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技術 背負式送風作業機

出願人 株式会社マキタ
発明者 三浦政彦下岡良一
出願日 2011年10月31日 (8年8ヶ月経過) 出願番号 2011-239271
公開日 2013年5月20日 (7年1ヶ月経過) 公開番号 2013-094109
状態 特許登録済
技術分野 捕獲、駆除 街路・軌道・海岸の清掃
主要キーワード 吸引負荷 吸気能力 清掃作業性 ビニールチューブ 薬液散布機 詰まり具合 凸球面形状 吸気面積
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2013年5月20日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

解決手段

背負枠に設けた送風機3で空気流を生成する背負式送風作業機1において、送風機3の吸気口41は、間隔をあけて背負枠と対向し、吸気口カバー61により覆われ、背負枠には、吸気口41の正面に、手が入る大きさの貫通孔28が形成される。

概要

背景

特許文献1では、送風機吸気口が背負枠の背面部と対向している(図2)。
また、特許文献1では、送風機の吸気口に、円錐型防塵部材が設けられている。防塵部材を円錐型とすることで、防塵部材の有効な吸気面積を増やすことができ、防塵部材に枯葉などが若干付着した場合でも送風機の吸引負荷を維持できる。

概要

背負式送風作業機清掃作業性を向上する。背負枠に設けた送風機3で空気流を生成する背負式送風作業機1において、送風機3の吸気口41は、間隔をあけて背負枠と対向し、吸気口カバー61により覆われ、背負枠には、吸気口41の正面に、手が入る大きさの貫通孔28が形成される。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

背負枠に設けた送風機空気流を生成する背負式送風作業機であって、前記送風機の吸気口は、間隔をあけて背負枠と対向し、吸気口カバーにより覆われ、前記背負枠には、前記吸気口の正面に、手が入る大きさの貫通孔が形成される背負式送風作業機。

請求項2

前記貫通孔は、上下に長い形状に形成される請求項1記載の背負式送風作業機。

請求項3

前記吸気口カバーは、前記送風機から前記背負枠へ向かって突出するドーム型に形成される請求項1記載の背負式送風作業機。

請求項4

前記背負枠に背当て部材が備わり、前記背当て部材は、前記背負枠の貫通孔へ手を入れるために、工具を使用することなく開閉可能である請求項1記載の背負式送風作業機。

請求項5

前記背当て部材は、前記背負枠と重ねて配置され、手が入る大きさの貫通孔が形成される背当てシートと、前記背当てシートの貫通孔を挟んで前記背当てシートに並べて配置される1組のクッション部と、前記背当てシートの貫通孔を覆う背当てカバーと、を有し、前記背当てカバーは、前記1組のクッション部の表側に着脱可能に設けられる請求項4記載の背負式送風作業機。

技術分野

0001

本発明は、作業者が背負いながら使用して、送風することによって各種の作業が可能な背負式送風作業機に関する。この背負式送風作業機は、たとえば送風機薬液散布機薬剤散粉機などである。

背景技術

0002

特許文献1では、送風機の吸気口が背負枠の背面部と対向している(図2)。
また、特許文献1では、送風機の吸気口に、円錐型防塵部材が設けられている。防塵部材を円錐型とすることで、防塵部材の有効な吸気面積を増やすことができ、防塵部材に枯葉などが若干付着した場合でも送風機の吸引負荷を維持できる。

先行技術

0003

特開2002−257097号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、このような吸気構造の背負式送風作業機では、背負枠と送風機との間に、たとえば枯葉、塵が入り込む。入り込んだ枯葉、塵は、円錐型に突出した防塵部材に付着して堆積する。
このため、作業者は、背負枠と送風機との間から、防塵部材まで手をいれて、防塵部材に付着または堆積した枯葉、塵を取り除かなければならない。
また、そのような作業を可能とするために、円錐型の防塵部材の先端と背負枠との間に、手が入り込むだけの間隔を確保しなければならない。当該間隔よりも小さい間隔で、送風機を背負枠へ近づけて配置することができない。

0005

このように、背負枠に設けた送風機で空気流を生成する背負式送風作業機では、背負枠と送風機との間に入り込んだ枯葉、塵を容易に取り除くことができるように、清掃作業性を向上することが求められる。

課題を解決するための手段

0006

本発明の背負式送風作業機は、背負枠に設けた送風機で空気流を生成する背負式送風作業機であって、送風機の吸気口は、間隔をあけて背負枠と対向し、吸気口カバーにより覆われ、背負枠には、吸気口の正面に、手が入る大きさの貫通孔が形成される。

