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技術 遊技機

出願人 株式会社サンセイアールアンドディ
発明者 椿谷悠平野泰弘
出願日 2012年4月24日 (8年8ヶ月経過) 出願番号 2012-098455
公開日 2013年11月7日 (7年1ヶ月経過) 公開番号 2013-226177
状態 特許登録済
技術分野 弾球遊技機(パチンコ等)
主要キーワード 回動ロック機構 一軸部材 径方向外側寄り 外縁付近 センターベース シャフト挿通孔 光源支持部材 被動歯車
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2013年11月7日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (13)

課題

形態変化部やこの形態を変化させるための構成に対する負荷が抑制される遊技機を提供すること。

解決手段

形態変化部30が第一形態にあるときに軸部材20を一方へ回動させると、この回動する軸部材20に連結された第一装飾体31が付勢部材325によって付勢された第二装飾体32を押圧することにより軸部材20の回動力が両装飾体31、32を介してベース部材40まで伝達されて当該ベース部材40が回動し、少なくとも第一装飾体31による押圧力により第二装飾体32が付勢部材325の付勢力に抗して第二支点を中心として第二シャフト321を第二スライド部42に係合させながら第二方向に回動するとともに、一方へ回動する軸部材20に連結された第一装飾体31が第一支点を中心として第一シャフト311を第一スライド部41に係合させながら第一方向に回動し、形態変化部30が第二形態へと変化する遊技機1とした。

概要

背景

例えば特許文献1には、回動させることによって外観が変化する回動装飾体ユニット(3100)を備えた遊技機が記載されている。かかる回動装飾体ユニットは、回動によって発生する遠心力によって、回動装飾体(3102)の一部を回動部材(3112,3114)よりも外側に突出させるものである。

概要

形態変化部やこの形態を変化させるための構成に対する負荷が抑制される遊技機を提供すること。形態変化部30が第一形態にあるときに軸部材20を一方へ回動させると、この回動する軸部材20に連結された第一装飾体31が付勢部材325によって付勢された第二装飾体32を押圧することにより軸部材20の回動力が両装飾体31、32を介してベース部材40まで伝達されて当該ベース部材40が回動し、少なくとも第一装飾体31による押圧力により第二装飾体32が付勢部材325の付勢力に抗して第二支点を中心として第二シャフト321を第二スライド部42に係合させながら第二方向に回動するとともに、一方へ回動する軸部材20に連結された第一装飾体31が第一支点を中心として第一シャフト311を第一スライド部41に係合させながら第一方向に回動し、形態変化部30が第二形態へと変化する遊技機1とした。

目的

本発明が解決しようとする課題は、形態変化部やこの形態を変化させるための構成に対する負荷が抑制される遊技機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

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請求項1

遊技状態に応じて駆動する駆動部と、この駆動部によって回動する軸部材と、この軸部材に連結された第一装飾体、およびこの第一装飾体に接触する方向に付勢部材によって付勢された第二装飾体を有し、前記軸部材の回動によってこれら第一装飾体および第二装飾体が変位し、第一形態から第二形態へと形態を変えることが可能な形態変化部と、前記第一装飾体に設けられた第一シャフトスライド可能に係合する第一スライド部、および前記第二装飾体に設けられた第二シャフトがスライド可能に係合する第二スライド部を有し、前記第一装飾体を第一支点を中心として回動自在に支持するとともに、前記第二装飾体を第二支点を中心として回動自在に支持するベース部材と、を備え、前記形態変化部が第一形態にあるときに前記軸部材を一方へ回動させると、この回動する軸部材に連結された第一装飾体が前記付勢部材によって付勢された前記第二装飾体を押圧することにより前記軸部材の回動力が両装飾体を介して前記ベース部材まで伝達されて当該ベース部材が回動し、少なくとも前記第一装飾体による押圧力により前記第二装飾体が前記付勢部材の付勢力に抗して前記第二支点を中心として前記第二シャフトを前記第二スライド部に係合させながら第二方向に回動するとともに、前記一方へ回動する軸部材に連結された第一装飾体が前記第一支点を中心として前記第一シャフトを前記第一スライド部に係合させながら第一方向に回動し、前記形態変化部が前記第二形態へと変化することを特徴とする遊技機

請求項2

前記ベース部材には、第一ロック部が設けられ、前記ベース部材の後方には、前記第一ロック部と対になる第二ロック部が設けられており、前記形態変化部が前記第二形態にあるときに前記軸部材を他方へ回動させると、前記ロック部同士が噛み合うことにより前記ベース部材の回動が規制されて、当該他方へ回動する軸部材に連結された第一装飾体が前記第一支点を中心として前記第一シャフトを前記第一スライド部に係合させながら前記第一方向の反対方向に回動するとともに、前記第二装飾体が前記付勢部材の付勢力によって前記第二支点を中心として前記第二シャフトを前記第二スライド部に係合させながら前記第二方向の反対方向に回動し、前記形態変化部が前記第一形態へと変化することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。

請求項3

前記第一スライド部の形状と前記第二スライド部の形状とは異なることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。

請求項4

前記第二スライド部は、前記第二方向が前記軸部材の中心側から外側に向かう方向となるように形成されていることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。

請求項5

前記形態変化部は、ある一つの第一装飾体とそれに接触する一つの第二装飾体を含む装飾体組を複数有し、前記形態変化部が前記第一形態にあるときには、ある装飾体組を構成する第一装飾体は、隣り合う別の装飾体組を構成する第二装飾体と重なっていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の遊技機。

請求項6

前記形態変化部が前記第一形態にあるときには、前記第一シャフトおよび前記第二シャフトは、それぞれ前記第一スライド部および前記第二スライド部の一端にあり、前記形態変化部が前記第二形態にあるときには、前記第一シャフトおよび前記第二シャフトは、それぞれ前記第一スライド部および前記第二スライド部の他端にあることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の遊技機。

請求項7

前記形態変化部が前記第一形態にあるときには、前記第一装飾体および前記第二装飾体の全部が前記ベース部材の外縁よりも内側にあり、前記形態変化部が前記第二形態にあるときには、少なくとも前記第二装飾体の一部が前記ベース部材の外縁よりも外側に突出することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の遊技機。

