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技術 ウェザーストリップ付きドア構造

出願人 本田技研工業株式会社
発明者 山岡祐一郎
出願日 2012年6月1日 (9年3ヶ月経過) 出願番号 2012-126269
公開日 2013年12月12日 (7年8ヶ月経過) 公開番号 2013-249015
状態 特許登録済
技術分野 車両用シール装置
主要キーワード 連続シール 車両前方部位 前方部位 シール形状 車両外方側 側リップ 各取付孔 側シール
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2013年12月12日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (16)

課題

車室内に水が浸入することを防止できるウェザーストリップ付きドア構造を提供する。

解決手段

ウェザーストリップ付きドア構造20は、フロントサイドドア22の車両内方側にウェザーストリップ30が設けられている。ウェザーストリップ30は、上下側の押出し成形部51間に射出成形部55が設けられている。射出成形部55は、フロントサイドドア22のコーナー部24に設けられ、上側押出し成形部52および下側押出し成形部53に連続された連続シール部と、連続シール部56から車両前後方向に延出された延出部57とを有する。連続シール部56は、車室32を車外から仕切るようにシール形状に形成されている。延出部57は、上側押出し成形部52の延在方向に連続する形状に形成されている。

概要

背景

車両の開口部を開閉するドア外周縁シール部材としてゴム製のウェザーストリップが設けられている。ドアの外周縁にウェザーストリップを設けることにより、開口部をドアで閉じた状態において、開口部およびドア間の隙間をウェザーストリップで閉塞することができる。
ところで、このウェザーストリップは、外周縁の略直線状の部位に設けられるストリップ部が押出し成形で形成され、外周縁の角部(コーナー部)に設けられるストリップ部が射出成形で形成され、各ストリップ部が一体に接着されている。
よって、ウェザーストリップをドアの外周縁に倣わせて形成することが可能になる(例えば、特許文献1参照。)。

概要

車室内に水が浸入することを防止できるウェザーストリップ付きドア構造を提供する。ウェザーストリップ付きドア構造20は、フロントサイドドア22の車両内方側にウェザーストリップ30が設けられている。ウェザーストリップ30は、上下側の押出し成形部51間に射出成形部55が設けられている。射出成形部55は、フロントサイドドア22のコーナー部24に設けられ、上側押出し成形部52および下側押出し成形部53に連続された連続シール部と、連続シール部56から車両前後方向に延出された延出部57とを有する。連続シール部56は、車室32を車外から仕切るようにシール形状に形成されている。延出部57は、上側押出し成形部52の延在方向に連続する形状に形成されている。

目的

本発明は、車室内に水が浸入することを防止できるウェザーストリップ付きドア構造を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

車両に開閉自在に設けられたドアパネル部と、前記ドアパネル部の上縁部に設けられたコーナー部と、前記コーナー部から車両前後方向に向けて傾斜されたサッシュ部とをドアに備え、前記ドアの車両内方側で、かつ前記ドアパネル部、前記コーナー部および前記サッシュ部にウェザーストリップが設けられたウェザーストリップ付きドア構造であって、前記ウェザーストリップは、押出し成形で形成された押出し成形部と、射出成形で形成された射出成形部とを有し、前記射出成形部は、前記コーナー部に設けられ、前記押出し成形部は、前記射出成形部の上側に接続されて前記サッシュ部に設けられた上側押出し成形部と、前記射出成形部の下側に接続されて前記ドアパネル部に設けられた下側押出し成形部と、を有し、前記上側押出し成形部は、下方に向けて延在するとともに、前記射出成形部に対して角度を成して接続され、前記射出成形部は、前記上側押出し成形部および前記下側押出し成形部に連続され、車室を車外から仕切るようにシール形状に形成される連続シール部と、前記連続シール部から車両前後方向に延出して前記上側押出し成形部の延在方向に連続する形状に形成される延出部と、を有することを特徴とするウェザーストリップ付きドア構造。

請求項2

前記延出部は、前記上側押出し成形部の延在方向に連続して形成されるとともに上方に面する案内面部と、前記案内面部の車両内方側の端部および前記連続シール部間にわたって形成されるカバー部と、を備えることを特徴とする請求項1記載のウェザーストリップ付きドア構造。

