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技術 莢豆収穫機

出願人 本田農機工業株式会社株式会社ホクエイ
発明者 本田雅義野村富士男山田憲克
出願日 2012年4月4日 (8年2ヶ月経過) 出願番号 2012-085413
公開日 2013年10月17日 (6年8ヶ月経過) 公開番号 2013-212098
状態 特許登録済
技術分野 収穫機本体(5)(特定作物用)
主要キーワード 主フレーム部材 リール回転軸 右ホルダ 左右各側板 後回り コンベヤ駆動モータ 連結フレーム材 各主フレーム
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (19)

課題

豆の莢(枝豆莢)の損傷を抑えながら確実に莢を脱莢することができる莢豆収穫機を提供する。

解決手段

走行機体2の前部側に、前下がり傾斜状とされていて脱莢された莢Eaを後上方に搬送する搬送装置3を設け、この搬送装置3の下端側の前側に、左右方向に長く形成されていると共に接地して左右軸回り転動する接地ローラ4を設け、この接地ローラ4,5の上方側に、左右方向に所定間隔をおいて配置された複数のタインTを備え且つ前回りに回転駆動して前記接地ローラ4で根元側が踏みつけられた莢豆Eの莢EaをタインT間で脱莢する莢もぎリール6を設ける。

概要

背景

圃場栽培されている豆の莢を走行しながら脱莢して収穫する莢豆収穫機として特許文献1に記載の枝豆収穫機がある。
この枝豆収穫機は、走行機体の前部に前下がり傾斜状とされていて脱莢された枝豆莢を後上方に搬送する搬送装置と、この搬送装置の下端側の前方に配置されていて枝豆莢を脱莢するもぎ取りローラと、このもぎ取りローラを覆うように設けられていて脱莢した枝豆莢を搬送装置に案内するもぎ取りカバーとを備えている。

前記もぎ取りローラは左右軸回り回転駆動する回転軸と、この回転軸から径方向外方に向けて延出するように設けられた多数のもぎ取り爪とから主構成されている。
このもぎ取りローラにあっては、もぎ取り爪を回転軸に軸方向に沿って間隔をおいて一列状に並べて設けていると共に、この軸方向に列状配置されてなるもぎ取り爪列を回転軸の周方向に間隔をおいて設けている。

前記もぎ取りローラは、左右軸回りに後回りに回転駆動され(下側から前→上→後を経て下側に戻るように回転駆動され)、圃場に栽培されている枝豆に対してもぎ取り爪列が下側から上側に向けて後回りに作用して枝豆莢を脱莢すると共に、脱莢した枝豆莢をもぎ取りローラの上部側にて搬送装置に向けて後斜め上方飛ばす
このもぎ取りローラによって脱莢されて搬送装置に向けて飛ばされた枝豆莢は、もぎ取りカバーの上壁内面衝突すると共に該カバー上壁内面に沿って搬送装置へと移動する。

概要

莢豆の莢(枝豆莢)の損傷を抑えながら確実に莢を脱莢することができる莢豆収穫機を提供する。走行機体2の前部側に、前下がり傾斜状とされていて脱莢された莢Eaを後上方に搬送する搬送装置3を設け、この搬送装置3の下端側の前側に、左右方向に長く形成されていると共に接地して左右軸回りに転動する接地ローラ4を設け、この接地ローラ4,5の上方側に、左右方向に所定間隔をおいて配置された複数のタインTを備え且つ前回りに回転駆動して前記接地ローラ4で根元側が踏みつけられた莢豆Eの莢EaをタインT間で脱莢する莢もぎリール6を設ける。

目的

本発明は、前記問題点に鑑み、莢豆の莢の損傷を抑えながら確実に莢を脱莢することができ、且つ軽量化を図ることができると共に前後バランスの良い莢豆収穫機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

圃場栽培されている豆(E)の莢(Ea)を走行しながら脱莢する莢豆収穫機であって、走行機体(2)の前部側に、前下がり傾斜状とされていて脱莢された莢(Ea)を後上方に搬送する搬送装置(3)を設け、この搬送装置(3)の下端側の前側に、左右方向に長く形成されていると共に接地して左右軸回り転動する接地ローラ(4)を設け、この接地ローラ(4)の上方側に、左右方向に所定間隔をおいて列状配置された複数のタイン(T)を備え且つ前回りに回転駆動して前記接地ローラ(4)で根元側が踏みつけられた莢豆(E)の莢(Ea)をタイン(T)間で脱莢する莢もぎリール(6)を設けたことを特徴とする莢豆収穫機。

請求項2

前記タイン(T)の取付基部(82)側のタイン(T)上に該タイン(T)の並設方向に設けられたゴムブレード(84)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の莢豆収穫機。

請求項3

前記莢もぎリール(6)は、左右一対主リールフレーム(44)と、左右主リールフレーム(44)間の外周側に設けられたタイン支持バー(66)と、このタイン支持バー(66)に左右軸回りに位置調整可能に設けたタイン取付部材(70)とを備え、前記タイン(T)を左右方向に列状配置してなるタイン列(TL)を前記タイン取付部材(70)に取り付けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の莢豆収穫機。

請求項4

前記莢もぎリール(6)は、左右一対の主リールフレーム(44)と、左右主リールフレーム(44)間の外周側に設けられたタイン支持バー(66)と、このタイン支持バー(66)に左右方向位置調整可能に設けたタイン取付部材(70)とを備え、前記タイン(T)を左右方向に列状配置してなるタイン列(TL)を前記タイン取付部材(70)に取り付けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の莢豆収穫機。

