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技術 誤り訂正符号の復号装置、誤り訂正符号の復号方法及び基地局装置ならびに移動局装置

出願人 富士通株式会社
発明者 新井宏明宮崎俊治大渕一央
出願日 2011年6月30日 (9年6ヶ月経過) 出願番号 2011-146149
公開日 2013年1月24日 (7年11ヶ月経過) 公開番号 2013-016883
状態 特許登録済
技術分野 符号誤り検出・訂正
主要キーワード 多値的 削減効率 順序整列 劣等性 削減器 最大反復回数 外部値 偶数回目
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (10)

課題

回路規模を小さくできる反復処理型の誤り訂正符号復号装置を提供する。

解決手段

誤り訂正符号の復号装置は、誤り訂正符号化されたビット列に対応するワード列と、ビット列中の各ビットについての第1の事前確率とに基づいて、ビット列に含まれる各ビットについて第1の外部値を求める第1の復号器(2)と、各ビットについての第1の外部値のビット長を削減し、かつワード列に含まれる各ワードのビット長を削減するワード長削減器(4)と、ビット長が削減された第1の外部値のそれぞれを、複数のビットのうちの対応するビットについての第2の事前確率として用いることにより、各ワードのビット長が削減されたワード列に基づいて、ビット列に含まれる各ビットについての事後値を算出することによりビット列を復号する第2の復号器(3)とを有する。

概要

背景

従来より、シャノン限界に近い伝送速度を、実際的な処理で達成できる誤り訂正符号として、ターボ符号低密度パリティ検査(low-density parity-check code、LDPC)符号、及びrepeat accumulate(RA)符号などが提案されている。このような誤り訂正符号は、通信規格にも採用されている。例えば、ターボ符号は、第3世代パートナーシッププロジェクト(Third Generation Partnership Project、3GPP)により標準化された通信規格であるロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)に採用されている(例えば、非特許文献1を参照)。

図1は、従来技術による、ターボ符号化装置概略構成図である。ターボ符号化装置100は、二つの符号化器101、102と、インターリーバ103と、多重化器104とを有する。符号化対象となる情報ビット列は、所定のビット長ごとに符号化器101、インターリーバ103及び多重化器104に入力される。
符号化器101は、入力された情報ビット列を、例えば再帰的に畳み込み符号化することで第1のパリティビット列を生成する。この第1のパリティビット列は多重化器104に入力される。一方、インターリーバ103は、入力された情報ビット列を所定の規則に従って並べ替える。そしてインターリーバ103により並べ替えられた情報ビット列は符号化器102に入力される。符号化102も、符号化器101と同様に、入力されたビット列を再帰的に畳み込み符号化することで第2のパリティビット列を生成する。そして第2のパリティビット列は多重化器104に入力される。多重化器104は、入力された所定のビット長の情報ビット列(以下、組織ビット列と呼ぶ)と、第1及び第2のパリティビット列を一つのデータブロックとして多重化する。そして多重化器104は、そのデータブロックをターボ符号として出力する。

ターボ符号、LDPC符号及びRA符号は、復号装置において復号処理が反復的に繰り返されることによって復号される。例えば、ターボ符号を復号する復号装置は、要素復号器を有し、この要素復号器によって所定量のデータごとに復号処理が繰返し実行される(例えば、特許文献1を参照)。例えば、特許文献1には、二つの要素復号器を有するターボ復号装置が開示されている。このターボ復号装置における一方の要素復号器は、ターボ符号化されたデータブロックから抽出された情報ビット列、第1のパリティビット列及び第1事前尤度に基づき、第1情報尤度を算出する。一方、他方の要素復号器は、そのデータブロックから抽出された情報ビット列をインターリーブすることにより得られた情報ビット列と、データブロックから抽出された第2のパリティビット列及び第2事前尤度に基づき第2情報尤度を求める。第1事前尤度及び第2事前尤度は、それぞれ、第2情報尤度及び第1情報尤度に基づいて算出される。

概要

回路規模を小さくできる反復処理型の誤り訂正符号の復号装置を提供する。誤り訂正符号の復号装置は、誤り訂正符号化されたビット列に対応するワード列と、ビット列中の各ビットについての第1の事前確率とに基づいて、ビット列に含まれる各ビットについて第1の外部値を求める第1の復号器(2)と、各ビットについての第1の外部値のビット長を削減し、かつワード列に含まれる各ワードのビット長を削減するワード長削減器(4)と、ビット長が削減された第1の外部値のそれぞれを、複数のビットのうちの対応するビットについての第2の事前確率として用いることにより、各ワードのビット長が削減されたワード列に基づいて、ビット列に含まれる各ビットについての事後値を算出することによりビット列を復号する第2の復号器(3)とを有する。

目的

特に、携帯電話機のように、受信信号に含まれる誤り訂正符号化されたビット列を復号する復号装置を含み、かつ、バッテリから供給される電力で動作する装置では、バッテリの持続時間を長くするために、消費電力の少ない復号装置が望まれている

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

誤り訂正符号化されたビット列に対応し、かつ複数のワードを含み、該複数のワードのそれぞれが少なくとも2ビット以上のビット長を持つワード列と、前記複数のビットのそれぞれごとに決定され、当該ビットが所定値である第1の事前確率とに基づいて、前記ビット列に含まれる複数のビットのそれぞれについて、当該ビットの値が前記所定値である信頼度の増分を表し、少なくとも2ビット以上のビット長を持つ第1の外部値を求める復号処理を第1の所定回数実行する第1の復号器と、前記第1の復号器による前記第1の所定回数の復号処理が終了した後に求められた前記複数のビットのそれぞれに対応する前記第1の外部値のビット長を削減し、かつ前記ワード列に含まれる各ワードのビット長を削減するワード長削減器と、ビット長が削減された前記第1の外部値のそれぞれを、前記複数のビットのうちの対応するビットが前記所定値である第2の事前確率として用いることにより、前記各ワードのビット長が削減された前記ワード列に基づいて、前記ビット列に含まれる複数のビットのそれぞれについて、当該ビットの値が前記所定値である信頼度の増分を表し、少なくとも2ビット以上のビット長を持つ第2の外部値と当該ビットの値が前記所定値である事後確率を表す事後値を算出する復号処理を第2の所定回数実行することにより、前記ビット列を復号する第2の復号器と、を有する誤り訂正符号復号装置

請求項2

前記第1の復号器は、前記ビット列に含まれる複数のビットのそれぞれについての前記第1の事前確率と前記ワード列とに基づいて、前記複数のビットのそれぞれに対応する前記第1の外部値を算出する第1の要素復号器と、前記第1の外部値のそれぞれに正の値を持つ第1のスケーリングファクタを乗じる第1の乗算器とを有し、前記第1のスケーリングファクタが乗じられた前記第1の外部値のそれぞれは、前記ビット列に含まれる前記複数のビットのうちの対応するビットについての前記第1の事前確率として前記第1の要素復号器に入力され、前記第1のスケーリングファクタは、前記第1の復号器による復号処理の実行回数に応じて変化する、請求項1に記載の誤り訂正符号の復号装置。

請求項3

前記第1の復号器は、前記第1のスケーリングファクタを前記第1の復号器による復号処理の実行回数が増加するにつれて大きくする、請求項2に記載の誤り訂正符号の復号装置。

請求項4

前記第2の復号器は、前記ビット列に含まれる複数のビットのそれぞれについての前記第2の事前確率と前記各ワードのビット長が削減された前記ワード列とに基づいて、前記複数のビットのそれぞれに対応する前記第2の外部値及び前記事後値を算出する第2の要素復号器と、前記第2の外部値のそれぞれに正の値を持つ第2のスケーリングファクタを乗じる第2の乗算器とを有し、前記第2のスケーリングファクタが乗じられた前記第2の外部値のそれぞれは、前記ビット列に含まれる前記複数のビットのうちの対応するビットについての前記第2の事前確率として前記第2の要素復号器に入力され、前記第2のスケーリングファクタは、前記第1のスケーリングファクタの最大値以上である、請求項3に記載の誤り訂正符号の復号装置。

請求項5

前記誤り訂正符号化されたビット列は、第1のビット列と、当該第1のビット列について求められた誤り検出用または誤り訂正用パリティビット列とを含み、前記第2の復号器は、前記第2の所定回数よりも少ない第3の所定回数の復号処理が終わる度に、前記復号されたビット列に含まれる前記パリティビット列に基づいて前記第1のビット列が誤り無く復号されたか否かを判定する復号完了判定部をさらに有し、前記第2の復号器は、前記復号完了判定部が前記第1のビット列が誤り無く復号されたと判定すると、前記第1の復号器へ、誤り訂正符号化された他のビット列に対応する他のワード列についての復号処理を終了し、当該他のワード列について求めた前記第1の外部値のそれぞれを前記ワード長削減器へ出力するよう通知する、請求項1〜4の何れか一項に記載の誤り訂正符号の復号装置。

請求項6

前記誤り訂正符号化されたビット列は、第1のビット列と、当該第1のビット列について求められた誤り検出用または誤り訂正用のパリティビット列とを含み、前記第1の復号器は、前記復号処理を行う度に前記誤り訂正符号化されたビット列を復号し、当該復号されたビット列に含まれる前記パリティビット列に基づいて前記第1のビット列が誤り無く復号されたか否かを判定する復号完了判定部をさらに有し、前記第1の復号器は、前記復号完了判定部が前記第1のビット列が誤り無く復号されたと判定すると、当該復号された第1のビット列を出力する、請求項1〜4の何れか一項に記載の誤り訂正符号の復号装置。

