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技術 画像読取装置

出願人 ブラザー工業株式会社
発明者 濱口正法
出願日 2011年11月30日 (8年7ヶ月経過) 出願番号 2011-262707
公開日 2013年6月10日 (7年0ヶ月経過) 公開番号 2013-115759
状態 特許登録済
技術分野 感材、原版の支持 イメージ入力 ファクシミリ用ヘッド FAXの走査装置
主要キーワード コロ支 配設部分 ユニット筐体 コロ部材 略半球形状 基準高さ ホルダ部材 スライド軸
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2013年6月10日)のものです。
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図面 (10)

課題

原稿置台の下方にスライド移動可能に配設され、原稿載置台上の原稿から画像を読み取るセンサユニットを有する画像読取装置に関し、画像読取時における異音の発生及び読取品質の低下を防止し得る画像読取装置を提供する。

解決手段

多機能機1は、コンタクトガラス17を含む原稿載置台16と、副走査方向に沿ってスライド移動可能なセンサユニット20を含むスキャナユニット15を有し、センサユニット20を副走査方向にスライド移動させつつ、コンタクトガラス17上の原稿の画像を読み取る。センサユニット20は、イメージセンサ25と、キャリッジ30と、ホルダ部材35を有している。ホルダ部材35は、センサユニット20の主走査方向両端部に取り付けられ、その上面に、コンタクトガラス17と接触しつつ回転する2つのコロ部材40と、コロ部材40よりも端部側において、コロ部材40よりも低く突出する2つの突起37を有している。

概要

背景

従来、画像読取装置として、筐体上面に装着された透明なガラス板により構成される原稿置台と、所定の主走査方向に延びるように細長状に形成され、原稿載置台の下方において、主走査方向に直交する副走査方向へ往復移動可能に配設されたセンサユニットとを有するフラットベッド型イメージスキャナが知られている。

このような画像読取装置に関する発明として、特許文献1記載の発明が知られている。特許文献1記載のイメージスキャナは、平板状のガラスにより構成され、原稿が載置されるガイド板と、当該ガイド板の下方において、所定の副走査方向にスライド移動可能に配設されたイメージセンサヘッドを有しており、イメージセンサヘッドをスライド移動させつつ、ガイド板上に載置された原稿の画像を読み取るように構成されている。

そして、引用文献1記載のイメージセンサヘッドは、主走査方向に細長状に形成されており、密着型イメージセンサCIS:Contact Image Sensor)を有している。当該イメージセンサの主走査方向における両端部には、回転体が配設されたスペーサが取り付けられている。当該回転体は、イメージセンサヘッドの上面(スペーサ上面)から上方に突出し、ガイド板の下面と接触するように取り付けられている。又、当該回転体は、イメージセンサヘッドの移動に伴って、ガイド板の下面と接触しつつ回転するように取り付けられている。即ち、当該回転体は、イメージセンサの読取面と、ガイド板下面との距離を一定に保ちつつ、イメージセンサヘッドの円滑な移動を実現している。

概要

原稿載置台の下方にスライド移動可能に配設され、原稿載置台上の原稿から画像を読み取るセンサユニットを有する画像読取装置に関し、画像読取時における異音の発生及び読取品質の低下を防止し得る画像読取装置を提供する。多機能機1は、コンタクトガラス17を含む原稿載置台16と、副走査方向に沿ってスライド移動可能なセンサユニット20を含むスキャナユニット15を有し、センサユニット20を副走査方向にスライド移動させつつ、コンタクトガラス17上の原稿の画像を読み取る。センサユニット20は、イメージセンサ25と、キャリッジ30と、ホルダ部材35を有している。ホルダ部材35は、センサユニット20の主走査方向両端部に取り付けられ、その上面に、コンタクトガラス17と接触しつつ回転する2つのコロ部材40と、コロ部材40よりも端部側において、コロ部材40よりも低く突出する2つの突起37を有している。

目的

本発明は、原稿載置台の下方にスライド移動可能に配設され、原稿載置台上の原稿から画像を読み取るセンサユニットを有する画像読取装置に関し、画像読取時における異音の発生及び読取品質の低下を防止し得る画像読取装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

原稿が載置される原稿載置台と、前記原稿載置台の下方に配設され、所定の第1方向へ移動しつつ、前記原稿載置台に載置された原稿の画像を読み取るセンサユニットと、を有する画像読取装置であって、前記センサユニットは、前記第1方向と直交する第2方向に長く形成され、前記原稿載置台の下面に対向するイメージセンサと、前記第2方向に長く形成され、前記イメージセンサを収容するユニット筐体と、前記センサユニット上面における前記第2方向に沿った両端部であって、前記第1方向に沿った複数箇所に配設され、前記原稿載置台の下面と接触して、前記原稿載置台と前記イメージセンサ上面との距離を一定に保持する突出部と、前記センサユニット上面であって、前記第2方向に関して前記突出部の形成位置と異なる位置において、前記突出部の頂部よりも低い高さで突出する突起と、を有することを特徴とする画像読取装置。

請求項2

請求項1記載の画像読取装置であって、前記突起は、前記センサユニットの上面であって、前記複数の突出部を結び、前記第1方向に延びる直線に対して、平行に延びる直線上の複数箇所に形成されていることを特徴とする画像読取装置。

