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技術 フロート型船舶

出願人 エリー有限会社
発明者 尾笹利明
出願日 2012年4月23日 (8年6ヶ月経過) 出願番号 2012-097827
公開日 2013年10月31日 (7年0ヶ月経過) 公開番号 2013-224103
状態 特許登録済
技術分野 船体構造 船舶の推進
主要キーワード 強化フレーム 専用レンチ 逆テーパ角 各固定ボルト 締付解除 正テーパ 締付状態 展開姿勢
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2013年10月31日)のものです。
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図面 (12)

課題

センターフロート及び左右一対サイドフロートを備え、船体の安定性が高く、旋回性能も高いフロート型船舶を提供する。

解決手段

左右一対のサイドフロート1L,1Rと、正面視で左右のサイドフロート1L,1Rの間に配置され且つ該サイドフロート1L,1Rの前方に位置するセンターフロート2と、前記3つのフロート1L,1R,2を連結する本体フレーム3を備え、前後方向に延びる平板状の安定板6を左右両側が張出した状態で船体下面側に取付固定したフロート型船舶において、安定板6を、船体前側であって且つセンターフロート2よりも低い位置に配置し、安定板6を左右幅が前方に向かって次第に広くなる逆テーパ状成形する。

概要

背景

左右一対サイドフロートと、正面視で左右のサイドフロートの間に配置され且つ該サイドフロートの前方に位置するセンターフロートと、前記3つのフロートを連結する本体フレームを備えた特許文献1に示すフロート型船舶が公知になっている。

また、前後方向に延びる平板状の安定板を左右両側が張出した状態で船体下面側に取付固定した特許文献2に示すフロート型船舶も公知になっている。

概要

センターフロート及び左右一対のサイドフロートを備え、船体の安定性が高く、旋回性能も高いフロート型船舶を提供する。左右一対のサイドフロート1L,1Rと、正面視で左右のサイドフロート1L,1Rの間に配置され且つ該サイドフロート1L,1Rの前方に位置するセンターフロート2と、前記3つのフロート1L,1R,2を連結する本体フレーム3を備え、前後方向に延びる平板状の安定板6を左右両側が張出した状態で船体下面側に取付固定したフロート型船舶において、安定板6を、船体前側であって且つセンターフロート2よりも低い位置に配置し、安定板6を左右幅が前方に向かって次第に広くなる逆テーパ状成形する。

目的

本発明は、センターフロート及び左右一対のサイドフロートを備え、船体の安定性が高く、旋回性能も高いフロート型船舶を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

左右一対サイドフロート(1L,1R)と、正面視で左右のサイドフロート(1L,1R)の間に配置され且つ該サイドフロート(1L,1R)の前方に位置するセンターフロート(2)と、前記3つのフロート(1L,1R,2)を連結する本体フレーム(3)を備え、前後方向に延びる平板状の安定板(6)を左右両側が張出した状態で船体下面側に取付固定したフロート型船舶において、安定板(6)を、船体前側であって且つセンターフロート(2)よりも低い位置に配置し、安定板(6)を左右幅が前方に向かって次第に広くなる逆テーパ状成形したフロート型船舶。

請求項2

船体後側の左右位置であって且つサイドフロート(1L,1R)よりも低い位置に、それぞれ安定板(4L,4R)を設け、該左右の安定板(4L,4R)を、左右幅が前方に向かって次第に狭くなるテーパ状に成形した請求項1記載のフロート型船舶。

請求項3

前記左右の安定板(4L,4R)を、それぞれ背面視で左右方向の内側に向かって下降傾斜させてなる請求項2記載のフロート型船舶。

請求項4

前記左右の安定板(4L,4R)を、平面視で、それぞれ前方に向かって左右方向の内側に傾斜させてなる請求項2又は3の何れかに記載のフロート型船舶。

請求項5

フロート(1L,1R,2)の前方に、両面が上下を向いた保護プレート(13,16)を配置した請求項1乃至4の何れかに記載のフロート型船舶。

請求項6

センターフロート(2)の前方に位置する保護プレート(13)を、前方斜め上方に傾斜させるとともに、各サイドフロート(1L,1R)の前方に位置する保護プレート(16)を、水平方向に形成した請求項5記載のフロート型船舶。