請求項7

誤り訂正符号化されたビット列に対応し、かつ複数のワードを含み、該複数のワードのそれぞれが少なくとも2ビット以上のビット長を持つワード列と、前記複数のビットのそれぞれごとに決定され、当該ビットが所定値である第1の事前確率とに基づいて、前記ビット列に含まれる複数のビットのそれぞれについて、当該ビットの値が前記所定値である信頼度の増分を表し、少なくとも2ビット以上のビット長を持つ第1の外部値を求める復号処理を第1の所定回数実行し、前記第1の所定回数の復号処理が終了した後に求められた前記複数のビットのそれぞれに対応する前記第1の外部値のビット長を削減し、かつ前記ワード列に含まれる各ワードのビット長を削減し、ビット長が削減された前記第1の外部値のそれぞれを、前記複数のビットのうちの対応するビットが前記所定値である第2の事前確率として用いることにより、前記各ワードのビット長が削減された前記ワード列に基づいて、前記ビット列に含まれる複数のビットのそれぞれについて、当該ビットの値が前記所定値である信頼度の増分を表し、少なくとも2ビット以上のビット長を持つ第2の外部値と当該ビットの値が前記所定値である事後確率を表す事後値を算出する復号処理を第2の所定回数実行することにより、前記ビット列を復号する、ことを含む誤り訂正符号の復号方法

請求項8

移動局装置から送信された、誤り訂正符号化されたビット列を含む無線信号を受信し、当該無線信号を電気信号に変換するアンテナと、前記電気信号から、前記誤り訂正符号化されたビット列に対応し、かつ複数のワードを含み、該複数のワードのそれぞれが少なくとも2ビット以上のビット長を持つワード列を抽出するベースバンド処理部と、前記ワード列に基づいて前記誤り訂正符号化されたビット列を復号する復号部とを有し、前記復号部は、前記ワード列と、前記複数のビットのそれぞれごとに決定され、当該ビットが所定値である第1の事前確率とに基づいて、前記ビット列に含まれる複数のビットのそれぞれについて、当該ビットの値が前記所定値である信頼度の増分を表し、少なくとも2ビット以上のビット長を持つ第1の外部値を求める復号処理を第1の所定回数実行する第1の復号器と、前記第1の復号器による前記第1の所定回数の復号処理が終了した後に求められた前記複数のビットのそれぞれに対応する前記第1の外部値のビット長を削減し、かつ前記ワード列に含まれる各ワードのビット長を削減するワード長削減器と、ビット長が削減された前記第1の外部値のそれぞれを、前記複数のビットのうちの対応するビットが前記所定値である第2の事前確率として用いることにより、前記各ワードのビット長が削減された前記ワード列に基づいて、前記ビット列に含まれる複数のビットのそれぞれについて、当該ビットの値が前記所定値である信頼度の増分を表し、少なくとも2ビット以上のビット長を持つ第2の外部値と当該ビットの値が前記所定値である事後確率を表す事後値を算出する復号処理を第2の所定回数実行することにより、前記ビット列を復号する第2の復号器と、を有する基地局装置

請求項9

基地局装置から送信された、誤り訂正符号化されたビット列を含む無線信号を受信し、当該無線信号を電気信号に変換するアンテナと、前記電気信号から、前記誤り訂正符号化されたビット列に対応し、かつ複数のワードを含み、該複数のワードのそれぞれが少なくとも2ビット以上のビット長を持つワード列を抽出するベースバンド処理部と、前記ワード列に基づいて前記誤り訂正符号化されたビット列を復号する復号部とを有し、前記復号部は、前記ワード列と、前記複数のビットのそれぞれごとに決定され、当該ビットが所定値である第1の事前確率とに基づいて、前記ビット列に含まれる複数のビットのそれぞれについて、当該ビットの値が前記所定値である信頼度の増分を表し、少なくとも2ビット以上のビット長を持つ第1の外部値を求める復号処理を第1の所定回数実行する第1の復号器と、前記第1の復号器による前記第1の所定回数の復号処理が終了した後に求められた前記複数のビットのそれぞれに対応する前記第1の外部値のビット長を削減し、かつ前記ワード列に含まれる各ワードのビット長を削減するワード長削減器と、ビット長が削減された前記第1の外部値のそれぞれを、前記複数のビットのうちの対応するビットが前記所定値である第2の事前確率として用いることにより、前記各ワードのビット長が削減された前記ワード列に基づいて、前記ビット列に含まれる複数のビットのそれぞれについて、当該ビットの値が前記所定値である信頼度の増分を表し、少なくとも2ビット以上のビット長を持つ第2の外部値と当該ビットの値が前記所定値である事後確率を表す事後値を算出する復号処理を第2の所定回数実行することにより、前記ビット列を復号する第2の復号器と、を有する移動局装置。

技術分野

0001

本発明は、例えば、誤り訂正符号反復処理して復号する復号装置復号方法及びそのような復号装置を実装した基地局装置ならびに移動局装置に関する。

背景技術

0002

従来より、シャノン限界に近い伝送速度を、実際的な処理で達成できる誤り訂正符号として、ターボ符号低密度パリティ検査(low-density parity-check code、LDPC)符号、及びrepeat accumulate(RA)符号などが提案されている。このような誤り訂正符号は、通信規格にも採用されている。例えば、ターボ符号は、第3世代パートナーシッププロジェクト(Third Generation Partnership Project、3GPP)により標準化された通信規格であるロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)に採用されている(例えば、非特許文献1を参照)。

0003

図1は、従来技術による、ターボ符号化装置概略構成図である。ターボ符号化装置100は、二つの符号化器101、102と、インターリーバ103と、多重化器104とを有する。符号化対象となる情報ビット列は、所定のビット長ごとに符号化器101、インターリーバ103及び多重化器104に入力される。
符号化器101は、入力された情報ビット列を、例えば再帰的に畳み込み符号化することで第1のパリティビット列を生成する。この第1のパリティビット列は多重化器104に入力される。一方、インターリーバ103は、入力された情報ビット列を所定の規則に従って並べ替える。そしてインターリーバ103により並べ替えられた情報ビット列は符号化器102に入力される。符号化102も、符号化器101と同様に、入力されたビット列を再帰的に畳み込み符号化することで第2のパリティビット列を生成する。そして第2のパリティビット列は多重化器104に入力される。多重化器104は、入力された所定のビット長の情報ビット列(以下、組織ビット列と呼ぶ)と、第1及び第2のパリティビット列を一つのデータブロックとして多重化する。そして多重化器104は、そのデータブロックをターボ符号として出力する。

0004

ターボ符号、LDPC符号及びRA符号は、復号装置において復号処理が反復的に繰り返されることによって復号される。例えば、ターボ符号を復号する復号装置は、要素復号器を有し、この要素復号器によって所定量のデータごとに復号処理が繰返し実行される(例えば、特許文献1を参照)。例えば、特許文献1には、二つの要素復号器を有するターボ復号装置が開示されている。このターボ復号装置における一方の要素復号器は、ターボ符号化されたデータブロックから抽出された情報ビット列、第1のパリティビット列及び第1事前尤度に基づき、第1情報尤度を算出する。一方、他方の要素復号器は、そのデータブロックから抽出された情報ビット列をインターリーブすることにより得られた情報ビット列と、データブロックから抽出された第2のパリティビット列及び第2事前尤度に基づき第2情報尤度を求める。第1事前尤度及び第2事前尤度は、それぞれ、第2情報尤度及び第1情報尤度に基づいて算出される。

0005

特開2006−109272号公報

先行技術

0006

3GPP TS 36.212 v.8.0.0

発明が解決しようとする課題

0007

特許文献1に開示されたターボ復号装置では、二つの要素復号器は同じビット長を持つビット列を処理する。そのため、二つの要素復号器の回路規模はほぼ等しくなる。そのため、このターボ復号装置の回路規模は、要素復号器の回路規模の2倍よりも大きくなる。
一方、ターボ復号装置の回路規模が小さいほど、ターボ復号装置の消費電力が小さくなり、かつ、ターボ復号装置のコストも削減される。そのため、ターボ復号装置の回路規模は小さいほど好ましい。特に、携帯電話機のように、受信信号に含まれる誤り訂正符号化されたビット列を復号する復号装置を含み、かつ、バッテリから供給される電力で動作する装置では、バッテリの持続時間を長くするために、消費電力の少ない復号装置が望まれている。

0008

そこで、本明細書は、回路規模を小さくできる反復処理型の誤り訂正符号の復号装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

一つの実施形態によれば、誤り訂正符号の復号装置が提供される。この復号装置は、誤り訂正符号化されたビット列に対応し、かつ複数のワードを含み、その複数のワードのそれぞれが少なくとも2ビット以上のビット長を持つワード列と、複数のビットのそれぞれごとに決定され、ビットが所定値である第1の事前確率とに基づいて、ビット列に含まれる複数のビットのそれぞれについて、そのビットの値がその所定値である信頼度の増分を表し、少なくとも2ビット以上のビット長を持つ第1の外部値を求める復号処理を第1の所定回数実行する第1の復号器と、第1の復号器による第1の所定回数の復号処理が終了した後に求められた複数のビットのそれぞれに対応する第1の外部値のビット長を削減し、かつワード列に含まれる各ワードのビット長を削減するワード長削減器と、ビット長が削減された第1の外部値のそれぞれを、複数のビットのうちの対応するビットが所定値である第2の事前確率として用いることにより、各ワードのビット長が削減されたワード列に基づいて、ビット列に含まれる複数のビットのそれぞれについて、そのビットの値が所定値である信頼度の増分を表し、少なくとも2ビット以上のビット長を持つ第2の外部値とビットの値がその所定値である事後確率を表す事後値を算出する復号処理を第2の所定回数実行することによりビット列を復号する第2の復号器とを有する。

