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技術 検索装置、検索方法およびそのプログラム

出願人 株式会社デンソー
発明者 伊藤嘉則
出願日 2013年1月23日 (7年11ヶ月経過) 出願番号 2013-010515
公開日 2013年11月14日 (7年1ヶ月経過) 公開番号 2013-232180
状態 特許登録済
技術分野 検索装置 CAD
主要キーワード 変更規模 位相余裕度 一致具合 対象情報データベース スペック内 ユニティゲイン周波数 合致判定 回路データベース
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2013年11月14日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (16)

課題

データベースから予め登録された情報を検索する検索装置検索方法およびそのプログラムであって、所望の検索条件近似する情報を効率良く検索する。

解決手段

この検索装置は、複数の項目についての情報を含む対象情報を格納する対象情報データベースと、検索条件を基に、対象情報データベースに対して対象情報の検索を行う検索手段と、検索手段により検索された対象情報を外部出力手段に出力する検索結果表示手段と、を備える。 そして、対象情報は、該対象情報の作成者が登録した情報として、所定の機能を有する機能ブロック構成情報と、機能ブロックが保証する性能としての保証スペックと、構成情報の部分的な変更により実現される性能としての期待スペックと、を有する。

概要

背景

従来、システムLSI(Large Scale Integrated circuit)の設計において、予め設計された機能ブロックであるIP(Intellectual Property)が再利用されることが行われている。すなわち、IPが登録されたデータベースから、利用者が所望のIPを検索し、再利用することが行われている。これにより、利用者は、新規回路を組むことなく、所望の機能を有するLSIを設計することができる。

しかしながら、システムLSIは、カスタム性が強いため、データベースの中に、利用者が求める保証スペックを満たすIPが存在しない場合がある。この場合、利用者は、スペック緩和するなどの検索条件の変更を適宜おこなって、求める保証スペックに近い機能を有するIPを探索する必要があり、効率的ではないという問題があった。

この問題を解消するため、特許文献1には、IPをデータベース内から検索する際のオプションとして、検索条件に曖昧さを持たせる曖昧フラグを設定する方法、および、曖昧フラグを設定する手段を有する検索装置が提案されている。曖昧フラグが有効とされると、検索条件が緩和され、利用者が所望のIPに近いスペックを有するIPを見つけ出すことができる。

概要

データベースから予め登録された情報を検索する検索装置、検索方法およびそのプログラムであって、所望の検索条件に近似する情報を効率良く検索する。この検索装置は、複数の項目についての情報を含む対象情報を格納する対象情報データベースと、検索条件を基に、対象情報データベースに対して対象情報の検索を行う検索手段と、検索手段により検索された対象情報を外部出力手段に出力する検索結果表示手段と、を備える。 そして、対象情報は、該対象情報の作成者が登録した情報として、所定の機能を有する機能ブロックの構成情報と、機能ブロックが保証する性能としての保証スペックと、構成情報の部分的な変更により実現される性能としての期待スペックと、を有する。

目的

本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、データベースから予め登録された情報を検索する検索装置、検索方法およびそのプログラムであって、所望の検索条件に近似する情報を効率良く検索することができる検索装置、検索方法およびそのプログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

検索の対象であって複数の項目についての情報を含む対象情報が予め格納された対象情報データベースと、前記項目について、検索条件利用者に入力させる入力欄を含む検索条件入力画面を表示させる検索条件表示手段と、前記検索条件表示手段が表示させる前記検索条件入力画面において利用者が入力した前記検索条件を基に、前記対象情報データベースに対して、前記対象情報の検索を行う検索手段と、前記検索手段により抽出された前記対象情報を外部出力手段に出力する検索結果表示手段と、を備える検索装置であって、前記対象情報は、所定の機能を有する機能ブロック構成情報と、前記機能ブロックが保証する性能としての保証スペックと、前記構成情報の部分的な変更により実現される性能としての期待スペックと、を有することを特徴とする検索装置。

請求項2

前記対象情報は、前記項目ごとに、前記期待スペックを実現させるための前記構成情報の変更箇所と、前記構成情報を変更する規模を示す変更規模情報と、前記構成情報の変更方法と、を含む変更情報を有し、前記検索手段は、前記検索条件を基に、前記構成情報が変更される前記項目の数をカウントし、前記検索結果表示手段は、前記対象情報とともに、前記構成情報が変更される前記項目の数、を前記外部出力手段に出力することを特徴とする請求項1に記載の検索装置。

請求項3

前記検索条件表示手段は、前記項目のそれぞれに優先度を付すための優先度入力欄を前記検索条件入力画面に表示させ、前記検索手段は、前記検索条件入力画面において利用者が入力した優先度を含む前記検索条件を基に、前記対象情報データベースに対して、前記対象情報の検索を行い、前記優先度および前記項目の前記検索条件との一致具合を基に、前記対象情報にランク付けを行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の検索装置。

請求項4

前記対象情報は、電子回路回路情報であり、該回路情報は、前記構成情報として、素子情報と、該素子間の接続情報とを含む回路データを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の検索装置。

請求項5

検索の対象であって複数の項目についての情報を含む対象情報が予め格納された対象情報データベースから、所望の前記対象情報を検索するために、検索条件表示手段が、利用者に対して前記項目別に検索条件を入力させる入力欄を含む検索条件入力画面を表示する第1ステップと、検索手段が、前記第1ステップで入力された前記検索条件を基に、前記対象情報データベースに対して前記対象情報の検索を行う第2ステップと、検索結果表示手段が、前記第2ステップにより抽出された前記対象情報を外部出力手段に出力する第3ステップと、を有する検索方法であって、前記対象情報は、所定の機能を有する機能ブロックの構成情報と、前記機能ブロックが保証する性能としての保証スペックと、前記構成情報の部分的な変更により実現される性能としての期待スペックと、を有し、前記第2ステップは、前記保証スペックを検索対象とするとともに、前記期待スペックを検索対象として検索を行う検索ステップを含むことを特徴とする検索方法。

請求項6

前記第2ステップにおいて、検索の順が連続する第1対象情報および第2対象情報について、前記項目のうち、前記検索条件との合致の判定の対象とする前記項目を指定する指定条件を設定し、該指定条件としての第1指定条件に基づいて、前記第1対象情報を判定するステップと、前記第1対象情報の、前記検索条件と合致する前記項目の組み合わせである合致度に対応する第2指定条件と、前記第1指定条件と、を比較する比較ステップと、を有し、前記第2指定条件が、前記第1指定条件に較べて、判定の対象とする前記項目の数を減ずる条件である場合には、前記指定条件を、前記第1指定条件から前記第2指定条件に更新する更新ステップを有することを特徴とする請求項5に記載の検索方法。

請求項7

前記対象情報は、前記項目ごとに、前記期待スペックを実現させるための前記構成情報の変更箇所と、前記構成情報を変更する規模を示す変更規模情報と、前記構成情報の変更方法と、を含む変更情報を有し、前記第2ステップは、前記検索ステップの後、前記検索条件を基に、前記構成情報が変更される前記項目の数を、前記検索手段がカウントするカウントステップを含み、前記第3ステップにおいて、前記検索結果表示手段が、前記対象情報とともに、前記構成情報が変更される前記項目の数、を前記外部出力手段に出力することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の検索方法。

請求項8

前記第1ステップにおいて、前記検索条件表示手段が、前記項目のそれぞれに優先度を付すための優先度入力欄を前記検索条件入力画面に表示し、前記第2ステップにおいて、前記検索手段が、前記検索条件入力画面において利用者が入力した優先度を含む前記検索条件を基に、前記対象情報データベースに対して、前記対象情報の検索を行うとともに、前記検索手段が、前記優先度および前記項目の前記検索条件との一致具合を基に、前記対象情報にランク付けを行うことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の検索方法。

請求項9

前記対象情報は、電子回路の回路情報であり、該回路情報は、前記構成情報として、素子情報と、該素子間の接続情報とを含む回路データを有することを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載の検索方法。

請求項10

検索の対象であって複数の項目についての情報を含む対象情報が予め格納された対象情報データベースから、所望の前記対象情報を検索するために、利用者に対して前記項目別に検索条件を入力させる入力欄を含む検索条件入力画面を表示する第1ステップと、前記第1ステップで入力された前記検索条件を基に、前記対象情報データベースに対して前記対象情報の検索を行う第2ステップと、前記第2ステップにより抽出された前記対象情報を外部出力手段に出力する第3ステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記対象情報は、所定の機能を有する機能ブロックの構成情報と、前記機能ブロックが保証する性能としての保証スペックと、前記構成情報の部分的な変更により実現される性能としての期待スペックと、を有し、前記第2ステップにおいて、前記保証スペックを検索対象とするとともに、前記期待スペックを検索対象とした検索を行う検索ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。

請求項11

前記第2ステップにおいて、検索の順が連続する第1対象情報および第2対象情報について、前記項目のうち、前記検索条件との合致の判定の対象とする前記項目を指定する指定条件を設定し、該指定条件としての第1指定条件に基づいて、前記第1対象情報を判定するステップと、前記第1対象情報の、前記検索条件と合致する前記項目の組み合わせである合致度に対応する第2指定条件と、前記第1指定条件と、を比較する比較ステップと、前記第2指定条件が、前記第1指定条件に較べて、判定の対象とする前記項目の数を減ずる条件である場合には、前記指定条件を、前記第1指定条件から前記第2指定条件に更新する更新ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項10に記載のプログラム。

請求項12

前記対象情報は、前記項目ごとに、前記期待スペックを実現させるための前記構成情報の変更箇所と、前記構成情報を変更する規模を示す変更規模情報と、前記構成情報の変更方法と、を含む変更情報を有し、前記第2ステップにおいて、前記検索ステップの後、前記検索条件を基に、前記構成情報が変更される前記項目の数を、カウントするカウントステップをコンピュータに実行させ、前記第3ステップにおいて、前記構成情報とともに、前記変更情報、および、前記構成情報が変更される前記項目の数、の前記外部出力手段への出力をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項10または請求項11に記載のプログラム。

