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技術 ワンセグ放送システム

出願人 マスプロ電工株式会社東北インテリジェント通信株式会社
発明者 浦和秀典山口拓見大原久典佐藤学
出願日 2012年4月2日 (7年3ヶ月経過) 出願番号 2012-084163
公開日 2013年10月17日 (5年9ヶ月経過) 公開番号 2013-214885
状態 未査定
技術分野 放送分配方式 双方向TV,動画像配信等 時分割方式以外の多重化通信方式 無線中継システム 交流方式デジタル伝送
主要キーワード 個割り 特定セグメント PF3 放送用信号 復元動作 エリア放送 地域特有 SHF
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2013年10月17日)のものです。
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図面 (8)

課題

エリアワンセグ放送を行うシステムにおいて、中継局回り込みキャンセラを設けることなく、放送信号同一チャンネル再送信できるようにする。

解決手段

放送局4から、放送用信号(OFDM)と、この放送信号と同一のデータ構成周波数帯域が第1中継用セグメントに設定された第1中継用信号と、からなる送信電波を送信させる。また、中継局8aでは、放送局4から送信された第1中継用信号を周波数変換することにより、放送用信号及び第2中継用信号を生成して、送信アンテナ7から送信し、中継局8bでは、中継局8aから送信された第2中継用信号を周波数変換することにより、放送用信号及び第1中継用信号を生成して、送信アンテナ7から送信する。この結果、各中継局8a、8bで、自身が送信した送信電波の回り込みの影響を受けることなく、放送信号及び中継用信号を再送信することができる。

概要

背景

従来、地上デジタルテレビ放送では、一つの放送チャンネル割り当てられる6MHzの周波数帯域内に、周波数帯域幅が約429kHzのセグメントを13個割り当て、そのうち、周波数軸上で中央に配置される1つのセグメントを使用してワンセグ放送ワンセグメント放送)を行い、残りの12セグメントを利用してフルセグ放送フルセグメント放送)を行っている(例えば、特許文献1参照)。

また、地上デジタルテレビ放送の一つとして、フルセグ放送は行わず、特定の地域で、放送チャンネル内の1セグメントだけを利用してワンセグ放送を行う、エリア放送型システム(以下、エリアワンセグ放送という)も知られている。

このエリアワンセグ放送は、例えば、防災情報広報等、地域特有の情報を地域内の受信端末に配信するのに利用される。
そして、このエリアワンセグ放送でも、他の放送と同様、放送局からの送信電力電波法等で規制されることから、放送局からの送信電波地域全体に届かず、放送局からの送信電波が届かない地域内に放送電波再送信する中継局を設置しなければならないことがある。

ところで、地上デジタルテレビ放送の中継局としては、放送局側から送信されてきたUHF帯テレビ放送信号を、SHF帯のテレビ放送信号に周波数変換して再送信するものが知られている(例えば、特許文献2参照)。

また、特許文献2に記載のように、放送局側から送信されてきたUHF帯のテレビ放送信号の放送チャンネルを変更することなく、受信した放送チャンネル(換言すれば周波数)の状態でそのまま再送信する、所謂SFN(Single Frequency Network)方式のものも知られている。

そして、上述したエリアワンセグ放送の放送電波を中継する際には、こうした従来と同様の中継方式を採用できる。

概要

エリアワンセグ放送を行うシステムにおいて、中継局に回り込みキャンセラを設けることなく、放送信号同一チャンネルで再送信できるようにする。放送局4から、放送用信号(OFDM)と、この放送信号と同一のデータ構成周波数帯域が第1中継用セグメントに設定された第1中継用信号と、からなる送信電波を送信させる。また、中継局8aでは、放送局4から送信された第1中継用信号を周波数変換することにより、放送用信号及び第2中継用信号を生成して、送信アンテナ7から送信し、中継局8bでは、中継局8aから送信された第2中継用信号を周波数変換することにより、放送用信号及び第1中継用信号を生成して、送信アンテナ7から送信する。この結果、各中継局8a、8bで、自身が送信した送信電波の回り込みの影響を受けることなく、放送信号及び中継用信号を再送信することができる。

目的

本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、上述したエリアワンセグ放送を行うワンセグ放送システムにおいて、中継局に回り込みキャンセラを設けることなく、放送局からの放送チャンネルと同一チャンネルで放送信号を再送信できるようにすることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

デジタルテレビ放送チャンネルを構成する複数のセグメントの内、特定の一つのセグメントを使ってワンセグ放送を行うワンセグ放送システムであって、前記ワンセグ放送用放送データから、予め設定された特定放送チャンネル特定セグメントOFDM信号を生成し、該生成したOFDM信号を放送電波として送信する放送局と、前記放送局からの送信電波を受信し、該受信信号から前記特定放送チャンネルの特定セグメントのOFDM信号を選局すると共に、該選局したOFDM信号を、前記特定放送チャンネル内で、前記特定セグメントとは異なるセグメントに周波数変換し、該周波数変換後のOFDM信号を放送電波として再送信する中継局と、を備えたことを特徴とするワンセグ放送システム。