0010

本発明の目的及び利点は、請求項において特に指摘されたエレメント及び組み合わせにより実現され、かつ達成される。
上記の一般的な記述及び下記の詳細な記述の何れも、例示的かつ説明的なものであり、請求項のように、本発明を限定するものではないことを理解されたい。

発明の効果

0011

本明細書に開示された反復処理型の誤り訂正符号の復号装置は、回路規模を小さくできる。

図面の簡単な説明

0012

ターボ符号化装置の概略構成図である。
第1の実施形態による復号装置の概略構成図である。
第1の実施形態による復号装置における誤り訂正復号処理動作シーケンス図である。
第2の実施形態による復号装置の概略構成図である。
第2の実施形態による復号装置の二つの復号器による復号処理の動作シーケンスの一例を示す図である。
前段の復号器におけるスケーリングファクタの値を変更したときの復号装置の誤り訂正能力と、各復号器におけるスケーリングファクタを一定の値としたときの復号装置の誤り訂正能力のシミュレーション結果を表すグラフである。
両方の復号器が乗算器を有する場合と、一方の復号器のみが乗算器を有する場合と、両方の復号器が乗算器を有さない場合の復号装置の誤り訂正能力のシミュレーション結果を表すグラフである。
各実施形態または変形例の何れかによる復号装置が組み込まれた基地局装置の概略構成図である。
各実施形態または変形例の何れかによる復号装置が組み込まれた移動局装置の概略構成図である。

実施例

0013

以下、図を参照しつつ、様々な実施形態による誤り訂正符号の復号装置について説明する。
この復号装置は、例えば、ターボ符号など、反復的に復号処理を行うことによって復号される誤り訂正符号を復号する。この復号装置は、二つの復号器を有し、前段の復号器が、誤り訂正符号化されたビット列に対応するワード列に対して先ず少なくとも1回の復号処理を実行する。そして前段の復号器で得られた演算結果を表すワード列に含まれる各ワードのビット長が所定のルールに従って削減された後、その演算結果のワード列が後段の復号器に入力される。後段の復号器は、ビット長が削減されたワード列に対して少なくとも1回の復号処理を実行した後、復号されたビット列を出力する。これにより、後段の復号器の回路規模が削減される。

0014

以下に説明する各実施形態では、復号対象となる誤り訂正符号はターボ符号である。しかし、復号対象となる誤り訂正符号は、LDPC符号またはRA符号といった、反復的に復号処理を行って復号される他の誤り訂正符号であってもよい。

0015

図2は、第1の実施形態による復号装置の概略構成図である。復号装置1は、二つの復号器2及び復号器3と、ワード長削減器4とを有する。
復号装置1の各構成要素は、それぞれ、別個回路により形成される。あるいは、復号装置1は、復号装置1の各構成要素の機能を実現する一つの集積回路として実現されてもよい。

0016

復号器2は、誤り訂正符号化されたビット列に対応するワード列をコードブロック単位で読み込み、そのコードブロックに対して最初に復号処理を実行する前段の復号器である。そして復号器2は、コードブロックごとに予め定められた所定回数の復号処理を実行する。そのために、復号器2は、メモリ21と、要素復号器22と、乗算器23と、削減器24と、インターリーバ/デインターリーバ25とを有する。なお、所定回数は、例えば、復号されたビット列についてのブロックエラーレートが、そのコードブロックに対する復号処理を繰り返しても略一定となる復号処理の最小反復回数の1/2、例えば、4回に設定される。

0017

ここで、誤り訂正符号化されたビット列は、誤り訂正符号化器、例えば、図1に示されたターボ符号化装置により誤り訂正符号化されたビット列である。すなわち、誤り訂正符号化されたビット列は、組織ビット列と、その組織ビット列に対して求められた二つのパリティビット列を含む。一方、誤り訂正符号化されたビット列に対応するワード列も、組織ビット列に対応するワード列(以下、便宜上組織ワード列と呼ぶ)と、二つのパリティビット列にそれぞれ対応する二つのワード列(以下、便宜上、第1及び第2のパリティワード列と呼ぶ)を含む。ワード列に含まれる各ワードは、それぞれ、誤り訂正符号化されたビット列に含まれる何れかのビットに対応し、それぞれ、2以上の所定のビット長を持つ。なお、1ワード当たりのビット長は、復号装置1が組み込まれる装置の仕様または構成によって決定され、例えば、7ビットまたは8ビットである。このように、ワードが2以上のビット長を持つのは、例えば、誤り訂正符号化されたビット列が含まれる無線信号送信装置から受信装置へ伝達されることによって劣化して、受信装置において、各ビットの値が'0'から'1'の間で多値的に表されることによる。

0018

また、コードブロックのサイズは、誤り訂正符号化装置が1回の符号化処理で符号化する組織ビット列の長さに対応する。例えば、誤り訂正符号化装置が、1回の符号化処理で6144ビットを符号化率1/3にて符号化し、かつ、1ワード当たりのビット長が7ビットであれば、コードブロックのサイズは129024(=6144×3×7)ビットとなる。

0019

メモリ21は、例えば、揮発性の読み書き可能なメモリ回路を有する。そしてメモリ21は、ワード列をコードブロック単位で図示しないバッファメモリから読み込む。そしてメモリ21は、復号器2による復号処理が終了するまで、そのコードブロックを記憶する。

0020

要素復号器22は、メモリ21からコードブロックを読み込み、そのコードブロックに対して、複数回の復号処理を実行する。なお、復号器2による復号処理と区別するために、要素復号器22により実行される復号処理を、以下では、便宜上、要素復号処理と呼ぶ。
奇数回目の要素復号処理において、要素復号器22には、メモリ21から、組織ワード列と、その組織ビット列そのものに対して算出された第1のパリティビット列に対応する第1のパリティワード列とが入力される。
一方、偶数回目の要素復号処理において、要素復号器22には、メモリ21からインターリーバ/デインタリーバ25に入力された組織ワード列がインターリーバ/デインタリーバ25により所定の規則に従って並び替えられた後に入力される。さらに要素復号器22には、組織ビット列が所定の規則に従って並び替えられたビット列に対して算出された第2のパリティビット列に対応する第2のパリティワード列が入力される。なお、所定の規則は、誤り訂正符号化装置が第2のパリティビット列を算出するために、組織ビット列を並び替える規則と同一であり、例えば、図1における、インターリーバ103により実行される並び替えの規則と同一である。
さらに要素復号器22には、各回の要素復号処理において、インターリーバ/デインタリーバ25から、要素復号器22による1回前の要素復号処理によって得られた組織ビット列に含まれる各ビットについて、そのビットが所定の値となる事前確率を読み込む。なお、所定の値は、'1'または'0'である。また1回目の復号処理では、事前確率の値は、例えば、'0'に設定される。また事前確率値も、2以上のビット長で表される。

0021

本実施形態では、要素復号器22は、最大事後確率(Max-Log-MAP)復号法に従って要素復号処理を実行する。なお、要素復号器22は、他の復号法、例えば、軟出力ビタビアルゴリズム(Soft output Viterbi algorithm、SOVA)に従って要素復号処理を実行してもよい。そして要素復号器22は、組織ビット列に含まれる各ビットについての事後値と外部値とを求める。事後値は、組織ビット列を知った後における、対応するビットが所定の値となる事後確率を表す。事後値は、例えば、対応するビットの値が'0'である事後確率に対するそのビットの値が'1'である事後確率の比の対数値である対数尤度比(Log-likelihood ratio,LLR)で表される。事後値は、例えば、7ビットまたは8ビットで表される整数値であり、正の大きな値を持つほど、対応するビットの値は'1'らしいことを表し、負の大きな値を持つほど、対応するビットの値は'0'らしいことを表す。一方、外部値は、対応するビットが所定の値となる信頼度の増分を表す信頼度情報である。なお、一般に、事後値と外部値との関係は次式で表される。
事後値 = 外部値+通信路値事前値
ここで通信路値は、対応するワードの値から求められる値である。また事前値は、対応するビットが所定の値となる事前確率に相当する値であり、前回の要素復号処理によって求められた外部値に基づいて決定される。
なお、要素復号器22は、外部値のみを求めてもよい。

0022

要素復号器22が一つのコードブロックに対して連続した2回の要素復号処理を実行することにより、復号器2による1回の復号処理が終了する。要素復号器22により算出された各外部値は、乗算器23に入力される。

0023

乗算器23は、要素復号器22から入力された、組織ビット列に含まれる各ビットについての外部値にスケーリングファクタと呼ばれる所定の係数を乗じる。スケーリングファクタは、例えば、0.5、0.75または0.9といった0より大きく、かつ、1未満の値に設定される。各外部値にこのようなスケーリングファクタを乗じることにより、復号器の誤り訂正能力が向上する。そして乗算器23から出力された各外部値は、削減器24に入力される。

0024

乗算器23から出力された各外部値のビット長は、要素復号器22に入力される各ビットの事前確率値に割り当てられたビット長よりも大きくなることがある。そこで削減器24は、乗算器23から出力された各外部値のビット長を削減する。

0025

削減器24は、例えば、正規化と呼ばれる方法に従って外部値のビット長を削減する。この場合、削減器24は、乗算器23から受け取った各外部値の中から、外部値の絶対値の最大値を求める。そして削減器24は、外部値の最大値を表すために要するビット長が、事前確率に割り当てられたビット長nfよりも大きいか否か判定する。そして外部値の最大値を表すために要するビット長が事前確率に割り当てられたビット長よりもnrビット大きい場合(ただし、nrは1以上の整数)、削減器24は、全ての外部値の下位nrビットを削除する。これにより、全ての外部値がnfビット以下のビット列で表される。

