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技術 棒状化粧料繰出容器の保持装置

出願人 紀伊産業株式会社
発明者 平尾卓也高島優介
出願日 2011年7月6日 (8年11ヶ月経過) 出願番号 2011-150190
公開日 2013年1月24日 (7年5ヶ月経過) 公開番号 2013-013663
状態 特許登録済
技術分野 粉未状化粧料用容器または付属品
主要キーワード 当たり止め 各保持体 略六角柱 四角筒体 略角柱 用凸条 展示棚 多角筒状
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2013年1月24日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (16)

課題

テスター品および市販棒状化粧料繰出容器のいずれも展示専用のカートリッジを不要とするとともに、テスター品および市販棒状化粧料繰出容器を確実に保持することのできる棒状化粧料繰出容器を提供する。

解決手段

口紅棒状化粧料)が収容された口紅繰出容器を下向きに保持するため、上記口紅繰出容器からなるテスター品1と、このテスター品1を下向きにした状態で挿入して保持する保持体2と、この保持体2の上部および正面に取り付けられる色見本6(6’)とからなり、上記保持体2に上記テスター品1と市販口紅繰出容器5とを選択して着脱自在に収容しうるように構成されている。

概要

背景

従来、口紅等の色見本品を店頭等で展示する際に、図14に示すように、上側に色見本43を保持し下側にテスター品試供品)42を保持した保持体44を多数(各色ごとに)用意し、上面に多数のテスター品挿通用穴41が穿設された展示台40の上記挿通用穴41に保持体44の下部(テスター品42の部分)を挿通するようにして展示台40に各保持体44を載置し、展示台40上に色見本43を多数並べるようにしたものがある。この構成によれば、上記色見本43の色を目印にして、テスター品42を取り出して試用することにより、色見本43の色が実際にはどのような感じの色になるかを、簡単に確認することができる。

このようなテスター品42、色見本43、保持体44の組み合わせとして、例えば、特許文献1に示すようなものがある。このものは、図15に示すように、内部に口紅(棒状化粧料)が保持された外筒47と、この外筒47の下端開口に回動自在に取り付けられた繰出操作部48とを備えたテスター品42と、略有天角筒状に形成された色見本43と、有天状の四角筒体の保持体44とで構成されている。

そして、上記テスター品42は、略有天角筒状のカートリッジ46を介して上記保持体44の内側に圧入され、保持される。これにより、テスター品42の繰出操作部48と保持体44とが連れ回りするようになり、テスター品42の外筒47を一方の手で持ち、保持体44をもう一方の手で持って回動させることにより、テスター品42の繰出口から口紅を繰出すことができる。

なお、テスター品42を長期間展示すると、このテスター品42の口紅は、試し塗りを繰り返されるために使い尽くされたり、すり減って見栄えが悪くなったりする。その場合、テスター品42を新しいものと交換する必要があるが、テスター品42は見本用として製作されたもので再入手が困難であるため、上記テスター品42の代わりに、市販口紅繰出容器(市販品)45を上記保持体44に保持して展示することが行われている。上記市販口紅繰出容器45は、その繰出操作部49がテスター品42より大径に形成されているため、上記カートリッジ46を外した状態で、直接、上記保持体44の内側に圧入され、保持される。これにより、市販口紅繰出容器45の繰出操作部49と保持体44とが連れ回りするようになり、市販口紅繰出容器45の外筒50を一方の手で持ち、保持体44をもう一方の手で持って回動させることにより、市販口紅繰出容器45の繰出口から口紅を繰出すことができる。

このように、市販口紅繰出容器45を直接挿し込んで、保持体44に圧接的に保持させると、別途展示用のカートリッジ46を用意する必要がなくなり、便利であるものの、その反面、挿し込み不足や、展示棚照明等から過度の熱を受け続けて保持体44が変形すると、市販口紅繰出容器45が保持体44から抜け落ちるという問題が生じる可能性がある。また、同様に、テスター品42を保持させた場合も、これがカートリッジ46から抜け落ちるという問題が生じる可能性がある。そして、テスター品42を保持体44に保持するために展示専用のカートリッジ46を用意することは、この展示専用のカートリッジ46を保管するという作業が増えるとともに、その取付け作業が煩雑となるため、さらに改良が求められている。

