図面 (/)
課題
解決手段
概要
背景
概要
人間の音声信号により作動する負荷例えば暗夜で点灯制御をするランプで、乾電池を電源とするもので、待機時の消費電流が僅少な装置を得る。音波を受信してその周波数に対応する交流電圧を得る可動コイル型マイクロホン2と、該マイクロホン2の出力をハイパスフイルタを介して5〜8KC位以上の交流出力を得る電気回路と、該交流出力により入力雷圧の複数倍の高電圧を得るトランス10とコンデンサ5a,5b,5cとダイオード6a,6bよりなる整流回路と、該整流回路の出力をコンデンサに充電し、充電電圧が設定値を越えたときに導通されるFETと、当該FETの導通により通電制御されて、電池により設定時間だけ通電する負荷とより構成されたものである。
目的
効果
実績
- 技術文献被引用数
- 0件
- 牽制数
- 0件
この技術が所属する分野
(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成
請求項1
技術分野
背景技術
0002
人間の舌と上あごとの間の吐息によるシーという摩擦共振音を媒体とするリモートコントロール装置により点灯制御することが有効な手段となる。かかる手段について同一出願人、同一考案者によりいくつかの考案がある。例えば実公昭57−48080,実公平5−11675等である。
発明が解決しようとする課題
0003
乾電池を電源とすることが有効な手段となるが、闇夜で所在が判らない器具の電源スイッチを閉じて動作状態にすることは不可能なので、電源は投入したままとしておく必要がある。従来の技術によると最低で3ミリアンペア位の電流が流れているので1ケ月位で電池は消耗する不都合がある。実用的には150マイクロアンペア位以下に減少することが不可欠の手段となる問題点がある。
課題を解決するための手段
0004
音波を受信してその周波数に対応する交流電圧を発生する可動コイル型のマイクロホンと、該マイクロホンの出力をハイパスフイルタ回路を介して5〜8KC位以上の交流出力を得る電気回路と、該電気回路の交流出力をトランスとコンデンサとダイオードよりなる増巾整流回路により入力電圧の複数倍の高い電圧の直流電圧を得る整流回路と、該直流電圧により充電されるコンデンサと、該コンデンサの充電電圧が設定値を越えたときに、該充電電圧により導通されるFET(電界効果型トランジスタ)と、該FETの導通により電池より負荷を設定された時間だけ通電する装置とより構成されたものである。
発明の効果
0005
シーという発声により点灯するので、暗夜でも電灯を見付けることができる。特に地震等により室内灯が消灯したときに屋外脱出が容易となる。点灯しないときに制御回路による電力損失が僅少なので、電池が消耗して必要なときに使用できなくなる不都合が回避される。玩具に利用すると、シーという発声により人形の手足を動かすことができて有効な手段を供与できる。
図面の簡単な説明
0007
図1以降について本発明の実施形態の説明をする。図1において、記号2で略示したものは可動コイル型(ムービングコイル型)のマイクロホンで、矢印A方向より音声波が入力されると、コイル2aが振動して、入力音波に対応した誘導出力を発生する。この誘導出力は、記号10で示すトランスにより増巾される。トランス10はフエライトコアと1次、2次巻線を有する小型トランスで波高値を増巾する。増巾された2次出力Eはハイパスフイルタに入力される。コンデンサ3と抵抗4はハイパスフイルターで、抵抗4の両端の交流電圧は5〜8KC以上の入力が大部分となり、それ以下の入力は減少する。減少度を大きくする為には抵抗4に直列に点線で示すツエナダイオード4aを挿入しておくことがよい。
0008
抵抗4が矢印B方向に通電されると、ダイオード6aを介してコンデンサ5aは図示の極性でEの電圧に充電される。次に矢印Bと反対方向に通電されると、ダイオード6bを介してコンデンサ5cが2Eの電圧に充電される。次に矢印B方向に通電されると、ダイオード6cを介してコンデンサ5bは2Eの電圧に充電される。従って端子7a,7b間の電圧は3Eとなる。上述したコンデンサの充電は、コンデンサの容量により時間に差があるが所定時間後に達成されるものである。
0009
端子7a,7b間の電圧は3Eとなるが、ダイオード,コンデンサーを右方に同じ手段により複数段並置することにより、端子7a,7b間の電圧を所要電圧まで上昇することができる。端子7a,7bの出力電圧により図2のコンデンサ12が充電され、図1の矢印Aで示す音声入力が1秒以上継続すると、ツエナダイオード8が導通して、FET11のベース入力も上昇するので導通する。従って電池の正極9a負極9b間に挿入されたランプ13を点灯する。コンデンサ12が抵抗12aにより放電すると、FETは不導通に転化してランプ13は消灯する。点灯時間は10秒位である。これ以上の継続した点灯時間を必要とする場合には手動電気スイッチ11aを閉じて使用する。このときには暗くないので電気スイッチ11aの操作は容易である。上述した説明より理解されるように、非作動時に電池より流れる電流は僅少で、100マイクロアンペア以下とすることができる。
0010
図3に示したのは本発明の手段の実施例で、携帯型の電灯に本発明装置を装着した場合である。図3において、本体20には電池が収納され本体の上部20a部には記号2で示すマイクロホン(図1で同一記号で示したもの)が装着され、又、図1,図2の電気回路も収納されている。手動電気スイッチ19は図2で記号11aとして示されたものである。電気スイッチ19の摘子を手動により上下にスライドすることにより点灯制御ができる。矢印Cは光の投射方向である。暗夜において、シーという音声により点灯するので、電灯をすぐ見付けることができるので手にとって利用することができる。