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技術 動脈瘤のための血管内ステント留置術

出願人 コヴィディエンリミテッドパートナーシップ
発明者 ベレズ,アーロンリートラン,クァンクォク
出願日 2010年4月14日 (10年7ヶ月経過) 出願番号 2012-506179
公開日 2012年10月11日 (8年1ヶ月経過) 公開番号 2012-523922
状態 特許登録済
技術分野 媒体導出入付与装置 補綴 手術用機器
主要キーワード パージ穴 材料公差 段階的移動 可変間隙 隣接側面 軸方向経路 隣接セクション 固体要素
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2012年10月11日)のものです。
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図面 (20)

課題・解決手段

例えば、神経血管系の蛇行性血管をナビゲートすることができる、可撓性埋込型閉塞デバイスを説明する。閉塞デバイスはまた、血管系の蛇行性血管の形状に一致することもできる。いくつかの実施形態では、閉塞デバイスは、動脈瘤から離れた血管内で血流方向付けるか、または動脈瘤への血流を制限することができる。いくつかの実施形態は、デバイスの長さに沿って、閉塞デバイスの間隙率を調整するための方法および装置を説明する。いくつかの実施形態では、閉塞デバイスは、隣接構造が、側枝血管であろうと酸素要求組織であろうと、必要な血流を奪われないように、十分な血流がそれらの構造に提供されることを可能にする。例えば、少なくとも部分的に重複する、複数のステントを使用することができる。いくつかの実施形態は、動脈瘤の閉塞を確認するため、または血管壁から物質を取り除くための種々の方法を説明する。

概要

背景

体内管腔は、サイズ、形状、および/または開通性が変化し得て、そのような変化は、合併症提示し得るか、または関連する身体機能に影響を及ぼし得る。例えば、血管系の壁、特に動脈壁は、動脈瘤と呼ばれる病的拡張発現する場合がある。動脈瘤は、動脈の壁からの膨張として観察される。これは、疾患、損傷、または先天性異常によって弱体化されている血管壁の結果である。動脈瘤は、薄く弱い壁を有し、破裂する傾向があり、しばしば高い血圧によって引き起こされるか、または悪化される。動脈瘤は、身体の異なる部分で見出すことができ、最もよく見られるものは腹部大動脈動脈瘤(AAA)および脳動脈瘤である。動脈瘤の存在のみは、必ずしも命を脅かすわけではないが、脳の中で破裂した場合に脳卒中等の重篤な健康の結果を有し得る。加えて、破裂した動脈瘤はまた、死亡をもたらし得る。

概要

例えば、神経血管系の蛇行性血管をナビゲートすることができる、可撓性埋込型閉塞デバイスを説明する。閉塞デバイスはまた、血管系の蛇行性血管の形状に一致することもできる。いくつかの実施形態では、閉塞デバイスは、動脈瘤から離れた血管内で血流方向付けるか、または動脈瘤への血流を制限することができる。いくつかの実施形態は、デバイスの長さに沿って、閉塞デバイスの間隙率を調整するための方法および装置を説明する。いくつかの実施形態では、閉塞デバイスは、隣接構造が、側枝血管であろうと酸素要求組織であろうと、必要な血流を奪われないように、十分な血流がそれらの構造に提供されることを可能にする。例えば、少なくとも部分的に重複する、複数のステントを使用することができる。いくつかの実施形態は、動脈瘤の閉塞を確認するため、または血管壁から物質を取り除くための種々の方法を説明する。

目的

本開示の側面は、神経血管系の蛇行性血管を容易にナビゲートすることができる、高い可撓性の埋込型閉塞デバイスを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
3件
牽制数
4件

この技術が所属する分野

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請求項1

患者の血管に埋め込むためのステントであって、近位端を有する近位部分と、遠位端を有する遠位部分と、該近位端から該遠位端まで延在するステント長と、該近位端と該遠位端との間に延在する管腔画定するステント壁であって、送達構成および拡張構成を有する、ステント壁と、を備え、該拡張構成にあるときに、該ステント壁は、該ステント長を変化させることによって、該遠位部分の近位の離散場所において変化可能である間隙率を有する、ステント。

請求項2

前記ステント壁の前記間隙率は、前記ステント長が減少させられるにつれて減少させられる、請求項1に記載のステント。

請求項3

前記ステント長が変化させられるにつれて、前記ステント壁の間隙率は、前記近位部分および前記遠位部分のうちの少なくとも1つにおける該ステント壁の間隙率に対して前記離散場所において変化する、請求項1に記載のステント。

請求項4

前記ステント長が減少させられると、前記離散場所における前記ステント壁の前記間隙率は、前記近位部分および前記遠位部分における該ステント壁の該間隙率に対して低減される、請求項3に記載のステント。

請求項5

前記ステントを軸方向に圧縮するステップは、該ステントの前記間隙率を減少させる、請求項1に記載のステント。

請求項6

前記ステントは、拘束されていないときに、前記送達構成から前記拡張構成に自動的に変化する、請求項1〜5のうちのいずれかに記載のステント。

請求項7

前記ステントは、前記ステント長を増加させることによって前記送達構成から前記拡張構成に変化した後に、半径方向に折畳み可能である、請求項1〜6のうちのいずれかに記載のステント。

請求項8

前記ステントは、該拡張したステント上でのカテーテル前進によって前記送達構成から前記拡張構成に変化した後に、半径方向に折畳み可能である、請求項1〜6のうちのいずれかに記載のステント。

請求項9

前記ステントは、該ステントが前記送達構成であるときには、第1のステント長を、該ステントが前記拡張構成であるときには、該第1のステント長よりも短い第2のステント長を備える、請求項1〜8のうちのいずれかに記載のステント。

請求項10

前記ステントの前記間隙率は、前記第2のステント長を超えてステント長を減少させることによって、前記離散場所において低減することができる、請求項9に記載のステント。

請求項11

前記拡張構成であるときに、前記間隙率は、前記ステントの断面寸法であって、前記管腔に及ぶ断面寸法を実質的に変化させることなく、該ステント長を変化させることによって、前記離散場所において変化可能である、請求項1〜10のうちのいずれかに記載のステント。

請求項12

前記拡張構成であるときに、前記ステント長は、前記ステント管腔半径方向断面寸法を実質的に変化させることなく、縮小可能である、請求項1〜11のうちのいずれかに記載のステント。

請求項13

患者の血管にステントを埋め込むためのシステムであって、近位部分と、遠位部分と、該近位部分から該遠位部分まで延在する本体管腔とを有する細長い本体であって、該遠位部分は、患者の血管内に延在するように構成される、細長い本体と、圧縮構成から拡張構成まで拡張可能なステントであって、近位端と、遠位端と、該近位端から該遠位端まで拡張するステント管腔と、該拡張構成において調整可能な間隙率を有するステント壁とを有する、ステントとを備え、該圧縮構成の該ステントは、該本体管腔内に摺動可能に設置されるように、および該ステントが該本体管腔の外へ前進させられるにつれて拡張構成に変化するように構成され、該ステントの該遠位端が該拡張構成であるときに、該調整可能な間隙率は、該ステントの該遠位端に対して該ステントの該近位端を前進させるか、または引き抜くことによって調整可能である、システム。

請求項14

前記調整可能な間隙率は、前記ステント壁の長さに沿った複数の離散場所において調整可能である、請求項13に記載のシステム。

請求項15

ステントが前記拡張構成であるときに、該ステントの前記近位端が該ステントの前記遠位端に向かって前進させられるにつれて、前記調整可能な間隙率は、前記ステント壁の離散した空間的に離れたセクションにおいて減少可能である、請求項13または14に記載のシステム。

請求項16

ステントが前記拡張構成であるときに、前記近位端が該ステントの前記遠位端から引き抜かれるにつれて、前記調整可能な間隙率は、前記ステント壁の離散した空間的に離れたセクションにおいて増加可能である、請求項13〜15のうちのいずれかに記載のシステム。

請求項17

前記ステントが前記拡張構成であるときに、該ステントを軸方向に圧縮することは、該ステントの少なくとも一部分の前記間隙率を減少させる、請求項13〜16のうちのいずれかに記載のシステム。

請求項18

前記ステントは、拘束されていないときに、前記送達構成から前記拡張構成に自動的に変化する、請求項13〜17のうちのいずれかに記載のシステム。

請求項19

前記ステントは、ステントの長さを増加させることによって、前記送達構成から前記拡張構成に変化した後に、折畳み可能である、請求項13〜18のうちのいずれかに記載のシステム。

請求項20

前記ステントは、前記近位端から前記遠位端まで延在する長さを有し、前記拡張構成であるときに、該ステント長は、前記ステント管腔の半径方向断面寸法を実質的に変化させることなく縮小可能である、請求項13〜19のうちのいずれかに記載のステント。

請求項21

患者の身体管腔に埋め込むためのステントであって、近位部分および遠位部分と、該近位部分から該遠位部分まで延在する管腔を画定するステント壁であって、圧縮構成および拡張構成を有する、ステント壁と、該拡張構成であるときに、該ステント壁は該遠位部分に対する該近位部分の相対移動によって調整可能である、可変の間隙率を有する、ステント。

請求項22

前記ステント壁の前記間隙率は、前記近位部分と遠位部分との間の複数の空間的に分離された場所において調整可能である、請求項21に記載のステント。

請求項23

前記ステント壁の前記間隙率は、前記近位部分から前記遠位部分まで延在する前記ステントの長さが減少させられると、減少させられる、請求項21または22に記載のステント。

請求項24

前記近位部分から前記遠位部分まで延在する前記ステントの長さが変化させられると、該近位部分と該遠位部分との間に位置する第1の領域中の前記ステント壁の間隙率は、該近位部分および該遠位部分のうちの少なくとも1つに位置する第2の領域中の前記ステント壁の間隙率に対して変化する、請求項21〜23のうちのいずれかに記載のステント。

請求項25

前記ステントの前記長さが減少させられると、前記第1の領域中の前記間隙率は、前記第2の領域中の前記間隙率に対して低減される、請求項24に記載のステント。

請求項26

前記ステントが前記拡張構成であるときに、該ステントを軸方向に圧縮することは、該ステントの前記間隙率を減少させる、請求項21〜25のうちのいずれかに記載のステント。

請求項27

前記ステントは、前記近位部分から前記遠位部分まで延在する長さを有し、前記拡張構成であるときに、該ステント長は、前記ステント管腔の半径方向断面寸法を実質的に変化させることなく、実質的に縮小可能である、請求項21〜26のうちのいずれかに記載のステント。

請求項28

患者に埋め込むためのステントであって、該ステントが該患者の中に設置されている間に、ステント壁の少なくとも一部分の間隙率を調整することができるように、調整可能な間隙率を有するステント壁を備える、ステント。

請求項29

患者の血管に埋め込むためのステントであって、圧縮構成と拡張構成との間で変化するように構成されるステント壁であって、近位部分と、遠位部分と、該近位部分と該遠位部分との間に延在する中間部分とを有する、ステント壁を備え、該ステントの該中間部分は、該遠位部分が該拡張構成であるときに調整可能である、可変間隙率を有する、ステント。

請求項30

前記中間部分の前記間隙率は、前記近位部分から前記遠位部分まで延在する前記ステントの長さが減少すると、減少する、請求項29に記載のステント。

請求項31

前記中間部分の前記間隙率は、該中間部分の長さを変化させることによって変化する、請求項29に記載のステント。

請求項32

前記中間部分の前記長さが減少させられると、該中間部分の前記間隙率は、前記近位部分および前記遠位部分のうちの少なくとも1つにおける間隙率に対して低減される、請求項31に記載のステント。

請求項33

前記ステントが前記拡張構成であるときに、該ステントを軸方向に圧縮することは、前記中間部分の前記間隙率を減少させる、請求項29〜32のうちのいずれかに記載のステント。

請求項34

前記ステントは、前記近位部分から前記遠位部分まで延在する長さを有し、前記拡張構成であるときに、該ステント長は、該ステントの半径方向断面寸法を実質的に変化させることなく、実質的に縮小可能である、請求項29〜33のうちのいずれかに記載のステント。

請求項35

患者の血管にステントを埋め込む方法であって、細長い本体を提供することであって、該細長い本体は、近位部分と、遠位部分と、該近位部分と該遠位部分との間に延在する管腔とを備える、ことと、患者の血管に該遠位部分を挿入することと、該遠位部分が標的部位に存在するまで、該血管内において該遠位部分を前進させることと、該細長い本体に対して、該細長い本体の該管腔内において圧縮構成のステントを前進させることと、該ステントの遠位部分が該細長い本体の該遠位部分の外へ前進させられるにつれて、該ステントの該遠位部分が拡張構成に拡張し、血管壁に接触することを可能にすることと、該ステントの該遠位部分が該拡張構成になり、該血管壁に接触した後に、該ステントの該遠位部分に対して該ステントの該近位部分を前進させることによって、該ステントの間隙率を変化させるように該ステントを軸方向に圧縮させることとを含む、方法。

請求項36

前記血管から発生する動脈瘤に前記ステントを設置することをさらに含む、請求項35に記載の方法。

請求項37

前記ステントを軸方向に圧縮することは、該動脈瘤への血流を低減する、請求項36に記載の方法。

請求項38

前記動脈瘤に隣接する前記ステントの前記間隙率を減少させることによって、該動脈瘤からの血栓の移動を低減することをさらに含む、請求項36または37に記載の方法。

請求項39

前記ステントを軸方向に圧縮することは、該ステントの前記間隙率を減少させる、請求項35〜38のうちのいずれかに記載の方法。

請求項40

前記遠位部分が拡張することを可能にし、前記ステントを軸方向に圧縮した後に、該遠位部分の近位にある、該ステントの近位部分は、該遠位部分よりも軸方向に圧縮される、請求項35〜39のうちのいずれかに記載の方法。

請求項41

前記ステントの前記遠位部分が前記血管中で拡張することを可能にした後、該ステントの該遠位部分を再び前記圧縮構成に圧縮することをさらに含む、請求項35〜40のうちのいずれかに記載の方法。

請求項42

前記ステントの前記遠位部分は、前記細長い本体に該遠位部分を引き込むことによって圧縮される、請求項41に記載の方法。

請求項43

前記ステントの前記遠位部分は、該遠位部分上で前記細長い本体を前進させることによって圧縮される、請求項41に記載の方法。

請求項44

前記ステントの前記遠位部分を異なる場所に移動させることと、前記細長い本体に対して、該細長い本体の前記管腔内において該ステントを前進させることと、該ステントの遠位部分が該異なる場所において拡張構成に自動的に拡張することを可能にすることとをさらに含む、請求項41〜43のうちのいずれかに記載の方法。

請求項45

前記血管から前記ステントを除去することをさらに含む、請求項41〜44のうちのいずれかに記載の方法。

請求項46

患者の血管にステントを埋め込む方法であって、ステントを提供することであって、該ステントは、遠位セクションおよび近位セクションを備え、圧縮構成および拡張構成を有し、該ステントは、該圧縮構成から該拡張構成に変化するように、および該拡張構成にあるときに可変の間隙率を有するように構成される、ことと、該患者の血管内において標的部位まで該ステントを前進させることと、該標的部位において該ステントの該遠位セクションを拡張することと、該遠位セクションを拡張した後、該遠位セクションに対して軸方向に該ステントの該近位セクションを前進させることによって、遠位セクションの間隙率に対して近位セクションの間隙率を変化させることと、該患者の血管内において該ステントの該近位セクションを拡張することとを含む、方法。

請求項47

前記血管から発生する動脈瘤に前記ステントを設置することをさらに含む、請求項46に記載の方法。

請求項48

前記動脈瘤に隣接する前記近位セクションの前記間隙率を、前記遠位セクションの間隙率に対して減少させることによって、該動脈瘤からの血栓の移動を低減することをさらに含む、請求項47に記載の方法。

請求項49

前記近位セクションの間隙率を変化させることは、前記血管動脈瘤への血流を低減する、請求項47または48のうちのいずれかに記載の方法。

請求項50

前記近位セクションの間隙率を変化させることは、前記遠位セクションの間隙率に対して該近位セクションの間隙率を減少させることを含む、請求項46〜49のうちのいずれかに記載の方法。

請求項51

前記遠位セクションを拡張し、前記近位セクションを軸方向に前進させた後に、該近位セクションの一部分は、該遠位セクションよりも軸方向に圧縮される、請求項46〜50のうちのいずれかに記載の方法。

請求項52

前記血管中で前記ステントの前記遠位セクションを拡張した後に、該ステントの該遠位セクションを再び前記圧縮構成に圧縮することをさらに含む、請求項46〜51のうちのいずれかに記載の方法。

請求項53

前記ステントの前記遠位セクションは、細長い本体に該遠位セクションを引き込むことによって圧縮される、請求項52に記載の方法。

請求項54

前記ステントの前記遠位セクションは、該遠位セクション上で細長い本体を前進させることによって圧縮される、請求項52に記載の方法。

請求項55

前記ステントの前記遠位セクションを異なる場所に移動させることと、前記患者の血管系から該ステントを除去することなく、血管内で該ステントの該遠位セクションを再拡張することとをさらに含む、請求項52〜54のうちのいずれかに記載の方法。

請求項56

患者の血管にステントを埋め込む方法であって、ステントを提供することであって、該ステントは、遠位セクションおよび近位セクションを備え、圧縮構成および拡張構成を有し、該ステントは、調整可能な間隙率を有するように構成される、ことと、該遠位セクションが第1の間隙率を有するように、該患者の血管の中において該ステントの該遠位セクションを拡張することと、該患者の血管内において拡張されると、該近位セクションが、該第1の間隙率とは異なる第2の間隙率を有するように該近位セクションを調整することとを含む、方法。

請求項57

前記血管から発生する動脈瘤に前記ステントを設置することをさらに含む、請求項56に記載の方法。

請求項58

前記動脈瘤に隣接する前記近位セクションの間隙率を、前記遠位セクションの間隙率に対して減少させることによって、該動脈瘤からの血栓の移動を低減することをさらに含む、請求項57に記載の方法。

請求項59

前記近位セクションを調整することは、前記動脈瘤への血流を低減する、請求項57または58に記載の方法。

請求項60

前記近位セクションを調整することは、前記遠位セクションの間隙率に対して該近位セクションの間隙率を減少させることを含む、請求項56〜59のうちのいずれかに記載の方法。

請求項61

前記遠位セクションを拡張し、前記近位セクションを調整した後に、該近位セクションの一部分は、該遠位セクションよりも軸方向に圧縮される、請求項56〜60のうちのいずれかに記載の方法。

請求項62

前記血管の中において前記ステントの前記遠位セクションを拡張した後に、該ステントの該遠位セクションを再び前記圧縮構成に圧縮することをさらに含む、請求項56〜61のうちのいずれかに記載の方法。

請求項63

患者の血管にステントを埋め込む方法であって、血管内において治療部位までステントを前進させることと、該血管中の該ステントの遠位セクションを該治療部位の片側において拡張することであって、それにより、拡張した後に、該遠位セクションは、第1の間隙率を有する遠位セクション壁を有する、ことと、該ステントの該遠位セクションを拡張した後、該ステントの中間セクションを調整することであって、調整されると、該中間セクションは、該第1の間隙率よりも小さい第2の間隙率を有する中間セクション壁を有する、ことと、該中間セクションを調整した後、近位セクションを拡張することであって、それにより、拡張した後に、該ステントの該近位セクションは、第3の間隙率を有する近位セクション壁を有する、こととを含む、方法。

請求項64

前記血管から発生する動脈瘤に前記ステントを設置することをさらに含む、請求項63に記載の方法。

請求項65

前記拡張した中間セクション壁は、前記動脈瘤に設置される、請求項64に記載の方法。

請求項66

前記中間セクションを調整することは、前記血管動脈瘤への血流を低減する、請求項64または65に記載の方法。

請求項67

前記中間セクション壁の第2の間隙率は、前記第1の間隙率および前記第3の間隙率のうちの少なくとも1つより小さく調整される、請求項63〜66のうちのいずれかに記載の方法。

請求項68

前記血管を前記遠位セクションと係合させることをさらに含む、請求項63〜67のうちのいずれかに記載の方法。

請求項69

前記近位セクションを拡張することは、該近位セクションを半径方向に拡張することを含む、請求項63〜68のうちのいずれかに記載の方法。

請求項70

前記血管を前記近位セクションと係合させることをさらに含む、請求項63〜69のうちのいずれかに記載の方法。

請求項71

前記第2の間隙率は、前記第1の間隙率および前記第3の間隙率のうちの少なくとも1つより小さく調整される、請求項63〜70のうちのいずれかに記載の方法。

請求項72

前記ステントの前記遠位セクションが前記血管内において拡張することを可能にした後に、該遠位セクションを収縮構成に戻し、それにより、該遠位セクションと該血管との間の接触を低減することをさらに含む、請求項63〜71のうちのいずれかに記載の方法。

請求項73

前記ステントの前記遠位セクションは、前記細長い本体に該遠位セクションを引き込むことによって前記収縮構成に戻される、請求項72のうちのいずれかに記載の方法。

請求項74

前記ステントの前記遠位セクションは、該遠位セクション上で細長い本体を前進させることによって前記収縮構成に戻される、請求項72のうちのいずれかに記載の方法。

請求項75

前記ステントの前記遠位セクションを収縮構成に戻した後、該ステントの該遠位セクションを前記患者内の異なる場所に移動させることと、該異なる場所において該ステントの該遠位セクションを拡張することとをさらに含む、請求項72〜74のうちのいずれかに記載の方法。

請求項76

前記血管から前記ステントを除去することをさらに含む、請求項72〜75のうちのいずれかに記載の方法。

請求項77

患者の血管にステントを埋め込む方法であって、該血管内においてステントを拡張することであって、該ステントは、拘束されていないときに第1の間隙率を有する、調整可能な間隙率を有する壁を有する、ことと、該壁の中間セクションが、該第1の間隙率とは異なる第2の間隙率を有するように、該血管内において該ステントを調整することとを含む、方法。

請求項78

前記第2の間隙率は、前記壁の近位セクションの第3の間隙率、および該壁の遠位セクションの第4の間隙率よりも小さい、請求項77に記載の方法。

請求項79

前記血管から発生する動脈瘤に前記ステントを設置することをさらに含む、請求項77または78に記載の方法。

請求項80

前記中間セクションは、前記動脈瘤に設置され、拡張される、請求項79に記載の方法。

請求項81

前記第2の間隙率は、前記第1の間隙率、前記壁の近位セクションの第3の間隙率、および該壁の遠位セクションの第4の間隙率のうちの少なくとも1つより小さく調整される、請求項77、79、または80に記載の方法。

請求項82

前記血管内において前記ステントを拡張した後に、該ステントを収縮構成に圧縮することをさらに含む、請求項77〜81のうちのいずれかに記載の方法。

請求項83

前記ステントは、前記血管から送達カテーテルに該ステントの遠位セクションを引き込むことによって、前記収縮構成に圧縮される、請求項82に記載の方法。

請求項84

前記ステントを前記収縮構成に圧縮した後、該ステントを前記患者の血管内の異なる場所に移動させることと、該異なる場所において該ステントを拡張することとをさらに含む、請求項82または83に記載の方法。

請求項85

患者の血管を治療する方法であって、患者の血管の中へステントを前進させることであって、該ステントは、該ステントの近位端と該ステントの遠位端との間に延在する管腔を有する、ことと、第1の断面寸法を有する第1の状態から、該第1の断面寸法よりも大きい第2の断面寸法を有する第2の状態へ、該ステントを拡張することであって、該ステントは、第1の状態のステント長よりも小さい第2の状態のステント長を有する、ことと該ステントが、該第2の状態のステント長よりも小さい第3の状態のステント長を有するように、該ステントの第1の部分を第3の状態に軸方向に圧縮することとを含み、該第1の状態から該ステントを拡張することは、該ステントを非拘束することによって、該ステントが軸方向に圧縮し、半径方向に拡張することを可能にすることを含み、該ステントの該第1の部分を軸方向に圧縮することは、該ステントが該第2の状態であるときに、該ステントに軸方向圧縮力印加することを含む、方法。

請求項86

前記ステントを非拘束することによって、該ステントが前記第3の状態から前記第2の状態へ軸方向に拡張することを可能にすることをさらに含む、請求項85に記載の方法。

請求項87

前記ステントは、前記第3の状態において、前記第2の断面寸法と実質的に同じである第3の断面寸法を有する、請求項85または86に記載の方法。

請求項88

患者の血管の中の動脈瘤を治療する方法であって、動脈瘤を有する血管内において、第1のステント近位端と、第1のステント遠位端とを有する第1のステントを拡張することであって、それにより、該第1のステントは、該動脈瘤の近位の第1の場所から、該動脈瘤の遠位の第2の場所まで延在する、ことと、該第1のステント内において、第2のステント近位端と、第2のステント遠位端とを有する第2のステントを拡張することであって、それにより、該第2のステントが、拡張され、該第1のステントに係合すると、該第2のステントは、該動脈瘤に実質的に隣接して軸方向に設置され、該第2のステント近位端は、該第1のステント近位端の遠位に設置され、該第2のステント遠位端は、該第1のステント遠位端の近位に設置され、それにより、該血管から該動脈瘤の中への血流を妨げることとを含む、方法。

請求項89

前記第1および第2のステントを通る前記動脈瘤の中への血流は、該第1のステントだけを通る前記動脈瘤の中への血流よりも少ない、請求項88に記載の方法。

請求項90

前記第1のステントおよび前記第2のステントは、拘束されていないときに、実質的に同じ間隙率を有する、請求項88または89に記載の方法。

請求項91

それぞれのステントの一部分に沿って、前記第1および第2のステントのうちの少なくとも1つの間隙率を調整することをさらに含む、請求項88または89に記載の方法。

請求項92

前記調整することは、前記間隙率を減少させることを含む、請求項91に記載の方法。

請求項93

前記間隙率は、前記第1および第2のステントのうちの少なくとも1つを軸方向に圧縮することによって減少させられる、請求項92に記載の方法。

請求項94

患者の血管中の動脈瘤を治療する方法であって、第1のステントが、該血管の動脈瘤の遠位の第1の場所から、該動脈瘤の近位の第2の場所まで延在するように、該血管内において該第1のステントを拡張することと、第2のステントが該動脈瘤に実質的に隣接して設置されるように、該第1のステント内において該第2のステントを拡張することとを含む、方法。

