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技術 前照灯の車両への取付配置構造

出願人 トヨタ自動車東日本株式会社株式会社小糸製作所
発明者 川村篤史植松裕志垣内直樹伊東誠
出願日 2012年4月19日 (7年7ヶ月経過) 出願番号 2012-095694
公開日 2013年10月28日 (6年1ヶ月経過) 公開番号 2013-220806
状態 特許登録済
技術分野 車両の外部照明装置、信号 車両用バンパ 非携帯用の照明装置またはそのシステム
主要キーワード 中央部品 整流フィン ヘッドランプ光 リフレクタ部材 被視認性 ヘッドランプリフレクタ ポジションランプ ヘッドランプユニット
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2013年10月28日)のものです。
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図面 (8)

課題

クリアランスランプ配光が十分に確保され、小型で設計の自由度の高い前照灯の車両への取付配置構造を提供する。

解決手段

アウターレンズ20は、クリアランスランプユニット40の前方に配置された意匠面部21と、意匠面部21のラジエータグリル3側の側方から灯具ボディ11側に延びる側面部22と、を有し、意匠面部21は、クリアランスランプユニット40からの光を前方に素通しする素通し部23と、クリアランスランプユニット40からの光を上下に拡散させる、左右方向に延びる複数の第一ステップ部24と、を有し、側面部22の一部は、ラジエータグリル3の前照灯10に隣接する端部よりも前方側に突出されており、前方側に突出された側面部22の一部には、クリアランスランプユニット40からの光を上下に拡散させる、前後方向に延びる複数の第二ステップ部25が設けられている。

概要

背景

クリアランスランプを備えた車両用灯具が知られている。クリアランスランプは一般的に車両の左右端部に設けられ、自車両の車幅を周囲の車両や歩行者に知らせることにより、夜間走行時の安全性を向上させている。このようなクリアランスランプは、自車両の周囲に自車両の存在を知らせるために、車両の前方はもちろん、側方まで光を出射させるように構成されている。

概要

クリアランスランプの配光が十分に確保され、小型で設計の自由度の高い前照灯の車両への取付配置構造を提供する。アウターレンズ20は、クリアランスランプユニット40の前方に配置された意匠面部21と、意匠面部21のラジエータグリル3側の側方から灯具ボディ11側に延びる側面部22と、を有し、意匠面部21は、クリアランスランプユニット40からの光を前方に素通しする素通し部23と、クリアランスランプユニット40からの光を上下に拡散させる、左右方向に延びる複数の第一ステップ部24と、を有し、側面部22の一部は、ラジエータグリル3の前照灯10に隣接する端部よりも前方側に突出されており、前方側に突出された側面部22の一部には、クリアランスランプユニット40からの光を上下に拡散させる、前後方向に延びる複数の第二ステップ部25が設けられている。

目的

本発明は、クリアランスランプの配光が十分に確保され、小型で設計の自由度の高い前照灯の車両への取付配置構造を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

車体と、前記車体に取り付けられた左右一対前照灯と、左右一対の前記前照灯の間に隣接するように配置された中央部品と、を備え、前記前照灯はそれぞれ、前方に開口部を備えた灯具ボディと、前記開口部を塞いで前記灯具ボディとの間に灯室を形成するアウターレンズと、前記灯室内に配置され、ヘッドランプ光源と、前記ヘッドランプ光源からの光を前照灯前方へ反射させるヘッドランプリフレクタと、を有するヘッドランプユニットと、を備え、前記灯室内に配置され、クリアランスランプ光源と、前記クリアランスランプ光源からの光を前照灯前方へ反射させるクリアランスランプリフレクタと、を有するクリアランスランプユニットと、を備え、前記アウターレンズは、前記クリアランスランプユニットの前方に配置された意匠面部と、前記意匠面部の前記中央部品側の側方から前記灯具ボディ側に延びる側面部と、を有し、前記意匠面部は、前記クリアランスランプユニットからの光を前方に素通しする素通し部と、前記クリアランスランプユニットからの光を上下に拡散させる、左右方向に延びる複数の第一ステップ部と、を有し、前記側面部の一部は、前記中央部品の前記前照灯に隣接する端部よりも前方側に突出されるとともに、前方側に突出された前記側面部の一部には、前記クリアランスランプユニットからの光を上下に拡散させる、前後方向に延びる複数の第二ステップ部が設けられていることを特徴とする前照灯の車両への取付配置構造

