ
発明者 マスファン
出願日 2011年1月27日 (8年5ヶ月経過) 出願番号 2012-553422
公開日 2013年6月6日 (6年1ヶ月経過) 公開番号 2013-520218
状態 特許登録済
技術分野 脈拍・心拍・血圧・血流の測定
主要キーワード 収縮弁 パルス占有率 高精度圧力 振動測定法 膨張制御 主マイクロプロセッサ 等差数列 補助圧力
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2013年6月6日)のものです。
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図面 (3)

課題・解決手段

本発明は非侵襲的血圧測定装置カフ膨張させるための方法と装置を提供する。方法は、複数の時点においてカフの複数の圧力値を得るステップと、複数の圧力値、複数の時点におけるカフの複数の目標圧力値、及び複数の時点の隣接する2時点毎の間の各時間間隔に対応する複数の膨張速度パラメータに基づいて第1の膨張速度パラメータを計算するステップと、複数の時点の最後の時点から複数の時点後最初の時点まで、第1の膨張速度パラメータに対応する速度でカフを膨張させるステップとを有する。このように、過電圧現象若しくは低速カフ膨張の状態が削減若しくは除去されることができるように、カフの目標圧力値が均一に変化するとき、均一なカフ膨張が達成されることができる。加えて、複数の圧力値を導入することにより、所定時点において得られたカフ圧力値に大きな誤差がある場合であっても、カフ膨張を正確に制御することがまだ可能である。

概要

背景

侵襲血圧測定とは対照的に、非侵襲的血圧測定は人体血圧間接的に測定する方法である。現在、非侵襲的血圧測定法の2つのカテゴリがある。

1つの方法は、聴診に基づく聴診測定法、すなわちコロトコフ音法である。コロトコフ音法では、血圧を測定される人の腕にカフ巻き付けられる必要があり、聴診器上腕動脈に置かれる。最初に、動脈中の血流遮断されるまでカフが膨張され、それからカフが収縮される。膨張過程中に音の変化が生じ、この音はコロトコフ音と呼ばれる。医師はコロトコフ音の変化を聞くことによって血圧を決定する。これがコロトコフ音法と呼ばれる。

他の方法は振動測定法である。実際には振動測定法はコロトコフ音法の延長である。これはカフを膨張させることによって血流を遮断し、それからカフがゆっくりと収縮される。血圧は収縮過程中の動脈の拍動によって生じる振動波を検出することによって決定される。

現在、電子自動血圧測定装置のほとんどは、高い再現性と一貫性と精度を持ち、臨床検査で広く使用されている振動測定法に基づいて血圧を測定する。

CN101103908Aは非侵襲的血圧測定のための装置と安全保護法を開示する。測定装置の安全保護回路は独立して補助圧力測定回路補助マイクロプロセッサ回路とで構成される。通常測定において、補助マイクロプロセッサ回路は補助圧力測定回路を用いてカフの圧力を周期的にサンプリングし、サンプリングされた圧力を公称過電圧保護値と比較する。これが公称過電圧保護値を超える場合、補助マイクロプロセッサ回路は空気圧が安全圧を下回るまで収縮弁を開くように制御信号を送信する。

非侵襲的血液測定の広い用途を考慮して、本発明の発明者らは非侵襲的圧力測定新生児などの特定の人のためのある特定の要件を満たさなければならないことを認識している。新生児は比較的細い腕を持つので、比較的小さなカフを使用する。非侵襲的血圧測定中、カフ膨張速度が制御されない、又はうまく制御されない場合、非常に高い膨張速度によって過電圧現象が生じる可能性があり、これは新生児を不快に感じさせ、ひいては血圧測定に影響を及ぼす。

さらに、過電圧現象を防ぐために低いカフ膨張速度が適用される場合、非常に低い膨張速度のために測定時間が非常に長くなり得る。新生児が非常に長時間同じ姿勢でいなければならないために泣く場合、これは測定結果の精度に影響を及ぼし得る。

従って、新生児の非侵襲的血圧測定中、カフ膨張を制御する方法を知ることは非常に重要である。CN101103908Aによって開示される方法は、カフの圧力が公称過電圧保護値を超える場合に収縮によって過電圧問題を解決することしかできない。これはカフを膨張させる過程中に過電圧現象を削減若しくは除去することはできず、低いカフ膨張速度の問題を解決することができない。