請求項13

前記第1ステップにおいて、前記項目のそれぞれに優先度を付すための優先度入力欄を前記検索条件入力画面に表示し、前記第2ステップにおいて、前記検索条件入力画面において利用者が入力した優先度を含む前記検索条件を基に、前記対象情報データベースに対する前記対象情報の検索を行うとともに、前記優先度および前記項目の前記検索条件との一致具合を基に、前記対象情報へのランク付けをコンピュータに実行させることを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載のプログラム。

請求項14

前記対象情報は、電子回路の回路情報であり、該回路情報は、前記構成情報として、素子情報と、該素子間の接続情報とを含む回路データを有することを特徴とする請求項10〜13のいずれか1項に記載のプログラム。

技術分野

0001

本発明は、電子カタログなどのデータベースから、所望の対象情報検索する検索装置検索方法およびそのプログラムに関する。

背景技術

0002

従来、システムLSI(Large Scale Integrated circuit)の設計において、予め設計された機能ブロックであるIP(Intellectual Property)が再利用されることが行われている。すなわち、IPが登録されたデータベースから、利用者が所望のIPを検索し、再利用することが行われている。これにより、利用者は、新規回路を組むことなく、所望の機能を有するLSIを設計することができる。

0003

しかしながら、システムLSIは、カスタム性が強いため、データベースの中に、利用者が求める保証スペックを満たすIPが存在しない場合がある。この場合、利用者は、スペック緩和するなどの検索条件の変更を適宜おこなって、求める保証スペックに近い機能を有するIPを探索する必要があり、効率的ではないという問題があった。

0004

この問題を解消するため、特許文献1には、IPをデータベース内から検索する際のオプションとして、検索条件に曖昧さを持たせる曖昧フラグを設定する方法、および、曖昧フラグを設定する手段を有する検索装置が提案されている。曖昧フラグが有効とされると、検索条件が緩和され、利用者が所望のIPに近いスペックを有するIPを見つけ出すことができる。

先行技術

0005

特開2004−46361号公報

発明が解決しようとする課題

0006

ところで、特許文献1の方法により得られたIPのうち、曖昧フラグが有効とされたことにより得られたIPは、利用者が所望する保証スペックよりも、条件が緩和されたIPである。このため、保証スペックを満たすIPを得るために、検索により得られたIPを修正する必要がある。したがって、利用者は、検索により得られたIPに対して、修正箇所の検討と、修正により得られるスペックの検証と、を試行錯誤しなければならず、効率的ではないという問題がある。

0007

本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、データベースから予め登録された情報を検索する検索装置、検索方法およびそのプログラムであって、所望の検索条件に近似する情報を効率良く検索することができる検索装置、検索方法およびそのプログラムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
検索の対象であって複数の項目についての情報を含む対象情報が予め格納された対象情報データベースと、
項目について、検索条件を利用者に入力させる入力欄を含む検索条件入力画面を表示させる検索条件表示手段と、
検索条件表示手段が表示させる検索条件入力画面において利用者が入力した検索条件を基に、対象情報データベースに対して、対象情報の検索を行う検索手段と、
検索手段により抽出された対象情報を外部出力手段に出力する検索結果表示手段と、を備える検索装置であって、
対象情報は、
所定の機能を有する機能ブロックの構成情報と、
機能ブロックが保証する性能としての保証スペックと、
構成情報の部分的な変更により実現される性能としての期待スペックと、を有することを特徴としている。

0009

これによれば、検索手段は、複数の項目について、保証スペックだけでなく、保証スペックとは異なる条件である期待スペックを検索の対象とすることができる。このため、利用者は、対象情報データベース内に、保証スペックに合致する機能ブロックを有する対象情報が存在しない場合であっても、期待スペックに合致する対象情報を見つけ出すことができる。すなわち、利用者自身が検索条件の検討および変更を行うことなく、保証スペックに近似する性能を有する対象情報(機能ブロック)を見つけ出すことができる。したがって、所望の検索条件に近似する情報を効率良く検索することができる。

0010

加えて、請求項2に記載のように、
対象情報は、項目ごとに、
期待スペックを実現させるための構成情報の変更箇所と、
構成情報を変更する規模を示す変更規模情報と、
構成情報の変更方法と、を含む変更情報を有し、
検索手段は、検索条件を基に、構成情報が変更される項目の数をカウントし、
検索結果表示手段は、対象情報とともに、構成情報が変更される項目の数、を外部出力手段に出力する構成とすることが好ましい。

0011

これによれば、検索結果表示手段により表示される検索結果として、機能ブロックの構成情報だけでなく、期待スペックを実現させるための構成情報の変更箇所、構成情報が変更される項目の数、変更規模情報、および、変更方法を提供することができる。利用者は、変更箇所、構成情報が変更される項目の数、および、変更規模情報を確認することにより、構成情報の変更に対する難易度や、構成情報を変更するために要する凡そ工数、ならびに、変更が機能ブロックに与える影響を把握することができる。このため、利用者は、抽出された対象情報のうち、再利用すべき対象情報の取捨選択を、より効率良く行うことができる。すなわち、構成情報が変更された機能ブロックの利用可能性について、効率良く検討することができる。

0012

ところで、従来の検索装置においては、構成情報の部分的な変更によって、利用者の所望するスペック(検索条件)内に収まる対象情報(機能ブロック)が確実に得られるか否かを、検索により得られた情報から判断することができないという問題があった。これに対して、本発明では、外部出力手段に表示される検索結果として、構成情報の変更方法が含まれるため、利用者は、変更方法を模索することなく、所望するスペックを発揮する機能ブロックを確実に得ることができる。対象情報データベースに登録された対象情報のうち、期待スペックおよび変更情報は、この対象情報を作成した者が登録したものである。このため、本発明に係る検索装置は、上記変更情報に基づいた構成情報の変更によって期待スペックが実現されることを保証する。したがって、利用者が、構成情報の変更により、求めるスペック内に収まる機能ブロックが確実に得られるか否かを検証する必要がない。すなわち、変更方法を模索することなく、より効率良く機能ブロックの構成情報を変更することができる。

0013

さらに、請求項3に記載のように、
検索条件表示手段は、項目のそれぞれに優先度を付すための優先度入力欄を検索条件入力画面に表示させ、
検索手段は、
検索条件入力画面において利用者が入力した優先度を含む検索条件を基に、対象情報データベースに対して、対象情報の検索を行い、
優先度および項目の検索条件との一致具合を基に、対象情報すべてにランク付けを行う構成とすることが好ましい。

0014

これによれば、利用者は、対象情報に付与されたランクを参考にして、対象情報データベースから、再利用可能な対象情報を選択することができる。すなわち、利用者は、抽出された対象情報のうち、再利用すべき対象情報の取捨選択を、より効率良く行うことができる。

0015

上記した検索装置は、請求項4に記載のように、
対象情報が、電子回路回路情報であり、
該回路情報が、構成情報として、素子情報と、該素子間の接続情報とを含む回路データを有するような回路データベースに対して好適である。

0016

上記した検索装置を回路データベースに適用することにより、利用者、すなわち回路設計者は、回路データベースから、利用可能な回路ブロックをより効率良く見つけ出すことができる。したがって、効率良く回路設計を行うことができる。

0017

請求項5、請求項7、請求項8および請求項9に記載の検索方法、ならびに、請求項10、請求項12、請求項13および請求項14に記載のプログラムは、上記請求項1〜請求項4に記載の検索装置のおける作用効果と同様であるため、その説明を省略する。

0018

また、請求項6および請求項11に記載のように、第2ステップにおいて、検索の順が連続する第1対象情報および第2対象情報について、項目のうち、検索条件との合致の判定の対象とする項目を指定する指定条件を設定し、指定条件としての第1指定条件に基づいて、第1対象情報を判定するステップと、第1対象情報の、検索条件と合致する項目の組み合わせである合致度に対応する第2指定条件と、第1指定条件と、を比較する比較ステップと、を有し、第2指定条件が、第1指定条件に較べて、判定の対象とする前記項目の数を減ずる条件である場合には、指定条件を、第1指定条件から第2指定条件に更新する更新ステップを有するようにすると良い。

0019

これによれば、各対象情報に対して、検索条件との合致を判定する数を減ずることができる。このため、検索処理負荷を軽減することができるとともに、出力された結果を利用者が検討する場合においても、確認する結果の量を減らすことができる。

図面の簡単な説明

0020

第1実施形態に係る検索装置を含む検索システム概略構成を示す図である。
回路データベースの概略構成を示す図である。
検索条件入力画面の概略構成を示す図である。
ランク付けの定義例を示す図である。
検索結果表示画面の概略構成を示す図である。
検索方法を示すフロー図である。
対象情報(回路情報)の具体例を示す図である。
検索条件入力画面における具体的な検索条件を入力した状態を示す図である。
図7に示した具体的な対象情報と、図8に示した具体的な検索条件と、を基に検索された結果として表示される、検索結果表示画面を示す図である。
第2実施形態における対象情報(回路情報)の具体例を示す図である。
第3実施形態における検索方法を示すフロー図である。
合致度に対応する指定条件を示す図である。
検索ステップの具体的動作の一例を示す図である。
検索ステップの具体的動作の一例を示す図である。
検索ステップの具体的動作の一例を示す図である。

実施例

0021

以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各図相互において、互いに同一もしくは均等である部分に、同一符号を付与する。

0022

(第1実施形態)
最初に、図1図5を参照して、本実施形態における検索装置10の概略構成を説明する。

0023

本実施形態における検索装置10は、電子回路に関する複数の回路情報(IP)21が登録された回路データベース20から、所望のスペックに合致する回路情報21を検索するためのものである。この検索装置10は、例えば、利用者としての多数の回路設計者がアクセス可能検索サーバ100に構成される。ここで、回路情報21および回路データベース20とは、それぞれ、特許請求の範囲に記載の、対象情報および対象情報データベースに相当する。

