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技術 車両防犯方法及び車両防犯システム

出願人 株式会社デンソー
発明者 亀山昌吾
出願日 2011年12月27日 (7年6ヶ月経過) 出願番号 2011-284774
公開日 2013年7月8日 (6年0ヶ月経過) 公開番号 2013-133010
状態 特許登録済
技術分野 車両用盗難防止 盗難警報装置 警報システム
主要キーワード 警告出力装置 記憶用データ 警告指令 警告出力制御 キー所有者 紐付けデータ 情報収集機器 警告出力処理
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (20)

課題

不審者に対する警告出力や不審者に係る情報収集を効果的に行い、従来よりも車両の防犯レベルを増すことができる車両防犯システムを提供する。

解決手段

車両防犯システム1は、車両2に接近する接近物9を検出する接近物検出装置201と、該接近物9に対し警告出力する各種警告出力装置205〜208と、該接近物9の特定に貢献する予め定められた証拠情報を取得する各種証拠取得装置202,203と、該接近物9の危険レベルの判定根拠となるレベル判定情報を取得するレベル判定情報取得装置201〜203とを備え、主制御部200が、取得したレベル判定情報から車両2の危険レベルを判定し、警告出力装置205〜208にその危険レベルに応じた警告出力を実行させ、かつ証拠取得装置202,203にその危険レベルに応じた種別の証拠情報を取得させる。

概要

背景

従来、例えば特許文献1に示すように、車両の外にいる不審者を検出して警告を発するカーセキュリティ技術が存在する。

概要

不審者に対する警告出力や不審者に係る情報収集を効果的に行い、従来よりも車両の防犯レベルを増すことができる車両防犯システムを提供する。車両防犯システム1は、車両2に接近する接近物9を検出する接近物検出装置201と、該接近物9に対し警告出力する各種警告出力装置205〜208と、該接近物9の特定に貢献する予め定められた証拠情報を取得する各種証拠取得装置202,203と、該接近物9の危険レベルの判定根拠となるレベル判定情報を取得するレベル判定情報取得装置201〜203とを備え、主制御部200が、取得したレベル判定情報から車両2の危険レベルを判定し、警告出力装置205〜208にその危険レベルに応じた警告出力を実行させ、かつ証拠取得装置202,203にその危険レベルに応じた種別の証拠情報を取得させる。

目的

本発明の課題は、不審者に対する警告出力や不審者に係る情報収集を効果的に行い、従来よりも車両の防犯レベルを増すことができる車両防犯方法及び車両防犯システムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

車両に接近する接近物接近物検出手段が検出する接近物検出ステップと、検出された前記接近物に対する危険レベルの判定根拠となるレベル判定情報を、レベル判定情報取得手段が取得するレベル判定情報取得ステップと、取得した前記レベル判定情報に基づいて、危険レベル設定手段が前記車両の危険レベルを設定する危険レベル設定ステップと、設定された危険レベルに対応する警告手法による警告出力を、警告制御手段が予め定められた警告出力手段に実行させる警告出力ステップと、設定された危険レベルに対応する種別証拠情報を、証拠取得制御手段が予め定められた証拠取得手段に取得させる証拠取得ステップと、を有することを特徴とする車両防犯方法

請求項2

前記危険レベルは段階的に定められ、それら各危険レベルに対し各々のレベルであるか否かを判定するためのレベル判定情報が対応付けられており、それら各危険レベルに対応するレベル判定情報の情報種別が互いに異なっている請求項1に記載の車両防犯方法。

請求項3

前記危険レベル設定ステップでは、前記危険レベル設定手段が、前記危険レベルが新たなレベルに設定されたことをトリガーにして、現在の危険レベルがその新たなレベルの次に高い危険レベルであるか否かのレベル判定を行う形で、前記危険レベルを1段階ずつ切り替えて設定していく請求項1又は請求項2に記載の車両防犯方法。

請求項4

前記危険レベル設定ステップでは、前記危険レベル設定手段が、前記危険レベルを予め定められた基準レベル以下と判定した場合に、次に実施される、前記危険レベルが当該レベルの次に高い危険レベルであるか否かのレベル判定を、他のレベルのレベル判定よりも長い予め定められた期間だけ間をおいた後に実施するようにする請求項3に記載の車両防犯方法。

請求項5

前記危険レベルは段階的に定められ、それら各危険レベルに対し各々のレベルにおいて出力される警告出力の警告手法が対応付けられており、それら各危険レベルに対応する警告手法が互いに異なっている請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両防犯方法。

請求項6

前記証拠取得ステップでは、前記レベル判定情報取得手段が取得する前記レベル判定情報を前記証拠情報として取得する請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両防犯方法。

請求項7

前記証拠取得ステップにおいて取得する前記証拠情報を、証拠記憶手段が予め定められた証拠記憶部に記憶・蓄積する証拠記憶ステップを有する請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の車両防犯方法。

請求項8

前記証拠記憶ステップでは、前記危険レベルが予め定められた警戒レベルを上回っている場合に、前記証拠記憶手段が該危険レベルに対応する証拠情報を記憶する請求項7に記載の車両防犯方法。

請求項9

日時情報取得手段により日時情報を取得する日時情報取得ステップを有し、前記証拠記憶ステップでは、前記証拠取得ステップにて前記証拠情報を取得するに際して、前記日時情報取得ステップにて当該証拠情報の取得日時情報を取得し、これを、取得する証拠情報に対応付けた形で、前記証拠記憶手段が前記証拠記憶部に記憶する請求項7又は請求項8に記載の車両防犯方法。

請求項10

前記証拠記憶ステップでは、前記証拠記憶手段が、前記証拠取得ステップにて取得する前記証拠情報を、当該証拠情報の取得日時情報に基づいて、予め定められた日時条件毎に分類して記憶する請求項9に記載の車両防犯方法。

請求項11

位置情報取得手段により前記車両の現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得ステップを有し、前記証拠記憶ステップでは、前記証拠取得ステップにて前記証拠情報を取得するに際して、前記位置情報取得ステップにて前記車両の位置情報を取得し、これを、取得する証拠情報に対応付けた形で、前記証拠記憶手段が前記証拠記憶部に記憶する請求項7ないし請求項10のいずれか1項に記載の車両防犯方法。

請求項12

前記証拠記憶ステップでは、前記証拠記憶手段が、前記証拠取得手段が取得する前記証拠情報を、当該証拠情報に対応する位置情報に基づいて、予め定められた位置条件毎に分類して記憶する請求項11に記載の車両防犯方法。

請求項13

前記車両に、前記接近物検出手段と、前記警告出力手段と、前記証拠取得手段と、前記レベル判定情報取得手段と、前記危険レベル設定手段と、前記警告制御手段と、前記証拠取得制御手段と、前記証拠記憶部をなす車両側記憶部と、前記証拠記憶手段をなす車両側証拠記憶手段と、が設けられ、前記車両側証拠記憶手段は、当該車両に係る前記証拠情報を、前記車両側記憶部に記憶・蓄積する請求項7ないし請求項12のいずれか1項に記載の車両防犯方法。

請求項14

前記車両には、前記接近物検出手段と、前記警告出力手段と、前記証拠取得手段と、前記レベル判定情報取得手段と、前記危険レベル設定手段と、前記警告制御手段と、前記証拠取得制御手段とが設けられ、さらに、前記証拠取得手段が取得した前記証拠情報を、通信手段を介して車外の外部装置に送信する情報送信手段が設けられる一方、前記外部装置には、互いに異なる複数の前記車両から送信される前記証拠情報を受信する情報受信手段と、前記証拠記憶部をなす外部記憶部と、前記証拠記憶手段をなす外部記憶手段とが設けられ、前記外部記憶手段は、受信した各前記車両の前記証拠情報を前記外部記憶部に記憶・蓄積する請求項7ないし請求項13のいずれか1項に記載の車両防犯方法。

請求項15

前記車両には、前記接近物検出手段と、前記警告出力手段と、前記証拠取得手段と、前記レベル判定情報取得手段とが設けられ、さらに、前記車両の外部に設けられた外部装置に、前記接近物検出手段の検出結果及び前記レベル判定情報取得手段の取得情報を、通信手段を介して送信する情報送信手段と、前記警告出力手段及び前記証拠取得手段に対する制御指令を受信する制御指令受信手段と、受信した制御指令に基づいて、前記警告出力手段及び前記証拠取得手段が前記警告出力及び前記証拠情報の取得を実行させる前記警告制御手段及び前記証拠取得制御手段とが設けられる一方、前記外部装置には、前記検出結果及び前記取得情報を受信する情報受信手段と、前記危険レベル設定手段と、前記証拠記憶部をなす外部記憶部と、前記証拠記憶手段をなす外部記憶手段と、が設けられ、前記外部記憶手段は、受信した各前記車両の前記証拠情報を前記外部記憶部に記憶・蓄積するものであり、さらに前記外部装置には、前記情報受信手段による受信情報に基づいて前記危険レベル設定手段に設定された危険レベルに応じて、当該受信情報の送信元の車両2に、前記警告出力手段及び前記証拠取得手段に対する制御指令を、通信手段を介して送信する制御指令送信手段が設けられる請求項7ないし請求項13のいずれか1項に記載の車両防犯方法。

請求項16

前記証拠記憶部に記憶・蓄積された前記証拠情報を、証拠閲覧手段により閲覧する証拠閲覧ステップを有する請求項7ないし請求項15のいずれか1項に記載の車両防犯方法。

請求項17

請求項14又は請求項15に記載の要件を備え、前記外部装置とは異なる端末装置には、前記証拠閲覧手段と、前記外部装置に対し前記外部記憶部に記憶・蓄積された前記証拠情報の配信を、通信手段を介して要求する証拠要求手段と、当該要求の返信として前記証拠情報を、通信手段を介して受信する要求証拠受信手段と、が設けられ、受信した前記証拠情報を前記証拠閲覧手段により該端末装置で閲覧可能とされる一方、前記外部装置には、前記端末装置から前記要求を、通信手段を介して受信する証拠要求受信手段と、受信した前記要求に応じた前記証拠情報を、通信手段を介して要求元の端末装置に送信する要求証拠送信手段と、が設けられる請求項16に記載の車両防犯方法。

請求項18

請求項14又は請求項15に記載の要件を備え、前記外部装置に前記証拠閲覧手段が設けられ、該証拠閲覧手段により前記外部記憶部に記憶・蓄積された前記証拠情報を該外部装置にて閲覧可能とされる請求項16又は請求項17に記載の車両防犯方法。

請求項19

請求項13に記載の要件を備え、前記車両に前記証拠閲覧手段が設けられ、該証拠閲覧手段により前記車両側記憶部に記憶・蓄積された当該車両に係る前記証拠情報を該車両にて閲覧可能とされる請求項16ないし請求項18のいずれか1項に記載の車両防犯方法。