請求項2

前記放送局は、前記ワンセグ放送用の放送データから、前記ワンセグ放送用に割り当てられた放送用セグメントとは異なる中継用セグメントのOFDM信号を生成して送信し、前記中継局は、前記放送局からの送信電波を受信し、該受信信号から前記中継用セグメントのOFDM信号を選局し、該選局したOFDM信号を前記放送用セグメントに周波数変換して再送信し、しかも、前記放送局は、前記中継用セグメントのOFDM信号を生成する際、該OFDM信号に、前記ワンセグ放送用に割り当てられた放送用セグメントを表すパイロット信号を付加することを特徴とする請求項1に記載のワンセグ放送システム。

請求項3

前記放送局は、前記ワンセグ放送用の放送データから、前記ワンセグ放送用に割り当てられた放送用セグメントのOFDM信号を生成して送信し、前記中継局は、前記放送局からの送信電波を受信し、該受信信号から前記放送用セグメントのOFDM信号を選局し、該選局したOFDM信号を前記放送用セグメントとは異なる中継用セグメントのOFDM信号に周波数変換して再送信し、更に、前記中継局からの送信電波を受信し、該受信信号から前記中継用セグメントのOFDM信号を選局し、該選局したOFDM信号を前記放送用セグメントに周波数変換して再送信する送信局、を備えたことを特徴とする請求項1に記載のワンセグ放送システム。

請求項4

前記放送局は、前記ワンセグ放送用の放送データから、ワンセグ放送用に割り当てられた放送用セグメントのOFDM信号を生成すると共に、該生成した放送用セグメントのOFDM信号と信号形態及び放送チャンネルが同じで、セグメントが異なる第1中継用セグメントのOFDM信号を生成し、該生成した2つのセグメントのOFDM信号を放送電波として送信し、前記中継局は、前記放送局からの送信電波を受信し、該受信信号から前記第1中継用セグメントのOFDM信号を選局し、該選局した第1中継用セグメントのOFDM信号を、前記特定放送チャンネル内で前記第1中継用セグメント及び前記放送用セグメントとは異なる第2中継用セグメントに周波数変換し、該周波数変換した第2中継用セグメントのOFDM信号を、放送電波として再送信することを特徴とする請求項1に記載のワンセグ放送システム。

請求項5

前記中継局は、前記選局した第1中継用セグメントのOFDM信号を、前記第2中継用セグメントと前記放送用セグメントとの2つのセグメントに周波数変換し、該周波数変換した2つのセグメントのOFDM信号を、前記放送電波として再送信することを特徴とする請求項4に記載のワンセグ放送システム。

技術分野

0001

本発明は、デジタルテレビ放送チャンネルを構成する複数のセグメントの内、特定の一つのセグメントを使ってワンセグ放送を行うワンセグ放送システムに関する。

背景技術

0002

従来、地上デジタルテレビ放送では、一つの放送チャンネル割り当てられる6MHzの周波数帯域内に、周波数帯域幅が約429kHzのセグメントを13個割り当て、そのうち、周波数軸上で中央に配置される1つのセグメントを使用してワンセグ放送(ワンセグメント放送)を行い、残りの12セグメントを利用してフルセグ放送フルセグメント放送)を行っている(例えば、特許文献1参照)。

0003

また、地上デジタルテレビ放送の一つとして、フルセグ放送は行わず、特定の地域で、放送チャンネル内の1セグメントだけを利用してワンセグ放送を行う、エリア放送型システム(以下、エリアワンセグ放送という)も知られている。

0004

このエリアワンセグ放送は、例えば、防災情報広報等、地域特有の情報を地域内の受信端末に配信するのに利用される。
そして、このエリアワンセグ放送でも、他の放送と同様、放送局からの送信電力電波法等で規制されることから、放送局からの送信電波地域全体に届かず、放送局からの送信電波が届かない地域内に放送電波再送信する中継局を設置しなければならないことがある。

0005

ところで、地上デジタルテレビ放送の中継局としては、放送局側から送信されてきたUHF帯テレビ放送信号を、SHF帯のテレビ放送信号に周波数変換して再送信するものが知られている(例えば、特許文献2参照)。

0006

また、特許文献2に記載のように、放送局側から送信されてきたUHF帯のテレビ放送信号の放送チャンネルを変更することなく、受信した放送チャンネル(換言すれば周波数)の状態でそのまま再送信する、所謂SFN(Single Frequency Network)方式のものも知られている。

0007

そして、上述したエリアワンセグ放送の放送電波を中継する際には、こうした従来と同様の中継方式を採用できる。

先行技術

0008

特開2007−198936号公報
特開2000−78064号公報

発明が解決しようとする課題

0009

ところで、エリアワンセグ放送の中継方式として、受信信号をSHF帯に周波数変換する中継方式を採用すると、中継用の装置として、SHF帯の電波送受信可能なパラボラアンテナや、SHF帯の信号の周波数変換、選局増幅等の信号処理を行う回路、が必要となるため、コストがかかりすぎるという問題がある。

0010

また、エリアワンセグ放送の中継方式として、テレビ放送信号の放送チャンネルを変更して再送信する中継方式を採用した場合、SHF帯の電波を利用する場合に比べて、中継用装置のコストを低減することはできるものの、テレビ放送の放送チャンネルは、放送局毎に割り当てられているため、エリアワンセグ放送の中継用として勝手に放送チャンネルを変更することはできない。