請求項95

前記第1のステントおよび前記第2のステントは、拘束されていないときに、実質的に同じ間隙率を有する、請求項94に記載の方法。

請求項96

それぞれのステントの一部分に沿って、前記第1および第2のステントのうちの少なくとも1つの間隙率を調整することをさらに含む、請求項94に記載の方法。

請求項97

前記間隙率を前記調整することは、該間隙率を減少させることを含む、請求項96に記載の方法。

請求項98

前記間隙率は、前記第1および第2のステントのうちの少なくとも1つを軸方向に圧縮することによって減少させられる、請求項97に記載の方法。

請求項99

前記第1および第2のステントを通る前記動脈瘤の中への血流は、前記第1のステントのみを通る該動脈瘤の中への血流よりも少ない、請求項94〜98のうちのいずれかに記載の方法。

請求項100

患者の血管を治療する方法であって、細長い本体を提供することであって、該細長い本体は、近位端を有する近位部分と、遠位端を有する遠位部分と、該近位端と該遠位端との間に延在する管腔とを備える、ことと、ステントを提供することであって、該ステントは、遠位セクションおよび近位セクションを備え、圧縮構成および拡張構成を有し、該ステントは、該圧縮構成から該拡張構成に変化するように構成される、ことと、該細長い本体の該遠位部分を該患者の血管の治療部位まで前進させることと、該細長い本体に対して遠位に、該圧縮構成の該ステントを移動させることと、該ステントの該遠位セクションが該血管の壁に係合するように、該患者の血管内において該圧縮構成から該拡張構成まで該ステントの該遠位セクションを変化させることと、該血管中の物質が該血管壁から少なくとも部分的に取り除かれるように、該血管を治療することと、該ステントの該近位セクションが該圧縮構成から該拡張構成まで変化するように、該ステントに対して近位に該細長い本体を引き抜くことと、該ステントと該血管壁との間において該物質を捕捉することとを含む、方法。

請求項101

前記ステントの前記近位セクションを前記圧縮構成から前記拡張構成に変化させることをさらに含む、請求項100に記載の方法。

請求項102

前記血管を治療することは、前記近位セクションを前記拡張構成に変化させる前に、前記ステントの前記遠位セクションの近位の該血管内においてバルーンを拡張することを含む、請求項100または101に記載の方法。

請求項103

前記血管を治療することは、前記近位セクションを前記拡張構成に変化させる前に、前記ステントの前記遠位セクションの近位の前記血管壁から物質を切り取ることを含む、請求項100〜102のうちのいずれかに記載の方法。

請求項104

前記血管を治療することは、前記ステント内でバルーンを膨張させ、それにより、該拡張したステントの断面寸法を増加させることを含む、請求項100〜103のうちのいずれかに記載の方法。

請求項105

前記物質は、プラークまたは血栓のうちの少なくとも1つを備える、請求項100〜104のうちのいずれかに記載の方法。

請求項106

血管内手技中に血管を治療する方法であって、血管の狭窄領域の片側においてステントの遠位部分を拡張することと、該狭窄領域の中において該ステントの近位部分を拡張することと、該狭窄領域の中において該血管の管腔の直径を増加させることと、該ステントを用いて、該ステントと該血管の壁との間において該手技中に作成されたプラーク破片を捕捉することとを含む、方法。

請求項107

前記遠位部分を拡張することは、送達カテーテルに対して該遠位部分を前進させ、該遠位部分が自動的に拡張することを可能にすることを含む、請求項106に記載の方法。

請求項108

前記ステントの前記遠位部分の拡張時に、前記血管の壁を該遠位部分と係合させることをさらに含む、請求項106または107に記載の方法。

請求項109

前記遠位部分に対して前記近位部分を前進させ、前記ステントの別の部分に対して該遠位部分の間隙率を減少させることをさらに含む、請求項106〜108のうちのいずれかに記載の方法。

請求項110

前記遠位部分の前記間隙率を減少させることは、該間隙率を約30パーセントと約5パーセントとの間に変化させることを含む、請求項109に記載の方法。

請求項111

前記直径を増加させることは、前記ステントの前記近位部分を拡張する前に、前記拡張した遠位部分の近位のバルーンを拡張することを含む、請求項106〜110のうちのいずれかに記載の方法。

請求項112

前記直径を増加させることは、前記ステントの前記近位部分を拡張した後に、前記拡張した遠位部分の近位のバルーンを拡張することを含む、請求項106〜111のうちのいずれかに記載の方法。

請求項113

前記近位部分を拡張する前に、前記ステントの前記遠位部分の近位の前記血管壁から物質を切り取ることをさらに含む、請求項106〜112のうちのいずれかに記載の方法。

請求項114

前記血管壁から物質を切り取ることは、前記ステントの周り切断部材を回転させることを含む、請求項113に記載の方法。

請求項115

患者の血管を治療する方法であって、ステントを該患者の血管の中の狭窄領域まで前進させることであって、該ステントは、遠位部分および近位部分を有する、ことと、該狭窄領域の遠位において該ステントの該遠位部分を拡張することと、該狭窄領域の近位において該ステントの該近位部分を拡張することと、該遠位部分を拡張した後、該近位部分を拡張する前に、該ステントを用いて該ステントと該血管の壁との間で破片を濾過することとを含む、方法。

請求項116

前記ステントと前記血管壁との間で前記破片を捕捉することをさらに含む、請求項115に記載の方法。

請求項117

前記患者から前記破片を除去するように該破片を吸引することをさらに含む、請求項115または116に記載の方法。

請求項118

前記血管内でバルーンを拡張することによって、前記狭窄領域中の該血管の管腔の直径を増加させることをさらに含む、請求項115〜117のうちのいずれかに記載の方法。

請求項119

前記ステント内においてバルーンを拡張することによって、前記狭窄領域中の前記血管の管腔の直径を増加させることをさらに含む、請求項115〜118のうちのいずれかに記載の方法。

請求項120

前記遠位部分を拡張することは、送達カテーテルに対して該遠位部分を前進させ、該遠位部分が自動的に拡張することを可能にすることを含む、請求項115〜119のうちのいずれかに記載の方法。

請求項121

前記ステントの前記遠位部分を拡張することは、前記血管の壁を該遠位部分と係合させることを含む、請求項115〜120のうちのいずれかに記載の方法。

請求項122

前記遠位部分に対して前記近位部分を前進させ、前記ステントの別の部分に対して該遠位部分の間隙率を減少させることをさらに含む、請求項115〜121のうちのいずれかに記載の方法。

請求項123

前記遠位部分の前記間隙率を減少させることは、該間隙率を約30パーセントと約5パーセントとの間で変化させることを含む、請求項122に記載の方法。

請求項124

前記近位部分を拡張する前に、前記ステントの前記遠位部分の近位の前記血管壁から物質を切り取ることをさらに含む、請求項115〜123のうちのいずれかに記載の方法。

請求項125

前記切り取ることは、前記近位部分を拡張する前に、前記ステントの周りに切断部材を回転させることを含む、請求項124に記載の方法。

請求項126

患者の血管を治療するシステムであって、近位端を有する近位部分と、遠位端を有する遠位部分と、該近位端と該遠位端との間の管腔とを有する細長い本体と、該細長い本体内に存在し、該細長い本体に対して前進させられるように構成されるステントであって、該ステントは、遠位セクションおよび近位セクションを有し、圧縮ステント構成と拡張ステント構成との間で変化するように構成される、ステントと、狭窄領域中のプラーク物質を切断すること、または該狭窄領域を拡張することによって、該血管の該狭窄領域中の該血管の管腔の断面寸法を増加させる治療デバイスとを備え、該ステントの該遠位セクションは、該血管の壁に係合するように、および該細長い本体の該遠位端の遠位で前進させられると圧縮遠位構成から拡張遠位構成に変化するように構成され、該ステントの該近位セクションは、該血管の壁に係合するように、および該細長い本体に対して該ステントを前進させることによって圧縮近位構成から拡張近位構成に変化するように構成され、該ステントの該拡張した遠位セクションが該血管壁に係合すると、該遠位セクションは、該治療デバイスによって該狭窄領域から取り除かれた破片を捕捉する、システム。

請求項127

前記ステントは、前記拡張ステント構成で拘束されていないときに、約60%と約85%との間の間隙率を有する、請求項126に記載のシステム。

請求項128

前記ステントは、前記拡張ステント構成で拘束されていないときに、約65%と約75%との間の間隙率を有する、請求項126に記載のシステム。

請求項129

前記ステントは、前記拡張ステント構成であるときに軸方向に圧縮可能であり、前記間隙率は、該ステントの外径を実質的に変化させることなく、約5%と約30%との間に低減可能である、請求項127または128に記載のシステム。

請求項130

前記拡張ステント構成の前記ステントは、前記近位セクションと前記遠位セクションとの間のそれぞれの複数の場所において、該ステントの間隙率を減少させるように調整可能である、請求項126〜129のうちのいずれかに記載のシステム。

請求項131

前記拡張ステント構成の前記ステントは、前記ステントに沿った複数の場所で、約5%から約30%の間の間隙率を前記場所のうちの少なくとも1つで有するように変化可能である、請求項126に記載のシステム。

請求項132

前記細長い本体は、前記ステントの前記遠位セクションが前記拡張遠位構成にあるとき、および該ステントの前記近位セクションが前記圧縮近位構成にあるときに拡張する、拡張可能部材を備える、請求項126〜131のうちのいずれかに記載のシステム。

請求項133

前記治療デバイスは、前記プラーク物質を切断する切断部材を備える、請求項126〜132のうちのいずれかに記載のシステム。

請求項134

前記切断部材は、前記遠位セクションが拡張され、前記血管壁に係合すると、前記ステントの前記圧縮近位セクションの周りに回転する、請求項133に記載のシステム。

請求項135

前記切断部材は、前記細長い本体の周りに回転する、請求項133または134に記載のシステム。

請求項136

血管内手技中に患者の血液を濾過するためのデバイスであって、遠位セクションおよび近位セクションを有するステントであって、圧縮ステント構成と拡張ステント構成との間で変化するように構成される、ステントと、狭窄領域の中のプラーク物質を切断すること、または該狭窄領域を拡張することによって、該血管の該狭窄領域の中の該血管の管腔の断面寸法を増加させる、治療デバイスとを備え、該ステントの該遠位セクションは、該血管の壁に係合するように圧縮遠位構成から拡張遠位構成まで変化するように構成され、該ステントの該拡張した遠位セクションが該血管壁に係合すると、該遠位セクションは、該治療デバイスによって該狭窄領域から取り除かれた破片を捕捉する、デバイス。

請求項137

前記ステントの前記近位セクションは、前記血管壁に係合するように、および圧縮近位構成から拡張近位構成まで変化するように構成される、請求項136に記載のデバイス。

請求項138

前記細長い本体は、前記ステントの前記遠位セクションが前記拡張遠位構成であるとき、および該ステントの前記近位セクションが前記圧縮近位構成であるときに拡張する拡張可能部材を備える、請求項137に記載のデバイス。

請求項139

前記治療デバイスは、前記プラーク物質を切断する切断部材を備える、請求項136〜138のうちのいずれかに記載のデバイス。

請求項140

前記切断部材は、前記ステントの前記圧縮近位セクションの周りに回転する、請求項139に記載のデバイス。

請求項141

前記ステントは、前記拡張構成で拘束されていないときに、約60%と約85%との間の間隙率を有する、請求項136〜140のうちのいずれかに記載のデバイス。

請求項142

前記ステントは、前記拡張構成で拘束されていないときに、約65%と約75%との間の間隙率を有する、請求項136〜140のうちのいずれかに記載のデバイス。

請求項143

前記ステントは、前記拡張ステント構成であるときに軸方向に圧縮可能であり、前記間隙率は、該ステントの外径を実質的に変化させることなく、約5%と約30%との間に低減可能である、請求項141または142のうちのいずれかに記載のデバイス。

請求項144

前記拡張ステント構成の前記ステントは、前記近位セクションと前記遠位セクションとの間のそれぞれの複数の場所において、該ステントの間隙率を減少させるように調整可能である、請求項136〜143のうちのいずれかに記載のデバイス。

請求項145

前記拡張ステント構成の前記ステントは、該ステントに沿った複数の場所において、約5%と約30%との間の間隙率を前記場所のうちの少なくとも1つにおいて有するように変化可能である、請求項136〜144のうちのいずれかに記載のデバイス。

請求項146

患者の血管に埋め込むための編組みステントであって、平均ストランド厚さを有する複数の編組みストランドであって、該ストランド間開放領域の中に細孔を形成する、複数の編組みストランドを備え、該ステントは、圧縮構成から拡張構成に拡張可能であり、該細孔は、平均細孔長を有し、該ステントは、該ステントの全表面積に対する該ステントの開放表面積の比に等しい間隙率を有し、該ステントが該拡張構成であるときに、該ステントの該間隙率に該平均細孔長を掛けると、約0.3mm以下である、ステント。

請求項147

前記編組み部材の各々は、自身の厚さよりも大きい幅を有するリボンを備える、請求項146に記載のステント。

請求項148

前記編組み部材の各々は、自身の厚さと実質的に等しい幅を有するリボンを備える、請求項146に記載のステント。

請求項149

前記ステントの一部分の前記間隙率は、該ステントの該一部分を軸方向に圧縮することによって低減することができる、請求項146〜148のうちのいずれかに記載のステント。

請求項150

前記ステントの前記軸方向に圧縮した部分は、拘束されていないと拡張する、請求項149に記載のステント。

請求項151

前記ステントの一部分の前記間隙率は、約5パーセントと約50パーセントとの間に低減することができる、請求項149または150に記載のステント。

請求項152

前記ステントが前記拡張構成であるときに、前記平均細孔長に前記平均ストランド厚さを掛け、該ステントの前記間隙率を掛けると、約0.023mm2以下である、請求項146〜151のうちのいずれかに記載のステント。

請求項153

患者の血管に埋め込むための編組みステントであって、平均ストランド厚さを有する複数の編組みストランドであって、該ストランド間の開放領域の中に細孔を形成する、複数の編組みストランドを備え、該ステントは、圧縮構成から拡張構成まで拡張可能であり、該細孔は、平均細孔長を有し、該ステントは、該ステントの全表面積に対する該ステントの開放表面積の比に等しい間隙率を有し、該ステントが該拡張構成であるときに、該ステントの該間隙率に該平均ストランド厚さを掛けると、約0.002インチ(約0.05mm)以下である、ステント。

請求項154

前記平均ストランド厚さは、約0.004インチ(約0.1mm)未満である、請求項153に記載のステント。

請求項155

前記平均ストランド厚さは、約0.003インチ(約0.076mm)以下である、請求項153に記載のステント。

請求項156

前記平均ストランド厚さは、約0.002インチ(約0.05mm)以下である、請求項153に記載のステント。

請求項157

前記平均ストランド厚さは、約0.001インチ(約0.025mm)以下である、請求項153に記載のステント。

請求項158

前記ステントが前記拡張構成であるときに、前記平均ストランド厚さに前記平均細孔長を掛けると、約0.0328mm2以下である、請求項153〜157のうちのいずれかに記載のステント。

請求項159

前記細孔は、隣接ストランドの内縁によって画定される平均細孔面積を有し、該平均細孔面積は、約2.2×10−5in2(約0.014mm2)から約12.3×10−5in2(約0.08mm2)に及ぶ、請求項153〜158のうちのいずれかに記載のステント。

請求項160

前記ステントが前記拡張構成であるときに、前記平均ストランド厚さに前記平均細孔面積を掛けると、約2.2×10−9in3(約3.6×10−5mm3)と約3.69×10−7in3(約0.006mm3)の間である、請求項153〜159のうちのいずれかに記載のステント。

請求項161

患者の血管に埋め込むための編組みステントであって、該編組みステントは、平均ストランド厚さを有する複数の編組みストランドであって、該ストランド間の開放領域の中に細孔を形成する、複数の編組みストランドを備え、該ステントは、圧縮構成から拡張構成まで拡張可能であり、該細孔は、平均細孔長を有し、該ステントは、該ステントの全表面積に対する該ステントの開放表面積の比に等しい間隙率を有し、該ステントが該拡張構成であるときに、該平均細孔長に該平均ストランド厚さを掛けると、約9.4×10−5in2(約0.06mm2)以下である、ステント。

請求項162

前記平均細孔長に前記平均ストランド厚さを掛けると、約6.8×10−5in2(約0.04mm2)以下である、請求項161に記載のステント。

請求項163

前記平均細孔長に前記平均ストランド厚さを掛けると、約5×10−5in2(約0.03mm2)以下である、請求項161に記載のステント。

請求項164

患者の血管中の動脈瘤を治療する方法であって、第1のステントが、該血管の動脈瘤の遠位の第1の場所から該動脈瘤の近位の第2の場所まで延在するように、該血管内において該第1のステントを拡張することと、該血管内において第2のステントを拡張することであって、該第2のステントを拡張した後に、該第2のステントは、該動脈瘤に実質的に隣接して設置され、該第1のステントは、該第2のステントに重複する、こととを含む、方法。

請求項165

前記第1および第2のステントを通る前記動脈瘤の中への血流は、該第1のステントのみを通る該動脈瘤の中への血流よりも少ない、請求項164に記載の方法。

請求項166

前記第1のステントおよび前記第2のステントは、拘束されていないときに、実質的に同じ間隙率を有する、請求項164または165に記載の方法。

請求項167

それぞれのステントの一部分に沿って、前記第1および第2のステントのうちの少なくとも1つの間隙率を調整することをさらに含む、請求項164または165に記載の方法。

請求項168

前記調整することは、前記間隙率を減少させることを含む、請求項167に記載の方法。

請求項169

前記間隙率は、前記第1および第2のステントのうちの少なくとも1つを軸方向に圧縮することによって減少させられる、請求項168に記載の方法。

請求項170

患者の血管中の動脈瘤を治療する方法であって、該血管内において第1のステントを拡張することであって、該第1のステントを拡張した後に、該第1のステントは、該血管の動脈瘤の遠位の第1の場所から該動脈瘤の近位の第2の場所まで延在する、ことと、該血管内において第2のステントを拡張することであって、該第2のステントを拡張した後に、該第2のステントは、該動脈瘤に実質的に隣接して設置され、該第1のステントは、該第2のステントに少なくとも部分的に重複する、こととを含む、方法。

請求項171

前記第1および第2のステントを通る前記動脈瘤の中への血流は、該第1のステントのみを通る該動脈瘤の中への血流よりも少ない、請求項170に記載の方法。

請求項172

前記第1のステントおよび前記第2のステントは、拘束されていないときに、実質的に同じ間隙率を有する、請求項170または171に記載の方法。

請求項173

それぞれのステントの一部分に沿って、前記第1および第2のステントのうちの少なくとも1つの間隙率を調整することをさらに含む、請求項170または171に記載の方法。

請求項174

前記調整することは、前記間隙率を減少させることを含む、請求項173に記載の方法。

請求項175

前記間隙率は、前記第1および第2のステントのうちの少なくとも1つを軸方向に圧縮することによって減少させられる、請求項174に記載の方法。

請求項176

患者の血管中の動脈瘤を治療する方法であって、該血管内において第1のステントを拡張することであって、該第1のステントを拡張した後に、該第1のステントは、該血管の動脈瘤の遠位の第1の場所から該動脈瘤の近位の第2の場所まで延在する、ことと、該血管内において第2のステントを拡張することであって、該第2のステントを拡張した後に、該第2のステントは、該血管の該動脈瘤の遠位の第3の場所から該動脈瘤の近位の第4の場所まで延在する、こととを含む、方法。

請求項177

前記第1および第2のステントを通る前記動脈瘤の中への血流は、該第1のステントのみを通る該動脈瘤の中への血流よりも少ない、請求項176に記載の方法。

請求項178

前記第1のステントおよび前記第2のステントは、拘束されていないときに、実質的に同じ間隙率を有する、請求項176または177に記載の方法。

請求項179

それぞれのステントの一部分に沿って、前記第1および第2のステントのうちの少なくとも1つの間隙率を調整することをさらに含む、請求項176〜178のうちのいずれかに記載の方法。

請求項180

前記調整することは、前記間隙率を減少させることを含む、請求項179に記載の方法。

請求項181

前記間隙率は、前記第1および第2のステントのうちの少なくとも1つを軸方向に圧縮することによって減少させられる、請求項180に記載の方法。

請求項182

患者の血管中の動脈瘤を治療する方法であって、該血管内において第1のステントを拡張することであって、該第1のステントを拡張した後に、該第1のステントは、該血管の動脈瘤の遠位の第1の場所から該動脈瘤の近位の第2の場所まで延在する、ことと、該第1のステント内において第2のステントを拡張することとを含む、方法。

請求項183

前記第1および第2のステントを通る前記動脈瘤の中への血流は、該第1のステントのみを通る該動脈瘤の中への血流よりも少ない、請求項182に記載の方法。

請求項184

前記第1のステントおよび前記第2のステントは、拘束されていないときに、実質的に同じ間隙率を有する、請求項182または183に記載の方法。

請求項185

それぞれのステントの一部分に沿って、前記第1および第2のステントのうちの少なくとも1つの間隙率を調整することをさらに含む、請求項182〜184のうちのいずれかに記載の方法。

請求項186

前記調整することは、前記間隙率を減少させることを含む、請求項185に記載の方法。

請求項187

前記間隙率は、前記第1および第2のステントのうちの少なくとも1つを軸方向に圧縮することによって減少させられる、請求項186に記載の方法。

請求項188

患者の胸郭上血管中の動脈瘤を治療する方法であって、該動脈瘤を有する該胸郭上血管内において、第1のステント近位端と、第1のステント遠位端とを有する第1のステントを拡張することであって、それにより、該第1のステントが、動脈瘤の近位の第1の場所から該動脈瘤の遠位の第2の場所まで延在する、ことと、該第1のステント内において、第2のステント近位端と、第2のステント遠位端とを有する第2のステントを拡張させることであって、それにより、該第2のステントが、拡張され、該第1のステントに係合すると、該第2のステントは、該動脈瘤に実質的に隣接して軸方向に設置され、該第2のステント近位端は、該第1のステント近位端の遠位に設置され、該第2のステント遠位端は、該第1のステント遠位端の近位に設置され、それにより、該胸郭上血管から該動脈瘤の中への血流を妨げる、こととを含む、方法。

請求項189

前記第1および第2のステントを通る前記動脈瘤の中への血流は、該第1のステントのみを通る該動脈瘤の中への血流よりも少ない、請求項188に記載の方法。

請求項190

前記第1のステントおよび前記第2のステントは、拘束されていないときに、実質的に同じ間隙率を有する、請求項188または189に記載の方法。

請求項191

それぞれのステントの一部分に沿って、前記第1および第2のステントのうちの少なくとも1つの間隙率を調整することをさらに含む、請求項188〜190のうちのいずれかに記載の方法。

請求項192

前記調整することは、前記間隙率を減少させることを含む、請求項191に記載の方法。

請求項193

前記間隙率は、前記第1および第2のステントのうちの少なくとも1つを軸方向に圧縮することによって減少させられる、請求項192に記載の方法。

請求項194

前記胸郭上血管は、大脳動脈を備える、請求項191〜193のうちのいずれかに記載の方法。

請求項195

前記胸郭上血管は、総頸動脈内頸動脈、外頸動脈、およびそれらの側枝のうちの少なくとも1つを備える、請求項194に記載の方法。

請求項196

患者の胸腔内血管中の動脈瘤を治療する方法であって、該動脈瘤を有する該胸腔内血管内において、第1のステント近位端と、第1のステント遠位端とを有する第1のステントを拡張することであって、それにより、該第1のステントが、該動脈瘤の近位の第1の場所から該動脈瘤の遠位の第2の場所まで延在する、ことと、該第1のステント内において、第2のステント近位端と、第2のステント遠位端とを有する第2のステントを拡張することであって、それにより、該第2のステントが、拡張され、該第1のステントに係合すると、該第2のステントは、該動脈瘤に実質的に隣接して軸方向に設置され、該第2のステント近位端は、該第1のステント近位端の遠位に設置され、該第2のステント遠位端は、該第1のステント遠位端の近位に設置され、それにより、該胸腔内血管から該動脈瘤の中への血流を妨げる、こととを含む、方法。

請求項197

前記第1および第2のステントを通る前記動脈瘤の中への血流は、該第1のステントのみを通る該動脈瘤の中への血流よりも少ない、請求項196に記載の方法。

請求項198

前記第1のステントおよび前記第2のステントは、拘束されていないときに、実質的に同じ間隙率を有する、請求項196または197に記載の方法。

請求項199

それぞれのステントの一部分に沿って、前記第1および第2のステントのうちの少なくとも1つの間隙率を調整することをさらに含む、請求項196〜198のうちのいずれかに記載の方法。

請求項200

前記調整することは、前記間隙率を減少させることを含む、請求項199に記載の方法。

請求項201

前記間隙率は、前記第1および第2のステントのうちの少なくとも1つを軸方向に圧縮することによって減少させられる、請求項200に記載の方法。

請求項202

前記胸腔内血管は、上行大動脈下行大動脈大動脈弓、およびそれらの側枝のうちの少なくとも1つを備える、請求項196〜201のうちのいずれかに記載の方法。

請求項203

前記下行大動脈は、胸大動脈腹大動脈、およびそれらの側枝のうちの少なくとも1つを備える、請求項202に記載の方法。

請求項204

患者の胸郭下血管中の動脈瘤を治療する方法であって、動脈瘤を有する該胸郭下血管内において、第1のステント近位端と、第1のステント遠位端とを有する第1のステントを拡張することであって、それにより、該第1のステントが、該動脈瘤の近位の第1の場所から該動脈瘤の遠位の第2の場所まで延在する、ことと、該第1のステント内において、第2のステント近位端と、第2のステント遠位端とを有する第2のステントを拡張することであって、それにより、該第2のステントが、拡張され、該第1のステントに係合すると、該第2のステントは、該動脈瘤に実質的に隣接して軸方向に設置され、該第2のステント近位端は、該第1のステント近位端の遠位に設置され、該第2のステント遠位端は、該第1のステント遠位端の近位に設置され、それにより、該胸郭下血管から該動脈瘤の中への血流を妨げる、こととを含む、方法。

請求項205

前記第1および第2のステントを通る前記動脈瘤の中への血流は、該第1のステントのみを通る該動脈瘤の中への血流よりも少ない、請求項204に記載の方法。

請求項206

前記第1のステントおよび前記第2のステントは、拘束されていないときに、実質的に同じ間隙率を有する、請求項204または205に記載の方法。

請求項207

それぞれのステントの一部分に沿って、前記第1および第2のステントのうちの少なくとも1つの間隙率を調整することをさらに含む、請求項204〜206のうちのいずれかに記載の方法。

