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技術 防振装置

出願人 スズキ株式会社
発明者 植田浩光飯田茂麻生雅宏
出願日 2012年2月21日 (8年10ヶ月経過) 出願番号 2012-034943
公開日 2013年9月2日 (7年3ヶ月経過) 公開番号 2013-170628
状態 特許登録済
技術分野 車両の推進装置の配置または取付け 防振装置 ばね
主要キーワード 追加リブ プレート平面 平坦面形状 懸架アーム 中間マウント サイドストッパ 揺動振動 揺動振幅
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (6)

課題

特にエンジンストップ時及びエンジン始動時に発生するクランキング振動スタータ反トルクによるエンジンの車両前後方向の揺動を十分に吸収できる。

解決手段

サイドストッパプレート5のリブは、プレート5の表面側に設けられ、円筒部6の軸方向開口端6aと交差する方向に延びる複数本の表面側基本リブ22と、プレート5の裏面側に設けられ、表面側基本リブ22と表面側基本リブ22との間に配置され、表面側基本リブ22と同方向に延びる複数本の裏面側基本リブ22aとを有することによって構成され、表面側基本リブ22と裏面側基本リブ22aとは、円筒部6の軸方向開口端6aと交差する部分で、プレート5の厚み方向で互いに重ならない位置に配置されており、表面側基本リブ22は、先端部が円筒部6の軸方向開口端6aと当接する突出長さに形成され、裏面側基本リブ22aは、先端部が懸架アーム15に当接する突出長さに形成されている。

概要

背景

従来から、自動車振動発生部である動力系装置のエンジン(またはトランスミッション)と、振動受部である車体との間には、エンジンマウント等としての防振装置が配設されている。この防振装置は、エンジンやトランスミッション等が発生する振動、騒音などを吸収することによって、これら振動、騒音などが車体側へそのまま伝達されるのを抑制するために設けられている。
このような防振装置の一例としては、車体側に取付けられ、かつ弾力性を有する振動吸収体円筒部収納されている車体側ブラケットと、エンジン側に取付けられ、かつ車体側ブラケットの円筒部と連結する平面形状の懸架アームが形成されているエンジン側ブラケットと、車体側ブラケットの円筒部の軸方向開口端に設けられ、かつリブが形成されているプレート状のサイドストッパとを備えているものがある。サイドストッパは、車体側ブラケットの円筒部とエンジン側ブラケットの懸架アームとの間に設けられており、リブが車体側ブラケットの円筒部の開口端もしくはエンジン側ブラケットの懸架アームと当接するように配置されている。そして、エンジン側ブラケットは、懸架アーム及び円筒部を介して車体側ブラケットに軸周り回動可能に懸架されている。

また、防振装置の他の例としては、内側取付部材外側取付部材及び弾性体を有する防振装置本体と、ストッパ部材及びブラケット部材を有する防振装置用ブラケットを備えているものがある(例えば、特許文献1参照)。この防振装置では、内側取付部材と外側取付部材との間に弾性体が配置され、外側取付部材は、防振装置用ブラケットを介して車体側に連結され、内側取付部材の上面側に固定されたストッパアーム延出部分がエンジン側と連結されている。

ところで、自動車のエンジンの運転振動車体振動による振動は、主にエンジンの重心を基準とした上下動であり、マウント軸に垂直な荷重に対しては、防振装置の弾性体が働き、車体への振動の伝達を低減させている。
近年、燃費向上のためにアイドリングストップ技術を採用する自動車が増えており、この技術は、小型軽量で低コストの自動車にも採用されるようになって来た。エンジンストップ及びエンジン始動に際してのクランク回転が遅い(例えば、400rpm以下)領域においては、クランキング振動スタータ反トルクが発生し、エンジンが車両前後方向に大きく揺動している。この揺動は、通常運転のクランク回転での振動方向や振幅とは異なるため、エンジンマウントとしての防振装置には、幅広振動吸収性が求められるようになっている。また、シフトチェンジ時のトルク変動によるエンジンの車両前後方向の揺動も、上記と同様の問題が生じることになる。

概要

特にエンジンストップ時及びエンジン始動時に発生するクランキング振動やスタータ反トルクによるエンジンの車両前後方向の揺動を十分に吸収できる。サイドストッパプレート5のリブは、プレート5の表面側に設けられ、円筒部6の軸方向開口端6aと交差する方向に延びる複数本の表面側基本リブ22と、プレート5の裏面側に設けられ、表面側基本リブ22と表面側基本リブ22との間に配置され、表面側基本リブ22と同方向に延びる複数本の裏面側基本リブ22aとを有することによって構成され、表面側基本リブ22と裏面側基本リブ22aとは、円筒部6の軸方向開口端6aと交差する部分で、プレート5の厚み方向で互いに重ならない位置に配置されており、表面側基本リブ22は、先端部が円筒部6の軸方向開口端6aと当接する突出長さに形成され、裏面側基本リブ22aは、先端部が懸架アーム15に当接する突出長さに形成されている。

