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技術 バッテリロック装置およびこれを備えたバッテリ式フォークリフト

出願人 三菱ロジスネクスト株式会社
発明者 内田隆二
出願日 2012年4月5日 (8年8ヶ月経過) 出願番号 2012-086251
公開日 2013年10月24日 (7年2ヶ月経過) 公開番号 2013-216137
状態 特許登録済
技術分野 車両の推進装置の配置または取付け フォークリフトと高所作業車 車両の電気的な推進・制動 車両の電気的な推進・制動
主要キーワード 押込み作業 ストッパー穴 引き出し開口 カバーロック機構 カウンタバランス 押し部材 バッテリ収納室 引出方向
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2013年10月24日)のものです。
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図面 (9)

課題

振動によるバッテリのがたつきを防止できる安全性の高いバッテリロック装置および当該バッテリロック装置を備えた外観が良いバッテリ式フォークリフトを提供する。

解決手段

バッテリ式フォークリフトのバッテリロック装置5は、バッテリ4の引出しを規制するロック位置Pとバッテリ4の引出しを可能にするロック解除位置Qとの間を移動可能なロック部材52と、ロック部材52がロック位置Pにあるときにバッテリ4に押し付けてバッテリ4をバッテリ収納室に固定する押し部材と、バッテリ収納室の開口部を開閉するカバーの背面に設けられ、ロック部材52の移動を規制するストッパー59と、を備える。カバーが開口部を閉じると、ストッパー59はロック位置Pとロック解除位置Qとの間に位置し、ロック部材52を係止することによりロック部材52のロック位置Pからロック解除位置Qへの移動を規制可能である。

概要

背景

バッテリ式フォークリフトは、バッテリ収納室バッテリ収納し、該バッテリを駆動源とてして駆動する。バッテリ式フォークリフトは、走行時にバッテリがバッテリ収納室から飛び出すことを防止するバッテリロック装置を備える(例えば特許文献1など参照)。

図8に、従来のバッテリロック装置90を備えたバッテリ式フォークリフト9の部分側面図を示す。フォークリフト9の車体にはバッテリ収納室91が設けられ、バッテリ収納室91にバッテリ92が収納されている。このフォークリフト9では、バッテリ92を交換またはメンテナンスのためにバッテリ収納室91から横に(紙面手前方向に)引き出す構成となっている。なお、バッテリ収納室91には、バッテリ92の押込みおよび引出しを補助する不図示のローラコンベヤが配置され、バッテリ92は当該ローラコンベヤの上面に載置されて収納されている。

バッテリロック装置90は、一端が軸部材94により軸支されたロック部材93を備える。走行時にはロック部材93をバッテリ92の引出方向手前に配置しておく。これにより、バッテリ92が走行時にバッテリ収納室91から飛び出そうとしてもロック部材93に係止されるようになっており、バッテリ92の引出しが規制される。

把持部95を把持して、ロック部材93を軸部材94周り回動して、一転鎖線で示すように、バッテリ92を係止できない位置まで移動させる。これにより、バッテリ92の引出し規制が解除され、バッテリ92をバッテリ収納室91から引き出すことができ、バッテリ92の交換およびメンテナンスができる。

バッテリロック装置90は、上記のようにして、走行時におけるバッテリ収納室91からのバッテリ92の飛び出しを防止することができる。しかしながら、バッテリ92はローラコンベヤの上面に載置されているだけなので、車体が振動すればバッテリ収納室91でがたついてしまう。これは、安全上好ましくない。

また、このフォークリフト9では、バッテリロック装置90およびバッテリ92の側面を覆うものはなく、これらは外部に露出した状態であり、フォークリフト9全体としての外観は良くない。

概要

振動によるバッテリのがたつきを防止できる安全性の高いバッテリロック装置および当該バッテリロック装置を備えた外観が良いバッテリ式フォークリフトを提供する。 バッテリ式フォークリフトのバッテリロック装置5は、バッテリ4の引出しを規制するロック位置Pとバッテリ4の引出しを可能にするロック解除位置Qとの間を移動可能なロック部材52と、ロック部材52がロック位置Pにあるときにバッテリ4に押し付けてバッテリ4をバッテリ収納室に固定する押し部材と、バッテリ収納室の開口部を開閉するカバーの背面に設けられ、ロック部材52の移動を規制するストッパー59と、を備える。カバーが開口部を閉じると、ストッパー59はロック位置Pとロック解除位置Qとの間に位置し、ロック部材52を係止することによりロック部材52のロック位置Pからロック解除位置Qへの移動を規制可能である。

