図面 (/)

技術 バイオマスミル

出願人 株式会社IHI
発明者 田村雅人
出願日 2012年3月1日 (9年2ヶ月経過) 出願番号 2012-045615
公開日 2013年9月12日 (7年8ヶ月経過) 公開番号 2013-180239
状態 特許登録済
技術分野 他に分類されない燃焼 破砕・粉砕(1) 固形燃料及び燃料附随物
主要キーワード 倒立円錐形状 倒立円錐形 補強アーム 手段駆動装置 テーブル周囲 倒立円錐 テーブルセグメント 中心筒
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2013年9月12日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

木質系バイオマスミル外への排出を促進することで、粉砕容量の増大を図るバイオマスミルを提供する。

解決手段

分級室17を形成するハウジング3と、ハウジング3の下部に収納され、テーブル駆動装置7によって駆動される粉砕テーブル5と、粉砕テーブル5の上面に設けられた粉砕溝10と、粉砕溝10に押圧される加圧ローラ12を有する複数の加圧ローラユニット11と、ハウジング内壁面に設けられ中心側に突出する分級絞り42,43と、粉砕テーブル5の周囲から1次空気噴出吹出し口19と、粉砕テーブル5の中心に木質系バイオマスを供給するシュート22と、シュート22に回転自在に設けられた回転管23と、分級絞り42,43の上方に配置され、回転管23に設けられた増速手段31と、回転管23を介して増速手段31を回転させる増速手段駆動装置とを具備し、ハウジング3より排出する様構成した。

概要

背景

現在、ボイラ固形燃料として使用されているのは、主に石炭であるが、CO2 の削減対策として、環境負荷の少ない木質系バイオマス燃料とすることが検討されている。

木質系バイオマスをボイラの燃料とするには、木質チップ木質ペレット等の木質系バイオマスをバーナ燃焼可能な様に粉砕する必要がある。

石炭に木質系バイオマスを混合して燃料とする場合、木質系バイオマスの混合量が少なければ既存の石炭ミルにより混合粉砕することも可能であるが、木質系バイオマスの使用量が多くなると、石炭との混合粉砕を行うことができず、木質系バイオマス単独で粉砕する必要がある。

又、木質系バイオマスを粉砕する装置として石炭粉砕用の石炭ローラミルを基本とした粉砕装置とすることが、大きな改良、大きな設備変更をすることなく低コストで実現可能となる。

石炭ローラミルを用いて石炭の粉砕を行う際には、石炭供給装置から塊状の石炭が粉砕テーブルの中央に投下され、テーブル駆動装置によって前記粉砕テーブルが回転され、該粉砕テーブルの回転によって外周方向に移動した石炭が、回転自在に設けられた加圧ローラ噛込まれることで粉砕される。

粉砕された石炭粒は、前記粉砕テーブルの回転により更に外周方向へと移動され、吹出し口より高速噴出される1次空気によって上方へと吹上げられ、微粉炭管よりバーナに送給される。

従来の石炭ローラミルの場合、1次空気の吹出し口は、粉砕テーブルの周囲に、周方向に傾斜して設けられ、粉砕テーブルの周囲から1次空気が傾斜して噴出す様になっており、1次空気に吹上げられた石炭粒は分級室旋回しながら上昇する。

然し乍ら、木質系バイオマスを単独で粉砕する場合、木質系バイオマスは軽量であると共に繊維質で互いに絡み合う為、前記粉砕テーブルの回転遠心力による移動が石炭に比べて円滑に行われない。

更に、1次空気に吹上げられる木質系バイオマスは、分級室内を旋回しながら上昇する為、流路が長くなることで木質系バイオマスがミル外に排出され難くなり、ミル内に滞留してミルの差圧を上昇させる原因となり、送風動力が増大すると共に前記テーブル駆動装置の動力が増大する。ミル差圧の上昇及び送風動力、テーブル駆動装置の動力増大により、木質系バイオマスの粉砕容量は石炭の粉砕容量の10%程度迄制限されることになる。