請求項3

請求項1又は請求項2記載の画像読取装置であって、前記センサユニットは、前記センサユニットにおける前記第2方向に沿った両端部に取り付けられるホルダ部材を有し、前記突出部は、前記ホルダ部材の上面において、前記第2方向に沿って延びる回転軸によって回転可能に支持されたコロ部材により構成されることを特徴とする画像読取装置。

請求項4

請求項1乃至請求項3の何れかに記載の画像読取装置であって、前記突出部は、前記第1方向において、前記センサユニットに収容された前記イメージセンサよりも外側に位置し、前記突起は、前記ユニット筐体に収容された前記イメージセンサ及び、前記センサユニット上面における前記突出部の位置よりも、前記第2方向における端部側に位置することを特徴とする画像読取装置。

請求項5

請求項3の記載の画像読取装置であって、前記突出部は、前記ホルダ部材に配設されたコロ部材によって構成され、前記第1方向において、前記ユニット筐体に収容された前記イメージセンサよりも外側に位置し、前記突起は、前記ホルダ部材の上面に形成され、前記ホルダ部材を取り付けた場合に、前記センサユニット上面における前記突出部の位置よりも、前記第2方向における中央部側に位置することを特徴とする画像読取装置。

請求項6

請求項1乃至請求項5の何れかに記載の画像読取装置であって、前記突起は、前記原稿載置台側に位置する頂点部分に、所定の曲率をもって形成された曲面を有していることを特徴とする画像読取装置。

請求項7

請求項1乃至請求項6の何れかに記載の画像読取装置であって、前記第2方向における前記突起の幅は、前記第2方向における前記突出部の幅よりも小さいことを特徴とする画像読取装置。

技術分野

0001

本発明は、原稿置台の下方にスライド移動可能に配設され、原稿載置台上の原稿から画像を読み取るセンサユニットを有する画像読取装置に関する。

背景技術

0002

従来、画像読取装置として、筐体上面に装着された透明なガラス板により構成される原稿載置台と、所定の主走査方向に延びるように細長状に形成され、原稿載置台の下方において、主走査方向に直交する副走査方向へ往復移動可能に配設されたセンサユニットとを有するフラットベッド型イメージスキャナが知られている。

0003

このような画像読取装置に関する発明として、特許文献1記載の発明が知られている。特許文献1記載のイメージスキャナは、平板状のガラスにより構成され、原稿が載置されるガイド板と、当該ガイド板の下方において、所定の副走査方向にスライド移動可能に配設されたイメージセンサヘッドを有しており、イメージセンサヘッドをスライド移動させつつ、ガイド板上に載置された原稿の画像を読み取るように構成されている。

0004

そして、引用文献1記載のイメージセンサヘッドは、主走査方向に細長状に形成されており、密着型イメージセンサCIS:Contact Image Sensor)を有している。当該イメージセンサの主走査方向における両端部には、回転体が配設されたスペーサが取り付けられている。当該回転体は、イメージセンサヘッドの上面(スペーサ上面)から上方に突出し、ガイド板の下面と接触するように取り付けられている。又、当該回転体は、イメージセンサヘッドの移動に伴って、ガイド板の下面と接触しつつ回転するように取り付けられている。即ち、当該回転体は、イメージセンサの読取面と、ガイド板下面との距離を一定に保ちつつ、イメージセンサヘッドの円滑な移動を実現している。

先行技術

0005

特開2004−266314号公報

発明が解決しようとする課題

0006

ここで、特許文献1記載のイメージスキャナのように、密着型イメージセンサを用いた場合、ガイド板下面とイメージセンサヘッドの上面との距離は、非常に狭く形成される必要があり、特許文献1においては、上述のように回転体により、一定間隔に維持している。

0007

しかしながら、特許文献1記載のイメージセンサヘッドであっても、イメージセンサヘッドの構成部品に歪みが発生してしまったり、イメージセンサヘッド自体がガラス面に対して傾いてしまったりすることが想定される。又、特許文献1記載のイメージセンサヘッドにおいては、スペーサが正常位置に対して傾いた状態で取り付けられてしまうことも想定される。このような場合には、回転体とガラス面が接触せず、ガイド板下面に対して、スペーサ上面が、副走査方向に延びる線状に接触してしまう可能性がある。

0008

そして、スペーサ上面がガイド板下面と線状に接触している状態で、原稿の画像を読み取る為に、イメージセンサヘッドを副走査方向にスライド移動させてしまうと、スペーサ上面とガイド板下面との摩擦に起因する異音が発生してしまう場合があった。この異音は、スペーサ上面とガイド板下面との接触面積が大きい程、大きくなってしまうため、スペーサ上面とガイド板下面とが副走査方向に延びる線状に接触してしまうと、大きな問題となってしまう。

0009

更に、この場合においては、スペーサ上面とガイド板下面との摩擦によって、イメージセンサヘッド自体が振動してしまう。即ち、イメージセンサヘッドをスライド移動させる過程で振動を生じると、ガイド板下面とイメージセンサヘッドの上面との距離が細かく変動することとなる為、イメージセンサヘッドによる読取画像に乱れを生じさせる要因となってしまい、読取画像の品質を低下させてしまう。

0010

本発明は、原稿載置台の下方にスライド移動可能に配設され、原稿載置台上の原稿から画像を読み取るセンサユニットを有する画像読取装置に関し、画像読取時における異音の発生及び読取品質の低下を防止し得る画像読取装置を提供する。