請求項8

前記軸部材を前記第一シャフトに連結する連結部材を備え、前記軸部材の回動に伴って前記連結部材が回動することで、前記第一シャフトが前記第一スライド部をスライドすることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の遊技機。

請求項9

前記ベース部材の後方には、発光部が設けられており、前記ベース部材には、複数の反射部と複数の開口部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の遊技機。

技術分野

0001

本発明は、遊技状態に応じて形態を変化させる演出用形態変化部を備えたパチンコ遊技機などの遊技機に関する。

背景技術

0002

例えば特許文献1には、回動させることによって外観が変化する回動装飾体ユニット(3100)を備えた遊技機が記載されている。かかる回動装飾体ユニットは、回動によって発生する遠心力によって、回動装飾体(3102)の一部を回動部材(3112,3114)よりも外側に突出させるものである。

先行技術

0003

特開2010−279548号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかし、上記回動装飾体ユニットにおいて、遠心力を受けた回動装飾体は、その第二軸部材(3118)が案内部(3112b)をスライドしつつ、第一軸部材(3116)を中心として回動する。したがって、回動の支点となる第一軸部材には相当な負荷がかかり、破損してしまうおそれがある。

0005

上記実情に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、形態変化部やこの形態を変化させるための構成に対する負荷が抑制される遊技機を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

上記課題を解決するためになされた請求項1の発明にかかる遊技機は、遊技状態に応じて駆動する駆動部と、この駆動部によって回動する軸部材と、この軸部材に連結された第一装飾体、およびこの第一装飾体に接触する方向に付勢部材によって付勢された第二装飾体を有し、前記軸部材の回動によってこれら第一装飾体および第二装飾体が変位し、第一形態から第二形態へと形態を変えることが可能な形態変化部と、前記第一装飾体に設けられた第一シャフトスライド可能に係合する第一スライド部、および前記第二装飾体に設けられた第二シャフトがスライド可能に係合する第二スライド部を有し、前記第一装飾体を第一支点を中心として回動自在に支持するとともに、前記第二装飾体を第二支点を中心として回動自在に支持するベース部材と、を備え、前記形態変化部が第一形態にあるときに前記軸部材を一方へ回動させると、この回動する軸部材に連結された第一装飾体が前記付勢部材によって付勢された前記第二装飾体を押圧することにより前記軸部材の回動力が両装飾体を介して前記ベース部材まで伝達されて当該ベース部材が回動し、少なくとも前記第一装飾体による押圧力により前記第二装飾体が前記付勢部材の付勢力に抗して前記第二支点を中心として前記第二シャフトを前記第二スライド部に係合させながら第二方向に回動するとともに、前記一方へ回動する軸部材に連結された第一装飾体が前記第一支点を中心として前記第一シャフトを前記第一スライド部に係合させながら第一方向に回動し、前記形態変化部が前記第二形態へと変化することを要旨とする。

0007

請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記ベース部材には、第一ロック部が設けられ、前記ベース部材の後方には、前記第一ロック部と対になる第二ロック部が設けられており、前記形態変化部が前記第二形態にあるときに前記軸部材を他方へ回動させると、前記ロック部同士が噛み合うことにより前記ベース部材の回動が規制されて、当該他方へ回動する軸部材に連結された第一装飾体が前記第一支点を中心として前記第一シャフトを前記第一スライド部に係合させながら前記第一方向の反対方向に回動するとともに、前記第二装飾体が前記付勢部材の付勢力によって前記第二支点を中心として前記第二シャフトを前記第二スライド部に係合させながら前記第二方向の反対方向に回動し、前記形態変化部が前記第一形態へと変化するところに特徴を有する。

0008

請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の遊技機において、前記第一スライド部の形状と前記第二スライド部の形状とは異なるところに特徴を有する。

0009

請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の遊技機において、前記第二スライド部は、前記第二方向が前記軸部材の中心側から外側に向かう方向となるように形成されているところに特徴を有する。

0010

請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の遊技機において、前記形態変化部は、ある一つの第一装飾体とそれに接触する一つの第二装飾体を含む装飾体組を複数有し、前記形態変化部が前記第一形態にあるときには、ある装飾体組を構成する第一装飾体は、隣り合う別の装飾体組を構成する第二装飾体と重なっているところに特徴を有する。

0011

請求項6の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の遊技機において前記形態変化部が前記第一形態にあるときには、前記第一シャフトおよび前記第二シャフトは、それぞれ前記第一スライド部および前記第二スライド部の一端にあり、前記形態変化部が前記第二形態にあるときには、前記第一シャフトおよび前記第二シャフトは、それぞれ前記第一スライド部および前記第二スライド部の他端にあるところに特徴を有する。

0012

請求項7の発明は、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の遊技機において、前記形態変化部が前記第一形態にあるときには、前記第一装飾体および前記第二装飾体の全部が前記ベース部材の外縁よりも内側にあり、前記形態変化部が前記第二形態にあるときには、少なくとも前記第二装飾体の一部が前記ベース部材の外縁よりも外側に突出するところに特徴を有する。

0013

請求項8の発明は、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の遊技機において、前記軸部材を前記第一シャフトに連結する連結部材を備え、前記軸部材の回動に伴って前記連結部材が回動することで、前記第一シャフトが前記第一スライド部をスライドするところに特徴を有する。

0014

請求項9の発明は、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の遊技機において、前記ベース部材の後方には、発光部が設けられており、前記ベース部材には、複数の反射部と複数の開口部が形成されているところに特徴を有する。

発明の効果

0015

請求項1に記載の発明によれば、形態変化部が第一形態から第二形態へと変化する際、付勢部材によって付勢された第二装飾体が少なくとも第一装飾体による押圧力により回動するとともに、回動する軸部材に連結された第一装飾体も回動する。このように、第二装飾体を第一付勢部材の方向に付勢する付勢部材の付勢力に抗して第二装飾体および第一装飾体が回動する構成であるから、装飾体(形態変化部)の第一シャフト、第二シャフトや、ベース部材の第一スライド部、第二スライド部等に対する負荷を抑制することが可能になる。