請求項3

前記カバー部は、前記ドアパネル部の上縁部を覆うことを特徴とする請求項2記載のウェザーストリップ付きドア構造。

請求項4

前記ドアパネル部の上縁部に、ドアミラー支持可能なドアミラー取付部が設けられていることを特徴とする請求項3記載のウェザーストリップ付きドア構造。

請求項5

前記ドアミラー取付部を車両外方側から覆うガーニッシュが設けられ、前記ガーニッシュに、前記ドアミラー取付部の上端より上方で、かつ、前記案内面部の上方まで車両内方側に突出する部が設けられたことを特徴とする請求項4記載のウェザーストリップ付きドア構造。

請求項6

前記案内面部の車両外方側の端部には、上方に突出するガイド壁が設けられていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項記載のウェザーストリップ付きドア構造。

請求項7

前記上側押出し成形部には、上方に突出する上側シールリップ部が形成され、前記延出部には、前記上側シールリップ部と連続する上側リップ連続部が形成され、前記上側リップ連続部より車両外方側に前記ガイド壁が設けられ、前記ガイド壁の上端部を前記上側リップ連続部と車幅方向において重複させたことを特徴とする請求項6記載のウェザーストリップ付きドア構造。

技術分野

0001

本発明は、ドアパネル部およびサッシュ部間にコーナー部が介在され、ドア車両内方側にウェザーストリップが設けられたウェザーストリップ付きドア構造に関する。

背景技術

0002

車両の開口部を開閉するドアの外周縁シール部材としてゴム製のウェザーストリップが設けられている。ドアの外周縁にウェザーストリップを設けることにより、開口部をドアで閉じた状態において、開口部およびドア間の隙間をウェザーストリップで閉塞することができる。
ところで、このウェザーストリップは、外周縁の略直線状の部位に設けられるストリップ部が押出し成形で形成され、外周縁の角部(コーナー部)に設けられるストリップ部が射出成形で形成され、各ストリップ部が一体に接着されている。
よって、ウェザーストリップをドアの外周縁に倣わせて形成することが可能になる(例えば、特許文献1参照。)。

先行技術

0003

実開平4−67520号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかし、特許文献1のウェザーストリップは、ウェザーストリップに沿って上方から下方に水が導かれることにより、下方に導かれた水がウェザーストリップの一部に集中する虞がある。ウェザーストリップの一部に水が集中した場合、集中した水がウェザーストリップおよび車両間シール部(密封部)を超えて車室内に浸入するおそれがあることが考えられる。

0005

本発明は、車室内に水が浸入することを防止できるウェザーストリップ付きドア構造を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0006

請求項1に係る発明は、車両に開閉自在に設けられたドアパネル部と、前記ドアパネル部の上縁部に設けられたコーナー部と、前記コーナー部から車両前後方向に向けて傾斜されたサッシュ部とをドアに備え、前記ドアの車両内方側で、かつ前記ドアパネル部、前記コーナー部および前記サッシュ部にウェザーストリップが設けられたウェザーストリップ付きドア構造であって、前記ウェザーストリップは、押出し成形で形成された押出し成形部と、射出成形で形成された射出成形部とを有し、前記射出成形部は、前記コーナー部に設けられ、前記押出し成形部は、前記射出成形部の上側に接続されて前記サッシュ部に設けられた上側押出し成形部と、前記射出成形部の下側に接続されて前記ドアパネル部に設けられた下側押出し成形部と、を有し、前記上側押出し成形部は、下方に向けて延在するとともに、前記射出成形部に対して角度を成して接続され、前記射出成形部は、前記上側押出し成形部および前記下側押出し成形部に連続され、車室を車外から仕切るようにシール形状に形成される連続シール部と、前記連続シール部から車両前後方向に延出して前記上側押出し成形部の延在方向に連続する形状に形成される延出部と、を有することを特徴とする。

0007

請求項2は、前記延出部は、前記上側押出し成形部の延在方向に連続して形成されるとともに上方に面する案内面部と、前記案内面部の車両内方側の端部および前記連続シール部間にわたって形成されるカバー部と、を備えることを特徴とする。

0008

請求項3は、前記カバー部は、前記ドアパネル部の上縁部を覆うことを特徴とする。

0009

請求項4は、前記ドアパネル部の上縁部に、ドアミラー支持可能なドアミラー取付部が設けられていることを特徴とする。

0010

請求項5は、前記ドアミラー取付部を車両外方側から覆うガーニッシュが設けられ、前記ガーニッシュに、前記ドアミラー取付部の上端より上方で、かつ、前記案内面部の上方まで車両内方側に突出する部が設けられたことを特徴とする。