概要

本発明は非侵襲的血圧測定装置のカフを膨張させるための方法と装置を提供する。方法は、複数の時点においてカフの複数の圧力値を得るステップと、複数の圧力値、複数の時点におけるカフの複数の目標圧力値、及び複数の時点の隣接する2時点毎の間の各時間間隔に対応する複数の膨張速度パラメータに基づいて第1の膨張速度パラメータを計算するステップと、複数の時点の最後の時点から複数の時点後最初の時点まで、第1の膨張速度パラメータに対応する速度でカフを膨張させるステップとを有する。このように、過電圧現象若しくは低速カフ膨張の状態が削減若しくは除去されることができるように、カフの目標圧力値が均一に変化するとき、均一なカフ膨張が達成されることができる。加えて、複数の圧力値を導入することにより、所定時点において得られたカフ圧力値に大きな誤差がある場合であっても、カフ膨張を正確に制御することがまだ可能である。

目的

基本的なアイデアは、前の時点において測定されたカフの実際の圧力値、カフの目標圧力値(すなわち所望の圧力値)、及び対応する膨張速度に基づいてカフ膨張速度を調節することである

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

非侵襲的血圧測定装置カフ膨張させる方法であって、複数の時点において前記カフの複数の圧力値を得るステップと、前記複数の圧力値、前記複数の時点における前記カフの複数の目標圧力値、及び前記複数の時点の隣接する2時点毎の間の各時間間隔に対応する複数の膨張速度パラメータに基づいて第1の膨張速度パラメータを計算するステップと、前記複数の時点の最後の時点から前記複数の時点後最初の時点まで、前記第1の膨張速度パラメータに対応する速度で前記カフを膨張させるステップとを有する、方法。

請求項2

前記第1の膨張速度パラメータを計算するステップが次式によって実行され、Sは前記第1の膨張速度パラメータ、nは前記複数の時点の総時点数、PMiは前記複数の時点の時点iにおける前記カフの目標圧力値、Piは前記複数の時点の時点iにおける前記カフの圧力値、Siは時点iと時点i+1の間の時間間隔に対応する膨張速度パラメータ、kiは重み係数である、請求項1に記載の方法。

請求項3

Ki+1≧Kiである、請求項2に記載の方法。

請求項4

隣接する2時点毎の間の各時間間隔が所定期間である、請求項1に記載の方法。

請求項5

前記所定期間が100ms乃至800msの範囲である、請求項4に記載の方法。

請求項6

非侵襲的血圧測定装置のカフを膨張させるための装置であって、複数の時点において前記カフの複数の圧力値を得るための圧力センサと、前記複数の圧力値、前記複数の時点における前記カフの複数の目標圧力値、及び前記複数の時点の隣接する2時点毎の間の各時間間隔に対応する複数の膨張速度パラメータに基づいて第1の膨張速度パラメータを計算するためのプロセッサと、前記複数の時点の最後の時点から前記複数の時点後最初の時点まで、前記第1の膨張速度パラメータに対応する速度で前記カフを膨張させるための膨張ユニットとを有する、装置。

請求項7

前記プロセッサが次式を用いて前記第1の膨張速度パラメータを計算し、Sは前記第1の膨張速度パラメータ、nは前記複数の時点の総時点数、PMiは前記複数の時点の時点iにおける前記カフの目標圧力値、Piは前記複数の時点の時点iにおける前記カフの圧力値、Siは時点iと時点i+1の間の時間間隔に対応する膨張速度パラメータ、kiは重み係数である、請求項6に記載の装置。

請求項8

Ki+1≧Kiである、請求項7に記載の装置。

請求項9

隣接する2時点毎の間の各時間間隔が所定期間である、請求項6に記載の装置。

請求項10

前記所定期間が100ms乃至800msの範囲である、請求項9に記載の装置。

技術分野

0001

本発明は非侵襲的血圧測定に、特に非侵襲的血圧測定装置カフ膨張させるための方法及び装置に関する。

背景技術

0002

侵襲的血圧測定とは対照的に、非侵襲的血圧測定は人体血圧間接的に測定する方法である。現在、非侵襲的血圧測定法の2つのカテゴリがある。

0003

1つの方法は、聴診に基づく聴診測定法、すなわちコロトコフ音法である。コロトコフ音法では、血圧を測定される人の腕にカフが巻き付けられる必要があり、聴診器上腕動脈に置かれる。最初に、動脈中の血流遮断されるまでカフが膨張され、それからカフが収縮される。膨張過程中に音の変化が生じ、この音はコロトコフ音と呼ばれる。医師はコロトコフ音の変化を聞くことによって血圧を決定する。これがコロトコフ音法と呼ばれる。

