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課題

抵抗測定に必要な操作を使用者に認識させる。

解決手段

電圧出力部から出力された電圧測定対象に供給されている状態で物理量を測定する測定部と、物理量の測定の際に低圧の電圧を用いる第1測定レンジおよび物理量の測定の際に高圧の電圧を用いる第2測定レンジを切り替えて選択する切り替え操作が可能なファンクションスイッチ31と、リリーススイッチ32と、切り替え操作によって第1測定レンジが選択されたときに低圧の電圧を出力可能な第1状態に電圧出力部を移行させると共に切り替え操作によって第2測定レンジが選択されかつリリーススイッチ32が操作されたときに高圧の電圧を出力可能な第2状態に電圧出力部を移行させる処理部と、表示部15を制御する制御部とを備え、制御部は、切り替え操作によって第2測定レンジが選択されたときに、リリーススイッチ32を操作すべき旨を表示部15に表示させる。

概要

背景

この種の測定装置として、特許2929760号公報に開示されたデジタル絶縁抵抗計が知られている。このデジタル絶縁抵抗計は、直流電源およびマイクロプロセッサなどを備えて、抵抗測定値を表示部に表示可能に構成されている。また、この絶縁抵抗計は、ファンクション切り替えスイッチおよび測定スイッチを備えており、このファンクション切り替えスイッチに対する切り替え操作よって選択されたファンクション(測定レンジ)に対応する大きさの電圧直流電圧)が、測定スイッチに対する操作に応じて測定対象に供給され、この電圧の供給によって流れる電流の値と電圧の値に基づいて絶縁抵抗の測定を行うように構成されている。

ここで、この種の測定装置では、絶縁抵抗を測定する際には、500V〜1000V程度の高圧の電圧が測定対象に供給される。この場合、例えば、導通検査を行うために低抵抗測定用の測定レンジの選択を意図して切り替え操作を行ったにも拘わらず、その意図に反して絶縁抵抗用(高抵抗用)の測定レンジを選択してしまったときには、測定対象に高圧の電圧が供給されて、その測定対象が故障するおそれがある。このような事態を防止するため、発明者は、絶縁抵抗用の測定レンジを選択するためには確認の操作を必要とするように構成した測定装置(絶縁抵抗計)を既に開発している。この測定装置では、確認用のスイッチ(キー)を操作しつつファンクション切り替えスイッチを操作して絶縁抵抗用の測定レンジを選択しない限り、高圧の電圧を供給可能な状態に移行しないように構成されている。また、この測定装置では、高圧の電圧を供給可能な状態に移行させる際に確認用のスイッチを操作しつつファンクション切り替えスイッチを操作する必要があることが装置の表面に記載されており、これによって使用者に対してそのような操作を行うべきことを促している。

概要

抵抗測定に必要な操作を使用者に認識させる。電圧出力部から出力された電圧が測定対象に供給されている状態で物理量を測定する測定部と、物理量の測定の際に低圧の電圧を用いる第1測定レンジおよび物理量の測定の際に高圧の電圧を用いる第2測定レンジを切り替えて選択する切り替え操作が可能なファンクションスイッチ31と、リリーススイッチ32と、切り替え操作によって第1測定レンジが選択されたときに低圧の電圧を出力可能な第1状態に電圧出力部を移行させると共に切り替え操作によって第2測定レンジが選択されかつリリーススイッチ32が操作されたときに高圧の電圧を出力可能な第2状態に電圧出力部を移行させる処理部と、表示部15を制御する制御部とを備え、制御部は、切り替え操作によって第2測定レンジが選択されたときに、リリーススイッチ32を操作すべき旨を表示部15に表示させる。

目的

このため、この測定装置には、絶縁抵抗を測定する際に特別な操作が必要であることを使用者が認識できないことに起因して、絶縁抵抗の測定をスムーズに行えないおそれがあり、この点の改善が望まれている

