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技術 ガラスホルダー

出願人 株式会社ニフコ
発明者 樋口恒太
出願日 2011年12月16日 (8年6ヶ月経過) 出願番号 2011-275822
公開日 2013年6月24日 (7年0ヶ月経過) 公開番号 2013-124538
状態 特許登録済
技術分野 ウイング開閉機構;ウイング用付属品 車両の窓
主要キーワード ホルダー片 仮止位置 インサート体 ガラス繊維入り樹脂 ガラスホルダー 位置決め壁 ガラス挿入溝 幅方向両側縁
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2013年6月24日)のものです。
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図面 (11)

課題

ドアガラスへの組付性を向上できるガラスホルダーを得る。

解決手段

ホルダー本体16の壁部材32に対してインサート体18の壁部52が、ホルダー本体16のガラス挿入溝35に挿入されたドアガラス10の方向へ移動可能となっている。インサート体18を初期位置からドアガラス10を仮止めする仮止位置へ移動すると、インサート体18のガイド部58がホルダー本体16の凸部60を乗り越えガイド部58の根元部に係止されると共に、インサート体18の係止溝56がホルダー本体16の係止爪46に係止されるようになっている。

概要

背景

車両のドアガラスは、ガラスホルダーを介してウインドレギュレータに連結され、ウインドレギュレータの昇降移動連動して、昇降するようになっている。

例えば、特許文献1では、ガラスホルダーは、第1のホルダー片と、第1のホルダー片と対をなすように、第1のホルダー片とドアガラスを挟んで対向する第2のホルダー片と、を備えている。また、第1のホルダー片に設けられた壁部と第2のホルダー片に設けられた壁部との間にドアガラスを固定するようになっており、ドアガラスを固定した後に、ウインドレギュレータアームに固定される。

概要

ドアガラスへの組付性を向上できるガラスホルダーを得る。ホルダー本体16の壁部材32に対してインサート体18の壁部52が、ホルダー本体16のガラス挿入溝35に挿入されたドアガラス10の方向へ移動可能となっている。インサート体18を初期位置からドアガラス10を仮止めする仮止位置へ移動すると、インサート体18のガイド部58がホルダー本体16の凸部60を乗り越えガイド部58の根元部に係止されると共に、インサート体18の係止溝56がホルダー本体16の係止爪46に係止されるようになっている。

目的

このため、ドアガラスへの組み付け時に、加熱手段によってウレタン樹脂溶融させる必要があり、組付作業が煩雑となるので、ドアガラスへの組付性の向上が望まれている

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ドアガラスの端部が挿入されるガラス挿入溝と、前記ドアガラスの一方の面と対向し貫通孔が形成された壁部と、を備えたホルダー本体と、前記ホルダー本体に取付けられ、前記ドアガラスの他方の面と対向し貫通孔が形成された壁部を備え、前記貫通孔の軸線方向に沿って初期位置から前記ドアガラスに仮止めされる仮止位置へ移動可能なインサート体と、前記ホルダー本体と前記インサート体との何れか一方に形成された係止手段と、前記ホルダー本体と前記インサート体との何れか他方に形成され、前記インサート体の前記仮止位置で前記係止手段に係止される被係止手段と、前記インサート体に取付けられ、前記仮止位置において前記ドアガラスに形成された取付孔に嵌合するブッシュと、前記インサート体に取付けられ、前記ブッシュに挿入された螺子部を備えたナットと、前記ナットにねじ込まれ、前記ナットとで前記ホルダー本体を前記ドアガラスに固定するための締結部材と、を有するガラスホルダー

請求項2

前記ブッシュは突出した係合爪を備え、前記係合爪が前記インサート体に形成された係合部に係合している請求項1に記載のガラスホルダー。

請求項3

前記ホルダー本体から前記貫通孔の軸方向に突出し、先端にストッパが設けられたガイド壁と、前記インサート体に形成され、前記ガイド壁が挿入された開口部を有し、前記初期位置において前記ガイド壁に対して前記貫通孔の径方向へ移動可能であると共に前記ストッパに係止されるガイド部と、を有する請求項1又は請求項2に記載のガラスホルダー。

