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課題
解決手段
概要
背景
概要
正字化作業に対して有効で、短時間で顧客の提供する外国人氏名の正字化作業を実施することができ、もって顧客にとって作業負担を減らすことができる作業請負サービス情報を提供する。外国人氏名正字出力システム100は、外国人氏名についての簡体字情報を入力する入力装置1、簡体字情報により検索キーを設定する検索条件受付装置2、簡体字及び簡体字−正字テーブルを格納する格納装置3、簡体字−正字変換装置4、画面表示装置5を備える。簡体字一正字変換装置4は、簡体字−正字テーブルを参照し、複数の簡体字候補の検索、簡体字の特定、選択・特定された簡体字に対応する複数の正字を正字候補として検索、及び正字候補から選択された1つの正字の特定し、特定された正字と入力された外国人氏名との対応表を作成する。
目的
本発明は、かかる点に鑑みて正字化作業に対して有効で、短時間で顧客の提供する
効果
実績
- 技術文献被引用数
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この技術が所属する分野
(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成
請求項1
外国人氏名についての手書き文字を含む簡体字情報を入力する入力装置と、入力された手書き文字を含む入力された簡体字情報の検索条件を受け付け、該検索条件の文字の形、部首、読み、画数、コード、番号のいずれかに対応した検索キーに変換する検索条件受付装置、簡体字及び該簡体字に対応して日本国法務省が公表する、外国人居住者が住民票に登録可能な正字を対応づけて収録する簡体字−正字テーブルを格納する格納装置と、簡体字から正字に交換する簡体字一正字変換装置と、画面表示装置とからなり、前記簡体字一正字変換装置が、入力された外国人氏名の各手書き文字を含む入力された簡体字情報が持つ検索キーから複数の簡体字候補を検索し、検索された複数の簡体字候補から選択された簡体字を特定し、簡体字−正字テーブルを参照して、選択されて特定された簡体字にそれぞれ対応する複数の正字を正字候補として検索し、該正字候補から選択された1つの正字を特定し、前記画面表示装置が、画面上に、前記入力装置から入力された、手書き文字による簡体字情報を含む簡体字情報を表示する簡体字情報画面部、及び選択されて特定された正字を表示し、前記簡体字−正字変換装置が、前記正字外国人氏名表示画面部に表示した正字と入力された外国人氏名とを対応表にして作成すること、を特徴とする外国人氏名正字出力システム。
請求項2
外部端末から通信手段を介して送信された、外国人氏名についての手書き文字を含む簡体字情報を入力する入力装置と、入力された手書き文字を含む入力された簡体字情報の検索条件を受け付け、該検索条件の文字の形、部首、読み、画数、コード、番号のいずれかに対応した検索キーに変換する検索条件受付装置、簡体字及び該簡体字に対応して日本国法務省が公表する、外国人居住者が住民票に登録可能な正字を対応づけて収録する簡体字−正字テーブルを格納する格納装置と、簡体字から正字に交換する簡体字一正字変換装置と、画面表示装置と、出力装置とからなり、前記簡体字一正字変換装置が、入力された外国人氏名の各手書き文字を含む入力された簡体字情報が持つ検索キーから複数の簡体字候補を検索し、検索された複数の簡体字候補から選択された簡体字を特定し、簡体字−正字テーブルを参照して、選択されて特定された簡体字にそれぞれ対応する複数の正字を正字候補として検索し、該正字候補から選択された1つの正字を特定し、前記画面表示装置が、画面上に、前記入力装置から入力された、手書き文字による簡体字情報を含む簡体字情報を表示する簡体字情報画面部、及び選択されて特定された正字を表示し、前記簡体字−正字変換装置が、前記正字外国人氏名表示画面部に表示した正字と入力された外国人氏名とを対応表にして作成し、前記出力手段が作成した前記対応表を通信手段を介して前記外部端末に送り返すことを特徴とする外国人氏名正字出力システム。
請求項3
請求項2において、文字の形、部首、読み、画数、コード、番号のいずれかを組み合せた検索キーによって簡体字候補を検索することを特徴とする外国人氏名正字出力システム。
請求項4
請求項2において、前記画面表示装置が、画面上に検索された複数の簡体字候補を表示し、かつ選択されることで特定した簡体字を表示する簡体字表示画面部及び検索された正字候補を表示する正字候補表示画面部を表示することを特徴とする外国人氏名正字出力システム。
請求項5
外部端末から通信装置を介して送信された、外国人氏名についての手書き文字を含む簡体字情報を入力する入力装置と、入力された手書き文字を含む入力された簡体字情報の検索条件を受け付け、該検索条件の文字の形、部首、読み、画数、コード、番号のいずれかに対応した検索キーに変換する検索条件受付装置、簡体字及び該簡体字に対応して日本国法務省が公表する、外国人居住者が住民票に登録可能な正字を対応づけて収録する簡体字−正字テーブルを格納する格納装置と、簡体字から正字に交換する簡体字一正字変換装置と、画面表示装置と、出力装置とからなり、前記簡体字一正字変換装置が、入力された外国人氏名の各手書き文字を含む入力された簡体字情報が持つ検索キーから複数の簡体字候補を検索し、検索された複数の簡体字候補から選択された簡体字を特定し、簡体字−正字テーブルを参照して、選択されて特定された簡体字にそれぞれ対応する複数の正字を正字候補として検索し、該正字候補から選択された1つの正字を特定し、前記画面表示装置が、画面上に、前記入力装置から入力された、手書き文字による簡体字情報を含む簡体字情報を表示する簡体字情報画面部、及び選択されて特定された正字を表示し、前記簡体字−正字変換装置が、前記正字外国人氏名表示画面部に表示した正字と入力された外国人氏名とを対応表にして作成し、前記出力装置が作成した前記対応表を通信装置を介して前記外部端末に送り返す端末と、該外部端末とからなり、該外部端末が、前記入力された外国人氏名の全文字について正字の外国人氏名を生成し、該生成された正字の外国人氏名の全文字を画面表示し、該画面表示した正字の外国人氏名の全文字と入力された外国人氏名とを対応表にして作成する情報の送受信を行うことを特徴とする外国人氏名正字出力システム。
請求項6
外国人氏名についての手書き文字を含む簡体字情報を入力する入力装置と、入力された手書き文字を含む入力された簡体字情報の検索条件を受け付け、該検索条件の文字の形、部首、読み、画数、コード、番号のいずれかに対応した検索キーに変換する検索条件受付装置、簡体字及び該簡体字に対応して日本国法務省が公表する、外国人居住者が住民票に登録可能な正字を対応づけて収録する簡体字−正字テーブルを格納する格納装置と、簡体字から正字に交換する簡体字一正字変換装置と、画面表示装置と、出力装置とからなる外国人氏名正字出力システムによる外国人氏名正字出力方法において、前記簡体字一正字変換装置が、入力された外国人氏名の各手書き文字を含む入力された簡体字情報が持つ検索キーから複数の簡体字候補を検索し、検索された複数の簡体字候補から選択された簡体字を特定し、簡体字−正字テーブルを参照して、選択されて特定された簡体字にそれぞれ対応する複数の正字を正字候補として検索し、該正字候補から選択された1つの正字を特定し、前記画面表示装置が、画面上に、前記入力装置から入力された、手書き文字による簡体字情報を含む簡体字情報を表示する簡体字情報画面部、及び選択されて特定された正字を表示する正字外国人氏名表示画面部を表示し、前記簡体字−正字変換装置が、前記正字外国人氏名表示画面部に表示した正字と入力された外国人氏名とを対応表にして作成すること、を特徴とする外国人氏名正字出力方法。
請求項7
請求項6において、文字の形、部首、読み、画数、コード、番号のいずれかを組み合せた検索キーによって簡体字候補を検索することを特徴とする外国人氏名正字出力方法。
請求項8
請求項6において、前記画面表示装置が、画面上に検索された複数の簡体字候補を表示し、かつ選択されることで特定した簡体字を表示する簡体字表示画面部及び検索された正字候補を表示する正字候補表示画面部を表示することを特徴とする外国人氏名正字出力方法。
技術分野
背景技術
0004
特許文献1には、文字情報の検索条件を受け付け、検索条件の文字の形、部首、読み、画数、コード、番号のいずれかに対応した検索キーに変換し、検索キーを用いて、文字情報を検索することが記載されている。
先行技術
0005
特開2008−269255号公報
発明が解決しようとする課題
0007
特許文献1には、検索キーを用いて、文字情報を検索することが記載されているが、これのみでは実際に外国人氏名に使用されている漢字文字と正字との突き合わせを行うことができない。
0008
本発明は、かかる点に鑑みて正字化作業に対して有効で、短時間で顧客の提供する外国人氏名の正字化作業を実施することができ、もって顧客にとって作業負担を減らすことができる作業請負サービス情報を提供できるようにすることを目的とする。
課題を解決するための手段
0009
本発明の外国人氏名出力システムは、外国人氏名についての手書き文字を含む簡体字情報を入力する入力装置と、入力された手書き文字を含む入力された簡体字情報の検索条件を受け付け、該検索条件の文字の形、部首、読み、画数、コード、番号のいずれかに対応した検索キーに変換する検索条件受付装置、簡体字及び該簡体字に対応して日本国法務省が公表する、外国人居住者が住民票に登録可能な正字を対応づけて収録する簡体字−正字テーブルを格納する格納装置と、簡体字から正字に交換する簡体字一正字変換装置と、画面表示装置とからなり、前記簡体字一正字変換装置が、入力された外国人氏名の各手書き文字を含む入力された簡体字情報が持つ検索キーから複数の簡体字候補を検索し、検索された複数の簡体字候補から選択された簡体字を特定し、簡体字−正字テーブルを参照して、選択されて特定された簡体字にそれぞれ対応する複数の正字を正字候補として検索し、該正字候補から選択された1つの正字を特定し、前記画面表示装置が、画面上に、前記入力装置から入力された、手書き文字による簡体字情報を含む簡体字情報を表示する簡体字情報画面部、及び選択されて特定された正字を表示し、前記簡体字−正字変換装置が、前記正字外国人氏名表示画面部に表示した正字と入力された外国人氏名とを対応表にして作成することを特徴としている。
0010