目的

本発明が解決しようとする課題は、振動によるバッテリのがたつきを防止できる安全性の高いバッテリロック装置および当該バッテリロック装置を備えた外観が良いフォークリフトを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

車体に設けられ、バッテリ収納するバッテリ収納室と、前記バッテリ収納室に設けられ、前記バッテリ収納室からの前記バッテリの引出しを解除可能に規制するバッテリロック装置と、前記バッテリ収納室の開口部を開閉するカバーと、を備えたバッテリ式フォークリフトであって、前記バッテリロック装置は、前記バッテリの引出しを規制するロック位置と前記バッテリの引出しを可能にするロック解除位置との間を移動可能なロック部材と、前記ロック部材に設けられ、前記ロック部材が前記ロック位置にあるときに前記バッテリに押し付けて前記バッテリを前記バッテリ収納室に固定する押し部材と、前記カバーの背面に設けられ、前記ロック部材の移動を規制するストッパーと、を備え、前記カバーが前記開口部を閉じると、前記ストッパーは前記ロック位置と前記ロック解除位置との間に位置し、前記ロック部材を係止することにより前記ロック部材の前記ロック位置から前記ロック解除位置への移動を規制可能であることを特徴とするバッテリ式フォークリフト。

請求項2

前記バッテリを上面に載置し、前記バッテリの引出しおよび押込みを補助するガイド手段が前記バッテリ収納室に配置され、前記バッテリロック装置は前記バッテリ収納室の底面から前記ガイド手段の前記上面までの高さ範囲に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のバッテリ式フォークリフト。

請求項3

前記ロック部材は軸部材によって回動可能に支持され、回動することにより前記ロック位置と前記ロック解除位置との間を移動可能であり、前記ロック位置は、前記ロック部材の一部が前記ガイド手段の前記上面より高くなる位置であり、前記ロック解除位置は、前記ロック部材の全部が前記ガイド手段の前記上面より低くなる位置であることを特徴とする請求項2に記載のバッテリ式フォークリフト。

請求項4

前記ロック部材が前記ロック解除位置にあるときには、前記ストッパーが前記ロック部材に接触することにより、前記カバーが前記開口部を閉じることができないことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のバッテリ式フォークリフト。

請求項5

前記ロック部材が前記ロック解除位置および前記ストッパーに係止される係止位置にあることを検出する位置検出手段を備え、前記位置検出手段が、前記ロック部材が前記ロック解除位置または前記係止位置にあることを検出すると、走行を停止することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のバッテリ式フォークリフト。

請求項6

車体に設けられたバッテリ収納室からのバッテリの引出しを解除可能に規制するバッテリ式フォークリフトのバッテリロック装置であって、前記バッテリの引出しを規制するロック位置と前記バッテリの引出しを可能にするロック解除位置との間を移動可能なロック部材と、前記ロック部材に設けられ、前記ロック部材が前記ロック位置にあるときに前記バッテリに押し付けて前記バッテリを前記バッテリ収納室に固定する押し部材と、前記バッテリ収納室の開口部を開閉可能なカバーの背面に設けられ、前記ロック部材の移動を規制するストッパーと、を備え、前記カバーが前記開口部を閉じると、前記ストッパーは前記ロック位置と前記ロック解除位置との間に位置し、前記ロック部材を係止することにより前記ロック部材の前記ロック位置から前記ロック解除位置への移動を規制可能であることを特徴とするバッテリロック装置。

技術分野

0001

本発明は、バッテリの飛び出しを防止するバッテリロック装置およびこれを備えたバッテリ式フォークリフトに関する。

背景技術

0002

バッテリ式フォークリフトは、バッテリ収納室にバッテリを収納し、該バッテリを駆動源とてして駆動する。バッテリ式フォークリフトは、走行時にバッテリがバッテリ収納室から飛び出すことを防止するバッテリロック装置を備える(例えば特許文献1など参照)。