0024

検索装置10は、図1に示すように、対象情報データベースとしての回路データベース20と、検索条件表示処理部30と、検索処理部40と、検索結果表示処理部50と、を有する。そして、これらは制御部60と通信可能に接続されている。制御部60は、ネットワーク200を介して、一または複数の端末300に通信可能に接続され、それぞれの端末300は、外部出力手段としてのモニタ400に接続されている。利用者は、検索条件表示処理部30によりモニタ400に表示される検索条件入力画面の入力欄に検索条件を入力する。また、利用者は、検索結果表示処理部50によりモニタ400に出力される検索結果を確認する。

0025

回路データベース20は、図2に示すように、複数の回路情報21を有する。各回路情報21は、機能ブロックの構成情報としての回路データ22を有する。なお、機能ブロックとは、回路を構成する素子と該素子間を結ぶ配線とを含む回路ブロックを指す。すなわち、回路データ22は、素子情報22aと該素子間の接続情報22bを含む。ここで、素子とは、アナログ回路におけるトランジスタダイオード等、あるいは、デジタル回路におけるANDゲートNANDゲート等を指す。また、回路情報21は、上記の機能ブロックを用いることにより実現される一または複数の機能(項目)それぞれに対して、機能ブロックを用いることにより保証される性能としての保証スペック23を有する。また、上記の回路ブロックの回路データ(構成情報)22を部分的に変更することによって期待できる性能としての期待スペック24を有する。すなわち、回路データベース20に登録された回路データ22を基に回路ブロックを組むことによって、保証スペック23を満たす性能を発揮する回路を設計することができる。また、回路データ22を基に組まれた回路ブロックを部分的に変更することによって、期待スペック24を満たす性能を発揮する回路を設計することができる。

0026

特許請求の範囲、ならびに、本実施形態において、回路データ(構成情報)22を部分的に変更する、とは、回路を構成する素子のパラメータ電源電圧閾電圧電流増幅率など)を変更したり、素子間を結ぶ配線の配線長接続箇所などを変更したりすることを指す。

0027

上記に加えて、本実施形態では、回路情報21が、項目ごとに、期待スペック24実現のための、回路データ22の変更情報25を有している。この変更情報25は、期待スペック24を実現するための回路データ22の変更箇所25aと、回路データ22の変更の規模を表す変更規模情報25bと、回路データ22の変更方法25cと、を含む。変更箇所25aとは、回路データ22を基に構成される回路のうち、期待スペック24を実現するために変更する具体的な素子や、該素子間を結ぶ配線の変更部分を指す。また、変更規模情報25bとは、変更される具体的な素子や、該素子間を結ぶ配線の変更数を指し、この変更規模情報25bが大きいほど、変更のための工数が大きいことを示す。また、変更方法25cとは、変更される素子や、該素子間を結ぶ配線の具体的な変更の仕方を指す。利用者は、変更方法25cを参照することにより、回路データ22を変更する場合の難易度の見積りや、変更が他の特性に与える影響の推測が容易になる。

0028

なお、回路データベース20に含まれる回路情報21は、該回路情報21を設計した設計者により予め登録された情報である。

0029

検索条件表示処理部30は、図3に示すような、利用者が検索条件を入力する入力欄31を含む検索条件入力画面を、モニタ400に表示させる。本実施形態において、入力欄31は、利用者に求めるスペックの上限値と下限値を入力させるスペック入力欄31aと、回路を設計する上での優先度を入力させる優先度入力欄31bから成る。本実施形態における優先度の設定としては、例えば、優先度「高」と優先度「低」の2段階で入力させる方式を採用することができる。

0030

検索処理部40は、上記の検索条件入力画面に入力された検索条件を基に、制御部60を介して回路データベース20と通信を行い、回路データベース20に対して回路情報21の検索を実行する。すなわち、検索処理部40は、検索条件を基に、回路情報21が有する一または複数の項目における保証スペック23および期待スペック24の数値あるいは数値の範囲を参照して、回路データベース20に対して回路情報21の検索を実行する。また、検索処理部40は、参照する項目毎の保証スペック23の数値あるいは数値の範囲が、検索条件として複数の項目の全部または一部に設定された数値の範囲に内包されるか否かを判定する。また、検索処理部40は、参照する項目毎の期待スペック24の数値あるいは数値の範囲が、検索条件として複数の項目の全部または一部に設定された数値の範囲の、少なくとも一部を含むか否かを判定する。また、検索処理部40は、入力された検索条件が保証スペック23を満たさず、且つ、期待スペック24を満たす項目の数をカウントする。すなわち、期待スペック24を実現させるために回路データ22が変更される項目の数をカウントする。本実施形態においては、優先度「高」の項目と、優先度「低」の項目とで別々に上記の項目の数をカウントする。また、検索処理部40は、回路情報21すべてについて、入力された検索条件に基づいて、回路情報21ごとにランク付けを行う。ランク付けは、保証スペック23および期待スペック24のそれぞれに対して行われる。上記のランク付けとして、例えば、図4に示すように、
全ての項目が検索条件を満たす場合に、回路情報21はランクAとされる。

0031

また、優先度「高」の全ての項目が検索条件を満たす場合に、回路情報21はランクBとされる。

0032

また、優先度「高」の検索条件を満たさない項目が存在する場合に、回路情報21はランクCとされる。

0033

また、全ての項目が検索条件を満たさない場合に、回路情報21はランクDとされる。

0034

また、検索処理部40は、保証スペック23または期待スペック24において、少なくとも一つの項目が検索条件を満たす回路情報21を抽出し、制御部60に出力する。換言すれば、検索処理部40は、保証スペック23に対するランクと、期待スペック24に対するランクの両方が、ランクDとされた回路情報21を除く回路情報21を抽出し、制御部60に出力する。

0035

検索結果表示処理部50は、制御部60を介して検索処理部40と通信し、検索処理部40により抽出された回路情報21を含む検索結果表示画面を、外部出力手段としてのモニタ400に表示させる。本実施形態において、検索結果表示処理部50により表示される回路情報21は、回路情報21の名称、各回路情報21に対する項目ごとの検索条件との合致の有無、各回路情報21のランク、期待スペック24を実現させるために回路データ22が変更される項目の数、および、期待スペック24を実現させるための変更規模情報25bである。また、検索結果表示処理部50は、優先度「高」および優先度「低」のそれぞれの項目に対して、期待スペック24を実現させるために回路データ22が変更される項目の数を表示させる。

0036

検索結果表示画面は、例えば、図5に示すように、抽出された回路情報21の名称を示す欄51、保証スペック23が検索条件を満たすか否かを示す欄52、期待スペック24が検索条件を満たすか否かを示す欄53、期待スペック24を実現させるための変更規模情報25bを示す欄54、保証スペック23に対する各回路情報21のランクを示す欄55、期待スペック24に対する各回路情報21のランクを示す欄56、優先度「高」とされた項目のうち期待スペック24を実現させるために変更される項目の数を示す欄57、および、優先度「低」とされた項目のうち期待スペック24を実現させるために変更される項目の数を示す欄58、を含む。

0037

制御部60は、回路データベース20、検索条件表示処理部30、検索処理部40、および、検索結果表示処理部50と通信可能に接続される。そして、検索条件表示処理部30に対して、検索条件入力画面を表示させるよう指示したり、検索処理部40に対して、検索条件を基に回路データベース20に登録された回路情報21を検索するよう指示したり、検索条件表示処理部50に対して、検索結果表示画面を表示させるよう指示したりする。また、制御部60は、ネットワーク200を介して端末300と通信可能に接続される。そして、ネットワーク200を介して端末300と接続され、利用者の指示を受けたり、端末300に検索結果を送出してモニタ400に検索結果を表示させたりする。

0038

上記したように、制御部60は、回路データベース20、検索条件表示処理部30、検索処理部40、検索結果表示処理部50、および、端末300の間の情報の中継役割を持つ。したがって、検索条件表示手段は、検索条件表示処理部30と制御部60の一部とからなる。検索手段は、検索処理部40と制御部60の一部とからなる。検索結果表示手段は、検索結果表示処理部50と制御部60の一部とからなる。

0039

なお、この検索装置10は、主にマイクロコンピュータとして構成され、いずれも周知のCPU、ROM・RAMなどのメモリ、I/O、およびこれらを接続するバスによって構成される。検索装置10は、メモリに記憶されたプログラムを実行することで、検索に関する各処理(検索条件表示処理部30、検索処理部40、検索結果表示処理部50および制御部60による処理)を実行する。

0040

次に、図6を参照して、本実施形態における検索装置10が実施する検索方法を説明する。

0041

まず、ステップS1において、利用者は、回路情報21の検索を行うため、端末300を、検索装置10を有する検索サーバ100に接続する。利用者は、上記した検索条件入力画面をモニタ400に表示させるように制御部60に指示する。

0042

次いで、ステップS2において、制御部60は、検索装置10のうちの検索条件表示処理部30に対して、検索条件入力画面をモニタ400に表示するように指示を出す。検索条件表示処理部30は、制御部60の指示を受けて、モニタ400に検索条件入力画面を表示させる。

0043

次いで、ステップS3において、利用者は、表示された検索条件入力画面に含まれるスペック入力欄31aおよび優先度入力欄31bに検索条件を入力し、制御部60に対して検索の開始を指示する。本実施形態では、上記したように、利用者が、項目ごとに、所望のスペックと優先度とを入力する。

0044

次いで、ステップS4において、制御部60は入力された検索条件を読み込み、検索処理部40に回路情報21の検索を開始するように指示を出す。

0045

次いで、ステップS5において、検索処理部40は、利用者により入力された検索条件に基づいて、複数の回路情報21がそれぞれ有する保証スペック23を参照し、検索条件に合致する回路情報21の検索を行う。すなわち、検索処理部40は、参照する項目毎の保証スペック23の数値あるいは数値の範囲が、検索条件として複数の項目の全部または一部に設定された数値の範囲に内包されるか否かを判定する。