0016

形態変化部を第二形態から第一形態に変化させる(戻す)際には、ベース部材の回動(空回り)を規制する必要があるところ、請求項2に記載の発明のように、軸部材を他方へ回動させたとき(回動させようとしたとき)に第一ロック部と第二ロック部との噛み合いによってベース部材の回動が規制される構成とすれば、当該ロック部にかかる負荷を抑制することが可能となる。なお、例えば、上記特許文献1に記載の構成であれば、回動ロック機構(3126)のロック片(3128a)でベース部材の回動を直接停止させる構成であるため、ロック部(ロック片)にかかる負荷が大きく、ロック部が破損してしまうおそれがあるが、本請求項にかかる遊技機はこのようなおそれはない。

0017

形態変化部の変化の態様は、第一スライド部の形状と第二スライド部の形状(第一方向と第二方向)によって決まる。請求項3に記載の発明のように、第一スライド部の形状と第二スライド部の形状を異なる形状とすることにより、形態変化部の変化の態様を自在に設定することが可能となる。

0018

請求項4に記載の発明によれば、軸部材の回動に伴って装飾体が段々と外側に広がるような形態変化部の変化の態様とすることが可能となる。

0019

請求項5に記載の発明のように、ある装飾体組を構成する第一装飾体が隣り合う別の装飾体組を構成する第二装飾体に重なるようにすれば、ベース部材の前面の殆どが常に(第一形態および第二形態のいずれの状態であっても)装飾体で覆われた綺麗な形態変化部とすることが可能である。

0020

請求項6に記載の発明のように、形態変化部が第一形態にあるときに第一シャフトおよび第二シャフトが第一スライド部および第二スライド部の一端に位置し、形態変化部が第二形態にあるときに第一シャフトおよび第二シャフトが第一スライド部および第二スライド部の他端に位置する構成とすれば、形態変化部の変化の大きさに合わせたスライド部の大きさにすることが可能である。

0021

第一スライド部と第二スライド部の形状や形成する位置等によっては、請求項7に記載の発明のように、装飾体の全部がベース部材の外縁よりも内側にある状態から、装飾体の一部をベース部材の外縁より外側に突出させるように形態変化部を変化させることが可能である。

0022

請求項8に記載の発明によれば、連結部材を介して駆動部(軸部材)の回動力を簡単に第一シャフトに伝達することが可能となる。

0023

請求項9に記載の発明によれば、ベース部材に形成された複数の反射部により、後方の発光部から出射された光をあらゆる方向に拡散させることが可能となる。また、ベース部材に複数の開口部が形成されており、反射部によって拡散された光は開口部を通過して、ベース部材の外縁付近を照らすことになるため、上述のように装飾体の少なくとも一部をベース部材の外縁より外側に突出させるように形態変化部を変化させる構成とするのであれば、当該突出した装飾体の一部をも照らすことが可能となる。

図面の簡単な説明

0024

本発明の一実施形態にかかる遊技機(遊技盤)の正面図である。
遊技機の裏側を示した図である。
形態変化ユニットの外観斜視図である。
第一形態にある形態変化ユニットの正面図である。
第二形態にある形態変化ユニットの正面図である。
形態変化ユニットの分解斜視図である。
図7(a)は装飾体組の正面図、図7(b)は装飾体組を前方から見た外観斜視図、図7(c)は装飾体組の背面図、図7(d)は装飾体組の側面図、図7(e)は装飾体組を後方から見た外観斜視図である。
図8(a)はベース部材の正面図、図8(b)はベース部材の背面図、図8(c)はベース部材を後方から見た外観斜視図である。
図9(a)は一の装飾体組以外の装飾体組を取り外した第一形態にある形態変化ユニットの正面図、図9(b)は一の装飾体組以外の装飾体組を取り外した第二形態にある形態変化ユニットの正面図である。
図10(a)は一の装飾体組以外の装飾体組を取り外した第一形態にある形態変化ユニットの背面図、図10(b)は一の装飾体組以外の装飾体組を取り外した第二形態にある形態変化ユニットの背面図である。
ベース部材が一方に回動しているときのロック機構の模式図である。
他方に回動しようとしたベース部材の回動が阻止されるとき(ロック機能が働いているとき)のロック機構の模式図である。

実施例

0025

以下、本発明にかかる実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において単に前側(前方)とは遊技機1正面側のことであり、単に後側(後方)とは遊技機1の背面側のことである。

0026

(遊技機の全体構成)
図1および図2を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。遊技機1の骨格は、周知の構成が適用できる。例えば、額縁形状機枠前面枠が回動自在に支持されてなる。前面枠には、前側から遊技盤90を視認可能とする透明な板が設けられている。

0027

遊技盤90は、ほぼ正方形合板により成形されており、前面枠に着脱可能に取り付けられている。この遊技盤90には、発射装置から発射された遊技球ガイドする金属製の薄板からなる帯状ガイドレール91が略円弧形状となるように設けられており、このガイドレール91によって遊技領域の外郭の一部が形成されている。

0028

遊技盤90の遊技領域には、表示装置92、始動入賞口931、大入賞口932、アウト口933などが設けられている。表示装置92は、例えば液晶表示装置が用いられ、表示装置92の表示画面(表示部)において特別図柄や普通図柄等が表示される。かかる表示装置92の表示画面は、遊技盤90に形成された開口を通じて視認可能である。

0029

また、遊技盤90の遊技領域には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての図示しない遊技釘が複数設けられている。遊技領域を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。

0030

さらに、表示装置92の周辺には、遊技の装飾効果演出効果)を高めるための形態変化ユニット2が設けられている。形態変化ユニット2は、遊技の興趣を高めるための所定の演出動作を行う。かかる形態変化ユニット2の構成の詳細については後述する。なお、図1に示すように、詳細を後述する形態変化ユニット2が有する形態変化部30は、表示装置92の表示画面の前側に位置することがある。詳述すると、形態変化ユニット2が有する形態変化部30は、通常時は表示装置92と重ならない場所にあるものの、演出時に表示装置92と重なる場所まで降下することで表示画面の前側に位置することがある。