0011

請求項6は、前記案内面部の車両外方側の端部には、上方に突出するガイド壁が設けられていることを特徴とする。

0012

請求項7は、前記上側押出し成形部には、上方に突出する上側シールリップ部が形成され、前記延出部には、前記上側シールリップ部と連続する上側リップ連続部が形成され、前記上側リップ連続部より車両外方側に前記ガイド壁が設けられ、前記ガイド壁の上端部を前記上側リップ連続部と車幅方向において重複させたことを特徴とする。

発明の効果

0013

請求項1に係る発明では、射出成形部の連続シール部から延出部を車両前後方向に延出させ、この延出部を上側押出し成形部の延在方向に連続させた。
よって、上側押出し成形部に沿って下方に導かれた水のうち殆どの水を、延出部に導いて連続シール部や下側押出し成形部より車外側に離して案内することができる。
これにより、上側押出し成形部に沿って下方に導かれた水が、連続シール部や下側押出し成形部の一部に集中することを抑えて車室内に浸入することを防止できる。

0014

請求項2に係る発明では、延出部に案内面部を備えることにより、上側押出し成形部に沿って下方に導かれた水のうち殆どの水を、案内面部で連続シール部や下側押出し成形部より車外側に離して案内することができる。
さらに、延出部にカバー部を備えることにより、上側押出し成形部に沿って下方に導かれた水の残りの水を、カバー部で連続シール部や下側押出し成形部より車外側に離して案内することができる。
これにより、上側押出し成形部に沿って下方に導かれた水が、連続シール部や下側押出し成形部の一部に集中することを抑えて車室内に浸入することを一層良好に防止できる。

0015

請求項3に係る発明では、カバー部でドアパネル部の上縁部を覆うようにした。
これにより、上側押出し成形部に沿って下方に導かれた水がドアパネル部の上縁部からドアの内部に浸入することを防止できる。

0016

請求項4に係る発明では、ドアパネル部の上縁部にドアミラー取付部を設けることにより、ドアミラー取付部をカバー部で覆うことができる。
ここで、ドアミラー取付部でドアミラーを支持するために、例えばボルトナットなどの締結部材が用いられる。
これにより、ドアミラーを支持するための締結部材をカバー部で覆うことによりドアの外観性を高めることができる。

0017

請求項5に係る発明では、ガーニッシュに庇部を設け、庇部をドアミラー取付部の上端より上方で、かつ、案内面部の上方まで突出させた。
よって、ガーニッシュの上方から車両に沿って導かれた水を、案内面部に案内することができる。これにより、ガーニッシュの上方から車両に沿って導かれた水がドアミラー取付部の上端からドアの内部に浸入することを防止できる。

0018

請求項6に係る発明では、案内面部の車両外方側にガイド壁を設けた。これにより、案内面部に導かれた水が案内面部からドアパネル部側(すなわち、ドアの内部)に浸入することをガイド壁で防止できる。

0019

請求項7に係る発明では、上側リップ連続部より車両外方側にガイド壁を設け、ガイド壁の上端部を上側リップ連続部と車幅方向において重複させた。
よって、上側シールリップ部から上側リップ連続部に導かれた水を、ガイド壁で案内面部に導くことができる。これにより、上側リップ連続部に導かれた水がドアパネル部側(すなわち、ドアの内部)に浸入することを上側リップ連続部およびガイド壁で防止できる。

図面の簡単な説明

0020

本発明に係るウェザーストリップ付きドア構造を備えた車両を示す側面図である。
図1の2部拡大図である。
本発明に係るウェザーストリップ付きドア構造を車室側から見た状態を示す側面図である。
図3のウェザーストリップ付きドア構造を分解した状態を示す分解側面図である。
図3の5−5線断面図である。
図3の6−6線断面図である。
図3の7−7線断面図である。
図3の8−8線断面図である。
図3の9−9線断面図である。
本発明に係るウェザーストリップを車室側から見た状態を示す斜視図である。
本発明に係るウェザーストリップを車外側から見た状態を示す斜視図である。
図3の12−12線断面図である。
本発明に係る上側押出し成形部に沿って下方に導かれた水を射出成形部で案内する例を説明する図である。
本発明に係る車両のうちガーニッシュの上方部位から開口部内に導かれた水を案内する例を説明する図である。
本発明に係る車両のうちガーニッシュの前方部位から開口部内に導かれた水を案内する例を説明する図である。