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

電圧を出力する電圧出力部と、当該電圧出力部から出力された前記電圧が測定対象に供給されている状態で物理量を測定する測定部と、前記物理量を測定する際に低圧の前記電圧を用いる第1測定レンジおよび当該物理量を測定する際に高圧の前記電圧を用いる第2測定レンジを切り替えて選択する切り替え操作が可能な第1スイッチと、前記第2測定レンジを選択する際に用いる第2スイッチと、前記切り替え操作によって前記第1測定レンジが選択されたときに前記低圧の電圧を出力可能な第1状態に前記電圧出力部を移行させると共に当該切り替え操作によって前記第2測定レンジが選択されかつ前記第2スイッチが操作されたときに前記高圧の電圧を出力可能な第2状態に当該電圧出力部を移行させる処理部とを備えた測定装置であって、表示部と、当該表示部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記切り替え操作によって前記第2測定レンジが選択されたときに、前記第2スイッチを操作すべき旨を前記表示部に表示させる表示処理を実行する測定装置。

請求項2

前記第2スイッチは光源を備えて構成され、前記制御部は、前記表示処理を実行する際に前記光源を発光させる請求項1記載の測定装置。

請求項3

前記処理部は、前記電圧出力部を前記第2状態に移行させている状態において当該測定装置に対する予め決められた操作がされない状態が予め決められた時間継続したときには、当該第2状態を解除させる請求項1または2記載の測定装置。

技術分野

0001

本発明は、電圧出力部から出力された電圧を供給して物理量を測定する測定装置に関するものである。

背景技術

0002

この種の測定装置として、特許2929760号公報に開示されたデジタル絶縁抵抗計が知られている。このデジタル絶縁抵抗計は、直流電源およびマイクロプロセッサなどを備えて、抵抗測定値を表示部に表示可能に構成されている。また、この絶縁抵抗計は、ファンクション切り替えスイッチおよび測定スイッチを備えており、このファンクション切り替えスイッチに対する切り替え操作よって選択されたファンクション(測定レンジ)に対応する大きさの電圧(直流電圧)が、測定スイッチに対する操作に応じて測定対象に供給され、この電圧の供給によって流れる電流の値と電圧の値に基づいて絶縁抵抗の測定を行うように構成されている。

0003

ここで、この種の測定装置では、絶縁抵抗を測定する際には、500V〜1000V程度の高圧の電圧が測定対象に供給される。この場合、例えば、導通検査を行うために低抵抗測定用の測定レンジの選択を意図して切り替え操作を行ったにも拘わらず、その意図に反して絶縁抵抗用(高抵抗用)の測定レンジを選択してしまったときには、測定対象に高圧の電圧が供給されて、その測定対象が故障するおそれがある。このような事態を防止するため、発明者は、絶縁抵抗用の測定レンジを選択するためには確認の操作を必要とするように構成した測定装置(絶縁抵抗計)を既に開発している。この測定装置では、確認用のスイッチ(キー)を操作しつつファンクション切り替えスイッチを操作して絶縁抵抗用の測定レンジを選択しない限り、高圧の電圧を供給可能な状態に移行しないように構成されている。また、この測定装置では、高圧の電圧を供給可能な状態に移行させる際に確認用のスイッチを操作しつつファンクション切り替えスイッチを操作する必要があることが装置の表面に記載されており、これによって使用者に対してそのような操作を行うべきことを促している。

先行技術

0004

特許2929760号公報(第2頁、第2図)

発明が解決しようとする課題

0005

ところが、発明者が既に開発している上記の測定装置には、改善すべき以下の課題がある。すなわち、上記の測定装置では、絶縁抵抗を測定する際に用いる高圧の電圧を供給可能な状態に移行させるためには、確認用のスイッチを操作しつつファンクション切り替えスイッチを操作するという特別の操作をする必要がある。しかしながら、このような特別の操作が必要なことを使用者が認識する(気付く)のは、上記のような記載があったとしても比較的困難である。このため、この測定装置には、絶縁抵抗を測定する際に特別な操作が必要であることを使用者が認識できないことに起因して、絶縁抵抗の測定をスムーズに行えないおそれがあり、この点の改善が望まれている。

