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技術 キダチハマグルマ(WedeliaBiflora)抽出物、トクサバモクマオウ(CasuarinaEquisetifolia)抽出物、およびその混合物を含むグルコース取込促進剤、並びにさらにそれらにノニの抽出物を含むグルコース取込促進剤

出願人 株式会社ハイマート高橋雅夫
発明者 高橋雅夫
出願日 2012年2月15日 (7年6ヶ月経過) 出願番号 2012-030924
公開日 2013年8月29日 (5年11ヶ月経過) 公開番号 2013-166720
状態 拒絶査定
技術分野 植物物質含有医薬 化合物または医薬の治療活性
主要キーワード 振動槽 蛍光液 モーター式 DS値 モクマオウ 化粧料用添加剤 加水分解水 抽出収率
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2013年8月29日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

本発明は、キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)抽出物トクサモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)抽出物、およびその混合物を含むグルコース込促進剤、並びにさらにそれらにノニ(Morinda citrifolia)の抽出物を加えたグルコース取込促進剤を提供する。

解決手段

キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)の抽出物、トクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)の抽出物、またはそれらの混合物

概要

背景

キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)は、キク科(Asteraceae)ハマグルマ属(Wedelia)のつる性年草であり、大隅半島部、南西諸島からアジア、アフリカ、オーストラリアなどの熱帯に広く自生する。

トクサモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)は、モクマオウ科モクマオウ属(Casuarinaceae)の針葉樹っぽいが葉を有する常緑高木であり、太平洋諸島からオーストラリアに広く自生する。

ノニヤエヤマアオキ:Morinda citrifolia)は、アカネ科(Rubiaceae)ヤエヤマアオキ属(Morinda)の常緑小高木であり、インドシア、インド、太平洋諸島、オーストリア東部、フィリピン、台湾、縄などに広く自生する。ノニの果実および葉は、糖尿病血圧降下免疫増強抗がん心臓病美容などの作用があるといわれている(非特許文献1〜3)。また、ノニ果実ジュース、ノニ果実抽出物ソフトカプセル、ノニ葉の等が市販されている。

グルコース代謝調節とは、血中グルコース濃度を調節する作用を意味する。グルコース込促進剤とは、血中グルコースの細胞への取込みを促進する作用を意味する。グルコース取込みは、糖尿病(Diabetes Mellitus:DM)のような疾患において重要な役割を果たしている。

糖尿病では、食後には、肝臓糖取り込みや、筋肉脂肪組織の糖取り込みが低下し、また、肝臓での糖新生が抑制されず、糖放出の抑制が低下するため、食後高血糖になる。

糖尿病の治療には、インスリンなどが使用されている。インスリンは、筋肉、脂肪組織において、グルコース(ブドウ糖)の細胞内への取り込みを促進し、また、肝臓においては、肝静脈へのブドウ糖放出(糖新生)を抑制し、血糖値を低下させ、血中グルコース濃度の調節に働いている。

概要

本発明は、キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)抽出物、トクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)抽出物、およびその混合物を含むグルコース取込促進剤、並びにさらにそれらにノニ(Morinda citrifolia)の抽出物を加えたグルコース取込促進剤を提供する。キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)の抽出物、トクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)の抽出物、またはそれらの混合物なし

目的

本発明は、キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)抽出物、トクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)抽出物、およびその混合物を含むグルコース取込促進剤、並びにさらにそれらにノニ(Morinda citrifolia)の抽出物を加えたグルコース取込促進剤を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)の抽出物トクサモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)の抽出物、またはそれらの混合物

請求項2

さらにノニ(Morinda citrifolia)の抽出物を含む、請求項1記載の抽出物。

請求項3

水またはエタノールにより抽出して得られる、請求項1または2に記載の抽出物。

請求項4

ノキダチハマグルマ(Wedelia Biflora)およびトクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)が、葉由来である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の抽出物。

請求項5

請求項1〜4のいずれか1項に記載の抽出物を含む、グルコース込促進剤

請求項6

請求項1〜4のいずれか1項に記載の抽出物または請求項5に記載のグルコース取込促進剤を含む、食品

請求項7

請求項1〜4のいずれか1項に記載の抽出物または請求項5に記載のグルコース取込促進剤を含む、化粧料

請求項8

請求項1〜4のいずれか1項に記載の抽出物または請求項5に記載のグルコース取込促進剤を含む、医薬

請求項9

血中グルコースの細胞への取込を促進することが有益な疾患もしくは障害処置するための、請求項8に記載の医薬。

請求項10

血中グルコースの細胞への取込を促進することが有益な疾患もしくは障害が、糖尿病である、請求項9に記載の医薬。

請求項11

請求項5に記載のグルコース取込促進剤、請求項6に記載の食品、請求項7に記載の化粧料、または請求項8〜10のいずれか1項に記載の医薬の製造のための、請求項1〜4のいずれか1項に記載の抽出物の使用。

請求項12

請求項1〜4のいずれか1項に記載の抽出物の有効量を、対象に投与することを含む、血中グルコースの細胞への取込を促進することが有益な疾患もしくは障害を処置する方法。

請求項13

キダチハマグルマ、トクサバモクマオウおよびノニからなる群から選択される少なくとも1つを抽出することを含む、請求項5に記載のグルコース取込促進剤、請求項6に記載の食品、請求項7に記載の化粧料、または請求項8〜10のいずれか1項に記載の医薬の製造方法。

技術分野

0001

本発明は、キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)抽出物トクサモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)抽出物、およびその混合物を含むグルコース込促進剤、並びにさらにそれらにノニ(Morinda citrifolia)の抽出物を加えたグルコース取込促進剤に関する。

背景技術

0002

キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)は、キク科(Asteraceae)ハマグルマ属(Wedelia)のつる性年草であり、大隅半島部、南西諸島からアジア、アフリカ、オーストラリアなどの熱帯に広く自生する。

