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技術 携帯工具用ホルスター

出願人 株式会社TJMデザイン
発明者 後藤章夫隅田知宏
出願日 2011年11月15日 (9年11ヶ月経過) 出願番号 2011-249428
公開日 2013年5月30日 (8年4ヶ月経過) 公開番号 2013-103307
状態 特許登録済
技術分野 作業場用の仕事台、支持台、貯蔵手段 ナイフ
主要キーワード 携帯工具 引抜き動作 本体形状 手動器具 差込み方向 安全ロープ 正面側ケース ホルスター
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2013年5月30日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (14)

課題

携帯工具ホルスター内に確実にロックして携帯工具のホルスターからの脱落を防止でき、また、携帯工具の取り出し時にはロック解除と携帯工具の引抜き動作を円滑に行うことができる新規なホルスターを提供する。

解決手段

この携帯工具用ホルスター1は、携帯工具が差し込まれる収容空間を区画形成するホルスター本体3と、ホルスター本体3に携帯工具Cの差込み方向に対する交差方向に摺動可能に保持されたスライド部材9と、を備える。スライド部材9は、収容空間内に差し込まれた携帯工具Cの側壁に当接してその引抜きを阻止する係止部9aと、押圧操作により係止部9aによる携帯工具Cの保持を解除して携帯工具Cの引抜きを可能とする操作部9bとを一体に有する。

概要

背景

従来、カッターナイフなどの工具携帯するホルスターとしては、布や等を縫い合わせて筒状または袋状に形成したものがあり、このような革製などのホルスターは、工具の落下防止のために工具をロックする構造とはなっておらず、しかも革製などのホルスターは素材劣化しやすく、材質伸びる(なじむ)と工具の保持が緩くなり、工具の落下の危険性が増すという問題があった。

近年では、合成樹脂によって成形されたものが普及しつつあり、この点に関する先行技術としては、例えば特許文献1および特許文献2に記載のごときものが知られている。

特許文献1に記載の手動器具用のケースは、筒形のケース本体にケース空所へ凸に突出して手動器具を押圧する板ばねを有し、この板ばねの押圧力をもってケース本体から手動器具が脱落するのを防止するようにしたものである。

また、特許文献2に記載の電工ナイフ用のケース体は、ナイフの柄の先端の凸部に係合する拡開変形可能な弾性片と、弾性片の周りをナイフの差込み方向摺動するロック部材とを有し、弾性片が凸部に係合した状態においてこのロック部材を操作して弾性片の形状を維持することでナイフの脱落を防止するようにしたものである。

概要

携帯工具をホルスター内に確実にロックして携帯工具のホルスターからの脱落を防止でき、また、携帯工具の取り出し時にはロック解除と携帯工具の引抜き動作を円滑に行うことができる新規なホルスターを提供する。この携帯工具用ホルスター1は、携帯工具が差し込まれる収容空間を区画形成するホルスター本体3と、ホルスター本体3に携帯工具Cの差込み方向に対する交差方向に摺動可能に保持されたスライド部材9と、を備える。スライド部材9は、収容空間内に差し込まれた携帯工具Cの側壁に当接してその引抜きを阻止する係止部9aと、押圧操作により係止部9aによる携帯工具Cの保持を解除して携帯工具Cの引抜きを可能とする操作部9bとを一体に有する。

目的

この発明は、携帯工具をホルスター内に確実にロックして携帯工具のホルスターからの脱落を防止でき、また、携帯工具の取り出し時にはロック解除と携帯工具の引抜き動作を円滑に行うことができる新規なホルスターを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

携帯工具が差し込まれる収容空間を区画形成するホルスター本体と、前記ホルスター本体に、前記携帯工具の差込み方向に対する交差方向に摺動可能に保持されたスライド部材と、を備え、前記スライド部材に、前記収容空間内に差し込まれた携帯工具の側壁に当接してその引抜きを阻止する係止部と、押圧操作により前記係止部による前記携帯工具の保持を解除して携帯工具の引抜きを可能とする操作部とを一体に設けたことを特徴とする携帯工具用ホルスター