概要

テスター品および市販棒状化粧料繰出容器のいずれも展示専用のカートリッジを不要とするとともに、テスター品および市販棒状化粧料繰出容器を確実に保持することのできる棒状化粧料繰出容器を提供する。口紅(棒状化粧料)が収容された口紅繰出容器を下向きに保持するため、上記口紅繰出容器からなるテスター品1と、このテスター品1を下向きにした状態で挿入して保持する保持体2と、この保持体2の上部および正面に取り付けられる色見本6(6’)とからなり、上記保持体2に上記テスター品1と市販口紅繰出容器5とを選択して着脱自在に収容しうるように構成されている。

目的

本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、テスター品および市販棒状化粧料繰出容器のいずれも展示専用のカートリッジを不要とし、しかも展示時の衝撃を受けても、テスター品および市販棒状化粧料繰出容器を確実に保持することのできる棒状化粧料繰出容器の保持装置の提供をその目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

内部に棒状化粧料繰出自在に収容する外筒とこの外筒内の棒状化粧料を繰出す繰出操作部とを備えた棒状化粧料繰出容器からなるテスター品と、このテスター品もしくはこのテスター品より大きい外径の繰出操作部を有する市販棒状化粧料繰出容器を収容し保持しうる保持体と、この保持体に取り付ける色見本とを有する棒状化粧料繰出容器の保持装置であって、上記保持体が、有天筒状の上部材と、この上部材と重なりかつ互いの側面に沿って上下方向にスライド自在に取り付けられる有底筒状の下部材とで構成されており、上記テスター品の外周に、上記上部材との着脱自在な係合のための係合用部が形成され、上記上部材の内部に、上記テスター品の係合用部と着脱自在に係合しうる第1の被係合用部と、上記市販棒状化粧料繰出容器の外壁面と着脱自在に係合しうる第2の被係合用部とが形成され、上記下部材の底壁に、上記テスター品を挿入するための貫通孔が形成されており、上記上部材と下部材とを重ねた状態で、上記テスター品が、下部材の貫通孔から保持体内に挿入され、上記上部材の第1の被係合部と係合することによって、収容、保持されるようになっており、互いの側面に沿って上記上部材と下部材とを相対的にスライドさせた状態で、上記市販棒状化粧料繰出容器が、下部材の開口から保持体内に挿入され、上部材内部の第2の被係合部と係合することによって、収容、保持されるようになっていることを特徴とする棒状化粧料繰出容器の保持装置。

請求項2

上記保持体における下部材の少なくとも一側面が切りかかれて開口が形成されている請求項1記載の棒状化粧料繰出容器の保持装置。

請求項3

上記市販棒状化粧料繰出容器の繰出操作部の外周壁が、略多角筒状に形成されている請求項1または2記載の棒状化粧料繰出容器の保持装置。

請求項4

上記上部材に下部材を重ねた状態の保持体が、略角柱状に形成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の棒状化粧料繰出容器の保持装置。

請求項5

上記色見本が、上記保持体の上面および少なくともその正面に取り付けられている請求項1〜4のいずれか一項に記載の棒状化粧料繰出容器の保持装置。

技術分野

0001

本発明は、口紅等の棒状化粧料色見本棒状化粧料繰出容器テスター品とともに保持して、店頭等に展示する際に、色見本の色をテスター品で確認することができるようにした棒状化粧料繰出容器の保持装置に関するものである。