0007

好適には、貫通孔は、上下に長い形状に形成されてよい。

0008

好適には、吸気口カバーは、送風機から背負枠へ向かって突出するドーム型に形成されてよい。

0009

好適には、背負枠に背当て部材が備わり、背当て部材は、背負枠の貫通孔へ手を入れるために、工具を使用することなく開閉可能である。

0010

好適には、背当て部材は、背負枠と重ねて配置され、手が入る大きさの貫通孔が形成される背当てシートと、背当てシートの貫通孔を挟んで背当てシートに並べて配置される1組のクッション部と、背当てシートの貫通孔を覆う背当てカバーと、を有し、背当てカバーは、1組のクッション部の表側に着脱可能に設けられてよい。

発明の効果

0011

本発明では、背負枠に貫通孔が形成される。
貫通孔から手を入れることにより、吸気口カバーに詰まった枯葉、塵を容易に取り除くことができる。

図面の簡単な説明

0012

図1は、本発明の実施形態に係る送風式薬液散布機の斜視図である。
図2は、図1の送風式薬液散布機の主要機能を説明する図である。
図3は、図1の送風式薬液散布機の装置本体について、防塵カバーを取り外した状態を示す図である。
図4は、図3の送風式薬液散布機の装置本体の断面図である。
図5は、図3のドーム型の吸気口カバーを示す図である。
図6は、図3の背当て部材を示す図である。

実施例

0013

図1は、本発明の実施形態に係る送風式薬液散布機1の斜視図である。
図2は、図1の送風式薬液散布機1の主要機能を説明する図である。
図1の送風式薬液散布機1は、エンジン2、送風機3、送風管4、加圧管5、タンク6、供給管7、混合部8を有する。
送風式薬液散布機1は、背負式送風作業機の一種であり、タンク6の薬液と送風機3の空気流とを混合して送風管4の先端から散布する。
作業者は、送風式薬液散布機1を背負い、送風管4を持って使用する。
タンク6に貯蔵された薬液は、送風管4の空気流と混合されて霧状化し、空気流とともに送風管4から吹き出され、農地などに散布される。

0014

タンク6、送風機3およびエンジン2は、送風式薬液散布機1のフレーム9に固定される。これにより、背負って使用される背負枠としての装置本体10が構成される。
フレーム9は、金属管矩形枠形状に組み、さらにその矩形の上部および下部を同じ方向(背面側)へ曲げた形状を有する。上部と下部との間に、側部が形成される。
装置本体10は、フレーム9の下部により地面に載置できる。
装置本体10は、フレーム9の上部を手で持って持ち上げることができる。

0015

タンク6は、たとえばプラスチック材料で形成された薬液の収容容器である。
図3は、図1の送風式薬液散布機1の装置本体10について、多数の通気孔が形成された防塵カバー11を取り外した状態を示す図である。
図4は、図3の送風式薬液散布機1の装置本体10の断面図である。
図3または図4のタンク6は、箱形状の上タンク部21と、上タンク部21の下側に薄板形状で一体に形成された下タンク部22と、を有する。上タンク部21と下タンク部22とは、内部で連通し、1つの収容容器を構成する。このようなタンク構造とすることにより、大容量のタンク6とすることができる。また、タンク6の重心を下げることができる。
上タンク部21の正面側の側面と、下タンク部22の正面側の側面とは、面一に形成され、背当て面23を形成する。これにより、タンク6は、背負枠として機能する。背当て面23には、背当て部材31と二本の背負いベルト32が配置される。作業者は、背負いベルト32に腕を通し、背当て面23の背当て部材31が背中に当たる状態で、送風式薬液散布機1を背負う。
薄板形状の下タンク部22は、箱形状の上タンク部21の底面から下方へ延在するように形成される。
下タンク部22の両側面の中央には、左右方向へ突出する一対のリブ部24が立設される。リブ部24は、下タンク部22の両側面において、上下方向に延在する。
フレーム9の側部は、一対のリブ部24により、タンク6に固定される。この状態で、下タンク部22の一部および上タンク部21の一部は、カタカナのコの字形状屈曲されたフレーム9の内側へ張り出す