請求項7

本体フレーム(3)上の後寄り位置に搭乗部(7)を設置し、該搭乗部(7)の後端部に船外機(8)を取付け取付部(17)を形成し、該船外機(8)の取付部(17)への取付け部分の少なくとも一部を覆って盗難を防止する盗難防止用カバー(23)を該取付部(17)側に設けた請求項1乃至6の何れかに記載のフロート型船舶。

請求項8

上記盗難防止用カバー(23)を前記取付部(17)にボルト固定する固定ボルト(31)及び固定ナット(32)を設け、該固定ボルト(31)及び固定ナット(32)を締付状態ロックするロックナット(33)を、固定ボルト(31)の固定ナット(32)係合側に設けた請求項7記載のフロート型船舶。

請求項9

本体フレーム(3)の下面から下方に延出された支持部材(12)の下端部に安定板(4L,4R,6)を取付固定し、支持部材(12)に配置孔(12a)を穿設し、該配置孔(12a)内のスペースにフロート(1L,1R,2)を配置した請求項1乃至8の何れかに記載のフロート型船舶。

請求項10

本体フレーム(3)上の後寄り位置に搭乗部(7)を設置し、各フロート(1L,1R,2)を上方回動して搭乗部(7)側を折畳む格納機構を設けた請求項1乃至9の何れかに記載のフロート型船舶。

技術分野

0001

この発明は、フロート型船舶に関する。

背景技術

0002

左右一対サイドフロートと、正面視で左右のサイドフロートの間に配置され且つ該サイドフロートの前方に位置するセンターフロートと、前記3つのフロートを連結する本体フレームを備えた特許文献1に示すフロート型船舶が公知になっている。

0003

また、前後方向に延びる平板状の安定板を左右両側が張出した状態で船体下面側に取付固定した特許文献2に示すフロート型船舶も公知になっている。

先行技術

0004

特開2009−101752号公報
実開昭53−126288号公報

発明が解決しようとする課題

0005

上記特許文献2のフロート型船舶は、船体下面中央で、左右両側に張出した安定板によって、波等による左右の揺れが低減され、停止や直進時の船体の安定性が向上する一方で、船体の浮力を確保するために設けられたフロートが抵抗になって、旋回性能が低いという問題がある。
本発明は、センターフロート及び左右一対のサイドフロートを備え、船体の安定性が高く、旋回性能も高いフロート型船舶を提供することを課題としている。

課題を解決するための手段

0006

上記課題を解決するため、第1に、左右一対のサイドフロート1L,1Rと、正面視で左右のサイドフロート1L,1Rの間に配置され且つ該サイドフロート1L,1Rの前方に位置するセンターフロート2と、前記3つのフロート1L,1R,2を連結する本体フレーム3を備え、前後方向に延びる平板状の安定板6を左右両側が張出した状態で船体下面側に取付固定したフロート型船舶において、安定板6を、船体前側であって且つセンターフロート2よりも低い位置に配置し、安定板6を左右幅が前方に向かって次第に広くなる逆テーパ状成形したことを特徴としている。

0007

第2に、船体後側の左右位置であって且つサイドフロート1L,1Rよりも低い位置に、それぞれ安定板4L,4Rを設け、該左右の安定板4L,4Rを、左右幅が前方に向かって次第に狭くなるテーパ状に成形したことを特徴としている。

0008

第3に、前記左右の安定板4L,4Rを、それぞれ背面視で左右方向の内側に向かって下降傾斜させてなることを特徴としている。

0009

第4に、前記左右の安定板4L,4Rを、平面視で、それぞれ前方に向かって左右方向の内側に傾斜させてなることを特徴としている。

0010

第5に、フロート1L,1R,2の前方に、両面が上下を向いた保護プレート13,16を配置したことを特徴としている。

0011

第6に、センターフロート2の前方に位置する保護プレート13を、前方斜め上方に傾斜させるとともに、各サイドフロート1L,1Rの前方に位置する保護プレート16を、水平方向に形成したことを特徴としている。

0012

第7に、本体フレーム3上の後寄り位置に搭乗部7を設置し、該搭乗部7の後端部に船外機8を取付け取付部17を形成し、該船外機8の取付部17への取付け部分の少なくとも一部を覆って盗難を防止する盗難防止用カバー23を該取付部17側に設けたことを特徴としている。

0013

第8に、上記盗難防止用カバー23を前記取付部17にボルト固定する固定ボルト31及び固定ナット32を設け、該固定ボルト31及び固定ナット32を締付状態ロックするロックナット33を、固定ボルト31の固定ナット32係合側に設けたことを特徴としている。

