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図面 (3)

課題

構成が簡易かつ小型で廉価な廃棄物処理設備を提供する。

解決手段

廃棄物Wが投入され、投入された廃棄物Wを高温高圧下粉砕および滅菌する加水分解装置2と、加水分解装置2へ高温高圧を維持するための蒸気Sを供給するボイラーと、加水分解装置2で粉砕および滅菌された粉砕廃棄物が供給され、この粉砕廃棄物を選別する選別機4と、加水分解装置2で発生した混合物Mが供給され、この混合物Mを粉塵M2と可燃性ガスM1とに分離するサイクロン5と、サイクロン5で分離されて供給された可燃性ガスM1を高温下で燃焼させて清浄排気ガスM3を生成し、この清浄排気ガスM3を、放出路を通して大気中に放出する脱臭炉6と、脱臭炉6の内部を高温に維持するために加熱するバーナー7とで構成する。

概要

背景

従来、感染性廃棄物を含む医療廃棄物は、例えば、図2に示す設備によって処理されている。この設備は、次のように作動する。

廃棄物を加水分解装置20に投入し、細かく粉砕する。この際、燃料タンク21aの灯油を使用するボイラー21やスチームヘッダー22によって高温水蒸気加水分解室へ供給して廃棄物を滅菌する。細かく粉砕された廃棄物は排出口20aから排出される。

また、加水分解装置20で発生した可燃性排気ガスおよび粉塵サイクロン23に送られ、そこで粉塵が収集され、可燃性排気ガスはコンデンサー24に送られる。コンデンサー24に送られた可燃性排気ガスは、クーリングタワー25を経由して送られる冷却水によって冷却され、液体気体とに分離される(ただし、完全に分離することはできない)。

コンデンサー24で分離された気体は、第一脱臭装置26を通過した後、第二脱臭装置27を通って大気中に放出される。第一脱臭装置26では、薬剤注入装置28から供給される苛性ソーダ等の複数種の異なる薬剤によって脱臭する。また、第二脱臭装置27では、フィルターを使用して脱臭する。なお、第一脱臭装置26において、気体に含まれている液体は排水ピット29に送られて貯蔵される。

一方、コンデンサー24で分離された液体は臭いの強い油分と水分(排水)を含むため、凝縮液タンク30に送り、そこで沈殿させて油分(上部分)と水分(下部分)とに分離する(ただし、完全に分離することはできない)。そして、油分を掬い取って取り除く。また、水分はペーハー(PH)調整を行って水質を整えた後、排水あるいは産廃処理する。

排水ピット29に貯蔵された液体はポンプによってドラムドライヤー31へ送られて蒸気によって加熱され、蒸気用ドレン水、油分ドライダストおよび排水に分離され、油分ドライダストは除去され、残りは排水ピット29に送られる。

また、ドラムドライヤー31で蒸発した排気ウエットスクラバー32に送られ、水シャワーによって除塵した後、第一脱臭装置26および第二脱臭装置27へ送られ、そこで脱臭処理された後、大気中に放出される。なお、ウエットスクラバー32で使用した排水は排水ピット29に送られる。また、33は原料投入口、34は軟水器、35は水槽、36は水道水、37は給水タンク、38は貯水槽タンク、39はフィルター、40は濾過装置、41は熱交換器、42は凝縮液タンク、Pはポンプ、Qは弁である。

概要

構成が簡易かつ小型で廉価な廃棄物処理設備を提供する。廃棄物Wが投入され、投入された廃棄物Wを高温高圧下で粉砕および滅菌する加水分解装置2と、加水分解装置2へ高温高圧を維持するための蒸気Sを供給するボイラーと、加水分解装置2で粉砕および滅菌された粉砕廃棄物が供給され、この粉砕廃棄物を選別する選別機4と、加水分解装置2で発生した混合物Mが供給され、この混合物Mを粉塵M2と可燃性ガスM1とに分離するサイクロン5と、サイクロン5で分離されて供給された可燃性ガスM1を高温下で燃焼させて清浄排気ガスM3を生成し、この清浄排気ガスM3を、放出路を通して大気中に放出する脱臭炉6と、脱臭炉6の内部を高温に維持するために加熱するバーナー7とで構成する。