0011

また、この場合、エリアワンセグ放送を行う放送局に対し複数のチャンネルを割り当てることも考えられるが、このようにすると、各局間で、放送チャンネルの有効利用を図ることができず、ある地域で、複数の放送局からの同一チャンネルの放送電波が衝突し、その地域では放送局からのサービスを受けることができなくなる、という問題がある。

0012

このため、エリアワンセグ放送の中継方式としては、テレビ放送信号の放送チャンネルを変更することなく、受信したテレビ放送信号を再送信する、SFN方式を採用することが望ましい。

0013

しかしながら、SFN方式でエリアワンセグ放送を中継するようにすると、中継局で受信する放送局からの送信電波は、中継局から再送信される送信電波と同一であるので、中継局では、再送信した送信電波が、放送局からの送信電波と一緒に受信されることになり、受信信号の品質劣化して、正常な中継ができなくなるという問題が発生する。

0014

こうした送信電波の回り込みによる問題を防止するには、中継局に、受信信号の中から、自身が再送信した信号成分を除去する回路(所謂、回り込みキャンセラ)を設ければよいが、このような対策では、中継用装置のコストアップを招くことから、エリアワンセグ放送用の中継局では採用することが難しい、という問題がある。

0015

つまり、エリアワンセグ放送は、特定の地域で所謂自主放送を行うものであるため、中継局は低コストで実現する必要があり、中継局に高価な回り込みキャンセラを設置することは難しいのである。

0016

本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、上述したエリアワンセグ放送を行うワンセグ放送システムにおいて、中継局に回り込みキャンセラを設けることなく、放送局からの放送チャンネルと同一チャンネルで放送信号を再送信できるようにすることを目的とする。

課題を解決するための手段

0017

かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、
デジタルテレビ放送1チャンネルを構成する複数のセグメントの内、特定の一つのセグメントを使ってワンセグ放送を行うワンセグ放送システムであって、
前記ワンセグ放送用放送データから、予め設定された特定放送チャンネル特定セグメントOFDM信号を生成し、該生成したOFDM信号を放送電波として送信する放送局と、
前記放送局からの送信電波を受信し、該受信信号から前記特定放送チャンネルの特定セグメントのOFDM信号を選局すると共に、該選局したOFDM信号を、前記特定放送チャンネル内で、前記特定セグメントとは異なるセグメントに周波数変換し、該周波数変換後のOFDM信号を放送電波として再送信する中継局と、
を備えたことを特徴とする。

0018

また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のワンセグ放送システムにおいて、
前記放送局は、前記ワンセグ放送用の放送データから、ワンセグ放送用に割り当てられた放送用セグメントとは異なる中継用セグメントのOFDM信号を生成して送信し、
前記中継局は、前記放送局からの送信電波を受信し、該受信信号から前記中継用セグメントのOFDM信号を選局し、該選局したOFDM信号を前記放送用セグメントに周波数変換して再送信し、
しかも、前記放送局は、前記中継用セグメントのOFDM信号を生成する際、該OFDM信号に、前記ワンセグ放送用に割り当てられた放送用セグメントを表すパイロット信号を付加することを特徴とする。

0019

また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のワンセグ放送システムにおいて、
前記放送局は、前記ワンセグ放送用の放送データから、ワンセグ放送用に割り当てられた放送用セグメントのOFDM信号を生成して送信し、
前記中継局は、前記放送局からの送信電波を受信し、該受信信号から前記放送用セグメントのOFDM信号を選局し、該選局したOFDM信号を前記放送用セグメントとは異なる中継用セグメントのOFDM信号に周波数変換して再送信し、
更に、前記中継局からの送信電波を受信し、該受信信号から前記中継用セグメントのOFDM信号を選局し、該選局したOFDM信号を前記放送用セグメントに周波数変換して再送信する送信局、を備えたことを特徴とする。

0020

また更に、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のワンセグ放送システムにおいて、
前記放送局は、
前記ワンセグ放送用の放送データから、ワンセグ放送用に割り当てられた放送用セグメントのOFDM信号を生成すると共に、該生成した放送用セグメントのOFDM信号と信号形態及び放送チャンネルが同じで、セグメントが異なる第1中継用セグメントのOFDM信号を生成し、該生成した2つのセグメントのOFDM信号を放送電波として送信し、
前記中継局は、
前記放送局からの送信電波を受信し、該受信信号から前記第1中継用セグメントのOFDM信号を選局し、該選局した第1中継用セグメントのOFDM信号を、前記特定放送チャンネル内で前記第1中継用セグメント及び前記放送用セグメントとは異なる第2中継用セグメントに周波数変換し、該周波数変換した第2中継用セグメントのOFDM信号を、放送電波として再送信することを特徴とする。

0021

また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のワンセグ放送システムにおいて、
前記中継局は、
前記選局した第1中継用セグメントのOFDM信号を、前記第2中継用セグメントと前記放送用セグメントとの2つのセグメントに周波数変換し、該周波数変換した2つのセグメントのOFDM信号を、前記放送電波として再送信することを特徴とする。

発明の効果

0022

請求項1に記載のワンセグ放送システムにおいては、ワンセグ放送を行う放送局側で、ワンセグ放送用の放送データから、特定放送チャンネル・特定セグメントのOFDM信号が生成され、その生成したOFDM信号が、放送電波として送信される。

