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技術 給紙装置及び画像形成装置

出願人 京セラドキュメントソリューションズ株式会社
発明者 田野中睦
出願日 2011年12月28日 (9年9ヶ月経過) 出願番号 2011-287848
公開日 2013年7月11日 (8年3ヶ月経過) 公開番号 2013-136425
状態 特許登録済
技術分野 電子写真における紙送り シート、マガジン及び分離
主要キーワード 透過型光センサー 到達遅れ 反射型光センサー 度方向転換 各搬送ローラー 本体搬送路 画像処理用メモリ 正面断面
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2013年7月11日)のものです。
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図面 (7)

課題

複雑な制御とならない範囲で適切にリトライを行い、無給紙ジャムによる給紙、搬送の停止を防ぎつつ、給紙装置での給紙、搬送を停止したときのジャム処理作業簡易化を図る。

解決手段

給紙装置は、給紙搬送路と、給紙搬送路の搬送経路に設けられ、給紙された用紙の到達、通過を検知する用紙検知体と、回転を開始してから予め定められた許容時間内に用紙検知体が用紙の到達を検知できない無給紙状態が検知されると停止する給紙回転体を含み、給紙回転体は、1回目の無給紙状態が検知されたときから直前に給紙された用紙が給紙搬送路から排出されるまでの排出所要時間を予め定められた規定回数で除して得られる間隔以下のリトライ間隔でリトライを行い、給紙搬送路は、規定回数だけリトライを行っても用紙検知体が用紙の到達を検知できないとき、無給紙ジャム発生として、搬送停止を行う。

概要

背景

画像形成装置は、給紙装置から供給された用紙を搬送し、印刷を行う。そして、給紙用搬送用回転体汚れ摩耗、用紙の表面の状態、用紙の載置状態などに起因して、ジャム用紙詰まり)が生ずることがある。ジャムが生ずると給紙装置や搬送路で用紙が詰まったり、用紙が適切に給紙装置から送り出されなかったりする。各種ジャム発生による画像形成装置の自動的な停止の後、使用者は、詰まった用紙を搬送路や給紙装置から取り除くなどのジャム処理を行う。そして、ジャムの発生を抑制し、ジャム処理作業の負担を軽減しようとする発明が特許文献1に記載されている。

具体的に、特許文献1には、給紙部と、格納している用紙のサイズを指定する手段と、給紙部から用紙を1枚ずつ送り出す給紙ローラーと、画像の書きこみ位置を合わせるためのレジストローラーによって、搬送している用紙を一旦停止させた後、再度動作をスタートさせる機能部と、レジスト位置に用紙が到達あるいは通過したことを検出するセンサーと、センサーによって搬送している用紙の後端を検出する手段とを備え、連続通紙させる場合において、最初の1枚を給紙した後はその用紙後端を検出するまでは2枚目給紙ジャム検出を行わない画像形成装置が記載されている。この構成により、サイズ間違いによる無給紙ジャムを出さないようにし、ジャム解除のための操作などをなくすそうとする(特許文献1:請求項1、段落[0009]等参照)。

概要

複雑な制御とならない範囲で適切にリトライを行い、無給紙ジャムによる給紙、搬送の停止を防ぎつつ、給紙装置での給紙、搬送を停止したときのジャム処理作業の簡易化をる。給紙装置は、給紙搬送路と、給紙搬送路の搬送経路に設けられ、給紙された用紙の到達、通過を検知する用紙検知体と、回転を開始してから予め定められた許容時間内に用紙検知体が用紙の到達を検知できない無給紙状態が検知されると停止する給紙回転体を含み、給紙回転体は、1回目の無給紙状態が検知されたときから直前に給紙された用紙が給紙搬送路から排出されるまでの排出所要時間を予め定められた規定回数で除して得られる間隔以下のリトライ間隔でリトライを行い、給紙搬送路は、規定回数だけリトライを行っても用紙検知体が用紙の到達を検知できないとき、無給紙ジャム発生として、搬送停止を行う。

目的

本発明は、上記問題点に鑑み、複雑な制御とならないようにしつつ、適切にリトライを行って無給紙ジャムによる給紙、搬送の停止を防ぎつつ、無給紙が解消されず給紙装置での給紙、搬送を停止したときのジャム処理作業の簡易化を図ることを課題とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

給紙装置外の搬送路に接続され、用紙を給紙装置外の搬送路に向けて搬送する給紙搬送路と、前記給紙搬送路の搬送経路に設けられ、給紙された用紙の到達、通過を検知する用紙検知体と、前記給紙搬送路に向けて用紙を送り出すとともに、前記用紙検知体により、回転を開始してから予め定められた許容時間内に用紙の到達を検知できない無給紙状態が検知されると停止し、前記無給紙状態により回転を停止してからリトライ間隔を待って再び回転するリトライを行う給紙回転体と、を含み、前記リトライ間隔は、給紙を行う用紙の1回目の前記無給紙状態が検知されたときから直前に給紙された用紙が前記給紙搬送路から排出されるまでの排出所要時間を予め定められた規定回数で除して得られる時間以下に定められ、前記給紙回転体は、前記規定回数のリトライを行っても前記用紙検知体が用紙の到達を検知できないとき、無給紙ジャム発生として、リトライを行わずに停止状態となり、前記給紙搬送路は、前記規定回数のリトライを行っても前記用紙検知体が用紙の到達を検知できないとき、直前に給紙された用紙が前記給紙搬送路から排出された後、無給紙ジャム発生として、搬送停止を行うことを特徴とする給紙装置。

請求項2

前記給紙回転体は、回転を停止してから、前記排出所要時間を前記規定回数で除して得られる前記リトライ間隔だけ待った後、前記リトライを行うことを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。

請求項3

前記給紙回転体は、回転を停止してから、前記排出所要時間を前記規定回数よりも多い数で除して得られる前記リトライ間隔だけ待った後、前記リトライを行うことを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。

請求項4

前記給紙搬送路は、用紙1枚分よりも長いことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の給紙装置。

請求項5

請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の給紙装置と、前記給紙搬送路から送り込まれた用紙を搬送する本体搬送路と、用紙搬送経路に配され、用紙に画像を形成する画像形成部と、画像形成済みの用紙を外部に排出する排出部と、を含み、前記給紙装置が無給紙ジャム発生により前記搬送停止を行ったとき、前記本体搬送路は前記給紙装置から搬入された全ての用紙を搬送し終えた後に停止し、前記画像形成部は、前記給紙装置から搬入された全ての用紙に対して画像を形成し終えた後に停止し、前記排出部は、前記給紙装置から搬入された全ての用紙を排出し終えた後に停止することを特徴とする画像形成装置

請求項6

前記給紙装置及び画像形成装置の状態を報知する報知部を含み、前記報知部は、前記給紙装置が無給紙ジャム発生により前記給紙停止及び前記搬送停止を行ったとき、前記給紙装置で無給紙ジャムが生じた旨を報知することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。

技術分野

0001

本発明は、印刷に用いる給紙装置、及び、給紙装置を備えた画像形成装置(例えば、プリンター複合機複写機FAX装置等)に関する。

背景技術

0002

画像形成装置は、給紙装置から供給された用紙を搬送し、印刷を行う。そして、給紙用搬送用回転体汚れ摩耗、用紙の表面の状態、用紙の載置状態などに起因して、ジャム用紙詰まり)が生ずることがある。ジャムが生ずると給紙装置や搬送路で用紙が詰まったり、用紙が適切に給紙装置から送り出されなかったりする。各種ジャム発生による画像形成装置の自動的な停止の後、使用者は、詰まった用紙を搬送路や給紙装置から取り除くなどのジャム処理を行う。そして、ジャムの発生を抑制し、ジャム処理作業の負担を軽減しようとする発明が特許文献1に記載されている。

0003

具体的に、特許文献1には、給紙部と、格納している用紙のサイズを指定する手段と、給紙部から用紙を1枚ずつ送り出す給紙ローラーと、画像の書きこみ位置を合わせるためのレジストローラーによって、搬送している用紙を一旦停止させた後、再度動作をスタートさせる機能部と、レジスト位置に用紙が到達あるいは通過したことを検出するセンサーと、センサーによって搬送している用紙の後端を検出する手段とを備え、連続通紙させる場合において、最初の1枚を給紙した後はその用紙後端を検出するまでは2枚目給紙ジャム検出を行わない画像形成装置が記載されている。この構成により、サイズ間違いによる無給紙ジャムを出さないようにし、ジャム解除のための操作などをなくすそうとする(特許文献1:請求項1、段落[0009]等参照)。