上記した様に、竪型ミル、又は同等の構造を有するミルに木質系バイオマスを供給して粉砕した場合、木質系バイオマスが石炭とは異なった挙動を呈し、充分な粉砕効率、粉砕容量が得られないという問題があった。

尚、特許文献1には、中心に配設された供給管より粉砕テーブルの中央に木質燃料流下して粉砕ローラで粉砕し、粉砕された粉体テーブル周囲から噴出させた空気流によってハウジング上方から排出する竪型ローラミルが開示されている。

概要

木質系バイオマスのミル外への排出を促進することで、粉砕容量の増大をるバイオマスミルを提供する。分級室17を形成するハウジング3と、ハウジング3の下部に収納され、テーブル駆動装置7によって駆動される粉砕テーブル5と、粉砕テーブル5の上面に設けられた粉砕溝10と、粉砕溝10に押圧される加圧ローラ12を有する複数の加圧ローラユニット11と、ハウジング内壁面に設けられ中心側に突出する分級絞り42,43と、粉砕テーブル5の周囲から1次空気を噴出す吹出し口19と、粉砕テーブル5の中心に木質系バイオマスを供給するシュート22と、シュート22に回転自在に設けられた回転管23と、分級絞り42,43の上方に配置され、回転管23に設けられた増速手段31と、回転管23を介して増速手段31を回転させる増速手段駆動装置とを具備し、ハウジング3より排出する様構成した。

目的

本発明は斯かる実情に鑑み、木質系バイオマスのミル外への排出を促進することで、粉砕容量の増大を図るバイオマスミルを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

分級室を形成するハウジングと、該ハウジングの下部に収納され、テーブル駆動装置によって駆動される粉砕テーブルと、該粉砕テーブルの上面に設けられた断面円弧状の粉砕溝と、該粉砕溝に押圧される加圧ローラを有する複数の加圧ローラユニットと、前記ハウジング内壁面に設けられ中心側に突出する分級絞りと、前記粉砕テーブルの周囲から1次空気噴出吹出し口と、前記粉砕テーブルの中心に木質系バイオマスを供給するシュートと、該シュートに回転自在に設けられた回転管と、前記分級絞りの上方に配置され、前記回転管に設けられた増速手段と、前記回転管を介して前記増速手段を回転させる増速手段駆動装置とを具備し、前記分級絞りと前記シュートとの間に縮流流路が形成され、該縮流流路を上昇した前記1次空気を前記増速手段によって増速させ、前記ハウジングより排出する様構成したことを特徴とするバイオマスミル

請求項2

前記加圧ローラユニット間に第1分級絞りが設けられ、前記加圧ローラユニットの上方に第2分級絞りが設けられ、前記第1分級絞り及び前記第2分級絞りはそれぞれ上面に第1倒立円錐曲面、第2倒立円錐曲面が形成され、前記第1分級絞り及び前記第2分級絞りの内端にはそれぞれ第1円筒曲面、第2円筒曲面が形成され、前記第1倒立円錐曲面、第2倒立円錐曲面によって全周連続した倒立円錐曲面が形成され、前記第1円筒曲面、第2円筒曲面によって全周連続した円筒曲面が形成された請求項1のバイオマスミル。

請求項3

前記増速手段は、周方向に等間隔で配置され、垂直方向に延在する複数の回転翼を有するファンであり、下面に前記縮流流路に向って開口する空気吸入口を有し、前記回転翼の回転により、前記空気吸入口より前記1次空気を吸引し、前記回転翼の外周より空気を吐出する請求項1又は請求項2のバイオマスミル。

請求項4

前記増速手段は、周方向に等角度間隔で配置され、水平方向に延在する複数の回転翼を有するファンであり、下面に前記縮流流路に向って開口する空気吸入口を有し、前記回転翼の回転により、前記空気吸入口より前記1次空気を吸引し、前記回転翼の上方に空気を吐出する請求項1又は請求項2のバイオマスミル。