請求項2

前記第一ステップ部と前記第二ステップ部とが連続するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の前照灯の車両への取付配置構造。

請求項3

前記中央部品はラジエータグリルであり、前記ラジエータグリルは、左右方向に延びる整流フィンを有し、前記整流フィンと前記第二ステップ部とが連続するように形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の前照灯の車両への取付配置構造。

請求項4

前記第一ステップ部は、左右方向に複数に分割されており、前記クリアランスランプユニットからの光を上下左右に拡散させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の前照灯の車両への取付配置構造。

請求項5

前記意匠面部には、前記クリアランスランプユニットからの光を左右に拡散させる、上下方向に延びる複数の第三ステップ部が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の前照灯の車両への取付配置構造。

技術分野

0001

本発明は、前照灯の車両への取付配置構造に関する。

背景技術

0002

クリアランスランプを備えた車両用灯具が知られている。クリアランスランプは一般的に車両の左右端部に設けられ、自車両の車幅を周囲の車両や歩行者に知らせることにより、夜間走行時の安全性を向上させている。このようなクリアランスランプは、自車両の周囲に自車両の存在を知らせるために、車両の前方はもちろん、側方まで光を出射させるように構成されている。

先行技術

0003

特開2007−30809号公報
実開平6−23103号公報

発明が解決しようとする課題

0004

一方、近年では車両用灯具の小型化の要請、あるいはデザイン上の要請により、クリアランスランプを設ける配置空間が小さくなってきている。ところが、配置空間の前方に設けた開口によってクリアランスランプの照射範囲が決まってしまうため、クリアランスランプを小さな配置空間に配置した場合、クリアランスランプからの光を灯具前方幅広い範囲に照射させることができない。

0005

特許文献1は、ポジションランプ(クリアランスランプ)をヘッドランプよりも前方に位置させ、ポジションランプを覆うポジションレンズ部を、ヘッドランプを覆うランプレンズ部よりも外方へ膨出させ、クリアランスランプの配光を確保することを提案している。しかし、このような構成を採用した場合には、ヘッドランプなど他の光学系との干渉を避けるようにクリアランスランプを配置する必要があり、また、ポジションランプおよびヘッドランプを覆うアウターレンズの形状が制約されてしまう。このため、車両用灯具のデザインの自由度を確保できない。また、車両用灯具の前後方向の大きさが大きくなり、小型化の要請に応えることができない。

0006

特許文献2は、車両用灯具のアウターレンズの角部にシボを設け、側方に拡散光を出射させることを提案している。しかし、シボによって出射光の方向を制御することは難しく光の利用効率も悪い、また、角部がラジエータグリルなどの車体の一部で覆われてしまうと、側方へ光を照射することが難しい。このため、クリアランスランプの配光を十分に満たすことが難しかった。

0007

そこで本発明は、クリアランスランプの配光が十分に確保され、小型で設計の自由度の高い前照灯の車両への取付配置構造を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

上記課題を解決することのできる本発明の前照灯の車両への取付配置構造は、
車体と、
前記車体に取り付けられた左右一対の前照灯と、
左右一対の前記前照灯の間に隣接するように配置された中央部品と、を備え、
前記前照灯はそれぞれ、
前方に開口部を備えた灯具ボディと、
前記開口部を塞いで前記灯具ボディとの間に灯室を形成するアウターレンズと、
前記灯室内に配置され、ヘッドランプ光源と、前記ヘッドランプ光源からの光を前照灯前方へ反射させるヘッドランプリフレクタと、を有するヘッドランプユニットと、を備え、
前記灯室内に配置され、クリアランスランプ光源と、前記クリアランスランプ光源からの光を前照灯前方へ反射させるクリアランスランプリフレクタと、を有するクリアランスランプユニットと、を備え、
前記アウターレンズは、
前記クリアランスランプユニットの前方に配置された意匠面部と、
前記意匠面部の前記中央部品側の側方から前記灯具ボディ側に延びる側面部と、を有し、
前記意匠面部は、
前記クリアランスランプユニットからの光を前方に素通しする素通し部と、
前記クリアランスランプユニットからの光を上下に拡散させる、左右方向に延びる複数の第一ステップ部と、を有し、
前記側面部の一部は、前記中央部品の前記前照灯に隣接する端部よりも前方側に突出されるとともに、
前方側に突出された前記側面部の一部には、前記クリアランスランプユニットからの光を上下に拡散させる、前後方向に延びる複数の第二ステップ部が設けられていることを特徴とする。