先行技術

0004

特開2002−211795号公報

発明が解決しようとする課題

0005

給紙装置は、例えば、印刷用の用紙を供給する。用紙供給のため、給紙装置には、用紙と接して用紙を送り出す給紙用の回転体(例えば、給紙ローラーや給紙コロ)が設けられる。ここで、給紙用回転体の汚れや摩耗、用紙表面の状態、給紙装置内での用紙の載置状態などに起因して、給紙用の回転体の空転や、用紙の引っかかりが生ずることによって、用紙が送り出されない状態(無給紙状態)となることがある。

0006

無給紙状態となったとき、一旦、回転体を止め、再び回転体を回転させると(リトライを行うと)用紙を送り出せることがある。そこで、従来、給紙用の回転体の近傍に設けられるセンサーで給紙開始から一定時間経過しても用紙到達を検知できないとき、リトライが実行される。そして、予め定められた回数、リトライを行っても用紙到達を検知できないとき(無給紙状態を解消できないとき)、無給紙ジャムが発生したとして、従来、給紙装置は、給紙や搬送を直ちに停止する。

0007

ここで、給紙装置には、内部に搬送路(例えば、用紙一枚分以上の長さ)を有するものがある。例えば、増設用の給紙装置(オプションの給紙装置)では、画像形成装置に対する取り付け位置などの関係で、内部に搬送路を有することも多い。従来、できるだけ早い印刷再開を図る観点から、無給紙ジャムが発生したと判断されると、直ちに給紙装置での給紙や搬送が停止されている。しかし、搬送路を備えた給紙装置では、給紙開始から給紙装置内の搬送路を抜けきるまでに一定の時間を要する。従って、無給紙ジャム発生により給紙装置での用紙搬送を直ちに停止すると、無給紙ジャム発生前に給紙された用紙が給紙装置内の搬送路に残った状態で停止してしまうことになる。

0008

このように、従来、搬送路を有する給紙装置で無給紙ジャム発生が発生して搬送が停止されると、使用者は無給紙ジャムを発生させた用紙の確認や除去作業に加え、給紙装置内の搬送路から用紙を除去する作業も行わなくてはならず、煩わしいという問題がある。

0009

ここで、特許文献1記載の画像形成装置は、レジスト位置にセンサーが設けられ、先行の用紙の後端がセンサーを抜けるまで待ち、抜けてからタイムアウトまでにセンサーが用紙到達を検知するか否かにより無給紙ジャム発生を検知する(特許文献1、段落[0027]、[0031]、図4等参照)。言い換えると、レジスト位置への用紙の到達遅れを無給紙ジャムとして検知する。従って、給紙装置での無給紙ジャムの発生を直ちに検知できないという問題がある。又、特許文献1記載の画像形成装置は、レジスト位置への用紙の到達遅れがあるまで、給紙用の回転体を回転させ続けるもので、給紙装置でのリトライに関する記載は、特許文献1に記載されていない。

0010

本発明は、上記問題点に鑑み、複雑な制御とならないようにしつつ、適切にリトライを行って無給紙ジャムによる給紙、搬送の停止を防ぎつつ、無給紙が解消されず給紙装置での給紙、搬送を停止したときのジャム処理作業の簡易化を図ることを課題とする。

課題を解決するための手段

0011

上記目的を達成するために請求項1に係る給紙装置は、給紙装置外の搬送路に接続され、用紙を給紙装置外の搬送路に向けて搬送する給紙搬送路と、前記給紙搬送路の搬送経路に設けられ、給紙された用紙の到達、通過を検知する用紙検知体と、前記給紙搬送路に向けて用紙を送り出すとともに、前記用紙検知体により、回転を開始してから予め定められた許容時間内に用紙の到達を検知できない無給紙状態が検知されると停止し、前記無給紙状態により回転を停止してからリトライ間隔を待って再び回転するリトライを行う給紙回転体と、を含み、前記リトライ間隔は、給紙を行う用紙の1回目の前記無給紙状態が検知されたときから直前に給紙された用紙が前記給紙搬送路から排出されるまでの排出所要時間を予め定められた規定回数で除して得られる時間以下に定められ、前記給紙回転体は、前記規定回数のリトライを行っても前記用紙検知体が用紙の到達を検知できないとき、無給紙ジャム発生として、リトライを行わずに停止状態となり、前記給紙搬送路は、前記規定回数のリトライを行っても前記用紙検知体が用紙の到達を検知できないとき、直前に給紙された用紙が前記給紙搬送路から排出されると、無給紙ジャム発生として、搬送停止を行うこととした。

0012

この構成によれば、リトライ間隔は、給紙を行う用紙の1回目の無給紙状態が検知されたときから直前に給紙された用紙が給紙搬送路から排出されるまでの排出所要時間を予め定められた規定回数で除して得られる時間以下に定められ、給紙回転体は、規定回数のリトライを行っても用紙検知体が用紙の到達を検知できないとき、無給紙ジャム発生として、リトライを行わずに停止状態となり、給紙搬送路は、前記規定回数のリトライを行っても用紙検知体が用紙の到達を検知できないとき、直前に給紙された用紙が給紙搬送路から排出された後、無給紙ジャム発生として、搬送停止を行うこととした。これにより、無給紙ジャム発生で給紙装置が動作を停止した時点で、給紙搬送路に無給紙ジャム発生前に給紙された用紙は残らない。従って、無給紙ジャムのジャム処理で、給紙搬送路から用紙を除去する作業を無くすことができる。あるいは、無給紙ジャムを発生させた用紙(少しだけ搬送され、無給紙ジャム発生により給紙搬送路に残る用紙)のみを除去する作業だけで済むので、ジャム処理の作業が容易になる。

0013

又、直前に給紙された用紙が給紙搬送路から排出されるまでの間に、規定回数以下のリトライが行われる。これにより、無給紙ジャムによって、給紙装置が停止してしまわないように、用紙の送り出しを促しつつ、必要以上の無駄なリトライを実行することを防ぐことができる。又、直前に無給紙ジャム発生前に給紙された用紙が給紙搬送路から排出されるまでの排出所要時間を予め定められた規定回数で除して得られる間隔に基づきリトライの実行タイミングを取るので、従来のリトライを行う間隔を単に延ばすのと同等の制御ですみ、制御は複雑にならない。

0014

又、請求項2に係る発明は、請求項1の発明において、前記給紙回転体は、回転を停止してから、前記排出所要時間を前記規定回数で除して得られる前記リトライ間隔だけ待った後、前記リトライを行うこととした。

0015

これにより、用紙の給紙装置からの排出に近いタイミングでリトライが行われ、その後、無給紙状態が続けば、無給紙ジャム発生として、給紙装置での搬送動作給紙動作が停止される。従って、無給紙ジャムが発生したとき、無給紙ジャム発生前に給紙された用紙が給紙装置から排出されると、速やかに給紙装置での給紙、搬送が停止される。

0016

又、請求項3に係る発明は、請求項1の発明において、前記給紙回転体は、回転を停止してから、前記排出所要時間を前記規定回数よりも多い数で除して得られる前記リトライ間隔だけ待った後、前記リトライを行うこととした。

0017

これにより、無給紙ジャム発生前に給紙された用紙が給紙搬送路から排出されるまで予め定められた規定回数のリトライを確実に行いつつ、無給紙ジャム発生前に給紙された用紙の給紙装置からの排出にあわせて、素早く給紙装置での搬送動作や給紙動作を停止させることができる。

0018

又、請求項4に係る発明は、請求項1乃至3の発明において、前記給紙搬送路は、用紙1枚分よりも長いこととした。

0019

この構成によれば、給紙搬送路は、用紙1枚分よりも長い。これにより、給紙搬送路が用紙1枚分よりも長くても、無給紙ジャム発生による停止のとき、給紙搬送路には用紙が残らない。従って、使用者の無給紙ジャム発生時のジャム処理での作業を確実に簡略化することができる。

0020

又、請求項5に係る画像形成装置は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の給紙装置と、前記給紙搬送路から送り込まれた用紙を搬送する本体搬送路と、用紙搬送経路に配され、用紙に画像を形成する画像形成部と、画像形成済みの用紙を外部に排出する排出部と、を含み、前記給紙装置が無給紙ジャム発生により前記搬送停止を行ったとき、前記本体搬送路は前記給紙装置から搬入された全ての用紙を搬送し終えた後に停止し、前記画像形成部は、前記給紙装置から搬入された全ての用紙に対して画像を形成し終えた後に停止し、前記排出部は、前記給紙装置から搬入された全ての用紙を排出し終えた後に停止することとした。