請求項20

前記レベル判定情報取得手段は、前記接近物検出手段により検出される接近物と前記車両との間の接近物間距離を特定する接近物間距離特定手段を有し、特定された接近物間距離を前記レベル判定情報として取得し、前記危険レベル設定手段は、当該接近物間距離が所定基準距離を下回った場合に、前記危険レベルを一段階上げる請求項1ないし請求項19のいずれか1項に記載の車両防犯方法。

請求項21

前記レベル判定情報取得手段は、前記車両周辺撮影する撮影手段を有し、撮影された撮影画像の画像データを前記レベル判定情報として取得し、前記危険レベル設定手段は、当該撮影画像に映し出される接近物を特定し、さらに当該接近物の種別を特定して、当該種別が予め定められた警戒対象種別であった場合に、前記危険レベルを一段階上げる請求項1ないし請求項20のいずれか1項に記載の車両防犯方法。

請求項22

前記レベル判定情報取得手段は、前記車両周辺の動画映像を撮影する動画撮影手段を有し、撮影された動画映像の動画データを前記レベル判定情報として取得し、前記危険レベル設定手段は、当該動画映像に映し出される接近物を特定し、さらに当該接近物の動きを特定して、当該動きが予め定められた不審行動パターンに一致する場合に、前記危険レベルを一段階上げる請求項1ないし請求項21のいずれか1項に記載の車両防犯方法。

請求項23

前記レベル判定情報取得手段は、前記車両周辺の音声録音する録音手段を有し、録音された音声データを前記レベル判定情報として取得し、前記危険レベル設定手段は、取得した音声データに含まれるキーワードを抽出して、当該キーワードが予め定められた不審キーワードに一致する場合に、前記危険レベルを一段階上げる請求項1ないし請求項22のいずれか1項に記載の車両防犯方法。

請求項24

請求項1ないし請求項23のいずれか1項に記載の各ステップが実行される車両防犯システム

技術分野

0001

本発明は、車両防犯方法及び車両防犯システムに関する。

背景技術

0002

従来、例えば特許文献1に示すように、車両の外にいる不審者を検出して警告を発するカーセキュリティ技術が存在する。

先行技術

0003

特開2008−107061号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところが、こうしたカーセキュリティ技術では、決められた検出方法により不審者を検出すると所定の警告を出力するよう構成されているが、これらの場合、不審者を誤って検出する可能性もあって、その結果、害意のない一般通行人に対し誤って警告・威嚇出力がなされ、いたずらに驚かせてしまったり、不快感を与えてしまう恐れがある。このため、不審者の検出精度の高い検出機器を用いようとすると1回の検出処理が重くなりがちで、人が接近しやすいような状況下で頻繁に検出処理が実施されると、機器に大きな負担がかかり、バッテリーも無駄に消費されてしまうという問題も生じる。

0005

また、不審者を検出して、警告・威嚇することも重要であるが、不審者が検出された場合にその不審者を特定できるような情報収集をすることも、地域の防犯の観点で重要である。ところが、こうした情報収集も、警告出力と同様、誤検出が多いと無駄な情報収集がなされてしまい、検出機器及び情報収集機器に大きな負担がかかり、バッテリーやメモリの浪費にもつながる。

0006

本発明の課題は、不審者に対する警告出力や不審者に係る情報収集を効果的に行い、従来よりも車両の防犯レベルを増すことができる車両防犯方法及び車両防犯システムを提供することにある。

課題を解決するための手段および発明の効果

0007

上記課題を解決するために、本発明の車両防犯方法は、
車両に接近する接近物接近物検出手段が検出する接近物検出ステップと、
検出された接近物に対する危険レベルの判定根拠となるレベル判定情報を、レベル判定情報取得手段が取得するレベル判定情報取得ステップと、
取得したレベル判定情報に基づいて、危険レベル設定手段が車両の危険レベルを設定する危険レベル設定ステップと、
設定された危険レベルに対応する警告手法による警告出力を、警告制御手段が予め定められた警告出力手段に実行させる警告出力ステップと、
設定された危険レベルに対応する種別証拠情報を、証拠取得制御手段が予め定められた証拠取得手段に取得させる証拠取得ステップと、
を有することを特徴とする。

0008

上記本発明の構成によれば、危険レベルに応じて、警告出力の出力内容と証拠収集の収集内容を変化させることができる。これにより、危険レベルが低いほど警告出力機器の機器負担が小さい警告出力を行い、危険レベルが高いほど警告出力機器の機器負担が大きい警告出力を行うように設定できる。つまり、危険レベルが低い時には、機器負担の小さい警告出力がなされるが、その出力は必然的に弱いものとなるため、接近者が仮に不審者でなかった場合に、その接近者を過剰に驚かせてしまったり、不快感を与えなくてすむ。逆に、危険レベルが高い時には、機器負担の大きい警告出力がなされるが、その出力は必然的に強いものとなるため、接近する不審者に対し警告・威嚇を確実に行うことができる。また、危険レベルが低いほど証拠取得機器の機器負担が小さい証拠収集を行い、危険レベルが高いほど証拠収集機器の機器負担が大きい証拠収集を行うように設定できる。つまり、危険レベルが低い時には、機器負担の小さい証拠収集、例えばデータ量が少ない証拠情報の収集を行うことができるから、機器への負担やメモリの過剰な利用を抑制できる。逆に、危険レベルが高い時には、機器負担の大きい証拠収集、例えば動画音声等のデータ量の比較的大きい証拠情報を行うことができるから、機器やメモリへの負担は高くなるものの、接近する不審者を特定する証拠を確実に取得することができる。

0009

本発明においては、危険レベルは段階的に定められ、それら各危険レベルに対し各々のレベルであるか否かを判定するためのレベル判定情報が対応付けられており、それら各危険レベルに対応するレベル判定情報の情報種別が互いに異なっているように構成できる。これにより、危険レベルの判定を、1つの情報からではなく複数種の情報に基づいて行うことができるから、より正確な危険レベル判定が可能となる。

0010

本発明における危険レベル設定ステップでは、危険レベル設定手段が、危険レベルが新たなレベルに設定されたことをトリガーにして、現在の危険レベルがその新たなレベルの次に高い危険レベルであるか否かのレベル判定を行う形で、危険レベルを1段階ずつ切り替えて設定していくように構成できる。これにより、危険レベルが1段階ずつ増していくため、誤った危険レベル判定で、機器負担の高い警告出力や情報収集がいきなり実施されることが無い。つまり、危険レベル判定が低いレベルから順になされていくから、危険レベルの判定精度は高く、誤った危険レベル判定がされ難い。

0011

本発明における危険レベル設定ステップでは、危険レベル設定手段が、危険レベルを予め定められたレベル以下と判定した場合に、次に実施される、危険レベルが当該レベルの次に高い危険レベルであるか否かのレベル判定を、他のレベルのレベル判定よりも長い予め定められた期間だけ間をおいた後に実施するように構成できる。例えば、危険レベルを最低レベルと判定した場合に、次に実施される、危険レベルが最低レベルの次に高い危険レベルであるか否かのレベル判定を、他のレベルのレベル判定よりも長い予め定められた期間だけ間をおいた後に実施するように構成できる。危険レベルが高い場合には、連続的に危険レベル判定を行なって、警告出力及び証拠収集を繰り返し行うことに意味はあるが、危険レベルが低い時には、頻繁な危険レベル判定は、機器を消耗するだけである。上記の構成によれば、無駄な機器の消耗を抑制できる。

0012

本発明においては、危険レベルは段階的に定められ、それら各危険レベルに対し各々のレベルにおいて出力される警告出力の警告手法が対応付けられており、それら各危険レベルに対応する警告手法が互いに異なっているように構成できる。これにより、警告出力を、1つの出力内容(警告手法)ではなく複数種の出力内容(警告手法)にて行うことができるから、仮にある危険レベルでの警告出力が認識されなかった場合に、次のレベルでも同じ警告出力が実施される構成では、次のレベルでも認識されない可能性があるが、次のレベルで違う形での警告出力が実施されれば、これを認識される可能性が高くなり、結果、接近者に対する警告をより確実に行える。この場合、危険レベルごとに警告出力手段(警告出力を行う機器)を変えて、別の機器による警告出力にすることで、必然的に警告手法(警告方式)がへんかするため、警告出力の認識の確実さはより高まる。

0013

本発明における証拠取得ステップでは、レベル判定情報取得手段が取得するレベル判定情報を証拠情報として取得するように構成できる。これにより、レベル判定情報取得手段と証拠取得手段が兼用化でき、装置構成シンプルにできる。

0014

本発明では、証拠取得ステップにおいて取得する証拠情報を、証拠記憶手段が予め定められた証拠記憶部に記憶・蓄積する証拠記憶ステップを有して構成できる。この構成によれば、証拠を確実に記憶・蓄積することができ、不審者の特定・発見に貢献できる。

0015

本発明における証拠記憶ステップでは、危険レベルが予め定められた警戒レベルを上回っている場合に、証拠記憶手段が該危険レベルに対応する証拠情報を記憶するように構成できる。この構成によれば、危険レベルが低い時には証拠上方を記憶しないので、メモリを無駄に消費することが無い。

0016

本発明においては、日時情報取得手段により日時情報を取得する日時情報取得ステップを有し、証拠記憶ステップでは、証拠取得ステップにて証拠情報を取得するに際して、日時情報取得ステップにて当該証拠情報の取得日時情報を取得し、これを、取得する証拠情報に対応付けた形で、証拠記憶手段が証拠記憶部に記憶するよう構成できる。この構成によれば、証拠と共に、証拠を取得した日時を得ることができるから、不審者の特定・追跡・発見に貢献できる。

0017

本発明における証拠記憶ステップでは、証拠記憶手段が、証拠取得ステップにて取得する証拠情報を、当該証拠情報の取得日時情報に基づいて、予め定められた日時条件毎に分類して記憶することができる。この構成によれば、証拠が、証拠取得日時に基づいて分類され、整理して記憶されるから、要求された証拠を配信・閲覧させる処理が容易となる。

0018

本発明においては、位置情報取得手段により車両の現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得ステップを有し、証拠記憶ステップでは、証拠取得ステップにて証拠情報を取得するに際して、位置情報取得ステップにて車両の位置情報を取得し、これを、取得する証拠情報に対応付けた形で、証拠記憶手段が証拠記憶部に記憶するよう構成できる。この構成によれば、証拠と共に、証拠を取得した位置を得ることができるから、不審者の特定・追跡・発見に貢献できる。

0019

証拠記憶ステップでは、証拠記憶手段が、証拠取得手段が取得する証拠情報を、当該証拠情報に対応する位置情報に基づいて、予め定められた位置条件毎に分類して記憶することができる。この構成によれば、証拠が、証拠取得位置に基づいて分類され、整理して記憶されるから、要求された証拠を配信・閲覧させる処理が容易となる。