請求項2

前記スライド部材を、前記操作部の押圧操作方向とは反対方向に付勢する弾性部材を設けた、請求項1に記載の携帯工具用ホルスター。

請求項3

前記スライド部材を、前記操作部から前記係止部に向かう方向にみて斜め下方に摺動可能に構成した、請求項1に記載の携帯工具用ホルスター。

技術分野

0001

この発明は、カッターナイフなどの工具携行するホルスターに関するものである。

背景技術

0002

従来、カッターナイフなどの工具を携帯するホルスターとしては、布や等を縫い合わせて筒状または袋状に形成したものがあり、このような革製などのホルスターは、工具の落下防止のために工具をロックする構造とはなっておらず、しかも革製などのホルスターは素材劣化しやすく、材質伸びる(なじむ)と工具の保持が緩くなり、工具の落下の危険性が増すという問題があった。

0003

近年では、合成樹脂によって成形されたものが普及しつつあり、この点に関する先行技術としては、例えば特許文献1および特許文献2に記載のごときものが知られている。

0004

特許文献1に記載の手動器具用のケースは、筒形のケース本体にケース空所へ凸に突出して手動器具を押圧する板ばねを有し、この板ばねの押圧力をもってケース本体から手動器具が脱落するのを防止するようにしたものである。

0005

また、特許文献2に記載の電工ナイフ用のケース体は、ナイフの柄の先端の凸部に係合する拡開変形可能な弾性片と、弾性片の周りをナイフの差込み方向摺動するロック部材とを有し、弾性片が凸部に係合した状態においてこのロック部材を操作して弾性片の形状を維持することでナイフの脱落を防止するようにしたものである。

先行技術

0006

特開2004−243517号公報
意匠登録第1109233号公報

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、特許文献1に記載されたケースは、板ばねの押圧力のみで工具を保持するものであるため手動器具を確実にロックすることができず、衝撃等が加わった際に工具が脱落する虞があった。また、特許文献2に記載されたケース体は、工具をケース体内に差し込んだ後にロック部材を引き上げなければロックを掛けることができず、しかも、ロックを解除するにあたっては、ロック部材を工具の差込み方向に押し下げなければならないため、ロック部材の解除と工具の引抜き動作を円滑に行なうことができず、操作性の面で改善の余地があった。

0008

それゆえ、この発明は、携帯工具をホルスター内に確実にロックして携帯工具のホルスターからの脱落を防止でき、また、携帯工具の取り出し時にはロック解除と携帯工具の引抜き動作を円滑に行うことができる新規なホルスターを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、この発明の携帯工具用ホルスターは、携帯工具が差し込まれる収容空間を区画形成するホルスター本体と、前記ホルスター本体に、前記携帯工具の差込み方向に対する交差方向に摺動可能に保持されたスライド部材と、を備え、前記スライド部材に、前記収容空間内に差し込まれた携帯工具の側壁に当接してその引抜きを阻止する係止部と、押圧操作により前記係止部による前記携帯工具の保持を解除して携帯工具の引抜きを可能とする操作部とを一体に設けたことを特徴とするものである。

0010

なお、この発明の携帯工具用ホルスターにあっては、前記スライド部材を、前記操作部の押圧操作方向とは反対方向に付勢する弾性部材を設けることが好ましい。

0011

さらに、この発明の携帯工具用ホルスターにあっては、前記スライド部材を、前記操作部から前記係止部に向って斜め下方に摺動可能に構成することが好ましい。

発明の効果

0012

この発明の携帯工具用ホルスターにあっては、カッターナイフが収納空間内に差し込まれると、スライド部材の係止部は携帯工具に当接してその引き抜きが阻止される。一方、ホルスターから携帯工具を取り出す際には、携帯工具を把持するとともに使用者の指にてスライド部材の操作部を押圧し、スライド部材を強制的にスライドさせる。これにより、係合部と携帯工具との係合が解除され、携帯工具を上方に引き上げることで携帯工具を収納空間から引き抜くことができる。

