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技術 シート給送装置及び画像形成装置

出願人 キヤノン株式会社
発明者 三又昭範青木大介
出願日 2012年4月17日 (8年7ヶ月経過) 出願番号 2012-094007
公開日 2013年10月28日 (7年1ヶ月経過) 公開番号 2013-220904
状態 未査定
技術分野 シート、マガジン及び分離
主要キーワード 退避面 移動規制位置 昇降カム 衝撃吸収機構 カムモータ 給紙カム 給紙フレーム 制御速度
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (9)

課題

シート給送時の衝突音を低減すると共にシート給送精度の低下を防止することのできるシート給送装置及び画像形成装置を提供する。

解決手段

規制部材17により、給送ローラ12を回転自在に支持する上下方向に移動可能な保持部材15の移動を規制する。そして、制御部は、規制機構3を制御し、非回転状態シートSと当接した給送ローラ12が回転を開始する前に、規制部材17を、保持部材15の移動を規制する移動規制位置から保持部材15の移動を可能とする移動可能位置に移動させる。

概要

背景

従来のプリンタ複写機FAX等の画像形成装置においては、複数枚シートを支持するシート支持部からシートを1枚ずつ分離して送り出し、画像形成部に給送するためのシート給送装置を備えている。例えば、シートを1枚給送するたびに、シート支持部である中板を上昇させてシートを給送ローラ押し付けて給送し、シートの給送が終わると、中板を下降させてシート支持部に支持されているシートを給送ローラから離間させる構成のシート給送装置がある。

この従来のシート給送装置としては、一般に、給紙カムを用いて中板を昇降させており、シート給送装置の待機時において、中板は中板上のシートが給送ローラと当接しない位置まで給紙カムにより押し下げられた状態で停止している。この時、中板にはバネにより、給送ローラ方向へ付勢力が働いている。このため、給送動作が開始され、給紙カムが回転すると、このカムの回転と同時に中板と給紙カムの係合解除され、中板に設けられているカムフォロアが給紙カムのカム面に沿うことによって中板が上昇する。

そして、このように中板が上昇すると、やがてシートが給送ローラに当接するが、この際、給送ローラとシートとの間に大きな衝突音が生じる。そこで、従来は、例えば給送ローラを上下方向に移動可能とし、シートが当接した際には給送ローラを上方に移動させることにより衝突音の発生を抑える構成が知られている(特許文献1参照)。

概要

シート給送時の衝突音を低減すると共にシート給送精度の低下を防止することのできるシート給送装置及び画像形成装置を提供する。規制部材17により、給送ローラ12を回転自在に支持する上下方向に移動可能な保持部材15の移動を規制する。そして、制御部は、規制機構3を制御し、非回転状態でシートSと当接した給送ローラ12が回転を開始する前に、規制部材17を、保持部材15の移動を規制する移動規制位置から保持部材15の移動を可能とする移動可能位置に移動させる。

目的

本発明は、このような現状に鑑みなされたものであり、シート給送時の衝突音を低減すると共にシート給送精度の低下を防止することのできるシート給送装置及び画像形成装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

シートを支持する昇降可能なシート支持部と、前記シート支持部を昇降させる昇降機構と、前記昇降機構により昇降した前記シート支持部に支持されたシートと当接してシートを給送する給送ローラと、前記給送ローラを回転自在に支持し、上下方向に移動可能に保持する保持部材と、前記保持部材の移動を規制する規制部材と、前記規制部材を、前記保持部材の移動を規制する移動規制位置及び前記保持部材の移動を可能とする移動可能位置に移動させる移動部と、前記給送ローラが前記昇降機構により上昇させた前記シート支持部が支持しているシートと当接し、前記給送ローラが回転を開始する前に、前記規制部材を前記移動可能位置から前記移動規制位置に移動させるように前記移動部を制御する制御部と、を備えたことを特徴とするシート給送装置。

請求項2

前記移動部は、前記規制部材を、前記移動可能位置及び前記移動規制位置の間を直線的に移動させて、前記保持部材に当接して上下方向の移動を規制することを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。

請求項3

前記移動部は、前記規制部材を回転させながら、前記移動可能位置及び前記移動規制位置の間を移動させて、前記保持部材に当接して上下方向の移動を規制することを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。

請求項4

前記保持部材を上下方向に移動可能に支持するフレームと、前記保持部材と前記フレームとの間に設けられ、前記シート支持部の上昇によりシートが前記給送ローラに当接する際の衝撃を緩和する保持部材緩衝部材と、を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート給送装置。