0016

背負枠の背面部として機能する下タンク部22の中央には、図4に示すように、横方向よりも縦方向に長い楕円形状の孔28が形成される。言い換えれば、孔28は、手を縦にいれることができる大きさの縦長の楕円形状を有し、下タンク部22の中央部を前後方向で貫通する。
下タンク部22の背面には、孔28を中心とする凹部29が形成される。凹部29は、下タンク部22の背面について、正面側へえぐった凹面形状に形成される。凹部29は、後述するドーム型の吸気口カバー61の外形とほぼ同じ凹面形状に形成される。
また、下タンク部22の背面は、図3に示すように、下タンク部22の背面の全幅にわたって窪んでいる。これにより、送風式薬液散布機1の側面視において、送風機3および吸気口カバー61による送風機3側の前面形状と、背負枠としての下タンク部22の背面形状とは、略合致している。このように側方から反対側を見通すことができるので、吸気口カバー61と下タンク部22との間への枯葉などの詰まり具合を容易に確認することができる。孔28から手を入れた作業を、送風式薬液散布機1の側方から目視で確認できる。作業性が向上する。
上タンク部21の上面には、薬液の投入口25に対して、タンクキャップ26が取り外し可能に取り付けられる。タンクキャップ26を開けて、タンク6の投入口25から薬液を入れる。タンクキャップ26を閉じて、タンク6を密閉する。密閉されたタンク6は、送風機3の空気流で加圧できる。

0017

送風機3およびエンジン2は、空気流を発生するものである。エンジン2の替わりにモータを使用してよい。エンジン2は、送風機3を回転駆動する。駆動された送風機3は、内蔵するファンで吸気口41から外気吸引し、空気流を発生する。
送風機3とエンジン2とは、フレーム9の下部に配置される。送風機3およびエンジン2は、フレーム9の上部と下部との間に収容される。
たとえば送風機3は、スプリングサスペンション51により、フレーム9の下部に固定される。エンジン2は、送風機3の後方に固定される。
このような支持構造とすることで、送風機3およびエンジン2をフレーム9およびタンク6へしっかりと固定しつつ、エンジン2の振動が送風機3を通じてフレーム9へ伝わり難くなる。タンク6に取り付けられる防塵カバー11と送風機3との隙間を、異音が発生しない必要最小限にできる。
送風機3は、吸気口41がタンク6側(前面側)となる向きで、フレーム9の下部に固定される。送風機3の前面の吸気口41を、背負枠の背面部を構成する下タンク部22に対向する位置に、位置決めできる。送風機3は、タンク6と送風機3の間の隙間から、空気を吸引する。
上タンク部21は、背負枠の背面部を構成する下タンク部22と送風機3との間隔の上を覆う。これにより、当該隙間に上側から枯葉、塵が入り込まなくなる。

0018

送風機3の吸気口41には、ドーム型の吸気口カバー61が取り付けられる。
図5は、図3のドーム型の吸気口カバー61を示す図である。
図5(A)は、吸気口カバー61の正面図である。図5(B)は、吸気口カバー61の側面図である。
ドーム型の吸気口カバー61は、凸球面形状を有するカバー本体62と、カバー本体62に形成された多数のスリット63と、を有する。スリット63は、取付時に横長となる。また、スリット63は、指が入り込まない幅に形成される。
カバー本体62は、吸気口41の全体を覆うように送風機3に取り付けられ、送風機3からタンク6側(前面側)へ突出する。タンク6の下タンク部22の背面に凹部29が形成されているので、図4に示すように、送風機3から突出したドーム型のカバー本体62とタンク6との間に隙間を確保できる。
また、下タンク部22の凹部29は、下タンク部22の背面の全幅にわたって横長に形成されるので、図3に示すように、送風機3を背負枠に取り付けた状態において、下タンク部22の横方向から、下タンク部22と送風機3との間に、吸気口カバー61を見通せる。
また、下タンク部22の孔28は、吸気口カバー61のドームの先端に対応する。
ドーム型の吸気口カバー61は、仕切り板64を有する。仕切り板64は、ドーム型の吸気口カバー61の右端から左端にかけてその全幅にわたって延在する。仕切り板64は、ドーム型の吸気口カバー61の中央より下側の位置において、吸気口カバー61と一体に形成される。仕切り板64は、ドーム型の吸気口カバー61の高さの、下から1/3位の位置に設けられる。
図3に示すように、仕切り板64により、吸気口41は、上2/3の中央部および上部と、下1/3の下部とに仕切られる。下タンク部22と送風機3との間に下側から吸いこまれる枯葉、塵などは、中央部より上まで到達し難くなる。ドーム型の吸気口カバー61の下1/3が塞がれたとしても、送風機3は、十分な吸気能力を維持できる。
なお、仕切り板64は、送風機3についての吸気口41の下側の部位に設けてもよい。