0013

したがって、この発明のホスターによれば、スライド部材の係止部によって携帯工具をホルスター内に確実にロックして携帯工具のホルスターからの脱落を防止でき、また、スライド部材のスライド方向を携帯工具の差込み方向に対する交差方向としたことから、携帯工具の取り出し時には、自然に携帯工具を握る動作でスライド部材によるロックを解除することができるので、ロック解除と携帯工具の引抜き動作を円滑に(一連の連続した動作で)行うことができる。

図面の簡単な説明

0014

この発明にしたがう一実施形態の携帯工具用ホルスターを示す斜視図である。
図1の携帯工具用ホルスターの正面図である。
図1の携帯工具用ホルスターの背面図である。
図1の携帯工具用ホルスターの平面図である。
図1の携帯工具用ホルスターに設けられたスライド部材を示す斜視図である。
図1の携帯工具用ホルスターの操作方法を説明する正面図である。
他の例のスライド部材を示す斜視図である。
図1の携帯工具用ホルスターにおいて、正面側ケースを取り外した状態を示す正面図である。
図1の携帯工具用ホルスターにおいて、カッターナイフを収納空間に挿入しスライド部材によってロックした状態を示す斜視図である。
(a)は、この発明にしたがう他の実施形態の携帯工具用ホルスターの要部を示す斜視図であり、(b)は(a)の要部を拡大して示す斜視図である。
この発明にしたがうさらに他の実施形態の携帯工具用ホルスターの使用状態を示す正面図である。
この発明に適用可能なさらに他のスライド部材を示す斜視図である。
この発明の携帯工具用ホルスターで収納可能な工具の一例であるカッターナイフの背面図である。

実施例

0015

以下、この発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。図1図12は、この発明にしたがう携帯工具用ホルスターの実施の形態を、カッターナイフを収納するホルスターに適用した場合について示したものである。なお、この発明の携帯工具用ホルスターは、図13に示すように、グリップ部先端に凸部C1を有するカッターナイフCを収容するのに好適に用いられ、この凸部C1は、カッターナイフCのグリップ性を良くするために元々設けられているものを流用することができるが、勿論、この発明の携帯工具用ホルスターは、凸部のないカッターナイフ(図示省略)に対しても使用することができる。

0016

図1および図2に示すように、携帯工具用ホルスター(以下、単に「ホルスター」という。)1は、カッターナイフCの収納空間を形成するとともにカッターナイフCの出し入れ口を残して該収納空間を閉状態に保持するホルスター本体3を備える。ホルスター本体3は、収納空間の半部を区間形成する背面側ケース3aと、収納空間の残りの半部を区画形成し、背面側ケース3aに合わさる正面側ケース3bとからなり、これらの背面側ケース3aおよび正面側ケース3bはネジ等の固定具相互連結されている。

0017

図3に示すように、ホルスター1の背面側には、ベルト通し部5が設けられており、このベルト通し部5はホルスター本体3に対して任意の角度(例えば最大45度)傾けた状態で固定できるよう構成され、これにより使用者はホルスター1を最適な角度を選んでベルト等に装着することができる。さらに、図4に示すように、背面側ケース3aの内面には、カッターナイフCの差込み方向Iに沿って延びるリブ6が形成されており、このリブ6は、カッターナイフCの正面側に形成された、カッターナイフCの刃をスライドさせるためのスライダが通るための通路(図示省略)をガイドするとともに、カッターナイフCを表裏逆に差し込もうとした場合にカッターナイフCの背面にぶつかってその差込みを拒否するものである。また、ホルスター本体3の側面部には、カッターナイフCの落下防止の目的で安全ロープ(図示省略)を取り付ける場合に用いることができる環状部7が設けられている。

0018

そして、ホルスター1は、ホルスター本体3に、カッターナイフCの差込み方向Iに対する交差方向に摺動可能に保持されたスライド部材9を備えている。スライド部材9は、図5に詳細に示すように、内側にカッターナイフCを挿通させる略長方形の開口を形成するリング状をなし、一方(正面側からみて左側)の短辺部の下端は、収容空間内に差し込まれたカッターナイフCの側壁、より具体的にはカッターナイフCのグリップ部先端に形成された凸部C1に当接(係止)してその引抜きを阻止する係止部9aを構成し、他方(正面側からみて右側)の短辺部は使用者による押圧操作により係止部9aによるカッターナイフCの保持を解除してカッターナイフCの引抜きを可能とする操作部9bを構成するものであり、これらの係止部9aおよび操作部9bは一対の長辺部9c,9dを介して一体的に設けられている。

