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技術 商品販売データ処理装置及びその制御プログラム

出願人 東芝テック株式会社
発明者 鈴木康之
出願日 2012年2月27日 (8年11ヶ月経過) 出願番号 2012-039821
公開日 2013年1月24日 (8年0ヶ月経過) 公開番号 2013-016146
状態 特許登録済
技術分野 金銭登録機・受付機
主要キーワード 商品固有情報 権限区分 分析レポート 発生件数 入力画 関連付けデータ 説明内容 販売実績データ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2013年1月24日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (11)

課題

販売員の説明に対する客の理解度を把握できるようにする。

解決手段

商品販売データ処理装置は、入力部を介して販売員による説明が必要な商品販売データが入力されると、その商品に関する販売員の説明に対してその商品を購入する客がどの程度理解したかを示す理解度の入力を受付ける。そして、この受付けた理解度を示す情報を、商品または販売員の少なくとも一方の識別情報と関連付けて記憶する。

概要

背景

店で販売している商品の中には、その商品を購入する客に対して販売員が取り扱い等に関して説明することが求められている商品がある。

概要

販売員の説明に対する客の理解度を把握できるようにする。商品販売データ処理装置は、入力部を介して販売員による説明が必要な商品の販売データが入力されると、その商品に関する販売員の説明に対してその商品を購入する客がどの程度理解したかを示す理解度の入力を受付ける。そして、この受付けた理解度を示す情報を、商品または販売員の少なくとも一方の識別情報と関連付けて記憶する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

入力部を介して販売員による説明が必要な商品販売データが入力されると、その商品に関する販売員の説明に対してその商品を購入する客がどの程度理解したかを示す理解度の入力を受付ける理解度受付手段と、この理解度受付手段を介して受付けた理解度を示す情報を、前記商品または前記販売員の少なくとも一方の識別情報と関連付けて記憶する理解度記憶手段と、を具備したことを特徴とする商品販売データ処理装置

請求項2

前記理解度を示す情報と前記識別情報との関連付けデータ蓄積可能なサーバ宛に、前記理解度記憶手段で記憶した前記理解度を示す情報と前記識別情報との関連付けデータを送信するデータ送信手段、をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の商品販売データ処理装置。

請求項3

前記サーバに蓄積された前記関連付けデータに基づき、客の理解度を分析する理解度分析手段、をさらに具備したことを特徴とする請求項2記載の商品販売データ処理装置。

請求項4

前記理解度分析手段は、前記販売員別または前記商品別に客の理解度を分析することを特徴とする請求項3記載の商品販売データ処理装置。

請求項5

販売員による商品の説明が終了したことを宣言する宣言手段、をさらに具備し、前記理解度受付手段は、前記宣言手段により説明終了が宣言されたことを条件に理解度の入力を受付けることを特徴とする請求項1記載の商品販売データ処理装置。

請求項6

販売員による説明が必要な商品の販売データを入力するための入力部を備えた商品販売データ処理装置に、前記入力部を介して前記販売員による説明が必要な商品の販売データが入力されると、その商品に関する販売員の説明に対してその商品を購入する客がどの程度理解したかを示す理解度の入力を受付けさせる理解度受付機能と、この理解度受付機能を介して受付けた理解度を示す情報を、前記商品または前記販売員の少なくとも一方の識別情報と関連付けて記憶部に記憶させる理解度記憶機能と、を実現させるための制御プログラム

技術分野

0001

本発明の実施形態は、販売の際に説明を伴う商品、例えば医薬品を取扱う小売店向けの商品販売データ処理装置及びその制御プログラムに関する。

背景技術

0002

店で販売している商品の中には、その商品を購入する客に対して販売員が取り扱い等に関して説明することが求められている商品がある。

先行技術

0003

特開2010−146097号公報

発明が解決しようとする課題

0004

本発明が解決しようとする課題は、販売員によって商品の説明が十分になされたか否かを把握できる商品販売データ処理装置及びその制御プログラムを提供しようとするものである。