0026

また他の例によれば、削減器24は、クリッピングと呼ばれる方法に従って外部値のビット長を削減してもよい。この場合、削減器24は、乗算器23から受け取った外部値のうち、外部値の絶対値を表すために要するビット長が事前確率に割り当てられたビット長nfよりも大きい外部値を、その外部値の符号を維持しつつ、ビット長nfで表される最大絶対値置換する。

0027

さらに他の例によれば、削減器24は、指数化と呼ばれる方法に従って外部値のビット長を削減してもよい。この場合、削減器24は、乗算器23から受け取った各外部値について、外部値が正であれば、その外部値を(2np-1)とする。一方、外部値が負であれば、削減器24は、その外部値を(-2np)とする。なお、npは、外部値の絶対値を表すのに要するビット長である。

0028

さらに、削減器24は、上記の正規化、クリッピング及び指数化のうちの二つ以上の方法を組み合わせて使用してもよい。例えば、削減器24は、クリッピングにより、乗算器23から受け取った外部値の最大ビット長を(nf+ nr)とした後に、正規化により、全ての外部値の下位nrビットを削除する。この場合、nrは予め定められる。例えば、nrは1〜2ビットに設定される。

0029

このように、ビット長が削減された各外部値は、次回の要素復号処理における事前値として使用される。ただし、奇数回目の要素復号処理において要素復号器22に入力される組織ワード列に含まれる各ワードの順序と、偶数回目の要素復号処理において要素復号器22に入力される組織ワード列に含まれる各ワードの順序とが異なる。そこで、外部値の順序を要素復号器22に入力されるワードの順序と一致させるために、削減器24から出力された各外部値は、インターリーバ/デインターリーバ25に入力される。

0030

インターリーバ/デインターリーバ25は、要素復号器22による奇数回目の要素復号処理によって得られた各外部値を、符号化装置が第2のパリティビット列を求めるために組織ビット列を並び替えた規則と同一の規則に従って並び替える。なお、この並び替え規則を、便宜上、以下ではインターリーブ規則と呼ぶ。
一方、インターリーバ/デインターリーバ25は、要素復号器22による偶数回目の要素復号処理によって得られた各外部値を、インターリーブ規則により並び替えられた外部値の順序を元に戻すように並び替える。なお、このインターリーブ規則の逆の順序に並び替える規則を、便宜上デインターリーブ規則と呼ぶ。
さらに、インターリーバ/デインターリーバ25は、要素復号器22による偶数回目の要素復号処理のために、メモリ21から読み込んだ組織ビット列に対応するワード列の順序をインターリーブ規則に従って並び替える。

0031

インターリーバ/デインターリーバ25がインターリーブ規則を適用するかデインターリーブ規則を適用するかを決定するために、復号器2は、例えば、図示しない制御回路を有し、その制御回路が要素復号処理の実行回数カウントしてもよい。この場合、インターリーバ/デインターリーバ25は、要素復号処理の実行回数が奇数偶数かに応じて決定される、その制御回路からの制御信号に従って、インターリーブ規則またはデインターリーブ規則の何れかを適用する。あるいは、インターリーバ/デインターリーバ25は、削減器24から組織ビット列に含まれる各ビットについての外部値を受け取った回数をカウントするカウンタを内蔵してもよい。この場合、インターリーバ/デインターリーバ25は、そのカウンタの値が奇数か偶数かによってインターリーブ規則を適用するかデインターリーブ規則を適用するかを決定してもよい。

0032

インターリーバ/デインターリーバ25から出力された、組織ビット列に含まれる各ビットについての外部値は、復号器2による所定回数の復号処理が終了するまで、事前値として要素復号器22に入力される。また要素復号器22が偶数回目の復号処理を実行する場合、インターリーバ/デインターリーバ25から出力された、インターリーブ規則に従って並び替えられたワード列も要素復号器22に入力される。

0033

一方、復号器2による所定回数の復号処理が終了すると、インターリーバ/デインターリーバ25は、デインターリーブ規則に従って並び替えられた外部値をビット長削減器4へ出力する。

0034

なお復号器2は、インターリーバ/デインターリーバ25から出力された各外部値を要素復号器22及びワード長削減器4のうちの何れに出力するかを決定するために、図示しない制御回路が復号処理の実行回数をカウントしてもよい。この場合、インターリーバ/デインターリーバ25は、その制御回路から所定回数の復号処理が終了したことを示す制御信号を受け取ると、各外部値をワード長削減器4へ出力し、その制御信号を受け取らなければ、各外部値を要素復号器22へ出力する。あるいは、インターリーバ/デインターリーバ25は、要素復号処理の実行回数をカウントするカウンタを内蔵してもよい。この場合、インターリーバ/デインターリーバ25は、そのカウンタの値が復号器2について定められた最大復号回数の2倍に達すると、各外部値をワード長削減器4へ出力する。

0035

発明者は、復号器3が、復号器2が扱う各ワード及び各ワードに対応する事前値よりも粗く量子化された各ワード及び各事前値に基づいて復号処理を実行しても誤り訂正能力は低下しないという知見を得た。これは、復号器2によって、コードブロックに対して1回以上の復号処理が実行されているので、復号器2によって算出される各外部値は、対応するビットの値に対してある程度確からしい値となっているためであると推定される。

0036

そこで、ワード長削減器4は、復号器2から受け取った、組織ビット列に含まれる各ビットに対応する外部値の下位の所定数のビットを削除することにより、各外部値のビット長を短くする。同様に、ワード長削減器4は、復号器2から受け取った、各組織ワード列及び第1及び第2のパリティワード列に含まれる各ワードの下位の所定数のビットを削除することにより、各ワードのビット長を短くする。例えば、各ワードのビット長が7ビットであり、かつ、外部値のビット長が7〜8ビットである場合、所定数は、1〜4ビットに設定される。例えば、ワード長削減器4は、各外部値及び各ワードのビット長を、それぞれ4ビットとするように、下位の3〜4ビットを削除する。
そしてワード削減器4は、ビット長が短縮された各外部値及び各ワードを復号器3へ出力する。

0037

復号器3は、復号器2により1回以上復号処理されたコードブロックに対してさらに所定回数の復号処理を実行する後段の復号器である。なお、復号器3により実行される復号処理の回数は、例えば、復号器2が実行する復号処理の回数と同数、例えば4回に設定される。しかし復号器3により実行される復号処理の回数は、復号器2が実行する復号処理の回数と異なっていてもよい。

0038

復号器3は、メモリ31と、要素復号器32と、乗算器33と、削減器34と、インターリーバ/デインターリーバ35とを有する。なお、復号器3が有する各構成要素は、復号器2の対応する構成要素と同様の機能を実現する。そのため、以下では、復号器3の各構成要素のうち、復号器2の対応する構成要素と異なる部分について説明する。

0039

メモリ31は、ワード長削減器4から出力された、コードブロックに含まれる各ワードを記憶する。したがって、メモリ31が記憶するワードのビット長は、復号器2が有するメモリ21が記憶するワードのビット長よりも短い。

0040

要素復号器32は、要素復号器22と同様に、例えば、最大事後確率(Max-Log-MAP)復号法に従って要素復号処理を実行する。そして要素復号器32は、組織ビット列に含まれる各ビットについての事後値及び外部値を求める。ただし、要素復号器32による1回目の要素復号処理において、ワード削減器4によりビット長が削減された各外部値が、それぞれ事前値として要素復号器32に入力される。これにより、復号器3は、復号器2による復号結果を参照して組織ビット列を復号できるので、復号器3による復号処理の結果として得られる、組織ビット列の誤り訂正率が向上する。

0041

復号器3が所定回数の復号処理を実行した後、さらにもう1回、要素復号器32は要素復号処理を実行する。これにより、インターリーブ規則に従って並び替えられた事後値の順序が元に戻される。そして要素復号器32は、事後値が'1'に近い方の値、例えば正の値であれば、その事後値に対応するビットの値を'1'とし、一方、事後値が'0'に近い方の値、例えば負の値であれば、その事後値に対応するビットの値を'0'として、組織ビット列を復号する。
なお、変形例によれば、要素復号器32は、復号器3が所定回数の復号処理を実行した後に得られた各事後値に基づいて組織ビット列の各ビットの値を復号してもよい。この場合には、復号器3は、要素復号器32から出力された、復号された組織ビット列をデインターリーブ規則に従って並び替えることにより、復号された組織ビット列の順序を元に戻すデインタリーバをさらに有してもよい。

0042

上記のように、復号器3が扱う各外部値及び各ワードのビット長は、復号器2が扱う各外部値及び各ワードのビット長よりも短くなる。そのため、復号器3の回路規模は、復号器2の回路規模よりも小さくなる。

0043

復号装置1の回路規模の削減効率を評価するために、復号装置1とほぼ同等の速度で誤り訂正復号することができる、二つの復号器2を有する復号装置を仮定する。この復号装置では、各復号器2が、それぞれ独立にコードブロックに含まれる組織ビット列を復号する。この場合において、例えば、復号器2に入力される、コードブロックの各ワードのビット長がni1であり、要素復号器22から出力された外部値のビット長がnf1であるとする。一方、復号器3に入力されるコードブロックの各ワードのビット長がni2であり、要素復号器32から出力された外部値のビット長がnf2であるとする。したがって、二つの復号器2を有する復号装置に対する、復号装置1の回路規模の削減率Δは次式で表される。



ここで、関数Max(a,b)は、変数a及びbのうちの大きい方の値を出力する関数である。例えば、ni1=7、nf1=8、ni2=4、nf2=5であるとすると、Δ=83.3%となる。