請求項5

前記シュートの下部に縮流筒が設けられた請求項1〜請求項4のうちいずれかのバイオマスミル。

技術分野

0001

本発明は、木質系バイオマスボイラ燃料とする為に粉砕するバイオマスミル、特に木質ペレットを粉砕するバイオマスミルに関するものである。

背景技術

0002

現在、ボイラの固形燃料として使用されているのは、主に石炭であるが、CO2 の削減対策として、環境負荷の少ない木質系バイオマスを燃料とすることが検討されている。

0003

木質系バイオマスをボイラの燃料とするには、木質チップ、木質ペレット等の木質系バイオマスをバーナ燃焼可能な様に粉砕する必要がある。

0004

石炭に木質系バイオマスを混合して燃料とする場合、木質系バイオマスの混合量が少なければ既存の石炭ミルにより混合粉砕することも可能であるが、木質系バイオマスの使用量が多くなると、石炭との混合粉砕を行うことができず、木質系バイオマス単独で粉砕する必要がある。

0005

又、木質系バイオマスを粉砕する装置として石炭粉砕用の石炭ローラミルを基本とした粉砕装置とすることが、大きな改良、大きな設備変更をすることなく低コストで実現可能となる。

0006

石炭ローラミルを用いて石炭の粉砕を行う際には、石炭供給装置から塊状の石炭が粉砕テーブルの中央に投下され、テーブル駆動装置によって前記粉砕テーブルが回転され、該粉砕テーブルの回転によって外周方向に移動した石炭が、回転自在に設けられた加圧ローラ噛込まれることで粉砕される。

0007

粉砕された石炭粒は、前記粉砕テーブルの回転により更に外周方向へと移動され、吹出し口より高速噴出される1次空気によって上方へと吹上げられ、微粉炭管よりバーナに送給される。

0008

従来の石炭ローラミルの場合、1次空気の吹出し口は、粉砕テーブルの周囲に、周方向に傾斜して設けられ、粉砕テーブルの周囲から1次空気が傾斜して噴出す様になっており、1次空気に吹上げられた石炭粒は分級室旋回しながら上昇する。

0009

然し乍ら、木質系バイオマスを単独で粉砕する場合、木質系バイオマスは軽量であると共に繊維質で互いに絡み合う為、前記粉砕テーブルの回転遠心力による移動が石炭に比べて円滑に行われない。

0010

更に、1次空気に吹上げられる木質系バイオマスは、分級室内を旋回しながら上昇する為、流路が長くなることで木質系バイオマスがミル外に排出され難くなり、ミル内に滞留してミルの差圧を上昇させる原因となり、送風動力が増大すると共に前記テーブル駆動装置の動力が増大する。ミル差圧の上昇及び送風動力、テーブル駆動装置の動力増大により、木質系バイオマスの粉砕容量は石炭の粉砕容量の10%程度迄制限されることになる。

0011

上記した様に、竪型ミル、又は同等の構造を有するミルに木質系バイオマスを供給して粉砕した場合、木質系バイオマスが石炭とは異なった挙動を呈し、充分な粉砕効率、粉砕容量が得られないという問題があった。

0012

尚、特許文献1には、中心に配設された供給管より粉砕テーブルの中央に木質燃料流下して粉砕ローラで粉砕し、粉砕された粉体テーブル周囲から噴出させた空気流によってハウジング上方から排出する竪型ローラミルが開示されている。

先行技術

0013

特開2005−113125号公報

発明が解決しようとする課題

0014

本発明は斯かる実情に鑑み、木質系バイオマスのミル外への排出を促進することで、粉砕容量の増大を図るバイオマスミルを提供するものである。

課題を解決するための手段

0015

本発明は、分級室を形成するハウジングと、該ハウジングの下部に収納され、テーブル駆動装置によって駆動される粉砕テーブルと、該粉砕テーブルの上面に設けられた断面円弧状の粉砕溝と、該粉砕溝に押圧される加圧ローラを有する複数の加圧ローラユニットと、前記ハウジング内壁面に設けられ中心側に突出する分級絞りと、前記粉砕テーブルの周囲から1次空気を噴出す吹出し口と、前記粉砕テーブルの中心に木質系バイオマスを供給するシュートと、該シュートに回転自在に設けられた回転管と、前記分級絞りの上方に配置され、前記回転管に設けられた増速手段と、前記回転管を介して前記増速手段を回転させる増速手段駆動装置とを具備し、前記分級絞りと前記シュートとの間に縮流流路が形成され、該縮流流路を上昇した前記1次空気を前記増速手段によって増速させ、前記ハウジングより排出する様構成したバイオマスミルに係るものである。