0031

図2に示すように、遊技機1の背面側には、センターベースユニット94に主制御基板941、サブ制御基板942、演出制御基板943、サブドライブ基板944等の各種制御基板(以下これらを一括りにして制御手段と称する)や、発射装置、球タンクレール等が設けられている。

0032

このような遊技機1では、発射ハンドルの操作により、発射装置から遊技領域に遊技球を発射し、遊技領域を流下する遊技球が、始動入賞口931や大入賞口932等の入賞口に入賞すると、所定の数の賞球払出装置により払い出される。その他、大当たり抽選方法等は、公知の遊技機の制御方法が適用できるため、説明は省略する。

0033

(形態変化ユニットの構成)
以下、遊技機1が備える形態変化ユニット2の構成について図面を参照して説明する。形態変化ユニット2は、遊技機1の制御手段によって制御される駆動部10と、駆動部10に連結された軸部材20と、遊技演出用役物可動部材)である形態変化部30と、形態変化部30を支持するベース部材40と、を備える。以下、各構成について詳細に説明する。

0034

駆動部10は、形態変化部30を駆動させるための駆動源である。本実施形態では、モータを用いている。図6に示すように、駆動部10であるモータの回転軸には出力歯車11が固定されている。出力歯車11には被動歯車21が噛合されている。駆動部10は、形態変化ユニット2の形態変化部30が設けられた側の反対側を覆うケース体であるカバー部材50に固定されている。

0035

軸部材20は、駆動部10の駆動によって回動する部材である。図6に示すように、軸部材20の後側には、被動歯車21が固定されている。上述したように、被動歯車21は出力歯車11に噛合している。すなわち、駆動部10と軸部材20とは、出力歯車11と被動歯車21を介して連結(連繋)されている。軸部材20は、カバー部材50に形成された貫通孔である支持孔51に回動自在に係合されている。つまり、支持孔51は、軸部材20を回動自在に支持する軸受部である。かかる構成により、駆動部10が駆動し出力歯車11が回動すると、それに噛合する被動歯車21とともに軸部材20が回動する。

0036

図3図7図9に示す形態変化部30は、軸部材20の回動状態に応じて第一形態から第二形態へと形態を変えることが可能な遊技演出用の役物である。本実施形態では、形態変化部30は、花びらが閉じた状態である第一形態(図4に示す状態)から花びらが開いた状態である第二形態(図5に示す状態)へと変化する「花」役物を構築する。この形態変化部30と軸部材20とは、図6に示す連結部材60を介して連結(連繋)されている。連結部材60は、円盤状の部材であり、その中央に軸部材20の先端(前側端部)が固定されている。したがって、軸部材20が回動すると連結部材60は回動する。また、連結部材60の鍔部61には、周方向(軸部材20の回動軸を中心とする円の周方向。以下同じ)等間隔に形成された貫通孔である、後述する第一シャフト311が挿通される複数(本実施形態では五つ)の第一シャフト挿通孔62が形成されている。

0037

形態変化部30は、一つの第一装飾体31と一つの第二装飾体32とから構成される複数(本実施形態では五つ)の装飾体組(後述する付勢部材325で繋がる第一装飾体31と第二装飾体32から構成される組)を有する。第一装飾体31は、「花」の花びらの一部を構成するものであって、第二装飾体32よりも前側かつ「花」の中心側に位置する。第二装飾体32は、「花」の花びらの一部を構成するものであって、第一装飾体31よりも後側かつ「花」の外側に位置する。つまり、第一装飾体31と第二装飾体32の境界には、前後方向における段差が存在する。

0038

図7に示すように、各第一装飾体31の背面には、後方に向かって延びる第一シャフト311が設けられている。各第二装飾体32の背面には、後方に向かって延びる第二シャフト321が設けられている。第二装飾体32は、第一装飾体31よりも径方向(軸部材20の回動軸を中心とする円の径方向。以下同じ)外側に位置していることから、第二シャフト321は第一シャフト311よりも径方向外側に位置する。

0039

第一シャフト311および第二シャフト321の両シャフトには、付勢部材325(引っ張りばね)が繋げられている。すなわち、第一シャフト311に付勢部材325の一端が、第二シャフト321に付勢部材325の他端が繋げられている。後述するように、第一装飾体31および第二装飾体32はベース部材40に回動自在に支持されるが、この付勢部材325によって第一装飾体31と第二装飾体32は互いに近づく方向、換言すれば、第二装飾体32が第一装飾体31に接触する方向に付勢されている。

0040

第二装飾体32の背面における第二装飾体32側には、後方に向かって突出した押圧突起313が設けられている。また、第一装飾体31の背面には、後方に向かって突出した筒状の第一軸受部314が設けられている。一方、第二装飾体32の背面には、第一装飾体31の方向に向かって延びる板状の部分である被押圧部323が設けられている。付勢部材325によって第二装飾体32は第一装飾体31側に付勢されており、少なくとも形態変化部30が第一形態から第二形態に変化する際に第一装飾体31の押圧突起313が被押圧部323に接触するように構成されている。被押圧部323の先端には、後方に向かって突出した筒状の第二軸受部324が設けられている。

0041

図3および図4に示すように、形態変化部30が第一形態にあるとき、ある装飾体組を構成する第一装飾体31は、隣り合う別の装飾体組を構成する第二装飾体32と重なっている。つまり、第一装飾体31と第二装飾体32の境界に存在する段差を利用して、形態変化部30が第一形態にあるときにはある装飾体組の第一装飾体31と隣り合う別の装飾体組の第二装飾体32とが重なりあうようにしている。本実施形態では、形態変化部30が第一形態にあるとき、各第二装飾体32の大部分が、隣り合う第一装飾体31に覆われた状態にある。

0042

なお、上記連結部材60の中央には、前側に向かって突出した筒状部63が形成されている。この筒状部63には、「花」の中央部分の花びらを構成する中央装飾体33が固定されている。軸部材20が回動によって連結部材60が回動すると、中央装飾体33も回動する。