0044

図3は、復号装置1による誤り訂正復号処理の動作シーケンス図である。
復号器2は、コードブロックを読み込み、そのコードブロックをメモリ21に記憶する(ステップS101)。復号器2は、繰り返し回数iを'1'に設定する(ステップS102)。そして復号器2は、復号処理を実行する(ステップS103)。すなわち、要素復号器22による2回の要素復号処理が実行される。その後、復号器2は、繰り返し回数iを1インクリメントする(ステップS104)。復号器2は、繰り返し回数iが予め定められた所定回数R1に達したか否か判定する(ステップS105)。繰り返し回数iが所定回数R1に達していなければ(ステップS105−No)、復号器2は、ステップS103以降の処理を繰り返す。一方、繰り返し回数iが所定回数R1に達していれば(ステップS105−Yes)、復号器2は、コードブロック中の各ワード及び要素復号器22により算出された各外部値を出力する(ステップS106)。

0045

ワード長削減器4は、復号器2から各ワード及び各外部値を受け取ると、その各ワード及び各外部値のビット長を削減する(ステップS107)。そしてワード長削減器4は、ビット長が削減された各ワード及び各外部値を出力する。

0046

ビット長が削減された各ワード及び各外部値は、復号器3に入力される(ステップS108)。復号器3は、繰り返し回数iを'1'に設定する(ステップS109)。そして復号器3は、復号処理を実行する(ステップS110)。すなわち、要素復号器32による2回の要素復号処理が実行される。その後、復号器3は、繰り返し回数iを1インクリメントする(ステップS111)。復号器3は、繰り返し回数iが予め定められた所定回数R2に達したか否か判定する(ステップS112)。繰り返し回数iが所定回数R2に達していなければ(ステップS112−No)、復号器3は、ステップS110以降の処理を繰り返す。一方、繰り返し回数iが所定回数R2に達していれば(ステップS112−Yes)、復号器3は、各事後値に基づいて組織ビット列を復号する(ステップS113)。

0047

なお、復号器2は、復号器3がステップS108〜S113の処理を行っている間に、次のコードブロックについてステップS101〜S106の処理を実行する。このように、復号器2及び復号器3は、パイプライン処理的に複数のコードブロックに対して復号処理を実行する。

0048

以上に説明してきたように、第1の実施形態による復号装置は、前段の復号器によって復号されることにより得られた外部値を事前値として用いて後段の復号器によって誤り訂正符号を復号する。その際、この復号装置は、後段の復号器に入力される各ワード及び各外部値のビット長を削減するので、後段の復号器の回路規模を前段の復号器の回路規模よりも小さくできる。またこの復号装置は、パイプライン処理的に複数のコードブロックに対して復号処理を実行するので、演算速度を向上できる。その結果として、この復号装置は、二つの復号器で並列に誤り訂正符号を復号する復号装置とほぼ同等の演算速度を達成しつつ、回路規模を小さくできる。

0049

次に、第2の実施形態による復号装置について説明する。
前段の復号器及び後段の復号器が、コードブロックに対してある一定の回数だけ復号処理を繰り返すと、そのコードブロックに対応する、復号された組織ビット列のブロックエラーレートは殆ど向上しなくなる。そこで、前段の復号器による復号処理の実行回数と後段の復号器による復号処理の実行回数の合計は、その一定の回数に設定されることが好ましい。ここでは、便宜上、その一定の回数を最大反復回数と呼ぶ。
また、発明者は、復号装置が多数のコードブロックについて復号処理を実行すると、組織ビット列が正確に復号されるために要する復号処理の反復回数の平均値は、最大反復回数よりも少なくなるという知見を得た。

0050

そこで、第2の実施形態による復号装置は、後段の復号器が復号処理を実行する度に、コードブロックに含まれる組織ビット列が正確に復号されたか否かを判定する。そして後段の復号器は、組織ビット列が正確に復号された時点でそのコードブロックに対する復号処理を終了するとともに、前段の復号器にその旨を通知する。そして前段の復号器は、後段の復号器から復号処理が終了した旨の通知を受けると、その時点で復号処理を実行中のコードブロックの各ワード及び各外部値を出力する。これにより、第2の実施形態による復号装置は、多数のコードブロックに対する復号処理を実行したときに要する演算時間の短縮を図る。

0051

図4は、第2の実施形態による復号装置の概略構成図である。第2の実施形態による復号装置10も、第1の実施形態による復号装置1と同様に、二つの復号器2及び復号器3と、ワード長削減器4とを有する。なお、図4において、復号装置10の各構成要素には、図2に示された第1の実施形態による復号装置1の対応する構成要素と同一の参照番号を付した。
ただし、復号装置10は、復号器3が復号完了判定部36を有する点で第1の実施形態による復号装置1と異なる。そこで以下では、復号完了判定部36に関連する事項について説明する。

0052

第2の実施形態では、誤り訂正符号化装置により符号化された組織ビット列は、情報を表す情報ビット列と、その情報ビット列に付加された、ターボ符号以外の誤り訂正用または誤り検出用のパリティビット列を含む。このパリティビット列は、例えば、巡回冗長検査(cyclic redundancy check、CRC)符号とすることができる。
要素復号器32は、復号器3により実行される復号処理の最大回数よりも少ない一定の回数、例えば、1回の復号処理が終わる度に、各事後値及び各外部値を復号完了判定部36に渡す。
復号完了判定部36は、第1の実施形態の要素復号器32が各事後値に基づいて、対応するビットの値を決定する際の処理と同様の処理を各事後値に対して行って、組織ビット列に含まれる各ビットを復号する。そして復号完了判定部36は、復号された組織ビット列に含まれるパリティビット列に基づいて、その組織ビット列に含まれる情報ビット列に誤りがあるか否か判定する。情報ビット列に誤りが有れば、復号完了判定部36は、組織ビット列の復号は完了していないと判定する。そして復号完了判定部36は、要素復号器32から受け取った各外部値を乗算器33へ出力する。

0053

一方、情報ビット列に誤りが無ければ、復号完了判定部36は、組織ビット列の復号は完了したと判定する。また、情報ビット列に誤りが有る場合でも、そのコードブロックに対する復号器2及び復号器3による復号処理の実行回数が所定回数に達した場合も、組織ビット列の復号は完了したと判定する。なお、復号完了判定部36は、現在のコードブロックに対する復号処理の実行回数を、復号部3による一つ前のコードブロックに対する復号処理の実行回数と現在のコードブロックに対する復号処理の実行回数の合計としてもよい。そして復号完了判定部36は、復号された組織ビット列を出力する。さらに復号完了判定部36は、復号器2に対して、復号が完了したことを通知する。

0054

復号器2は、復号器3の復号完了判定部36から復号が完了した旨の通知を受けると、その通知後に求めた各外部値及びコードブロックに含まれる各ワードをワード長削減部4へ出力する。
したがって、復号器2により、ある時点のコードブロックに対して実行される復号処理の実行回数は、復号器3による、一つ前のコードブロックに対して実行される復号処理の実行回数と略等しくなる。ただし、復号器2は、最初のコードブロックに対しては、予め定められた実行回数、例えば4回の復号処理を実行する。

0055

図5は、復号器2及び復号器3による復号処理の動作シーケンスの一例を示す図である。なお、この例において、最大反復回数は8であると仮定する。先ず、復号器2は、ブロック501に示されるように、最初のコードブロックCB1に対して予め定められた4回の復号処理を実行する。そしてCB1の各ワード及び各外部値は、復号器3に渡される。復号器3は、ブロック502に示されるように、CB1に対して2回の復号処理を実行した時点で、すなわち、CB1に対して合計6回の復号処理が実行された時点で復号完了判定部36がCB1に含まれる組織ビット列の復号は完了したと判定する。

0056

復号器3がCB1に対して2回の復号処理を実行している間に、復号器2は、ブロック503に示されるように、次のコードブロックCB2に対して2回の復号処理を実行する。そして復号器2は、CB2に対して2回の復号処理を実行した時点で、復号完了判定部36からCB1に含まれる組織ビット列の復号が完了した旨の通知を受けるので、復号器2は、その時点での各外部値及びCB2に含まれる各ワードを出力する。そして復号器3は、ブロック504に示されるように、CB2に対して5回の復号処理を実行した時点で、すなわち、CB2に対して合計7回の復号処理が実行された時点で復号完了判定部36がCB2に含まれる組織ビット列の復号は完了したと判定する。

0057

復号器3がCB2に対して5回の復号処理を実行している間に、復号器2は、ブロック505に示されるように、次のコードブロックCB3に対して5回の復号処理を実行する。そして復号器2は、CB3に対して5回の復号処理を実行した時点で、復号完了判定部36からCB2に含まれる組織ビット列の復号が完了した旨の通知を受けるので、復号器2は、その時点での各外部値及びCB3に含まれる各ワードを出力する。そして復号器3は、ブロック506に示されるように、CB3に対して1回の復号処理を実行した時点で、すなわち、CB3に対して合計6回の復号処理が実行された時点で復号完了判定部36がCB3に含まれる組織ビット列の復号は完了したと判定する。

0058

このように、復号器2及び復号器3が複数のコードブロックに対して復号処理を実行すると、コードブロック当たりの復号処理の平均実行回数は、最大反復回数よりも小さくなる。したがって、第2の実施形態による復号装置は、多数のコードブロックを復号する際に要する演算時間を短縮できる。