0003

図8に、従来のバッテリロック装置90を備えたバッテリ式フォークリフト9の部分側面図を示す。フォークリフト9の車体にはバッテリ収納室91が設けられ、バッテリ収納室91にバッテリ92が収納されている。このフォークリフト9では、バッテリ92を交換またはメンテナンスのためにバッテリ収納室91から横に(紙面手前方向に)引き出す構成となっている。なお、バッテリ収納室91には、バッテリ92の押込みおよび引出しを補助する不図示のローラコンベヤが配置され、バッテリ92は当該ローラコンベヤの上面に載置されて収納されている。

0004

バッテリロック装置90は、一端が軸部材94により軸支されたロック部材93を備える。走行時にはロック部材93をバッテリ92の引出方向手前に配置しておく。これにより、バッテリ92が走行時にバッテリ収納室91から飛び出そうとしてもロック部材93に係止されるようになっており、バッテリ92の引出しが規制される。

0005

把持部95を把持して、ロック部材93を軸部材94周り回動して、一転鎖線で示すように、バッテリ92を係止できない位置まで移動させる。これにより、バッテリ92の引出し規制が解除され、バッテリ92をバッテリ収納室91から引き出すことができ、バッテリ92の交換およびメンテナンスができる。

0006

バッテリロック装置90は、上記のようにして、走行時におけるバッテリ収納室91からのバッテリ92の飛び出しを防止することができる。しかしながら、バッテリ92はローラコンベヤの上面に載置されているだけなので、車体が振動すればバッテリ収納室91でがたついてしまう。これは、安全上好ましくない。

0007

また、このフォークリフト9では、バッテリロック装置90およびバッテリ92の側面を覆うものはなく、これらは外部に露出した状態であり、フォークリフト9全体としての外観は良くない。

先行技術

0008

特開2004−043166号公報

発明が解決しようとする課題

0009

そこで、本発明が解決しようとする課題は、振動によるバッテリのがたつきを防止できる安全性の高いバッテリロック装置および当該バッテリロック装置を備えた外観が良いフォークリフトを提供することにある。

課題を解決するための手段

0010

上記課題を解決するために、本発明に係るバッテリ式フォークリフトは、車体に設けられ、バッテリを収納するバッテリ収納室と、バッテリ収納室に設けられ、バッテリ収納室からのバッテリの引出しを解除可能に規制するバッテリロック装置と、バッテリ収納室の開口部を開閉するカバーと、を備えたバッテリ式フォークリフトであって、
バッテリロック装置は、バッテリの引出しを規制するロック位置とバッテリの引出しを可能にするロック解除位置との間を移動可能なロック部材と、ロック部材に設けられ、ロック部材がロック位置にあるときにバッテリに押し付けてバッテリをバッテリ収納室に固定する押し部材と、カバーの背面に設けられ、ロック部材の移動を規制するストッパーと、を備え、
カバーが開口部を閉じると、ストッパーはロック位置とロック解除位置との間に位置し、ロック部材を係止することによりロック部材のロック位置からロック解除位置への移動を規制可能であることを特徴とする。

0011

好ましくは、バッテリを上面に載置し、バッテリの引出しおよび押込みを補助するガイド手段がバッテリ収納室に配置され、バッテリロック装置はバッテリ収納室の底面からガイド手段の上面までの高さ範囲に配置されている。

0012

好ましくは、ロック部材は軸部材によって回動可能に支持され、回動することによりロック位置とロック解除位置との間を移動可能であり、ロック位置は、ロック部材の一部がガイド手段の上面より高くなる位置であり、ロック解除位置は、ロック部材の全部がガイド手段の上面より低くなる位置である。

0013

好ましくは、ロック部材がロック解除位置にあるときには、ストッパーがロック部材に接触することにより、カバーが開口部を閉じることができない。

0014

また、本発明に係るバッテリロック装置は、車体に設けられたバッテリ収納室からのバッテリの引出しを解除可能に規制するバッテリ式フォークリフトのバッテリロック装置であって、
バッテリの引出しを規制するロック位置とバッテリの引出しを可能にするロック解除位置との間を移動可能なロック部材と、ロック部材に設けられ、ロック部材がロック位置にあるときにバッテリに押し付けてバッテリをバッテリ収納室に固定する押し部材と、バッテリ収納室の開口部を開閉可能なカバーの背面に設けられ、ロック部材の移動を規制するストッパーと、を備え、
カバーが開口部を閉じると、ストッパーはロック位置とロック解除位置との間に位置し、ロック部材を係止することによりロック部材のロック位置からロック解除位置への移動を規制可能であることを特徴とする。