目的

本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、構成が簡易かつ小型で廉価な廃棄物処理設備を提供する

効果

実績

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請求項1

廃棄物(W)が投入され,該投入された廃棄物を高温高圧下粉砕および滅菌する加水分解装置(2)と、前記加水分解装置へ,前記高温高圧を維持するための蒸気(S)を供給するボイラー(3)と、前記加水分解装置で粉砕および滅菌された粉砕廃棄物(W1)が供給され,該供給された粉砕廃棄物を選別する選別機(4)と、前記加水分解装置で発生した粉塵(M2)と可燃性ガス(M1)とを含む混合物(M)が供給され,該混合物を粉塵と可燃性ガスとに分離するサイクロン(5)と、前記サイクロンで分離された可燃性ガスが供給され,該可燃性ガスを高温下で燃焼させて清浄排気ガス(M3)を生成し,該清浄排気ガスを,放出路を通して大気中に放出する脱臭炉(6)と、前記脱臭炉の内部を前記高温に維持するために加熱するバーナー(7)と、を備える廃棄物処理設備

請求項2

前記脱臭炉(6)における高温が800℃前後であることを特徴とする請求項1に記載の廃棄物処理設備。

請求項3

前記放出路に、前記サイクロン(5)から前記脱臭炉(6)に供給される可燃性ガス(M1)と、前記大気中に放出される清浄排気ガス(M3)とを熱交換させる第一熱交換機(8a)を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の廃棄物処理設備。

請求項4

前記選別機(4)の近傍に、前記脱臭炉(6)およびバーナー(7)に燃焼用空気Aを供給するための吸引装置(9)を設け、前記放出路に、前記燃焼用空気と、前記大気中に放出される清浄排気ガス(M3)とを熱交換させる第二熱交換機(8b)を設けたことを特徴とする請求項1、2または3に記載の廃棄物処理設備。

技術分野

0001

本発明は、医療廃棄物感染性廃棄物を含む)をはじめとする各種廃棄物を処理するためのシステムに関するものである。

背景技術

0002

従来、感染性廃棄物を含む医療廃棄物は、例えば、図2に示す設備によって処理されている。この設備は、次のように作動する。

0003

廃棄物を加水分解装置20に投入し、細かく粉砕する。この際、燃料タンク21aの灯油を使用するボイラー21やスチームヘッダー22によって高温水蒸気加水分解室へ供給して廃棄物を滅菌する。細かく粉砕された廃棄物は排出口20aから排出される。

0004

また、加水分解装置20で発生した可燃性排気ガスおよび粉塵サイクロン23に送られ、そこで粉塵が収集され、可燃性排気ガスはコンデンサー24に送られる。コンデンサー24に送られた可燃性排気ガスは、クーリングタワー25を経由して送られる冷却水によって冷却され、液体気体とに分離される(ただし、完全に分離することはできない)。

0005

コンデンサー24で分離された気体は、第一脱臭装置26を通過した後、第二脱臭装置27を通って大気中に放出される。第一脱臭装置26では、薬剤注入装置28から供給される苛性ソーダ等の複数種の異なる薬剤によって脱臭する。また、第二脱臭装置27では、フィルターを使用して脱臭する。なお、第一脱臭装置26において、気体に含まれている液体は排水ピット29に送られて貯蔵される。

0006

一方、コンデンサー24で分離された液体は臭いの強い油分と水分(排水)を含むため、凝縮液タンク30に送り、そこで沈殿させて油分(上部分)と水分(下部分)とに分離する(ただし、完全に分離することはできない)。そして、油分を掬い取って取り除く。また、水分はペーハー(PH)調整を行って水質を整えた後、排水あるいは産廃処理する。

0007

排水ピット29に貯蔵された液体はポンプによってドラムドライヤー31へ送られて蒸気によって加熱され、蒸気用ドレン水、油分ドライダストおよび排水に分離され、油分ドライダストは除去され、残りは排水ピット29に送られる。