目的

本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、簡単な構造で振動発生部からの振動、騒音などを効果的に低減させて振動受部への伝達を抑え、特にエンジンストップ時及びエンジン始動時に発生するクランキング振動やスタータ反トルクによるエンジンの車両前後方向の揺動を十分に吸収でき、幅広い範囲の振動吸収性能を向上させ、小型軽量の自動車にも適用することが可能な防振装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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請求項1

振動発生部及び振動受部の一方に取付けられ、筒状部内振動吸収体収納されている第1マウントブラケットと、前記振動発生部及び前記振動受部の他方に取付けられ、前記筒状部と連結する平面形状の懸架アームが形成されている第2マウントブラケットと、前記第1マウントブラケットの前記筒状部の軸方向開口端に設けられ、表面にリブが形成されている弾性体サイドストッパプレートとを備え、前記サイドストッパプレートは、前記第1マウントブラケットの前記筒状部と前記第2マウントブラケットの前記懸架アームとの間に設けられ、前記リブが前記筒状部の軸方向開口端もしくは前記懸架アームに当接するように配置されている防振装置において、前記サイドストッパプレートの前記リブは、前記サイドストッパプレートの表面側に設けられ、前記筒状部の軸方向開口端と交差する方向に延びる複数本の表面側基本リブと、前記サイドストッパプレートの裏面側に設けられ、前記表面側基本リブと前記表面側基本リブとの間に配置され、かつ前記表面側基本リブと同方向に延びる複数本の裏面側基本リブとを有することによって構成され、前記表面側基本リブと前記裏面側基本リブとは、前記筒状部の軸方向開口端と交差する部分で、前記サイドストッパプレートの厚み方向で互いに重ならない位置に配置されており、前記表面側基本リブは、先端部が前記筒状部の軸方向開口端と当接する突出長さに形成されているとともに、前記裏面側基本リブは、先端部が前記第2マウントブラケットの前記懸架アームに当接する突出長さに形成されていることを特徴とする防振装置。

請求項2

前記サイドストッパプレートの表面側であって、前記裏面側基本リブと一致する箇所には、追加リブが設けられており、前記追加リブは、前記表面側基本リブの先端部の高さ位置よりも低く、前記サイドストッパプレートに荷重が掛かり、前記表面側基本リブが前記筒状部の軸方向開口端によって変形した後に前記筒状部の軸方向開口端に当接する突出長さに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の防振装置。

請求項3

前記表面側基本リブは、前記筒状部の軸方向開口端に対して少なくとも3本以上交差するように設けられ、前記裏面側基本リブは、前記筒状部の軸方向開口端に対して少なくとも2本以上交差するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の防振装置。

請求項4

前記表面側基本リブ、前記裏面側基本リブ及び前記追加リブは、前記第1マウントブラケットへの前記第2マウントブラケットの荷重方向に対して対称形となるように配置されていることを特徴とする請求項2に記載の防振装置。

技術分野

0001

本発明は、自動車エンジンマウント等として用いられ、搭載されるエンジントランスミッション等の振動発生部からの振動騒音などを吸収して車体等の振動受部への伝達を抑える防振装置に関する。

背景技術

0002

従来から、自動車の振動発生部である動力系装置のエンジン(またはトランスミッション)と、振動受部である車体との間には、エンジンマウント等としての防振装置が配設されている。この防振装置は、エンジンやトランスミッション等が発生する振動、騒音などを吸収することによって、これら振動、騒音などが車体側へそのまま伝達されるのを抑制するために設けられている。
このような防振装置の一例としては、車体側に取付けられ、かつ弾力性を有する振動吸収体円筒部収納されている車体側ブラケットと、エンジン側に取付けられ、かつ車体側ブラケットの円筒部と連結する平面形状の懸架アームが形成されているエンジン側ブラケットと、車体側ブラケットの円筒部の軸方向開口端に設けられ、かつリブが形成されているプレート状のサイドストッパとを備えているものがある。サイドストッパは、車体側ブラケットの円筒部とエンジン側ブラケットの懸架アームとの間に設けられており、リブが車体側ブラケットの円筒部の開口端もしくはエンジン側ブラケットの懸架アームと当接するように配置されている。そして、エンジン側ブラケットは、懸架アーム及び円筒部を介して車体側ブラケットに軸周り回動可能に懸架されている。

0003

また、防振装置の他の例としては、内側取付部材外側取付部材及び弾性体を有する防振装置本体と、ストッパ部材及びブラケット部材を有する防振装置用ブラケットを備えているものがある(例えば、特許文献1参照)。この防振装置では、内側取付部材と外側取付部材との間に弾性体が配置され、外側取付部材は、防振装置用ブラケットを介して車体側に連結され、内側取付部材の上面側に固定されたストッパアーム延出部分がエンジン側と連結されている。

