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技術 画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム

出願人 キヤノン株式会社
発明者 荒川純也
出願日 2012年5月7日 (7年6ヶ月経過) 出願番号 2012-106316
公開日 2013年11月21日 (6年0ヶ月経過) 公開番号 2013-236188
状態 特許登録済
技術分野 ファクシミリ一般 電子写真における露光及び原稿送り 電子写真における制御・管理・保安 循環式搬送 シートの整合・反転 イメージ入力 FAXの走査装置 FAX原画の編集
主要キーワード 追記位置 モータ速度制御 追記対象 予定箇所 データ保証 立ち上りエッジ CISC 変換ゲイン
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (17)

課題

画像形成装置にて、原稿に対する追加的な印刷記録材に対する印刷との両方を実行する際に、原稿と記録材とが搬送路上で衝突しないようにする技術を提供する。

解決手段

本発明の画像形成装置は、原稿に対する追加的な印刷と記録材に対する印刷との両方を実行する際に、読み取りが行われた原稿を、原稿とシートとで共通に使用される搬送路を通じて転写部に搬送し、追記用の画像を当該原稿に印刷する(S1005)。更に、画像形成装置は、当該搬送路を通じて原稿が転写部まで搬送された後に、給紙部からシートを当該搬送路に給紙して(S1006)、転写部において当該シートに対する複写を行う(S1007)。

概要

背景

従来、原稿を読み取って画像データを生成し、その画像データに基づいて用紙に画像を印刷する画像形成装置では、原稿を搬送する原稿の搬送路と、印刷用紙等の記録材を搬送する搬送路は互いに独立に構成されている。そして、画像形成装置は、原稿を読み取りながら、記録材に画像を印刷する処理を実行している。

特許文献1では、給紙部から排紙部に至る記録材の搬送路中に読取部を配置することで、原稿の搬送路と記録材の搬送路の一部を共通にして、装置を小型化している。

概要

画像形成装置にて、原稿に対する追加的な印刷と記録材に対する印刷との両方を実行する際に、原稿と記録材とが搬送路上で衝突しないようにする技術を提供する。本発明の画像形成装置は、原稿に対する追加的な印刷と記録材に対する印刷との両方を実行する際に、読み取りが行われた原稿を、原稿とシートとで共通に使用される搬送路を通じて転写部に搬送し、追記用の画像を当該原稿に印刷する(S1005)。更に、画像形成装置は、当該搬送路を通じて原稿が転写部まで搬送された後に、給紙部からシートを当該搬送路に給紙して(S1006)、転写部において当該シートに対する複写を行う(S1007)。

目的

本発明は、画像形成装置にて、原稿に対する追加的な印刷と記録材に対する印刷との両方を実行する際に、原稿と記録材とが搬送路上で衝突しないようにする技術を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

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請求項1

画像形成装置であって、印刷に用いられるシートを印刷手段に搬送するための搬送路と、原稿を読み取って、シートへの複写用の画像を得る読取手段と、前記読取手段による読み取りが行われた前記原稿を、前記読取手段から、前記搬送路を通じて前記印刷手段に搬送し、追記用の画像を前記印刷手段によって前記原稿に印刷させる第1の印刷制御手段と、前記搬送路にて前記原稿が前記印刷手段まで搬送された後に、給紙部からシートを前記搬送路に給紙して、前記読取手段によって得られた前記複写用の画像を、前記印刷手段によって前記シートに印刷させる第2の印刷制御手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。

請求項2

前記第2の印刷制御手段は、前記印刷手段への前記原稿が搬送が開始されてから、所定の時間が経過すると、前記給紙部から前記シートを給紙して、前記複写用の画像を前記印刷手段によって前記シートに印刷させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

請求項3

前記所定の時間は、前記第1の印刷制御手段及び前記第2の印刷制御手段によってそれぞれ前記印刷手段に搬送される前記原稿と前記シートとが、前記搬送路にて衝突しないための時間として定められていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。

請求項4

前記第2の印刷制御手段は、前記複写用の画像を前記シートに印刷する際に、当該複写用の画像に前記追記用の画像を合成し、合成された複写用の画像を、前記印刷手段によって前記シートに印刷させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。

請求項5

前記第1の印刷制御手段は、前記複写用の画像に含まれるオブジェクトの位置に応じて、前記原稿にて前記追記用の画像を印刷する位置を調整することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。

請求項6

ユーザの操作に応じて、前記追記用の画像を設定する設定手段を更に備え、前記第1の印刷制御手段は、前記設定手段によって設定された前記追記用の画像を、前記印刷手段によって前記原稿に印刷させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。

請求項7

前記追記用の画像として使用できる複数の画像が格納された記憶手段を更に備え、前記第1の印刷制御手段は、前記読取手段によって得られた前記複写用の画像に応じて、前記記憶手段に格納されている前記複数の画像のいずれかを前記追記用の画像として決定し、決定した追記用の画像を前記印刷手段によって前記原稿に印刷させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。

請求項8

前記読取手段が、複数の前記原稿を読み取って、複数の前記複写用の原稿を得ると、前記第2の印刷制御手段は、前記印刷手段による、複数の前記原稿に対する前記追記用の画像の印刷が終了した後に、複数の前記シートを順に前記搬送路に給紙して、前記印刷手段によって複数の前記複写用の画像を複数の前記シートに順に印刷させることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。

請求項9

画像形成装置であって、印刷に用いられるシートを印刷手段に搬送するための搬送路と、原稿を読み取って、シートへの複写用の画像を得る読取手段と、給紙部からシートを前記搬送路に給紙して、前記読取手段によって得られた前記複写用の画像を、前記印刷手段によって前記シートに印刷させる第2の印刷制御手段と、前記搬送路にて前記シートが前記印刷手段まで搬送された後に、前記読取手段による読み取りが行われた前記原稿を、前記読取手段から、前記搬送路を通じて前記印刷手段に搬送し、追記用の画像を前記印刷手段によって前記原稿に印刷させる第1の印刷制御手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。

請求項10

画像形成装置であって、印刷に用いられるシートを印刷手段に搬送するための搬送路と、原稿を読み取って、シートへの複写用の画像を得る読取手段と、前記読取手段による読み取りが行われた前記原稿を、前記読取手段から、前記搬送路を通じて前記印刷手段に搬送し、追記用の画像を前記印刷手段によって前記原稿に印刷させる第1の印刷処理と、給紙部からシートを前記搬送路に給紙して、前記読取手段によって得られた前記複写用の画像を、前記印刷手段によって前記シートに印刷させる第2の印刷処理とを実行する制御手段と、前記第1の印刷処理と前記第2の印刷処理とのうち、先に実行すべき印刷処理を、処理時間がより短くなる印刷処理に決定する決定手段とを備え、前記制御手段は、前記第1の印刷処理と前記第2の印刷処理のうち、前記決定手段によって決定された、一方の印刷処理の実行を開始して、当該印刷処理にて前記原稿または前記シートが前記印刷手段まで搬送された後に、他方の印刷処理の実行を開始することを特徴とする画像形成装置。

請求項11

画像形成装置の制御方法であって、前記画像形成装置は、印刷に用いられるシートを印刷手段に搬送するための搬送路を備え、前記制御方法は、読取手段によって原稿を読み取って、シートへの複写用の画像を得る工程と、前記読取手段によって読み取りが行われた前記原稿を、前記読取手段から、前記搬送路を通じて前記印刷手段に搬送し、追記用の画像を前記印刷手段によって前記原稿に印刷させる工程と、前記搬送路にて前記原稿が前記印刷手段まで搬送された後に、給紙部からシートを前記搬送路に給紙して、前記読取手段によって得られた前記複写用の画像を、前記印刷手段によって前記シートに印刷させる工程とを含むことを特徴とする画像形成装置の制御方法。