0021

本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前(Fr)」、「後(Rr)」、「左(L)」、「右(R)」は運転者から見た方向にしたがう

0022

実施例に係るウェザーストリップ付きドア構造20について説明する。
図1に示すように、車両10は、右側前部11に開口部12が形成され、開口部12にウェザーストリップ付きドア構造20が設けられている。
開口部12は、フロントピラー14、ルーフレール15、センタピラー16およびサイドシル17で形成されている。

0023

ウェザーストリップ付きドア構造20は、車両10の開口部12に上下のヒンジを介して開閉可能に設けられたフロントサイドドア(ドア)22と、フロントサイドドア22の車両内方側(車室32側)に設けられたウェザーストリップ30(図3参照)とを備えている。

0024

図2図3に示すように、フロントサイドドア22は、車両10の開口部12に上下のヒンジを介して開閉自在に設けられたドアパネル部23と、ドアパネル部23の上前縁部(上縁部)23aに設けられたコーナー部24(図4参照)と、コーナー部24から車両後方に向けて上り勾配で傾斜されたサッシュ部25と、コーナー部24に設けられたガーニッシュ26と、ガーニッシュ26に設けられたドアミラー29とを備えている。

0025

図4に示すように、コーナー部24は、サッシュ部25の下部25aに一体に形成されることにより、サッシュ部25およびドアパネル部23間に介在されている。このコーナー部24は、フロントサイドドア22の前上コーナー部を構成するように略三角形に形成されている。

0026

図3図5に示すように、ドアパネル部23は、車外33に臨むアウタパネル34と、車室32に臨むインナパネル35とを備えている。インナパネル35の車室32側の壁部に装飾用ライニング38が設けられている。

0027

インナパネル35は、図6に示すように、前端部35aが段差状に形成され、車両前後方向に略平行な平坦部36を有する(図3も参照)。
図4図5に示すように、平坦部36の上端部(すなわち、インナパネル35の前上縁部(上縁部))35bにドアミラー取付部37が設けられている。ドアミラー取付部37は、前上縁部35bから上方に突出され、ドアミラー29(具体的には、ガーニッシュ26)を支持可能な端末部である。
ドアミラー取付部37に、ガーニッシュ26を取り付けるための取付孔41が形成されている。

0028

アウタパネル34は、前上縁部34aに取付孔42が形成されている。取付孔42は、ドアミラー取付部37の取付孔41と同軸上に形成されている。アウタパネル34およびインナパネル35間にサッシュ部25の下部25aが介在されている。
サッシュ部25は、下部25aに取付孔43が形成されている。取付孔43は、ドアミラー取付部37の取付孔41やアウタパネル34の取付孔42と同軸上に形成されている。

0029

アウタパネル34、サッシュ部25の下部25aおよびドアミラー取付部37の各取付孔41,42,43に取付ボルト45が差し込まれ、ドアミラー取付部37の取付孔41から突出したねじ部45aにナット46がねじ結合されている。
取付ボルト45は、支持軸部45bがガーニッシュ26にインサート成形埋設されることにより、ガーニッシュ26に固定されている。

0030

よって、ガーニッシュ26が取付ボルト45およびナット46(すなわち、締結部材)でアウタパネル34の前上縁部34aに車外33側から取り付けられている。
ガーニッシュ26は、フロントサイドドア22のコーナー部24を車両外方側から覆うように略三角形に形成された装飾用の部材である(図2参照)。
このガーニッシュ26は、ドアミラー取付部37を車両外方側から覆う位置に設けられている。

0031

図4図5に示すように、ガーニッシュ26は、略三角形に形成された傾斜部27のうち、車室32側の内面27aに沿って車室32側に突出する庇部28が設けられている。
この庇部28は、ウェザーストリップ30(具体的には、射出成形部55の案内面部65)に対して車両10の外側に配置され、かつ案内面部65に沿って設けられている(図3も参照)。
よって、庇部28は、ドアミラー取付部37の上端37aやサッシュ部25の下前部25bより上方に設けられ、かつ、案内面部65の上方まで車室32側に突出されている。

