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技術 電気かみそり

出願人 パナソニックIPマネジメント株式会社
発明者 佐藤正顕岩崎重左エ門生田利夫
出願日 2011年10月24日 (8年8ヶ月経過) 出願番号 2011-233085
公開日 2013年5月16日 (7年1ヶ月経過) 公開番号 2013-090665
状態 特許登録済
技術分野 乾式カミソリ及びバリカン
主要キーワード 下方リング DC線 フック引 中間スリット 本体横 端部スリット 接点金具 取り外し手順
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (19)

課題

外刃としてのスリット刃が変形しにくい構造の電気かみそりを提供する。

解決手段

電気かみそり1は、外刃90として1つのスリット刃を有する。外刃90は、スリット中間部93Aのスリット幅である中間スリット幅SAが、刃中間部94Aの刃幅である中間刃幅BAよりも小さい。また、刃中間部94Aは、その全体が直線形状を有する。

概要

背景

特許文献1の電気かみそりは、外刃としてスリット刃を有する。

概要

外刃としてのスリット刃が変形しにくい構造の電気かみそりを提供する。電気かみそり1は、外刃90として1つのスリット刃を有する。外刃90は、スリット中間部93Aのスリット幅である中間スリット幅SAが、刃中間部94Aの刃幅である中間刃幅BAよりも小さい。また、刃中間部94Aは、その全体が直線形状を有する。

目的

本発明は、上記課題を解決するため、外刃としてのスリット刃が変形しにくい構造の電気かみそりを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

相対的に往復直線運動する内刃および外刃を有する電気かみそりにおいて、前記外刃として、複数のスリットおよび複数の刃部を有するスリット刃を有し、前記往復直線運動の方向を縦方向とし、前記縦方向における前記刃部の大きさを刃幅とし、前記縦方向における前記スリットの大きさをスリット幅とし、前記外刃の平面視において前記縦方向と直交する方向を横方向として、前記スリット幅は、前記刃幅よりも小さく、前記刃部は、前記横方向における両端部である2箇所の刃端部、および前記刃端部の一方と前記刃端部の他方との間に位置する刃中間部を有し、この刃中間部は、直線形状を有することを特徴とする電気かみそり。

請求項2

請求項1に記載の電気かみそりにおいて、前記スリットは、前記横方向における両端部である2箇所のスリット端部、および前記スリット端部の一方と前記スリット端部の他方との間に位置するスリット中間部を有し、前記スリット端部の前記スリット幅は、前記スリット中間部の前記スリット幅よりも大きいことを特徴とする電気かみそり。

請求項3

請求項2に記載の電気かみそりにおいて、前記スリット端部の前記スリット幅は、前記刃端部の前記刃幅よりも大きいことを特徴とする電気かみそり。

請求項4

請求項1〜3のいずれか一項に記載の電気かみそりにおいて、前記内刃は、前記横方向における両端部である2箇所の内刃端部を有し、前記刃中間部は、前記横方向において前記内刃端部の一方から前記内刃端部の他方までの部分と重なり合うことを特徴とする電気かみそり。

請求項5

請求項1〜4のいずれか一項に記載の電気かみそりにおいて、前記刃中間部の厚さは、前記刃端部の厚さよりも小さいことを特徴とする電気かみそり。

請求項6

請求項1〜5のいずれか一項に記載の電気かみそりにおいて、前記内刃は、前記外刃に対して中立位置を介して最大押し位置から最大引き位置までの範囲で移動し、前記最大押し位置は、前記縦方向において前記内刃が前記外刃に対して最も押し側の位置に移動したときの位置を示し、前記最大引き位置は、前記縦方向において前記内刃が前記外刃に対して最も引き側の位置に移動したときの位置を示し、前記中立位置は、前記最大押し位置と前記最大引き位置との間の中立の位置を示し、前記複数のスリットのうちの前記縦方向の端部に位置するスリットをそれぞれ端スリットとして、前記端スリットの一方と前記端スリットの他方との間に位置する全ての前記刃部は、前記外刃の平面視において前記内刃の刃部と重なり合うことを特徴とする電気かみそり。

請求項7

請求項2〜4のいずれか一項に記載の電気かみそり、または少なくとも請求項2を引用する請求項5に記載の電気かみそり、または少なくとも請求項2を引用する請求項6に記載の電気かみそりにおいて、前記刃端部は、前記横方向において中央側から外側に向けて順に位置する傾斜部および直線部を有し、前記傾斜部の刃幅は、前記横方向の外側に向かうにつれて次第に小さくなり、前記直線部の刃幅は、前記横方向において一定の大きさを有することを特徴とする電気かみそり。

請求項8

請求項1〜7のいずれか一項に記載の電気かみそりにおいて、前記電気かみそりは、前記外刃および前記内刃を支持する本体を有し、前記本体の長手方向は、前記外刃の平面視において前記縦方向と一致することを特徴とする電気かみそり。

技術分野

0001

本発明は、相対的に往復直線運動する内刃および外刃を有する電気かみそりに関する。

背景技術

0002

特許文献1の電気かみそりは、外刃としてスリット刃を有する。

先行技術

0003

特開2005−349128号公報

発明が解決しようとする課題

0004

スリット刃は、一般に刃部の強度が小さい。このため、特許文献1の電気かみそりは使用時に刃部が変形するおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するため、外刃としてのスリット刃が変形しにくい構造の電気かみそりを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

・本発明の電気かみそりは、相対的に往復直線運動する内刃および外刃を有する電気かみそりにおいて、前記外刃として、複数のスリットおよび複数の刃部を有するスリット刃のみを有し、前記往復直線運動の方向を縦方向とし、前記縦方向における前記刃部の大きさを刃幅とし、前記縦方向における前記スリットの大きさをスリット幅とし、前記外刃の平面視において前記縦方向と直交する方向を横方向として、前記スリット幅は、前記刃幅よりも小さく、前記刃部は、前記横方向における両端部である2箇所の刃端部、および前記刃端部の一方と前記刃端部の他方との間に位置する刃中間部を有し、この刃中間部は、直線形状を有することを特徴としている。

0006

・この電気かみそりは、前記スリットは、前記横方向における両端部である2箇所のスリット端部、および前記スリット端部の一方と前記スリット端部の他方との間に位置するスリット中間部を有し、前記スリット端部の前記スリット幅は、前記スリット中間部の前記スリット幅よりも大きいことが好ましい。

0007

・この電気かみそりは、前記スリット端部の前記スリット幅は、前記刃端部の前記刃幅よりも大きいことが好ましい。
・この電気かみそりは、前記内刃は、前記横方向における両端部である2箇所の内刃端部を有し、前記刃中間部は、前記横方向において前記内刃端部の一方から前記内刃端部の他方までの部分と重なり合うことが好ましい。

0008

・この電気かみそりは、前記刃中間部の厚さは、前記刃端部の厚さよりも小さいことが好ましい。
・この電気かみそりは、前記内刃は、前記外刃に対して中立位置を介して最大押し位置から最大引き位置までの範囲で移動し、前記最大押し位置は、前記縦方向において前記内刃が前記外刃に対して最も押し側の位置に移動したときの位置を示し、前記最大引き位置は、前記縦方向において前記内刃が前記外刃に対して最も引き側の位置に移動したときの位置を示し、前記中立位置は、前記最大押し位置と前記最大引き位置との間の中立の位置を示し、前記複数のスリットのうちの前記縦方向の端部に位置するスリットをそれぞれ端スリットとして、前記端スリットの一方と前記端スリットの他方との間に位置する全ての前記刃部は、前記外刃の平面視において前記内刃の刃部と重なり合うことが好ましい。

0009

・この電気かみそりは、前記刃端部は、前記横方向において中央側から外側に向けて順に位置する傾斜部および直線部を有し、前記傾斜部の刃幅は、前記横方向の外側に向かうにつれて次第に小さくなり、前記直線部の刃幅は、前記横方向において一定の大きさを有することが好ましい。

0010

・この電気かみそりは、前記電気かみそりは、前記外刃および前記内刃を支持する本体を有し、前記本体の長手方向は、前記外刃の平面視において前記縦方向と一致することが好ましい。