課題を解決するための手段

0005

一実施形態において、商品販売データ処理装置は、理解度受付手段と理解度記憶手段を備える。理解度受付手段は、入力部を介して販売員による説明が必要な商品の販売データが入力されると、その商品に関する販売員の説明に対してその商品を購入する客がどの程度理解したかを示す理解度の入力を受付ける。理解度記憶手段は、理解度受付手段を介して受付けた理解度を示す情報を、商品または販売員の少なくとも一方の識別情報と関連付けて記憶する。

図面の簡単な説明

0006

一実施形態に係わるPOSシステム概略構成図。
同POSシステムのファイルサーバが管理する商品マスタファイルデータレコードフォーマットを示す図。
同ファイルサーバが管理する販売員マスタファイルのデータレコードファーマットを示す図。
同ファイルサーバが管理する説明分析データファイルのデータレコードフォーマットを示す図。
同POSシステムのPOS端末にて表示される理解度入力画面の一例を示す図。
同POS端末の要部構成を示すブロック図。
同POS端末が備えるキーボードキー配置例を示す図。
同POS端末のRAMに形成される主要なメモリエリアを示す図。
同POS端末のCPUが制御プログラムに従って実行する処理手順の要部を示す流れ図。
同POS端末から発行される販売員別理解度分析レポートの一例を示す図。

実施例

0007

以下、商品販売データ処理装置の実施形態について、図面を用いて説明する。
本実施形態は、医薬品を販売するコンビニエンスストアスーパーマーケット等の小売店に構築されるPOS(Point Of Sales)システムのPOS端末に、商品販売データ処理装置としての機能を適用した場合である。

0008

図1は、本実施形態に係わるPOSシステム1の概略構成図である。POSシステム1は、ファイルサーバ2と、このサーバ2にLAN(Local Area Network)等のネットワーク3を介して接続された複数台のPOS端末4とから構成される。ファイルサーバ2は、商品マスタファイル5、販売員マスタファイル6及び説明分析データファイル7等の種々のデータファイルを記憶し管理する。

0009

商品マスタファイル5は、店で販売される商品に関するデータレコード5Rを記憶する。商品データレコード5Rは、図2に示すように、商品コード、商品名、単価等の商品固有情報に加えて、説明区分なる項目を含む。説明区分は、対応する商品コードで特定される商品が、販売員による説明が必要な医薬品であるか否かを識別するもので、本実施形態では、説明が必要な医薬品の区分を“1”、説明が不要な医薬品以外の商品の区分を“0”とする。

0010

販売員マスタファイル6は、商品の販売に携わる店員、いわゆる販売員に関するデータレコード6Rを記憶する。販売員データレコード6Rは、図3に示すように、販売員コード,販売員氏名等の販売員固有情報に加えて、権限区分なる項目を含む。権限区分は、対応する販売員コードによって特定される販売員が、医薬品を販売する際の説明権限を有する薬剤師または登録販売者であるか否かを識別するもので、本実施形態では、説明権限を有する販売員の区分を“1”、説明権限を有さない販売員の区分を“0”とする。

0011

説明分析データファイル7は、販売の際に販売員によって説明がなされた商品の販売に係わるデータレコード7Rを記憶する。説明分析データレコード7Rは、図4に示すように、日付、商品コード、商品名、販売員コード及び販売員氏名等の販売実績データに加えて、客層コード及び理解度情報なる項目を含む。

0012

客層コードは、対応する日付に、対応する商品コードで特定される商品を、対応する販売員コードで特定される販売員から説明を受けて購入した客の性別と世代を識別するもので、本実施形態では、別に二十代以下、三十代、四十代、五十代、六十代以上の5段階で世代を分類する。