課題を解決するための手段

0011

本発明の一側面に係る画像読取装置は、原稿載置台と、センサユニットとを有し、原稿載置台の下方において、センサユニットを第1方向へ移動させつつ、原稿載置台に載置された原稿の画像を読み取る。そして、当該センサユニットは、第2方向に長く形成されており、イメージセンサと、ユニット筐体と、突出部と、突起とを有している。突出部は、前記センサユニット上面における前記第2方向に沿った両端部であって、前記第1方向に沿った複数箇所に配設され、前記原稿載置台の下面と接触して、前記原稿載置台と前記イメージセンサ上面との距離を一定に保持する。突起は、センサユニット上面であって、前記第2方向に関して前記突出部の形成位置と異なる位置において、前記突出部の頂部よりも低い高さで突出している。従って、当該画像読取装置によれば、センサユニットに歪みが生じた場合や、センサユニットが原稿載置台に対して傾いた場合であっても、突起が、原稿載置台の下面に対して接触することになる。この結果、センサユニットの端部において、第1方向における全長が原稿載置台の下面と接触する場合に比べ、接触面積を小さくすることができる。これにより、センサユニットと原稿載置台下面との摩擦に起因する異音の発生を防止することができ、且つ、原稿載置台下面との摩擦に起因する画像の乱れも軽減し得る。

0012

そして、本発明の他の側面に係る画像読取装置において、前記突起は、センサユニットの上面であって、複数の突出部を結び、前記第1方向に延びる直線に対して、平行に延びる直線上の複数箇所に形成されている。従って、当該画像読取装置によれば、様々な方向に対して、センサユニットの歪みや傾きが生じた場合であっても、原稿載置台の下面に対して、前記突起を接触させることができ、センサユニットと原稿載置台下面との接触面積を小さくし得る。この結果、当該画像読取装置によれば、原稿載置台との摩擦に起因する異音の発生及び読取画像の乱れを防止し得る。

0013

又、本発明の他の側面に係る画像読取装置において、センサユニットにおける前記第2方向に沿った両端部には、ホルダ部材が取り付けられ、前記突出部は、前記ホルダ部材の上面において、前記第2方向に沿って延びる回転軸によって回転可能に支持されたコロ部材により構成される。従って、当該画像読取装置によれば、ホルダ部材及びコロ部材を容易に成型することができ、コロ部材によって、イメージセンサの上面と原稿載置台との間の距離を一定に保ちつつ、円滑にセンサユニットを移動させ得る。

0014

そして、本発明の他の側面に係る画像読取装置において、突出部は、前記第1方向において、前記センサユニットに収容された前記イメージセンサよりも外側に位置する。従って、当該画像読取装置によれば、突出部をセンサユニットにおける第2方向外側に形成する場合と比較して、センサユニットの第2方向における寸法を小型化し得る。又、突起は、ユニット筐体に収容されたイメージセンサ及び、センサユニット上面における突出部の位置よりも、前記第2方向における端部側に位置する。当該画像読取装置におけるセンサユニットの場合、センサユニットの傾きによって、原稿載置台下面と接触する可能性が高い部分は、第2方向における端部側である。従って、当該画像読取装置によれば、突起を適切な位置に形成することによって、原稿載置台下面との摩擦に起因する異音を抑制し得る。

0015

又、本発明の他の側面に係る画像読取装置において、突出部は、前記ホルダ部材に配設されたコロ部材によって構成され、前記第1方向において、前記ユニット筐体に収容された前記イメージセンサよりも外側に位置する。従って、当該画像読取装置によれば、突出部をセンサユニットにおける第2方向外側に形成する場合と比較して、センサユニットの第2方向における寸法を小型化し得る。又、突起は、ホルダ部材の上面に形成される。ホルダ部材に突起を形成すれば良いため、成型によって容易に、突起を所望の位置に形成し得る。更に、突起は、ホルダ部材を取り付けた場合に、前記センサユニット上面における前記突出部の位置よりも、前記第2方向における中央部側に位置する。ホルダ部材を取り付ける構成の場合、ホルダ部材は、センサユニットにおける中央部側が原稿載置台下面に近くなるように傾く可能性がある。当該画像読取装置によれば、このような場合であっても、原稿載置台下面に突起を接触させることができ、原稿載置台下面との摩擦に起因する異音の発生や読取画像の乱れを抑制し得る。

0016

そして、本発明の他の側面に係る画像読取装置において、前記突起は、原稿載置台側に位置する頂点部分に、所定の曲率をもって形成された曲面を有している。従って、当該画像読取装置によれば、原稿載置台下面と突起との接触面積を、点接触にまで小さくすることができ、原稿載置台との摩擦に起因する異音の発生や読取画像の乱れを抑制し得る。

0017

又、本発明の他の側面に係る画像読取装置においては、前記第2方向における前記突起の幅は、前記第2方向における前記突出部の幅よりも小さく形成されている。従って、当該画像読取装置においては、突起を形成する為のスペースを十分に小さくしつつ、原稿載置台下面との摩擦に起因する異音の発生や読取画像の乱れを抑制し得る。

