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図面 (4)

解決手段

認知機能低下、及び、特に、アルツハイマー疾患治療のための中枢神経薬剤候補である化合物が提供される。本発明の化合物または薬学的に許容可能な塩によって、認知機能低下及び/またはアルツハイマー疾患を治療、阻害、及び/または軽減するための方法も提供される。また、本発明の化合物/組成物を調製するための方法も提供される。

概要

背景

概要

認知機能低下、及び、特に、アルツハイマー疾患治療のための中枢神経薬剤候補である化合物が提供される。本発明の化合物または薬学的に許容可能な塩によって、認知機能低下及び/またはアルツハイマー疾患を治療、阻害、及び/または軽減するための方法も提供される。また、本発明の化合物/組成物を調製するための方法も提供される。 なし

目的

本発明は、特に、化学式(I)、(II)または(III)の化合物、










または薬学的に許容可能な塩を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
3件

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請求項1

化学式Iの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩であって、R1は(A1)及び(A2)から選択されるものであり、R2、R3、R4、R5、及びR6は、それぞれ独立に、H、OH、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシハロ、CN、NO2、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、NH2、NH(C1−4アルキル)、NH(C3−7シクロアルキル)、N(C1−4アルキル)2、NHC(O)(C1−4アルキル)、SH、S(C1−6アルキル)、C(O)ORa、C(O)Rb、C(O)NRcRd、OC(O)Rb、OC(O)NRcRd、NRcRd、NRcC(O)Rb、NRcC(O)ORa、NRcS(O)2Rb、NRcS(O)2NRcRd、S(O)Rb、S(O)2Rb、及びS(O)2NRcRdから選択されるものであり、R7はH、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、またはC3−7シクロアルキルであり、R8はC1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、またはC3−7シクロアルキルであり、R9はH、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、またはC3−7シクロアルキルであり、R10はH、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、またはC3−7シクロアルキルであり、R11はH、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、またはC3−7シクロアルキルであり、R12、R13、R14、R15及びR16は、それぞれ独立に、H、OH、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、ハロ、CN、NO2、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、NH2、NH(C1−4アルキル)、NH(C3−7シクロアルキル)、N(C1−4アルキル)2、NHC(O)(C1−4アルキル)、SH、S(C1−6アルキル)、C(O)ORa1、C(O)Rb1、C(O)NRc1Rd1、OC(O)Rb1、OC(O)NRc1Rd1、NRc1Rd1、NRc1C(O)Rb1、NRc1C(O)ORa1、NRc1S(O)2Rb1、NRc1S(O)2NRc1Rd1、S(O)Rb1、S(O)2Rb1及びS(O)2NRc1Rd1から選択されるものであり、それぞれRaは、独立して、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリールアルキルヘテロアリールアルキルシクロアルキルアルキルヘテロシクロアルキルアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニルアリール、シクロアルキル、ヘテロアリール及びヘテロシクロアルキルから選択されるものであり、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール及びヘテロシクロアルキルのそれぞれは、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル及びヘテロシクロアルキルから独立に選択された1、2、3、4、または5つの置換基によって選択的に置換されるものであり、それぞれRbは、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル及びヘテロシクロアルキルアルキルから独立に選択されるものであり、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル及びヘテロシクロアルキルアルキルのそれぞれは、OH、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル及びヘテロシクロアルキルから独立に選択された1、2、3、4、または5つの置換基によって選択的に置換されるものであり、Rc及びRdは、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル及びヘテロシクロアルキルアルキルから選択され、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル及びヘテロシクロアルキルアルキルのそれぞれは、OH、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル及びヘテロシクロアルキルから独立に選択された1、2、3、4、または5つの置換基によって選択的に置換されるものであり、または、Rc及びRdは、それらが結合するN原子と共に、OH、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルから独立に選択された1、2、3、4、または5つの置換基によって選択的に置換された4員環、5員環、6員環、または7員環ヘテロシクロアルキル基を形成し、それぞれRa1は、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール及びヘテロシクロアルキルから独立に選択され、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール及びヘテロシクロアルキルのそれぞれは、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルから独立に選択された1、2、3、4、または5つの置換基によって選択的に置換され、それぞれRb1は、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル及びヘテロシクロアルキルアルキルから独立に選択され、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル及びヘテロシクロアルキルアルキルのそれぞれは、OH、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルから独立に選択された1、2、3、4、または5つの置換基によって選択的に置換され、Rc1及びRd2は、H、C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、及びヘテロシクロアルキルアルキルから独立に選択され、C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル及びヘテロシクロアルキルアルキルのそれぞれは、OH、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルから独立に選択された1、2、3、4、または5つの置換基によって選択的に置換され、または、Rc1及びRd1は、それらが結合するN原子と共に、OH、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルから独立に選択された1、2、3、4、または5つの置換基によって選択的に置換された4員環、5員環、6員環、または7員環ヘテロシクロアルキル基を形成し、及び、mは0、1または2であり、ただし、(a)R1が(A1)の部分であるとき、R2、R3、R4、R5及びR6の2つは、OH、C1−6アルコキシ及びC1−6ハロアルコキシから独立に選択され、及び、(b)R1が(A1)の部分であるとき、R12、R13、R14、R15及びR16の少なくとも1つは、H以外である、化学式Iの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩。

