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技術 製本方法

出願人 東京美術紙工協業組合
発明者 加藤裕隆
出願日 2012年4月2日 (8年8ヶ月経過) 出願番号 2012-083775
公開日 2013年10月17日 (7年2ヶ月経過) 公開番号 2013-212632
状態 特許登録済
技術分野 綴じ具、製本
主要キーワード 油性ニス サイドプレス 水性ニス ホットメルト糊 刷り紙 マットニス 反応性ポリウレタン 自動製本機
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2013年10月17日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

見開き性が優れた本を製本すると共に、製造コスト下げ製造費用を低減する製本方法を提供する。

解決手段

折り丁をページ順に揃えて丁合し、該丁合した本文11の背面12に背糊30を塗布し、本文11の側面13に横27を塗布し、該横糊27を塗布した本文11に対して、タイトルや適宜の印刷をした表紙部材14を接合する製本方法において、表紙部材14にタイトルや適宜の印刷をする工程時に、当該表紙部材14の背表紙部15の内側面16、及び該内側面16に隣接する両側端17に剥離性を有するニス又はインキ18を印刷して剥離ニス層又は剥離インキ層を形成する工程と、丁合した本文11の背面12に背糊30を塗布して当該背面12を一体に形成する工程と、該背面12の端部12aから側面13に沿って所定の間隔Lを開けた部位に横糊27を塗布する工程と、該横糊27を塗布した本文11に対して、表紙部材14を被せて、当該表紙部材14と本文11の側面13とを横糊27で接着する工程とを有することである。

概要

背景

従来、見開き性が良好な本としては、例えば図7に示すように、本文1の背面2と背表紙3との間に、筒状の紙を扁平に折り曲げ紙材4を介在させた、所謂クーターバインディングといわれる構造の本5が知られている(特許文献1参照)。

あるいは、本文の背面がテープ状の紙材に接着され、この紙材の両端部が表紙に接着された構成の、所謂広開本といわれるものが知られている。

これらクーターバインディングの本5、または広開本においては、本文1を開くと、当該本文1の背面2と背表紙3との間に空間部6ができて、背面2が上方に押し上げられるので、本文1をなめらかに且つ広く開くことができるのである。

概要

見開き性が優れた本を製本すると共に、製造コスト下げ製造費用を低減する製本方法を提供する。折り丁をページ順に揃えて丁合し、該丁合した本文11の背面12に背糊30を塗布し、本文11の側面13に横27を塗布し、該横糊27を塗布した本文11に対して、タイトルや適宜の印刷をした表紙部材14を接合する製本方法において、表紙部材14にタイトルや適宜の印刷をする工程時に、当該表紙部材14の背表紙部15の内側面16、及び該内側面16に隣接する両側端17に剥離性を有するニス又はインキ18を印刷して剥離ニス層又は剥離インキ層を形成する工程と、丁合した本文11の背面12に背糊30を塗布して当該背面12を一体に形成する工程と、該背面12の端部12aから側面13に沿って所定の間隔Lを開けた部位に横糊27を塗布する工程と、該横糊27を塗布した本文11に対して、表紙部材14を被せて、当該表紙部材14と本文11の側面13とを横糊27で接着する工程とを有することである。

目的

本発明の要旨は、折り丁をページ順に揃えて丁合し、該丁合した本文の背面に背糊を塗布し、前記本文の側面に横糊を塗布し、該横糊を塗布した本文に対して、タイトルや適宜の印刷をした表紙部材を接合する製本方法において、前記表紙部材にタイトルや適宜の印刷をする工程時に、当該表紙部材の背表紙部の内側面、及び該内側面に隣接する両側端に剥離性を有するニス又はインキを印刷して剥離ニス層又は剥離インキ層を形成する工程と、前記丁合した本文の背面に前記背糊を塗布して当該背面を一体に形成する工程と、該背面の端部から前記側面に沿って所定の間隔を開けた部位に前記横糊を塗布する工程と、該横糊を塗布した本文に対して、前記表紙部材を被せて、当該表紙部材と前記本文の側面とを前記横糊で接着する工程と、を少なくとも有することである