発明の効果

0015

本発明に係るバッテリ式フォークリフトのバッテリロック装置では、ロック部材がバッテリの引出しを規制するロック位置にあるときには、ロック部材に設けられた押し部材をバッテリに押し付けて、バッテリを固定することができる。したがって、バッテリがバッテリ収納室でがたつくことを防止できる。

0016

さらに、カバーの背面にストッパーが設けられており、カバーでバッテリ収納室の開口部を閉じると、ストッパーがロック位置とロック解除位置との間に位置するようになっている。振動によって押し部材の押し付けが緩み、ロック部材がロック位置からロック解除位置へ移動しようとしても、ロック位置とロック解除位置との間に位置するストッパーに係止され、ロック解除位置への移動が規制される。これにより、フォークリフトの走行時にロック部材がロック解除位置に移動することを確実に防止でき、安全性が非常に高い。

0017

また、本発明に係るバッテリロック装置を備えたバッテリ式フォークリフトでは、バッテリ収納室のバッテリロック装置およびバッテリの双方がカバーで覆われるので、フォークリフトの外観が良い。

図面の簡単な説明

0018

本発明に係るフォークリフトの側面図である。
本発明に係るフォークリフトの車体の部分斜視図である。
本発明に係るフォークリフトのバッテリ収納室を示す図であって、図3Aは平面図であって、図3Bは車体の前方から見た正面図である。
本発明に係るバッテリロック装置を示す図であって、図4Aはロック部材がロック位置にあるときの側面図であり、図4Bはロック部材がロック解除位置にあるときの平面図である。
カバーが開口部を閉じたときのバッテリ収納室を示す部分斜視図であって、カバー本体の一部を透視した図である。
本発明に係るバッテリロック装置を示す図であって、図6Aはカバーが開口部を閉じたときの側面図であり、図6Bは部分拡大図である。
ストッパーピンの構成を示す図であり、図7Aはストッパーピンを取り付けた図であり、図7Bはストッパーピンを取り出すときの図である。
従来のバッテリロック装置を備えたフォークリフトの部分側面図である。

実施例

0019

以下、図面を参照して、本発明に係るバッテリロック装置(以下、単にバッテリロック装置という)および当該バッテリロック装置を備えたバッテリ式フォークリフト(以下、単にフォークリフトという)について説明する。

0020

フォークリフト1は、図1に示す通り、フレームにより構成される車体10を備える。車体10の前部には、立設されたマスト11と、マスト11に沿って昇降可能に支持された荷役用のフォーク12と、油圧装置により供給される作動油により伸縮してフォーク12を昇降するリフトシリンダ13とが設けられる。車体10の後部には、フォーク12による荷役の際に車体10の重量バランスをとるためのカウンタウエイト14が設けられる。また、フォークリフト1は、走行制御および油圧装置の制御をするための制御部(不図示)、運転者が座るための運転席15、前輪16および後輪17等を備える。

0021

車体10には、カバー2が取り付けられている。図2に、カバー2を開けた状態の車体10の斜視図を示す。車体10にはバッテリ収納室3が設けられる。バッテリ収納室3にはバッテリケース等で構成されるバッテリ4が収納されている。フォークリフト1はバッテリ4を駆動源として走行および油圧装置の駆動を行うバッテリ式フォークリフトである。バッテリ収納室3はバッテリ4を引き出すための開口部30を有する。さらに、バッテリ収納室3には、後述するバッテリ4の引出しを解除可能にロックするバッテリロック装置5が設けられる。

0022

カバー2は、背面20側に設けた上下のヒンジ21により回動可能に車体10に取り付けられたドア式のカバーであり、回動することによって開口部30を開閉する。カバー2の背面20には、カバー2を車体10にロックするためのカバーロック機構22が設けられる。カバー2が開口部30を閉じると、図1に示す通り、バッテリ収納室3のバッテリ4およびバッテリロック装置5がカバー2に覆われ、さらにヒンジ21もヒンジカバー部23に覆われる。こうして、これらをカバー2で覆い外部から視認できないようにして、フォークリフト1の外観を良いものにしている。

0023

図3Aにバッテリ収納室3の平面図を、図3Bにバッテリ収納室3の車体10の前方から見た正面図を示す。図3Aおよび図3Bに示す通り、バッテリ収納室3には、軸周りに回転自在の複数のフリーローラ60を適当な間隔を開けて設けることにより構成されるローラコンベヤ6(ガイド手段)が配置される。また、ローラコンベヤ6を間にして、開口部30側およびその反対側にもフリーローラ60が配置される。バッテリ4は、ローラコンベヤ6の上面61に載置されてバッテリ収納室3に収納される。