0023

そして、中継局では、放送局からの送信電波の受信信号から、特定放送チャンネル・特定セグメントのOFDM信号が選局され、そのOFDM信号が、特定放送チャンネル内で特定セグメントとは異なるセグメントに周波数変換され、その周波数変換後のOFDM信号が放送電波として再送信される。

0024

従って、中継局から再送信した放送電波が、中継局にて放送局からの放送電波を受信する受信系に回り込んだとしても、再送信した放送電波が、放送局からの放送電波の受信信号に影響を与えることはない。

0025

このため、中継局では、受信系で得られる受信信号の中から、放送局から送信された特定放送チャンネル・特定セグメントのOFDM信号だけを選局して、そのOFDM信号を周囲の受信端末に向けて再送信することができる。

0026

よって、本発明によれば、中継局において、放送局から送信されたワンセグ放送用のOFDM信号を、品質を低下させることなく再送信することができ、しかも、そのために、中継局に回り込みキャンセラを設ける必要がないので、ワンセグ放送用の中継局を低コストで実現できる。

0027

ここで、放送局は、請求項2に記載のように、ワンセグ放送用の放送データから、ワンセグ放送用に割り当てられた放送用セグメントとは異なる中継用セグメントのOFDM信号を生成して送信するように構成してもよく、或いは、請求項3に記載のように、ワンセグ放送用の放送データから、ワンセグ放送用に割り当てられた放送用セグメントのOFDM信号を生成して送信するように構成してもよい。

0028

但し、放送局を請求項2に記載のように構成した場合、中継局は、放送局からの送信電波を受信し、その受信信号から中継用セグメントのOFDM信号を選局し、その選局したOFDM信号を放送用セグメントに周波数変換して再送信するように構成するとよい。

0029

つまり、中継局をこのように構成すれば、中継局から再送信されるOFDM信号は、放送用セグメントとして割り当てられたセグメントのOFDM信号となるので、中継局からの送信電波を受信した受信端末では、その受信信号からそのワンセグ放送のOFDM信号を選局して、放送データを復元できるようになる。

0030

また、請求項2に記載のワンセグ放送システムにおいて、放送局は、中継用セグメントのOFDM信号を生成する際、そのOFDM信号に、ワンセグ放送用に割り当てられた放送用セグメントを表すパイロット信号を付加する。

0031

以下、この理由について説明する。
まず、ワンセグ放送の受信端末にて、ワンセグ放送を受信するには、放送チャンネルとワンセグ放送に利用されるセグメント(通常、13セグメントの中央に位置するセグメントである「セグメント0」が利用される)が予め登録されていることが必要である。

0032

そして、実際にワンセグ放送を受信する際には、その登録された放送チャンネル・セグメントのOFDM信号を選局することになるが、そのOFDM信号を選局して、放送データを復元するには、選局するOFDM信号に付与されたパイロット信号(スキャッタードパイロット信号、所謂SP信号)の構成が、ワンセグ放送用セグメント(例えば、セグメント0)の構成となっている必要がある。

0033

従って、放送局から送信された中継用セグメントのOFDM信号に付与されたパイロット信号(SP信号)の構成が、ワンセグ放送用セグメント(例えば、セグメント0)のパイロット信号の構成と異なる場合には、中継局で、中継用セグメントのOFDM信号をワンセグ放送用のOFDM信号に周波数変換して、再送信したとしても、受信端末では、SP信号から、その再送信されたOFDM信号が、ワンセグ放送用セグメントとは異なる他セグメントのものであると認識する可能性がある。そして、この場合、受信端末にて、放送データを復元することができなくなってしまう。

0034

そこで、請求項2に記載のワンセグ放送システムにおいては、放送局側で、中継用セグメントのOFDM信号を生成する際、そのOFDM信号(SP信号)に、中継用セグメントではなく、ワンセグ放送用セグメントであることを表すパイロット信号(SP信号)を付加することで、中継局からの送信電波を受信した受信端末にて、ワンセグ放送を視聴できるようにしているのである。

0035

よって、請求項2に記載のワンセグ放送システムによれば、放送局から離れた地域に中継局を設置することで、ワンセグ放送のサービスエリアを拡大できる。
一方、請求項3に記載のワンセグ放送システムにおいては、放送局側で、ワンセグ放送用の放送データから、ワンセグ放送用に割り当てられた放送用セグメントのOFDM信号を生成することから、このOFDM信号に付与するパイロット信号(SP信号)には、そのまま当該セグメントを表すものを用いればよく、請求項2に記載のような対策をする必要はない。

0036

そして、請求項3に記載のワンセグ放送システムにおいては、放送局から、ワンセグ放送用に割り当てられた放送用セグメントのOFDM信号が送信電波として送信されることから、中継局は、放送局からの送信電波を受信し、その受信信号から放送用セグメントのOFDM信号を選局し、その選局したOFDM信号を、放送用セグメントとは異なる中継用セグメントのOFDM信号に周波数変換して再送信するよう構成する必要がある。