0006

本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、抵抗を測定するために必要な操作を使用者に認識させ得る測定装置を提供することを主目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記目的を達成すべく請求項1記載の測定装置は、電圧を出力する電圧出力部と、当該電圧出力部から出力された前記電圧が測定対象に供給されている状態で物理量を測定する測定部と、前記物理量を測定する際に低圧の前記電圧を用いる第1測定レンジおよび当該物理量を測定する際に高圧の前記電圧を用いる第2測定レンジを切り替えて選択する切り替え操作が可能な第1スイッチと、前記第2測定レンジを選択する際に用いる第2スイッチと、前記切り替え操作によって前記第1測定レンジが選択されたときに前記低圧の電圧を出力可能な第1状態に前記電圧出力部を移行させると共に当該切り替え操作によって前記第2測定レンジが選択されかつ前記第2スイッチが操作されたときに前記高圧の電圧を出力可能な第2状態に当該電圧出力部を移行させる処理部とを備えた測定装置であって、表示部と、当該表示部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記切り替え操作によって前記第2測定レンジが選択されたときに、前記第2スイッチを操作すべき旨を前記表示部に表示させる表示処理を実行する。

0008

また、請求項2記載の測定装置は、請求項1記載の測定装置において、前記第2スイッチは光源を備えて構成され、前記制御部は、前記表示処理を実行する際に前記光源を発光させる。

0009

また、請求項3記載の測定装置は、請求項1または2記載の測定装置において、前記処理部は、前記電圧出力部を前記第2状態に移行させている状態において当該測定装置に対する予め決められた操作がされない状態が予め決められた時間継続したときには、当該第2状態を解除させる。

発明の効果

0010

請求項1記載の測定装置では、切り替え操作によって第2測定レンジが選択されたときに、第2スイッチを操作すべき旨を表示部に表示させる表示処理を制御部が実行する。このため、この測定装置によれば、第2スイッチを操作しなければ第2状態には移行しないこと(第2測定レンジで物理量を測定するために必要な操作)を認識していない使用者に対して、そのこと(必要な操作)を確実に認識させることができる結果、測定作業をスムーズに行わせることができる。

0011

また、請求項2記載の測定装置では、制御部が表示処理を実行する際に第2スイッチに配設されている光源を発光させる。このため、この測定装置によれば、第2スイッチがどれであるか(どのスイッチを操作すべきか)を使用者に対して確実に認識させることができる結果、測定作業をよりスムーズに行わせることができる。

0012

また、請求項3記載の測定装置では、電圧出力部を第2状態に移行させている状態において測定装置に対する予め決められた操作がされない状態が予め決められた時間継続したときには、処理部が第2状態を解除させる。このため、この測定装置によれば、例えば、第2測定レンジを選択して第2スイッチを操作した後にしばらく時間が経過したときに、電圧出力部が第2状態に移行していることを使用者が忘れて、第1測定レンジを選択したとの誤認識をしたとしても、そのような誤認識に起因して、高圧の測定用電圧が測定対象に供給される事態を確実に防止することができる。

図面の簡単な説明

0013

抵抗測定装置1の構成を示す構成図である。
抵抗測定装置1の斜視図である。
測定値Rmを表示部15に表示させた状態の表示画面図である。
報知画像Giを表示部15に表示させた状態の表示画面図である。

実施例

0014

以下、本発明に係る測定装置の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。

0015

最初に、抵抗測定装置1の構成について、図面を参照して説明する。図1に示す抵抗測定装置1は、測定装置の一例であって、測定対象の抵抗(物理量の一例)を測定可能に構成されている。具体的には、抵抗測定装置1は、同図に示すように、本体部2と、本体部2に接続可能に構成されたプローブ3a,3b(以下、区別しないときには「プローブ3」ともいう)とを備えて構成されている。