0009

本発明の前照灯の車両への取付配置構造において、前記第一ステップ部と前記第二ステップ部とが連続するように形成されていてもよい。

0010

本発明の前照灯の車両への取付配置構造において、前記中央部品はラジエータグリルであり、前記ラジエータグリルは、左右方向に延びる整流フィンを有し、前記整流フィンと前記第二ステップ部とが連続するように形成されていてもよい。

0011

本発明の前照灯の車両への取付配置構造において、前記第一ステップ部は、左右方向に複数に分割されており、前記クリアランスランプユニットからの光を上下左右に拡散させる構成としてもよい。

0012

本発明の前照灯の車両への取付配置構造において、前記意匠面部には、前記クリアランスランプユニットからの光を左右に拡散させる、上下方向に延びる複数の第三ステップ部が設けられていてもよい。

発明の効果

0013

本発明の前照灯の車両への取付配置構造によれば、クリアランスランプの素通し部を通過した光により前照灯前方正面が照射され、第一ステップ部を通過した光により前照灯前方の上下方向が照射され、第二ステップ部を通過した光により前照灯側方の上下方向が照射される。
これにより、前照灯前方から側方にかけて上下に幅広い領域をクリアランスランプ光源の光で照射することができる。また、第二ステップ部を車両の中央部品より前方側に突出された側面部の一部に形成したため、前照灯のデザイン性に影響を及ぼすことが少なく、また、車両用灯具である前照灯が大型化することがない。したがって、クリアランスランプの配光が十分に確保され、小型で設計の自由度の高い前照灯が提供される。

図面の簡単な説明

0014

本発明の実施形態に係る前照灯の車両への取付配置構造が適用された車両の前部における平面図である。
前照灯の内部構造を示す縦断面図である。
前照灯の車両への取付配置構造を説明する右側の前照灯部分における車両の正面図である。
前照灯の車両への取付配置構造を説明する右側の前照灯部分における車両の斜視図である。
クリアランスランプの光の経路を示す前照灯の部分縦断面図である。
クリアランスランプの光の経路を示す前照灯の部分横断面図である。
前照灯のクリアランスランプの照射領域を示す模式図である。

実施例

0015

以下、本発明に係る前照灯の車両への取付配置構造の実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係る前照灯の車両への取付配置構造が適用された車両の前部における平面図である。

0016

図1に示すように、本実施形態に係る取付配置構造は、車両1の車体2の前部に設けられる左右一対の前照灯10に適用される。
前照灯10は、車体2の前部における両側部に左右対称に設けられている。これら一対の前照灯10の間には、ラジエータグリル(中央部品)3が設けられている。ラジエータグリル3は、左右一対の前照灯10の間に隣接するように配置されている。このラジエータグリル3は、車両1のラジエータ(図示略)の前方側に配置されている。このラジエータグリル3は、車体2の左右方向に延びる複数の整流フィン3aを有している。

0017

本実施形態に係る取付配置構造が適用される車両1は、車幅方向の中央に位置するラジエータグリル3が、車幅方向の端部より前方に突き出た形状とされている。このため、一対の前照灯10は、車両1の輪郭に沿って車両の中央側から端部に向かって後方に傾いた形状とされている。

0018

次に、前照灯10の構造について説明する。なお、車体2の左右に設けられた一対の前照灯10は同一構造であるので、車体2の右側に設けられた前照灯10を例示して説明する。

0019

図2は前照灯の内部構造を示す縦断面図である。図3は前照灯の車両への取付配置構造を説明する右側の前照灯部分における車両の正面図である。図4は前照灯の車両への取付配置構造を説明する右側の前照灯部分における車両の斜視図である。