請求項2

請求項1の化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R2、R3、R4、R5及びR6はそれぞれ独立に、OH、C1−6アルコキシ、及びC1−6ハロアルコキシから選択されるものである。

請求項3

請求項1または2の化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R2、R3、R4、R5及びR6はそれぞれ独立に、H、OH、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、ハロ、CN、NO2、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、NH2、NH(C1−4アルキル)、NH(C3−7シクロアルキル)、N(C1−4アルキル)2、NHC(O)(C1−4アルキル)、SH、S(C1−6アルキル)、C(O)OH、C(O)O(C1−4アルキル)、C(O)(C1−4アルキル)及びC(O)NH(C1−4アルキル)から選択されるものである。

請求項4

請求項1または2の化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R2、R3、R4、R5及びR6の1つはOHであり、及び、R2、R3、R4、R5及びR6の1つは、OH、C1−6アルコキシ、またはC1−6ハロアルコキシである。

請求項5

請求項1または2の化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R2、R3、R4、R5及びR6の1つはOHであり、及び、R2、R3、R4、R5及びR6の1つは、C1−3アルコキシまたはC1−3ハロアルコキシである。

請求項6

請求項1または2の化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R2、R3、R4、R5及びR6の1つはOHであり、及び、R2、R3、R4、R5及びR6の1つは、メトキシまたはトリハロメトキシである。

請求項7

請求項1または2の化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R2、R3、R4、R5及びR6の1つはOHであり、及び、R2、R3、R4、R5及びR6の1つは、メトキシである。

請求項8

請求項1または2の化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R4はOHであり、及び、R5はメトキシである。

請求項9

請求項1または2の化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R4はOHであり、及び、R5はメトキシであり、及び、R2、R3、及びR6はそれぞれHである。

請求項10

請求項1〜9のいずれか1つの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R7はHまたはC1−6アルキルである。

請求項11

請求項1〜9のいずれか1つの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R7はHまたはC1−3アルキルである。

請求項12

請求項1〜9のいずれか1つの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R7はC1−3アルキルである。

請求項13

請求項1〜9のいずれか1つの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R7はHである。

請求項14

請求項1〜13のいずれか1つの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R8はC1−6アルキルである。

請求項15

請求項1〜13のいずれか1つの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R8はC1−3アルキルである。

請求項16

請求項1〜13のいずれか1つの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R8はメチルである。

請求項17

請求項1〜16のいずれか1つの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R9はHまたはC1−6アルキルである。

請求項18

請求項1〜16のいずれか1つの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R9はHまたはC1−3アルキルである。

請求項19

請求項1〜16のいずれか1つの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R9はHである。

請求項20

請求項1〜16のいずれか1つの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R9はHまたはC1−3アルキルである。

請求項21

請求項1〜20のいずれか1つの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R10はHまたはC1−6アルキルである。