0016

本体部2は、図1に示すように、電圧出力部11、測定部12、操作部13、記憶部14、表示部15および制御部16を備えて構成されている。電圧出力部11は、制御部16の制御に従い、測定用の電圧(例えば、直流電圧であって、以下「測定用電圧Vm」ともいう)を出力する出力処理を実行する。この場合、この抵抗測定装置1では、抵抗を測定する際の測定レンジとして、複数(一例として、6種類)の測定レンジが規定されており、測定レンジ毎に測定用電圧Vmの電圧値が規定されている。一例として、この抵抗測定装置1では、各電圧値が、10V、50V、125V、500Vおよび1000Vの6種類に規定されている。このため、電圧出力部11は、操作部13における後述するファンクションスイッチ31に対する切り替え操作によって選択された測定レンジに対応する電圧値の測定用電圧Vmを出力する。

0017

測定部12は、制御部16の制御に従い、測定対象の抵抗(物理量)を測定する測定処理を実行する。具体的には、測定部12は、電流検出回路21、A/D変換回路22および測定回路23を備えて構成されている。電流検出回路21は、切り替え可能な複数のレンジ抵抗を備えて構成され、操作部13における後述するファンクションスイッチ31に対する切り替え操作に従ってこのレンジ抵抗を切り替え、これによって測定レンジを切り替え可能に構成されている。また、電流検出回路21は、電圧出力部11から出力された測定用電圧Vmが測定対象に供給されている状態においてプローブ3a,3b間(測定対象)を流れる電流Iを電圧変換して、電圧信号を生成する。A/D変換回路22は、電流検出回路21によって生成される電圧信号をアナログ−デジタル変換して電圧データを出力する。測定回路23は、A/D変換回路22から出力される電圧データ、および電圧出力部11によって生成される測定用電圧Vmの電圧値に基づいて測定対象の抵抗を測定する(以下、測定された抵抗値を「測定値Rm」ともいう)。

0018

操作部13は、図2に示すように、本体部2の正面パネルに配設されたファンクションスイッチ31、リリーススイッチ32およびメジャースイッチ33等の各種のスイッチを備えて構成され、これらが操作されたときに操作信号を出力する。ファンクションスイッチ31は、第1スイッチに相当し、複数の測定レンジのうちの1つを切り替えて選択したり、抵抗測定装置1の電源オンオフを切り替えたりする切り替え操作が可能なロータリースイッチで構成されている。

0019

リリーススイッチ32は、第2スイッチに相当し、各測定レンジのうちの、高圧の測定用電圧Vm(例えば、500Vおよび1000Vの測定用電圧Vm)を用いて(測定対象に供給して)絶縁抵抗などの高い抵抗を測定する測定レンジ(第2測定レンジに相当し、以下「高抵抗測定レンジ」ともいう)を選択する際に用いる(具体的には、高抵抗測定レンジの選択を確認するための)スイッチであって、一例として押しボタン形のスイッチで構成されている。また、リリーススイッチ32は、内部に光源(一例として、LED光源)を備えて構成され、制御部16の制御に従って光源が発光する。メジャースイッチ33は、測定を指示するためのスイッチであって、このメジャースイッチ33が操作(オン操作)されたときに、制御部16が電圧出力部11に対する出力処理や測定部12に対する測定処理の実行を指示する。

0020

記憶部14は、制御部16の制御に従い、測定部12によって測定された測定値Rmを記憶する。表示部15は、図2に示すように、一例として、本体部2の正面パネルに配設された液晶ディスプレイで構成され、制御部16の制御に従って測定値Rmを表示する(図3参照)。また、表示部15は、制御部16の制御に従って後述する報知画像Giを表示する(図4参照)。