請求項5

前記搬送装置(3)の下端側の後側に、左右方向に長く形成されていると共に接地して左右軸回りに転動する接地ローラ(5)を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の莢豆収穫機。

請求項6

前記莢もぎリール(6)が搬送装置(3)の下端側の前側に配置した前記接地ローラ(4)よりも先行して圃場の莢豆(E)に作用することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の莢豆収穫機。

請求項7

前記搬送装置(3)を、その上下中途部に設けた左右方向の軸心を有する支点軸(30)回りに揺動可能に走行機体(2)に支持したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の莢豆収穫機。

技術分野

0001

本発明は、圃場栽培されている状態の豆(枝豆、隠元豆等)から莢(枝豆莢、莢隠元等)を走行しながら脱莢して収穫する莢豆収穫機に関するものである。

背景技術

0002

圃場に栽培されている莢豆の莢を走行しながら脱莢して収穫する莢豆収穫機として特許文献1に記載の枝豆収穫機がある。
この枝豆収穫機は、走行機体の前部に前下がり傾斜状とされていて脱莢された枝豆莢を後上方に搬送する搬送装置と、この搬送装置の下端側の前方に配置されていて枝豆莢を脱莢するもぎ取りローラと、このもぎ取りローラを覆うように設けられていて脱莢した枝豆莢を搬送装置に案内するもぎ取りカバーとを備えている。

0003

前記もぎ取りローラは左右軸回り回転駆動する回転軸と、この回転軸から径方向外方に向けて延出するように設けられた多数のもぎ取り爪とから主構成されている。
このもぎ取りローラにあっては、もぎ取り爪を回転軸に軸方向に沿って間隔をおいて一列状に並べて設けていると共に、この軸方向に列状配置されてなるもぎ取り爪列を回転軸の周方向に間隔をおいて設けている。

0004

前記もぎ取りローラは、左右軸回りに後回りに回転駆動され(下側から前→上→後を経て下側に戻るように回転駆動され)、圃場に栽培されている枝豆に対してもぎ取り爪列が下側から上側に向けて後回りに作用して枝豆莢を脱莢すると共に、脱莢した枝豆莢をもぎ取りローラの上部側にて搬送装置に向けて後斜め上方飛ばす
このもぎ取りローラによって脱莢されて搬送装置に向けて飛ばされた枝豆莢は、もぎ取りカバーの上壁内面衝突すると共に該カバー上壁内面に沿って搬送装置へと移動する。

先行技術

0005

特開2011−24514号公報

発明が解決しようとする課題

0006

前記特許文献1に記載の枝豆収穫機にあっては、もぎ取りローラは枝豆莢を確実に脱莢するため、また、枝豆莢を搬送装置に向けて飛ばすために高速で回転駆動され、脱莢された枝豆莢はもぎ取りカバーの内面に衝突することから、枝豆莢の損傷が大きい。
更に、カバー側も衝撃に耐える板厚の構造にする必要があり、その分重くなる。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑み、莢豆の莢の損傷を抑えながら確実に莢を脱莢することができ、且つ軽量化を図ることができると共に前後バランスの良い莢豆収穫機を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0007

前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、以下に示す点を特徴とする。
請求項1に係る発明では、圃場に栽培されている莢豆の莢を走行しながら脱莢する莢豆収穫機であって、
走行機体の前部側に、前下がり傾斜状とされていて脱莢された莢豆の莢を後上方に搬送する搬送装置を設け、この搬送装置の下端側の前側に、左右方向に長く形成されていると共に接地して左右軸回りに転動する接地ローラを設け、この接地ローラの上方側に、左右方向に所定間隔をおいて列状配置された複数のタインを備え且つ前回りに回転駆動して前記接地ローラで根元側が踏みつけられた莢豆の莢をタイン間で脱莢する莢もぎリールを設けたことを特徴とする。

0008

請求項2に係る発明では、前記タインの取付基部側のタイン上に該タインの並設方向に設けられたゴムブレードを設けたことを特徴とする。
請求項3に係る発明では、前記莢もぎリールは、左右一対主リールフレームと、左右主リールフレーム間の外周側に設けられたタイン支持バーと、このタイン支持バーに左右
軸回り位置調整可能に設けたタイン取付部材とを備え、前記タインを左右方向に列状配置してなるタイン列を前記タイン取付部材に取り付けたことを特徴とする。

0009

請求項4に係る発明では、前記莢もぎリールは、左右一対の主リールフレームと、左右主リールフレーム間の外周側に設けられたタイン支持バーと、このタイン支持バーに左右方向位置調整可能に設けたタイン取付部材とを備え、前記タインを左右方向に列状配置してなるタイン列を前記タイン取付部材に取り付けたことを特徴とする。
請求項5に係る発明では、前記搬送装置の下端側の後側に、左右方向に長く形成されていると共に接地して左右軸回りに転動する接地ローラを設けたことを特徴とする。

0010

請求項6に係る発明では、前記莢もぎリールが搬送装置の下端側の前側に配置した前記接地ローラよりも先行して圃場の莢豆に作用することを特徴とする。
請求項7に係る発明では、前記搬送装置を、その上下中途部に設けた左右方向の軸心を有する支点軸回りに揺動可能に走行機体に支持したことを特徴とする。