請求項22

請求項1〜20のいずれか1つの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R10はHまたはC1−3アルキルである。

請求項23

請求項1〜20のいずれか1つの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R10はHである。

請求項24

請求項23のいずれか1つの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R11はHまたはC1−6アルキルである。

請求項25

請求項1〜23のいずれか1つの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R11はHまたはC1−3アルキルである。

請求項26

請求項1〜23のいずれか1つの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R11はHである。

請求項27

請求項1〜26のいずれか1つの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R12、R13、R14、R15及びR16の少なくとも1つは、H以外である。

請求項28

請求項1〜27のいずれか1つの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R12、R13、R14、R15及びR16はそれぞれ独立にH、OH、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、ハロ、CN、NO2、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、NH2、NH(C1−4アルキル)、NH(C3−7シクロアルキル)、N(C1−4アルキル)2、NHC(O)(C1−4アルキル)、SH、S(C1−6アルキル)、C(O)OH、C(O)O(C1−4アルキル)及びC(O)NH(C1−4アルキル)から選択されるものである。

請求項29

請求項1〜27のいずれか1つの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R12、R13、R14、R15及びR16はそれぞれ独立して、H、ハロ、CN、NO2、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、C(O)O(C1−4アルキル)、C(O)(C1−4アルキル)及びC(O)NH(C1−4アルキル)から選択されるものである。

請求項30

請求項1〜27のいずれか1つの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R12、R13、R14、R15及びR16の少なくとも1つはハロ、CN、NO2、C1−6ハロアルキル、C(O)O(C1−4アルキル)、C(O)(C1−4アルキル)及びC(O)NH(C1−4アルキル)から選択されるものである。

請求項31

請求項1〜27のいずれか1つの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R12、R13、R14、R15及びR16の少なくとも1つは、ハロ、C1−6ハロアルキルから選択されるものである。

請求項32

請求項1〜27のいずれか1つの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R14はハロである。

請求項33

請求項1〜27のいずれか1つの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R14はC1−6ハロアルキルである。

請求項34

請求項1〜27のいずれか1つの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、R14及びR15はそれぞれ独立にハロである。

請求項35

請求項1〜34のいずれか1つの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、前記化合物は化学式IIの化合物である。

請求項36

請求項35の化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、前記化合物は化学式IIaの化合物である。

請求項37

請求項35の化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、前記化合物は化学式IIbの化合物である。

請求項38

請求項1〜34のいずれか1つの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、前記化合物は化学式IIIの化合物である。

請求項39

請求項38の化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、mは1である。

請求項40

請求項38の化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、mは0である。

請求項41

4−(3−(4−クロロベンジルアミノブチル)−2−メトキシフェノールまたは(トリフルオロメチルベンジルアミノ)ブチル)−2−メトキシフェノールである化合物、またはそれらの薬学的に許容可能な塩。

請求項42

請求項41の化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、前記化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩は、80重量%、90重量%、95重量%または99重量%よりも高い純度を有するものである。

請求項43

請求項1〜42のいずれか1つの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩、及び薬学的に許容可能な担体からなる医薬組成物