0014

第9に、本体フレーム3の下面から下方に延出された支持部材12の下端部に安定板4L,4R,6を取付固定し、支持部材12に配置孔12aを穿設し、該配置孔12a内のスペースにフロート1L,1R,2を配置したことを特徴としている。

0015

第10に、本体フレーム3上の後寄り位置に搭乗部7を設置し、各フロート1L,1R,2を上方回動して搭乗部7側を折畳む格納機構を設けたことを特徴としている。

発明の効果

0016

船体の安定性を向上させる安定板を、船体前側であって且つセンターフロートよりも低い位置に配置し、安定板を左右幅が前方に向かって次第に広くなる逆テーパ状に成形し、この逆テーパ形状の安定板が船体の迅速な旋回補助するように作用するため、旋回性能が向上する。

0017

また、船体後側の左右位置であって且つサイドフロートよりも低い位置に、それぞれ安定板を設け、該左右の安定板を、左右幅が前方に向かって次第に狭くなるテーパ状に成形したものによれば、後側に配置された左右のテーパ状の安定板によって、直進性能が確保される。

0018

また、前記左右の安定板を、それぞれ背面視で左右方向の内側に向かって下降傾斜させてなるものによれば、旋回時に船体が旋回方向に傾き、旋回性能がさらに向上する。

0019

さらに、前記左右の安定板を、平面視で、それぞれ前方に向かって左右方向の内側に傾斜させてなるものによれば、この左右の安定板によって、直進性能がさらに向上する。

0020

なお、フロートの前方に、両面が上下を向いた保護プレートを配置したものによれば、フロートの破損が防止され、耐久性が向上する。

0021

また、センターフロートの前方に位置する保護プレートを、前方斜め上方に傾斜させるとともに、各サイドフロートの前方に位置する保護プレートを、水平方向に形成したものによれば、前側の保護プレートにより波乗り性能が向上するとともに、後側の左右の保護プレートにより安定性が向上する。そして、フロートを保護する保護プレートが船体の走行特性を付加する部材を兼用するため、部品点数が減少し、構成が簡略化される。

0022

また、本体フレーム上の後寄り位置に搭乗部を設置し、該搭乗部の後端部に船外機を取付ける取付部を形成し、該船外機の取付部への取付け部分の少なくとも一部を覆って盗難を防止する盗難防止用カバーを該取付部側に設けたものによれば、船外機の盗難を効率的に防止できる。

図面の簡単な説明

0023

本発明を適用したフロート型船舶の構成を示す背面図である。
本発明を適用したフロート型船舶の構成を示す平面図である。
本発明を適用したフロート型船舶の構成を示す側面図である。
(A),(B)はそれぞれフロートの取付構造を示す側面図及び正面図である。
船体に設けられた3つのスタビライザの構成を示す平面図である。
搭乗部及び船外機の要部構成を示す側面図である。
盗難防止用カバーの平断面図である。
盗難防止用カバーの側断面図である。
盗難防止用カバーの背面図である。
(A),(B)はロックナットの構成を示す側面図及び正面図である。
(A),(B)は本発明の別実施形態を示す平面図及び背面図である。

実施例

0024

図1乃至図3は、本発明を適用したフロート型船舶の構成を示す背面図、平面図及び側面図である。図示するフロート型船舶は、左右一対のサイドフロート1L,1Rと、正面視で左右のサイドフロート1L,1Rの間に配置され且つ該サイドフロート1L,1Rの前方に位置するセンターフロート2と、前記3つのフロート1L,1R,2を連結する板状の本体フレーム3と、船体の下面側に配設された複数の平板状のスタビライザ(安定板)4L,4R,6と、本体フレーム3上に設置された搭乗部7とを備え、搭乗部7側の船外機8(図6参照)を駆動させることにより、3つのフロート1L,1R,2によって水に浮んだ進水状態の船体を走行させる。

0025

上記本体フレーム3は、左右両側に突出する左右フレーム部3aと、左右フレーム部3aの左右方向中央部から前方に突出する前後フレーム部3bとを有し、このため、本体フレーム3は、全体が平面視でT字状をなす左右対称形状に成形されている。この本体フレーム3は、金属製の強化フレームで構成されるが、一定以上の強度が保持できれば、FRP等の合成樹脂や、木材を材料として用いてもよい。