0019

図6は、図3の背当て部材31を示す図である。
図6(A)は、背当て部材31の正面図である。図6(B)は、背当て部材31の右側面図である。図6(C)は、図6(A)の背当て部材31のC−C断面図である。
なお、図6(A)には、背当て部材31の貫通孔86との重なり状態を示すため、背当て部材31が取り付けられる下タンク部22の孔28が図示されている。
図6の背当て部材31は、背当てシート81、上クッション部82、下クッション部83、背当てカバー84を有する。
背当てシート81は、縦長の略矩形板形状を有する。背当てシート81は、上下3箇所の取付孔85により、タンク6の背当て面23にネジで固定される。背当てシート81の中央部には、取り付け状態において下タンク部22の孔28と重なるように、貫通孔86が形成される。貫通孔86は、人の手が入る縦長の楕円形状を有する。
上クッション部82は、背当てシート81についての貫通孔86より上側に形成される。下クッション部83は、背当てシート81についての貫通孔86より下側に形成される。上クッション部82および下クッション部83は、たとえばウレタン材料などの弾性材料により形成される。
背当てカバー84は、背当てシート81より小さい略矩形板形状を有する。背当てカバー84は、上クッション部82の下部から下クッション部83の上部にわたるように、上クッション部82の表面および下クッション部83の表面に取り付けられる。背当てカバー84の上部は、面ファスナ87により、上クッション部82の表面に取り剥がし可能に取り付けられる。
背当てカバー84により、背当てシート81の貫通孔86および下タンク部22の孔28が外部に露出しないようになる。また、背当てカバー84と背当てシート81との間に、空気の流路を確保できる。

0020

送風管4は、空気流を放出するものであり、送風機3に接続される。送風機3の空気流は、送風管4の先端から外へ放出される。
送風管4は、蛇腹管部71と、ハンドル72とを有する。
送風管4は、蛇腹管部71により曲げることができる。作業者は、送風式薬液散布機1を背負った状態で、ハンドル72を操作して蛇腹管部71を曲げ、送風管4の向きを調整できる。
なお、蛇腹管部71の替わりに、たとえば可撓性を有するビニールチューブなどを使用してよい。

0021

加圧管5は、送風機3とタンク6との間に接続される。送風機3の空気流の一部は、加圧管5を通じてタンク6へ導入される。この空気流により、タンク6は加圧される。
加圧管5の先端は、タンク6内に延び、逆止弁を内蔵した噴出部91に接続される。空気は、噴出部91からタンク6内へ放出される。タンク6内の薬液は、放出された空気の泡により撹拌される。

0022

供給管7は、タンク6の薬液を送風管4へ供給するものであり、タンク6と混合部8との間に接続される。
供給管7は、タンク6の底部に形成された供給口27に接続される。タンク6の供給口27には、供給管7と一体化された図示外のストレーナがタンク6の内部に突出する。
供給管7の途中には、開閉弁92が設けられる。開閉弁92は、ハンドル72の横に固定される。

0023

混合部8は、送風管4の空気流に薬液を混合するものであり、送風管4の先端部分に配置される。
混合部8は、図2に示すように、絞り部101を有する。絞り部101は、供給される空気流についてベンチュリ効果を発揮する。供給管7の他端に接続されたノズル102の先端は、絞り部101の上流側に配置される。
加圧されたタンク6から供給される薬液は、ノズル102から吐出され、絞り部101において霧状になる。霧状になった薬液は、送風管4の空気流により、送風管4の先端から放出される。

0024

使用時には、作業者は、タンク6に薬液を入れた送風式薬液散布機1を背負い、ハンドル72を把持する。作業者は、開閉弁92のコックを開き、ハンドル72の操作レバーを操作してエンジン2および送風機3を操作する。これにより、ミスト化された薬液が送風管4の先端から吹き出す。作業者は、送風管4の向きを調整して、薬液を所望の土地に散布できる。
保管時には、作業者は、送風式薬液散布機1を床に置く。また、開閉弁92のコックを閉じる。これにより、タンク6の薬液が、漏れ出さなくなる。図1のように、送風管4が床の上に置かれた状態であっても、タンク6の薬液がノズル102から漏れ出さなくなる。
なお、保管時または運搬時には、送風管4を曲げて、ハンドル72を、たとえばフレーム9の上部に固定された環状ストラップ111に掛けてもよい。これにより、送風管4を立てて、混合部8のノズル102をタンク6より上側に位置させることができる。開閉弁92のコックを閉じ忘れたとしても、タンク6の薬液が漏れなくなる。