発明の効果

0011

本発明は、外刃としてのスリット刃が変形しにくい構造の電気かみそりを提供することができる。

図面の簡単な説明

0012

本発明の一実施形態の電気かみそりについて、(a)は装置本体からキャップが取り外された状態の斜視構造を示す斜視図、(b)は装置本体にキャップが取り付けられた状態の斜視構造を示す斜視図。
同実施形態の電気かみそりについて、(a)はその側面構造を示す側面図、(b)はその断面構造を示す断面図。
同実施形態の電気かみそりについて、装置本体の分解斜視構造を示す分解斜視図。
同実施形態の電気かみそりについて、ヘッド部の分解斜視構造を示す分解斜視図。
同実施形態の電気かみそりについて、刃ブロックの分解斜視構造を示す分解斜視図。
同実施形態の電気かみそりについて、(a)は外刃の正面構造を示す正面図、(b)は外刃の平面構造を示す平面図、(c)は(a)のDA−DA線に沿う断面構造を示す断面図、(d)は(b)の領域RAを拡大して示す平面図。
同実施形態の電気かみそりについて、(a)は外刃保持部の正面構造を示す正面図、(b)は外刃保持部の平面構造を示す平面図、(c)は外刃保持部を矢印ACから見たときの側面構造を示す側面図、(d)は外刃保持部を矢印ADから見たときの側面構造を示す側面図。
同実施形態の電気かみそりについて、(a)は内刃の正面構造を示す正面図、(b)は内刃の平面構造を示す平面図、(c)は内刃のDB−DB線に沿う断面構造を示す断面図。
同実施形態の電気かみそりについて、(a)は内刃保持部の正面構造を示す正面図、(b)は内刃保持部の平面構造を示す平面図、(c)は外刃保持部のDC−DC線に沿う断面構造を示す断面図。
同実施形態の電気かみそりについて、外刃が取り付けられた外刃保持部の正面構造を示す正面図。
同実施形態の電気かみそりについて、内刃が取り付けられた内刃保持部の正面構造を示す正面図。
同実施形態の電気かみそりについて、刃ブロックの斜視構造を示す斜視図。
同実施形態の電気かみそりについて、(a)は刃ブロックの平面構造を示す平面図、(b)は(a)のDD−DD線に沿う断面構造を示す断面図、(c)は(b)の一部分を拡大して示す断面図。
同実施形態の電気かみそりについて、(a)はヘッド部の斜視構造を示す斜視図、(b)はヘッド部の平面構造を示す平面図。
同実施形態の電気かみそりについて、(a)は装置本体の一部およびヘッド部の拡大断面構造を示す断面図、(b)はヘッドリンクの正面構造を示す正面図。
同実施形態の電気かみそりについて、(a)は図6のヘッド部から刃ブロックが省略された状態の断面構造を示す断面図、(b)は同(a)の状態から電動モーター出力軸が90°回転した状態の断面構造を示す断面図、(c)は同(a)の状態における駆動装置および変換機構のZA−ZC平面上の関係を模式的に示す平面図、(d)は同(c)の状態における駆動装置および変換機構のZA−ZC平面上の関係を模式的に示す平面図。
同実施形態の電気かみそりについて、(a)は図7(a)の状態から電動モーターの出力軸が90°回転した状態の断面構造を示す断面図、(b)は同(a)の状態から電動モーターの出力軸が90°回転した状態の断面構造を示す断面図、(c)は同(a)の状態における駆動装置および変換機構のZA−ZC平面上の関係を模式的に示す平面図、(d)は同(c)の状態における駆動装置および変換機構のZA−ZC平面上の関係を模式的に示す平面図。
同実施形態の電気かみそりについて、(a)は刃相対位置が中立位置のときの図13(a)のDE−DE線に沿う断面構造を模式的に示す部分断面図、(b)は刃相対位置が最大押し位置のときの図13(a)のDE−DE線に沿う断面構造を模式的に示す部分断面図、(c)刃相対位置が最大引き位置のときの図13(a)のDE−DE線に沿う断面構造を模式的に示す部分断面図。

実施例

0013

図1を参照して、電気かみそり1の構成について説明する。
図1(a)に示されるように、電気かみそり1は、使用者把持する装置本体10と、装置本体10のヘッド部50に取り付けられる体毛を剃るための刃ブロック60と、刃ブロック60を保護するキャップ200とを有する。なお、刃ブロック60は、外刃90を1つのみ有する。

0014

図1(b)に示されるように、キャップ200は、装置本体10への取り付けおよび装置本体10からの取り外しが可能な構造を有する。また、装置本体10に取り付けられた状態において、ヘッド部50の全体を覆う。

0015

ここで、装置本体10についての各方向を以下のように定義する。なお、軸方向ZAは、「本体の長手方向」に相当する。
(A)正面視において軸方向ZAと直交する方向を本体横方向ZBとする。
(B)軸方向ZAおよび本体横方向ZBに直交する方向を本体奥行方向ZCとする。
(C)軸方向ZAの本体10からヘッド部50に向かう方向を上方ZA1とする。
(D)軸方向ZAのヘッド部50から装置本体10に向かう方向を下方ZA2とする。
(E)本体奥行方向ZCの本体10の正面から背面に向かう方向を後方ZC2とする。
(F)本体奥行方向ZCの本体10の背面から正面に向かう方向を前方ZC1とする。

0016

図2を参照して、装置本体10の構成について説明する。
図2(a)に示されるように、装置本体10は、軸方向ZAの中間部分において図1のキャップ200の端面と接触する段差部分を有する。装置本体10の軸方向ZAの長さは、ヘッド部50の軸方向ZAの長さよりも大きい。

0017

図2(b)に示されるように、装置本体10は、各種部品を収容するための空間を有する本体ケース10Aと、電気かみそり1の電源となる2次電池17と、刃ブロック60の内刃100(図5参照)を駆動する駆動装置20と、刃ブロック60を嵌め込むためのヘッド部50とを有する。またこの他に、駆動装置20の電動モーター21の回転を往復直線運動に変換してヘッド部50に伝達する変換機構30と、2次電池17および駆動装置20を電気的に接続する配線部材40とを有する。またこの他に、装置本体10内部への異物侵入を抑制する防塵ゴム16と、駆動装置20の駆動および停止を切り替える電源スイッチ18とを有する。

0018

ヘッド部50は、各種部品を収容するための空間を有するヘッドケース50Aと、ヘッドケース50Aの正面に固定された刃ブロック60と、刃ブロック60をヘッドケース50Aから取り外すためのロックボタン55とを有する。またこの他に、変換機構30から伝達される力により往復直線運動する中継部材54と、中継部材54から伝達される力を刃ブロック60に伝達するヘッドリンク53とを有する。中継部材54およびヘッドリンク53は、ヘッドケース50Aの内部に位置する。

0019

図3を参照して、装置本体10の詳細な構成について説明する。
装置本体10は、駆動装置20等の他に、2次電池17と駆動装置20との電気的な接続および遮断を切り替える接点金具19を有する。

0020

電源スイッチ18は、使用者が操作する操作部18Aと、接点金具19が取り付けられる取付部分18Bと、本体ケース10Aの外部に位置する操作面18Cと、電源スイッチ18の操作時に使用者に対してクリック感を付与するクリック部分18Dとを有する。電源スイッチ18は、装置本体10の正面に位置する。

0021

本体ケース10Aは、第1ケース11、第2ケース12、および第3ケース13の他に、第1ケース11および第2ケース12を互いに固定するための上方リング14および下方リング15を有する。

0022

駆動装置20は、出力軸22を有する電動モーター21と、出力軸22と同軸を有する回転部材23と、回転部材23に対して偏心した中心線を有する偏心軸24と、駆動装置20の回転を変換機構30に伝達するローラー25とを有する。回転部材23は、出力軸22に固定されている。偏心軸24は、回転部材23に固定されている。ローラー25は、偏心軸24に対して回転可能、かつ偏心軸24に対する軸方向ZAの移動が不能な状態で偏心軸24により支持されている。

0023

偏心軸24の中心線は、出力軸22の中心線の方向と平行する。また、電源スイッチ18の操作面18Cを軸方向ZAおよび本体横方向ZBに沿う仮想平面と見立てたとき、この仮想平面と平行する。

0024

変換機構30は、出力軸22の回転を軸方向ZAの直線運動に変換する3つのリンク、すなわち第1リンク31、第2リンク32、および第3リンク33と、第1リンク31の回転中心としての支持軸34とを有する。

0025

第1リンク31は、支持軸34まわりで回転する回転軸31Cと、ローラー25を支持する入力部分31Dと、入力部分31Dと回転軸31Cとを互いに接続する第1アーム31Aと、回転軸31Cから第2リンク32側に突出する第2アーム31Bとを有する。入力部分31Dの内周面は、ローラー25の外周面と接触した状態でローラー25を支持している。

0026

回転軸31C、入力部分31D、第1アーム31A、および第2アーム31Bは、同一の樹脂材料により一体の部品として形成されている。第1アーム31Aおよび第2アーム31Bは、回転軸31Cの周方向において互いに異なる方向に突出している。回転軸31Cは、支持軸34に対する回転が可能な状態で支持軸34により支持されている。支持軸34の中心線の方向は、偏心軸24の中心線の方向と直交する。

0027

第2リンク32は、軸方向ZAおよび本体奥行方向ZCの平面視においてひし形を有する。第2リンク32の入力端部32Aは、第2アーム31Bに対する回転が可能な状態で第2アーム31Bに接続されている。第2リンク32の出力端部32Bは、第3リンク33に対する回転が可能な状態で第3リンク33に接続されている。第3リンク33は、図4のヘッド部50に固定するための固定板33Aを有する。