請求項208

前記調整することは、前記間隙率を減少させることを含む、請求項207に記載の方法。

請求項209

前記間隙率は、前記第1および第2のステントのうちの少なくとも1つを軸方向に圧縮することによって減少させられる、請求項208に記載の方法。

請求項210

前記胸郭下血管は、腎動脈総腸骨動脈、およびそれらの側枝のうちの少なくとも1つを備える、請求項204〜209のうちのいずれかに記載の方法。

請求項211

患者の外側胸部血管中の動脈瘤を治療する方法であって、動脈瘤を有する前記外側胸部血管内において、第1のステント近位端と、第1のステント遠位端とを有する第1のステントを拡張することであって、それにより、該第1のステントが、該動脈瘤の近位の第1の場所から該動脈瘤の遠位の第2の場所まで延在する、ことと、該第1のステント内において、第2のステント近位端と、第2のステント遠位端とを有する第2のステントを拡張することであって、それにより、該第2のステントが、拡張され、該第1のステントに係合すると、該第2のステントが、該動脈瘤に実質的に隣接して軸方向に設置され、該第2のステント近位端が、該第1のステント近位端の遠位に設置され、該第2のステント遠位端が、該第1のステント遠位端の近位に設置され、それにより、該外側胸部血管から該動脈瘤の中への血流を妨げることとを含む、方法。

請求項212

前記第1および第2のステントを通る前記動脈瘤の中への血流は、該第1のステントのみを通る該動脈瘤の中への血流よりも少ない、請求項211に記載の方法。

請求項213

前記第1のステントおよび前記第2のステントは、拘束されていないときに、実質的に同じ間隙率を有する、請求項211または212に記載の方法。

請求項214

それぞれのステントの一部分に沿って、前記第1および第2のステントのうちの少なくとも1つの間隙率を調整することをさらに含む、請求項211〜213のうちのいずれかに記載の方法。

請求項215

前記調整することは、前記間隙率を減少させることを含む、請求項214に記載の方法。

請求項216

前記間隙率は、前記第1および第2のステントのうちの少なくとも1つを軸方向に圧縮することによって減少させられる、請求項215に記載の方法。

請求項217

前記外側胸部血管は、上腕動脈横動脈、肩甲動脈背側肩甲動脈、およびそれらの側枝のうちの少なくとも1つを備える、請求項211〜216のうちのいずれかに記載の方法。

請求項218

血管の中の動脈瘤にステントを埋め込む方法であって、近位部分と、遠位部分と、該近位部分と該遠位部分との間に延在する管腔とを備える細長い本体を提供することと、動脈瘤を備える血管に該遠位部分を挿入することと、該遠位部分が該動脈瘤に近接するまで、該血管内において該遠位部分を前進させることと、該細長い本体に対して、該細長い本体の該管腔内において圧縮構成のステントを前進させることと、該血管内において該ステントを拡張することであって、該拡張したステントは、該動脈瘤の遠位の第1の場所から該動脈瘤の近位の第2の場所まで延在する、ことと、該ステントを拡張することの後に、該動脈瘤中の流量が画像上で少なくとも約30%閉塞したことを確認すると、該血管から該細長い本体を引き抜くこととを含む、方法。

請求項219

前記引き抜くことは、前記動脈瘤が約30%と約70%との間で閉塞した後に発生する、請求項218に記載の方法。

請求項220

前記引き抜くことは、前記動脈瘤中の流量が約50%だけ閉塞した後に発生する、請求項218に記載の方法。

請求項221

前記引き抜くことは、前記動脈瘤中の流量が約70%だけ閉塞した後に発生する、請求項218に記載の方法。

請求項222

前記血管内において圧縮構成の第2のステントを前進させ、前記細長い本体を引き抜く前に該血管内において該第2のステントを拡張することをさらに含み、該第2のステントは、該動脈瘤の遠位の第3の場所から該動脈瘤の近位の第4の場所まで延在する、請求項218〜221のうちのいずれかに記載の方法。

請求項223

前記第2のステントを拡張した後に、前記血管から前記細長い本体を引き抜く前に、前記動脈瘤中の流量が少なくとも約30%だけ閉塞したことを確認することをさらに含む、請求項222に記載の方法。

請求項224

動脈瘤を少なくとも部分的に遮断する方法であって、送達デバイスの遠位部分が該動脈瘤に隣接するまで、血管内において該送達デバイスを前進させることと、該動脈瘤を横断してステントを拡張することと、該動脈瘤を撮像することと、該ステントを拡張した後に、該動脈瘤の遮断の程度を決定することと、該動脈瘤の本体が少なくとも約30%だけ遮断されていることを決定した後に、該血管から該送達デバイスを引き抜くこととを含む、方法。

請求項225

前記引き抜くことは、前記動脈瘤の前記本体が約30%と約70%との間で遮断された後に発生する、請求項224に記載の方法。

請求項226

前記引き抜くことは、前記動脈瘤の前記本体が約50%だけ遮断された後に発生する、請求項224に記載の方法。

請求項227

前記引き抜くことは、前記動脈瘤の前記本体が約70%だけ遮断された後に発生する、請求項224に記載の方法。

請求項228

前記送達デバイスを引き抜く前に、前記動脈瘤を横断して第2のステントを拡張することをさらに含む、請求項224〜227のうちのいずれかに記載の方法。

請求項229

前記第2のステントを拡張した後に、前記血管から前記細長い本体を引き抜く前に、前記動脈瘤の該本体が少なくとも約30%だけ遮断されているか否かを決定することをさらに含む、請求項228に記載の方法。

請求項230

動脈瘤を治療する方法であって、送達デバイスの遠位部分が動脈瘤に隣接するまで、該動脈瘤を備える血管内において該デバイスを前進させることと、該血管内において第1のステントを拡張することであって、該拡張した第1のステントは、該動脈瘤の第1の側面から該動脈瘤の第2の側面まで延在する、ことと、該動脈瘤が少なくとも約30%だけ閉塞されていると決定すると、該血管から該送達デバイスを引き抜くこととを含む、方法。

請求項231

前記決定することは、前記動脈瘤を撮像することを含む、請求項230に記載の方法。

請求項232

前記引き抜くことは、前記動脈瘤が約30%と約70%との間で閉塞されていることを決定した後に発生する、請求項230または231に記載の方法。

請求項233

前記引き抜くことは、前記動脈瘤が約50%だけ閉塞されていることを決定した後に発生する、請求項230または231に記載の方法。

請求項234

前記引き抜くことは、前記動脈瘤が約70%だけ閉塞されていることを決定した後に発生する、請求項230または231に記載の方法。

請求項235

前記第1のステントを拡張した後に、該拡張した第1のステント内で第2のステントを拡張することをさらに含む、請求項230〜234のうちのいずれかに記載の方法。

請求項236

前記第2のステントを拡張した後に、前記動脈瘤が少なくとも約30%だけ閉塞されていることを決定することをさらに含む、請求項235に記載の方法。

請求項237

前記送達デバイスを引き抜くことは、前記第1および第2のステントの両方を拡張した後、および該第2のステントの拡張後に該動脈瘤が少なくとも約30%だけ閉塞されていることを決定した後に、発生する、請求項236に記載の方法。

技術分野

0001

(関連出願の相互参照
次の出願は参照することによって本明細書に援用される:米国特許出願第11/136,395号(2005年5月25日出願);米国特許出願第11/136,398号(2005年5月25日出願);米国特許出願第11/420,025号(2006年5月24日出願);米国特許出願第11/420,027号(2006年5月24日出願);米国特許出願第11/420,023号(2006年4月26日出願);および米国仮特許出願第60/574,429号(2004年5月25日出願)。

0002

(分野)
本技術は、概して、患者体内において使用するための埋込型デバイスに関し、具体的には、管腔ステント留置術のための方法および装置に関する。

背景技術

0003

体内の管腔は、サイズ、形状、および/または開通性が変化し得て、そのような変化は、合併症提示し得るか、または関連する身体機能に影響を及ぼし得る。例えば、血管系の壁、特に動脈壁は、動脈瘤と呼ばれる病的拡張発現する場合がある。動脈瘤は、動脈の壁からの膨張として観察される。これは、疾患、損傷、または先天性異常によって弱体化されている血管壁の結果である。動脈瘤は、薄く弱い壁を有し、破裂する傾向があり、しばしば高い血圧によって引き起こされるか、または悪化される。動脈瘤は、身体の異なる部分で見出すことができ、最もよく見られるものは腹部大動脈動脈瘤(AAA)および脳動脈瘤である。動脈瘤の存在のみは、必ずしも命を脅かすわけではないが、脳の中で破裂した場合に脳卒中等の重篤な健康の結果を有し得る。加えて、破裂した動脈瘤はまた、死亡をもたらし得る。

課題を解決するための手段

0004

本開示の側面は、神経血管系の蛇行性血管を容易にナビゲートすることができる、高い可撓性の埋込型閉塞デバイスを提供する。加えて、閉塞デバイスは、血管系の蛇行性血管の形状に容易に一致することができる。さらに、閉塞デバイスは、動脈瘤から離れた血管内で血流方向付けることができる。加えて、そのような閉塞デバイスは、隣接構造が、側枝血管であろうと酸素要求組織であろうと、必要な血流を奪われないように、十分な血流がそれらの構造に提供されることを可能にする。

0005

閉塞デバイスはまた、動脈瘤への血流を改変するが、周辺組織への、および血管内の所望の血流を維持することも可能である。この場合、いくらかの血液が依然として動脈瘤に到達することを許可されるが、その薄くなった壁に損傷を引き起こす動脈瘤内層流を生成するほどではない。代わりに、流動断続的となり、それにより、血液凝固または充填材が動脈瘤内で硬化するための十分な時間を提供する。

0006

閉塞デバイスは、天然血管系に密接に近似し、天然血管の自然な蛇行性経路に一致するほど十分に可撓性である。本開示による開示デバイスの重要な属性のうちの1つは、屈曲および屈折し、それにより、脳内の血管系の形状を成す能力である。これらの特性は、脳の中の血管系がより小さく蛇行性であるため、冠状動脈ステントと比較して、神経血管閉塞デバイス用である。

0007

一般論として、本開示の側面は、動脈瘤を治療するための方法およびデバイスに関する。具体的には、頸部を伴う動脈瘤を治療する方法は、動脈瘤の場所における血管の管腔の中で血管閉塞デバイス配備するステップを含み、それにより、血流が動脈瘤の頸部から離れるように方向転換される。動脈瘤の管腔の中の血液の誘発された停滞は、動脈瘤中で塞栓を生成する。閉塞デバイスは、動脈瘤への血流を遮断または最小化するように動脈瘤の柄部の幅に及ぶ。閉塞デバイスは、その材料およびその配設の両方において非常に可撓性である。結果として、閉塞デバイスは、蛇行性血管、特に、脳の中の血管を通して、容易にナビゲートすることができる。閉塞デバイスが可撓性であるため、閉塞デバイスを偏向させて神経血管系の血管を通してナビゲートするために、ほとんど力が必要とされず、それは執刀医にとって重要である。

0008

その可撓性のほかに、閉塞デバイスの特徴は、閉塞デバイスが、それの半径方向に反対の表面と比較して、動脈瘤の頸部に対面する表面上で、より高い濃度の編組みストランドまたは異なるサイズの編組みストランドを伴う非対称編組みパターンを有してもよい。一実施形態では、動脈瘤に対面する表面は、ほとんど不透過性であり、正反対の表面は、極めて透過性である。そのような構造は、血流を動脈瘤から離れるように方向付けるが、閉塞デバイスが配備される主要血管の側枝への血流を維持する。

0009

別の実施形態では、閉塞デバイスは、閉塞デバイスの縦軸に沿って、非対称編組み数を有する。これは、湾曲し、よって湾曲血管に一致する自然な傾向がある閉塞デバイスを提供する。これは、閉塞デバイスによって血管壁に及ぼされる応力を低減し、それにより、動脈瘤破裂の可能性を最小化する。加えて、閉塞デバイスが自然に湾曲されるため、これはカテーテルの先端が湾曲される必要性を排除する。ここで、曲線状閉塞デバイスがカテーテルの先端上に搭載されると、先端が閉塞デバイスの曲線形状を成す。閉塞デバイスは、カテーテルの内側に事前載置することができ、所望されるときにカテーテルから閉塞デバイスを押し出すプランジャを使用して、送達することができる。閉塞デバイスは、圧縮状態でカテーテルの内側に配置することができる。それは、カテーテルから退出するときに、利用可能な管腔のサイズに拡張し、管腔の開通性を維持し、管腔を通る血流を可能にすることができる。閉塞デバイスは、格子構造を有することができ、格子の開口のサイズは、閉塞デバイスの長さに沿って変化し得る。格子開口のサイズは、格子を構築するために使用される編組み数によって制御することができる。

0010

本開示の一側面によれば、閉塞デバイスは、例えば、頸部再建またはバルーン再構築によって、血管内の動脈瘤を再構築するために使用することができる。閉塞デバイスは、動脈瘤の領域中の閉塞デバイスの格子密度により、導入された物質が動脈瘤内から脱出しないように、動脈瘤内で閉塞物質を保持する障壁を形成するために使用することができる。

0011

本開示の別の側面によれば、動脈瘤を閉塞するためのデバイスが開示される。デバイスは、部材の壁の上に分布した複数の穿孔を伴う管である。デバイスは、動脈瘤の本体の正常な流動が乱され、それにより、血栓を生成し、最終的に動脈瘤の閉塞を生成するように、動脈瘤の頸部を覆って動脈瘤の基部に配置される。

0012

本開示のさらに別の側面では、デバイスは、編組み管状部材である。編組みは、長方形の断面を伴うリボン円形断面を伴うワイヤ、またはポリマーストランドである。

0013

別の実施形態では、体内の曲線状血管に一致するために、編組み構造を伴うデバイスが作製され、編組みの密度は、十分な剛性および半径方向強度を提供する。加えて、デバイスは、10グラム未満の力を使用して圧縮することができる。これは、動脈壁が脈動している際に、デバイスが動脈に準拠することを可能にする。また、デバイスは、5グラム/cm未満の力を印加すると曲がることが可能である。

0014

別の側面では、デバイスは、1つの部分で第1の格子密度を、第2の部分で第2の格子密度を有する、閉塞デバイスを含んでもよく、第1および第2の格子密度は異なる。別の実施例では、第1の格子密度および/または第2の格子密度は、調整されてもよい。例えば、入力運動が第1および/または第2の格子密度を決定してもよい。

0015

本開示の側面は、血管内で閉塞デバイスを配備するためのシステムおよび方法を含む。閉塞デバイスは、例えば、頸部再建またはバルーン再構築によって、血管内の動脈瘤を再構築するために使用することができる。閉塞デバイスは、導入された物質が動脈瘤内から脱出しないように、動脈瘤内で、Microtherapeuticsによる「ONYX」等の周知のコイルまたは粘性流体等の閉塞物質を保持する、障壁を形成するために使用することができる。また、配備中に、閉塞デバイスとカテーテルの内面との間で生成される摩擦に応じて、閉塞デバイスの長さを調整することができる。これが発生すると、手技を行う石によって、所望に応じて閉塞デバイスの配備長さおよび円周サイズを変化させることができる。

0016

本開示の側面は、閉塞デバイスを支持し、配備するためのシステムを含む。システムは、導入器シースと、閉塞デバイスを携持するためのアセンブリとを備える。アセンブリは、閉塞デバイスの第1端を受容するための閉塞デバイス保持部材と、閉塞デバイスの第2端に係合するための近位に設置された保持部材と、その上で閉塞デバイスを設置することができる、細長い可撓性部材の一部分を包囲する支持材とを有する、細長い可撓性部材を含む。

0017

本開示の別の側面は、閉塞デバイスを支持し、配備するためのシステムを含む。システムは、閉塞デバイスを携持するためのアセンブリを備える。アセンブリは、可撓性遠位先端部分と、閉塞デバイスの第1端を受容するための保持部材と、閉塞デバイスを支持するための細長い可撓性部材の一部分を包囲する支持材とを含む、細長い部材を備える。

0018

本開示のさらなる側面は、血管内で閉塞デバイスを導入し、配備する方法を含む。方法は、ガイドワイヤアセンブリを携持する導入器シースを含む、細長いシースをカテーテルに導入するステップと、シースから出てカテーテルの中へガイドワイヤアセンブリを前進させるステップとを含む。方法はまた、動脈瘤に近接してカテーテルの端を設置するステップと、カテーテルの外へガイドワイヤアセンブリを前進させるステップと、動脈瘤の領域中で閉塞デバイスを配備しながら、ガイドワイヤアセンブリの一部分を回転させるステップとを含む。

0019

別の側面では、細長い可撓性部材は、閉塞デバイスを支持および配備し、閉塞デバイスは、入力圧力に基づいて拡張および後退させられてもよい。例えば、閉塞デバイスを拡張および後退させるように、流圧の空気が、可撓性部材を介して閉塞デバイスに印加されてもよい。

0020

本開示の他の側面は、本明細書で説明されるデバイスおよびシステムに対応する方法を含む。

0021

いくつかの実施形態では、細長い本体であって、近位部分と、遠位部分と、近位部分と遠位部分との間に延在する管腔とを備える、細長い本体を提供するステップと、患者の血管に遠位部分を挿入するステップと、遠位部分が標的部位にあるまで、血管内で遠位部分を前進させるステップと、細長い本体に対して、細長い本体の管腔内で圧縮構成のステントを前進させるステップと、ステントの遠位部分が細長い本体の遠位部分の外へ前進させられるにつれて、ステントの遠位部分が拡張構成に拡張し、血管壁に接触することを可能にするステップと、ステントの遠位部分が拡張構成になり、血管壁に接触した後に、ステントの遠位部分に対してステントの近位部分を前進させることによって、ステントの間隙率を変化させるようにステントを軸方向に圧縮させるステップとを含む、患者の血管にステントを埋め込む方法が説明される。

0022

いくつかの実施形態では、方法はさらに、血管から発生する動脈瘤にステントを設置するステップをさらに含む。いくつかの実施形態では、ステントを軸方向に圧縮するステップは、間隙率を減少させる。いくつかの実施形態では、ステントを軸方向に圧縮するステップは、血管の動脈瘤への血流を低減する。いくつかの実施形態では、遠位部分が拡張することを可能にし、ステントを軸方向に圧縮した後に、遠位部分の近位にある、ステントの近位部分は、遠位部分よりも軸方向に圧縮される。ある実施形態では、方法はさらに、動脈瘤に隣接するステントの間隙率を減少させることによって、動脈瘤からの血栓の移動を低減するステップを含む。

0023

いくつかの実施形態はさらに、ステントの遠位部分が血管の中で拡張することを可能にした後、ステントの遠位部分の全体または一部分を再び圧縮構成に圧縮するステップを含む。いくつかの実施形態では、ステントの遠位部分は、細長い本体に遠位部分の全体または一部分を引き込むことによって圧縮される。いくつかの実施形態では、ステントの遠位部分は、遠位部分上で細長い本体を前進させることによって圧縮される。いくつかの実施形態はさらに、ステントの遠位部分を異なる場所に移動させるステップと、細長い本体に対して、細長い本体の管腔内でステントを前進させるステップと、ステントの遠位部分が異なる場所で拡張構成に自動的に拡張することを可能にするステップとを含む。いくつかの実施形態はさらに、血管からステントを除去するステップを含む。

0024

患者の血管にステントを埋め込む、いくつかの実施形態は、遠位セクションおよび近位セクションを備え、圧縮構成および拡張構成を有する、ステントであって、圧縮構成から拡張構成に変化するように、および拡張構成であるときに可変間隙率を有するように構成される、ステントを提供するステップと、患者の血管内で標的部位までステントを前進させるステップと、標的部位でステントの遠位セクションを拡張するステップと、遠位セクションを拡張した後、遠位セクションに対して軸方向にステントの近位セクションを前進させることによって、遠位セクションの間隙率に対して近位セクションの間隙率を変化させるステップと、患者の血管の中でステントの近位セクションを拡張するステップとを含む。

0025

いくつかの実施形態はさらに、血管から発生する動脈瘤にステントを設置するステップを含む。いくつかの実施形態はさらに、動脈瘤に隣接する近位セクションの間隙率を、遠位セクションの間隙率に対して減少させることによって、動脈瘤からの血栓の移動を低減するステップを含む。いくつかの実施形態では、近位セクションの間隙率を変化させるステップは、遠位セクションの間隙率に対して近位セクションの間隙率を減少させるステップを含む。いくつかの実施形態では、近位セクションの間隙率を変化させるステップは、血管動脈瘤への血流を低減する。ある実施形態では、遠位セクションを拡張し、近位セクションを軸方向に前進させた後に、近位セクションの一部分は、遠位セクションよりも軸方向に圧縮される。

0026

いくつかの実施形態はさらに、血管の中でステントの遠位セクションを拡張した後、ステントの遠位セクションを再び圧縮構成に圧縮するステップを含む。いくつかの実施形態では、ステントの遠位セクションは、細長い本体に遠位セクションを引き込むことによって圧縮される。いくつかの実施形態では、ステントの遠位セクションは、遠位セクション上で細長い本体を前進させることによって圧縮される。いくつかの実施形態はさらに、ステントの遠位セクションを異なる場所に移動させるステップと、患者の血管系からステントを除去することなく、血管内でステントの遠位セクションを再拡張するステップとを含む。

0027

患者の血管にステントを埋め込む、いくつかの実施形態は、遠位セクションおよび近位セクションを備え、圧縮構成および拡張構成を有する、ステントであって、調整可能な間隙率を有するように構成されるステントを提供するステップと、遠位セクションが第1の間隙率を有するように、患者の血管の中でステントの遠位セクションを拡張するステップと、患者の血管内で拡張されると、近位セクションが、第1の間隙率とは異なる第2の間隙率を有するように、近位セクションを調整するステップとを含む。

0028

いくつかの実施形態はさらに、血管から発生する動脈瘤にステントを設置するステップを含む。いくつかの実施形態はさらに、動脈瘤に隣接する近位セクションの間隙率を、遠位セクションの間隙率に対して減少させることによって、動脈瘤からの血栓の移動を低減するステップを含む。いくつかの実施形態では、近位セクションを調整するステップは、血管動脈瘤への血流を低減する。いくつかの実施形態では、近位セクションを調整するステップは、遠位セクションの間隙率に対して近位セクションの間隙率を減少させるステップを含む。いくつかの実施形態では、遠位セクションを拡張し、近位セクションを調整した後に、近位セクションの一部分は、遠位セクションよりも軸方向に圧縮される。いくつかの実施形態はさらに、血管の中でステントの遠位セクションを拡張した後、ステントの遠位セクションを再び圧縮構成に圧縮するステップを含む。

0029

患者の血管にステントを埋め込む、いくつかの実施形態は、血管の中で治療部位までステントを前進させるステップと、拡張した後、遠位セクションが第1の間隙率を伴う遠位セクション壁を有するように、血管の中のステントの遠位セクションを、治療部位の片側で拡張するステップと、ステントの遠位セクションを拡張した後、調整されると、中間セクションが第1の間隙率よりも小さい第2の間隙率を伴う中間セクション壁を有するように、ステントの中間セクションを調整するステップと、中間セクションを調整した後、拡張した後、近位セクションが第3の間隙率を有する近位セクション壁を有するように、ステントの近位セクションを拡張するステップとを含む。

0030

いくつかの実施形態はさらに、血管から発生する動脈瘤にステントを設置するステップを含む。いくつかの実施形態では、拡張した中間セクション壁は、動脈瘤に設置される。いくつかの実施形態では、中間セクションを調整するステップは、血管動脈瘤への血流を低減する。いくつかの実施形態では、中間セクション壁の第2の間隙率は、第1の間隙率および第3の間隙率のうちの少なくとも1つより小さく調整される。いくつかの実施形態はさらに、血管を遠位セクションと係合させるステップを含む。いくつかの実施形態では、近位セクションを拡張するステップは、近位セクションを半径方向に拡張するステップを含む。いくつかの実施形態はさらに、血管を近位セクションと係合させるステップを含む。いくつかの実施形態では、第2の間隙率は、第1の間隙率および第3の間隙率のうちの少なくとも1つより小さく調整される。

0031

いくつかの実施形態はさらに、遠位セクションが血管の中で拡張することを可能にした後に、ステントの遠位セクションを収縮構成に戻し、それにより、遠位セクションと血管との間の接触を低減するステップを含む。いくつかの実施形態では、ステントの遠位セクションは、細長い本体に遠位セクションを引き込むことによって収縮構成に戻される。いくつかの実施形態では、ステントの遠位セクションは、遠位セクション上で細長い本体を前進させることによって収縮構成に戻される。いくつかの実施形態はさらに、ステントの遠位セクションを収縮構成に戻した後、ステントの遠位セクションを患者内の異なる場所に移動させるステップと、異なる場所でステントの遠位セクションを拡張するステップとを含む。いくつかの実施形態はさらに、血管からステントを除去するステップを含む。

0032

患者の血管にステントを埋め込む、いくつかの実施形態は、ステントであって、拘束されていないときに第1の間隙率を有する、調整可能な間隙率を伴う壁を有する、ステントを、血管の中で拡張するステップと、壁の中間セクションが、第1の間隙率とは異なる第2の間隙率を有するように、血管内で前記ステントを調整するステップとを含む。いくつかの実施形態では、第2の間隙率は、壁の近位セクションの第3の間隙率、および壁の遠位セクションの第4の間隙率よりも小さい。いくつかの実施形態はさらに、血管から発生する動脈瘤にステントを設置するステップを含む。いくつかの実施形態では、中間セクションは、動脈瘤に設置され、拡張される。いくつかの実施形態では、第2の間隙率は、第1の間隙率、壁の近位セクションの第3の間隙率、および壁の遠位セクションの第4の間隙率のうちの少なくとも1つより小さく調整される。いくつかの実施形態はさらに、血管の中でステントを拡張した後に、ステントを収縮構成に圧縮するステップを含む。いくつかの実施形態では、ステントは、血管から送達カテーテルにステントの遠位セクションを引き込むことによって、収縮構成に圧縮される。いくつかの実施形態はさらに、ステントを収縮構成に圧縮した後、ステントを患者の血管内の異なる場所に移動させるステップと、異なる場所でステントを拡張するステップとを含む。

