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技術 クリーニング装置及び画像形成装置

出願人 キヤノン株式会社
発明者 山名健太郎
出願日 2012年4月25日 (8年2ヶ月経過) 出願番号 2012-100344
公開日 2013年11月7日 (6年7ヶ月経過) 公開番号 2013-228555
状態 特許登録済
技術分野 電子写真におけるクリーニング・その他 電子写真における帯電・転写・分離
主要キーワード 経時変化量 侵入位置 回転移動方向 外径変化 流出経路 進行方向下流 粒子粒径 概略構成断面図
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2013年11月7日)のものです。
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図面 (8)

課題

中間転写体クリーニング装置でのトナー飛散を抑え、それによって画像不良の原因となる機内汚れを抑えることのできる、クリーニング装置及び画像形成装置を提供する。

解決手段

クリーニング容器95は、ファーブラシ91に対して侵入する飛散防止部95aを有し、飛散防止部95aはバイアスローラ93をクリーニング装置36の外部Lに対して遮蔽する。飛散防止部95aがクリーニング装置内部で発生する飛散トナークリーニング装置外部空間への流出経路を塞ぐことで、飛散トナーによる機内汚れを防ぐことができる。

概要

背景

従来、第一の像担持体である感光体ドラムに形成されたトナー像を順次中間転写体一次転写し、重畳したカラー画像であるトナー像を記録媒体二次転写する方式のタンデム型カラー電子写真方式の画像形成装置がある。

この種のカラー電子写真画像形成装置では、図7(a)に示すように2次転写後に中間転写体である中間転写ベルト31上に残留する転写残トナーを、中間転写ベルト31のクリーニング装置95で除去する。これにより、中間転写ベルト表面クリーニングし、再度の画像転写に備えている。このクリーニング装置95はクリーニングブレード107を有し、転写残トナーを中間転写ベルト31上から掻きとる方式のクリーニング装置である。

ところが、中間転写ベルト等の第二の像担持体上のトナーは、クリーニング装置で機械的に掻き落とすだけでは十分なクリーニングを行うことができなかった。そこで図7(b)に示すようなファーブラシ90にトナー極性とは逆極性バイアス印加して静電的に吸着するものもある。しかし、中間転写ベルト31上には様々な帯電特性のトナーが残留するため、この方法ではそれらをすべてきれいに除去することが難しかった。

そこで、特許文献1では中間転写ベルトのクリーニング装置の構成として、各々異なる極性のバイアスを印加する2つのファーブラシを設ける構成を提案している。即ち、本願添付の図6に示すように、中間転写体クリーニング装置36Aでは、二つのファーブラシ90、91で異なるバイアスを印加することにより、様々な帯電性のトナーがファーブラシ90、91に吸着し、中間転写ベルト31上から取り除かれるというものもある。

概要

中間転写体クリーニング装置でのトナーの飛散を抑え、それによって画像不良の原因となる機内汚れを抑えることのできる、クリーニング装置及び画像形成装置を提供する。クリーニング容器95は、ファーブラシ91に対して侵入する飛散防止部95aを有し、飛散防止部95aはバイアスローラ93をクリーニング装置36の外部Lに対して遮蔽する。飛散防止部95aがクリーニング装置内部で発生する飛散トナークリーニング装置外部空間への流出経路を塞ぐことで、飛散トナーによる機内汚れを防ぐことができる。

目的

本発明の目的は、像担持体上のトナーを除去するクリーニング装置におけるトナーの飛散を抑え、それによって画像不良の原因となる機内汚れを抑えることのできる、クリーニング装置及び画像形成装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