0020

本発明においては、車両に、接近物検出手段と、警告出力手段と、証拠取得手段と、レベル判定情報取得手段と、危険レベル設定手段と、警告制御手段と、証拠取得制御手段と、証拠記憶部をなす車両側記憶部と、証拠記憶手段をなす車両側証拠記憶手段と、が設けられ、車両側証拠記憶手段は、当該車両に係る証拠情報を、車両側記憶部に記憶・蓄積するよう構成できる。そして、車両に証拠閲覧手段を設けることで、該証拠閲覧手段により車両側記憶部に記憶・蓄積された当該車両に係る証拠情報を該車両にて閲覧可能となる。つまり、車両の所有者などが、自車両において取得した不審者の証拠を閲覧することを可能になる。

0021

本発明においては、車両には、接近物検出手段と、警告出力手段と、証拠取得手段と、レベル判定情報取得手段と、危険レベル設定手段と、警告制御手段と、証拠取得制御手段とが設けられ、さらに、証拠取得手段が取得した証拠情報を、通信手段を介して車外の外部装置に送信する情報送信手段が設けられる一方、外部装置には、互いに異なる複数の車両から送信される証拠情報を受信する情報受信手段と、証拠記憶部をなす外部記憶部と、証拠記憶手段をなす外部記憶手段とが設けられ、外部記憶手段は、受信した各車両の証拠情報を外部記憶部に記憶・蓄積するよう構成できる。この構成によれば、多数の車両が取得する証拠情報を、外部の1つの管理装置にて管理されることになるから、集められた多数の証拠情報に基づいて、不審者の特定・追跡・発見を行うことができる。日時情報や位置情報も特定されるならば、同一の不審者の特定・追跡・発見が容易になる。

0022

本発明においては、車両には、接近物検出手段と、警告出力手段と、証拠取得手段と、レベル判定情報取得手段とが設けられ、さらに、車両の外部に設けられた外部装置に、接近物検出手段の検出結果及びレベル判定情報取得手段の取得情報を、通信手段を介して送信する情報送信手段と、警告出力手段及び証拠取得手段に対する制御指令を受信する制御指令受信手段と、受信した制御指令に基づいて、警告出力手段及び証拠取得手段が警告出力及び証拠情報の取得を実行させる警告制御手段及び証拠取得制御手段とが設けられる一方、外部装置には、検出結果及び取得情報を受信する情報受信手段と、危険レベル設定手段と、証拠記憶部をなす外部記憶部と、証拠記憶手段をなす外部記憶手段と、が設けられ、外部記憶手段は、受信した各車両の証拠情報を外部記憶部に記憶・蓄積するものであり、さらに外部装置には、情報受信手段による受信情報に基づいて危険レベル設定手段に設定された危険レベルに応じて、当該受信情報の送信元の車両2に、警告出力手段及び証拠取得手段に対する制御指令を、通信手段を介して送信する制御指令送信手段が設けられるよう構成できる。この構成によれば、多数の車両が取得する証拠情報を、外部の1つの管理装置にて管理されることになるから、集められた多数の証拠情報に基づいて、不審者の特定・追跡・発見を行うことができる。日時情報や位置情報も特定されるならば、同一の不審者の特定・追跡・発見が容易になる。また、危険レベル判定、警告手法の決定、収集する証拠内容(証拠種別)の決定が、車両側ではなく、外部装置の側で行われるため、車両側での機器負担を大幅に軽減できる。

0023

本発明においては、証拠記憶部に記憶・蓄積された証拠情報を、証拠閲覧手段により閲覧する証拠閲覧ステップを有して構成できる。具体的にいえば、外部装置とは異なる端末装置には、証拠閲覧手段と、外部装置に対し外部記憶部に記憶・蓄積された証拠情報の配信を、通信手段を介して要求する証拠要求手段と、当該要求の返信として証拠情報を、通信手段を介して受信する要求証拠受信手段と、が設けられ、受信した証拠情報を証拠閲覧手段により該端末装置で閲覧可能とされる一方、外部装置には、端末装置から要求を、通信手段を介して受信する証拠要求受信手段と、受信した要求に応じた証拠情報を、通信手段を介して要求元の端末装置に送信する要求証拠送信手段と、が設けられるよう構成できる。これにより、証拠を記憶する装置とは別の端末にて、収集された証拠を閲覧することができる。また、外部装置に証拠閲覧手段が設けられ、該証拠閲覧手段により外部記憶部に記憶・蓄積された証拠情報を該外部装置にて閲覧可能とされるよう構成されてもよい。

0024

本発明において、危険レベルは段階的に定められることができる。例えば、車両に対する接近物の検出を第一の危険レベルとし、その接近物を予め定められた警戒対象(例えば人)と特定した場合を第一の危険レベルよりも高い第二の危険レベルとし、その警戒対象の予め定められた不審行動を特定した場合を第二の危険レベルよりも高い第三の危険レベルとし、少なくともそれら3段階の危険レベルを有するよう構成できる。

0025

本発明におけるレベル判定情報取得手段は、接近物検出手段により検出される接近物と車両との間の接近物間距離を特定する接近物間距離特定手段を有し、特定された接近物間距離をレベル判定情報として取得し、危険レベル設定手段は、当該接近物間距離が所定基準距離を下回った場合に、危険レベルを一段階上げるように構成できる。これにより、上記第一の危険レベルを設定できる。

0026

本発明にけるレベル判定情報取得手段は、車両周辺撮影する撮影手段を有し、撮影された撮影画像の画像データをレベル判定情報として取得し、危険レベル設定手段は、当該撮影画像に映し出される接近物を特定し、さらに当該接近物の種別を特定して、当該種別が予め定められた警戒対象種別(例えば人)であった場合に、危険レベルを一段階上げるように構成できる。これにより、上記第二の危険レベルを設定できる。

0027

本発明におけるレベル判定情報取得手段は、車両周辺の動画映像を撮影する動画撮影手段を有し、撮影された動画映像の動画データをレベル判定情報として取得し、危険レベル設定手段は、当該動画映像に映し出される接近物を特定し、さらに当該接近物の動きを特定して、当該動きが予め定められた不審行動パターンに一致する場合に、危険レベルを一段階上げるように構成できる。これにより、上記第三の危険レベルを設定できる。

0028

本発明におけるレベル判定情報取得手段は、車両周辺の音声を録音する録音手段を有し、録音された音声データをレベル判定情報として取得し、危険レベル設定手段は、取得した音声データに含まれるキーワードを抽出して、当該キーワードが予め定められた不審キーワードに一致する場合に、危険レベルを一段階上げるように構成できる。これにより、上記第三の危険レベルを設定できる。不審行動パターンが検出され、かつ不審キーワードまで検出された場合には、これを最大級の警戒レベルに設定し、最大級の警告出力と証拠収集を行うようにすることで、車両を確実に防犯で貴、検出されている不審者の特定も容易になる。

0029

本発明の車両防犯システムは、上述した各ステップ(接近物検出ステップと、レベル判定情報取得ステップと、危険レベル設定ステップと、警告出力ステップと、証拠取得ステップと、さらには、証拠記憶ステップと、位置情報取得ステップと、証拠閲覧ステップとが実行される構成とすることができる。これにより、上記した車両防犯方法の効果を有するシステム構築できる。

図面の簡単な説明

0030

本発明の一実施形態である車両用防犯システムの構成を簡略的に示すブロック図。
図1の車両用防犯システムにおける車両の構成を簡略的に示すブロック図。
図1の車両用防犯システムにおける車両での接近物検出及び証拠取得を説明するための説明図。
図1の車両用防犯システムにおける管理装置(外部装置)の構成を簡略的に示すブロック図。
図1の車両用防犯システムにおける端末装置(閲覧端末装置)の構成を簡略的に示すブロック図。
車両が実行する防犯プログラムの処理の流れを説明する第一のフローチャート
車両が実行する防犯プログラムの処理の流れを説明する第二のフローチャート。
車両が実行する防犯プログラムの処理の流れを説明する第三のフローチャート。
車両が実行する防犯プログラムの処理の流れを説明する第四のフローチャート。
車両が実行する防犯プログラムの処理の流れを説明する第五のフローチャート。
日時情報・位置情報の取得・送信処理の流れを説明するフローチャート。
車両から管理装置へのデータ送信記憶処理の流れを説明するフローチャート。
各危険レベルにおける警告出力の内容(警告手法)を示す図。
各危険レベルにおいて車両から管理装置に送信される送信内容を示す図。
管理装置のデータ受信処理の流れを示すフローチャート。
管理装置のデータ記憶処理の流れを示すフローチャート。
管理装置の記憶データの第一例を示す図。
管理装置の記憶データの第二例を示す図。
端末装置のデータ閲覧要求処理の流れを示すフローチャート。
管理装置のデータ閲覧要求受信処理の流れを示すフローチャート。
管理装置の要求データ配信処理の流れを示すフローチャート。
端末装置の要求データ閲覧処理の流れを示すフローチャート。
車両において自身の記憶データの閲覧処理の流れを示すフローチャート。
管理装置において自身の記憶データの閲覧処理の流れを示すフローチャート。
管理装置又は車両が記憶するデータの閲覧表示の第一例。
管理装置又は車両が記憶するデータの閲覧表示の第二例。
図1とは異なる本発明の車両用防犯システムにおいて実施される、第一の危険レベル判定情報送信処理を説明するフローチャート。
図27の実施形態における、第一の危険レベル判定及び証拠収集処理を説明するフローチャート。
図27の実施形態における出迎え出力処理を説明するフローチャート。
図27の実施形態における警告出力処理の第一を説明するフローチャート。
図27の実施形態における警告出力処理の第二を説明するフローチャート。
図27の実施形態における、第二の危険レベル判定情報送信処理を説明するフローチャート。
図27の実施形態における、第二の危険レベル判定及び証拠収集処理を説明するフローチャート。
図27の実施形態における警告出力処理の第三を説明するフローチャート。
図27の実施形態における、第三の危険レベル判定情報送信処理を説明するフローチャート。
図27の実施形態における、第三の危険レベル判定及び証拠収集処理を説明するフローチャート。
図27の実施形態における警告出力処理の第四を説明するフローチャート。
図27の実施形態における、第四の危険レベル判定情報送信処理を説明するフローチャート。
図27の実施形態における、第四の危険レベル判定及び証拠収集処理を説明するフローチャート。
図27の実施形態における警告出力処理の第五を説明するフローチャート。

実施例

0031

以下、本発明の車両防犯システムの一実施形態を、図面を参照して説明する。

0032

図1は、本発明の一実施形態である車両防犯システムを簡略的に示すブロック図である。図1に示す車両防犯システム1は、当該システム1に対応する複数の車両2と、外部の管理装置(外部装置)4とがインターネット等の通信手段(外部通信ネットワーク)5を介して接続し、さらに、管理装置4と、管理装置4が管理する予め定められた管理情報を閲覧するための端末装置(閲覧端末装置)3とが上記通信手段5を介して接続した構成を有する。