0019

また、該一対の長辺部9c,9dは、背面側ケース3aと正面側ケース3bとにそれぞれ形成されたガイド溝g1,g2(図1参照)に案内されて進退移動可能であり、この例では、ガイド溝g1,g2は、操作部9bの位置する側から係止部9aの位置する側に向けて斜め下方に延びており、これにより、スライド部材9も該斜め下方に進退移動可能である。スライド部材9の進退移動方向Sは、図6に示すように、収納空間に収められたカッターナイフCをその背面側から把持した際に使用者の母指とほぼ平行とすることが好ましく、具体的な角度θとしては、カッターナイフCの差込み方向Iに対して鋭角側から測って20°〜70°の範囲とすることが好ましい。なお、スライド部材9はリング状とする必要はなく、例えば図7に示す他の例のスライド部材9’ように、操作部9b’と係止部9a’とを一本の長辺部9d’で連結した略C字状としてもよい。この場合、カッターナイフCは、略C字状のスライド部材9’とホルスター本体3との間に差し込まれる。

0020

また、ホルスター1には、スライド部材9の進退移動量を制限するストッパ手段が設けられており、この例では、ストッパ手段は、図3に示すように、背面側ケース3aの、スライド部材9の背面側の長辺部9dに対向する位置に形成されスライド部材9の進退移動方向Sに延びる長孔11と、該背面側の長辺部9dに形成され、この長孔11内を移動する突起13からなる。なお、突起13を収容、案内するものとして長孔11に代えて溝(図示省略)としてもよい。

0021

ホルスター1はまた、スライド部材9を、押圧操作方向S1とは反対方向S2に付勢する、弾性部材としてのばね(以下、「スライド部材付勢ばね」という。)15を備えており、この例では、スライド部材付勢ばね15は、背面側ケース3aに対してスライド部材9の上記突起13を上記反対方向S2へ付勢するよう配置されている。

0022

このように、スライド部材9は、収納空間内に差し込まれたカッターナイフCのグリップ部先端に当接(係止)してカッターナイフCの該収納空間からの抜け落ちを防止するものであるが、図6中の矢印S1方向に操作部9bを押圧し強制的にスライドさせることにより、カッターナイフCの凸部C1との係止を解除することが可能となっており、これにより収納空間からのカッターナイフCの引抜きを可能とする。

0023

ところで、図6に示すような、操作部9bを押しながらカッターナイフCを握り込んだ状態では、カッターナイフCの一側面をホルスター本体3の内面に押し付ける方向に力Pが加わることになり、この状態でカッターナイフCを引き上げていくとカッターナイフCの上記一側面とホルスター本体3との間に生じる摩擦力抵抗となって、円滑に引き抜くことができず、とくに、カッターナイフCの本体に、カッターナイフCを使用する際のグリップ性を向上させるための滑り止め加工ゴムエラストマーなど弾性材の配設または滑り止め用の溝やシボの形成)を施している場合には、その抵抗力は容易に引き抜くことができないほどの力になる場合がある。そこで、この実施形態のホルスター1にあっては、図8に示すように、カッターナイフCの引き抜き時に、カッターナイフCの上記一側面がホルスター本体3の内面と接触する箇所、すなわちホルスター本体3内部の上端部のうち操作部9bが位置する側にローラー17を設けて、このローラー17が回転することによって、カッターナイフCがホルスター1から円滑に引き抜くことができるよう構成している。