0004

ところで、自動車のエンジンの運転振動車体振動による振動は、主にエンジンの重心を基準とした上下動であり、マウント軸に垂直な荷重に対しては、防振装置の弾性体が働き、車体への振動の伝達を低減させている。
近年、燃費向上のためにアイドリングストップ技術を採用する自動車が増えており、この技術は、小型軽量で低コストの自動車にも採用されるようになって来た。エンジンストップ及びエンジン始動に際してのクランク回転が遅い(例えば、400rpm以下)領域においては、クランキング振動スタータ反トルクが発生し、エンジンが車両前後方向に大きく揺動している。この揺動は、通常運転のクランク回転での振動方向や振幅とは異なるため、エンジンマウントとしての防振装置には、幅広振動吸収性が求められるようになっている。また、シフトチェンジ時のトルク変動によるエンジンの車両前後方向の揺動も、上記と同様の問題が生じることになる。

先行技術

0005

特開2011−256958号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、上述した従来の防振装置の一例では、サイドストッパのリブが車体側ブラケットもしくはエンジン側ブラケットに当接して潰れることにより反発力が掛かり、一定範囲の振動を吸収するようになっているが、エンジンストップ時及びエンジン始動時に発生するクランキング振動やスタータ反トルクによるエンジンの車両前後方向の揺動を十分に吸収することができず、幅広い範囲の振動吸収性向上を図り、車体への振動伝播を抑えることができなかった。
また、従来の防振装置の他の例では、弾性体に段差を設けることにより反発力が段階的に増加するようにしているが、リブとプレート平面部との全面当たりの構造においては、小さい荷重の吸収が難しく、リブの弾性率を下げるなどの対策を施す必要がある。その結果、リブ形状の複雑化を招くとともに、構成素材の貼り合わせが必要になって製造工程が煩雑になるおそれがあった。しかも、この従来の防振装置は、エンジンルームが広く取れるような価格の高い自動車であれば、大きなマウントブラケットと大きな弾性体を採用することにより、エンジンの車両前後方向の揺動を吸収して振動低減を図ることができるが、コンパクト小型車軽自動車では、設計レイアウトが難しくなり、幅広い範囲の振動の低減を図る上で問題となっていた。

0007

本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、簡単な構造で振動発生部からの振動、騒音などを効果的に低減させて振動受部への伝達を抑え、特にエンジンストップ時及びエンジン始動時に発生するクランキング振動やスタータ反トルクによるエンジンの車両前後方向の揺動を十分に吸収でき、幅広い範囲の振動吸収性能を向上させ、小型軽量の自動車にも適用することが可能な防振装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0008

上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、振動発生部及び振動受部の一方に取付けられ、筒状部内に振動吸収体が収納されている第1マウントブラケットと、前記振動発生部及び前記振動受部の他方に取付けられ、前記筒状部と連結する平面形状の懸架アームが形成されている第2マウントブラケットと、前記第1マウントブラケットの前記筒状部の軸方向開口端に設けられ、表面にリブが形成されている弾性体のサイドストッパプレートとを備え、前記サイドストッパプレートは、前記第1マウントブラケットの前記筒状部と前記第2マウントブラケットの前記懸架アームとの間に設けられ、前記リブが前記筒状部の軸方向開口端もしくは前記懸架アームに当接するように配置されている防振装置において、前記サイドストッパプレートの前記リブは、前記サイドストッパプレートの表面側に設けられ、前記筒状部の軸方向開口端と交差する方向に延びる複数本の表面側基本リブと、前記サイドストッパプレートの裏面側に設けられ、前記表面側基本リブと前記表面側基本リブとの間に配置され、かつ前記表面側基本リブと同方向に延びる複数本の裏面側基本リブとを有することによって構成され、前記表面側基本リブと前記裏面側基本リブとは、前記筒状部の軸方向開口端と交差する部分で、前記サイドストッパプレートの厚み方向で互いに重ならない位置に配置されており、前記表面側基本リブは、先端部が前記筒状部の軸方向開口端と当接する突出長さに形成されているとともに、前記裏面側基本リブは、先端部が前記第2マウントブラケットの前記懸架アームに当接する突出長さに形成されている。

0009

また、本発明において、前記サイドストッパプレートの表面側であって、前記裏面側基本リブと一致する箇所には、追加リブが設けられており、前記追加リブは、前記表面側基本リブの先端部の高さ位置よりも低く、前記サイドストッパプレートに荷重が掛かり、前記表面側基本リブが前記筒状部の軸方向開口端によって変形した後に前記筒状部の軸方向開口端に当接する突出長さに形成されている。

0010

さらに、本発明において、前記表面側基本リブは、前記筒状部の軸方向開口端に対して少なくとも3本以上交差するように設けられ、前記裏面側基本リブは、前記筒状部の軸方向開口端に対して少なくとも2本以上交差するように設けられている。

0011

そして、本発明において、前記表面側基本リブ、前記裏面側基本リブ及び前記追加リブは、前記第1マウントブラケットへの前記第2マウントブラケットの荷重方向に対して対称形となるように配置されている。