請求項5

前記シート支持部の前記給送ローラと対応する位置にシート支持部緩衝部材を設けることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート給送装置。

請求項6

画像形成部と、前記画像形成部にシートを給送する請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート給送装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置

技術分野

0001

本発明は、シート給送装置及び画像形成装置に関し、特にシートを支持するシート支持部を、シートを給送する際には上昇させ、シートの給送が終了すると下降させる昇降機構の構成に関する。

背景技術

0002

従来のプリンタ複写機FAX等の画像形成装置においては、複数枚のシートを支持するシート支持部からシートを1枚ずつ分離して送り出し、画像形成部に給送するためのシート給送装置を備えている。例えば、シートを1枚給送するたびに、シート支持部である中板を上昇させてシートを給送ローラ押し付けて給送し、シートの給送が終わると、中板を下降させてシート支持部に支持されているシートを給送ローラから離間させる構成のシート給送装置がある。

0003

この従来のシート給送装置としては、一般に、給紙カムを用いて中板を昇降させており、シート給送装置の待機時において、中板は中板上のシートが給送ローラと当接しない位置まで給紙カムにより押し下げられた状態で停止している。この時、中板にはバネにより、給送ローラ方向へ付勢力が働いている。このため、給送動作が開始され、給紙カムが回転すると、このカムの回転と同時に中板と給紙カムの係合解除され、中板に設けられているカムフォロアが給紙カムのカム面に沿うことによって中板が上昇する。

0004

そして、このように中板が上昇すると、やがてシートが給送ローラに当接するが、この際、給送ローラとシートとの間に大きな衝突音が生じる。そこで、従来は、例えば給送ローラを上下方向に移動可能とし、シートが当接した際には給送ローラを上方に移動させることにより衝突音の発生を抑える構成が知られている(特許文献1参照)。

先行技術

0005

特開2005−15118号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかし、このような従来のシート給送装置においては、シート給送時の衝突音を低減することはできるが、給送ローラによりシートの給送が行われる際、給送ローラが固定されていないため、給送ローラによるシート給送精度が低下してしまう。

0007

そこで、本発明は、このような現状に鑑みなされたものであり、シート給送時の衝突音を低減すると共にシート給送精度の低下を防止することのできるシート給送装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、シート給送装置において、シートを支持する昇降可能なシート支持部と、前記シート支持部を昇降させる昇降機構と、前記昇降機構により昇降した前記シート支持部に支持されたシートと当接してシートを給送する給送ローラと、前記給送ローラを回転自在に支持し、上下方向に移動可能に保持する保持部材と、前記保持部材の移動を規制する規制部材と、前記規制部材を、前記保持部材の移動を規制する移動規制位置及び前記保持部材の移動を可能とする移動可能位置に移動させる移動部と、前記給送ローラが前記昇降機構により上昇させた前記シート支持部が支持しているシートと当接し、前記給送ローラが回転を開始する前に、前記規制部材を前記移動可能位置から前記移動規制位置に移動させるように前記移動部を制御する制御部と、を備えたことを特徴とするものである。

発明の効果

0009

本発明のように、給送ローラが回転を開始する前に、規制部材によって給送ローラを回転自在に支持する保持部材の移動を規制することにより、シート給送時の衝突音を低減すると共にシート給送精度の低下を防止することができる。

図面の簡単な説明

0010

本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の一例であるフルカラーレーザプリンタの全体構成図。
上記シート給送装置の構成を説明する図。
上記シート給送装置に設けられた規制機構の構成を説明する図。
上記シート給送装置の制御ブロック図。
上記シート給送装置のシート給送動作を説明するタイミングチャート
上記シート給送装置衝撃吸収機構の説明図。
本発明の第2の実施の形態に係るシート給送装置に設けられた規制機構の構成を説明する図。
上記シート給送装置衝撃吸収機構の説明図。

実施例

0011

以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の一例であるフルカラーレーザプリンタの全体構成図である。図1において、1はフルカラーレーザプリンタ、1Aはフルカラーレーザプリンタ本体(以下、プリンタ本体という)である。この装置本体であるプリンタ本体1Aには、記録用紙プラスチックシート、布等のシートに画像を形成する画像形成部1B、シートを給送するシート給送装置1C等が設けられている。