0037

しかし、中継局をこのように構成すると、受信端末で、中継局からの送信電波を受信しても、その受信信号から放送データを復元することはできない。
そこで、請求項3に記載のワンセグ放送システムには、放送局及び中継局とは別に、送信局が設けられている。そして、この送信局は、中継局からの送信電波を受信し、受信信号から中継用セグメントのOFDM信号を選局し、その選局したOFDM信号を放送用セグメントに周波数変換して再送信する。

0038

従って、受信端末は、放送局若しくは送信局からの送信電波を受信することで、ワンセグ放送を視聴できることになり、請求項2に記載のシステムと同様、ワンセグ放送のサービスエリアを拡大できる。

0039

次に、請求項4に記載のワンセグ放送システムにおいては、放送局が、ワンセグ放送用の放送データから、ワンセグ放送用に割り当てられた放送用セグメントのOFDM信号を生成すると共に、その生成した放送用セグメントのOFDM信号と信号形態及び放送チャンネルが同じで、セグメントが異なる第1中継用セグメントのOFDM信号を生成し、その生成した2つのセグメントのOFDM信号を放送電波として送信する。

0040

なお、第1中継用セグメントのOFDM信号は、放送用セグメントのOFDM信号と信号形態が同じであるため、これら2つのOFDM信号に付与されるパイロット信号(SP信号)は同じであり、放送用セグメントを表すものとなる。

0041

次に、中継局側では、放送局からの送信電波を受信し、その受信信号から第1中継用セグメントのOFDM信号を選局する。そして、選局した第1中継用セグメントのOFDM信号は、特定放送チャンネル内で第1中継用セグメント及び放送用セグメントとは異なる第2中継用セグメントに周波数変換され、その周波数変換された第2中継用セグメントのOFDM信号が、放送電波として再送信される。

0042

従って、請求項4に記載のワンセグ放送システムによれば、放送局から周囲の受信端末に直接ワンセグ放送の放送信号を配信できると共に、中継局は、放送局から送信されてきた第1中継用セグメントのOFDM信号を、第2中継用セグメントのOFDM信号に周波数変換して、更に遠くに送信できる。

0043

なお、この場合、中継局から、周囲の受信端末にワンセグ放送の放送信号を配信できるようにするには、中継局を、請求項5に記載のように構成するとよい。
すなわち、請求項5に記載のワンセグ放送システムにおいて、中継局は、選局した第1中継用セグメントのOFDM信号を、第2中継用セグメントと放送用セグメントとの2つのセグメントに周波数変換し、その周波数変換した2つのセグメントのOFDM信号を、放送電波として再送信する。

0044

従って、この請求項5に記載のワンセグ放送システムによれば、放送局からだけでなく、中継局からも、受信端末にて受信可能な放送用セグメントのOFDM信号と、中継用セグメントのOFDM信号とを送信することができるようになり、放送局及び中継局から、直接、受信端末にワンセグ放送の放送信号を配信することができると共に、その放送信号を、中継局を介して、更に遠く送信することができる。

0045

また、請求項5に記載のワンセグ放送システムによれば、放送局から第1中継局、第1中継局から第2中継局、…というように、中継局を増加させることにより、ワンセグ放送の放送エリアを更に拡大することができる。

0046

また、中継局は、受信した第1中継用セグメントのOFDM信号を、第2中継用セグメントのOFDM信号に周波数変換して、送信するので、送信電波の回り込みの影響を受けることなく、放送用セグメント及び放送用セグメントのOFDM信号を再送信することができる。

図面の簡単な説明

0047

第1実施形態のワンセグ放送システムの構成及び動作を表す説明図である。
第1実施形態の放送局の構成を表すブロック図である。
第1実施形態の中継局の構成を表すブロック図である。
第2実施形態のワンセグ放送システムの構成及び動作を表す説明図である。
第2実施形態の放送局の構成を表すブロック図である。
第2実施形態の中継局及び送信局の構成を表すブロック図である。
第2実施形態のワンセグ放送システムの変形例を表す説明図である。

実施例

0048

以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
[第1実施形態]
図1に示すように、第1実施形態のワンセグ放送システムは、放送電波を送信する送信アンテナ2を備え、ワンセグ放送を行う放送局4と、放送局4からの放送電波を受信アンテナ6にて受信し、送信アンテナ7から再送信する中継局8aと、中継局8aからの放送電波を受信アンテナ6にて受信し、送信アンテナ7から再送信する中継局8bと、から構成されている。

0049

放送局4は、ワンセグ放送用の放送データから、ワンセグ放送用に割り当てられた特定放送チャンネル内の特定セグメント(本実施形態では13個のセグメントの内、中央に位置するセグメント。以下、放送用セグメントという)のOFDM信号を放送用信号として生成すると共に、その放送用信号と同一放送チャンネル内で放送用信号とは異なるセグメント(本実施形態では13個のセグメントの内、最も周波数が低いセグメント。以下第1中継用セグメントという)のOFDM信号を第1中継用信号として生成し、この2つのセグメントのOFDM信号(放送用信号、第1中継用信号)を、放送電波として送信アンテナ2から送信させる。