0004

他の方法は振動測定法である。実際には振動測定法はコロトコフ音法の延長である。これはカフを膨張させることによって血流を遮断し、それからカフがゆっくりと収縮される。血圧は収縮過程中の動脈の拍動によって生じる振動波を検出することによって決定される。

0005

現在、電子自動血圧測定装置のほとんどは、高い再現性と一貫性と精度を持ち、臨床検査で広く使用されている振動測定法に基づいて血圧を測定する。

0006

CN101103908Aは非侵襲的血圧測定のための装置と安全保護法を開示する。測定装置の安全保護回路は独立して補助圧力測定回路補助マイクロプロセッサ回路とで構成される。通常測定において、補助マイクロプロセッサ回路は補助圧力測定回路を用いてカフの圧力を周期的にサンプリングし、サンプリングされた圧力を公称過電圧保護値と比較する。これが公称過電圧保護値を超える場合、補助マイクロプロセッサ回路は空気圧が安全圧を下回るまで収縮弁を開くように制御信号を送信する。

0007

非侵襲的血液測定の広い用途を考慮して、本発明の発明者らは非侵襲的圧力測定新生児などの特定の人のためのある特定の要件を満たさなければならないことを認識している。新生児は比較的細い腕を持つので、比較的小さなカフを使用する。非侵襲的血圧測定中、カフ膨張速度が制御されない、又はうまく制御されない場合、非常に高い膨張速度によって過電圧現象が生じる可能性があり、これは新生児を不快に感じさせ、ひいては血圧測定に影響を及ぼす。

0008

さらに、過電圧現象を防ぐために低いカフ膨張速度が適用される場合、非常に低い膨張速度のために測定時間が非常に長くなり得る。新生児が非常に長時間同じ姿勢でいなければならないために泣く場合、これは測定結果の精度に影響を及ぼし得る。

0009

従って、新生児の非侵襲的血圧測定中、カフ膨張を制御する方法を知ることは非常に重要である。CN101103908Aによって開示される方法は、カフの圧力が公称過電圧保護値を超える場合に収縮によって過電圧問題を解決することしかできない。これはカフを膨張させる過程中に過電圧現象を削減若しくは除去することはできず、低いカフ膨張速度の問題を解決することができない。

発明が解決しようとする課題

0010

上記の技術的問題と従来技術の理解に基づき、非侵襲的血液測定中にカフ膨張速度を効果的に制御することが望ましい。

課題を解決するための手段

0011

上記懸念の1つ以上によりよく対処するために、本発明の一態様の一実施形態によれば、非侵襲的血圧測定装置のカフを膨張させる方法が提供される。方法は以下のステップを有する。
複数の時点においてカフの複数の圧力値を得るステップ、
複数の圧力値、複数の時点におけるカフの複数の目標圧力値、及び複数の時点の隣接する2時点毎の間の各時間間隔に対応する複数の膨張速度パラメータに基づいて第1の膨張速度パラメータを計算するステップ、及び
複数の時点の最後の時点から複数の時点後最初の時点まで、第1の膨張速度パラメータに対応する速度でカフを膨張させるステップ。

0012

基本的なアイデアは、前の時点において測定されたカフの実際の圧力値、カフの目標圧力値(すなわち所望の圧力値)、及び対応する膨張速度に基づいてカフ膨張速度を調節することである。目標圧力値を妥当なレベルに設定することにより、カフ膨張速度を制御するために、次の時間間隔のカフ膨張速度が、得られたカフ圧力値、カフ目標圧力値、及び前の膨張速度パラメータに基づいて決定されることができる。過電圧現象又は低速カフ膨張の状態が削減若しくは除去されることができるように、カフの目標圧力値が均一に変化するとき、均一なカフ膨張が達成されることができる。加えて、複数の圧力値を導入することにより、特定時点において得られたカフ圧力値に大きな誤差がある場合であっても、複数の圧力値の他の圧力値の誤差が小さいときはカフ膨張を正確に制御することがまだ可能である。

0013

本発明の別の態様の一実施形態によれば、非侵襲的血圧測定装置のカフを膨張させるための装置が提供される。装置は以下を有する。
複数の時点においてカフの複数の圧力値を得るための圧力センサ
複数の圧力値、複数の時点におけるカフの複数の目標圧力値、及び複数の時点の隣接する2時点毎の間の各時間間隔に対応する複数の膨張速度パラメータに基づいて第1の膨張速度パラメータを計算するためのプロセッサ、及び、
複数の時点の最後の時点から複数の時点後最初の時点まで、第1の膨張速度パラメータに対応する速度でカフを膨張させるための膨張ユニット