請求項4

前記ホルダー本体と前記インサート体の少なくとも一方は、前記インサート体を前記初期位置から前記仮止位置に移動する際に、他方と摺動して、前記ホルダー本体の幅方向において前記各貫通孔の孔位置が一致する位置に前記インサート体を案内する幅方向案内部と、前記ホルダー本体の高さ方向において前記各貫通孔の孔位置が一致する位置に前記インサート体を案内する高さ方向案内部と、を有する請求項1〜3の何れか1項に記載のガラスホルダー。

請求項5

前記幅方向案内部は、前記インサート体の幅方向両側に形成され前記ホルダー本体の壁部方向に向かって幅方向の外側から内側へ向かう面取部であり、前記高さ方向案内部は、前記ガイド壁の高さ方向端部に形成され前記ガイド壁の根本方向に向かって高さが高くなる傾斜面である請求項4に記載のガラスホルダー。

技術分野

0001

本発明は、昇降機構を有する車両用ドアガラス構造における、ドアガラスと昇降機構を連結するガラスホルダーに関する。

背景技術

0002

車両のドアガラスは、ガラスホルダーを介してウインドレギュレータに連結され、ウインドレギュレータの昇降移動連動して、昇降するようになっている。

0003

例えば、特許文献1では、ガラスホルダーは、第1のホルダー片と、第1のホルダー片と対をなすように、第1のホルダー片とドアガラスを挟んで対向する第2のホルダー片と、を備えている。また、第1のホルダー片に設けられた壁部と第2のホルダー片に設けられた壁部との間にドアガラスを固定するようになっており、ドアガラスを固定した後に、ウインドレギュレータアームに固定される。

先行技術

0004

特開2003−206672号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、特許文献1では、第1のホルダー片に設けられた壁部と第2のホルダー片に設けられた壁部との間にドアガラスをウレタン樹脂によって固定している。このため、ドアガラスへの組み付け時に、加熱手段によってウレタン樹脂を溶融させる必要があり、組付作業が煩雑となるので、ドアガラスへの組付性の向上が望まれている。

0006

本発明は上記事実を考慮し、ドアガラスへの組付性を向上できるガラスホルダーを得ることを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

請求項1に記載の本発明のガラスホルダーは、ドアガラスの端部が挿入されるガラス挿入溝と、前記ドアガラスの一方の面と対向し貫通孔が形成された壁部と、を備えたホルダー本体と、前記ホルダー本体に取付けられ、前記ドアガラスの他方の面と対向し貫通孔が形成された壁部を備え、前記貫通孔の軸線方向に沿って初期位置から前記ドアガラスに仮止めされる仮止位置へ移動可能なインサート体と、前記ホルダー本体と前記インサート体との何れか一方に形成された係止手段と、前記ホルダー本体と前記インサート体との何れか他方に形成され、前記インサート体の前記仮止位置で前記係止手段に係止される被係止手段と、前記インサート体に取付けられ、前記仮止位置において前記ドアガラスに形成された取付孔に嵌合するブッシュと、前記インサート体に取付けられ、前記ブッシュに挿入された螺子部を備えたナットと、前記ナットにねじ込まれ、前記ナットとで前記ホルダー本体を前記ドアガラスに固定するための締結部材と、を有する。