0028

第1ケース11は、支持軸34を固定するための軸固定部分11Aと、第3リンク33の移動を案内する軸案内部分11Bと、第3リンク33を支持する支持部分11Cとを有する。

0029

配線部材40は、2次電池17の陽極に接続される陽極金具41と、2次電池17の陰極に接続される陰極金具42と、電動モーター21に接続されるモーター金具43とを有する。またこの他に、対応する金具同士を電気的に接続する回路基板45と、回路基板45に電気的に接続される基板金具44とを有する。回路基板45は、電動モーター21が短絡したときに電動モーター21と2次電池17との電気的な接続を遮断する電流ヒューズ46を有する。陽極金具41、陰極金具42、モーター金具43、回路基板45、および基板金具44は、第1ケース11に固定されている。

0030

陽極金具41は、電動モーター21に電気的に接続されている。陰極金具42は、回路基板45に電気的に接続されている。電源スイッチ18の接点金具19は、モーター金具43および基板金具44に接続されている。

0031

このように配線部材40は、2次電池17の陽極、陽極金具41、電動モーター21、モーター金具43、接点金具19、基板金具44、回路基板45、陰極金具42、および2次電池17の陰極の順に電流が流れる電気回路を形成している。

0032

図4を参照して、ヘッド部50の詳細な構成について説明する。
ヘッド部50は、ヘッドケース50Aの他に、図3の変換機構30の第3リンク33と接続する中継部材54と、中継部材54と接続するヘッドリンク53とを有する。またこの他に、刃ブロック60を挿入するための刃ブロック挿入穴50Xと、ヘッドケース50Aから刃ブロック60を取り外すためのロックボタン55とを有する。刃ブロック挿入穴50Xおよびロックボタン55は、ヘッド部50の正面に位置する。ロックボタン55は、軸方向ZAにおいて刃ブロック60の下方ZA2に位置する。

0033

ヘッドケース50Aは、2つのケースすなわち、第1ケース51および第2ケース52を有する。第1ケース51は、第1ケース11に挿入される挿入部分51Aと、ヘッドリンク53の移動を案内するリンク案内部分51Bと、中継部材54の移動を案内する中継案内部分51Cとを有する。また、第1ケース51は、刃ブロック挿入部分51Xと、刃ブロック挿入部分51Xと隣り合う部分に形成される凹部51Y(図1参照)と、刃ブロック60の取り付け方向規制するためのリブ51Lとを有する。第2ケース52は、刃ブロック挿入部分52Xと、刃ブロック挿入部分52Xと隣り合う部分に形成される凹部52Yとを有する。刃ブロック挿入部分51Xおよび刃ブロック挿入部分52Xにより、刃ブロック挿入穴50Xが形成される。

0034

挿入部分51Aは、中継部材54の移動を軸方向ZAにおいて案内する案内溝51Dを有する。中継案内部分51Cは、隙間を介して対向する一対の壁を有する。リンク案内部分51Bは、隙間を介して対向する一対の壁を有する。リンク案内部分51Bの形成位置は、軸方向ZAの下方ZA2から上方ZA1に向かうにつれて本体奥行方向ZCの前方ZC1から後方ZC2に向けて傾斜している。なお、第2ケース52は、第1ケース51のリンク案内部分51Bと対応する位置にリンク案内部分(図示略)を有する。

0035

中継部材54は、ヘッドリンク53に接続される接続部分54Aと、第3リンク33の先端部分が案内される案内部分54Bと、図3の第3リンク33の固定板33Aが固定される固定部分54Cと、各案内溝51Dに嵌め合わされる一対の突起54Dとを有する。

0036

ヘッドリンク53は、中継部材54の接続部分54Aに接続される中継接続部分53Aと、刃ブロック60に接続される刃接続部分53Bと、リンク案内部分51B内を移動する一対の突起53Cとを有する。

0037

中継接続部分53Aは、中継部材54に対する回転が可能な状態で接続部分54Aに接続されている。刃接続部分53Bは、刃ブロック60に対する回転が不能な状態で刃ブロック60に接続されている。

0038

図5を参照して、刃ブロック60の詳細な構成について説明する。
ここで、刃ブロック60についての各方向を以下のように定義する。なお、刃ブロック60の平面視において、縦方向WAは軸方向ZAに一致する。一方、軸方向ZAおよび本体奥行方向ZCの平面上において、縦方向WAは軸方向ZAに対して所定の傾斜角を有する。
(A)内刃100の外刃90に対する移動方向を縦方向WAとする。
(B)平面視において縦方向WAと直交する方向を横方向WBとする。
(C)縦方向WAおよび横方向WBに直交する方向を奥行方向WCとする。
(D)縦方向WAの本体ケース側から先端側に向かう方向を押方WA1とする。
(E)縦方向WAの先端側から本体ケース側に向かう方向を引方WA2とする。
(F)奥行方向WCの内刃保持部の連結部から剃り面に向かう方向を表方WC1とする。
(G)奥行方向WCの剃り面から内刃保持部の連結部に向かう方向を裏方WC2とする。

0039

刃ブロック60は、体毛を外刃保持部70の内部の空間に案内する外刃90と、外刃90に対して往復直線運動する内刃100とを有する。またこのほかに、外刃90を裏方WC2から支持する外刃保持部70と、内刃100を裏方WC2から支持する内刃保持部80と、内刃保持部80を介して内刃100を外刃90に押し付ける2つのばね61を有する。

0040

外刃90および外刃保持部70は、外刃保持部70の表面に形成される4つの外刃固定部74Aおよび4つのフック74Bが溶融されることにより互いに固定される。また、内刃100および内刃保持部80は、内刃保持部80の表面に形成される4つの内刃固定部85、および2つのフック86が溶融されることにより互いに固定される。図5は、各外刃固定部74A、各フック74B、各内刃固定部85、および各フック86が溶融される前の状態を示している。

0041

内刃100および内刃保持部80の組は、外刃90および外刃保持部70の組に対して縦方向WAに移動することができる。ばね61は、内刃100および内刃保持部80の組が外刃90および外刃保持部70に対して移動するとき、各端部が外刃保持部70および内刃保持部80に固定された状態を維持しながら縦方向WAに変形する。

0042

図6を参照して、外刃90の詳細な構成について説明する。
外刃90は、横方向WBに延びて剃り面を形成する頂部91と、頂部91の横方向WBの一方の端部および他方の端部からそれぞれ裏方WC2に向かって延びる2つの外刃側壁92とを有する。また、外刃90は、頂部91から各外刃側壁92にわたって形成される複数のスリット93を有する。各スリット93は、横方向WBに平行に延びた形状を有する。隣り合うスリット93の間には刃部94が形成される。なお、最も押方WA1側のスリット93および最も引方WA2側のスリット93は、「端スリット」に相当する。

0043

図6(a)に示されるように、外刃側壁92は、外刃側壁92の押方WA1側の端部および引方WA2側の端部に形成される外刃保持部70(図5参照)と固定するための2つの足部95と、縦方向WAの中間部に形成される第1位置決め部98とを有する。各足部95は、外刃側壁92のうちで最も裏方WC2に突出している。各足部95は、外刃保持部70の外刃固定部74A(図5参照)を嵌め込むための固定部96と、外刃保持部70のフック74B(図5参照)を引っ掛けるためのフック引掛部97とを有する。なお、外刃90は、横方向WBにおいて図6(a)に示す外刃側壁92と反対側の外刃側壁92においても上記と同様の構造を有する。

0044

図6(b)に示されるように、頂部91の各刃部94は、この刃部94の横方向WBの両端部を形成する2つの刃端部94Bと、刃端部94Bの一方および刃端部94Bの他方の間に位置する刃中間部94Aとを有する。また、頂部91のスリット93は、横方向WBの両端部を形成する2つのスリット端部93Bと、スリット端部93Bの一方およびスリット端部93Bの他方の間に位置するスリット中間部93Aとを有する。

0045

図6(c)に示されるように、刃中間部94Aの刃部94の厚さは、各刃端部94Bの厚さよりも小さい。また、外刃側壁92は、頂部91と連続する円弧部92Aと、円弧部92Aと連続しかつ奥行方向WCに沿う直線壁部92Bとを有する。なお、円弧部92Aは外刃側壁92および頂部91にわたり形成されている。

0046

図6(d)に示されるように、刃端部94Bは、刃部94の縦方向WAにおける大きさ(以下、「刃幅」)が横方向WBの外側に向かうにつれて次第に小さくなる傾斜部94Cと、刃幅が最も小さい直線部94Dとを有する。刃中間部94Aは全体が直線形状を有し、かつ刃幅は一定である。また、直線部94Dの刃幅は一定である。