0012

画像形成部1Bは、イエローマゼンタシアン及びブラックの4色のトナー画像を形成するプロセスカートリッジ120(120y,120m,120c,120k)を備えている。なお、このプロセスカートリッジ120は、時計方向回転駆動される感光体ドラム103(103y,103m,103c,103k)、現像ローラ105(105y,105m,105c,105k)等を備え、プリンタ本体1Aに着脱可能に装着されている。また、画像形成部1Bは、プロセスカートリッジ120の鉛直上方に配置され、画像情報に基づいてレーザビームを感光体ドラム103に照射し、感光体ドラム上に静電潜像を形成するレーザスキャナユニット104を備えている。

0013

図1において、1Dは中間転写ベルトユニットである。この中間転写ベルトユニット1Dは、無端状の中間転写ベルト106と、中間転写ベルト106の内側に感光体ドラム103と対向して配設された1次転写ローラ121(121y,121m,121c,121k)を備えている。中間転写ベルト106は、駆動ローラ101a、2次転写対向ローラ101、従動ローラ101bに張架されると共に全ての感光体ドラム103に当接しながら矢印方向に回転する。

0014

ここで、1次転写ローラ121は、中間転写ベルト106を押圧し、中間転写ベルト106と感光体ドラム103とが当接する1次転写部を形成すると共に、不図示のバイアス印加手段により中間転写ベルト106に転写バイアス印加する。そして、この1次転写ローラ121によって中間転写ベルト106に1次転写バイアスを印加することにより、感光体ドラム上の各色トナー像が順次中間転写ベルト106に転写され、これにより中間転写ベルト上にはフルカラー画像が形成される。

0015

また、中間転写ベルト106の外周面側において2次転写対向ローラ101に対向する位置には、中間転写ベルト106を介して2次転写対向ローラ101に圧接し、2次転写部を形成する2次転写ローラ102が配設されている。そして、2次転写ローラ102に、不図示の2次転写バイアス印加手段としての2次転写バイアス電源高圧電源)から、トナー正規帯電極性とは逆極性バイアスが印加される。これによって、中間転写ベルト106上のトナー像がシートSに転写(2次転写)される。

0016

シート給送装置1Cは、プリンタ本体1Aに着脱自在に装着されたシート収納部である給紙カセット10と、給紙カセット10に収納されたシートSを送り出す給送ローラ12を備えている。この給紙カセット10には、シートSを支持すると共に収納されたシートSを給送ローラ12に押圧するシート支持部である中板11が設けられている。なお、給紙カセット10に収納されたシートSを給送する際は、後述する昇降機構により給送ローラ12の回転動作連動して中板11が上昇し、中板11に支持されたシートSが給送ローラ12に圧接する。そして、このようにシートSが圧接している状態で給送ローラ12を回転させてシートSを送り出す。なお、図1において、200は制御部であり、この制御部200は、例えばシート給送時、給送ローラ12を駆動する後述する図4に示す給紙モータM及び後述する規制機構の駆動を制御する。

0017

次に、このように構成されたフルカラーレーザプリンタ1の画像形成動作について説明する。シートにカラー画像を形成する場合は、まず各プロセスカートリッジ120の感光体ドラム103を反時計方向に所定の制御速度で回転駆動する。また、中間転写ベルト106もドラム回転に順じた方向に感光体ドラム103の速度に対応した速度で回転駆動し、略同タイミングでレーザスキャナユニット104も駆動する。

0018

この駆動に同期して、各プロセスカートリッジ120において、感光体ドラム表面を一様に帯電した後、不図示のコントローラから送信された各色成分の画像信号に基づいてレーザスキャナユニット104により感光体ドラム103に対して露光を行う。これにより、感光体ドラム表面に静電潜像が形成される。

0019

次に、各プロセスカートリッジ120において、この静電潜像を現像ローラ105により、マゼンダ、イエロー、シアン、ブラックの各色トナーによって現像して感光体ドラム上にトナー像を形成する。そして、この後、トナー像が感光体ドラム103の回転に伴って感光体ドラム103と中間転写ベルト106とが当接する転写部位に達すると、1次転写ローラ121によって1次転写バイアスを印加する。これにより、感光体ドラム上のトナー像は、中間転写ベルト106の回転に伴いマゼンタ、イエロー、シアン、ブラックの順で順次中間転写ベルト上に転写され、これにより中間転写ベルト上にカラートナー画像が形成される。