0033

患者の血管を治療する、いくつかの実施形態は、ステントであって、ステントの近位端とステントの遠位端との間に延在する管腔を有するステントを、患者の血管の中へ前進させるステップと、第1の断面寸法を有する第1の状態から、第1の断面寸法よりも大きい第2の断面寸法を有する第2の状態へ、ステントを拡張するステップであって、ステントは、第1の状態のステント長よりも小さい第2の状態のステント長を有する、ステップと、ステントが、第2の状態のステント長よりも小さい第3の状態のステント長を有するように、ステントの第1の部分を第3の状態に軸方向に圧縮するステップとを含み、第1の状態からステントを拡張するステップは、ステントを非拘束することによって、ステントが軸方向に圧縮し、半径方向に拡張することを可能にするステップを含み、ステントの第1の部分を軸方向に圧縮するステップは、ステントが第2の状態であるときに、ステントに軸方向圧縮力を印加するステップを含む。

0034

いくつかの実施形態はさらに、ステントを非拘束することによって、ステントが第3の状態から第2の状態へ軸方向に拡張することを可能にするステップを含む。いくつかの実施形態では、ステントは、第3の状態で、第2の断面寸法と実質的に同じである第3の断面寸法を有する。

0035

いくつかの実施形態は、近位端を有する近位部分と、遠位端を有する遠位部分と、近位端から遠位端まで延在する、ステント長と、近位端と遠位端との間に延在する管腔を画定する、ステント壁であって、送達構成および拡張構成を有する、ステント壁とを含む、患者の血管に埋め込むためのステントに関し、拡張構成であるときに、ステント壁は、ステント長を変化させることによって、遠位部分の近位の離散場所で変化可能である、間隙率を有する。

0036

いくつかの実施形態では、ステント壁の間隙率は、ステント長が減少させられるにつれて減少させられる。いくつかの実施形態では、ステント長が変化させられるにつれて、ステント壁の間隙率は、近位部分および遠位部分のうちの少なくとも1つにおけるステント壁の間隙率に対して離散場所で変化する。いくつかの実施形態では、ステント長が減少させられると、離散場所におけるステント壁の間隙率は、近位部分および遠位部分におけるステント壁の間隙率に対して低減される。いくつかの実施形態では、ステントを軸方向に圧縮するステップは、ステントの間隙率を減少させる。いくつかの実施形態では、ステントは、拘束されていないときに、送達構成から拡張構成に自動的に変化する。

0037

いくつかの実施形態では、ステントは、ステント長を増加させることによって、送達構成から拡張構成に変化した後に、半径方向に折畳み可能である。いくつかの実施形態では、ステントは、拡張したステント上でのカテーテルの前進によって、送達構成から拡張構成に変化した後に、半径方向に折畳み可能である。いくつかの実施形態では、ステントは、ステントが送達構成であるときには、第1のステント長を、ステントが拡張構成であるときには、第1のステント長よりも短い第2のステント長を備える。いくつかの実施形態では、ステントの間隙率は、第2のステント長を超えるステント長を減少させることによって、離散場所で低減することができる。いくつかの実施形態では、拡張構成であるときに、間隙率は、ステントの断面寸法であって、管腔に及ぶ断面寸法を実質的に変化させることなく、ステント長を変化させることによって、離散場所で変化可能である。いくつかの実施形態では、拡張構成であるときに、ステント長は、ステント管腔半径方向断面寸法を実質的に変化させることなく、縮小可能である。

0038

いくつかの実施形態は、近位部分と、遠位部分と、近位部分から遠位部分まで延在する本体管腔とを有する、細長い本体であって、遠位部分は、患者の血管内で延在するように構成される、細長い本体と、圧縮構成から拡張構成に拡張可能なステントであって、近位端と、遠位端と、近位端から遠位端まで拡張するステント管腔と、拡張構成で調整可能な間隙率を有するステント壁とを有する、ステントとを含む、患者の血管にステントを埋め込むためのシステムを説明し、圧縮構成のステントは、本体管腔内で摺動可能に設置されるように、およびステントが本体管腔の外へ前進させられるにつれて拡張構成に変化するように構成され、ステントの遠位端が拡張構成であるときに、調整可能な間隙率は、ステントの遠位端に対してステントの近位端を前進させるか、または引き抜くことによって調整可能である。

0039

いくつかの実施形態では、調整可能な間隙率は、ステント壁の長さに沿った複数の離散場所で調整可能である。いくつかの実施形態では、ステントが拡張構成であるときに、ステントの近位端がステントの遠位端に向かって前進させられるにつれて、調整可能な間隙率は、ステント壁の離散した空間的に離れたセクションで減少可能である。いくつかの実施形態では、ステントが拡張構成であるときに、近位端がステントの遠位端から引き抜かれるにつれて、調整可能な間隙率は、ステント壁の離散した空間的に離れたセクションで増加可能である。いくつかの実施形態では、ステントが拡張構成であるときに、ステントを軸方向に圧縮するステップは、ステントの少なくとも一部分の間隙率を減少させる。いくつかの実施形態では、ステントは、拘束されていないときに、送達構成から拡張構成に自動的に変化する。いくつかの実施形態では、ステントは、ステントの長さを増加させることによって、送達構成から拡張構成に変化した後に、折畳み可能である。いくつかの実施形態では、ステントは、近位端から遠位端まで延長する長さを有し、拡張構成であるときに、ステント長は、ステント管腔の半径方向断面寸法を実質的に変化させることなく縮小可能である。

0040

いくつかの実施形態は、近位部分および遠位部分と、近位部分から遠位部分まで延在する管腔を画定する、ステント壁であって、圧縮構成および拡張構成を有する、ステント壁とを含む、患者の身体管腔に埋め込むためのステントに関し、拡張構成であるときに、ステント壁は、遠位部分に対する近位部分の相対移動によって調整可能である、可変間隙率を有する。

0041

いくつかの実施形態では、ステント壁の間隙率は、近位および遠位部分の間の複数の空間的に分離された場所で調整可能である。いくつかの実施形態では、ステント壁の間隙率は、近位部分から遠位部分まで延在するステントの長さが減少させられると、減少させられる。いくつかの実施形態では、近位部分から遠位部分まで延在するステントの長さが変化させられると、近位部分と遠位部分との間に位置する第1の領域中のステント壁の間隙率は、近位部分および遠位部分のうちの少なくとも1つに位置する第2の領域中のステント壁の間隙率に対して変化する。いくつかの実施形態では、ステントの長さが減少させられると、第1の領域中の間隙率は、第2の領域中の間隙率に対して低減される。いくつかの実施形態では、ステントが拡張構成であるときに、ステントを軸方向に圧縮するステップは、ステントの間隙率を減少させる。いくつかの実施形態では、ステントは、近位部分から遠位部分まで延在する長さを有し、拡張構成であるときに、ステント長は、ステント管腔の半径方向断面寸法を実質的に変化させることなく、実質的に縮小可能である。

0042

いくつかの実施形態は、ステントが患者の中に設置されている間に、ステント壁の少なくとも一部分の間隙率を調整することができるように、調整可能な間隙率を有するステント壁を備える、患者に埋め込むためのステントに関する。

0043

いくつかの実施形態は、圧縮構成と拡張構成との間で変化するように構成される、ステント壁であって、近位部分と、遠位部分と、近位部分と遠位部分との間に延在する中間部分とを有する、ステント壁を含む、患者の血管に埋め込むためのステントを開示し、ステントの中間部分は、遠位部分が拡張構成であるときに調整可能である、可変間隙率を有する。

0044

いくつかの実施形態では、中間部分の間隙率は、近位部分から遠位部分まで延在するステントの長さが減少すると、減少する。いくつかの実施形態では、中間部分の間隙率は、中間部分の長さを変化させることによって変化する。いくつかの実施形態では、中間部分の長さが減少させられると、中間部分の間隙率は、近位部分および遠位部分のうちの少なくとも1つにおける間隙率に対して低減される。いくつかの実施形態では、ステントが拡張構成であるときに、ステントを軸方向に圧縮するステップは、中間部分の間隙率を減少させる。いくつかの実施形態では、ステントは、近位部分から遠位部分まで延在する長さを有し、拡張構成であるときに、ステント長は、ステントの半径方向断面寸法を実質的に変化させることなく、実質的に縮小可能である。

0045

いくつかの実施形態は、細長い本体であって、近位端を有する近位部分と、遠位端を有する遠位部分と、近位端と遠位端との間に延在する管腔とを備える、細長い本体を提供するステップと、遠位セクションおよび近位セクションを備え、圧縮構成および拡張構成を有する、ステントであって、圧縮構成から拡張構成に変化するように構成される、ステントを提供するステップと、細長い本体の遠位部分を、患者の血管の治療部位まで前進させるステップと、細長い本体に対して遠位に、圧縮構成のステントを移動させるステップと、ステントの遠位セクションが血管の壁に係合するように、患者の血管の中で、圧縮構成から拡張構成にステントの遠位セクションを変化させるステップと、血管中の物質が血管壁から少なくとも部分的に取り除かれるように、血管を治療するステップと、ステントの近位セクションが圧縮構成から拡張構成に変化するように、ステントに対して近位に細長い本体を引き抜くステップと、ステントと血管壁との間で物質を捕捉するステップとを含む、患者の血管を治療する方法を説明する。

0046

いくつかの実施形態はさらに、ステントの近位セクションを圧縮構成から拡張構成に変化させるステップを含む。いくつかの実施形態では、血管を治療するステップは、近位セクションを拡張構成に変化させる前に、ステントの遠位セクションの近位の血管内でバルーンを拡張するステップを含む。いくつかの実施形態では、血管を治療するステップは、近位セクションを拡張構成に変化させる前に、ステントの遠位セクションの近位の血管壁から物質を切り取るステップを含む。いくつかの実施形態では、血管を治療するステップは、ステント内でバルーンを膨張させ、それにより、拡張したステントの断面寸法を増加させるステップを含む。いくつかの実施形態では、物質は、プラークまたは血栓のうちの少なくとも1つを備える。

0047

いくつかの実施形態は、血管の狭窄領域の片側で、ステントの遠位部分を拡張するステップと、狭窄領域中でステントの近位部分を拡張するステップと、狭窄領域中で血管の管腔の直径を増加させるステップと、ステントを用いて、ステントと血管の壁との間で、手技中に作成されたプラーク破片を捕捉するステップとを含む、血管内手技中に血管を治療する方法を説明する。

0048

いくつかの実施形態では、遠位部分を拡張するステップは、送達カテーテルに対して遠位部分を前進させ、遠位部分が自動的に拡張することを可能にするステップを含む。いくつかの実施形態はさらに、遠位部分の拡張時に、血管の壁をステントの遠位部分と係合させるステップを含む。いくつかの実施形態はさらに、遠位部分に対して近位部分を前進させ、ステントの別の部分に対して遠位部分の間隙率を減少させるステップを含む。いくつかの実施形態では、遠位部分の間隙率を減少させるステップは、間隙率を約30パーセントから約5パーセントの間に変化させるステップを含む。いくつかの実施形態では、直径を増加させるステップは、ステントの近位部分を拡張する前に、拡張した遠位部分の近位のバルーンを拡張するステップを含む。いくつかの実施形態では、直径を増加させるステップは、ステントの近位部分を拡張した後に、拡張した遠位部分の近位のバルーンを拡張するステップを含む。いくつかの実施形態はさらに、近位部分を拡張する前に、ステントの遠位部分の近位の血管壁から物質を切り取るステップを含む。いくつかの実施形態では、血管壁から物質を切り取るステップは、ステントの周囲で切断部材を回転させるステップを含む。

0049

いくつかの実施形態は、ステントであって、遠位部分および近位部分を有するステントを、患者の血管の中の狭窄領域まで前進させるステップと、狭窄領域の遠位で、ステントの遠位部分を拡張するステップと、狭窄領域の近位で、ステントの近位部分を拡張するステップと、遠位部分を拡張した後、かつ近位部分を拡張する前に、ステントを用いて、ステントと血管の壁との間で破片を濾過するステップとを含む、患者の血管を治療する方法を説明する。

0050

いくつかの実施形態はさらに、ステントと血管壁との間で破片を捕捉するステップを含む。いくつかの実施形態はさらに、患者から破片を除去するように破片を吸引するステップを含む。いくつかの実施形態はさらに、血管内でバルーンを拡張することによって、狭窄領域中の血管の管腔の直径を増加させるステップを含む。いくつかの実施形態はさらに、ステント内でバルーンを拡張することによって、狭窄領域中の血管の管腔の直径を増加させるステップを含む。いくつかの実施形態では、遠位部分を拡張するステップは、送達カテーテルに対して遠位部分を前進させ、遠位部分が自動的に拡張することを可能にするステップを含む。いくつかの実施形態では、遠位部分を拡張するステップは、血管の壁をステントの遠位部分と係合させるステップを含む。いくつかの実施形態はさらに、遠位部分に対して近位部分を前進させ、ステントの別の部分に対して遠位部分の間隙率を減少させるステップを含む。いくつかの実施形態では、遠位部分の間隙率を減少させるステップは、間隙率を約30パーセントから約5パーセントの間に変化させるステップを含む。いくつかの実施形態はさらに、近位部分を拡張する前に、ステントの遠位部分の近位の血管壁から物質を切り取るステップを含む。いくつかの実施形態では、切り取るステップは、近位部分を拡張する前に、ステントの周囲で切断部材を回転させるステップを含む。

0051

いくつかの実施形態は、近位端を伴う近位部分と、遠位端を伴う遠位部分と、近位端と遠位端との間の管腔を有する、細長い本体と、細長い本体内に存在するように、および細長い本体に対して前進させられるように構成される、ステントであって、遠位セクションおよび近位セクションを有する、ステントであって、圧縮ステント構成と拡張ステント構成との間で変化するように構成される、ステントと、狭窄領域中のプラーク物質を切断することによって、または狭窄領域を拡張することによって、血管の狭窄領域中の血管の管腔の断面寸法を増加させる、治療デバイスとを含む、患者の血管を治療するためのシステムに関し、ステントの遠位セクションは、血管の壁に係合するように、および細長い本体の遠位端の遠位で前進させられると圧縮遠位構成から拡張遠位構成に変化するように構成され、ステントの近位セクションは、血管の壁に係合するように、および細長い本体に対してステントを前進させることによって、圧縮近位構成から拡張近位構成に変化するように構成され、ステントの拡張した遠位セクションが血管壁に係合すると、遠位セクションは、治療デバイスによって狭窄領域から取り除かれた破片を捕捉する。

0052

いくつかの実施形態では、ステントは、拡張ステント構成で拘束されていないときに、約60%から約85%の間の間隙率を有する。いくつかの実施形態では、ステントは、拡張ステント構成で拘束されていないときに、約65%から約75%の間の間隙率を有する。いくつかの実施形態では、ステントは、拡張ステント構成であるときに軸方向に圧縮可能であり、間隙率は、ステントの外径を実質的に変化させることなく、約5%から約30%の間に低減可能である。いくつかの実施形態では、拡張ステント構成のステントは、近位セクションと遠位セクションとの間のそれぞれの複数の場所で、ステントの間隙率を減少させるように調整可能である。いくつかの実施形態では、拡張ステント構成のステントは、ステントに沿った複数の場所で、約5%から約30%の間の間隙率を場所のうちの少なくとも1つで有するように変化可能である。いくつかの実施形態では、細長い本体は、ステントの遠位セクションが拡張遠位構成であるとき、およびステントの近位セクションが圧縮近位構成であるときに拡張する、拡張可能部材を備える。いくつかの実施形態では、治療デバイスは、プラーク物質を切断する切断部材を備える。いくつかの実施形態では、切断部材は、遠位セクションが拡張され、血管壁に係合すると、ステントの圧縮近位セクションの周囲で回転する。いくつかの実施形態では、切断部材は、細長い本体の周囲で回転する。

0053

いくつかの実施形態は、遠位セクションおよび近位セクションを有する、ステントであって、圧縮ステント構成と拡張ステント構成との間で変化するように構成される、ステントと、狭窄領域中のプラーク物質を切断することによって、または狭窄領域を拡張することによって、血管の狭窄領域中の血管の管腔の断面寸法を増加させる、治療デバイスとを備える、血管内手技中に患者の血液を濾過するためのデバイスを説明し、ステントの遠位セクションは、血管の壁に係合するように、圧縮遠位構成から拡張遠位構成に変化するように構成され、ステントの拡張した遠位セクションが血管壁に係合すると、遠位セクションは、治療デバイスによって狭窄領域から取り除かれた破片を捕捉する。

0054

いくつかの実施形態では、ステントの近位セクションは、血管壁に係合するように、および圧縮近位構成から拡張近位構成に変化するように構成される。いくつかの実施形態では、細長い本体は、ステントの遠位セクションが拡張遠位構成であるとき、およびステントの近位セクションが圧縮近位構成であるときに拡張する、拡張可能部材を備える。いくつかの実施形態では、拡張した遠位セクションは、拡張した遠位セクションを越えて下流に血液を伴って破片の移動を制約するようにフィルタとして動作する。いくつかの実施形態では、治療デバイスは、プラーク物質を切断する切断部材を備える。いくつかの実施形態では、切断部材は、ステントの圧縮近位セクションの周囲で回転する。いくつかの実施形態では、ステントは、拡張構成で拘束されていないときに、約60%から約85%の間の間隙率を有する。いくつかの実施形態では、ステントは、拡張構成で拘束されていないときに、約65%から約75%の間の間隙率を有する。いくつかの実施形態では、ステントは、拡張ステント構成であるときに軸方向に圧縮可能であり、間隙率は、ステントの外径を実質的に変化させることなく、約5%から約30%の間に低減可能である。いくつかの実施形態では、間隙率は、約3%、約10%、約20%、約25%、約35%、約40%、約45%、約50%、および約55%の間で低減可能である。いくつかの実施形態では、拡張ステント構成のステントは、近位セクションと遠位セクションとの間のそれぞれの複数の場所で、ステントの間隙率を減少させるように調整可能である。いくつかの実施形態では、拡張ステント構成のステントは、ステントに沿った複数の場所で、約5%から約30%の間の間隙率を場所のうちの少なくとも1つで有するように変化可能である。

0055

いくつかの実施形態では、ステントは、本体の他の管腔の中で使用することができる。例えば、いくつかの実施形態では、ステントは、患者の身体の尿管尿道、および卵管の中で使用することができる。

0056

いくつかの実施形態は、第1のステント近位端と、第1のステント遠位端とを有する、第1のステントが、動脈瘤の近位の第1の場所から、動脈瘤の遠位の第2の場所まで延在するように、動脈瘤を有する血管の中で第1のステントを拡張するステップと、第2のステント近位端と、第2のステント遠位端とを有する、第2のステントが、拡張され、第1のステントに係合すると、第2のステントが動脈瘤に実質的に隣接して軸方向に設置され、第2のステント近位端が第1のステント近位端の遠位に設置され、第2のステント遠位端が第1のステント遠位端の近位に設置されるように、第1のステント内で第2のステントを拡張し、それにより、血管から動脈瘤の中への血流を妨げるステップとを含む、患者の血管の中の動脈瘤を治療する方法を説明する。

0057

いくつかの実施形態では、第1および第2のステントを通る動脈瘤の中への血流は、第1のステント単独を通る動脈瘤の中への血流よりも少ない。いくつかの実施形態では、第2の近位端は、第1の近位端と実質的に隣接する。いくつかの実施形態では、第1のステントおよび第2のステントは、拘束されていないときに、実質的に同じ間隙率を有する。いくつかの実施形態はさらに、それぞれのステントの一部分に沿って、第1および第2のステントのうちの少なくとも1つの間隙率を調整するステップを含む。いくつかの実施形態では、調整するステップは、間隙率を減少させるステップを含む。いくつかの実施形態では、間隙率は、第1および第2のステントのうちの少なくとも1つを軸方向に圧縮することによって減少させられる。

0058

いくつかの実施形態は、第1のステントが、血管の動脈瘤の遠位の第1の場所から、動脈瘤の近位の第2の場所まで延在するように、血管内で第1のステントを拡張するステップと、第2のステントが動脈瘤に実質的に隣接して設置されるように、第1のステント内で第2のステントを拡張するステップとを含む、患者の血管の中の動脈瘤を治療する方法に関する。

0059

いくつかの実施形態では、第1のステントおよび第2のステントは、拘束されていないときに、実質的に同じ間隙率を有する。いくつかの実施形態はさらに、それぞれのステントの一部分に沿って、第1および第2のステントのうちの少なくとも1つの間隙率を調整するステップを含む。いくつかの実施形態では、間隙率を調整するステップは、間隙率を減少させるステップを含む。いくつかの実施形態では、間隙率は、第1および第2のステントのうちの少なくとも1つを軸方向に圧縮することによって減少させられる。第1および第2のステントを通る動脈瘤の中への血流は、第1のステント単独を通る動脈瘤の中への血流よりも少ない。

0060

いくつかの実施形態は、平均ストランド厚さを有する、複数の編組みストランドであって、ストランド間開放領域中に細孔を形成する、複数の編組みストランドを含む、患者の血管に埋め込むための編組みステントに関し、ステントは、圧縮構成から拡張構成に拡張可能であり、細孔は、平均細孔長を有し、ステントは、ステントの全表面積に対するステントの開放表面積の比に等しい間隙率を有し、ステントが拡張構成であるときに、ステントの間隙率に平均細孔長を掛けると、約0.3mm以下である。

0061

いくつかの実施形態では、編組み部材のそれぞれは、その厚さよりも大きい幅を有する、リボンを備える。いくつかの実施形態では、編組み部材のそれぞれは、その厚さと実質的に等しい幅を有する、リボンを備える。いくつかの実施形態では、ステントの一部分の間隙率は、ステントの一部分を軸方向に圧縮することによって低減することができる。いくつかの実施形態では、ステントの軸方向に圧縮した部分は、拘束されていないときに拡張する。いくつかの実施形態では、ステントの一部分の間隙率は、約5パーセントから約50パーセントの間に低減することができる。いくつかの実施形態では、ステントが拡張構成であるときに、ステントの間隙率に平均ストランド厚さと平均細孔長とを掛けると、約0.023mm2以下である。

0062

いくつかの実施形態は、平均ストランド厚さを有する、複数の編組みストランドであって、ストランド間の開放領域中に細孔を形成する、複数の編組みストランドを含む、患者の血管に埋め込むための編組みステントに関し、ステントは、圧縮構成から拡張構成に拡張可能であり、細孔は、平均細孔長を有し、ステントは、ステントの全表面積に対するステントの開放表面積の比に等しい間隙率を有し、ステントが拡張構成であるときに、ステントの間隙率に平均ストランド厚さを掛けると、約0.002インチ(約0.05mm)以下である。

0063

いくつかの実施形態では、平均ストランド厚さは、約0.004インチ(約0.1mm)未満である。いくつかの実施形態では、平均ストランド厚さは、約0.003インチ(約0.076mm)以下である。いくつかの実施形態では、平均ストランド厚さは、約0.002インチ(約0.05mm)以下である。いくつかの実施形態では、平均ストランド厚さは、約0.001インチ(約0.025mm)以下である。いくつかの実施形態では、ステントが拡張構成であるときに、平均ストランド厚さに平均細孔長を掛けると、約0.0328mm2以下である。いくつかの実施形態では、細孔は、隣接ストランドの内縁によって画定される平均細孔面積であって、約2.2×10−5in2(約0.014mm2)から約12.3×10−5in2(約0.08mm2)に及ぶ、平均細孔面積を有する。いくつかの実施形態では、ステントが拡張構成であるときに、前記平均ストランド厚さに平均細孔面積を掛けると、約2.2×10−9in3(約3.6×10−5mm3)から約3.69×10−7in3(約0.006mm3)の間である。

0064

いくつかの実施形態は、平均ストランド厚さを有する、複数の編組みストランドであって、ストランド間の開放領域中に細孔を形成する、複数の編組みストランドを含む、患者の血管に埋め込むための編組みステントに関し、ステントは、圧縮構成から拡張構成に拡張可能であり、細孔は、平均細孔長を有し、ステントは、ステントの全表面積に対するステントの開放表面積の比に等しい間隙率を有し、ステントが拡張構成であるときに、平均細孔長に平均ストランド厚さを掛けると、約9.4×10−5in2(約0.06mm2)以下である。

0065

いくつかの実施形態では、平均細孔長に平均ストランド厚さを掛けると、約6.8×10−5in2(約0.04mm2)以下である。いくつかの実施形態では、前記平均細孔長に平均ストランド厚さを掛けると、約5×10−5in2(約0.03mm2)以下である。

0066

いくつかの実施形態では、患者の胸郭上血管の中の動脈瘤を治療する方法が提供される。方法は、第1のステント近位端と、第1のステント遠位端とを有する、第1のステントが、動脈瘤の近位の第1の場所から動脈瘤の遠位の第2の場所まで延在するように、動脈瘤を有する胸郭上血管の中で、第1のステントを拡張するステップを含む。方法はまた、第2のステント近位端と、第2のステント遠位端とを有する、第2のステントが、拡張され、第1のステントに係合すると、第2のステントが動脈瘤に実質的に隣接して軸方向に設置され、第2のステント近位端が第1のステント近位端の遠位に設置され、第2のステント遠位端が第1のステント遠位端の近位に設置されるように、第1のステント内で第2のステントを拡張し、それにより、胸郭上血管から動脈瘤の中への血流を妨げるステップも含む。いくつかの実施形態では、胸郭上血管は、大脳動脈を備える。いくつかの実施形態では、胸郭上血管は、総頸動脈内頸動脈、外頸動脈、およびそれらの側枝のうちの少なくとも1つを備える。

0067

いくつかの実施形態では、患者の胸腔内血管の中の動脈瘤を治療する方法が提供される。方法は、第1のステント近位端と、第1のステント遠位端とを有する、第1のステントが、動脈瘤の近位の第1の場所から動脈瘤の遠位の第2の場所まで延在するように、動脈瘤を有する胸腔内血管の中で、第1のステントを拡張するステップを含む。方法はまた、第2のステント近位端と、第2のステント遠位端とを有する、第2のステントが、拡張され、第1のステントに係合すると、第2のステントが動脈瘤に実質的に隣接して軸方向に設置され、第2のステント近位端が第1のステント近位端の遠位に設置され、第2のステント遠位端が第1のステント遠位端の近位に設置されるように、第1のステント内で第2のステントを拡張し、それにより、胸腔内血管から動脈瘤の中への血流を妨げるステップも含む。いくつかの実施形態では、胸腔内血管は、上行大動脈下行大動脈大動脈弓、およびそれらの側枝のうちの少なくとも1つを備える。いくつかの実施形態では、下行大動脈は、胸大動脈腹大動脈、およびそれらの側枝のうちの少なくとも1つを備える。