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

折り丁をページ順に揃えて丁合し、該丁合した本文の背面に背糊を塗布し、前記本文の側面に横を塗布し、該横糊を塗布した本文に対して、タイトルや適宜の印刷をした表紙部材接合する製本方法において、前記表紙部材にタイトルや適宜の印刷をする工程時に、当該表紙部材の背表紙部の内側面、及び該内側面に隣接する両側端剥離性を有するニス又はインキを印刷して剥離ニス層又は剥離インキ層を形成する工程と、前記丁合した本文の背面に前記背糊を塗布して当該背面を一体に形成する工程と、該背面の端部から前記側面に沿って所定の間隔を開けた部位に前記横糊を塗布する工程と、該横糊を塗布した本文に対して、前記表紙部材を被せて、当該表紙部材と前記本文の側面とを前記横糊で接着する工程と、を少なくとも有することを特徴とする製本方法。

請求項2

前記横糊は、前記背面の端部から前記側面に沿って5〜6mmの範囲内の間隔を開けた部位に塗布することを特徴とする請求項1に記載の製本方法。

技術分野

0001

本発明は、見開き性が優れた本を製本するための製本方法に関するものである。

背景技術

0002

従来、見開き性が良好な本としては、例えば図7に示すように、本文1の背面2と背表紙3との間に、筒状の紙を扁平に折り曲げ紙材4を介在させた、所謂クーターバインディングといわれる構造の本5が知られている(特許文献1参照)。

0003

あるいは、本文の背面がテープ状の紙材に接着され、この紙材の両端部が表紙に接着された構成の、所謂広開本といわれるものが知られている。

0004

これらクーターバインディングの本5、または広開本においては、本文1を開くと、当該本文1の背面2と背表紙3との間に空間部6ができて、背面2が上方に押し上げられるので、本文1をなめらかに且つ広く開くことができるのである。

先行技術

0005

特開2005−254804号公報(図4

発明が解決しようとする課題

0006

これら従来例の見開き性が良好な本は、製造時において筒状の紙材4やテープ状の紙材が必要であり、また、これらの紙材を表紙に接着させるための装置や工程が必要である。従って、材料費や装置の点で製造コストの上昇を招き、工程数の点で作業時間が長く掛かるという問題点を有している。

0007

従って、従来例における場合においては、製造コストを下げ製造費用を低減することと、工程数を減少させてひいては納期を短縮することとに解決しなければならない課題を有している。

課題を解決するための手段

0008

前記従来例の課題を解決するための本発明の要旨は、折り丁をページ順に揃えて丁合し、該丁合した本文の背面に背糊を塗布し、前記本文の側面に横を塗布し、該横糊を塗布した本文に対して、タイトルや適宜の印刷をした表紙部材接合する製本方法において、前記表紙部材にタイトルや適宜の印刷をする工程時に、当該表紙部材の背表紙部の内側面、及び該内側面に隣接する両側端剥離性を有するニス又はインキを印刷して剥離ニス層又は剥離インキ層を形成する工程と、前記丁合した本文の背面に前記背糊を塗布して当該背面を一体に形成する工程と、該背面の端部から前記側面に沿って所定の間隔を開けた部位に前記横糊を塗布する工程と、該横糊を塗布した本文に対して、前記表紙部材を被せて、当該表紙部材と前記本文の側面とを前記横糊で接着する工程と、を少なくとも有することである。

0009

また、前記横糊は、前記背面の端部から前記側面に沿って5〜6mmの範囲内の間隔を開けた部位に塗布すること、;
を含むものである。

発明の効果

0010

本発明に係る製本方法によれば、表紙部材の背表紙部の内側面及び該内側面に隣接する両側端に剥離性を有するニス又はインキを印刷して剥離ニス層又は剥離インキ層を形成するので、背表紙部が本文の背面に接触しても背糊と接着しないで剥離する。従って、本文を開いたときに、当該本文の背面と背表紙との間に空間部ができて、背面が上方に押し上げられるので、本文をなめらかに且つ広く開くことができる。
また、剥離性を有するニス又はインキの印刷は、表紙部材にタイトル等の印刷をする工程時に一緒に行うので、特段別途印刷工程や印刷装置を設ける必要がなく、そのため製造コストの上昇を抑えることができる。
更に、従来例で用いたような表紙に接着させる紙材や、そのための装置が必要ないので、材料費や装置の点で製造コストが低減できる。そして、従来例の場合と比較して、紙材を表紙に接着させるための工程が減少するので、ひいては納期を短縮することが可能であるという種々の優れた効果を奏する。