0021

この構成によれば、給紙装置が無給紙ジャム発生により搬送停止を行ったとき、本体搬送路は給紙装置から搬入された全ての用紙を搬送し終えた後に停止し、画像形成部は、給紙装置から搬入された全ての用紙に対して画像を形成し終えた後に停止し、排出部は、給紙装置から搬入された全ての用紙を排出し終えた後に停止する。これにより、無給紙ジャムにより給紙装置の給紙回転体や給紙搬送路が停止しても、給紙装置から本体搬送路に搬入された全ての用紙に対して印刷を完了するまで、画像形成(印刷)が続けられる。従って、無給紙ジャムが生じたとき、使用者は、本体搬送路や画像形成部での用紙を除去せずに済み、給紙装置での用紙の載置状態の確認(無給紙ジャムを生じさせた用紙の確認)を行うだけで無給紙ジャムのジャム処理を終えることができる。

0022

又、請求項6に係る発明は、請求項5の発明において、前記給紙装置及び画像形成装置の状態を報知する報知部を含み、前記報知部は、前記給紙装置が無給紙ジャム発生により前記給紙停止及び前記搬送停止を行ったとき、前記給紙装置で無給紙ジャムが生じた旨を報知することとした。

0023

この構成によれば、報知部は、給紙装置が無給紙ジャム発生により給紙停止及び搬送停止を行ったとき、給紙装置で無給紙ジャムが生じた旨を報知する。これにより、使用者は給紙装置で無給紙ジャムが発生したことを認識できる。

発明の効果

0024

本発明によれば、複雑な制御とならない範囲で適切にリトライを行って無給紙ジャムによる給紙、搬送の停止を減らすことができる。又、無給紙状態が解消されず、無給紙ジャム解消のため、給紙装置での搬送等が停止したときでも、給紙搬送路から用紙を除去せずに済む。ジャム処理作業の簡易化を図ることができる。

図面の簡単な説明

0025

画像形成装置の概略構造を示す模型正面断面図である。
画像形成装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
無給紙ジャムが発生したときの第1の実施形態に係る給紙装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。
印刷ジョブの1枚目の用紙での無給紙ジャムの検知の流れの一例を示すフローチャートである。
印刷ジョブの1枚目の用紙での無給紙ジャム検知の流れの一例を示すフローチャートである。
無給紙ジャムが発生したときの第2の実施形態に係る給紙装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。

実施例

0026

まず、図1図5を用いて第1の実施形態を説明する。その後、図6を用いて、第2の実施形態を説明する。又、以下の各本実施形態の説明ではでは、オプション装置として接続された給紙装置1を含むプリンター100(画像形成装置に相当)を例に挙げて説明する。但し、本実施の形態に記載される構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定するものではなく単なる説明例にすぎない。

0027

(画像形成装置の概要
まず、図1に基づき、第1の実施形態に係る給紙装置1を備えた画像形成装置(プリンター100)を説明する。図1は、画像形成装置の概略構造を示す模型的正面断面図である。

0028

図1破線で示すように、プリンター100の上部に操作パネル2(報知部に相当)が備えられる。又、本実施形態のプリンター100の本体内には、給紙部3、本体搬送路4a、画像形成部5a、定着部5b、排出部4bが設けられる。そして、プリンター100の本体の側方にオプション装置としての給紙装置1が取り付けられる。

0029

操作パネル2は、エラーの発生や設定状態などのメッセージを表示する液晶表示部21を備える。又、操作パネル2は、点消灯によりメッセージを表示するインジケーター22(例えば、LED)を含む。インジケーター22は、点灯又は消灯して、「印刷中」、「印刷可能状態」、「用紙切れやジャム等のエラー発生中」等のメッセージを示す。又、操作パネル2には、給紙先や給紙部3や給紙装置1に収容される用紙Pのサイズの設定等を受け付け設定キー23が設けられる。

0030

給紙部3は、給紙のための装置であり、プリンター100に標準搭載される。そして、給紙部3は、画像形成部5aに向けて用紙Pを供給する。給紙部3は、各サイズの用紙P等の用紙Pが収納されるカセット31(図1で上方のものに31a、下方のものに31bの符号を付す)を含む。又、給紙部3は、各カセット31から用紙Pを1枚ずつ本体搬送路4aに送り出すピックアップローラー32(図1で上方のものに32a、下方のものに32bの符号を付す)等を備える。印刷を行うとき、モータ(不図示)等によりピックアップローラー32が回転駆動し、用紙Pが本体搬送路4aに供給される。

0031

各カセット31は、内部に複数枚の用紙Pが載置される用紙載置台33を有する(図1で上方のものに33a、下方のものに33bの符号を付す)。各用紙載置台33には、各種サイズ(例えば、A4用紙、A3用紙、B4用紙等のA判やB判サイズや、レターサイズなど)の各種タイプ(普通紙、再生紙、厚紙、薄紙、コート紙、OHPシート等)の用紙Pを載置できる。例えば、用紙載置台33には、500枚程度の用紙Pを積載可能である。そして、用紙Pの位置を規制するため、後端規制ガイド34(図1で上方のものに34a、下方のものに34bの符号を付す)や、用紙Pを挟むようにスライドして用紙搬送方向と垂直な方向で規制する一対の幅規制ガイド35(図1で上方のものに35a、下方のものに35bの符号を付す)が設けられる。

0032

本体搬送路4aは、画像形成部5aに向けて用紙Pを搬送する。本体搬送路4aには、用紙Pを案内するガイド(不図示)、複数の搬送ローラー対41、42等が設けられる。又、本体搬送路4aには、画像形成部5aでのトナー像形成にタイミングをあわせて用紙Pを画像形成部5aに送り込むレジストローラー対43も設けられる。

0033

画像形成部5aは、トナー像を形成し、本体搬送路4aによって搬送されてきた用紙Pにトナー像を転写する。具体的に、画像形成部5aは、図1中に示す矢印方向に回転可能に支持された感光体ドラム51、感光体ドラム51の周囲に配設された帯電装置52、露光装置53、現像装置54、転写ローラー55、清掃装置56を備える。

0034

画像形成部5aでの画像形成のプロセスを説明する。まず、感光体ドラム51は、画像形成部5aの略中心に設けられ、所定方向に回転駆動される。そして、帯電装置52は、感光体ドラム51の表面を所定電位に均一に帯電させる。露光装置53は、画像データに基づきレーザー光を出力し、感光体ドラム51を走査露光する。その結果、静電潜像が感光体ドラム51表面に形成される。現像装置54は、静電潜像に向けトナーを供給する。その結果、静電潜像はトナー像として現像される。転写ローラー55と感光体ドラム51との間ではニップが形成され、このニップを用紙Pが通過するとき、転写ローラー55には所定の電圧印加され、感光体ドラム51上のトナー像が用紙Pに転写される。清掃装置56は、転写後の感光体ドラム51の表面を清掃する。

0035

定着部5bは、用紙Pに転写されたトナー像を定着させる。本実施形態の定着部5bは、主として、発熱体を内蔵する加熱ローラー57と、加熱ローラー57に圧接してニップを形成する加圧ローラー58とで構成される。加熱ローラー57と加圧ローラー58は回転する。そして、加熱ローラー57と加圧ローラー58は、トナー像の転写された用紙Pを送りつつ、用紙Pを通過させることで、トナーが溶融・加熱される。その結果、トナー像が用紙Pに定着する。

0036

排出部4bは、定着部5bを通過した画像形成済みの用紙Pを排出トレイ44に排出する。又、排出部4bでの用紙搬送経路には、排出ローラー対45が設けられる。排出ローラー対45は、画像形成の際、回転し、定着部5bを通過した用紙Pを排出トレイ44に向けて搬送する。

0037

又、排出部4bの排出ローラー対45近傍に、排出トレイ44への用紙Pの排出を検知するための排出センサー46が設けられる。排出センサー46は、例えば、用紙Pと接すると回転するアクチュエーターを備えた透過型光センサーである。排出センサー46は、用紙Pの存在を検知しているときと、検知していないときで出力が変化する。尚、排出センサー46は、透過型光センサーに限られず、用紙Pからの反射光で用紙Pの到達、通過を検知する反射型光センサーでもよいし、又、光センサーに限られず、他種のセンサー(例えば、超音波センサー)でもよく、用紙Pの到達、通過を検知可能なセンサーであればよい。

0038

次に、プリンター100の側面に取り付けられる給紙装置1を説明する。給紙装置1は、用紙Pを供給する。そして、本体搬送路4aに用紙Pを搬入し、画像形成部5aに向けて搬送させる。尚、図1では、給紙装置1を1つのみ図示しているが、給紙装置1を複数段重ねてプリンター100に接続することもできる。