また、本発明の外国人氏名正字出力システムは、外部端末から通信手段を介して送信された、外国人氏名についての手書き文字を含む簡体字情報を入力する入力装置と、入力された手書き文字を含む入力された簡体字情報の検索条件を受け付け、該検索条件の文字の形、部首、読み、画数、コード、番号のいずれかに対応した検索キーに変換する検索条件受付装置、簡体字及び該簡体字に対応して日本国法務省が公表する、外国人居住者が住民票に登録可能な正字を対応づけて収録する簡体字−正字テーブルを格納する格納装置と、簡体字から正字に交換する簡体字一正字変換装置と、画面表示装置と、出力装置とからなり、前記簡体字一正字変換装置が、入力された外国人氏名の各手書き文字を含む入力された簡体字情報が持つ検索キーから複数の簡体字候補を検索し、検索された複数の簡体字候補から選択された簡体字を特定し、簡体字−正字テーブルを参照して、選択されて特定された簡体字にそれぞれ対応する複数の正字を正字候補として検索し、該正字候補から選択された1つの正字を特定し、前記画面表示装置が、画面上に、前記入力装置から入力された、手書き文字による簡体字情報を含む簡体字情報を表示する簡体字情報画面部、及び選択されて特定された正字を表示し、前記簡体字−正字変換装置が、前記正字外国人氏名表示画面部に表示した正字と入力された外国人氏名とを対応表にして作成し、前記出力装置が作成した前記対応表を通信手段を介して前記外部端末に送り返すことを特徴としている。
0011
上記発明は、また、文字の形、部首、読み、画数、コード、番号のいずれかを組み合せた検索キーによって簡体字候補を検索することを特徴としている。
0012
上記発明は、また、前記画面表示装置が、画面上に検索された複数の簡体字候補を表示し、かつ選択されることで特定した簡体字を表示する簡体字表示画面部及び検索された正字候補を表示する正字候補表示画面部を表示することを特徴としている。
0013
また、本発明の外国人氏名正字出力システムは、外部端末から通信手段を介して送信された、外国人氏名についての手書き文字を含む簡体字情報を入力する入力装置と、入力された手書き文字を含む入力された簡体字情報の検索条件を受け付け、該検索条件の文字の形、部首、読み、画数、コード、番号のいずれかに対応した検索キーに変換する検索条件受付装置、簡体字及び該簡体字に対応して日本国法務省が公表する、外国人居住者が住民票に登録可能な正字を対応づけて収録する簡体字−正字テーブルを格納する格納装置と、簡体字から正字に交換する簡体字一正字変換装置と、画面表示装置と、出力装置とからなり、前記簡体字一正字変換装置が、入力された外国人氏名の各手書き文字を含む入力された簡体字情報が持つ検索キーから複数の簡体字候補を検索し、検索された複数の簡体字候補から選択された簡体字を特定し、簡体字−正字テーブルを参照して、選択されて特定された簡体字にそれぞれ対応する複数の正字を正字候補として検索し、該正字候補から選択された1つの正字を特定し、前記画面表示装置が、画面上に、前記入力装置から入力された、手書き文字による簡体字情報を含む簡体字情報を表示する簡体字情報画面部、及び選択されて特定された正字を表示し、前記簡体字−正字変換装置が、前記正字外国人氏名表示画面部に表示した正字と入力された外国人氏名とを対応表にして作成し、前記出力装置が作成した前記対応表を通信手段を介して前記外部端末に送り返す端末と、該外部端末とからなり、該外部端末が、前記入力された外国人氏名の全文字について正字の外国人氏名を生成し、該生成された正字の外国人氏名の全文字を画面表示し、該画面表示した正字の外国人氏名の全文字と入力された外国人氏名とを対応表にして作成する情報の送受信を行うことを特徴としている。
0014
また、本発明の外国人氏名正字出力方法は、外国人氏名についての手書き文字を含む簡体字情報を入力する入力装置と、入力された手書き文字を含む入力された簡体字情報の検索条件を受け付け、該検索条件の文字の形、部首、読み、画数、コード、番号のいずれかに対応した検索キーに変換する検索条件受付装置、簡体字及び該簡体字に対応して日本国法務省が公表する、外国人居住者が住民票に登録可能な正字を対応づけて収録する簡体字−正字テーブルを格納する格納装置と、簡体字から正字に交換する簡体字一正字変換装置と、画面表示装置と、出力装置とからなる外国人氏名正字出力システムによる外国人氏名正字出力方法において、前記簡体字一正字変換装置が、入力された外国人氏名の各手書き文字を含む入力された簡体字情報が持つ検索キーから複数の簡体字候補を検索し、検索された複数の簡体字候補から選択された簡体字を特定し、簡体字−正字テーブルを参照して、選択されて特定された簡体字にそれぞれ対応する複数の正字を正字候補として検索し、該正字候補から選択された1つの正字を特定し、前記画面表示装置が、画面上に、前記入力装置から入力された、手書き文字による簡体字情報を含む簡体字情報を表示する簡体字情報画面部、及び選択されて特定された正字を表示する正字外国人氏名表示画面部を表示し、前記簡体字−正字変換装置が、前記正字外国人氏名表示画面部に表示した正字と入力された外国人氏名とを対応表にして作成し、前記出力装置が作成した前記対応表を通信を介して前記外部端末に送り返すことを特徴としている。
0015
上記発明は、また、文字の形、部首、読み、画数、コード、番号のいずれかを組み合せた検索キーによって簡体字候補を検索することを特徴としている。
0016
上記発明は、また、前記画面表示装置が、画面上に検索された複数の簡体字候補を表示し、かつ選択されることで特定した簡体字を表示する簡体字表示画面部及び検索された正字候補を表示する正字候補表示画面部を表示することを特徴としている。
発明の効果
0017
本発明は、上述したように構成されているので、正字化作業に対して有効で、短時間で顧客の提供する外国人氏名の正字化作業を実施することができ、もって顧客にとって作業負担を減らすことができる作業請負サービス情報を提供することができる。
図面の簡単な説明
0018