請求項12

画像形成装置の制御方法であって、前記画像形成装置は、印刷に用いられるシートを印刷手段に搬送するための搬送路を備え、前記制御方法は、読取手段によって原稿を読み取って、シートへの複写用の画像を得る工程と、給紙部からシートを前記搬送路に給紙して、前記読取手段によって得られた前記複写用の画像を、前記印刷手段によって前記シートに印刷させる工程と前記搬送路にて前記シートが前記印刷手段まで搬送された後に、前記読取手段による読み取りが行われた前記原稿を、前記読取手段から、前記搬送路を通じて前記印刷手段に搬送し、追記用の画像を前記印刷手段によって前記原稿に印刷させる工程とを含むことを特徴とする画像形成装置の制御方法。

請求項13

請求項11または12に記載の画像形成装置の制御方法における各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム

技術分野

0001

本発明は、画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラムに関するものである。

背景技術

0002

従来、原稿を読み取って画像データを生成し、その画像データに基づいて用紙に画像を印刷する画像形成装置では、原稿を搬送する原稿の搬送路と、印刷用紙等の記録材を搬送する搬送路は互いに独立に構成されている。そして、画像形成装置は、原稿を読み取りながら、記録材に画像を印刷する処理を実行している。

0003

特許文献1では、給紙部から排紙部に至る記録材の搬送路中に読取部を配置することで、原稿の搬送路と記録材の搬送路の一部を共通にして、装置を小型化している。

先行技術

0004

特開2000−185881号公報

発明が解決しようとする課題

0005

原稿の搬送路と記録材の搬送路の一部を共通にし、原稿を印刷部に搬送できるようにすれば、読取部によって原稿(記録材)を読み取り、その原稿の画像情報を取得した後に、その原稿に別の画像を追加的に印刷することが可能になる。

0006

しかし、読取部による読み取りの対象となった原稿に対する追加的な印刷も、他の記録材に対する印刷も、いずれも印刷部による画像形成(印刷)を伴う処理である。このため、原稿と印刷対象の記録材とをそれぞれ印刷部に搬送する際に、適切に搬送制御を行わないと、搬送路上でそれらが衝突し、互いに搬送を阻害してしまう可能性がある。

0007

本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものである。本発明は、画像形成装置にて、原稿に対する追加的な印刷と記録材に対する印刷との両方を実行する際に、原稿と記録材とが搬送路上で衝突しないようにする技術を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、例えば、画像形成装置として実現できる。本発明の一態様に係る画像形成装置は、印刷に用いられるシートを印刷手段に搬送するための搬送路と、原稿を読み取って、シートへの複写用の画像を得る読取手段と、読取手段による読み取りが行われた原稿を、読取手段から、搬送路を通じて印刷手段に搬送し、追記用の画像を印刷手段によって原稿に印刷させる第1の印刷制御手段と、搬送路にて原稿が印刷手段まで搬送された後に、給紙部からシートを搬送路に給紙して、読取手段によって得られた複写用の画像を、印刷手段によってシートに印刷させる第2の印刷制御手段とを備えることを特徴とする。

0009

本発明の他の一態様に係る画像形成装置は、印刷に用いられるシートを印刷手段に搬送するための搬送路と、原稿を読み取って、シートへの複写用の画像を得る読取手段と、給紙部からシートを搬送路に給紙して、読取手段によって得られた複写用の画像を、印刷手段によってシートに印刷させる第2の印刷制御手段と、搬送路にてシートが印刷手段まで搬送された後に、読取手段による読み取りが行われた原稿を、読取手段から、搬送路を通じて印刷手段に搬送し、追記用の画像を印刷手段によって原稿に印刷させる第1の印刷制御手段とを備えることを特徴とする。

0010

本発明の更に他の一態様に係る画像形成装置は、印刷に用いられるシートを印刷手段に搬送するための搬送路と、原稿を読み取って、シートへの複写用の画像を得る読取手段と、読取手段による読み取りが行われた原稿を、読取手段から、搬送路を通じて印刷手段に搬送し、追記用の画像を印刷手段によって原稿に印刷させる第1の印刷処理と、給紙部からシートを搬送路に給紙して、読取手段によって得られた複写用の画像を、印刷手段によってシートに印刷させる第2の印刷処理とを実行する制御手段と、第1の印刷処理と第2の印刷処理とのうち、先に実行すべき印刷処理を、処理時間がより短くなる印刷処理に決定する決定手段とを備え、制御手段は、第1の印刷処理と第2の印刷処理のうち、決定手段によって決定された、一方の印刷処理の実行を開始して、当該印刷処理にて原稿またはシートが印刷手段まで搬送された後に、他方の印刷処理の実行を開始することを特徴とする。

発明の効果

0011

本発明によれば、画像形成装置にて、原稿に対する追加的な印刷と記録材に対する印刷との両方を実行する際に、原稿と記録材とが搬送路上で衝突しないようにする技術を提供することができる。

図面の簡単な説明

0012

第1の実施形態に係るMFPの構成を示す概略図。
第1の実施形態に係るMFPにおける、両面印刷プロセスの説明図。
第1の実施形態に係るMFPにおける、原稿表面読み取り開始時の説明図。
第1の実施形態に係るMFPにおける、原稿表面である第1面目の読み取り終了時の説明図。
第1の実施形態に係るMFPにおける、原稿裏面である第2面目の読み取り開始時の説明図。
第1の実施形態に係るMFPにおける、原稿裏面の読み取り終了時の説明図。
第1の実施形態に係るMFPにおける、シートSへの画像形成の完了時の説明図。
第1の実施形態に係るMFPにおける制御CPUの動作の説明図。
第1の実施形態に係るMFPにおける画像読取部の構成を示す図。
第1の実施形態に係るMFPにおいて実行される処理の手順を示すフローチャート


第1の実施形態に係るMFPにおいて追記複写処理を実行する際の、原稿及びシートの搬送の説明図。
第1の実施形態に係るMFPにおいて両面の追記・複写処理を実行する際の、原稿の搬送の説明図。

第2の実施形態に係るMFPにおいて実行される処理の手順を示すフローチャート。

実施例

0013

以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。

0014

[第1の実施形態]
<画像形成装置(MFP)>
第1の実施形態では、本発明の画像形成装置の適用例として、画像形成機能及び画像読取機能を有する複合機(MFP:Multi Function Peripheral)について説明する。まず、図1乃至図9を参照して、MFP1における画像の読取プロセス及び印刷プロセスについて説明する。なお、ここでは、第2給紙部90から給送(給紙及び搬送)される原稿Gの両面を読み取り、第1給紙部30から給送されるシートSの両面に原稿Gから読み取った画像を形成する際の動作について説明する。

0015

図1を参照して、MFPの構成例について説明する。MFP1の中央には、像担持体となる回転可能な感光ドラム10と、感光ドラム10と並接し、トナーを保持しながら回転する現像ローラ11が配置されている。印刷信号を受けると、光学ユニット2が具備する発光部21が、回転する感光ドラム10の表面にレーザ光照射する。レーザ光を照射された感光ドラム10の表面には、電荷による潜像画像が形成される。現像ローラ11は、感光ドラム10表面の潜像画像に、保持しているトナーを回転しながら供給する。これにより、感光ドラム10の表面には、トナー画像が形成される。