0020

一方、このようなカラートナー画像形成動作並行して所定のシーケンス制御タイミングにて給送ローラ12により、給紙カセット10からシートSが送り出される。そして、このシートSは、フィードローラ13と分離ローラ14のニップ部に達し、シートSが2枚以上重なって給送されてきた場合には、このニップ部において分離ローラ14により捌かれ、シートSは1枚に分離される。

0021

次に、このように分離ローラ14とフィードローラ13により構成される分離部により、1枚ずつ分離された後、シートSは中間ローラ100により2次転写対向ローラ101と2次転写ローラ102とにより構成される2次転写部に搬送される。そして、この2次転写部において、2次転写ローラ102に印加される転写バイアスによってシート上にカラートナー画像が一括転写される。

0022

次に、カラートナー画像が転写されたシートSは、中間転写ベルト106から分離され、定着フィルム107と加圧ローラ108を有する定着装置1Eへ導入される。そして、この定着装置1Eを通過する際、シートSは定着ニップ部で加熱・加圧され、各色トナー像の混色及び定着がなされる。さらに、カラートナー画像が定着されたシートSは、この後、排紙ローラ対109,110によりプリンタ本体上面に設けられた排紙トレイ111に排紙される。

0023

まず、給紙カセット10に設けられた中板11を昇降させる昇降機構について説明する。図2の(a)に示すように、中板11は、給紙カセット10の底面と中板11との間に設けられた押圧バネ26によって上方向に付勢されている。中板11には、中板昇降カム28が摺接し、中板昇降カム28は昇降用ギア27a,27bを介して中板昇降用モータ27に接続されている。これらの構成により本実施の形態の昇降機構が構成される。

0024

そして、シート給送の際、中板昇降用モータ27からの駆動が昇降用ギア27a,27bを介して中板昇降カム28を回転させることにより、中板11が、図2の(a)に示す下降位置から上昇する。図2の(b)に示すように、中板11により支持されたシートSを給送ローラ12に圧接させる位置に中板11が上昇すると、給送ローラ12を回転させてシートSを下流側に配置されているフィードローラ13に向けて送り出す。シートSをフィードローラ13に送り出した後に中板11は下降して図2の(a)の状態に戻る。そして、この一連の動作が、給紙毎に繰り返される。なお、本実施の形態において、1つのジョブ中は、中板昇降カム28を連続的に回転させているが、給送ローラ12は連続回転ではなく、シートSと当接した時には、非駆動状態となって停止していて、シートSと当接してから回転が開始されて1回転する。

0025

ここで、図2において、15は給送ローラ12を回転自在に支持する保持部材、2はプリンタ本体1Aに設けられた給紙フレームであり、保持部材15は給紙フレーム2に支持されたフィードローラ13の軸13aに上下方向に回動自在に設けられている。また、この給紙フレーム2と保持部材15との間には緩衝部材(保持部材緩衝部材)16が設けられている。給送ローラ12は駆動軸20により給紙モータM(図4に図示)からの駆動が伝達されて回転する。

0026

そして、緩衝部材16を設けることにより、シートSが給送ローラ12に当接した際、図2の(b)に示すように保持部材15は緩衝部材16を変形させながら回動する。これにより、シート当接時の衝撃を吸収することができて衝撃音を低減することができる。

0027

ところで、緩衝部材16を設けることにより、シートSが当接した時の衝撃音を低減することはできるが、給送ローラ12は固定されていないため位置が安定しない。そのため、シートSの給送ローラ12と中板11に支持されているシートSとの当接圧給紙圧)や当接角度等が不安定となり、シートが送り出せなかったり、シートを斜めに送り出したり、シートを給送するタイミングが遅れたりする。すなわち、シートの給送精度を低下させる。そこで、本実施の形態においては、図3に示すような規制機構3を設け、この規制機構3によって保持部材15の上方への移動を規制することにより、給送ローラ12を規制することができる。

0028

規制機構3は、保持部材15の位置を規制する規制部材17、給紙フレーム2と規制部材17との間に配された圧縮バネ18、給紙フレーム2に回転可能に支持された駆動カム19を備えている。なお、規制部材17は給紙フレーム2にシート給送方向と直交する幅方向に移動可能に設けられており、駆動カム19の回転により保持部材15の位置を規制する移動規制位置と、保持部材15の移動を妨げない移動可能位置に直線的に進退可能となっている。

0029

駆動カム19はカム軸19aの下部に設けられ、カム軸19aの上部にはギア19bが設けられている。このギア19bは、カムモータ29のモータ軸に設けられているギア29bに噛み合っていて、カムモータ29の回転がカム軸19aに伝達される。これらの機構により保持部材15を移動させる移動部が構成される。