本発明の実施例の外国人氏名正字出力システムにおける顧客提供の外国人氏名と正字の対応表を提供する手順を説明する図である。
本発明の実施例の外国人氏名正字出力システムの構成を示すブロック図である。
図1の外国人氏名正字出力システムに用いられるハードウェア構成の概略図である。
本発明の実施例である外国人氏名正字出力システムで用いる簡体字−正字テーブルを示す図である。
本発明の実施例である外国人氏名正字出力システムにおいて作成される対応表を示す図である。
図2の外国人氏名正字出力システムにおける画面表示装置の表示例を示す図である。
図2の外国人氏名正字出力システムにおける手書き文字入力の検索による正字出力の例を示す図である。
図2の外国人氏名正字出力システムにおける手書き文字入力とピンイン入力を組合せた絞込検索による正字出力の例を示す図である。
本発明の実施例である簡体字・正字変換の手順を示すフローチャート図である。
0019
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。尚、以下、正字はJIS X 0213:2004(第1〜第4水準)JIS X 0212(補助漢字)、非漢字及び法務省が指定している一部の外字を含むものとし、簡体字は上記範囲を含む正字、GB18030:2000及びKS X 1001を含むものとする。
0020
図1は、本発明の実施例の外国人氏名正字出力システムにおける顧客提供の外国人氏名と正字の対応表を提供する手順を説明する図である。顧客提供の外国人氏名の情報とこの外国人氏名と正字の対応表の情報のやり取りは、顧客端末200と作業者端末100との間で行われる。
0021
ここで、この作業者端末100が本発明の実施例の外国人氏名正字出力システム100に該当し、顧客端末200が外部端末200に該当する。以下、外国人氏名正字出力システムにおける顧客提供の外国人氏名と正字の対応表を提供する手順を説明する。
0023
(2)顧客端末200から、外国人外字の文字情報が提供される。ここで、提供される情報は、TTE形式等のフォントファイル、BMP形式等の画像ファイル及び紙への手書き文字の情報を含むが、文字情報であれば他の形式でも良い。ここで、外国人外字の文字情報は、後述する手書き文字情報、ピンイン情報及び特殊文字番号情報となる。
0024
(3)作業者端末100にて、顧客端末200から提供される外国人外字の文字情報と簡体字の突き合わせ、即ち外国人外字の文字情報と簡体字の同定が行われ、外国人外字の文字情報と簡体字の対応表が作成される。
0025
(4)作業者端末100にて、法務省提供の簡体字−正字対応表と上記外国人外字の文字情報と簡体字の対応表及び上記選定条件に基づいて、外国人外字と正字の対応表が作成され、顧客端末200へ外国人外字と正字の対応表が提供される。
0026
(5)顧客端末200にて、外国人外字と正字の対応表に誤りが無いかが確認される。
0027
(6)顧客端末200にて、該当する正字の中で顧客端末200側にはない文字は顧客端末200にて外字登録が行われる。
0029
図2は、本発明の実施例である外国人氏名正字出力システムの構成を示すブロック図である。
0030
図2において、外国人氏名正字出力システム100は、入力装置1、検索条件受付装置2、格納装置3、簡体字−正字変換装置4、画面表示装置5及び出力装置6を備える。簡体字−正字変換装置4、画面表示装置5及び出力装置6は、通信手段10によってそれぞれが接続される。
0031
また、外国人氏名正字出力システム100は、外部端末200との間で外国人氏名についての簡体字情報(手書き文字情報、ピンイン文字情報及び特殊文字情報)や、外国人氏名正字出力システム100で正字化された外国人氏名(以下、正字外国人氏名と称する。)と外国人氏名との対応表をやり取りするようになっている。尚、外国人氏名についての簡体字情報や作成した対応表は、電子メールやCD−ROMの送付を介して外国人氏名正字出力システム100との間でやり取りされる。
0032
本実施例の外国人氏名正字出力システム100は、通信手段11を介して外部端末200と接続し、外部端末200は、外国人氏名についての簡体字情報(手書き文字情報、ピンイン文字情報及び特殊文字情報)を送信したり、外国人氏名正字出力システム100から正字化された外国人氏名(以下、正字外国人氏名と称する。)と外国人氏名正字出力システム100へ上記送信された外国人氏名との対応表を受信したりするようにしてもよい。
0033
外国人氏名正字出力システム100の入力装置1は、外国人氏名についての提供情報より簡体字情報入力がされるようになっている。この簡体字情報入力としては、手書き文字情報、ピンイン情報及び特殊文字番号情報が入力されるようになっている。以下、手書き文字情報、ピンイン情報及び特殊文字番号情報を簡体字情報と総称する。
0034
上記外国人氏名についての提供情報は、例えば、外国人登録システム文字コード(EUC−HJ)、簡体字等外国人登録システム字形(EUDC.TTE:TTE形式フォントファイル)、紙への手書き文字の情報等の情報を含むが、簡体字情報として提供できるものであれば他の情報を入力してもよい。
0035
入力装置1としては、例えば、パーソナルコンピュータに接続されるキーボードやマウスのような入力インターフェース等が用いられる。以下、パーソナルコンピュータをPCと略称し、インターフェースをI/Fと略称する。
0037