0047

刃中間部94Aの刃幅(以下、「中間刃幅BA」)は、刃中間部94Aと対応するスリット中間部93Aの縦方向WAにおける大きさ(以下、「中間スリット幅SA」)よりも大きい。直線部94Dの刃幅(以下、「端部刃幅BD」)は、直線部94Dと対応するスリット93端部の縦方向WAにおける大きさ(以下、「端部スリット幅SD」)よりも小さい。また、端部スリット幅SDは、中間スリット幅SAよりも大きい。

0048

図7を参照して、外刃保持部70の詳細な構成について説明する。なお、図7は、各外刃固定部74Aおよび各フック74Bが溶融される前の状態を示している。
外刃保持部70は、外刃90(図5参照)を嵌め込む枠体71と、各ばね61(図5参照)を固定する固定部分73とを有する。枠体71および固定部分73は、同一の樹脂材料により一体の部品として形成されている。なお、外刃保持部70は、「成形品」に相当する。

0049

図7(a)に示されるように、枠体71は、外刃90を嵌め込むための外刃挿入孔71A(図7(b)参照)と、枠体71の横方向WBの両端部のそれぞれにおいて表方WC1に突出する突出部71Bと、枠体71の横方向WBの両端部のそれぞれにおいて毛を各スリット93に誘導するための誘導部72とを有する。

0050

各突出部71Bは、横方向WBにおいて外刃挿入孔71Aとは反対側の端部に平面部71Cを有する。図7(d)に示されるように、枠体71の突出部71Bを除く横方向WBの両端部は、表方WC1側の端面が外側に向かうにつれて裏方WC2に向かうように傾斜している。

0051

図7(b)に示されるように、誘導部72は、縦方向WAに沿って所定間隔毎に表方WC1に突出する複数のコーム72Aと、基端部としての枠体71により構成される。
図7(a)に示されるように、固定部分73は、外刃90(図5参照)を固定するための縦方向WAの両端部に形成される2つの壁部74と、各壁部74と連続しかつ各ばね61(図5参照)を固定するための2つの足部75とを有する。

0052

各壁部74は、横方向WBの端面かつ縦方向WAの両端部付近に形成される2つの外刃固定部74Aと、外刃固定部74Aと隣り合う位置に形成されるフック74Bと、横方向WBの端面かつ縦方向WAにおいて略中央部に形成される第2位置決め部74Cとを有する。外刃固定部74Aおよびフック74Bは、横方向WBにおいて外側に向かって突出している。また、外刃固定部74Aおよびフック74Bの間には隙間が形成されている。なお、外刃保持部70は、横方向WBにおいて図7(a)に示す壁部74の端面と反対側の壁部74の端面においても上記と同様の構造を有する。

0053

各足部75は、各ばね61(図5参照)の一方を固定するばね固定部75Aを有する。また、図7(d)に示されるように、押方WA1側の足部75は、刃ブロック60をヘッド部50に対して正規の方向で取り付けるための溝75Bを有する。また、図7(c)に示されるように、引方WA2側の足部75は、溝75Bを有しない。溝75Bは、ヘッド部50のリブ51L(図4参照)と対応する。

0054

図7(b)に示されるように、押方WA1側の外刃固定部74Aは、押方WA1側のばね固定部75Aよりも押方WA1側かつ裏方WC2側に形成される。また、引方WA2側の外刃固定部74Aは、引方WA2側のばね固定部75Aよりも引方WA2側かつ裏方WC2側に形成される。

0055

図7(c)および図7(d)に示されるように、各壁部74は、外刃保持部70の内部の毛を外刃保持部70の外部に排出するための第1排出孔76を有する。各第1排出孔76は、縦方向WAに沿って壁部74を貫通する。

0056

図7(b)に示されるように、各足部75は、外刃保持部70の内部の毛を外刃保持部70の外部に排出するための第2排出孔77を有する。各第2排出孔77は、奥行方向WCに沿って足部75を貫通する。また、各外刃固定部74A(図7(a)参照)と対応する部分にばね61(図5参照)が移動するためのばね移動空間78が形成される。各ばね移動空間78および各第1排出孔76は連続して1つの縦方向に沿う孔を形成する。

0057

図8を参照して、内刃100の詳細な構成について説明する。
内刃100は、横方向WBに延び外刃90(図5参照)と接触する頂部101と、頂部101の横方向WBの端部から裏方WC2に延びる2つの内刃側壁102とを有する。また、内刃100は、頂部101から各内刃側壁102にわたって形成される複数のスリット103を有する。各スリット103は、横方向WBに対して傾斜して延びた形状を有する。隣り合うスリット103の間および押方WA1の端部および引方WA2の端部には刃部104が形成される。なお、頂部101の横方向の端部(図8(c)参照)は、「内刃端部」に相当する。

0058

図8(a)に示されるように、各内刃側壁102は、内刃保持部80(図5参照)と接続するための2つの足部105を有する。各足部105は、内刃側壁102のうちで最も裏方WC2に突出している。各足部105は、内刃保持部80の内刃固定部85を嵌め込むための固定部106と、内刃保持部80のフック86を引っ掛けるためのフック引掛部107とを有する。なお、内刃100は、横方向WBにおいて図8(a)に示す内刃側壁102と反対側の内刃側壁102においても上記と同様の構造を有する。

0059

図8(b)に示されるように、平面視において各スリット103の縦方向WAにおける大きさは一定である。また、平面視において刃部104の縦方向WAにおける大きさは一定である。

0060

図9を参照して、内刃保持部80の詳細な構成について説明する。なお、図9は、各内刃固定部85、および各フック86が溶融される前の状態を示している。
内刃保持部80は、内刃100(図5参照)に嵌め込まれる支持体81と、ヘッドリンク53の刃接続部分53B(図4参照)に連結される連結部82と、各ばね61(図5参照)を固定する2つのばね固定部83と、内刃100(図5参照)を固定する足部84とを有する。また、このほかに、外刃90(図5参照)の内側に接触する移動規制部87を有する。なお、内刃保持部80は、同一の樹脂材料により一体の部品として形成されている。

0061

図9(b)に示されるように、連結部82は、縦方向WAにおいて内刃保持部80の略中央部分に形成される。図9(c)に示されるように、連結部82は、ヘッドリンク53の刃接続部分53B(図4参照)を嵌め込むための穴を有する。

0062

図9(a)に示されるように、各足部84は、横方向WBの端面に形成される内刃固定部85と、内刃固定部85と隣り合う位置に形成されるフック86とを有する。内刃固定部85およびフック86の間には隙間が形成されている。また、図9(b)に示されるように、各内刃固定部85、各フック86、および各移動規制部87は、横方向WBにおいて外側に向かって突出している。なお、内刃保持部80は、横方向WBにおいて図9(a)に示す端面と反対側の端面においても上記と同様の構造を有する。

0063

図10を参照して、外刃90と外刃保持部70との接続構成について説明する。なお、図10(a)は、各外刃固定部74Aおよび各フック74Bが溶融される前の状態を示している。

0064

図10(a)に示されるように、外刃90の縦方向WAにおける大きさは、外刃保持部70の縦方向WAの大きさよりも小さい。外刃90および外刃保持部70は、それぞれの縦方向WAにおける中央を合わせた状態で固定される。

0065

外刃90は、各第1位置決め部98に各第2位置決め部74Cを嵌めこんだ状態で外刃保持部70の外刃挿入孔71Aに挿入される。また、各外刃固定部74Aは、各固定部96に挿入される。各フック74Bは、各フック引掛部97に挿入される。このとき、各刃部94と誘導部72の各コーム72Aが対応した位置に配置される。

0066

第1位置決め部98と第2位置決め部74Cとのクリアランスよりも、溶融前の各外刃固定部74Aと各固定部96とのクリアランスが大きい。また、第1位置決め部98と第2位置決め部74Cとのクリアランスよりも、溶融前のフック74Bとフック引掛部97とのクリアランスが大きい。これにより、外刃90と外刃保持部70とは第1位置決め部98および第2位置決め部74Cにより位置決めされる。

0067

図10(b)に示されるように、図10(a)の状態を設定した後、外刃固定部74Aおよびフック74Bは溶融される。これにより、外刃90と外刃保持部70とが互いに固定される。また、外刃固定部74Aとフック74Bとが連続する。

0068

図11を参照して、内刃100と内刃保持部80との接続構成について説明する。なお、図11(a)は、各内刃固定部85および各フック86が溶融される前の状態を示している。

0069

図11(a)に示されるように、内刃100の縦方向WAの大きさは、内刃保持部80の縦方向WAの大きさと略等しい。内刃100および内刃保持部80は、それぞれの縦方向WAにおける中央を合わせた状態で固定される。

0070

図11(a)に示されるように、内刃100は、支持体81に嵌め込まれる。また、各内刃固定部85は、各固定部106に挿入される。各フック86は、各フック引掛部107に挿入される。

0071

図11(b)に示されるように、図11(a)の状態を設定した後、各内刃固定部85および各フック86は溶融される。これにより、内刃100と内刃保持部80とが互いに固定される。また、内刃固定部85とフック86とが連続する。