0008

請求項1に記載の本発明では、ホルダー本体のガラス挿入溝にドアガラスの端部を挿入することで、ホルダー本体の貫通孔が形成された壁部がドアガラスの一方の面と対向する。また、ホルダー本体に取付けられたインサート体はドアガラスの他方の面と対向する貫通孔が形成された壁部を備えている。インサート体を貫通孔の軸線方向に沿って初期位置からドアガラスに仮止めされる仮止位置へ移動すると、ホルダー本体とインサート体との何れか一方に形成された係止手段に、ホルダー本体とインサート体との何れか他方に形成された被係止手段が係止されてインサート体が仮止位置に係止される。この仮止位置では、インサート体に取付けられたブッシュがドアガラスに形成された取付孔に嵌合する。このため、ブッシュに挿入された螺子部を備えたナットの螺子部に、締結部材をねじ込むことで、締結部材とナットとでホルダー本体をドアガラスに固定できる。このため、ドアガラスをウインドレギュレータに組付ける時に、ガラスホルダーをドアガラスに容易に仮止めできるので、ガラスホルダーのドアガラスへの組付性が向上する。

0009

請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のガラスホルダーにおいて、前記ブッシュは突出した係合爪を備え、前記係合爪が前記インサート体に形成された係合部に係合している。

0010

請求項2に記載の発明では、ブッシュの突出した係合爪をインサート体に形成された係合部に係合することで、ブッシュをインサート体に容易に組み付けることができる。

0011

請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のガラスホルダーにおいて、前記ホルダー本体から前記貫通孔の軸方向に突出し、先端にストッパが設けられたガイド壁と、前記インサート体に形成され、前記ガイド壁が挿入された開口部を有し、前記初期位置において前記ガイド壁に対して前記貫通孔の径方向へ移動可能であると共に前記ストッパに係止されるガイド部と、を有する。

0012

請求項3に記載の発明では、インサート体の壁部に形成されたガイド部の開口部に、ホルダー本体から貫通孔の軸方向に突出したガイド壁が挿入されており、初期位置においては、開口部が形成されたガイド部がガイド壁に対して貫通孔の径方向へ移動可能となっている。また、ガイド部がガイド壁の先端に設けられたストッパに係止されている。このため、初期位置において、インサート体をホルダー本体に対して貫通孔の径方向へ移動することができ、インサート体の貫通孔の孔位置とホルダー本体の貫通孔の孔位置を容易に一致させることができる。また、初期位置において、ストッパによってインサート体のホルダー本体からの脱落を防止できる。

0013

請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載のガラスホルダーにおいて、前記ホルダー本体と前記インサート体の少なくとも一方は、前記インサート体を前記初期位置から前記仮止位置に移動する際に、他方と摺動して、前記ホルダー本体の幅方向において前記各貫通孔の孔位置が一致する位置に前記インサート体を案内する幅方向案内部と、前記ホルダー本体の高さ方向において前記各貫通孔の孔位置が一致する位置に前記インサート体を案内する高さ方向案内部と、を有する。

0014

請求項4に記載の発明では、インサート体を初期位置から仮止位置に移動する際に、ホルダー本体とインサート体との少なくとも一方に設けられた幅方向案内部が、他方と摺動してホルダー本体の幅方向における各貫通孔の孔位置が一致する位置にインサート体を案内すると共に、高さ方向案内部によってホルダー本体の高さ方向における各貫通孔の孔位置が一致する位置にインサート体を案内する。このため、仮止位置において、インサート体の貫通孔の孔位置とホルダー本体の貫通孔の孔位置を容易に一致させることができる。

0015

請求項5に記載の発明は、請求項4に記載ガラスホルダーにおいて、前記幅方向案内部は、前記インサート体の幅方向両側に形成され前記ホルダー本体の壁部方向に向かって幅方向の外側から内側へ向かう面取部であり、前記高さ方向案内部は、前記ガイド壁の高さ方向端部に形成され前記ガイド壁の根本方向に向かって高さが高くなる傾斜面である。