0011

また、横糊は、背面の端部から側面に沿って5〜6mmの範囲内の間隔を開けた部位に塗布することによって、当該間隔を開けた部分は表紙部材に接着しないので、本文を開いたときに、背面と背表紙との間の空間部が大きめに形成されることとなり、その分、本文が開きやすくなるという優れた効果を奏する。

図面の簡単な説明

0012

バインダー19(自動製本機械)による本発明の製本工程を略示的に示す説明図である。
表紙部材14の背表紙部15の内側面16に剥離性を有するニス又はインキ18を印刷した状態を示す斜視図である。
糊付けローラ24の上を本文11が通過して背面12に背糊30を塗布する状態を略示的に示す説明図である。
糊付けローラ26の横を本文11が通過して側面13に横糊27を塗布する状態を略示的に示す説明図である。
本発明に係る製本方法で製本された本を上部から見た状態の説明図である。
本発明に係る製本方法で製本された本を開いて上部から見た状態の説明図である。
従来例に係るクーターバインディングの本5を開いて上部から見た状態の説明図である。

実施例

0013

次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本発明は、折り丁をページ順に揃えて丁合し、この丁合した本文11の背面12に背糊を塗布し、次いで本文11の側面13に横糊を塗布し、この横糊を塗布した本文11に対して、タイトルや適宜の印刷をした表紙部材14を接合する製本方法であって、図1は、バインダー19(自動製本機械)による本発明の製本工程を略示的に示す説明図である。

0014

バインダー19は、下記に順次説明する、入口部20と、背中加工部22と、背糊塗布部23と、横糊塗布部25と、表紙部材接合及びプレス成形部28と、出口部29とから概略構成される。

0015

次に、表紙部材14に印刷をする工程について説明する。表紙部材14の表裏面に、図示しない印刷機でタイトル等の印刷をする工程時において、図2に示すように、当該表紙部材14の背表紙部15の内側面16、及び当該内側面16に隣接する両方の側端17に、剥離性を有するニス又はインキ18を印刷して剥離ニス層又は剥離インキ層を形成する。

0016

剥離性を有するニス又はインキ18を印刷する側端17の幅L1は、本の厚さや大きさ等によっても異なるが、約3〜9mm程度であり、望ましくは約6mm程度がよい(図2参照)。両方の側端17に剥離性を有するニス又はインキ18を印刷する理由は、表紙部材14を接合したときに、はみ出した横糊27の接着を防いで見開き性を担保するためである。

0017

剥離性を有するニス又はインキ18の一例としては、剥離OPニス(剥離性を付与したOP(オーバープリント)ニス)が上げられる。この他にも剥離性を有するニス又はインキ18は、油性ニス水性ニスUVニス、OPニス、あるいはグロスニスマットニス等の従来使用されているニスあるいはインキのうち、糊と接着せずに剥離する性質を有するものが含まれる。

0018

これらの剥離性を有するニス又はインキ18は、インキを刷るのと同じ印刷機を使用して、インキと同様な手法でニスの印刷が可能である。

0019

次に、製本工程について説明する。まず、所定の印刷及び裁断等の前処理がなされた刷り紙を、折り機械で八つ折、あるいは四つ折に折り加工して折り丁を形成し、この折り丁を、丁合機械でページ順に揃えて丁合し、本文11を形成する(いずれも図示せず)。

0020

本文11は、図1に示すように、バインダー19の入口部20から順次搬送され、コンベア21の上部に対して背面12を下にして載置されて、次工程の背中加工部22に移送される。