発明の効果

0011

本発明の莢豆収穫機にあっては、以下の効果を奏する。
請求項1に係る発明では、莢もぎリールを前回りに回転駆動して走行機体を前進させながら莢を脱莢するが、このとき、圃場に栽培されている莢豆の根元側を接地ローラによって植わったまま前側に押し倒しながら、圃場の莢豆に対して下側から後上側へと作用する莢もぎリールのタイン間で莢を脱莢する。すなわち、莢もぎリールで脱莢する速度に加えて走行に伴う接地ローラの回転で莢豆のを下方側に引く速度が加わることとなるので、莢もぎリールの回転速度を落としながら確実に脱莢することができる。そして、莢もぎリールの回転速度を遅くしながら脱莢した莢を搬送装置上に飛ばすので莢豆の莢の損傷を抑えることができ、走行機体の前方側となる莢もぎリール近傍には板厚の分厚いカバーを備える必要はなく、軽量化を図ることができると共に前後バランスが良い莢豆収穫機を提供することができる。

0012

請求項2に係る発明では、莢豆に対して下側から後上側へと作用する莢もぎリールのタイン間で莢を脱莢する際において、最終の莢をタインの基部側に設けられたゴムブレードによって確実に脱莢することができ、脱莢精度を高めることができる。
請求項3に係る発明では、タイン支持バーに対してタイン取付部材を左右軸回りに位置調整することによりタイン列が左右軸回りに角度調整可能とされ、これにより、莢豆の成育状態(茎の強弱)等にあわせてタインの左右軸回りの姿勢選定することができる。

0013

請求項4に係る発明では、タイン支持バーに対してタイン取付部材を左右方向に位置調整することによりタイン列の左右方向の位置調整が可能とされ、これにより、複数のタイン列を設けた場合に、一又は複数のタイン列に対して他のタイン列の左右方向の相対位置を調整することによって、莢の着莢状態(莢が密集している場合や散在している場合)に合わせてタイン列相互の左右位置関係を選定することができる。

0014

請求項5に係る発明では、前後の接地ローラによって莢豆を踏みつけることにより、莢豆の抜根を確実に防止することができる。
請求項6に係る発明では、圃場に栽培されている状態の莢豆に対して、先に莢もぎリールが莢豆に作用し、その後、莢豆の根元側を接地ローラによって前側に押し倒すので、莢豆の脱莢を良好に行うことができる。

0015

請求項7に係る発明では、接地ローラを搬送装置の下端側に支持することにより、路上走行時等の莢豆収穫機の非作業時での移動時に、搬送装置を支点軸回りに上方揺動させることで、接地ローラを上げておくことができる。

図面の簡単な説明

0016

枝豆収穫機の側面図である。
枝豆収穫機の平面図である。
枝豆収穫機の前部正面図である。
第1搬送装置及び接地ローラの平面図である。
接地ローラ側部部分の拡大平面図である。
第1搬送装置下端側の側面図である。
枝豆収穫機の前部下部の正面図である。
莢もぎリールの側面図である。
莢もぎリールの正面図である。
主リールフレームの側面図である。
調整リールフレームの側面図である。
左右位置調整不能なタイン列の側面図及び背面図である。
左右位置調整可能なタイン列の側面図及び背面図である。
タインの取付部分の側面図である。
枝豆莢の脱莢作業を示す側面図である。
枝豆収穫機の後部上部の側面図である。
枝豆収穫機の後部上部の平面図である。
第2搬送装置の平面図である。

実施例

0017

以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1図3において、符号1は莢豆収穫機として例示する枝豆収穫機であって、圃場に栽培されている状態の枝豆Eから枝豆莢Eaを走行しながら脱莢(莢もぎ)して収穫する枝豆収穫機である。
この枝豆収穫機1は、走行機体2と、この走行機体2の前部側に前下がり傾斜状に設けられた搬送装置3(これを第1搬送装置という)と、この第1搬送装置3の下端側に設けられた前後一対の接地ローラ4,5と、前側の接地ローラ4の前上方側に設けられた莢もぎリール6と、第1搬送装置3及び莢もぎリール6等を上下動させる昇降シリンダ7と、第1搬送装置3の上部後方に設けられた選別装置8と、この選別装置8の後方に設けられた茎葉移送装置9と、選別装置8の下方に設けられた搬送装置10(これを第2搬送装置という)と、走行機体2の後部の上部に設けられたエンジン11と、このエンジン11の前方に設けられた油圧ポンプ12と、エンジン11の後方側に設けられた操縦装置13とを有する。

0018

走行機体2は、機体フレーム14と、この機体フレーム14の下部の左右両側に設けられた走行装置16とから構成されていて、圃場のR(平畝又は高畝)を跨いで走行する。
機体フレーム14は、左右一対の支持枠17を備えると共に、この左右の支持枠17を左右方向の間隔を変更可能に連結してなる。

0019

左右の各支持枠17の下部に走行装置16がそれぞれ設けられている。
左右の各走行装置16は、機体フレーム14の支持枠17の下端側に固定されたトラックフレーム18に、駆動輪19、アイドラ20、転輪21を左右軸回り(左右方向の軸心回り)に回転自在に設けると共に、これら駆動輪19、アイドラ20、転輪21にわたってクローラベルト22を巻掛けてなるクローラ式走行装置によって構成されており、駆動輪19によってクローラベルト22を周方向に駆動して循環回走させることにより前後進可能としている。