発明の効果

0012

上述の如く、本発明に係る防振装置は、振動発生部及び振動受部の一方に取付けられ、筒状部内に振動吸収体が収納されている第1マウントブラケットと、前記振動発生部及び前記振動受部の他方に取付けられ、前記筒状部と連結する平面形状の懸架アームが形成されている第2マウントブラケットと、前記第1マウントブラケットの前記筒状部の軸方向開口端に設けられ、表面にリブが形成されている弾性体のサイドストッパプレートとを備え、前記サイドストッパプレートは、前記第1マウントブラケットの前記筒状部と前記第2マウントブラケットの前記懸架アームとの間に設けられ、前記リブが前記筒状部の軸方向開口端もしくは前記懸架アームに当接するように配置されているものであって、前記サイドストッパプレートの前記リブは、前記サイドストッパプレートの表面側に設けられ、前記筒状部の軸方向開口端と交差する方向に延びる複数本の表面側基本リブと、前記サイドストッパプレートの裏面側に設けられ、前記表面側基本リブと前記表面側基本リブとの間に配置され、かつ前記表面側基本リブと同方向に延びる複数本の裏面側基本リブとを有することによって構成され、前記表面側基本リブと前記裏面側基本リブとは、前記筒状部の軸方向開口端と交差する部分で、前記サイドストッパプレートの厚み方向で互いに重ならない位置に配置されており、前記表面側基本リブは、先端部が前記筒状部の軸方向開口端と当接する突出長さに形成されているとともに、前記裏面側基本リブは、先端部が前記第2マウントブラケットの前記懸架アームに当接する突出長さに形成されているので、次のような効果を得ることができる。

0013

すなわち、本発明の防振装置においては、外部から第1マウントブラケットの筒状部へ向かう荷重が第2マウントブラケットの懸架アームに掛かり、該懸架アームが同方向へ押圧されると、次の4段階の弾性力の増大があり、各荷重に対して適切な弾性力を設定することにより、例えば、振動発生部のエンジンなどからの振動を振動受部の車体に伝達するのを低減できるとともに、エンジンの大きな揺動も抑えることができる。
(1)押圧力が弱くて揺動振幅が小さい場合(アイドリングを含む定常運転での振動)は、表面側基本リブ及び裏面側基本リブの先端部が変形するとともに、サイドストッパプレートのプレート部分が歪むので、柔らかい弾性力となり、当該振幅の小さい振動を吸収することができる。
(2)上記よりも押圧力が強い場合(アイドリング変動や通常の加速及び減速による揺動)は、表面側基本リブのプレート部分が第1マウントブラケットの筒状部の軸方向開口端との点当たりの接触となるので、裏面側基本リブよりも変形が大きくなり、先に表面側基本リブのプレート部分が第2マウントブラケットの懸架アームに当接し、弾性力が増大して当該揺動を吸収することができる。
(3)上記よりも押圧力が更に強い場合(急加速及び急減速による揺動)は、裏面側基本リブのプレート部分も第1マウントブラケットの筒状部の軸方向開口端に当接するようになるので、弾性力が更に増大して当該揺動を吸収することができる。
(4)大きな揺動がある場合(アイドリングストップ、エンジン始動、急発進など)は、サイドストッパプレートが十分に変形し、表面側基本リブ、裏面側基本リブ及びプレート部分が一体の弾性体となり、より一層大きな弾性力を発揮し、大きな荷重に対する変位を抑えることができる。

0014

したがって、本発明の防振装置を自動車のエンジンマウント等として用いた場合には、振動発生部のエンジンなどからの振動、騒音などを効果的に低減させて振動受部の車体への伝達を抑制でき、エンジンストップ時及びエンジン始動時に発生するクランキング振動やスタータ反トルクによるエンジンの車両前後方向の揺動を吸収でき、大小どちらの外部荷重が掛かっても振動吸収性と大きな変異の規制両立でき、運転者同乗者の振動及び騒音に対する快適性を確保できるとともに、簡単でコンパクトな構造によって小型軽量の自動車にも適用することができる。

0015

また、本発明において、前記サイドストッパプレートの表面側であって、前記裏面側基本リブと一致する箇所には、追加リブが設けられており、前記追加リブは、前記表面側基本リブの先端部の高さ位置よりも低く、前記サイドストッパプレートに荷重が掛かり、前記表面側基本リブが前記筒状部の軸方向開口端によって変形した後に前記筒状部の軸方向開口端に当接する突出長さに形成されているので、上記(1)の効果をそのまま得ることができる。そして、本発明の防振装置では、上記(2)における表面側基本リブのプレート部分の変形途中で追加リブが第2マウントブラケットの懸架アームに当接するので、小さい荷重域における弾性力を増大させることができる。しかも、揺動を早期に抑制する効果があり、エンジン及びトランスミッションのトルク変化駆動軸やタイヤへ確実に伝えることが可能となり、自動車の運転性能を向上させることができる。一方、エンジンの振動を車体に伝達しやすくなるので、自動車の特性に合わせた設定を行うことができ、優れた汎用性を有している。
また、本発明の防振装置においては、上記(2)の弾性力が増大する方にシフトするので、裏面側基本リブのプレート部分が第1マウントブラケットに当接する上記(3)の変形に至るまでの荷重が高くなる。そのため、より大きな荷重をこれら基本リブの変形で吸収することができる。そして、上記(4)の荷重は、追加リブが変形する分大きくなるが、荷重全体が大きいので、ほぼ同じ弾性力となる。
したがって、本発明の防振装置を自動車のエンジンマウント等として用いた場合には、上記発明の防振装置と比べて、より大きな効果を得ることができる。