0016

又本発明は、前記加圧ローラユニット間に第1分級絞りが設けられ、前記加圧ローラユニットの上方に第2分級絞りが設けられ、前記第1分級絞り及び前記第2分級絞りはそれぞれ上面に第1倒立円錐曲面、第2倒立円錐曲面が形成され、前記第1分級絞り及び前記第2分級絞りの内端にはそれぞれ第1円筒曲面、第2円筒曲面が形成され、前記第1倒立円錐曲面、第2倒立円錐曲面によって全周連続した倒立円錐曲面が形成され、前記第1円筒曲面、第2円筒曲面によって全周連続した円筒曲面が形成されたバイオマスミルに係るものである。

0017

又本発明は、前記増速手段は、周方向に等間隔で配置され、垂直方向に延在する複数の回転翼を有するファンであり、下面に前記縮流流路に向って開口する空気吸入口を有し、前記回転翼の回転により、前記空気吸入口より前記1次空気を吸引し、前記回転翼の外周より空気を吐出するバイオマスミルに係るものである。

0018

又本発明は、前記増速手段は、周方向に等角度間隔で配置され、水平方向に延在する複数の回転翼を有するファンであり、下面に前記縮流流路に向って開口する空気吸入口を有し、前記回転翼の回転により、前記空気吸入口より前記1次空気を吸引し、前記回転翼の上方に空気を吐出するバイオマスミルに係るものである。

0019

又本発明は、前記シュートの下部に縮流筒が設けられたバイオマスミルに係るものである。

発明の効果

0020

本発明によれば、分級室を形成するハウジングと、該ハウジングの下部に収納され、テーブル駆動装置によって駆動される粉砕テーブルと、該粉砕テーブルの上面に設けられた断面円弧状の粉砕溝と、該粉砕溝に押圧される加圧ローラを有する複数の加圧ローラユニットと、前記ハウジング内壁面に設けられ中心側に突出する分級絞りと、前記粉砕テーブルの周囲から1次空気を噴出す吹出し口と、前記粉砕テーブルの中心に木質系バイオマスを供給するシュートと、該シュートに回転自在に設けられた回転管と、前記分級絞りの上方に配置され、前記回転管に設けられた増速手段と、前記回転管を介して前記増速手段を回転させる増速手段駆動装置とを具備し、前記分級絞りと前記シュートとの間に縮流流路が形成され、該縮流流路を上昇した前記1次空気を前記増速手段によって増速させ、前記ハウジングより排出する様構成したので、木質系バイオマスのミル外への排出を促進し、粉砕容量の増大を図ることができるという優れた効果を発揮する。

図面の簡単な説明

0021

本発明の第1の実施例に係るバイオマスミルの概略断面図である。
第1の実施例のバイオマスミルに用いられるファンを示し、(A)は側面図、(B)はA−A矢視図である。
第2の実施例に係るバイオマスミルの概略断面図である。
第2の実施例のバイオマスミルに用いられるファンを示し、(A)は平面図、(B)は外輪を取外した側面図である。

実施例

0022

以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。

0023

先ず、図1に於いて、本発明の第1の実施例に係る竪型ミル1について説明する。

0024

中空構造又は脚構造基台2に筒状のハウジング3が立設され、該ハウジング3によって密閉された空間が形成される。該空間の下部には減速機4を介して粉砕テーブル5が設けられ、該粉砕テーブル5は前記減速機4を介してテーブル駆動モータ6によって駆動回転される。前記粉砕テーブル5は前記テーブル駆動モータ6によって定速又は可変速で回転される様になっており、該減速機4と前記テーブル駆動モータ6とによりテーブル駆動装置7が構成される。