背景技術

0002

従来、口紅等の色見本品を店頭等で展示する際に、図14に示すように、上側に色見本43を保持し下側にテスター品(試供品)42を保持した保持体44を多数(各色ごとに)用意し、上面に多数のテスター品挿通用穴41が穿設された展示台40の上記挿通用穴41に保持体44の下部(テスター品42の部分)を挿通するようにして展示台40に各保持体44を載置し、展示台40上に色見本43を多数並べるようにしたものがある。この構成によれば、上記色見本43の色を目印にして、テスター品42を取り出して試用することにより、色見本43の色が実際にはどのような感じの色になるかを、簡単に確認することができる。

0003

このようなテスター品42、色見本43、保持体44の組み合わせとして、例えば、特許文献1に示すようなものがある。このものは、図15に示すように、内部に口紅(棒状化粧料)が保持された外筒47と、この外筒47の下端開口に回動自在に取り付けられた繰出操作部48とを備えたテスター品42と、略有天角筒状に形成された色見本43と、有天状の四角筒体の保持体44とで構成されている。

0004

そして、上記テスター品42は、略有天角筒状のカートリッジ46を介して上記保持体44の内側に圧入され、保持される。これにより、テスター品42の繰出操作部48と保持体44とが連れ回りするようになり、テスター品42の外筒47を一方の手で持ち、保持体44をもう一方の手で持って回動させることにより、テスター品42の繰出口から口紅を繰出すことができる。

0005

なお、テスター品42を長期間展示すると、このテスター品42の口紅は、試し塗りを繰り返されるために使い尽くされたり、すり減って見栄えが悪くなったりする。その場合、テスター品42を新しいものと交換する必要があるが、テスター品42は見本用として製作されたもので再入手が困難であるため、上記テスター品42の代わりに、市販口紅繰出容器(市販品)45を上記保持体44に保持して展示することが行われている。上記市販口紅繰出容器45は、その繰出操作部49がテスター品42より大径に形成されているため、上記カートリッジ46を外した状態で、直接、上記保持体44の内側に圧入され、保持される。これにより、市販口紅繰出容器45の繰出操作部49と保持体44とが連れ回りするようになり、市販口紅繰出容器45の外筒50を一方の手で持ち、保持体44をもう一方の手で持って回動させることにより、市販口紅繰出容器45の繰出口から口紅を繰出すことができる。

0006

このように、市販口紅繰出容器45を直接挿し込んで、保持体44に圧接的に保持させると、別途展示用のカートリッジ46を用意する必要がなくなり、便利であるものの、その反面、挿し込み不足や、展示棚照明等から過度の熱を受け続けて保持体44が変形すると、市販口紅繰出容器45が保持体44から抜け落ちるという問題が生じる可能性がある。また、同様に、テスター品42を保持させた場合も、これがカートリッジ46から抜け落ちるという問題が生じる可能性がある。そして、テスター品42を保持体44に保持するために展示専用のカートリッジ46を用意することは、この展示専用のカートリッジ46を保管するという作業が増えるとともに、その取付け作業が煩雑となるため、さらに改良が求められている。

先行技術

0007

特開2000−166645号公報

発明が解決しようとする課題

0008

本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、テスター品および市販棒状化粧料繰出容器のいずれも展示専用のカートリッジを不要とし、しかも展示時の衝撃を受けても、テスター品および市販棒状化粧料繰出容器を確実に保持することのできる棒状化粧料繰出容器の保持装置の提供をその目的とする。