0024

また、この実施形態のホルスター1にあっては、図8に示すように、収納空間の底(ホルスター本体3の底部内面)にばね(以下、「携帯工具付勢ばね」という。)19が立設されている。この携帯工具付勢ばね19は、収納空間内に差し込まれたカッターナイフCの先端と接触して、該カッターナイフCを押し上げる方向に付勢するものであり、この付勢力によって、カッターナイフCは常にスライド部材9の係止部9aに押し付けられることになるので、ホルスター1内で保持されているカッターナイフCがガタつくことを防止することができる。また、この携帯工具付勢ばね19によって、サイズの異なるカッターナイフCをホルスター1内に差し込んだ場合でも、ばね19の許容範囲内であればガタが生じることなくカッターナイフCを保持することが可能となる。さらに、この携帯工具付勢ばね19は、カッターナイフCをその取り出し方向(差込み方向Iの反対方向)に付勢しているので、スライド部材9の操作部9bを押してロックを解除するとカッターナイフCを浮き上げるよう作用するので、カッターナイフCがより取り出し易くなる効果が得られる。

0025

次いで、上記構成を備えるホルスター1の作用について説明する。ホルスター本体3の上方から出し入れ口を通してカッターナイフCを差し込むとスライド部材9はカッターナイフCによってガイド溝g1,g2に沿い強制的にスライドしていき、スライド部材9の係止部9aがカッターナイフCのグリップ部先端に設けられた凸部C1を乗り越えると同時にスライド部材9はスライド部材付勢ばね15の復元力によって初期位置に戻る。このとき、スライド部材9の係止部9aがカッターナイフCの側面に当たる際にカチッという音が鳴り、カッターナイフCは図8および図9に示すような状態で収納空間に収められることとなり、それを引き取るべく上方へ引き上げても引き抜くことができない。

0026

カッターナイフCが収納空間内に差し込まれ、スライド部材9によってロックされた状態において、カッターナイフCは、図8に示すように携帯工具付勢ばね19によって上方へ付勢されているため、収納空間においてカッターナイフCは係止部9aと携帯工具付勢ばね19との間で確実に保持されることとなり、ガタが生じることがない。

0027

一方、ホルスター1からカッターナイフCを取り出すには、図6に示すようにカッターナイフCをその背面側から把持するとともに使用者の親指にてスライド部材9の操作部9bを押圧する。そうすると、スライド部材9はガイド溝g1,g2に沿って強制的にスライドしていき、係合部9aとカッターナイフCの凸部C1との係合が解除され、このとき、カッターナイフCを上方に引き上げるとカッターナイフCは収納空間から引き抜かれることとなる。

0028

したがって、このようなホルスター1によれば、カッターナイフCをホルスター1内に確実にロックしてカッターナイフCのホルスター1からの脱落を防止でき、また、カッターナイフCの取り出し時には、自然にカッターナイフCを握る動作でスライド部材9によるロックの解除ができるので、ロック解除とカッターナイフCの引抜き動作を円滑に(一連の連続した動作で)行うことができるとともに、取り出し後にカッターナイフCを持ち変える必要がないのでカッターナイフCを取り出して素早く作業に移行することができる。

0029

また、カッターナイフCを取り出す際、操作部9bを押しながらカッターナイフCを握りこむ動作をすることになるが、このとき、カッターナイフCのホルスター1に収められている部分が少ない(逆に言うと、ホルスターから露出している部分が多い)方がカッターナイフCを握り込むためには有利である。この発明によれば、カッターナイフCのグリップ部先端に設けられた凸部C1を利用してホルスター1内にカッターナイフCを確実に保持できる構成となっているので、カッターナイフCのホルスター1内への差し込み深さを浅くすることが可能であり、カッターナイフCの後方は、ホルスター1から露出した状態にしておくことが可能であるため、カッターナイフCの取り出しの際に握ることができる部分が大きく、カッターナイフCを確実に握ることが可能となるので、誤ってカッターナイフCを取り落す危険を低減することができる。また、ホルスター1自体も小型化できるので、カッターナイフCを収めていない状態での作業者腰回りへの負担も軽減することができる。