0059

なお、第2の実施形態の変形例によれば、前段の復号器2の要素復号器22は、外部値とともに事後値を求めてもよい。そして復号器2は、その事後値に基づいて組織ビット列の復号が完了したか否かを判定する復号完了判定部を有してもよい。なお、復号完了判定部は、組織ビット列の復号が完了したか否かを判定するために、上記の第2の実施形態による復号完了判定部36と同様に、組織ビット列に含まれるパリティビット列を用いる。この場合、復号器2の復号完了判定部が組織ビット列の復号が完了したと判定すると、復号器2の復号完了判定部が復号した組織ビット列が直接出力され、復号器3はその組織ビット列に対応するコードブロックに対する復号処理を行わない。ただし、復号器2の復号完了判定部があるコードブロックの組織ビット列の復号が完了したと判定した時点で、後段の復号器3が一つ前のコードブロックに対する復号処理をまだ実行していることがある。そこで、例えば、復号装置はバッファを有し、そのバッファに復号器2から出力された組織ビット列を一時的に記憶させて、バッファに記憶されている組織ビット列よりも先に復号器3により復号された組織ビット列を出力させることが好ましい。これにより、後段の復号器3がコードブロックに対する復号処理を実行している間に、前段の復号器2が次のコードブロックに対する復号処理を終了しても、コードブロックの順序通りに復号された組織ビット列が出力される。

0060

また、上記の各実施形態の変形例によれば、前段の復号器2の削減器24による、外部値のビット長の削減方法と、後段の復号器3の削減器34による、外部値のビット長の削減方法は異なっていてもよい。
例えば、削減器24は、正規化、クリッピング、指数化及び正規化とクリッピングの組み合わせの4種類のビット長の削減方法の何れかによって各外部値のワード長を削減する。一方、削減器34は、その4種類のビット長の削減方法のうち、削減器24が実行する削減方法とは異なる削減方法に従って、各外部値のワード長を削減すればよい。

0061

さらに上記の各実施形態の他の変形例によれば、前段の復号器2の乗算器23が各外部値に乗じるスケーリングファクタを、復号器2による復号処理の実行回数に応じて変更してもよい。この場合、スケーリングファクタは、例えば、1以下の正の値に設定される。そのために、例えば、復号器2は、図示しない制御回路を有し、その制御回路が、復号器2による復号処理の実行回数に応じたスケーリングファクタを乗算器23へ渡す。そして乗算器23は、制御回路から受け取ったスケーリングファクタを各外部値に乗じる。なお、この場合においても、後段の復号器3の乗算器33が各外部値に乗じるスケーリングファクタは、復号器3による復号処理の実行回数によらず、一定であってもよい。

0062

例えば、乗算器23は、復号処理の実行回数が増加するほど、各外部値に乗じるスケーリングファクタSF1も大きくすることが好ましい。一方、乗算器33は、例えば、乗算器23において用いられるスケーリングファクタSF1の最大値以上の値を持ち、かつ1以下のスケーリングファクタSF2を各外部値に乗じることが好ましい。復号処理の実行回数が増えるほど、各外部値から算出される事前確率の値も確からしくなる。そのため、復号処理の実行回数が増えるほど、外部値そのものに近い値を用いて事前確率を求める方が、復号装置の誤り訂正能力が向上するためである。

0063

図6は、SF1の値を変更したときの復号装置の誤り訂正能力と、SF1及びSF2を一定の値としたときの復号装置の誤り訂正能力のシミュレーション結果を表すグラフである。
このシミュレーションでは、誤り訂正符号は、例えば無線通信により送信装置から受信装置へ伝送されたとして、受信装置が有する復号装置がその誤り訂正符号に対する復号処理を実行したと仮定する。そしてコードブロックに含まれる組織ビット列の長さを3072ビット、無線通信の際に使用された変調方式四位相偏移変調(quadrature phase-shift keying、QPSK)、符号化率を1/3と仮定する。さらに、復号器2及び復号器3は、それぞれ、4回の復号処理を実行したと仮定する。グラフの横軸は、受信装置における、ノイズ電力に対する受信電力の比Es/N0を表し、グラフの縦軸は、ブロックエラーレートを表す。

0064

グラフ601は、SF1及びSF2がそれぞれ一定の値0.75であるときのEs/N0に対するブロックエラーレートの変化を表す。一方、グラフ602は、SF1の値を復号処理の反復回数に応じて変更したときのEs/N0に対するブロックエラーレートの変化を表す。具体的には、1回目の復号処理において使用されるSF1の値を0.5とし、2〜3回目の復号処理において使用されるSF1の値を0.6とし、4回目の復号処理において使用されるSF1の値を0.7とした。またSF2の値を、復号処理の反復回数によらず0.8とした。
グラフ601とグラフ602との比較から明らかなように、復号処理の反復回数が増えるほど、SF1の値を大きくし、SF2をSF1の最大値以上とすることで、復号装置の誤り訂正能力が向上することが分かる。

0065

あるいは、上記の各実施形態において、後段の復号器3が有する乗算器33は省略されてもよい。したがって、この変形例では、前段の復号器2においてのみ、各外部値が要素復号器22にフィードバックされる際にスケーリングファクタが乗じられることになる。そのため、後段の復号器3の回路規模がより削減され、かつ復号器3の消費電力がより低減される。あるいは、前段の復号器2が有する乗算器23と後段の復号器3が有する乗算器33の両方が省略されてもよい。

0066

図7は、両方の復号器が乗算器を有する場合と、一方の復号器のみが乗算器を有する場合と、両方の復号器が乗算器を有さない場合の復号装置の誤り訂正能力のシミュレーション結果を表すグラフである。
このシミュレーションでも、誤り訂正符号は、例えば無線通信により送信装置から受信装置へ伝送されたとして、受信装置が有する復号装置が復号処理を実行したと仮定する。そしてコードブロックに含まれる組織ビット列の長さを1024ビット、無線通信の際に使用された変調方式をQPSK、符号化率を1/3と仮定する。さらに、復号器2及び復号器3は、それぞれ、4回の復号処理を実行したと仮定する。グラフの横軸は、受信装置における、ノイズ電力に対する受信電力の比Es/N0を表し、グラフの縦軸は、ブロックエラーレートを表す。

0067

グラフ701は、復号器2及び復号器3がともに外部値にスケーリングファクタを乗じるときのEs/N0に対するブロックエラーレートの変化を表す。グラフ702は、復号器2のみが外部値にスケーリングファクタSF1を乗じるときのEs/N0に対するブロックエラーレートの変化を表す。またグラフ703は、復号器3のみが外部値にスケーリングファクタSF2を乗じるときのEs/N0に対するブロックエラーレートの変化を表す。そしてグラフ704は、復号器2及び復号器3の何れも外部値にスケーリングファクタを乗じないときのEs/N0に対するブロックエラーレートの変化を表す。何れの場合も、スケーリングファクタSF1及びSF2をそれぞれ0.75とした。
グラフ701〜704から明らかなように、復号器2及び復号器3の何れも外部値にスケーリングファクタを乗じる場合と、復号器2のみが外部値にスケーリングファクタを乗じる場合の復号装置の誤り訂正能力はほぼ等しいことが分かる。

0068

さらに各実施形態の他の変形例によれば、ワード長削減器4は、復号器2から受け取った各ワード及び各外部値に対して1未満の正の値を持つ係数を乗じて得られた値から、小数点以下を切り捨てることにより、各ワード及び各外部値のビット長を削減してもよい。
またワード長削減器4は、各復号器が有する削減器と同様に、クリッピングまたは指数化によって、各ワード及び各外部値のビット長を削減してもよい。あるいは、ワード長削減器4は、正規化、クリッピング及び指数化のうちの少なくとも二つを組み合わせた削減方法に従って、各ワード及び各外部値のビット長を削減してもよい。さらにワード長削減器4は、各ワードに対して適用するビット長の削減方法と各外部値に対して適用するビット長削減方法を異ならせてもよい。

0069

さらに他の変形例によれば、復号装置が有する復号器の数は3台以上であってもよい。この場合、復号装置は、復号器の数よりも一つ少ない数のワード長削減器を有する。そしてm段目の復号器から出力されたコードブロックの各ワード及び各外部値は、そのビット長がm段目のワード長削減器によって、例えば1ビット削減された後、(m+1)段目の復号器に入力される(m=1,2,..,M-1、ただしMは復号装置が有する復号器の総数を表す)。

0070

図8は、上述した各実施形態又はその変形例の何れかによる復号装置が組み込まれた基地局装置の概略構成図である。基地局装置50は、アンテナ51と、無線処理部52と、インターフェース部53と、制御部54と、ベースバンド処理部55とを有する。また無線処理部52は、送信処理部521と、受信処理部522とを有する。またベースバンド処理部55は、復号装置56を有する。このうち、無線処理部52、インターフェース部53、制御部54及びベースバンド処理部55は、それぞれ別個の回路として形成される。あるいはこれらの各部は、その各部に対応する回路が集積された集積回路として基地局装置50に実装されてもよい。

0071

アンテナ51は、送信処理部521からデュプレクサ(図示せず)を介して伝達されたダウンリンク信号を無線信号として送信する。
またアンテナ51は、移動局装置から送信された無線信号であるアップリンク信号を受信して電気信号に変換し、電気信号に変換されたアップリンク信号をデュプレクサを介して受信処理部522に伝達する。

0072

無線処理部52の送信処理部521は、ベースバンド処理部55から受け取った、多重化されたダウンリンク信号をアナログ化した後、制御部54により指定された無線周波数を持つ搬送波重畳する。そして送信処理部521は、搬送波に重畳されたダウンリンク信号をハイパワーアンプ(図示せず)により所望のレベル増幅し、その信号をデュプレクサを介してアンテナ51へ伝達する。