0043

図6図8図10に示すベース部材40は、形態変化部30に所定の形態変化動作を行わせるための円盤状の部材である。ベース部材40の中央には、軸部材20が通る貫通孔43が形成されている。また、ベース部材40の径方向内側(中央)寄りの部分は、径方向外側寄りの部分よりも後側に窪んでいる(以下当該部分を窪み44と称することもある)。この窪んだ径方向内側寄りの部分には、円弧状の長孔である第一スライド部41が周方向等間隔に複数(本実施形態では五つ)形成されている。この第一スライド部41の円弧の中心は、第一スライド部41よりも径方向外側に位置する。一方、径方向外側寄りの部分には、軸部材20(ベース部材40)の中心側から外側に向かう長孔である第二スライド部42が周方向等間隔に複数(本実施形態では五つ)形成されている。このように、ベース部材40には、形状の異なる(長孔の延びる方向が異なる)二種類のスライド部が形成されている。本実施形態では、第一スライド部41および第二スライド部42は、ベース部材40に貫通した長孔を設けることで形成しているが、例えば、ベース部材40に貫通しない程度の凹形状を設けることで形成してもよいし、ベース部材40上に凸形状を設けることで形成してもよい。

0044

また、ベース部材40には、第一スライド部41よりも径方向外側であり、周方向に並ぶ第二スライド部42同士の間に位置する第一装飾体支持軸48が形成されている。この第一装飾体支持軸48は、第一装飾体31の第一軸受部314に係合される。つまり、第一装飾体31は、その第一シャフト311を第一スライド部41に係合させた状態で、第一軸受部314に係合された第一装飾体支持軸48を支点として回動自在に支持されている。このベース部材40が第一装飾体31を回動自在に支持する支点を第一支点と称する。すなわち、第一支点の位置は第一装飾体支持軸48が設けられた位置となる。本実施形態では、図10に示す矢印S1の方向であって、形態変化部30を第一形態から第二形態に変化させる際に第一装飾体31がベース部材40に対して相対的に回動する方向、具体的にはベース部材40の径方向外側に向かう回動方向を「第一方向」と称する。

0045

さらに、ベース部材40には、第一スライド部41および第一装飾体支持軸48よりも径方向外側であり、周方向に並ぶ第二スライド部42の間に位置する第二装飾体支持軸49が形成されている。この第二装飾体支持軸49は、第二装飾体32の第二軸受部324に係合される。つまり、第二装飾体32は、その第二シャフト321を第二スライド部42に係合させた状態で、第二軸受部324に係合された第二装飾体支持軸49を支点として回動自在に支持されている。このベース部材40が第二装飾体32を回動自在に支持する支点を第二支点と称する。すなわち、第二支点の位置は第二装飾体支持軸49が設けられた位置となる。本実施形態では、図10に示す矢印S2の方向であって、形態変化部30を第一形態から第二形態に変化させる際に第二装飾体32がベース部材40に対して相対的に回動する方向、具体的にはベース部材40の径方向外側に向かう回動方向を「第二方向」と称する。上記付勢部材325の付勢力の方向は、この第二方向の反対方向である。

0046

各第一スライド部41は、各第一シャフト311に対応して設けられたスライド部である。第一装飾体31に固定された各第一シャフト311は、連結部材60の各第一シャフト挿通孔62およびベース部材40の各第一スライド部41を通る。第一シャフト311の先端(後側端部)には、円盤状の第一スライド体312が固定されている。すなわち、本実施形態において第一シャフト311は、第一スライド体312を介して第一スライド部41に係合している。駆動部10が駆動すると、軸部材20とともに連結部材60が回動する。この駆動部10の動力は、回動する連結部材60を介して、各第一シャフト挿通孔62に挿通されている各第一シャフト311を通じて第一装飾体31に伝達される。この動力を受けた各第一装飾体31は、第一支点(第一装飾体支持軸48および第一軸受部314)を中心(軸)として第一シャフト311が各第一スライド部41を移動することが可能な方向、すなわち上記第一方向に回動しようとする(詳細は後述の動作説明参照)。

0047

各第二スライド部42は、各第二シャフト321に対応して設けられたスライド部である。各第二シャフト321は、連結部材60の外側を通ってベース部材40の各第二スライド部42を通る。第二シャフト321の先端(後側端部)には、円盤状の第二スライド体322が固定されている。この第二スライド体322は、貫通した長孔である第二スライド部42の周縁に係合している。すなわち、本実施形態において第二シャフト321は、第二スライド体322を介して第二スライド部42に係合している。駆動部10が駆動すると、上述のように第一装飾体31は、各第一シャフト311が各第一スライド部41を移動することが可能な方向に回動しようとする。これにより、第一装飾体31の押圧突起313が第二装飾体32の被押圧部323を押圧する。この力を受けた第二装飾体32は、第二支点(第二装飾体支持軸49および第二軸受部324)を中心(軸)として第二シャフト321が各第二スライド部42を移動することが可能な方向、すなわち上記第二方向に回動することになる(詳細は後述の動作説明参照)。

0048

また、ベース部材40における窪んだ径方向内側寄りの部分の大きさ(径)は、連結部材60の大きさ(径)よりも大きく設定され、窪み44の深さは、連結部材60の鍔部61の厚みよりも大きく設定されている。形態変化ユニット2が組立てられた状態では、連結部材60はこの窪み44内に収まる。つまり、軸部材20の回動に伴い、連結部材60はベース部材40の窪み44内で回動する。このように、連結部材60を窪み44内に収めることで、窪み44がない場合に比べ、ベース部材40と形態変化部30との間の距離を縮めることが可能となる。また、窪み44がない場合に比べ、ベース部材40と各第二装飾体32を連結する各第二シャフト321の長さを短くすることが可能となる。さらに、連結部材60を窪み44内に収めることで、形態変化ユニット2が薄くなり、遊技機1の前後方向の限られたスペースを有効に活用することが可能となる。

0049

また、図8に示すように、ベース部材40の周縁には、後方に向かって起立した側壁45が形成されている。この側壁45には、開口部451(側壁45の一部が切り欠かれたもの)が形成されている。開口部451は、周方向等間隔に複数形成されている。