0016

一方、第1給紙部30に収納されたシートSは、CSTピックアップローラ31と分離部32により、一枚ずつ搬送ローラ40に搬送される。搬送ローラ40は、感光ドラム10の表面のトナー画像とシートSの先端位置のタイミングを合わせるように、シートSを転写部15へと搬送する。ここで、シート(記録材)とは、MFP1が画像を印刷することが可能な媒体を示し、例えば、紙、OHPシート等、様々な材質の媒体を含むことができる。

0017

感光ドラム10の回転により転写部15に搬送されるトナー画像は、転写部15に付与される印加バイアスと圧力によって、シートSに転写される。更に、転写部15は、シートSを定着部50に搬送する。定着部50では、回転可能な加熱ローラ51からの熱と、加熱ローラ51と対向し、回転可能な加圧ローラ52の圧力が、トナー画像をシートSに定着させる。トナー画像を定着されたシートSは、排紙ローラ60に搬送される。片面印刷の場合、排紙ローラ60はシートSをそのまま機外へ搬送し、シートSは第1排紙部70に積載される。また、MFP1の各コンポーネントは、図8を用いて後述する電装800によって制御されている。なお、第1給紙部30から給送されたシートが印刷されて第1排紙部70へ排出される搬送路を第1搬送路とする。

0018

次に、図2を参照して、両面印刷プロセスについて説明する。両面フラッパ61は、シートSの後端が通過した後、搬送路を切り替える。その後、排紙ローラ60は逆回転し、シートSを両面搬送路(第2搬送路)80へ搬送する。スイッチバックしたシートSは、搬送ローラ41を介して画像読取部100に搬送される。図2に示すように、画像読取部100は、両面搬送路80の近傍に設けられている。その後、シートSは、搬送ローラ42及び40に搬送され、再び転写部15へ搬送され、トナー画像がシートSの裏面(図1で説明した転写面とは異なる面)に転写され、定着を経て、第1排紙部70に積載される。

0019

次に、図3図7参照して、原稿情報の読み取りと、シートへの両面印刷を実施するプロセスについて説明する。まず、図3を参照して、原稿表面である第1面目の読取開始時の動作について説明する。第2給紙部90に収納された原稿Gは、CISピックアップローラ91と分離部92により、一枚ずつ搬送ローラ41に搬送される。一方、画像読取部100は、第2給紙部90から給紙された原稿Gが原稿表面である第1面目の読み取り開始前までに白基準部材101への発光と、白基準値修正を実施した後、両面搬送路80に対面する位置(図3に示す位置)に回転する。つまり、画像読取部100は、両面搬送路80を搬送される原稿Gの画像を読み取る位置に回転する。搬送ローラ41は、原稿Gを、画像読取部100に搬送する。既に画像読取部100は両面搬送路80に対面する位置に待機しており、画像読取部100で読み取られた情報は、図8を用いて後述する画像メモリ804に原稿第1面目の情報として記憶される。尚、白基準部材101は、下向きに配置されており、ごみ付着に対する配慮がなされている。

0020

次に、図4を参照して、原稿表面である第1面目の読取終了時の動作ついて説明する。画像読取部100を通過した原稿Gは、搬送ローラ42に搬送される。搬送ローラ42は、原稿Gの後端がスイッチバックフラッパ82を通過した時点で停止する。ここで、原稿Gは搬送ローラ42に挟持された状態で停止していることになる。所定時間の経過後、搬送ローラ42が逆回転し、原稿Gを原稿搬送路(第3搬送路)81へ搬送する。このときに、原稿Gを搬送ローラ42で止めずに搬送ローラ40まで搬送して第1面目の読み取りを行った後に図1で説明した画像形成プロセスへ回すこともできる。

0021

次に、図5を参照して、第1面の裏面である第2面目の読取開始時の動作について説明する。スイッチバックフラッパ82が搬送路を、両面搬送路80から原稿搬送路81に切り替えると同時に、画像読取部100は、原稿搬送路81に対面する位置に回転する。即ち、画像読取部100は、原稿搬送路81を搬送されるシートの画像を読み取る位置に回転する。搬送ローラ42が逆回転すると、原稿Gは、原稿搬送路81に沿って、画像読取部100に搬送される。原稿Gが画像読取部100に搬送され、通過することで、原稿裏面である第2面目の情報を読み取り、画像メモリ804に原稿第2面目の情報として記憶する。このように、画像読取部100は、両面搬送路80と、原稿搬送路81との間に挟まれて設けられるとともに、両方の搬送路を搬送されるシートの画像を読み取るべく移動自在に設けられる。

0022

原稿Gの第2面目の読取が開始されると、第1給紙部30から給紙されたシートSが1枚ずつ搬送ローラ40に搬送される。ほぼ同時に画像メモリ804に記憶された原稿裏面である第2面の読取画像を基に発光部21から先の画像情報に基づく感光ドラム10への潜像画像が形成される。次に、シートSは転写部15で潜像画像により形成されたトナー画像を転写された後、定着部50に搬送され、原稿第2面目の画像形成が完了する。なお、図5では、原稿裏面である第2面の情報の読み取り開始とともにシートSの給紙を開始しているが、第2面の情報を読み取った後にシートSを搬送してもよい。

0023

次に、図6を参照して、原稿裏面の読取終了時の動作について説明する。画像読取を終了した原稿Gは、搬送ローラ43及び44に搬送され、第2排紙部110に積載される。スイッチバックフラッパ82は、原稿Gの後端が通過したことをスイッチバックフラッパの搬送方向手前側に設けられたセンサ(図示せず)によって検知する。その後、両面印刷が開始されたシートSが搬送ローラ40の方向に搬送されるよう、搬送路は原稿搬送路81から両面搬送路80へ切り替えられる。原稿Gから読み取った第2面目の画像形成が完了したシートSは、裏面(第1面)への画像形成を行うために、排紙ローラ60の逆回転によって、両面フラッパ61によって切り替えられた両面搬送路80に向けて搬送される。このとき、シートSを両面搬送路80へ搬送せずに、搬送ローラ44で原稿Gを止めておき、反転させて原稿搬送路81に戻し、搬送ローラ43、42を通過させて搬送ローラ40まで搬送して、両面を読み取った原稿Gに対し画像形成を行うこともできる。

0024

次に、図7を参照して、シートSへの画像形成が完了した際の動作について説明する。両面搬送路80に搬送されたシートSは、反転している画像読取部100を通過し、搬送ローラ42を介して、搬送ローラ40に搬送される。更に搬送され破線で記載されているシートSにあるように再び転写部15へ搬送される。既にシートSには、原稿第2面目の画像形成が終了しており、先の画像メモリ804に記憶された原稿第1面目の画像情報に基づき、原稿第1面目の画像が形成される。具体的には、シートSは、光学ユニット2と感光ドラム10と現像ローラ11と転写部15と定着部50とによって構成される画像形成部によってトナー画像の転写及び定着を経て、第1排紙部70に排紙されて積載される。

0025

以上説明したように、本実施形態に係るMFP1は、原稿Gの搬送路とシートSの搬送路の一部を共通にしている。具体的には、原稿Gの第1面を読み取るための搬送路と、シートSに両面印刷を行うための搬送路とを共通にしている。また、読み取り後の原稿Gを(第1排紙部70に)排出するための搬送路と、シートSに対して印刷を行うための搬送路とを共通にしている。読み取り後の原稿Gを(第1排紙部70に)排出するための搬送路は、原稿Gに対して印刷を行うためにも使用できる。本実施形態によれば、このようにして、装置を小型化することができる。