0032

さらに、庇部28は、図7図8に示すように、サッシュ部25の下前部25bより車両前方に設けられ、かつ、案内面部65の車両前方まで車室32側に突出されている。
庇部28を案内面部65の上方や車両前方まで突出させることにより、ガーニッシュ26の上方や車両前方から車両10に沿って導かれた水を案内面部65に案内することができる。

0033

図3図4に示すように、ウェザーストリップ30は、フロントサイドドア22の車両内方側(すなわち、車室32側)で、かつ、ドアパネル部23、コーナー部24およびサッシュ部25に設けられている。
このウェザーストリップ30は、押出し成形で形成された押出し成形部51と、射出成形で形成され、かつ押出し成形部51に一体に接続された射出成形部55とを有する。

0034

押出し成形部51は、射出成形部55の上端部(上側)55aに接続された上側押出し成形部52と、射出成形部55の下端部(下側)55bに接続された下側押出し成形部53とを有する。
上側押出し成形部52は、サッシュ部25に沿って設けられることにより、下方に向けて延在するとともに射出成形部55(具体的には、連続シール部56)に対して角度θを成して接続されている。

0035

図3図9に示すように、上側押出し成形部52は、サッシュ部25に沿って設けられた上側シール部61と、上側シール部61から上方(すなわち、開口部12の方向)に突出するように形成された上側シールリップ部62とを有する。
上側シールリップ部62の基部に案内溝63が形成されている。案内溝63は水を案内可能に凹状に形成されている。
上側シールリップ部62は、フロントサイドドア22を閉じた状態で、先端部62aが車両10の開口部12を閉塞する。

0036

図3図6に示すように、下側押出し成形部53は、ドアパネル部23の前周縁23bに沿って設けられることにより、射出成形部55の下端部55bから下方に向けて延在されている。

0037

図10図11に示すように、射出成形部55は、フロントサイドドア22のコーナー部24(図4参照)に設けられている。この射出成形部55は、上側押出し成形部52および下側押出し成形部53間に同軸上に介在された連続シール部56と、連続シール部56から車両前方に延出された延出部57とを有する。

0038

連続シール部56は、上側押出し成形部52(上側シール部61)の下端部61aに上端部56aが連続され、下側押出し成形部53の上端部53aに下端部56bが連続されている。
延出部57は、上側押出し成形部52の下方への延在方向に連続する形状に形成されている。この延出部57は、案内面部65と、カバー部66と、上側リップ連続部67と、ガイド壁68とを備えている。

0039

案内面部65は、上側押出し成形部52の下方への延在方向(矢印方向)に連続して形成され、かつ、上方に面するように(具体的には、斜め上前方に面するように)形成されている。この案内面部65は上側シールリップ部62の案内溝63に連通され、かつ、上方に面するように形成されている。

0040

具体的には、案内面部65は、上側シールリップ部62の案内溝63に連通する上部65bを有する。案内溝63は水を矢印A方向(図11参照)に案内可能な溝である。
案内面部65の上部65bは、図12図7に示すように、案内面部65の車両内方側の端部65aに上側リップ連続部67が設けられ、案内面部65の車両外方側の端部65cにガイド壁68が設けられている。
よって、案内溝63に沿って導かれた水を、上側リップ連続部67およびガイド壁68で案内面部65の上部65bに良好に導くことができる。

0041

さらに、図8図10に示すように、案内面部65のうち上部65bの他の部位(すなわち、上部65bの前下方の部位)は、案内面部65の車両外方側の端部65cにガイド壁68のみが設けられ、案内面部65の車両内方側の端部65aに上側リップ連続部67が設けられていない。
よって、図10図11に示すように、案内面部65の上部65bに導かれた水を、案内面部65(案内面部65のうち上部65bの他の部位)に導くことにより、他の部位に沿って矢印B(図10参照)の如く車両前方で、かつ下方に案内できる。
これにより、上側押出し成形部52(すなわち、案内溝63)に沿って下方に導かれた水のうち殆どの水を、延出部57(特に、案内面部65)に導いて連続シール部56や下側押出し成形部53より車外側(車両前方側)に離して案内できる。