請求項44

化学式IIaの化合物からなる組成物、またはそれらの薬学的に許容可能な塩を調製するための方法であって、(a)化学式IIaの化合物を生成するために、反応性アミノ化条件下で、化学式XIのアミンショウガ油を反応させる工程、及び、(b)化学式IIaの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩を有する組成物を分離する工程であって、前記組成物は化学式IIaの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の少なくとも80重量%、85重量%、90重量%または95重量%を有するものであり、R10はH、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、またはC3−7シクロアルキルであり、R11はH、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、またはC3−7シクロアルキルであり、R12、R13、R14、R15及びR16は、それぞれ独立して、H、OH、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、ハロ、CN、NO2、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、NH2、NH(C1−4アルキル)、NH(C3−7シクロアルキル)、N(C1−4アルキル)2、NHC(O)(C1−4アルキル)、SH、S(C1−6アルキル)、C(O)ORa1、C(O)Rb1、C(O)NRc1Rd1、OC(O)Rb1、OC(O)NRc1Rd1、NRc1Rd1、NRc1C(O)Rb1、NRc1C(O)ORa1、NRc1S(O)2Rb1、NRc1S(O)2NRc1Rd1、S(O)Rb1、S(O)2Rb1、及び、S(O)2NRc1Rd1から選択されるものであり、それぞれRa1は、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール及びヘテロシクロアルキルから独立に選択され、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール及びヘテロシクロアルキルのそれぞれは、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル及びヘテロシクロアルキルから独立に選択された1、2、3、4または5つの置換基によって選択的に置換され、それぞれRb1は、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル及びヘテロシクロアルキルアルキルから独立に選択され、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル及びヘテロシクロアルキルアルキルのそれぞれは、OH、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル及びヘテロシクロアルキルから独立に選択された1、2、3、4または5つの置換基によって選択的に置換されるものであり、Rc1及びRd2は、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル及びヘテロシクロアルキルアルキルから独立に選択され、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル及びヘテロシクロアルキルアルキルのそれぞれは、OH、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル及びヘテロシクロアルキルから独立に選択された1、2、3、4または5つの置換基によって選択的に置換されるものであり、または、Rc1及びRd1は、それらが結合するN原子と共に、OH、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルから独立に選択された1、2、3、4、または5つの置換基によって選択的に置換された4員環、5員環、6員環、または7員環ヘテロシクロアルキル基を形成し、及び、mは0、1または2であり、ただし、R12、R13、R14、R15及びR16の少なくとも1つはH以外である、方法。

請求項45

(a)粗生成物を製造するために、反応性アミノ化条件下で4−クロロベンジルアミンとショウガ油を反応させる工程であって、前記ショウガ油と前記4−クロロベンジルアミンの割合が、重量で約3:1である、前記反応させる工程と、(b)化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の少なくとも80重量%、85重量%、90重量%または95重量%を有する組成物を分離させる工程と、を有する方法によって形成される化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩であって、前記化合物の[M+H+]の質量分析スペクトルは約320.2である、化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩。

請求項46

請求項45の化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、前記化合物の1HNMR(500MHz、CDCl3)スペクトルは以下のピーク、7.30〜7.24(m)、6.81(d)、6.66〜6.62(m)、4.25(brs)、3.82(s)、3.82(d)、3.72(d)、2.73(m)、2.66〜2.51(m)、1.86〜1.78(m)、1.72〜1.63(m)、1.62〜1.51(m)及び1.17(d)である。

請求項47

請求項46の化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、前記化合物の13CNMR(125MHz、CDCl3)スペクトルは以下の化学シフト、146.6、143.8、133.9、132.8、129.9、129.7、128.6、120.8、114.5、110.9、55.8、51.9、50.2、38.5、31.9、31.6、29.7、26.9、22.6及び19.9から選択された少なくとも16ピークからなるものである。

請求項48

請求項45の化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、前記化合物の1HNMR(500MHz、CD3OD)スペクトルは以下のピーク、7.10〜7.30(m、4H)、6.63(brs、1H)、6.58(m、1H)、6.48(m、1H)、3.68(s、3H)、3.65(m、1H)、3.58(m、1H)、2.57(m、1H)、2.50(m、1H)、2.35(m、1H)、1.73(m、1H)、1.49(m、1H)、及び1.04(d、3H)である。

請求項49

請求項48の化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、前記化合物の13CNMR(125MHz、CD3OD)スペクトルは以下のピーク、147.5、145.3、137.2、133.3、132.6、129.9、128.1、120.4、114.7、111.6、54.9、51.3、49.2、37.7、31.5及び18.0である。

請求項50

(a)粗生成物を製造するために、反応性アミノ化条件下で4−トリフルオロメチルベンジルアミンとショウガ油を反応させる工程であって、前記ショウガ油と前記4−トリフルオロメチルベンジルアミンの割合が、重量で約3:1である、前記反応させる工程と、(b)化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の少なくとも80重量%、85重量%、90重量%または95重量%を有する組成物を分離させる工程と、を有する方法によって形成される化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩であって、前記化合物の[M+H+]の質量分析スペクトルは約353である、化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩。