0026

<MFPの制御部>
次に、図8を参照して、本実施例の画像形成動作における制御CPU801及びASIC802の動作について説明する。図8には、制御CPU801が制御する各ユニットの構成が示されている。図8に示すように、制御CPU801は、ポリゴンミラーモータ及びレーザ発光素子などを含む発光部21に、ASIC802を介して接続されている。制御CPU801は、感光ドラム10面上にレーザ光を走査することにより所望の潜像を描くため、ASIC802に対して制御信号を出力し、光学ユニット2を制御する。同様に、制御CPU801は、シートSを搬送するためにCSTピックアップローラ31及び搬送ローラ40、感光ドラム10、転写部15などの駆動系を制御する。また、制御CPU801は、加熱ローラ51、加圧ローラ52を駆動するためのメインモータ830、シートSを給紙する給紙ローラ駆動開始時にオンしてCSTピックアップローラ31を駆動させるためのCST給紙ソレノイド822などの駆動系を制御する。そして、制御CPU801は、CISピックアップローラ91と搬送ローラ41〜44を駆動するための両面駆動モータ840などの駆動系を制御する。

0027

さらに、制御CPU801は、電子写真プロセスに必要な1次帯電バイアス現像バイアス、1次転写バイアス、及び2次転写バイアスを制御する高電圧電源810、定着部50、並びに低電圧電源811を制御する。さらに、制御CPU801は、定着部50に設けられたサーミスタ(図示せず)により温度をモニタし、定着温度を一定に保つように制御する。また、制御CPU801は、バス等(図示せず)を介してプログラムメモリ803に接続される。プログラムメモリ803には、以上の制御及び本明細書に記載される各実施形態において制御CPU801が行う処理のすべて又は一部を実行するためのプログラム及びデータが格納される。すなわち、制御CPU801は、プログラムメモリ803に格納されたプログラム及びデータを用いて本発明の各実施形態の動作を実行する。

0028

制御CPU801は、ユーザインタフェース(UI)850を介してユーザによって入力された指示を示す信号を、UI850から受信する。また、制御CPU801は、ネットワークに接続されたホストコンピュータ(図示せず)等の外部装置から、ネットワークインタフェース(I/F)851を介してプリント制御コマンド等の信号を受信する。制御CPU801は、UI850から受信した信号、及びネットワークI/Fを介して受信した信号に基づいて、上述の種々の制御を行う。

0029

ASIC802は、制御CPU801の指示に基づいて発光部21内部のモータ速度制御、メインモータ830及び両面駆動モータ840の速度制御を行う。モータの速度制御は、モータ(図示せず)からのタック信号(モータが回転されるごとにモータから出力されるパルス信号)を検出して、検出したタック信号の間隔が所定時間となるようモータに対し加速又は減速信号を出力する。このように、制御回路はASIC802のハードウェアによる回路で構成した方が、制御CPU801の制御負荷を低減することができる。

0030

制御CPU801は、UI850を介したユーザの指示に応じて、又はネットワークI/F851を介したプリント制御コマンドの受信に応じて、画像形成動作を開始する。具体的にはまず、制御CPU801は、メインモータ830、両面駆動モータ840、CST給紙ソレノイド822を駆動してシートSを搬送する。シートSは、感光ドラム10表面に形成されたトナー像が転写部15によって転写された後、定着部50によってトナー像が定着されてから、排紙ローラ60によってシート積載部としての第1排紙部70へ排出される。画像形成済みシート整列性を高めるため、第1排紙部70は、排紙口付近からシート排出方向に向けてゆるやかな上り勾配が設けられている。ここで、制御CPU801は、定着部50に対して低電圧電源811を介して所定の電力を供給し、所望の熱量を発生させてシートSに与え、シートS上のトナー画像を融着し定着させる。

0031

次に、原稿読取動作について説明する。制御CPU801は、UI850を介したユーザの指示に応じて、又はネットワークI/F851を介したスキャン制御コマンドの受信に応じて、原稿読取動作を開始する。具体的にはまず、制御CPU801は、具体的にはまず、制御CPU801は、両面フラッパソレノイド820及び両面駆動モータ840を駆動する。さらに、制御CPU801は、原稿給紙ソレノイド823を操作することで、両面駆動モータ840のトルクをCISピックアップローラ91に伝達させ、原稿Gを搬送する。また、画像読取部100は、後述する各種制御信号であるCISLED、CISSART、SYSCLK、Sl_in、Sl_select、Sl_outを伝送可能な信号ラインを介してASIC802に接続されている。制御CPU801は、ASIC802を介して各種制御により、画像読取部100による読取によって得られた画像を、ASIC802に接続されている画像メモリ804に保存する。その後、制御CPU801は、スイッチバックソレノイド821を操作して、スイッチバックフラッパ82を原稿搬送路81側に倒し、両面駆動モータ840を反転し、原稿Gを第2排紙部110まで搬送する。

0032

<MFPの画像読取部>
次に、図9を参照して、画像読取部100の詳細について説明する。図9は、CISセンサ(Contact Image Sensor)の回路ブロックを示す。901は、コンタクトイメージセンサ部分であり、例えば10368画素分のフォトダイオードが特定の主走査密度(例えば1200dpi)でアレイ状に配置される。902及び915は、CISセンサに与えるスタートパルスCISSTART信号及び転送クロックCISCLKを示す。914は、CISセンサ部の動作速度を決めるシステムクロックSYSCLKを示す。908は、A/Dコンバータを示す。916は、A/Dコンバータ908のサンプリング速度を決定するCISサンプリングクロックADCLKを示す。917は、タイミングジェネレータを示す。904は、出力バッファを示す。905は、シフトレジスタを示す。903は、発光素子制御信号CISLEDを示す。906は、電流増幅部を示す。907は、原稿Gを均一に照射する発光素子を示す。

0033

続いて、画像読取部100の動作について説明する。CISSTART信号902をアクティブとすると、CISセンサ部901は受光した光に基づく電荷の蓄積を開始し、出力バッファ904にデータを順次セットする。次に、転送クロックCISCLK915(例えば500kHz〜1MHz程度)を与えると、出力バッファ904にセットされたデータは、シフトレジスタ905によって、CISSNS信号918として、A/Dコンバータ908ヘと転送される。このCISSNS信号918には、所定のデータ保証領域があるため、転送クロックCISCLK915の立ち上がりタイミングから所定時間が経過した後にサンプリングする必要がある。また、CISSNS信号918は、転送クロックCISCLK915の立ち上がり立下りの双方のエッジに同期して出力される。そのため、CISサンプリングクロックADCLK916の周波数は、転送クロックCISCLK915の2倍となるように生成され、CISサンプリングクロックADCLK916の立ち上りエッジにて、CISSNS信号918がサンプリングされる。

0034

タイミングジェネレータ917は、システムクロックSYSCLK914を分周して、CISサンプリングクロックADCLK916及び転送クロックCISCLK915を生成する。CISサンプリングクロックADCLK916の位相は、転送クロックCISCLK915と比べ、上記データ保証領域分だけ遅延している。

0035

A/Dコンバータ908でデジタル変換されたCISSNS信号918は、CISSNS_D信号919として出力インタフェース回路909に出力される。CISSNS_D信号919は、出力インタフェース回路909によって所定のタイミングで制御されて、Sl_out信号910によってシリアルデータとして出力される。その際、スタートパルス(CISSTART信号)902から所定画素分のCISSNS信号918には、アナログ出力基準電圧が出力されており、有効画素としては使用できない。