0013

理解度情報は、販売員から商品の説明を受けた客の理解度を表わすもので、本実施形態では、理解度を「十分理解した」、「理解した」、「大体理解した」の3段階とする。そして、「十分理解した」ときを“100”、「理解した」ときを“80”、「大体理解した」ときを“60”というように、理解度情報を数値化する。理解度は、図5に示すような理解度入力画面8から入力する。理解度入力画面8には、理解度をそれぞれ示すボタン、「十分理解した」ボタン8A,「理解した」ボタン8B,「大体理解した」ボタン8Cが配置されており、POS端末4のタッチパネル26(図6を参照)に表示される。そして、販売員の説明を聞いた客が、自らの理解内容に当て嵌まるボタンにタッチして、理解度を入力する。

0014

図6は、POS端末4の要部構成を示すブロック図である。POS端末4は、制御部本体としてCPU(Central Processing Unit)11を搭載している。そしてこのCPU11に、アドレスバスデータバス等のバスライン12を介して、主記憶部としてのROM(Read Only Memory)13及びRAM(Random Access Memory)14と、補助記憶部としてのHDD(Hard Disk Drive)15と、現在の日時を計時する時計部16と、ネットワーク3を通じてのデータ通信を司る通信インターフェース17とを接続している。さらにPOS端末4は、キーボードコントローラ18、表示コントローラ19、タッチパネルコントローラ20、プリンタコントローラ21、スキャナコントローラ22及びI/Oポート23の各部を、前記バスライン12に接続している。

0015

キーボードコントローラ18は、キーボード24から被操作キーに応じたキー信号を取り込む。キーボード24は、図7に示すように、「00」及び「0」〜「9」の置数キー31や、男女別各5段階の世代に対応した客層がそれぞれ割り当てられた10個の客層キー32等に加えて、説明済キー33を配置する。説明済キー33は、販売員による商品説明が終了したことを宣言する宣言手段として機能する。

0016

表示コントローラ19は、ディスプレイ25に対する画面表示を制御する。ディスプレイ25には、客が購入した商品の商品名、単価、販売点数販売金額や、その客の買上合計金額釣銭額等が表示される。

0017

タッチパネルコントローラ20は、タッチパネル26に対する画面表示を制御するとともに、タッチ位置を示す座標データ信号を取り込む。タッチパネル26には、前述した理解度入力画面8が表示される。そして、この画面8の「十分理解した」ボタン8Aの領域内を示す座標データ信号がタッチパネル26から入力された場合、タッチパネルコントローラ20は理解度「十分理解した」が入力されたものとみなす。同様に、「理解した」ボタン8Bの領域内を示す座標データ信号がタッチパネル26から入力された場合には、理解度「理解した」が入力されたものとみなし、「大体理解した」ボタン8Cの領域内を示す座標データ信号がタッチパネル26から入力された場合には、理解度「大体理解した」が入力されたものとみなす。そしてタッチパネルコントローラ20は、この理解度を示すデータをCPU11に通知する。

0018

プリンタコントローラ21は、レシート印字を行うためのプリンタ27を制御する。スキャナコントローラ22は、商品コードや販売員コードなどのバーコードを読み取るためのスキャナ28を制御する。I/Oポート23は、ドロワ29を開放させるための駆動信号をドロワ29に出力する。

0019

かかる構成のPOS端末4は、医薬品を購入した客への販売員の説明に対する客の理解度を分析するために、図8に示すメモリエリア41,42,43をRAM14に形成している。メモリエリア41は、販売員のコード、氏名及び権限区分を含む販売員情報を記憶する。このメモリエリア41に、権限区分“1”の販売員情報が登録されると、販売員による説明が必要な商品、すなわち医薬品の販売が可能となる。メモリエリア42は、販売員によって商品(医薬品)の説明がなされたときに“1”にセットされる説明フラグFを記憶する。メモリエリア43は、販売員によって説明がなされた商品(医薬品)毎に、その商品コード及び商品名と、説明をした販売員の販売員コード及び氏名と、客の理解度を示す数値情報とを、1レコードとして記憶する。

0020

しかしてPOS端末4は、CPU11が図9の流れ図に示す手順の処理を実行するための制御プログラムをROM13に記憶する。この制御プログラムは、販売員のサインオンによって起動する。