請求項51

請求項50の化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、前記化合物の1HNMR(500MHz、CDCl3)スペクトルは以下のピーク、7.57(d、2H)、7.43(d、2H)、6.82(d、1H)、6.65(m、2H)、5.16〜4.42(brs、2H)、3.90(d、1H)、3.84(s、3H)、3.80(d、1H)、2.76〜2.70(m、1H)、2.67〜2.55(m、2H)、1.84〜1.77(m、1H)、1.69〜1.63(m、1H)、及び、1.17(d、3H)である。

請求項52

請求項51の化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩において、前記化合物の13CNMR(125MHz、CDCl3)スペクトルは以下の化学シフト146.7、144.6、143.9、134.0、129.1、128.4、127.5、125.4、125.3、123.2、120.8、114.6、111.0、55.7、52.1、50.6、38.8、32.0、20.1から選択された少なくとも17ピークからなるものである。

請求項53

患者において認知機能低下及び/またはアルツハイマー疾患阻害治療、及び/または軽減する方法であって、前記患者に、請求項1〜42のいずれか1つの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩を投与する工程を有するものである、方法。

請求項54

請求項53の方法において、前記認知機能低下及び/またはアルツハイマー疾患を阻害、治療、及び/または軽減する方法は、記憶喪失混乱判断力欠乏人格変化見当識障害、言語機能の喪失からなる群から選択される認知機能低下の症状の1つまたはそれ以上を阻害、治療、及び/または軽減する工程を有するものである。

請求項55

請求項53の方法において、前記認知機能低下及び/またはアルツハイマー疾患を阻害、治療及び/または軽減する方法は、(i)長期間の増強の回復、及び/または、(ii)神経変性を阻害、治療及び/または軽減する工程、及び/または、(iii)一般的なアミロイドシスを阻害、治療及び/または軽減する工程、及び/または、(iv)アミロイド生成、アミロイド組み立て、アミロイド凝集アミロイドオリゴマー結合及びアミロイド堆積の1つまたはそれ以上を阻害、治療及び/または軽減する工程、及び/または、(v)神経細胞でのAベータオリゴマーの1つまたは1つ以上の活性/効果の阻害、治療及び/または軽減する工程、の1つまたはそれ以上を有するものである。

請求項56

請求項53の方法において、前記認知機能低下及び/またはアルツハイマー疾患を阻害、治療、及び/または軽減する方法は、アミロイド生成、アミロイド組み立て、神経細胞でのAベータオリゴマーの1つまたはそれ以上の効果、アミロイド凝集、及びアミロイド堆積の1つまたはそれ以上を阻害、治療、及び/または軽減する工程を有するものである。

請求項57

請求項53の方法において、前記認知機能低下及び/またはアルツハイマー疾患を阻害、治療、及び/または軽減する方法は、神経細胞でのAベータオリゴマーの1つまたはそれ以上の活性/効果、アミロイド凝集、アミロイド結合、及びアミロイド堆積を阻害、治療、及び/または軽減する工程を有するものである。

請求項58

請求項45〜52のいずれか1つの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩を患者に投与する工程を有する、認知機能低下及び/またはアルツハイマー疾患を阻害、治療、及び/または軽減する方法。

請求項59

請求項58の方法において、前記認知機能低下及び/またはアルツハイマー疾患を阻害、治療、及び/または軽減する方法は、記憶喪失、混乱、判断力欠乏、人格変化、見当識障害、言語機能の喪失からなる群から選択される認知機能低下の症状の1つまたはそれ以上を阻害、治療、及び/または軽減する工程を有するものである。

請求項60

請求項58の方法において、前記認知機能低下及び/またはアルツハイマー疾患を阻害、治療、及び/または軽減する方法は、(i)長期間の増強の回復、及び/または、(ii)神経変性を阻害、治療及び/または軽減する工程、及び/または、(iii)一般的なアミロイドシスを阻害、治療、及び/または軽減する工程、及び/または、(iv)アミロイド生成、アミロイド組み立て、アミロイド凝集、アミロイドオリゴマー結合、及びアミロイド堆積の1つまたはそれ以上を阻害、治療、及び/または軽減する工程、及び/または、(v)神経細胞でのAベータオリゴマーの1つまたはそれ以上の活性/効果を阻害、治療、及び/または軽減する工程、の1つまたはそれ以上を有するものである。