0030

ここで、図3の(a)は非回転状態の給送ローラ12にシートSが当接した時の状態を示しており、既述したように保持部材15が緩衝部材16を変形させながら上方回動している。このとき、給送ローラ12の位置は不安定となっている。そして、この状態となった後、制御部200は、カムモータ29によりカム軸19aを回転させて、カム軸19aの下部に設けられた駆動カム19を回転させる。これにより、規制部材17は、圧縮バネ18に抗しながら保持部材15の方向に移動し、図3の(b)に示すように保持部材15の上面に当接して保持部材15の高さ方向の位置を規制する。すなわち、給送ローラ12の上方への移動を規制する。

0031

この結果、給送ローラ12を、シートの給送が可能な所定の給送位置で上方への移動を規制することができる。つまり、給送ローラ12にシートSが当接した後、規制部材17によって保持部材15の位置を規制することにより、給送ローラ12を、シートの給送が可能な所定の高さの給送位置で固定することができる。そのため、押圧バネ26により押し上げられる中板11に支持されているシートが給送ローラ12に当接したときの当接圧(給紙圧)が安定する。

0032

なお、図3の(b)に示すように規制部材17はテーパ面を備えているため、回動した保持部材15の位置にかかわらず保持部材15を押し下げて保持部材15の上面上に移動し、保持部材15の位置を規制することができる。そして、このように規制部材17によって保持部材15が固定された後、所定の給送位置にある給送ローラ12に駆動を伝達して回転させることにより、シートSの給送を開始する。

0033

なお、図4は、本実施の形態に係るシート給送装置1Cの制御ブロック図である。図4に示すように、制御部200には中板昇降用モータ27、カムモータ29、給紙モータMの他、中板昇降カム検知センサS1、規制部材検知センサS2が接続されている。ここで、中板昇降カム検知センサS1は、中板昇降カム28が設定角度分回転したときにONとなるものであり、中板昇降カム検知センサS1がONとなることにより、制御部200は、中板11が所定位置まで上昇したと判断する。

0034

なお、本実施の形態においては、この設定角度はシートSが少載時にピックアップローラに当接する位置に設定されている。また、規制部材検知センサS2は、規制機構3の移動部により規制部材17が保持部材15の高さ位置を規制する位置に完全に移動するとONとなるものである。そして、規制部材検知センサS2がONとなることにより、制御部200は、給送ローラ12が給送位置で固定されたと判断する。

0035

また、図5は、本実施の形態に係るシート給送装置1Cのシート給送動作を説明するタイミングチャートである。そして、シートを給送する際には、制御部200は、まず中板昇降用モータ27を駆動して中板昇降カム28を回転させる。この後、中板昇降カム28が設定角度分回転して中板昇降カム検知センサS1がONとなると、T1sec後に、カムモータ29を駆動して駆動カム19を回転させ、規制部材17を圧縮バネ18に抗しながら保持部材15の方向に移動させる。そして、規制部材17が図3の(b)に示すように保持部材15の上面に当接して保持部材15の高さ方向の位置を規制する位置に達し、これに伴って規制部材検知センサS2がONすると、T2sec後に、給紙モータMを駆動する。これにより、給送ローラ12が回転し、中板11に支持されているシートのうちの最上位のシートの給送動作が行われる。

0036

なお、本実施の形態においては、図6に示すように、中板11のシートに接触する面には、シートの積載量が少量となったときに束の状態でシートが送り出されないようにするための、摩擦係数の大きな分離シートを取り付けている。そして、分離シート23と中板11との間に緩衝部材(シート支持部緩衝部材)24を配置している。そして、このように中板側にも緩衝部材24を設けることにより、中板11が上昇してシートが給送ローラに衝突したときの衝撃音を、より低減させることができる。

0037

以上説明したように、本実施の形態においては、保持部材15と給紙フレーム2との間に緩衝部材16を設けることにより、中板11の上昇によりシートが給送ローラ12に当接する際の衝撃を緩和することができる。これにより、給送ローラ12とシートSとの衝撃音を低減することができる。さらに、給送ローラ12が回転を開始する前に、規制部材17によって保持部材15の移動を規制する。これにより、給送ローラ12によってシートを給送する際、給送ローラ12を支持する保持部材15の上方への移動を規制することができるので、上述した給送精度の低下を防止することができる。