0003

トクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)は、モクマオウ科モクマオウ属(Casuarinaceae)の針葉樹っぽいが葉を有する常緑高木であり、太平洋諸島からオーストラリアに広く自生する。

0004

ノニ(ヤエヤマアオキ:Morinda citrifolia)は、アカネ科(Rubiaceae)ヤエヤマアオキ属(Morinda)の常緑小高木であり、インドシア、インド、太平洋諸島、オーストリア東部、フィリピン、台湾、縄などに広く自生する。ノニの果実および葉は、糖尿病血圧降下免疫増強抗がん心臓病美容などの作用があるといわれている(非特許文献1〜3)。また、ノニ果実ジュース、ノニ果実抽出物のソフトカプセル、ノニ葉の等が市販されている。

0005

グルコース代謝調節とは、血中グルコース濃度を調節する作用を意味する。グルコース取込促進剤とは、血中グルコースの細胞への取込みを促進する作用を意味する。グルコース取込みは、糖尿病(Diabetes Mellitus:DM)のような疾患において重要な役割を果たしている。

0006

糖尿病では、食後には、肝臓糖取り込みや、筋肉脂肪組織の糖取り込みが低下し、また、肝臓での糖新生が抑制されず、糖放出の抑制が低下するため、食後高血糖になる。

0007

糖尿病の治療には、インスリンなどが使用されている。インスリンは、筋肉、脂肪組織において、グルコース(ブドウ糖)の細胞内への取り込みを促進し、また、肝臓においては、肝静脈へのブドウ糖放出(糖新生)を抑制し、血糖値を低下させ、血中グルコース濃度の調節に働いている。

先行技術

0008

Morinda citrifolia fruit juice augments insulin action in Sprague-Dawley rats with experimentally induced diabetes. Horsfall AU., et al., Nig Q Hosp Med. 2008 Jul-Sep;18(3):162-5
Morinda citrifolia Linn leaf extract possesses antioxidant activities and reduces nociceptive behavior and leukocyte migration. SerafiniMRet al., J Med Food. 2011 Oct;14(10):1159-66
Anti-proliferative and antioxidative activities of Thai noni/Yor (Morinda citrifolia Linn.) Leaf extract. Thani W., et al. Southeast Asian J Trop Med Public Health. 2010 Mar;41(2):482-9

発明が解決しようとする課題

0009

本発明は、キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)抽出物、トクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)抽出物、およびその混合物を含むグルコース取込促進剤、並びにさらにそれらにノニ(Morinda citrifolia)の抽出物を加えたグルコース取込促進剤を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0010

本発明者は、サモア島(サモア独立国)に自生または栽培されているハーブを鋭意研究し、キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)抽出物、トクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)抽出物、およびその混合物に、細胞へのグルコース取り込みを促進する作用があることを見出した。さらにそれらにノニ(Morinda citrifolia)の抽出物を加えると細胞へのグルコース取り込み作用が増強されることを見出し、本発明を完成した。

0011

よって、
(1)本発明は、キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)の抽出物、トクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)の抽出物またはそれらの混合物に関する。
(2)本発明は、さらにノニ(Morinda citrifolia)の抽出物を含む、上記(1)記載の抽出物に関する。
(3)本発明は、水またはエタノールにより抽出して得られる、上記(1)または(2)に記載の抽出物に関する。
(4)本発明は、ノキダチハマグルマ(Wedelia Biflora)およびトクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)が、葉由来である、上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の抽出物に関する。
(5)本発明は、上記(1)〜(4)のいずれか1つに記載の抽出物を含む、グルコース取込促進剤に関する。
(6)本発明は、上記(1)〜(4)のいずれか1つに記載の抽出物または上記(5)に記載のグルコース取込促進剤を含む、食品に関する。
(7)本発明は、上記(1)〜(4)のいずれか1つに記載の抽出物または上記(5)に記載のグルコース取込促進剤を含む、化粧料に関する。
(8)本発明は、上記(1)〜(4)のいずれか1つに記載の抽出物または上記(5)に記載のグルコース取込促進剤を含む、医薬に関する。
(9)本発明は、血中グルコースの細胞への取込を促進することが有益な疾患もしくは障害処置するための、上記(8)に記載の医薬に関する。
(10)本発明は、血中グルコースの細胞への取込を促進することが有益な疾患もしくは障害が、糖尿病である、上記(9)に記載の医薬に関する。
(11)本発明は、上記(5)に記載のグルコース取込促進剤、上記(6)に記載の食品、上記(7)に記載の化粧料、または上記(8)〜(10)のいずれか1つに記載の医薬の製造のための、上記(1)〜(4)のいずれか1つに記載の抽出物の使用に関する。
(12)本発明は、上記(1)〜(4)のいずれか1つに記載の抽出物の有効量を、対象に投与することを含む、血中グルコースの細胞への取込を促進することが有益な疾患もしくは障害を処置する方法に関する。
(13)本発明は、キダチハマグルマ、トクサバモクマオウおよびノニからなる群から選択される少なくとも1つを抽出することを含む、上記(5)に記載のグルコース取込促進剤、上記(6)に記載の食品、上記(7)に記載の化粧料、または上記(8)〜(10)のいずれか1つに記載の医薬の製造方法に関する。

発明の効果

0012

驚くべきことに、本発明は、キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)抽出物、トクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)抽出物、およびその混合物に、細胞へのグルコース取り込みを促進する作用があることを見出した。さらにそれらにノニ(Morinda citrifolia)の抽出物を加えると細胞へのグルコース取り込み作用が増強されることを見出した。