0068

いくつかの実施形態では、患者の胸郭下血管の中の動脈瘤を治療する方法が提供される。方法は、第1のステント近位端と、第1のステント遠位端とを有する、第1のステントが、動脈瘤の近位の第1の場所から動脈瘤の遠位の第2の場所まで延在するように、動脈瘤を有する胸郭下血管の中で、第1のステントを拡張するステップを含む。方法はまた、第2のステント近位端と、第2のステント遠位端とを有する、第2のステントが、拡張され、第1のステントに係合すると、第2のステントが動脈瘤に実質的に隣接して軸方向に設置され、第2のステント近位端が第1のステント近位端の遠位に設置され、第2のステント遠位端が第1のステント遠位端の近位に設置されるように、第1のステント内で第2のステントを拡張し、それにより、胸郭下血管から動脈瘤の中への血流を妨げるステップも含む。いくつかの実施形態では、胸郭下血管は、腎動脈総腸骨動脈、およびそれらの側枝のうちの少なくとも1つを備える。

0069

いくつかの実施形態では、患者の外側胸部血管の中の動脈瘤を治療する方法が提供される。方法は、第1のステント近位端と、第1のステント遠位端とを有する、第1のステントが、動脈瘤の近位の第1の場所から動脈瘤の遠位の第2の場所まで延在するように、動脈瘤を有する外側胸部血管の中で、第1のステントを拡張するステップを含む。方法はまた、第2のステント近位端と、第2のステント遠位端とを有する、第2のステントが、拡張され、第1のステントに係合すると、第2のステントが動脈瘤に実質的に隣接して軸方向に設置され、第2のステント近位端が第1のステント近位端の遠位に設置され、第2のステント遠位端が第1のステント遠位端の近位に設置されるように、第1のステント内で第2のステントを拡張し、それにより、外側胸部血管から動脈瘤の中への血流を妨げるステップも含む。いくつかの実施形態では、外側胸部血管は、上腕動脈横動脈、肩甲上動脈、背側肩甲動脈、およびそれらの側枝のうちの少なくとも1つを備える。

0070

いくつかの実施形態は、第1のステントが、血管の動脈瘤の遠位の第1の場所から、動脈瘤の近位の第2の場所まで延在するように、血管内で第1のステントを拡張するステップと、血管内で第2のステントを拡張するステップであって、第2のステントを拡張した後に、第2のステントは、動脈瘤に実質的に隣接して設置され、第1のステントは、第2のステントに重複する、ステップとを含む、患者の血管の中の動脈瘤を治療する方法を説明する。

0071

いくつかの実施形態は、血管内で第1のステントを拡張するステップであって、第1のステントを拡張した後に、第1のステントは、血管の動脈瘤の遠位の第1の場所から動脈瘤の近位の第2の場所まで延在する、ステップと、血管内で第2のステントを拡張するステップであって、第2のステントを拡張した後に、第2のステントは、動脈瘤に実質的に隣接して設置され、第1のステントは、第2のステントに少なくとも部分的に重複する、ステップとを含む、患者の血管の中の動脈瘤を治療する方法を説明する。

0072

いくつかの実施形態は、血管内で第1のステントを拡張するステップであって、第1のステントを拡張した後に、第1のステントは、血管の動脈瘤の遠位の第1の場所から動脈瘤の近位の第2の場所まで延在する、ステップと、血管内で第2のステントを拡張するステップであって、第2のステントを拡張した後に、第2のステントは、血管の動脈瘤の遠位の第3の場所から動脈瘤の近位の第4の場所まで延在する、ステップとを含む、患者の血管の中の動脈瘤を治療する方法を説明する。

0073

いくつかの実施形態は、血管内で第1のステントを拡張するステップであって、第1のステントを拡張した後に、第1のステントは、血管の動脈瘤の遠位の第1の場所から動脈瘤の近位の第2の場所まで延在する、ステップと、第1のステント内で第2のステントを拡張するステップとを含む、患者の血管の中の動脈瘤を治療する方法。

0074

いくつかの実施形態は、近位部分と、遠位部分と、近位部分と遠位部分との間に延在する管腔とを備える、細長い本体を提供するステップと、動脈瘤を備える血管に遠位部分を挿入するステップと、遠位部分が動脈瘤に近接するまで、血管内で遠位部分を前進させるステップと、細長い本体に対して、細長い本体の管腔内で圧縮構成のステントを前進させるステップと、血管内でステントを拡張するステップであって、拡張したステントは、動脈瘤の遠位の第1の場所から動脈瘤の近位の第2の場所まで延在する、ステップと、ステントを拡張するステップ後に、動脈瘤中の流量が画像上で少なくとも約30%閉塞したことを確認すると、血管から細長い本体を引き抜くステップとを含む、血管の中の動脈瘤にステントを埋め込む方法を説明する。

0075

いくつかの実施形態は、送達デバイスの遠位部分が動脈瘤に隣接するまで、血管内で送達デバイスを前進させるステップと、動脈瘤を横断してステントを拡張するステップと、動脈瘤を撮像するステップと、ステントを拡張した後に、動脈瘤の遮断の程度を決定するステップと、動脈瘤の本体が少なくとも約30%遮断されていることを決定した後に、血管から送達デバイスを引き抜くステップとを含む、動脈瘤を少なくとも部分的に遮断する方法を説明する。

0076

いくつかの実施形態は、送達デバイスの遠位部分が動脈瘤に隣接するまで、動脈瘤を備える血管内でデバイスを前進させるステップと、血管内で第1のステントを拡張するステップであって、拡張した第1のステントは、動脈瘤の第1の側面から動脈瘤の第2の側面まで延在する、ステップと、動脈瘤が少なくとも約30%閉塞されていると決定すると、血管から送達デバイスを引き抜くステップとを含む、動脈瘤を治療する方法を説明する。

0077

本技術の付加的な特徴および利点は、以下の説明に記載され、部分的に説明から明白となり、または本技術の実践によって習得されてもよい。本技術の利点は、書面による説明および本明細書の請求項、ならびに添付図面で具体的に指摘される構造によって、実現および獲得されるであろう。

0078

前述の一般的な説明および以下の詳細な説明の両方は、例示的かつ説明的であり、請求されるような本技術のさらなる説明を提供することを目的としていることを理解されたい。

図面の簡単な説明

0079

本技術のさらなる理解を提供するように含まれ、本明細書に組み込まれ、かつその一部を構成する、添付図面は、本開示の側面を図示し、説明とともに、本技術の原則を説明する働きをする。
図1は、動脈瘤、側枝血管、および動脈瘤への血流の説明図である。
図2Aおよび2Bは、動脈瘤を治療する閉塞デバイスの実施形態を図示する。
図3は、カテーテルの内側で圧縮状態の図2Aおよび2Bに示された実施形態の説明図である。
図4Aは、動脈瘤を治療するための閉塞デバイスの実施形態を描写する。
図4Bおよび4Cは、図4Aの閉塞デバイスを形成するために使用することができるリボンの複数部分の断面を図示する。
図4Bおよび4Cは、図4Aの閉塞デバイスを形成するために使用することができるリボンの複数部分の断面を図示する。
図5は、プランジャを使用してカテーテルの外へ前進させられている、カテーテルの内側で圧縮状態の閉塞デバイスを示す。
図6は、カテーテルの外側に配備された、図5に示された圧縮した閉塞デバイスを示し、拡張状態である。
図7は、動脈瘤の頸部、分岐および側枝血管に及ぶ、血管の管腔の内側の配備した閉塞デバイスを図示する。
図8は、血管の管腔の中に位置する閉塞デバイス、および血流の方向の変化を示す、概略図である。
図9は、本開示の閉塞デバイスと比較した、従来のステントへの屈折力の効果を示す。
図10は、印加された力に対する変形の程度による、従来のステントと比較した閉塞デバイスの可撓性を描写する。
図11A、11B、11C、11D、11E、11Fおよび11Gは、所望の閉塞デバイスを提供する編組みの不均一な密度を示す。
図11A、11B、11C、11D、11E、11Fおよび11Gは、所望の閉塞デバイスを提供する編組みの不均一な密度を示す。
図12は、閉塞デバイスの編組みの不均一な密度による、格子密度の差異を示す。
図13は、動脈瘤の頸部を覆う、変動格子密度閉塞デバイスを示す。
図14および15は、格子密度が動脈瘤頸部付近で縦軸に対して非対称である、血管閉塞デバイスの実施形態を示す。
図14および15は、格子密度が動脈瘤頸部付近で縦軸に対して非対称である、血管閉塞デバイスの実施形態を示す。
図16は、より少ない密度の2つの閉塞デバイスが、単一の分岐デバイスを形成するように組み合わせられる、本開示の実施形態による分岐閉塞デバイスを図示する。
図17は、閉塞デバイスの中の格子の編組み要素の実施形態を図示する。
図18は、閉塞デバイスの中の格子の編組み要素の実施例を図示する。
図19は、閉塞デバイスの中の格子の別の編組み要素の実施例を図示する。
図20は、血管径の中へ嵌合された閉塞デバイスの編組み要素を図示する。
図21は、保護コイルの実施例の断面図である。
図22は、保護コイルまたは送達デバイスの中の閉塞デバイスのリボン寸法を決定する実施例を図示する。
図23は、保護コイルまたは送達デバイスの中の閉塞デバイスのリボン寸法を決定する別の実施例を図示する。
図24は、いくつかのリボンに基づいてリボン幅を決定する実施例を図示する。
図25は、血管中の閉塞デバイスのPPI独立状態の閉塞デバイスのPPIとの間の関係を図示する。
図26は、保護コイルの中で嵌合する最大リボンサイズの実施例を図示する。
図27は、格子構造のPPIの関数として、閉塞デバイスの中の編組み要素の開口部サイズを示すグラフである。
図28は、32リボン閉塞デバイスの編組みPPIの関数として、血管内PPIを図示する。
図29は、32リボン閉塞デバイスの編組みPPIの関数として、被覆率を図示する。
図30は、32リボン閉塞デバイスの格子構造の編組みPPIの関数として、閉塞デバイスの中の編組み要素の開口部サイズを示す。
図31は、閉塞デバイスにおける格子密度を調整するための格子密度調整装置の実施例を図示する。
図32は、動脈瘤の頸部、分岐、および側枝血管に及ぶ、血管の管腔の内側の配備した閉塞デバイスの実施例を図示する。
図33は、圧縮構成の閉塞デバイスの実施例を図示する。
図34は、拡張構成の閉塞デバイスの実施例を図示する。
図35は、超拡張構成の閉塞デバイスの実施例を図示する。
図36A、36Bおよび36Cは、閉塞デバイスの長さと直径との間の関係の種々の実施例を図示する。
図36A、36Bおよび36Cは、閉塞デバイスの長さと直径との間の関係の種々の実施例を図示する。
図36A、36Bおよび36Cは、閉塞デバイスの長さと直径との間の関係の種々の実施例を図示する。
図37は、動脈瘤を治療する際の閉塞デバイスの実施形態を図示する。
図38は、別の閉塞デバイス内に配備された閉塞デバイスの実施例を図示する。
図39は、重複部分を伴う2つの閉塞デバイスを図示する。
図40は、別の閉塞デバイス内に配備された閉塞デバイスの実施例の断面図を図示する。
図41は、重複部分を伴う2つの閉塞デバイスを図示する。
図42は、動脈瘤を治療する際の複数の閉塞デバイスの実施形態を図示する。
図43は、本開示の側面による、閉塞デバイス送達アセンブリおよび閉塞デバイスの断面図である。
図44は、図43に示されたカテーテルおよび導入器シースを図示する。
図45は、閉塞デバイスを搭載したガイドワイヤアセンブリを携持する、図44の導入器シースの部分切断図である。
図46は、図45に図示されたガイドワイヤアセンブリの断面図である。
図47は、図46のガイドワイヤアセンブリの概略図である。
図48は、図46のガイドワイヤアセンブリの第2の概略図である。
図49は、カテーテルの外側に設置された閉塞デバイスおよびガイドワイヤアセンブリの一部分と、閉塞デバイスの近位端がどのようにして血管内で展開し始めるかを図示する。
図50は、閉塞デバイスを配備する方法におけるステップを図示する。
図51は、本開示の側面による、閉塞デバイスの配備を図示する。
図52は、本開示の別の実施形態による、ガイドワイヤアセンブリの概略図である。
図53は、図52のガイドワイヤアセンブリによって配備された後の、配備された閉塞デバイスの概略図である。
図54は、圧力に応答して拡張する、拡張した閉塞デバイスの実施例を図示する。
図55は、陰圧が閉塞デバイスに印加された後の図54の閉塞デバイスを図示する。
図56は、閉塞デバイスの近位端が送達デバイスに取り付けられたままである間の閉塞デバイスの遠位端の解放の実施例を図示する。
図57は、部分的に配備された閉塞デバイスの実施例を図示する。
図58は、部分的に配備された閉塞デバイスの別の実施例を図示する。
図59は、閉塞デバイスが血管の中で近位に再配置されている、図58の実施例を図示する。
図60は、配備された閉塞デバイスの実施例を図示する。
図61は、閉塞デバイスが血管内で再配置された後の図60の実施例を図示する。
図62は、後退状態の閉塞デバイスの実施例を図示する。
図63は、閉塞デバイスが後退させられている間に閉塞デバイスを再配置する実施例を図示する。
図64は、本開示の実施形態による、ステントを搭載したガイドワイヤアセンブリを携持する、カテーテルの切断図である。
図65は、血管の中の治療部位に設置されたカテーテルの実施例を図示する。
図66は、血管の中で部分的に配備されたステントの実施例を図示する。
図67は、部分的に配備されたステントが治療からプラーク破片を捕捉するようにフィルタの役割を果たしている、狭窄領域を治療するように血管の中で膨張させられたバルーンの実施例を図示する。
図68は、再び収縮状態収縮させられたバルーンの実施例を図示する。
図69は、血管の中で完全に配備されたステントの実施例を図示する。
図70は、本開示の別の実施形態による、ステントを搭載したガイドワイヤアセンブリを携持する、カテーテルの切断図である。
図71は、本開示の実施形態による、切断ツールを伴うカテーテルの斜視図である。
図72は、部分的に配備されたステントが治療からプラーク破片を捕捉するようにフィルタの役割を果たしている、血管中の狭窄領域を治療するために使用されているカテーテルの切断ツールの実施例を図示する。
図73は、本明細書で開示される実施形態による、ガイドワイヤアセンブリおよび切断ツールを携持するカテーテルの切断図である。
図74は、血管中の治療部位に設置されたカテーテルおよび切断ツールの実施例を図示する。
図75は、カテーテルおよび切断ツールが血管の中で別々に前進させられる、実施例を図示する。
図76は、血管の中のカテーテルおよび別のカテーテル上に配置された切断ツールの実施例を図示する。
図77は、血管の狭窄領域中で配備されたステントの実施例を図示する。
図78は、配備されたステント内に設置されたバルーンの実施例を図示する。
図79は、狭窄領域を治療するように、配備されたステント内で膨張させられたバルーンの実施例を図示する。
図80は、本明細書で開示される実施形態による、ガイドワイヤアセンブリ上に配備されたバルーンの切断図である。
図81は、ガイドワイヤアセンブリ上のバルーンが配備されたステント内に設置されている、血管の狭窄領域中に配備されたステントの実施例を図示する。
図82は、狭窄領域を治療するように、配備されたステント内で膨張させられたガイドワイヤアセンブリ上のバルーンの実施例を図示する。

実施例

0080

以下の詳細な説明では、本技術の完全な理解を提供するように、多数の具体的詳細を記載する。しかしながら、本技術は、これらの具体的詳細のうちのいくつかがなくても実践されてもよいことが、当業者にとって明白となるであろう。他の場合において、周知の構造および技法は、本技術を分かりにくくしないよう、詳細には示されていない。

0081

(可撓性血管デバイス)
図1は、典型的な脳動脈瘤10を図示する。動脈瘤10の頸部11は、典型的には、約2〜25mmの間の開口部を画定することができる。理解されるように、頸部11は、血管13を動脈瘤10の管腔12に接続する。図1で見ることができるように、血管13内の血流3は、管腔12を通って動脈瘤の中へ導かれる。動脈瘤の中への一定の血流に応じて、管腔12の壁14は、膨張し続け、破裂の有意な危険性を提示する。動脈瘤10内の血液が、壁の強度を超える、壁14に対する圧力を引き起こすと、動脈瘤が破裂する。本技術の側面は、そのような破裂の可能性を防止または低減してもよい。また、図1には、分岐15および側枝16も示されている。

0082

図2は、本開示の側面による、血管デバイス200の一実施形態を図示する。図示した実施形態では、閉塞デバイス200は、外面21、内面24、および表面21、24の間に延在する薄い壁によって画定される、実質的に管状の構造22を有する。複数の開口部23が、表面21、24の間に延在し、血管デバイス200の内部から血管の壁への流体流動を可能にする。血管デバイス200は、半径方向に圧縮可能かつ縦方向に調整可能である。

0083

いくつかの実施形態では、血管デバイスは、血管閉塞デバイスおよび閉塞デバイスと同じ意味で参照される。これらの用語は広義語であり、それらの通常の意味を有することが意図されており、特に明示的に記述されない限り、または説明と不適合ではない限り、参照することにより本明細書に組み込まれるステントまたは他の血管デバイスの本明細書または説明によって説明される、ステントおよび他の血管デバイスの各々を含むことが意図されている。

0084

図3は、カテーテル25、および患者の血管内で解放される前の圧縮状態のカテーテル25の内側の閉塞デバイス200を示す。

0085

図4は、らせん様式で巻装された2つ以上の材料のストランド31、32を有する、閉塞デバイス30の別の実施形態を図示する。この様式のそのような材料の編組みは、格子構造33をもたらす。理解することができるように、格子33の寸法および形成された間隔34は、少なくとも部分的に、ストランド材料の厚さ、ストランドの数、および閉塞デバイス30の単位長さあたりのらせんの数によって決定される。例えば、間隔34および/または格子33の寸法は、らせん様式で巻装された材料のストランド31、32の数によって決定されてもよい。いくつかの実施形態では、最大16本の編組みリボンである、任意の数の編組みリボンが使用されてもよい(例えば、5、8、10、13、15、または16本の編組みリボン)。いくつかの実施形態では、16〜32本の編組みリボンが使用されてもよい(例えば、20、23、25、27、30、または32本の編組みリボン)。いくつかの実施形態では、例えば、35、40、48、50、55、60、80、100本、またはそれより多くの編組みリボン等の、32本より多くの編組みリボンが使用されてもよい。いくつかの実施形態では、48本の編組みリボンが使用される。

0086

したがって、リボン等の材料のストランドが、交差して編組みパターンを形成してもよい。ストランド材料の交差は、編組み材料等の形成デバイスの表面上で半径方向または軸方向に形成されてもよい。例えば、ストランド材料の交差が軸方向経路に沿っているとき、交差する材料は、固定または可変頻度であってもよい。固定頻度で交差するストランド材料の一実施例として、交差ストランド材料は、ピック数を示すように、形成デバイス(例えば、編組みマンドレル)の表面上で、任意の1.0インチ(約0.25mm)の軸方向経路に沿ってもよい。ストランド材料の交差は、半径方向または円周方向経路に沿っているとき、ストランド材料の間隔は、均一に、または可変的に分布してもよい。間隔が均一に分布している、半径方向または円周方向経路に沿ったストランド材料の一実施例では、半径方向に沿った間隔は、以下の式に基づいて決定されてもよい。

0087

(π)*(形成デバイス直径)/(リボン数/2)
図18は、半径方向およびPPI(1インチ当たりのピック)方向での編組み要素またはセルの実施例を図示する。編組みのいずれか1つの要素(すなわち、編組み要素)が、形成デバイス(例えば、編組みマンドレル)の表面上で図17に図示されるようなメッシュパターンを形成するように、組み合わせられてもよい。編組みは、患者の管腔(例えば、血管)の中でいくつかの種類の流体流動(例えば、血液)を妨げるか、または乱すことが可能である。閉塞デバイスが血管の中で配備されるときの編組みまたは格子パターン、密度、形状等が、少なくとも部分的に血管内の流量を決定してもよい。編組みまたは格子のパラメータのそれぞれもまた、流量を制御するようにユーザによって制御されてもよい。

0088

格子パターン、密度、形状等を含有する、閉塞デバイスを通る流量を決定するためのパラメータは、閉塞デバイスの表面被覆率、および編組みまたは格子パターンのセルサイズを含む。これらのパラメータのそれぞれはさらに、編組みまたは格子の幾何学形状を特徴付けてもよい。表面被覆率は、(表面積)/(全表面積)として決定されてもよく、表面積は、フレームまたは固体要素の表面積であり、全表面積は、要素全体(すなわち、フレームおよび開口部)の表面積である。

0089

セルサイズは、セル開口部を画定する大きい方の長さとして決定されてもよい。セルサイズを減少させながら表面被覆率を増加させる編組みパターンは、編組みまたは格子を通る流量を乱す、または妨げることに、増大した影響を及ぼしてもよい。表面被覆率およびセルサイズのパラメータのそれぞれはさらに、ストランド材料(例えば、リボン)の幅を変化させること、編組みを画定するストランド材料の数を増加させること、および/またはPPIを増加させることによって強化されてもよい。

0090

説明されるような編組みまたは格子パターンは、いくつか例を挙げると、例えば、ストランド(例えば、リボン)の数、各リボン/ストランドの幅、編組みPPI、および/または形成デバイスの直径(例えば、マンドレル直径)を含む、種々のパラメータによってさらに画定されてもよい。いくつかの実施形態では、ストランドの直径は、約0.001インチ(約0.025mm)から0.0014インチ(約0.036mm)の間である。いくつかの実施形態では、各ストランドの直径は、約0.0005インチ(約0.0127mm)から0.0020インチ(約0.05mm)の間である。いくつかの実施形態では、各ストランドの直径は、約0.0005インチ(約0.0127mm)以下、または約0.0020インチ(約0.05mm)以上である。

0091

格子パラメータに基づいて、脚長およびリボン角度が決定されてもよい。脚長は、編組み要素の側面の長さを画定してもよい。例えば、編組み要素が図17に示されるようなダイヤモンド形である場合、ダイヤモンド形の編組み要素の一側面の長さが「脚長」である。リボン角度は、編組み要素の2つの交差側面によって作成される角度を画定してもよい。図17に図示された実施例では、リボン角度は、ダイヤモンド形の編組み要素の2つの隣接側面間で形成される角度である。格子パターンでの編組み要素の半径方向間隔は、半径方向に編組み要素の幅を画定することができる。図18は、編組み要素の半径方向間隔、脚長、およびリボン角度の実施例を図示する。

0092

格子の半径方向間隔は、以下のような方程式1で記載されるように決定されてもよい。

0093

半径方向間隔=(π)*(形成デバイス直径)/(リボン数/2) 式(1)
編組み要素は、半径方向間隔または血管の直径に基づいて、血管の中へ嵌合されてもよい。格子の半径方向間隔は、血管の直径に基づいて調整されてもよい。例えば、血管の直径が小さい場合、半径方向間隔がより小さい寸法に調整されてもよい一方で、編組み要素の脚長は維持されてもよい。また、この実施例では、リボン角度もまた、調整された半径方向間隔を達成するように調整されてもよい。リボン角度を調整することはまた、PPI方向に編組み要素の間隔を改変してもよい。

0094

図19は、閉塞デバイスにおける格子構造の半径方向間隔およびリボン角度を決定するための実施例を図示する。この実施例では、格子または編組みは、16本の交絡リボンを含有し、各リボンは幅約0.004インチ(約0.1mm)であり、約4.25mmの直径および65PPIを伴うマンドレル等の形成デバイス上で編み組まれる。したがって、この実施例では、編組み要素の数は16であり、リボン幅は約0.004インチ(約0.1mm)であり、PPI方向の間隔は約1/65=0.01538インチ(約0.39mm)であり、形成デバイスの直径(例えば、マンドレル直径)は約4.25mmである。したがって、半径方向間隔は、半径方向間隔=(π)*(形成デバイス直径)/(リボン数/2)=(3.14)*(0.425/2.54)/(16/2)=0.0657インチ(約1.67mm)として計算されてもよい。図19は、約0.0657インチ(約1.67mm)の半径方向間隔を伴う編組み要素の実施例を図示する。加えて、実施例の脚長は約0.0337インチ(約0.86mm)であり、リボン角度は約153.65度であり、リボン角度および脚長に基づくPPI方向の編組み要素の間隔は約0.0154インチ(約0.39mm)である。

0095

いくつかの実施形態では、編組みパターンは、「1本の下の1本の上に1本」パターンを含むことができる。いくつかの実施形態では、編組みパターンは、「2本の下の2本の上に1本」パターンを含むことができる。いくつかの実施形態では、編組みパターンは、編組みの他の変化例を含むことができる。

0096

図20は、編組み要素が適切な血管直径の中へ嵌合された後の図19の実施例を図示する。この実施例では、半径方向間隔は、より小さい血管直径に適応するように、より小さい長さに調整される。脚長が約0.0337インチ(約0.86mm)で一定のままであるため、リボン角度は半径方向間隔の変化に基づいて変化する。この実施例では、半径方向間隔は、約0.06184インチ(約1.57mm)に調整され、リボン角度は、約132.79度に調整される。また、PPI方向の編組み要素の間隔も変化させられる。この実施例では、PPI方向の編組み要素の間隔は、約0.0154インチ(約0.39mm)から約0.0270インチ(約0.69mm)まで増加する。

0097

表1は、様々なPPI、リボン幅(RW)、またはリボンの数の格子または編組みパターンの付加的な実施例を図示する。加えて、表1の編組みパターンのそれぞれは、血管内で同じ被覆率を伴うパターンを生じてもよい。

0098

閉塞デバイスは、血管の中の閉鎖デバイスの配置を強化するように保護コイルの中へ配置されてもよい。また、閉塞デバイスは、血管内に配置するために、カテーテル等の送達デバイスに収納されてもよい。閉塞デバイスは、閉塞デバイスを収納する保護コイル、送達デバイス、またはカテーテルのサイズに基づくサイズまたは寸法で作成されてもよい。例えば、対応する保護コイル、送達デバイス、またはカテーテルの中へ嵌合する、閉塞デバイスの格子構造におけるストランドまたはリボンの数は、閉塞デバイスが血管中の配備の前に効果的に格納または収納されるように決定されてもよい。一実施例では、閉塞デバイスのストランドは、内層および外層を含む、2層構造で重複してもよく、外層は保護コイルに接触する。