0021

客が購入する商品の会計のために販売員がPOS端末4を操作する際、販売員は先ず、自らの販売員コードを示すバーコードをスキャナ28で読み取らせる。販売員コードのバーコードがスキャナ28で読み取られると、CPU11は、そのバーコードから得られる販売員コードでファイルサーバ2に問合せを行う。この問合せを受けたファイルサーバ2は、販売員マスタファイル6を検索して、当該販売員コードを含む販売員データレコード6Rを読み出す。そして、この販売員データレコード6Rを問合せ元のPOS端末4に返信する。そこでCPU11は、受信した販売員データレコード6Rから販売員情報(販売員コード,販売員氏名,権限区分)を取得する。そして、この販売員情報をメモリエリア41に格納する。かくして、POS端末4はサインオンとなり、前記制御プログラムが起動する。

0022

この制御プログラムが起動すると、CPU11は、説明フラグFを“0”にリセットする(ST1)。次いで、CPU11は、商品コードが入力されたか否かを判断する(ST2)。商品コードが入力されていない場合(ST2のNO)、CPU11は、商品コードが入力されるのを待機する(ST2)。

0023

サインオンを行った販売員は、次に、客が購入する商品に付されたバーコードをスキャナ28で読み取らせる。商品コードのバーコードがスキャナ28で読み取られると(ST2のYES)、CPU11は、そのバーコードから得られる商品コードでファイルサーバ2に問合せを行う。この問合せを受けたファイルサーバ2は、商品マスタファイル5を検索して、入力された商品コードを含む商品データレコード5Rを読み出す。そして、この商品データレコードを問合せ元のPOS端末4に返信する。そこでCPU11は、受信した商品データレコード5Rから商品データ(商品コード,商品名,単価,説明区分等)を取得する(ST3)。

0024

CPU11は、商品データ中の説明区分を調べる(ST4)。ここで、説明区分が“0”であった場合には、入力された商品コードで特定される商品は、販売員による説明が不要である。この場合(ST4のNO)、CPU11は、ステップST12の処理に進む。

0025

これに対し、説明区分が“1”であった場合には、入力された商品コードで特定される商品は、販売員による説明が必要である。この場合(ST4のYES)、CPU11は、メモリエリア41の権限区分を調べる(ST5)。ここで、権限区分が“0”であると、販売員は商品の説明権限を持たない。この場合(ST5のNO)、CPU11は、商品コードが入力された商品の登録をエラーとする。

0026

これに対し、権限区分が“1”であったならば、販売員は商品の説明権限を有する。この場合(ST5のYES)、CPU11は、ディスプレイ25に商品の説明を要求するメッセージを表示する(ST6)。そしてCPU11は、説明済キー33が入力されるのを待機する(ST7)。

0027

メッセージを確認した販売員は、客が購入する医薬品の用法や用量、さらには副作用等を客に説明する。そして、説明を終了すると、説明済キー33を操作する。説明済キー33が入力されると(ST7のYES)、CPU11は、タッチパネル26に理解度入力画面8を表示する。そしてCPU11は、「十分理解した」、「理解した」または「大体理解した」のいずれかの理解度が入力されるのを待機する(ST8:理解度受付手段)。

0028

販売員から医薬品の説明を受けた客は、その説明を十分に理解できた場合には「十分理解した」ボタン8Aにタッチし、十分ではないものの理解できた場合には「理解した」ボタン8Bをタッチし、大体は理解できた場合には「大体理解した」ボタン8Cにタッチする。客が理解できないまま医薬品を販売してはいけないので、本実施形態では、理解度にその他の選択肢はない。

0029

理解度入力画面8のいずれかのボタン8A,8Bまたは8Cがタッチされて、タッチパネルコントローラ20から理解度を示すデータが入力されたならば(ST9のYES)、CPU11は、この理解度に対応した数値情報を、ステップST3の処理で取得した商品データの商品コードと商品名、及び、メモリエリア41に登録されている販売員の販売員コードと氏名とともに、1レコードとしてメモリエリア43に登録する(ST10:理解度記憶手段)。また、CPU11は、説明フラグFがセットされていない場合には“1”にセットする(ST11)。しかる後、CPU11は、ステップST12の処理に進む。