0026

上記搭乗部7は、上方が開放された中空ボックスであり、その全体形状は、前後方向に長い左右対称直方体ボックス状に形成されており、本体フレーム3の上面の後部に配設されている。具体的には、搭乗部7の後端部の前後位置は、本体フレーム3の後端部と略一致し、搭乗部7の前後長は、上記左右フレーム部3aの前後幅よりも長く設定され、搭乗部7の左右幅は、上記前後フレーム部3bの左右幅よりも広く設定され、搭乗部7の左右中心は、本体フレーム3の左右中心と一致している。

0027

このため、搭乗部7下面の前部の左右両側部分は、底面視で、本体フレーム3から露出した状態になり、この左右の露出部分に、円形状の挿通孔7a,7aがそれぞれ穿設されている。搭乗部7にいる作業者オペレータは、この左右の挿通孔7aから、水面Mを目視することが可能になる。ちなにこの挿通孔7aには、後述する収納袋9(図6参照)が設置される。詳細は後述する。

0028

上記3つの各フロート1L,1R,2は前後方向に延びる円筒状の浮体であり、フロート1L,1R,2の前後端部は周囲がR加工され丸みのある形状に成形されている。各フロート1L,1R,2は、水中で浮力を発生させるように、中空状に形成されるか、或いは発砲スチロール等の水に比べて比重の非常に軽い材質で構成されている。

0029

センターフロート2は、本体フレーム3における前後フレーム部3bの前部に配置されるとともに、サイドフロート1L,1Rは、本体フレーム3における左右フレーム部3aの左右両側にそれぞれ配置されている。具体的には、センターフロート3aの中心線S2(図5参照)の左右位置を、本体フレーム3の左右中心と一致させ、一対のサイドフロート1L,1Rを、センターフロート2の中心線S2に対して、左右対称な位置にそれぞれ配置している。ちなみに、図示する例では、センターフロート2とサイドフロート1L,1Rの高さは略同一に設定されている。

0030

図4(A),(B)はそれぞれフロートの取付構造を示す側面図及び正面図である。フロート1L,1R,2の周面に沿うU字ボルト11によって、フロート1L,1R,2を、本体フレーム3の下面側に着脱自在にボルト固定している。1つのフロート1L,1R,2は、前後に並列された複数のU字ボルト11によって、本体フレーム3に取付固定されている。なお、フロート1L,1R,2の周囲に沿うように湾曲されたワイヤー(図示しない)によって、該フロート1L,1R,2を本体フレーム3に取付固定してもよい。

0031

上記スタビライザ4L,4R,6は、左右両縁が左右両側に張出した状態で、前後方向に延びる平板状の金属板であって、このスタビライザ4L,4R,6が、船体前側と、船体後側の左右両側位置とに、それぞれ個別に設けられている。なお、このスタビライザ4L,4R,6は、一定以上の強度が保持できれば、金属でなく、FRP等の合成樹脂や、木材等を材料として用いてもよい。

0032

図5は、船体に設けられた3つのスタビライザの構成を示す平面図である。図1乃至図3及び図5に示す通り、船体前側のスタビライザであるセンタースタビライザ6は、センターフロート2よりも低い位置であって且つセンターフロート2の中心線S2上(さらに具体的には、センターフロート2の直下)に配置される。

0033

一方、船体の左右両側のスタビライザであるサイドスタビライザ4L,4Rは、サイドフロート1L,1Rよりも低い位置であって且つサイドフロート1L,1Rの中心線S1上におけるセンタースタビライザ6の後方位置(さらに具体的には、サイドフロート1L,1Rの直下)に配置されており、これを言換えると、一対のサイドスタビライザ4L,4Rが、センターフロート2の前後方向の中心線S2に対して左右対称にそれぞれ配置されている。

0034

また、各スタビライザ4L,4R,6は、該スタビライザ4L,4R,6と同質の材料からなる支持フレーム(支持部材)12によって、本体フレーム3に固設されている。

0035

支持フレーム12は、両面が左右に向けられ且つ前後方向に長い方形板状部材であり、本体フレーム3から下方に延出されている。この支持フレーム12の四隅の内、前側且つ下側の隅部が斜めに切欠き形成されて傾斜している他、支持フレーム12には、方形状の配置孔12aが穿設されている。