像担持体と接触し、且つ、接触位置にて前記像担持体に対し、前記像担持体の移動方向に対し逆方向に回転し、前記像担持体上のトナー静電的に回収するファーブラシと、前記ファーブラシに侵入し、且つ、接触位置にて前記ファーブラシに対し、前記ファーブラシの移動方向に対し同方向に回転し、前記ファーブラシ上のトナーを静電的に回収するバイアスローラと、前記ファーブラシと前記バイアスローラを支持するクリーニング容器と、を有するクリーニング装置において、前記クリーニング容器は、前記ファーブラシに対して侵入する飛散防止部を有し、前記飛散防止部は前記バイアスローラを前記クリーニング装置の外部に対して遮蔽することを特徴とするクリーニング装置。

請求項2

前記飛散防止部は前記クリーニング容器に一体に形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。

請求項3

前記飛散防止部は前記クリーニング容器とは別の部材で形成され、前記クリーニング容器に取り付けられたものであることを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。

請求項4

前記ファーブラシへの前記飛散防止部の侵入量は、前記バイアスローラの前記ファーブラシへの侵入量よりも小さいことを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載のクリーニング装置。

請求項5

前記ファーブラシに対する前記飛散防止部の侵入部は、前記バイアスローラと前記ファーブラシとの接触部に対し、前記ファーブラシの回転方向下流側直後に位置し、前記ファーブラシの回転軸に垂直な面において、前記ファーブラシの回転に伴う前記ファーブラシへの前記飛散防止部の侵入開始点と前記ファーブラシの回転中心とを結んだ線分と、前記ファーブラシの回転に伴う前記ファーブラシへの前記バイアスローラの侵入終了点と前記ファーブラシの回転中心とを結んだ線分と、によって形成される角度のうち、前記ファーブラシが前記像担持体とは当接していない側に形成される角度が鋭角であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載のクリーニング装置。

請求項6

前記ファーブラシの回転軸に垂直な面において、前記ファーブラシへの前記飛散防止部の侵入開始点での前記ファーブラシの外周円上の接線と、前記飛散防止部の前記バイアスローラ側の面で形成する線と、が形成する角度は、前記ファーブラシへの前記飛散防止部の侵入終了点での前記ファーブラシの外周円上の接線と、前記飛散防止部の前記像担持体側の面で形成する線と、が形成する角度より大きいことを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載のクリーニング装置。

請求項7

前記像担持体は、トナー像担持する中間転写体であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかの項に記載のクリーニング装置を備えた画像形成装置

請求項8

前記像担持体は、トナー像を担持する感光体であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかの項に記載のクリーニング装置を備えた画像形成装置。

技術分野

0001

本発明は、一般に、複写機プリンタ等の電子写真方式画像形成装置に関するものであり、特に、画像形成装置にて静電ファーブラシによりトナークリーニングを行うクリーニング装置に関するものである。

背景技術

0002

従来、第一の像担持体である感光体ドラムに形成されたトナー像を順次中間転写体一次転写し、重畳したカラー画像であるトナー像を記録媒体二次転写する方式のタンデム型カラー電子写真方式の画像形成装置がある。

0003

この種のカラー電子写真画像形成装置では、図7(a)に示すように2次転写後に中間転写体である中間転写ベルト31上に残留する転写残トナーを、中間転写ベルト31のクリーニング装置95で除去する。これにより、中間転写ベルト表面をクリーニングし、再度の画像転写に備えている。このクリーニング装置95はクリーニングブレード107を有し、転写残トナーを中間転写ベルト31上から掻きとる方式のクリーニング装置である。

0004

ところが、中間転写ベルト等の第二の像担持体上のトナーは、クリーニング装置で機械的に掻き落とすだけでは十分なクリーニングを行うことができなかった。そこで図7(b)に示すようなファーブラシ90にトナー極性とは逆極性バイアス印加して静電的に吸着するものもある。しかし、中間転写ベルト31上には様々な帯電特性のトナーが残留するため、この方法ではそれらをすべてきれいに除去することが難しかった。