0030

ステップST12では、客層キー32が入力されたか否かを判断する(ST12)。客層キー32が入力されていない場合(ST12のNO)、CPU11は、次の商品コードが入力されるのを待機する(ST2)。そして、次の商品コードが入力されたならば、前記ステップST3以降の処理を再度実行する。

0031

販売員は、客が購入する全ての商品のバーコードを1品ずつスキャナ28で読み取らせる。そして、全ての商品のバーコードを読み取らせたならば、販売員は客の外見から認識した客層に該当する客層キー32を操作する。客層キーが入力されると(ST12のYES)、CPU11は、ステップST3の処理で取得した商品データを基に、客が購入する商品の登録締め処理を行う(ST13)。この登録締め処理は、客が購入する商品の合計金額及び釣銭額の表示、客が購入する商品の明細が印字されたレシートの発行、預かり金の収納釣銭払出しのためのドロワ29の開放等の処理を含む。

0032

登録締め処理が終了すると、CPU11は、説明フラグFを調べる(ST14)。客が購入した商品の中に販売員による説明が必要な商品が含まれていない場合、説明フラグFは“0”にリセットされている。この場合(ST14のNO)、CPU11は、今回のサインオンに対する制御プログラムの処理を終了する。

0033

これに対し、客が購入した商品の中に販売員による説明が必要な商品が1品でも含まれている場合には、説明フラグFは“1”にセットされている。そして、説明が必要な商品の識別情報(商品コード,商品名)及び販売員の識別情報(販売員コード,販売員氏名)と関連付けて、客の理解度を示す数値情報がメモリエリア43に登録されている。この場合(ST14のYES)、CPU11は、メモリエリア43のレコード毎に、時計部16で計時されている現在日付のデータと、ステップST12の処理で操作入力された客層キー32に対応した客層を識別する客層コードとを付加して、説明分析データを作成する(ST15)、そしてCPU11は、通信インターフェース17を介してファイルサーバ2に説明分析データを送信する(ST16:データ送信手段)。こうして、ファイルサーバ2に送信された説明分析データは、説明分析データファイル7に蓄積される。CPU11は、以上で今回のサインオンに対する制御プログラムの処理を終了する。

0034

このように、本実施形態のPOSシステム1が構築された小売店では、客が商品の購入を申し出ると、先ず、販売員が自らの販売員コードをスキャナ28で読み取らせて、POS端末4をサインオンする。次いで、販売員は、客が購入する商品の商品コードを同スキャナ28で読み取らせて、サインオンしたPOS端末4に商品販売データを登録する。

0035

このとき、登録された商品が、販売員の説明が必要な商品,すなわち医薬品であった場合、POS端末4では、サインオンした販売員が医薬品の説明権限を有するか否かが、メモリエリア41に登録された権限区分に基づいて判定される。そして、販売員が説明権限を有する場合、ディスプレイ25に商品の説明を要求するメッセージが表示されるので、販売員は、当該医薬品の用法や用量、さらには副作用等を客に説明する。そして、説明を終了すると、説明済キー33を操作する。

0036

そうすると、タッチパネル26に理解度入力画面8が表示される。そこで、販売員からの説明を受けた客は、自身の理解度に当て嵌まる項目のボタン8A,8Bまたは8Cをタッチ操作する。今、客が「十分理解した」ボタン8Aにタッチ操作したとすると、理解度を示す数値情報“100”が当該商品の識別情報及び販売員の識別情報と関連付けてメモリエリア43に登録される。同様に、客が「理解した」ボタン8Bをタッチ操作した場合には、数値情報“80”が当該商品の識別情報及び販売員の識別情報と関連付けてメモリエリア43に登録され、客が「大体理解した」ボタン8Cをタッチ操作した場合には、数値情報“60”が当該商品の識別情報及び販売員の識別情報と関連付けてメモリエリア43に登録される。