0039

そして、給紙装置1は、内部に複数枚の用紙Pが載置される用紙載置台11を有する。用紙載置台11には、各種サイズ(例えば、A4用紙、A3用紙、B4用紙等のA判やB判サイズや、レターサイズなど)の各種タイプ(普通紙、再生紙、厚紙、薄紙、コート紙、OHPシート等)の用紙Pを載置できる。例えば、用紙載置台11には、500〜1000枚程度の用紙Pを積載可能である。そして、用紙Pの位置を規制するため、後端規制ガイド12や、用紙Pを挟むようにスライドして用紙搬送方向と垂直な方向で規制する一対の幅規制ガイド13が設けられる。

0040

又、用紙載置台11の上方に給紙ローラー6(給紙回転体に相当)が設けられる。用紙載置台11は、バネモーターにより、用紙搬送方向下流側が上方に付勢される。これにより、給紙ローラー6と用紙載置台11に積載された用紙Pのうち最上位の用紙Pが常時接する状態とされる。給紙ローラー6は、回転駆動する。そして、給紙ローラー6は、給紙装置1内の給紙搬送路7に向けて用紙Pを送り出す。

0041

給紙装置1内の給紙搬送路7は、給紙ローラー6から送り出された用紙Pを180度方向転換させつつプリンター100内の本体搬送路4aに向けて搬送する。給紙搬送路7の用紙搬送方向下流側端部は、本体搬送路4aに接続される(合流する)。又、用紙搬送のため、給紙搬送路7は、用紙搬送方向上流側から順に、搬送ローラー対71、72、73を含む。各搬送ローラー対71、72、73は回転駆動し、用紙Pを搬送する。尚、用紙搬送方向が180度方向転換しているので、給紙搬送路7の長さは、給紙装置1が収容可能な最大の用紙サイズよりも長い。

0042

又、用紙Pが用紙載置台11から給紙されたか否かを検知するため、給紙搬送路7は、給紙センサー8(用紙検知体に相当)を含む。図1に示すように、給紙センサー8は、給紙ローラー6の近傍であって、給紙ローラー6の用紙搬送方向下流側に設けられる。言い換えると、給紙センサー8は、搬送ローラー対71と給紙ローラー6の間に設けられる。

0043

給紙センサー8は、上述の排出センサー46と同様に、例えば、用紙Pと接すると回転するアクチュエーターを備えた透過型光センサーである。アクチュエーターは、用紙Pが存在していないとき、発光部と受光部間の光路遮り、用紙Pと接して回転すると発光部からの光が受光部に到達し、受光部(センサー)の出力が変化する。尚、給紙センサー8は、透過型の光センサーに限られず、用紙Pからの反射光で用紙Pの到達、通過を検知する反射型光センサーでもよいし、又、光センサーに限られず、他種のセンサー(例えば、超音波センサー)でもよく、給紙された用紙Pの到達、通過を検知可能なセンサーであればよい。

0044

又、給紙装置1は、用紙補給やジャム処理のため、上面カバー14が開閉可能である。例えば、上面カバー14は、図1中の実線矢印方向に開閉可能である。又、上面カバー14は取り外し可能となっていても良い。

0045

(画像形成装置のハードウェア構成)
次に、図2に基づき、第1の実施形態に係る給紙装置1を備えた画像形成装置(プリンター100)のハードウェア構成の一例を説明する。図2は、画像形成装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。

0046

図2に示すように、本実施形態に係るプリンター100は、内部に主制御部9(制御基板)を有する。主制御部9は、装置全体の動作を統括し、プリンター100の各部の制御を司る。そして、主制御部9には、例えば、中央演算処理装置としてCPU91やROM92やRAM93や画像処理部94が設けられる。尚、主制御部9は、全体制御や通信制御や画像処理を行うメイン制御部と、画像形成や各種回転体を回転させるモーター96等のON/OFF等を制御するエンジン制御部等、機能ごとに複数種に分けられた形態で設けられてもよい。

0047

そして、プリンター100の主制御部9には、ROM92やRAM93等の記憶装置が搭載される。例えば、ROM92には、EEPROMなどを採用できる。ROM92は、CPU91が制御のため実行するプログラムなどを記憶する。又、ROM92は、プリンター100の制御に必要なデータや、装置固有の各種パラメータなどの各種制御用のデータを記憶する。主制御部9(のCPU91)はROM92のプログラムやデータをRAM93に読み出し、読み出したプログラムやデータを用いて制御を行う。

0048

又、プリンター100は、外部とのインターフェイスとしての通信部95を含む。通信部95は、例えば、外部のコンピューター200(例えば、パーソナルコンピューターサーバー)と、ネットワークケーブルを介して通信を行う。通信部95は、例えば、ネットワーク接続用のコネクタや、ケーブルでコンピューター200と直接的に通信するためのコネクタ、通信制御用コントローラチップ等を含む。通信部95は、コンピューター200等から画像データや印刷での設定データ等を含む印刷用データを受ける。そして、主制御部9は、画像データに基づき、画像形成部5aに印刷を行わせる。

0049

又、主制御部9は、用紙搬送や印刷を実際に行う給紙部3、本体搬送路4a、画像形成部5a、定着部5bと通信可能に接続される。主制御部9は、給紙部3、本体搬送路4a、画像形成部5a、定着部5b、排出部4bの動作の制御を行う。又、印刷を行うとき、給紙部3からの給紙や、用紙搬送や画像形成で用いる各種回転体(用紙搬送用の搬送ローラー対41、42や感光体ドラム51等)を回転させるうえで用いられるモーター96やクラッチ97等の制御を行う(モーター96やクラッチ97はそれぞれ複数設けることができるがまとめて表記する)。

0050

又、主制御部9には、排出センサー46等の各種センサー出力が入力される。主制御部9は、排出センサー46の出力に基づき、印刷済みの用紙Pが排出トレイ44に排出されたか否かを認識する。

0051

又、主制御部9は、バス等で操作パネル2とも通信可能に接続される。例えば、主制御部9は、操作パネル2の液晶表示部21(図1参照)などの表示を制御する。又、操作パネル2内の設定キー23の押下を認識する。そして、操作パネル2になされた設定内容を示す信号は、主制御部9に送られる。主制御部9は、信号に基づき、例えば、給紙装置1に収容される用紙サイズを指定する操作パネル2での設定を認識する。

0052

又、主制御部9は、画像データに対して各種画像処理を行う画像処理部94を含む。尚、画像処理部94は、主制御部9外に設けても良い。画像処理部94は、例えば、画像処理専用回路としてのASIC画像処理用メモリー等を含む。そして、画像処理部94は、例えば、濃度変更拡大縮小等の各種画像処理を画像データに施す。尚、画像処理部94が行える画像処理は多岐にわたるので、公知の画像処理をおこなえるものとして、実行可能な画像処理の詳細な説明は省略する。そして、画像処理部94は、画像データに対して露光装置53で用いることができる形態に変換して露光装置53に画像データを渡す。露光装置53は引き渡されたデータに基づき、感光体ドラム51の走査露光を行う。

0053

又、主制御部9は、バスや通信線等により、給紙装置1と通信可能に接続される。給紙装置1内には、給紙装置1の動作を実際に制御する給紙制御部10が設けられる。又、給紙装置1には、例えば、主制御部9と通信を行うためのI/F部15が設けられる。給紙制御部10はI/F部15を介して主制御部9と通信を行う。給紙制御部10は、主制御部9から印刷に伴う給紙の指示を受けると、給紙装置1を実際に制御して、プリンター100内に用紙Pを送り込む。

0054

例えば、給紙制御部10は、CPUやASIC等の演算処理を行う素子を含む。そして、給紙装置1には、給紙装置1の制御を行うためのプログラムやデータを記憶するメモリー16が設けられる。給紙制御部10は、メモリー16に記憶されたプログラムやデータを用いて給紙装置1の動作の制御を行う。

0055

給紙制御部10は、給紙装置1内の搬送ローラー対71〜73や給紙ローラー6を回転させる搬送モーター17の回転を制御する。給紙を行うとき、給紙制御部10は、予め定められた速度で用紙Pが搬送されるように搬送モーター17を回転させる。この搬送モーター17の駆動力を受けて、搬送ローラー対71〜73が回転する。