0030

また、この実施形態のホルスター1によれば、スライド部材付勢ばね15によって、スライド部材9を付勢する構成としたことから、カッターナイフCをホルスター1内に差し込むだけでカッターナイフCはスライド部材9によって自動的にロックされるので、カッターナイフCをロックするための操作を別に行う必要がなく、また、ロックを掛け忘れて不意にホルスターからカッターナイフCを落下させてしまうことがない。また、このようなスライド部材付勢ばね15を設けることによって、収納空間にカッターナイフCを挿入しスライド部材9の係止部9aがカッターナイフCの凸部C1を乗り越えた際にカチッという音を発生させることができるので、ロックの完了を容易に確認することができる。また、上記特許文献2に開示されたような、手動操作によるロック手段を備える従来例では、カッターナイフCが挿入されていない状態で不意にロックが掛かりカッターナイフCを差し込むことができないという事態が想定されるが、この実施形態のホルスター1によれば、そのような事態が起きることがない。

0031

さらに、この実施形態のホルスター1によれば、スライド部材9によるロックを解除する際に押す操作部9bは、ホルスター1からカッターナイフCを取り出す際に自然にカッターナイフCを把持した状態で使用者の親指が当たる位置に設けられているため、ごく自然にカッターナイフCを取り出す動作と殆ど変わりなくスライド部材9によるロックを解除することが可能となる。

0032

さらに、この実施形態のホルスター1によれば、スライド部材9を、操作部9bから係止部9aに向けて斜め下方に摺動可能に構成したことから、ホルスター1からカッターナイフCを取り出す際に自然にカッターナイフCを把持した状態で使用者が操作部9bを親指で押す方向とスライド部材9のスライド方向とをほぼ一致させることができ、より自然に操作部9bの押圧を行うことができる。

0033

次いで、この発明にしたがう他の実施形態のホルスターについて説明する。なお、後述の各実施形態において、図1図9を参照して説明したホルスターと同様の要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略するものとする。

0034

図10に示す実施形態では、スライド部材9の操作部9bが不意に操作されてロックが解除されるのを防止するため、ホルスター本体3の上端(カッターナイフCの出し入れ口)近傍に、使用者の親指が入る分のスペースを残して操作部9bを囲むガード部材23を設けている。ガード部材23は図示例ではアーチ形状のものを示しているが、操作部9bの側方から下半分を丸ごと覆う袋形状のものを採用することもできる。

0035

図11に示すさらに他の実施形態では、スライド部材9’’の操作部9b’’および係止部9a’’の配置を図1図9を参照して説明した実施形態とは逆にした点で異なる。この場合、使用者は、母指でスライド部材9’’を斜め後方に引き上げてロックを解除するとともに、カッターナイフCを握ってホルスター1から引き抜くことになる。図示は省略するが、この実施形態においても、図10で示した実施形態と同様、操作部9b’’を囲うようガード部材(図示省略)を設けることができる。

0036

図12に示すさらに他の実施形態では、係止部9aの構成が上述の実施形態とは異なる。すなわち、上述の実施形態では、リング状のスライド部材9の短辺部の下端をカッターナイフCのグリップ部先端の凸部C1に直接引っ掛けて該凸部C1を係止する構成としたが、この実施形態では、スライド部材9の一方の短辺部の内面(カッターナイフCの側面部が当接する部分)に滑り止め可能を施した弾性材(エラストマー)25を設け、この弾性材25による摩擦力によってカッターナイフCを係止するようにしたものである。この場合、カッターナイフCの凸部C1が不要となるので、本体形状ストレートであるカッターナイフ(図示省略)であっても本発明のホルスターを適用することが可能となる。

0037

かくして、この発明により、携帯工具をホルスター内に確実にロックして携帯工具のホルスターからの脱落を防止でき、また、携帯工具の取り出し時にはロック解除と携帯工具の引抜き動作を円滑に行うことができる新規なホルスターを提供することが可能となった。

0038

1ホルスター
3 ホルスター本体
3a背面側ケース
3b正面側ケース
5ベルト通し部
7 環状部
9スライド部材
9’ スライド部材
9’’ スライド部材
9a係止部
9a’ 係止部
9a’’ 係止部
9b 操作部
9b’ 操作部
9b’’ 操作部
9c,9d 長辺部
15 スライド部材付勢ばね
17ローラー
19携帯工具付勢ばね
23ガード部材
25 弾性材

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