0016

請求項5に記載の発明では、幅方向案内部をインサート体の幅方向両側に形成されホルダー本体の壁部方向に向かって幅方向の外側から内側へ向かう面取部とし、高さ方向案内部をガイド壁の高さ方向端部に形成されガイド壁の根本方向に向かって高さが高くなる傾斜面とする。このため、簡単な構成で、仮止位置において、インサート体の貫通孔の孔位置とホルダー本体の貫通孔の孔位置を容易に一致させることができる。

発明の効果

0017

請求項1に記載の本発明のガラスホルダーは、上記構成としたので、ドアガラスへの組付性を向上できる。

0018

請求項2に記載の本発明のガラスホルダーは、上記構成としたので、ブッシュをインサート体に容易に組み付けることができる。

0019

請求項3に記載の本発明のガラスホルダーは、上記構成としたので、初期位置において、インサート体の貫通孔の孔位置とホルダー本体の貫通孔の孔位置を容易に一致させることができると共に、インサート体のホルダー本体からの脱落を防止できる。

0020

請求項4に記載の本発明のガラスホルダーは、上記構成としたので、仮止位置において、インサート体の貫通孔の孔位置とホルダー本体の貫通孔の孔位置を容易に一致させることができる。

0021

請求項5に記載の本発明のガラスホルダーは、上記構成としたので、簡単な構成で、仮止位置において、インサート体の貫通孔の孔位置とホルダー本体の貫通孔の孔位置を容易に一致させることができる。

図面の簡単な説明

0022

本発明の一実施形態に係るガラスホルダーの初期位置を示すインサート体の壁部側から見た斜視図である。
本発明の一施形態に係るガラスホルダーの初期位置を示すホルダー本体の壁部側から見た斜視図である。
本発明の一実施形態に係るガラスホルダーを示すホルダー本体の壁部側から見た分解斜視図である。
本発明の一実施形態に係るガラスホルダーをドアガラスに固定した状態を示す幅方向中央における側断面図である。
本発明の一実施形態に係るガラスホルダーの初期位置を示す幅方向中央における側断面図である。
本発明の一実施形態に係るガラスホルダーの仮止位置を示す幅方向中央における側断面図である。
本発明の一実施形態に係るガラスホルダーの初期位置を示す平面図である。
本発明の一実施形態に係るガラスホルダーの仮止位置を示す平面図である。
本発明の一実施形態に係るガラスホルダーの初期位置を示す一部を断面としたインサート体の壁部側から見た斜視図である。
本発明の一実施形態に係るガラスホルダーの仮止位置を示す一部を断面としたインサート体の壁部側から見た斜視図である。

実施例

0023

次に、本発明の一実施形態に係るガラスホルダーについて図1〜10に従って説明する。

0024

図1に示すように、車両のドアガラス10は、ガラスホルダー14によって保持されている。また、ガラスホルダー14はウインドレギュレータ12に固定されており、ガラスホルダー14とドアガラス10はウインドレギュレータ12の昇降移動に連動して昇降するようになっている。

0025

図3に示すように、ガラスホルダー14はホルダー本体16、インサート体18、ブッシュ20、ナット22及び締結部材としてのボルト24を備えている。また、正面視にて(ドアガラスの面垂直方向から見て)ホルダー本体16は略矩形状となっている。一方、インサート体18はホルダー本体16より幅方向(図3の矢印W方向)が狭くなっており、上下方向(図3の矢印H方向)に長尺の略矩形状となっている。なお、インサート体18はホルダー本体16内に配置された状態で成形されており、ホルダー本体16と一体成形品となっている。また、ナット22はインサート体18にインサートされている。

0026

ホルダー本体16は、例えば、ガラス繊維入り樹脂で成形されている。ホルダー本体16は、ドアガラス10の一方の面と対向する壁部32を備えており、壁部32には貫通孔30が形成されている。また、ホルダー本体16は、壁部32と対向する部位にインサート体18が挿入されたインサート体挿入部34を備えている。壁部32の下端部とインサート体挿入部34の下端部とは互いに連結されており、壁部32とインサート体挿入部34との間は、ドアガラス10の下端部を挿入するためのガラス挿入溝35となっている。従って、このガラス挿入溝35にドアガラス10の下端部を上方(図3の矢印C方向)から挿入することができるようになっている。

