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技術 タンク解体工法

出願人 太平電業株式会社
発明者 宮本博章須山尚貴
出願日 2011年6月15日 (9年6ヶ月経過) 出願番号 2011-133368
公開日 2013年1月7日 (7年11ヶ月経過) 公開番号 2013-002106
状態 特許登録済
技術分野 既存建築物への作業
主要キーワード 水平スリット 解体コスト 外側ワイヤ 複数区画 LPGタンク 石油タンク タンク底板 大型タンク
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2013年1月7日)のものです。
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図面 (7)

課題

石油タンクLPGタンクLNGタンク等の大型タンクを安全かつ容易にしかも低コスト解体することが可能なタンク解体工法を提供する。

解決手段

円筒形状のタンク1の側板2を側板片2aから2fに切断し、側板片2aから2fをタンク1内に倒し、タンク1内に倒された側板片2aから2fをタンク1内から撤去する操作を繰り返し行って、タンク1を解体するタンク解体工法において、側板2を側板片2aから2fに切断する前に、タンク1の屋根板を、その縁部3を残して撤去し、側板2の切断の進行に合わせて、タンク1内に突出する屋根板の縁部3により重心がタンク1の内側に位置する側板片2aから2fをタンク1内に倒す。

概要

背景

従来、石油タンクLPGタンクLNGタンク等の大型タンク解体工法の一例が特許文献1(特開2000−213182号公報)に開示されている。以下、この解体工法を従来解体工法といい、図面を参照しながら説明する。

図4は、従来解体工法を示す平面図、図5は、図4のA−A線断面図、図6は、図4のB−B矢視図である。

図4から図6を参照しながら従来解体工法を説明する。

図4に示すように、円筒形状のタンク21の側板22をその周方向複数区画区分けする。この例では、4区画、すなわち、4枚の側板片22a、22b、22c、22dに区分けする。区分けした側板片22a、22b、22c、22dのうち、例えば、側板片22aを撤去するには、側板片22aのタンク内面上部と地盤との間に内側ジャッキ23を介して内側ワイヤーロープ24を張り、側板片22aのタンク外面上部と地盤との間に外側ジャッキ25を介して外側ワイヤーロープ26を張る。内側ワイヤーロープ24と側板片22aとは、側板片22aを内側ジャッキ23によりタンク21の内側に引っ張る際に、側板片22aをバランス良く引っ張れるように、複数本ワイヤーロープ24aを介して連結されている。同様に、外側ワイヤーロープ26と側板片22aとは、側板片22aを外側ジャッキ25により引っ張る際に、側板片22aをバランス良く引っ張れるように、複数本のワイヤーロープ26aを介して連結されている。側板片22aを外側ジャッキ25により引っ張るのは、後述するように、側板片22aを内側ジャッキ23によりタンク21の内側に引き倒す際に、側板片22aがタンク21内に一気倒れる危険性を回避するためである。

次いで、高所作業車27を使用して切断線(X)(図6参照)に沿って側板22をタンク21の外側から垂直に切断する。また、図6に示すように、切断された側板片22aの下部に水平スリット28を形成する。水平スリット28の両側には、未切断部(L)を残しておく。

次いで、内側ジャッキ23と外側ジャッキ25とを相互に操作して、すなわち、内側ジャッキ23により内側ワイヤーロープ24を引っ張り、この引っ張り速度と同期して、外側ジャッキ25により外側ワイヤーロープ26を繰り出す。これにより、側板片22aは、タンク21の内側に一気に倒れることなく徐々に引き倒される。側板片22aがタンク21の内側に一気に倒れるおそれがないので、タンク21内において別の作業をしている作業員の安全は、確保される。側板片22aの引き倒しの際、側板片22aの下部は、未切断部(L)のみによってタンク底板29とつながっているので、側板片22aは、タンク21の内側に小さい力で容易に引き倒される。

このようにしてタンク21の内側に側板片22aを引き倒したら、タンク21内において、側板片22aを小片に切断した後、この小片を側板22に形成した開口30からタンク21外に搬出する。このようにして、側板片22aの撤去作業が完了する。

側板片22aの撤去作業が完了したら、他の側板片22b、22c、22dにおいても側板片22aにおけると同様に、側板片へのジャッキおよびワイヤーロープの設置、切断線に沿う側板の切断、側板片のタンク内側への引き倒し、側板片のタンク外への搬出作業を行う。かくして、タンク21の解体が完了する。