図面の簡単な説明

0013

ヒラメ筋におけるグルコース取り込みに及ぼす抽出物(100、50μg/ml) の影響。Control:いかなる試験試料もインスリンも入れていないコントロールを示す。Insulin:インスリン(最終濃度10ng/ml、正のコントロール)を入れたことを示す。No.1-100:キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)の水抽出物(最終濃度100μg/ml)を示す。No.1-50:キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)の水抽出物(最終濃度50μg/ml)を示す。No.2-100:キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)のエタノール抽出物(最終濃度100μg/ml)を示す。No.2-50:キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)のエタノール抽出物(最終濃度50μg/ml)を示す。No.3-100:トクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)の水抽出物(最終濃度100μg/ml)を示す。No.3-50:トクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)の水抽出物(最終濃度50μg/ml)を示す。No.4-100:トクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)のエタノール抽出物(最終濃度100μg/ml)を示す。No.4-50:トクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)のエタノール抽出物(最終濃度50μg/ml)を示す。No.5-100:キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)とトクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)の混合物の水抽出物(最終濃度100μg/ml)を示す。No.5-50:キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)とトクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)の混合物の水抽出物(最終濃度50μg/ml)を示す。No.6-100:キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)とトクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)の混合物のエタノール抽出物(最終濃度100μg/ml)を示す。No.6-50:キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)とトクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)の混合物のエタノール抽出物(最終濃度100μg/ml)を示す。
ラット肝細胞におけるグルコース取り込みに及ぼすサンプル1〜6(100μg/ml) の作用。Control:いかなる試験試料もインスリンも入れていないコントロールを示す。Insulin:インスリン(最終濃度10ng/ml、正のコントロール)を入れたことを示す。サンプル1:キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)の水抽出物(最終濃度100μg/ml)を示す。サンプル2:キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)のエタノール抽出物(最終濃度100μg/ml)を示す。サンプル3:トクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)の水抽出物(最終濃度100μg/ml)を示す。サンプル4:トクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)のエタノール抽出物(最終濃度100μg/ml)を示す。サンプル5:キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)とトクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)の混合物の水抽出物(最終濃度100μg/ml)を示す。サンプル6:キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)とトクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)の混合物のエタノール抽出物(最終濃度100μg/ml)を示す。
ラット脂肪細胞におけるグルコース取り込みに及ぼす抽出物(100μg/ml) の影響。Control:いかなる試験試料もインスリンも入れていないコントロールを示す。Insulin:インスリン(最終濃度10ng/ml、正のコントロール)を入れたことを示す。サンプル1:キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)の水抽出物(最終濃度100μg/ml)を示す。サンプル2:キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)のエタノール抽出物(最終濃度100μg/ml)を示す。サンプル3:トクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)の水抽出物(最終濃度100μg/ml)を示す。サンプル4:トクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)のエタノール抽出物(最終濃度100μg/ml)を示す。サンプル5:キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)とトクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)の混合物の水抽出物(最終濃度100μg/ml)を示す。サンプル6:キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)とトクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)の混合物のエタノール抽出物(最終濃度100μg/ml)を示す。
ラットヒラメ筋におけるグルコース取り込みに及ぼすトクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)抽出物+ノニ(Morinda citrifolia)抽出物の影響。Control:いかなる試験試料もインスリンも入れていないコントロールを示す。Insulin:インスリン(最終濃度10ng/ml、正のコントロール)を入れたことを示す。サンプル1:ノニ(Morinda citrifolia)の水抽出物(最終濃度1mg/ml)を示す。サンプル2:ノニ(Morinda citrifolia)のエタノール抽出物(最終濃度1mg/ml)を示す。サンプル3:ノニ(Morinda citrifolia)の水抽出物(最終濃度1mg/ml)とトクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)のエタノール抽出物(最終濃度100μg/ml)の混合物を示す。
脂肪細胞におけるグルコース取り込みに及ぼすキダチハマグルマ(Wedelia Biflora)とトクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)の混合抽出物+ノニ(Morinda citrifolia)のエタノール抽出物の影響。Control:いかなる試験試料もインスリンも入れていないコントロールを示す。Insulin:インスリン(最終濃度10ng/ml、正のコントロール)を入れたことを示す。サンプル1:キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)とトクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)の混合物の水抽出物(最終濃度100μg/ml)を示す。サンプル2:キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)とトクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)の混合物のエタノール抽出物(最終濃度100μg/ml)を示す。サンプル3:キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)とトクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)の混合物のエタノール抽出物(最終濃度100μg/ml)+ノニ(Morinda citrifolia)のエタノール抽出物(最終濃度100μg/ml)の混合物を示す。サンプル4:キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)とトクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)の混合物の水抽出物(最終濃度100μg/ml)+ノニ(Morinda citrifolia)のエタノール抽出物(最終濃度100μg/ml)の混合物を示す。

0014

キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)は、キク科(Asteraceae)ハマグルマ属(Wedelia)のつる性多年草を意味する。キダチハマグルマは、草全体である。好ましくは、、葉である。キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)は、サモアの栽培者収穫者等より入手できる。

0015

トクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)は、モクマオウ科モクマオウ属(Casuarinaceae)の常緑高木を意味する。トクサバモクマオウは、木全体である。好ましくは、葉である。トクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)は、インドネシア、マレーシア、サモアの栽培者、収穫者等より入手できる。

0016

ノニ(ヤエヤマアオキ:Morinda citrifolia)は、アカネ科(Rubiaceae)ヤエヤマアオキ属(Morinda)の常緑小高木を意味する。ノニは、木全体である。好ましくは、果実、葉である。ノニ(ヤエヤマアオキ:Morinda citrifolia)は、サモア、タヒチ、沖縄の栽培者、収穫者等より入手できる。

0017

キダチハマグルマ、トクサバモクマオウおよびノニは、乾燥されることが好ましい。乾燥は、限定されないが、10重量%以下、好ましくは5重量%以下の水分含量を有する。 乾燥は、任意の方法(例えば、天日乾燥加熱乾燥真空乾燥凍結乾燥等)により脱水・乾燥することにより得ることができる。乾燥は、破砕されて破砕物粉末の形態にあるものが好ましい。