0027

ホルダー本体16の壁部32の上端部には、レギュレータアーム係止部38が幅方向に沿ってガラス挿入溝35と反対方向へ向かって突出形成されている。このレギュレータアーム係止部38には、レギュレータアーム40の上端係合部40Aが下方から係合するようになっている。なお、レギュレータアーム40の上端係合部40Aの幅方向両端部には上方に突出した突起41が形成されており、これらの突起41の間にレギュレータアーム係止部38が係合することで、レギュレータアーム40に形成された取付孔42の孔位置が壁部32に形成された貫通孔30の孔位置と一致するようになっている。

0028

図2に示すように、ホルダー本体16のインサート体挿入部34の上部には、壁部32側が開口部44となった枠部45が形成されている。また、開口部44の上部の幅方向両側縁部には、係止手段としての係止爪46がそれぞれ幅方向内側に向かって突出形成されている。

0029

図1及び図3に示すように、ホルダー本体16のインサート体挿入部34の下部には、左右一対のガイド壁48がガラス挿入溝35と反対方向へ向かって貫通孔30の軸方向に突出形成されている。これらのガイド壁48はホルダー本体16の高さ方向に沿って平行に形成されており、各ガイド壁48の先端下部には、ストッパ50が幅方向外側へ向かって突出している。

0030

図3に示すように、インサート体18はドアガラス10の他方の面と対向する壁部52を備えており、この壁部52には貫通孔54が形成されている。壁部52の幅方向両側面52Aの上部には、被係止手段としての係止溝56が高さ方向に沿って形成されている。また、幅方向両側面52Aの上部におけるホルダー本体16側の角部は、ホルダー本体16の壁部32方向へ向かって幅方向の外側から内側へ向かう幅方向案内部としての面取部52Bとなっている。なお、図1に示すように、ホルダー本体16における係止爪46の下方には、位置決め壁47が形成されている。

0031

インサート体18の壁部52における幅方向両側面52Aの下部には、それぞれ開口部57を備えた矩形枠状の係止手段としてのガイド部58が幅方向外側に向かって突出形成されている。これらのガイド部58の開口部57には、それぞれホルダー本体16のガイド壁48が挿入されている。従って、インサート体18はホルダー本体16のガイド壁48に沿って貫通孔30、54の軸方向(図3の矢印A方向及び矢印B方向)へ移動可能となっている。また、インサート体18は、ストッパ50によってホルダー本体16のガイド壁48から抜け落ちないようになっている。

0032

また、ガイド部58がガイド壁48のストッパ50側に位置するインサート体18の初期位置においては、ガイド部58とガイド壁48との間に高さ方向と幅方向との隙間が形成されており、ガイド部58がガイド壁48に対して高さ方向と幅方向(貫通孔30、54の径方向)へ移動可能になっている。

0033

図9に示すように、ホルダー本体16におけるガイド壁48の根元部近傍の上部には、上方に向かって係止手段としての凸部60が形成されている。また、ガイド壁48の根元部近傍の下部には高さ方向案内部としての傾斜部62が形成されており、傾斜部62はガイド壁48の根本方向に向かって下方側への高さが高くなっている。また、傾斜部62はガイド壁48の根本部に形成された幅広部64に連結されている。従って、インサート体18がホルダー本体16のガイド壁48に沿ってガイド壁48の根元部方向(図9の矢印A)へ移動すると、図10に示すように、ガイド部58が凸部60を乗り越えガイド部58の根元部に係止される。これと同時に、図8に示すように、インサート体18の係止溝56がホルダー本体16の係止爪46に係止される。この結果、インサート体18がホルダー本体16の壁部32に接近した仮止位置に保持されるようになっている。