0072

図12および図13を参照して、刃ブロック60の各部材の関係について説明する。
内刃100は、電動モーター21(図2参照)の回転にともない外刃90に対して縦方向WAに移動する。外刃90に対する内刃100の位置(以下、「刃相対位置」)は、押方WA1の限界位置である「最大押し位置」から引方WA2の限界位置である「最大引き位置」までの範囲で変化する。なお、図12および図13は、刃相対位置が最大押し位置および最大引き位置の中立の位置である「中立位置」にあるときを示している。

0073

図12に示されるように、内刃100および内刃保持部80の組は、外刃90および外刃保持部70の内部に挿入される。内刃保持部80のばね固定部83は、各ばね61の表方WC1の端部に挿入される。

0074

また、外刃保持部70のばね固定部75Aは、各ばね61の裏方WC2の端部に挿入される。これにより、外刃保持部70および内刃保持部80は、各ばね61を介して互いに接続される。

0075

各ばね61は、圧縮変形した状態で外刃保持部70と内刃保持部80との間に位置する。各ばね61の復元力は、内刃100を外刃90に向けて押す方向に作用する。このため、内刃100の表方WC1側の面は外刃90の裏方WC2側の面に接触している。

0076

図13(a)に示されるように、刃相対位置が中立位置のとき、平面視において外刃90の全ての刃部94は、内刃100の刃部104の少なくとも一部と重なり合う。また、内刃100の横方向WBの一方の端部から他方の端部まで、すなわち頂部101が刃中間部94Aと重なり合う。

0077

図13(b)に示されるように、各外刃側壁92と各内刃側壁102とは隙間を介して対向する。また、内刃保持部80の各移動規制部87は、外刃側壁92の内側の壁面と接触する。

0078

図13(a)に示されるように、各誘導部72の各コーム72Aは、外刃90の全ての刃部94に対応する。また、図13(c)に示されるように、各コーム72Aの表方WC1の先端部分は、各外刃側壁92の各円弧部92Aおよび各直線壁部92Bの境界よりも直線壁部92B側に配置される。すなわち、コーム72Aの先端部分は、直線壁部92Bと隣り合う。また、図13(a)に示されるように、各突出部71Bは、横方向WBにおいて外刃90を挟んで対向する位置に配置される。

0079

図14を参照して、ヘッド部50および刃ブロック60の関係について説明する。
ヘッド部50の刃ブロック挿入穴50Xに刃ブロック60が嵌め込まれているとき、各突出部71Bと対応する位置に第1ケース51の凹部51Yおよび第2ケース52の凹部52Yがそれぞれ配置される。これにより、各突出部71Bは、横方向WBにおいて凹部51Y,52Yよりも外側に突出する。各突出部71Bおよび凹部51Y,52Yにより、ユーザーが刃ブロック60をつまむための指当構造が構成される。

0080

図15を参照して、電気かみそり1の各構成部品の関係について説明する。
(A)ローラー25は、第1リンク31の入力部分31Dに接続されている。
(B)第1リンク31の第2アーム31Bは、第2リンク32に接続されている。
(C)第2リンク32の出力側端部は、第3リンク33に接続されている。
(D)第3リンク33の固定板33Aは、中継部材54に接続されている。
(E)中継部材54の接続部分54Aは、ヘッドリンク53に接続されている。
(F)ヘッドリンク53の刃接続部分53Bは、連結部82に接続されている。
(G)刃接続部分53Bは、装置本体10の中心線C1上に配置される。
(H)刃接続部分53Bは、モーター21の回転中心線C2上に配置される。
(I)装置本体10の中心線C1およびモーター21の回転中心線C2は一致する。

0081

図15(a)に示されるように、電気かみそり1は、上記の接続関係を有することにより、電動モーター21の出力軸22の回転を変換機構30により往復直線運動に変換した後、変換機構30の往復直線運動を中継部材54およびヘッドリンク53を介して刃ブロック60に伝達する。

0082

図15(b)に示されるように、ヘッドリンク53は、軸方向ZAに沿う第1部分53Xと、第1部分53Xの上方ZA1の端部から前方ZC1および表方WC1に向かい、かつ刃接続部分53Bおよび突起53Cを含む第2部分53Yと、第1部分53Xの下方ZA2の端部から前方ZC1および表方WC1に向かう第3部分53Zとを有する。また、中継接続部分53Aに接続される中継部材54は、軸方向ZAに沿う形状をしている。

0083

図16および図17を参照して、電気かみそり1の動作について説明する。なお、図16および図17は、刃ブロック60の構成、および刃ブロック60に関連する第1ケース51の内面の構成を簡略化したヘッド部50の断面構造を示している。

0084

図16(a)は、刃相対位置が最大押し位置のときのヘッド部50の動作状態を示している。また、図16(c)は、この動作状態に対応するローラー25および第1リンク31の動作状態を示している。

0085

図17(a)は、刃相対位置が最大引き位置のときのヘッド部50の動作状態を示している。また、図17(c)は、この動作状態に対応するローラー25および第1リンク31の動作状態を示している。

0086

図16(b)および図17(b)は、刃相対位置が中立位置のときのヘッド部50の動作状態を示している。また、図16(d)および図17(d)は、この動作状態に対応するローラー25および第1リンク31の動作状態を示している。

0087

変換機構30およびヘッド部50の詳細な動作について説明する。以下では、軸方向ZAおよび本体奥行方向ZCの平面における所定軸まわりの回転方向Rについて、時計回りの回転方向を「正転方向R1」とし、反時計回りの回転方向を「反転方向R2」とする。

0088

(1)「図16(a)の状態から図16(c)の状態までの変化」
変換機構30およびヘッド部50の各部品は、電動モーター21の出力軸22が図16(b)の回転位置から図16(d)の回転位置まで回転するとき、図16(a)の状態から図16(c)の状態まで動作する。このときの各部品の具体的な動作を以下に示す。

0089

ローラー25は、出力軸22とともに回転する。これにより、入力部分31Dに対して本体横方向ZBに移動する。このため、入力部分31Dは、本体奥行方向ZCに作用する力をローラー25から受け、かつ本体横方向ZBに作用する力をローラー25から受けない。

0090

このため、変換機構30の各部品の状態は、図16(a)の状態から図16(c)の状態に変化する。すなわち、入力部分31Dおよび第1アーム31Aは、軸方向ZAおよび本体奥行方向ZCの平面視において、回転軸31Cを支持軸34まわりで反転方向R2に回転させる。第2アーム31Bは、軸方向ZAおよび本体奥行方向ZCの平面視において、回転軸31Cの回転にともない支持軸34まわりで反転方向R2に回転する。

0091

第2リンク32の入力端部32Aは、第2アーム31Bの回転にともない第2アーム31Bに対して回転しながら第2アーム31Bにより下方ZA2に引き寄せられる。このため、第2リンク32は、全体として第2アーム31Bにより回転軸31C側に引き寄せられる。すなわち、本体ケース10Aに対して下方ZA2に移動する。

0092

第3リンク33は、第2リンク32の下方ZA2への移動にともない本体ケース10Aに対して下方ZA2に移動する。すなわち、軸方向ZAにおいてヘッド部50から離れる方向に移動する。

0093

中継部材54は、第3リンク33の下方ZA2への移動にともないヘッドケース50Aに対して下方ZA2に移動する。すなわち、軸方向ZAにおいてヘッド部50側から装置本体10側に移動する。

0094

ヘッドリンク53は、中継部材54の下方ZA2への移動にともない中継部材54により装置本体10側に引き寄せられる。このとき、図4のヘッドリンク53の突起53Cは、リンク案内部分51Bとの接触により縦方向WAの引方WA2に移動する。このため、ヘッドリンク53の刃接続部分53Bも引方WA2に移動する。

0095

内刃100は、刃接続部分53Bの引方WA2への移動にともないヘッドケース50Aおよび外刃90に対して引方WA2に移動する。すなわち、電動モーター21が図16(b)の回転位置から図16(d)の回転位置まで回転するとき、刃相対位置が図16(a)の位置から図16(c)の位置まで変化する。

0096

(2)「図16(c)の状態から図17(a)の状態までの変化」
変換機構30およびヘッド部50の各部品は、電動モーター21の出力軸22が図16(d)の回転位置から図17(b)の回転位置まで回転するとき、図16(c)の状態から図17(a)の状態まで動作する。このときの各部品は、図16(a)の状態から図16(c)の状態まで動作するときと同様に動作する。

0097

内刃100は、刃接続部分53Bの引方WA2への移動にともないヘッドケース50Aおよび外刃90に対して引方WA2に移動する。すなわち、刃相対位置が図7(c)の位置から図17(a)の最大引き位置まで変化する。