0050

さらに、図8に示すように、側壁45の内側には、後方に向かって突出した第一ロック部46が形成されている。第一ロック部46は、のこぎりの歯のように凹凸が交互に並んだ部分である。第一ロック部46を構成する各歯461は、直角三角形状に形成されている。当該直角三角形の斜面は、一方に向かうにしたがって歯461の高さが低くなるように傾斜している。

0051

また、図8に示すように、ベース部材40の後面(側壁45に囲まれた内底面)には、反射部47(反射ドット)が形成されている。反射部47は、後述する発光部70からの光を乱反射させて拡散させるものである。

0052

さらに、図6に示すように、形態変化ユニット2は、ベース部材40の後方に発光部70を備える。発光部70は、板状の光源支持部材71の前面に複数の光源72(例えばLED光源)が点在するように配置したものである。かかる光源72から出射した光は、ベース部材40の反射部47によって拡散し、面状の光となって形態変化部30を後方から照らす。また、光の一部はベース部材40に形成された開口部451を通り、形態変化部30の外側を照らす。

0053

また、光源72を支持する光源支持部材71の外縁には、上記第一ロック部46と向かい合う第二ロック部80が形成されている。第二ロック部80は、前方に向かって突出したのこぎりの歯のように凹凸が交互に並んだ部分である。第二ロック部80を構成する各歯801は、直角三角形状に形成されている。当該直角三角形の斜面は、一方に向かうにしたがって歯801の高さが高くなるように傾斜している。また、第二ロック部80は、前後方向にスライド可能であり、ロック用付勢部材81によって第一ロック部46の方向に付勢されている。つまり、第二ロック部80は、常に第一ロック部46に押しつけられた状態にある。このロック用付勢部材81によって付勢された第二ロック部80と上記第一ロック部46によって、形態変化部30を第二形態から第一形態に変化させる際のロック機構を構成する。

0054

ロック機構は、ベース部材40の一方への回動は規制せず、その反対方向(他方)へのベース部材40の回動を規制するものである。図11に示すように、ベース部材40が一方(図11においてC1で示す)へ回動する際には、第一ロック部46の各歯461の頂点によって第二ロック部80がロック用付勢部材81の付勢力に抗して後方に押されつつ、第二ロック部80の各歯801が第一ロック部46の各歯461を乗り越えていく。したがって、ベース部材40は一方には回動可能である。これに対し、図12に示すように、ベース部材40が他方(図12においてC2で示す)に回動する際には、第一ロック部46の各歯461が、第一ロック部46の方向に付勢された第二ロック部80の各歯801の間(谷)に引っ掛かった状態となる。別の見方をすれば、付勢された第二ロック部80の各歯801が、第一ロック部46の各歯461の間(谷)に引っ掛かった状態となる。したがって、ベース部材40は他方に回動することはできない。後述するように、形態変化部30が第二形態から第一形態へ変化する際、ロック機構が機能し、ベース部材40の他方への回動が阻止される。

0055

(形態変化ユニットの動作)
以下、上記構成を備える形態変化ユニット2の動作について、一部上記説明と重複するが詳細に説明する。

0056

1)第一形態から第二形態への形態変化動作
形態変化部30が第一形態にあるとき、形態変化部30を構成する第一装飾体31および第二装飾体32は、閉じた状態の「花」を構築する。図4および図9(a)に示すように、この閉じた状態の「花」を構築する第一装飾体31および第二装飾体32は、その全部がベース部材40の外縁よりも内側にある。このとき、図10(a)に示すように、第一装飾体31の第一シャフト311(第一スライド体312)は、対応する第一スライド部41の一端に位置する。また、第二装飾体32の第二シャフト321(第二スライド体322)は、対応する第二スライド部42の一端に位置する。

0057

第一形態にある形態変化部30を第二形態に変化させる際には、制御手段は駆動部10を動作させ、軸部材20を一方へ回動(正転)させる。軸部材20を一方へ回動させようとすると、その先端に固定された連結部材60も当該方向に回動しようとする。連結部材60が当該方向に回動しようとすると、連結部材60の各第一シャフト挿通孔62に挿通された各第一シャフト311が当該方向へ移動しようとする。つまり、駆動部10の動力が各第一シャフト311を通じて第一装飾体31まで伝達される。上記駆動部10の動力が伝達された第一装飾体31は、第一シャフト311を第一スライド部41に係合させながら、第一支点(第一装飾体支持軸48および第一軸受部314)を中心(軸)として第一方向に回動しようとする。

0058

第一装飾体31が第一方向に回動しようとすると、第一装飾体31の押圧突起313が第二装飾体32の被押圧部323を押圧する。すなわち、第一装飾体31は、第一装飾体31に近づく方向に付勢された第二装飾体32に作用する付勢部材325の付勢力に抗して第二装飾体32を第二方向に回動させようとする。しかし、本実施形態では、この押圧力が付勢部材325の付勢力を超えることはないように(ベース部材40が回動する前の状態においては第二装飾体32を第二方向に回動させようとする力が付勢部材325の付勢力を超えないように)設定されているため、この時点で第二装飾体32はベース部材40に対して相対的に第二方向に回動しない。そのため、第一装飾体31もベース部材40に対して相対的に第一方向に回動しない。

0059

第二装飾体32を第二方向に回動させるだけの押圧力が生じないということは、第二装飾体32に作用した軸部材20(駆動部10)の回動力は、ベース部材40を回動させる力として機能する。つまり、軸部材20の回動力は、第一装飾体31および第二装飾体32(本実施形態では、軸部材20と第一装飾体31を繋ぐ連結部材60を含む)を介してベース部材40に伝達される。すなわち、ベース部材40は軸部材20と同じ方向に回動する。なお、このときベース部材40は図11に示すC1の方向に回動しようとするから、上述したロック機構によってその回動は阻止されない。