0020

また、機体フレーム14の左右の支持枠17の左右間隔を変更することにより左右走行装置16のトレッド調整が可能とされている。
第1搬送装置3は、ベルトコンベヤによって構成され、圃場の畝幅に対応する左右幅に形成されている。
この第1搬送装置3は、図1及び図4に示すように、左右一対の側板23を相互に連結してなる前下がり傾斜状の搬送フレーム24と、この搬送フレーム24の側板23間の上部に駆動軸25を介して左右軸回りに回転自在に設けられた駆動ローラ26と、搬送フレーム24の側板23間の下部に回転支軸27を介して左右軸回りに回転自在に設けられた従動ローラ28と、これらローラ26,28にわたって巻掛けられたエンドレス搬送ベルト29とから主構成されている。

0021

この第1搬送装置3の背面側の上下方向中途部よりやや上側には、左右方向の軸心を有する支点軸30が設けられ、この支点軸30の左右両側は機体フレーム14の上部前端
に設けられた筒体からなる軸支持部材31に軸心回り回転自在に支持されている。
したがって、第1搬送装置3の下部は、この支点軸30の軸心回りに上下揺動可能とされている。

0022

搬送ベルト29の表面側には、ベルト幅方向に延びるラグ32がベルト長手方向に間隔をおいて全周にわたって設けられている。
第1搬送装置3の下部の左右両側には側部カバー33Aが設けられている。また、この側部カバー32から上方には、第1搬送装置3の前面及び選別装置8の上方を覆うようにカバー部材33Bが設けられている。

0023

前記駆動ローラ26を図1の側面視で時計回りに回転駆動することにより、搬送ベルト29の前面側が後上方に移動して搬送ベルト29上の枝豆莢Ea及び茎葉Ebを後上方に搬送する。
図1に示すように、第1搬送装置3の上部側には、選別装置8、茎葉移送装置9及び第2搬送装置10を支持する上部フレーム34が設けられている。

0024

この上部フレーム34は、第1搬送装置3の左右各側板23上部に固定された主フレーム部材35と、左右各主フレーム部材35の後部に設けられた前後一対の縦フレーム部材36とを有する。
主フレーム部材35は、前部が前下がり傾斜状とされて第1搬送装置3の側板23上部に固定され、後部が前部上端から後方に延びるように形成され、左右の主フレーム部材35は後部側で連結部材89によって相互に連結されている。

0025

縦フレーム部材36は上端側が主フレーム部材35の後部に取付固定されている。
図4〜7に示すように、前後各接地ローラ4,5は、左右方向の軸心を有し、左右方向に長く形成されていると共に、左右幅が搬送ベルト29の左右幅と略同じ幅(搬送ベルト29の左右幅より若干幅狭)に形成されていて、畝幅に対応する左右幅とされている。
前側の接地ローラ4は第1搬送装置3の従動ローラ28の前斜め下方側に配置され、後側の接地ローラ5は第1搬送装置3の従動ローラ28の後斜め下方側に配置されている。

0026

前後の接地ローラ4,5の左右両側には該前後接地ローラ4,5を支持する支持部材37(支持プレートという)が配置されている。この左右の支持プレート37に取付固定された軸受け部材38に各接地ローラ4,5の左右両側のローラ支軸4a,5aが左右軸回りに回転自在に支持されている。
左右の支持プレート37は左右方向で同じ側にある前記側板23の左右方向外方側に位置し、その前後方向中央部が前記従動ローラ28と同心状として前記側板23に左右軸回りに揺動自在(回転自在)に支持されている。

0027

前後の接地ローラ4,5は地面(圃場の畝R上面)に接地し、走行機体2を前進(図1矢示A方向に進行)させることにより、枝豆Eが栽培されている畝R上面を転動する。また、これら前後接地ローラ4,5はゲージホイルの役目もする。
各接地ローラ4,5の後部側上方には接地ローラ4,5に付着した土等を除去するスクレーパ39が設けられている。

0028

また、前側の接地ローラ4の後部側上方には、前側の接地ローラ4,5と搬送ベルト29下端側との隙間を覆うようにカバー40が設けられている。
このカバー40は、支持部材41と、この支持部材41の後部に固定された本体カバー42とを有する。
支持部材41は、板材からなり、左右支持プレート37間に配置されていると共に搬送ベルト29の左右幅と略同幅に形成されている。この支持部材41の前部は水平状に配置され、前端側の下面に枢軸43が固定されており、前端が下方に向けて折曲されている。また、この支持部材41の後部は後斜め上方に向けて傾斜するように折曲されている。

0029

前記枢軸43は、左右方向の軸心を有し、前側の接地ローラ4の上方に配置されていると共に左右支持プレート37にわたって設けられ、支持プレート37に軸心回りに回転可能に支持されている。
本体カバー42はゴム板等によって平板状に形成され、左右支持プレート37間に配置されていると共に搬送ベルト29の左右幅と略同幅に形成されており、前側の接地ローラ
4の後部上方から搬送ベルト29の下端側上方にわたって設けられている。また、この本体カバー42の前部は支持部材41の後部下面に固着されていて、該本体カバー42は後斜め上方に向けて傾斜している。

0030

このカバー40は枢軸43回りの下方揺動規制されていると共に枢軸43回りの上方揺動が許容されており、第1搬送装置3のラグ32が接当した際に、上方に逃げるよう構成されている。
前記莢もぎリール6は、図1図2に示すように、第1搬送装置3の下部前方に配置されると共に第1搬送装置3の左右幅(畝幅)に対応する左右幅に形成され、図1に矢示Bで示す方向に前回りに回転することにより、圃場に栽培されている状態の枝豆Eから枝豆莢Eaを脱莢して第1搬送装置3へと飛ばすものである。