課題を解決するための手段

0009

上記目的を達成するため、本発明の棒状化粧料繰出容器の保持装置は、内部に棒状化粧料を繰出自在に収容する外筒とこの外筒内の棒状化粧料を繰出す繰出操作部とを備えた棒状化粧料繰出容器からなるテスター品と、このテスター品もしくはこのテスター品より大きい外径の繰出操作部を有する市販棒状化粧料繰出容器を収容し保持しうる保持体と、この保持体に取り付ける色見本とを有する棒状化粧料繰出容器の保持装置であって、上記保持体が、有天筒状の上部材と、この上部材と重なりかつ互いの側面に沿って上下方向にスライド自在に取り付けられる有底筒状の下部材とで構成されており、上記テスター品の外周に、上記上部材との着脱自在な係合のための係合用部が形成され、上記上部材の内部に、上記テスター品の係合用部と着脱自在に係合しうる第1の被係合用部と、上記市販棒状化粧料繰出容器の外壁面と着脱自在に係合しうる第2の被係合用部とが形成され、上記下部材の底壁に、上記テスター品を挿入するための貫通孔が形成されており、上記上部材と下部材とを重ねた状態で、上記テスター品が、下部材の貫通孔から保持体内に挿入され、上記上部材の第1の被係合部と係合することによって、収容、保持されるようになっており、互いの側面に沿って上記上部材と下部材とを相対的にスライドさせた状態で、上記市販棒状化粧料繰出容器が、下部材の開口から保持体内に挿入され、上部材内部の第2の被係合部と係合することによって、収容、保持されるようになっていることをその要旨とする。

0010

すなわち、本発明者らは、テスター品のための展示専用のカートリッジが不要で、しかもテスター品および市販棒状化粧料繰出容器を確実に保持することのできる棒状化粧料繰出容器の保持装置を得るため研究を重ねた。その結果、上記テスター品の外周にこのテスター品を保持する保持体と着脱自在な係合のための係合用部を形成し、上記保持体の内部に上記テスター品の係合用部と着脱自在に係合しうる第1の被係合用部を形成するとともに、上記保持体の底壁にテスター品を挿入するための貫通孔を形成し、上記テスター品を上記保持体の貫通孔から内部に挿入し、テスター品の係合用部と上記第1の被係合用部とを係合させると、展示専用のカートリッジを用いることなく、テスター品を保持体に確実に収容、保持できることを見い出した。そして、さらに研究を重ねた結果、上記保持体を、有天筒状の上部材と、この上部材と重なり互いの側面に沿って上下方向にスライド自在に取り付けられる下部材の二部材で構成し、上記上部材の内部に上記市販棒状化粧料繰出容器の外壁面と着脱自在に係合しうる第2の被係合用部を形成し、互いの側面に沿って上部材と下部材とを相対的にスライドさせた状態で、上記市販棒状化粧料繰出容器を下部材の開口から上記保持体内に挿入し、上部材と下部材とをスライドさせて互いに重なる状態に戻し、上記市販棒状化粧料繰出容器の外壁面と上部材の第2の被係合用部とを係合させると、これを確実に収容、保持できることを見い出し、本発明に想到した。

発明の効果

0011

このように、本発明の棒状化粧料繰出容器の保持装置は、テスター品と、このテスター品もしくはこのテスター品より大きい外径の繰出操作部を有する市販棒状化粧料繰出容器を収容し保持しうる保持体と、この保持体に取り付ける色見本とを有している。そして、上記保持体が、有天筒状の上部材と、この上部材と重なりかつ互いの側面に沿って上下方向にスライド自在に取り付けられる有底筒状の下部材とで構成されており、上記テスター品の外周に、上記上部材との着脱自在な係合のための係合用部が形成され、上記上部材の内部に、上記テスター品の係合用部と着脱自在に係合しうる第1の被係合用部が形成され、上記下部材の底壁に、上記テスター品を挿入するための貫通孔が形成されているため、上記上部材と下部材とを重ねた状態で、上記テスター品を、下部材の貫通孔から保持体内に挿入し、上記上部材の第1の被係合部と係合することによって、これを展示用カートリッジを用いることなく、直接、保持体内に収容、保持できるようになっている。また、上記上部材の内部に、上記市販棒状化粧料繰出容器の外壁面と着脱自在に係合しうる第2の被係合用部が形成されているため、互いの側面に沿って上部材と下部材とを相対的にスライドさせた状態で、市販棒状化粧料繰出容器を下部材の開口から保持体内に挿入し、上記上部材と下部材とを重ねた状態に戻すことにより、上部材内部の第2の被係合用部に市販棒状化粧料繰出容器の繰出操作部の外壁面が係合し、これを展示用カートリッジを用いることなく、直接保持体内に収容、保持できるようになっている。