0073

無線処理部52の受信処理部522は、アンテナ51からデュプレクサを介して受信したアップリンク信号を、低ノイズアンプ(図示せず)により増幅する。受信処理部522は、増幅されたアップリンク信号に、中間周波数を持つ周期信号を乗じることにより、アップリンク信号の周波数を無線周波数からベースバンド周波数に変換する。そして受信処理部522は、ベースバンド周波数を持つアップリンク信号をアナログ/デジタル変換した後、そのアップリンク信号をベースバンド処理部55へ渡す。

0074

インターフェース部53は、基地局装置50を、上位ノード装置(図示せず)及び他の基地局装置(図示せず)と接続するための通信インターフェース回路を有する。そしてインターフェース部53は、上位ノード装置から受信した信号を、S1インターフェースに従って解析し、その信号に含まれるダウンリンク信号及び制御信号を抽出する。さらにインターフェース部53は、他の基地局装置から受信した信号を、X2インターフェースに従って解析し、その信号に含まれる制御信号(例えば、ハンドオーバ処理を実行するための制御信号)を抽出する。そしてインターフェース部53は、抽出したダウンリンク信号をベースバンド処理部55に渡し、基地局装置50に対する制御信号を制御部54に渡す。
一方、インターフェース部53は、ベースバンド処理部55から受け取ったアップリンク信号をS1インターフェースに従った形式の信号に変換した上で上位ノード装置へ出力する。またインターフェース部53は、他の基地局装置へ送信する制御信号を、X2インターフェースに従った形式に変換する。そしてインターフェース部53は、その制御信号を他の基地局装置へ出力する。

0075

制御部54は、基地局装置50が設定するセルごとに、使用されているリソース量無線接続されている移動局装置の数などを管理する。
また制御部54は、基地局装置50が設定するセルに進入した移動局装置に対する位置登録呼制御処理及びハンドオーバ処理など、基地局装置50と移動局装置とを無線接続するための処理を実行する。さらに制御部54は、ダウンリンク信号の再送制御順序整列などの処理を実行してもよい。さらに制御部54は、変調方式の選択及び送信電力制御を実行する。
制御部54は、これらの処理を実行するために必要な制御信号を生成し、その制御信号をベースバンド処理部55へ渡す。

0076

ベースバンド処理部55は、アップリンク信号及びダウンリンク信号に対するベースバンド処理を実行する。ベースバンド処理部55は、インターフェース部53から受けとったダウンリンク信号に対して、誤り訂正符号化などの処理を行う。さらにベースバンド処理部55は、ダウンリンク信号を所定の変調方式に従って変調し、かつ多重化する。なお、多重化方式は、例えば、直交周波数分割多重方式(Orthogonal Frequency-Division Multiplexing、OFDM)とすることができる。そしてベースバンド処理部55は、変調及び多重化されたダウンリンク信号を無線処理部52の送信処理部521へ渡す。

0077

一方、ベースバンド処理部55は、受信処理部522から受け取ったアップリンク信号を所定の多重化方式に従って分離し、分離したアップリンク信号をそれぞれ復調する。そしてベースバンド処理部55は、復調されたアップリンク信号から誤り訂正されたビット列に対応するワード列を抽出する。そしてベースバンド処理部55は、そのワード列をコードブロック単位で復号装置56へ渡す。

0078

復号装置56は、上記の各実施形態またはその変形例による復号装置であり、ベースバンド処理部55から受け取ったコードブロックを誤り訂正復号する。そして誤り訂正復号されたアップリンク信号はインターフェース部53に出力される。
さらに、ベースバンド処理部55は、誤り訂正復号されたアップリンク信号から基地局装置50が参照する制御信号を取り出し、制御部54に渡す。なお、アップリンク信号に対する多重化方式は、例えば、シングルキャリア周波数分割多重方式(Single Carrier Frequency Division Multiplexing、SC-FDMA)とすることができる。

0079

図9は、上述した各実施形態又はその変形例の何れかによる復号装置が組み込まれた移動局装置の概略構成図である。移動局装置60は、アンテナ61と、無線処理部62と、ユーザインターフェース部63と、制御部64と、ベースバンド処理部65とを有する。また無線処理部62は、送信処理部621と、受信処理部622とを有する。さらに、ベースバンド処理部65は、復号装置66を有する。この復号装置66は、上記の各実施形態またはその変形例による復号装置である。このうち、無線処理部62、制御部64及びベースバンド処理部65は、それぞれ別個の回路として形成される。あるいはこれらの各部は、その各部に対応する回路が集積された一つの集積回路として移動局装置60に実装されてもよい。

0080

ここで、無線処理部62と、ベースバンド処理部65は、それぞれ、図8に示した基地局装置50の無線処理部52及びベースバンド処理部55と、適用される多重化方式を除いて同一の機能を有する。そのため、無線処理部62及び制御部64で実行されるベースバンド処理についての詳細な説明は省略する。
なお、ベースバンド処理部65は、アップリンク信号を、例えば、SC-FDMA方式により多重化する。またベースバンド処理部65は、多重化されたダウンリンク信号を、例えば、OFDMA方式により分離する。

0081

制御部64は、一つまたは複数のプロセッサ及びその周辺回路を有し、位置登録、呼制御処理、ハンドオーバ処理など、移動局装置60を基地局装置と無線接続するための処理を実行する。そこで、制御部64は、移動局装置60と基地局装置との無線接続を実行するための制御信号を生成する。また制御部64は、基地局装置から受信した制御信号に応じた処理を実行する。

0082

さらに、制御部64は、マイクロホン(図示せず)あるいはキーパッド(図示せず)などを含むユーザインターフェース部63を介して取得された音声信号あるいはデータを含む、アップリンク信号を生成する。そして制御部64は、生成したアップリンク信号に対して情報源符号化処理などの処理を施した後、そのアップリンク信号に対して変調、多重化などのベースバンド処理を実行する。また制御部64は、無線接続されている基地局装置から受信したダウンリンク信号に対して分離、復調、情報源復号処理などの処理を実行する。そして制御部64は、復号されたダウンリンク信号から、音声信号、動画像信号またはデータを取り出す。制御部64は、取り出された音声信号を、ユーザインターフェース部63に含まれるスピーカ(図示せず)により再生し、あるいは動画像信号及びデータをユーザインターフェース部63に含まれるディスプレイ(図示せず)に表示させる。
さらに制御部64は、移動局装置60に実装された各種のアプリケーションプログラムを実行する。

0083

ここに挙げられた全ての例及び特定の用語は、読者が、本発明及び当該技術の促進に対する本発明者により寄与された概念を理解することを助ける、教示的な目的において意図されたものであり、本発明の優位性及び劣等性を示すことに関する、本明細書の如何なる例の構成、そのような特定の挙げられた例及び条件に限定しないように解釈されるべきものである。本発明の実施形態は詳細に説明されているが、本発明の精神及び範囲から外れることなく、様々な変更、置換及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。