0036

一方、制御回路911は、Sl_in信号912及びSl_select信号913によりA/Dコンバータ908のA/D変換ゲイン可変制御できる。例えば、撮像した映像コントラストが得られない場合は、制御CPU801は、A/Dコンバータ908のA/D変換ゲインを大きくすることによりコントラストを増加させ、常に最良なコントラストで撮像することができる。

0037

ここでは、すべての画素が1つの出力信号CISSNS信号918として出力される系にて説明を行なったが、高速読み取りのために画素をエリアごとに分割し、複数のエリアで同時にA/D変換を行なってもよい。また、ここまで画像読取部100にCISセンサを用いて説明を行なってきたものの、本発明はこれに限定されず、CMOSセンサCCDセンサ等を適用可能である。

0038

<MFPにおける追記・複写処理>
次に、図10を参照して、本実施形態に係るMFP1によって実行される追記・複写処理の手順について説明する。以下で説明する処理は、制御CPU801が、プログラムメモリ803に格納されているプログラムを読み出し時刻することによって、MFP1上で実現される。なお、図11A図11Cに示す11a〜11fを適宜参照しながら、図10に示す各処理を説明する。

0039

まず、S1001で、制御CPU801は、UI850に設けられたスタートタン(図示せず)がユーザによって押下されたことを検知すると、ユーザがUI850を介して設定した処理内容に対応する処理を開始する。ここで、ユーザによって設定される処理内容には、原稿から読み取った画像をシートに複写する「複写処理」、原稿から読み取った画像に対応する画像データを出力する「読取処理」が含まれうる。また、ユーザによって設定される処理内容には、原稿に対して追記用の画像を印刷する「追記処理」、給紙した原稿を用いて追記処理と複写処理との両方を実行する「追記・複写処理」等が含まれうる。ユーザは、例えば、原稿Gへの日付の追記処理と、原稿Gの複写物を得ることを所望している場合には、UI850を介して、日付の追記処理と原稿Gの複写処理を、実行すべき処理内容として指定すればよい。なお、後述するように、原稿Gの複写処理のみを指定した場合に、原稿Gに応じて、複写処理に加えて、追記処理を自動的に実行してもよい。

0040

次に、S1002で、制御CPU801は、原稿の読取処理を行う。制御CPU801は、CISピックアップローラ91を動作させ、第2給紙部90から原稿Gを両面搬送路80に給紙して、搬送を開始する。続いて、制御CPU801は、搬送ローラ41を動作させ、原稿Gを画像読取部100に搬送する。更に、制御CPU801は、画像読取部100を制御して、原稿Gを読み取り、読み取った画像に対応する画像データを画像メモリ804に保存する。その後、制御CPU801は、画像読取部100を通過した原稿Gを、搬送ローラ42で搬送する。制御CPU801は、図4に示すように、原稿Gの後端がスイッチバックフラッパ82を通過した時点で、搬送ローラ42を停止させる。

0041

次に、S1003で、制御CPU801は、実行すべき処理内容が、追記・複写処理であるか否かを判定する。ここでは、S1001においてUI850を介して設定された処理内容に基づいて判定可能である。S1003で、制御CPU801は、実行すべき処理内容が、追記・複写処理であると判定した場合、処理をS1004に進め、追記・複写処理ではないと判定した場合、処理をS1013に進める。

0042

また、S1003における判定は、画像メモリ804に保存されている、原稿画像に対応する画像データに基づいて、自動的に実行されてもよい。例えば、帳票手書き入力した後に、その帳票へバーコードや日付の追記印刷と、その帳票の複写とを実行することが必要な業務フローが存在する場合を想定する。この場合、ユーザが、S1001において複写処理のみを、UI850を介して指定していたとしても、画像メモリ804に保存されている画像データに対応する原稿画像が特定の帳票である場合には、制御CPU801は、追記・複写処理を実行すべきと判定する。このように判定した場合、制御CPU801は、当該特定の帳票と予め紐付けられている設定を利用して、追記処理を実行する。S1003で、制御CPU801は、例えば、パターンマッチングOCR等の帳票認識技術を利用して、原稿画像が特定の帳票であるか否かを判定すればよい。制御CPU801は、原稿画像が特定の帳票ではないと判定した場合、実行すべき処理内容は追記・複写処理ではないと判定する。

0043

S1003からS1004に処理を進めた場合、制御CPU801は、S1004で、原稿Gについての複写処理及び追記処理のうち、いずれを先に実行すべきか(ここでは、追記処理を先に実行すべきか)否かを判定する。即ち、制御CPU801は、原稿Gについての複写処理及び追記処理のうち、いずれを優先すべきかを判定する。

0044

追記・複写処理では、原稿Gへの追記処理とともに、シートSへの複写処理も実行する。原稿Gへの追記処理では、原稿Gの読み取りを行った後に、原稿Gを転写部15へ搬送し、転写部15が、原稿Gに追記用の画像を印刷する。原稿Gの複写処理では、原稿Gの読み取りを行った後に、シートSを転写部15へ搬送して、転写部15が、原稿Gから読み取った画像をシートSに複写(印刷)する。これら追記処理及び複写処理では、転写部15に原稿G及びシートSをそれぞれ搬送するために、上述の第1搬送路が共通して使用される。このため、追記・複写処理では、原稿G及びシートSを搬送路において転写部15に搬送するタイミングを適切に制御しないと、当該搬送路上で、原稿G及びシートSがs衝突してしまう可能性がある。

0045

追記・複写処理において、追記処理(第1の印刷処理)及び複写処理(第2の印刷処理)のいずれを先に実行すべきか(優先すべきか)については、本実施形態では、MFP1における搬送路の形態に依存して、予め設定されているものとする。あるいは、S1001において、ユーザがUI850を介して設定できるようにしてもよい。制御CPU801は、そのような設定に従って、S1003における判定を実行する。S1003で、制御CPU801は、追記処理を先に実行すると判定した場合には、処理をS1005に進める一方で、追記処理を先に実行しない(即ち、複写処理を先に実行する)と判定した場合には、処理をS1009に進める。このようにして、MFP1の搬送路の形態に合わせて、追記処理及び複写処理の実行順序を適切に制御可能であり、MFP1の装置構成に適した順序でそれらを実行可能となる。また、あるいは、ユーザのニーズに合わせてそれらの実行順序を制御可能であり、ユーザにとっての利便性を向上させることができる。

0046

なお、S1004では、追記・複写処理において、追記処理及び複写処理のいずれを先に実行すべきかは、予め設定されるだけでなく、両方の処理の総処理時間の予測結果に基づいて決定してもよい。即ち、追記処理と先に実行した場合の総処理時間と、複写処理を先に実行した場合の総処理時間とを予測して、総処理時間が短くなるように、いずれかの処理を先に実行する処理に決定する。これにより、ユーザにとっての、追記・複写処理が終了するまでの待ち時間を、最小限にすることが可能である。

0047

例えば、複数の原稿Gについて追記・複写処理を実行する場合において、次の読取対象の原稿Gが第2給紙部90に控えており、かつ、両面搬送路80を早く空けて、次の読み取りを実行することによって総処理時間が短くなると予測される場合を想定する。この場合、追記処理を複写処理よりも先に実行する(追記処理を優先する)ことによって、両面搬送路80上の原稿Gを早期に転写部15に搬送することで、両面搬送路80を空けるとともに、次の原稿Gの読み取りを可能にする。

0048

また、シートSの転写部15への搬送にある程度の時間を要する場合には、シートSへの複写処理よりも、原稿Gへの追記処理を先に実行した方が、総処理時間が短くなる可能性がある。このような場合にも、複写処理よりも追記処理を先に実行すればよい。逆に、原稿Gの転写部15への搬送にある程度の時間を要する場合には、原稿Gへの追記処理よりも、シートSへの複写処理を先に実行した方が、総処理時間が短くなる可能性がある。このような場合には、追記処理よりも複写処理を先に実行すればよい。