0005

そこで、特許文献1では中間転写ベルトのクリーニング装置の構成として、各々異なる極性のバイアスを印加する2つのファーブラシを設ける構成を提案している。即ち、本願添付の図6に示すように、中間転写体クリーニング装置36Aでは、二つのファーブラシ90、91で異なるバイアスを印加することにより、様々な帯電性のトナーがファーブラシ90、91に吸着し、中間転写ベルト31上から取り除かれるというものもある。

先行技術

0006

特開2002−207403号公報

発明が解決しようとする課題

0007

上記のように特許文献1の構成をとれば、クリーニング性満足することはできる。しかしながら、ブレードなどで機械的にトナーを除去する構成に比べて飛散トナー破線矢印で示す様に、中間転写ベルト31の進行方向下流側へ流出しやすい。これは、中間転写ベルト31とファーブラシ91の回転によって引き起こされる空気の流れにより、トナーがクリーニング装置36Aの外の空間Lに飛散してしまうからである。また、ファーブラシ91の経時変化により、ファーブラシ91の外径が小さくなってしまい、それによってもトナーがクリーニング装置36Aの外にトナーが飛散する場合もある。これにより、機内汚れによる画像不良などの原因となっている。

0008

上記説明は、トナーを担持する中間転写体に関して説明したが、同様にトナーを担持する感光体ドラムのような像担持体に対するクリーニング装置においても同様の問題がある。

0009

従って、本発明の目的は、像担持体上のトナーを除去するクリーニング装置におけるトナーの飛散を抑え、それによって画像不良の原因となる機内汚れを抑えることのできる、クリーニング装置及び画像形成装置を提供することである。

課題を解決するための手段

0010

上記目的は本発明に係るクリーニング装置及び画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、像担持体と接触し、且つ、接触位置にて前記像担持体に対し、前記像担持体の移動方向に対し逆方向に回転し、前記像担持体上のトナーを静電的に回収するファーブラシと、前記ファーブラシに侵入し、且つ、接触位置にて前記ファーブラシに対し、前記ファーブラシの移動方向に対し同方向に回転し、前記ファーブラシ上のトナーを静電的に回収するバイアスローラと、前記ファーブラシと前記バイアスローラを支持するクリーニング容器と、を有するクリーニング装置において、前記クリーニング容器は、前記ファーブラシに対して侵入する飛散防止部を有し、前記飛散防止部は前記バイアスローラを前記クリーニング装置の外部に対して遮蔽することを特徴とするクリーニング装置である。

0011

本発明の他の態様によると、前記像担持体は、トナー像を担持する中間転写体であることを特徴とする上記構成のクリーニング装置を備えた画像形成装置である。

0012

本発明の他の態様によると、前記像担持体は、トナー像を担持する感光体であることを特徴とする上記構成のクリーニング装置を備えた画像形成装置である。

発明の効果

0013

本発明によれば、飛散防止部がクリーニング装置内部で発生する飛散トナーのクリーニング装置外部空間への流出経路を塞ぐことで、飛散トナーによる機内汚れを防ぐことができる。また、通常、ファーブラシは装置可動時間の経過に対して経時的にファーブラシ外径が小さくなっていくが、飛散防止部が回転するファーブラシに侵入することでファーブラシの毛を起こし、外径変化を低減することでクリーニング性低下を抑制することができる。

図面の簡単な説明

0014

本発明に係る画像形成装置の一実施例を示す概略全体構成図である。
本発明の実施例1に係るクリーニング装置の概略図である。
本発明に係るクリーニング装置の飛散防止部の拡大図である。図3(a)は飛散防止部のファーブラシへの侵入量やバイアスローラのファーブラシへの侵入量やそれぞれの位置を説明するための図であり、図3(b)は飛散防止部のファーブラシへの侵入量の説明をするための図である。
本発明に係るクリーニング装置の他の実施例を示す図である。図4(a)は飛散防止部がクリーニング装置のクリーニング容器に対し着脱可能な構成である一例を示した図であり、図4(b)は飛散防止部がシート部材で構成される一例を示した図である。
本発明に係るクリーニング装置の飛散防止部のファーブラシへの侵入の有無によるクリーニング装置作動時間経過とファーブラシ外径変化の実験結果のグラフである。
従来のクリーニング装置の概略構成図である。
従来のクリーニング装置の概略構成図である。図7(a)はクリーニングブレードを用いた構成の一例であり、図7(b)はファーブラシを用いた構成の一例である。