0031

この莢もぎリール6は、図3図8〜11に示すように、左右一対の主リールフレーム44と、左側の主リールフレーム44の左右方向外方側に配置された調整リールフレーム45と、左右主リールフレーム44間に設けられた多数のタインTとを有する。
各主リールフレーム44は、側面視多角形状に形成され、図10に示すように、左右軸回りに回転する回転板46と、この回転板46から放射方向に突出する複数の支持アーム47と、各支持アーム47の突出端側にそれぞれ設けられたホルダ48と、周方向で隣り合うホルダ48同士を連結する連結フレーム材49とから構成されている。

0032

本実施形態では前記支持アーム47、ホルダ48及び連結フレーム材49はそれぞれ6つ設けられ、主リールフレーム44は側面視正6角形状を呈している。
左右の主リールフレーム44の中心部には、左右主リールフレーム44にわたって左右方向の軸心を有するリール回転軸50が配置され、左右各主リールフレーム44の回転板46はリール回転軸50に固定された取付板51(取付部材)に取付固定されている。したがって、左右主リールフレーム44はリール回転軸50等を介して連結されていてリール回転軸50の軸心回り(左右軸回り)に一体回転する。

0033

前記リール回転軸50は、第1搬送装置3に固定されたリール支持フレーム52に軸心回りに回転自在に支持されている。
リール支持フレーム52は、図1図8〜11に示すように、第1搬送装置3の中途部の左右両側に配置された前後方向に延びるメインフレーム53と、この左右メインフレーム53の中途部同士を第1搬送装置3の前側で連結する前連結フレーム部材54と、左右メインフレーム53の後端側同士を第1搬送装置3の背面側で連結する後連結フレーム部材55と、第1搬送装置3の左右両側に固定されていて左右方向で同じ側にあるメインフレーム53を支えサポート部材56と、左右各メインフレーム53の前部にそれぞれ固定された支持ステー57とを有する。

0034

前記後連結フレーム部材55は第1搬送装置3の搬送フレーム24の背面に固定され、該後連結フレーム部材55の左右方向中途部には、油圧シリンダからなる昇降シリンダ7の一端側(ピストンロッドの先端側)が枢支連結され、昇降シリンダ7の他端側(ボトム側)は機体フレーム14側に枢支連結されている。
この昇降シリンダ7を伸縮させることにより、前記支点軸30を中心として、第1搬送装置3及び莢もぎリール6等が上下に揺動する。これにより、路上走行時等の移動時には接地ローラ4,5を地面から浮かしておくことができる。

0035

左右の支持ステー57は、上壁58と、該上壁58の左右方向内方側の端部から下方に延出された縦壁59とを有し、上壁58がメインフレーム53の前端側下面に固着されている。また、左右の支持ステー57は左右方向で同じ側にある主リールフレーム44の中心側の左右方向外方側に配置され、リール回転軸50の左右の各端部側は、左右方向で同じ側に位置する支持ステー57の縦壁59に軸受け60を介して左右軸回りに回転自在に支持されている。

0036

左側のメインフレーム53の前端側にはモータステー61が上方突出状に設けられ、このモータステー61に油圧モータからなるリール駆動モータ62が取り付けられている。
このリール駆動モータ62の出力軸には駆動スプロケット63が取付固定され、リール回転軸50の左側の端部には駆動スプロケット63の下方に位置する従動スプロケット
4が取付固定され、駆動スプロケット63と従動スプロケット64とにわたってエンドレスの伝動チェーン65が巻掛けられている。

0037

したがって、リール駆動モータ62によって駆動スプロケット63を回転駆動することにより左右の主リールフレーム44が矢視B方向に回転駆動される。
左右の主リールフレーム44の各ホルダ48はリール回転軸50の軸心X(回転中心)を中心とする円周上に配置されていると共に、該左右主リールフレーム44のホルダ48は左右方向で対向するように配置され、この左右方向で対向するホルダ48にわたってそれぞれタイン支持バー66が設けられている。したがって、このタイン支持バー66は本実施形態では6本設けられている。

0038

このタイン支持バー66は左右方向の軸心を有する円筒パイプで形成され、ホルダ48に軸心回りに回転可能に保持されている。
各タイン支持バー66の左側の端部側には、左側の主リールフレーム44のホルダ48の左右方向外方側に後斜め下方に向けて傾斜状として配置されたリンク67の下端部側が溶接等によって固着されている。

0039

この各リンク67の上端部側には、支軸68が左右方向外方に突出状に溶接等によって固定されている。
また、6本のタイン支持バー66の内、3本のタイン支持バー66の左右ホルダ48間に該タイン支持バー66より径大な円筒パイプからなるタイン取付杆69が外嵌されている。このタイン取付杆69はタイン支持バー66に対して、主リールフレーム44の周方向に一つおきに設けられている。

0040

図14(b)に示すように、各タイン取付杆69はタイン支持バー66に対して、タイン取付杆69の径方向螺合貫通してタイン支持バー66に接当する複数の固定ネジ88によって左右方向(軸心方向)移動不能で且つ軸心回り回転不能に固定されている。また、固定ネジ88を緩めることにより、各タイン取付杆69はタイン支持バー66に対して、左右方向移動自在で且つ軸心回り回転自在となる。

0041

図12〜14に示すように、前記各タイン取付杆69及び該タイン取付杆69が設けられていない各タイン支持バー66には、タインTが取り付けられるタイン取付部材70が設けられている。
タイン取付部材70は、左右方向で対向するホルダ48間にそれぞれ配置されていると共に、左右一側のホルダ48から左右他側にわたる左右方向に長い板材によって構成され、前面側の上下方向中途部が対応するタイン取付杆69及びタイン支持バー66に溶接等によって固着されている。