0049

また、総処理時間の予測は、ユーザがUI850を介して設定(指定)した複写条件複写枚数等)と原稿枚数とを制約条件として行えばよい。また、制約条件として、追記用の画像の生成に要する時間が考慮されてもよい。

0050

このように、制御CPU801は、追記処理(第1の印刷処理)と複写処理(第2の印刷処理)のうち、総処理時間が短くなる印刷処理を、先に実行すべき印刷処理として決定すればよい。更に、制御CPU801は、決定した一方の印刷処理の実行を開始して、当該印刷処理において原稿GまたはシートSが転写部15まで搬送された後に、他方の印刷処理の実行を開始すればよい。

0051

(追記処理を先に実行する場合)
S1004からS1005に処理を進めた場合、制御CPU801は、原稿Gへの追記処理を、シートSへの複写処理よりも先に実行する。制御CPU801は、停止していた原稿Gを、搬送ローラ42及び搬送ローラ40を動作させることで、11a(図11A)に示すように、転写部15へ搬送する。転写部15は、搬送された原稿Gに対して、追記用の画像(トナー画像)を転写する。転写するトナー画像は、原稿Gへ追記するためのトナー画像であり、制御CPU801が、画像メモリ804上に生成し、感光ドラム10上に描画させたものである。

0052

追記用の画像は、例えば、ユーザがUI850を介して指定した内容に基づく、日付の印刷用の画像、画像メモリ804に保存されている原稿Gの画像データに応じた、帳票の入力項目やバーコード等を印刷するための画像である。原稿G上で画像が追記される位置は、画像メモリ804に保存されている原稿Gの画像データに応じて、適宜調整されうる。例えば、原稿Gの画像に、追記予定箇所を示す枠線ロゴ等の原稿オブジェクトがある場合には、そのような原稿オブジェクトの位置に合わせて追記位置を調整し、その追記位置に追記を行うための画像を、制御CPU801が生成すればよい。

0053

転写部15による転写の終了後、制御CPU801は、原稿Gを定着部50に搬送し、トナー画像を原稿Gに定着させる。制御CPU801は、トナー画像が定着した原稿Gを、排紙ローラ60によって搬送させるとともに、当該原稿Gを第1排紙部70へ排出(排紙)させる。

0054

次に、S1006で、制御CPU801は、シートSに対する複写(印刷)処理を実行するために、原稿Gが転写部15まで搬送された後に、第1給紙部30からシートSを搬送路に給紙する。例えば、制御CPU801は、原稿Gの転写部15への搬送が開始されてから、所定の時間の経過後に、第1給紙部30からシートSを搬送路に給紙する。この所定の時間は、原稿GとシートSとが、搬送路上で衝突しないための時間として定められる。ここで、原稿Gへの追記処理は既に実行され、原稿Gは第1排紙部70に排出されているおり、シートSの搬送路上に原稿Gは存在しない。このため、シートSは、搬送路上で原稿Gによって阻害されることなく搬送可能な状態にある。制御CPU801は、CSTピックアップローラ31と分離部32を動作させることで、11b(図11A)に示すように、第1給紙部30に収納されている1枚のシートSを、搬送路に給紙して、搬送ローラ40へ搬送する。

0055

搬送ローラ40までシートSが搬送されると、S1007で、制御CPU801は、シートSへの印刷(複写)のための制御を実行する。具体的には、制御CPU801は、搬送ローラ40を動作させることで、シートSを転写部15へ搬送する。転写部15は、搬送されてきたシートSにトナー画像を転写する。シートSに転写されるトナー画像は、シートSへ原稿Gの画像を複写するためのトナー画像であり、制御CPU801が、画像メモリ804上に生成し、感光ドラム10上に描画させたものである。

0056

制御CPU801は、まず、画像メモリ804上の、原稿Gの画像に対応する画像データに、複写(印刷)用の各種画像処理(γ変換処理スクリーン処理等)を施すことで、、複写用の画像に対応する画像データを生成する。その際、制御CPU801は、複写用の画像に、S1005で生成した追記用の画像を合成して、合成した画像を複写用の画像としてもよい。あるいは、このような合成を行わずに、原稿Gに対応する複写用の画像を、そのまま複写に用いてもよい。このようにして、ユーザのニーズに応じて、追記用の画像を必要に応じて合成した複写用の画像が印刷された複写物を出力することが可能になる。

0057

転写部15による転写の終了後、制御CPU801は、シートSを定着部50に搬送し、トナー画像をシートSに定着させる。制御CPU801は、トナー画像が定着したシートSを、排紙ローラ60によって搬送させるとともに、当該シートSを、11c(図11B)に示すように、第1排紙部70に排出(排紙)させる。

0058

その後、S1008で、制御CPU801は、UI850を介して複数枚の複写が指定されている場合には、指定枚数の複写が終了したか否かを判定する。制御CPU801は、指定枚数の複写が終了したと判定した場合には、S1014に処理を進める一方で、終了していないと判定した場合には、S1006に処理を戻し、指定枚数の複写が終了するまで、S1006及びS1007の処理を繰り返す。

0059

(複写処理を先に実行する場合)
S1004からS1009に処理を進めた場合、制御CPU801は、シートSへの複写処理を、原稿Gへの追記処理よりも先に実行する。制御CPU801は、11d(図11B)に示すように、原稿Gを停止させた状態で、S1006と同様の処理によって、第1給紙部30に収納されている1枚のシートSを、搬送路に給紙して、搬送ローラ40へと搬送する。ここで、原稿Gは、第2給紙部90からの搬送路上で、搬送ローラ40の手前で、S1002の処理によって停止しており、シートSが第1給紙部30から搬送される搬送路上に、原稿Gは存在しない。このため、シートSは、搬送路上で原稿Gによって阻害されることなく搬送可能な状態にある。

0060

次に、S1010で、制御CPU801は、シートSへの印刷(複写)のための制御を実行する。具体的には、S1007と同様、制御CPU801は、搬送ローラ40を動作させることで、シートSを転写部15へ搬送するとともに、転写部15に、複写用のトナー画像をシートSに転写させる。なお、複写用の画像(トナー画像)には、S1007と同様、追記用の画像が合成されていてもよいし、されていなくてもよい。

0061

転写部15による転写の終了後、制御CPU801は、S1007と同様、シートSを定着部50に搬送し、トナー画像をシートSに定着させた後、当該シートSを第1排紙部70に排出(排紙)させる。その後、S1011で、制御CPU801は、S1008と同様、UI850を介して複数枚の複写が指定されている場合には、指定枚数の複写が終了したか否かを判定する。制御CPU801は、指定枚数の複写が終了したと判定した場合には、S1012に処理を進める一方で、終了していないと判定した場合には、S1009に処理を戻し、指定枚数の複写が終了するまで、S1009及びS1010の処理を繰り返す。

0062

複写処理の終了後(搬送路においてシートSが転写部15まで搬送された後)、S1012で、制御CPU801は、原稿Gへの追記処理を実行する。制御CPU801は、11e(図11C)に示すように、停止していた原稿Gを、S1005と同様にして、転写部15へと搬送する。転写部15は、搬送された原稿Gに対して、S1005と同様にして、追記用の画像(トナー画像)を転写する。転写するトナー画像は、原稿Gへ追記するためのトナー画像であり、制御CPU801が、画像メモリ804上に生成し、感光ドラム10上に描画させたものである。ここで、制御CPU801は、S1005と同様に、追記用の画像を生成する。なお、S1009で、複写用の画像に合成するために既に追記用の画像を生成していた場合には、それを使用すればよい。