0025

前記粉砕テーブル5の上面には、断面が円弧状の凹溝8を有するテーブルセグメント9が設けられ、該テーブルセグメント9がリング状に連設され、前記凹溝8によって前記粉砕テーブル5の回転中心を中心とするリング状の粉砕溝10が形成される。

0026

前記粉砕テーブル5の回転中心から放射状に所要組数、例えば3組の加圧ローラユニット11が120°間隔で設けられている。該加圧ローラユニット11は加圧ローラ12を有し、ピボット軸13を中心に傾動自在となっている。又、前記ハウジング3の下部には、該ハウジング3を放射状に貫通する3組のローラ加圧装置14が設けられている。該ローラ加圧装置14は、アクチュエータ、例えば油圧シリンダ15を具備し、該油圧シリンダ15によって前記加圧ローラ12を前記凹溝8に押圧する様になっている。

0027

前記粉砕テーブル5の下方には1次空気室16が形成され、前記ハウジング3内部の前記粉砕テーブル5より上方は、分級室17となっている。

0028

前記ハウジング3の下部には1次空気供給口18が取付けられ、該1次空気供給口18は図示しない送風機に接続されると共に、前記1次空気室16に連通している。前記粉砕テーブル5の周囲には、1次空気が前記ハウジング3の内壁に沿って吹上がる様、1次空気の吹出し口19が全周に設けられている。尚、該吹出し口19は垂直又は略垂直であり、或は前記粉砕テーブル5の中心方向に0°以上5°以下、該粉砕テーブル5の回転方向に−5°以上0°以下の範囲で傾斜する様形成してもよい。

0029

前記ハウジング3の上側には燃料給排部21が設けられており、該燃料給排部21の中心部を貫通する様にパイプ状のシュート22が設けられている。該シュート22は前記ハウジング3の内部に延出し、下端が前記粉砕テーブル5の中央上方に位置している。前記シュート22には木質系バイオマス、例えば木質ペレットが供給され、供給された木質ペレットは前記粉砕テーブル5の中心部に落下する様になっている。

0030

前記シュート22には回転管23が外嵌され、該回転管23は回転管支持部24に軸受け20を介して回転自在に支持されている。前記回転管23は、前記シュート22より短く、該シュート22の下部所要長さ(図示では略下半部)を露出させる長さとなっている。

0031

前記回転管23の上端部には、プーリ25が設けられ、該プーリ25とプーリ26との間にはベルト27が掛回されている。前記プーリ26は減速機28の出力軸に嵌着されており、該減速機28には増速モータ29が連結されている。而して、前記回転管23は前記減速機28、前記プーリ26、前記ベルト27、前記プーリ25を介して前記増速モータ29によって回転される様になっている。前記増速モータ29、前記減速機28、前記ベルト27、前記プーリ26、前記プーリ25等は、増速手段駆動装置を構成する。

0032

又、前記回転管23の下端部には増速手段としてのファン31が設けられ、該ファン31は前記回転管23と一体に回転する様になっている。

0033

該ファン31の構成を図2を参照して説明する。

0034

前記回転管23に円板32が水平姿勢で固着され、該円板32の外周部には、周方向に所定のピッチ短冊状の回転翼33が垂設されている。該回転翼33の下端には連結リング34が固着され、全ての前記回転翼33の下端は前記連結リング34によって連結されている。尚、前記回転翼33の平面は、回転方向に対して垂直、或は傾斜しており、該回転翼33の回転によって流体を外方に排出する様になっている。尚、図2では前記回転翼33の平面が傾斜している場合を示している。

0035

前記回転管支持部24の下端部には、前記回転翼33と対向する様に中心筒35が設けられている。該中心筒35から放射状に補強アーム(図示せず)を複数延出させ、該補強アームの外端を前記連結リング34に固着し、前記補強アームによって前記連結リング34を支持補強してもよい。