0084

以上説明した実施形態及びその変形例に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
誤り訂正符号化されたビット列に対応し、かつ複数のワードを含み、該複数のワードのそれぞれが少なくとも2ビット以上のビット長を持つワード列と、前記複数のビットのそれぞれごとに決定され、当該ビットが所定値である第1の事前確率とに基づいて、前記ビット列に含まれる複数のビットのそれぞれについて、当該ビットの値が前記所定値である信頼度の増分を表し、少なくとも2ビット以上のビット長を持つ第1の外部値を求める復号処理を第1の所定回数実行する第1の復号器と、
前記第1の復号器による前記第1の所定回数の復号処理が終了した後に求められた前記複数のビットのそれぞれに対応する前記第1の外部値のビット長を削減し、かつ前記ワード列に含まれる各ワードのビット長を削減するワード長削減器と、
ビット長が削減された前記第1の外部値のそれぞれを、前記複数のビットのうちの対応するビットが前記所定値である第2の事前確率として用いることにより、前記各ワードのビット長が削減された前記ワード列に基づいて、前記ビット列に含まれる複数のビットのそれぞれについて、当該ビットの値が前記所定値である信頼度の増分を表し、少なくとも2ビット以上のビット長を持つ第2の外部値と当該ビットの値が前記所定値である事後確率を表す事後値を算出する復号処理を第2の所定回数実行することにより、前記ビット列を復号する第2の復号器と、
を有する誤り訂正符号の復号装置。
(付記2)
前記第1の復号器は、
前記ビット列に含まれる複数のビットのそれぞれについての前記第1の事前確率と前記ワード列とに基づいて、前記複数のビットのそれぞれに対応する前記第1の外部値を算出する第1の要素復号器と、
前記第1の外部値のそれぞれに正の値を持つ第1のスケーリングファクタを乗じる第1の乗算器とを有し、
前記第1のスケーリングファクタが乗じられた前記第1の外部値のそれぞれは、前記ビット列に含まれる前記複数のビットのうちの対応するビットについての前記第1の事前確率として前記第1の要素復号器に入力され、
前記第1のスケーリングファクタは、前記第1の復号器による復号処理の実行回数に応じて変化する、付記1に記載の誤り訂正符号の復号装置。
(付記3)
前記第1のスケーリングファクタは、前記第1の復号器による復号処理の実行回数が増加するにつれて大きくなる、付記2に記載の誤り訂正符号の復号装置。
(付記4)
前記第2の復号器は、
前記ビット列に含まれる複数のビットのそれぞれについての前記第2の事前確率と前記各ワードのビット長が削減された前記ワード列とに基づいて、前記複数のビットのそれぞれに対応する前記第2の外部値及び前記事後値を算出する第2の要素復号器と、
前記第2の外部値のそれぞれに正の値を持つ第2のスケーリングファクタを乗じる第2の乗算器とを有し、
前記第2のスケーリングファクタが乗じられた前記第2の外部値のそれぞれは、前記ビット列に含まれる前記複数のビットのうちの対応するビットについての前記第2の事前確率として前記第2の要素復号器に入力され、
前記第2のスケーリングファクタは、前記第1のスケーリングファクタの最大値以上である、付記3に記載の誤り訂正符号の復号装置。
(付記5)
前記第1の復号器は、
前記ビット列に含まれる複数のビットのそれぞれについての前記第1の事前確率と前記ワード列とに基づいて、前記複数のビットのそれぞれに対応する前記第1の外部値を算出する第1の要素復号器と、
前記第1の外部値のそれぞれに正の値を持つ第1のスケーリングファクタを乗じる第1の乗算器と、
ビット長を削減する第1の削減方式に従って、前記第1のスケーリングファクタが乗じられた前記第1の外部値のそれぞれのビット長を削減する第1の削減器とを有し、
前記ビット長が削減された前記第1の外部値のそれぞれは、前記ビット列に含まれる前記複数のビットのうちの対応するビットについての前記第1の事前確率として前記第1の要素復号器に入力され、
前記第2の復号器は、
前記ビット列に含まれる複数のビットのそれぞれについての前記第2の事前確率と前記各ワードのビット長が削減された前記ワード列とに基づいて、前記複数のビットのそれぞれに対応する前記第2の外部値及び前記事後値を算出する第2の要素復号器と、
前記第2の外部値のそれぞれに正の値を持つ第2のスケーリングファクタを乗じる第2の乗算器と、
ビット長を削減する第2の削減方式に従って、前記第2のスケーリングファクタが乗じられた前記第2の外部値のそれぞれのビット長を削減する第2の削減器とを有し、
前記ビット長が削減された前記第2の外部値のそれぞれは、前記ビット列に含まれる前記複数のビットのうちの対応するビットについての前記第2の事前確率として前記第2の要素復号器に入力され、
前記第1の削減方式と前記第2の削減方式は異なる、付記1に記載の誤り訂正符号の復号装置。
(付記6)
前記ワード長削減器は、
前記第1の外部値のそれぞれについて、1以上かつ各第1の外部値のビット長よりも小さい所定数の下位ビットを削減し、かつ前記複数のワードのそれぞれについて、1以上かつ各ワードのビット長よりも小さい所定数の下位ビットを削減する、付記1〜5の何れか一項に記載の誤り訂正符号の復号装置。
(付記7)
前記第1の復号器は、前記ワード列に対する前記第1の所定回数の復号処理を終了すると、前記第2の復号器がビット長が削減された前記ワード列に対する前記第2の所定回数の復号処理を終了する前に、誤り訂正符号化された他のビット列に対応する他のワード列についての前記復号処理を開始する、付記1〜6の何れか一項に記載の誤り訂正符号の復号装置。
(付記8)
前記誤り訂正符号化されたビット列は、第1のビット列と、当該第1のビット列について求められた誤り検出用または誤り訂正用のパリティビット列とを含み、
前記第2の復号器は、前記第2の所定回数よりも少ない第3の所定回数の復号処理が終わる度に、前記復号されたビット列に含まれる前記パリティビット列に基づいて前記第1のビット列が誤り無く復号されたか否かを判定する復号完了判定部をさらに有し、
前記第2の復号器は、前記復号完了判定部が前記第1のビット列が誤り無く復号されたと判定すると、前記第1の復号器へ、誤り訂正符号化された他のビット列に対応する他のワード列についての復号処理を終了し、当該他のワード列について求めた前記第1の外部値のそれぞれを前記ワード長削減器へ出力するよう通知する、付記1〜6の何れか一項に記載の誤り訂正符号の復号装置。
(付記9)
前記誤り訂正符号化されたビット列は、第1のビット列と、当該第1のビット列について求められた誤り検出用または誤り訂正用のパリティビット列とを含み、
前記第1の復号器は、前記復号処理を行う度に前記誤り訂正符号化されたビット列を復号し、当該復号されたビット列に含まれる前記パリティビット列に基づいて前記第1のビット列が誤り無く復号されたか否かを判定する復号完了判定部をさらに有し、
前記第1の復号器は、前記復号完了判定部が前記第1のビット列が誤り無く復号されたと判定すると、当該復号された第1のビット列を出力する、付記1〜6の何れか一項に記載の誤り訂正符号の復号装置。
(付記10)
誤り訂正符号化されたビット列に対応し、かつ複数のワードを含み、該複数のワードのそれぞれが少なくとも2ビット以上のビット長を持つワード列と、前記複数のビットのそれぞれごとに決定され、当該ビットが所定値である第1の事前確率とに基づいて、前記ビット列に含まれる複数のビットのそれぞれについて、当該ビットの値が前記所定値である信頼度の増分を表し、少なくとも2ビット以上のビット長を持つ第1の外部値を求める復号処理を第1の所定回数実行し、
前記第1の所定回数の復号処理が終了した後に求められた前記複数のビットのそれぞれに対応する前記第1の外部値のビット長を削減し、かつ前記ワード列に含まれる各ワードのビット長を削減し、
ビット長が削減された前記第1の外部値のそれぞれを、前記複数のビットのうちの対応するビットが前記所定値である第2の事前確率として用いることにより、前記各ワードのビット長が削減された前記ワード列に基づいて、前記ビット列に含まれる複数のビットのそれぞれについて、当該ビットの値が前記所定値である信頼度の増分を表し、少なくとも2ビット以上のビット長を持つ第2の外部値と当該ビットの値が前記所定値である事後確率を表す事後値を算出する復号処理を第2の所定回数実行することにより、前記ビット列を復号する、
ことを含む誤り訂正符号の復号方法。
(付記11)
移動局装置から送信された、誤り訂正符号化されたビット列を含む無線信号を受信し、当該無線信号を電気信号に変換するアンテナと、
前記電気信号から、前記誤り訂正符号化されたビット列に対応し、かつ複数のワードを含み、該複数のワードのそれぞれが少なくとも2ビット以上のビット長を持つワード列を抽出するベースバンド処理部と、
前記ワード列に基づいて前記誤り訂正符号化されたビット列を復号する復号部とを有し、
前記復号部は、
前記ワード列と、前記複数のビットのそれぞれごとに決定され、当該ビットが所定値である第1の事前確率とに基づいて、前記ビット列に含まれる複数のビットのそれぞれについて、当該ビットの値が前記所定値である信頼度の増分を表し、少なくとも2ビット以上のビット長を持つ第1の外部値を求める復号処理を第1の所定回数実行する第1の復号器と、
前記第1の復号器による前記第1の所定回数の復号処理が終了した後に求められた前記複数のビットのそれぞれに対応する前記第1の外部値のビット長を削減し、かつ前記ワード列に含まれる各ワードのビット長を削減するワード長削減器と、
ビット長が削減された前記第1の外部値のそれぞれを、前記複数のビットのうちの対応するビットが前記所定値である第2の事前確率として用いることにより、前記各ワードのビット長が削減された前記ワード列に基づいて、前記ビット列に含まれる複数のビットのそれぞれについて、当該ビットの値が前記所定値である信頼度の増分を表し、少なくとも2ビット以上のビット長を持つ第2の外部値と当該ビットの値が前記所定値である事後確率を表す事後値を算出する復号処理を第2の所定回数実行することにより、前記ビット列を復号する第2の復号器と、
を有する基地局装置。
(付記12)
基地局装置から送信された、誤り訂正符号化されたビット列を含む無線信号を受信し、当該無線信号を電気信号に変換するアンテナと、
前記電気信号から、前記誤り訂正符号化されたビット列に対応し、かつ複数のワードを含み、該複数のワードのそれぞれが少なくとも2ビット以上のビット長を持つワード列を抽出するベースバンド処理部と、
前記ワード列に基づいて前記誤り訂正符号化されたビット列を復号する復号部とを有し、
前記復号部は、
前記ワード列と、前記複数のビットのそれぞれごとに決定され、当該ビットが所定値である第1の事前確率とに基づいて、前記ビット列に含まれる複数のビットのそれぞれについて、当該ビットの値が前記所定値である信頼度の増分を表し、少なくとも2ビット以上のビット長を持つ第1の外部値を求める復号処理を第1の所定回数実行する第1の復号器と、
前記第1の復号器による前記第1の所定回数の復号処理が終了した後に求められた前記複数のビットのそれぞれに対応する前記第1の外部値のビット長を削減し、かつ前記ワード列に含まれる各ワードのビット長を削減するワード長削減器と、
ビット長が削減された前記第1の外部値のそれぞれを、前記複数のビットのうちの対応するビットが前記所定値である第2の事前確率として用いることにより、前記各ワードのビット長が削減された前記ワード列に基づいて、前記ビット列に含まれる複数のビットのそれぞれについて、当該ビットの値が前記所定値である信頼度の増分を表し、少なくとも2ビット以上のビット長を持つ第2の外部値と当該ビットの値が前記所定値である事後確率を表す事後値を算出する復号処理を第2の所定回数実行することにより、前記ビット列を復号する第2の復号器と、
を有する移動局装置。

0085

1、10復号装置
2、3復号器
4ワード長削減器
21、31メモリ
22、32要素復号器
23、33乗算器
24、34 削減器
25、35インターリーバ/デインターリーバ
36復号完了判定部
50基地局装置
51アンテナ
52無線処理部
53インターフェース部
54 制御部
55ベースバンド処理部
56 復号装置
60移動局装置
61 アンテナ
62 無線処理部
63ユーザインターフェース部
64 制御部
65 ベースバンド処理部
66 復号装置
100ターボ符号化装置
101、102符号化器
103 インターリーバ
104 多重化器

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