0021

制御部16は、操作部13から出力される操作信号に従って各種の処理を実行すると共に、抵抗測定装置1を構成する各部を制御する。具体的には、制御部16は、処理部として機能して、各測定レンジのうちの、低圧(例えば、10V、50V、125Vおよび250V)の測定用電圧Vmを用いて(測定対象に供給して)比較的低い抵抗を測定する測定レンジ(第1測定レンジに相当し、以下「低抵抗測定レンジ」ともいう)がファンクションスイッチ31に対する切り替え操作によって選択されたときには、上記した低圧の測定用電圧Vmをメジャースイッチ33に対するオン操作に応じて出力可能な状態(第1状態に相当し、以下「低電圧出力待機状態」ともいう)に電圧出力部11を移行させる。

0022

また、制御部16は、ファンクションスイッチ31に対する切り替え操作によって高抵抗測定レンジが選択されたときには、その状態において操作部13のリリーススイッチ32が操作されたときにのみ上記した高圧の測定用電圧Vmをメジャースイッチ33に対するオン操作に応じて出力可能な状態(第2状態に相当し、以下「高電圧出力待機状態」ともいう)に電圧出力部11を移行させる。つまり、制御部16は、ファンクションスイッチ31に対する切り替え操作によって高抵抗測定レンジが選択されたとしても、操作部13のリリーススイッチ32が操作されない限り、電圧出力部11を高電圧出力待機状態には移行させない。

0023

また、制御部16は、電圧出力部11を高電圧出力待機状態に移行させている状態において、メジャースイッチ33に対するオン操作(抵抗測定装置1に対する予め決められた操作の一例)がされない状態が予め決められた時間(例えば、5分間)継続したときに、この高電圧出力待機状態を解除する。

0024

また、制御部16は、上記した低電圧出力待機状態および高電圧出力待機状態において操作部13のメジャースイッチ33がオン操作されたときに、電圧出力部11を制御して、選択された測定レンジに対応する電圧値の測定用電圧Vmを出力する出力処理を実行させると共に、測定部12を制御して測定処理を実行させる。

0025

さらに、制御部16は、ファンクションスイッチ31に対する切り替え操作によって高抵抗測定レンジが選択されたときには、表示処理を実行して、リリーススイッチ32を操作すべき旨を示す報知画像Gi(図4参照)を表示部15に表示させる。また、制御部16は、表示処理を実行する際に、リリーススイッチ32に配設されている光源を発光させる。また、制御部16は、測定部12によって測定された測定値Rmを記憶部14に記憶させると共に、測定値Rmを表示部15に表示させる。

0026

各プローブ3は、本体部2の電圧出力部11から出力される測定用電圧Vmを測定対象に供給すると共に、測定用電圧Vmの供給によって測定対象に流れる電流Iを本体部2の測定部12に入力させる。この場合、この抵抗測定装置1では、図2に示すように、各プローブ3の一方(この例では、プローブ3a)が、ペン形に構成され、各プローブ3の他方(この例では、プローブ3b)が、測定対象を挟んで接続させるクリップ形に構成されている。

0027

次に、抵抗測定装置1を用いて測定対象の抵抗を測定する方法、およびその際の抵抗測定装置1の動作について、図面を参照して説明する。なお、初期状態では、電源がオフ状態となっているものとする。

0028

この抵抗測定装置1を用いて、低抵抗測定レンジで測定対象の抵抗を測定するときには、操作部13のファンクションスイッチ31を操作して、「OFF」の位置(図2参照)から、複数の低抵抗測定レンジのうちの1つ(例えば、10Vの測定用電圧Vmを用いて抵抗を測定する測定レンジ)を示す位置(同図に示す「10V」の位置)に回動させて、その低抵抗測定レンジを選択する。この際に、抵抗測定装置1を構成する各部に電源が供給され、制御部16が各部に対する制御を開始する。

0029

また、制御部16は、ファンクションスイッチ31に対する切り替え操作によって選択された低抵抗測定レンジに対応する電圧値(この例では、10V)の測定用電圧Vmを出力可能な低電圧出力待機状態に電圧出力部11を移行させる。