0014

本発明のこれらの及び他の態様は以下に記載の実施形態から明らかとなり、それを参照して解明される。

0015

本発明の上記及び他の目的と特徴は添付の図面と関連して考慮される以下の詳細な説明からより明らかとなる。

図面の簡単な説明

0016

本発明の一実施形態にかかる方法のフローチャートを描く。
本発明の一実施形態にかかる装置の略パラグラフを描く。

実施例

0017

同じ参照数字は図面を通じて同様の部分を示すために使用される。

0018

本発明の詳細な説明は添付の図面と関連して以下に与えられる。

0019

図1は本発明の一実施形態にかかる方法のフローチャートを描く。

0020

本発明の一実施形態によれば、非侵襲的血圧測定装置のカフを膨張させる方法が提供される。

0021

非侵襲的血圧測定装置は人の血圧を測定するように構成され、独立して若しくはモニタリング装置協働して使用されることができる。上記方法を適用する非侵襲的血圧測定装置は、大人、子供、及び新生児など、血圧測定を必要とするいかなる人にも使用されることができる。膨張方法は任意の寸法(すなわちサイズ)のカフに適する。方法の利点は、方法が新生児の血圧を測定するために使用される非侵襲的血圧測定装置に、及び/又は小型カフを持つ非侵襲的血圧測定装置に適用されるときにより明らかになる。

0022

図1を参照すると、方法は複数の時点においてカフの複数の圧力値を得るステップ110を有する。

0023

複数の時点は様々な方法で決定されることができる。例えば、膨張が開始する時点は複数の時点の最も早い時点として設定され、複数の時点の多数のその後の時点は隣接する2時点毎の間の時間間隔が所定期間であるというルールに従って選択される。一実施形態において、新生児の非侵襲的血圧測定の場合、所定期間は100ms乃至800msの範囲である。別の実施例の場合、所定期間膨張が開始した後の時点が複数の時点の最も早い時点として設定され、複数の時点の多数のその後の時点は隣接する時点間の時間間隔が等差数列と一致して変化するように所定の増加する等差数列に従って選択される。

0024

各時点におけるカフの圧力値は様々な方法で得ることができる。例えば、カフの圧力は圧力センサを用いて得られる。別の実施例の場合、カフの圧力は主圧力センサと補助圧力センサを用いて得られる。

0025

方法はさらに、複数の圧力値、複数の時点におけるカフの複数の目標圧力値、及び複数の時点の隣接する2時点毎の間の各時間間隔に対応する複数の膨張速度パラメータに基づいて第1の膨張速度パラメータを計算するステップ120を有する。

0026

複数の時点におけるカフの複数の目標圧力値は様々な方法で決定されることができる。例えば、隣接する2時点毎における目標圧力値間の差は所定値、例えば6mmHgである。別の実施例の場合、複数の目標圧力値は所定数列である。さらなる実施例の場合、複数の目標圧力値は血圧測定に必要な最大圧力値と膨張を終了するための推定総時間とに基づいて決定される。例えば、血圧測定に必要な最大圧力値は100mmHgであり、膨張を終了するための推定総時間は5秒であり、隣接時点間の時間間隔が500ミリ秒に固定される場合、膨張が開始する時点から膨張が終了する時点までの時点に対応する目標圧力値は等差数列[0,10mmHg,20mmHg,……,100mmHg]であり得る。複数の時点が3時点である場合、膨張開始後最初の1秒を開始して、対応する目標圧力値は20mmHg,30mmHg及び40mmHgである。膨張が開始する時点における目標圧力値は様々な方法で設定されることができ、例えばゼロに、又は膨張が開始するときのカフの実際の圧力値に設定されることができる。

0027

目標圧力値を妥当なレベルに設定することにより、カフ膨張速度が制御されることができるように、次の時間間隔のカフ膨張速度が、得られたカフの圧力値、目標圧力値、及び対応する膨張速度パラメータに基づいて決定されることができる。過電圧現象若しくはカフ膨張の低速状態が削減若しくは除去されることができるように、カフの目標圧力値が均一に変化するとき、均一なカフ膨張が達成されることができる。

