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技術 体脂肪蓄積抑制剤およびそれを含有する飲食品

出願人 高梨乳業株式会社
発明者 何方宮澤賢司川瀬学久保田晃依田一豊平松優
出願日 2011年8月30日 (8年5ヶ月経過) 出願番号 2011-187566
公開日 2013年3月14日 (6年11ヶ月経過) 公開番号 2013-049642
状態 拒絶査定
技術分野 食品の着色及び栄養改善 動物,微生物物質含有医薬 化合物または医薬の治療活性
主要キーワード サプリメント食品 体脂肪蓄積抑制剤 加熱死菌体 内臓脂肪症候群 ケフィー 継続性 アシドフィルス菌 噴霧乾燥粉末
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2013年3月14日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (1)

課題

免疫機能を改善することによって高い体脂肪蓄積減少効果を有する体脂肪蓄積抑制剤およびそれを含有する飲食品を提供する。

解決手段

乳酸菌死菌を有効成分とする体脂肪蓄積抑制剤および当該体脂肪蓄積抑制剤を含有する飲食品。

概要

背景

一般に体脂肪の増加とそれに伴う肥満内臓脂肪型肥満)が高血糖などの生活習慣病の進行に大きく関わると考えられている。この内臓脂肪型肥満に加えて、高血糖、高血圧、脂質異常のうち何れか2つ以上を併せ持った状態がメタボリックシンドローム内臓脂肪症候群)と呼ばれている。メタボリックシンドロームになると、糖尿病高血圧症高脂血症の一歩手前の段階であっても、これらが内臓脂肪型肥満をベース複数重なることにより動脈硬化を進行させ、心臓病、脳卒中、糖尿病合併症失明等)といった重大な病気の危険性が急速に増す。従って、このメタボリックシンドロームにならないように肥満対策を行うことはきわめて重要である。

これまでの肥満改善治療の主な方法としては、食事制限や薬の摂取などが挙げられるが、この食事制限は精神的な苦痛を伴うことから継続性が難しく、さらには、栄養障害拒食症過食症といった病的な状態が発生する危険性がある。投薬に関しては、副作用を伴う危険性を注意しなければならない。

脂肪細胞は、細胞質内脂肪滴を有する細胞である。肥満とは、「脂肪細胞」が肥大することが原因のひとつとされている。脂肪細胞が肥大すると、体重の増加に加え、脂肪細胞から様々な悪影響を及ぼすホルモンなどが分泌され、メタボリックシンドロームのリスクを高める。従って、生体内の脂肪細胞内の脂肪蓄積及び肥大化を抑制することは、より抗肥満効果を得られると考えられる。近年、食品による体脂肪蓄積抑制についての各種提案がなされている(特許文献1及び2)。

概要

免疫機能を改善することによって高い体脂肪蓄積減少効果を有する体脂肪蓄積抑制剤およびそれを含有する飲食品を提供する。乳酸菌死菌を有効成分とする体脂肪蓄積抑制剤および当該体脂肪蓄積抑制剤を含有する飲食品。なし

目的

本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、その目的は、免疫機能を改善することによって高い体脂肪蓄積減少効果を有する体脂肪蓄積抑制剤およびそれを含有する飲食品を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

乳酸菌死菌を有効成分とする体脂肪蓄積抑制剤

請求項2

乳酸菌がラクトバチルスアシドフィルス菌株である請求項1に記載の体脂肪蓄積抑制剤。

請求項3

請求項1又は2に記載の体脂肪蓄積抑制剤を含有する飲食品

技術分野

0001

本発明は、体脂肪蓄積抑制剤およびそれを含有する飲食品に関する。

背景技術

0002

一般に体脂肪の増加とそれに伴う肥満内臓脂肪型肥満)が高血糖などの生活習慣病の進行に大きく関わると考えられている。この内臓脂肪型肥満に加えて、高血糖、高血圧、脂質異常のうち何れか2つ以上を併せ持った状態がメタボリックシンドローム内臓脂肪症候群)と呼ばれている。メタボリックシンドロームになると、糖尿病高血圧症高脂血症の一歩手前の段階であっても、これらが内臓脂肪型肥満をベース複数重なることにより動脈硬化を進行させ、心臓病、脳卒中、糖尿病合併症失明等)といった重大な病気の危険性が急速に増す。従って、このメタボリックシンドロームにならないように肥満対策を行うことはきわめて重要である。