0046

次いで、ステップS6において、検索処理部40は、回路データベース20に登録されたすべての回路情報21について、入力された検索条件に基づいて、回路情報21ごとに、保証スペック23に対するランク付けを行う。

0047

次いで、ステップS7において、検索処理部40は、利用者により入力された検索条件に基づいて、複数の回路情報21がそれぞれ有する期待スペック24を参照し、検索条件に合致する回路情報21の検索を行う。すなわち、検索処理部40は、参照する項目毎の期待スペック24の数値あるいは数値の範囲が、検索条件として複数の項目の全部または一部に設定された数値の範囲の、少なくとも一部を含むか否かを判定する。

0048

次いで、ステップS8において、検索処理部40は、回路データベース20に登録されたすべての回路情報21について、入力された検索条件に基づいて、回路情報21ごとに、期待スペック24に対するランク付けを行う。

0049

次いで、ステップS9において、回路情報21ごとに、検索処理部40は、入力された検索条件が保証スペック23を満たさず、且つ、期待スペック24を満たす項目の数をカウントする。すなわち、期待スペック24を実現させるために回路データ22が変更される項目の数をカウントする。本実施形態においては、優先度「高」の項目と、優先度「低」の項目とで別々に上記の項目の数をカウントする。

0050

次いで、ステップS10において、検索処理部40は、ステップS5〜ステップS9において得られた結果を制御部60に送出(出力)する。検索処理部40は、保証スペック23または期待スペック24において、少なくとも一つの項目が検索条件を満たす回路情報21を抽出し、制御部60に出力する。換言すれば、検索処理部40は、保証スペック23に対するランクと、期待スペック24に対するランクの両方が、ランクDとされた回路情報21を除く回路情報21を抽出し、制御部60に出力する。

0051

次いで、ステップS11において、制御部60は、検索処理部40が出力した検索結果を検索結果表示処理部50に送出する。検索結果表示処理部50は、検索処理部40により抽出された回路情報21を含む検索結果表示画面を、外部出力手段としてのモニタ400に表示させる。すなわち、検索結果表示処理部50は、抽出された一または複数の回路情報21のそれぞれについて、回路情報21の名称、各回路情報21に対する項目ごとの検索条件との合致の有無、各回路情報21のランク、期待スペック24を実現させるために回路データ22が変更される項目の数、および、期待スペック24を実現させるための変更規模情報25bをモニタ400に表示させる。

0052

次いで、ステップS12において、利用者は、抽出された回路情報21の変更情報25のうち、変更箇所25aおよび変更方法25cを含む詳細な情報の表示を、検索装置10に対して要求する。例えば、検索結果表示画面は、回路情報21の名称を示す欄51が、クリック等の方法により選択可能とされており、この選択操作によって、該当する回路情報21の詳細な情報を表示させる命令を制御部60に送出可能となっている。利用者は、検索結果表示画面において、回路情報21の名称を示す欄51を選択することにより、制御部60に対して、該当する回路情報21の詳細な情報をモニタ400に表示させるよう指示する。

0053

次いで、ステップS13において、制御部60は、ステップS12の利用者からの指示に基づいて、回路データベース20から、該当する回路情報21の詳細な情報を読み出す。そして、読み出した回路情報21の詳細な情報を、モニタ400に表示するよう、検索結果表示処理部50に指示する。すなわち、制御部60は、選択された回路情報21の、変更箇所25aおよび変更方法25cを含む詳細な情報を、検索結果表示処理部50に送出する。そして、検索結果表示処理部50は、制御部60から受信した回路情報21の詳細な情報を、モニタ400に表示させる。

0054

最後に、ステップS14において、利用者は、利用者が選択し、ステップS13により表示された回路情報21のうち、期待スペック24を実現させるための回路データ22の変更箇所25aおよび変更方法25cを確認することができる。

0055

なお、ステップS2が、特許請求の範囲に記載の第1ステップに相当する。また、ステップS5〜ステップS10が、第2ステップに相当する。とくに、ステップS5およびステップS7が検索ステップに相当し、ステップS9がカウントステップに相当する。また、ステップS11およびステップS13が、第3ステップに相当する。

0056

本実施形態では、検索処理部40が、複数の項目について、保証スペック23だけでなく、期待スペック24を検索の対象とすることができる。このため、利用者は、回路データベース20内に、保証スペック23に合致する回路情報21が存在しない場合であっても、期待スペック24に合致する回路情報21を見つけ出すことができる。すなわち、利用者自身が検索条件の検討および変更を行うことなく、保証スペック23に近似する性能を有する回路情報21を見つけ出すことができる。したがって、所望の検索条件に近似する情報を効率良く検索することができる。

0057

また、本実施形態では、検索結果表示処理部50によりモニタ400に表示される検索結果として、回路情報21の回路データ22だけでなく、期待スペック24を実現させるための回路データ22の変更箇所25a、変更される項目の数、変更規模情報25b、および、変更方法25cを利用者に提供される。利用者は、変更箇所25a、変更される項目の数、および、変更規模情報25bを確認することにより、回路データ22の変更に対する難易度や、回路データ22を変更するために要する凡その工数、ならびに、変更が回路ブロックに与える影響を把握することができる。このため、利用者は、抽出された回路情報21のうち、再利用すべき回路情報21の取捨選択を、より効率良く行うことができる。すなわち、回路データ22が回路データベース20に登録された状態から変更された回路ブロックの利用可能性について、効率良く検討することができる。また、利用者は、回路データ22の変更方法25cを確認することにより、変更方法を模索することなく、より効率良く回路データ22を変更することができる。

0058

さらに、本実施形態では、検索結果として、抽出された回路情報21ごとに、検索条件との一致具合を示すランクが表示される。利用者は、回路情報21に付与されたランクを参考にして、回路データベース20から、再利用可能な回路情報21を選択することができる。すなわち、利用者は、抽出された回路情報21のうち、再利用すべき回路情報21の取捨選択を、より効率良く行うことができる。

0059

次に、図7に示すような、より具体的な回路情報21の例を用いて、本実施形態における検索装置10が出力する検索結果(図9)について説明する。

0060

図7に示すように、回路データベース20に、IP−I、IP−II、および、IP−IIIの3つの回路情報21が登録された例について説明する。

0061

3つの回路情報21は、それぞれ、回路データ22を有する。IP−Iは回路データ22として回路データI(図7中に記載)を有する。また、IP−IIは回路データ22として回路データII(図7中に記載)を有する。また、IP−IIIは回路データ22として回路データIII(図7中に記載)を有する。なお、回路データ22は、CAD等を用いて作成される図面データあるいは図面データをテキストデータに変換したものであるが、図7ではその記載を省略している。

0062

本実施形態において、3つの回路情報21は、各々が項目として、「出力電圧」、「ユニティゲイン周波数」および「位相余裕度」を含む。そして、回路データベース20には、それぞれの項目に対して、保証スペック23および期待スペック24が登録されている。また、それぞれの項目に対して変更情報25が回路データベース20に登録されている。上記したように、変更情報25は、期待スペック24を実現させるための回路データ22の変更箇所25a、変更規模情報25b、および、変更方法25cを有する。換言すれば、回路情報21ごとに、保証スペック23と期待スペック24とが相違する項目について、変更情報25が付与されている。具体的には、図7に示すように、IP−Iについては、出力電圧に関する変更情報25が付与されている。また、IP−IIについては、出力電圧と位相余裕度に関する変更情報25が付与されている。また、IP−IIIについては、出力電圧とユニティゲイン周波数に関する変更情報25が付与されている。変更情報25のうち、変更箇所25aおよび変更方法25cは、CAD等を用いて作成される図面データあるいは図面データをテキストデータに変換したものであり、図7ではその記載を省略している。また、変更情報25のうち、変更規模情報25bは、変更される具体的な素子や、該素子間を結ぶ配線の変更数であり、図7における「変更規模」の列に記載のように、数値データとして回路データベース20に登録されている。

0063

本実施形態における検索装置10は、回路データベース20から、上記した検出方法図6)に基づいて回路情報21の抽出を行う。

0064

ステップS2において、検索条件表示処理部30は、図3に示すような検索条件入力画面をモニタ400に表示させる。

0065

ステップS3において、利用者は、検索条件入力画面に検索条件を入力する。すなわち、項目「出力電圧」、「ユニティゲイン周波数」および「位相余裕度」のそれぞれに、下限値と上限値、および、優先度の高低を設定する。本実施形態では、図8に示すように、出力電圧として、2.90V以上、3.10V以下を検索条件とし、優先度を「高」に設定する。また、ユニティゲイン周波数として、1.5MHz以上、4.5MHz以下とし、優先度を「低」に設定する。また、位相余裕度として、75度(図8中、degと表記)以上とし、優先度を「高」に設定する。その後、制御部60に対して、検索の開始を指示する。

0066

ステップS4において、制御部60は、ステップS3における検索開始の指示を受け、入力された検索条件を読み込んで、検索処理部40に回路情報21の検索を開始するように指示を出す。

0067

ステップS5において、検索処理部40は、回路データベース20に登録された3つの回路情報21全てに対して、項目ごとに保証スペック23の数値あるいは数値の範囲が、検索条件の範囲に内包されるか否かを判定する。

0068

「出力電圧」の項目は、検索条件が、2.90V以上、3.10V以下とされている。これに対して、回路データベース20に登録された3つの回路情報21全てが、この検索条件を満たす。したがって、図9に示す本実施形態における検索結果表示画面において、欄52には、欄51に表示された、回路情報21の名称としてのIP−I、IP−II、および、IP−IIIに対応して、条件を満たすことを意味する「○」が表示される。

0069

「ユニティゲイン周波数」の項目は、検索条件が、1.5MHz以上、4.5MHz以下とされている。これに対して、回路データベース20に登録された3つの回路情報21のうち、IP−IおよびIP−IIはこの検索条件を満たす。一方、IP−IIIは検索条件を満たさない。したがって、IP−IおよびIP−IIに対応する欄52には「○」が表示され、IP−IIIに対応する欄52には、回路情報21の有するスペックが検索条件を満たさないことを意味する「×」が表示される。