0036

而して、前記円板32、前記回転翼33、前記連結リング34等によって、シロッコファン多翼送風機)型の前記ファン31が構成される。該ファン31では、前記中心筒35の下端外周と前記連結リング34の内周とで形成される空間が、空気吸入口36となり、又前記回転翼33の外周から空気が吐出される。

0037

前記回転管支持部24の前記分級室17に延出する部分は、円筒状の上部胴37によって覆われる。該上部胴37の外径は前記円板32の外径と同等(等しく、或は略等しく(以下同様))となっており、前記上部胴37と前記ハウジング3との間には流導路38が形成される。

0038

前記ハウジング3の天板3aには、粉砕された木質ペレットを送給する粉砕物給管39が設けられ、該粉砕物送給管39は前記流導路38に連通すると共にボイラのバーナ(図示せず)に接続されている。

0039

前記シュート22の前記回転管23より突出する部分には、縮流筒41が設けられる。該縮流筒41の外径は前記中心筒35の外径と等しく、上端は前記中心筒35に略連接している。又、前記縮流筒41の下端部はテーパ状に縮径しており、下端は前記シュート22の下端に結合している。

0040

前記ハウジング3の内壁には、前記縮流筒41に向って突出する第1分級絞り42、第2分級絞り43が設けられている。前記第1分級絞り42は、隣接する前記加圧ローラユニット11,11間に設けられ、又前記第2分級絞り43は前記加圧ローラユニット11の上方に設けられている。

0041

前記第1分級絞り42の上端部は上方に向って拡径して倒立円錐曲面44aを形成し、又下端部は下方に向って拡径して円錐曲面45aを形成する。前記第1分級絞り42の突出端は、前記シュート22と同心の円筒曲面46aとなっており、該円筒曲面46aと前記縮流筒41の外周面との間には縮流流路47aが形成される。

0042

前記円錐曲面45aは前記吹出し口19と対峙している。又、前記円筒曲面46aの半径は少なくとも前記粉砕溝10の外周の半径より小さく、好ましくは前記粉砕溝10の中心円の半径より小さくなっている。

0043

前記第2分級絞り43の上端部は上方に向って拡径して倒立円錐曲面44bを形成し、又下端部は下方に向って拡径して円錐曲面45bを形成する。前記第2分級絞り43の突出端は、前記シュート22と同心の円筒曲面46bとなっており、該円筒曲面46bと前記縮流筒41の外周面との間には縮流流路47bが形成される。前記円筒曲面46bの半径は少なくとも前記粉砕溝10の外周の半径より小さく、好ましくは前記粉砕溝10の中心円の半径より小さくなっている。

0044

更に、前記倒立円錐曲面44bは前記倒立円錐曲面44aと同一の曲率半径を有し、前記倒立円錐曲面44aと前記倒立円錐曲面44bは周方向に連続して倒立円錐曲面44を形成する。又、前記円筒曲面46bは前記円筒曲面46aと同一の曲率半径を有し、前記円筒曲面46aと前記円筒曲面46bは周方向に連続して円筒曲面46を形成する。又、前記縮流流路47aと前記縮流流路47bとで、円筒状の縮流流路47が形成される。

0045

前記円筒曲面46の内径は、前記連結リング34の内径と同等であり、該連結リング34は前記倒立円錐曲面44と非接触で、且つできるだけ近接する様に配置される。

0046

次に、前記竪型ミル1に於ける木質ペレットの粉砕について説明する。尚、木質ペレットは、おがくず等の1mm以上2mm以下の木粉が直径φ6mm以上10mm以下で、長さL20mm以上30mm以下程度に押し固められた物体である。

0047

図中、実線は1次空気の流れを示しており、点線は木質ペレット或は粉砕物の流れを示している。

0048

前記粉砕テーブル5が、前記減速機4を介して前記テーブル駆動モータ6により回転される。又、前記ファン31が前記減速機28、前記プーリ26、前記ベルト27、前記プーリ25、前記シュート22を介して回転される。