0018

抽出は、限定されないが、溶媒を用いて成される。溶媒は、好ましくは、水、有機溶媒超臨界CO2を用いることができる。より好ましくは、水またはエタノールである。エタノールは、エタノールを含む溶媒であれば限定されないが、水性エタノール(水とエタノールの混合液)または100容量%エタノール(無水エタノール)が好ましい。水性エタノールは、100容量%未満、好ましくは96容量%〜10容量%、より好ましくは80容量%〜30容量%エタノールである。

0019

キダチハマグルマ、トクサバモクマオウおよびノニの溶媒による抽出は、キダチハマグルマ、トクサバモクマオウおよびノニそれぞれに溶媒を加えた後、攪拌することにより行う。

0020

溶媒が水またはエタノールである場合、溶媒の温度は、限定されないが、10℃〜40℃、好ましくは15℃〜30℃、より好ましくは20℃〜25℃である。

0021

キダチハマグルマ、トクサバモクマオウおよびノニからなる群から選択される少なくとも2つの抽出混合物は、各抽出物を混合しても、キダチハマグルマ、トクサバモクマオウおよびノニからなる群から選択される少なくとも2つを混合後に、溶媒により抽出して調製しても良い。キダチハマグルマ、トクサバモクマオウおよびノニの混合比率は、限定されないが、重量比で、キダチハマグルマ(抽出物):トクサバモクマオウ(抽出物)が、好ましくは1:100〜100:1、より好ましくは1:10〜10:1であり、キダチハマグルマ(抽出物)および/またはトクサバモクマオウ(抽出物):ノニ(抽出物)が、好ましくは1:100〜100:1、より好ましくは1:10〜10:1である。

0022

抽出時間は、限定されないが、5分〜72時間、好ましくは60分〜48時間、より好ましくは120分〜36時間である。

0023

抽出は、限定されないが、1回又は2回以上行うことができる。抽出は、限定されないが、攪拌しながら行うことが好ましい。攪拌方法は、限定されないが、マグネチックスターラー攪拌子組合せ、又は、モーター式撹拌機を用いることが好ましい。攪拌速度は、限定されないが、100〜600rpm、好ましくは、200〜500rpmである。

0024

抽出におけるキダチハマグルマ、トクサバモクマオウおよびノニに対する溶媒の使用量は、限定されないが、キダチハマグルマ、トクサバモクマオウおよびノニの乾燥物100重量部に対して、溶媒を300重量部以上、好ましくは、500〜2000重量部、より好ましくは750〜1500重量部である。

0025

溶媒での抽出後、溶媒と固体残渣とに分離し、溶媒抽出液を得る。分離方法は、限定されないが、ろ過又は遠心分離が好ましい。

0026

溶媒抽出液のろ過は、限定されないが、ろ膜(ナイロンメッシュろ紙など)、ろ過器ヌッチェろ過器、ブフナー漏斗など)などを用いることが好ましい。

0027

ろ過の孔サイズは、限定されないが、500〜1μm、好ましくは、300〜10μm、より好ましくは100〜50μmである。

0028

ろ過方法は、限定されないが、自然落下、加圧ろ過減圧吸引)ろ過などが挙げられる。ろ過は、1回以上に行っても良い。

0029

ろ液は、限定されないが、濃縮することが好ましい。減圧下で濃縮することがより好ましい。濃縮は、限定されないが、2倍濃縮以上、好ましくは3倍濃縮以上、より好ましくは乾固である。

0030

抽出物とは、上記の、キダチハマグルマ、トクサバモクマオウおよびノニを溶媒により抽出し、固体残渣を分離して得られる抽出液またはその濃縮物を意味する。

0031

キダチハマグルマ、トクサバモクマオウおよびノニの抽出物は、限定されないが、食品、化粧料、医薬であっても良い。また、食品用添加剤化粧料用添加剤医薬用添加剤であっても良い。同様に、キダチハマグルマ、トクサバモクマオウおよびノニの抽出物を含む組成物は、限定されないが、食品、化粧料、医薬であっても良い。また、食品用添加剤、化粧料用添加剤、医薬用添加剤であっても良い。
よって、キダチハマグルマ、トクサバモクマオウおよびノニからなる群から選択される少なくとも1つの抽出物は、食品、食品用添加剤、化粧料、化粧料用添加剤、医薬、医薬用添加剤の製造のために用いることができる。

0032

組成物中のキダチハマグルマ、トクサバモクマオウおよびノニの溶媒抽出物の量は、限定されないが、0.1〜99.9重量%、好ましくは1〜99重量%である。残りの部分は、慣用担体賦形剤、または添加剤等である。

0033

組成物は、さらに慣用の担体、賦形剤、または添加剤等を含んでもよい。よって、本発明は、キダチハマグルマ、トクサバモクマオウおよびノニからなる群から選択される少なくとも1つの抽出物と、担体、賦形剤または添加剤を混合することを含む、組成物の製造方法を含む。
慣用の担体、賦形剤、または添加剤等には、溶媒、植物油鉱油脂肪油流動パラフィン緩衝剤保存剤湿潤剤キレート剤抗酸化剤安定化剤乳化剤懸濁化剤ゲル形成剤軟膏基剤坐剤基剤浸透促進剤芳香剤甘味料着色料香料および皮膚保護剤などが挙げられる。

0034

溶媒には、水、アルコール、BG(1,3−ブチレングリコール)、ポリエチレングリコールプロピレングリコールグリセロール液体ポリアルキルシロキサンおよびそれらの混合物などが挙げられるが、これらに限定されることはない。

0035

植物油には、アーモンド油、ヒマシ油カカオ脂ココナツ油、トウモロコシ油綿実油亜麻仁油オリーブ油パーム油落花生油ケシの実油、菜種油ゴマ油ダイズ油ヒマワリ油小麦胚芽油米油および茶の実油およびそれらの混合物などが挙げられるが、これらに限定されることはない。これら食用油は、市販のものであっても自分で調製したものであっても良い。好ましくは、オリーブ油である。