0016

さらに、本発明において、前記表面側基本リブは、前記筒状部の軸方向開口端に対して少なくとも3本以上交差するように設けられ、前記裏面側基本リブは、前記筒状部の軸方向開口端に対して少なくとも2本以上交差するように設けられているので、表面側基本リブと裏面側基本リブとが交互に配置されることになり、上記(1)、(2)のプレート部分の変形を確保でき、当該プレート部分の変形によって振動や揺動を効果的に吸収することができる。

0017

また、本発明において、前記表面側基本リブ、前記裏面側基本リブ及び前記追加リブは、前記第1マウントブラケットへの前記第2マウントブラケットの荷重方向に対して対称形となるように配置されているので、外部から第1マウントブラケットの筒状部へ向かう荷重が第2マウントブラケットの懸架アームに掛かった場合に、裏面側基本リブ、表面側基本リブ及び追加リブのそれぞれが同じ割合で荷重を受けて変形し、当該荷重を安定的に受けて吸収できるとともに、弾性力の段階的な増大を確実に行うことができる。特に、第1マウントブラケットの筒状部の軸方向開口端が円形状である場合には、表面側基本リブ及び追加リブを軸心を中心に放射状に配置して軸方向開口端に直交させると、表面側基本リブ及び追加リブの局所的な変形を確実に起こすことができる。また、サイドストッパプレートの径方向外周側で、裏面側基本リブ同士及び表面側基本リブ同士の間隔が広くなるとともに、表面側基本リブと追加リブとの間隔が広くなり、裏面側基本リブ、表面側基本リブ及び追加リブのプレート部分が変形しやすくなり、急な反発力の立ち上がり緩和することができる。

図面の簡単な説明

0018

本発明の第1実施形態に係る防振装置が自動車のエンジンマウントとして用いられる場合において、エンジンやトランスミッションなどへの取付け前であって、組み付けられる前の状態を示す斜視図である。
図1における防振装置を拡大して示す斜視図である。
(a)は図1及び図2の防振装置を構成する第1マウントブラケットとサイドストッパプレートとが組み付けられた状態を示す斜視図、(b)は(a)の第1マウントブラケットとサイドストッパプレートとが組み付けられる前の状態を示す斜視図である。
(a)は本発明の第1実施形態に係る防振装置が組み付けられた状態において、第1マウントブラケットの筒状部の軸方向開口端、第2マウントブラケットの懸架アーム及びサイドストッパプレートの位置関係を示す概略図、(b)は外部荷重が掛かった場合に、サイドストッパプレートの裏面側基本リブ及び表面側リブとそのプレート部分が変形した状態を示す概略図である。
(a)は本発明の第2実施形態に係る防振装置が組み付けられた状態において、第1マウントブラケットの筒状部の軸方向開口端、第2マウントブラケットの懸架アーム及びサイドストッパプレートの位置関係を示す概略図、(b)は外部荷重が掛かった場合に、サイドストッパプレートの裏面側基本リブ、表面側リブ及び追加リブとそのプレート部分が変形した状態を示す概略図である。

実施例

0019

以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。

0020

[第1実施形態]
図1図4は、本発明の第1実施形態に係る防振装置1を示すものである。この防振装置1は、図1に示すように、自動車に搭載された振動発生部であるエンジン2を振動受部である車体側のサイドメンバ(図示せず)などに取付けて支持するためのエンジンマウントとして用いられるものである。
このため、本発明の実施形態に係る防振装置1は、図1図4に示すように、車体(振動受部)側に取付けられる第1マウントブラケット3と、エンジン(振動発生部)2側に取付けられる第2マウントブラケット4と、これら第1マウントブラケット3及び第2マウントブラケット4に関連して配設される弾性体のサイドストッパプレート5とを備えており、車体側の第1マウントブラケット3に後述の振動吸収体を介して第2マウントブラケット4を連結することによってエンジン2を懸架するように構成されている。