0050

また、中継局8aは、受信アンテナ6からの受信信号を取り込み、受信信号に含まれる第1中継用信号(第1中継用セグメントのOFDM信号)を選局し、その選局した第1中継用セグメントのOFDM信号(第1中継用信号)を、第1中継用信号と同じ特定放送チャンネル内で放送用セグメントの放送用信号、及び、第1中継用信号と同じ特定放送チャンネル内で第1中継用セグメント及び放送用セグメントとは異なるセグメント(本実施形態では13個のセグメントの内、最も周波数が高いセグメント。以下第2中継用セグメントという)の中継用信号(第2中継用信号)、にそれぞれ周波数変換し、その2つのセグメントのOFDM信号(放送用信号、第2中継用信号)を、放送電波として送信アンテナ7から送信させる。

0051

また、中継局8bは、受信アンテナ6からの受信信号を取り込み、受信信号に含まれる第2中継用信号(第2中継用セグメントのOFDM信号)を選局し、その選局した第2中継用セグメントのOFDM信号(第2中継用信号)を、第2中継用信号と同じ特定放送チャンネル内で放送用セグメントの放送用信号、及び、第2中継用信号と同じ特定放送チャンネル内で第2中継用セグメント及び放送用セグメントとは異なる第1中継用セグメントの中継用信号(第1中継用信号)、にそれぞれ周波数変換し、その2つのセグメントのOFDM信号(放送用信号、第1中継用信号)を、放送電波として送信アンテナ7から送信させる。

0052

次に、図2に示すように、放送局4には、ワンセグ放送用のテレビ放送信号を生成して送信アンテナ2から送信させる放送信号送信系として、OFDMフレーム構成部10、OFDMフレーム再構成部12、及び逆離散フーリエ変換部14からなるデジタル信号処理部と、逆離散フーリエ変換部14からの出力(デジタルデータ)をアナログ信号に変換するD/A変換部16と、D/A変換部16からの出力(テレビ放送信号)を所定の送信レベルまで増幅する増幅器18と、が備えられている。

0053

ここで、OFDMフレーム構成部10は、映像音声等からなるワンセグ放送用の放送データとSP(スキャッタードパイロット)信号等の付加データとに基づき、特定放送チャンネルの放送用セグメントだけを使ってワンセグ放送を行うためのテレビ放送信号のOFDMフレームを構成する。

0054

なお、OFDMフレーム構成部10で放送データに付加されるSP信号は、当該放送データが、テレビ放送信号1チャンネル分を構成する13個のセグメントの内、中央に位置するワンセグ放送用セグメント(所謂0セグメント)の放送データであることを表す信号であり、通常のテレビ放送で利用されるSP信号と同じである。

0055

また、OFDMフレーム再構成部12では、OFDMフレーム構成部10にて生成されたOFDMフレーム内の放送用セグメントの放送データを、データ構成を変更することなく(詳しくは、SP信号はそのままで)、第1中継用セグメントの放送データとしてコピーすることにより、放送用セグメント及び第1中継用セグメントからなるテレビ放送信号のOFDMフレームを再構成する。

0056

次に、逆離散フーリエ変換部14は、OFDMフレーム再構成部12にて生成されたOFDMフレームを逆離散フーリエ変換(IFFT)することにより、放送用セグメント及び第1中継用セグメントからなるテレビ放送信号(詳しくは、そのデジタルデータ)を生成する。

0057

この結果、放送局4では、放送用セグメントに、ワンセグ放送用の放送データが設定され、第1中継用セグメントに、ワンセグ放送用の放送データと同一の放送データが設定され、他のセグメントにはデータが存在しない、特定放送チャンネルのテレビ放送信号が生成され、そのテレビ放送信号が、送信アンテナ2から放送電波として送信される。

0058

次に、中継局8aは、図3に示すように、放送局4から送信された特定放送チャンネルのテレビ放送信号の中から第1中継用信号を抽出するための選局部20と、選局部20にて抽出された第1中継用信号を2分配する分配器28と、分配器28を介して第1中継用信号をそれぞれ取り込み、放送用信号及び第2中継用信号に周波数変換する2つ周波数変換部30、40と、各周波数変換部30、40にて生成された放送用信号及び第2中継用信号を混合することで放送用セグメント及び第2中継用セグメントからなるテレビ放送信号を生成する混合器48、及び、混合器48にて生成されたテレビ放送信号を所定レベルまで増幅して送信アンテナ7に出力する増幅器49、とから構成されている。

0059

また、選局部20は、周波数変換用高周波信号を発生する局部発振器22と、受信アンテナ6からの受信信号と局部発振器22からの高周波信号とを混合することで、放送局4から送信された特定放送チャンネルのテレビ放送信号を中間周波数帯に周波数変換するミキサ24と、ミキサ24にて周波数変換されたテレビ放送信号の内、第1中継用セグメントの信号(第1中継用信号)を通過させるバンドパスフィルタ(以下、BPFという)26とから構成されている。

0060

また、周波数変換部30、40は、それぞれ、周波数変換用の高周波信号を発生する局部発振器32、42と、分配器28を介して入力される中間周波数帯の第1中継用信号と局部発振器32、42からの高周波信号とを混合することで、選局部20にて選局された第1中継用信号と同一放送チャンネル内の放送用セグメント及び第2中継用セグメントの信号(放送用信号及び第2中継用信号)に周波数変換するミキサ34、44と、ミキサ34、44にて第1中継用信号を周波数変換することにより得られる放送用信号及び第2中継用信号をそれぞれ通過させるBPF36、46とから構成されている。