0008

また、ドラムドライヤー31で蒸発した排気ウエットスクラバー32に送られ、水シャワーによって除塵した後、第一脱臭装置26および第二脱臭装置27へ送られ、そこで脱臭処理された後、大気中に放出される。なお、ウエットスクラバー32で使用した排水は排水ピット29に送られる。また、33は原料投入口、34は軟水器、35は水槽、36は水道水、37は給水タンク、38は貯水槽タンク、39はフィルター、40は濾過装置、41は熱交換器、42は凝縮液タンク、Pはポンプ、Qは弁である。

発明が解決しようとする課題

0009

このように、従来の設備は、異臭を除去するために第一脱臭装置26と第二脱臭装置27といった二つの脱臭装置を必要とする。また、第一脱臭装置26では薬剤を供給するための薬剤注入装置28を必要とし、第二脱臭装置27ではフィルターを必要とする。また、これらに付属して排水ピット29や凝縮液タンク30等の多くの水処理装置を必要とするので、設備全体の構成が複雑かつ大がかりとなり、結果として高価なものとなってしまう。

0010

本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、構成が簡易かつ小型で廉価な廃棄物処理設備を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0011

請求項1に記載の廃棄物処理設備1は、廃棄物Wが投入され、当該投入された廃棄物Wを高温高圧下で粉砕および滅菌する加水分解装置2と、前記加水分解装置2へ、前記高温高圧を維持するための蒸気Sを供給するボイラー3と、前記加水分解装置2で粉砕および滅菌された粉砕廃棄物W1が供給され、当該供給された粉砕廃棄物W1を選別する選別機4と、前記加水分解装置2で発生した粉塵M2と可燃性ガスM1とを含む混合物Mが供給され、当該混合物Mを粉塵M2と可燃性ガスM1とに分離するサイクロン5とを備える。なお、「高温」とは少なくとも220℃以上を意味し、「高圧」とは少なくとも27気圧(≒2.7Mpa)以上を意味する。

0012

また、この廃棄物処理設備1は、前記サイクロン5で分離された可燃性ガスM1が供給され、当該可燃性ガスM1を高温下で燃焼させて清浄排気ガスM3を生成し、当該清浄排気ガスM3を、放出路を通して大気中に放出する脱臭炉6と、前記脱臭炉6の内部を前記高温に維持するために加熱するバーナー7とを備える。

0013

請求項2に記載の廃棄物処理設備1は、請求項1に記載の発明において、前記脱臭炉6における高温が800℃前後であることを特徴とする。

0014

請求項3に記載の廃棄物処理設備1は、請求項1または2に記載の発明において、前記放出路に、前記サイクロン5から前記脱臭炉6に供給される可燃性ガスM1と、前記大気中に放出される清浄排気ガスM3とを熱交換させる第一熱交換機8aを設けたことを特徴とする。

0015

請求項4に記載の廃棄物処理設備1は、請求項1、2または3に記載の発明において、前記選別機4の近傍に、前記脱臭炉6およびバーナー7に燃焼用空気Aを供給するための吸引装置9を設け、前記放出路に、前記燃焼用空気Aと、前記大気中に放出される清浄排気ガスM3とを熱交換させる第二熱交換機8bを設けたことを特徴とする。

発明の効果

0016

請求項1に記載の廃棄物処理設備1は、加水分解装置2、ボイラー3、選別機4、サイクロン5、脱臭炉6およびバーナー7で構成されるので、その構成が簡易かつ小型であり、製造コストも廉価である。

0017

すなわち、この廃棄物処理設備1は一つの脱臭炉6によって脱臭することができ、また、従来のような薬剤注入装置やフィルター、さらには多くの水処理装置を必要としないので、構成が簡易であり小型化を図ることができる。その結果、製造コストを低廉化することができる。