0033

車両2は、図2に示すように、接近物検出装置(接近物検出手段)201と、証拠取得装置(レベル判定情報取得手段及び証拠取得手段)202,203と、カーナビゲーション装置204と、警告出力装置(警告出力手段)205〜208と、キー通信システム209と、外部通信装置210と、記憶装置(車両側記憶部)211と、計時装置212、表示装置213と、操作装置214と、音声出力装置215とが、主となる制御部200に対し接続した構成を有する。

0034

接近物検出装置201は、車両2に車外から接近してくる接近物9を検出する接近物検出手段であり、本実施形態においては、車両外周部に設けられた複数のソナーであり、CAN(Controller Area Network)により主制御部200と接続する。車外に向けて送出される検出波(ここでは超音波)に対する反射波を受信する構成を有し、その受信の有無に基づいて車両周辺の接近物9を検出する。さらにここでは、検出波の送出から反射波を受信するまでの時間を計時し、その時間に基づいて、車両2と接近物9との間の距離(接近物間距離)を特定する接近物間距離特定手段としても機能する。本実施形態のソナー201は、図3に示すように、車両コーナー部に設けられるコーナーソナーと、車両後端部に設けられるバックソナーの他、各ドアに接近する接近物9を検出するよう各ドアに対応して設けられるソナーと、を有する。

0035

証拠取得装置202,203は、検出された接近物9の特定に貢献する予め定められた証拠情報を取得する証拠取得手段であり、本実施形態においては、車両周辺の動画映像や静止画像を撮影するカメラ(撮影手段)202と、車両周辺の音声を録音する録音装置(録音手段)203とを、図3に示すように一装置として有し、CANにより主制御部200と接続する。本実施形態のカメラ202及び録音装置203は、ソナー2の接近物検知範囲カバーするよう車両2の前後左右に配置され、それぞれが車両外側撮影範囲を有する。

0036

警告出力装置205,206,207,208は、検出された接近物9に対して予め定められた警告出力を実行する警告出力手段であり、本実施形態においては、照明装置ランプ類)としてのヘッドランプ205(ビームハイとローとで切り替え可)、フォグランプ206(ハザードランプテールランプコーナリングランプストップランプなどを利用してもよい)、車内照明207と、ブザー208とを有する。

0037

外部通信装置210は、上記通信手段(外部ネットワーク)5をなすインターネット等と接続するためのものであり、通信手段5を介して外部の管理装置4との間で情報(データ)の授受を可能にする。

0038

記憶装置211は、例えばハードディスクドライブ(HDD)で構成された外部記憶装置である。

0039

計時装置212は、日付・時刻を示す日時情報を取得する日時情報取得手段であり、ここではカレンダクロックが使用される。

0040

表示装置213は、周知のカラー液晶表示器で構成され、制御部200から送られる表示指令および表示データに基づいて表示を行う。音声出力装置215は、周知のスピーカとして構成されるものであり、制御部200から送られる音声出力指令に基づいて、指定されたデジタル音声データアナログ音声に変換し出力する。

0041

操作装置214は、車室内に設けられたメカニカルスイッチの他、表示装置213の画面上に設けられるタッチパネルリモコンなどでもよい。

0042

キー通信システム209は、車両2外の所定エリア内に存在する携帯キー90と送受信部291,292からの双方向の無線通信を行って、その存在を検出するキー検出手段であり、CANにより主制御部200と接続する。ここでのキー通信システム209はいわゆるスマートエントリーシステム209であり、図2に示すように、制御部290、電波送信部(LF送信部)291、電波受信部(UHF受信部)292とを有し、制御部290が対応するキー2の照合コードを照合するためのマスターコード照合データ)を記憶する。

0043

車両2側の制御部290は、CPU,ROM,RAMを有する通常のコンピュータと同様の構成を有し、スマートエントリーシステム209に関する制御全般を司る。電波送信部291は、制御部30からの指令に基づいて、各種信号LF帯域の予め定められた周波数で、各アンテナから車外の所定領域に無線送信する。一方、電波受信部292は、UHF帯域の予め定められた周波数のキー照合に関係する信号を、キー2から無線受信する。

0044

他方、キー2は、主な構成として、図示しない制御ICと、電波送信部(UHF送信部)と、電波受信部(LF受信部)とを有して、車両側から無線出力された信号を受信・返信可能に構成されると共に、自身に固有の照合コード(図中の照合データ)を記憶する記憶部と、操作入力部をなす操作スイッチと、を備える。

0045

ここで、車両−キー間で行われる照合処理スマートキー制御)について簡単に説明する。

0046

まずは、車両2側において、制御部290が電波送信部291に対し、アンテナから所定周期でキー探索電波として起動信号を無線送信させ、キー2からの起動応答信号受信待ち状態となる。他方、キー2側においてこれを無線受信すると、制御ICのスリープ状態解除されて起動状態となり、起動応答信号を無線送信する。次いで、車両2側の制御部290は、電波受信部292が起動応答信号を受信すると、電波送信部291に対し、キー2に照合コード要求信号を無線送信させ、キー2から要求応答信号として照合コードを含む照合信号の受信待ち状態となる。他方、キー2側において、これを無線受信すると、キーの制御ICが、自身の照合コードを含んだ照合信号を要求応答信号として無線送信する。そして、車両2側の制御部290は、UHF受信部292が照合信号を受信すると、これに含まれる照合コードを照合し、照合OKならば車両2のドア(照合コードを受信したアンテナに対応するドア、もしくは全ドア)を開錠許可状態とし、照合NGのときはドアの開錠許可しない。開錠許可状態となったドアは、ドアスイッチを操作することにより開錠できる。

0047

なお、ここでは車両2側から送信される起動信号に、上記したキー固有の照合コード(キー識別情報)よりも情報量の少ない車両種別照合コード(車種識別情報)が含まれ、これを無線受信するキー2は、受信した起動信号電力により駆動して、当該車両種別照合コードに対し簡易演算による照合を行い、照合OKとなった場合に起動状態となる。本実施形態における車両種別照合コードは、車両メーカー毎に定められたコードであるが、車種ごとに定められるようなコードでもよい。

0048

カーナビゲーション装置204は、GPS受信機を有してなる位置検出器240と、その他図示しない地図データやナビプログラムを記憶する記憶部(図示なし)、各種操作部(図示なし)、音声案内等のための音声出力部(図示なし)、LCD等からなる表示部(図示なし)、これらが接続されるナビ制御部(図示なし)等を備えた周知の構成を有し、ナビ制御部がCANにより主制御部200と接続する。

0049

位置検出器240は、車両の現在位置情報を取得するものであり、周知の地磁気センサジャイロスコープ距離センサ、および衛星からの電波に基づいて車両の位置を検出するGPSのためのGPS受信機を有する。これらのセンサ等は各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補完しながら使用するように構成されている。なお、精度によっては前述したうちの一部のセンサで構成してもよく、さらに、ステアリング回転センサ各転動輪車輪センサ等を用いてもよい。

0050

ナビ制御部は、CPU、ROM、RAMを有してなる周知のマイコン構成を有する。記憶部のナビプログラムを起動すると、ユーザーによる目的地の入力の受け付けが可能となり、目的地が入力されると、GPS受信機240から得られる衛星のデータに基づき車両の現在位置を算出し、算出された現在位置から目的地までの最適な経路を求める処理が行われる。そして、表示部の画面上に、道路地図と共に誘導経路を重ねて表示し、ユーザーに目的地までの適切な経路を案内する。このような自動的に最適な経路を設定する手法は、ダイクストラ法等の手法が知られている。

0051

車両防犯システム1の主制御部200は、CPU、ROM、RAMを有してなる周知のマイコン構成を有し、ROMあるいは記憶装置211に記憶されるプログラムを実行するものであり、本実施形態においては、図6図10に示す危険レベル判定処理、警告出力制御、証拠取得制御を実行する処理を実行する。図6図10により、接近物検出装置201による車両2に接近する接近物9の検出が行われ(接近物検出ステップ)、検出された接近物9に対する危険レベルの判定根拠となるレベル判定情報が、接近物検出装置201や証拠取得装置202,203から取得されるとともに(レベル判定情報取得ステップ)、取得したレベル判定情報に基づいて主制御部200が、車両2の危険レベルを設定して(危険レベル設定ステップ手段)、各種警告出力装置205〜208に対し、設定された危険レベルに対応する警告手法による警告出力を実行させる一方で(警告出力ステップ)、証拠取得装置202,203に対し、設定された危険レベルに対応する種別の証拠情報を取得させる(証拠取得ステップ)。

0052

ここで、図6図10処理について、それぞれ詳細に説明する。

0053

図6の処理ではまず、主制御部200が、接近物検出部9に対し、車両2に接近する接近物9の検出を開始させる(S11:接近物検出ステップ)。ここでは主制御部200が各ソナー201に対し検出波の送信を指示する制御信号を出力し、これを受信したソナー201に検出波を送信させ、反射波の受信の有無を検出結果(レベル判定情報)として得る(レベル判定情報取得ステップ)。送出した検出波に対する反射波を受信しなければ(S12:No)、接近物9なしと判定して、車両2の危険レベルをレベル0とする(S19:危険レベル設定ステップ)。

0054

他方、反射波を受信した場合には(S12:No)、その接近物9が、車両2に対し安全が確実な非不審物であるか否かの判定を開始する(S13:危険レベル設定ステップ)。ここでは主制御部200が接近物9から車両2のユーザーであるか否かを判定するために、接近物9から車両2に対応する携帯キー90の検出を行う。具体的に言えば、主制御部200が、スマートエントリーシステム209の制御部(キーID照合部)290に対し、送信部291から定期送信されるキー探索電波の送信を指示して、受信部292がその応答信号の受信結果(受信の有無:レベル判定情報)を要求する。応答信号を受信した場合、主制御部200は携帯キー90ありと判定して(S14:Yes)、キー所有者を歓迎するような出迎え出力(S18)、ここではフォグランプ206による1回点滅を実行させ(出迎え出力ステップ)、危険レベルをレベルゼロとする(S19:危険レベル設定ステップ)。そして本処理は終了となる。

0055

他方、応答信号を受信しなかった場合、主制御部200は携帯キー90なしと判定して(S14:No)、危険レベルを1段階引き上げレベル1とする(S15:危険レベル設定ステップ)。さらにナビゲーション装置204に対し、日時情報及び位置情報を要求する。ナビゲーション装置204は、図11に示すように、この要求を受信すると(S101:Yes)、位置検出器(GPS受信機)240が取得するGPS信号から日時情報及び位置情報を抽出して、主制御部200に返信する(S102)。日時情報については、計時装置212から取得してもよい。主制御部200は、その日時情報及び位置情報を受信すると(S16:日時情報取得ステップ及び位置情報取得ステップ)、それらと自車両2の識別情報とを、危険レベル1の発生を示す危険レベル情報(接近物検出情報)に対応付けた紐付けデータを作成し、これを後に送信される送信データ(送信データ1:図14参照)として一時記憶する(S17:外部送信データ作成ステップ)。一方で、主制御部200は、危険レベル1に対応する警告出力(図13参照)を、対応する警告出力装置206に出力させるよう制御指令を出力する(S17:警告出力ステップ)。その上で、本処理を終了する。