0030

次いで、測定対象における1つの被接触部位をクリップ形のプローブ3bで挟み、測定対象における他の1つの被接触部位にプローブ3aの先端部を接触させる。続いて、操作部13のメジャースイッチ33をオン操作する。次いで、制御部16は、メジャースイッチ33に対するオン操作(操作部13から出力された操作信号)に応じて電圧出力部11を制御して出力処理を実行させ、電圧値が10Vの測定用電圧Vmを出力させる。この際に、電圧出力部11から出力された測定用電圧Vmがプローブ3a,3bを介して測定対象に供給される。

0031

続いて、制御部16は、測定部12を制御して測定処理を実行させる。この測定処理では、測定部12の電流検出回路21が、測定用電圧Vmの供給に伴ってプローブ3a,3b間を流れる電流Iを電圧変換して電圧信号を生成する。

0032

次いで、測定部12のA/D変換回路22が、電流検出回路21によって生成された電圧信号をアナログ−デジタル変換して電圧データを出力する。続いて、測定部12の測定回路23が、A/D変換回路22から出力された電圧データ、および電圧出力部11によって生成される測定用電圧Vmの電圧値に基づいて測定対象の(プローブ3a,3bが接触している被接触部位間の)抵抗を測定する。

0033

次いで、制御部16は、測定部12によって測定された抵抗の測定値Rmを記憶部14に記憶させると共に、表示部15を制御して、図3に示すように、測定値Rmを表示させる。続いて、測定を終了する際には、メジャースイッチ33をオフ操作する。この際に、制御部16は、電圧出力部11を制御して測定用電圧Vmの出力を停止させると共に、測定部12を制御して測定処理を停止させる。以上により、低抵抗測定レンジでの測定対象の抵抗測定が終了する。

0034

次いで、抵抗測定装置1を用いて、高抵抗測定レンジで測定対象の抵抗(絶縁抵抗)を測定するときには、操作部13のファンクションスイッチ31を操作して、「10V」の位置(図2参照)から、2つの高抵抗測定レンジのうちの1つ(例えば、500Vの測定用電圧Vmを用いて抵抗を測定する測定レンジ)を示す位置(同図に示す「500V」の位置)に回動させて、その高抵抗測定レンジを選択する。

0035

続いて、制御部16は、操作部13から出力される操作信号に基づいてファンクションスイッチ31に対する切り替え操作によって高抵抗測定レンジが選択されたと判別して、表示処理を実行する。この表示処理では、制御部16は、表示部15を制御して、図4に示すように、操作部13のリリーススイッチ32を操作すべき旨を示す報知画像Gi(一例として、「リリーススイッチを押してください」との文字で構成さたれ画像)を表示させる。この場合、報知画像Giの表示位置は、同図に示すように、表示部15の表示領域における中央部でもよいし、リリーススイッチ32に近い位置(この例では、表示部15の表示領域における右下の位置)でもよい。また、報知画像Giを目立たせるために報知画像Giを点滅させる(表示および非表示を一定周期で繰り返す)表示形態を採用することもできる。

0036

また、制御部16は、表示処理を実行する際に、リリーススイッチ32に配設されている光源を発光させる。この場合、光源を連続的に発光(連続点灯)させてもよいし、光源を点滅させてもよい。

0037

ここで、この抵抗測定装置1では、ファンクションスイッチ31に対する切り替え操作によって高抵抗測定レンジが選択されたとしても、その状態において操作部13のリリーススイッチ32が操作されない限り、制御部16は、電圧出力部11を高電圧出力待機状態には移行させない。このため、この抵抗測定装置1では、例えば、導通検査を行うために低抵抗測定レンジの選択を意図してファンクションスイッチ31に対する操作を行ったにも拘わらず、その意図に反して高抵抗測定レンジを選択した状態でメジャースイッチ33をオン操作したとしても、高圧の測定用電圧Vmが出力されない結果、高圧の測定用電圧Vmの供給によって測定対象が故障する事態を確実に防止することが可能となっている。