0061

従って、中継局8aでは、放送局4から送信されたテレビ放送信号内の第1中継用信号が、放送用信号、第2中継用信号に周波数変換されて、送信アンテナ7から再送信されることになる。

0062

次に、中継局8bは、中継局8aと同様、選局部20と、分配器28と、周波数変換部30、40と、混合器48と、増幅器49とから構成されており、中継局8aと異なる点は、選局部20が、中継局8aから送信されたテレビ放送信号内の第2中継用信号を選局し、周波数変換部30、40が、その選局された中間周波数帯の第2中継用信号を、それぞれ、テレビ放送信号を構成する放送用信号及び第1中継用信号に周波数変換する点である。

0063

従って、中継局8bでは、中継局8aから送信されたテレビ放送信号内の第2中継用信号が、放送用信号、第1中継用信号に周波数変換されて、送信アンテナ7から再送信されることになる。

0064

以上説明したように、本実施形態のワンセグ放送システムによれば、放送局4から、ワンセグ放送用のセグメントに割り当てられた放送用信号(OFDM信号)と、この放送信号と同一のデータ構成で、周波数帯域が第1中継用セグメントに設定された第1中継用信号と、の2つの信号からなる特定放送チャンネルのテレビ放送信号が、送信電波として送信される。

0065

そして、中継局8aでは、放送局4から送信された特定放送チャンネルのテレビ放送信号内の第1中継用信号が、同一放送チャンネル内の放送用信号、及び、第2中継用信号にそれぞれ周波数変換されて、送信アンテナ7から再送信され、更に、中継局8bでは、中継局8aから送信された特定放送チャンネルのテレビ放送信号内の第2中継用信号が、同一放送チャンネル内の放送用信号、及び、第1中継用信号にそれぞれ周波数変換されて、送信アンテナ7から再送信される。

0066

従って、中継局8a、8bにおいて、自身の送信アンテナ7から送信した放送用信号及び中継用信号からなる放送電波が、自身の受信アンテナ6に回り込んだとしても、その回り込んだ放送用信号及び中継用信号の影響を受けることなく、再送信用の放送信号及び中継用信号を生成することができる。

0067

また、放送局4では、第1中継用信号を生成する際、放送用信号の放送データをコピーすることから、第1中継用信号の放送データは、放送用信号の放送データと一致する。
このため、ワンセグ放送の受信端末で、放送局4からの送信電波が受信された場合、受信端末で放送データを復元して映像・音声を再生できるのは、放送用信号だけであり、第1中継用信号は、自身のセグメントとSP信号とが一致しないので、ワンセグ放送の受信端末で放送データが復元されることはない。

0068

また、中継局8a、8bから送信される放送用信号及び中継用信号は、各中継局8a、8bが受信した第1中継用信号或いは第2中継用信号を周波数変換したものである。
このため、ワンセグ放送の受信端末で、中継局8a、8bからの送信電波が受信された場合にも、受信端末で放送データを復元して映像・音声を再生できるのは、放送用信号だけであり、中継局8a、8bから送信された第2中継用信号或いは第1中継用信号が、ワンセグ放送の受信端末で受信・復調されて、放送データが復元されることはない。

0069

よって、本実施形態のワンセグ放送システムによれば、放送局4、中継局8a、中継局8bから送信されたテレビ放送信号の内、放送用信号が、ワンセグ放送用の受信端末で受信・復調されて、放送データが復元され、放送局4、中継局8a、中継局8bから送信された中継用信号が、受信端末でのワンセグ放送の受信に悪影響を与えることはない。

0070

また、本実施形態のワンセグ放送システムによれば、放送局4、中継局8a、中継局8bから放送用信号を送信させるので、ワンセグ放送のサービスエリアを拡大することができる。

0071

特に、本実施形態では、中継局8aは第1中継用信号を第2中継用信号に周波数変換して送信し、中継局8bは第2中継用信号を第1中継用信号に周波数変換して送信することから、中継局8a、8bを交互に配置して、第1中継用信号及び第2中継用信号を順次中継するようにすれば、ワンセグ放送のサービスエリアを更に拡大することができる。
[第2実施形態]
図4に示すように、第2実施形態のワンセグ放送システムは、送信アンテナ2を備え、ワンセグ放送を行う放送局4と、放送局4からの放送電波を受信アンテナ6にて受信し、送信アンテナ7から再送信する中継局8と、中継局8からの放送電波を受信アンテナ6にて受信し、送信アンテナ7から再送信する送信局9と、から構成されている。

0072

本実施形態の放送局4は、ワンセグ放送用の放送データから、特定放送チャンネル内の放送用セグメント(上記実施形態と同様、13個のセグメントの内、中央に位置するセグメント)の放送用信号(OFDM信号)を生成し、これを放送電波として送信アンテナ2から送信させるものであり、図5に示すように構成されている。

0073

すなわち、放送局4には、ワンセグ放送用のテレビ放送信号を生成して送信アンテナ2から送信させる放送信号送信系として、OFDMフレーム構成部10及び逆離散フーリエ変換部14からなるデジタル信号処理部と、逆離散フーリエ変換部14からの出力をアナログ信号に変換するD/A変換部16と、D/A変換部16からの出力(テレビ放送信号)を所定の送信レベルまで増幅する増幅器18と、が備えられている。