0034

この際、ホルダー本体16のガイド壁48の傾斜部62とインサート体18のガイド部58とが摺動することによって、インサート体18がホルダー本体16に対して高さ方向(矢印H方向)下方へ案内される。これにより、ホルダー本体16の高さ方向において、ホルダー本体16の貫通孔30の孔位置と、インサート体18の貫通孔54の孔位置が一致するようになっている。また、ホルダー本体16の左右の係止爪46が、インサート体18の面取部52Bと摺動することで、ホルダー本体16に対してインサート体18が幅方向(矢印W方向)中央部へ案内され、ホルダー本体16の位置決め壁47がインサート体18の幅方向両側面52Aに当接する。これにより、ホルダー本体16の幅方向において、ホルダー本体16の貫通孔30の孔位置と、インサート体18の貫通孔54の孔位置が一致し、一致した位置にインサート体18が保持されるようになっている。

0035

図3に示すように、インサート体18の壁部52の上面52Cには、係合部としての係合溝63が幅方向に沿って形成されており、貫通孔54の下方には、幅方向に所定の間隔を開けて係合部としての一対の係合孔65が形成されている。一方、ブッシュ20の上部には係合片66が形成されており、係合片66の先端に下方へ向かって形成された係合爪66Aがインサート体18の係合溝63に係合されている。また、ブッシュ20の下部には幅方向に所定の間隔を開けて一対の係合爪68が形成されており、これらの係合爪68がインサート体18の一対の係合孔65に係合されている。従って、ブッシュ20をインサート体18に容易に組み付けることができるようになっている。

0036

ブッシュ20の高さ方向中央部は正面視において円形状となっており、中央部にはナット22が嵌合する貫通孔70が形成されている。そして、インサート体18にブッシュ20を係合すると、ブッシュ20の貫通孔70の孔位置とインサート体18の貫通孔54の孔位置とが一致するようになっている。

0037

ブッシュ20における貫通孔70の外周部には、嵌合凸部74が周方向に沿って等間隔で4つ形成されている。また、インサート体18が仮止位置になると、ブッシュ20の嵌合凸部74がガラス挿入溝35に挿入されたドアガラス10に形成された取付孔72に嵌合するようになっている。

0038

ナット22はインサート体18の貫通孔54の周縁部にインサートされた矩形状の鍔部22Aと、鍔部22Aから貫通孔54の軸線方向に沿って延設された円筒状の螺子部22Bとを備えている。また、図5に示すように、ナット22の螺子部22Bは、インサート体18側からインサート体18の貫通孔54、ブッシュ20の貫通孔70に挿入されている。そして、インサート体18をホルダー本体16の壁部32方向(図5の矢印A方向)へ移動することで、ナット22と共にインサート体18が図5に示す初期位置から、図6に示す仮止位置へ移動し、ナット22の螺子部22Bがドアガラス10の取付孔72とホルダー本体16の貫通孔30とに挿入されるようになっている。

0039

図4に示すように、ボルト24は、レギュレータアーム40側からレギュレータアーム40の取付孔42に挿入され、ナット22の螺子部22Bに螺合可能となっている。また、ボルト24をナット22の螺子部22Bに螺合することで、レギュレータアーム40とナット22の鍔部22Aを介して、ホルダー本体16の壁部32とインサート体18に設けたブッシュ20とでドアガラス10を挟持できると共に、レギュレータアーム40を共締めできるようになっている。

0040

組付方法
次に、本実施形態に係るガラスホルダー14の取付方法について説明する。

0041

図5に示すように、ホルダー本体16に対してインサート体18が初期位置にあるガラスホルダー14において、ホルダー本体16に形成されたガラス挿入溝35内にドアガラス10の下端部を上方から下方へ向かって(図5の矢印C方向)挿入し、ドアガラス10に形成された取付孔72の孔位置とホルダー本体16の貫通孔30の孔位置とを一致させる。