0036

緩衝剤には、クエン酸酢酸酒石酸乳酸リン酸水素ジエチルアミンおよびそれらの混合物などが挙げられるが、これらに限定されることはない。
湿潤剤には、グリセリン、プロピレングリコール、ペンチレングリコールソルビトール、乳酸、尿素、BG(1,3−ブチレングリコール)、ダイズステロールおよびそれらの混合物などが挙げられるが、これらに限定されることはない。

0037

キレート剤には、EDTAナトリウム、クエン酸およびそれらの混合物などが挙げられるが、これらに限定されることはない。

0038

抗酸化剤には、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、アスコルビン酸およびその誘導体、α−、β−、γ−、δ−トコフェロール(tocopherol)およびその誘導体、α−、β−、γ−、δ−トコトリエノール(tocotrienol)およびその誘導体、システインならびにそれらの混合物などが挙げられるが、これらに限定されることはない。

0039

乳化剤には、天然ゴム(例えば、アカシアゴム)、トラガカントゴムキサンタンガム天然ホスファチド(例えば、ダイズレシチン);モノオレイン酸ソルビタン誘導体;羊毛脂羊毛アルコールソルビタンエステルモノグリセリド脂肪アルコール(例えばベヘニルアルコール);脂肪酸エステル(例えばトリカプリルカプリン酸グリセリルステアリン酸グリセリル(SE)のような脂肪酸トリグリセリド);およびそれらの混合物などが挙げられるが、これらに限定されることはない。

0040

懸濁化剤には、セルロースおよびその誘導体(例えばカルボキシメチルセルロースヒドロキシエチルセルロースヒドロキシプロピルセルロースヒドロキシプロピルメチルセルロースなど)、カラゲナン、アカシアゴム、アラビアゴムトラガカントおよびそれらの混合物などが挙げられるが、これらに限定されることはない。

0041

ゲル基剤および増粘成分には、流動パラフィン、ポリエチレン、脂肪油、コロイドシリカまたはアルミニウム亜鉛セッケン、グリセロール、プロピレングリコール、トラガカント、カルボキシビニルポリマーケイ酸マグネシウム−アルミニウム、親水性ポリマー(例えば、デンプン、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースおよび他のセルロース誘導体などのセルロース誘導体)、水膨潤性親水コロイド、カラゲナン、ヒアルロン酸塩(例えば、塩化ナトリウムを選択的に含むヒアルロン酸ゲル)、アルギン酸エステル(例えば、アルギン酸プロピレングリコール)およびそれらの混合物などが挙げられるが、これらに限定されることはない。

0042

軟膏基剤には、蜜蝋パラフィンセタノールパルミチン酸セチルセテアリルアルコールステアリン酸ポリグリセリル−10、ステアリン酸、ステアリン酸PEG−150、植物油、脂肪酸のソルビタンエステル、ポリエチレングリコール、脂肪酸のソルビタンエステルと酸化エチレンとの間の縮合生成物(例えば、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン)およびそれらの混合物などが挙げられるが、これらに限定されることはない。

0043

疎水性軟膏基剤には、パラフィン、植物油、動物脂、合成グリセリド、ろう、ラノリン、液体ポリアルキルシロキサンおよびそれらの混合物などが挙げられるが、これらに限定されることはない。

0044

親水性軟膏基剤には、固体マクロゴール(ポリエチレングリコール)などが挙げられるが、これに限定されることはない。さらに、慣用の担体、賦形剤、または添加剤等には、スクワランレシチン水添レシチンテトラキシルデカン酸アスコルビルアラントイングリチルリチン酸2K、グリコシルトレハロース加水分解水添デンプン、加水分解コラーゲンバラエキスジメチコンカプリリルグリコールベタインステアロイルグルタミン酸Na、ノバラ油バチルアルコールハイドロプロキシプロリンなどが挙げられる。

0045

グルコース取込促進作用とは、インスリンと同様な、グルコースの細胞への取込みを促進する作用を意味する。グルコース取込促進剤とは、グルコース取込促進を有する組成物を意味する。グルコース取込促進剤は、食品、化粧料、医薬であっても良い。

0046

グルコース取込を促進することが有益な疾患もしくは障害とは、グルコースの細胞への取込みを促進することにより、疾患もしくは障害の進行が抑制されたり、または症状が改善もしくは軽減されたりする疾患もしくは障害を意味し、例えば、糖尿病、肥満脂肪肝高脂血症動脈硬化症などが挙げられる。好ましくは、糖尿病である。

0047

糖尿病は、血糖値やヘモグロビンA1c値が一定の基準を超えている場合を指す。2010年7月の日本糖尿病学会の診断基準は、空腹時血糖(mg/dl)126以上 75gOGTT2時間後血糖(mg/dl)200以上随時血糖値(mg/dl)200以上HbA1c(%)6.5%以上(JDS値では6.1%以上)である。

0048

糖尿病には、1型糖尿病および2型糖尿病が挙げられるが、糖尿病の高血糖は、目、腎臓を含む体中の様々な臓器に重大な傷害を及ぼす。糖尿病には、糖尿病性網膜症糖尿病性腎症糖尿病性神経障害妊娠糖尿病なども含まれる。

0049

肥満とは、正常な状態に比べて体重が多い状態、あるいは体脂肪が過剰に蓄積した状態を意味する。例えば、成人においては、BMI25以上が肥満とされるが、基準は、改定されるので、改定された基準が採用されても良い。また、肥満には、BMIが正常値であっても、腹腔内臓器の周囲に脂肪が貯まる内臓脂肪型肥満も含まれる。

0050

高脂血症には、高コレステロール血症、高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症、高トリグリセリド血症(高TG血症)が含まれる。

0051

高コレステロール血症は、血液中総コレステロール値が高い(例えば、220mg/dL以上)タイプの脂質異常症を意味するが、基準は、改定されるので、改定された基準が採用されても良い。

