図面 (/)

この項目の情報は公開日時点(2013年12月26日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (2)

課題

免疫賦活力が優れている糖脂質素材について、アレルギー惹起の可能性を排除する。

解決手段

従来の糖脂質素材の製法では、指定アレルギー物質とされていた小麦を利用していたが、小麦に代わり、小麦代替穀物として知られるソルガムを利用する。これにより、糖脂質の免疫賦活作用はそのままに、アレルギー惹起の心配のない素材を提供できるようになる。

概要

背景

本発明者らは、グラム陰性細菌糖脂質が経口・経皮摂取免疫賦活作用を持ち、病気の予防・改善、健康の維持に利用できることを明らかにした。さらに、産業上の糖脂質素材製造法として、小麦粉炭素源としてグラム陰性細菌を培養し、培養液から糖脂質を抽出する方法を開発し、その製造法、その製造法で得られる糖脂質素材および当該糖脂質素材を配合した食品化粧品等について特許を出願している。ところで昨今、食物アレルギー罹患率が増加しており、小麦によるアレルギーについても、消費者メーカーが不安視する傾向が強まっている。特に化粧品分野では、石鹸に配合した小麦の加水分解物により、それまで小麦アレルギーの症状や自覚のなかった人に小麦アレルギーが発症するケースが出ており、小麦由来成分の原料が敬遠される事態となっている。このような背景の中で、我々は、小麦代替穀物として知られるようになったホワイトソルガムに着目した。

ソルガムモロコシと呼ばれる熱帯フリカ原産のイネ科の穀物であり、生産面積ではコムギ、イネ、トウモロコシオオムギに次いで世界第5位の主要な穀物である。熱帯、亜熱帯作物で乾燥に強く、イネ、コムギなどが育たない地域でも成長する(文献:wikipedia モロコシ)。アメリカ品種改良され、ソルガムに含まれるタンニンが少ないホワイトソルガムが開発されている。小麦粉に含まれるグルテンを含まないので小麦アレルギーを持つ人でも食べられるとされている。また、ミネラル分がコメよりも豊富ビタミンB群が豊富、不飽和脂肪酸を小麦や玄米よりも多く含む、などの特徴を有する穀物と言われている。

ホワイトソルガムを栄養源としてグラム陰性細菌を培養することで糖脂質素材が得られることを明らかにした。本法で製造した糖脂質素材は、従来の小麦を使って得られる糖脂質素材と比較して、免疫活性化力が優れている点で遜色がなく、その一方、アレルゲンを含まない点で進歩性がある。

糖脂質は自然免疫の中心的制御細胞であるマクロファージ等に働き、異物排除促進、創傷治癒促進アレルギー抑制作用などを示す。従って、グラム陰性菌でホワイトソルガムを発酵させたことにより得られる素材は、感染症予防効果がん治療効果創傷治癒促進効果生活習慣病予防効果抗アレルギー効果などを示す機能性食品素材として効果がある。その他に、代謝病老化促進、がん、不妊症認知症アレルギー性疾患などの予防効果もある。さらに、皮膚の創傷治癒促進、皮膚炎抑制、アンチエイジング美白効果などを示すスキンケア素材としての効果が期待できる。

グラム陰性菌としては、糖脂質(リポ多糖)、ペプチドグリカンフラジェニン、非メチル化シトシングアニン配列を含む遺伝子などを含むものであればすべて使用できる。とくに、食経験のある菌が安全性の点からも望ましく、大腸菌酢酸菌キサントモナス菌、ザイモモナス菌パントエア菌、エンテロバクター菌などがあげられる。

概要

免疫賦活力が優れている糖脂質素材について、アレルギー惹起の可能性を排除する。従来の糖脂質素材の製法では、指定アレルギー物質とされていた小麦を利用していたが、小麦に代わり、小麦代替穀物として知られるソルガムを利用する。これにより、糖脂質の免疫賦活作用はそのままに、アレルギー惹起の心配のない素材を提供できるようになる。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