0018

請求項2に記載の廃棄物処理設備1は、請求項1に記載の発明と同様の効果を発揮する。また、脱臭炉6において、可燃性ガスM1を800℃前後の高温で燃焼させるので、当該可燃性ガスM1を完全燃焼させることができる。これにより、可燃性ガスM1の異臭を確実に除去することができ、大気中に無臭の清浄排気ガスM3を放出することができる。

0019

請求項3に記載の廃棄物処理設備1は、請求項1および2に記載の発明と同様の効果を発揮する。また、この廃棄物処理設備1は、第一熱交換機8aを備えるので、サイクロン5からの可燃性ガスM1の温度を上昇させて脱臭炉6において、より燃焼し易くすることができる。同時に、大気中に放出される清浄排気ガスM3の温度を下降させて周囲の温度上昇を抑制することができる。

0020

請求項4に記載の廃棄物処理設備1は、請求項1、2および3に記載の発明と同様の効果を発揮する。また、この廃棄物処理設備1は、選別機4の近傍に吸引装置9を備えるので、選別機4の周囲などの粉塵を含む空気を収集して作業環境を向上させることができる。また、この空気を燃焼用の空気として使用するので、粉塵を燃焼させて消滅させることができる。

0021

さらに、第二熱交換機8bを設けたことにより、吸引装置9で吸引した粉塵を含む空気の温度を上昇させることができるので、燃焼用の空気としてより効果的に使用することができる。また、粉塵をより効率的に燃焼させることができる。さらに、大気中に放出される清浄排気ガスM3の温度を下降させて周囲の温度上昇を抑制することができる。

図面の簡単な説明

0022

本発明に係る廃棄物処理設備の実施形態を示す構成フロー図である。
従来例に係る設備を示す構成フロー図である。

実施例

0023

本発明に係る廃棄物処理設備1の実施形態を、図1に示す。これは、感染性の医療廃棄物を含む廃棄物Wを処理するためのものであり、加水分解装置2、ボイラー3、選別機4、サイクロン5、脱臭炉6、バーナー7、二つの熱交換機8(第一熱交換機8aおよび第二熱交換機8b)および吸引装置9を備える。(感染性医療廃棄物の場合はボックスごと投入される。)

0024

加水分解装置2は、医療処理ボックス10から投入された廃棄物Wを、高温高圧下で粉砕および滅菌するものである。ここで言う「高温」とは220℃以上であり、「高圧」とは27気圧(ゲージ圧)以上(28気圧)である。この加水分解装置2は圧力容器の構造を備えており、その内部には長手方向に沿って攪拌羽根を備えた回転軸が回転自在に設けられている。回転軸の両端部は軸受で支持されている。

0025

また、回転軸の一端部には駆動スプロケット2bが設けられ、駆動モーター2aの動力ローラーチェーン2cを介して駆動スプロケット2bに伝達する。これにより回転軸を回転させ、攪拌羽根によって加水分解装置2に投入された廃棄物Wを細かく粉砕して粉砕廃棄物W1とする。

0026

ボイラー3は給水部3aとバーナー3bを備え、給水部3aから供給される水WTをバーナー3bで加熱して高温高圧の蒸気Sを作り、その蒸気Sを加水分解装置2へ供給する。この蒸気Sによって、加水分解装置2に投入された廃棄物Wを滅菌する。

0027

選別機4は、加水分解装置2で粉砕および滅菌された後に供給された粉砕廃棄物W1を、ガラスW2、金属W3、粉体W4などに選別する。選別されたガラスW2や金属W3などはそれぞれリサイクル利用される。

0028

サイクロン5は、前記加水分解装置2で発生した粉塵M2と可燃性ガスM1を含む混合物Mが供給され、この混合物Mを粉塵M2と可燃性ガスM1とに分離する。分離された粉塵M2は廃棄される。