0056

なお、この図6の処理の開始タイミングは、ここでは、危険レベルがゼロである限りは予め定められた時間間隔おきに周期的に到来するよう、S20にて設定される。なお、危険レベルがゼロのときの図6の処理の開始タイミングは、スマートエントリーシステム209の上記キー探索電波の送信タイミングと一致させる形で、周期的に行ってもよい。この場合、S13の処理は、図6の処理の開始に伴い送信された上記キー探索電波に基づいた制御部290でのキー探索結果を、該制御部290から取得する処理とすることができる。一方で、他の危険レベル(危険レベル1以上)のときに関しては、危険が完全にクリアになっていないことを考慮して、危険レベルの変化に応じて変化後の危険レベル判定を、危険レベルがゼロの時の時間間隔よりも短い時間間隔で速やかに実行する。

0057

また、携帯キー90の検出は、スマートエントリーシステム209を利用せず、スマートエントリーシステム209と同様の双方向無線通信によるキーID照合処理を別途行うような構成を有するようにしてもよい。この場合、双方向無線通信の送受信の周波数帯を変更して、通信可能距離を任意に調整することが可能となる。通信可能距離を延ばすのであれば、接近物検出エリアよりも外となるように定めることにより、接近物検出とキー検出との順序入れ替え、キー90が検出されなければ接近物9検出がされないような構成としてもよい。

0058

図6の処理にて危険レベルがレベルゼロからレベル1に引き上げられると、これをトリガーにして図7の処理が開始する。

0059

図7の処理ではまず、主制御部200が、各ソナー201に対し検出波の送信を指示する制御信号を出力し、これを受信したソナー201に検出波を送信させ、反射波を受信するまでの時間を検出結果(レベル判定情報)として得る(S21:レベル判定情報取得ステップ)。図6のS11の検出時において得たものでもよい。そして、得た検出結果に基づいて、車両2と接近物9との間の距離(接近物間距離:レベル判定情報)を特定・取得する(S22:レベル判定情報取得ステップ)。特定された距離が予め定められた基準距離以下でなかった場合には(S23:No)、車両2の危険レベルをレベル0に1段階引き下げる(S27:危険レベル設定ステップ)。

0060

他方、車両2と接近物9との間の距離が予め定められた基準距離以下であった場合(S23:Yes)、主制御部200は、危険レベルを1段階引き上げてレベル2とする(S24:危険レベル設定ステップ)。さらにナビゲーション装置204に対し、日時情報及び位置情報を要求する。図11の処理に従いナビゲーション装置204から日時情報及び位置情報を取得すると(S25:日時情報取得ステップ及び位置情報取得ステップ)、主制御部200は、それらと自車両2の識別情報とを、危険レベル2の発生を示す危険レベル情報(検出物接近情報)に対応付けた紐付けデータを作成し、これを後に送信される送信データ(送信データ2:図14参照)として一時記憶する(S26:外部送信データ作成ステップ)。一方で、主制御部200は、危険レベル2に対応する警告出力(図13参照)を、対応する警告出力装置205に出力させるよう制御指令を出力する(警告出力ステップ)。その上で、本処理を終了する。

0061

図7の処理にて危険レベルがレベル1からレベル2に引き上げられると、これをトリガーにして、図8の処理が開始する。

0062

図8の処理ではまず、主制御部200が、カメラ202に対し撮影を指示する制御信号を出力し、これを受信したカメラ202により撮影された撮影画像(静止画データ:レベル判定情報兼証拠情報)を得る(S31:レベル判定情報取得ステップ兼証拠取得ステップ)。そして、得た撮影画像に映し出される接近物を周知のパターンマッチング技術により認識・特定し、さらにそのパターンマッチングにより接近物の種別を特定して、その種別が予め定められた警戒対象種別であるか否かを判定する。判定の結果、警戒対象種別でなかった場合には(S32:No)、車両2の危険レベルをレベル1に1段階引き下げる(S36:危険レベル設定ステップ)。なお、本実施形態においては警戒対象種別として人を定めており、外部記憶装置212に人と認識するためのパターンを予め記憶している。

0063

他方、警戒対象種別であった場合(S32:Yes)、主制御部200は、危険レベルを1段階引き上げてレベル3とする(S33:危険レベル設定ステップ)。さらにナビゲーション装置204に対し、日時情報及び位置情報を要求する。図11の処理に従いナビゲーション装置204から日時情報及び位置情報を取得すると(S34:日時情報取得ステップ及び位置情報取得ステップ)、主制御部200は、それらと自車両2の識別情報とを、危険レベル2の発生を示す危険レベル情報と撮影した撮影画像(静止画データ:レベル判定情報兼証拠情報)とに対応付けた紐付けデータを作成し、これを後に送信される送信データ(送信データ3:図14参照)として一時記憶する(S35:外部送信データ作成手段)とする。一方で、主制御部200は、危険レベル3に対応する警告出力(図13参照)を、対応する警告出力装置205に出力させるよう制御指令を出力する(S35:警告出力ステップ)。その上で、本処理を終了する。

0064

図8の処理にて危険レベルがレベル2からレベル3に引き上げられると、これをトリガーにして、図9の処理が開始する。

0065

図9の処理ではまず、主制御部200が、カメラ202に対し撮影を指示する制御信号を出力し、これを受信したカメラ202により撮影された撮影画像(動画データ:レベル判定情報兼証拠情報)を得る(S41:レベル判定情報取得ステップ兼証拠取得ステップ)。そして、得た撮影画像に映し出される警戒対象種別である接近物を周知のパターンマッチングにより認識・特定し、その接近物の動作を特定して、その動作が予め定められた不審行動パターン(警戒対象動作)に一致するか否かを判定する。判定の結果、一致する不審行動パターンがなかった場合には(S42:No)、車両2の危険レベルをレベル2に1段階引き下げて(S48:危険レベル設定ステップ)、撮影を終了する(S49)。なお、本実施形態においては不審行動として例えば車両周辺のうろつきを定め、警戒対象種別である接近物が所定時間以上継続して撮影され続けた場合を不審行動としている。このため、撮影開始に伴い計時を開始し、不審行動が検出されなかった場合にはその撮影と計時との双方を終了する。

0066

他方、判定の結果、一致する不審行動パターンがあった場合(S42:Yes)、主制御部200は、危険レベルを1段階引き上げてレベル4とする(S43:危険レベル設定ステップ)。さらにナビゲーション装置204に対し、日時情報及び位置情報を要求する。ここでは図11の処理に従いナビゲーション装置204から日時情報及び位置情報を取得する(S44:日時情報取得ステップ及び位置情報取得ステップ)。そして、主制御部200は、撮影開始に伴い計時開始された撮影時間が予め定められた撮影終了時間となった場合には(S45:Yes)、その撮影と計時とを終了し(S46)、さらに取得した上記日時情報及び位置情報と、自車両2の識別情報とを、危険レベル4の発生を示す危険レベル情報と、撮影した撮影画像(動画データ:レベル判定情報兼証拠情報)とに対応付けた紐付けデータを作成し、これを後に送信される送信データ(送信データ4:図14参照)として一時記憶する(S47:外部送信データ作成手段)。一方で、主制御部200は、危険レベル4に対応する警告出力(図13参照)を、対応する警告出力装置207に出力させるよう制御指令を出力する。その上で、本処理を終了する。

0067

図9の処理にて危険レベルがレベル3からレベル4に引き上げられると、これをトリガーにして、図10の処理が開始する。

0068

図10の処理ではまず、主制御部200が、録音装置203に対し録音を指示する制御信号を出力し、これを受信した録音装置203により録音された録音データ(レベル判定情報兼証拠情報)を得る(S51:レベル判定情報取得ステップ兼証拠取得ステップ)。そして、得た録音データから人間の声を認識して取り出し、さらにその声に含まれるキーワードを抽出して、当該キーワードが予め定められた不審キーワード(警戒対象ワード)に一致するか否かを判定する。判定の結果、一致する不審キーワードがなかった場合には(S52:No)、車両2の危険レベルをレベル3に1段階引き下げて(S58:危険レベル設定ステップ)、録音を終了する(S59)。なお、本実施形態においては不審キーワードとして例えば「盗む」、「壊す」、「逃げる」等といった盗難破壊に係るキーワードを外部記憶装置212に予め登録している。このため、録音開始に伴い計時を開始し、不審キーワードが検出されなかった場合にはその録音と計時との双方を終了する。

0069

他方、判定の結果、一致する不審キーワードがあった場合(S52:Yes)、主制御部200は、危険レベルを1段階引き上げてレベル5とする(S53:危険レベル設定ステップ)。さらにナビゲーション装置204に対し、日時情報及び位置情報を要求する。ここでは図11の処理に従いナビゲーション装置204から日時情報及び位置情報を取得する(S54:日時情報取得ステップ及び位置情報取得ステップ)。そして、主制御部200は、録音開始に伴い計時開始された録音時間が予め定められた録音終了時間となった場合には(S55:Yes)、その録音と計時とを終了し(S56)、さらに取得した上記日時情報及び位置情報と、自車両2の識別情報とを、危険レベル5の発生を示す危険レベル情報と録音した音声(録音データ:レベル判定情報兼証拠情報)とに対応付けた紐付けデータを作成し、これを後に送信される送信データ(送信データ5:図14参照)として一時記憶する(S57:外部送信データ作成ステップ)。一方で、主制御部200は、危険レベル5に対応する警告出力(図13参照)を、対応する警告出力装置206に出力させるよう制御指令を出力する(S57:警告出力ステップ)。その上で、本処理を終了する。

0070

このように、本実施形態においては、危険レベルが段階的に定められ、それら各危険レベルに対し、それぞれのレベルであるか否かを判定するためのレベル判定情報が対応付けられている。そして、それら各危険レベルのレベル判定情報の情報種別が各レベルで異なっている。具体的に言えば、異なるレベル判定情報に基づいて、接近物の検出、近接警戒種別認識、警戒行動認識を順に判定していき、それに伴い危険レベルが段階的に増していく。警戒行動には、警戒対象動作と警戒対象発言(警戒対象ワード)が含まれており、最終的には、警戒対象発言が認識されることで、危険レベルが最大となる。

0071

また、図6図10の処理では、危険レベルが切り替わったことをトリガーにして、現在の危険レベルが切り替わった新たな危険レベルであるか否かの判定を行うことにより、危険レベルを1段階ずつ切り替えていく。次段階の危険レベルに対応するレベル判定情報に基づいて危険レベル判定を行った結果、当該危険レベルであると判定された場合には、現在の危険レベルよりも1段階上の危険レベル判定に移行し、当該危険レベルでないと判定された場合には、現在の危険レベルよりも1段階下の危険レベル判定に移行する。そして、危険レベルが切り替わるごとに、切り替わった危険レベルに対応する警告出力が実行される。また、危険レベルが切り替わることを、切り替わった先の危険レベルに対応するレベル判定情報の取得開始のトリガーと定めている。