0012

そして、上記保持体における下部材の少なくとも一側面が切りかかれて開口が形成されている場合には、上部材と下部材とを少しスライドするだけで、上記開口から市販棒状化粧料繰出容器を保持体内に収容、保持できるため、使い勝手がよくなる。

0013

また、上記市販棒状化粧料繰出容器の繰出操作部の外周壁が、略多角筒状に形成されている場合には、上部材の内部の第2の被係合用部に市販棒状化粧料繰出容器の繰出操作部の外壁面をより確実に係合させることができる。

0014

さらに、上記上部材に下部材を重ねた状態の保持体が、略角柱体状に形成されている場合には、上部材と下部材とを上下方向にスライド自在に形成することが容易であり、また、展示台から取り出し平置きした際に、転がり落ちることがないため、好適である。

0015

そして、上記色見本が、上記保持体2の上面および少なくともその正面に取り付けられている場合には、より少ないスペースにこれらを載置できるとともに、色見本の表面積が大きくなり、その色を大いにアピールすることができる。

図面の簡単な説明

0016

本発明の一実施の形態の棒状化粧料繰出容器の保持装置の説明図である。
テスター品を示す説明図である。
上記棒状化粧料繰出容器の保持装置の保持体を示す説明図である。
上記保持装置の分解斜視図である。
上記保持体の上部材を示す説明図である。
上記上部材の平面図である。
上記保持体の下部材を示す説明図である。
上記下部材の平面図である。
(a),(b)はいずれも上記棒状化粧料繰出容器の保持装置でテスター品を保持する状態を示す説明図である。
上記棒状化粧料繰出容器の保持装置にテスター品が保持された状態を示す断面図である。
市販棒状化粧料繰出容器を示す説明図である。
(a),(b)はいずれも上記棒状化粧料繰出容器の保持装置で市販棒状化粧料繰出容器を保持する状態を示す説明図である。
上記棒状化粧料繰出容器の保持装置に市販棒状化粧料繰出容器が保持された状態を示す断面図である。
従来例の展示状態を示す説明図である。
従来例を示す分解斜視図である。

実施例

0017

つぎに、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳しく説明する。

0018

図1は、本発明の一実施の形態である棒状化粧料繰出容器の説明図である。この実施の形態では、棒状化粧料繰出容器の保持装置は、口紅(棒状化粧料)が収容された口紅繰出容器を下向きに保持するためのもので、上記口紅繰出容器からなるテスター品1と、このテスター品1を下向きに保持する保持体2と、この保持体2の上面および正面に取り付けられる色見本6(6’)とからなっている。なお、色見本6(6’)は、透明な保護部材15(15’)によって保護されている(図4参照)。

0019

上記テスター品1は、図2に示すように、円筒状の繰出操作部16と、この繰出操作部16の下部の周壁面を繰出操作部16の回動操作に対して摺動可能に覆う外筒17を有している。そして、上記繰出操作部16を回転させると、繰出口18から口紅が繰出されるようになっている。また、上記外筒17の上部には、周方向に係合用凹部19が形成されている。そして、上記繰出操作部16には、回動操作時の滑り止めのために、複数の凸条16aが周方向に垂直に形成されている。

0020

テスター品1を保持する上記保持体2は、図3に示すように、有天筒状の上部材4と、有底筒状の下部材3とで構成され、これらが互いに重ね合わされて一体化した略四角柱状になっている。そして、図4に示すように、上部材4と下部材3とを上下方向に互いにスライドさせることにより、これらを開くことができるようになっている。また、下部材3の底壁には、上記テスター品1を挿入するための貫通孔7(図3参照)が形成されている。