0021

本実施形態の第1マウントブラケット3は、図1図3に示すように、車両前後方向の位置に円形状(四角形状でも良い)の軸方向開口端部6aを有する横置きの円筒部(筒状部)6と、車体側にボルト締めで固定される下面部7aを間に置いて起立させた対向壁7bを有する車両幅方向支持片7とを備えており、円筒部6は、中間部分を支持片7の対向壁7bの上部に挟持させて固着することにより、水平方向に配置された状態で支持されている。そして、支持片7の下面部7aの前後には、ボルト8を差し込むボルト孔9が穿設されている。
また、円筒部6の内部の空洞には、軸方向及び径方向へ変形可能な弾性体である振動吸収体(マウントゴム)10が収納配置され、軸周りに回動可能に懸架されている。このため、振動吸収体10は、ケーシング11内に嵌入されており、振動吸収体10の中央には、水平方向に延在する支持軸12を貫通して配置する貫通孔13が設けられている。また、振動吸収体10の両側端面には、サイドストッパプレート5を保持するボス部10aが設けられている。

0022

一方、本実施形態の第2マウントブラケット4は、図1及び図2に示すように、エンジン2の上部にボルト締めで固定される平坦面形状基体部14と、該基体部14の前後端からそれぞれ斜め下方に延びるように一体形成された懸架アーム15とを備えている。
基体部14は、前後に位置する懸架アーム15の間に第1マウントブラケット3の円筒部6を配置できるような長さで水平方向に延在して形成されており、中間部分には、エンジン2側に設けられ、上端ネジ部がナット16aと螺合する2本のボルト16と、エンジン2に締結する1本のボルト17を挿入する3つの挿入孔18が前後方向に間隔を開けて穿設されている。
懸架アーム15は、基体部14の前後端の両側に設けられ、振動吸収体10を収納した第1マウントブラケット3の円筒部6を連結して懸架するものである。このため、各懸架アーム15の先端部には、振動吸収体10の貫通孔13を挿通させる支持軸12を通す軸孔19が対向して穿設されている。懸架アーム15の一方の軸孔19から入れて他方の軸孔19より突出した支持軸12は、先端のネジ部にナット20が螺合して固定されるようになっている。また、懸架アーム15の対向する内壁面は、サイドストッパプレート5と当接するために、平坦な平面形状に形成されている。

0023

本実施形態のサイドストッパプレート5は、図1図4に示すように、第1マウントブラケット3の円筒部6の両側に位置する軸方向開口端部6aに対応してそれぞれ設けられるストッパであり、第1マウントブラケット3の円筒部6と第2マウントブラケット4の懸架アーム15との間に配設されている。そのため、サイドストッパプレート5は、軸方向開口端部6aの周囲を覆うことが可能な大きさの円盤形状に形成され、その中央部にはボス孔21が穿設されており、該ボス孔21を振動吸収体10のボス部10aに入れることによって保持されるようになっている。

0024

また、第1マウントブラケット3の円筒部6側に位置するサイドストッパプレート5のプレート部分5aの表面には、図2図4に示すように、第1マウントブラケット3の円筒部6の軸方向開口端部6aに当接することが可能な複数本(少なくとも3本以上)の表面側基本リブ22が一体的に形成されており、これら表面側基本リブ22は、円筒部6の軸心方向への外部荷重が掛かったときに、変形できるように構成されている。
表面側基本リブ22は、軸心を中心にして片側半分で少なくとも3本が周方向に間隔を開けながら放射状に配置され、第1マウントブラケット3の円筒部6の軸方向開口端部6aと交差する方向に沿って延びている。しかも、表面側基本リブ22は、先端部が円筒部6の軸方向開口端部6aと当接する突出長さで、断面略三角形状に形成されている。

0025

一方、本実施形態のサイドストッパプレート5のプレート部分5aの裏面には、図2図4に示すように、先端部が第2マウントブラケット4の懸架アーム15に当接する複数本(少なくとも2本以上)裏面側基本リブ22aが一体的に形成されている。これら裏面側基本リブ22aは、表面側基本リブ22と同様の形状、大きさ、機能等を有しており、円筒部6の軸心方向への外部荷重が懸架アーム15に掛かったときに、変形できるように構成されている。すなわち、裏面側基本リブ22aは、先端部が第2マウントブラケット4の懸架アーム15と当接する突出長さで、断面略三角形状に形成されている。
また、裏面側基本リブ22aは、表面側基本リブ22と表面側基本リブ22との間に配置され、かつ表面側基本リブ22と同方向で第1マウントブラケット3の円筒部6の軸方向開口端部6aと交差する方向に沿って延びており、片側半分で少なくとも2本が軸心を中心にして周方向に間隔を開けながら放射状に配置されている。そして、表面側基本リブ22と裏面側基本リブ22aとは、円筒部6の軸方向開口端6aと交差する部分で、サイドストッパプレート5の厚み方向で互いに重ならない位置に配置されている。

0026

さらに、本実施形態の表面側基本リブ22及び裏面側基本リブ22aは、第1マウントブラケット3の円筒部6の軸方向開口端部6aへの第2マウントブラケット4の荷重方向(図4中の矢印F方向)に対して対称形となるように配置されている。このような配置によって、外部から第1マウントブラケット3の円筒部6へ向かう荷重が第2マウントブラケット4の懸架アーム15に掛かった場合に、サイドストッパプレート5に形成した表面側基本リブ22及び裏面側基本リブ22aのそれぞれが同じ割合で荷重を受けて変形するように構成されている。