0072

また、図6図10の処理によれば、危険レベルが1以上である場合、仮に車両2に対応する携帯キー90を所持したユーザーが接近して、キー90が検出される状況となったとしても、不審物である可能性の残る接近物が検出されているため、現危険レベルを変更することなく、図7図10における処理を継続し、警告出力や証拠収集の処理が行われる。

0073

なお、本実施形態においては、図10の録音と同時に動画の撮影も行っており、録音の終了とともに撮影も終了し、録音された録音データと共に、撮影された動画データも送信データ(送信データ5:図14参照)とされるものとする。

0074

また、図6図10の処理によれば、危険レベルを判定するために取得したレベル判定情報が、証拠情報として管理装置4に送信されるが、送信される証拠情報は、危険レベルが予め定められた基準レベル以上(ここではレベル3以上)の場合にのみ管理装置4への送信データとして作成され、後の送信処理(図12参照)により管理装置4に送信されて、記憶装置44に記憶・蓄積される。

0075

また、図8において取得する静止画は、カメラ202により撮影される動画映像からキャプチャーした画像でもよく、そのキャプチャー画像からの警戒対象種別である接近物の特定と共に、図9の不審行動検出を同時に行う構成でもよい。さらに、カメラ202が備える録音機能203による録音も、撮影と同時に開始して、図10の不審キーワード検出を同時に行う構成としてもよい。その上で、警戒対象種別の接近物が検出された場合にはキャプチャーされた静止画を、さらにその接近物の不審行動が検出された場合には撮影された動画を、さらにその接近物の不審キーワードが検出された場合には録音された音声を証拠情報とすることができる。

0076

図6図10の処理において作成された各送信データは、図12に示す処理により送信される。即ち、図6図10の処理において日時情報及び位置情報が対応付けられた(紐付けられた)送信データが作成完了し、その送信準備が完了すると(S111)、主制御部200はこれを通信装置210から通信手段5を介して管理装置4に送信するとともに(S112:情報送信手段)、自車2内での閲覧用に、自車2の記憶装置(車両側記憶部)211にも記憶・蓄積する(S113:証拠記憶ステップ(車両側証拠記憶手段))。

0077

図11の処理により車両2から送信された送信データは、通信手段5を介して管理装置4が受信する。管理装置4は、図4に示すように、制御部40に対し、マウスキーボードなどの操作部45と、スピーカ等の音声出力部41と、ディスプレイ等の表示部42と、上記通信手段(外部ネットワーク)5をなすインターネット等と接続するための通信部(通信インターフェース)43と、例えばハードディスクドライブ(HDD)で構成された外部記憶装置44とを有して構成される。

0078

制御部40は、図15に示すように、車両2からの送信データを通信部43が受信すると(S401:情報受信ステップ)、その送信データ(取得情報)をバッファに一時記憶し(S402)、さらに図16に示すように、一時記憶された送信データを、対応付けられている日時情報に基づいて、予め定められた日時条件毎に分類し(S403)、分類した送信データを記憶装置(外部記憶部)44に記憶する(S404:取得情報記憶ステップ(証拠情報が含まれていれば証拠記憶ステップ)。さらに、一時記憶された送信データを、対応付けられている位置情報に基づいて、予め定められた位置条件毎に分類し(S403)、分類した送信データを記憶装置44に記憶する(S404:取得情報記憶ステップ(証拠情報が含まれていれば証拠記憶ステップ)。図15の処理により制御部40は、情報受信手段及び外部記憶手段として機能する。

0079

例えば、図17に示すように、日付ごとに、送信データ(位置情報、車両識別情報、危険レベル情報、さらに危険レベルがレベル3以上の場合はレベルに対応する証拠情報)を記憶したり、図18に示すように、予め決められたエリア単位で、送信データ(日付情報、車両識別情報、危険レベル情報、さらに危険レベルがレベル3以上の場合はレベルに対応する証拠情報)を記憶する。なお、上述した自車2の記憶装置211に記憶されるデータ(S113)も、これと同様に、予め定められた日時条件毎、及び予め定められた位置条件毎に分類されて記憶されるものとする。

0080

このようにして管理装置4に記憶された証拠情報等のデータは、予め定められた閲覧端末装置から閲覧することができる。閲覧端末装置3は、図5に示すように、制御部30に対し、マウスやキーボードなどの操作部35と、スピーカ等の音声出力部31と、ディスプレイ等の表示部32と、上記通信手段5と接続するための通信部(通信インターフェース)33と、例えばハードディスクドライブ(HDD)で構成された外部記憶装置34とを有して構成される。

0081

閲覧端末装置3の制御部30は、図19に示すように、操作部35に対し予め定められた閲覧内容決定操作がなされることにより閲覧内容を決定し(S301)、その決定に伴い決定された閲覧内容を要求する閲覧要求信号を通信部33から通信手段5を介して管理装置4に送信する(302:証拠要求ステップ)。具体的に言えば、管理装置4には、日付ごとに、エリアごとに、車両からの送信情報をそれぞれ記憶しているので、閲覧内容決定操作により指定された日付やエリアの証拠情報を要求する閲覧要求信号を送信する。これに対し管理装置4の制御部40は、図20に示すように、この閲覧要求信号を受信すると(S411:証拠要求受信ステップ)、要求に応じた情報を記憶装置44から読み出してバッファに一時記憶する(S412)。その上で、図21に示すように、この情報を、要求元である閲覧端末装置3に送信する(S413:要求証拠送信ステップ)。閲覧端末装置3の制御部30は、図22に示すように、これを受信すると(S303:要求証拠受信ステップ)、表示部32に受信した情報を画面表示させ、閲覧可能とする(証拠閲覧ステップ)。図19の処理により制御部30は、証拠要求手段、証拠閲覧手段、及び要求証拠受信手段として機能し、図20の処理により制御部40は、証拠要求受信手段及び要求証拠送信手段として機能する。

0082

図25及び図26は、上記閲覧表示の一例である。図25は、管理装置4の記憶装置44に、日付ごとに記憶・蓄積された車両からの送信情報一覧の画面表示例である。ここでは、閲覧内容決定操作により指定された日付に送信されてきた情報を閲覧端末装置3が受信して、その受信履歴一覧表示すると共に、一覧表示されている証拠情報表示に対する操作部35による選択操作がなされることで、その証拠情報表示に対応する証拠情報を表示部32や音声出力部31により再生出力(例えば、静止画や動画、音声の出力)して閲覧することができる。図26は、管理装置4の記憶装置44に、エリアごとに記憶・蓄積された車両からの送信情報一覧の画面表示例である。ここでは、閲覧内容決定操作により指定されたエリアから送信されてきた情報を閲覧端末装置3が受信すると、表示部32の画面上に当該エリアを地図表示するとともに、受信した各情報の送信地点を表示している。さらにここでは、それら各送信地点の表示が、危険レベルを認識できる表示形態とされており、さらに、それら各送信地点の表示に対し操作部35による選択操作がなされることで、その証拠情報表示に対応する証拠情報を表示部32や音声出力部31により再生出力(例えば、静止画や動画、音声の出力)して閲覧することができる。また、図26で表示されている送信地点は、証拠情報を収集した送信地点のみであり、証拠情報を収集しなかった危険レベルの送信地点については非表示となっている。

0083

一方で、車両2において、自らが送信データとして管理装置4に送信した証拠情報等の送信データは、自身の記憶装置211にも記憶・蓄積されており、これを、自車両2の表示装置213において閲覧することが可能である。図23に示すように、車両2の主制御部200は、操作装置214に対し予め定められた閲覧内容決定操作がなされることにより閲覧内容を決定し(S201)、その決定に伴い決定された閲覧内容を示す閲覧情報を記憶装置211から読み出して(S202)、これを上記の図25図26と同様に表示装置213に画面表示させ(S203)、閲覧可能となる(証拠閲覧ステップ)。この図23の処理により主制御部200は、証拠閲覧手段として機能する。

0084

また、管理装置4において、自身が記憶装置44に記憶・蓄積している証拠情報等の情報を、自身の表示部42において閲覧することが可能である(証拠閲覧手段)。図24に示すように、管理装置4の制御部40は、操作部45に対し予め定められた閲覧内容決定操作がなされることにより閲覧内容を決定し(S421)、その決定に伴い決定された閲覧内容を示す閲覧情報を記憶装置44から読み出して(S422)、これを上記の図25図26と同様に表示部42に画面表示させ(S423)、閲覧可能となる(証拠閲覧手段)。この図24の処理により主制御部200は、証拠閲覧手段として機能する。

0085

以上、本発明の一実施形態を説明したが、これはあくまでも例示にすぎず、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。

0086

上記実施形態においては、危険レベル設定を車両2側で行っているが、車両2側の処理負担を軽減するために、管理装置4側で行うような構成としてもよい。この場合、車両2側では、主制御部200が、通信装置214により通信手段5を介して、接近物検出装置201の検出結果及び証拠取得装置(レベル判定情報取得装置)202,203の取得情報を管理装置4に送信する一方で、管理装置4から送信されてくる警告出力装置205〜208及び証拠取得装置202,203に対する制御指令を受信し、受信した制御指令に基づいて警告出力や証拠取得を実行させる警告出力制御手段及び証拠取得制御手段として構成される。管理装置4側は、制御部40が、通信部43により通信手段5を介して、車両2の接近物検出装置201の検出結果及び証拠取得装置202,203の取得情報を受信するとともに、危険レベル判定を行って、その結果に基づく車両2の警告出力装置205〜208及び証拠取得装置202,203への制御指令を車両2に送信するように構成される。

0087

具体的には、車両2側と管理装置4側にて、図27図40の処理が実行される。

0088

図27は、車両2側で実行される危険レベル判定情報(レベル判定情報)の送信処理であり、危険レベルゼロの際に実施される処理である。

0089

まずは主制御部200が、図6のS11と同様にして、接近物検出部9に対し車両2に接近する接近物9の検出を開始させる(S1011:接近物検出ステップ)。ここでは、各ソナー201に対し検出波を出力させ、その反射波の受信の有無と、送信から受信までの時間とを、接近物9の検出情報(接近物検出情報)として取得する(S1012:レベル判定情報取得ステップ)。次に、仮に車両2への接近物9が存在するとした場合に、その接近物9が車両2に対し安全が確実な非不審物であるか否かを判定するための非不審物判定情報の取得を開始する(S1013:レベル判定情報取得ステップ)。ここでは主制御部200が、車両2の周辺にて、対応する携帯キー90の検出を行う。具体的には、主制御部200が、スマートエントリーシステム209の制御部(キーID照合部)290に対し送信部291からキー探索電波を送信させ、受信部292がその応答信号の受信結果(受信の有無)を要求し、その応答信号の受信結果(対応携帯キー検出情報)を、非不審物判定情報として取得する(S1014:レベル判定情報取得ステップ)。そして、ナビゲーション装置204や計時装置212に対し、それら取得情報(接近物検出情報及び非不審物判定情報)を取得した時の日時情報及び位置情報を要求し(S1015)、ナビゲーション装置204や計時装置212が実行する図11の処理によって、要求した日時情報及び位置情報を取得する(日時情報取得ステップ及び位置情報取得ステップ)。そして、取得した日時情報及び位置情報と、当該車両2の識別情報とを、上記取得情報に対応付けて送信データを作成する(外部送信データ作成ステップ)。作成された送信データは、既に述べた図12の処理に従い管理装置4に送信され(情報送信ステップ)、図15の処理によりバッファに一時記憶される(情報受信ステップ)。