実施例

0015

以下、本発明に係るクリーニング装置及び画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。

0016

実施例1
図1図5を参照して、本発明に係るクリーニング装置及び画像形成装置を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。

0017

図1は本発明に係る画像形成装置の一実施例を示す概略構成断面図である。

0018

本実施例について、画像形成装置100は、ベルト状の中間転写体、即ち、中間転写ベルト31の水平部画像形成部1Y、1M、1C、1Kが直列状に配置されたタンデム型中間転写方式の画像形成装置である。外部機器から送信された画像信号に応じて、電子写真方式によりシート材Sにフルカラー画像を形成する。

0019

画像形成部1Y、1M、1C、1Kには、第一の像担持体であるドラム型電子写真感光体(以下、「感光体ドラム」という。)11(11Y、11M、11C、11K)が配設されている。各感光体ドラム11の表面は帯電手段12(12Y、12M、12C、12K)により均一に帯電処理される。帯電後の感光体ドラム11の表面(第一の像担持体上)は、画像信号に応じて露光手段13(13Y、13M、13C、13K)により露光され、静電潜像を形成される。形成された静電潜像は、現像手段14(14Y、14M、14C、14K)によって、それぞれの対応する現像剤(トナー)の、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)、K(ブラック)が付着されて各色トナー像として現像される。

0020

第二の像担持体としての中間転写ベルト31は、駆動ローラ33、テンションローラ34と二次転写を行うための二次転写対向ローラ32によって張架されて回転する。中間転写ベルト31の内周面側には、感光体ドラム11(11Y、11M、11C、11K)に対向する位置に一次転写を行うための一次転写手段である一次転写ローラ35(35Y、35M、35C、35K)が配置されている。

0021

イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの各色トナー像は、順次中間転写ベルト31上(中間転写体上)の同一画像位置に一次転写ローラ35(35Y、35M、35C、35K)によって一次転写される。

0022

トナー像の一次転写後に感光体ドラム11に残留するトナーは感光体ドラム11のまわりに配設された感光体クリーニング装置15(15Y、15M、15C、15K)にて除去される。一方、給紙カセット61、62、63、64に格納されたシート材Sは、給紙ローラ71、72、73、74のいずれかが回転することで給紙搬送路81へ搬送される。

0023

次に、レジストローラ75は、中間転写ベルト31上のトナー像とタイミングを合わせて二次転写ローラ41と二次転写対向ローラ32の接触によって形成される二次転写部T2に記録媒体であるシート材Sを給送する。中間転写ベルト31上に形成されたトナー像は二次転写部T2において、シート材S上に転写される。

0024

次に、トナー像が転写されたシート材Sは、搬送ベルト42により熱定着装置5に搬送され、熱定着装置5で加熱圧着することによりトナー像をシート材Sの表面に固着させてフルカラー画像が定着される。その後、シート材Sは排紙搬送経路82を通って排紙トレイ65に送り出される。

0025

二次転写されずに中間転写ベルト31上に残ったトナーは中間転写体クリーニング装置36にて回収される。

0026

次に、本発明の一実施例である第二の像担持体としての中間転写体をクリーニングする中間転写体クリーニング装置36について更に詳細に説明する。

0027

図2は本発明に係る中間転写体クリーニング装置36の一実施例を示した概略構成断面図である。

0028

本実施例にて、中間転写体クリーニング装置36には、クリーニング部材として、中間転写ベルト31の回転移動方向に対して上流側に配置された第1のファーブラシ90と、下流側に配置された第2のファーブラシ91を設けている。ファーブラシ90、91はそれぞれ中間転写ベルト31に対して接触してカウンタ方向(接触位置にて逆方向)に回転するように設けている。そして、それぞれのファーブラシ90、91には、それぞれの電源90P、91Pからバイアスローラ92、93を介して各々異なる極性のバイアスを印加する。これらのファーブラシ90、91とバイアスローラ92、93はクリーニング装置36を構成するクリーニング容器95によって支持されている。