0028

膨張速度パラメータはカフの膨張速度に関するパラメータであり(例えばカフ膨張速度と膨張速度パラメータの間には直線関係がある)、膨張速度パラメータはカフの対応する膨張速度に対応する。一実施形態においてカフ膨張速度はPWM(パルス幅変調膨張制御法を用いて制御され、膨張速度パラメータはパルス占有率であり、大きなパルス占有率は速い膨張速度に対応する。別の実施形態において、カフ膨張速度は線形素子定電圧回路によって制御され、膨張速度パラメータは線形素子定電圧回路の出力電圧であり、高い出力電圧は速い膨張速度に対応する。

0029

カフ膨張速度は前の時点において測定されたカフの実際の圧力値、カフの目標圧力値、及び前の膨張速度パラメータに基づいて効果的に調節されることができる。さらに、複数の時点における複数の圧力値を導入することにより、特定時点に得られたカフ圧力値に大きな誤差がある場合であっても、他の圧力値の誤差が小さいときはカフ膨張を正確に制御することがまだ可能である。

0030

方法はさらに、複数の時点の最後の時点から複数の時点後最初の時点まで第1の膨張速度に対応する速度でカフを膨張させるステップ130を有する。

0031

複数の時点後最初の時点は様々な方法で、例えば複数の時点を決定する方法と同様の方法を用いて最初の時点を決定することによって、決定されることができる。一実施形態において、複数の時点の隣接する2時点毎の間の時間間隔が所定期間である場合、複数の時点の最後の時点と上記最初の時点の間の時間間隔もまた所定期間である。

0032

時間間隔(すなわち、複数の時点の最後の時点から複数の時点後最初の時点までの期間などの期間)に対応する膨張速度パラメータに基づいて、カフは膨張回路インフレータを有する膨張ユニットなどの膨張ユニットによって上記膨張速度パラメータに対応する速度で膨張されることができる。例えば、カフ膨張速度がPWM膨張制御法を用いて制御され、膨張速度パラメータが1期間30%であるパルス占有率であるとき、膨張回路はカフを膨張させるようにインフレータを制御するためにパルス占有率が30%であるパルスを発生させる。別の実施例の場合、カフ膨張速度が線形素子定電圧回路によって制御され、膨張速度パラメータが1期間4Vである駆動電圧であるとき、膨張回路はカフを膨張させるようにインフレータを駆動するために4Vの駆動電圧を発生させる。

0033

上記ステップ120は様々な方法で実施されることができる。

0034

一実施形態において、ステップ120は式1に従って実施されることができる。

0035

式1において、Sは第1の膨張速度パラメータ、nは複数の時点の総時点数、PMiは複数の時点の時点iにおけるカフの目標圧力値、Piは複数の時点の時点iにおけるカフの圧力値、Siは時点iと時点i+1の間の時間間隔に対応する膨張速度パラメータ、kiは重み係数である。

0036

カフ圧力値の変化がカフ膨張の速度を制御するよりよい方法で追跡されることができるように、各時間間隔の目標圧力値の変動値と実際の圧力値の変動値との比率が次の時間間隔の膨張速度を決定するための因子として適用される。

0037

重み係数は様々な方法で決定されることができる。例えば、重み係数は最初の時点に比較的近い時点に対応する重み係数が比較的大きい、すなわちKi+1≧Kiというルールに従って決定される。別の実施例の場合、重み係数は重み係数の和が固定値である、例えば

というルールに従って決定される。随意に、時間間隔(すなわち期間)に対応する膨張速度パラメータが第1の膨張速度を計算するために使用されるかどうかは、上記時間間隔に対応する重み係数をゼロ若しくは非ゼロに設定することによって決定される。

0038

式1を用いて第1の膨張速度パラメータを計算する方法は以下の実施例で詳細に説明される。

0039

例えば、時点t1において、得られたカフ圧力値はP1、対応する目標圧力値はPM1、時点t2において、得られたカフ圧力値はP2、対応する目標圧力値はPM2、時点t3において、得られたカフ圧力値はP3、対応する目標圧力値はPM3、時点t1から時点t2までの時間間隔で、対応する膨張速度パラメータはS1、対応する重み係数は1/2、時点t2から時点t3までの時間間隔で、対応する膨張速度パラメータはS2、対応する重み係数は1/2、そして時点t3から時点t4までの時間間隔に対応する膨張速度パラメータS3は式2を用いて計算されることができる。

0040

上記実施例において、時点t1から時点t2までの時間間隔で重み係数がゼロであり、時点t2から時点t3までの時間間隔で重み係数が1である場合、時点t3から時点t4までの時間間隔に対応する膨張速度パラメータS3は式3を用いて計算されることができる。