0052

高LDLコレステロール血症は、コレステロールの担体である低比重リポ蛋白(LDL)が血液中に多く存在する(例えば、140mg/dL以上)タイプの脂質異常症を意味するが、基準は、改定されるので、改定された基準が採用されても良い。

0053

低HDLコレステロール血症は、血液中の高比重リポ蛋白HDL)が少ない(例えば、40mg/dL未満)タイプの脂質異常症を意味するが、基準は、改定されるので、改定された基準が採用されても良い。

0054

高トリグリセリド血症(高TG血症)は、血液中にトリグリセリドが多く存在する(例えば、150mg/dL以上)タイプの脂質異常症を意味するが、基準は、改定されるので、改定された基準が採用されても良い。

0055

脂肪肝とは、肝臓に脂肪が蓄積した状態を指す。例えば、脂肪滴をもつ肝細胞数が、肝細胞の総数の3分の1以上に現れるようになった状態を指すが、基準は、改定されるので、改定された基準が採用されても良い。脂肪肝には、単純性脂肪肝、アルコール性脂肪肝非アルコール性脂肪肝などが含まれる。

0056

動脈硬化症とは、動脈肥厚硬化した状態を指す。動脈硬化症には、アテローム性動脈硬化細動脈硬化などが含まれる。

0057

処置には、予防および治療が含まれる。治療とは、既に発症している疾患もしくは障害の進行を抑制したり、または症状を改善もしくは軽減することを意味する。また、予防とは、疾患もしくは障害の発症を防ぐことまたは遅らせることを意味する。

0058

処置の対象は、哺乳動物、例えば、ヒト、等の愛玩動物ウシブタニワトリ等の家畜動物であるが、特にヒトであることが望ましい。

0059

投与とは、全身投与局所投与であってよく、全身投与、局所投与、経皮投与舌下投与経口投与経腸投与筋肉内投与皮下投与静脈投与経鼻投与点眼などいずれの投与形態であってもよい。好ましくは、経口投与、静脈投与である。

0060

疾患もしくは障害を治療または予防するために有効な投与量は、疾患もしくは障害の程度、投与方法によって異なり、グルコース取込を促進するために有効な量であれば限定されないが、キダチハマグルマ、トクサバモクマオウおよびノニからなる群から選択される少なくとも1つの抽出物の量が、0.1〜1000mg/体重kg・日、好ましくは1〜500mg/体重kg・日、より好ましくは10〜100mg/体重kg・日である。

0061

キダチハマグルマ、トクサバモクマオウおよびノニからなる群から選択される少なくとも1つの抽出物は、これら疾患もしくは障害の治療や予防のための医薬の製造のために用いることができる。医薬の形態は、たとえば、クリーム下剤マッサジ油、溶液、懸濁液、ローション軟膏ゲル錠剤カプセル剤顆粒剤散剤シロップ剤坐剤を挙げることができる。好ましくは、溶液、懸濁液、錠剤、カプセル剤である。

0062

医薬は、薬学的に許容されうる上記担体、賦形剤または添加剤に加え、さらにグルコース取込促進作用を有する他の薬剤、例えば糖尿病薬を含んでもよい。

0063

本発明は、キダチハマグルマ、トクサバモクマオウおよびノニからなる群から選択される少なくとも1つの抽出物の有効量を哺乳動物に投与することを含む、グルコース取込を促進することが有益な疾患もしくは障害を伴う疾患もしくは障害を処置するための方法である。
本発明は、キダチハマグルマ、トクサバモクマオウおよびノニからなる群から選択される少なくとも1つを抽出することを含む、グルコース取込を促進することが有益な疾患もしくは障害を伴う疾患もしくは障害を処置する医薬の製造方法である。

0064

本発明について、以下の例によって更に説明する。ただし本発明は以下に示す例に限られたものではないことを理解されたい。

0065

葉の抽出
キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)の乾燥葉(サモア島の栽培業者より購入)、トクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)の乾燥葉(サモア島の栽培業者より購入)または、これら2つの植物の乾燥葉を1:1で混合したものに、蒸留水あるいは100容量%エタノールを加え、24時間室温で攪拌しながら抽出した。乾燥葉1gに対し、10mLの蒸留水あるいは100容量%エタノールを使用した。可溶化成分をろ過により不溶性残留物から分離し、乾燥させた後、収率を算出するために重量を測定した。

0066

葉抽出物の収率
収率を表1にまとめた。収率は、抽出溶媒として蒸留水を使用したほうが顕著に高いことは明らかである。収率がほぼ同じであったトクサバモクマオウ(Casuarina)を除き、水抽出物はエタノール抽出物よりも約6.1〜7.4倍になった。これは、アルコールで抽出した方が高い収率になるだろうと予想していたため、幾分か驚きであった。10%から13%の収率も予想よりもはるかに大きかった。これは、もしこの抽出手順が適切であるのなら、良好な回収率が期待できることを示唆する。

0067

このキダチハマグルマ(Wedelia Biflora)からの抽出収率とトクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)との混合物からの抽出収率はほぼ同じであった。しかしながら、トクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)自体の収率はわずかに低かった。

0068

0069

これら6つの抽出物それぞれについて、骨格筋のグルコース取り込みを上昇させる能力への影響、肝臓のグルコース取り込みや貯蔵を調節する能力への影響、脂肪細胞のグルコースの吸収や取り込みを調節する能力への影響を、以下で試験した。