0024

バッテリ4の交換およびメンテナンスをするときには、バッテリ収納室3のバッテリ4を引出方向Xに引き出し開口部30から取り出す。バッテリ4をバッテリ収納室3に収納するときには、バッテリ4を引出方向Xと反対の押込方向Yに押し込む。このとき、バッテリ4の底面を支持する各フリーローラ60が回転することにより、バッテリ4の引出しおよび押込みを補助する。

0025

バッテリロック装置5はバッテリ収納室3の開口部30側に配置される。図3Bに示す通り、ローラコンベヤ6を配置したことにより、バッテリ収納室3の底面31とローラコンベヤ6の上面61との間にスペースが設けられる。バッテリロック装置5は、このスペースを利用し、バッテリ収納室3の底面31からローラコンベヤ6の上面61までの高さ範囲に配置される。

0026

図4を参照して、バッテリロック装置5の詳細な構成について説明する。図4Aは、バッテリ収納室3の開口部30側から見たバッテリロック装置5の図である。図4Aに示す通り、バッテリロック装置5は、ベース部材50と、ベース部材50から上方に延設された取付部材51とを備える。さらに、バッテリロック装置5は、バッテリ収納室3に収納されたバッテリ4の引出しを規制するためのロック部材52を備える。ロック部材52の一端は、軸部材53によって取付部材51に取り付けられる。ロック部材52は、この軸部材53により回動可能に支持され、軸部材53を中心に回動する。

0027

[ロック位置]
ロック部材52を、ロック部材52に形成された係止片54がベース部材50に形成された切欠き55の側縁55aに係止される位置まで回動する。係止片54が側縁55aに係止されることにより、ロック部材52はこれ以上傾倒することなく、この姿勢で保持される。このとき、ロック部材52の一部が、バッテリ収納室3に収納されたバッテリ4の底面40(すなわち、ローラコンベヤ6の上面61)よりも高くなっている。したがって、この状態ではバッテリ4を引き出そうとしても、バッテリ4はロック部材52に係止されるため、バッテリ4を引き出すことはできない。こうして、バッテリ4の引出しが規制され、走行時にバッテリ4が飛び出ることが防止される。以下、図4Aの実線で示すロック部材52の位置をロック位置Pとする。

0028

[ロック解除位置]
ロック部材52を、ロック位置Pから、一点鎖線で示すようにベース部材50に当たる位置まで回動する。このとき、ロック部材52の全部がバッテリ4の底面40(ローラコンベヤ6の上面61)より低くなっている。したがって、バッテリ4がロック部材52に係止されることはないのでバッテリ4を引き出すことができる。すなわち、バッテリ4の引出しの規制が解除される。以下、図4Aの一点鎖線で示すロック部材52の位置をロック解除位置Qという。

0029

バッテリロック装置5は、このようにロック部材52をロック位置Pとロック解除位置Qとの間を移動可能に設けることで、バッテリ収納室3からのバッテリ4の引出しを解除可能に規制する。

0030

図4Bに、ロック部材52がロック解除位置Qにあるときのバッテリロック装置5の平面図を示す。なお、図4Bにおいてバッテリ収納室3に収納されたバッテリ4の側面41の位置を一点鎖線で示す。バッテリロック装置5は、バッテリ4に押し付けるための押しプレート(押し部材)56および押しプレート56を操作するためのハンドル57を備える。押しプレート56およびハンドル57は、ロック部材52の軸部材53に支持された端部と反対側の端部に設けられる。押しプレート56はバッテリ4の側面41に対向する側に設けられ、ハンドル57はその反対側に設けられる。

0031

押しプレート56とハンドル57とは、ねじ切り構造(不図示)を有する接続部58を介して接続される。ハンドル57を一方向に回すと押しプレート56は引出方向Xに移動し、ハンドル57を他方向に回すと押しプレート56は押込方向Yに移動する。