図面の簡単な説明

0018

第1実施形態に係る多機能機外観斜視図である。
スキャナユニットの内部構成を示す平面図である。
スキャナユニットの内部構成を示す断面図である。
第1実施形態に係るセンサユニットの外観斜視図である。
第1実施形態に係るセンサユニットの構成に関する説明図である。
第1実施形態に係るセンサユニットの後端部分を拡大した斜視図である。
第1実施形態に係るセンサユニットの後端部分の上面図である。
図7におけるX−X断面の断面図である。
第2実施形態に係るセンサユニットの後端部分の上面図である。

実施例

0019

以下、本発明に係る画像読取装置を、スキャナユニット15を有する多機能機1に具体化した実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。

0020

(第1実施形態)
先ず、第1実施形態に係る多機能機1の概略構成について、図1を参照しつつ説明する。尚、以下の説明において、多機能機1が使用可能に設置された状態を基準として、多機能機1の上下方向を定義し、操作パネル11が配設されている側を手前側(正面)として、前後方向を定義して説明する。又、多機能機1の左右方向については、多機能機1の手前側(正面)から見た場合の左右方向として定義して説明する。

0021

図1に示すように、多機能機1は、上部カバー5と、本体筐体10とを有している。上部カバー5は、本体筐体10上面の後端縁を軸に開閉自在に配設されており、閉じた場合に本体筐体10上面(即ち、原稿載置台16)を覆う。そして、本体筐体10は、本体筐体10内における上側部分において、スキャナユニット15を有している。スキャナユニット15は、本体筐体10の上面に形成された原稿載置台16、スライド軸19、センサユニット20、読取搬送モータ、及びフラットケーブル等を有しており(図2参照)、センサユニット20によって、原稿載置台16上に載置された原稿の画像を読み取る。スキャナユニット15の構成については、後に図面を参照しつつ詳細に説明する。

0022

又、上部カバー5は、自動原稿搬送装置6(ADF:Auto Document Feeder)を有している。自動原稿搬送装置6は、上部カバー5の左側に配設されており、原稿トレイ(図示せず)内の原稿を連続して一枚ずつ給紙し、所定の搬送経路に沿って搬送した後、排紙トレイ(図示せず)に排紙する。多機能機1は、自動原稿搬送装置6により原稿を搬送する途中で、スキャナユニット15により画像を読み取る方式で、原稿の画像を読み取り得る。尚、上部カバー5は、閉じた場合に本体筐体10上面を覆うため、原稿載置台16上にセットされた原稿をその位置に固定する機能を果たす。

0023

本体筐体10は、上述したように、その上部にスキャナユニット15を有すると共に、スキャナユニット15の下方に、制御部、ファクシミリ部、及び画像形成部等を収納している。制御部は、CPU、ROM、及びRAM等を有している。制御部は、多機能機1におけるスキャナ機能コピー機能プリンタ機能、及びファクシミリ機能を実現する為の制御の中枢を担う。

0024

ファクシミリ部は、制御部による制御に基づいて、スキャナユニット15により読み取った原稿の画像を、ネットワーク網を介して、ユーザ所望相手先ファクシミリ通信する。又、ファクシミリ部は、ネットワーク網を介して、ファクシミリデータを受信し得る。受信したファクシミリデータは、制御部によって画像形成部を制御することで、給紙カセット13内の用紙等に印刷出力される。即ち、多機能機1は、スキャナユニット15、ファクシミリ部、及び画像形成部を制御することで、ファクシミリ機能を実現する。

0025

画像形成部は、制御部による制御に基づいて、入力された画像データを給紙カセット13内の用紙へ印刷出力する。多機能機1は、スキャナユニット15により読み取った画像に基づく画像データを対象として、画像形成部を制御することで、コピー機能を実現する。又、多機能機1は、ネットワーク網を介して入力された印刷データを対象として、画像形成部を制御することで、プリンタ機能を実現する。

0026

更に、本体筐体10の前側上面には、操作パネル11、及び液晶ディスプレイ12が配設されている。操作パネル11は、多機能機1に対する種々の指示を入力する際に操作される。液晶ディスプレイ12は、多機能機1に関する種々の情報を表示し、ユーザに対してその内容を報知する。

0027

又、本体筐体10の前面には、給紙カセット13が脱着可能に取り付けられている。給紙カセット13は、被記録媒体である用紙を積層状態で収容している。用紙は、画像形成部による画像の印刷出力に用いられる。

0028

次に、多機能機1におけるスキャナユニット15の構成について、図2及び図3を参照しつつ詳細に説明する。上述したように、スキャナユニット15は、本体筐体10の上部分において、原稿載置台16、スライド軸19、センサユニット20、読取搬送モータ、及びフラットケーブル等を有して構成されており、センサユニット20によって、原稿載置台16上に載置された原稿の画像を読み取る。尚、本体筐体10におけるスキャナユニット15の配設部分は、スキャナ底面18により、ファクシミリ部、及び画像形成部等の収納部分区画されている。

0029

原稿載置台16は、本体筐体10の上面を構成し、スキャナユニット15による画像読取の対象である原稿が載置される部分である。原稿載置台16は、コンタクトガラス17を有している。コンタクトガラス17は、所謂「プラテンガラス」であり、本体筐体10の左右方向に沿って長辺が位置する最大原稿サイズよりもやや大きな長方形状に形成されている。コンタクトガラス17は、センサユニット20を移動させつつ、画像がコンタクトガラス17上にセットされた原稿の画像を読み取る際に用いられる。