0029

それぞれバイアスローラ92、93は、ファーブラシ90、91に接触させて順方向(接触位置にて同方向)に回転するように配置されている。そして、本実施例では、中間転写ベルト31の回転移動方向上流側のバイアスローラ92に電源90Pから負極性電圧を印加し、下流側のバイアスローラ93に電源91Pから正極性の電圧を印加する。

0030

2次転写部T2を通過してきた転写残トナーは主に正極性に帯電されており、中間転写ベルト31の矢印方向への回転とともに、第1のファーブラシ90を用いて負極性のバイアスを印加して静電的に中間転写ベルト31表面のクリーニングを行う。仮に、バイアスローラ92に−3.5kV印加すると、第1のファーブラシ90は−2.0kVとなり、中間転写ベルト31上(第二の像担持体上)の正極性の転写残トナーがファーブラシ90側(ファーブラシ上)に転移する。ファーブラシ90に転移したトナーをさらに電位差によりファーブラシ90からバイアスローラ92に転移させる。バイアスローラ92には、クリーニングブレード96の先端を押し当て、転移したトナーをバイアスローラ92から掻き落とす。

0031

さて、第1のファーブラシ90で中間転写ベルト31上のトナーを除去するが、中間転写ベルト31上にはまだ転写残トナーが残っている。それらのトナーは、第1のファーブラシ90に印加される負極性のバイアスにより、負極性に帯電される。これは、電荷注入または放電により帯電されるものと考えられる。

0032

次いで第2のファーブラシ91を用いて今度は正極性のバイアスを印加してクリーニングを行うことにより、ファーブラシ90で取りきれなかった転写残トナーを除去することができる。除去したトナーは、電位差によりファーブラシ91からバイアスローラ93に転移させる。バイアスローラ93には、クリーニングブレード97の先端を押し当て、転移したトナーをバイアスローラ93から掻き落とす。

0033

ブレード96、97で掻き落としたトナーは、回収トナースクリュー94にて搬送されて不図示の廃トナータンクに回収する。又、不図示のトナーリサイクル装置を用いて現像装置14に戻すようにしても良い。

0034

さて、第2のファーブラシ91でのクリーニング後は、中間転写ベルト31上のほとんどの転写残トナーが除去されるが、中間転写ベルト31上にはまだ少しのトナーが残っている場合がある。それらの転写残トナーは、ファーブラシ91に印加される正極性のバイアスにより、正極性に帯電している。この転写残トナーは、イエローの1次転写位置で感光体ドラム11Y側に逆転写して感光体クリーニング装置15Yで回収することができる。

0035

また、通常の画像形成以外にもパッチパターンを使用することがある。その際には中間転写体クリーニング装置36に到達するパッチ像のトナー、即ち、パッチトナーは、二次転写部T2での電圧印加がないので、負極性に帯電されている。そのため、第1のファーブラシ90ではトナーは除去されず、第2のファーブラシ91によりパッチトナーを除去することとなる。

0036

次に、本発明に係る中間転写体クリーニング装置36におけるクリーニングブラシ90、91の構成について更に詳しく説明する。

0037

図6は従来の中間転写体クリーニング装置36Aの概略構成断面図である。

0038

従来の中間転写ベルト31上のトナークリーニング動作において、第2のファーブラシ91とバイアスローラ93の接触部および、ブレード97とバイアスローラ93の接触部から飛散トナーが発生していた。発生する飛散トナーは、ファーブラシ91と中間転写ベルト31の回転によって引き起こされる空気の流れにより、図6に示す飛散トナー流出経路に沿ってクリーニング装置外部空間Lに流出していた。この飛散トナーがクリーニング装置外部空間Lに流出することによって、画像形成装置100内部の汚染を招き、画像不良を引き起こしていた。