0074

つまり、本実施形態の放送局4の放送信号送信系は、図2に示した第1実施形態のものから、OFDMフレーム再構成部12を削除した構成になっている。
次に、中継局8は、受信アンテナ6からの受信信号を取り込み、受信信号に含まれる特定放送チャンネルの放送用信号(OFDM信号)を選局し、その選局した放送用信号を、その放送用信号と同じ特定放送チャンネル内で放送用セグメントとは異なる中継用セグメント(本実施形態では13個のセグメントの内、最も周波数が高いセグメント)の信号(中継用信号)に周波数変換し、その中継用信号を放送電波として送信アンテナ7から送信させる。

0075

つまり、本実施形態の中継局8は、図6に示すように、放送局4から送信された特定放送チャンネルのテレビ放送信号の中から放送用信号を抽出するための選局部20と、選局部20にて抽出された放送用信号を中継用信号に周波数変換する周波数変換部40と、周波数変換部40にて生成された中継用信号を所定レベルまで増幅して送信アンテナ7に出力する増幅器49、とから構成されている。

0076

なお、選局部20及び周波数変換部40の構成は、図3に示した第1実施形態の選局部20及び周波数変換部40と同様の構成をしており、第1実施形態のものとは、選局部20で選局する放送用信号、及び、周波数変換部40で周波数変換する中継用信号、の周波数が異なる。

0077

また、本実施形態の送信局9は、中継局8と同様に構成されており、中継局8と異なる点は、選局部20で中継用信号を選局し、周波数変換部40で中継用信号を放送用信号に周波数変換する点である。

0078

このように構成された本実施形態のワンセグ放送システムによれば、放送局4からは、ワンセグ放送用として予め設定された特定放送チャンネルで、ワンセグ放送用のセグメントとして割り当てられた放送用セグメントの放送用信号だけが送信される。

0079

そして、中継局8では、放送局4から送信された特定放送チャンネル内の放送用信号が、同一放送チャンネル内の中継用信号に周波数変換されて、送信アンテナ7から再送信され、送信局9では、中継局8から送信された特定放送チャンネル内の中継用信号が、同一放送チャンネル内の放送用信号に周波数変換されて、送信アンテナ7から再送信される。

0080

従って、中継局8及び送信局9において、自身の送信アンテナ7から送信した放送電波が、自身の受信アンテナ6に回り込んだとしても、その回り込んだ放送電波に含まれる中継用信号若しくは放送用信号の影響を受けることなく、再送信用の中継用信号若しくは放送用信号を生成することができる。

0081

また、中継局8及び送信局9では、放送局4若しくは中継局8から受信した放送用信号若しくは中継用信号を、中継用セグメント若しくは放送用セグメントの周波数帯に周波数変換するだけであり、周波数変換により得られる中継用信号若しくは放送用信号のデータ内容は、放送局4から送信された放送用信号と一致する。

0082

このため、ワンセグ放送の受信端末では、放送局4及び送信局9から送信された放送用信号を受信した場合には、放送データを復元して映像・音声を再生できるが、中継局8から送信された中継用信号は、自身のセグメントとSP信号とが一致しないので、中継用信号から放送データが復元されることはない。

0083

よって、本実施形態のワンセグ放送システムによれば、受信端末にて、放送局4若しくは送信局9から送信された放送用信号を受信し、放送データを復元する際、その復元動作に、中継局8から送信された中継用信号が悪影響を与えることはない。

0084

また、本実施形態のワンセグ放送システムによれば、放送局4だけでなく、送信局9からも放送用信号を送信させるので、ワンセグ放送のサービスエリアを拡大することができる。
[変形例]
以上、本発明が適用された2つの実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて、種々の態様をとることができる。

0085

例えば、第2実施形態では、放送局4から放送用信号を送信し、中継局8から中継用信号を送信し、送信局9が、中継局8から送信された中継用信号を周波数変換することで、周囲の受信端末に、受信端末側で受信・復調可能な放送用信号を再送信するものとして説明したが、図7に示すように、放送局4から中継用信号を送信するようにしてもよい。

0086

そして、この場合、放送局からの送信信号を受信する中継局として、第2実施形態の送信局9を設けるようにすれば、送信局9の周囲の受信端末に、受信端末側で受信・復調可能な放送用信号を配信することができる。

0087

また、放送局4、中継局8、送信局9は、本発明を適用するワンセグ放送システムの規模に応じて、上記各実施形態に記載のものを適宜選択して、配置するようにすればよい。
例えば、第1実施形態のワンセグ放送システムにおいては、最終段の中継局として、第2実施形態の送信局9を設置し、最終段の中継局からは、放送用信号だけを送信するようにしてもよい。

0088

2,7…送信アンテナ、4…放送局、6…受信アンテナ、8,8a,8b…中継局、9…送信局、10…OFDMフレーム構成部、12…OFDMフレーム再構成部、14…逆離散フーリエ変換部、16…D/A変換部、18…増幅器、20…選局部、22…局部発振器、24…ミキサ、26…BPF、28…分配器、30,40…周波数変換部、32,42…局部発振器、34,44…ミキサ、36,46…BPF、48…混合器、49…増幅器。

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