0070

「位相余裕度」の項目は、検索条件が、75度以上(上限は設定しない)とされている。これに対して、回路データベース20に登録された3つの回路情報21のうち、IP−IおよびIP−IIIはこの検索条件を満たす。一方、IP−IIは検索条件を満たさない。したがって、IP−IおよびIP−IIIに対応する欄52には「○」が表示され、IP−IIに対応する欄52には「×」が表示される。

0071

ステップS6において、検索処理部40は、ステップS5の結果を基に各回路情報21にランク付けを行う。本実施形態において、ランク付けは、図4に示すランク付けの定義に従って行われる。

0072

IP−Iは、すべての項目が検索条件を満たすためランクAである。したがって、図9の欄55に「A」と表示される。IP−IIは、優先度「高」とされた「位相余裕度」の項目について、検索条件を満たさないため、ランクCである。したがって、欄55に「C」と表示される。IP−IIIは、優先度「低」とされた「ユニティゲイン周波数」の項目にて検索条件を満たさないものの、優先度「高」とされた「出力電圧」と「位相余裕度」の項目について、検索条件を満たすため、ランクBである。したがって、欄55に「B」と表示される。

0073

続くステップS7において、検索処理部40は、回路データベース20に登録された3つの回路情報21全てに対して、項目ごとに期待スペック24の数値あるいは数値の範囲が、検索条件の範囲の少なくとも一部を含むか否かを判定する。

0074

「出力電圧」の項目については、すべての回路情報21において、期待スペック24が検索条件の数値の範囲の少なくとも一部を含む(検索条件を満たす)。したがって、IP−I、IP−II、および、IP−IIIに対応する欄53には「○」が表示される。なお、「出力電圧」の項目については、すべての回路情報21の保証スペック23が検索条件を満たすため、期待スペック24を実現させるために回路データ22を変更する必要がない。したがって、欄54には、検索処理部40が変更規模情報25bの算定を実行していないことを示す「−」が表示される。

0075

「ユニティゲイン周波数」の項目についても、すべての回路情報21において、期待スペック24が検索条件の数値の範囲の少なくとも一部を含む(検索条件を満たす)。したがって、IP−I、IP−II、および、IP−IIIに対応する欄53には「○」が表示される。とくに、IP−IIIにおいては、保証スペック23が検索条件を満たさないため、期待スペック24を実現させるために回路データ22を変更する必要がある。IP−IIIにおいて、ユニティゲイン周波数の期待スペック24を実現させるための変更規模情報25bは、図7に示すように、「35」であるため、IP−IIIに対応する欄54には「35」が表示される。なお、IP−IおよびIP−IIについては、保証スペック23が検索条件を満たすため、期待スペック24を実現させるために回路データ22を変更する必要がない。したがって、IP−IおよびIP−IIに対応する欄54には「−」が表示される。

0076

「位相余裕度」の項目についても、すべての回路情報21において、期待スペック24が検索条件の数値の範囲の少なくとも一部を含む(検索条件を満たす)。したがって、IP−I、IP−II、および、IP−IIIに対応する欄53には「○」が表示される。とくに、IP−IIにおいては、保証スペック23が検索条件を満たさないため、期待スペック24を実現させるために回路データ22を変更する必要がある。IP−IIにおいて、位相余裕度の期待スペック24を実現させるための変更規模情報25bは、図7に示すように、「5」であるため、IP−IIに対応する欄54には「5」が表示される。なお、IP−IおよびIP−IIIについては、保証スペック23が検索条件を満たすため、期待スペック24を実現させるために回路データ22を変更する必要がない。したがって、IP−IおよびIP−IIIに対応する欄54には「−」が表示される。

0077

ステップS8において、検索処理部40は、ステップS7の結果を基に各回路情報21にランク付けを行う。本実施形態において、ランク付けは、図4に示すランク付けの定義に従って行われる。

0078

回路データベース20に登録された回路情報21は、すべての項目の期待スペック24が検索条件を満たすため、IP−I、IP−II、および、IP−III、ともにランクAである。したがって、図9の欄55に「A」と表示される。

0079

ステップ9において、検索処理部40は、回路情報21ごとに、入力された検索条件が保証スペック23を満たさず、且つ、期待スペック24を満たす項目の数をカウントする。すなわち、IP−I、IP−II、IP−III、のそれぞれに対して、欄52が「×」であり、且つ、欄53が「○」となる項目の数をカウントする。本実施形態においては、優先度「高」の項目と、優先度「低」の項目とで別々に上記の項目の数をカウントする。

0080

IP−Iは、「出力電圧」、「ユニティゲイン周波数」、「位相余裕度」いずれの項目についても、欄52が「○」、且つ、欄53が「○」であるから、欄57、欄58ともに、「0」が表示される。IP−IIは、優先度「高」とされた「位相余裕度」の項目のみが、欄52「×」、且つ、欄53「○」となる。したがって、欄57に「1」と表示され、欄58に「0」と表示される。IP−IIIは、優先度「低」とされた「ユニティゲイン周波数」の項目のみが、欄52「×」、且つ、欄53「○」となる。したがって、欄57に「0」と表示され、欄58に「1」と表示される。

0081

ステップS10において、検索処理部40は、保証スペック23または期待スペック24において、少なくとも一つの項目が検索条件を満たす回路情報21を抽出する。本実施形態では、IP−I、IP−II、および、IP−III、ともに上記条件を満たすため、これら3つの回路情報21が抽出の対象となる。

0082

ステップS11において、図9に示す検索結果表示画面がモニタ400に表示され、利用者は、この検索結果表示画面から、再利用すべき回路情報21を取捨選択する。本実施形態では、保証スペック23に対するランクが「A」とされた(検索条件とのマッチング最良であと判定された)IP−Iを再利用することが良いと判断できる。

0083

一方、回路データベース20にIP−Iが登録されていない場合、利用者は、IP−IIまたはIP−IIIのいずれか一方を選択することになる。従来の検索装置10および検索方法では、回路情報21として保証スペック23のみが検索条件との照合に用いられる。このため、利用者は、再利用すべき回路情報21を、検索条件と保証スペック23との一致具合、あるいは、一致具合を基に付与されたランクで判断するほかなく、ランクが「B」とされたIP−IIIを選択するほうが妥当であると判断された。これに対して、本実施形態では、検索条件と保証スペック23との一致具合のほか、検索条件と期待スペック24との一致具合、あるいは、一致具合を基に付与された期待スペック24に対するランクにより、再利用すべき回路情報21を判断することができる。具体的には、図9に示すように、IP−IIおよびIP−IIIの期待スペック24に対するランクは、いずれも「A」であり、利用者は、回路データ22を変更して再利用すれば、IP−IIまたはIP−IIIのいずれでも、検索条件を満たす性能を発揮可能な回路を設計できると判断することができる。また、本実施形態では、検索結果表示画面に、回路データ22の変更が必要な項目の数が優先度別に示されるため、利用者は、変更が必要な箇所が優先度の高い部位なのか否かを容易に判断することができる。例えば、図9に示す検索結果において、IP−IIは、優先度の高い項目の変更が必要であるのに対して、IP−IIIは、優先度の高い項目の変更の必要がないと判断され得る。このため、利用者は、IP−IIIを選択することにより、優先度の高い項目に関係する部位を変更することによる、優先度の高い項目に関係する他の特性に影響が出るリスクを回避することができる。また、本実施形態では、検索条件が保証スペック23を満たさず、且つ、期待スペック24を満たす項目について、期待スペック24を実現させるために回路データ22を変更する規模を示す変更規模情報25bが、欄54に表示される。具体的には、図9に示すように、IP−IIにおいては、「位相余裕度」に関係する5箇所を変更すれば、利用者が所望する(検索条件を満たす)スペックを実現させることができると判断される。一方、IP−IIIにおいては、「ユニティゲイン周波数」に関係する35箇所を変更すれば、利用者が所望する(検索条件を満たす)スペックを実現させることができると判断される。これによれば、利用者は、IP−IIIの回路データ22を変更して用いるよりも、IP−IIの回路データ22を変更するほうが、変更にかかる工数を低減することができる。

0084

上記したように、回路データベース20に登録される回路情報21が、保証スペック23だけでなく、期待スペック24を有することにより、抽出された回路情報21を取捨選択する際の判断材料を充実させることができる。すなわち、利用者は、抽出された回路情報21のうち、再利用すべき回路情報21の取捨選択を、より効率良く行うことができる。

0085

さらに、各回路情報21は、変更情報25として、期待スペック24を実現させるための回路データ22の変更箇所25aおよび変更方法25cを含む。このため、利用者は、ステップS12において、変更箇所25aと変更方法25cを表示するように要求することができる。したがって、利用者は、期待スペック24を実現させるための変更方法を模索することなく、より効率良く回路データ22を変更することができる。

0086

(第2実施形態)
本実施形態において、上記実施形態に示した検索装置10および検索方法と共通する部分についての説明は割愛する。

0087

第1実施形態では、回路情報21に含まれる各項目が、それぞれ一つの期待スペック24を有する例について示した。しかしながら、期待スペック24は、各項目に対して1つに限定されるものではない。例えば、図10に示すように、期待スペック24が2つ設定された回路情報21を、回路データベース20に登録させておくことができる。図10に示す例では、回路情報21の名称がIP−Xとされた回路情報21の「出力電圧」の項目において、期待スペック24が2つ設定されている。すなわち、2つの変更方法により、それぞれ別のスペックを有する回路を設計することができる。このような回路情報21が登録されている場合は、期待スペック24を検索条件と照合させて検索するステップS7において、両方の期待スペック24に対して、第1実施形態と同様の判定を実施し、ステップS8において、各々の期待スペック24に対して、ランク付けを行う。利用者は、いずれの変更方法を用いるのが適切か否かを、ステップS7によりなされる判定や、ステップS8により付されるランク、および、ステップS9によりカウントされる変更項目数を参考にして、判断することができる。