0039

そこで本発明では、図2図3(a)、(b)に示すようにクリーニング装置36のクリーニング容器95に突起状の飛散防止部95aをファーブラシ91に侵入するように配置し、バイアスローラ93をクリーニング装置外部空間Lに対して遮蔽している。このことで、飛散トナーが画像形成装置100内部へ流出することを防いでいる。

0040

ここで、本実施例では飛散防止部95aはクリーニング容器95に一体に形成されているが、図4(a)に示すように飛散防止部95aを別部材としてクリーニング容器95に着脱する構成としてもよい。又、図4(b)に示すようにシート状部材とされる飛散防止部95aをファーブラシ91に侵入させるよう、クリーニング容器95に貼りつけてもよい。

0041

次に、図3(a)、(b)を参照してファーブラシ91に対する飛散防止部95aの侵入量について説明する。ファーブラシ91に対する飛散防止部95aの侵入量Aと、バイアスローラ93の侵入量Bの関係は、
(飛散防止部95a侵入量A)<(バイアスローラ93侵入量B)
とすることが望ましい。例えば侵入量A=1.0mm、侵入量B=2.0mmとされる。

0042

この関係が満たされない場合、バイアスローラ93侵入量Bが飛散防止部95a侵入量Aより小さい場合には次のことが起こる。

0043

つまり、バイアスローラ93によって回収しきれずにファーブラシ91の毛の根元に残っているトナーが、飛散防止部95aによる毛の起こし効果によってはじき飛ばされる。これにより、クリーニング装置外部空間Lにトナーを流出させる。よって、上記のように侵入量の関係はA<Bであることが望ましい。

0044

次に、飛散防止部95aの侵入位置について説明する。

0045

本実施例では飛散防止部95aの侵入位置を、バイアスローラ93とファーブラシ91の接触部に対し、ファーブラシ91の回転方向下流側直後に配置する。この配置はファーブラシ91の回転軸に垂直な面での概略図である図4の角度zが鋭角となるような配置である。角度zは、飛散防止部95aの侵入開始点SAとファーブラシ91の回転中心91Aとバイアスローラ93の侵入終了点SCを結んだ線分によって形成される角度で、ファーブラシ91が中間転写ベルト31とは当接していない側に形成される角度である。

0046

角度zを鋭角となるような配置にすることによって、クリーニング装置36内部の飛散トナーがファーブラシ91表面に付着する面積を小さくしている。これは、バイアスローラ93によってトナーを除去されたファーブラシ91上に再度クリーニング装置36内部の飛散トナーが付着し、付着したトナーをクリーニング装置外部空間Lへはじき飛ばすのを防止する。それと共に、ファーブラシ91をきれいな状態で中間転写ベルト31に当接させ、中間転写ベルト31をクリーニングすることができる。

0047

次に飛散防止部95aの侵入部外形形状について、図3(a)を参照して説明する。

0048

ここで、飛散防止部95aの中間転写ベルト31側(第二の像担持体側)の面と、飛散防止部95aの侵入終了点SBにおけるファーブラシ91の外周円上の接線が形成する角度をyとする。ファーブラシ91に再付着した飛散トナーがクリーニング装置外部空間Lへはじき飛ぶのを防止するため、飛散防止部95aの侵入終了点SBにおける角度yをできるだけ小さくする形状にしている。この角度yをできるだけ小さくする形状にすることにより、一度倒れた毛が徐々に起きあがるためトナーがはじき飛ばされにくい効果が得られる。