0025

以上のように、本実施形態において、送風機3は、背負枠を構成する下タンク部22の背面に吸気口41を対向させるように配置される。そして、送風機3と背負枠との間隔を、上タンク部21で上側を覆い、左右の両側を防塵カバー11で覆い、下側を仕切り板64により仕切る。
よって、高い通気性を確保しながら、たとえば枯葉、塵などが送風機3の吸気口41へ吸引され難くできる。
特に、仕切り板64は、送風機3の吸気口41を覆う吸気口カバー61のドームの先端より下側(下から1/3位の高さ位置)において、吸気口カバー61の全幅にわたって形成され、吸気口41を上下に分離する。
これにより、仮にたとえば、当該隙間へ下側から枯葉などが入り込む事態が生じたとしても、当該枯葉などにより吸気口カバー61の全体が塞がれる事態が生じ難くなり、送風機3が吸気できなくなる状況が発生することを効果的に防止できる。
しかも、背負枠の背面部を構成する下タンク部22の背面には、送風機3からドーム型に張り出す吸気口カバー61との間隔が略等間隔になるように凹部29が形成されている。
このため、吸気口カバー61および仕切り板64と下タンク部22の背面との間に、枯葉などが挟まれ難くなる。吸気口カバー61の半分以上が塞がれてしまう事態をも回避できる。

0026

また、本実施形態では、背負枠の背面部として機能する下タンク部22の中央に、手を入れる孔28が形成される。そして、この孔28の奥に、吸気口カバー61が位置する。
よって、仮に吸気口カバー61が枯葉で覆われたとしても、背当てカバー84を剥がし、孔28から手を入れて、吸気口カバー61を覆う枯葉を容易に取り除くことができる。吸気口カバー61はドーム型なので取り除きやすい。
仕切り板64の上下に堆積した枯葉を取り除くことができる。
特に、孔28は、上下に長い縦長の楕円形状に形成される。よって、孔28に手を楽に入れることができる。また、送風機3および吸気口カバー61と、下タンク部22との間は、側方から反対側を見通すことができる。よって、孔28から手を入れ、枯葉などの取り除き状態を横から確認しながら、楽に清掃作業をすることができる。

0027

このように、本実施形態では、送風機3の上下左右吸気路を確保しながら、送風機3の吸気口41および吸気口カバー61への枯葉、塵の付着及び堆積を防止し、送風機3の吸引能力を維持できる。
また、背負枠の背面部を、下タンク部22で構成し、この下タンク部22の中央に孔28を形成している。これにより、背負枠の背面部として機能させるタンク6をたとえば単なる薄い板形状に形成した場合に比べて、下タンク部22の強度を強化できる。下タンク部22を薄肉に形成し、タンクの容量を増加させ、かつ、フレーム9とともに背負枠の載置台として機能する下タンク部22を薄く形成できる。その分、送風機3を背負枠の背面寄りに配置し、送風式薬液散布機1の重心を作業者に近づけ、作業性を向上できる。

0028

以上の実施形態は、本発明の好適な実施形態の例であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形または変更が可能である。
たとえば上記実施形態では、タンク6の両側面に背負枠のフレーム9を固定し、タンク6の前面に背負枠の背当て部材31および背負いベルト32を取り付けている。この他にもたとえば、背負枠のフレーム9に、背負枠の背当て部材31および背負いベルト32を取り付けてもよい。
上記実施形態は、本発明を送風式薬液散布機1に適用した例である。背負式送風作業機には、この他にもたとえば、粉剤粒状肥料を散布するための送風式散粉機、送風機で空気流を発生して放出する送風装置がある。本発明は、これらの送風装置に適用できる。

0029

1…送風式薬液散布機(背負式送風作業機)
3…送風機
6…タンク
10…装置本体(背負枠)
21…上タンク部
22…下タンク部(タンク部)
28…孔(貫通孔)
29…凹部
31…背当て部材
41…吸気口
61…吸気口カバー
64…仕切り板(仕切り部材
84…背当てカバー
81…背当てシート
82…上クッション部
83…下クッション部
86…貫通孔

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