0088

(第3実施形態)
本実施形態は、検索装置10が実施する検索方法として、第2ステップにおいて、より検索処理の負荷を軽減させるものである。本実施形態における検索装置10は、上記実施形態における検索装置10と同様の構成であるため、検索装置10についての説明は割愛する。

0089

本実施形態における検索方法の概要について、図11および図12を参照して説明する。本実施形態における検索方法は、第2ステップ、すなわち、第1実施形態における検索方法(図6)において、ステップS5またはステップS7、あるいはその両方に新たなステップを追加したものである。図11に示すように、ステップS5は、ステップS5a〜S5fを有し、ステップS7は、ステップS7a〜S7fを有する。なお、本実施形態では、回路データベース20にIP1〜IP10の回路情報21が登録され、検索される例を示す。

0090

なお、ステップS5およびステップS7を除くステップは第1実施形態と同様であるので説明を割愛する。また、追加されるステップはステップS5、ステップS7との同一であるため、図11に併せて示した。図11に付した符号について、ステップS5に関連するステップには括弧を付さず、ステップS7に関連するステップには括弧を付して示す。

0091

ステップS5aは、保証スペック23内を検索するステップS5において、最初の対象情報(本実施形態ではIP1)に含まれる項目に対して検索条件との合致を判定するステップである。ステップS5aでは、すべての項目について判定を実施するような指定条件が設定されている。ここで、指定条件とは、対象情報に含まれる項目のうち、いずれの項目を合致の判定の対象とするかを指定するものである。

0092

次いで、検索装置10はステップS5bを実行する。ステップS5bは、ステップS5aにより判定されたIP1の、検索条件との合致度(合致する項目の組み合わせ)に基づいて、予め決められた所定の指定条件を設定する(フラグが立った状態とする)ステップである。ここで設定される指定条件が、特許請求の範囲に記載の第1指定条件に相当する。

0093

次いで、検索装置10はステップS5cを実行する。ステップS5cは、ステップS5aにて判定された対象情報に続く対象情報の合致度を判定するステップである。IP1が判定された直後であれば、ステップS5cにおいてIP2が判定の対象となる。この場合、IP2が、特許請求の範囲に記載の第1対象情報に相当する。IP2は、第1指定条件に基づいて項目の判定がなされる。そして、検索装置10は、その合致度に対応する指定条件(第2指定条件)を求め、メモリに保持する。

0094

次いで、検索装置10はステップS5dを実行する。ステップS5dは、回路データベース20内の全ての回路情報21について、各項目の検索条件に対する合致を判定したか否かを判断するステップである。本実施形態では、ステップS5cにおいてIP10の判定が終了すれば、ステップS5dにおいて「Yes」判断となり、ステップS6に移行する。すべての回路情報21について判定が終了していない場合は、ステップS5eに移行する。

0095

ステップS5eは、第1指定条件と第2指定条件とを比較する比較ステップである。なお、本実施形態における合致度は、図12に示すように、「全ての項目が検索条件を満たす」、「優先度「高」の全ての項目が検索条件を満たす」、「優先度「高」の検索条件を満たさない項目がある」、「全ての項目が検索条件を満たさない」の4つが予め設定されており、それぞれに対応した指定条件が設定されている。

0096

本実施形態において、合致度の高さの順は、「全ての項目が検索条件を満たす」、「優先度「高」の全ての項目が検索条件を満たす」、「優先度「高」の検索条件を満たさない項目がある」、「全ての項目が検索条件を満たさない」の順である。そして、各合致度に対応した指定条件が予め設定されており、合致度が高いほど、その後の判定において、判定の対象とする項目を減ずるようにされている。第2指定条件が第1指定条件よりも、判定項目の数を減ずる条件となっていれば、ステップS5eにおいて「Yes」判定となり、ステップS5fに移行する。逆に、第2指定条件による判定が第1指定条件に較べて、判定項目の数を減ずる結果とならない場合には、次の回路情報21の判定、すなわちステップS5cに移行する。

0097

ステップS5fは、指定条件を更新するステップである。例えば、ある対象情報(第1対象情報)の合致度が「全ての項目が検索条件を満たさない」であり、次に合致の判定が行われた対象情報(第2対象情報)の合致度が「優先度「高」の全ての項目が検索条件を満たす」である場合、メモリに記憶される合致度は、あとに判定された「優先度「高」の全ての項目が検索条件を満たす」に更新される(更新ステップ)。逆に、ある対象情報の合致度が「優先度「高」の全ての項目が検索条件を満たす」であり、次に合致の判定が行われた対象情報の合致度が「全ての項目が検索条件を満たさない」である場合、メモリに記憶される合致度は、先に判定された「優先度「高」の全ての項目が検索条件を満たす」であり、指定条件は更新されない。すなわち、合致度の高い条件でフラグが立つと、その合致度よりも低い合致度のフラグは立たない。ステップS5fの後は、未だ合致度の判定がされていない回路情報21の判定を開始する。すなわち、ステップS5cに移行する。

0098

なお、ステップS7については、検索の対象を期待スペック24とする点を除き、上記したステップS5(ステップS5a〜ステップS5f)と同様に動作するため、説明を割愛する。

0099

以下、図13図15を参照して具体的な動作を説明する。

0100

図13図15に示す具体例を用いて説明する。各図に示すように、各具体例は、対象情報として、回路データベース20にIP1〜IP10の回路情報21が登録され、5つの項目(項目1〜5)について検索を行う例である。検索は、保証スペックに関してIP1からIP10まで順番に行われ(ステップS5)、その後、期待スペックに関してIP1からIP10まで順番に行われる(ステップS7)。

0101

最初に、図13に示す具体例について詳細を順を追って説明する。

0102

まず、検索装置10は、IP1について合致度の判定を実行する(ステップS5a)。本具体例では、IP1は全ての項目について検索条件を満たさない(「×」となっている)。このため、ステップS5bにおいて、「全ての項目が検索条件を満たさない」のフラグが立つ。したがって、図12に示すように、以降の検索における合致判定は停止されない。換言すれば、次に判定を行うIP2に関しても、全ての項目について合致判定を行う。

0103

次に、検索装置10は、IP2について合致度の判定を実行する(ステップS5c)。この時点では全ての回路情報21を判定し終えていないため、ステップS5dでは「No」判定となり、比較ステップ(ステップS5e)に移行する。IP2は、優先度「高」に設定された「項目2」が検索条件を満たさない。このため、合致度としては、「優先度「高」の検索条件を満たさない項目がある」に相当する。これは、ステップS5bにおける「全ての項目が検索条件を満たさない」よりも合致度が高い。このため、ステップS5eからステップS5fに移行し、「優先度「高」の検索条件を満たさない項目がある」のフラグが立つ。したがって、ステップS5cにおいて、図12に示すように、以降の検索における合致判定は停止されない。換言すれば、次に判定を行うIP3に関しても、全ての項目について合致判定を行う。

0104

次に、検索装置10は、IP3について合致度の判定を実行する。IP3も、IP2と同様に、優先度「高」に設定された「項目2」が検索条件を満たさない。したがって、指定条件の更新は行われず、次に判定を行うIP4に関しても、全ての項目について合致判定を行う。

0105

次に、検索装置10は、IP4について合致度の判定を実行する。IP4は、優先度「高」に設定された「項目1」〜「項目3」について、検索条件を満たす。このため、ステップS5fにおいて、「優先度「高」の全ての項目が検索条件を満たす」のフラグが立つ。すなわち、図12に示す動作に基づいて指定条件が更新される。具体的には、以降検索される所定の対象情報に対して、優先度が「高」に設定された項目の合致判定が「×」、すなわち、検索条件を満たさないものがあった場合、その検索対象が保証スペック23と期待スペック24のいずれにおいても、該当する対象情報における「×」判定以降の合致判定の動作を停止する状態となる。

0106

次に、検索装置10は、IP5について合致度の判定を実行する。IP4を検索した際に、「優先度「高」の全ての項目が検索条件を満たす」のフラグが立っているため、IP5については、優先度「高」に指定された項目が「×」判定となるとその後の合致判定の動作を停止する。IP5は優先度「高」に指定された「項目2」が「×」判定である。このため、図13に示すように、「項目3」〜「項目5」の判定動作を行わない。これにより、第1実施形態あるいは第2実施形態において「項目1」〜「項目5」の5つの項目について判定していたものを、「項目1」と「項目2」の2つの項目のみの判定動作にすることができる。したがって、検索処理の負荷を軽減することができる。なお、IP5は、優先度「高」の項目が「×」判定であるため、ステップS5fにおいて新たなフラグは立たない。

0107

次に、検索装置10は、IP6について合致度の判定を実行する。「優先度「高」の全ての項目が検索条件を満たす」のフラグが立っているため、IP6については、優先度「高」に指定された項目が「×」判定となるとその後の合致判定の動作を停止する。IP6は優先度「高」に指定された「項目1」が「×」判定である。このため、図13に示すように、「項目2」〜「項目5」の判定動作を行わない。

0108

次に、検索装置10は、IP7について合致度の判定を実行する。「優先度「高」の全ての項目が検索条件を満たす」のフラグが立っているため、IP7については、優先度「高」に指定された項目が「×」判定となるとその後の合致判定の動作を停止する。ただし、図13に示すように、IP7は、全ての項目について検索条件を満たす。したがって、判定動作は停止されることなく「項目1」〜「項目5」の5項目について「○」判定となる。このため、ステップS5fにおいて、「全ての項目が検索条件を満たす」のフラグが立つ。すなわち、図12に示す動作に基づいて指定条件が更新される。具体的には、検索対象が保証スペックである場合において、以降検索される所定の対象情報に対して、優先度「高」および優先度「低」に設定された項目の合致判定が「×」の場合、該当する対象情報における「×」判定以降の合致判定の動作を停止する。また、検索対象が期待スペックである場合においては、判定動作自体を行わない。換言すれば、「全ての項目が検索条件を満たす」のフラグが立ったことにより、期待スペックの検索を実行するステップであるステップS7を実施しない状態となる。