0070

1.骨格筋におけるグルコースの取り込み
ラット(5週齢SDラット雄)のヒラメ筋を、Krebs− Hensleit Buffer(KHB)内で切開した。筋を縦に2つに裂き、KHBで洗浄した。筋片500mgを、それぞれ0.1%牛血清アルブミン含有DMEM9.8mLの入ったチューブに入れ、37℃で30分インキュベートした。その後、試験試料あるいはインスリン(正のコントロール)を、筋片の入ったチューブに加えた。また、いかなる試験試料もインスリンも入れていないコントロールのチューブも作製した。各チューブに0.5μCiのD−[U−14C]グルコースを加えた。各試料は少なくとも2重で分析を行った。インキュベーション振動槽で95%O2/5%CO2をバブリングしながら、37℃で2時間続けた。筋片を取り出し、洗浄した後、予め重量を測定した容器内に置き、送風乾燥機で乾燥した。は乾燥した筋片から摘出し、重量を測定した。100〜200mgであった。筋は10mlのNC溶解液四級水酸化アンモニウム類、アマーシャム社製)で溶解し、1mLを取り出し、蛍光液としてACS(アマーシャム社製)を使用した液体シンチレーションカウンターパッカード社製)で測定した。

0071

2.結果
骨格筋におけるグルコース取り込みへの影響
ヒラメ筋はラットから単離し、1.で述べたように、放射活性でラベルしたグルコースとともにインキュベートした。これに対する抽出物の作用を表2と図1に示した。

0072

表2の実験1では、キダチハマグルマ(Wedelia Biflora)の水またはエタノールのどちらの抽出物においても、わずかな促進(水抽出物50μg/ml:15.1%上昇、エタノール抽出物50μg/ml:23.9%上昇、エタノール抽出物100μg/ml:18.3%上昇)であった。これは両方の濃度(100μg/mlおよび50μg/ml)にあてはまる(表2と図1)。

0073

筋におけるグルコース取り込みに作用しうるキダチハマグルマ(Wedelia Biflora)の抽出可能物質はごくわずかであるように見受けられた。しかしながら、いかなる試験物質も加えなかった場合の筋におけるグルコース取り込みのレベルが相対的に高かった。また、インスリン(正のコントロール)も約16%の上昇しか誘導できなかった。4つの試験試料の作用は、わずかに抑制した100μg/mlの水抽出物を除き、10μg/mlのインスリン溶液(正のコントロール)と同程度であった。さらに、両方の抽出物において、低濃度(50μg/ml)での試験の方がより効果的であった。

0074

表2の実験2では、インスリン(正のコントロール)は非常に顕著な作用(164%上昇)を示した。しかしながら、トクサバモクマオウ(Casuarina)の水抽出物はどちらの濃度(100μg/mlおよび50μg/ml)においてもグルコース取り込みに対して作用を示さなかった。一方、エタノール抽出物は、顕著に刺激した(83.0%および53.7%上昇)。興味深いことに、ここでも低濃度の50μg/mlにおいてより効果的なようであった。また、エタノール抽出物の収率は水抽出物とほぼ同じであった(表1参照)

0075

表2の実験3の混合抽出の場合、水溶性物質はごくわずかな作用であった。高濃度(100μg/ml)において、わずかに抑制したが、低濃度(50μg/ml)においてこの作用は消失した。エタノール抽出物では100μg/mlにおいて作用は認められず、低濃度ではわずかに刺激した。

0076

トクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)のエタノール抽出物は骨格筋におけるグルコース取り込みの強い刺激物質であった。

0077

0078

肝細胞におけるグルコース取り込み
この実験に際し、肝細胞は新鮮なうちにSeglen法(Meth Cell Biology,(1976)13:29−83)に基づいて絶食胎児ラット(SDラット雄)の肝臓から単離した。

0079

細胞は、106あたり1mlのKrebs−Ringer bicarbonatbuffer(1%牛血清アルブミン(BSA)含有)で懸濁した。細胞は37℃、5%CO2/95%O2で2時間インキュベートした。細胞をPBSで洗浄し、グルコース非含有のPBS/1%BSAで再懸濁し、15分インキュベートした。培養液の一定量を除去し、試験試料またはインスリン(最終濃度10ng/ml)の100μlをウェル(106細胞/ウェル)に加えた。各試験試料はn=3で分析を行った。

0080

その後、14C−deoxy−glucose(0.4μCi/well)(グルコースの最終濃度は5mM)を加えた。37℃、5%CO2/95%O2で2時間インキュベートした後、細胞を氷冷PBS(10mMグルコース含有)で3回洗浄した。その後、細胞を0.5mlの0.5M水酸化ナトリウムで溶かした。そして0.5mlの0.5M塩酸を加え、可溶化した細胞の100μLを3.9mlのACS測定液に加え液体シンチレーションカウンターで測定した。測定は、n=3で行った。

0081

結果
6つの試験抽出物はグルコース取り込みにおいてほとんどの実験でわずかに作用を示した(表3と図2)。事実、両方の植物の水とエタノール抽出物の両方とも取り込みをわずかに上昇させたが、これらの上昇のどれも顕著ではなかった。

0082

しかしながら、非常に驚いたことに、2つの乾燥葉を混合し、抽出したときに水およびエタノール抽出物の両方(100μg/mlにおいて)とも約45%の刺激を生じた。これは、個々の葉の抽出物が高い作用を示さなかったことから、驚くべきことである。混合物の水抽出物だけが取り込みにおいて統計学有意差を示した。

0083

Wedelia BifloraとCasuarina Equisetifoliaの葉の混合物の水およびエタノール抽出物は、新鮮な単離肝細胞におけるグルコース取り込みの顕著な刺激物質であった。

0084

0085

脂肪細胞におけるグルコース取り込み
この実験に際し、脂肪細胞株3T3−L1を使用した。細胞は、106あたり1ml のDulbecco’s Modified Eagle’s Medium(DMEM)(10%牛胎児血清(FBS)含有)で懸濁し、平底96穴プレートに3ウェルずつ180μL加えた。

0086

試験試料は10%FBS含有DMEMで2mg/mlに調製し、平底の96ウェルプレートに3ウェルずつ10μL加えた。各ウェルに対し、DMEMに含ませた14C−glucoseを0.1μCi/10μL加えた。プレートは37℃、5%CO2/95%O2で2時間インキュベートした後、遠心分離をした。細胞は2度洗浄し、その後Hyamine hydroxideで溶解し、液体シンチレーションカウンターで測定した。
各3ウェルの放射線活性平均値を算出し、何ら試料を加えなかったコントロールのウェルと比較した。