0032

ロック部材52がロック位置Pにあるときには、押しプレート56の全部がバッテリ4の底面40より高くなり、バッテリ4の側面41に対向する。そして、ハンドル57を回して押しプレート56を押込方向Yに移動させ、バッテリ4の側面41に押し付ける。これにより、バッテリ4の押しプレート56が押し付けられた側面41と反対側の側面は、バッテリ収納室3の側壁32(図3)に押し付けられ、バッテリ4はバッテリ収納室3に固定される。こうして、ロック部材52がロック位置Pにあるときに、押しプレート56によってバッテリ4を押付け固定することができる。

0033

ロック部材52がロック位置Pにあればバッテリ4の引出しは規制できる。けれども、バッテリ4はローラコンベヤ6に載置されてバッテリ収納室3に収納されるため、走行時に車体10が振動すれば、バッテリ4はバッテリ収納室3でがたついてしまう。しかしながら、上記の通り、押しプレート56によってバッテリ4を押付け固定できるので、振動によるバッテリ4のがたつきは防止される。

0034

また、バッテリロック装置5は、図2に示す通り、カバー2の背面20に取り付けられたストッパー59を備える。図5に、カバー2がバッテリ収納室3の開口部30を閉じた状態であって、カバー本体の一部を透視したバッテリ収納室3の斜視図を示す。カバー2が開口部30を閉じた状態では、ロック機構22によりカバー2を車体10にロックすることができる。カバー2が開口部30を閉じると、ストッパー59はバッテリ収納室3に挿入され、ロック装置5のベース部材50の上方に位置する。

0035

図6Aに、カバー2が開口部30を閉じたときのバッテリロック装置5の構成を示す。カバー2が開口部30を閉じたことにより、ストッパー59はバッテリ4の底面40よりも低い位置であって、ロック位置Pとロック解除位置Qとの間に位置する。

0036

車体10の振動によって、押しプレート56が緩んでバッテリ4の押付け固定が解除されてしまい、ロック位置Pのロック部材52がロック解除位置Qに回動しようとすることがある。しかしながら、ロック部材52はロック位置Pから回動しても、図6Aの2点鎖線で示す通り、ストッパー59に係止されるため、ロック解除位置Qまで回動しない。以下、ロック部材52がストッパー59に係止される位置を係止位置Rとする。

0037

ロック部材52が係止位置Rにあるときには、ロック位置Pにあるときと同様に、ロック部材52の一部がバッテリ4の底面40より高くなっている。そのため、ロック部材52は係止位置Rにあるときでも、バッテリ4の引出しを規制することができ、バッテリ4が飛び出すことは防止される。こうして、ストッパー59によってロック部材52のロック解除位置Qへの移動が規制され、振動によって押しプレート56が緩んでしまった場合でも、ロック部材52がロック解除位置Qに移動してバッテリ4の引出し規制が解除されることを確実に防止できる。

0038

なお、ストッパー59はロック位置Pとロック解除位置Qとの間であって、少なくともその一部がロック解除位置Qに重なるように位置する。したがって、ロック部材52がロック解除位置Qにあるときにカバー2を回動して開口部30を閉じようとすると、カバー2の背面20のストッパー59がロック部材52に接触するようになっている。そのため、ロック部材52がロック解除位置Qにあるときには、カバー2が開口部30を閉じることができず、カバーロック機構22によりカバー2を車体10にロックすることができない。

0039

すなわち、ロック部材52がロック位置Pにありバッテリ4の引出しを規制している状態でなければ、カバー2が開口部30を閉じることができない構成となっている。当該構成により、バッテリ4の引出し規制をし忘れたままカバー2を閉めてしまうことを確実に防止できる。

0040

さらに、バッテリロック装置5は、ロック部材52が係止位置Rおよびロック解除位置Qにあることを検出するための位置検出手段7を備える。図6Aおよび図6Bを参照して位置検出手段7について説明する。

0041

位置検出手段7は、リミットスイッチ70を備える。リミットスイッチ70は走行制御および油圧装置の制御をするための制御部に接続される。さらに、位置検出手段7は、リミットスイッチ70に取り付けられたローラ71と、ロック部材52に形成された当接片72とを備える。

0042

図6Bに示す通り、ロック部材52がロック位置Pにあるときには、当接片72の当接面73はローラ71に当接せず、このときリミットスイッチ70はオンの状態である。ロック部材52がロック位置Pから係止位置Rに移動すると、当接面73の一端側73aがローラ71に当接して、ローラ71を押圧する。これにより、リミットスイッチ70がオフとなる。ロック部材52がロック解除位置Qにあるときには、当接面73の他端側73bがローラ71に当接し、ローラ71を押圧しており、リミットスイッチ70はオフの状態である。