0042

次に、インサート体18をドアガラス10の方向(図5の矢印A方向)へ押圧し、初期位置から仮止位置方向へ移動させる。インサート体18が移動すると、インサート体18に係合されたブッシュ20及びインサート体18にインサートされたナット22も移動し、図6に示す仮止位置になり、ブッシュ20の嵌合凸部74がドアガラス10に形成された取付孔72に嵌合する。

0043

このとき、インサート体18がホルダー本体16のガイド壁48に沿って図7及び図9の矢印Aへ移動すると、図8に示すように、インサート体18の係止溝56がホルダー本体16の係止爪46に係止される。これと同時に、図10に示すように、ガイド部58が凸部60を乗り越えガイド部58の根元部に係止される。この結果、インサート体18が仮止位置に保持され、ガラスホルダー14におけるホルダー本体16の壁部32と、インサート体18のブッシュ20とによって、ドアガラス10が挟持される。

0044

以上のようにして、ガラスホルダー14をドアガラス10に仮止めした状態で、ホルダー本体16のレギュレータアーム係止部38に、レギュレータアーム40の上端係合部40Aを下方から係合する。ホルダー本体16のレギュレータアーム係止部38に、レギュレータアーム40の上端係合部40Aが係合すると、レギュレータアーム40に形成された取付孔42の孔位置と、ドアガラス10に形成された取付孔72の孔位置とが一致する。

0045

この状態で、図4に示すように、ボルト24をレギュレータアーム40側からナット22に締め付けることで、レギュレータアーム40とナット22の鍔部22Aを介して、ホルダー本体14をドアガラス10に固定できると共にレギュレータアーム40を共締めできる。

0046

(作用・効果)
次に、本実施形態に係るガラスホルダーの作用について説明する。

0047

本実施形態のガラスホルダー14では、インサート体18を押圧し、初期位置から仮止位置へ移動すると、インサート体18がホルダー本体16のガイド壁48に沿ってドアガラス10方向(図7及び図9の矢印A方向)へ移動し、図8に示すように、インサート体18の係止溝56がホルダー本体16の係止爪46に係止される。これと同時に、図10に示すように、ガイド部58が凸部60を乗り越えガイド部58の根元部に係止される。このため、インサート体18が仮止位置に保持され、ガラスホルダー14におけるホルダー本体16の壁部32と、インサート体18に設けたブッシュ20とによって、ドアガラス10が挟持される。この結果、ガラスホルダー14をドアガラス10に容易に仮止めできるので、ドアガラス10をウレタン樹脂によって固定する場合に比べて、ドアガラスへ10への組付性を向上できる。

0048

また、本実施形態のガラスホルダー14では、ブッシュ20の係合爪66Aがインサート体18の係合溝63に係合し、ブッシュ20の一対の係合爪68がインサート体18の一対の係合孔65に係合されている。従って、ブッシュ20をインサート体18に容易に組み付けることができる。

0049

また、本実施形態のガラスホルダー14では、初期位置において、ホルダー本体16に対してインサート体18が貫通孔30の径方向、即ち、幅方向と高さ方向とへ移動可能になっている。このため、初期位置において、インサート体18の貫通孔54の孔位置とホルダー本体16の貫通孔30の孔位置を容易に一致させることができる。このため、ブッシュ20の嵌合凸部74をドアガラス10の取付孔72に嵌合させる際に、ブッシュ20とドアガラス10の取付孔72との位置合わせが容易になる。このため、組付性がさらに向上する。

0050

また、本実施形態のガラスホルダー14では、初期位置において、インサート体18のガイド部58がホルダー本体16のストッパ50に係止されている。このため、インサート体18のホルダー本体16からの脱落を防止できる。