0003

これまでの肥満改善治療の主な方法としては、食事制限や薬の摂取などが挙げられるが、この食事制限は精神的な苦痛を伴うことから継続性が難しく、さらには、栄養障害拒食症過食症といった病的な状態が発生する危険性がある。投薬に関しては、副作用を伴う危険性を注意しなければならない。

0004

脂肪細胞は、細胞質内脂肪滴を有する細胞である。肥満とは、「脂肪細胞」が肥大することが原因のひとつとされている。脂肪細胞が肥大すると、体重の増加に加え、脂肪細胞から様々な悪影響を及ぼすホルモンなどが分泌され、メタボリックシンドロームのリスクを高める。従って、生体内の脂肪細胞内の脂肪蓄積及び肥大化を抑制することは、より抗肥満効果を得られると考えられる。近年、食品による体脂肪蓄積抑制についての各種提案がなされている(特許文献1及び2)。

0005

特開2002−53483号公報
特開2007−291136号公報

0006

しかしながら、上記の提案の体脂肪蓄積抑制は、生体内において脂肪細胞に直接的に作用し、効果を発揮すると想定されている。多くの食品成分は生体内においては、そのままで脂肪細胞に直接作用する機会が極めて少ないので、その効果は不明或いは限定的なものである。

0007

ところで、ヒトの腸管は従来食物消化・吸収を担う消化器官だと考えられてきた。一方、腸管には人体免疫細胞の60%近くが存在しており、人体最大の免疫器官であり、腸管は外部から食物と共にはいってくる多くの種類の異物・細菌を排除する高度な免疫システム腸管免疫)を持っている。多くの機能性食品素材、特に機能性乳酸菌菌株特異的に腸管免疫を介して、生体免疫機能を調節する機能を持っている。

先行技術

0008

近年、生体の脂肪細胞と免疫細胞の相互作用が注目されている。多くの機能性食品素材は、生体免疫機能を調節することによって、生体内の脂肪細胞の働きにも影響を与えることが考えられる。

発明が解決しようとする課題

0009

本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、その目的は、免疫機能を改善することによって高い体脂肪蓄積減少効果を有する体脂肪蓄積抑制剤およびそれを含有する飲食品を提供することにある。

0010

本発明者らは、上記の目的を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、次の様な新規な知見を得た。すなわち、乳酸菌は免疫担当細胞マクロファージ様細胞)を菌株特異的に活性化し、マクロファージ様細胞から誘導された生理活性物質により、脂肪細胞(3T3−L1細胞)の分化、細胞内の脂肪蓄積及び肥大を抑制する。

課題を解決するための手段

0011

本発明は、上記の知見に基づき完成されたものであり、その第1の要旨は、乳酸菌の死菌を有効成分とする体脂肪蓄積抑制剤に存し、その第2の要旨は上記の体脂肪蓄積抑制剤を含有する飲食品に存する。

発明の効果

0012

本発明によれば、高い体脂肪蓄積減少効果を有する体脂肪蓄積抑制剤およびそれを含有する飲食品が提供される。

図面の簡単な説明

0013

図1は、脂肪細胞分化脂肪合成及び蓄積抑制効果の説明図である。

発明を実施するための最良の形態

0014

以下、本発明を詳細に説明する。

0015

先ず、本発明の体脂肪蓄積抑制剤について説明する。本発明の体脂肪蓄積抑制剤は、乳酸菌の死菌を有効成分とする。

0016

乳酸菌としては、代表的には、ラクトバチルスアシドフィルス、ラクトバチルス・ガセリ、ラクトバチルス・クリスパータス、ラクトバチルス・カゼイ、ラクトバチルス・ラムノサス、ラクトバチルス・サリバリウスクトバチルスブルガリクス、ラクトバチルス・ロイテリ、ラクトバチルス・ファーメンタム、ラクトバチルス・プランタラム、ラクトバチルス・ブレビス、ラクトバチルス・ケフィーリ、ラクトバチルス・サケ、ラクトバチルス・ヘルベティカス、ラクトバチルス・パラカゼイ等が挙げられる。

0017

乳酸菌の死菌は、例えば、乳酸菌の菌株を食品培地で培養した後、生理食塩水洗浄し、収穫された生菌を生理食塩水に懸濁し、加熱殺菌後凍結乾燥することにより、加熱死菌体として得ることが出来る。