0030

図2図3に示すように、スライド軸19は、丸棒状の軸部材により構成されており、スキャナ底面18上において、本体筐体10の左右方向(即ち、副走査方向)に向かって伸びるように配設されている。スライド軸19は、センサユニット20を左右方向にスライド移動可能に保持している。そして、読取搬送モータは、制御部による駆動制御に基づいて、例えば、プーリーベルト機構等の駆動伝達機構等を介して、センサユニット20をスライド軸19に沿ってスライド移動させる。

0031

センサユニット20は、コンタクトガラス17上に位置する原稿の画像を読み取る為のイメージセンサ25と、キャリッジ30と、ホルダ部材35とをユニット化したものであり、上述したように、スライド軸19に沿ってスライド移動可能に取り付けられている。図2に示すように、センサユニット20は、通常、コンタクトガラス17左端部下方の待機位置S(所謂、ホームポジション)に位置し得る。そして、センサユニット20は、待機位置Sから、最大原稿サイズの長辺に相当する距離分離間した位置(以下、「最終位置T」)までの区間を、コンタクトガラス17下面に沿ってスライド移動し得る(図3参照)。

0032

センサユニット20は、副走査方向(多機能機1の左右方向)に従って、待機位置Sと最終位置Tの間を移動する際に、コンタクトガラス17上にセットされた原稿から画像を読み取る。従って、図1に示すように、スキャナユニット15は、最大原稿サイズの原稿に相当する最大読取範囲Rを有し、最大原稿サイズ以下の原稿の画像を読み取り得る。

0033

続いて、第1実施形態におけるセンサユニット20の構成について、図3図5を参照しつつ詳細に説明する。上述したように、センサユニット20は、イメージセンサ25と、キャリッジ30と、ホルダ部材35とをユニット化して構成されている。

0034

イメージセンサ25は、所謂、密着型イメージセンサ(CIS:Contact Image Sensor)により構成される。イメージセンサ25は、光源撮像素子等によって構成され、コンタクトガラス17側にイメージセンサ25の上面26が対向している。又、イメージセンサ25は、本体筐体10における前後方向(即ち、主走査方向)に、最大原稿サイズの短辺に相当する長さの読取範囲を有している。そして、イメージセンサ25は、主走査方向に長手寸法を有する略直方体状に形成されており、後述するキャリッジ30のセンサ収納部31内に収納される。このキャリッジ30、及びセンサ収納部31は、本発明におけるユニット筐体の一例である。

0035

図3図5に示すように、キャリッジ30は、イメージセンサ25を下方から支持すると共に、スライド軸19に沿って副走査方向へスライド移動可能に配設されている。図5に示すように、キャリッジ30は、多機能機1の前後方向(即ち、主走査方向)に長辺を有しており、センサ収納部31と、スプリング32と、軸保持部33とを有している。

0036

センサ収納部31は、キャリッジ30の長手方向(即ち、多機能機1の前後方向)に沿って延び、コンタクトガラス17に面する上方部分が開放された溝状に形成されている。センサ収納部31は、イメージセンサ25の上面26がコンタクトガラス17側に向いた状態で、イメージセンサ25を収納すると共に、イメージセンサ25を下方から支持する。

0037

スプリング32は、センサユニット20の前端部及び後端部において、センサ収納部31の底面に配設され、センサ収納部31内に収容されたイメージセンサ25を、コンタクトガラス17下面に向かって付勢する。

0038

軸保持部33は、キャリッジ30の長手方向における中央部分において、当該キャリッジ30下面側に形成されており、キャリッジ30をスライド軸19に沿ってスライド移動可能に保持する。軸保持部33は、キャリッジ30の短手方向に沿って延び、コンタクト下方が開放された溝状に形成されている。図4に示すように、スライド軸19を上方から跨ぐように、軸保持部33を取り付けることにより、キャリッジ30は、スライド軸19に従って、副走査方向にスライド移動可能に取り付けられる。

0039

そして、ホルダ部材35は、センサユニット20の前端部及び後端部に対して、夫々取り付けられ、コロ部材40を回転可能に保持している。図5図8に示すように、コロ部材40は、略円盤状に形成された本体部と、当該本体部の中心部分において、本体部に対して垂直に立設された回転軸41とを有している。

0040

図4図5に示すように、ホルダ部材35は、その上面に、2つのコロ支持部36と、2つの突起37を夫々有している。第1実施形態におけるコロ支持部36及び突起37の形成位置については、後に図面を参照しつつ詳細に説明する。

0041

コロ支持部36は、コロ部材40の回転軸41が、センサユニット20の主走査方向と同一方向となる状態で、コロ部材40を回転可能に支持する。これにより、コロ部材40は、ホルダ部材35の上面から上方に一部突出した状態で、ホルダ部材35に対して回転可能に取り付けられる。この結果、図3図8に示すように、コロ部材40は、コンタクトガラス17の下面と接触して、前記コンタクトガラス17の下面とイメージセンサ25の上面26との間の距離を一定に保持する。