0098

(3)「図17(a)の状態から図17(c)の状態までの変化」
変換機構30およびヘッド部50の各部品は、電動モーター21の出力軸22が図17(b)の回転位置から図17(d)の回転位置まで回転するとき、図17(a)の状態から図17(c)の状態まで動作する。このときの各部品の具体的な動作を以下に示す。

0099

ローラー25は、出力軸22とともに回転することにより、入力部分31Dに対して本体横方向ZBに移動する。このため、変換機構30の各部品の状態は、図17(a)の状態から図17(c)の状態に変化する。すなわち、入力部分31Dおよび第1アーム31Aは、軸方向ZAおよび本体奥行方向ZCの平面視において、回転軸31Cを支持軸34まわりで正転方向R1に回転させる。第2アーム31Bは、軸方向ZAおよび本体奥行方向ZCの平面視において、回転軸31Cの回転にともない支持軸34まわりで正転方向R1に回転する。

0100

第2リンク32の入力端部32Aは、第2アーム31Bの回転にともない第2アーム31Bに対して回転しながら第2アーム31Bにより上方ZA1に押し出される。このため、第2リンク32は、全体として第2アーム31Bによりヘッド部50側に押し出される。すなわち、本体ケース10Aに対して上方ZA1に移動する。

0101

第3リンク33は、第2リンク32の上方ZA1への移動にともない本体ケース10Aに対して上方ZA1に移動する。すなわち、軸方向ZAにおいてヘッド部50に近づく方向に移動する。

0102

中継部材54は、第3リンク33の上方ZA1への移動にともないヘッドケース50Aに対して上方ZA1に移動する。すなわち、軸方向ZAにおいて装置本体10側からヘッド部50側に移動する。

0103

ヘッドリンク53は、中継部材54の上方ZA1への移動にともない中継部材54によりヘッド部50側に押し出される。このとき、図4のヘッドリンク53の突起53Cは、リンク案内部分51Bとの接触により縦方向WAの押方WA1に移動する。このため、ヘッドリンク53の刃接続部分53Bも押方WA1に移動する。

0104

内刃100は、刃接続部分53Bの押方WA1への移動にともないヘッドケース50Aおよび外刃90に対して押方WA1に移動する。すなわち、電動モーター21が図17(b)の回転位置から図17(d)の回転位置まで回転するとき、刃相対位置が図17(a)の位置から図17(c)の位置まで変化する。

0105

(4)「図17(c)の状態から図16(a)の状態までの変化」
変換機構30およびヘッド部50の各部品は、電動モーター21の出力軸22が図17(d)の回転位置から図16(b)の回転位置まで回転するとき、図17(c)の状態から図16(a)の状態まで動作する。このときの各部品は、図17(a)の状態から図17(c)の状態まで動作するときと同様に動作する。

0106

内刃100は、刃接続部分53Bの押方WA1への移動にともないヘッドケース50Aおよび外刃90に対して押方WA1に移動する。すなわち、刃相対位置が図17(c)の位置から図16(a)の最大押し位置まで変化する。

0107

図18を参照して、刃相対位置の変化にともなうばね61および外刃保持部70の関係について説明する。なお、図18は、刃ブロック60から外刃90および内刃100を省略している。

0108

各ばね61は、刃相対位置の変化にともない、外刃保持部70の各ばね移動空間78の内部を移動する。
刃相対位置が最大押し位置にあるとき、押方WA1側のばね61の表方WC1側の端部、すなわち内刃保持部80のばね固定部83は、押方WA1側の外刃固定部74Aよりも押方WA1側に位置する。このとき、正面視において押方WA1側のばね61の中間部分は、押方WA1側の外刃固定部74Aと重なる。また、引方WA2側のばね61の表方WC1の端部は、ばね移動空間78から出る。なお、このとき内刃保持部80うちの押方WA1側の足部84の裏方WC2側の下端部分がばね移動空間78に入り込む。また、内刃保持部80の支持体81の押方WA1側の端部が枠体71に当たる。

0109

刃相対位置が最大引き位置にあるとき、引方WA2側のばね61の表方WC1側の端部、すなわち内刃保持部80のばね固定部83は、引方WA2側の外刃固定部74Aよりも引方WA2側に位置する。このとき、正面視において引方WA2側のばね61の中間部分は、引方WA2側の外刃固定部74Aと重なる。また、押方WA1側のばね61の表方WC1の端部は、ばね移動空間78から出る。なお、このとき内刃保持部80うちの引方WA2側の足部84の裏方WC2側の下端部分がばね移動空間78に入り込む。また、内刃保持部80の支持体81の引方WA2側の端部が枠体71に当たる。

0110

図14を参照して、ユーザーによる刃ブロック60の取り外し手順について説明する。
(X1)ロックボタン55を下方ZA2に押し下げる。
(X2)一方の突出部71Bの平面部71Cに親指の腹を当てる。
(X3)他方の突出部71Bの平面部71Cに人差し指の腹を当てる。
(X4)刃ブロック60を表方WC1に摘み上げる。

0111

ユーザーによる刃ブロック60の取り付け手順について説明する。なお、以下では、ヘッド部50の下方ZA2側の端部と、刃ブロック60の突出部71Bを有する端部とが対応する関係を「正規の方向」とする。
(Y1)刃ブロック60を正規の方向に配置する。
(Y2)刃ブロック60を挿入穴50Xに挿入する。
(Y3)ロックボタン55を上方ZA1に押し上げる。

0112

(実施形態の効果)
本発明の電気かみそり1は、以下の効果を奏する。
(1)一般にスリット刃は、スリットが頂部の横方向WBの全体にわたり形成されるため、強度が小さい。このため、外刃としてスリット刃を有する場合、外刃の強度を大きくすることが好ましい。

0113

電気かみそり1は、外刃90としてスリット刃を有する。この外刃90は、中間スリット幅SAが中間刃幅BAよりも小さい。この構成によれば、中間スリット幅SAが中間刃幅BAよりも大きい構成と比較して外刃90の強度が高くなる。このため、外刃90としてのスリット刃が変形しにくい。

0114

(2)外刃90の刃中間部94Aの中間刃幅BAは直線形状を有する。この構成によれば、刃中間部94Aが湾曲する構成と比較して、外刃90の強度がより高くなる。
(3)電気かみそり1は、縦方向WAおよび軸方向ZAが一致する。この構成によれば、電気かみそり1の本体横方向ZBの寸法を小さくすることができる。このため、電気かみそり1の携帯性および利便性が向上する。

0115

(4)電気かみそり1の端部スリット幅SDは、中間スリット幅SAよりも大きい。この構成によれば、毛を外刃90の内部に導入する部分であるスリット端部93Bのスリット幅が大きいため、外刃90の内部に毛を効率よく導くことができる。

0116

(5)電気かみそり1の端部スリット幅SDは、端部刃幅BDよりも大きい。この構成によれば、端部スリット幅SDが端部刃幅BDよりも小さい構成と比較して、外刃90の内部に毛を効率よく導くことができる。

0117

(6)電気かみそり1の内刃100は、頂部101の全体が刃中間部94Aに対応して配置される。この構成によれば、内刃100により刃中間部94Aが支持されるため、外刃90が変形しにくくなる。

0118

(7)刃中間部94Aの厚さは、刃端部94Bの厚さよりも小さい。この構成によれば、刃中間部94Aにおいて内刃100が毛の根元により近い箇所に位置する。このため、毛を深く刈ることができる。

0119

(8)電気かみそり1の全ての刃部94は、中立位置において内刃100の刃部104と重なり合う。この構成によれば、全ての外刃90の刃部94が内刃100により支持されるため、外刃90が変形しにくくなる。

0120

(9)電気かみそり1の刃部94は、傾斜部94Cおよび直線部94Dを有する。傾斜部94Cの刃幅は、横方向WBの外側に向かうにつれて次第に小さくなる。直線部94Dの刃幅は、横方向WBにおいて一定の大きさを有する。この構成によれば、刃部94の刃幅が段階的に小さくなる構成と比較して、刃部94が肌に引っ掛かかりにくい。

0121

(10)電気かみそり1は、横方向WBにおいて外刃90と隣り合う部分に指を当てる突出部71Bを有する。この構成によれば、突出部71Bに指を当てて刃ブロック60を本体から取り外すとき、突出部71Bが外刃90の縦方向WAの延長上にないために指が外刃90に接触するおそれをユーザーが抱くことを低減できる。すなわち、ユーザーが安心して刃ブロック60を本体から取り外すことができる。

0122

(11)電気かみそり1は、突出部71Bのうちの外刃90とは反対側の端部に平面部71Cを有する。この構成によれば、ユーザーが突出部71Bを安定してつまみやすい。
(12)電気かみそり1は、突出部71Bと対応する本体の部分に凹部を有する。この構成によれば、突出部71Bの突出量が相対的に大きくなる。すなわち、ユーザーが突出部71Bに指をかけやすくなる。また、突出部71Bの突出量を大きくする場合と比較して、突出部71Bが肌に当たることにより剃るときの邪魔になることを抑制することができる。