概要

石油タンク、LPGタンク、LNGタンク等の大型タンクを安全かつ容易にしかも低コストで解体することが可能なタンク解体工法を提供する。円筒形状のタンク1の側板2を側板片2aから2fに切断し、側板片2aから2fをタンク1内に倒し、タンク1内に倒された側板片2aから2fをタンク1内から撤去する操作を繰り返し行って、タンク1を解体するタンク解体工法において、側板2を側板片2aから2fに切断する前に、タンク1の屋根板を、その縁部3を残して撤去し、側板2の切断の進行に合わせて、タンク1内に突出する屋根板の縁部3により重心がタンク1の内側に位置する側板片2aから2fをタンク1内に倒す。

目的

この発明の目的は、石油タンク、LPGタンク、LNGタンク等の大型タンクを安全かつ容易にしかも低コストで解体することが可能なタンク解体工法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

円筒形状のタンク側板側板片に切断し、前記側板片を前記タンク内に倒し、前記タンク内に倒された前記側板片を前記タンク内から撤去する操作を繰り返し行って、前記タンクを解体するタンク解体工法において、前記側板を前記側板片に切断する前に、前記タンクの屋根板を、その縁部を残して撤去し、前記側板の切断の進行に合わせて、前記タンク内に突出する前記縁部により重心が前記タンク内に位置する前記側板片を前記タンク内に倒すことを特徴とするタンク解体工法。

請求項2

前記側板片を前記タンク内に倒す前に、前記側板片の下部に水平スリットを形成することを特徴とする、請求項1記載のを有するタンク解体工法。

請求項3

前記側板片を前記タンク内に倒す際に、前記側板片を前記タンク内に押す外力を前記側板片に付与することを特徴とする、請求項1または2に記載のタンク解体工法。

請求項4

前記外力を重機により付与することを特徴とする、請求項3に記載のタンク解体工法。

技術分野

0001

この発明は、タンク解体工法、特に、石油タンクLPGタンクLNGタンク等の大型タンクを安全かつ容易にしかも低コスト解体することが可能なタンク解体工法に関するものである。

背景技術

0002

従来、石油タンク、LPGタンク、LNGタンク等の大型タンクの解体工法の一例が特許文献1(特開2000−213182号公報)に開示されている。以下、この解体工法を従来解体工法といい、図面を参照しながら説明する。

0003

図4は、従来解体工法を示す平面図、図5は、図4のA−A線断面図、図6は、図4のB−B矢視図である。

0004

図4から図6を参照しながら従来解体工法を説明する。

0005

図4に示すように、円筒形状のタンク21の側板22をその周方向複数区画区分けする。この例では、4区画、すなわち、4枚の側板片22a、22b、22c、22dに区分けする。区分けした側板片22a、22b、22c、22dのうち、例えば、側板片22aを撤去するには、側板片22aのタンク内面上部と地盤との間に内側ジャッキ23を介して内側ワイヤーロープ24を張り、側板片22aのタンク外面上部と地盤との間に外側ジャッキ25を介して外側ワイヤーロープ26を張る。内側ワイヤーロープ24と側板片22aとは、側板片22aを内側ジャッキ23によりタンク21の内側に引っ張る際に、側板片22aをバランス良く引っ張れるように、複数本ワイヤーロープ24aを介して連結されている。同様に、外側ワイヤーロープ26と側板片22aとは、側板片22aを外側ジャッキ25により引っ張る際に、側板片22aをバランス良く引っ張れるように、複数本のワイヤーロープ26aを介して連結されている。側板片22aを外側ジャッキ25により引っ張るのは、後述するように、側板片22aを内側ジャッキ23によりタンク21の内側に引き倒す際に、側板片22aがタンク21内に一気倒れる危険性を回避するためである。

0006

次いで、高所作業車27を使用して切断線(X)(図6参照)に沿って側板22をタンク21の外側から垂直に切断する。また、図6に示すように、切断された側板片22aの下部に水平スリット28を形成する。水平スリット28の両側には、未切断部(L)を残しておく。