0020

図2に示すように、前照灯10は、灯具ボディ11とアウターレンズ20とを有している。灯具ボディ11は、前方に開口する開口部12を備えている。アウターレンズ20は、アクリル樹脂などの透明な樹脂成型品である。アウターレンズ20は、灯具ボディ11の開口部12を覆うように取り付けられる。このように灯具ボディ11の開口部12をアウターレンズ20で塞ぐことにより、前照灯10の内部に密閉された灯室Sが形成される。

0021

図3及び図4に示すように、前照灯10は、ヘッドランプユニット30、クリアランスランプユニット40及びターンシグナルランプユニット50を有している。これらヘッドランプユニット30、クリアランスランプユニット40及びターンシグナルランプユニット50は、灯室S内の、前照灯10を正面から見た場合に、互いに重ならない位置に配置されている。

0022

ヘッドランプユニット30は、車両1の走行時に前方を照明する際に点灯される。クリアランスランプユニット40は、車両1の存在を認識させるための車幅灯として点灯される。ターンシグナルランプユニット50は、車両1の進路を知らせる際やハザードランプとして点滅される。

0023

図2に示すように、ヘッドランプユニット30は、灯室S内に、ヘッドランプ光源31と、このヘッドランプ光源31からの光を前照灯10の前方へ反射させるヘッドランプリフレクタ32とを有している。

0024

クリアランスランプユニット40は、灯室S内に、クリアランスランプ光源41と、このクリアランスランプ光源41からの光を前照灯10の前方へ反射させるクリアランスランプリフレクタ42とを有している。

0025

図3に示すように、ターンシグナルランプユニット50は、灯室S内に、ターンシグナルランプ光源51と、このターンシグナルランプ光源51からの光を前照灯10の前方へ反射させるターンシグナルランプリフレクタ52とを有している。

0026

図3及び図4に示すように、ヘッドランプリフレクタ32とクリアランスランプリフレクタ42とターンシグナルランプリフレクタ52はリフレクタ部材として一体に形成されている。また、このリフレクタ部材は、ヘッドランプリフレクタ32とクリアランスランプリフレクタ42とターンシグナルランプリフレクタ52との隙間を覆い、正面から見た場合に前照灯10の内部を遮蔽するエクステンションとして機能する。

0027

図4に示すように、アウターレンズ20は、意匠面部21と側面部22とを備えている。意匠面部21は、クリアランスランプユニット40、ヘッドランプユニット30及びターンシグナルランプユニット50の前方に形成されている。また側面部22は、意匠面部21におけるラジエータグリル3側(車両1の中央側)の側方から灯具ボディ11側に延びる側面部22とを有している。

0028

意匠面部21には、素通し部23と、複数の第一ステップ部24とが設けられている。素通し部23には凹凸が形成されておらず、クリアランスランプユニット40から前方に出射した光をそのまま前方に素通しする。

0029

第一ステップ部24は左右方向に延びる段部により形成されている。この第一ステップ部24により、クリアランスランプユニット40から前方に出射した光は上下に拡散される。また、第一ステップ部24は、図示したように左右方向に複数に分割してもよい。これにより、クリアランスランプユニット40から前方に出射した光を左右方向にも拡散することができる。

0030

側面部22の一部は、ラジエータグリル3の前照灯10に隣接する端部3bよりも前方側に突出されている。つまり、側面部22と意匠面部21との境界である稜線21aが、ラジエータグリル3の端部3bよりも車両1の前方側に位置されている。これにより、側面部22の一部は車両1の前方側に露出されている。

0031

前方側に突出された側面部22の前方側の一部には、複数の第二ステップ部25が設けられている。この第二ステップ部25は、前後方向に延びる側面部22に沿って前後方向に延びる段部により形成されている。この第二ステップ部25により、クリアランスランプユニット40から側方に出射された光は上下に拡散される。

0032

また、本実施形態では、第二ステップ部25は第一ステップ部24と連続するように形成されている。つまり、アウターレンズ20の意匠面部21に設けられた第一ステップ部24が、そのまま側面部22に回り込むようにして第二ステップ部25が形成されている。これにより、第一ステップ部24と第二ステップ部25が連続した統一感のある外観とされている。