0090

上記送信データを受信するに伴い(情報受信ステップ)、管理装置4の主制御部40は、図28に示すように、バッファに一時記憶されている送信データから、接近物9の検出情報及び非不審物判定情報を取得すると(S4011)、これらに基づいて、接近物9を検出したか否か、その接近物9が車両2に対し安全が確実な非不審物であるか否かの判定を行う(S4012,S4013:危険レベル判定ステップ)。接近物9なしと判定された場合(S4012:No)、主制御部40は、車両2の危険レベルをレベルゼロとし(S4024:危険レベル設定ステップ)、危険レベルがレベルゼロであることを車両2に通知するためのレベル通知データを作成し、これを通信部43から通信手段5を介して、上記取得情報の送信元の車両2に送信して(S4025:危険レベル通知ステップ及び警告指令送信ステップ)、本処理を終了する。ここで作成されるレベル通知データには、警告出力装置205〜208への出力指令を含むが、ここでの出力指令は出力なしとされる。

0091

接近物9ありと判定され(S4012:Yes)、かつその接近物9が車両2に対し安全が確実な非不審物であると判定された場合も(S4013:Yes)、主制御部40は、車両2の危険レベルをレベルゼロとし(S4014:危険レベル設定ステップ)、危険レベルがレベルゼロであることを車両2に通知するためのレベル通知データを作成し、これを通信部43から通信手段5を介して、上記取得情報の送信元の車両2に送信して(S4015:危険レベル通知ステップ及び出迎え指令送信ステップ)、本処理を終了する。ただし、ここで作成されるレベル通知データに含まれる警告出力装置205〜208への出力指令は、出迎え出力として図13に示す警告出力1の出力指令である。

0092

他方、接近物9ありと判定され(S4012:Yes)、かつその接近物9が車両2に対し安全が確実な非不審物でないと判定された場合(S4013:No)、主制御部40は、車両2の危険レベルをレベル1とし(S4016:危険レベル設定ステップ)、危険レベルがレベル1であることを車両2に通知するためのレベル通知データを作成し、これを通信部43から通信手段5を介して、上記取得情報の送信元の車両2に送信する(S4017:危険レベル通知ステップ及び警告指令送信ステップ)。ただし、ここで作成されるレベル通知データに含まれる警告出力装置205〜208への出力指令は、図13に示す警告出力1の出力指令である。

0093

続いて、主制御部40は、取得した接近物9の検出情報に基づいて、車両2と接近物9との間の距離(接近物間距離)を特定して(S4018)、特定された距離が予め定められた基準距離以下であるか否かを判定する(危険レベル判定ステップ)。基準距離以下であった場合には(S4019:No)、車両2の危険レベルをレベル0に1段階引き下げるとともに(S4024:危険レベル設定ステップ)、危険レベルがレベルゼロであることを車両2に通知するためのレベル通知データを作成して(S4025:危険レベル通知ステップ及び警告指令送信ステップ)、本処理を終了する。ただし、ここで作成されるレベル通知データに含まれる警告出力装置205〜208への出力指令は出力なしである。

0094

他方、特定された距離が予め定められた基準距離以下であった場合(S4019:Yes)、主制御部200は、危険レベルを1段階引き上げてレベル2とするとともに(S4020:危険レベル設定ステップ)、危険レベルがレベル2であることを車両2に通知するためのレベル通知データを作成し、これを通信部43から通信手段5を介して、上記取得情報の送信元の車両2に送信する(S4021:危険レベル通知ステップ及び警告指令送信ステップ)。ただし、ここで作成されるレベル通知データに含まれる警告出力装置205〜208への出力指令は、図13に示す警告出力2の出力指令である。

0095

そして、危険レベル2のレベル通知データを送信した後には、上記取得情報に対応付けられた日時情報及び位置情報と、車両2の識別情報と、設定されている危険レベルの発生を示す危険レベル情報とを対応付けた記憶用データを作成して、記憶装置44に記憶・蓄積する(S4023)。ただし、上記記憶用データは、上記日時情報に基づいて、予め定められた日時条件毎に分類されて(S4022:取得情報記憶ステップ)、記憶装置44に記憶され、さらには上記位置情報に基づいて、予め定められた位置条件毎に分類されて(S4022)、記憶装置44に記憶される(S4023:取得情報記憶ステップ)。そして、本処理は終了となる。なお、危険レベルがレベル2未満の場合の情報を管理装置4に記憶してもよいが、本処理では管理装置4には記憶されない。

0096

車両2の主制御部200は、上記レベル通知データを受信すると(S2001,S2011,S2021)、図29図31の処理を実行する。

0097

即ち、受信したレベル通知データが危険レベル0の通知である場合、図29に示すように、主制御部200はまず、当該データに含まれる出迎え出力指令を取得し、その指令内容が出迎え出力を行うとされていれば(S2002:Yes)、出迎え出力として図13の警告出力1を実施させ(S2003:出迎え出力ステップ(警告出力ステップともいえる))、出迎え出力を行わないとされていれば(S2002:No)、出迎え出力は行わない。その上で、次に図27の処理を実行するタイミングを、図6のS20と同様に設定する(S2004)。

0098

受信したレベル通知データが危険レベル1の通知である場合は、図30に示すように、主制御部200はまず、当該データに含まれる警告出力指令を取得し、その指令内容が警告出力を行うとされていれば(S2012:Yes)、警告出力として図13の警告出力1を実施させ(S2013:警告出力ステップ)、警告出力を行わないとされていれば(S2012:No)、警告出力は行わない。その上で、次に図27の処理を実行するタイミングを、図6のS20と同様に設定する(S2014)。

0099

受信したレベル通知データが危険レベル2の通知である場合は、図31に示すように、主制御部200はまず、当該データに含まれる警告出力指令を取得し、その指令内容が警告出力を行うとされていれば(S2022:Yes)、警告出力として図13の警告出力2を実施させ(S2023:警告出力ステップ)、警告出力を行わないとされていれば(S2022:No)、警告出力は行わない。その上で、図32の処理を実行するタイミングを設定する(S2024)。このタイミングは、上記の図27の処理を実行するタイミングよりも時間間隔が短くなるタイミングで設定される。ここでは図32の処理が直ちに実行される。

0100

図32は、車両2側で実行される危険レベル判定情報(レベル判定情報)の送信処理であり、危険レベルがレベル2の際に実施される処理である。

0101

まずは主制御部200が、図8のS41と同様にして、カメラ202に対し静止画撮影を指示し、カメラ202により撮影された撮影画像(静止画:レベル判定情報)を得る(S1031;レベル判定情報取得ステップ)。そして、ナビゲーション装置204や計時装置212に対し、当該撮影画像を取得した時の日時情報及び位置情報を要求し(S1032)、ナビゲーション装置204や計時装置212が実行する図11の処理によって、要求した日時情報及び位置情報を取得する(日時情報取得ステップ及び位置情報取得ステップ)。そして、取得した日時情報及び位置情報と、当該車両2の識別情報とを、上記撮影画像に対応付けて送信データ(取得情報)を作成する(S1033)。作成された送信データは、既に述べた図12の処理に従い管理装置4に送信され(情報送信ステップ)、図15の処理によりバッファに一時記憶される。さらに作成された送信データは、自車2内での閲覧用に、自車2の記憶装置211に記憶・蓄積する(S1034:取得情報記憶ステップ及び証拠記憶ステップ)。

0102

上記送信データを受信するに伴い(情報受信ステップ)、管理装置4の主制御部40は、図33に示すように、バッファに一時記憶されている送信データから、上記撮影画像(静止画)を取得すると(S4031)、取得した撮影画像に映し出される接近物の種別を、図8の処理と同様に特定して、その種別が予め定められた警戒対象種別(ここでは人)であるか否かを判定する(危険レベル判定ステップ)。判定の結果、警戒対象種別でなかった場合には(S4032:No)、車両2の危険レベルをレベル1に1段階引き下げる(S4038:危険レベル設定ステップ)。そして、危険レベルがレベル1であることを車両2に通知するためのレベル通知データを作成し、これを通信部43から通信手段5を介して、上記撮影画像の送信元の車両2に送信して(S4039::危険レベル通知ステップ及び警告指令送信ステップ)、本処理を終了する。ここで作成されるレベル通知データには、警告出力装置205〜208への出力指令を含むが、ここでの出力指令は出力なしとされる。

0103

他方、警戒対象種別(ここでは人)であった場合(S4032:Yes)、主制御部200は、危険レベルを1段階引き上げてレベル3とする(S4033)。そして、主制御部200は、危険レベルがレベル3であることを車両2に通知するためのレベル通知データを作成し、これを通信部43から通信手段5を介して、上記撮影画像の送信元の車両2に送信する(S4034:危険レベル通知ステップ及び警告指令送信ステップ)。ここで作成されるレベル通知データに含まれる警告出力装置205〜208への出力指令は、図13に示す警告出力3の出力指令である。

0104

そして、危険レベル3のレベル通知データを送信した後には、上記撮影画像に対応付けられた日時情報及び位置情報と、車両2の識別情報と、危険レベル3の発生を示す危険レベル情報とを対応付けた記憶用データを作成して、記憶装置44に記憶・蓄積する(S4037:取得情報記憶ステップ)。ただし、上記撮影情報は、上記日時情報に基づいて、予め定められた日時条件毎に分類されて(S4036)、記憶装置44に記憶され、さらには上記位置情報に基づいて、予め定められた位置条件毎に分類されて(S4036)、記憶装置44に記憶される。そして、本処理は終了となる。なお、本実施形態では危険レベル3においても証拠情報は記憶されない。

0105

車両2の主制御部200は、上記レベル通知データを受信すると(S2031)、図34の処理を実行する。即ち、受信したレベル通知データが危険レベル3の通知である場合は、図34に示すように、主制御部200はまず、当該データに含まれる警告出力指令を取得し、その指令内容が警告出力を行うとされていれば(S2032:Yes)、警告出力として図13の警告出力3を実施させ(S2033:警告出力ステップ)、警告出力を行わないとされていれば(S2032:No)、警告出力は行わない。その上で、次に図35の処理を実行するタイミングを設定する(S2034)。このタイミングは、上記の図27の処理を実行するタイミングよりも時間間隔が短くなるタイミングで設定される。ここでは図35の処理が直ちに実行される。