ソルガム(和名:タカキビ)を通性嫌気性グラム陰性桿菌によって発酵させて同時に該グラム陰性桿菌を培養することを特徴とする発酵及び培養方法

請求項2

前記通性嫌気性グラム陰性桿菌がパントエアアグロメランスであることを特徴とする請求項1記載の発酵及び培養方法。

請求項3

前記ソルガムがソルガム、ホワイトソルガム又はこれらの混合物であることを特徴とする請求項1又は2記載の発酵及び培養方法。

請求項4

請求項1乃至3いずれかに記載の発酵及び培養方法で得られることを特徴とするソルガム発酵エキス

請求項5

請求項4記載のソルガム発酵エキスから得られることを特徴とするソルガム発酵エキス末

請求項6

請求項4記載のソルガム発酵エキス又は請求項5記載のソルガム発酵エキス末が配合されていることを特徴とするソルガム発酵エキス配合物

請求項7

前記ソルガム発酵エキス配合物が医薬品、動物用医薬品医薬部外品化粧品食品機能性食品飼料、又は浴用剤であることを特徴とする請求項6記載のソルガム発酵エキス配合物。

技術分野

0001

背景技術

0002

本発明者らは、グラム陰性細菌糖脂質が経口・経皮摂取免疫賦活作用を持ち、病気の予防・改善、健康の維持に利用できることを明らかにした。さらに、産業上の糖脂質素材製造法として、小麦粉炭素源としてグラム陰性細菌を培養し、培養液から糖脂質を抽出する方法を開発し、その製造法、その製造法で得られる糖脂質素材および当該糖脂質素材を配合した食品化粧品等について特許を出願している。ところで昨今、食物アレルギー罹患率が増加しており、小麦によるアレルギーについても、消費者メーカーが不安視する傾向が強まっている。特に化粧品分野では、石鹸に配合した小麦の加水分解物により、それまで小麦アレルギーの症状や自覚のなかった人に小麦アレルギーが発症するケースが出ており、小麦由来成分の原料が敬遠される事態となっている。このような背景の中で、我々は、小麦代替穀物として知られるようになったホワイトソルガムに着目した。

0003

ソルガムモロコシと呼ばれる熱帯フリカ原産のイネ科の穀物であり、生産面積ではコムギ、イネ、トウモロコシオオムギに次いで世界第5位の主要な穀物である。熱帯、亜熱帯作物で乾燥に強く、イネ、コムギなどが育たない地域でも成長する(文献:wikipedia モロコシ)。アメリカ品種改良され、ソルガムに含まれるタンニンが少ないホワイトソルガムが開発されている。小麦粉に含まれるグルテンを含まないので小麦アレルギーを持つ人でも食べられるとされている。また、ミネラル分がコメよりも豊富ビタミンB群が豊富、不飽和脂肪酸を小麦や玄米よりも多く含む、などの特徴を有する穀物と言われている。

0004

ホワイトソルガムを栄養源としてグラム陰性細菌を培養することで糖脂質素材が得られることを明らかにした。本法で製造した糖脂質素材は、従来の小麦を使って得られる糖脂質素材と比較して、免疫活性化力が優れている点で遜色がなく、その一方、アレルゲンを含まない点で進歩性がある。

0005

糖脂質は自然免疫の中心的制御細胞であるマクロファージ等に働き、異物排除促進、創傷治癒促進アレルギー抑制作用などを示す。従って、グラム陰性菌でホワイトソルガムを発酵させたことにより得られる素材は、感染症予防効果がん治療効果創傷治癒促進効果生活習慣病予防効果抗アレルギー効果などを示す機能性食品素材として効果がある。その他に、代謝病老化促進、がん、不妊症認知症アレルギー性疾患などの予防効果もある。さらに、皮膚の創傷治癒促進、皮膚炎抑制、アンチエイジング美白効果などを示すスキンケア素材としての効果が期待できる。

0006

グラム陰性菌としては、糖脂質(リポ多糖)、ペプチドグリカンフラジェニン、非メチル化シトシングアニン配列を含む遺伝子などを含むものであればすべて使用できる。とくに、食経験のある菌が安全性の点からも望ましく、大腸菌酢酸菌キサントモナス菌、ザイモモナス菌パントエア菌、エンテロバクター菌などがあげられる。

発明が解決しようとする課題

0007

アレルギーを引き起こさないことが知られている穀類を栄養源としてグラム陰性細菌を培養し、免疫賦活物質を製造する。

課題を解決するための手段

0008

本発明の発酵及び培養方法は、ソルガムを通性嫌気性グラム陰性桿菌によって発酵させて同時に該グラム陰性桿菌を培養することを特徴とする。

図面の簡単な説明

0009

Somacy-WS001とSomacy-CL001によるRAW264.7細胞からのNO産生

0010

0011

ホワイトソルガム発酵エキスの製造

0013

2.グラム陰性細菌
パントエア・アグロメランス(Pantoea agglomerans)

0014

3.発酵培養
3L容量のジャーファーメンターに2Lの培地を入れて滅菌し、パントエア・アグロメランスの前培養液を5%加えて、30℃で、50時間培養した。培地組成は下記のとおりである。ホワイトソルガムは事前にアミラーゼで酵素処理を行って使用した。培養中、pHは6.7〜7に調整し、発泡する場合には、アンチフォームを添加した。

White Sorghum 0.5%
α-amylase 0.009%
Nucleicin 0.004%
Glycerol 6%
NH4Cl 1%
K2HPO4 0.1%
KH2PO4 0.03%
FeSO4・7H2O 0.005%
CaCl2・2H2O 0.01%
KM72 0.015%
MgSO4・7H2O 0.05%