0056

又、連続して複数ページにわたり印刷するとき一定の紙間を設けて用紙Pが搬送されるように、給紙ローラー6の回転のON/OFFを行うための給紙クラッチ18が設けられる。給紙クラッチ18は、例えば、電磁式のクラッチで、給紙制御部10が制御する。給紙クラッチ18により、搬送ローラー対71、72、73を回転させつつ、給紙ローラー6を停止させることができる。そして、給紙制御部10は、給紙クラッチ18を制御し、給紙ローラー6の停止や回転を制御する。尚、搬送ローラー対71〜73用のモーターと給紙ローラー6用のモーターのように複数のモーターを給紙装置1に設け、給紙制御部10が、搬送ローラー対71、72、73と給紙ローラー6の回転を独立して制御できるようにしてもよい。

0057

又、給紙制御部10には、給紙センサー8の出力が入力される。給紙制御部10は、給紙センサー8の出力に基づき、用紙Pが給紙されているか(無給紙ジャムが発生していないか)を確認する。例えば、給紙制御部10は、ピックアップローラー32を回転させてから予め定められた許容時間t0内に給紙センサー8が用紙Pを検知したか否かを確認する。

0058

又、給紙装置1には、給紙装置1に収容される用紙サイズを検知するためのサイズセンサー19が設けられる。サイズセンサー19は、上述の後端規制ガイド12の位置を示す信号と、幅規制ガイド13の位置を示す信号を出力する。例えば、サイズセンサー19は、後端規制ガイド12の位置により抵抗値が変化する可変抵抗と、幅規制ガイド13の位置により抵抗値が変化する可変抵抗を含み、各ガイドの位置に応じて異なる電圧値を出力する。あるいは、サイズセンサー19は、用紙サイズの位置にあわせ複数の光センサーを含むものでもよい。給紙制御部10は、サイズセンサー19の出力に基づき、後端規制ガイド12や幅規制ガイド13の位置を認識し、用紙サイズを認識する。

0059

(リトライと動作停止
次に、図3を用いて、第1の実施形態に係る給紙装置1での給紙のリトライを説明する。図3は、無給紙ジャムが発生したときの第1の実施形態に係る給紙装置1の動作を説明するためのタイミングチャートである。

0060

例えば、給紙ローラー6の摩耗や、給紙ローラー6に付いたゴミ(例えば、紙粉)や、用紙表面の摩擦係数や、用紙間吸着等により、給紙ローラー6がスリップしてしまうことがある。又、用紙Pが給紙装置1の部材に引っかかってしまうこともある。このように、様々な要因に起因し、給紙ローラー6を回転させても、用紙Pが送り出されないことがある(無給紙状態)。

0061

一方、無給紙状態となったとき、一旦、給紙ローラー6を停止させ、給紙のリトライを行うと(再び回転を開始させると)、場合により、用紙Pを用紙載置台11から送り出せることがある(無給紙状態の解消)。

0062

そして、本実施形態のプリンター100、給紙装置1は、無給紙状態が生ずると、リトライのため、給紙ローラー6の回転を停止させる。そして、予め定められた回数(規定回数)のリトライが行われる(用紙Pが送り出されれば、残りの回数のリトライはキャンセル)。そして、リトライを繰り返しても無給紙状態が続き、最後のリトライを行っても許容時間t0内に給紙センサー8によって用紙Pの到達を検知できなければ、給紙制御部10は、無給紙ジャムが発生したと判断する。

0063

無給紙ジャム発生と判断すると、給紙制御部10は、無給紙ジャムの解消まで、給紙ローラー6を停止状態で保つ。又、給紙制御部10は、複数の搬送ローラー対71、72、73の回転を停止させて、無給紙ジャムの解消まで、給紙搬送路7での用紙搬送を停止させる(リトライにより給紙がなされる可能性があるため、無給紙ジャム発生と判断するまで回転させておく)。例えば、搬送モーター17を停止させる。これらの給紙動作や用紙搬送動作の停止の後、使用者は、給紙装置1でのジャム処理を行う。尚、上面カバーの開閉を検知するセンサー(カバー開閉センサー)を設けておき、上面カバーの開閉があれは、給紙制御部10は、無給紙ジャムが解消されたと認識しても良い。

0064

又、給紙搬送路7は、用紙1枚分以上の長さがある。そして、連続印刷での2枚目以降から最終ページまでの用紙搬送では、給紙ローラー6が給紙を行っているとき、給紙された用紙P(無給紙ジャム発生前に給紙された用紙P、給紙センサー8を通過した用紙P)が給紙搬送路7に存在する。そのため、無給紙ジャム発生を検知して直ぐに給紙装置1を停止させると、給紙搬送路7に用紙Pが存在している状態で給紙装置1が停止することになる。そうすると、無給紙ジャムのジャム処理の作業では、用紙Pの載置状態を確認の他、給紙搬送路7から用紙Pを取り出す作業が必要となる。

0065

そのため、本実施形態の給紙装置1、プリンター100では、無給紙ジャムが発生すると、給紙制御部10は、無給紙ジャム発生前に給紙された用紙P(直前に給紙された用紙P)が給紙装置1から排出されてから給紙装置1の動作(給紙、搬送等)を停止させる。更に、給紙装置1の動作停止にあわせてプリンター100の動作を停止させると、給紙装置1から搬入された用紙Pがプリンター100内に残った状態でプリンター100が停止してしまう。そこで、本実施形態のプリンター100の主制御部9は、無給紙ジャム発生により給紙装置1が停止すると、給紙装置1から搬入された全ての用紙Pに対して搬送、印刷、排出の完了後、搬送、印刷、排出の動作を停止させる。

0066

そこで、図3を用いて、本実施形態の給紙装置1のリトライと動作停止を説明する。尚、図3では、リトライの規定回数が2回である例を示す。又、図3を用いて、リトライを規定回数(2回)行っても、無給紙状態が続き、給紙センサー8が用紙到達を検知せず、給紙制御部10が無給紙ジャム発生と検知された(判断)された場合を説明する。又、図3では、連続印刷を行うときの2枚目以降の用紙Pで無給紙ジャムが生じたときの例を説明する。

0067

まず、図3は、2本のタイミングチャートを含む。上方のタイミングチャートは、給紙ローラー6の駆動のON/OFFを示す。下方のタイミングチャートは、各搬送ローラー対71、72、73の駆動のON/OFFを示す。各タイミングチャートでは、Highが回転、Lowが停止を意味している。そして、2本のタイミングチャートの上方に、無給紙ジャムが生じたときの検知、動作の流れを時系列的に並べて記している。

0068

そして、図3での時点T1は、これから給紙を行う用紙Pの給紙を開始する時点である。給紙制御部10は、給紙クラッチ18を連結状態として給紙ローラー6を回転させる。

0069

次に、図3での時点T2は、給紙を開始したものの、用紙Pの到達を検知できないまま時点T1から許容時間t0が経過した時点である。給紙制御部10は、給紙センサー8の出力を確認しつつ、給紙での各種時間を計時する(例えば、給紙制御部10は、タイマーカウンタを含む)。給紙制御部10は時点T2で給紙センサー8が用紙到達を検知できていないとき、無給紙状態であると判断する。そして、給紙制御部10は、給紙クラッチ18を開放状態として、給紙ローラー6を停止させる。

0070

このとき、給紙制御部10は、これから給紙を行う用紙Pで1回目の無給紙状態が検知されたときから(1回目の給紙開始からでもよい)直前に給紙された用紙Pが給紙搬送路7から排出されるまでの排出所要時間t1(図3でのT2〜T5の時間)を求める。紙間は決まっており、用紙搬送速度も予め定められている。そこで、用紙サイズに応じて、排出所要時間t1を求めておき、例えば、メモリー16に排出所要時間t1を示すデータを記憶させておく。あるいは、予め実験等により、用紙サイズに応じて排出所要時間t1を計測しておき、計測結果に基づいて定めた排出所要時間t1を示すデータをメモリー16に記憶させておいても良い。そして、給紙制御部10は、メモリー16に記憶された排出所要時間t1を示すデータに基づき排出所要時間t1を求めても良い。

0071

又、用紙搬送速度は予め決まっている。用紙サイズもサイズセンサー19で認識されている。又、給紙開始位置から給紙搬送路7の終端までの距離も決まっている。又、給紙開始から用紙Pが給紙搬送路7から排出されるまでに搬送すべき長さは、給紙開始位置から給紙搬送路7の終端までの距離に用紙サイズ(用紙搬送方向のサイズ)を加えた長さである。そこで、給紙開始から用紙Pが給紙搬送路7から排出されるまでに搬送すべき長さを用紙搬送速度で割れば、給紙開始から用紙Pが給紙搬送路7から排出されるまでの(理想的な)時間が求められる。そして、給紙開始から用紙Pが給紙搬送路7から排出されるまでの(理想的な)時間から、直前に給紙された用紙Pの給紙開始からこれから給紙を行う用紙Pで1回目の無給紙状態を検知したときまでの時間を減ずれば、排出所要時間t1を求めることができる。このように、給紙制御部10は、排出所要時間t1を演算により求めてもよい。