0029

脱臭炉6は、サイクロン5で分離された可燃性ガスM1(120℃前後)が供給され、この可燃性ガスM1を約800℃の高温で一定時間(2秒以上)燃焼滞留させて清浄な排気ガス(清浄排気ガスM3)を生成する。生成した清浄排気ガスM3は、放出路を通して大気中に放出する。この可燃性ガスM1は、800℃の高温下で2秒以上燃焼滞留させるので完全燃焼する。従って、可燃性ガスM1に含まれ、異臭の元となっている油分などの物質を完全に燃焼して消滅させることができ、その結果、異臭をほぼ完全(通常99%以上(少なくとも96%以上))消すことができる。

0030

バーナー7は、脱臭炉6に取付けられ、脱臭炉6の内部を高温(800℃前後)に維持するために加熱する。バーナー7としてはガスバーナーが好適である。

0031

第一熱交換機8aは、脱臭炉6の放出路に設けられ、サイクロン5から脱臭炉6に供給される可燃性ガスM1と、大気中に放出される清浄排気ガスM3とを熱交換させる。これにより、可燃ガスを加熱し、清浄排気ガスM3を冷却する。

0032

吸引装置9は、選別機4の近傍に設けられ、脱臭炉6およびバーナー7に燃焼用空気Aを供給する。この吸引装置9は、吸引ダクト9aと吸引ファン9bを備える。

0033

第二熱交換機8bは、脱臭炉6の放出路に第一熱交換に連続して設けられ、吸引装置9から供給される燃焼用空気Aと、大気中に放出される清浄排気ガスM3とを熱交換させる。これにより、燃焼用空気Aを加熱し、第一熱交換機8aで冷却された清浄排気ガスM3をさらに冷却する。

0034

本実施形態に係る廃棄物処理設備1は、加水分解装置2、ボイラー3、選別機4、サイクロン5、脱臭炉6、バーナー7、第一熱交換機8a、吸引装置9および第二熱交換機8bで構成されるので、その構成が簡易かつ小型であり、製造コストも廉価である。

0035

すなわち、この廃棄物処理設備1は一つの脱臭炉6によって脱臭することができ、従来のような薬剤注入装置やフィルター、あるいは多くの水処理装置を不要とするので、構成が簡易となり、小型化を図ることができる。従って、製造コストや維持コストを抑えることができる。

0036

また、脱臭炉6において、可燃性ガスM1を800℃前後の高温で燃焼させるので、当該可燃性ガスM1を完全燃焼させることができる。これにより、可燃性ガスM1の異臭を確実に除去することができ、大気中に無臭の清浄排気ガスM3を放出することができる。従って、環境衛生上も好ましい。

0037

また、この廃棄物処理設備1は第一熱交換機8aを備えるので、サイクロン5からの可燃性ガスM1の温度を上昇させて脱臭炉6においてより燃焼し易くすることができる。同時に、大気中に放出される清浄排気ガスM3の温度を下降させて周囲の温度上昇を抑制することができる。

0038

また、この廃棄物処理設備1は選別機4の近傍に吸引装置9を備えるので、選別機4の周囲などの粉塵を含む空気を燃焼用空気Aとして収集することができ、これにより作業環境を向上させることができる。また、この燃焼用空気Aに含まれる粉塵を脱臭炉6において燃焼させることができる。なお、吸引装置9は、選別機4近傍以外の適宜の場所に設けることができる。また、複数設けることもできる。

0039

さらに、この廃棄物処理設備1は第二熱交換機8bを設けているので、吸引装置9で吸引した粉塵を含む燃焼用空気Aの温度を上昇させることができ、燃焼用空気Aとしての効果を高めることができる。また、燃焼用空気Aに含まれる粉塵をより効率的に燃焼させることができる。さらに、大気中に放出される清浄排気ガスM3の温度を下降させて周囲の温度上昇を抑制することができる。

0040

本実施形態に係る廃棄物処理設備1と従来例に係る設備の構成上および効果の違いを簡単に示すと、以下の表1の通りとなる。

0041

0042

上記表1に示すように、本実施形態に係る廃棄物処理設備1と従来例に係る設備とは以下の点において異なる。

0043

(イ)従来例に係る設備は、コンデンサー、クーリングタワー、冷却ポンプ、ドラムドライヤー、ウエットスクラバー、貯水タンク濃縮タンクなどの多くの装置を必要とし、それらに付随する輸送装置配管電気設備等が必要となる。従って、設備全体が複雑で、設備コストランニングコストが高価となる。
それに対し、本実施形態に係る排水処理設備1は構成が簡易であり、設備コストやランニングコストが廉価である。