0042

前記固定ネジ88を緩めることにより、タイン取付部材70がタイン支持バー66に対して左右軸回りに位置調整可能となり、且つ左右方向に位置調整可能となる。
前記調整リールフレーム45は、主リールフレーム44と同様の側面視多角形状に形成され、左右軸回りに回転する回転板71と、この回転板71から放射方向に突出する複数の支持アーム72と、各支持アーム72の突出端側にそれぞれ設けられたホルダ73と、周方向で隣り合うホルダ73同士を連結する連結フレーム材74とから主構成されている。

0043

また、この調整リールフレーム45も主リールフレーム44と同様に、前記支持アーム72、ホルダ73及び連結フレーム材74はそれぞれ6つ設けられ、該調整リールフレーム45が側面視正6角形状を呈している。
図8に示すように、この調整リールフレーム45は主リールフレーム44に対して前斜め上方位置ずれして配置されていると共に、該調整リールフレーム45のホルダ73は左側の主リールフレーム44のホルダ48の前斜め上側に位置しており、該調整リールフレーム45のホルダ73に前記リンク67の上端側に固定の支軸68が左右軸回りに回転可能に保持されている。

0044

調整リールフレーム45の回転板71はリング状に形成されており、該回転板71の内周側に回転リング75が固定されている。
また、調整リールフレーム45は左側の支持ステー57の左右方向内方側に配置されて
いると共に、左側の支持ステー57に設けられた支持体76によってリール回転軸50の軸心Xより前斜め上方に偏心した回転軸心Y回りに回転自在に支持されている。

0045

支持体76は、調整リールフレーム45の回転リング75の内周面を相対的に転動する3つの転動ローラ77を略三角形状の板材からなる支持部材78の各頂部に左右軸回りに回転自在に支持してなる。
支持部材78の中心部(調整リールフレーム45の回転軸心Y部分)には取付ボス79が固定され、左側の支持ステー57の縦壁59を貫通して前記取付ボス79に螺合される取付ボルト80によって支持部材78が支持ステー57に取付固定されている。

0046

また、左側の支持ステー57の縦壁59に形成された、前記取付ボルト80が貫通するボルト挿通孔81はリール回転軸50の軸心Xを中心とする円弧状に形成されていて、取付ボス79を緩めることにより調整リールフレーム45の回転軸心Yの位置をリール回転軸50の軸心X回りに変更可能とされている。
前記調整リールフレーム45は、タイン支持バー66、リンク67及び支軸68を介して左側の主リールフレーム44に連結され、主リールフレーム44を回転させることにより、支持体76の転動ローラ77に支持されながら回転軸心Y回りに回転する。

0047

タインTは、樹脂又はゴム等の弾性変形可能な部材(反力の強い、柔軟性に富んだプラスチック製の部材)によって形成されている。なお、タインTはスプリングタイン又はゴムコーティングされたスプリングタインによって構成してもよい。
図12図13に示すように、このタインTは左右方向に間隔をおいて一列状に多数並べて配置され、このタインTを左右方向に列状配置してなるタイン列TLを各タイン取付部材70に対して一列設け、該タイン取付部材70にタインTが取付固定されている。

0048

したがって、本実施形態では、タインTを左右方向に列状配置してなるタイン列TLを6列備えている。
タインTは上下方向に関して長く形成され、タインTの上部が取付基部82とされており、図14に示すように、この取付基部82がタイン取付部材70に背面に重ね合わされてボルト等によって該タイン取付部材70に取付固定されている。

0049

各タインTの上部には、タイン取付部材70の下端に下方側から係合する係合溝83が形成されている。
各タインTは下部側が下方に行くに従って後方に移行する傾斜状に取り付けられ、また、下部は前側に向けて凸となるように若干湾曲状とされていると共に、下方に行くに従って左右幅が漸次幅狭となるように形成されている。

0050

タインTの左右間隔は枝豆莢Eaの幅よりも少し広めとする(例えば、通常の枝豆莢Eaの幅は8〜12mmであるので、タインTの左右間隔は20mmとする)。
図12〜14に示すように、各タイン列TLの上部背面には、左右方向(タインTの並設方向)に長いゴムブレード84が配置されている。このゴムブレード84はタイン列TLの左右一端側から他端側にわたって設けられていると共に、タインTの取付基部82の下部から、タイン取付部材70の下端よりも下方に延出するように設けられている。

0051

このゴムブレード84の上部は、タイン列TLの背面側に配置されていてタイン取付部材70に取付固定された押え部材85によって保持されている。
この押え部材85は、タインT間に配置されたスペーサ部材86を貫通して、タイン取付部材70に形成されたネジ孔に螺合されるボルト87によって左右方向複数箇所がタイン取付部材70に取付固定されている。

0052

ゴムブレード84の下面側は側面視円弧状に形成されている。
前記タイン列TLは6つ全てのタイン列TLが同時に角度調整可能とされている。
すなわち、調整リールフレーム45を支持する支持体76を支持ステー57の縦壁59に固定する取付ボルト80を緩めることにより、支持体76と共に調整リールフレーム45がボルト挿通孔81に沿って移動可能となり、調整リールフレーム45をボルト挿通孔81に沿って位置調整することにより、リンク67が揺動して全てのタイン列TLが同時に角度(姿勢)が調整される。