0049

前記1次空気供給口18より200℃前後の1次空気が前記1次空気室16に導入された状態で、前記シュート22より木質ペレットが投入される。木質ペレットは、前記シュート22の下端より前記粉砕テーブル5の中心部に流落し、該粉砕テーブル5上に供給される。

0050

該粉砕テーブル5上の木質ペレットは、該粉砕テーブル5の回転による遠心力で外周方向に移動し、前記加圧ローラ12に噛込まれて粉砕される。粉砕された粉体は、更に遠心力によって外周に移動する。

0051

前記1次空気供給口18より前記1次空気室16に導入された1次空気は、前記粉砕テーブル5の周囲に垂直又は略垂直に形成された前記吹出し口19より垂直又は略垂直に吹上げられる。前記粉砕テーブル5の回転による遠心力によって前記テーブルセグメント9を乗越えた粉体は、前記吹出し口19から吹上がった1次空気に乗り粉体流として前記ハウジング3の内壁面に沿って垂直又は略垂直に上昇する。

0052

前記ハウジング3の内壁面を上昇する粉体流は、前記円錐曲面45aの下面に到達し、該円錐曲面45aに粉体流が衝突する。粉体流中の粉体には重力慣性力が作用しているので、衝突、偏向によって粗粉体や未粉砕の木質ペレットは自重、慣性力によって粉体流から分離され、前記第1分級絞り42による粉体の分級が行われる。尚、前記第2分級絞り43についても、粉体流は衝突し、偏向されるので、同様の分級作用を奏する。

0053

分級された粗粉体は前記粉砕テーブル5上に落下し、粒径の小さい細粉体は1次空気と共に粉体流として上昇する。

0054

該粉体流の流路は前記第1分級絞り42、前記第2分級絞り43によって縮流され、前記縮流流路47となる。前記粉体流は縮流の過程で増速され、前記縮流流路47を上昇し、前記空気吸入口36から前記ファン31に流入する。

0055

流入した前記粉体流は該ファン31によって更に加速され、該ファン31の外周から前記流導路38に吐出される。尚、加速の過程で径の大きい粉体は、前記回転翼33と衝突して更に微細な粉体へと粉砕される。粉体流は前記流導路38から前記粉砕物送給管39に流出し、図示しないバーナに送給される。

0056

又、前記第1分級絞り42、前記第2分級絞り43により、縮流し、前記縮流流路47を通過する粉体流を増速させ、更に前記ファン31によって粉体流を増速するので、粉体が前記粉砕物送給管39へと到達する迄の時間を早め、粉体が前記竪型ミル1内に滞留する時間を短縮させ粉体を前記竪型ミル1外へと積極的に排出させることができ、粉砕容量の増大を図ることができる。

0057

図3図4により、第2の実施例を説明する。尚、図3中、図1中と同等のものには同符号を付し、その説明を省略する。

0058

第2の実施例は、増速手段として異なるファン51を用いた場合を示している。

0059

該ファン51について説明する。

0060

回転管23に固着される円盤状の回転胴52より、短冊状の回転翼53が所要数(図示では8枚)、放射状に、且つ水平方向に延出し、前記回転翼53の先端は外輪54に固着されている。前記回転翼53の平面は回転方向に対して傾斜しており、該回転翼53が回転することで流体を上方に押上げる様になっている。尚、前記回転胴52と前記外輪54の間にはリング状の空間が形成され、該空間の下面は空気吸入口となっている。

0061

而して、前記回転胴52、前記回転翼53、前記外輪54は増速手段としてのファン51を構成し、該ファン51は減速機28、プーリ26、ベルト27、プーリ25、前記回転管23を介し増速モータ29によって回転される。

0062

回転管支持部24を覆う上部胴37は、倒立円錐台形状をしており、下面の直径は前記回転胴52の直径と同等であり、前記上部胴37の下面は前記回転胴52の上面と回転に支障ない範囲で近接した位置となっている。前記上部胴37とハウジング3の内壁面とで流導路38が形成される。