0123

(13)電気かみそり1は、外刃90を挟んで対向する2つの突出部71Bを有する。この構成によれば、ユーザーは各突出部71Bを摘んで刃ブロック60を簡便に取り外すことができる。

0124

(14)突出部71Bは、外刃90の第3ケース13側の端部と隣り合う部分に形成される。この構成によれば、突出部71Bが押方WA1側の端部と隣り合う部分に形成される場合と比較して、突出部71Bが肌に当たることにより毛を剃るときの邪魔になることを抑制することができる。

0125

(15)電気かみそり1は、刃ブロック60をヘッド部50に対して正規の方向でのみ取り付け可能な規制構造として、リブ51Lおよび溝75Bを有する。この構成によれば、刃ブロック60をヘッド部50に組み付けるとき突出部71Bが押方WA1側の端部に配置されない。このため、突出部71Bが肌に当たることにより毛を剃るときの邪魔になることを抑制することができる。また、規制構造としてリブ51Lおよび溝75Bを有するため、刃ブロック60がヘッド部50から外れにくい。また、刃ブロック60がヘッド部50に対してしっかり取り付けられたかを確認しやすい。

0126

(16)外刃90は、平面視における全周が外刃保持部70の枠体71に嵌め込まれる。この構成によれば、外刃90の全周が外刃保持部70により保持されるため、刃ブロック60の強度を向上できる。また、本体10から取り外した刃ブロック60の外刃90の露出面が少なくなるため、ユーザーが安心して刃ブロック60を取り扱える。

0127

(17)外刃90および外刃保持部70の内部に導入されて刈られた毛は、往復直線運動にともなって外刃保持部70の縦方向WAの端部に寄せられる。電気かみそり1は、外刃保持部70の各壁部74において縦方向WAにおいて外刃保持部70を貫通する第1排出孔76を有する。この構成によれば、外刃保持部70の縦方向WAの両端部に寄せられる毛を、連通孔により効率的に外刃保持部70の外部に排出できるため、毛の排出効率が向上する。

0128

(18)電気かみそり1は、外刃側壁92と内刃側壁102とは隙間を介して対向する。この構成によれば、外刃90の内部に導入された毛を、外刃側壁92と内刃側壁102との間の隙間に移動させることができる。このため、外刃90と内刃100との間にたまった毛が往復直線運動を妨げることを抑制することができる。

0129

(19)内刃保持部80は、外刃側壁92に接触する移動規制部87を有する。この構成によれば、内刃100が外刃90に対して横方向WBに移動することを抑制することができる。また、移動規制部87の外刃側壁92との接触面積が小さいため、内刃100が外刃90に対して縦方向WAに移動するときの接触抵抗を小さくすることができる。

0130

(20)各壁部74は、外刃90と接触して外刃90を固定する2つの外刃固定部74Aと、内刃100の往復直線運動にともないばね61が進入するばね移動空間78とを有する。押方WA1側の壁部74のばね移動空間78は、縦方向WAにおいて外刃固定部74Aよりも押方WA1側の部分まで押方WA1側のばね61が進入することが可能な大きさを有する。引方WA2側の壁部74のばね移動空間78は、縦方向WAにおいて外刃固定部74Aよりも引方WA2側の部分まで引方WA2側のばね61が進入することが可能な大きさを有する。この構成によれば、外刃保持部70の縦方向WAの大きさを小さくすることができる。

0131

(21)外刃保持部70は、各外刃固定部74Aと隣り合う部分において外刃90の各フック引掛部97に引っ掛けられる各フック74Bを有する。この構成によれば、外刃90と外刃保持部70との接続が強くなる。また、各フック74Bを外刃固定部74Aと隣り合う部分に形成しているため、フック74Bを外刃固定部74Aから離れた部分に形成する場合と比較して、フック74Bを形成するスペースを小さくすることができる。これにより、外刃保持部70および外刃90の大きさを小さくすることができる。

0132

(22)内刃保持部の足部84の下端部分は、外刃保持部70のばね固定部83よりも表方WC1側に形成される。この構成によれば、内刃保持部80がばね移動空間78の内部に位置することができる。これにより、刃ブロック60の奥行方向WCの大きさを小さくすることができる。

0133

(23)電気かみそりは、外刃90の横方向WBの両端部において縦方向WAに沿う複数のコーム72Aを有する。この構成によれば、各コーム72Aが毛を各スリット93に誘導するため、毛をスリット93に効率よく誘導することができる。

0134

(24)誘導部72は、複数の刃部94の全部における横方向WBの両端部にコーム72Aを有する。この構成によれば、電気かみそり1は、毛を全てのスリット93に効率よく誘導することができる。

0135

(25)コーム72Aの先端部分は、奥行方向WCにおいて円弧部92Aと直線壁部92Bと隣り合う箇所に位置する。この構成によれば、コーム72Aの突出量が小さいため、コーム72Aの先端部分が肌に食い込む量を小さくすることができる。これにより、ユーザーがコーム72Aの接触により感じる違和感を低減できる。

0136

(26)誘導部72は、奥行方向WCにおいて、裏方WC2に向かうにつれて外刃90からの突出量が大きくなる。この構成によれば、外刃90を肌に対して横方向WBに移動させるとき、肌は枠体71と接触した後にコーム72Aおよび外刃90に接触するため、ユーザーが感じる違和感を低減できる。

0137

(27)誘導部72は、枠体71の一部として形成される。この構成によれば、誘導部72および枠体71を別体にする場合と比較して、外刃保持部70の強度を向上できる。
(28)外刃90および外刃保持部70は、互いの位置関係を規定する第1位置決め部98と、第2位置決め部74Cとを有する。そして、第2位置決め部74Cは、外刃保持部70および誘導部72のうちの縦方向WAの中央に位置する。この構成によれば、誘導部72は、誘導部72の縦方向WAの中央において外刃90に対して位置決めされる。これにより、誘導部72の縦方向WAの端部において外刃90に対して位置決めされる場合と比較して、誘導部72のコーム72Aと外刃90の刃部94とがずれにくい。

0138

(29)ヘッドリンク53の刃接続部分53Bが、内刃100の縦方向WAにおいて引方WA2の端部と接続する構成によれば、内刃100が引方WA2に偏りやすくなるため、往復直線運動および切れ味が不安定になる。また、ヘッドリンク53の刃接続部分53Bが、内刃100の縦方向WAにおいて押方WA1の端部と接続する構成によれば、内刃100が外刃90に対して過度に押し付けられやすいため、往復直線運動が不安定になる。電気かみそり1は、ヘッドリンク53の刃接続部分53Bと内刃100の縦方向WAにおいて中央の連結部82とを接続する。この構成によれば、刃接続部分53Bと内刃100の縦方向WAにおいて端部とを接続する構成と比較して、内刃100の駆動が安定する。また、内刃100が引方WA2に偏ることを抑制することができるため、切れ味が安定する。これにより、内刃100の往復直線運動を安定させることができる。

0139

(30)電気かみそり1は、軸方向ZAに延びる形状を有する第1部分53Xを含む第1伝達部と、奥行方向WCに延びる形状を有する第2伝達部としての第2部分53Yを有する。第1伝達部の入力端部である中継部材54は、変換機構30を介して電動モーター21に接続される。また、第2部分53Yの出力側端部である刃接続部分53Bは、連結部82に接続される。この構成によれば、第2伝達部が縦方向WAに対して直交する奥行方向WC、すなわち接続方向と略直交向から連結部82に連結するため、刃接続部分53Bと連結部82との連結が外れにくい。

0140

(31)ばね61は、第2部分53Yと対向する位置に各ばね61を有する。この構成によれば、刃相対位置が最大押し位置および最大引き位置にあるときであっても各ばね61による内刃100の押し付け力が安定する。

0141

(32)連結部82は、装置本体10の中心線C1上に位置する。この構成によれば、電気かみそり1の本体横方向ZBの大きさを小さくすることができる。
(33)連結部82は、電動モーター21の回転中心線C2上に位置する。この構成によれば、電動モーター21と内刃100との距離を小さくすることができるため、駆動効率を向上できる。

0142

(34)刃ブロック60は、ヘッド部50から取り外すことができる。この構成によれば、ヘッド部50から刃ブロック60を取り外した状態で刃ブロック60およびヘッド部50を洗浄することができる。

0143

(35)内刃保持部80は、内刃固定部85と隣り合う部分においてフック86を有する。内刃100はフック86と対応する部分にフック86に引っ掛かるフック引掛部107を有する。この構成によれば、内刃100と内刃保持部80との固定が強くなる。また、フック86を内刃固定部85と隣り合う部分に形成しているため、フック86を内刃固定部85から離れた部分に形成する場合と比較して、フック86を形成するスペースを小さくすることができる。これにより、内刃保持部80および内刃100の大きさを小さくすることができる。