0021

背中加工部22は、本文11の背中のカット等の処理を行う工程である。しかしながら場合によっては、背中加工部22での処理は行わずに、次工程の背糊塗布部23に移送する場合も多い。

0022

背糊塗布部23は、図1及び図3に示すように、本文11の背面12に背糊30を塗布する工程である。つまり、背糊塗布部23では、転動する糊付けローラ24の上部を本文11が通過することで、背面12に背糊30が塗布されて、当該背面12を一体に形成する。この背糊塗布部23を通過すると、次工程の横糊塗布部25に移送される。なお、図3中の符号32は糊槽を示す。

0023

背糊塗布部23及び横糊塗布部25で用いられる糊は、ホットメルト糊やPUR(反応性ポリウレタン接着剤)等の一般に用いられているものである。

0024

横糊塗布部25は、図1及び図4に示すように、本文11の両方の側面13に横糊27を塗布する工程である。つまり、横糊塗布部25では、一対の転動する糊付けローラ26同士の間を本文11が通過することで、両方の側面13に横糊27が塗布される。

0025

側面13に塗布される横糊27は、背面12の端部12aから側面13に沿って5〜6mmの範囲内の間隔L2を開けた部位に塗布することが望ましい。その理由は、当該間隔L2を開けた部分は表紙部材14に接着しないので、本文11を開いたときに、背面12と背表紙部15との間の空間部31が大きめに形成されることとなり、その分、本文11が開きやすくなるからである(図6参照)。この横糊塗布部25を通過すると、次工程の表紙部材接合及びプレス成形部28に移送される。

0026

表紙部材接合及びプレス成形部28は、本文11に対して表紙部材14を被せて、当該表紙部材14と本文11の側面13とを横糊27で接着する工程である。図1に示すように、上記の印刷工程で剥離性を有するニス又はインキ18を印刷した表紙部材14が順次移送されて、当該表紙部材14の背表紙部15の内側面16に、本文11の背面12を当接させる。

0027

次いで背中プレス部28aで背中プレスを行う。続いて移送されるサイドプレス部28bで、表紙部材14の側端17を本文11の側面13に当接させてサイドプレスを行い、表紙部材14と本文11の側面13とを横糊27で接着すると共に、背表紙部15を角形状に成型する(図5参照)。

0028

サイドプレス機28bを通過すると出口部29へ順次搬送され、続いて図示しない次工程の三方裁断機械によって、天(上部)と地(下部)と前小口との三方が裁断されて本が形成される。

0029

更に、次工程の図示しないトライオート機械仕上げ工程が行われ、本にカバー、オビを巻き、売り上げカードチラシ等を差し入れ製品としての本が完成する。

0030

以上のように本発明に係る製本方法は、表紙部材14の背表紙部15の内側面16、及び内側面16に隣接する両側端17に剥離性を有するニス又はインキ18を印刷して剥離ニス層又は剥離インキ層を形成するので、背表紙部15が本文11の背面12に接触しても背糊30と接着しないで剥離する。従って、図6に示すように、本文11を開いたときに、当該本文11の背面12と背表紙部15との間に空間部31ができて、背面12が上方に押し上げられるので、本文11をなめらかに且つ広く開くことができる。

0031

また、剥離性を有するニス又はインキ18の印刷は、表紙部材14にタイトル等の印刷をする工程時に一緒に行うので、特段に別途の印刷工程や印刷装置を設ける必要がなく、そのため製造コストの上昇を抑えることができる。

0032

1 本文
2 背面
3背表紙
4紙材
5 本
6 空間部
11 本文
12 背面
12a 端部
13 側面
14表紙部材
15 背表紙部
16 内側面
17側端
18剥離性を有するニス又はインキ
19バインダー(自動製本機械)
20 入口部
21コンベア
22 背中加工部
23背糊塗布部
24糊付けローラ
25 横糊塗布部
26 糊付けローラ
27 横糊
28 表紙部材接合及びプレス成形部
28a 背中プレス部
28bサイドプレス部
29出口部
30 背糊
31 空間部
32 糊槽

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