0072

そして、本実施形態では、給紙制御部10は、定めた排出所要時間t1を規定回数で除して、リトライを行う間隔(リトライ間隔)を定める。本実施形態の給紙制御部10は、定めたリトライ間隔に基づき、給紙ローラー6にリトライを実行させる。

0073

そして、図3での時点T3は、1回目の給紙のリトライの開始時点である。又、時点T3は、時点T2(1回目の給紙で給紙ローラー6を停止させた時点)からリトライ間隔が経過した時点である。あるいは、リトライ間隔は先の給紙の開始時点(時点T1)からの時間として定めても良い。この場合、時点T3は、時点T1(1回目の給紙開始時点)からリトライ間隔が経過した時点である。給紙制御部10は、時点T1や時点T2からの時間を計時する。そして、リトライ間隔が経過すると、給紙制御部10は、そして、給紙制御部10は、給紙クラッチ18を連結状態として、給紙ローラー6を回転させる。

0074

次に、図3での時点T4は、時点T3から用紙Pの到達を検知できないまま許容時間t0が経過した時点である。給紙制御部10は、給紙センサー8の出力を確認しつつ、給紙開始からの時間を計時する。給紙制御部10は、時点T4で給紙センサー8が用紙到達を検知できていないとき、無給紙状態のままであると判断する。そして、給紙制御部10は、給紙クラッチ18を開放状態として、給紙ローラー6を停止させる。

0075

そして、図3での時点T5は、直前に給紙された用紙Pが給紙装置1から排出される時点である。言い換えると、時点T2から、排出所要時間t1が経過した時点である。このとき、直前に給紙された用紙Pの後端が、給紙搬送路7から抜ける。

0076

そして、図3での時点T6は、2回目の給紙のリトライの開始時点である。言い換えると、時点T6は、時点T4(先の給紙(1回目のリトライ)から許容時間t0が経過で給紙ローラー6が停止したとき)から、リトライ間隔が経過した時点である。あるいは、リトライ間隔を先の給紙からの経過した時間として定めるとき、時点T6は、時点T4(リトライの開始時点)からリトライ間隔が経過した時点である。

0077

又、図3での時点T7は、2回目(規定回数上、最後)のリトライを行ったものの、用紙Pの到達を検知できないまま許容時間t0が経過した時点である。給紙制御部10は、給紙センサー8の出力を確認しつつ、給紙開始からの時間を計時する。給紙制御部10は、許容時間t0経過の時点T7で給紙センサー8が用紙到達を検知できていないとき、無給紙ジャム発生と判断する。そして、給紙制御部10は、給紙クラッチ18を開放状態として、給紙ローラー6を停止させる。そして、給紙制御部10は、無給紙ジャムが解消されるまで給紙ローラー6を停止状態で維持する。

0078

又、時点T5では、給紙装置1から直前に給紙された用紙Pは既に抜けている。しかし、リトライにより給紙が行われる可能性があるので、給紙搬送路10は、時点T5以降も搬送ローラー対71、72、73は回転させたままとする。そして、給紙制御部10は、時点T7で無給紙ジャム発生と判断すると、搬送ローラー対71、72、73を停止させる。このように、時点T7で無給紙ジャム発生と検知されると、給紙制御部10は、無給紙ジャム処理のため、給紙装置1の動作を停止させる。

0079

プリンター100に搬入された用紙Pは、印刷に用いられる。そして、無給紙ジャム発生時、給紙装置1からプリンター100に搬入された全ての用紙Pの印刷が完了し、排出トレイ44に排出される(図3の時点T8)。無給紙ジャムの処理のため、主制御部9は、本体搬送路4a、画像形成部5a、排出部4b等の動作を停止させる。

0080

(1枚目の用紙Pでの無給紙ジャム検知)
次に、図4に基づき、第1の実施形態に係る実施形態の給紙装置1から給紙された1枚目の用紙Pでの無給紙ジャムの検知の流れの一例を説明する。図4は、印刷ジョブの1枚目の用紙Pでの無給紙ジャムの検知の流れの一例を示すフローチャートである。

0081

例えば、コンピューター200には、プリンター100を用いるためのプリンター100ドライバソフトウェアインストールされる。そして、コンピューター200は、印刷を行う内容を示すデータ(例えば、画像データ)をプリンター100に向けて送信する。このプリンター100ドライバソフトウェアでは、印刷に用いる用紙サイズや給紙を行う給紙部3や給紙装置1の選択や部数等を設定可能である。そして、給紙装置1が収容している用紙サイズと、プリンター100ドライバソフトウェアで設定された用紙サイズが一致したり、給紙装置1からの給紙が指定されたりしていると、主制御部9は、給紙装置1を給紙元と選択し、給紙制御部10に給紙の指示を与える。操作パネル2で給紙元を給紙装置1とする設定がなされたとき、主制御部9は、給紙装置1を給紙元と選択するようにしてもよい。

0082

そして、図4のスタートは、主制御部9の指示に基づき、給紙装置1から給紙を行う時点である。このとき、給紙制御部10は、主制御部9から、給紙を行うべき旨や給紙すべき枚数などの情報を受信している。このように、給紙制御部10は、主制御部9からの指示を受けて給紙制御を開始する。

0083

そして、給紙制御部10は、給紙ローラー6を回転させて、1枚目の用紙Pの給紙を開始する(ステップ♯1)。次に、給紙制御部10は、給紙センサー8の出力に基づき、許容時間t0内に給紙センサー8が用紙到達を検知したか否かを確認する(ステップ♯2)。許容時間t0は、例えば、給紙ローラー6から給紙センサー8までの搬送距離仕様上の用紙搬送速度(給紙ローラー6の周面の周速度)で除して得られる時間又は、この時間に若干の余裕マージン)を持たせた時間(例えば、数百ミリ秒)である。

0084

もし、用紙Pの到達を検知できなければ(ステップ♯2のNo)、給紙制御部10は、給紙ローラー6を一旦停止させる(ステップ♯3)。そして、給紙制御部10は、給紙ローラー6を停止させてから予め定められた待ち時間待った後、給紙ローラー6を再び回転させる(リトライ、ステップ♯4)。この待ち時間は、リトライ間隔とは異なり、予め定められたものであり、リトライ間隔よりも短くてよい。

0085

そして、給紙制御部10は、再び、許容時間t0内に給紙センサー8が用紙到達を検知したか否かを確認する(ステップ♯5)。もし、用紙到達を検知できなければ(ステップ♯5のNo)、給紙制御部10は、リトライを予め定められた規定回数行ったか否かを確認する(ステップ♯6)。尚、規定回数は、任意に定めることができるが、例えば、2〜3回程度である。

0086

もし、まだリトライを規定回数行っていなければ(ステップ♯6のNo)、フローは、ステップ♯3に戻る。一方、リトライを既に規定回数行っていれば(ステップ♯6のYes)、給紙制御部10は、給紙動作を停止させる(給紙ローラー6の停止。ステップ♯7)。又、給紙制御部10は、無給紙ジャム発生と判断し(検知し)、主制御部9に無給紙ジャム発生を通知する(ステップ♯8)。この通知を受けて、主制御部9は、操作パネル2の液晶表示部21やインジケーター22に無給紙ジャムが発生した旨を報知させる(ステップ♯9)。そして、本制御は終了する(エンド)。

0087

無給紙ジャムが発生したとき、使用者は、給紙装置1の上面カバー14を外し、用紙載置台11上の用紙Pの載置状態を確認する等の無給紙ジャムの処理を行うことになる。そして、無給紙ジャムの処理が完了後、ステップ♯1からやり直しとなる。

0088

尚、プリンター100の本体側では、通知を受けると、主制御部9は、印刷のための画像形成動作を開始させていれば、画像形成動作を停止させる。主制御部9は、動作していれば、本体搬送路4aに用紙搬送を停止させ、画像形成部5aや定着部5bでの画像形成に係る動作を停止させ、排出部4bでの排出動作を停止させる。

0089

一方、最初の給紙ローラー6の回転開始から、あるいは、リトライの開始から、許容時間t0内に給紙センサー8で用紙Pの到達が検知できれば(ステップ♯2のYes、ステップ♯5のYes)、給紙搬送路7による用紙Pの搬送がなされる。