0027

次に、本発明の第1実施形態に係る防振装置1を組み付けて、車体(図示せず)及びエンジン2に取付ける手順の一例について説明する。
まず、図3(b)に示すように、ケーシング11内に入れられた振動吸収体10を一方の軸方向開口端部6aから支持片7の対向壁7bに固着した第1マウントブラケット3の円筒部6内に挿入して収納する。次いで、表面側基本リブ22を形成したプレート部分5aの表面を軸方向開口端部6a側に向けながら、サイドストッパプレート5を外方から軸方向開口端部6a及び振動吸収体10の外側に被せ、ボス孔21をボス部10aに入れることによってサイドストッパプレート5を振動吸収体10に保持する(図3(a)参照)。この状態で、図1及び図2に示すように、第1マウントブラケット3の円筒部6及びサイドストッパプレート5を第2マウントブラケット4の懸架アーム15の間に配置し、支持軸12を懸架アーム15の一方の軸孔19から入れて振動吸収体10の貫通孔13及びサイドストッパプレート5のボス孔21を通して懸架アーム15の他方の軸孔19から出し、先端のネジ部にナット20を締結すれば、第2マウントブラケット4は、第1マウントブラケット3に軸周りに回動可能に懸架された状態で連結され、防振装置1が組み付けられることになる。
その後、基体部14の挿入孔18をエンジン2側のボルト16に通しながら基体部14をエンジン2の上部の所定位置に載せてナット16aを締結するとともに、ボルト17を上方から螺入させて締め付けることにより、第2マウントブラケット4をエンジン2側に固定する。また、支持片7を車体側の所定位置にセットし、ボルト8を下面部7aのボルト孔9に差し込んで締め付けることにより、第1マウントブラケット3を車体側に取付ければ、エンジン2の上部が防振装置1を介して車体に取付けられることになる。

0028

このように構成された本発明の第1実施形態に係る防振装置1では、図1に示すように、エンジン2から矢印X方向の振動が小さな荷重で入力されると、図4の矢印F方向への荷重となってサイドストッパプレート5が第2マウントブラケット4の懸架アーム15により押圧され、裏面側基本リブ22aの先端部が弾性変形するとともに、第1マウントブラケット3の円筒部6の軸方向開口端部6aに交差している表面側基本リブ22の先端部が局所的に弾性変形し、プレート部分5aも歪む。この弾性変形などによって当該荷重が吸収され、入力された振動が減衰されることになる。
また、これよりも大きな荷重(例えば、アイドリング変動、クランキング振動等)が矢印X方向へ入力されると、サイドストッパプレート5が第2マウントブラケット4の懸架アーム15により更に押圧され、表面側基本リブ22のプレート部分5aが第1マウントブラケット3の円筒部6の軸方向開口端部6aに接触して裏面側基本リブ22aのプレート部分5aよりも大きく変形し、第2マウントブラケット4の懸架アーム15に当接する。そのため、これら表面側基本リブ22、裏面側基本リブ22a及び表面側基本リブ22のプレート部分5aの弾性変形によって当該荷重が吸収され、入力された振動、揺動が減衰されることになる。

0029

さらに、上述したものよりも更に大きな荷重(例えば、急加速及び急減速による揺動等)が矢印X方向へ入力されると、サイドストッパプレート5が第2マウントブラケット4の懸架アーム15により更に押圧され、裏面側基本リブ22aのプレート部分5aも第1マウントブラケット3の円筒部6の軸方向開口端部6aに当接して変形する。そのため、これら表面側基本リブ22、裏面側基本リブ22a、及び基本リブ22,22aのプレート部分5aの弾性変形によって当該荷重が吸収され、入力された揺動が減衰されることになる。
そして、大きな揺動(例えば、アイドリングストップ、エンジン始動、急発進等)が矢印X方向へ入力されると、サイドストッパプレート5が第2マウントブラケット4の懸架アーム15により更に押圧され、表面側基本リブ22、裏面側基本リブ22a及びそのプレート部分5aを含むサイドストッパプレート5の全体が一体となって変形する。そのため、これら表面側基本リブ22、裏面側基本リブ22a、及び基本リブ22,22aのプレート部分5aの弾性変形によって当該揺動が吸収され、入力された揺動が減衰されることになる。
一方、エンジン2や車体から矢印Y方向(エンジン振動、車体揺動振動)の振動が入力されると、第1マウントブラケット3の円筒部6内の振動吸収体15が弾性変形するとともに、第2マウントブラケット4が支持軸12を中心にして回動する。この弾性変形や回動により、入力された振動が減衰されることになる。