0053

また、6つのタイン列TLの内、3つのタイン列TLが他のタイン列TLに対して左右
方向位置調整可能で且つ角度調整可能とされている。
すなわち、前記タイン取付杆69をタイン支持バー66に対して固定する固定ネジ88を緩めることにより、タイン取付杆69が左右移動可能で且つ左右軸回りに回転自在となり、タイン取付杆69を左右移動させることにより、該タイン取付杆69に取り付けられたタイン列TLが左右位置調整され、タイン取付杆69を左右軸回りに回転させることにより、該タイン取付杆69に取り付けられたタイン列TLの角度(姿勢)が調整される。

0054

なお、全部のタイン列TLを個別に左右位置調整可能で且つ角度調整可能としてもよい。
図8及び図15において、符号F,GはタインTの先端側の軌跡を示している。
前記構成の莢もぎリール6にあっては、リール回転軸50を回転駆動させると、これに同調して調整リールフレーム45が回転軸心Y回りに追随回転するが、このとき、側面視において、リール回転軸50の軸心X、調整リールフレーム45の回転軸心Y、タイン支持バー66の軸心、支軸68の軸心が平行四連リンクの支点をなしているので、リンク67及びタインTが同じ姿勢を維持しながら回転する。

0055

この莢もぎリール6は前回り(矢視B方向)に回転駆動されるので、図15に示すように、タインTは枝豆Eを第1搬送装置3に引き寄せるように圃場に栽培されている状態(植わったままの状態)の枝豆Eに対して下側から後上側(上側)へと作用し、左右方向で隣接するタインT間で枝豆莢Eaを扱き採る(もぎ採る)。
また、脱莢作業(収穫作業)は走行機体2を前進させながら行うので、莢もぎリール6によって枝豆莢Eaが脱莢されている枝豆Eが、その根元側から前側の接地ローラ4によって踏みつけられて前方に押し倒される。

0056

すなわち、圃場に栽培されている状態の枝豆Eは接地ローラ4によって前側に押し倒されて下方に引かれる一方で、タインTによって引き上げる方向の力が働くので(莢もぎリール6で脱莢する速度に加えて接地ローラ4で枝豆茎Ecを下方側に引く速度が加わることとなるので)、莢もぎリール6の回転速度を落としながら確実に脱莢することができる(莢もぎリール6の回転数は、例えば100rpmとされる)。

0057

そして、莢もぎリール6の回転速度を遅くしながら脱莢した枝豆莢Eaを第1搬送装置3上に飛ばすので(従来のように脱莢した枝豆莢Eaをカバー部材に衝突させないので)、枝豆莢Eaの損傷を抑えることができる。
また、タインTは柔軟性に富んだプラスチック製等の弾性部材を使用しているので枝豆莢Eaの損傷を抑えることができる。

0058

また、前側の接地ローラ4によって根元側を踏みつけた状態で莢もぎリール6で脱莢するので、枝豆Eの抜根を防止することができる。
また、後側の接地ローラ5によっても枝豆Eを踏みつけることにより、確実に抜根を防止することができる。
また、圃場の枝豆Eは回転する莢もぎリール6に対して、左右方向で隣接するタインT間に挿入していくが、の長い枝豆Eであっても穂先まで確実に作用し、最終の枝豆莢Eaは、タインTの基部側に設けられたゴムブレード84によって確実に脱莢することができる(脱莢精度を高めることができる)。

0059

また、6つのタイン列TLの内、3つのタイン列TLが左右位置調整自在であるので、枝豆Eの品種や枝豆莢Eaの着莢状態に合わせてタイン列TLの配列状態を選定することができる。
例えば、長い丈の枝豆Eに対して又は枝豆莢Eaが密集(輻湊)している場合は、タイン列TLを並列配置(位置調整不能なタイン列TLのタインTと位置調整可能なタイン列TLタインTとを左右方向で同じ位置とした配置)とする。また、短い丈の枝豆Eに対して又は枝豆莢Eaが散在している場合は、タイン列TLを千鳥配置(位置調整不能なタイン列TLに対して位置調整可能なタイン列TLをタイン配列ピッチ半ピッチ分、左右方向にずらした配置)とする。

0060

また、タイン列TLの角度が調整自在であるので、脱莢位置が容易に変更でき、枝豆莢Eaの状態、枝豆莢Eaの成育状態(茎の強弱)や着莢位置に合わせてタインTの姿勢を
選定することができる。
例えば、通常の状態の枝豆莢Ea、着莢位置の高い枝豆Eに対しては、図8に矢視Cで示す姿勢とし、倒れた枝豆莢Eaや着莢位置の低い枝豆Eに対しては、図8に矢視Dで示す姿勢とする。

0061

また、従来のように脱莢された枝豆莢Eaをカバー部材に衝突させないので、カバー部材と枝豆莢Eaとが衝突するために生じる衝突音がなく、また、従来のように飛散を防止すべく脱莢作業部分の上方側を覆うためのカバー部材が必要でないので、脱莢状況を看視することができる。
また、走行機体2の前方側となる莢もぎリール6近傍には板厚の分厚いカバーを備える必要はなく、軽量化を図ることができると共に前後バランスの良い枝豆収穫機1を提供することができる。

0062

また、莢もぎリール6は前側の接地ローラ4の前側に位置しており、前側の接地ローラ4に対して先行して莢もぎリール6(タインT)が枝豆Eに作用するので、脱莢作業が良好に行われる。
また、莢もぎリール6が掻込み作用を有するので、枝豆を掻込むためのブラシ等が不要である。