0087

結果
肝細胞とは対照的に6つの抽出物すべて、脂肪細胞におけるグルコース取り込みにおいて顕著な上昇を認めた(表4と図3)。10ng/mlのインスリン溶液(正のコントロール)は取り込みを55%上昇させた。しかしながら、100μg/mlの抽出物は、これよりもさらに効果的であった。これは統計学的有意差があった。

0088

キダチハマグルマ(Wedelia)の水とエタノール抽出物の両方とも同様に効果的であり、それぞれ84%および74%の上昇を示した。トクサバモクマオウ(Casuarina)の水抽出物は2倍以上の上昇を示し、エタノール抽出物は69%の上昇を示した。

0089

混合物における水とエタノール抽出物の両方とも高い作用を示し、少なくとも2倍の上昇を示した。

0090

以上、表4に示すように、すべての抽出物は脂肪細胞におけるグルコース取り込みに対し、統計学的に有意な刺激作用を示した。

0091

6つの試験抽出物すべて、脂肪細胞におけるグルコース取り込みを上昇させることができた。100μg/mlにおいてすべての抽出物は10ng/mlのインスリン溶液よりも強力であった。

0092

0093

トクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)とノニ(Morinda citrifolia)の抽出物の混合
ノニ葉の水およびエタノール抽出物の、骨格筋におけるグルコース吸収への作用を測定した。また、トクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)のエタノール抽出物に、ノニ葉の水抽出物を加え、骨格筋におけるグルコース吸収への作用を測定した。

0094

ノニ(Morinda citrifolia)の乾燥葉(サモア島の栽培業者より購入)に、蒸留水あるいは100容量%エタノールを加え、24時間室温で攪拌しながら抽出した。乾燥葉1gに対し、10mLの蒸留水あるいは100容量%エタノールを使用した。可溶化成分をろ過により不溶性の残留物から分離し、乾燥させた。

0095

骨格筋におけるグルコース取り込みへの作用
ヒラメ筋はラットから単離し、実施例2の方法で述べたように放射活性でラベルしたグルコースとともにインキュベートした。ノニ(Morinda citrifolia)葉の水及びエタノール抽出物、および、トクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)のエタノール抽出物とノニ葉の水抽出物の混合物における作用を表5と図4に示した。

0096

結果
この実験でインスリン溶液(正のコントロール)は約20%グルコース取り込みを刺激した。1mg/mlにおいてノニ葉の水抽出物(表5のSample 1)は67%取り込みを刺激することができ、エタノール抽出物(表5のSample 2)も同程度刺激できた。

0097

トクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)のエタノール抽出物1重量部に対してノニ水抽出物10重量部の割合で混合(表5のSample 3)した場合、253.6%の上昇を生じた。これは統計学的有意差があった。

0098

ノニ葉の水およびエタノール抽出物の両方とも、筋におけるグルコース取り込みの促進作用は同程度であり、効果的であった。

0099

さらに、ノニの水抽出物をトクサバモクマオウ(Casuarina Equisetifolia)のエタノール抽出物と10:1の割合で混合したとき、取り込みはさらに2.54倍上昇した。これは、10μg/mlのインスリン溶液の約7.5倍の作用であったことを特記する。

0100

0101

脂肪細胞におけるグルコース取り込みへの作用
キダチハマグルマ(Wedelia)とトクサバモクマオウ(Casuarina)の葉の混合物における水およびエタノール抽出物は、脂肪細胞におけるグルコース取り込みの強い刺激物質であった(表4と図3)。これらをノニ葉のエタノール抽出物と混合し、その作用を試験した(表6と図5)。

0102

結果
キダチハマグルマ(Wedelia)とトクサバモクマオウ(Casuarina)の混合物の水およびエタノール抽出物は、高いレベルが認められた先行実験と比較して、細胞のグルコース取り込みへの刺激に対しわずかしか作用しなかった。なお、この実験においてインスリンの作用も先行実験よりも低かった。

0103

キダチハマグルマ(Wedelia)とトクサバモクマオウ(Casuarina)の混合抽出物の脂肪細胞におけるグルコース取り込み作用への作用がわずかであった場合においても、ノニのエタノール抽出物とキダチハマグルマ(Wedelia)とトクサバモクマオウ(Casuarina)の混合物のエタノール抽出物を同量混合したとき、取り込みは顕著に上昇した(193%上昇)。

0104

一方、キダチハマグルマ(Wedelia)とトクサバモクマオウ(Casuarina)の水抽出物と混合したとき、ノニのエタノール抽出物の作用は小さくなった(136%上昇)。とはいえ、ノニのエタノール抽出物の付加はキダチハマグルマ(Wedelia)とトクサバモクマオウ(Casuarina)の作用をさらに刺激できた。この実験において混合物の2つの抽出物(水抽出物とエタノール抽出物)が同様の作用を有していたことは幾分か驚きであった。

0105

これらは、10ng/mlのインスリン溶液の作用と比較してきわめて顕著であった。

0106

以下の配合で本発明の抽出物を含有する組成物を作製した。
成分名 配合量(重量%)
本発明の抽出物 2.0
オリーブ油10.0
トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル10.0
トコフェロール1.0
精製水77.0
合計 100.0

実施例

0107

以下の配合で本発明の抽出物を含有する組成物を作製した。
成分名 配合量(mg)
本発明の抽出物 50
乳糖115
トウモロコシデンプン30
タルク
カプセル充填重量200

0108

本発明のキダチハマグルマ、トクサバモクマオウおよびノニからなる群から選択される少なくとも1つの抽出物は、グルコース取り込み作用活性を有し、グルコース取り込みが必要な疾患、特に糖尿病に対する治療、予防に有益である。

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