図面 (/)
課題
解決手段
概要
背景
図2に示すものが従来の技術である。次にその詳細を説明する。アルミニユーム製の方形の基板1の下面には、集積回路(以降はICと呼称する。)4が貼着され、上面には点線Bで囲まれた部分に突出部が多数個形成される。基板1を矢印C方向よりみた平面図が図1に示されている。図1において、突出片の形状は記号2a,2b,2c,...で示すものと、記号3a,3b,3c,...で示すものと2種類ある。
矢印A方向より若しくは矢印C方向より、フアンにより送風することにより冷却作用を増大することができる。この為の従来の手段を図2につき説明する。外筺5は本体の1部に固定され、その下面に外転型の直流電動機6が装着される。外転する回転子の外周にはフアン7a,7b,...が突出して設けらるので、点線5a,5b,...で示す矢印方向の送風が行なわれて、ヒートシンク1,Bを冷却することができる。
上述した手段の欠点は次の点である。第1にフアン7a,7b,...の存在する空間が小さく、フアンを大きくできなく従って送風量が小さくなる。第2に駆動源となる直流電動機6を大きくすることができなく、従って送風量が小さくなることである。
概要
小型偏平な送風用の電動フアンを得ること、特に集積回路の送風冷却用の電動フアンを得ることである。外周にマグネット回転子が固着され、中央部の回転軸により回動自在に支持された小型偏平なフアンと、マグネット回転子の外周に磁極端が対向して装着されたコ型の磁心と電機子コイルよりなる2組の電機子と、電機子電流を制御してマグネット回転子を駆動回転する電機子電流制御回路とより構成される。
目的
小型偏平で送屋量を大きくしてICの冷却作用を大きくする手段を創造することである
効果
実績
- 技術文献被引用数
- 0件
- 牽制数
- 0件
この技術が所属する分野
請求項1
細長形の外筺の中央部に設けた軸受ならびに両端に端部磁極が対向して装着されたコ型の第1,第2の磁心と、該磁心のそれぞれに捲着された第1,第2の電機子コイルと、前記した軸受に支持された回転軸により回動自在に支持されたフアンと、該フアンの外周に内周が固定されるとともに外周が複数個のN,S磁極に磁化されたマグネット回転子と、該マグネット回転子のN,S磁極に第1,第2の磁心の磁極を僅かな空隙を介して対向して保持する手段と、マグネット回転子の回転位置を検出して位置検知信号を発生する位置検知素子と、該位置検知信号により第1,第2の電機子コイルの通電制御を行なってマグネット回転子を駆動回転せしめる1相の通電制御回路とより構成されたことを特徴とする小型偏平な電動フアン冷却装置。
請求項2
技術分野
背景技術
0002
図2に示すものが従来の技術である。次にその詳細を説明する。アルミニユーム製の方形の基板1の下面には、集積回路(以降はICと呼称する。)4が貼着され、上面には点線Bで囲まれた部分に突出部が多数個形成される。基板1を矢印C方向よりみた平面図が図1に示されている。図1において、突出片の形状は記号2a,2b,2c,...で示すものと、記号3a,3b,3c,...で示すものと2種類ある。
0003
矢印A方向より若しくは矢印C方向より、フアンにより送風することにより冷却作用を増大することができる。この為の従来の手段を図2につき説明する。外筺5は本体の1部に固定され、その下面に外転型の直流電動機6が装着される。外転する回転子の外周にはフアン7a,7b,...が突出して設けらるので、点線5a,5b,...で示す矢印方向の送風が行なわれて、ヒートシンク1,Bを冷却することができる。
0004
上述した手段の欠点は次の点である。第1にフアン7a,7b,...の存在する空間が小さく、フアンを大きくできなく従って送風量が小さくなる。第2に駆動源となる直流電動機6を大きくすることができなく、従って送風量が小さくなることである。
発明が解決しようとする課題
課題を解決するための手段
0006