0038

つまり、本実施の形態のように、給送ローラ12が回転を開始する前に、規制部材17によって保持部材15の移動を規制することにより、シート給送時の衝突音を低減すると共にシート給送精度の低下を防止することができる。

0039

なお、本実施の形態では、規制部材17を保持部材15の上方への移動を規制して給送ローラ12を固定する例を示したが、本発明の固定方法はこれに限定されない。例えば、保持部材15の側面に凹部を設け、この凹部に規制部材17が側方から移動して差し込まれるようにして、保持部材15の上下方向の移動を規制するようにしてもよい。なお、この例では、第1実施の形態の構成に対して、保持部材15に凹部を形成し、規制部材17の移動位置を凹部に対応する位置に設定するだけで容易に実施することが可能である。

0040

ところで、本実施の形態においては、規制部材17を幅方向に移動させて保持部材15を規制する場合について説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、回転可能な規制部材を用いて保持部材15を規制しても良い。

0041

次に、この回転可能な規制部材を用いて保持部材15を規制した本発明の第2の実施の形態について説明する。図7は、本実施の形態に係るシート給送装置に設けられた規制機構の構成を説明する図である。なお、図7において、既述した図3と同一符号は、同一又は相当部分を示している。

0042

図7において、3Aは規制機構であり、この規制機構3Aは、保持部材15の位置を規制する規制部材25と規制部材用モータ30を備えている。ここで、この規制部材25は給紙フレーム2に回転可能に支持されると共に、回転方向位相の合わせは規制部材用モータ30によって制御される。また、この規制部材25は、図8に示すように、テーパ面を有する規制部材退避面25aと規制部材規制面25bを備えている。なお、規制部材25の回転方向の位相の合わせは、規制部材用モータ30をパルスモータとし、パルスモータに入力するパルス数より合わせてもよいし、規制部材25にエンコーダを設け、エンコーダの回転数センサによりカウントして合わせてもよい。

0043

ここで、図8の(a)は給送ローラ12にシートSが当接した時の状態を示しており、このとき、既述したように保持部材15が緩衝部材16を変形させながら回動し、これにより給送ローラ12の位置は不安定となっている。なお、このとき規制部材25の位置は、規制部材退避面25aが保持部材15に臨む位置(位相)となっている。そして、規制部材25が、このような位置に移動していることにより、給送ローラ12にシートSが当接するとき、保持部材15の上方回動が可能となるため緩衝部材16の緩衝作用を発揮させることができる。

0044

そして、この後、規制部材25を回転させると、図8の(b)に示すように規制部材規制面25bが保持部材15の上面に当接し、保持部材15の高さ方向の位置を規制する。これにより、給送ローラ12を所定の給送位置で上方への移動を規制することができる。なお、図8の(b)に示すように、規制部材25が回動することにより、規制部材規制面25bのテーパ面が、保持部材15の位置にかかわらず保持部材15を押し下げて上面に当接するため、保持部材15の高さ方向の位置を規制することができる。なお、本実施の形態も上述した第1の実施の形態と同等の動作をするため、詳細な説明は省略する。

0045

以上説明したように、本実施の形態では、給送ローラ12が回転を開始する前に、規制機構3Aによって回転させながら規制部材25を、保持部材15の移動を規制する位置に移動させている。そして、このように保持部材15の移動を規制することにより、シート給送時の衝突音を低減すると共に上述したシート給送精度の低下を防止することができる。

0046

なお、これまで説明した第1及び第2実施の形態では、画像形成装置の一例としてフルカラーレーザプリンタ1を示したが、本発明は、これに限らない。例えば、ファクシミリ等の他の画像形成装置や複写機、またこれらの複数の機能を有する複合機及び軽印刷機等と接続して使用する原稿搬送装置の給紙部についても同様に適用が可能である。

0047

また、これまで説明した第1及び第2実施の形態では、給紙フレーム2に上下方向に回動自在に設けられている保持部材15について説明したが、保持部材15を並行に昇降可能に設けても良い。

0048

1…フルカラーレーザプリンタ、1A…フルカラーレーザプリンタ本体、1B…画像形成部、1C…シート給送装置、2…給紙フレーム、3,3A…規制機構、10…給紙カセット、11…中板、12…給送ローラ、15…保持部材、17,25…規制部材、18…圧縮バネ、19…駆動カム、27…中板昇降用モータ、29…カムモータ、200…制御部、M…給紙モータ、S…シート、S1…中板昇降カム検知センサ、S2…規制部材検知センサ

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