0042

突起37は、ホルダ部材35の上面から上方に向かって、所定の高さで突出形成されている。図8に示すように、突起37は、略半球形状に形成されており、コンタクトガラス17側に位置する頂点部分に、所定の曲率をもって形成された曲面部37Aを有している。従って、突起37がコンタクトガラス17の下面と接触する場合であっても、突起37とコンタクトガラス17下面とを、点接触とすることができ、両者の間の接触面積を小さくすることができる。

0043

続いて、第1実施形態に係るセンサユニット20における突起37及びコロ部材40の位置関係について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図4図7に示すように、ホルダ部材35は、その上面に2つの突起37と、2つのコロ支持部36を夫々有しており、各コロ支持部36には、夫々コロ部材40が取り付けられている。

0044

図6図7に示すように、センサユニット20の前端部及び後端部に夫々取り付けられたホルダ部材35において、2つのコロ支持部36は、センサ収納部31に収容されたイメージセンサ25を挟むように、イメージセンサ25の左側及び右側に位置している。そして、2つのコロ支持部36は、何れも、副走査方向(即ち、多機能機1の左右方向)と平行な一の直線上に位置している(図7参照)。コロ部材40は、夫々コロ支持部36に取り付けられるので、2つのコロ部材40は、何れも、副走査方向(即ち、多機能機1の左右方向)と平行な一の直線上に位置する。

0045

又、2つの突起37は、ホルダ部材35の上面において、2つのコロ部材40よりも端部側に形成されている。図6図7に示すように、センサユニット20の後端側に取り付けられるホルダ部材35の場合、2つの突起37は、2つのコロ部材40よりも後端側に形成される。尚、センサユニット20の前端側に取り付けられるホルダ部材35の場合、2つの突起37は、2つのコロ部材40よりも前端側に形成される。

0046

そして、2つの突起37は、何れも、副走査方向(即ち、多機能機1の左右方向)と平行な一の直線上に位置する。つまり、各ホルダ部材35において、2つの突起37を結ぶ直線は、2つのコロ部材40を結ぶ直線よりも、センサユニット20の端部側(主走査方向における外側)において、2つのコロ部材40を結ぶ直線と平行に延びている。

0047

図7に示すように、コロ部材40の本体部は、所定のコロ幅WAの厚みを有する円盤状に形成されており、主走査方向に延びる回転軸41によって支持されている。従って、主走査方向に関して、コンタクトガラス17下面とコロ部材40の接触面積の幅は、コロ幅WAとなる。一方、突起37は、ホルダ部材35の上面に半球状に突出形成されており、主走査方向において、コロ幅WAよりも小さい突起幅WBの寸法を有するように形成されている(図7参照)。従って、当該多機能機1においては、突起37を形成する為のスペースを十分に小さくしつつ、コンタクトガラス17下面との摩擦に起因する異音の発生や読取画像の乱れを抑制し得る。

0048

次に、第1実施形態に係るホルダ部材35における突起37と、コロ部材40の高さに関して、図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、突起37と、コロ部材40の高さに関しては、基準高さHSを基準として説明する。当該基準高さHSは、突起37が形成されているホルダ部材35上面の高さを意味する。

0049

上述したように、突起37は、ホルダ部材35の上面と一体に形成されており、ホルダ部材35上面からコンタクトガラス17に向かって上方に突出するように、半球状に形成されている。図8に示すように、突起37は、基準高さHSを基準として、突起高さHBを有している。

0050

そして、コロ部材40は、ホルダ部材35上面に形成されたコロ支持部36において、その上端部がコンタクトガラス17の下面に接触するように取り付けられている。即ち、コロ部材40は、基準高さHSよりも上方へコロ高さHAで突出している。

0051

図8に示すように、突起高さHBは、コロ高さHAよりも小さく形成されている。つまり、突起37と、コンタクトガラス17の下面との間には、コロ高さHAと突起高さHBとの差分に相当する間隙が形成される。従って、センサユニット20の前端部及び後端部において、ホルダ部材35が正常に取り付けられていれば、コンタクトガラス17下面に対して、4つの突起37が接触することはなく、4つのコロ部材40が接触する状態となる。この結果、センサユニット20をコンタクトガラス17の下面とのごく小さな間隙を形成しつつ、且つ、コンタクトガラス17の下面に平行な状態にし得る。

0052

ここで、センサユニット20の前端部や後端部に対して、ホルダ部材35を取り付けた場合に、ホルダ部材35がセンサユニット20の端部側ほど上方となるように傾いた状態となってしまう場合がある。例えば、センサユニット20の構成部品を製造する過程で、各構成部品の寸法精度に誤差が生じてしまっていると、誤差の蓄積によって、センサユニット20の端部側ほど上方となるように傾いた状態で、ホルダ部材35がセンサユニット20の前端や後端に取り付けられる場合がある。

0053

このような場合であっても、第1実施形態に係る多機能機1によれば、ホルダ部材35上面において、コロ部材40よりも端部側に突起37が形成されているので、コンタクトガラス17の下面には、突起37の頂点のみが接触する。この結果、センサユニット20の端部において、副走査方向における全長がコンタクトガラス17の下面と接触する場合に比べ、接触面積を小さくすることができるので、当該多機能機1は、コンタクトガラス17下面との摩擦に起因する異音の発生を防止することができ、且つ、コンタクトガラス17下面との摩擦に起因する画像の乱れも軽減し得る。