0021

上記保持体2をより詳しく説明すると、上記上部材4は、合成樹脂製で略有天角筒状をしており、その天井壁27には、図4に示すような切欠22が設けられている。そして、その内側の中間部には、図5および図6に示すように、相対向する二側壁に、それぞれ中心側に向かって部分的に円筒壁を構成するよう突出する突出部24が形成されている。この各突出部24の左右両側には切欠23が設けられており、これら切欠23に挟まれた部分である第1の被係合用凸部10に、可撓性が付与されている。これにより、上記第1の被係合用凸部10は、上記テスター品1の係合用凹部19に着脱自在に係合できるようになっている。さらに、上記突出部24の左右両端には、上記テスター品1の当たり止めとして、上下に延びる凸条11が形成されている。

0022

また、上記上部材4の相対向する二側壁には、図5および図6に示すように、その左右両端に上下に延びる凸条8と、同じく上下に延びる第2の被係合用凸条9が形成されている。そして、上記突出部24が形成されていない残りの二側壁には、その下端に切欠12がそれぞれ設けられている。

0023

一方、上記下部材3は、図7および図8に示すように、上部材4と同じく合成樹脂製で、底壁25およびこれから立ち上がる一対の相対向する側壁13からなり、底壁25の中央部分に上記テスター品1の径とほぼ同径の貫通孔7が設けられている。また、各側壁13の左右両端部分には、上記上部材4の凸条8と第2の被係合用凸条9との間に形成されるスライド用凹条26に、スライド自在に係合するスライド用凸条14が形成されている。

0024

そして、上記上部材4と下部材3とを組み立てるには、図4に示すように、上記上部材4のスライド用凹条26と上記下部材3のスライド用凸条14とをスライド自在に係合させ、上部材4と下部材3とを重ね合わせることにより、上記保持体2を形成する。また、上記上部材4の天井壁27に、上記口紅と同色の色見本6’と透明な保護部材15’とをこの順に重ね合わせるとともに、上記上部材4の一側壁に色見本6と透明な保護部材15とをこの順に重ね合わせることにより、上記保持体2に色見本6(6’)を取り付けることができる。

0025

上記構成において、テスター品1を保持する場合には、図9(a)に示すように、上記色見本6(6’)と同色の口紅(図示せず)が保持されたテスター品1を、テスター品1の繰出操作部16の上端面が上記保持体2の上部材4内の凸条11(図5図6参照)に当接するまで、上記保持体2の貫通孔7から挿入する。すると、図9(b)およびこの断面図である図10に示すように、上記テスター品1の外筒17上部に設けられた係合用凹部19が、上記保持体2の上部材4内の第1の被係合用凸部10に着脱自在に係合するとともに、上記テスター品1の繰出操作部16に設けられた凸条16aが上記保持体2の上部材4の内壁面を圧接する。これらの係合および圧接により、上記テスター品1は保持体2に確実に保持される。これにより、保持体2とテスター品1の繰出操作部16とが連れ回りするようになり、テスター品1の外筒17を一方の手で持ち、保持体2をもう一方の手で持って回動させると、テスター品1の繰出口18から口紅を繰出すことができる。そして、上記テスター品1の保持体2から突出した部分を、図14に示す展示台40の挿通用穴41に挿通し、口紅繰出容器の保持装置を載置して並べ、展示する。

0026

そして、テスター品1の口紅が使い尽くされたり、すり減って見栄えが悪くなる等すると、上記テスター品1を保持体2から外し、市販の商品を保持体2に保持させて展示することができる。

0027

上記テスター品1と交換される市販の商品として、例えば、図11に示すように、市販口紅繰出容器5と、その上部に嵌合するキャップ20からなるものがあげられる。この市販口紅繰出容器5は、テスター品1と同じ形状品1’と、この形状品1’を挿入し着脱不能に保持する繰出操作部21とからなっている。なお、上記形状品1’は、テスター品1と同様の構成をしており、上記繰出操作部21の回動操作に対して摺動可能に覆う外筒17’と、口紅が繰出る繰出口18’を有している。