0038

一方、リリーススイッチ32を操作すべきことを報知する手段を備えていない構成では、リリーススイッチ32を操作しなければ高電圧出力待機状態に移行しないことを使用者が認識していないときには、使用者はメジャースイッチ33をオン操作しても抵抗測定が行われない理由が理解できず、その結果、測定作業をスムーズに行うことが困難となる。これに対して、この抵抗測定装置1では、ファンクションスイッチ31に対する切り替え操作によって高抵抗測定レンジが選択されたときに、制御部16が上記した表示処理を実行することで、報知画像Giが表示部15に表示される。

0039

このため、この抵抗測定装置1では、リリーススイッチ32を操作しなければ高電圧出力待機状態には移行しないことを認識していない使用者に対してこの旨(高抵抗測定レンジで抵抗を測定するために必要な操作)を確実に認識させることができる結果、測定作業をスムーズに行わせることが可能となっている。また、この抵抗測定装置1では、制御部16が表示処理を実行する際に、リリーススイッチ32に配設されている光源を発光させるため、リリーススイッチ32がどれであるか(どのスイッチを操作すべきか)を使用者に対して確実に認識させることが可能となっている。

0040

次いで、高抵抗測定レンジが選択されている状態で、リリーススイッチ32を操作したときには、制御部16は、選択された高抵抗測定レンジに対応する電圧値(この例では、500V)の測定用電圧Vmを出力可能な高電圧出力待機状態に電圧出力部11を移行させる。また、制御部16は、電圧出力部11を高電圧出力待機状態に移行させたときには、表示処理を終了して報知画像Giの表示を停止すると共に、リリーススイッチ32に配設されている光源の発光を停止させる。

0041

続いて、上記した低抵抗測定レンジで抵抗を測定する際の手順と同様にして、測定対象の各被接触部位にプローブ3a,3bをそれぞれ接触させた後に、操作部13のメジャースイッチ33をオン操作する。次いで、制御部16は、メジャースイッチ33に対するオン操作に応じて電圧出力部11を制御して出力処理を実行させ、電圧値が500Vの測定用電圧Vmを出力させる。この際に、電圧出力部11から出力された測定用電圧Vmがプローブ3a,3bを介して測定対象に供給される。

0042

続いて、制御部16は、測定部12を制御して上記した測定処理を実行させる。次いで、制御部16は、測定部12によって測定された抵抗の測定値Rmを記憶部14に記憶させると共に、表示部15を制御して、測定値Rmを表示させる。続いて、測定を終了する際には、メジャースイッチ33をオフ操作する。この際に、制御部16は、電圧出力部11を制御して測定用電圧Vmの出力を停止させると共に、測定部12を制御して測定処理を停止させる。以上により、高抵抗測定レンジでの測定対象の抵抗測定が終了する。

0043

一方、上記した高電圧出力待機状態において、操作部13のメジャースイッチ33に対するオン操作(予め決められた操作)が例えば5分間(予め決められた時間)以上操作されないときには、制御部16は、高電圧出力待機状態を解除する。また、制御部16は、高電圧出力待機状態を解除したときには、上記した表示処理を実行して報知画像Giを表示部15に表示させると共に、リリーススイッチ32に配設されている光源を発光させる。

0044

ここで、高抵抗測定レンジを選択してリリーススイッチ32を操作した後にしばらく時間が経過したときには、使用者がそのこと(電圧出力部11が高電圧出力待機状態に移行していること)を忘れて、低抵抗測定レンジを選択したとの誤認識をするおそれがある。この場合、時間の経過に拘わらず高電圧出力待機状態が継続する構成では、このように使用者が誤認識をしているときには、低圧の測定用電圧Vmが供給されるとの使用者の意図(誤認識)に反して高圧の測定用電圧Vmが測定対象に供給されることとなる。これに対して、この抵抗測定装置1では、上記したように、高電圧出力待機状態において操作部13のメジャースイッチ33に対するオン操作が5分間以上操作されないときには、制御部16によって高電圧出力待機状態が解除される。このため、この抵抗測定装置1では、リリーススイッチ32を操作した後にしばらく時間が経過したときの使用者の誤認識に起因して、高圧の測定用電圧Vmが測定対象に供給される事態を確実に防止することが可能となっている。