0041

別の実施例の場合、時点t1において、得られたカフ圧力値はP1、対応する目標圧力値はPM1、時点t2において、得られたカフ圧力値はP2、対応する目標圧力値はPM2、時点t3において、得られたカフ圧力値はP3、対応する目標圧力値はPM3、時点t4において、得られたカフ圧力値はP4、対応する目標圧力値はPM4、時点t1から時点t2までの時間間隔で、対応する膨張速度パラメータはS1、対応する重み係数は1/6、時点t2から時点t3までの時間間隔で、対応する膨張速度パラメータはS2、対応する重み係数は1/3、時点t3から時点t4までの時間間隔で、対応する膨張速度パラメータはS3、対応する重み係数は1/2、そして時点t4から時点t5までの時間間隔に対応する膨張速度パラメータS4は式4を用いて計算されることができる。

0042

別の実施形態において、ステップ120は式5に従って実行される。

0043

式5において、Sは第1の膨張速度パラメータ、nは複数の時点の総時点数、PMiは複数の時点の時点iにおけるカフの目標圧力値、Piは複数の時点の時点iにおけるカフ圧力値、Siは時点iと時点i+1の間の時間間隔に対応する膨張速度パラメータ、kiは重み係数である。

0044

カフの実際の圧力値と目標圧力値との差が、カフ膨張の速度を制御するよりよい方法で追跡されることができるように、各時間間隔の目標圧力値と実際の圧力値との比率が次の時間間隔の膨張速度を決定するための因子の1つとして適用される。

0045

図2は本発明の一実施形態にかかる装置の略パラグラフを描く。

0046

本発明の別の態様の一実施形態によれば、非侵襲的血圧測定装置のカフを膨張させるための装置200が提供される。

0047

図2を参照すると、装置200は圧力センサ210、プロセッサ220及び膨張ユニット230を有する。

0048

圧力センサ210は複数の時点においてカフの複数の圧力値を得るためのものである。圧力センサ210は様々な方法で実現されることができる。例えば、圧力センサは高精度圧力センサである。別の実施例の場合、圧力センサは主圧力センサと補助圧力センサを有する。

0049

プロセッサ220は複数の圧力値、複数の時点におけるカフの複数の目標圧力値、及び複数の時点の隣接する2時点毎の間の各時間間隔に対応する複数の膨張速度パラメータに基づいて第1の膨張速度パラメータを計算するためのものである。随意に、隣接する2時点毎の間の各時間間隔は所定期間である。プロセッサ220は様々な方法で実現されることができる。例えば、プロセッサは高速MRインナーコアマイクロコントローラである。別の実施例の場合、プロセッサは主マイクロプロセッサと補助マイクロプロセッサを有する。

0050

膨張ユニット230は複数の時点の最後の時点から複数の時点後最初の時点まで第1の膨張速度パラメータに対応する速度でカフを膨張させるためのものである。膨張ユニット230は様々な方法で実現されることができる。例えば膨張ユニットは単一チップコンピュータによって制御されるPWM回路とインフレータを有する。別の実施例の場合、膨張ユニットは単一チップコンピュータによって制御される線形素子定電圧回路とインフレータを有する。

0051

プロセッサ220は様々な方法で第1の膨張速度パラメータを計算することができる。

0052

一実施形態において、プロセッサは式1を用いて第1の膨張速度パラメータを計算する。

0053

別の実施形態において、プロセッサは式5を用いて第1の膨張速度パラメータを計算する。

0054

上述の実施形態は本発明を限定するのではなく例示し、当業者は添付のクレームの範囲から逸脱することなく代替的実施形態を設計することができることが留意されるべきである。実施形態は限定ではなく例示である。本発明は本発明の範囲と精神の内にある例示され記載された実施形態への全ての修正と変更を含むことが意図される。クレームにおいて、括弧の間におかれる任意の参照符号はクレームを限定するものと解釈されてはならない。"有する"という語はクレーム若しくは説明に列挙されていない要素若しくはステップの存在を除外しない。ある要素に先行する"a"若しくは"an"という語はかかる要素の複数の存在を除外しない。複数のユニットを列挙する装置クレームにおいてこれらのユニットのいくつかはハードウェア若しくはソフトウェアの1つの同じ項目によって具体化され得る。第1、第2及び第3などの語の使用はいかなる順序付けも示さない。これらの語は名前として解釈されるものである。

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