0054

又、図6図7に示すように、センサユニット20の前端及び後端に取り付けられるホルダ部材35の上面において、2つのコロ部材40は、副走査方向に延びる直線上に位置しており、2つの突起37は、コロ部材40よりも端部側において、副走査方向に延びる直線上に位置している。従って、当該多機能機1によれば、様々な方向に対して、ホルダ部材35に歪みや傾きが生じた場合であっても、コンタクトガラス17の下面に対して、突起37を接触させることができ、コンタクトガラス17下面との接触面積を小さくし得る。この結果、当該多機能機1によれば、コンタクトガラス17との摩擦に起因する異音の発生及び読取画像の乱れを防止し得る。

0055

そして、図4図7に示すように、2つのコロ部材40は、副走査方向において、センサユニット20に収容されたイメージセンサ25よりも外側(即ち、センサ収納部31に収容されたイメージセンサ25の右側と左側)に位置する。従って、当該多機能機1によれば、センサユニット20における主走査方向外側に、コロ部材40を配設する場合と比較して、センサユニットの主走査方向における寸法を小型化し得る。

0056

図8に示すように、各突起37は、ホルダ部材35の上面において、半球状に突出形成されており、コンタクトガラス17に位置する頂点部分に曲面部37Aを有している。従って、当該多機能機1によれば、コンタクトガラス17下面と突起37との接触面積を、点接触にまで小さくすることができ、原稿載置台との摩擦に起因する異音の発生や読取画像の乱れを抑制し得る。

0057

(第2実施形態)
次に、上述した第1実施形態と異なる実施形態(第2実施形態)について、図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、第2実施形態に係る多機能機1は、第1実施形態に係る多機能機1と同一の基本的構成を有しており、センサユニット20におけるホルダ部材の構成が相違する。従って、第1実施形態と同一の構成に関する説明は省略する。

0058

第2実施形態に係るセンサユニット20は、上述した第1実施形態と同様に、イメージセンサ25と、キャリッジ30と、ホルダ部材を有して構成される。ここで、第2実施形態におけるイメージセンサ25及びキャリッジ30の構成は、上述した第1実施形態と同様であるので、その説明は省略する。又、第2実施形態においても、ホルダ部材は、センサユニット20の前端部及び後端部に対して取り付けられる。

0059

図9に示すように、第2実施形態に係るホルダ部材45は、第1実施形態に係るホルダ部材35と同様に、その上面に、2つのコロ支持部46と、2つの突起47とを有している。コロ支持部46は、第1実施形態に係るコロ支持部36と形成位置が異なるほかは、同様の構成であり、コロ部材40を回転可能に支持する。従って、第2実施形態においても、コロ部材40は、コンタクトガラス17の下面と接触して、前記コンタクトガラス17の下面とイメージセンサ25の上面26との間の距離を一定に保持する。即ち、第2実施形態においても、コロ部材40は、基準高さHSを基準として、コロ高さHAだけ上方へ突出している。

0060

又、第2実施形態に係る突起47についても、第1実施形態に係る突起37と同様に、ホルダ部材45の上面から上方へ突出する半球形状に形成されている。即ち、第2実施形態において、突起47は、コンタクトガラス17側の頂点部分に、曲面部を有しており、基準高さHSを基準として、突起高さHBだけ上方へ突出している。従って、突起47がコンタクトガラス17の下面と接触する場合であっても、突起47とコンタクトガラス17下面とを、点接触とすることができ、両者の間の接触面積を小さくすることができる。

0061

図9に示すように、ホルダ部材45において、2つのコロ支持部46は、センサ収納部31に収容されたイメージセンサ25を挟むように、イメージセンサ25の左側及び右側に位置している。そして、2つのコロ支持部46は、何れも、副走査方向(即ち、多機能機1の左右方向)と平行な一の直線上に位置している。従って、第2実施形態においても、2つのコロ部材40は、何れも、副走査方向と平行な一の直線上に位置する。

0062

第2実施形態において、2つの突起47は、ホルダ部材35の上面において、2つのコロ部材40よりも、センサユニット20の主走査方向中央側に形成されており、何れも、副走査方向と平行な一の直線上に位置する。つまり、各ホルダ部材45においても、2つの突起47を結ぶ直線は、2つのコロ部材40を結ぶ直線よりも、センサユニット20の主走査方向中央側において、2つのコロ部材40を結ぶ直線と平行に延びている。

0063

図7に示すように、コロ部材40の本体部は、所定のコロ幅WAの厚みを有する円盤状に形成されており、主走査方向に延びる回転軸41によって支持されている。従って、主走査方向に関して、コンタクトガラス17下面とコロ部材40の接触面積の幅は、コロ幅WAとなる。一方、突起37は、ホルダ部材35の上面に半球状に突出形成されており、主走査方向において、コロ幅WAよりも小さい突起幅WBの寸法を有するように形成されている(図7参照)。従って、当該多機能機1においては、突起37を形成する為のスペースを十分に小さくしつつ、コンタクトガラス17下面との摩擦に起因する異音の発生や読取画像の乱れを抑制し得る。

0064

ここで、センサユニット20の前端部や後端部に対して、ホルダ部材45を取り付けた場合に、ホルダ部材35がセンサユニット20の主走査方向中央部側ほど上方となるように傾いた状態となってしまう場合も想定し得る。例えば、センサユニット20の構成部品を製造する過程で、各構成部品の寸法精度に誤差が生じてしまっていると、誤差の蓄積によって、センサユニット20の主走査方向中央部側ほど上方となるように傾いた状態で、ホルダ部材35がセンサユニット20の前端や後端に取り付けられる場合がある。