0063

転写部15による転写の終了後、S1005と同様、制御CPU801は、原稿Gを定着部50に搬送し、トナー画像を原稿Gに定着させる。制御CPU801は、トナー画像が定着した原稿Gを、図11f(図11C)に示すように、排紙ローラ60によって搬送させるとともに、当該原稿Gを第1排紙部70へ排出(排紙)させる。S1012の処理が終了すると、制御CPU801は、処理をS1014に進める。

0064

このように、S1005及びS1012で、制御CPU801は、第1の印刷制御手段の一例として機能する。また、S1006、S1007、S1009及びS1010で、制御CPU801は、第2の印刷制御手段の一例として機能する。

0065

(追記・複写処理以外の処理を実行する場合)
S1003からS1013に処理を進めた場合、S1013で、制御CPU801は、追記・複写処理以外の、S1001で設定された、実行すべき処理内容(単体の複写処理、単体の追記処理、単体の読取処理等の、その他処理)を実行する。このような処理を事項する場合には、上述の追記・複写処理と異なり、原稿G及びシートSの両方を、転写部15に搬送する必要はない。即ち、転写部15への搬送路上で、原稿G及びシートSが、互いに阻害することはない。このため、S1013では、上述の追記・複写処理のように、原稿G及びシートSを転写部15へ搬送するタイミングを制御する必要はなく、いずれかを優先させるかを決定する必要もない。S1013の処理が終了すると、制御CPU801は、処理をS1014に進める。

0066

S1008、S1012又はS1013からS1014に処理を進めると、S1014で、制御CPU801は、更に読み取りを実行すべき原稿Gが存在している(残っている)か否かに基づいて、原稿Gの読み取りを終了するか否かを判定する。ここで、制御CPU801は、CISピックアップローラ91の近傍に設けられた原稿検知センサ(図示せず)を用いて、第2給紙部90に原稿Gが残っているか否かを検知する。制御CPU801は、第2給紙部90に原稿Gが残っている場合には、原稿Gの読み取りを終了しないと判定し、処理をS1002に戻す一方、第2給紙部90に原稿Gが残っている場合には、原稿Gの読み取りを終了すると判定し、処理を終了する。

0067

以上説明したように、本実施形態に係るMFP1は、シートSに対して複写等の印刷を行うための搬送路を、読み取りの対象となる原稿Gに追加的な印刷(追記印刷)を行うための搬送路として共有する。MFP1は、読み取り後の原稿Gに対して追記印刷を行うとともに、原稿Gから読み取った画像をシートSに複写する、追記・複写印刷を行う際には、原稿Gが転写部15まで搬送された後に、シートSを第1給紙部30から給紙する。このようにして、これにより、シートS及び原稿Gが共通して搬送される搬送路において、シートS及び原稿Gの衝突を防ぐことが可能となる。

0068

また、MFP1は、原稿Gに対する追記印刷よりも先にシートSに対する複写を行ってもよい。この場合には、シートSが転写部15まで搬送された後に、原稿Gの、転写部15への搬送を開始する。これにより、上述の場合と同様、シートS及び原稿Gが共通して搬送される搬送路において、シートS及び原稿Gの衝突を防ぐことが可能となる。したがって、本実施形態によれば、共通に使用される搬送路上で原稿GとシートSを衝突させることなく、追記・複写処理を実現することが可能となる。

0069

<第1の実施形態の変形例>
上述の実施形態では、原稿Gの片面を読み取って、当該片面に追記印刷を行うとともに、原稿Gから読み取った片面の画像をシートSの片面に複写する場合について説明したが、本発明は、このような片面の処理のみには限定されない。例えば、原稿Gの両面を読み取って、当該両面への追記印刷を行うとともに、原稿Gから読み取った両面の画像をシートSの両面に複写するように、本実施形態を変形可能である。

0070

図10及び図12を参照して説明すると、制御CPU801は、例えば、S1002において、原稿Gの両面の読取処理を実行し、S1005及びS1012において、原稿Gの両面に追記処理を実行する。更に、S1007及びS1010において、シートSの両面に、原稿Gの両面から読み取った画像の複写処理を実行する。

0071

原稿Gの両面の読取処理(S1002)では、図3図4及び図5を用いて説明したプロセスを利用して、原稿Gを搬送しながら、画像読取部100によって原稿Gの両面を読み取る。ただし、制御CPU801は、画像読取部100による原稿Gの読み取りの終了後には、原稿Gを第2排紙部110に排紙せず、12a(図12)に示すように、搬送ローラ44を停止させることで、原稿Gを原稿搬送路81で停止させる。これにより、原稿Gに対する追記処理を可能にする。

0072

次に、両面の追記処理及び両面の複写処理では、図5図6及び図7を用いて説明した、シートSに対する両面印刷を実行するためのプロセスを利用する。ただし、両面の追記処理を実行する場合、シートSではなく、原稿Gの両面に印刷(追記)を行う。このため、制御CPU801は、原稿搬送路81に停止している原稿Gを、転写部15へ搬送して、印刷(追記)を行う必要がある。そこで、制御CPU801は、スイッチバックフラッパ82が、原稿搬送路81側に切り替わっていない場合には切り替えを行い、搬送ローラ40、42、43及び44を動作させることで、12b(図12)に示すように、原稿Gを転写部15へ搬送する。

0073

ここで、原稿G及びシートSに対して両面の追記・複写処理を実行する場合には、両面搬送路80にシートSも搬送されることになる。その結果、原稿Gが、第2給紙部90から搬送ローラ42及び40を経て転写部15に搬送される搬送路が、シートSにも使用されることになる。しかし、上述のように原稿G及びシートSに対して片面の追記・複写同時処理を実行する場合とは異なり、原稿Gは、S1002において原稿搬送路81上で停止する。このため、シートSが両面搬送路80を搬送される際に、原稿Gと衝突することはなく、シートS及び原稿Gの搬送が互いに阻害されることはない。

0074

このように、原稿G及びシートSに対して両面の追記・複写処理を実行する場合にも、上述のように片面の追記・複写処理を実行する場合と同様の効果を得ることが可能である。

0075

[第2の実施形態]
第1の実施形態では、複数枚の原稿Gについて追記・複写処理を実行する場合、原稿Gを1枚ずつ処理対象とする場合について説明してきた。この場合、最終的に、原稿GとシートSとは、1枚ずつの原稿単位で第1排紙部70に排出(出力)される。即ち、1枚目の追記済み原稿、対応する複写済みシートの束、2枚目の追記済み原稿、対応する複写済みシートの束、・・・、N枚目の追記済み原稿、対応する複写済みシートの束の順に出力される。

0076

第2の実施形態では、追記済み原稿と複写済みシートとをソートして出力すべきことが指定されている場合の、本発明を適用した追記・複写処理について説明する。ここで、原稿G及びシートSのソートとは、ページ順がソートされることを指す。具体的に、本実施形態では、1枚目の追記済み原稿、2枚目の追記済み原稿、・・・、N枚目の追記済み原稿に続けて次のシートの順に出力されるようにする。1枚目の原稿に対応する複写済みシート(束)、2枚目の原稿に対応する複写済みシート(束)、・・・、N枚目の原稿に対応する複写済みシート(束)の順に、出力されるようにすることを狙いとする。なお、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明することによって、説明を簡略化することとする。