ピンイン情報は、簡体字のピンインの読みがローマ字表記法にて記載されるアルファベット文字の情報を含む。例えば、“ri”、“ben”である。このピンイン情報は、上記キーボード等の入力I/Fによって入力される。
0040
尚、上記簡体字情報を入力できるものであれば、別の入力I/Fを用いてもよい。
0041
上記入力された簡体字情報は、検索を行う簡体字の検索条件となる。検索条件受付装置2は、入力装置1より入力された手書き文字を含む入力された簡体字情報の検索条件を受け付け、この検索条件の文字の形、部首、読み、画数、コード、番号のいずれかに対応した検索キーに変換する。このように、検索条件受付装置2によって簡体字情報が持つ、検索に用いるための検索キーが設定される。
0042
格納装置3は、簡体字30及びこの簡体字に対応して日本国法務省が公表する、外国人居住者が住民票に登録可能な正字を対応づけて収録する簡体字−正字テーブル31を格納する。
0043
簡体字一正字変換装置4は、簡体字から正字への交換をおこなう。具体的には、簡体字一正字変換装置4は、上記入力された外国人氏名の各手書き文字を含む入力された簡体字情報が持つ検索キーから複数の簡体字候補を検索し、検索された複数の簡体字候補から選択された簡体字を特定し、簡体字−正字テーブルを参照して、選択されて特定された簡体字にそれぞれ対応する複数の正字を正字候補として検索し、この正字候補から選択された1つの正字を特定することで行う。
0044
なお、入力された簡体字情報が持つ検索キーから複数の簡体字候補の検索は、格納装置3に格納された簡体字を検索することで行う。
0045
検索された複数の簡体字候補からの簡体字の選択や検索された正字候補の選択は、例えば、マウス等の入力I/Fによって行われる。
0046
また、簡体字一正字変換装置4は、上記簡体字候補、正字候補の画面表示指示を行う。
0047
画面表示装置5は、画面上に、入力装置から入力された、手書き文字による簡体字情報を含む簡体字情報を表示する簡体字情報画面部51、検索された複数の簡体字候補を表示し、かつ選択されることで特定した簡体字を表示する簡体字表示画面部52、検索された正字候補を表示する正字候補表示画面部53及び選択されて特定された正字を表示する正字外国人氏名表示画面部54を表示する。
0048
出力装置6によって、上記特定された1つの正字が出力される。この出力は、例えば、入力I/FによってPCのクリップボード領域に出力されることで行われる。
0049
そして、簡体字−正字変換装置4は、正字外国人氏名表示画面部54に表示した正字外国人氏名と入力された外国人氏名とを対応表にして作成し、出力装置6から出力される対応表を出力する。尚、上記対応表の作成は、簡体字−正字変換装置4が有する表作成ソフトウェア等によって作成される。
0050
なお、本発明の実施例である外国人氏名正字出力システムは、簡体字−正字変換装置4は、正字外国人氏名表示画面部54に表示した正字外国人氏名と入力された外国人氏名とを対応表にして作成し、出力装置6から出力される対応表を通信手段を介して外部端末200に送り返し、顧客提供の外国人氏名と正字の対応表が外部端末200即ち顧客端末に提供されるようにしてもよい。
0051
図3は、図1の外国人氏名正字出力システム100に用いられるハードウェア構成の概略図である。図3において、ハードウェア構成は、一般的なものであり、CPU91、入力装置92(図2の入力装置1に該当する。)、画面表示装置(図2の画面表示装置5に該当する。)、ネットワークインターフェース94、外部記憶装置95(図2の格納装置3に該当する。)、出力装置96(図2の出力装置6に該当する。)、RAM97及びROM98がバス99(図2の通信手段10に該当する。)を介して接続される。
0052
図3において、CPU91は、データの入出力、データの送受信等を行うため、バス99を介して接続された各種機器を制御する。バス99を介して、バス99に接続された機器間相互のアドレス信号、制御信号および各種のデータの転送が行われる。また、外部端末200においても、上記外国人氏名正字出力システム100の同様のハードウェア構成である。
0053
図4は、本発明の実施例である外国人氏名正字出力システム100で用いる簡体字−正字テーブル31を表で示す図である。簡体字−正字テーブル31は、図4に示すように、簡体字32に対応する形で、正字33及び住基統一文字コード34が併記されている。
0054
簡体字32は、文字コード(簡体字コード)と、この文字コードに対応する例示字体が記載される。
0056
住基統一文字コード34は、正字33に対して、字形が一致する住基統一文字コード、正字のコードが一致する住基統一文字コード、その他特定の箇所の字形が一致する住基統一文字コード等、それぞれの条件に該当する住基統一文字コードが併記される。
0057
これら、簡体字コード、正字コード及び住基統一文字コードは、“3400”や“4E94”というように英数字コードで表現される。
0058
図5は、本発明の実施例である外国人氏名正字出力システムの簡体字−正字変換装置4において作成される対応表を示す図である。簡体字−正字変換装置4が作成する対応表300は、顧客端末提供情報エリア81、簡体字・正字突合せ結果表示エリア82、付加情報表示エリア83及び備考表示エリア84で構成され、正字外国人氏名表示画面部54に表示した正字外国人氏名と入力された外国人氏名とが対応し併記された表形式で作成される。
0059
顧客端末提供情報エリア81には、顧客端末から提供される外国人登録システム文字コード(EUC−HJ)、簡体字等外国人登録システム字形(EUDC.TTE:TTE形式フォントファイル)、手書き文字情報等の情報が並列して記載される。