0065

第2実施形態に係る多機能機1によれば、ホルダ部材45上面において、コロ部材40よりも、センサユニット20の主走査方向中央部側に突起47が形成されているので、コンタクトガラス17の下面には、突起47の頂点のみが接触する。この結果、センサユニット20に取り付けられたホルダ部材45において、主走査方向中央部側に位置する端部の副走査方向における全長がコンタクトガラス17の下面と接触することはなく、接触面積を小さくすることができる。この結果、当該多機能機1は、コンタクトガラス17下面との摩擦に起因する異音の発生を防止することができ、且つ、コンタクトガラス17下面との摩擦に起因する画像の乱れも軽減し得る。

0066

又、図9に示すように、センサユニット20の前端及び後端に取り付けられるホルダ部材45の上面において、2つのコロ部材40は、副走査方向に延びる直線上に位置しており、2つの突起47は、コロ部材40よりも、センサユニット20の主走査方向中央部側において、副走査方向に延びる直線上に位置している。従って、当該多機能機1によれば、様々な方向に対して、ホルダ部材45に歪みや傾きが生じた場合であっても、コンタクトガラス17の下面に対して、突起47を接触させることができ、コンタクトガラス17下面との接触面積を小さくし得る。この結果、当該多機能機1によれば、コンタクトガラス17との摩擦に起因する異音の発生及び読取画像の乱れを防止し得る。

0067

そして、第2実施形態においても、2つのコロ部材40は、副走査方向において、センサユニット20に収容されたイメージセンサ25よりも外側(即ち、センサ収納部31に収容されたイメージセンサ25の右側と左側)に位置する(図9参照)。従って、当該多機能機1によれば、センサユニット20における主走査方向外側に、コロ部材40を配設する場合と比較して、センサユニットの主走査方向における寸法を小型化し得る。

0068

又、各突起47は、ホルダ部材45の上面において、半球状に突出形成されており、コンタクトガラス17に位置する頂点部分に曲面部を有している。従って、当該多機能機1によれば、コンタクトガラス17下面と突起37との接触面積を、点接触にまで小さくすることができ、原稿載置台との摩擦に起因する異音の発生や読取画像の乱れを抑制し得る。

0069

以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。例えば、本実施形態においては、スキャナ機能に加え、プリンタ機能やファクシミリ機能等の種々の機能を有する多機能機を例として挙げて説明したが、この態様に限定されるものではない。即ち、本発明は、スキャナ機能を有する装置であれば適用することができ、例えば、スキャナ機能のみを有するスキャナ装置(所謂、フラットベッドスキャナ)や、スキャナ機能と、プリンタ機能を有するコピー機として構成しても良い。

0070

又、上述した実施形態において、センサユニット20の前後方向両端部に、ホルダ部材を取り付け、ホルダ部材の上面に、突起を形成し、且つ、コロ部材を取り付ける構成であったが、この態様に限定されるものではない。即ち、突起及びコロ部材は、センサユニット上面側に位置していればよく、イメージセンサやキャリッジの上面部分に配置されていてもよい。

0071

又、上述した実施形態においては、本発明における「突出部」をコロ部材40により構成していたが、この態様に限定されるものではない。即ち、ホルダ部材35、ホルダ部材45の上面の一部を突出形成することにより、突出部を構成してもよい。この場合において、当該突出部の表面には、コンタクトガラスとの接触に伴う摩擦を軽減する為の表面加工を施すことが望ましい。

0072

そして、上述した実施形態においては、突起は、ホルダ部材におけるコロ部材の配設位置に対して、センサユニット20の主走査方向の端部側、若しくは、中央側の何れかであったが、この態様に限定されるものではない。即ち、突起が、ホルダ部材におけるコロ部材の配設位置に対して、センサユニット20の主走査方向の端部側、及び、中央側の両方に形成されていてもよい。例えば、ホルダ部材の上面における四隅に、突起を形成してもよい。この構成によれば、ホルダ部材がどの方向に傾いている場合であっても、コンタクトガラス17の下面に突起が接触するので、コンタクトガラス17下面との摩擦に起因する異音の発生を防止することができ、且つ、コンタクトガラス17下面との摩擦に起因する画像の乱れも軽減し得る。

0073

又、上述した実施形態においては、本発明におけるイメージセンサを、「光源や撮像素子等をケース内に収納して構成されたイメージセンサ25」とし、本発明におけるユニット筐体を「センサ収納部31を有するキャリッジ30」としていたが、この態様に限定されるものではない。即ち、本発明におけるイメージセンサを「光源や撮像素子を含む各種構成部品」とし、本発明におけるユニット筐体を「光源や撮像素子を含む各種構成部品を内部に収容するケース」としても良い。尚、この場合、当該ケース自身が、スライド軸等を介して、第1方向に沿ってスライド移動可能に取り付けられる。

0074

1多機能機
15スキャナユニット
16原稿載置台
17コンタクトガラス
19スライド軸
20センサユニット
25イメージセンサ
26 上面
30キャリッジ
35ホルダ部材
37突起
37A曲面部
40 コロ部材

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