0099

いくつかの実施形態では、編組み直径は、推奨血管サイズよりも0.25mm大きい。いくつかの実施形態では、ステントによる血管壁の被覆率は、ステントが血管内に配置されるときの全表面積の約1/3または33%である。いくつかの実施形態では、編組みPPI(1インチ当たりのピック、または1インチ当たりのワイヤ交差の数)は275PPIである。いくつかの実施形態では、編組みは、金属コアまたはマンドレルを覆って製造され、編組みは、金属コアまたはマンドレルからの編組みの除去を遮断するほど過度密集していない。いくつかの実施形態では、血管内に埋め込まれたときのステントのPPIは約100PPIである。いくつかの実施形態では、ステントのストランドの直径は、約0.001インチ(約0.025mm)から約0.0014インチ(約0.036mm)に及ぶ。いくつかの実施形態では、ステントに選択されるストランドの数は、ステントの所望の直径に基づく。例えば、いくつかの実施形態では、48本のストランドが、約2.75mmから約4.25mmに及ぶステント直径に使用され、64本のストランドが、約4.5mmから約6.0mmに及ぶステント直径に使用され、72本のストランドが、6.0mm以上に及ぶステント直径に使用され、32本のストランドが、2.5mm以下に及ぶステント直径に使用される。いくつかの実施形態では、ストランドの数は、送達カテーテルの直径に基づいて選択される。

0100

一実施例では、閉塞デバイスを収納する保護コイル、送達デバイス、またはカテーテル等の筐体は、一定のサイズまたは直径を有してもよく、閉塞デバイスの特性は、筐体に嵌合するように決定されてもよい。例えば、リボンサイズまたは幅は、筐体の所望のサイズに基づいて決定されてもよい。このように、筐体(例えば、保護コイル、送達デバイス、またはカテーテル)のサイズ(または直径)は、リボンのサイズまたは数が変化してもよい、種々の閉塞デバイスにとって一定であってもよい。

0101

図21は、保護コイルの断面図の実施例を図示する。この実施例では、閉塞デバイスの格子構造におけるストランドまたはリボンの数が、保護コイルについて決定される。図21に図示された保護コイルは、直径を伴う円形断面積を有する。ストランド/リボンの外面が保護コイルの内面に接触するように、所定の厚さまたはサイズのストランドまたはリボンが保護コイル内に配置される。ストランド/リボンの内面は、保護コイル内で凹面を作成する。第2のストランド/リボンの外面が、保護コイルの中に以前に配置されたストランド/リボンの凹面と接触している内周に接触するように、第2のストランド/リボンが保護コイル内に配置される。第2のストランド/リボンの一方の縁から第2のストランド/リボンの反対の縁までの円形保護コイルの中心点からの角度が決定される(すなわち、弧の角度)。これらの測定値に基づいて、所定のサイズまたは厚さのストランドまたはリボンの数が、以下のように決定されてもよい。(弧の角度)*(リボン数/2)≦360度(すなわち、リボン数≦720度/角度)。

0102

図21に図示された実施例では、約0.001インチ×0.004インチ(約0.025mm×0.1mm)のリボンを使用して、閉塞デバイスが構築される。保護コイルの中心点から内層リボンの一方の縁まで引かれた第1の線と、保護コイルの中心点から内層リボンの反対の縁まで引かれた第2の線との間の保護コイルの中心にあるリボン要素の弧の角度は、約34.14度である。したがって、計算されたリボンの数は、約720度/34.14度=20本のリボン以下である。

0103

表2は、保護コイルの閉塞デバイスの格子構造を搭載するための異なる設計の付加的な実施例を図示する。

0104

図22は、保護コイルまたは送達デバイスの中の閉塞デバイスに対するリボン寸法を決定する別の実施例を図示する。この実施例では、格子または編組み構造を伴う閉塞デバイスは、リボンの厚さに基づく。図22が図示するように、保護コイルまたは送達デバイス2301の直径は、約0.0170インチ(約0.43mm)である。第1のリボン2302が、保護コイルまたは送達デバイス2301の外面内に嵌合される。第2のリボン2303が、保護コイルまたは送達デバイス2301の内周と接触して配置され、内周は、第1のリボン2302の内面に接線する円周である。第2のリボン2303は、第2のリボン2303の外側端が保護コイルまたは送達デバイス2301の内周と接触するように、内周内に配置される。保護コイルまたは送達デバイス2301の中心点から第2のリボン2303の一方の外側端まで延在する第1の線と、保護コイルまたは送達デバイス2301の中心点から第2のリボン2303の他方の外側端まで延在する第2の線との間の弧の角度は、図22に図示されるように計算される。

0105

この実施例では、第1および第2のリボン2302、2303の最大寸法は、計算された形成される弧の角度に基づいて決定される。例えば、保護コイルまたは送達デバイス2301の内周の中で8本のリボンを許容するために、弧の角度は、図22が図示するように、(360度)/8=45度として計算されてもよい。45度の角度に基づいて、最大リボン幅は、約0.001インチ(約0.025mm)の厚さの8本のリボンが、保護コイルまたは送達デバイス2301の内周内で嵌合することを可能にするように、約0.00476インチ(約0.12mm)として決定されてもよい。本明細書で使用されるように、「最大」という用語は広義語であり、無制限に、特定のパラメータの所望の上限範囲を意味することを目的とし、「最小」という用語は広義語であり、無制限に、特定のパラメータの所望の下限範囲を意味することを目的としている。いくつかの実施形態では、最大値として表される、本明細書で説明されるパラメータは、最大範囲よりも大きく、またはそれを超えて延在することができ、最小値として表される、本明細書で説明されるパラメータは、最小範囲よりも少なく、またはそれを超えて延在することができる。

0106

別の実施例では、材料公差変動および曲率を補うために、より狭いリボン幅が使用される。出願者らによる広範囲の研究および実験に基づいて、約20%のリボン幅に適用される公差範囲が、そのような材料公差変動を補うことができることが発見された。図23は、閉塞デバイスのリボン幅に適用される20%公差範囲または緩衝の実施例を図示する。

0107

この実施例では、20%の付加的なリボンが閉塞デバイスにおいて所望される(すなわち、1.20*8=9.6本のリボン)。リボンの最大幅は、上記で説明されるように角度を計算することによって、9.6本のリボンという所望の数に基づいて決定されてもよい。具体的には、弧の角度は、(360度)/9.6=37.7度として計算されてもよい。この計算に基づいて、リボンの最大幅は、図23に図示されるように約0.00405インチ(約0.1mm)として決定されてもよい。したがって、この実施例では、約0.00405インチ(約0.1mm)の最大幅で保護コイルまたは送達デバイスの中の約9.6本のリボンを許容するように、20%緩衝が適用される。

0108

表3は、種々のリボン厚さに対するリボン幅の付加的な実施例を提供する。表3で提供される実施例では、リボン厚さは約0.0007インチ(約0.018mm)から約0.0015インチ(約0.038mm)に及ぶ。

0109

別の実施例では、32本のリボンを含有する閉塞デバイスが説明される。図24は、保護コイルまたは送達デバイス2501の中で嵌合することができるリボンの数に基づいて、32リボン閉塞デバイスのリボン幅を決定する実施例を図示する。この実施例では、保護コイルまたは送達デバイス2501は、約0.017インチ(約0.43mm)の直径を有し、保護コイルまたは送達デバイス2501の内周囲の中で嵌合することができる最大リボン幅は、図24に図示されるように、約(360度)/(32/2)=22.5度の弧の角度を提供する。したがって、保護コイル2501の内周に沿って16本のリボンを嵌合するためには、リボンの幅は、図24に示されるように、約0.00080インチ(約0.02mm)の厚さを伴って約0.00266インチ(約0.068mm)に決定される。同様に、より狭いリボン幅を提供して材料公差変動を補うように、20%緩衝がリボン幅に適用されてもよい。この実施例では、修正されたリボン幅は、約(360度)/19.2=18.75度の新しい弧の角度の要件に基づいて決定されてもよい。表4は、32リボン閉塞デバイスに対する最大リボン幅を提供する。

0110

代替として、より多数のリボンが閉塞デバイスに含まれてもよい。例えば、ストランドまたはリボンは、40、44、48、50、56、60、64、70、76、80、90、100、またはそれ以上等の、32より大きい数に増加させられてもよい。任意の所望の数のリボンについて、リボン幅は、説明されるように、計算された角度またはリボン厚さに基づいて決定されてもよい。加えて、説明されるように、緩衝がリボン幅に適用されてもよい。

0111

別の実施例では、血管に対して特大の閉塞デバイスが使用されてもよい。例えば、血管の管腔のサイズに対するより大きい閉塞デバイスが、血管の管腔内の閉塞デバイスの強化した固着をもたらしてもよい。図25は、血管中の定位置にある閉塞デバイスのPPI(「血管内PPI」)と独立状態の閉塞デバイスのPPI(「編組みPPI」)との間の関係を図示する。図25のグラフは、各設計について、独立状態の閉塞デバイスのピック数が増加するにつれて、血管中の定位置にある閉塞デバイスのPPIが最大値に近づくことを実証する。例えば、4mm血管設計について、独立閉塞デバイスのPPIが増加するにつれて、血管中の閉塞デバイスのPPIは、血管内PPIが約45に達するまで増加する。血管内PPlが約45に達すると、編組みPPIのさらなる増加は、血管内PPIの最小限のさらなる増加のみをもたらす。また、図25に図示された、異なる血管設計(例えば、3mm血管設計または5mm血管設計)は、血管内PPIが高編組みピック数の最大値に近づく、同様の挙動をもたらす。

0112

同様に、図28は、32リボン閉塞デバイスの編組みPPIの関数として、血管内PPIを図示する。図28に図示された実施例では、血管中の閉塞デバイスのPPI(「血管内PPI」)は、独立状態の閉塞デバイスのPPI(「編組みPPI」)が増加するにつれて、より高い値に近づく。図28はまた、代替的な血管設計も図示する。図28の血管設計の実施例で見ることができるように、各血管設計について、編組みPPIが増加するにつれて、血管内PPIは、漸近的により高い値に近づく。

0113

同様に、閉塞デバイスの被覆率は、リボン幅または編組みPPIに基づいてもよい。図26は、リボンが幅約0.00467インチ(約0.12mm)および0.001インチ(約0.025mm)であり、保護コイルの中で嵌合する、より大きいリボンサイズである、実施例を図示する。図26が図示するように、被覆率は、約65〜100PPI範囲のより大きい値に近づく。この実施例では、被覆率は、0.001”×0.00467”(約0.025mm×0.12mm)のリボンについては約40%、0.001”×0.004”(約0.025mm×0.1mm)のリボンリボンについては34%漸近的に近づく。

0114

図29は、32リボン閉塞デバイスの編組みPPIの関数として、被覆率を図示する。図29が実証するように、編組みPPIが増加するにつれて、被覆率がより大きい値に近づく。例えば、約0.0008×0.00266インチ(約0.02×0.068mm)のリボンを含有する閉塞デバイスについて、編組みPPIが約150以上に増加するにつれて、被覆率が約43%のより大きい値に近づく。また、約0.0008×0.0020インチ(約0.02×0.05mm)のリボンを含有する閉塞デバイスについて、編組みPPIが約150以上に増加するにつれて、被覆率が約35%のより大きい値に近づく。

0115

図27は、格子構造のPPIの関数として、閉塞デバイスの中の編組み要素の開口部サイズを示すグラフである。PPIが増加するにつれて、流体(例えば、血液)の流量が通る開口部サイズまたは空間が減少する。格子構造のPPIが約100に達するにつれて、血管中の定位置にあるときの編組み要素の開口部サイズは、漸近的に最小値に近づく。図27に図示された実施例では、約0.001×0.004インチ(約0.025×0.1mm)のリボンサイズについて、血管中の閉塞デバイスの格子構造の中のにおける編組み要素の開口部サイズは、約1280ミクロン以下に近づく。同様に、約0.001×0.00467インチ(約0.025×0.12mm)のリボンサイズについて、血管中の閉塞デバイスの格子構造における編組み要素の開口部サイズは、約1220ミクロンに近づく。

0116

図30は、32リボン閉塞デバイスの格子構造の編組みPPIの関数として、閉塞デバイスの中の編組み要素の開口部サイズを示す。図30が実証するように、編組みPPIが増加するにつれて、編組み要素の開口部サイズがより低い値に近づく。例えば、約0.0008×0.00266インチ(約0.02×0.068mm)のリボンを含有する閉塞デバイスについて、編組みPPIが約150以上に増加するにつれて、開口部サイズが約600ミクロン未満のより低い値に近づく。また、約0.0008×0.0020インチ(約0.02×0.05mm)のリボンを含有する閉塞デバイスについて、編組みPPIが約150以上に増加するにつれて、開口部サイズが約640のより低い値に近づく。

0117

閉塞デバイス30は、膨張型バルーン等の補足の半径方向拡張力を必要とせずに、半径方向に圧縮可能かつ半径方向に拡張可能である。閉塞デバイス30は、反対方向に2本のストランド(31、32)を巻装することによって構築される。代替として、2本より多くのストランドが種々の方向に巻装されてもよい。例えば、8、10、12、14、22、28、30、32、36、40、44、48、52、58、64、70、86、90、110、116、120、128、136、150、またはそれより多くのストランドが、種々の方向に巻装されてもよい。実施形態では、ストランド31、32は、長方形のリボンの形状である(図4C参照)。リボンは、Nitinol等の形状記憶材料白金、およびステンレス鋼を含む、既知可撓性材料で形成することができる。いくつかの実施形態では、閉塞デバイス30は、白金/8%タングステンおよび35NLT(MP35N合金の低チタン版である、コバルトニッケル合金合金ワイヤから製造される。

0118

ストランド31、32用の編組み材料として使用されるリボンは、長方形の断面35(図4C参照)を含むことができる。図4Cおよび7に示されるように、血管の内面に係合する表面36は、表面36、37の間に延在する壁38(厚さ)と比較すると、より長い寸法(幅)を有する。長方形の断面を伴うリボンは、円形(丸い)断面を伴うワイヤと比較すると、同じ壁厚さに対してより高い回復(拡張)力を有する。加えて、平坦なリボンは、閉塞デバイス200のよりコンパクトな圧縮を可能にし、より大きい表面積にわたって半径方向拡張力を分配するため、配備されたときに血管壁に外傷をあまり引き起こさない。同様に、平坦なリボンは、それらの表面積(幅)が、丸いワイヤデバイスと比較して所与の厚さに対してより大きいため、所与の格子密度に対してより可撓性のデバイスを形成する。

0119

図示した実施形態は、長さがその厚さよりも大きい、長方形の断面を有するリボンを開示するが、開示した閉塞デバイスの代替実施形態のリボンは、正方形の断面を含んでもよい。別の代替実施形態では、リボンの第1の部分は、長方形の断面の第1の形態を含んでもよく、リボンの第2の部分39(図4B)は、長方形の断面の丸い、楕円形卵形、または代替的な形態を含んでもよい。例えば、リボンの端面は、実質的に円形または卵形の断面を有してもよく、リボンの中間セクションは、長方形の断面を有することができる。

0120

上記で説明されるような代替実施形態では、閉塞デバイス30は、2本より多くのリボンを巻装することによって形成することができる。実施形態では、閉塞デバイス30は、16本ものリボンを含むことができる。別の実施形態では、閉塞デバイス30は、例えば、32本ものリボン、48本ものリボン、60本ものリボン、80本ものリボン、100本ものリボン、150本ものリボン、または150本より多くのリボンを含むことができる。半径方向に拡張するステントを作製する際に採用される標準技法を使用することによって、リボンの厚さまたはワイヤの直径よりも大きい間隔34を伴う閉塞デバイス30を作成することができる。リボンは、異なる幅を有することができる。そのような実施形態では、異なるリボンは、構造支持を閉塞デバイス30および血管壁に提供するように、異なる幅を有することができる。開示した実施形態によるリボンはまた、異なる材料で形成することもできる。例えば、リボンのうちの1本以上は、本明細書で開示されるもの等の生体適合性金属材料で形成することができ、リボンのうちの1本以上は、生体適合性ポリマーで形成することができる。

0121

図5は、カテーテル25の内側に位置する、半径方向圧縮状態の血管内閉塞デバイス30を示す。一実施形態では、閉塞デバイス30は、カテーテル先端物理的に取り付けることができる。これは、カテーテルの遠位セグメントの中で閉塞デバイス30を拘束することによって達成することができる。カテーテル25は、プランジャ50によってガイドワイヤ(図示せず)上でゆっくりと前進させられ、カテーテル25の先端が動脈瘤に達すると、閉塞デバイスが先端から解放される。閉塞デバイス30は、血管のサイズに拡張し、閉塞デバイス30の表面は、図6に示されるように、血管壁15に並置されている。

0122

図7を参照すると、閉塞デバイス30が、動脈瘤10を伴う脳血管13の管腔の内側に配置されている。その配備中に、閉塞デバイス30の近位端43は、分岐15の前で血管13の管腔壁に対してしっかりと設置され、閉塞デバイス30の遠位端45は、動脈瘤10の頸部11を越えて血管13の管腔壁に対してしっかりと設置される。閉塞デバイス30が血管13内の所望の位置で適正に設置された後(例えば、図7参照)、動脈瘤10の管腔の内側の流量が有意に最小化される一方で、血管13内の軸流は、部分的には壁38の最小の厚さにより、有意に低下しない。

0123

動脈瘤10の中への流量は、リボンの格子密度および結果として生じる表面被覆率によって制御される。より大きい格子密度を有する領域は、低減した半径方向(側方)流を有する。逆に、より少ない格子密度の領域は、閉塞デバイス30を通る、より多くの半径方向流を可能にする。下記で論議されるように、閉塞デバイス30は、異なる密度の縦方向に延在する(側方)領域を有することができる。これらの領域のそれぞれにおいて、円周方向の密度は、一定となり得るか、または変化し得る。これは、隣接する側方領域を通して異なるレベルの流量を提供する。動脈瘤10および任意の側枝血管15、16に対する閉塞デバイス30の相対位置を決定することができるように、より大きい密度を伴う領域の血管内の位置をX線写真上で識別することができる。閉塞デバイス30はまた、放射線不透過性マーカーを含むこともできる。

0124

動脈瘤10への、または動脈瘤10内の血流の低減は、壁14に対する力の低減、および血管破裂の危険性の対応する低減をもたらす。動脈瘤10に進入する血液の力および容量が閉塞デバイスによって低減されると、動脈瘤10の中への層流が停止され、動脈瘤内の血液が停滞し始める。動脈瘤10の管腔12を通る連続流とは対照的に、血液の停滞は、動脈瘤10において血栓症をもたらす。これはまた、破裂から動脈瘤を保護するのにも役立つ。加えて、分岐15における閉塞デバイス30の一部分の密度により、閉塞デバイス30の開口部(間隔)34は、血流が血管の分岐15および側枝16へと続くことを可能にする。図8に示されるように、分岐15が動脈瘤の下流にある場合、閉塞デバイス30の存在が、依然として動脈瘤10から離れるように分岐15の中へ血液を導く。

0125

いくつかの実施形態では、閉塞デバイス30の格子密度は、遅延した閉塞をもたらすよう調整されてもよい。例えば、閉塞デバイス30の格子密度は、動脈瘤10の中への血流を徐々に低減し、動脈瘤を治療するように閉塞デバイス30を配備した後の時間枠内で、動脈瘤10において実質的な血栓症をもたらすように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、実質的な血栓症とは、動脈瘤10内の血液の約90%から約95%の間が凝固することを指す。いくつかの実施形態では、実質的な血栓症とは、動脈瘤10内の血液の約50%から約99%の間が凝固することを指す。いくつかの実施形態では、実質的な血栓症とは、動脈瘤10内の血液の約80%から約95%の間が凝固することを指す。いくつかの実施形態では、実質的な血栓症とは、動脈瘤10内の血液の約70%から約98%の間が凝固することを指す。いくつかの実施形態では、実質的な血栓症とは、動脈瘤10内の血液の約60%から約99%の間が凝固することを指す。いくつかの実施形態では、動脈瘤10内の血液の約50%以下が凝固することを指す。いくつかの実施形態では、実質的な血栓症とは、例えば、血流3からの動脈瘤10の破裂の脅威が低減または排除されるように、動脈瘤10内の血液の十分な凝固を指す。

0126

いくつかの実施形態では、遅延した閉塞と関連付けられる時間枠は、動脈瘤を治療するように閉塞デバイス30を配備した後の約3ヶ月である。いくつかの実施形態では、時間枠は、約2ヶ月から約4ヶ月の間である。いくつかの実施形態では、時間枠は、約1ヶ月から約5ヶ月の間である。いくつかの実施形態では、時間枠は、約1ヶ月以下、または約5ヶ月以上である。いくつかの実施形態では、時間枠は、約2週間から約4週間の間である。いくつかの実施形態では、時間枠は、約3週間から約6週間の間である。

0127

閉塞デバイス30の格子密度は、遅延した閉塞のための最適な時間枠を達成するように、適切に調整されてもよい。いくつかの実施形態では、遅延した閉塞のための最適な時間枠を達成する格子密度は、約60%から約95%の間である。いくつかの実施形態では、遅延した閉塞のための最適な時間枠を達成する格子密度は、約30%から約60%の間である。いくつかの実施形態では、遅延した閉塞のための最適な時間枠を達成する格子密度は、約30%以下、または約95%以上である。いくつかの実施形態では、格子密度は、遅延した閉塞を達成するように、ステントの他の特徴と組み合わせることができる。例えば、格子密度は、個々のストランドの特定の特徴(例えば、断面、直径、周囲)または編組みパターンと組み合わせられてもよい。

0128

いくつかの実施形態では、十分な閉塞と関連付けられる時間は、動脈瘤を治療するように閉塞デバイス30を配備した後の約3時間である。いくつかの実施形態では、時間は、約2時間から約4時間の間である。いくつかの実施形態では、時間枠は、約1時間から約5時間の間である。いくつかの実施形態では、時間枠は、約1時間以下、または約5時間以上である。いくつかの実施形態では、時間枠は、約2時間から約4時間の間である。いくつかの実施形態では、時間枠は、約3時間から約6時間の間である。

0129

いくつかの実施形態では、配備の方法は、デバイスが血管内および血管に沿って延在し、動脈瘤を越えて延在するように、患者の血管系内にデバイスを埋め込むステップを含む。いくつかの実施形態では、方法は、動脈瘤の閉塞を確認するように動脈瘤を術後に監視するステップを含む。いくつかの実施形態では、動脈瘤を監視するステップは、動脈瘤が完全または少なくとも部分的に閉塞されていることを確認するように、既知の撮像技法を通して動脈瘤を撮像するステップを含むことができる。いくつかの実施形態では、方法は、血管内のデバイスの配置に役立つ1つ以上の送達デバイスが、動脈瘤の完全または部分閉塞の確認まで患者体内で定位置にとどまることを規定する。例えば、いくつかの実施形態では、送達デバイスは、動脈瘤を撮影した画像が、動脈瘤が70%閉塞したことを確認するまで、患者体内にとどまってもよい。いくつかの実施形態では、送達デバイスは、動脈瘤が約30%以上閉塞したことを確認するまで、患者体内にとどまってもよい。したがって、デバイスの配置後に、動脈瘤の閉塞の進行を監視するように、動脈瘤の画像を撮影することができる。動脈瘤が閉塞しない場合、動脈瘤の閉塞を促すように、付加的な治療を行う(例えば、付加的なデバイスを配備する)ことが可能である。動脈瘤が、約30%から約70%の間で、より具体的には、いくつかの実施形態では約50%閉塞したことを確認すると、次いで、送達デバイスが患者から除去される。

0130

本明細書で説明される閉塞デバイスは、血管系の湾曲に一致するように可撓性を有する。これは、血管系をそれらの形状に本質的に一致させる、冠状動脈ステントとは対照的である。脳の中の血管系は、より小さく、より蛇行性となる傾向があるため、(例えば、ステントまたは血管系等の軸に沿って屈折する、半径方向圧縮で)血管系の形状に一致する能力が、いくつかの神経血管閉塞デバイスにとってより有意となり得る。表5および6は、請求された神経血管閉塞デバイスの特性を実証する。開示した閉塞デバイスが、非常に望ましい屈折特性を呈することを実証するために、以下の実験を行った。発明者らによって作製された閉塞デバイスを、図9に示されるように、支持表面90上に設定した。閉塞デバイス30の約0.5インチ(約12.7mm)を支持されていない状態で残した。次いで、閉塞デバイスが始点から約90度偏向させられるまで、測定された量の力を支持されていない先端に印加した。冠状動脈ステントの同様の長さを、同じ曲げモーメントに曝した。結果が表5に示されている。低減した圧縮力と同様に、本開示の閉塞デバイスは、冠状動脈ステントに対する0.05lb−in(約0.006Nm)と比較して、一桁分低い曲げモーメント(0.005lb−in(約0.0006Nm)を必要としてもよい。いくつかの実施形態では、編組みパターン、ステント直径、リボンの数、および他のパラメータは、屈折力が約0.0005lb−in(約0.00006Nm)から約0.05lb−in(約0.006Nm)に及ぶように調整することができる。いくつかの実施形態では、屈折力は、約0.00025lb−in(約0.00003Nm)から約0.03lb−in(約0.003Nm)、約0.003lb−in(約0.0003Nm)から約0.05lb−in(約0.006Nm)、約0.005lb−in(約0.0006Nm)から約0.01lb−in(約0.001Nm)から、約0.01lb−in(約0.001Nm)から約0.05lb−in(約0.006Nm)、約0.0025lb−in(約0.0003Nm)から約0.01lb−in(約0.001Nm)に及ぶことができる。いくつかの実施形態では、屈折力は、約0.005lb−in(約0.0006Nm)以下、または約0.05lb−in(約0.006Nm)以上に及ぶことができる。

0131

本開示による閉塞デバイスはまた、冠状動脈ステントと比較して、強化した圧縮性(すなわち、所与の力について、どれだけ多くの圧縮を達成することができるか、または所望の圧縮を達成するために、どれだけ多くの力が及ぼされるべきか)を提供する。高度に圧縮可能ではない血管内デバイスは、高度に圧縮可能なデバイスと比較して、血管壁により多くの力を及ぼす。これは、低い圧縮性を有する血管内デバイスを有することが不利であるため、脳血管系における有意な臨床的影響である。いくつかの実施形態では、編組みパターン、ステント直径、リボンの数、および他のパラメータは、ステントを元の直径の50%に圧縮するために必要とされる圧縮力が、約0.01lb(約0.005kg)から約0.5lb(約0.23kg)に及ぶように、調整することができる。いくつかの実施形態では、圧縮力は、約0.05lb(約0.02kg)から約0.15lb(約0.07kg)、約0.07lb(約0.03kg)から約0.1lb(約0.05kg)、約0.03lb(約0.013kg)から約0.18lb(約0.08kg)、約0.08lb(約0.036kg)から約0.19lb(約0.086kg)、および約0.04lb(約0.018kg)から約0.3lb(約0.14kg)に及ぶことができる。いくつかの実施形態では、屈折力は、約0.01lb(約0.005kg)以下、または約0.5lb(約0.23kg)以上に及ぶことができる。