0018

本発明に係る体脂肪蓄積抑制剤の製剤化の形態は、特に制限されず、所望により、凍結乾燥粉末噴霧乾燥粉末液体への懸濁など、使用目的に応じて適宜決定すればよい。具体的には、カプセル剤顆粒剤錠剤などの形態が挙げられる。例えば、サプリメント食品として用いることも出来る。

0019

次に、本発明の飲食品について説明する。本発明の飲食品は、前記の本発明に係る体脂肪蓄積抑制剤を含有することを特徴とする。飲食品としては、好ましくは、ヨーグルト、その他の乳酸菌飲料サワークリームクリームチーズ発酵バターなどが挙げられる。これらの発酵食品は、本発明で用いる菌株をスターター等として製造し、本発明に係る体脂肪蓄積抑制剤を含む状態の製品を容易に得ることが出来る。飲食品に対する体脂肪蓄積抑制剤の添加量は、飲食品の種類により異なるが、通常1〜10重量%である。

0020

次に、実施例を挙げ、本発明の効果を詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。

0021

実施例1:
培養試験
乳酸菌としては、独立行政法人産業技術総合研究所特許生物寄託センターにおいて受託番号「FERM P−19232」で寄託されているラクトバチルス・アシドフィルスTMC0356菌株を用いた。

0022

TMC0356菌株を食品培地で培養後、0.85%生理食塩水で数回遠心洗浄し、0.85%生理食塩水に懸濁し、90℃で加熱殺菌した。その後、凍結乾燥し、粉末(加熱死菌体)を得た。

0023

前駆脂肪細胞3T3−L1の分化に対する抑制効果>

0024

先ず、10%FBSを含むRPMI1640培地を用い、次の要領でJ774.1の培養を行った。

0025

すなわち、J774.1の細胞数が1×106/ウェルになるように24ウェルプレート分注した。そして、前記のTMC0356菌の粉末を10μg/mlになるように添加し、37℃、5%CO2存在下で24時間J774.1の培養を行った。培養終了後、培養上清回収した。

0026

次いで、以下の要領に従って、上記で得られた培養上清の存在下に3T3−L1細胞を培養し、脂肪細胞への脂肪蓄積抑制作用について検討した。

0027

すなわち、10%FBSを含むDMEM培地を用い、細胞数が1×105/ウェルになるように96ウェルプレートに分注した。コンフルエントの状態から2日後、0.25μMデキサメタゾン、0.5mMイソブチルメチルキサンチン、10μg/mlインスリンで脂肪細胞を分化させた。また、同時に、前記の培養上清を添加した。添加量は、それぞれ、試験区毎に5%、20%、30%とした。一方、コントロールは、J774.1細胞の培養時に用いるRPIM1640培地を添加して行った。添加量は、それぞれ、試験区毎に5%、20%、30%とした。

0028

分化させて3日後、10μg/mlインスリン培地に変えて、3日間培養し、Oil Red O染色(Adipogenesis Assay Kit(CAYMANHEMICAL COMPANY)により脂肪蓄積を評価した。すなわち、培養上清を除去後、PBSで洗浄し、ホルマリン溶液で固定し、蒸留水で洗浄後、Oil Red O染色液で細胞内の脂肪滴を染色し、540nmの吸光度で測定した。結果を図1に示す。図1から、本発明の体脂肪蓄積抑制剤によれば、肪細胞分化、脂肪合成及び蓄積抑制効果が奏せられることが分かる。

0029

動物試験
以下の要領に従って、前記で得られた乳酸菌の加熱死菌体の高脂肪食による体重の増加に対する抑制効果を検討した。

0030

すなわち、7週齢雄性SDラットを7日間の予備飼育をし、ランダムに5グループに分け、それぞれに通常食、高脂肪食、高脂肪食+共培養加後の加熱死菌体83.5mg/Kg体重/日を与え、16週間飼育した。そして、供試ラットの摂取量を毎日記録し、体重を毎週測定すると共に、試験終了後に、マウス脂肪重量臓器腎臓肝臓)重量を測定した。そして、群間の差を統計解析し、通常食に対して、危険率5%未満をもって有意(*)、危険率1%未満をもって有意(**)とし、高脂肪食に対しては危険率5%未満をもって有意(#)、危険率1%未満をもって有意(##)とした。結果を表1及び表2に示す。

0031

0032

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