0060

このようにベース部材40が回動すると、ベース部材40に支持された第一装飾体31および第二装飾体32はベース部材40の周方向に移動する。したがって、第一装飾体31および第二装飾体32には遠心力が生ずる。本実施形態では、ベース部材40が一定速度以上で回動し、第二装飾体32に一定以上の遠心力が生じたとき、当該遠心力と第一装飾体31が第二装飾体32を押圧する力の和が付勢部材325の付勢力を超える。つまり、第二装飾体32は、付勢部材325の付勢力に抗してベース部材40に対して第二支点(第二装飾体支持軸49および第二軸受部324)を中心(軸)として相対的に第二方向に回動する。このように第二装飾体32が回動すると、この第二装飾体32を押圧していた第一装飾体31もベース部材40に対して第一支点(第一装飾体支持軸48および第一軸受部314)を中心(軸)として相対的に第一方向に回動する。つまり、両装飾体がベース部材40の径方向外側に向かう方向に回動し、形態変化部30によって第二装飾体32が大きく外側に広がった「花」の開いた状態である第二形態が構築される。すなわち、形態変化部30は回動する開いた「花」を構築する。図10(b)に示すように、第二形態が構築されたとき、第一装飾体31の第一シャフト311(第一スライド体312)は、対応する第一スライド部41の他端に位置する。また、第二装飾体32の第二シャフト321(第二スライド体322)は、対応する第二スライド部42の他端に位置する。図5および図9(b)に示すように、形態変化部30が第二形態にあるとき、第二装飾体32の一部がベース部材40の外縁よりも外側に突出する。

0061

なお、上述したように、形態変化部30が第一形態にあるとき、ある装飾体組を構成する第一装飾体31は、隣り合う別の装飾体組を構成する第二装飾体32と重なっており、隣り合う第一装飾体31同士は近接している。したがって、第一形態にある各装飾体が第二形態に向かって形態を変化させる際に、隣り合う第一装飾体31同士が干渉しないような装飾体形状とする必要がある。

0062

このように、本実施形態では、第一装飾体31による押圧力およびベース部材40が回動することによって生ずる遠心力が、付勢部材325の付勢力を超えることにより第二装飾体32が第二方向に回動するように設定されているが、第一装飾体31による押圧力のみによって第二装飾体32が第二方向に回動するように設定されていてもよい。

0063

つまり、駆動部10の動力が軸部材20および連結部材60を介して第一装飾体31まで伝わったときにおける第一装飾体31が第二装飾体32を押圧する力のみにより、付勢部材325の付勢力に抗して第二装飾体32が第二方向に回動し、これに合わせて第一装飾体31が第一方向に回動するようにしてもよい。この場合、第一装飾体31の第一シャフト311が対応する第一スライド部41の他端に到達し、第二装飾体32の第二シャフト321が対応する第二スライド部42の他端に到達した後(それ以上両装飾体が回動できない状態となった後)、駆動部10の動力(軸部材20の回動)がベース部材40に伝わり、ベース部材40が回動する(開いた状態にある「花」が回動する)ことになる。このように、少なくとも第一装飾体31による押圧力により第二装飾体32が第二方向に回動するように構成すればよい。遠心力を利用すればベース部材40が回動した後に「花」が開いた状態となる構成となり、第一装飾体31による押圧力のみを利用すれば「花」が開いた状態となった後ベース部材40が回動する構成となる。

0064

制御手段は、発光部70の光源72を点灯させ、ベース部材40および形態変化部30を後方から照らす。この光源72を点灯させるタイミングは、適宜設定可能である。例えば、形態変化部30が第一形態から第二形態まで変化するに至るまでの間ずっと光源72を点灯させるように制御してもよいし、形態変化部30が第二形態に至った瞬間(「花」が開いた瞬間)に光源72を点灯させるように制御してもよい。

0065

本実施形態では、ベース部材40の側壁45に開口部451が形成されているから、発光部70から出射された光は、反射部47によって拡散され、この開口部451から漏れ出る。上述したように、第二形態にある形態変化部30の装飾体の一部(本実施形態では第二装飾体32の一部)はベース部材40の外縁よりも外側に突出するが、この突出した部分は、この開口部451から漏れ出た光に照らされる。すなわち、形態変化部30におけるベース部材40に重なる部分だけでなく、ベース部材40に重なっていない突出した部分も発光部70からの光によって照らされる綺麗な役物となる。また、形態変化部30が「花」が開いた状態である第二形態にあっても、ベース部材40の前面には常に形態変化部30(装飾体)が存在するため、発光部70からの光が直接遊技者に届くことはない。つまり、発光部70からの光はベース部材40のみならず形態変化部30も介して遊技者に届くため、光の明暗が生じにくい。ゆえに、形態変化部30による綺麗な演出を提供することが可能となる。

0066

2)第二形態から第一形態への形態変化動作
形態変化部30が第二形態にあるとき、形態変化部30を構成する第一装飾体31および第二装飾体32は、開いた状態の「花」を構築する。このとき、第一装飾体31の第一シャフト311(第一スライド体312)は、対応する第一スライド部41の他端に位置する。また、第二装飾体32の第二シャフト321(第二スライド体322)は、対応する第二スライド部42の他端に位置する。

0067

第二形態にある形態変化部30を第一形態に変化させる際には、制御手段は駆動部10を動作させ、軸部材20を他方に回動(逆転)させる。軸部材20が他方に回動すると、その先端に固定された連結部材60も当該方向に回動しようとする。連結部材60が当該方向に回動しようとすると、連結部材60の各第一シャフト挿通孔62に挿通された各第一シャフト311が当該方向へ移動しようとする。つまり、駆動部10の動力が各第一シャフト311を通じて第一装飾体31まで伝達される。上記駆動部10の動力が伝達された第一装飾体31は、第一シャフト311を第一スライド部41に係合させながら、第一支点(第一装飾体支持軸48および第一軸受部314)を中心(軸)として第一方向の反対方向に回動する。

0068

このとき、ベース部材40は、軸部材20が回動する方向と同じ方向である図12に示した矢印C2の方向の力を第一シャフト311から受けるが、上記ロック機構によりベース部材40の同方向への回動は阻止されており、ベース部材40が同方向に回動することはない。したがって、各第一シャフト311は、回動が規制されたベース部材40に形成された各第一スライド部41を他端から一端に向かってスライドする。