0033

また、第二ステップ部25は、ラジエータグリル3の整流フィン3aと連続するように形成されている。つまり、車両1を正面から見たときに、第二ステップ部25は整流フィン3aと連続するように形成されている。これにより、第二ステップ部25と整流フィン3aとが連続した統一感のある外観とされている。

0034

第一ステップ部24は、左右方向に複数に分割されており、クリアランスランプユニット40からの光を上下左右に拡散させる。また、意匠面部21の素通し部23の車両中央側には、クリアランスランプユニット40からの光を左右に拡散させる、上下方向に延びる複数の第三ステップ部26が設けられている。また、意匠面部21の複数個に分割された素通し部23の間には、左右方向に延びる第四ステップ部27が設けられており、クリアランスランプユニット40からの光を上下方向に拡散させる。

0035

これらの第一ステップ部24、第二ステップ部25及び第三ステップ部26は、いずれも、アウターレンズ20における灯室S側に形成されている。これにより、アウターレンズ20の外面は凹凸のない平滑面とされており、雨水などが付着しにくくされている。

0036

図5は、クリアランスランプユニット40の上下方向の光の経路を示す前照灯10の部分縦断面図である。図6は、クリアランスランプユニット40の左右方向の光の経路を示す前照灯10の部分横断面図である。

0037

図5に示すように、クリアランスランプ光源41から出射した光は、直接、あるいは、クリアランスランプリフレクタ42によって反射され、前照灯10の前方へ向かう。このようにクリアランスランプユニット40から前方に出射した光は、アウターレンズ20に入射する。

0038

アウターレンズ20に入射した光のうち、素通し部21に入射した光L1は、屈折せずに素通し部21を通過しそのまま前照灯10の前方正面に出射する。アウターレンズ20に入射した光のうち、第一ステップ部24に入射した光L2,L3は、第一ステップ部24で上方および下方に屈折されて、前照灯10の前方の上方および下方に向かって出射する。

0039

また、図6に示すように、クリアランスランプユニット40からの光は、前照灯10の前方L1〜L3および側方L4へ向かう。
前照灯10の前方へ向かった光L1〜L3はそれぞれ、上述したように、前照灯10前方の前方正面、前方の上方、前方の下方に向かって出射する。なお、前述したように前照灯10は、車幅方向中央から車幅方向端部にかけて後方に後退して傾斜した形状とされている。したがって、クリアランスランプ光源41から出射した光は、意匠面部21を通過して車両1の幅方向外側に向かって出射しやすくされている。このため、意匠面部21を通過した光は、車両1の正面および車両外側に向かって出射する。

0040

一方、前照灯の側方(ラジエータグリル3側)に向かった光L4は、アウターレンズ20の側面部22に入射する。ここで、側面部22は、ラジエータグリル3の端部3bよりも前方に突出している。このため、この側面部22に入射した光L4はラジエータグリル3で遮られることなく、車両中央側に向かって出射する。

0041

また、この側面部22には左右方向に延びる複数の第二ステップ部25が設けられている。このため、側面部22のうち第二ステップ部25に入射した光は、第二ステップ部25によって上下方向に拡散される。したがって、第二ステップ部25に入射した光L4は、上下方向に拡散しながら車両中央側に出射する。

0042

このように、本実施形態に係る前照灯10の車両1への取付配置構造によれば、前照灯10の前方および側方の幅広い領域にクリアランスランプユニット40の光を照射することができる。クリアランスランプユニット40の照射範囲について、図7を用いて具体的に説明する。

0043

図7は、車両1の右側に取り付けられた前照灯10の25m前方に設けられた仮想鉛直スクリーン上に形成される照射範囲を示す模式図である。図中、Oは、前照灯10の光軸が仮想鉛直スクリーンと交わる点を示す。

0044

図7に示すように、クリアランスランプユニット40の素通し部23を通過した光L1により前照灯10の前方正面から車両外側に広がる照射領域Aが照射される。また、第一ステップ部24を通過した光により前照灯10の前方および車両外側に広がる上下の照射領域Bu,Bdが照射される。さらに、第二ステップ部25を通過した光により前照灯10の車両1の中央側の上下に広がる照射領域Cが照射される。