0030

したがって、本発明の第1実施形態に係る防振装置1を自動車のエンジンマウント等として用いた場合には、振動発生部のエンジン2などからの振動、騒音などを効果的に低減させて振動受部の車体へ伝達するのを抑えることができ、エンジンストップ時及びエンジン始動時に発生するクランキング振動やスタータ反トルクによるエンジン2の車両前後方向の揺動を吸収できるとともに、大小どちらの外部荷重が掛かっても円滑に対応でき、振動吸収性能の向上を図ることができる。

0031

[第2実施形態]
図5は、本発明の第2実施形態に係る防振装置1aを示すものである。
この第2実施形態の防振装置1aにおけるサイドストッパプレート5のプレート部分5aの表面には、図5に示すように、第1マウントブラケット3の円筒部6の軸方向開口端部6aに当接することが可能な複数本(少なくとも2本以上)の追加リブ23が一体的に形成され、裏面側基本リブ22aと一致する箇所にそれぞれ設けられている。これら追加リブ23は、円筒部6の軸心方向への外部荷重が掛かったときに、変形できるように構成されている。
また、追加リブ23は、表面側基本リブ22と表面側基本リブ22との間に配置され、表面側基本リブ22と同方向であって、軸心を中心にして片側半分で少なくとも2本が周方向に間隔を開けながら放射状に配置されている。すなわち、追加リブ23も、第1マウントブラケット3の円筒部6の軸方向開口端部6aと交差する方向に沿って延びている。しかも、追加リブ23は、表面側基本リブ22の先端部の高さよりも低くなるように設定されており、サイドストッパプレート5に外部荷重が掛かり、表面側基本リブ22が円筒部6の軸方向開口端部6aによって変形した後に円筒部6の軸方向開口端部6aに当接する突出長さで、断面略台形状に形成されている。
さらに、本実施形態の表面側基本リブ22、裏面側基本リブ22a及び追加リブ23は、第1マウントブラケット3の円筒部6の軸方向開口端部6aへの第2マウントブラケット4の荷重方向(図4中の矢印F方向)に対して対称形となるように配置されている。
その他の構成は、上記第1実施形態と同様であり、同一の部材には同一の符号を付している。

0032

このように構成された本発明の第2実施形態に係る防振装置1aでは、図1に示すように、エンジン2から矢印X方向の振動が小さな荷重で入力されると、図6の矢印F方向への荷重となってサイドストッパプレート5の裏面側基本リブ22aが第2マウントブラケット4の懸架アーム15の平面部により押圧されて弾性変形するとともに、第1マウントブラケット3の円筒部6の軸方向開口端部6aに交差している表面側基本リブ22の接触部分が局所的に弾性変形する。これら基本リブ22,22aの弾性変形によって当該荷重が吸収され、入力された振動が減衰されることになる。
また、これよりも大きな荷重(例えば、クランキング振動等)が入力されると、サイドストッパプレート5が第2マウントブラケット4の懸架アーム15により更に押圧され、第1マウントブラケット3の円筒部6の軸方向開口端部6aに交差している追加リブ23が接触して沈み込み可能となり、局所的に弾性変形する。これら裏面側基本リブ22a、表面側基本リブ22及び追加リブ23の弾性変形によって当該荷重が吸収され、入力された振動が減衰されることになる。これら裏面側基本リブ22a、表面側基本リブ22及び追加リブ23が変形する際には、各リブの箇所でのプレート部分5aの変形も起こることになる。その他の作用効果は、上記第1実施形態と同様である。

0033

以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。

0034

例えば、既述の実施形態では、第1マウントブラケット3を車体側に取付け、第2マウントブラケット4をエンジン2側に取付けたが、第1マウントブラケット3をエンジン2側に取付け、第2マウントブラケット4を車体側に取付けるような構成であっても良い。
また、図1に示すように、既述の実施形態における第1マウントブラケット3及び第2マウントブラケット4に代えて、3つのマウントブラケット31,32,33を用いることにより、既述の実施形態の防振装置1,1aと同様の防振装置1bがトランスミッション30及び車体に取付けられている。中間マウントブラケット32の対向する起立壁が既述の実施形態の懸架アーム15に相当している。
さらに、既述の実施形態における第1マウントブラケット3及び第2マウントブラケット4に代えて、3つのマウントブラケット41,42,43を用いることにより、従来例と同一構造のサイドストッパプレート50を備えた防振装置100がエンジン2の中間部2a及び車体に取付けられていても良い。中間マウントブラケット42の対向する起立壁が既述の実施形態の懸架アーム15に相当している。

0035

1,1a,1b防振装置
2エンジン
3 第1マウントブラケット
4 第2マウントブラケット
5サイドストッパプレート
6円筒部(筒状部)
6a軸方向開口端部
7支持片
10振動吸収体
10aボス部
11ケーシング
12支持軸
13貫通孔
14基体部
15懸架アーム
19軸孔
20ナット
21ボス孔
22 表面側基本リブ
22a 裏面側基本リブ
23追加リブ
30トランスミッション
31,32,33 マウントブラケット

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