0060
簡体字・正字突合せ結果表示エリア82には、顧客端末提供情報エリア81に表示された文字情報に対応する入管文字特殊コード(JIS)、簡体字等文字コード(Unicode)、簡体字等入管システム字形(SimSunフォント)、入管正字文字コード(Unicode)、入管正字字形(MS明朝フォント)等の情報が並列して記載される。
0061
付加情報表示エリア83には、顧客端末提供情報エリア81及び簡体字・正字突合せ結果表示エリア82に表示された文字情報に対応する外部辞書登録文字番号(Unicode)、外部辞書登録字形(任意のフォント)、住基システム文字コード(Unicode)、住基システム字形(MS明朝フォント)等の情報が並列して記載される。
0062
備考表示エリア84には、備考情報が文章形式で記載される。尚、この対応表300は、外国人氏名の全文字を併記し、これに対応する簡体字及び正字を簡体字外国人氏名若しくは正字外国人氏名として併記した外国人氏名の全文字に並列して記載するような形式にて構成するようにしてもよい。
0063
図6は、本発明の実施例である外国人氏名正字出力システムにおける画面表示装置5の表示例を示す図である。
0065
属性入力エリア55は、国籍選択エリア71、読み入力エリア72、部首情報入力エリア73、画数範囲入力エリア74及び文字番号入力エリア75を有する。読み入力エリア72に検索するピンイン情報を、若しくは部首情報入力エリア73に検索する特殊文字番号情報の簡体字情報や文字の部首、読み、番号、画数が作業者によってキーボード等の入力I/Fを介して入力される。これら入力される情報が検索条件受付装置2によって検索キーとして変換される。
0066
国籍選択エリア71の選択により、読み入力エリア72に入力する言語を国籍毎に入力できるようになる。なお、本実施例の読み入力エリア72は4つあるが、一つの画面上で表示できる範囲において少なくしても多くしてもよい。
0067
手書き入力エリア56には、作業者のマウス等による入力I/Fによる描画作業によって、簡体字の手書き文字入力を行うことができる。なお、作業者がマウス等による入力I/Fにより全消去ボタン57を押すことにより、入力した手書き文字を削除することができる。また、手書き入力属性選択エリア76によって、入力する手書き文字の字体を太字、標準、細字と選択することができる。
0068
また、上記入力した検索条件である手書き文字を含む外国人氏名の簡体字情報は、作業者が手書検索ボタン58又は属性検索ボタン59を押すことにより、簡体字−正字変換装置4によって複数の簡体字候補が検索される。
0069
この際、作業者が絞込検索ボタン60を押すことで、簡体字−正字変換装置4によって上記した文字の形、部首、読み、画数、コード、番号のいずれかを組み合せた検索キーによる簡体字候補の検索、入力された手書き文字を含む2つ以上の簡体字情報によって簡体字候補を絞っての検索が行われる。作業者が条件消去ボタン61を押すと、属性入力エリア55に入力した情報が消去される。
0070
簡体字表示画面部52は検索された複数の簡体字候補を表示する。作業者がマウス等の入力I/Fによって表示された複数の簡体字候補からいくつか選択する。この作業者の選択により、簡体字−正字変換装置4が簡体字を特定する。これら特定された簡体字は、白抜き文字として表示される。また、この特定された簡体字について、表示領域77においてUnicodeが表示される。なお、検索結果の複数の簡体字候補は、手書き検索結果件数入力エリア79への入力により、手書き入力による検索結果の表示数が設定できる。
0071
正字候補表示画面部53には、特定された簡体字に対応する複数の正字候補が表示される。なお、図示しないが作業者のマウス等のI/Fのクリック作業により一つの正字が選択される。この選択により、簡体字−正字変換装置4が一つの正字を特定する。この特定された正字は白抜き文字として表示される。
0072
正字外国人氏名表示画面部54には、選択されて特定された外国人氏名の正字を表示する。また、この特定された正字は、表示領域78においてUnicodeが表示される。
0073
正字優先順位表示部65には、正字表示画面部54に表示されている正字の優先順位が表示される。尚、正字表示画面部54には、検索結果の表示時に、優先順位が1位の正字情報を自動表示するようになっている。
0075
作業者が戻るボタン63により、外国人氏名正字出力システム100の検索画面の前画面に戻ることができる。また、作業者が字形比較ボタン64をおすことにより、手書き入力文字の字形比較機能を動作することができる。
0076
図7は、図6の本発明の実施例である外国人氏名正字出力システムにおける手書き文字入力の検索による正字出力の例を示す図である。この例は、手書き入力エリア56にて、作業者がマウス等の入力I/Fにより手書き入力をして、手書検索ボタン58をクリック動作により押すことで正字出力を行う例である。
0077
この例の場合、検索条件受付装置2は、入力された外国人氏名の手書き文字の検索条件を受け付け、対応した検索キーに変換する。次に、この検索キーによりから格納装置3に格納されている簡体字から複数の簡体字候補を検索する。次に、簡体字表示画面部52は検索された複数の簡体字候補52Aを表示する。これら表示された複数の簡体字候補から、作業者はマウス等のI/Fによって簡体字を選択する。この選択によって簡体字が特定される。