0090

尚、給紙ローラー6は、用紙Pの後端が給紙ローラー6を抜けるまで回転した後、停止する。例えば、サイズセンサー19によって、給紙制御部10が用紙サイズを認識する。そして、給紙ローラー6の用紙搬送速度(周速度)は予め定められる。そこで、例えば、給紙制御部10は、給紙センサー8で用紙到達を検知してから、用紙サイズから給紙ローラー6と給紙センサー8間の距離を引いた長さを搬送するのに要する時間の間、給紙ローラー6を回転させる。あるいは、給紙制御部10は、許容時間t0内に用紙Pの到達が検知されたときは、用紙サイズに応じて給紙開始から一定の時間だけ給紙ローラー6を回転させてもよい。

0091

その結果、搬送された1枚目の用紙Pは、本体搬送路4aに合流する。そして、用紙Pに対する印刷がなされ、排出トレイ44に排出される。このように、印刷ジョブの1枚目の用紙Pについての無給紙ジャム検知や搬送がなされる(エンド)。

0092

(2枚目以降の用紙Pでの無給紙ジャム検知)
次に、図5に基づき、第1の実施形態に係る実施形態の給紙装置1から給紙された2枚目以降の用紙Pでの無給紙ジャム検知の一例を説明する。図5は、印刷ジョブの1枚目の用紙Pでの無給紙ジャム検知の流れの一例を示すフローチャートである。

0093

そこで、図5を用いて、2枚目以降の用紙Pでの無給紙ジャム検知に関する制御の流れを説明する。

0094

まず、図5のスタートは、例えば、1枚目の用紙Pが給紙センサー8を通過した時点である。このとき、給紙制御部10は、給紙ローラー6を停止させている。

0095

そして、給紙制御部10は、直前に給紙された用紙P(次に給紙する用紙Pがn枚目ならば、(n−1)枚目の用紙P)とこれから給紙する用紙Pの紙間が予め定められた紙間となったか否か(追突しない程度の紙間が確保されたか否か)を確認する(ステップ♯11)。例えば、給紙制御部10は、給紙センサー8での用紙Pの通過検知からの経過時間により、紙間の確保を認識してもよい。又、給紙制御部10は、直前に給紙された用紙Pの給紙を開始した時点からの経過時間に基づき、紙間が確保されたか否かを確認してもよい。尚、ステップ♯11では、一定間隔で給紙ローラー6を回転させるようにし、必要な紙間が確保されるように、主制御部9が本体のレジストローラー対43で停止させる時間を制御するようにしてもよい。

0096

給紙制御部10は、紙間が確保できるまで確認を続ける(ステップ♯11のNo→ステップ♯11のループ)。必要紙間が確保できれば(ステップ♯11のYes)、給紙制御部10は、給紙ローラー6を回転させて2枚目以降の用紙Pの給紙を開始する(ステップ♯12)。次に、給紙制御部10は、給紙センサー8の出力に基づき、許容時間t0内に給紙センサー8が用紙到達を検知したか否かを確認する(ステップ♯13)。許容時間t0は、ステップ♯2の場合と同様である。

0097

もし、用紙Pの到達を検知できなければ(ステップ♯13のNo)、給紙制御部10は、給紙ローラー6を一旦停止させる(ステップ♯14)。そして、給紙制御部10は、給紙ローラー6を停止させてから(無給紙状態検知から)、リトライ間隔待った後、給紙ローラー6を再び回転させる(リトライ)(ステップ♯15)。

0098

そして、給紙制御部10は、再び、許容時間t0内に給紙センサー8が用紙到達を検知したか否かを確認する(ステップ♯16)。もし、用紙到達を検知できなければ(ステップ♯16のNo)、給紙制御部10は、実行したリトライが規定回数のうち最後のリトライであるか否かを確認する(ステップ♯17)。

0099

もし、実行したリトライが最後のリトライ動作でなければ(ステップ♯17のNo)、フローは、ステップ♯14に戻る。一方、最後のリトライ動作であれば(ステップ♯17のYes)、給紙制御部10は、給紙ローラー6や搬送ローラー対71、72、73を停止させ、給紙装置1での給紙動作や搬送動作を停止させる(ステップ♯18)。又、給紙制御部10は、無給紙ジャム発生と判断し、主制御部9に無給紙ジャム発生を通知する(ステップ♯19)。言い換えると、給紙搬送路7から直前に給紙された用紙Pを抜けさせつつ、用紙P未到達検知にあわせて、給紙制御部10は、同時に無給紙ジャム発生検知と、給紙や搬送停止を行う。

0100

この通知を受けて、主制御部9は、給紙装置1からプリンター100に搬入された全ての用紙Pの印刷を行い、全ての用紙Pが排出トレイ44に排出された後に画像形成動作を停止させる(ステップ♯20)。言い換えると、主制御部9は、給紙装置1から搬入された全用紙の搬送を終えてから本体搬送路4aに搬送を停止させ、給紙装置1から搬入された全用紙の画像形成を終えてから画像形成部5aや定着部5bを停止させ、給紙装置1から搬入された全用紙の排出を終えてから排出部4bを停止させる。更に、主制御部9は、操作パネル2に無給紙ジャムが発生した旨を表示させる(ステップ♯21)。そして、本制御は終了する(エンド)。

0101

無給紙ジャムが発生したとき、使用者は、給紙装置1の上面カバー14を外し、用紙載置台11上の用紙Pの載置状態を確認する等の無給紙ジャムの処理を行うことになる。そして、無給紙ジャムの処理が完了後、未印刷のページのうちの先頭ページを1ページ目として、図4のステップ♯1からやり直しとなる。

0102

一方、最初の給紙ローラー6の回転開始から、あるいは、リトライの開始から許容時間t0内に給紙センサー8で用紙Pの到達が検知できれば(ステップ♯13のYes、ステップ♯16のYes)、給紙搬送路7による用紙Pの搬送がなされる(ステップ♯22)。このとき、給紙制御部10は、給紙ローラー6からの用紙Pの後端の送り出しに伴い、給紙ローラー6を一旦停止させる。搬送された用紙Pは、本体搬送路4aに合流し、印刷がなされ、排出トレイ44に排出されることになる。

0103

次に、給紙制御部10は、印刷ジョブでの全用紙の給紙を完了したか否かを確認する(ステップ♯23)。もし、全ての用紙Pの給紙が完了したのであれば(ステップ♯23のYes)、本フローは終了する(エンド)。もし、全ての用紙Pの給紙が完了していなければ(ステップ♯23のNo)、フローはステップ♯11に戻る。

0104

このようにして、本実施形態に係る給紙装置1は、給紙装置1外の搬送路(本体搬送路4a)に接続され、用紙Pを給紙装置1外の搬送路に向けて搬送する給紙搬送路7と、給紙搬送路7の搬送経路に設けられ、給紙された用紙Pの到達、通過を検知する用紙検知体(給紙センサー8)と、給紙搬送路7に向けて用紙Pを送り出すとともに、用紙検知体により、回転を開始してから予め定められた許容時間t0内に用紙Pの到達を検知できない無給紙状態が検知されると停止し、無給紙状態により回転を停止してからリトライ間隔を待って再び回転するリトライを行い、リトライ間隔は、給紙を行う用紙Pの1回目の無給紙状態が検知されたときから直前に給紙された用紙Pが給紙搬送路7から排出されるまでの排出所要時間t1を予め定められた規定回数で除して得られる時間以下に定められ、給紙回転体(給紙ローラー6)は、規定回数のリトライを行っても用紙検知体が用紙Pの到達を検知できないとき、無給紙ジャム発生として、リトライを行わずに停止状態となり、給紙搬送路7は、規定回数のリトライを行っても用紙検知体が用紙Pの到達を検知できないとき、直前に給紙された用紙Pが給紙搬送路7から排出されると、無給紙ジャム発生として、搬送停止を行うこととした。

0105

これにより、無給紙ジャム発生で給紙装置1が動作を停止した時点で、給紙搬送路7に無給紙ジャム発生前に給紙された用紙Pは残らない。従って、無給紙ジャムのジャム処理で、給紙搬送路7から用紙Pを除去する作業を無くすことができる。又、直前に給紙された用紙Pが給紙搬送路7から排出されるまでの間に、規定回数以下のリトライが行われる。これにより、無給紙ジャムによって、給紙装置1が停止してしまわないように、用紙Pの送り出しを促しつつ、必要以上の無駄なリトライを実行することを防ぐことができる。又、直前に無給紙ジャム発生前に給紙された用紙Pが給紙搬送路7から排出されるまでの排出所要時間t1を予め定められた規定回数で除して得られる間隔に基づきリトライの実行タイミングを取るので、従来のリトライを行う間隔を単に延ばすのと同等の制御であり、制御は複雑にならない。あるいは、全くの無給紙ではなく、給紙されても用紙検知体(給紙センサー8)に到達していない状態が生じ得るが、このような場合でも無給紙ジャムの発生した用紙P(無給紙ジャム発生により給紙搬送路7に残る用紙)のみを除去する作業だけで済むので、ジャム処理の作業が容易になる。