0069

第一装飾体31が第一支点(第一装飾体支持軸48および第一軸受部314)を中心(軸)として第一方向の反対方向に回動すると、付勢部材325によって第一装飾体31に近づく方向に付勢されている第二装飾体32も第二支点(第二装飾体支持軸49および第二軸受部324)を中心(軸)として回動する。つまり、第一装飾体31の第一方向の反対方向への回動に伴って、第二装飾体32が第二シャフト321を第二スライド部42に係合させながら第二方向の反対方向に回動する。第一装飾体31は、その第一シャフト311(第一スライド体312)が対応する第一スライド部41の一端に位置するまで回動する。第二装飾体32は、その第二シャフト321(第二スライド体322)が対応する第二スライド部42の一端に位置するまで回動する。

0070

第一装飾体31が第一方向の反対方向に回動すると、第一シャフト311が対応する第一スライド部41の一端に到達する。同様に第二装飾体32が第二方向の反対方向に回動すると、第二シャフト321が対応する第二スライド部42の一端に到達する。つまり、形態変化部30によって「花」の閉じた状態である第一形態が構築される。第一形態においては、形態変化部30を構成する両装飾体の全部がベース部材40の外縁よりも内側にある状態となる。

0071

なお、かかる第二形態から第一形態へ形態変化部30を変化させる際(変化させたとき)に、制御手段により、発光部70の光源72を消灯させるようにしてもよい。この光源72を消灯させるタイミングは、適宜設定可能である。例えば、形態変化部30が第一形態に至った瞬間(「花」が閉じた瞬間)に光源72を消灯させるように制御すればよい。

0072

(本実施形態の主な作用効果
以上説明した本発明にかかる遊技機1によれば、次のような作用効果が奏される。

0073

本実施形態にかかる遊技機1によれば、形態変化部30が第一形態から第二形態へと変化する際、付勢部材325によって付勢された第二装飾体32が少なくとも第一装飾体31による押圧力により回動するとともに、回動する軸部材20に連結された第一装飾体31も回動する。このように、第二装飾体32を第一装飾体31の方向に付勢する付勢部材325の付勢力に抗して第二装飾体32および第一装飾体31が回動する構成であるから、装飾体(形態変化部30)の第一シャフト311、第二シャフト321や、ベース部材40の第一スライド部41、第二スライド部42等に対する負荷を抑制することが可能になる。

0074

形態変化部30を第二形態から第一形態に変化させる(戻す)際には、ベース部材40の回動(空回り)を規制する必要があるところ、本実施形態のように第一ロック部46と第二ロック部80との噛み合いによってベース部材40の回動が規制される構成とすれば、当該ロック部46、80にかかる負荷を抑制することが可能となる。

0075

形態変化部30の変化の態様は、第一スライド部41の形状と第二スライド部42の形状によって決まるところ、本実施形態のように第一スライド部41の形状と第二スライド部42の形状を異なる形状とすることにより、形態変化部30の変化の態様を自在に設定することが可能となる。例えば、本実施形態のように第二方向が軸部材20の中心側から外側に向かう方向となるように第二スライド部42が形成されていれば、軸部材20の回動に伴って装飾体が段々と外側に広がるような形態変化部30の変化の態様となる。

0076

また、ある装飾体組を構成する第一装飾体31が隣り合う別の装飾体組を構成する第二装飾体32に重なるため、ベース部材40の前面の殆どが常に(第一形態および第二形態のいずれの状態であっても)装飾体で覆われた綺麗な形態変化部30となる。

0077

また、形態変化部30が第一形態にあるときに第一シャフト311および第二シャフト321が第一スライド部41および第二スライド部42の一端に位置し、形態変化部30が第二形態にあるときに第一シャフト311および第二シャフト321が第一スライド部41および第二スライド部42の他端に位置する構成であるため、形態変化部30の変化の大きさに合わせたスライド部の大きさにすることが可能である。

0078

また、装飾体の全部がベース部材40の外縁よりも内側にある状態から、装飾体の一部をベース部材40の外縁より外側に突出させるように形態変化部30を変化させることが可能である。

0079

また、連結部材60を用いることにより、連結部材60を介して駆動部10(軸部材20)の回動力を簡単に第一シャフト311に伝達することが可能となる。

0080

また、ベース部材40に形成された複数の反射部47により、後方の発光部70から出射された光をあらゆる方向に拡散させることが可能となる。また、ベース部材40に複数の開口部451が形成されており、反射部47によって拡散された光は開口部451を通過して、ベース部材40の外縁付近を照らすことになるため、上述のように装飾体の少なくとも一部をベース部材40の外縁より外側に突出させるように形態変化部30を変化させる構成とするのであれば、当該突出した装飾体の一部をも照らすことが可能となる。

0081

以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。

0082

例えば、上記形態変化ユニット2における第一スライド部41および第二スライド部42の形状は一例であり、適宜変更可能である。

0083

また、上記実施形態において、第一シャフト311は第一スライド体312を介して第一スライド部41に係合し、第二シャフト321は第二スライド体322を介して第二スライド部42に係合していることを説明したが、このようなスライド体を介さず、シャフトが直接スライド部に係合する構成としてもよい。

0084

また、本実施形態では、第一シャフト311に付勢部材325の一端が、第二シャフト321に付勢部材325の他端が繋げられているが、付勢部材325(例えばねじりコイルばね)の一端をベース部材40に、他端を第二シャフト321に繋げて付勢するなど、第一装飾体31に接触する(近づく)方向に第二装飾体32を付勢することができればどのような構成であってもよい。

0085

1遊技機
2形態変化ユニット
10 駆動部
20軸部材
30 形態変化部
31 第一装飾体
311 第一シャフト
313押圧突起
314 第一軸受部
32 第二装飾体
321 第二シャフト
323 被押圧部
324 第二軸受部
325付勢部材
40ベース部材
41 第一スライド部
42 第二スライド部
451 開口部
46 第一ロック部
47反射部
48 第一装飾体支持軸(第一支点)
49 第二装飾体支持軸(第二支点)
60連結部材
70発光部
72光源
80 第二ロック部

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