0043

すなわち、ロック部材52がロック位置Pにあるときはリミットスイッチ70がオンの状態であり、係止位置Rおよびロック解除位置Qにあるときにはリミットスイッチ70がオフの状態である。位置検出手段7は、こうしてリミットスイッチ70がオフになることによって、ロック部材52が係止位置Rまたはロック解除位置Qにあることを検出する。

0044

位置検出手段7が、ロック部材52が係止位置Rまたはロック解除位置Qにあることを検出すると、リミットスイッチ70に接続された制御部は、フォークリフト1の走行を停止させ、さらに油圧装置も停止させる。すなわち、押しプレート56が緩んでしまってロック部材52が係止位置Rに移動しバッテリ4ががたつく虞があるとき、またはロック部材52がロック解除位置Qにありバッテリ4の引出し規制が解除されているときには、走行およびフォーク12の操作ができないようにし、安全性を高めている。

0045

なお、図6Bに示す通り、ロック部材52には遊び74が設けられており、ロック部材52がロック位置Pからある程度回動しなければ、当接片72の当接面73がローラ71に当接しないようになっている。したがって、振動によってバッテリ4が前後に多少がたついてロック位置Pのロック部材52が僅かに回動することがあってもリミットスイッチ70が作動せず、リミットスイッチ70が誤作動しないようになっている。

0046

フォークリフト1は、図7に示す通り、バッテリ収納室3のバッテリ4の上方への飛び出しを規制するためのストッパーピン8を備える。ストッパーピン8は、円柱状のピン部材80と、ピン部材80の周側面に設けられた係止部材81とからなる。バッテリ収納室3の一の側壁33には、バッテリ4よりも高い位置に、貫通孔からなるストッパー穴34が設けられ、さらに側壁33の上縁矩形状の切欠き35が設けられる。

0047

図7Aに示す通り、ピン部材80をストッパー穴34に挿入し、係止部材81を自重により切欠き35の底縁に当接させて係止されるようする。ストッパーピン8は、こうしてバッテリ4の真上にピン部材80の一部が位置するにようにして、バッテリ4の上方への飛び出しを規制する。そして、図7Bに示す通り、ピン部材80を回して、係止部材81を切欠き35の底縁から離すことにより、ピン部材80をストッパー穴34から引き抜くことができ、ストッパーピン8を取り外すことができる。

0048

このようにして取り外したストッパーピン8は、図2に示す通り、カバー2の背面20の下端に設けられたピン差込部24に差し込むことができる。そして、ストッパーピン8をピン差込部24に差し込むと、カバー2が回動しないように止めることができる。バッテリ4の引出しおよび押込みをするときに、ストッパーピン8によりカバー2を止めておくことで、カバー2がバッテリ4の引出しおよび押込み作業の邪魔にならないようにでき、作業がし易くなる。

0049

さらに当該構成によれば、ストッパーピン8をピン差込部24から抜かない限りカバー2を閉めることができない。これにより、カバー2を閉める前に必ずストッパーピン8をバッテリ収納室3のストッパー穴34に挿入するように促すことができる。

0050

以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明の構成は本実施形態に限定されるものではない。実施形態では、フォークリフト1は、カウンタバランス型のフォークリフトであるが、当然ながら他のタイプのフォークリフトであってもよい。また、実施形態では、案内手段がローラコンベヤ6であったが、バッテリ4を載置する上面を有し、バッテリ4の引出しおよび押込みを補助するものであれば他の構成でもよい。

0051

また、ロック装置5を構成するロック部材52、ストッパー59などの形状は図面で示した形状に限定させるものではない。例えば、バッテリ4を押付け固定する押し部材はプレート形状の押しプレート56であったが、バッテリ4に押し付けて、バッテリ4のがたつきを防止できるものであればどのような形状でもよい。

0052

1フォークリフト
10 車体
2カバー
20 カバーの背面
3バッテリ収納室
30 開口部
4バッテリ
5バッテリロック装置
52ロック部材
53軸部材
56 押しプレート(押し部材)
59ストッパー
6ローラコンベヤ(ガイド手段)
61 ローラコンベヤの上面
7ロック位置検出手段
P ロック位置
Qロック解除位置
R係止位置

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