0078
次に、簡体字−正字変換装置4が、簡体字−正字テーブルを参照して、特定された簡体字にそれぞれ対応する複数の正字を正字候補として検索する。次に、正字候補表示画面部53に、特定された簡体字に対応する複数の正字候補が表示される。
0079
作業者は、この正字候補から1つの正字を選択する。この選択によって、簡体字−正字変換装置により正字が特定される。そして、簡体字−正字変換装置4によって、正字外国人氏名表示画面部54に表示した正字と入力された外国人氏名とを対応表にして作成される。これにより、正字外国人氏名表示画面部54に、特定された正字が表示される。作業者は、確定ボタンをクリックすることにより、出力装置6が特定された正字を出力する。
0080
以上により、上記特定された正字が出力され、簡体字−正字変換装置4によって対応表が作成される。以上により、顧客提供の外国人氏名と正字の対応表が外部端末200即ち顧客に提供される。
0081
図8は、図6の本発明の実施例である外国人氏名正字出力システムにおける手書き文字入力とピンイン入力を組合せた絞込検索による正字出力の例を示す図である。この例は、手書き入力エリア56にて、作業者がマウス等の入力I/Fにより手書き入力をし、更に、属性入力エリア55の読み入力エリア72にて、作業者がキーボード等の入力I/Fにより文字(この例の場合はピンインである“ma”)の簡体字情報の入力をして、絞込検索ボタン58をクリック動作により押すことで正字出力を行う例である。
0082
この例の場合、検索条件受付装置2は、入力された外国人氏名の手書き文字及び読み入力エリア72による簡体字情報の検索条件を受け付け、それぞれ対応した検索キーに変換する。次に、これら検索キーをアンド条件として、即ち絞り込み検索の条件として格納装置3に格納されている簡体字から複数の簡体字候補を検索する。次に、簡体字表示画面部52は検索された複数の簡体字候補52Aを表示する。これら表示された複数の簡体字候補から、作業者はマウス等のI/Fによって簡体字を選択する。この選択によって簡体字が特定される。
0083
次に、簡体字−正字変換装置4が、簡体字−正字テーブルを参照して、特定された簡体字にそれぞれ対応する複数の正字を正字候補として検索する。次に、正字候補表示画面部53に、特定された簡体字に対応する複数の正字候補が表示される。
0084
作業者は、この正字候補から1つの正字を選択する。この選択によって、簡体字−正字変換装置により正字が特定される。そして、簡体字−正字変換装置4によって、正字外国人氏名表示画面部54に表示した正字と入力された外国人氏名とを対応表にして作成される。これにより、正字外国人氏名表示画面部54に、特定された正字が表示される。作業者は、確定ボタンをクリックすることにより、出力装置6が特定された正字を出力する。
0085
以上により、上記特定された正字が出力され、簡体字−正字変換装置4によって対応表が作成される。以上により、顧客提供の外国人氏名と正字の対応表が外部端末200即ち顧客に提供される。
0086
なお、この図8に示す絞込検索の例では、検索される簡体字候補が絞り込みにより減少することになり、簡体字表示画面部52に表示される複数の簡体字候補52Aの文字数は図7に示すような検索と比較して減少する。従って、作業者は、この絞込検索をおこなうことによって、簡体字の選択が簡便となる。
0087
以上のように、本発明の実施例である外国人氏名正字出力システム100は、漢字情報の検索条件を入力する簡体字情報画面部51、簡体字候補の検索結果を表示する簡体字表示画面部52、簡体字候補に対応する正字候補を表示する正字候補表示画面部53そして特定された一つの正字を表示する正字外国人氏名表示画面部54を1つの画面上に表示している。
0088
このようにすることで、簡体字情報の検索条件を入力する画面と検索される簡体字候補とこの簡体字候補から選択した簡体字に対応する正字候補と正字候補から選択された正字が一つの画面上に表示されるので、正字化作業に対して有効で、短時間で顧客の提供する外国人氏名の正字化作業を実施することができ、もって顧客にとって作業負担を減らすことができる作業請負サービス情報を提供することができる。
0089
また、上述の構成により、本発明の実施例の外国人氏名正字出力システム100と外部端末200との間で、外部端末200が入力された外国人氏名の全文字について正字の外国人氏名を生成し、該生成された正字の外国人氏名の全文字を画面表示し、該画面表示した正字の外国人氏名の全文字と入力された外国人氏名とを対応表にして作成する情報の送受信がされることになる。
0090
従って、外部端末200側にて、この対応表に基づいて、入力された外国人氏名の全文字について正字の外国人氏名外国人外字との対応表を作成することができる。この対応表によって、正字の対応表に誤りが無いかの確認、該当する正字の中で外部端末200側にはない文字についての外字登録を行うことや、従来から使用される外国人外字コードが対応する上記正字の文字コードと置換を容易に行うことができるようになる。
0091