細長形の外筺の中央部に設けた軸受ならびに両端に端部磁極が対向して装着されたコ型の第1,第2の磁心と、該磁心のそれぞれに捲着された第1,第2の電機子コイルと、前記した軸受に支持された回転軸により回動自在に支持されたフアンと、該フアンの外周に内周が固定されるとともに外周が複数個のN,S磁極に磁化されたマグネット回転子と、該マグネット回転子のN,S磁極に第1,第2の磁心の磁極を僅かな空隙を介して対向して保持する手段と、マグネット回転子の回転位置を検出して位置検知信号を発生する位置検知素子と、該位置検知信号により第1,第2の電機子コイルの通電制御を行なってマグネット回転子を駆動回転せしめる1相の通電制御回路とより構成されたものである。
発明の効果
0007
小型偏平な電動フアンを作ることができる。特にICのヒートシンクの送風冷却用のフアン電動機として最適の構成のものを得ることができる。
図面の簡単な説明
0008
本発明装置の平面図周知のヒートシンク冷却装置の側面図本発明装置の側面図本発明装置の平面図本発明装置の電気回路図
0009
図3が発明の実施の例である。図3において、本体に支持された外筺9の中央部下面に装着された軸受には回転軸が回動自在に支持され、該回転軸と同期回転する回転体8の外周にはフアン7a,7bの基部が固定される。フアン7a,7b,...の外周には円環状のマグネット回転子12が固定される。記号B,1,4は図2の部材と同じものである。マグネット回転子12を駆動して回転せしめる電機子10a,10bの通電により、フアン7a,7b,...が回転するので、矢印5a,5b,...で示す矢印の方向に送風されてヒートシンク1,Bの空冷が行なわれる。
0010
図2の場合と比較すると、送風の行なわれるフアン部の面積が著しく大きくなるのでヒートシンク1,Bの冷却作用が著しく大きくなる特徴がある。本実施例では、ヒートシンクの上面より下方に送風されているが、フアンを側面に設け側面より送風しても本発明を実施できる。
0011
図1はヒートシンクで前述したので説明は省略する。図3に置いて、IC4,アルミニューム基板1,記号Bは図2につき前述した構成と同じものである。記号8,9,7a,7b,...,12も前述したので説明を省略する。電機子10a,10b,外筺9の詳細を図4につき次に説明する。図4は図3を矢印D方向よりみた平面図である。外筺9は変更されている。
0012
図4において、記号1,2a,2b,...は前述した同一記号の部材である。突出片2a,2b,...は1部のみが図示されているが、基板1の上面の全部に配設されている。突出片2a,2b,...の上面には、コ型の磁心16a,16b(珪素鋼板積層体で作られる。)が固着され、電機子コイル17a,17bが捲着され、電機子コイルの下方部分は突出片2a,2b,...の高さの低い凹部に侵入している。
0013
磁心16a,16bには、非磁性体の金属片14a,14bの両端が固着され、それぞれの中央凹部には金属片13の両端が埋設固着される。金属片13が図3の記号9で示す部材に該当するものである。金属片13を以降は支持体13と呼称する。支持体13の軸受には回転軸が回動自在に支持され、これと同期回転する回転体8,マグネット回転子12,フアン7a,7b,...は前述した同一記号のものと同じ構成となっている。回転子マグネットはN,S磁極4個により図示のように構成され、外側がN,S磁極となり、各磁極に磁心16a,16bの磁極端面が空隙を介して対向する。
0014
図5につき電機子コイル17a,17bの通電制御手段につき説明する。ホール素子15一個により、マグネット回転子12の位置検知を行って電機子コイル17a,17bの通電制御を行う周知の通電制御回路を使用することができるので詳細な説明は省略するが、図5にその原理のみを示してある。図5において、電機子コイル17a,17bは直列に接続される。直流電源正負極20,21よりホール素子15は供電され、その出力は増巾回路22で増巾されて電機子コイル17a,17bの通電制御をする。
実施例
0015
ホール素子15がマグネット回転子12のN,S磁極に対向したときの出力により、電機子コイル17a,17bは往復して通電される1相の直流電動機となるので、起動時にコギングトルクで起動回転する周知の手段が使用される。
0016
1アルミニユーム基板
2a,2b,...,3a,3b,...突出片
4集積回路
Bヒートシンク
5,9外筺
6直流電動機
7a,7b,...フアン
12マグネット回転子
10a,10b電機子
13支持体
14a,14b金属片
16a,16b磁心
17a,17b電機子コイル
15ホール素子
22 増巾回路