0109

次に、検索装置10は、IP8について合致度の判定を実行する。IP7を検索した際に、「全ての項目が検索条件を満たす」のフラグが立っているため、IP8については、優先度「高」に指定された項目が「×」判定となるとその後の合致判定の動作を停止する。IP8は優先度「高」に指定された「項目2」が「×」判定である。このため、図13に示すように、「項目3」〜「項目5」の判定動作を行わない。

0110

次に、検索装置10は、IP9について合致度の判定を実行する。「全ての項目が検索条件を満たす」のフラグが立っているため、IP9については、ある項目が「×」判定となるとその後の合致判定の動作を停止する。IP9は優先度「低」に指定された「項目4」が「×」判定である。このため、図13に示すように、「項目5」の判定動作を行わない。

0111

次に、検索装置10は、IP10について合致度の判定を実行する。「全ての項目が検索条件を満たす」のフラグが立っているため、IP9については、ある項目が「×」判定となるとその後の合致判定の動作を停止する。ただし、図13に示すように、IP10は、全ての項目について検索条件を満たす。したがって、判定動作は停止されることなく「項目1」〜「項目5」の5項目について「○」判定となる。

0112

この段階で、保証スペック23における検索が終了したため、ステップS5dにおいて、「Yes」判定となり、ステップS6を移行する。すなわち、ステップS6において、検索処理部40は、回路データベース20に登録された回路情報21(IP1〜IP10)について、保証スペック23に対するランク付けを行う。この場合、本実施形態では、判定動作が停止された回路情報21、具体的にはIP5、IP6、IP8およびIP9にはランクを付与しない。

0113

第1実施形態であれば、次に、期待スペック24に基づいた検索であるステップS7を実行する。しかしながら、本具体例では、「全ての項目が検索条件を満たす」のフラグが立っているため、期待スペック24の検索を実行するステップであるステップS7を実施しない。なお、ステップS7を実行しないため、期待スペック24に基づくランク付けのステップであるステップS8も実行しない。また、利用者により入力された検索条件が保証スペック23を満たさず、且つ、期待スペック24を満たす項目の数をカウントするステップS9についても、期待スペック24に基づいた検索結果が無いため実行しない。

0114

次に、ステップS10を実行する。検索処理部40は、ステップS5およびステップS6において得られた結果を制御部60に送出(出力)する。検索処理部40は、保証スペック23において、少なくとも一つの項目が検索条件を満たす回路情報21を抽出し、制御部60に出力する。換言すれば、検索処理部40は、保証スペック23に対するランクが、ランクDとされた回路情報21を除く回路情報21を抽出し、制御部60に出力する。なお、ステップS7〜ステップS9は本具体例では実行されないため、制御部60にも出力されない。

0115

以降、ステップS11へと続くが、以降の動作は第1実施形態と同様であるため、その記載を省略する。

0116

第1実施形態のような検索方法では、本具体例のように、10個の回路情報21を、5個の項目について検索する場合、保証スペック23および期待スペック24の検索により、100回の合致判定動作が行われる。これに対して、上記した検索方法によれば、39回の合致判定動作を行うだけでよい。このため、検索処理の負荷を軽減することができるとともに、出力された結果を利用者が検討する場合においても、確認する結果の量を減らすことができる。

0117

次いで、図14に示す具体例について詳細を順を追って説明する。なお、前の具体例と同様の動作を行う箇所においては詳しい説明を省略する。

0118

まず、検索装置10は、IP1について合致度の判定を実行する(ステップS5a)。本具体例では、IP1は全ての項目について検索条件を満たさない(「×」となっている)。このため、「全ての項目が検索条件を満たさない」のフラグが立つ。したがって、図12に示すように、以降の検索における合致判定は停止されない。換言すれば、次に判定を行うIP2に関しても、全ての項目について合致判定を行う。

0119

次に、検索装置10は、IP2について合致度の判定を実行する(ステップS5c)。IP2は、優先度「高」に設定された「項目2」が検索条件を満たさない。このため、「優先度「高」の検索条件を満たさない項目がある」のフラグが立つ。したがって、図12に示すように、以降の検索における合致判定は停止されない。換言すれば、次に判定を行うIP3に関しても、全ての項目について合致判定を行う。

0120

次に、検索装置10は、IP3について合致度の判定を実行する。IP3も、IP2と同様に、優先度「高」に設定された「項目2」が検索条件を満たさない。したがって、次に判定を行うIP4に関しても、全ての項目について合致判定を行う。

0121

次に、検索装置10は、IP4について合致度の判定を実行する。IP4は、優先度「高」に設定された「項目1」〜「項目3」について、検索条件を満たす。このため、「優先度「高」の全ての項目が検索条件を満たす」のフラグが立つ。すなわち、図12に示す動作に基づいて指定条件が更新される。具体的には、以降検索される所定の対象情報に対して、優先度が「高」に設定された項目の合致判定が「×」、すなわち、検索条件を満たさないものがあった場合、その検索対象が保証スペック23と期待スペック24のいずれにおいても、該当する対象情報における「×」判定以降の合致判定の動作を停止する状態となる。

0122

次に、検索装置10は、IP5について合致度の判定を実行する。IP4を検索した際に、「優先度「高」の全ての項目が検索条件を満たす」のフラグが立っているため、IP5については、優先度「高」に指定された項目が「×」判定となるとその後の合致判定の動作を停止する。IP5は優先度「高」に指定された「項目2」が「×」判定である。このため、図13に示すように、「項目3」〜「項目5」の判定動作を行わない。これにより、第1実施形態あるいは第2実施形態において「項目1」〜「項目5」の5つの項目について判定していたものを、「項目1」と「項目2」の2つの項目のみの判定動作にすることができる。したがって、検索処理の負荷を軽減することができる。なお、IP5は、優先度「高」の項目が「×」判定であるため、新たなフラグは立たない。

0123

次に、検索装置10は、IP6について合致度の判定を実行する。「優先度「高」の全ての項目が検索条件を満たす」のフラグが立っているため、IP6については、優先度「高」に指定された項目が「×」判定となるとその後の合致判定の動作を停止する。IP6は優先度「高」に指定された「項目1」が「×」判定である。このため、図14に示すように、「項目2」〜「項目5」の判定動作を行わない。

0124

次に、検索装置10は、IP7について合致度の判定を実行する。「優先度「高」の全ての項目が検索条件を満たす」のフラグが立っているため、IP7については、優先度「高」に指定された項目が「×」判定となるとその後の合致判定の動作を停止する。IP7は優先度「高」に指定された「項目3」が「×」判定である。このため、図14に示すように、「項目4」および「項目5」の判定動作を行わない。

0125

次に、検索装置10は、IP8について合致度の判定を実行する。「優先度「高」の全ての項目が検索条件を満たす」のフラグが立っているため、IP8については、優先度「高」に指定された項目が「×」判定となるとその後の合致判定の動作を停止する。IP8は優先度「高」に指定された「項目2」が「×」判定である。このため、図14に示すように、「項目3」〜「項目5」の判定動作を行わない。

0126

次に、検索装置10は、IP9について合致度の判定を実行する。「優先度「高」の全ての項目が検索条件を満たす」のフラグが立っているため、IP9については、優先度「高」に指定された項目が「×」判定となるとその後の合致判定の動作を停止する。IP9は優先度「高」に指定された項目がすべて「○」判定である。このため、図14に示すように、「項目1」〜「項目5」の判定動作をすべて実行する。IP9は、「項目5」が「×」判定であるため、新たなフラグは立たない。

0127

次に、検索装置10は、IP10について合致度の判定を実行する。「優先度「高」の全ての項目が検索条件を満たす」のフラグが立っているため、IP10については、優先度「高」に指定された項目が「×」判定となるとその後の合致判定の動作を停止する。IP10は優先度「高」に指定された項目がすべて「○」判定である。このため、図14に示すように、「項目1」〜「項目5」の判定動作をすべて実行する。IP10は、「項目4」が「×」判定であるため、新たなフラグは立たない。

0128

以上を以って保証スペック23を検索対象とするステップS5を終了する。次に、第1実施形態と同様に、ステップS6を実行する。すなわち、ステップS6において、検索処理部40は、回路データベース20に登録された回路情報21(IP1〜IP10)について、保証スペック23に対するランク付けを行う。この場合、本実施形態では、判定動作が停止された回路情報21、具体的にはIP5〜IP8にはランクを付与しない。

0129

次に、期待スペック24に基づいた検索であるステップS7を実行する。まず、検索装置10は、IP1について合致度を判定するステップS7aを実行する。保証スペック23検索時の「優先度「高」の全ての項目が検索条件を満たす」のフラグが立っているため、優先度「高」に指定された項目が「×」判定となるとその後の合致判定の動作を停止する。IP1は優先度「高」に指定された「項目1」が「×」判定である。このため、図14に示すように、「項目2」〜「項目5」の判定動作を行わない。

0130

IP1と同様に、検索装置10は、IP2〜IP10のそれぞれについてステップS7c〜ステップS7fのサイクルを実行する。IP3とIP7を除く回路情報21は、優先度「高」に指定された項目が「×」判定である。このため、図14に示すように、「×」判定となった項目より後の項目の判定動作を行わない。また、IP3およびIP7は優先度「高」に指定された項目が「○」判定である。このため、図14に示すように、すべての項目の判定動作を行う。

0131

以上を以って期待スペック24を検索対象とするステップS7を終了する。次に、第1実施形態と同様に、ステップS8を実行する。すなわち、ステップS8において、検索処理部40は、回路データベース20に登録された回路情報21(IP1〜IP10)について、期待スペック24に対するランク付けを行う。この場合、本実施形態では、判定動作が停止された回路情報21、具体的にはIP3とIP7を除く回路情報21にはランクを付与しない。