0028

上記テスター品1に代えて、上記市販口紅繰出容器5を保持体2に保持させて展示する場合には、まず、テスター品1を指で狭持して上記保持体2から抜き取り、ついで、上記市販口紅繰出容器5からキャップ20を外す。そして、図12(a)に示すように、上記保持体2の上部材4と下部材3とを互いに上下方向にスライドさせ、上下にずらした状態にする。この状態において、上記下部材3側面に現れた開口28部分から上記市販口紅繰出容器5を、その繰出口18’を下向きにして上記保持体2内に入れ、下部材3の貫通孔7に、繰出操作部21から突出している形状品1’部分を上から挿し込むようにする。その後、上記上部材4と下部材3とを互いに元の状態(上部材4と下部材3とが重なった状態)となるようにスライドさせることにより、市販口紅繰出容器5を保持体2に保持することができる。

0029

このとき、図12(b)およびこの断面図である図13に示すように、市販口紅繰出容器5の繰出操作部21の上端面は、上記保持体2の上部材4内部の第1の被係合用凸部10の下端面に当接するとともに、繰出操作部21の上側部分は、図6の一点鎖線21’で示すように、上記保持体2の上部材4内部の第2の被係合用凸条9および内周壁に圧接している。また、市販口紅繰出容器5の繰出操作部21の下端面は、上記保持体2の下部材3の底壁25に当接している。これらの当接および圧接により、市販口紅繰出容器5は保持体2に確実に保持される。これにより、保持体2と市販口紅繰出容器5の繰出操作部21とが連れ回りするようになり、市販口紅繰出容器5から突出している形状品1’の外筒17’を一方の手で持ち、保持体2をもう一方の手で持って回動させると、市販口紅繰出容器5の繰出口18’から口紅を繰出すことができる。

0030

上記の実施の形態によれば、上記テスター品1の外周に、上記上部材4と着脱自在な係合のための係合用凹部19が形成され、上記保持体2における上部材4の内部に、上記テスター品1の係合用凹部19と着脱自在に係合しうる第1の被係合用凸部10が形成され、上記下部材3の底壁25に、上記テスター品1を挿入するための貫通孔7が形成されているため、上記上部材4と下部材3とを重ねた状態で、上記テスター品1を、下部材3の貫通孔7から保持体2内に挿入し、上記上部材4の第1の被係合用凸部10と係合することによって、直接、保持体2内に収容、保持できるようになっている。したがって、従来必要であったテスター品のための展示専用カートリッジが不要となる。また、上記保持体2が有天筒状の上部材4と、この上部材4と重なりかつ互いの側面に沿って上下方向にスライド自在に取り付けられる有底筒状の下部材3とで構成されており、上記上部材4の内部に、上記テスター品1より大きい外径の繰出操作部21を有する市販口紅繰出容器5の外壁面と着脱自在に係合しうる第2の被係合用凸条9が形成されているため、互いの側面に沿って上部材4と下部材3とを相対的にスライドさせた状態で、上記市販口紅繰出容器5を下部材3の開口28から保持体2内に挿入し、上記上部材4と下部材3とを重ねた状態に戻すことにより、上記上部材4内部の第2の被係合用凸条9に上記市販口紅繰出容器5の繰出操作部21の外壁面が係合するとともに、繰出操作部21の下端面が上記下部材3の底壁25に当接することによって、確実に保持体2内に収容、保持できるようになっている。

0031

また、保持体2の下部材3が、略正方形の底壁25およびこれから立ち上がる一対の側壁13からなり、もう一対の側壁となるべき部分が開口に形成されている。したがって、上部材4と下部材3とを少しスライドさせてずらすだけで、上記下部材3の開口が開き、その開口から市販口紅繰出容器5を保持体2内に収容、保持できるため、使い勝手がよい。