このように、本発明は、外部端末から通信装置を介して送信された、外国人氏名についての手書き文字を含む簡体字情報を入力する入力装置と、入力された手書き文字を含む入力された簡体字情報の検索条件を受け付け、該検索条件の文字の形、部首、読み、画数、コード、番号のいずれかに対応した検索キーに変換する検索条件受付装置、簡体字及び該簡体字に対応して日本国法務省が公表する、外国人居住者が住民票に登録可能な正字を対応づけて収録する簡体字−正字テーブルを格納する格納装置と、簡体字から正字に交換する簡体字一正字変換装置と、画面表示装置と、出力装置とからなり、前記簡体字一正字変換装置が、入力された外国人氏名の各手書き文字を含む入力された簡体字情報が持つ検索キーから複数の簡体字候補を検索し、検索された複数の簡体字候補から選択された簡体字を特定し、簡体字−正字テーブルを参照して、選択されて特定された簡体字にそれぞれ対応する複数の正字を正字候補として検索し、該正字候補から選択された1つの正字を特定し、前記画面表示装置が、画面上に、前記入力装置から入力された、手書き文字による簡体字情報を含む簡体字情報を表示する簡体字情報画面部、及び選択されて特定された正字を表示し、前記簡体字−正字変換装置が、前記正字外国人氏名表示画面部に表示した正字と入力された外国人氏名とを対応表にして作成し、前記出力装置が作成した前記対応表を通信装置を介して前記外部端末に送り返す端末と、該外部端末とからなり、該外部端末が、前記入力された外国人氏名の全文字について正字の外国人氏名を生成し、該生成された正字の外国人氏名の全文字を画面表示し、該画面表示した正字の外国人氏名の全文字と入力された外国人氏名とを対応表にして作成する情報の送受信を行う外国人氏名正字出力システムを構成することもできる。
0093
まず、外部端末から、外国人氏名についての手書き文字を含む簡体字情報の送信が行われる(S1)。
0094
送信された簡体字情報の入力を行う(S2)。この際、入力された簡体字情報が簡体字情報画面部51に表示される(S11)。
0095
入力された簡体字情報の検索条件の受付をする(S3)。
0096
検索条件の文字の形、部首、読み、画数、コード、番号、いずれかに対応した検索キーに変換する(S4)。
0097
変換された検索キーから複数の漢字候補を検索する(S5)。この際、検索された簡体字候補が簡体字表示画面部52表示される(S41)。
0098
検索された複数の簡体字候補から選択された簡体字を特定する(S6)。この際、特定された幾つかの簡体字が簡体字表示画面部52表示される(S51)。
0099
特定された簡体字にそれぞれ対応する複数の正字を正字候補として検索する(S7)。この際、検索された正字候補が正字候補表示画面部53に表示される(S61)。
0100
検索された正字候補から選択された一つの正字候補を特定する(S8)。この際、特定された一つの正字が正字外国人氏名表示画面部54に表示される。
0101
特定された正字と入力された外国人氏名とを対応表にして作成する。即ち、正字と外国人氏名で利用されている文字とを対応表にして作成する(S9)。
0102
対応表を外部端末に送り返す(S10)。
0103
本発明の実施例の外国人氏名正字出力システム及び簡体字・正字変換方法は、上記した文字の形、部首、読み、画数、コード、番号のいずれかを組み合せた検索キーによって簡体字候補を検索するようにしてもよい。
0104
本発明の実施例の外国人氏名正字出力システム及び簡体字・正字変換方法は、また、上記簡体字−正字変換装置が、入力された手書き文字を含む2つ以上の簡体字情報によって簡体字候補を絞って検索するようにしてもよい。
0105
本発明の実施例の外国人氏名正字出力システム及び簡体字・正字変換方法は、また、画面表示装置が、画面上に検索された複数の簡体字候補を表示し、かつ選択されることで特定した簡体字を表示する簡体字表示画面部及び検索された正字候補を表示する正字候補表示画面部を表示するようにしてもよい。
0106
本発明の実施例の外国人氏名正字出力システム及び簡体字・正字変換方法は、また、画面表示装置が、画面上に表示する生成された正字の外国人氏名の全文字を正字外国人氏名表示画面部に表示してもよく、簡体字−正字変換装置が作成する対応表は、正字外国人氏名表示画面部に表示した正字外国人氏名の全文字と入力された外国人氏名の全文字とを並列表記にする形式として作成するようにしてもよい。
0107
本発明の実施例の外国人氏名正字出力システム及び簡体字・正字変換方法は、前記簡体字一正字変換装置が、入力された外国人氏名の各手書き文字を含む入力された簡体字情報が持つ検索キーから複数の簡体字候補を検索し、検索された複数の簡体字候補から選択されたいくつかの簡体字を特定し、簡体字−正字テーブルを参照して、選択されて特定されたいくつかの簡体字にそれぞれ対応する複数の正字を正字候補として検索し、該正字候補から選択された1つの正字を特定するようにしてもよい。
0108
本発明の実施例の外国人氏名正字出力システム及び簡体字・正字変換方法は、上述したように構成されているので、正字化作業に対して有効で、短時間で顧客の提供する外国人氏名の正字化作業を実施することができ、もって顧客にとって作業負担を減らすことができる作業請負サービス情報を提供することができる。
実施例
0109
また、上述の本発明の実施例の外国人氏名正字出力システムは、入力手段、検索条件受付手段、格納手段、簡体字一正字変換手段、画面表示手段及び出力手段からなる外国人氏名正字出力システムとして構成してもよく、この構成においても上述の本実施例と同様の効果を奏することができる。
0110
1…入力装置、2…検索条件受付装置、3…格納装置、4…簡体字−正字変換装置、5…画面表示装置、51…簡体字情報画面部、52…簡体字表示画面部、53…正字候補表示画面部、54…正字外国人氏名表示画面部、100…外国人氏名正字出力システム、200…外部端末、300…対応表。