0037

販売員は、客が購入する全ての商品の商品コードをスキャナ28で読み取らせたならば、客の性別と年齢を推測し、当て嵌まる客層の客層キー32を操作する。そうすると、メモリエリア43に登録されているデータに、操作された客層キー32に対応する客層の客層コードと現在日付のデータとが付加されて、説明分析データが作成される。そして、この説明分析データがファイルサーバ2に送信されて、説明分析データファイル7に蓄積される。

0038

すなわち説明分析データファイル7には、販売員の説明が必要な商品の販売履歴毎に、販売員の説明に対する客の理解度を示す数値情報が記憶される。したがって、このデータファイル7の説明分析データを分析することによって、販売員の説明に対する客の理解度を把握することができる。

0039

説明分析データの分析は、理解度分析プログラム実装したPOS端末4において可能である。このようなPOS端末4は、業務メニューの中に理解度分析メニューが設定されており、理解度分析メニューが選択されると理解度分析プログラムが起動する。そうすると、ディスプレイ25に分析項目の選択画面が表示される。分析項目には、販売員別、商品別,客層別がある。

0040

販売員別の分析項目が選択された場合、当該POS端末4のCPU11は、説明分析データファイル7に記憶された説明分析データを、販売員コード別に分類する。そして、販売員コード毎のデータ件数を、その販売員コードで識別される販売員の説明回数Nとして取得する。また、CPU11は、販売員コード別に分類した説明分析データを、さらに理解度情報別に分類する。そして、理解度情報毎のデータ件数を、その理解度情報から特定される理解度「十分理解した」,「理解した」または「大体理解した」の発生件数として取得する。さらに、理解度「十分理解した」の発生件数iに数値“100”を乗算した値100iと、理解度「理解した」の発生件数jに数値“80”を乗算した値80jと、理解度「大体理解した」の発生件数kに数値“60”を乗算した値60kとの合計を、当該販売員の説明回数Nで除算した値を、理解度平均Xとして算出する。[下記(1)式を参照]
X=(100i+80j+60k)/N …(1)
こうして、販売員毎に理解度平均Xを算出したならば、CPU11は、理解度平均Xの降順または昇順に各販売員の説明回数N,理解度別発生件数i,j,k及び理解度平均Xをソートし、例えば図10に示すようなレイアウトでプリンタ27によりレシート用紙印字出力して、販売員別理解度分析レポート50を発行する(理解度分析手段)。

0041

商品別の分析項目が選択された場合、当該POS端末4のCPU11は、説明分析データファイル7に記憶された説明分析データを、商品コード別に分類する。そして、商品コード別のデータ件数を、その商品コードで識別される商品に対する説明回数Nとして取得する。また、CPU11は、商品コード別に分類した説明分析データを、さらに理解度情報別に分類する。そして、理解度情報毎のデータ件数を、その理解度情報から特定される理解度「十分理解した」,「理解した」,「大体理解した」の発生件数として取得する。さらに、理解度「十分理解した」の発生件数iに数値“100”を乗算した値100iと、理解度「理解した」の発生件数jに数値“80”を乗算した値80jと、理解度「大体理解した」の件数kに数値“60”を乗算した値60kとの合計を、当該商品に対する説明回数Nで除算した値を、理解度平均Xとして算出する。[前記(1)式を参照]
こうして、商品別に理解度平均Xを算出したならば、CPU11は、理解度平均Xの降順または昇順に各商品に対する説明回数N,理解度別発生件数i,j,k及び理解度平均Xをソートし、プリンタ27によりレシート用紙に印字出力して、商品別理解度分析レポートを発行する(理解度分析手段)。