0132

次に、第1実施形態と同様に、ステップS9およびステップS10を実行する。以降、ステップS11へと続くが、以降の動作は第1実施形態と同様であるため、その記載を省略する。

0133

本具体例における合致判定を61回動作させるだけで良い。このため、検索処理の負荷を軽減することができるとともに、出力された結果を利用者が検討する場合においても、確認する結果の量を減らすことができる。

0134

次いで、図15に示す具体例について詳細を順を追って説明する。

0135

まず、検索装置10は、IP1について合致度を判定するステップS5aを実行する。本具体例では、IP1は全ての項目について検索条件を満たさない(「×」となっている)。このため、ステップS5bにおいて、「全ての項目が検索条件を満たさない」のフラグが立つ。したがって、図12に示すように、以降の検索における合致判定は停止されない。換言すれば、次に判定を行うIP2に関しても、全ての項目について合致判定を行う。

0136

次に、検索装置10は、IP2について合致度の判定を実行する。IP2は、優先度「高」に設定された「項目2」が検索条件を満たさない。このため、「優先度「高」の検索条件を満たさない項目がある」のフラグが立つ。したがって、図12に示すように、以降の検索における合致判定は停止されない。換言すれば、次に判定を行うIP3に関しても、全ての項目について合致判定を行う。

0137

次に、検索装置10は、IP3について合致度の判定を実行する。IP3も、IP2と同様に、優先度「高」に設定された「項目2」が検索条件を満たさない。したがって、次に判定を行う回路情報21に関しても、全ての項目について合致判定を行う。

0138

IP3と同様に、検索装置10は、IP4〜IP10のそれぞれについてステップS5c〜ステップS5fのサイクルを実行する。IP4〜IP10は、優先度「高」に指定された項目が少なくとも一つ「×」判定であり、「優先度「高」の全ての項目が検索条件を満たす」および「全ての項目が検索条件を満たす」のフラグは立たない。このため、図15に示すように、判定動作を停止することなく、IP4〜IP10の検索が実行される。

0139

この段階で、保証スペック23における検索が終了したため、次に、第1実施形態と同様に、ステップS6を実行する。すなわち、ステップS6において、検索処理部40は、回路データベース20に登録された回路情報21(IP1〜IP10)について、保証スペック23に対するランク付けを行う。

0140

次に、期待スペック24に基づいた検索であるステップS7を実行する。なお、保証スペック23検索時に「優先度「高」の検索条件を満たさない項目がある」のフラグが立っているが、図12に示すように、このフラグは期待スペック24を検索対象とする合致判定動作を停止させない。したがって、図12に示す、期待スペック24の合致度に対応する指定条件に基づいて、以降検索対象となる対象情報における合致判定の継続/停止を判断する。

0141

まず、検索装置10は、IP1について合致度を判定するステップS7aを実行する。IP1は全ての項目について検索条件を満たさない。このため、「全ての項目が検索条件を満たさない」のフラグが立つ。したがって、図12に示すように、以降の検索における合致判定は停止されない。よって、次に判定を行うIP2に関しても、全ての項目について合致判定を行う。

0142

次に、検索装置10は、IP2について合致度の判定を実行する(ステップS7c)。IP2は、優先度「高」に設定された「項目2」が検索条件を満たさない。このため、「優先度「高」の検索条件を満たさない項目がある」のフラグが立つ。したがって、図12に示すように、以降の検索における合致判定は停止されない。換言すれば、次に判定を行うIP3に関しても、全ての項目について合致判定を行う。

0143

次に、検索装置10は、IP3について合致度の判定を実行する。IP3も、IP2と同様に、優先度「高」に設定された「項目2」が検索条件を満たさない。したがって、次に判定を行うIP4に関しても、全ての項目について合致判定を行う。

0144

次に、検索装置10は、IP4について合致度の判定を実行する。IP4は、優先度「高」に設定された「項目1」〜「項目3」について、検索条件を満たす。このため、「優先度「高」の全ての項目が検索条件を満たす」のフラグが立つ。すなわち、図12に示す動作に基づいて指定条件が更新される(ステップS7f)。具体的には、以降検索される所定の対象情報に対して、優先度の「高」に設定された項目の合致判定が「×」、すなわち、検索条件を満たさないものがあった場合、該当する対象情報における「×」判定以降の合致判定の動作を停止する状態となる。

0145

次に、検索装置10は、IP5について合致度の判定を実行する。IP4を検索した際に、「優先度「高」の全ての項目が検索条件を満たす」のフラグが立っているため、IP5については、優先度「高」に指定された項目が「×」判定となるとその後の合致判定の動作を停止する。IP5は優先度「高」に指定された「項目2」が「×」判定である。このため、図15に示すように、「項目3」〜「項目5」の判定動作を行わない。IP5は、優先度「高」の項目が「×」判定であるため、新たなフラグは立たない。

0146

次に、検索装置10は、IP6について合致度の判定を実行する。「優先度「高」の全ての項目が検索条件を満たす」のフラグが立っているため、IP6については、優先度「高」に指定された項目が「×」判定となるとその後の合致判定の動作を停止する。IP6は優先度「高」に指定された「項目1」が「×」判定である。このため、図15に示すように、「項目2」〜「項目5」の判定動作を行わない。

0147

次に、検索装置10は、IP7について合致度の判定を実行する。「優先度「高」の全ての項目が検索条件を満たす」のフラグが立っているため、IP7については、優先度「高」に指定された項目が「×」判定となるとその後の合致判定の動作を停止する。ただし、図15に示すように、IP7は、全ての項目について検索条件を満たす。したがって、判定動作は停止されることなく「項目1」〜「項目5」の5項目について「○」判定となる。このため、「全ての項目が検索条件を満たす」のフラグが立つ。すなわち、図12に示す動作に基づいて指定条件が更新される。具体的には、以降検索される所定の対象情報に対して、優先度の「高」「低」に関わらず、合致判定が「×」の場合、該当する対象情報における「×」判定以降の合致判定の動作を停止する状態となる。

0148

次に、検索装置10は、IP8について合致度の判定を実行する。「全ての項目が検索条件を満たす」のフラグが立っているため、IP8については、優先度「高」に指定された項目が「×」判定となるとその後の合致判定の動作を停止する。IP8は優先度「高」に指定された「項目2」が「×」判定である。このため、図15に示すように、「項目3」〜「項目5」の判定動作を行わない。

0149

次に、検索装置10は、IP9について合致度の判定を実行する。「全ての項目が検索条件を満たす」のフラグが立っているため、IP9については、優先度「高」に指定された項目が「×」判定となるとその後の合致判定の動作を停止する。IP9は優先度「高」に指定された項目がすべて「○」判定である。このため、図15に示すように、「項目1」〜「項目5」の判定動作をすべて実行する。

0150

次に、検索装置10は、IP10について合致度の判定を実行する。「優先度「高」の全ての項目が検索条件を満たす」のフラグが立っているため、IP10については、優先度「高」に指定された項目が「×」判定となるとその後の合致判定の動作を停止する。IP10は優先度「高」に指定された項目がすべて「○」判定である。このため、図15に示すように、「項目1」〜「項目5」の判定動作をすべて実行する。

0151

以上を以って期待スペック24を検索対象とするステップS7を終了する。次に、第1実施形態と同様に、ステップS8を実行する。すなわち、ステップS8において、検索処理部40は、回路データベース20に登録された回路情報21(IP1〜IP10)について、期待スペック24に対するランク付けを行う。この場合、本実施形態では、判定動作が停止された回路情報21、具体的にはIP5、IP6、IP8およびIP10にはランクを付与しない。

0152

次に、第1実施形態と同様に、ステップS9およびステップS10を実行する。以降、ステップS11へと続くが、以降の動作は第1実施形態と同様であるため、その記載を省略する。

0153

本具体例における合致判定を11回だけ停止させることができる。このため、検索処理の負荷を軽減することができるとともに、出力された結果を利用者が検討する場合においても、確認する結果の量を減らすことができる。

0154

以上、3つの具体例(図13図15)に示したように、本実施形態に係る検索方法を用いることにより、検索処理の負荷を軽減することができるとともに、出力された結果を利用者が検討する場合においても、確認する結果の量を減らすことができる。

0155

(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。

0156

上記した各実施形態では、回路情報21が変更情報25を有し、検索結果として、抽出された回路情報21の変更情報25が外部出力手段(モニタ400)に表示される例を示したが、回路情報21が、変更情報25を必ずしも有している必要はない。また、変更情報25は、必ず外部出力手段に出力されなければならないことはない。換言すれば、ステップS12〜ステップ14は必ずしも実行されなくてもよい。変更情報25は、利用者が必要に応じて回路データベース20に登録すればよい。ただし、上記したように、検索結果として、変更情報25が利用者に提示されることにより、期待スペック24を実現させるための変更方法を模索することなく、より効率良く回路データ22を変更することができる。

0157

また、上記した各実施形態では、保証スペック23および期待スペック24に対して、それぞれランク付けする例を示したが、必ずしもランク付けを行う必要はない。すなわち、必ずしもステップS6およびステップS8を実施する必要はない。ただし、上記したように、検索結果として、各回路情報21のランク付けを行うことにより、利用者は、抽出された回路情報21のうち、再利用すべき回路情報21の取捨選択を、より効率良く行うことができる。

0158

また、上記した各実施形態では、優先度として、「高」と「低」の2段階を設定する例を示したが、優先度の設定は上記例に限定されるものではない。例えば、優先度として、「高」「中」「低」の3段階を設定することもできる。これにより、ランク付けを実施する場合は、ランク付けの定義をより詳細に設定することができる。このため、利用者は、多くの回路情報21から再利用に適した回路情報21を、より効率良く抽出することができる。

0159

20・・・回路データベース
21・・・回路情報21
22・・・回路データ
23・・・保証スペック
24・・・期待スペック
25・・・変更情報
25a・・・変更箇所
25b・・・変更規模情報
25c・・・変更方法

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