0042

ところで、図5図8に示すように、車両10のうちガーニッシュ26の上方部位や、ガーニッシュ26の前方部位から開口部12内に水が矢印Cの如く導かれることが考えられる。
そこで、図10に示すように、案内面部65の上部65bのみに上側リップ連続部67を設けるようにした。よって、車両10のうちガーニッシュ26の上方部位や、ガーニッシュ26の前方部位から開口部12内に導かれた水が、案内面部65に案内された場合、案内された水を案内面部65からカバー部66に円滑に逃がすことができる。

0043

図4図10に示すように、カバー部66は、案内面部65の車両内方側の端部65aおよび連続シール部56間にわたって張り出されることにより略三角形状に形成されている(図8も参照)。
このカバー部66は、ドアパネル部23の上前縁部23aやドアミラー取付部37に対して車両内方側に配置されている。
よって、上側押出し成形部52に沿って下方に導かれた水の残りの水を、カバー部66で矢印Cの如く導くことができる。これにより、残りの水を連続シール部56や下側押出し成形部53より車外側に離して案内できる。

0044

また、カバー部66が車両内方側に設けられることにより、ドアパネル部23の上縁部23aやドアミラー取付部37が車両内方側からカバー部66で覆われている。
カバー部66でドアパネル部23の上縁部23aを覆うことにより、上側押出し成形部52に沿って下方に導かれた水が、ドアパネル部23の上縁部23aからドアパネル部23の内部に浸入することを防止できる。

0045

ところで、ドアミラー取付部37の車両内方側の面には、取付ボルト45およびナット46(締結部材)が設けられている。よって、取付ボルト45およびナット46をカバー部66で覆うことができるので、フロントサイドドア22の外観性を高めることができる。

0046

上側リップ連続部67は、上側シールリップ部62と連続するように延在されたリップである。上側リップ連続部67は、案内面部65の上部65bにおいて、案内面部65の車両内方側の端部65aから上方に突出されている(図7図11も参照)。
上側リップ連続部67を案内面部65の上部65bで、かつ端部65aに設けることにより、上側シールリップ部62の案内溝63(図11参照)に沿って導かれた水を案内面部65に良好に案内できる。

0047

ガイド壁68は、案内面部65の車両10の外方側の端部65cから上方に突出されている(図8も参照)。
図7図10に示すように、ガイド壁68は、上側リップ連続部67より車両10の外方側に設けられている。
案内面部65の車両10の外方側にガイド壁68を設けることにより、案内面部65に導かれた水が、案内面部65からドアパネル部23(図4参照)側(すなわち、フロントサイドドア22の内部)に浸入することをガイド壁68で防止できる。

0048

図7図11に示すように、ガイド壁68の上端部68aは、上側リップ連続部67と車幅方向において重複されている。
よって、上側シールリップ部62(案内溝63)から上側リップ連続部67(案内面部65の上部65b)に導かれた水を、上側リップ連続部67およびガイド壁68で案内面部65に良好に導くことができる。
これにより、上側シールリップ部62(案内溝63)で導かれた水がドアパネル部23(図4参照)側(すなわち、フロントサイドドア22の内部)に浸入することを上側リップ連続部67およびガイド壁68で良好に防止できる。

0049

さらに、図5図8に示すように、ガイド壁68は車両10の外方側に設けられることによりサッシュ部25(下前部25b)に隣接して設けられている。
よって、車両10のうちガーニッシュ26の上方部位や、ガーニッシュ26の前方部位から開口部12内に導かれた水が、ガイド壁68およびサッシュ部25(下前部25b)間の隙間に浸入することを防止できる。
これにより、射出成形部55およびサッシュ部25間の空間72に水が浸入することを良好に防止できる。

0050

つぎに、上側押出し成形部52に沿って下方に導かれた水を射出成形部55で案内する例を図13に基づいて説明する。
図13(a)に示すように、上側押出し成形部52の案内溝63(図11参照)に沿って水が車両前方に向けて下方に矢印Dの如く案内される。

0051

図13(b)に示すように、案内溝63に沿って下方に導かれた水のうち殆どの水が、案内面部65に沿って車両前方で、かつ下方に向けて矢印Eの如く案内される。
よって、図13(a)に示すように、案内溝63で下方に導かれた水のうち殆どの水が、案内面部65で連続シール部56や下側押出し成形部53より車外側(すなわち、車両前方側)に離して矢印Fの如く案内される。