0007

次いで、内側ジャッキ23と外側ジャッキ25とを相互に操作して、すなわち、内側ジャッキ23により内側ワイヤーロープ24を引っ張り、この引っ張り速度と同期して、外側ジャッキ25により外側ワイヤーロープ26を繰り出す。これにより、側板片22aは、タンク21の内側に一気に倒れることなく徐々に引き倒される。側板片22aがタンク21の内側に一気に倒れるおそれがないので、タンク21内において別の作業をしている作業員の安全は、確保される。側板片22aの引き倒しの際、側板片22aの下部は、未切断部(L)のみによってタンク底板29とつながっているので、側板片22aは、タンク21の内側に小さい力で容易に引き倒される。

0008

このようにしてタンク21の内側に側板片22aを引き倒したら、タンク21内において、側板片22aを小片に切断した後、この小片を側板22に形成した開口30からタンク21外に搬出する。このようにして、側板片22aの撤去作業が完了する。

0009

側板片22aの撤去作業が完了したら、他の側板片22b、22c、22dにおいても側板片22aにおけると同様に、側板片へのジャッキおよびワイヤーロープの設置、切断線に沿う側板の切断、側板片のタンク内側への引き倒し、側板片のタンク外への搬出作業を行う。かくして、タンク21の解体が完了する。

先行技術

0010

特開2000−213182号公報

発明が解決しようとする課題

0011

上述の従来解体工法によれば、側板片22aを、内側ジャッキ23と外側ジャッキ25とにより側板片22aの内側および外側の両側から引っ張り、側板片22aの引き倒しの際に、これら両ジャッキ23、25を相互に同期して操作することによって、側板片22aが一気にタンク21内に倒れる危険性を回避することができる。

0012

しかしながら、従来解体工法は、以下のような問題を有していた。

0013

(1)側板片22aの引き倒しに際して、内側ジャッキ23と外側ジャッキ25を設置し、これら両ジャッキを相互に同期して操作する必要があるので、ジャッキ23、25の設置およびその操作に時間と手間を要し、解体コストが嵩む。

0014

(2)タンク21を解体する際には、例えば、屋根板を解体するために高所作業用足場を組む必要があるが、この足場の設置に時間と手間がかかり、解体コストが嵩む。

0015

従って、この発明の目的は、石油タンク、LPGタンク、LNGタンク等の大型タンクを安全かつ容易にしかも低コストで解体することが可能なタンク解体工法を提供することにある。

0016

本願発明者らは、上記目的を達成するために鋭意研究を重ねた。この結果、下記の知見を得た。

0017

(a)タンクの屋根板を全て撤去せず、その縁部を残せば、縁部は、タンクの内側に突出するので、側板片の重心は、タンクの内側に位置する。従って、側板片には、常時、タンクの内側に倒れる力が作用する。この結果、従来解体工法のように、内側ジャッキと外側ジャッキを設置し、これら両ジャッキを相互に同期して操作することなく、側板片をタンクの内側に倒すことができる。

0018

(b)側板をその上部から切断して行けば、この切断の進行と共に、重心がタンクの内側に位置する側板片をタンクの内側に徐々に倒すことができる。

0019

(c)タンクの屋根板を全て撤去せず、縁部を残すことによって、この縁部を高所作業用足場として利用することができるので、別途、高所作業用足場を設置する必要性がなくなり、この分、タンクの解体コストを削減することができる。

課題を解決するための手段

0020

この発明は、上記(a)から(c)の知見に基づきなされたものであって、下記を特徴とするものである。

0021

請求項1に記載の発明は、円筒形状のタンクの側板を側板片に切断し、前記側板片を前記タンク内に倒し、前記タンク内に倒された前記側板片を前記タンク内から撤去する操作を繰り返し行って、前記タンクを解体するタンク解体工法において、前記側板を前記側板片に切断する前に、前記タンクの屋根板を、その縁部を残して撤去し、前記側板の切断の進行に合わせて、前記タンク内に突出する前記縁部により重心が前記タンク内に位置する前記側板片を前記タンク内に倒すことに特徴を有するものである。

0022

請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記側板片を前記タンク内に倒す前に、前記側板片の下部に水平スリットを形成することに特徴を有するものである。

0023

請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記側板片を前記タンク内に倒す際に、前記側板片を前記タンク内に押す外力を前記側板片に付与することに特徴を有するものである。

0024

請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記外力を重機により付与することに特徴を有するものである。