0032

また、上記市販口紅繰出容器5の繰出操作部21の外周壁が、略十二角筒状に形成されているため、上部材4の内部の第2の被係合用凸条9に市販口紅繰出容器5の繰出操作部21の外壁面をより確実に係合させることができ、上記保持体2と市販口紅繰出容器5の繰出操作部21とをより確実に連れ回りさせることができる。

0033

さらに、上記上部材4に下部材3を重ねた状態の保持体2が、略四角柱状に形成されているため、上部材4と下部材3とを上下方向にスライド自在に形成することが容易であり、また、展示台から取り出し平置きした際に、転がり落ちることがなく、好適である。

0034

そして、上記色見本6(6’)が、上記上部材4の天井壁27およびその正面に取り付けられているため、より少ないスペースに複数の保持体2を並べても、その正面および上面から色見本6(6’)の色を見ることができる。したがって、視認される色見本6(6’)の表面積が大きくなり、その色を大いにアピールすることができる。

0035

なお、上記実施の形態では、棒状化粧料として口紅を用いたが、その他にもアイシャドウチーク等の他の棒状化粧料を用いてもよい。

0036

また、上記の実施の形態では、上部材4および下部材3を合成樹脂からなるものとしたが、他の材質を用いて形成するようにしてもよい。

0037

そして、上記の実施の形態では、下部材3の一対の側壁が形成されておらずそれらの部分がそれぞれ開口になっているが、一側壁に相当する部分のみを開口にしてもよいし、全ての側壁が形成され側壁部分に開口が全く形成されないようにしてもよい。全ての側壁が形成され側壁部分に開口が形成されない場合には、上部材4と下部材3とを完全に分離するまでスライドし、分離後の下部材3の天井開口部から市販口紅繰出容器5を保持体2内に収容、保持するようにすればよい。

0038

また、上記実施の形態では、市販口紅繰出容器5の繰出操作部21の外周壁が、略十二角筒状に形成されているが、その他にも、略四角筒、略六角筒、略八角筒等の様々な多角筒状に形成することができる。なお、上記繰出操作部21の外周壁は必ずしも略多角筒状であることを必要とせず、デザイン等の観点からは略円筒状であってもよい。しかし、保持体2とより確実に連れ回りさせることができる点では、略多角筒状であることが好ましい。

0039

さらに、上記実施の形態では、上部材4と下部材3とを重ねた状態の保持体2が、略四角柱状に形成されているが、その他にも、略六角柱、略八角柱、略円柱等の様々な柱状に形成することができる。これらのデザインはその化粧料が有するイメージに合わせて自由に選択される。

0040

そして、上記実施の形態では、色見本6(6’)が、上部材4の天井壁27およびその正面壁の二箇所に取り付けられているが、必ずしも両方に取り付けなくてもよく、いずれか一方であってもよい。また、保持体2の側面の全てに取り付けるようにしてもよい。この場合、どの角度から見てもはっきりと分かるため、その色をさらにアピールすることができる。また、色見本6(6’)の色の耐久性が高い場合には、必ずしも保護部材15(15’)は用いなくてもよい。なお、色見本6(6’)を、2色成形により得るようにすると、耐久性が高まるとともに、高級感のある仕上がりとなるため好ましい。

0041

また、上記実施の形態では、テスター品1の外周に設けられる係合用部を凹状に形成し、上部材4の内部に設けられる第1および第2の被係合用部をそれぞれ凸状に形成したが、テスター品1の外周に設けられる係合用部を凸状に形成し、上部材4の内部に設けられる第1および第2の被係合用部をそれぞれ凹状に形成しても同様の作用、効果が得られる。

0042

本発明の棒状化粧料繰出容器の保持装置は、口紅等の棒状化粧料の色見本を棒状化粧料繰出容器のテスター品とともに保持して、店頭等に展示するのに好適に利用できる。

0043

1テスター品
2保持体
5 市販口紅繰出容器
6、6’ 色見本

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