0132

図33−36は、閉塞デバイス3000の付加的および/または他の実施形態を図示する。閉塞デバイス3000は、拡張または圧縮されてもよい。例えば、閉塞デバイス3000全体、または閉塞デバイス3000の複数部分が、軸方向、半径方向、または両方に圧縮または拡張されてもよい。閉塞デバイス3000は、閉塞デバイス3000が拡張されるか圧縮されるかに応じて、種々の構成または状態であってもよい。いくつかの実施形態では、閉塞デバイス3000がある状態であるときに、閉塞デバイス3000は、閉塞デバイス3000に作用する外力を伴わずに、同じ状態にとどまってもよい。いくつかの実施形態では、閉塞デバイス3000がある状態であるときに、閉塞デバイス3000は、閉塞デバイス3000に作用する外力を伴わずに、異なる状態に変化してもよい。

0133

例えば、閉塞デバイス3000は、圧縮構成(例えば、拘束状態)から拡張構成(例えば、非拘束状態)に、またはその逆も同様に自動的に変化してもよい、壁3014を備える。壁3014はまた、拡張構成から超拡張構成(例えば、別の拘束状態)に、およびその逆も同様に変化してもよい。壁3014は、任意の方向の拡張力および/または任意の方向の圧縮力を及ぼして、閉塞デバイス3000がいずれか1つの状態から別の状態に変化することを可能にしてもよい。いくつかの実施形態では、壁3014は、拡張した非拘束状態から圧縮状態に変化させるための力をステントに要求させる、バネ定数kを有してもよい。いくつかの実施形態では、ステントおよび/またはフィラメントのバネ定数は、力が0.2lb(約0.09kg)から約0.02lb(約0.009kg)の間であるように構成される。例えば、ステントを変化させるための力は、いくつかの実施形態では0.02lb(約0.009kg)から0.1lb(約0.05kg)の間、いくつかの実施形態では0.1lb(約0.05kg)から0.15lb(約0.068kg)の間、およびいくつかの実施形態では0.15lb(約0.068kg)から0.2lb(約0.09kg)の間となり得る。いくつかの実施形態では、バネ定数は、力が約0.02lb(約0.009kg)以下、または約0.2lb(約0.09kg)以上であるようなものである。壁3014はまた、閉塞デバイス3000の構成に応じて変化する壁厚さを有してもよい。いくつかの実施形態では、壁厚さは、閉塞デバイス3000が圧縮構成であるときに、約2本のストランドから約4本のストランドの間の厚さである。いくつかの実施形態では、壁厚さは、閉塞デバイス3000が圧縮構成であるときに、約4本のストランドから約6本のストランドの間の厚さである。いくつかの実施形態では、閉塞デバイス3000は、閉塞デバイス3000が圧縮構成であるときに、約2本のストランド以下または約6本のストランド以上の厚さである。いくつかの実施形態では、壁厚さは、閉塞デバイス3000が拡張構成であるときに、約2本のストランドから約4本のストランドの間の厚さである。いくつかの実施形態では、壁厚さは、閉塞デバイス3000が拡張構成であるときに、約2本のストランド以下、または約4本のストランド以上の間の厚さである。いくつかの実施形態では、壁厚さは、閉塞デバイス3000が超拡張構成(非拘束拡張状態を超える構成)であるときに、約2本のストランドから約5本のストランドの間の厚さである。いくつかの実施形態では、壁厚さは、閉塞デバイス3000が超拡張構成であるときに、約2本のストランド以下、または約5本のストランド以上の間の厚さである。

0134

別の実施例では、図33は、圧縮構成の閉塞デバイス3000を示す。閉塞デバイス3000は、例えば、図5に示されたカテーテル25に格納されるときに、圧縮構成であってもよい。圧縮構成の閉塞デバイス3000の壁3014は、半径方向拡張力および軸方向圧縮力を及ぼして、圧縮構成から拡張構成に変化してもよい。図34は、拡張構成の閉塞デバイス3000を示す。したがって、カテーテルから血管の中へ閉塞デバイス3000を配備した後、閉塞デバイスは、図33に図示されるような圧縮構成から図34に図示されるような拡張構成に変化してもよい。

0135

閉塞デバイス3000はさらに、拡張構成から図35に示されるような超拡張構成に変化させられてもよい。超拡張構成の閉塞デバイス3000の壁3014は、軸方向拡張力を及ぼして、閉塞デバイス3000を超拡張構成から拡張構成に再び変化させてもよい。いくつかの実施形態では、閉塞デバイス3000が拡張構成から超拡張構成に変化すると、閉塞デバイス3000の格子密度が増加させられる。いくつかの実施形態では、拡張構成の閉塞デバイス3000の格子密度は、約25%から約35%の間である。いくつかの実施形態では、拡張構成の閉塞デバイス3000の格子密度は、約35%から約50%の間である。いくつかの実施形態では、拡張構成の閉塞デバイス3000の格子密度は、約25%以下または約50%以上である。それに対応して、超拡張構成の閉塞デバイス3000の格子密度は、いくつかの実施形態では、約50%から約70%の間である。いくつかの実施形態では、超拡張構成の閉塞デバイス3000の格子密度は、約70%から約95%の間である。いくつかの実施形態では、超拡張構成の閉塞デバイス3000の格子密度は、約50%以下または約95%以上である。

0136

さらに、閉塞デバイス3000全体または閉塞デバイス3000の複数部分が、拡張または圧縮してもよい。それに対応して、それぞれ、拡張または圧縮力が閉塞デバイス3000に印加されるかどうかに応じて、閉塞デバイス3000全体の格子密度または閉塞デバイス3000の複数部分の格子密度が、減少または増加してもよい。

0137

加えて、閉塞デバイス3000が軸方向に拡張されるか圧縮されるかに応じて、閉塞デバイス3000の長さが変化してもよい。閉塞デバイス3000の長さは、閉塞デバイス3000が軸方向に圧縮されると減少してもよい。代替として、閉塞デバイス3000の長さは、閉塞デバイス3000が軸方向に拡張されると増加してもよい。例えば、拡張構成(図34)の閉塞デバイス3000の長さ3008は、圧縮構成(図33)の閉塞デバイス3000の長さ3004よりも小さいか、またはそれとほぼ等しくてもよい。これは、圧縮構成の閉塞デバイス3000の壁3014が拡張構成に変化するように軸方向圧縮力を及ぼしているため、発生してもよい。同様に、拡張構成(図34)の閉塞デバイス3000の長さ3008は、超拡張構成(図35)の閉塞デバイス3000の長さ3012よりも大きいか、またはそれとほぼ等しくてもよい。これは、超拡張構成の閉塞デバイス3000の壁3014が拡張構成に変化するように軸方向拡張力を及ぼしているため、発生してもよい。

0138

閉塞デバイス3000の直径もまた、閉塞デバイス3000が半径方向に拡張されるか圧縮されるかに応じて変化してもよい。直径は、閉塞デバイス3000の断面開放領域を示す。それに応じて、閉塞デバイス3000の断面開放領域は、閉塞デバイス3000が半径方向に拡張されるか圧縮されるかに応じて変化する。閉塞デバイス3000の直径は、閉塞デバイス3000が半径方向に圧縮されると減少してもよい。代替として、閉塞デバイス3000の直径は、閉塞デバイス3000が半径方向に拡張されると増加してもよい。例えば、拡張構成(図34)の閉塞デバイス3000の直径3006は、圧縮構成(図33)の閉塞デバイス3000の直径3002よりも大きいか、またはそれとほぼ等しくてもよい。これは、圧縮構成の閉塞デバイス3000の壁3014が拡張構成に変化するように軸方向拡張力を及ぼしているため、発生してもよい。同様に、拡張構成(図34)の閉塞デバイス3000の直径3006は、超拡張構成(図35)の閉塞デバイス3000の直径3010よりも小さいか、またはそれとほぼ等しくてもよい。これは、超拡張構成の閉塞デバイス3000の壁3014が拡張構成に変化するように軸方向圧縮力を及ぼしているため、発生してもよい。

0139

いくつかの実施形態では、閉塞デバイス3000の直径は、拡張構成から超拡張構成に変化するときに増加しない。例えば、超拡張構成に変化するように軸方向圧縮力を拡張構成の閉塞デバイス3000に及ぼす(したがって、長さ3008を減少させる)ことは、閉塞デバイス3000の直径を増加させない。いくつかの実施形態では、軸方向圧縮または拡張力を印加すること等によって、閉塞デバイス3000の長さを変化させることは、閉塞デバイス3000の直径を変化させない。いくつかの実施形態では、軸方向圧縮または拡張力を印加すること等によって、閉塞デバイス3000の直径を変化させることは、閉塞デバイス3000の長さを変化させない。図36A、36B、および36Cは、閉塞デバイス3000の長さと直径との間の関係の種々の実施例を図示する。図36Aに示されるように、点3602は、閉塞デバイス3000のより大きい長さおよびより小さい直径を表す。点3602は、閉塞デバイス3000を「伸張」させることができる、より大きい長さ3612およびより小さい直径3614を表す。つまり、軸方向拡張力および/または軸方向圧縮力を閉塞デバイス3000に印加することによって、閉塞デバイス3000がこの点3602に達してもよい。

0140

閉塞デバイス3000のより大きい長さ3612またはより小さい直径3614は、閉塞デバイス3000が使用される治療、閉塞デバイス3000を作製する際に使用される材料、閉塞デバイス3000を利用する任意の格納または配備デバイスのサイズ、または他の要因に応じて変化してもよい。いくつかの実施形態では、閉塞デバイス3000のより大きい長さ3612は、拘束されていない長さ3616の約2倍から約5倍の間である。いくつかの実施形態では、より大きい長さ3612は、拘束されていない長さ3616の約5倍から約10倍の間である。いくつかの実施形態では、より大きい長さ3612は、拘束されていない長さ3616の約2倍以下または約10倍以上である。いくつかの実施形態では、より大きい長さ3612は、閉塞デバイス3000がカテーテル内に配置されているときであってもよい。より大きい長さ3612は、カテーテルよりも長い、または短くてもよい。いくつかの実施形態では、閉塞デバイス3000がカテーテル内に配置されているときのより大きい長さ3612は、約40mmから約60mmの間である。いくつかの実施形態では、閉塞デバイス3000がカテーテル内に配置されているときのより大きい長さ3612であって、より大きい長さ3612は、約25mmから約75mmの間である。いくつかの実施形態では、閉塞デバイス3000がカテーテル内に配置されているときのより大きい長さ3612であって、より大きい長さ3612は、約25mm以下または約75mm以上である。

0141

いくつかの実施形態では、閉塞デバイス3000のより小さい直径3614は、拘束されていない直径3618の約1%から約5%の間である。いくつかの実施形態では、閉塞デバイス3000のより小さい直径3614は、拘束されていない直径3618の約0.5%から約10%の間である。いくつかの実施形態では、より小さい直径3614は、拘束されていない直径3618の約2%から約15%の間である。いくつかの実施形態では、より小さい直径3614は、拘束されていない直径3618の約3%から約20%の間である。いくつかの実施形態では、より小さい直径3614は、拘束されていない直径3618の約0.5%以下または約20%以上である。いくつかの実施形態では、より小さい直径3614は、閉塞デバイス3000がカテーテル内に配置されているときであってもよい。いくつかの実施形態では、閉塞デバイス3000がカテーテル内に配置されているときのより小さい直径3614は、約0.026インチ(約0.66mm)から約0.027インチ(約0.069mm)の間である。いくつかの実施形態では、閉塞デバイス3000がカテーテル内に配置されているときのより小さい直径3614は、約0.020インチ(約0.5mm)から約0.03インチ(約0.76mm)の間である。いくつかの実施形態では、閉塞デバイス3000がカテーテル内に配置されているときのより小さい直径3614は、約0.020インチ(約0.5mm)以下または約0.03インチ(約0.76mm)以上である。

0142

間隔3608(図36Aの間隔3608a、3608b、3608c、3608d、3608eから3608nによって表されるような)は、閉塞デバイス3000が圧縮構成である、および/または圧縮構成から拡張構成に、あるいはその逆も同様に変化しているときの閉塞デバイス3000の状態のうちのいずれかを表す。いくつかの実施形態では、閉塞デバイス3000の長さは、閉塞デバイス3000の直径とともに変化しない。いくつかの実施形態では、閉塞デバイス3000の長さは、直線的に、反比例して、指数関数的に、または対数的等の任意の方式で、閉塞デバイス3000の直径とともに変化する。

0143

点3604は、閉塞デバイス3000が拡張構成であるときの閉塞デバイス3000の拘束されていない長さ3616および拘束されていない直径3618を表す。閉塞デバイス3000の拘束されていない長さ3616および拘束されていない直径3618はまた、閉塞デバイス3000が使用される治療、閉塞デバイス3000を作製する際に使用される材料、閉塞デバイス3000を利用する任意の格納または配備デバイスのサイズ、または他の要因に応じて変化してもよい。例えば、拘束されていない長さ3616は、少なくとも動脈瘤の頸部よりも長い等、動脈瘤の治療のために十分適切に長くてもよい。いくつかの実施形態では、拘束されていない長さ3616は、約8mmから約10.5mmの間である。いくつかの実施形態では、拘束されていない長さ3616は、約5mmから約15mmの間である。いくつかの実施形態では、拘束されていない長さ3616は、約5mm以下または約15mm以上である。

0144

閉塞デバイス3000の拘束されていない直径3618は、閉塞デバイス3000が配備される血管の直径より少なくともほぼ大きくてもよい。つまり、拘束されていない直径3618は、閉塞デバイス3000の接点と血管の壁との間で生成される摩擦力が、閉塞デバイス3000が血管を通って移動することを防止するか、または可能性を低減するほど十分大きいように、血管の直径よりも大きくてもよい。いくつかの実施形態では、拘束されていない直径3618は、約2.25mmから約5.25mmの間である。いくつかの実施形態では、拘束されていない直径3618は、約1.75mmから約6.5mmの間である。いくつかの実施形態では、拘束されていない直径3618は、約1.75mm以下または約6.5mm以上である。

0145

いくつかの実施形態では、閉塞デバイス3000に使用されてもよいストランドの数は、拘束されていない直径3618に依存する。いくつかの実施形態では、約48本のストランドが、約2.75mmから約4.25mmの間の拘束されていない直径3618に対して、閉塞デバイス3000に使用されてもよい。いくつかの実施形態では、約64本のストランドが、約4.5mmから約6.0mmの間の拘束されていない直径3618に対して、閉塞デバイス3000に使用されてもよい。いくつかの実施形態では、約72本のストランドが、約6.0mm以上の拘束されていない直径3618に対して、閉塞デバイス3000に使用されてもよい。いくつかの実施形態では、約32本のストランドが、約2.5mm以下の拘束されていない直径3618に対して、閉塞デバイス3000に使用されてもよい。これらの範囲および値は、直径および間隙率等の所望の性質に応じて変化し得る。

0146

間隔3610は、閉塞デバイス3000が超拡張構成である、および/または拡張構成から超拡張構成に、あるいはその逆も同様に変化しているときの閉塞デバイス3000の状態のうちのいずれかを表す。いくつかの実施形態では、例えば、軸方向圧縮力を印加することによって、閉塞デバイス3000の長さを減少させることは、閉塞デバイス3000の直径を増加させない。むしろ、直径は、間隔3610によって図示されるのと実質的に同じままであってもよい。

0147

点3606は、閉塞デバイス3000のより小さい長さ3620およびより大きい直径3618を表す。閉塞デバイス3000のより小さい長さ3620およびより大きい直径3618はまた、閉塞デバイス3000が使用される治療、閉塞デバイス3000を作製する際に使用される材料、または他の要因に応じて変化してもよい。例えば、より小さい長さ3620は、動脈瘤または他の疾患を治療するために必要とされる、より大きい格子密度を可能にするほど十分小さくてもよい。いくつかの実施形態では、より小さい長さ3620は、拘束されていない長さ3616の約30%から約50%の間である。いくつかの実施形態では、より小さい長さ3620は、拘束されていない長さ3616の約50%から約75%の間である。いくつかの実施形態では、より小さい長さ3620は、拘束されていない長さ3616の約30%以下または約75%以上である。いくつかの実施形態では、より大きい直径3618は、拘束されていない直径3618と同じである。いくつかの実施形態では、より大きい直径3618は、拘束されていない直径3618の110%である。いくつかの実施形態では、より大きい直径3618は、拘束されていない直径3618の約101%から約115%の間である。いくつかの実施形態では、より大きい直径3618は、拘束されていない直径3618の約101%以下または約115%以上である。

0148

図36Bは、(閉塞デバイス3000aおよび3000bによって示されるような)閉塞デバイス3000の(長さ3624aおよび3624bによって示されるような)長さ3624と直径3626との間の関係の実施例を図示する。閉塞デバイス3000aは、第1の構成であってもよく、第1の長さ3624aと、直径3626と、第1の格子密度3622aとを備える。軸方向拡張力が閉塞デバイス3000aに印加されてもよい。いくつかの実施形態では、軸方向拡張力を印加することは、格子密度を減少させ、長さを増加させる。例えば、軸方向拡張力を第1の構成の閉塞デバイス3000aに印加することによって、閉塞デバイス3000aは、閉塞デバイス3000bの第2の構成に拡張してもよい。したがって、第2の格子密度3622bは、第1の格子密度3622aより低くてもよく、第2の長さ3624bは第1の長さ3624aより大きくてもよい。

0149

同様に、いくつかの実施形態では、軸方向圧縮力を印加することは、格子密度を増加させ、長さを減少させる。例えば、軸方向圧縮力を第2の構成の閉塞デバイス3000bに印加することによって、閉塞デバイス3000bは、閉塞デバイス3000aの第1の構成に圧縮してもよい。したがって、第1の格子密度3622aは、第2の格子密度3622bより大きくてもよく、第1の長さ3624aは、第2の長さ3624bより少なくてもよい。いくつかの実施形態では、軸方向圧縮または拡張力を印加することは、閉塞デバイス3000の直径3626を変化させない。例えば、直径3626は、第1の構成の閉塞デバイス3000aと第2の構成の閉塞デバイス3000bとの間で実質的に同じままである。

0150

図36Cは、(閉塞デバイス3000aおよび3000bによって示されるような)閉塞デバイス3000の長さ3630と(直径3632aおよび3632bによって示されるような)直径3632との間の関係の実施例を図示する。閉塞デバイス3000aは、第1の構成であってもよく、長さ3630と、第1の直径3632aと、第1の格子密度3628aとを備える。半径方向拡張力が閉塞デバイス3000aに印加されてもよい。いくつかの実施形態では、半径方向拡張力を印加することは、格子密度を減少させ、長さを増加させる。例えば、半径方向拡張力を第1の構成の閉塞デバイス3000aに印加することによって、閉塞デバイス3000aは、閉塞デバイス3000bの第2の構成に拡張してもよい。したがって、第2の格子密度3628bは、第1の格子密度3628aより低くてもよく、第2の直径3632bは第1の直径3632aより大きくてもよい。

0151

同様に、いくつかの実施形態では、半径方向圧縮力を印加することは、格子密度を増加させ、長さを減少させる。例えば、半径方向圧縮力を第2の構成の閉塞デバイス3000bに印加することによって、閉塞デバイス3000bは、閉塞デバイス3000aの第1の構成に圧縮してもよい。したがって、第1の格子密度3628aは、第2の格子密度3628bより大きくてもよく、第1の直径3632aは、第2の直径3632bより少なくてもよい。いくつかの実施形態では、半径方向圧縮または拡張力を印加することは、閉塞デバイス3000の長さ3630を変化させない。例えば、長さ3630は、第1の構成の閉塞デバイス3000aと第2の構成の閉塞デバイス3000bとの間で実質的に同じままである。

0152

図11−13は、閉塞デバイス60の格子構造63が閉塞デバイス60の長さにわたって不均一である、閉塞デバイス60の実施形態を示す。動脈瘤の頸部に配備される可能性が高い、閉塞デバイス60の中間セクション65では、格子密度63aは、閉塞デバイス60の他の場所の格子密度よりも有意に高い値まで意図的に増加させられる。例えば、図11Aで見られるように、格子密度63aは、隣接セクション64における格子密度63よりも有意に高い。図11B−11Gは、格子密度が閉塞デバイス60の長さにわたって変化する、他の実施形態を図示する。いくつかの実施例では、より高い格子密度63aを伴う閉塞デバイス60のセクションは、閉塞デバイス60の端部、中央、または他の場所にあってもよい。閉塞デバイス60はまた、閉塞デバイス60の長さにわたって異なる格子密度を有してもよい。例えば、図11Fおよび11Gに示されるように、閉塞デバイス60は、格子密度63よりも高く、格子密度63aよりも低い格子密度63bを伴うセクションを有してもよい。極端な場合、格子密度は100%となり得て、すなわち、閉塞デバイス60が完全に不透過性である。別の実施形態では、中間セクション65における格子密度63Aが約50%となり得る一方で、閉塞デバイスの他のセクション64における格子密度は約25%である。図12は、曲線構成のそのような閉塞デバイス60を示し、図13は、血管の管腔の中で配備された、この閉塞デバイス60を示す。図13はまた、増加した格子密度63Aが動脈瘤10の頸部に沿って設置されている、閉塞デバイス60の一部も図示する。開示した閉塞デバイスのうちのいずれかと同様に、閉塞デバイス60の少なくとも一部分の格子密度は、約20%と約30%との間となり得る。いくつかの実施形態では、閉塞デバイス60の少なくとも一部分の格子密度は、約30%と65%との間となり得る。いくつかの実施形態では、閉塞デバイス60の少なくとも一部分の格子密度は、約65%と95%との間となり得る。いくつかの実施形態では、閉塞デバイス60の少なくとも一部分の格子密度は、約20%以下または約95%以上となり得る。

0153

いくつかの実施形態では、ステントの一部分の格子密度を増加させることは、ステント部分の間隙率を減少させる。逆に、ステント部分の格子密度を減少させることは、ステント部分の間隙率を増加させる。いくつかの実施形態では、格子密度または間隙率の変化は、充填または動的充填と呼ばれる。

0154

閉塞デバイス60はまた、間隙率に関して説明されてもよい。一実施形態によれば、閉塞デバイス60の間隙率は、閉塞デバイス60の全表面積に対する閉塞デバイス60の開放表面積の比に等しくてもよい。閉塞デバイス60は、ストランド間の開放領域に細孔を形成する、複数の編組みストランドを備えてもよい。

0155

いくつかの実施形態では、細孔は、平均細孔長を有する。平均細孔長は、動脈瘤治療または他の種類の治療に好適な任意の細孔長であってもよい。いくつかの実施形態では、平均細孔長は約0.43mmである。いくつかの実施形態では、平均細孔長は、約0.15mmから約0.40mmの間である。いくつかの実施形態では、平均細孔長は、約0.4mmから約0.65mmの間である。いくつかの実施形態では、平均細孔長は、約0.15mm以下または約0.65mm以上である。

0156

細孔は、閉塞デバイス60の構造に応じてサイズが増加または減少してもよい。例えば、閉塞デバイス60の一部分の間隙率は、閉塞デバイス60の一部分を軸方向に圧縮することによって低減することができる。閉塞デバイス60の一部分を軸方向に圧縮することによって、編組みストランドがともに接近して圧縮されるにつれて開放表面積が減少し、低減した間隙率をもたらす。

0157

閉塞デバイス60の軸方向に圧縮した部分が拘束されていないときに、閉塞デバイス60が拡張し、増加した間隙率をもたらしてもよい。いくつかの実施形態では、閉塞デバイス60の間隙率は、約70%から約80%の間となり得る。いくつかの実施形態では、閉塞デバイス60の間隙率は、約35%から約70%の間となり得る。いくつかの実施形態では、閉塞デバイス60の間隙率は、約5%から約35%の間となり得る。いくつかの実施形態では、閉塞デバイス60の間隙率は、約5%以下または約80%以上となり得る。

0158

いくつかの実施形態では、間隙率は細孔長に関係付けられる。例えば、いくつかの実施形態では、間隙率に平均細孔長を掛けると、約0.3mmである。いくつかの実施形態では、間隙率に平均細孔長を掛けると、約0.15mmから約0.3mmの間である。いくつかの実施形態では、間隙率に平均細孔長を掛けると、約0.3mmから約0.45mmの間である。いくつかの実施形態では、間隙率に平均細孔長を掛けると、約0.15mm以下または約0.45mm以上である。一実施例では、70%の間隙率に0.43mmの平均細孔長を掛けると、0.3mmを生じる。

0159

いくつかの実施形態では、間隙率は、編組みストランドの厚さに関係付けられる。編組みストランドは、平均ストランド厚さを有してもよい。いくつかの実施形態では、平均ストランド厚さは、約0.003インチ(約0.076mm)である。いくつかの実施形態では、平均ストランド厚さは、約0.001インチ(約0.025mm)と約0.003インチ(約0.076mm)との間である。いくつかの実施形態では、平均ストランド厚さは、約0.003インチ(約0.076mm)と約0.005インチ(約0.13mm)との間である。いくつかの実施形態では、平均ストランド厚さは、約0.001インチ(約0.025mm)以下または約0.005インチ(約0.13mm)以上である。編組みストランドは、その厚さよりも大きい幅を有するリボンを備えてもよい。他の実施例では、リボンは、その厚さ以下の幅を有してもよい。いくつかの実施形態では、間隙率に平均ストランド厚さを掛けると、約0.002インチ(約0.05mm)である。いくつかの実施形態では、間隙率に平均ストランド厚さを掛けると、約0.001インチ(約0.025mm)から約0.002インチ(約0.05mm)の間である。いくつかの実施形態では、間隙率に平均ストランド厚さを掛けると、約0.002インチ(約0.05mm)から約0.004インチ(約0.1mm)の間である。いくつかの実施形態では、間隙率に平均ストランド厚さを掛けると、約0.001インチ(約0.025mm)以下または約0.004インチ(約0.1mm)以上である。例えば、70%の間隙率に0.003インチ(約0.076mm)の平均ストランド厚さを掛けると、0.002インチ(約0.05mm)を生じる。