0045

このように、この抵抗測定装置1では、ファンクションスイッチ31に対する切り替え操作によって高抵抗測定レンジが選択されたときに、リリーススイッチ32を操作すべき旨を表示部15に表示させる表示処理を制御部16が実行する。このため、この抵抗測定装置1によれば、リリーススイッチ32を操作しなければ高電圧出力待機状態(第2状態)には移行しないこと(高抵抗測定レンジで抵抗を測定するために必要な操作)を認識していない使用者に対して、そのこと(必要な操作)を確実に認識させることができる結果、測定作業をスムーズに行わせることができる。

0046

また、この抵抗測定装置1では、制御部16が表示処理を実行する際にリリーススイッチ32に配設されている光源を発光させる。このため、この抵抗測定装置1によれば、リリーススイッチ32がどれであるか(どのスイッチを操作すべきか)を使用者に対して確実に認識させることができる結果、測定作業をよりスムーズに行わせることができる。

0047

また、この抵抗測定装置1では、電圧出力部11を高電圧出力待機状態(第2状態)に移行させている状態において抵抗測定装置1に対する予め決められた操作(メジャースイッチ33に対するオン操作)がされない状態が予め決められた時間(この例では5分間)継続したときには、制御部16が高電圧出力待機状態を解除する。このため、この抵抗測定装置1によれば、例えば、高抵抗測定レンジを選択してリリーススイッチ32を操作した後にしばらく時間が経過したときに、電圧出力部11が高電圧出力待機状態に移行していることを使用者が忘れて、低抵抗測定レンジを選択したとの誤認識をしたとしても、そのような誤認識に起因して、高圧の測定用電圧Vmが測定対象に供給される事態を確実に防止することができる。

0048

なお、測定装置の構成は、上記した構成に限定されない。例えば、500Vおよび1000Vの測定用電圧Vmを用いて抵抗を測定する測定レンジを高抵抗測定レンジ(表示処理を実行する測定レンジ)として規定した例について上記したが、これらは一例であって、高抵抗測定レンジや低抵抗測定レンジの種類は任意に規定することができる。また、表示処理において表示させる上記の報知画像Giの内容も一例であって、第2スイッチとしてのリリーススイッチ32を操作すべき旨を表示する任意の内容に変更することができる。

0049

また、測定値Rmを表示する表示部15に報知画像Giを表示させる例について上記したが、リリーススイッチ32(第2スイッチ)を操作すべき旨を表示する専用の表示部を表示部15とは別に設ける構成を採用することもできる。また、アナログ式メータで測定値Rmを表示し、リリーススイッチ32を操作すべき旨(報知画像Gi)だけを表示部に表示させる構成を採用することもできる。

0050

また、高電圧出力待機状態(第2状態)において、メジャースイッチ33に対するオン操作が予め決められた時間としての5分間以上されないときに、高電圧出力待機状態を解除する例について上記したが、この予め決められた時間は5分間に限定されず任意に規定することができる。また、高電圧出力待機状態において、メジャースイッチ33以外の他のスイッチのいずれかに対する操作が予め決められた時間以上されないときに、高電圧出力待機状態を解除する構成を採用することもできる。

0051

また、抵抗を測定する抵抗測定装置1に適用した例について上記したが、電圧、電流および電力などの他の物理量を測定する測定装置や、これらの物理量および抵抗の2種類以上を測定する測定装置に適用することもできる。

0052

絶縁抵抗測定装置
11電圧出力部
12測定部
15 表示部
16 制御部
31ファンクションスイッチ
32リリーススイッチ
33メジャースイッチ
Rm測定値
Vm 測定用電圧

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