0049

さらに、飛散防止部95aの侵入開始点SAにおけるファーブラシ91の外周円上の接線と、飛散防止部95aのバイアスローラ側の面が形成する角度をxとすると、飛散防止部95aの侵入開始点における角度xについてはより大きくする。これにより、ファーブラシ91と飛散防止部95aの接触面積を減らし、摩擦によるファーダメージを軽減させることができる。

0050

次に、飛散防止部95aとファーブラシ91の接触部における空間の幅(G)、即ち侵入量について述べる。

0051

図3(b)に示す様に、飛散防止部95aとファーブラシ91の接触部における空間の幅(G)を、次の3条件にして実験を行った。

0052

図3(b)に示すA1は隙間(G)=1mm、A2は隙間(G)=0mm、A3は隙間(G)=−1mm(侵入量A=1mm)にて、飛散防止部95aとファーブラシ91の関係を変化させて実験を行った。ここで、隙間(G)=−1mm、即ち侵入量A=1mmは、本発明構成に当たる。

0053

表1は上記条件にて行った飛散トナー量の実験結果である。なお、測定は粒子粒径分布測定器を用いて、トナー粒径に該当する粒子個数カウントしている。

0054

0055

実験結果によると、隙間(G)=0mmとなるようにファーブラシ91に対して飛散防止部95aを配置した場合でも流出トナーが確認されており、わずかに接触する程度ではファーブラシの毛の間隔をすり抜けてトナーが流出していることを表している。一方、本発明の構成である隙間(G)=−1mm、即ち侵入量A=1mmで飛散防止部95aを配置した場合の飛散トナーの測定結果はほぼ0であり、完全に飛散トナーの流出を防いでいることを表している。

0056

さらに本発明では、クリーニング装置36外部Lへの飛散トナー流出を防止すると共に、ファーブラシ91の外径経時変化を抑制させる効果があることが分かっている。

0057

図5はファーブラシ91外径の経時変化の実験結果のグラフである。

0058

この実験結果によると、飛散防止部95aの侵入部の有無にかかわらず、ファーブラシ91に対して従動回転するバイアスローラ93による毛倒し効果によりファーブラシ91外径が小さくなっていく。しかし、侵入部あり(侵入量A=1mm)の方が、クリーニング装置36動作時間に対する外径経時変化量の割合が小さくなっている。これは侵入部がファーブラシ91の毛を起こす効果があることを示しており、ファーブラシ91のクリーニング能力低減を抑制している。

0059

尚、本実施例ではトナーを担持する像担持体としての中間転写ベルトを一例に挙げて中間転写体クリーニング装置について説明したが、これに限らない。同様の構成のクリーニング装置でのドラム型の中間転写体や感光体のクリーニングについても同様のクリーニング装置とすることができる。また、カラー画像形成装置でのクリーニング装置として説明したが、単色の画像形成装置でも同様のクリーニング装置とすることができる。これら変更態様の画像形成装置は、当業者には周知であるので、詳しい説明は省略する。

0060

31中間転写ベルト
33駆動ローラ
36クリーニング装置
90 第1ファーブラシ
91 第2のファーブラシ
92、93バイアスローラ
94回収トナースクリュー
95クリーニング容器
95a飛散防止部
96、97クリーニングブレード
100画像形成装置
Lクリーニング装置外部空間
SA 飛散防止部の侵入開始点
SB 飛散防止部の侵入終了点
SC バイアスローラ93の侵入終了点

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    【課題】樹脂層を十分に軟化させなくても、粉体を供給したとき、グリッター調の画像を容易につくることができる、樹脂層と粉体とが接触してなる加飾画像を形成する画像形成方法を提供すること。【解決手段】記録媒体... 詳細

  • コニカミノルタ株式会社の「 画像形成方法」が 公開されました。( 2020/04/30)

    【課題】樹脂層と粉体とが接触してなる加飾画像を形成する画像形成方法において、粉体を供給したとき、ミラー調またはパール調から、グリッター調までの画像を要望に応じてつくることができる画像形成方法を提供する... 詳細

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