0144

(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態以外の実施形態を含む。以下、本発明のその他の実施形態としての上記実施形態の変形例を示す。なお、以下の各変形例は、互いに組み合わせることもできる。

0145

・上記実施形態(図6)の外刃90は、横方向WBに沿って延びるスリット93を有する。一方、変形例の外刃90は、横方向WBに対して傾斜して延びるスリットを有する。
・上記実施形態(図6)の外刃90は、刃中間部94Aの全体が直線形状を有する。一方、変形例の外刃90は、刃中間部94Aの一部が直線形状を有する。

0146

・上記実施形態(図6)の外刃90は、刃中間部94Aの厚さが刃端部94Bの厚さよりも小さい。一方、変形例の外刃90は、刃中間部94Aの厚さが刃端部94Bの厚さよりも大きい、または等しい。

0147

・上記実施形態(図6)の外刃90は、端部刃幅BDが端部スリット幅SDよりも小さい。一方、変形例の外刃90は、端部刃幅BDが端部スリット幅SDよりも大きい、または等しい。

0148

・上記実施形態(図6)の刃端部94Bは、傾斜部94Cおよび直線部94Dを有する。一方、変形例の刃端部94Bは、傾斜部94Cおよび直線部94Dの一方を省略する。
・上記実施形態(図6)の刃端部94Bは、直線的に傾斜する傾斜部94Cを有する。一方、変形例の刃端部94Bは、湾曲する傾斜部を有する。

0149

・上記実施形態(図4)の刃ブロック60は、規制構造としての溝75Bを有し、ヘッド部50は、規制構造としてのリブ51Lを有する。一方、変形例の刃ブロック60は、規制構造としてのリブを有し、ヘッド部50は、規制構造としての溝を有する。

0150

・上記実施形態(図4)の刃ブロック60およびヘッド部50は、刃ブロック60を正規の方向で取り付けるための規制構造としての溝75Bおよびリブ51Lを有する。一方、変形例の刃ブロック60およびヘッド部50は、規制構造を省略する。この場合、刃ブロック60は、正規の方向に対して180度回転した状態でヘッド部50に取り付けることができる。

0151

・上記実施形態(図13)の枠体71は、刃ブロック60の平面視において外刃90の全周を覆う。一方、変形例の枠体は、刃ブロック60の平面視において外刃90の一部のみを覆う。

0152

・上記実施形態(図13)の外刃保持部70は、成形品として一体に形成される。一方、変形例の外刃保持部70は、枠体および固定部分が別体に形成される。
・上記実施形態(図8)の内刃100は、横方向WBに対して傾斜して延びるスリット103を有する。一方、変形例の内刃100は、横方向WBに平行に延びるスリットを有する。

0153

・上記実施形態(図13)の内刃100は、頂部101の全体が外刃90の刃中間部94Aと重なり合う。一方、変形例の内刃100は、頂部101の一部が外刃90の刃中間部94Aと重なり合い、一部が刃端部94Bと重なり合う。

0154

・上記実施形態(図13)の内刃100は、刃相対位置が中立位置のとき外刃90の全ての刃部94に内刃100の刃部104の少なくとも一部が重なり合う。一方、変形例の内刃100は、刃相対位置が中立位置のとき外刃90の一部の刃部94に内刃100の刃部の少なくとも一部が重なり合う。

0155

・上記実施形態(図7)の外刃保持部70は、4つの外刃固定部74Aと隣り合う部分にそれぞれフック74Bを有する。一方、変形例の外刃保持部70は、4つのフック74Bのうちの少なくとも1つのフック74Bを省略している。

0156

・上記実施形態(図7)の外刃保持部70は、誘導部72を有する。一方、変形例の外刃保持部70は、誘導部72を省略している。
・上記実施形態(図7)の誘導部72は、外刃保持部70と一体に形成される。一方、変形例の誘導部は、外刃保持部70と別体に形成される。

0157

・上記実施形態(図7)の誘導部72のコーム72Aは、外刃90の全ての刃部94に対応する。一方、変形例の誘導部は、複数の刃部94のうちの一部に対応する。
・上記実施形態(図7)の外刃保持部70は、外刃保持部70の縦方向WAの中央に第2位置決め部74Cを有する。一方、変形例の外刃保持部70は、外刃保持部70の縦方向WAの端部に位置決め部を有する。この場合、外刃90の第1位置決め部98を外刃保持部70の位置決め部に対応した位置に変更する。

0158

・上記実施形態(図7)の外刃保持部70は、外刃保持部70の縦方向WAの中央に第2位置決め部74Cを有する。一方、変形例の外刃保持部70は、外刃保持部70の縦方向WAの押方WA1側の端部と中央との間、または引方WA2側の端部と中央との間に位置決め部を有する。この場合、外刃90の第1位置決め部98を外刃保持部70の位置決め部に対応した位置に変更する。

0159

・上記実施形態(図7)の外刃保持部70は、2つの突出部71Bを有する。一方、変形例の外刃保持部70は、2つの突出部71Bのうちの一方を省略する。
・上記実施形態(図14)の外刃保持部70は、指当構造として各突出部71Bおよび凹部51Y,52Yを有する。一方、変形例の外刃保持部70は、指当構造として凹部51Y,52Yのみを有する。

0160

・上記実施形態(図14)の各突出部71Bおよび凹部51Y,52Yは、外刃90の引方WA2側の端部に形成される。一方、変形例の各突出部71Bおよび凹部51Y,52Yは、外刃90の押方WA1側の端部に形成される。

0161

・上記実施形態(図14)の各突出部71Bおよび凹部51Y,52Yは、外刃90と横方向WBにおいて隣り合う部分に形成される。一方、変形例の各突出部71Bおよび凹部51Y,52Yは、外刃90と縦方向WAにおいて隣り合う部分に形成される。

0162

・上記実施形態(図9)の内刃保持部80は、2つの内刃固定部85と隣り合う部分にそれぞれフック86を有する。一方、変形例の内刃保持部80は、2つのフック86のうちの少なくとも1つのフック86を省略している。

0163

・上記実施形態(図9)の内刃保持部80は、2つの内刃固定部85と隣り合う部分にそれぞれフック86を有する。一方、変形例の内刃保持部80は、4つの内刃固定部85と隣り合う部分にそれぞれフック86を有する。

0164

・上記実施形態(図9)の内刃保持部80は、縦方向WAの中央に連結部82を有する。一方、変形例の内刃保持部80は、縦方向WAの端部に連結部を有する。
・上記実施形態(図9)の内刃保持部80は、縦方向WAの中央に連結部82を有する。一方、変形例の内刃保持部80は、外刃保持部70の縦方向WAの押方WA1側の端部と中央との間、または引方WA2側の端部と中央との間に連結部を有する。

0165

・上記実施形態(図15)の連結部82は、装置本体10の中心線C1および電動モーター21の回転中心線C2に位置する。一方、変形例の連結部82は、装置本体10の中心線C1および電動モーター21の回転中心線C2のうちの少なくとも一方から所定距離を置いたところに位置する。なお、連結部82が装置本体10の中心線C1および電動モーター21の回転中心線C2のうちの一方のみから所定距離を置いたところに位置する場合、装置本体10の中心線C1および電動モーター21の回転中心線C2は一致しない。

0166

・上記実施形態(図5)の刃ブロック60は、2つのばね61を有する。一方、変形例の刃ブロック60は、1つ、または3つ以上のばねを有する。
・上記実施形態(図15)の刃ブロック60は、ヘッドリンク53および中継部材54を有する。一方、変形例の刃ブロック60は、中継部材54を省略している。また、第3リンク33に対する回転が可能な状態でヘッドリンク53を第3リンク33に接続する。

0167

・上記実施形態(図15)の電気かみそり1は、装置本体10へのヘッド部50の取り付けおよび装置本体10からのヘッド部50の取り外しが可能な構成を有する。一方、変形例の電気かみそり1は、ヘッド部50が装置本体10と一体化している。

0168

・上記実施形態(図1)の電気かみそり1は、外刃90としてスリット刃を1つのみを有する。一方、変形例の電気かみそり1は、外刃90としてスリット刃を複数有する。
・上記実施形態(図1)の電気かみそり1は、外刃90としてスリット刃のみを有する。一方、変形例の電気かみそり1は、外刃90としてスリット刃およびネット刃の少なくとも一方を有する。

0169

・上記実施形態(図14)の外刃90の縦方向WAは、刃ブロック60の正面視において装置本体10の軸方向ZAと一致する。一方、変形例の外刃90の縦方向WAは、刃ブロック60の正面視において装置本体10の軸方向ZAと直交する。

0170

1…電気かみそり、10…装置本体(本体)、90…外刃、93…スリット、93A…スリット中間部、93B…スリット端部、94…刃部、94A…刃中間部、94B…刃端部、94C…傾斜部、94D…直線部、100…内刃。

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