0063

前記回転胴52は前記回転管23の下端に設けられており、シュート22の前記回転管23より下方に延出する部分に倒立円錐形状偏向部材55が設けられている。該偏向部材55の倒立円錐曲面は、倒立円錐曲面44a及び倒立円錐曲面44bと平行となっている。前記偏向部材55の上面は、前記回転胴52の下面と回転に支障ない範囲で近接した位置となっている。尚、前記偏向部材55は省略してもよい。

0064

前記シュート22と円筒曲面46a及び円筒曲面46bとの間には円筒状の空間が形成され、更に前記偏向部材55と前記倒立円錐曲面44aと前記倒立円錐曲面44bとの間には倒立円錐形の空間が形成され、前記円筒状の空間と前記倒立円錐形の空間によって縮流流路47が形成される。

0065

尚、前記倒立円錐形の空間での縮流効果を発揮させる為、前記倒立円錐形の空間の断面が上方に向って減少する様に、前記偏向部材55、前記倒立円錐曲面44a,44bの形状を設定してもよい。

0066

又、前記円筒状の空間での縮流効果を発揮させる為、第1の実施例と同様、前記シュート22の下半部に縮流筒41を設けてもよい。

0067

第2の実施例の作用を略述する。

0068

第1分級絞り42、第2分級絞り43により縮流された粉体流は、前記縮流流路47の円筒状の空間を上昇し、更に前記倒立円錐形の空間で偏向され、前記ファン51に流入し、該ファン51の回転によって増速される。増速された粉体流は、前記流導路38に吐出され、更に該流導路38から粉砕物送給管39に流入し、該粉砕物送給管39から図示しないバーナに送給される。

0069

前記粉体流が前記ファン51を通過する過程で、径の大きい粉体は、前記回転翼53と衝突して更に微細な粉体へと粉砕される。第2の実施例に於いても、前記第1分級絞り42、前記第2分級絞り43により、縮流し、前記縮流流路47を通過する粉体流を増速させ、更に前記ファン51によって粉体流を増速するので、粉体が前記粉砕物送給管39へと到達する迄の時間を早め、粉体が前記竪型ミル1内に滞留する時間を短縮させ粉体を前記竪型ミル1外へと積極的に排出させることができ、粉砕容量の増大を図ることができる。

0070

1竪型ミル
3ハウジング
5粉砕テーブル
7テーブル駆動装置
8凹溝
9テーブルセグメント
11加圧ローラユニット
12加圧ローラ
16 1次空気室
17分級室
19吹出し口
21燃料給排部
22シュート
23回転管
29増速モータ
31ファン
33回転翼
36空気吸入口
37 上部胴
38 流導路
39粉砕物送給管
42 第1分級絞り
43 第2分級絞り
44倒立円錐曲面
46円筒曲面
47縮流流路
51 ファン
53 回転翼

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社の「 ごみクレーン制御システム」が 公開されました。( 2021/03/18)

    【課題】所定時間内にごみの撹拌度を効率的に均し、焼却炉に投入されるごみのLHVのばらつきを低減可能とするごみクレーン制御システムを提供する。【解決手段】ごみピットに仮想的に配置した格子の各マスに貯留さ... 詳細

  • 森六ケミカルズ株式会社の「 湿式媒体粉砕方法」が 公開されました。( 2021/03/18)

    【課題】粉砕室の温度上昇に起因する粉砕力の低下を防止することにより、被粉砕材料の粉砕を促進する、湿式媒体粉砕方法を提供する。【解決手段】液体窒素20等の液化不活性ガスを分散媒とする被粉砕材料の懸濁液と... 詳細

  • 株式会社片山化学工業研究所の「 固体原燃料の発熱遅延剤及び発熱遅延方法」が 公開されました。( 2021/03/18)

    【課題】石炭等の固体原燃料の酸化を抑制して発熱を遅延させることにより自然発火を防止する、発熱遅延剤及び発熱遅延方法を提供する。【解決手段】重合度が100〜500のポリビニルアルコールと界面活性剤とを含... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