発明の効果

0025

この発明によれば、石油タンク、LPGタンク、LNGタンク等の大型タンクを安全かつ容易にしかも低コストで解体することが可能なタンク解体工法を提供することができる。

図面の簡単な説明

0026

この発明のタンク解体工法を示す斜視図である。
図1のA−A線断面図である。
この発明のタンク解体工法によりタンクの側板片がタンクの内側に倒れ始めた状態を示す断面図である。
従来解体工法を示す平面図である。
図4のA−A線断面図である。
図4のB−B線断面図である。

実施例

0027

この発明のタンク解体工法の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。

0028

図1は、この発明の解体工法を示す斜視図、図2は、図1のA−A線断面図、図3は、この発明の解体工法により側板片がタンクの内側に倒れ始めた状態を示す断面図である。

0029

図1から図3において、1は、円筒形状のタンクである。なお、タンク1の屋根板の全体は図示していない。2は、タンク1の側板である。側板2は、この例では、6区画、すなわち、6枚の側板片2a、2b、2c、2d、2e、2fに区分けされている。側板片2a、2b、2c、2d、2e、2fは、切断線(X1)、(X2)、(X3)、(X4)、(X5)、(X6)に沿って側板2を垂直に切断すると共に、切断線(Y1)、(Y2)、(Y3)、(Y4)、(Y5)、(Y6)に沿って後述する屋根板の縁部をその幅方向に切断することによって形成される。

0030

3は、タンク1の屋根板の縁部であり、高所作業用足場としても利用する。縁部3は、側板片2a、2b、2c、2d、2e、2fの切断に伴って切断線(Y1)、(Y2)、(Y3)、(Y4)、(Y5)、(Y6)に沿って切断される。

0031

4は、タンク1の側板2に形成された開口であり、作業員の出入りや例えば、側板片2aを小片に切断後、この小片をタンク1外に搬出する際に使用する。

0032

5は、側板片2a、2b、2c、2d、2e、2fの下部に形成された水平スリットである。図1には、側板片2aの水平スリットのみが記載されているが、他の側板片2b、2c、2d、2e、2fにおいても形成される。水平スリット5の両側には、未切断部(L)が残されている。従って、例えば、側板片2aは、未切断部(L)のみによってタンク1の底板6とつながっているので、タンク1の内側に倒れやすい。

0033

7は、高所作業車であり、切断線(X1)、(X2)、(X3)、(X4)、(X5)、(X6)に沿って側板2を垂直に切断する場合、および、切断線(Y1)、(Y2)、(Y3)、(Y4)、(Y5)、(Y6)に沿って縁部3を切断する場合に使用する。

0034

次に、この発明によるタンク解体工法について説明する。

0035

先ず、図1に示すように、タンク1の屋根板をその縁部3をリング状に残して撤去する。屋根板の撤去作業に際しては、縁部3を高所作業用足場として利用するので、別途、高所作業用足場を設置する必要性がなくなり、この分、タンクの解体コストを削減することができる。高所作業用足場として利用する縁部3は、屋根板の撤去以外の高所作業に利用できることは言うまでもない。

0036

次に、タンク1の側板2を、6区画、すなわち、6枚の側板片2a、2b、2c、2d、2e、2fに区分けする。なお、区分けする区画は、6区画に限定されない。なお、側板片2a、2b、2c、2d、2e、2fをこの順序で撤去する場合、側板片2fに開口4を形成し、作業員の出入りや側板片を小片に切断後、タンク1から撤去する際に使用する。

0037

次に、側板片2aを撤去するが、この際、予め側板片2aの下部に水平スリット5を形成した後、縁部3を切断線(Y1)、(Y6)に沿って切断する。この後、側板2を切断線(X1)に沿って上から下に垂直に切断する。切断線(Y1)、(Y6)および(X1)に沿う切断作業は、高所作業車によって行う。

0038

次に、側板2を切断線(X6)に沿って上から下に垂直に切断する。この際、側板片2aの上部には、屋根板の縁部3がタンク1の内側に突出した状態で残存しているので、側板片2aの重心は、タンク1の内側に位置する。従って、側板片2aには、常時、タンク1の内側に倒れる力が作用する。この結果、切断線(X6)に沿う側板2の切断の進行に伴って、側板片2aは、一気に倒れることなく、その上部から徐々にタンク1内に倒れていく。この際、側板片2aの下部には、水平スリット5が形成され、側板片2aは、未切断部(L)のみによってタンク1の底板6とつながっているので、タンク1の内側に倒れやすい。