0077

図13A及び図13Bを参照して、本実施形態に係るMFP1によって実行される追記・複写処理の手順について説明する。以下で説明する処理は、制御CPU801が、プログラムメモリ803に格納されているプログラムを読み出して時刻することによって、MFP1上で実現される。なお、図13Aに示すS1001〜S1014は、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。

0078

S1301で、制御CPU801は、追記済み原稿Gと複写済みシートSとをソートして出力するソート出力を実行するか否かを判定する。ソート出力を実行すべきか否かについては、S1001でユーザがUI850を介して設定してもよいし、MFP1において予め設定されていてもよい。S1301で、制御CPU801は、ソート出力を実行すると判定した場合には、処理をS1302(図13B)に進める一方で、ソート出力を実行しないと判定した場合には、第1の実施形態と同様、S1002〜S1014の処理を実行する。

0079

なお、ソート出力を実行することが設定されていたとしても、原稿検知センサ(図示せず)によって検知される原稿の枚数が1枚のみである場合には、原稿G及びシートSのソートを行う必要はない。このような場合には、制御CPU801は、S1301における判定は行わず、S1002に処理を進めればよい。

0080

S1301からS1302に処理を進めた場合、S1302で、制御CPU801は、S1003と同様にして、実行すべき処理内容が、追記・複写処理であるか否かを判定する。なお、本実施形態では、ユーザがUI850を介して設定した処理内容に基づいた判定を行い、第1の実施形態で例示したように、複写処理のみの実行が設定されている場合の、原稿Gの読取結果に基づく判定は行わない。また、S1004のように、追記処理と複写処理とのいずれを先に実行するかを判定する処理も行わない。

0081

これは、本実施形態に係るソート出力を実行する場合、追記処理による追記済み原稿と、複写処理による複写済みシートとを、それぞれ束にして出力する必要があるためである。即ち、原稿G及びシートSを原稿単位で出力することはできないため、原稿Gの読み取りの前に、追記処理を実行するか否かを決定しておく必要がある。このため、所定の帳票が原稿Gとして第2給紙部90から給紙された際に、その帳票へ追記処理を実行するためには、ユーザは、S1001で、追記処理を実行する(即ち、追記・複写処理を実行する)ことを、UI850を介して指定しておく必要がある。なお、例えば、第2給紙部90にセットされている複数の原稿Gのうち、最初の1枚の原稿Gから読み取った画像(原稿画像)に応じて、複写処理に加えて追記処理を実行すべきかを判定してもよい。

0082

また、追記・複写処理を実行する場合には、複写処理よりも追記処理を先に実行する必要がある。これは、ソート出力のためには、全ての原稿Gについての複写処理をまとめて実行する必要があり、複写処理の開始前、または複写処理と並行して、全ての原稿Gの読取処理を行う必要があるためである。この場合、複写処理を追記処理よりも先に実行するためには、複写処理が終了するまで、全ての原稿GをMFP1内で待機させる必要があり、搬送路上で全ての原稿Gを待機させることは、通常難しい。したがって、以下では、複写処理よりも追記処理を先に実行する場合について説明する。

0083

S1302で、制御CPU801は、実行すべき処理内容が、追記・複写処理であると判定した場合、処理をS1303に進め、追記・複写処理ではないと判定した場合、処理をS1310に進める。

0084

(追記・複写処理以外の処理を実行する場合)
S1303及びS1304の処理は、S1002及びS1005の処理と同様である。ただし、画像メモリ804に保存されている追記用の画像(の画像データ)は、複数の原稿に対して共通の1つの画像である場合もあれば、複数の原稿(複数ページの原稿)に対応する複数の画像である場合もある。このため、S1304では、制御CPU801は、複数の原稿(ページ)に対して共通の1つの追記用の画像、又は、追記対象の原稿に対応する追記用の画像を使用する。

0085

S1304の後、S1305で、制御CPU801は、S1014と同様にして、更に読み取りを実行すべき原稿Gが存在している(残っている)か否かに基づいて、原稿Gの読み取りを終了するか否かを判定する。ここで、制御CPU801は、第2給紙部90に原稿Gが残っている場合には、原稿Gの読み取りを終了しないと判定し、処理をS1303に戻す。その一方、第2給紙部90に原稿Gが残っている場合には、原稿Gの読み取りを終了すると判定し、処理をS1306に進める。

0086

S1305からS1306に制御CPU801が処理を進めた場合、全ての原稿Gに対する追記処理が終了して、第2給紙部90に原稿束として積載されていた順序と同一の順序で、追記済みの原稿束が第1排紙部70に積載されている状態となっている。また、画像メモリ804には、全ての原稿Gについての読み取りによって得られた原稿画像に対応する画像データが保存された状態となっている。

0087

次に、S1306の処理は、S1006の処理と同様である。S1306の後に実行されるS1307の処理も、S1007の処理とほぼ同様である。ただし、S1307では、S1007と異なり、画像メモリ804に複数の原稿(複数ページの原稿)の画像(に対応する画像データ)が保存されている。このため、S1307では、制御CPU801は、前回のS1307の実行時に使用した原稿画像のページを記憶しておき、そのページの次のページの原稿画像を、複写処理の対象とする。その際、制御CPU801は、S1307を実行するのが初回である場合、又は、前回のS1307の実行時に使用した原稿画像のページが最終ページであった場合には、1ページ目の原稿画像を複写対象として、S1307を実行する。

0088

S1307の後、S1308で、制御CPU801は、原稿Gの全ページについての複写処理が終了したか否かを判定する。制御CPU801は、例えば、S1307における複写処理に用いた原稿画像が最終ページあった場合には、全ページについての複写処理が終了したと判定して処理をS1309に進める一方、それ以外の場合には、処理をS1306に戻す。

0089

S1308からS1309に処理を進めると、S1309で、制御CPU801は、UI850を介して指定された部数の複写(印刷)処理が終了したか否かを判定する。制御CPU801は、指定された部数の複写処理が終了していないと判定した場合、処理をS1306に戻し、複写処理を継続する一方で、終了したと判定した場合、処理を終了する。S1309において処理を終了した際には、追記済みの原稿束と複写済みのシート束とがソートされた状態で、第1排紙部70に積載されている。

0090

(追記・複写処理以外の処理を実行する場合)
S1302からS1310に処理を進めた場合、制御CPU801は、追記・複写処理以外の、S1001で設定された実行すべき処理内容(単体の複写処理、単体の追記処理、単体の読取処理等の、その他処理)を、原稿G又はシートSをソートしながら実行する。このような処理を事項する場合には、上述の追記・複写処理と異なり、原稿G及びシートSの両方を、転写部15に搬送する必要はない。即ち、転写部15への搬送路上で、原稿G及びシートSが、互いに阻害することはない。

0091

本実施形態によれば、追記済み原稿と複写済みシートとをソートして出力すべきことが指定されている場合にも、第1の実施形態における効果と同様の効果を得ることが可能である。更に、共通に使用される搬送路上で原稿とシートとを衝突させることなく、追記・複写処理が施された、ソートされた原稿及びシートを出力することができ、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。

0092

なお、本実施形態では、原稿Gの片面を読み取って、当該片面に追記印刷を行うとともに、原稿Gから読み取った片面の画像をシートSの片面に複写する場合について説明したが、本発明は、このような片面の処理のみには限定されない。第1の実施形態の変形例と同様、例えば、原稿Gの両面を読み取って、当該両面への追記印刷を行うとともに、原稿Gから読み取った両面の画像をシートSの両面に複写するように、本実施形態を変形可能である。

0093

[その他の実施形態]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワークまたは各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

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