0015

4.糖脂質抽出
上記培養終了後、90℃20分加熱して滅菌し、同時に糖脂質を抽出した。その後、雑菌繁殖を防ぐため酢酸にてpHを酸性にし、遠心して菌体成分を除去した。

0016

5.精製
上記遠心後の上澄に活性炭を加え微細残渣を吸着させて遠心除去した。遠心後の上澄はさらにセライトを加えてろ過することで、清澄にした。清澄となった溶液は、UF膜を通して濃縮した。化粧品用とする場合には、UF膜濃縮溶液にNaClとEtOHを加えて糖脂質を一旦沈殿させ、沈殿物滅菌蒸留水再溶解して糖脂質濃度が0.01%になるように再調整し、「ホワイトソルガム発酵エキス」(Somacy-WS001)とした。

0017

「ホワイトソルガム発酵エキス」(Somacy-WS001)の免疫賦活活性を従来の糖脂質素材である「小麦発酵抽出物」(Somacy-CL001)と比較した。免疫賦活活性化は、マウスマクロファージ細胞株RAW264.7を同濃度の両素材で刺激し、分泌される一酸化窒素量で評価した。

0018

測定結果を、Somacy-WS001とSomacy-CL001によるRAW264.7細胞からのNO産生として、図1に示した。各サンプルの有効成分IP-PA1濃度で比較を行った。各ポイントとバーは平均値とSDを示す。試験はN=3で実施した。Somacy-WS001とSomacy-CL001は、ほぼ同様の用量依存的な亜硝酸濃度の上昇を示したことから、両者はNO産生に見られるマクロファージ活性化能に差はないといえる。

0019

ホワイトソルガム発酵エキスのアレルギー性刺激性感作性)を51人のパッチテストによって調べることを行った。

0020

1.試験物質
・ホワイトソルガム発酵エキス(Somacy-WS001)の1%水溶液
ネガティブコントロールとして蒸留水を使用

0021

2.被験者情報
エントリーした人数 53人
・試験を終了した人数 51人
年齢22−64
性別男性10人
女性43人
人種白人40人
スペイン人10人
アジア人3人

0022

3.消耗品
パッチの種類:Parke-Davis Hypoallergenic Readi Bandagesまたは同等品
・1ml容量のシリンジ(針なし)

0023

4.方法
被験者は、試験施設にて背中にパッチ貼付けを行い、その後帰宅して24時間後に自分でパッチをはがす。およそ24時間後に試験施設に行き、皮膚の状態の観察を行うとともに、問題がなければ繰り返しのパッチ貼付けを行う。この手順を3週間にわたり、月、水、金曜日に行い、9回まで繰り返した(一次刺激試験)。パッチ貼付けは、0.2mlの試験物質とネガティブコントロールとしての蒸留水を閉塞用低アレルギー性のパッチにつけて、被験者の背中の肩甲骨下部分で、背中より左または右の皮膚に直接貼り付けた。9回の閉塞パッチテストの終了後、10日から14日たった時に、再度24時間の閉塞パッチを1回のみ行い、パッチをはがしてから24時間後と48時間後に皮膚の状態を観察した(感作性試験)。尚、パッチ試験中に、パッチを水に塗らしたり、直接日にさらした場合、あるいは指定日に試験施設に来なかった場合、その被験者の結果はデータから除外した。最終判定皮膚科医が行った。

実施例

0024

5.結果
51人の被験者について、試験期間中、いずれの種類の有害事象も見られなかった。すなわち試験物質は、皮膚の閉塞パッチテストを行った結果、一次刺激はなく、また感作性もないことが示された。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 日本薬品開発株式会社の「 麦類緑葉搾汁残渣乾燥粉砕末の飲食品組成物及びその製造方法」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】麦類緑葉搾汁残渣を飲食品組成物の原料として利用するとともに、麦類緑葉搾汁残渣乾燥粉砕末の飲食品組成物の製造方法を提供することを目的とする。【解決手段】麦類緑葉搾汁残渣の乾燥粉砕末を原料として含... 詳細

  • 森永乳業株式会社の「 エネルギー消費促進用組成物」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題・解決手段】エネルギー消費を促進させることが可能な技術を提供する。平均分子量が220ダルトン以上かつ1000ダルトン以下である乳タンパク質分解物、又はMet−Lys−Proからなるペプチド、又は... 詳細

  • 国立研究開発法人理化学研究所の「 網膜組織の製造方法」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題・解決手段】本発明は、視細胞前駆細胞及び/又は視細胞を含む神経網膜組織における神経節細胞、アマクリン細胞、水平細胞、及び/又は双極細胞の分化抑制方法等を提供することを課題とする。神経網膜前駆細胞... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い法人

関連性が強い法人一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