0044

(ロ)従来例に係る設備における第一脱臭装置および第二脱臭装置は、フィルターや薬剤注入装置を使用した脱臭処理を行うが、こうした脱臭処理は数万種類の臭いの内の一部に対してのみ脱臭効果を発揮し、全ての臭いに対して脱臭効果を発揮するものではないため、対象外の臭いに対する脱臭効果は低い。これに対処すべく、高価な脱臭装置を複数設けると、各脱臭装置に対応した多種の関連処理装置場が必要となる反面、脱臭効果も多くを期待できない。
これに対し、本実施形態に係る廃棄物処理設備1は、脱臭炉6によって可燃性排気ガスを、一定時間、約800℃の高温下で燃焼滞留させるため、全ての臭いの99%以上(少なくても96%以上)を除去することができる。

0045

(ハ)従来例に係る設備はバーナーや熱交換機を備えた脱臭炉を備えていない。
これに対し、本実施形態に係る廃棄物処理設備1は、脱臭炉6を備えると共に、炉内の温度を800℃程度に維持するためのバーナー7と共に、二つの熱交換機8を併設している。この熱交換機8によって燃焼用空気Aを予熱するのでバーナー7の燃焼効率を高めて省エネルギー図ることができ、バーナー7の燃料費を最小限に抑えることができる。

0046

(ニ)従来例に係る設備は高温加熱する脱臭炉を備えていない。
これに対し、本実施形態に係る廃棄物処理設備1は、脱臭炉6による高温加熱により可燃性ガスM1を完全燃焼させ、ほぼ完全に脱臭した後、清浄空気として大気中に放出する。従って、環境汚染を招かない。
また、可燃性ガスM1に含まれる油分は完全燃焼し、水分は清浄空気に含まれた状態で大気中に放出されるため、油分を含んだ水分を産業廃棄物として処分する手間を必要としない。

0047

(ホ)従来例に係る設備は、感染性医療廃棄物を完全に滅菌することができない。
これに対し、本実施形態に係る廃棄物処理設備1は、感染性医療廃棄物Wを脱臭炉6において一定時間、高温(800℃)で加熱処理するため、完全に滅菌することができる。従って、きわめて安全性に優れる。

0048

なお、本実施形態に係る廃棄物処理設備1は、医療廃棄物のみでなく、プラスチックビニール、ガラス、金属などを含む一般廃棄物の処理にも使用することができる。また、レアメタルレアアースなどを回収するために、パソコンケータイテレビデジカメなどの処理にも使用することができる。

0049

1廃棄物処理設備
2加水分解装置
2aモーター
2b駆動スプロケット
2cローラーチェーン
3ボイラー
3a 給水部
3bバーナー
4選別機
5サイクロン
6脱臭炉
7 バーナー
8熱交換機
8a 第一熱交換機
8b 第二熱交換機
9吸引装置
9a吸引ダクト
9b吸引ファン
10医療処理ボックス
20 加水分解装置
20a 排出口
21 ボイラー
21a燃料タンク
22スチームヘッダー
23 サイクロン
24コンデンサー
25クーリングタワー
26 第一脱臭装置
27 第二脱臭装置
28薬剤注入装置
29排水ピット
30凝縮液タンク
31ドラムドライヤー
32ウエットスクラバー
33原料投入口
34軟水器
35水槽
36水道水
37給水タンク
38貯水槽タンク
39フィルター
40濾過装置
41熱交換器
42 凝縮液タンク
A燃焼用空気
M 混合物
M1可燃性ガス
M2粉塵
M3清浄排気ガス
Pポンプ
Q 弁
S蒸気
W廃棄物
W1粉砕廃棄物
W2ガラス
W3 金属
W4粉体
WT 水

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