0039

このようにして、側板片2aがタンク1の内側に完全に倒れたら、タンク1内において、側板片2aを小片に切断し、この後、この小片を側板2に形成した開口4からタンク1外に搬出する。このようにして、側板片2aの撤去作業が完了する。

0040

このようにして、側板片2aの撤去作業が完了したら、次に、切断線(Y2)に沿って縁部3を切断した後、側板2を切断線(X2)に沿って上から下に垂直に切断する。これにより側板片2bは、切断線(X2)に沿う側板2の切断の進行に伴って、側板片2aの場合と同様に、その上部から徐々にタンク1内に倒れていく。

0041

このようにして、側板片2bがタンク1の内側に完全に倒れたら、側板片2aの場合と同様にして、側板片2bを小片に切断し、この小片をタンク1外に搬出する。

0042

次に、切断線(Y3)に沿って縁部3を切断した後、側板2を切断線(X3)に沿って上から下に垂直に切断する。これにより側板片2cは、切断線(X3)に沿う側板2の切断の進行に伴って、側板片2aの場合と同様に、その上部から徐々にタンク1内に倒れていく。

0043

このようにして、側板片2cがタンク1の内側に完全に倒れたら、側板片2aの場合と同様にして、側板片2cを小片に切断し、この小片をタンク1外に搬出する。

0044

次に、切断線(Y4)に沿って縁部3を切断した後、側板2を切断線(X4)に沿って上から下に垂直に切断する。これにより側板片2dは、切断線(X4)に沿う側板2の切断の進行に伴って、側板片2aの場合と同様に、その上部から徐々にタンク1内に倒れていく。

0045

このようにして、側板片2dがタンク1の内側に完全に倒れたら、側板片2aの場合と同様にして、側板片2dを小片に切断し、この小片をタンク1外に搬出する。

0046

次に、切断線(Y5)に沿って縁部3を切断した後、側板2を切断線(X5)に沿って上から下に垂直に切断する。これにより側板片2eは、切断線(X5)に沿う側板2の切断の進行に伴って、側板片2aの場合と同様に、その上部から徐々にタンク1内に倒れていく。

0047

このようにして、側板片2eがタンク1の内側に完全に倒れたら、側板片2aの場合と同様にして、側板片2eを小片に切断し、この小片をタンク1外に搬出する。

0048

なお、側板片2eの撤去に際しては、側板片2fが同時に倒れないように、重機あるいはワイヤーロープ等により側板片2fをタンク1の外部から保持する。

0049

最後に、側板片2fを撤去するが、これは、側板片2fを保持している重機等により側板片2fをタンク1内に徐々に倒す。この後、側板片2dを小片に切断し、この小片をタンク1外に搬出する。

0050

なお、側板片2a、2b、2c、2d、2eをタンク1内に倒す際に、重機等により側板片を保持しながら、側板片2a、2b、2c、2d、2eに外力を付与すれば、さらに安全かつ確実に側板片2a、2b、2c、2d、2eをタンク1の内側に倒すことができる。

0051

以上説明したように、この発明によれば、屋根板の全て撤去せず、縁部を残すことによって、側板片の重心をタンクの内側に位置させることができるので、側板片をタンク内に倒す作業が容易かつ確実に行える。

0052

また、タンクの屋根板を全て撤去せず縁部を残すことによって、この縁部を高所作業用足場として利用することができるので、別途、高所作業用足場を設置する必要性がなくなり、この分、タンクの解体コストを削減することができる。

0053

(X1)、(X2)、(X3)、(X4)、(X5)、(X6):側板の切断線
(Y1)、(Y2)、(Y3)、(Y4)、(Y5)、(Y6):縁部の切断線
(L):未切断部
1:タンク
2:側板
2a、2b、2c、2d、2e、2f:側板片
3:縁部
4:開口
5:水平スリット
6:底板
7:高所作業車
10:開口
21:タンク
22:側板
22a、22b、22c、22d:側板片
23:内側ジャッキ
24:内側ワイヤーロープ
24a:ワイヤーロープ
25:外側ジャッキ
26:内側ワイヤーロープ
26a:ワイヤーロープ
27:高所作業車
28:水平スリット
29:底板
30:開口

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