0045

このように、本実施形態に係る前照灯10の車両1への取付配置構造によれば、素通し部23、第一ステップ部24、第二ステップ部25によってそれぞれ異なる領域へ効率的に光を照射することができる。このため、例えば、図7に示した照射範囲の車両中央側の照射可能角度θ1を45度、車両外側の照射可能角度θ2を85度、上下方向の照射可能角度θ3を15度とすることが容易に実現できる。つまり、本実施形態に係る前照灯10の車両1への取付配置構造によれば、クリアランスランプユニット40の照射範囲を広く設定することができる。

0046

そして、このようなクリアランスランプユニット40を有する前照灯10を備えることで、車両1の前方はもちろん、車両1の側方まで光が照射されるので、車両1及びその車幅を周囲の車両や歩行者へ確実に知らせることができ、走行時の被視認性を向上させることができる。

0047

また、本実施形態に係る前照灯10の車両1への取付配置構造は、側面部22および第二ステップ部25によって車両中央側へ光L4を出射させる構成とした。このため、特許文献1のように他の光学系との干渉を気にすることがない。また、他の光学系との干渉が生じないので灯具が大型化することがない。したがって、また、本実施形態に係る前照灯10の車両1への取付配置構造によれば、灯具の大型化を招かず、また、設計の自由度を損ねることなく、クリアランスランプユニット40の広い照射範囲を実現することができる。

0048

特に、上述したように本実施形態に係る取付配置構造が適用される前照灯10は、車両1の輪郭に沿って車両の中央側から端部に向かって後方に傾いた形状とされている。このようなデザイン上の要請があった場合でも、本実施形態に係る前照灯10の車両1への取付配置構造によれば、車両1の中央側へ広い照射範囲を確保することができる。

0049

また、本実施形態に係る前照灯10の車両1への取付配置構造は、第一ステップ部24と第二ステップ部25とが連続するように形成されていることが好ましい。これにより、前照灯10の正面から見た場合の意匠性を高めることができる。

0050

また、本実施形態に係る前照灯10の車両1への取付配置構造は、ラジエータグリル3の左右方向に延びる整流フィン3aと第二ステップ部25とが連続するように形成されていることが好ましい。これにより、ラジエータグリル3と前照灯10とが統一感のある意匠でまとめることができ、車両1の正面からの意匠性を高めることができる。

0051

また、本実施形態に係る前照灯10の車両1への取付配置構造は、第一ステップ部24が、左右方向に複数に分割されていることが好ましい。これにより、クリアランスランプユニット40からの光を上下方向および左右方向にも拡散させることができる。つまり、第一ステップ部24を左右方向にも分割することにより、第一ステップ部24を通過した光L2,L3により前照灯10の前方の左右方向について更に幅広い領域を照射することができ、クリアランスランプユニット40の被視認性を更に高めることができる。

0052

また、意匠面部21に、上下方向に延びる複数の第三ステップ部26が設けられていることが好ましい。これにより、第三ステップ部26によってクリアランスランプユニット40からの光を左右に拡散させることができ、さらにクリアランスランプユニット40の被視認性を高めることができる。

0053

また、素通し部23を複数個に分割して配置し、各々の素通し部23の間に左右方向に延びる第四ステップ部27を設けてもよい。第四ステップ部27によって、クリアランスランプユニット40から前方に向かう光を上下方向に拡散させ、さらにクリアランスランプユニット40の被視認性を高めることができる。

0054

以上、本発明をその実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に多様な変更または改良を加えることができることは、当業者にとって明らかである。

0055

例えば、上述したアウターレンズ20の意匠面部21に形成した素通し部23、第一ステップ部24、第三ステップ部26の形状や位置などは一例であって、本実施形態で挙げた例に限られない。

0056

1:車両、2:車体、3:ラジエータグリル(中央部品)、3a:整流フィン、3b:端部、10:前照灯、11:灯具ボディ、12:開口部、20:アウターレンズ、21:意匠面部、22:側面部、23:素通し部、24:第一ステップ部、25:第二ステップ部、26:第三ステップ部、30:ヘッドランプユニット、31:ヘッドランプ光源、32:ヘッドランプリフレクタ、40クリアランスランプユニット、41:クリアランスランプ光源、42:クリアランスランプリフレクタ、50:ターンシグナルランプユニット、51:ターンシグナルランプ光源、52:ターンシグナルランプリフレクタ

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