0160

いくつかの実施形態では、細孔サイズは、編組みストランドの厚さに関係付けられる。いくつかの実施形態では、平均細孔長に平均ストランド厚さを掛けると、約9.4×10−5in2(約0.06mm2)である。いくつかの実施形態では、平均細孔長に平均ストランド厚さを掛けると、約4×10−5in2(約0.026mm2)から約14×10−5in2(約0.09mm2)の間である。いくつかの実施形態では、平均細孔長に平均ストランド厚さを掛けると、約4×10−5in2(約0.026mm2)以下または約14×10−5in2(約0.09mm2)以上である。例えば、0.6mmの平均細孔長に0.004インチ(約0.1mm)の平均ストランド厚さを掛けると、9.4×10−5in2(約0.06mm2)という値をもたらす。

0161

いくつかの実施形態では、閉塞デバイス60の間隙率は、細孔の体積に関係付けられ、ステント血管の内皮細胞増殖を促進するように構成される。そのような実施形態では、各ステント細孔によって画定される空間の体積を決定するように、その細孔面積に平均または実際のステント厚さを掛けることができる。所望のステント細孔体積を選択することによって、ステント血管の内皮細胞増殖を強化することができる。いくつかの実施形態では、ステントの機能を最適化または強化するために、平均細孔長、平均ストランド厚さ、平均細孔サイズ、または他の寸法等の他のパラメータが使用されてもよい。

0162

閉塞デバイス300の別の実施形態が、図14および15に示されている。この実施形態では、閉塞デバイス300は、動脈瘤を伴う血管の管腔の中で配備される。閉塞デバイス300は、動脈瘤の管腔に対面する表面310を含む。この表面310は、正反対の表面320と比較して有意に高い格子密度(より小さい、および/または少ない間隔)を有する。表面310のより高い格子密度により、より少ない血液が動脈瘤の管腔に流入する。しかしながら、側枝に対面する表面320の格子密度が低減されないため、側枝への血流への悪影響はない。

0163

上記の実施例で記載されるように、閉塞デバイスの異なる部分は、流体または血液の流量が閉塞デバイス内の場所に基づいて制御されてもよいように、異なる格子密度を有してもよい。格子密度はさらに、閉塞デバイスで受容される入力によって制御されてもよい。閉塞デバイスの異なる部分の格子密度を制御するための入力は、例えば、閉塞デバイスの一部分に印加される圧力または運動力を含んでもよい。この実施例の閉塞デバイスは、本明細書で説明されるような格子構造の中のストランドまたはリボン等のらせん巻装材料を含んでもよい。らせん状に巻装されるストランドは、相互に対して移動可能であってもよい。例えば、第1のストランドおよび第2のストランドは、ストランド間の開口部を伴って散在させられる、交差ストランド(第1のストランドおよび第2のストランドが相互の上を交差してもよい)を含む、格子構造を形成するようにらせん状に巻装されてもよい。

0164

別の実施例では、閉塞デバイスの交差ストランドによって形成される格子構造は、説明されるような入力(例えば、運動、圧力、または力の入力)に基づいて調整可能であってもよい。入力が閉塞デバイスで受容されると、ストランドは相互に対して移動してもよい。例えば、第1のストランドの一部分は、第2のストランドの対応する部分のより近くに移動してもよく、第1のストランドの第2の部分はまた、第2のストランドの対応する第1の部分からより遠くに移動してもよい。よって、この実施例では、閉塞デバイスの格子構造を形成する、らせん巻装材料の第1および第2のストランドの間の間隔は、異なる格子密度を生成するように変化してもよい。閉塞デバイスの一部分におけるストランドが相互のより近くに移動する一方で、閉塞デバイスの別の部分におけるストランドが相互からより遠くに移動するときに、閉塞デバイスの異なる部分は、異なる格子密度を有してもよい。

0165

また、ストランドの相対移動は、閉塞デバイスで受容される入力に基づいて制御されてもよい。上記で記載されるように、入力は、例えば、圧力、力、運動、回転、または他の同様の入力を含む、閉塞デバイスを移動または調整するための任意の種類の入力を含んでもよい。

0166

閉塞デバイスまたはステントは、血管の中へ配置されてもよく、閉塞デバイスのある部分は、閉塞デバイスの異なる部分でより低い格子密度を保持しながら、高い格子密度を含有してもよい。受容した入力は、閉塞デバイスの配置および/または格子密度を制御して、閉塞デバイスの選択された部分において所望の格子密度を達成してもよい。したがって、閉塞デバイスで受容される入力は、閉塞デバイスの第1の部分に第1の格子密度を持たせ、閉塞デバイスの第2の部分に第2の格子密度を持たせてもよく、第1の格子密度および第2の格子密度は異なる。

0167

一実施例では、ユーザが血管に閉塞デバイスを挿入してもよく、圧力を閉塞デバイスに印加して、閉塞デバイスの格子密度の調整を引き起こしてもよい。別の実施例では、格子構造を形成する閉塞デバイスのストランドが、閉塞デバイスの少なくとも一部分に対して移動してもよいように、運動力が閉塞デバイスに印加されてもよい。ストランドはまた、格子密度が閉塞デバイスの部分によって変化してもよいように、閉塞デバイスの異なる部分で異なって再配設されてもよい。

0168

例えば、格子密度調整装置によって閉塞デバイスの一部分に及ぼされる圧力が、格子密度調整装置によって作用される閉塞デバイスの一部分の格子密度に所望の格子密度を取得させてもよいように、閉塞デバイスは、格子密度調整装置を含んでもよい。図31は、閉塞デバイス3101の任意の所望の部分における格子密度を調整するための格子密度調整装置3102を含有する、閉塞デバイス3101の実施例を図示する。ユーザは、格子密度調整装置3102の近位端に力を及ぼしてもよく、それは、格子密度調整装置の遠位端に、格子密度を改変するために格子材料を調整させてもよい。加えて、格子密度調整装置3102の移動は、ユーザが閉塞デバイスの任意の所望の部分の格子密度を調整することを可能にしてもよい。いくつかの実施形態では、格子密度を調整するために格子密度調整装置3102は必要とされない。

0169

閉塞デバイスはさらに、送達デバイスを介して血管の中へ投与され、設置されてもよい。例えば、送達デバイスは、それを通して閉塞デバイスが血管の中へ配置されてもよい、カテーテル等の管状構造を含んでもよい。送達デバイスはさらに、閉塞デバイスの格子密度を調整するために使用されてもよい、格子密度調整装置3102を含んでもよい。格子密度調整装置3102はさらに、所望であれば、閉塞デバイスの他の部分に影響を及ぼすことなく、閉塞デバイスの一部分のみにおいて格子密度を調整してもよい。代替として、格子密度調整装置3102は、閉塞デバイスの別の部分における格子密度を減少させながら、閉塞デバイスの一部分における格子密度を増加させるために使用されてもよい。格子密度調整装置3102は、送達デバイスを介して印加される圧力または運動力によって制御されてもよい。

0170

一実施例では、格子密度調整装置3102は、送達デバイスの近位端へのワイヤに接続されてもよい。ユーザは、送達デバイスの近位端におけるワイヤの近位端に力を印加してもよい。圧力または運動力であってもよい、印加される力は、例えば、格子密度調整装置3102の対応する移動を引き起こしてもよい。格子密度調整装置3102の移動はさらに、閉塞デバイスのストランドに接触して、ストランドを移動させてもよい。閉塞デバイスのストランドの移動は、閉塞デバイスの少なくとも一部分における格子密度の変化を引き起こしてもよい。よって、ユーザ入力は、格子密度調整装置3102を制御して、閉塞デバイスの選択された部分において可変格子密度を引き起こしてもよい。

0171

別の実施例では、閉塞デバイスの格子密度は、血管中の閉塞デバイスまたはデバイスの一部の移動に基づいて調整されてもよい。例えば、閉塞デバイスは、血管内に配置され、移動させられてもよい。閉塞デバイスが血管中で移動させられるにつれて、閉塞デバイスの選択された部分における格子密度が、それに応じて調整されてもよい。閉塞デバイスの一部分における格子密度が増加してもよい一方で、閉塞デバイスの別の部分における格子密度は、増加し、減少し、または同じままであってもよい。一実施例では、閉塞デバイスが血管の壁に接触し、力が閉塞デバイスの近位端に印加される。例えば、ユーザが、閉塞デバイスの近位端に力を及ぼしてもよい。圧力または運動力であってもよい、この力は、例えば、それを通して閉塞デバイスが血管の中で設置され、血管の中で調整されてもよい、送達デバイスの近位端で印加されてもよい。印加された力は、閉塞デバイスにおける格子密度が閉塞デバイスの部分に基づいて変化するように、閉塞デバイスのストランドまたはリボンを適応させる。

0172

一実施例として、閉塞デバイスは、格子密度を伴う格子構造を形成する、絡み合ったリボンを含有する。閉塞デバイスは、動脈瘤の血管中の部位まで導入される。閉塞デバイスはさらに、図7に図示されるように、動脈瘤およびその周囲における血管の部分に印加される。閉塞デバイスの外側は、動脈瘤を包囲する領域中の血管の少なくとも一部分と接触してもよいが、動脈瘤の部位における閉塞デバイスの外側は、血管の壁に接触しない。これは、閉塞デバイスの外側または外面が動脈瘤の壁の内面に直接接触しないように、動脈瘤の壁が周辺血管の壁から外向きに突出するように動脈瘤が位置するためであってもよい。

0173

圧力が、例えば、閉塞デバイスの近位端に印加されてもよい。この実施例では、圧力が遠位方向に閉塞デバイスの格子構造の移動を引き起こしてもよいように、閉塞デバイスの格子構造は、自由に調整可能である。閉塞デバイスの外側または外面と接触している血管の壁の内面からの閉塞デバイスに作用する摩擦力は、血管の壁と接触している閉塞デバイスの領域中の格子構造の移動を妨げてもよい。しかしながら、血管中の閉塞デバイスの段階的移動は、閉塞デバイスの近位端における圧力または力の印加によって達成することができる。

0174

いくつかの実施形態では、動脈瘤の頸部を覆う閉塞デバイスの一部分は、血管の壁に接触しない。閉塞デバイスのこの部分は、血管の内壁と直接接触している閉塞デバイスの部分と比較して小さい摩擦力を受けるため、印加された力が動脈瘤の近位の閉塞デバイスの一部分を遠位に移動させて、動脈瘤を覆う閉塞デバイスの一部分に印加される力の増加を引き起こすにつれて、動脈瘤を覆う閉塞デバイスの格子構造が変化してもよい。また、動脈瘤の遠位の血管壁を覆う閉塞デバイスのセクションは、動脈瘤を覆う閉塞デバイスの一部分に印加される摩擦力よりも大きい摩擦力を受けてもよい。結果として、いくつかの実施形態では、動脈瘤を覆う閉塞デバイスの格子密度が増加させられる。いくつかの実施形態では、閉塞デバイスの格子密度は、増加しないか、または動脈瘤を覆う閉塞デバイスの一部分よりも少ない程度に増加する。

0175

別の実施例では、動脈瘤は、図32に図示されるように血管の側枝に位置してもよい。閉塞デバイスは、閉塞デバイスの第1の部分3201が側枝血管および動脈瘤の近位に位置してもよいように配置される。閉塞デバイスの第2の部分3202が、側枝血管3208を覆って位置してもよく、閉塞デバイスの第3の部分が、側枝血管3208の遠位かつ第1の動脈瘤3209の近位の血管の一部分を覆って位置してもよく、閉塞デバイスの第4の部分が、第1の動脈瘤3209を覆って位置してもよく、閉塞デバイスの第5の部分が、第1の動脈瘤3209の遠位かつ第2の動脈瘤3210の近位の血管の一部分を覆ってもよい。閉塞デバイスの第6の部分が、第2の動脈瘤3210を覆ってもよい。動脈瘤への血流の遮断が所望されてもよいが、分岐血管への血流の遮断は所望されなくてもよい。

0176

この実施例では、ユーザが圧力または力を閉塞デバイスの近位端に印加して、閉塞デバイスの一部分を遠位方向に血管の中で前進させてもよい。(側枝血管3208ならびに動脈瘤3209および3210の近位の)閉塞デバイスの第1の部分3201は、側枝血管3208を覆って位置する閉塞デバイスの第2の部分3202を含む、閉鎖デバイスのより遠位の部分に力を伝達してもよい。閉塞デバイスの第2の部分3202が血管の壁に直接接触しない(または第1の部分よりも少なく接触する)ため、閉塞デバイスの第2の部分3202において閉塞デバイスの前進を妨げる摩擦力は小さい。むしろ、閉塞デバイスの第2の部分3202は、図32に図示されるように、側枝血管3208を覆って位置する。よって、閉塞デバイスの第1の部分3201が閉塞デバイスの第2の部分3202に力を移転するにつれて、閉塞デバイスの第2の部分3202における格子密度が増加する。また、閉塞デバイスに印加される負の力が、閉塞デバイスの第2の部分3202における格子密度を減少させてもよく、したがって、側枝血管3208の中への血流を可能にする。

0177

閉塞デバイスの第2の部分3202はまた、側枝血管3208の遠位の部分を覆う閉塞デバイスの第3の部分3203に力を移転する。しかしながら、閉塞デバイスの第3の部分3203が血管の壁と接触しているため、閉塞デバイスの第3の部分3203に作用する摩擦力は、第2の部分3202に作用する摩擦力よりも大きい。よって、閉塞デバイスの第3の部分3203における格子密度は、閉塞デバイスの第2の部分3202における格子密度よりも最初は低い。

0178

(側枝血管3208および第1の動脈瘤3209の遠位の血管の部分を覆い、それと接触している)閉塞デバイスの第3の部分3203に印加される力は、第1の動脈瘤3209を覆う閉塞デバイスの部分である、閉塞デバイスの第4の部分3204に移転される。閉塞デバイスの第4の部分3204が血管の壁と直接接触していないため、閉塞デバイスの第4の部分3204に作用する摩擦力は、閉塞デバイスの第3の部分3203に作用する摩擦力よりも小さい。よって、閉塞デバイスの第4の部分3204に印加される圧力は、閉塞デバイスの第4の部分3204における格子密度を増加させる。

0179

また、閉塞デバイスの第4の部分3204に印加される力は、第1の動脈瘤3209と第2の動脈瘤3210との間の血管の部分と接触している、閉塞デバイスの第5の部分3205に移転されてもよい。閉塞デバイスの第5の部分3205の少なくとも一部分が血管の内壁と接触しているため、閉塞デバイスの第5の部分3205に作用する摩擦力は、閉塞デバイスの第4の部分3204に作用する摩擦力よりも大きい。しかしながら、閉塞デバイスの第4の部分3204は、第2の動脈瘤3209を覆い、血管の壁と接触していない。よって、閉塞デバイスの複数部分に印加される摩擦力の差異は、この実施例の閉塞デバイスの異なる部分の格子密度の制御された変化をもたらす。

0180

また、図32には、第2の動脈瘤3210を覆う閉塞デバイスの第6の部分3206も図示されている。閉塞デバイスの第6の部分3206が血管の壁に直接接触しないため、閉塞デバイスの第6の部分3206に作用する摩擦力は、閉塞デバイスの第5の部分3205に作用する摩擦力よりも小さい。したがって、閉塞デバイスの第5の部分3205から閉塞デバイスの第6の部分3206に移転される力は、第6の部分3206の格子密度を増加させてもよい。よって、閉塞デバイスの第4の部分および第6の部分の格子密度は、閉塞デバイスにおける圧力または運動力の印加によって増加させられてもよい。また、閉塞デバイスの近位端を近位に引くこと等による閉塞デバイスの後退は、閉塞デバイスの第2の部分の格子密度を減少させてもよい。これは、第1または第2の動脈瘤(3209、3210)への血液および/または流体の流入を妨げながら、側枝血管3208への血液および/または流体の増加した流入を引き起こしてもよい。

0181

図37は、閉塞デバイス3700の別の実施形態を図示する。閉塞デバイス3700は、種々の形態の動脈瘤を治療するために利用されてもよい。例えば、閉塞デバイス3700は、紡錘状動脈瘤である(動脈瘤部分3702a、3702b、および3702cによって示されるような)動脈瘤3702を治療するために使用されてもよい。閉塞デバイス3700は、閉塞デバイス3700の遠位部分3710が標的部位に達して動脈瘤3702を治療するように、配備されてもよい。閉塞デバイス3700は、任意の数の方法を使用して配備されてもよい。例えば、カテーテルは、圧縮構成の閉塞デバイス3700を格納し、閉塞デバイス3700を標的部位まで前進させることができ、その上で閉塞デバイス3700の遠位部分3710が配備される。閉塞デバイス3700がカテーテルから配備されるにつれて、閉塞デバイス3700は拡張構成に拡張してもよい。遠位部分3710において、閉塞デバイス3700は、動脈瘤3702の遠位の血管壁と接触する。カテーテルはさらに、閉塞デバイス3700の残りの部分を配備するように後退させられてもよく、例えば、(3714aおよび3714bによって示されるような)中間部分3714および(3712aおよび3712bによって示されるような)近位部分3712が拡張することを可能にする。中間部分3714は、閉塞デバイス3700のより大きい直径により、動脈瘤壁3716と接触するまで拡張しなくてもよい。閉塞デバイス3700の近位部分3712は、圧縮構成から拡張構成に拡張した後、動脈瘤3702の近位の血管壁と接触してもよい。

0182

中間部分3714の間隙率は、動脈瘤3702の中への血流3704を低減するように調整されてもよい。例えば、間部分3714の間隙率は、遠位部分3710の方向に向かって閉塞デバイス3700の近位部分3712に軸方向圧縮力を印加することによって、低減することができる。軸方向圧縮力は、近位部分3712と血管壁との間の接触によって引き起こされる摩擦力よりも大きくてもよい。軸方向圧縮力は、動脈瘤3702を適切に治療するように中間部分3714の間隙率が低減されるまで、印加され続けてもよい。中間部分3714の間隙率は、(例えば、血流3704の方向に逆らって近位部分3712を引くことによって)軸方向圧縮力を近位部分3712に、または軸方向拡張力を近位部分3712に印加することによって調整されてもよい。同様の技法が遠位部分3710にも適用されてもよい。

0183

具体的には、中間部分3714bの間隙率は、動脈瘤部分3702aへの血流を同時に低減しながら、側枝血管3708の中への十分な血流3706を可能にするために、中間部分3714aの間隙率よりも高くなるように調整されてもよい。これは、近位部分3712aに対して近位部分3712bにより低い軸方向圧縮力を印加することによって達成することができる。代替として、中間部分3714bの間隙率は、軸方向圧縮力に近位部分3712bを、または軸方向拡張力に近位部分3712bを印加することによって、単独で調整することができる。例えば、中間部分3714bの間隙率が低すぎて、側枝血管3708の中への血流3706を可能にできない場合、軸方向拡張力が近位部分3712bに印加されてもよい(例えば、近位部分3712bを引っ張る)。これは、中間部分3714bを拡張させて中間部分3714bの間隙率を増加させ、より多くの血液が側枝血管3708に流入することを可能にしてもよい。さらに、中間部分3714bの間隙率は、上記で説明されるように、調整装置(図31の調整装置3102)を使用することによって調整されてもよい。

0184

中間部分3714bの間隙率は、側枝血管3708への血流3706を同時に可能にしながら、実質的な血栓症が動脈瘤3702内で発生してもよいように調整されてもよい。いくつかの実施形態では、中間部分3714bの間隙率は、内皮細胞増殖が動脈瘤3702を通る血流3706の輪郭を描いて発生してもよいように調整されてもよい。例えば、中間部分3714bの間隙率は、内皮細胞3718が、血流3706の輪郭を描いて動脈瘤部分3702bおよび3702cの周囲で成長することを同時に可能にしながら、実質的な血栓症が動脈瘤3702内で、具体的には動脈瘤部分3702a、3702b、および3702c内で発生してもよいように調整されてもよい。いくつかの実施形態では、この内皮細胞増殖効果を達成する中間部分3714bの間隙率は、約5%から35%の間である。いくつかの実施形態では、この内皮細胞増殖効果を達成する中間部分3714bの間隙率は、約35%から約70%の間である。いくつかの実施形態では、この内皮細胞増殖効果を達成する中間部分3714bの間隙率は、約70%から80%の間である。いくつかの実施形態では、この内皮細胞増殖効果を達成する中間部分3714bの間隙率は、約5%以下または約80%以上である。

0185

この内皮細胞増殖効果は、前述の要因または他の要因に応じて達成されてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、上記で説明されるような遅延した閉塞を適用することにより、そのような内皮細胞増殖効果をもたらしいてもよい。いくつかの実施形態では、上記で説明されるような中間部分3714bの壁厚さが、そのような内皮細胞増殖効果をもたらしいてもよい。いくつかの実施形態では、上記で説明されるような中間部分3714bの細孔の細孔サイズが、そのような内皮細胞増殖効果をもたらしいてもよい。いくつかの実施形態では、上記で説明されるような中間部分3714bのストランドの幅またはストランドの厚さが、そのような内皮細胞増殖効果をもたらしいてもよい。いくつかの実施形態では、上記で説明されるようなストランドの形状が、そのような内皮細胞増殖効果をもたらしいてもよい。いくつかの実施形態では、内皮細胞増殖効果は、前述の要因のうちのいずれか単独に基づいて、または他の要因のうちのいずれかと組み合わせて、達成されてもよい。

0186

本明細書で開示される閉塞デバイスのうちのいずれかは、図16に示されるような分岐閉塞デバイス400を作成するために第2の閉塞デバイスとともに使用することができる。このデバイスは生体内で作成することができる。閉塞デバイス400を形成する際に、低い密度を有する第1の閉塞デバイス410の一部分を、同様に低い密度を有する第2の閉塞デバイス410の一部分と組み合わせることができる。閉塞デバイス410、420は、本明細書で論議されるもののうちのいずれかとなり得る。2つの閉塞デバイス410、420のこれらの部分が、織り合わせた領域425を形成するように織り合わせた様式で組み合わせられた後、残りの部分414、424は、異なる方向に分岐し、それにより、分岐の2つの側枝に沿って延在することができる。織り合わせた領域425の外側の領域は、動脈瘤を治療するためのより大きい格子密度、または血管の分岐15、16への流動を可能にするためのより小さい格子密度を有することができる。

0187

閉塞デバイスの付加的および/または他の実施形態が、図38—42に図示されている。複数の閉塞デバイスが利用されてもよく、閉塞デバイスのそれぞれの少なくとも一部分は、相互に重複する。例えば、図38は、第1の閉塞デバイス3800を図示する。第2の閉塞デバイス3900が、第1の閉塞デバイス3800内に配備されてもよい。いくつかの実施形態では、第1の閉塞デバイス3800および第2の閉塞デバイス3900は、同一の閉塞デバイスであってもよい。したがって、第1の閉塞デバイス3800および第2の閉塞デバイス3900の間隙率は、両方のデバイスが拘束されていないときに同じであってもよい。第1の閉塞デバイス3800および第2の閉塞デバイス3900の重複部分3850は、第1の閉塞デバイス3800または第2の閉塞デバイス3900単独の同じ部分の間隙率よりも小さい、複合間隙率を提供してもよい。図39および41に示されるように、第2の閉塞デバイス3800が、完全に第1の閉塞デバイス3900内に配備されてもよく、または閉塞デバイス3800の一部分が、第1の閉塞デバイス3800内に配備されてもよい。2つの閉塞デバイスが図示されているが、個別閉塞デバイスが提供してもよい間隙率よりも実質的に低くてもよい、種々の複合間隙率を提供するために、より多くの閉塞デバイスが相互と組み合わせて使用されてもよい。

0188

いくつかの実施形態では、第1の閉塞デバイス3800は、断面図で図40に示されるように、血管3806内に配備されてもよい。例えば、第1の閉塞デバイス3800は、配備前に圧縮構成であってもよい。血管3806内に第1の閉塞デバイス3800を配備すると、第1の閉塞デバイス3800が第1の直径3804を伴う拡張構成に拡張し、したがって、第1の閉塞デバイス3800と血管3806の壁との間の接触を生成する。第1の閉塞デバイス3800内に第2の閉塞デバイス3900の少なくとも一部分を伴って、第2の閉塞デバイス3900が同様に配備されてもよい。例えば、第2の閉塞デバイス3900は、配備前に圧縮構成であってもよい。(すでに拡張構成である)第1の閉塞デバイス3800内に第2の閉塞デバイス3900を配備すると、第2の閉塞デバイス3900が拡張構成に拡張し、したがって、第2の閉塞デバイス3900と第1の閉塞デバイス3800の内壁3802、血管3806の壁、または両方との間の接触を生成する。この過程は、動脈瘤治療または他の種類の治療のための適切な複合間隙率を提供するように、より多くの閉塞デバイスを用いて繰り返されてもよい。

0189

図42に図示されるように、動脈瘤を治療するために複数の閉塞デバイスが利用されてもよい。例えば、上記で説明されるのと同様の技法を使用して、動脈瘤4202を治療するように第1の閉塞デバイス3800が配備されてもよい。第1の閉塞デバイス3800は、遠位部分3810と、近位部分3812とを備え、近位部分3812が動脈瘤4202の近位にある一方で、遠位部分3810が動脈瘤4202の遠位にあるように延在する。第2の閉塞デバイス3900は、第1の閉塞デバイス3800内に配備されてもよい。第2の閉塞デバイス3900は、遠位部分3910と、近位部分3912とを備える。第2の閉塞デバイス3900は、第2の閉塞デバイス3900が動脈瘤4202に実質的に隣接するように、設置されてもよい。例えば、第2の閉塞デバイス3900の近位部分3912は、第1の閉塞デバイス3800の近位部分3812の遠位に設置され、第2の閉塞デバイス3900の遠位部分3910は、第1の閉塞デバイス3800の遠位部分3810の近位に設置される。

0190

第1の閉塞デバイス3800および第2の閉塞デバイス3900は、拘束されていないときに実質的に同じ間隙率または異なる間隙率を有してもよい。重複部分3850は、第1の閉塞デバイス3800の間隙率または第2の閉塞デバイス3900の間隙率よりも低い複合間隙率をもたらし、動脈瘤4202の中への低減した血流4204をもたらしてもよい。複合間隙率は、種々の方法で、例えば、第1の閉塞デバイス3800、第2の閉塞デバイス3900の間隙率を個別に調整することによって、または複合間隙率を減少させるようにより多くの閉塞デバイスを追加することによって、調整されてもよい。極端な場合、複合間隙率は、実質的に0%、または動脈瘤4202の中への皆無かそれに近い血流4204をもたらす任意の他の間隙率に調整されてもよく、経時的に動脈瘤4202内で実質的な血栓症を誘発する。

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