0036

そして、側面視で配置孔12a内にフロート1L,1R,2が収まり、且つ平面視でフロート1L,1R,2の中心軸S1,S2と支持フレーム12の形成方向が一致するように、支持フレーム12及びフロート1L,1R,2が配置構成されており、これを言換えると、フロート1L,1R,2は、平面視で支持フレーム12から左右両側に膨出した状態で、支持フレーム12方向に延びるようにして、本体フレーム3に位置決め固定されている。

0037

さらに、スタビライザ4L,4R,6の幅方向中央を通過する中心線が支持フレーム12の形成方向と一致するように、該スタビライザ4L,4R,6が支持フレーム12の下縁部に一体的に形成されており、スタビライザ4L,4R,6は、支持フレーム12の下端部から左右両側に張出し形成されている。言換えると、スタビライザ4L,4R,6及び支持フレーム12と、その真上側のフロート1L,1R,2とが平面視で同一方向に向けられた状態で、本体フレーム3側に取付固定されている。

0038

上記センタースタビライザ6は、その幅方向の中心が、センターフロート2の中心線S2上に位置するように左右位置が設定され、自身の幅が全長方向前側に向かって次第に広くなる平面視逆三角形状(逆テーパ状)の左右対称形状に成形されている。これを言換えると、センタースタビライザ6の左右両側縁は、自身の幅方向中心を通るセンターフロート2の中心線S2(船体の直進方向)に対して、同一の傾斜角逆テーパ角)θ1は有している。さらに、センタースタビライザ6は、水平面状に形成されている。

0039

また、センターフロート2の前方近傍には、両面が上下を向いて互いに対向する上下一対の保護プレート13,13が配置されるとともに、センタースタビライザ6の前端部からは抵抗板14が延設されている。

0040

抵抗板14は、側面視において、支持フレーム12の切欠かれた傾斜面に沿うように、センタースタビライザ6の前端側から前方に向かって上方傾斜しており、この抵抗版14における支持フレーム12から両側方に延出された左右縁は、平面視で、センタースタビライザ6の左右両縁から連続するように、前方に向かって幅が次第に拡大する形状に成形されている。ちなみに、抵抗板14は、支持フレーム12の前端又は側面に固着されている。

0041

保護プレート13は、抵抗板14のさらに前側に位置し、側面視で、前方に向かって上方傾斜するように傾いた状態で、支持フレーム12の前端部に取付固定されている。上下の保護プレート13,13は、互いに平行であって、水平方向に対する傾斜角(上方傾斜角)θ2が、40〜50°に設定されている。

0042

この保護プレート13は、平面視で、支持フレーム12から左右両側に突出しており、センタースタビライザ6の左右両縁から連続するように、前方に向かって左右幅が次第に拡大する形状に成形されている。

0043

上記サイドスタビライザ4L,4Rは、その幅方向の中心が、真上側のサイドフロート1L,1Rの中心線S1上に位置し、自身の幅が全長方向前側に向かって次第に狭くなる平面視三角形状(テーパ状)に成形されている。これを言換えると、サイドスタビライザ4L,4Rの左右両側縁は、自身の幅方向中心を通るサイドフロート1L,1Rの中心線S1に対して、同一の傾斜角(正テーパ角)θ3は有し、該中心線S1に対して対称形状に成形されている。

0044

また、左右のサイドスタビライザ4L,4Rは、背面視で、互いに近づく方向に向かって下降傾斜した状態で、対応する支持フレーム12の下端側に一体的に設けられており、この左右方向の内側に向かって下降傾斜する傾斜角(左右傾斜角)θ4が25〜35°に設定されている。

0045

また、左右のサイドスタビライザ4L,4Rは、平面視において、センターフロート2の中心線S2に対して左右対称な状態で、前方に向かって互いに近づく方向に傾斜し、該支持フレーム12及びサイドフロート1R,1Lが左右内側に傾いた状態で、本体フレーム3に固設されており、これを言換えると、サイドスタビライザ4L,4Rの幅方向中心を通過するサイドフロート1L,1Rの中心線S1は、船体の直進方向に対して傾斜角(前後傾斜角)θ5を有している。

0046

さらに、サイドフロート1L,1Rの前方近傍には、両面が上下を向いて互いに対向する上下一対の保護プレート16が配置されている。該保護プレート16は、側面視で、水平状態で前後方向に形成され、支持フレーム12の前端部に取付固定されている。この保護プレート16は、支持フレーム12から左右両側に突出し、平面視前方に向かって左右幅が次第に拡大する台形状に成形されている。