0051

また、本実施形態のガラスホルダー14では、インサート体18を初期位置から仮止位置に移動する際に、ホルダー本体16のガイド壁48の傾斜部62とインサート体18のガイド部58とが摺動することによって、インサート体18がホルダー本体16に対して高さ方向(矢印H方向)下方へ案内される。これにより、ホルダー本体16の高さ方向において、ホルダー本体16の貫通孔30の孔位置と、インサート体18の貫通孔54の孔位置が一致する。また、ホルダー本体16の左右の係止爪46が、インサート体18の面取部52Bと摺動することで、ホルダー本体16に対してインサート体18が幅方向(矢印W方向)中央部へ案内され、ホルダー本体16の位置決め壁47がインサート体18の幅方向両側面52Aに当接する。これにより、ホルダー本体16の幅方向において、ホルダー本体16の貫通孔30の孔位置と、インサート体18の貫通孔54の孔位置が一致し、一致した位置にインサート体18が保持される。このため、仮止位置に移動する際に、簡単な構成で、インサート体18の貫通孔54の孔位置とホルダー本体16の貫通孔30の孔位置を一致させることができる。

0052

また、本実施形態のガラスホルダー14では、ウレタン樹脂によってドアガラスを固定する場合に比べて、組付け工数を削減できると共に、ボルト24の締付けトルクを管理することで、ドアガラス10の外れを防止できる。また、ドアガラスの板厚許容範囲も拡大できる。

0053

(その他の実施形態)
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、ブッシュ20をインサート体18に係合したが、これに代えて、ブッシュ20をインサート体18に接着剤等で固定する構成としてもよい。

0054

また、上記実施形態では、ガラスホルダー14のインサート体18をホルダー本体16内に配置された状態で成形された一体成形品としたが、これに代えて、インサート体18とホルダー本体16とを別部材として成形し、成形後、インサート体18とホルダー本体16に組み付ける構成としてもよい。

0055

また、上記実施形態では、ナット22をインサート体18にインサートしたが、これに代えて、インサート体18を成形し、成形後、ナット22をインサート体18に組付ける構成としてもよい。

0056

また、上記実施形態では、幅方向案内部を面取部46としたが、これに代えて幅方向案内部を傾斜面等の他の構成としてもよい。また、上記実施形態では、高さ方向案内部を傾斜面62としたが、これに代えて高さ方向案内部を面取部等の他の構成としてもよい。

0057

また、上記実施形態では、幅方向案内部をインサート体18に形成し、高さ方向案内部をホルダー本体16に形成したが、これに代えて、幅方向案内部をホルダー本体16に形成し、高さ方向案内部をインサート体18に形成してもよい。また。幅方向案内部と高さ方向案内部をホルダー本体16とインサート体18との双方に形成してもよい。

0058

また、上記実施形態では、締結部材としてボルト24を使用したが、ボルトに代えてビス等の他の締結部材を使用してもよい。

0059

10ドアガラス
12ウインドレギュレータ
14ガラスホルダー
16ホルダー本体
18インサート体
20ブッシュ
22ナット
24ボルト(締結部材)
30 ホルダー本体の貫通孔
32 ホルダー本体の壁部
35 ホルダー本体のガラス挿入溝
46 ホルダー本体の係止爪(係止手段)
47 ホルダー本体の位置決め壁
48 ホルダー本体のガイド壁
50 ホルダー本体のストッパ
52 インサート体の壁部
52B 面取部(幅方向案内部)
54 インサート体の貫通孔
56 インサート体の係止溝(被係止手段)
57ガイド部の開口部
58 インサート体のガイド部(被係止手段)
60 ホルダー本体の凸部(係止手段)
62 ホルダー本体の傾斜部(高さ方向案内部)
63 インサート体の係合溝(係合部)
64 ホルダー本体の幅広部
65 インサート体の係合孔(係合部)
66 ブッシュの係合片
66A ブッシュの係合爪
68 ブッシュの係合爪
70 ブッシュの貫通孔
72 ドアガラスの取付孔

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