0063

前記莢もぎリール6によって脱莢された枝豆莢Eaは第1搬送装置3の下部上に飛ばされる。このとき、莢もぎリール6の回転速度は低く、枝豆莢Eaが飛散することはない。また、莢もぎリール6によって茎葉Ebも離脱して、第1搬送装置3の下部上に飛ばされる。
この第1搬送装置3の下部上に飛ばされた枝豆莢Ea及び茎葉Ebは該第1搬送装置3によって後上方に搬送される。この第1搬送装置3によって搬送された枝豆莢Ea及び茎葉Ebは第1搬送装置3の上端から選別装置8に送られて該選別装置8によって枝豆莢Eaと茎葉Ebとが選別される。

0064

図16図17に示すように、選別装置8は、チャフシーブによって構成されており、上面側が鋸歯状とされた前後方向に延びる選別部材91を平面視矩形状のシーブフレーム92に左右方向に間隔をおいて多数設けてなる。
シーブフレーム92の四隅部分には、前記上部フレーム34の縦フレーム部材36に固定のブラケット96(図1参照)に支軸93を介して左右軸回りに回転自在に支持された回転片94が設けられ、この回転片94に偏心軸95を介してシーブフレーム92の四隅部分に設けられたブラケット97が枢支連結されている。

0065

支軸93回りに各回転片94が図16時計方向に回転することにより、シーブフレーム92が上下動しながら前後揺動して、選別装置8上の枝豆莢Eaを漏下させる(下方の第2搬送装置10へと落下させる)と共に茎葉Ebを後方の茎葉移送装置9に移送する。
この選別装置8は、前右側の支軸93に第1搬送装置3の駆動軸25からチェーン伝動機構等の伝動機構98を介して動力伝達されることにより駆動される。

0066

茎葉移送装置9に送られた茎葉Ebは、該茎葉移送装置9によって左方に移送されて、該茎葉移送装置9の左側下面に設けられた茎葉排出口99から下方に落下排出される。
この茎葉移送装置9は、左右方向の軸心を有すると共に軸方向両端閉塞されたガイド筒100と、このガイド筒100内の下部に配置されたオーガからなる移送機構101とを有する。

0067

ガイド筒100の前面側には、左端側から中途部にかけて開口する茎葉取入れ口102が設けられている。茎葉排出口99はガイド筒100の左側下面に形成されている。このガイド筒100は、上部フレーム34の左右の後側縦フレーム部材36にブラケット103を介して固定された筒ホルダ104に保持されている。
ガイド筒100の左側下面側には、茎葉排出口99から落下排出された茎葉Ebを地面近くまで案内するガイド部材105が設けられている。

0068

オーガ101は、回転軸の外周に長尺板を螺旋状に巻いてなるものが採用され、第1搬送装置3の駆動軸25からベルト巻掛け伝動機構等の伝動機構106を介して動力が伝達されることにより駆動される。
第2搬送装置10に送られた枝豆莢Eaは該第2搬送装置10によって後方に移送されて第2搬送装置10の後端から機体フレーム14の載置部107に載置されたコンテナ108へと落下する。

0069

図16図18に示すように、第2搬送装置10は、第1搬送装置3と同様のラグ付きの搬送ベルト109を有するベルトコンベヤによって構成され、前側のローラが駆動ローラ110とされ、後側のローラが従動ローラ111とされている。また、搬送フレーム112は上部フレーム34の左右の縦フレーム部材36の下端側に取付固定されている。
第1搬送装置3及び第2搬送装置10は油圧モータからなるコンベヤ駆動モータ113によって駆動される。

0070

コンベヤ駆動モータ113は、第1搬送装置3の左側の上部背面側に設けられたモータブラケット114に取付固定され、このコンベヤ駆動モータ113の出力軸からチェーン伝動機構等の伝動機構115によって第1搬送装置3及び第2搬送装置10の駆動ローラ26,110に動力が伝達されて、これら第1搬送装置3及び第2搬送装置10が駆動される。

0071

前記エンジン11の動力はベルト巻掛け伝動機構等の伝動機構116を介して油圧ポンプ12に動力伝達されて該油圧ポンプ12が駆動される。この油圧ポンプ12から吐出される圧油によって、前記リール駆動モータ62、昇降シリンダ7、コンベヤ駆動モータ113が駆動される。
また、機体フレーム14の、エンジン11下方側にミッションケース117が設けられ、このミッションケース117内の動力伝達装置にベルト巻掛け伝動機構等の伝動機構118を介してエンジン11の動力が伝達され、ミッションケース117内の動力伝達装置から出力される動力により走行装置16の駆動輪19が回転駆動される。

0072

枝豆収穫機1は本実施形態にものに限定されることはない。本実施形態では、オペレータ歩行して操縦する歩行型の枝豆収穫機1を例示しているが、乗用型の枝豆収穫機1としてもよい。また、莢もぎリール6、第1搬送装置3等を左右に複数並設したものであってもよい。
また、本発明は、枝豆以外の莢豆(例えば、隠元豆等)の莢(莢隠元)を脱莢する莢豆収穫機に採用してもよい。

0073

1莢豆収穫機(枝豆収穫機)
2走行機体
3搬送装置(第1搬送装置)
4接地ローラ
5 接地ローラ
6 莢もぎリール
30支点軸
44主リールフレーム
66タイン支持バー
69タイン取付杆
82取付基部
84ゴムブレード
E 莢豆(枝豆)
Ea 莢(枝豆莢)
Tタイン
TLタイン列

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