0106

又、給紙回転体(給紙ローラー6)は、回転を停止してから、排出所要時間t1を規定回数で除して得られるリトライ間隔だけ待った後、リトライを行うこととした。これにより、用紙Pの給紙装置1からの排出に近いタイミングでリトライが行われ、その後、無給紙状態が続けば、無給紙ジャム発生として、給紙装置1での搬送動作や給紙動作が停止される。従って、無給紙ジャムが発生したとき、無給紙ジャム発生前に給紙された用紙Pが給紙装置1から排出されると、速やかに給紙装置1での給紙、搬送が停止される。

0107

又、給紙搬送路7は、用紙1枚分よりも長い。これにより、給紙搬送路7が用紙1枚分よりも長くても、無給紙ジャム発生による停止のとき、給紙搬送路7には用紙Pが残らない。従って、使用者の無給紙ジャム発生時のジャム処理での作業を確実に簡略化することができる。

0108

又、画像形成装置(本実施形態ではプリンター100)は、上述した給紙装置1と、給紙搬送路7から送り込まれた用紙Pを搬送する本体搬送路4aと、用紙搬送経路に配され、用紙Pに画像を形成する画像形成部5aと、画像形成済みの用紙Pを外部に排出する排出部4bと、を含み、給紙装置1が無給紙ジャム発生により搬送停止を行ったとき、本体搬送路4aは給紙装置1から搬入された全ての用紙Pを搬送し終えた後に停止し、画像形成部5aは、給紙装置1から搬入された全ての用紙Pに対して画像を形成し終えた後に停止し、排出部4bは、給紙装置1から搬入された全ての用紙Pを排出し終えた後に停止する。これにより、無給紙ジャムにより給紙装置1の給紙回転体(給紙ローラー6)や給紙搬送路7が停止しても、給紙装置1から本体搬送路4aに搬入された全ての用紙Pに対して印刷を完了するまで、画像形成(印刷)が続けられる。従って、無給紙ジャムが生じたとき、使用者は、本体搬送路4aや画像形成部5aでの用紙Pを除去せずに済み、給紙装置1での用紙Pの載置状態の確認(無給紙ジャムを生じさせた用紙Pの確認)を行うだけで無給紙ジャムのジャム処理を終えることができる。

0109

又、画像形成装置(本実施形態ではプリンター100)は、給紙装置1及び画像形成装置の状態を報知する報知部(操作パネル2)を含み、報知部は、給紙装置1が無給紙ジャム発生により給紙停止及び搬送停止を行ったとき、給紙装置1で無給紙ジャムが生じた旨を報知する。これにより、使用者は給紙装置1で無給紙ジャムが発生したことを認識できる。

0110

(第2の実施形態)
次に、図6を用いて、第2の実施形態に係る給紙装置1での給紙のリトライを説明する。図6は、無給紙ジャムが発生したとき、第2の実施形態に係る給紙装置1の動作を説明するためのタイミングチャートである。

0111

第2の実施形態では、第1の実施形態とリトライ間隔の定め方が異なるのみで、他の点は、第1の実施形態と同様でよい(構成や制御フロー等)。従って、第1の実施形態と共通する点は、第1の実施形態として説明した内容を援用するものとし、特に説明する場合を除き、説明、図示を省略する。

0112

まず、図6は、図3と同様に、2本のタイミングチャートを含む。2本のタイミングチャートは、図3と同様であり、説明を省略する。又、図3と同様に、図6では、2本のタイミングチャートの上方に、無給紙ジャムが生じたときの検知、動作の流れを時系列的に並べて記している。

0113

そこで、図6を用いて、第2の実施形態の給紙装置1のリトライと動作停止を説明する。尚、図6でも、リトライの規定回数が2回である例を示す。又、本説明でも、リトライを規定回数(2回)行っても、無給紙状態が続き、給紙制御部10が無給紙ジャム発生と検知した(判断した)場合を説明する。又、図6でも、連続印刷を行うときの2枚目以降の用紙Pで無給紙ジャムが生じたときの例を説明する。

0114

そして、図6での時点T10は、これから給紙を行う用紙Pの給紙を開始する時点である。給紙制御部10は、給紙クラッチ18を連結状態として、給紙ローラー6を回転させる。次に、図6での時点T11は、給紙を開始したものの、用紙Pの到達を検知できないまま許容時間t0が経過した時点である。この時点T10のとき、給紙制御部10は、無給紙状態であると判断する。そして、給紙制御部10は、給紙ローラー6を停止させる。このとき、給紙制御部10は、第1の実施形態と同様に、排出所要時間t1(図6でのT11〜T16の時間)を定める。排出所要時間t1の定め方は、第1の実施形態と同様でよい。

0115

そして、本実施形態では、第1の実施形態と異なり、給紙制御部10は、定めた排出所要時間t1を規定回数よりも多い数(図6にて「規定回数+α」として図示。例えば、α=1。)で除して、リトライ間隔を求める。例えば、αは、1以上の整数とすることができる。但し、αが大きすぎれば、リトライ間隔が許容時間t0よりも短くなり、適切なリトライ間隔と言えなくなる。そのため、許容時間t0にマージンを加えた時間よりも長いリトライ間隔となるようにαの値を定めればよい。

0116

そして、図6での時点T12は、1回目の給紙のリトライの開始時点である。又、時点T12は、時点T11(1回目の給紙で給紙ローラー6を停止させた時点)からリトライ間隔が経過した時点である。あるいは、リトライ間隔は先の給紙の開始時点(時点T10)からの時間として定めても良い。この場合、時点T12は、時点T10(1回目の給紙開始時点)からリトライ間隔が経過した時点である。給紙制御部10は、時点T10や時点T11からの時間を計時する。そして、リトライ間隔が経過すると、給紙クラッチ18を連結状態として、給紙ローラー6を回転させる。又、図6での時点T13は、1回目のリトライを行ったものの、用紙Pの到達を検知できないまま許容時間t0が経過した時点である。そして、給紙制御部10は、時点T13で給紙ローラー6を停止させる。

0117

更に、図6での時点T14は、2回目の給紙のリトライの開始時点である。言い換えると、時点T14は、時点T13(先の給紙(1回目のリトライ)から許容時間t0が経過で給紙ローラー6が停止したとき)から、リトライ間隔が経過した時点である。あるいは、リトライ間隔を先の給紙からの経過した時間として定めるとき、時点T14は、時点T12(リトライの開始時点)からリトライ間隔が経過した時点である。又、排出所要時間t1を(規定回数+α)で割った間隔に基づきリトライを実行するので、2回目のリトライ開始から許容時間t0が経過した時点(時点T15)は、排出所要時間t1の終わり近くの時点(時点T16)となる。そして、給紙制御部10は、無給紙状態の継続に伴い、時点T15で給紙ローラー6を停止させる。そして、給紙制御部10は、無給紙ジャムが解消されるまで給紙ローラー6を停止状態で維持する。

0118

又、図6の例では、最後のリトライ開始から無給紙状態のまま許容時間t0が経過した時点T15の後、排出所要時間t1が経過する時点T16に至る。そのため、排出所要時間t1が経過した時点T16で、給紙装置1での給紙搬送路7に設けられた各搬送ローラー対71、72、73を停止させても問題がない。言い換えると、排出所要時間t1が経過した時点T14で、各搬送ローラー対71、72、73を停止させても、給紙搬送路7に用紙Pは残っていない。

0119

このようにして、本実施形態に係る給紙装置1の給紙回転体(給紙ローラー6)は、回転を停止してから、排出所要時間t1を規定回数よりも多い数で除して得られるリトライ間隔だけ待った後、リトライを行うこととした。これにより、無給紙ジャム発生前に給紙された用紙Pが給紙搬送路7から排出されるまで予め定められた規定回数のリトライを確実に行いつつ、無給紙ジャム発生前に給紙された用紙Pの給紙装置1からの排出にあわせて、素早く給紙装置1での搬送動作や給紙動作を停止させることができる。

0120

以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。

0121

本発明は、給紙装置や給紙装置を備えた画像形成装置に利用可能である。

0122

100プリンター(画像形成装置) 1給紙装置
10給紙制御部 6給紙ローラー(給紙回転体)
7給紙搬送路8給紙センサー(用紙検知体)
2操作パネル(報知部) 4a本体搬送路
4b 排出部 5a画像形成部
P 用紙 t0許容時間
t1 排出所要時間

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