0047

なお、保護プレート13,16及び抵抗板14の材質は、金属でもよいが、一定以上の強度が保持できれば、FRP等の合成樹脂や、木材を材料でもよい。

0048

次に、図6に基づき、搭乗部7及び船外機8の構成を説明する。

0049

図6は、搭乗部及び船外機の要部構成を示す側面図である。搭乗部7の後壁(後端部)は、船外機8を取付ける取付部17を構成している。一方、船外機8には、該船外機8を搭乗部7の後壁17に取付ける取付具18が設置され、取付具18の真後ろに形成される上下方向の回動軸19の軸回り水平回動可能に構成され、前方に突出する操作ハンドル21によって、操向操作を行うことが可能に構成されている。

0050

この船外機8の取付具18を搭乗部7の後壁17に着脱自在に固定することにより、船外機8のプロペラ22が水中に浸漬された状態で、該船外機8を船体に着脱自在に設置している。この際、被取付部18のボルト固定部分を覆う盗難防止用カバー23が、後壁17に取付けられており、盗難防止用カバー23を搭乗部7から取外せないようにロックすることにより、船外機8の取外しも規制され、これによって高価な船外機8の盗難が防止される。

0051

また、収納袋9は、搭乗部7の下面から吊下げられるようにして、その上端部が、リング状の取付具24によって、搭乗部7の挿通孔7aに固定され、取付具24から内部が露出する該収納袋24に等の魚介類収納される。

0052

次に、図7乃至図10に基づいて盗難防止用カバー23の構成について詳述する。

0053

図7乃至図9は、盗難防止用カバーの平断面図、側断面図、背面図である。取付具18は、側面視U字状に曲げ形成された取付具本体24と、取付具本体24の前片24a側に挿通される前後方向の取付ネジ26と、取付ネジ26の前端部に設けられて取付ネジ26から直交方向に延びる操作ハンドル27と、取付ネジ26の後端部に設けられ且つ表裏面が前後に向けられた接当プレート28とを備えてる。

0054

船外機8は、この取付具18を、左右一対で備え、各取付具18は、取付具本体24が上記後壁17を上端側から前後で挟むようにして該後壁17に装着され、操作ハンドル27による取付ネジ26の締付によって、接当プレート28が後壁17の前面側に接当し、船外機8の後壁17への固定を行う一方で、取付ネジ26の締付解除によって、船外機8の後壁17からの固定解除を行う。

0055

上述した盗難防止用カバー23は、直方体状に成形されたボックス体であって、後壁17の前面に沿って着脱自在にボルト固定される。この盗難防止用カバー23の後面から上面前端部に至る範囲には、該盗難防止用カバー23の内側を露出させる開口部29が形成されている。

0056

この開口部29を介して、各取付具18の一部が盗難防止用カバー23の上面から上方に突出した状態になり、取付ネジ26の後側半部及び操作ハンドル27の上方、両側方及び前方が盗難防止用カバー23に覆われ、後方が取付具本体24の前面によってカバーされる。このため、盗難防止用カバー23を後壁17に取付固定すると、船外機8が船体から着脱ができない状態になる。

0057

盗難防止用カバー23の取付固定手段を詳述すると、盗難防止用カバー23の後面における開口部29を挟んだ左右対称位置には、ボルト挿通孔23aがそれぞれ穿設されている一方で、後壁17における左右のボルト挿通孔23aが位置する位置にも、それぞれ固定孔17aが穿設されている。

0058

この左右のボルト挿通孔23a,23aの位置を対応する固定孔17a,17aの位置に一致させた状態で、後壁17の後面側から、固定ボルト31,31を、左右の固定孔17a,17a及びボルト挿通孔23a,23aにそれぞれ挿入させ、該左右の固定ボルト31,31の先端側を盗難防止用カバー23の内側に突出させる。この各固定ボルト31における盗難防止用カバー23内に突出した先端部に、固定ナット32をネジ係合させ、締付けることにより、盗難防止用カバー23が後壁17に着脱自在にボルト固定される。

0059

ちなみに、固定ボルト31のボルトヘッド31a及び固定ナット32は、正六角形の断面形状を有しているため、固定ボルト31及び固定ナット32の締付及び締付解除は、ISO(登録商標)等で規格化されたレンチスパナ等を用いて容易に行うことが可能である。ただし、固定ボルト31及び固定ナット32を、盗難防止用カバー23を後壁17に固定させた状態で、ロックするロック部材であるロックナット33が設けられている。