0042

客層別の分析項目が選択された場合、当該POS端末4のCPU11は、説明分析データファイル7に記憶された説明分析データを、客層コード別に分類する。そして、客層コード別のデータ件数を、その客層コードで識別される客層の客に対する説明回数Nとして取得する。また、CPU11は、客層コード別に分類した説明分析データを、さらに理解度情報別に分類する。そして、理解度情報毎のデータ件数を、その理解度情報から特定される理解度「十分理解した」,「理解した」,「大体理解した」の発生件数として取得する。さらに、理解度「十分理解した」の発生件数iに数値“100”を乗算した値100iと、理解度「理解した」の発生件数jに数値“80”を乗算した値80jと、理解度「大体理解した」の件数kに数値“60”を乗算した値60kとの合計を、当該客層の客に対する説明回数Nで除算した値を、理解度平均Xとして算出する。[前記(1)式を参照]
こうして、客層別に理解度平均Xを算出したならば、CPU11は、理解度平均Xの降順または昇順に各客層の客に対する説明回数N,理解度別発生件数i,j,k及び理解度平均Xをソートし、プリンタ27によりレシート用紙に印字出力して、客層別理解度分析レポートを発行する(理解度分析手段)。

0043

前記販売員別理解度分析レポート50からは、販売員の説明能力を評価することができる。すなわち、理解度平均Xが高い販売員は説明能力に長けており、理解度平均Xが低い販売員は説明能力が不足していると評価することができる。

0044

前記商品別理解度分析レポートからは、説明内容の難度を評価することができる。すなわち、理解度平均Xが高い商品に対する説明の内容は簡潔だが、理解度平均Xが低い商品に対する説明の内容は難解であると評価することができる。

0045

前記客層別理解度分析レポートからは、客層別の理解能力を評価することができる。すなわち、理解度平均Xが高い客層の客は理解能力が高いが、理解度平均Xが低い客層の客は理解能力が低いと評価することができる。したがって、理解度平均Xが低い客層の客に対しては、理解度平均Xが高い客層の客に対するよりも丁寧に説明することによって、客の満足度を高めることができる。

0046

以下、その他の実施形態について説明する。
前記実施形態では、理解度を「十分理解した」、「理解した」、「大体理解した」の3段階としたが、理解度はこの3段階に限定されるものではない。単純に2段階であってもよいし、細分化して4段階以上としてもよい。あるいは、客自身が理解度を数値に換算して入力してもよい。

0047

また、前記実施形態では、説明済キー33が入力されたことを条件に、理解度入力画面8をタッチパネル26に表示させたが、理解度入力画面8を表示させるタイミングはこれに限定されるものではない。説明を開始する前に理解度入力画面8を表示させ、説明済キー33の入力と理解度の選択入力とを受付けたことを条件に、ステップST10の処理に進むようにしてもよい。

0048

また、商品に関して販売員が客に説明したことを記録として残すため、客が説明を受けた後に操作するボタンを装置に設けることも可能である。この操作ボタンを客が操作すると、装置は、例えば当該商品の識別情報、販売員の識別情報、操作日時、取引番号等の情報を記録する。

0049

また、前記実施形態では、販売員による説明が必要な商品として医薬品を例示したが、説明が必要な商品は医薬品に限定されるものではない。例えば農薬工具のような危険物を販売する際にも販売員による説明が必要であり、このような事象にも本実施形態をそのまま適用することができる。

0050

さらに、前記実施形態は、装置内部のROM13に発明の機能を実現させる制御プログラムが予め記録されているものとした。しかしこれに限らず、同様のプログラムがネットワークから装置にダウンロードされてもよい。あるいは、記録媒体に記録された同様のプログラムが、装置にインストールされてもよい。記録媒体は、CD−ROMメモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。また、プログラムのインストールやダウンロードにより得る機能は、装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。

0051

この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

0052

1…POSシステム、2…ファイルサーバ、4…POS端末、5…商品マスタファイル、6…販売員マスタファイル、7…説明分析データファイル、8…理解度入力画面、11…CPU、26…タッチパネル、32…客層キー、33…説明済キー。

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