0106

図35は、車両2側で実行される危険レベル判定情報(レベル判定情報)の送信処理であり、危険レベルがレベル3の際に実施される処理である。

0107

まずは主制御部200が、図9のS51と同様にして、カメラ202に対し動画撮影を指示し、カメラ202により撮影された撮影画像(動画:レベル判定情報兼証拠情報)を得る(S1041)。そして、ナビゲーション装置204や計時装置212に対し、当該撮影画像を取得した時の日時情報及び位置情報を要求し(S1032)、ナビゲーション装置204や計時装置212が実行する図11の処理によって、要求した日時情報及び位置情報を取得する(日時情報取得ステップ及び位置情報取得ステップ)。そして、主制御部200は、撮影開始に伴い計時開始された撮影時間が予め定められた撮影終了時間となると(S1043:Yes)、その撮影と計時とを終了し(S1044)、さらに取得した上記日時情報及び位置情報と、自車両2の識別情報とを、撮影した画像データ(動画:レベル判定情報兼証拠情報)に対応付けた送信データ(取得情報)を作成する(S1045)。作成された送信データは、既に述べた図12の処理に従い管理装置4に送信され(情報送信ステップ)、図15の処理によりバッファに一時記憶される。さらに作成された送信データは、自車2内での閲覧用に、自車2の記憶装置211に記憶・蓄積する(S1046:取得情報記憶ステップ及び証拠記憶ステップ)。

0108

上記送信データを受信するに伴い(情報受信ステップ)、管理装置4の主制御部40は、図36に示すように、バッファに一時記憶されている送信データから、上記撮影画像(動画:証拠情報)を取得すると(S4041:レベル判定情報取得ステップ兼証拠記憶ステップ)、撮影画像に映し出される警戒対象種別である接近物を周知のパターンマッチングにより認識・特定し、その接近物の動作を特定して、その動作が予め定められた不審行動パターン(警戒対象動作)に一致するか否かを判定する(危険レベル判定ステップ)。判定の結果、一致する不審行動パターンがなかった場合には(S4042:No)、車両2の危険レベルをレベル2に1段階引き下げて(S4048:危険レベル設定ステップ)、危険レベルがレベル2であることを車両2に通知するためのレベル通知データを作成し、これを通信部43から通信手段5を介して、上記撮影画像の送信元の車両2に送信して(S4049:危険レベル通知ステップ及び警告指令送信ステップ)、本処理を終了する。ここで作成されるレベル通知データには、警告出力装置205〜208への出力指令を含むが、ここでの出力指令は出力なしとされる。

0109

他方、判定の結果、一致する不審行動パターンがあった場合(S4042:Yes)、主制御部200は、危険レベルを1段階引き上げてレベル4とする(S4043:危険レベル設定ステップ)。そして、主制御部200は、危険レベルがレベル4であることを車両2に通知するためのレベル通知データを作成し、これを通信部43から通信手段5を介して、上記撮影画像の送信元の車両2に送信する(S4044::危険レベル通知ステップ及び警告指令送信ステップ)。ここで作成されるレベル通知データに含まれる警告出力装置205〜208への出力指令は、図13に示す警告出力4の出力指令である。

0110

そして、危険レベル4のレベル通知データを送信した後には、上記撮影画像(証拠情報)と、これに対応付けられた日時情報及び位置情報と、車両2の識別情報と、危険レベル4の発生を示す危険レベル情報とを対応付けた記憶用データを作成して、記憶装置44に記憶・蓄積する(S4047:取得情報記憶手段及び証拠情報記憶手段)。ただし、上記記憶用データは、上記日時情報に基づいて、予め定められた日時条件毎に分類されて(S4046)、記憶装置44に記憶され、さらには上記位置情報に基づいて、予め定められた位置条件毎に分類されて(S4046)、記憶装置44に記憶される。そして、本処理は終了となる。

0111

車両2の主制御部200は、上記レベル通知データを受信すると(S2041)、図37の処理を実行する。即ち、受信したレベル通知データが危険レベル4の通知である場合は、図37に示すように、主制御部200はまず、当該データに含まれる警告出力指令を取得し、その指令内容が警告出力を行うとされていれば(S2042:Yes)、警告出力として図13の警告出力4を実施させ(S2043:警告出力ステップ)、警告出力を行わないとされていれば(S2042:No)、警告出力は行わない。その上で、次に図38の処理を実行するタイミングを設定する(S2044)。このタイミングは、上記の図27の処理を実行するタイミングよりも時間間隔が短くなるタイミングで設定される。ここでは図38の処理が直ちに実行される。

0112

図38は、車両2側で実行される危険レベル判定情報(レベル判定情報)の送信処理であり、危険レベルがレベル4及び5の際に実施される処理である。

0113

まずは主制御部200が、図10のS61と同様にして、録音装置203に対し録音を指示し、録音装置203により録音された録音データ(レベル判定情報兼証拠情報)を得る(S1051:レベル判定情報取得ステップ及び証拠取得ステップ)。そして、ナビゲーション装置204や計時装置212に対し、当該撮影画像を取得した時の日時情報及び位置情報を要求し(S1052)、ナビゲーション装置204や計時装置212が実行する図11の処理によって、要求した日時情報及び位置情報を取得する(日時情報取得ステップ及び位置情報取得ステップ)。そして、主制御部200は、録音開始に伴い計時開始された録音時間が予め定められた録音終了時間となると(S1053:Yes)、その録音と計時とを終了し(S1054)、さらに取得した上記日時情報及び位置情報と、自車両2の識別情報とを、録音した録音データ(レベル判定情報兼証拠情報)に対応付けた送信データを作成する(S1055)。作成された送信データは、既に述べた図12の処理に従い管理装置4に送信され(情報送信ステップ)、図15の処理によりバッファに一時記憶される。さらに作成された送信データは、自車2内での閲覧用に、自車2の記憶装置211に記憶・蓄積する(S1056:取得情報記憶ステップ及び証拠記憶ステップ)。

0114

上記送信データを受信するに伴い(情報受信ステップ)、管理装置4の主制御部40は、図39に示すように、バッファに一時記憶されている送信データから、上記録音データを取得すると(S4051)、録音データから人間の声を認識して取り出し、さらにその声に含まれるキーワードを抽出して、当該キーワードが予め定められた不審キーワード(警戒対象ワード)に一致するか否かを判定する(危険レベル判定ステップ)。判定の結果、一致する不審キーワードがなかった場合には(S4052:No)、車両2の危険レベルをレベル3に1段階引き下げて(S4058:危険レベル設定ステップ)、危険レベルがレベル3であることを車両2に通知するためのレベル通知データを作成し、これを通信部43から通信手段5を介して、上記録音データの送信元の車両2に送信して(S4059)、本処理を終了する。ここで作成されるレベル通知データには、警告出力装置205〜208への出力指令を含むが、ここでの出力指令は出力なしとされる。

0115

他方、判定の結果、一致する不審キーワードがあった場合(S4052:Yes)、主制御部200は、危険レベルを1段階引き上げてレベル5とする(S4053:危険レベル設定ステップ)。そして、主制御部200は、危険レベルがレベル5であることを車両2に通知するためのレベル通知データを作成し、これを通信部43から通信手段5を介して、上記録音データの送信元の車両2に送信する(S4054)。ここで作成されるレベル通知データに含まれる警告出力装置205〜208への出力指令は、図13に示す警告出力5の出力指令である。

0116

そして、危険レベル5のレベル通知データを送信した後には、上記録音データ(証拠情報)と、これに対応付けられた日時情報及び位置情報と、車両2の識別情報と、危険レベル5の発生を示す危険レベル情報とを対応付けた記憶用データを作成して、記憶装置44に記憶・蓄積する(S4057)。ただし、上記記憶用データは、上記日時情報に基づいて、予め定められた日時条件毎に分類されて(S4056)、記憶装置44に記憶され、さらには上記位置情報に基づいて、予め定められた位置条件毎に分類されて(S4056)、記憶装置44に記憶される。そして、本処理は終了となる。

0117

車両2の主制御部200は、上記レベル通知データを受信すると(S2041)、図40の処理を実行する。即ち、受信したレベル通知データが危険レベル5の通知である場合は、図40に示すように、主制御部200は警告出力として図13の警告出力5を実施させ(S2042)、次に図38の処理を実行するタイミングを設定する(S2043)。このタイミングは、上記の図27の処理を実行するタイミングよりも時間間隔が短くなるタイミングで設定される。ここでは図38の処理が直ちに実行される。

0118

この実施形態において、車両2には、接近物検出装置201と、警告出力装置205〜208と、証拠取得装置兼レベル判定情報取得装置202,203とが設けられるとともに、主制御部200が、通信装置210により通信手段5を介して、車両2の外部に設けられた管理装置4に、接近物検出装置201の検出結果及び証拠取得装置兼レベル判定情報取得装置202,203の取得情報を送信する一方(情報送信手段)、管理装置4から、警告出力装置205〜208及び証拠取得装置兼レベル判定情報取得装置202,203に対する制御指令を受信する(制御指令受信手段)。そして、主制御部200は、受信した制御指令に基づいて、警告出力装置205〜208及び証拠取得装置兼レベル判定情報取得装置202,203に警告出力及び証拠情報の取得を実行させる(警告制御手段及び証拠取得制御手段)。他方、外部の管理装置4では、制御部40が、通信部43により通信手段5を介して、それら検出結果及び取得情報を受信するとともに(情報受信手段)、それら受信情報に基づいて危険レベルを設定し(危険レベル設定手段)、設定レベルに応じた、車両2の警告出力装置205〜208及び証拠取得装置兼レベル判定情報取得装置202,203への制御指令(警告指令及び証拠取得指令)を、通信部43により通信手段5を介して車両2に送信させる(制御指令送信手段)。一方で、管理装置4は、記憶装置(外部記憶部)44を有し、制御部40は、これに車両2側から送信されてくる情報(受信した各車両2の証拠情報等)を記憶・蓄積する。また、既に述べた別実施形態と同様、管理装置4及び端末装置3において記憶装置(外部記憶部)44の記憶内容(証拠情報等)が閲覧可能であり、車両2において自身の記憶装置211の記憶内容(証拠情報等)が閲覧可能である。

0119

1車両防犯システム
2 車両
200 主制御部
201接近物検出装置(ソナー)
202証拠取得装置(カメラ)
203 証拠取得装置(録音機
204カーナビゲーション装置
240位置検出器
205〜208警告出力装置(ヘッドランプ、フォグランプ、室内照明、ブザー)
209キー通信システム(キー検出手段)
210通信装置
211記憶装置(車両側記憶部)
00車両用操作装置
3閲覧端末装置(端末装置)
30 制御部
34 記憶装置(外部記憶部)
外部管理装置(外部装置)
40 制御部
44 記憶装置(外部記憶部)
5インターネット(通信手段)

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