0060

図10(A),(B)はロックナットの構成を示す側面図及び正面図である。固定ナット32からさらに前方に突出した固定ボルト31の先端部にロックナット33がネジ係合された状態で装着されている。ロックナット33は、固定ボルト31の軸方向視で、五角形状(さらに具体的には正五角形)に成形され、ロックナット33に外接する円の径は固定ナット32に外接する円の径よりも短く設定され、ロックナット33は、その厚みが固定ナット32の厚みよりも非常に薄く設定されて板状をなしている。

0061

このロックナット33は、該ロックナット33の外形同一形状に打抜き形成された専用レンチによって締付及び締付解除を行い、規格化されたレンチやスパナでは締付及び締付解除作業を行うことができないようになっている。またロックナット33は厚みも薄いため、プライー等の工具を用いて締付及び締付解除を行うこともできない。そして、このロックナット33の締付を解除しない限り、固定ナット32の締付解除も行えないため、このロックナット33によって、盗難防止用カバー23を固定状態でのロックすることができる。

0062

なお、このロックナット33のロック・ロック解除や、固定ボルト31及び固定ナット32の固定・固定解除は、上記した開口部29を介して行う。

0063

以上のように構成されるフロート型船舶によれば、水面Mが各フロート1L,1Rの上下幅中途程度(図示する例では半分程度)に位置する進水状態で、船体を前進走行させている最中に、船外機8による排水方向を、船体の直進方向に対して、左右方向旋回側に傾斜させた場合、船尾が旋回側と反対側に振られ、左右のサイドスタビライザ4L,4Rの左右傾斜角θ4によって、旋回側が沈み込むとともに旋回反対側が浮上するように船体が旋回側に傾き、センタースタビライザ6の逆テーパ形状の左右縁側によって、船体が迅速に旋回作動し、旋回の全体工程が速やかに完了する。

0064

また、左右両側に張出した各スタビライザ4L,4R,6は、波が荒い場合等に、船体を安定させるように作用する他、左右のサイドスタビライザ4L,4Rの前後傾斜角θ5及び正テーパ角θ3によって、前進走行時における水のかき分け性能も向上し、直進走行性能も向上する。

0065

次に、図11に基づき本発明の別実施形態について上述した例と異なる点を説明する。

0066

図11(A),(B)は本発明の別実施形態を示す平面図及び背面図である。本体フレーム3の搭乗部7から左右両側に突出した部分は、それぞれ本体フレーム3の搭乗部7側(主フレーム部34)に対して、上方回動されて折畳まれるサイド折畳みフレーム部36になるとともに、本体フレーム3の搭乗部7から前方に突出した部分は、主フレーム部34に対して、上方回動されて折畳まれるフロント折畳みフレーム部37になる。

0067

各折畳みフレーム部36,37は、主フレーム部34にヒンジ部38を介して取付支持され、その上面側が搭乗部7の周壁部に接当する位置まで上方回動され、この各折畳みフレーム部36,37の上方回動によって、各フロート1L,1R,2が搭乗部7側に折畳まれて格納され、前後長及び左右幅がコンパクトになり、持運び保管が容易になる。

0068

すなわち、ヒンジ部38によって、フロート1L,1R,2及びその支持部分である折畳みフレーム部36,36,37を格納する格納機構を構成している。

0069

各折畳みフレーム部36,37は、外側側方又は前方に展開される展開姿勢図11(A)参照)と、搭乗部7側に折畳まれる格納姿勢(同図(B)参照)とのそれぞれで位置決め固定される。

0070

また、主フレーム部34の下面の前後位置には、それぞれ左右一対の車輪39が設置され、この車輪39によって、各折畳みフレーム部36及び各フロート1L,1R,2が搭乗部7にコンパクトに折畳まれた折畳み状態時におけるフロート型船舶の地上での搬送を容易にしている。

0071

1L,1Rサイドフロート(フロート)
2センターフロート(フロート)
3本体フレーム
4L,4Rサイドスタビライザ(安定板,スタビライザ)
6センタースタビライザ(安定板,スタビライザ)
7搭乗部
8船外機
12支持フレーム(支持部材)
12a配置孔
13保護プレート
16 保護プレート
17取付部(後壁)
23盗難防止用カバー

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