0052

さらに、図13(b)に示すように、上側押出し成形部52(案内溝63(図11参照))に沿って下方に矢印Dの如く導かれた水の残りの水が、案内面部65からカバー部66側に矢印Gの如く案内される。
よって、図13(a)に示すように、カバー部66側に導かれた水が、カバー部66で連続シール部56や下側押出し成形部53より車外側(車両前方側)に離して案内される。

0053

このように、上側押出し成形部52に沿って矢印Dの如く導かれた水を、連続シール部56や下側押出し成形部53から離すことにより、連続シール部56や下側押出し成形部53の一部に水が集中することを抑えることができる。
これにより、連続シール部56や下側押出し成形部53から車室32内に水が浸入することを防止できる。

0054

ついで、車両10のうちガーニッシュ26の上方部位から開口部12内に導かれた水を案内する例を図14に基づいて説明する。
図14に示すように、ガーニッシュ26の庇部28がドアミラー取付部37の上端37aより上方で、かつ、案内面部65の上方まで突出されている。
よって、車両10のうちガーニッシュ26の上方部位から開口部12内に水が矢印Iの如く導かれた場合、導かれた水が庇部28で案内面部65まで矢印Jの如く案内される。案内面部65に導かれた水がカバー部66で下方に向けて矢印Kの如く案内される。
これにより、開口部12内に導かれた水がドアミラー取付部37の上端37aからフロントサイドドア22の内部に浸入することを防ぐことができる。

0055

さらに、ガイド壁68がサッシュ部25(下前部25b)に隣接して設けられている。
よって、開口部12内に矢印Iの如く導かれた水が、ガイド壁68および下前部25b間の隙間に浸入することを防止できる。
これにより、射出成形部55およびサッシュ部25間の空間72に水が浸入することを良好に防止できる。よって、ドアミラー取付部37の上端37aに水がかかることを防止できる。

0056

つぎに、車両10のうちガーニッシュ26の前方部位から開口部12内に導かれた水を案内する例を図15に基づいて説明する。
図15に示すように、ガーニッシュ26の庇部28がサッシュ部25(下前部25b)の車両前方で、かつ、案内面部65の前方まで突出されている。
よって、車両10のうちガーニッシュ26の車両前方部位から開口部12内に水が矢印Lの如く導かれた場合、導かれた水が庇部28で案内面部65まで矢印Mの如く案内される。案内面部65に導かれた水がカバー部66に沿って矢印Nの如く案内されるとともに下方に案内される。

0057

ここで、ガイド壁68がサッシュ部25(下前部25b)に隣接して設けられている。
よって、開口部12内に導かれた水が、ガイド壁68および下前部25b間の隙間からフロントサイドドア22の内部に浸入することを防止できる。
特に、ガイド壁68およびサッシュ部25間の隙間から空間72に水が浸入することを防止できるので、空間72内のドアミラー取付部37の上端37a(図14参照)に水がかかることを防止できる。

実施例

0058

なお、本発明に係るウェザーストリップ付きドア構造は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例で示した車両、ウェザーストリップ付きドア構造、フロントサイドドア、ドアパネル部、コーナー部、サッシュ部、ガーニッシュ、庇部、ドアミラー、ウェザーストリップ、ドアミラー取付部、押出し成形部、射出成形部、連続シール部、延出部、案内面部、カバー部、上側リップ連続部およびガイド壁などの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。

0059

本発明は、ドアパネル部およびサッシュ部間にコーナー部を介在させ、ドアの車両内方側にウェザーストリップを設けたドア構造を備えた自動車への適用に好適である。

0060

10…車両、20…ウェザーストリップ付きドア構造、22…フロントサイドドア(ドア)、23…ドアパネル部、23a…ドアパネル部の上前縁部(上縁部)、24…コーナー部、25…サッシュ部、26…ガーニッシュ、28…庇部、29…ドアミラー、30…ウェザーストリップ、32…車室、33…車外、37…ドアミラー取付部、37a…ドアミラー取付部の上端、51…押出し成形部、52…上側押出し成形部、53…下側押出し成形部、55…射出成形部、56…連続シール部、57…延出部、62…上側シールリップ部、65…案内面部、65a…案内面部の車両内方側の端部、65c…案内面部の車両外方側の端部、66…カバー部、67…上側リップ連続部、68…ガイド壁、68a…ガイド壁の上端部、θ…角度。

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