請求項61

請求項58の方法において、前記認知機能低下及び/またはアルツハイマー疾患を阻害、治療、及び/または軽減する方法は、アミロイド生成、アミロイド組み立て、神経細胞でのAベータオリゴマーの1つまたはそれ以上の活性/効果、アミロイド凝集、アミロイド結合、及びアミロイド堆積の1つまたはそれ以上を阻害、治療、及び/または軽減する工程を有するものである。

請求項62

請求項58の方法において、前記認知機能低下及び/またはアルツハイマー疾患を阻害、治療、及び/または軽減する方法は、神経細胞でのAベータオリゴマーの1つまたはそれ以上の活性/効果、アミロイド凝集、アミロイド結合、及びアミロイド堆積の1つまたはそれ以上を阻害、治療、及び/または軽減する工程を有するものである。

技術分野

0001

この出願は、2009年4月9日出願の米国仮出願番号61/167,984、2010年2月26日出願の米国仮出願番号61/308,667、及び、2010年3月1日出願の米国仮出願番号61/309,091に対して優先権の利益を主張するものであり、それぞれは完全に本明細書に参照により組み込まれる。

課題を解決するための手段

0002

本発明は、特に、化学式(I)、(II)または(III)の化合物

0003

0004

または薬学的に許容可能な塩を提供するものであり、そこにおいて、組成の部材は以下に提供される。

0005

本発明はさらに、化学式(I)、(II)または(III)の化合物、またはそれらの薬学的に許容可能な塩、及び少なくとも1つの薬学的に許容可能な担体からなる医薬組成物を提供する。

0006

本発明はさらに、化学式(I)、(II)または(III)の化合物、またはそれらの薬学的に許容可能な塩によって、認知機能低下及び/またはアルツハイマー疾患阻害治療、及び/または軽減する方法を提供する。

0007

本発明はさらに、化学式(I)、(II)または(III)の化合物、またはそれらの薬学的に許容可能な塩によって、認知機能低下を阻害、治療、及び/または軽減する方法を提供する。

0008

本発明はさらに、化学式(I)、(II)または(III)の化合物、またはそれらの薬学的に許容可能な塩によって、アミロイド生成、アミロイドの組み立て、アミロイド凝集神経細胞のような脳内の細胞に)、ニューロンでのAベータオリゴマー活性/効果、及び、アミロイド堆積(例えば神経細胞のような脳内の細胞において)の1つまたはそれ以上を阻害、治療、または軽減する方法を提供する。

0009

本発明はさらに、治療において使用するための、化学式(I)、(II)または(III)の化合物、またはそれらの薬学的に許容可能な塩を提供する。

0010

本発明はさらに、治療において使用するための薬剤を製造/調製するため、化学式(I)、(II)または(III)の化合物、またはそれらの薬学的に許容可能な塩の使用を提供する。

0011

いくつかの実施形態において、認知機能低下の阻害、治療、または軽減のために有用な化合物の調製のための方法が提供されている。「化学的条件付け」と呼ばれる方法において、本発明の特定の化合物は、ショウガのような薬用植物においてみられるような天然型化合物から由来するものである。本明細書において記載される化学的条件付けの工程は、多種多様生物学的抽出物に適用することができ、及び、潜在的新薬剤候補をスクリーニングするための合成配列をつくるために使用されることがある。

0012

さらに、一般的に、化学的条件付け工程によって由来する化合物は、化学的安定であり、及び構造的に多様であり、及び、薬学的活性のための薬剤スクリーニングにおいて使用するための良好な候補である。いくつかの実施形態において、ショウガ油由来の化合物が提供される。本発明のいくつかの実施形態によると、本明細書に記載された化学的的条件付けの工程によって、ショウガ油由来の化合物が提供される。他の実施形態において、本発明は、ショウガ油由来の化学的化合物の配列を調製するための方法を提供する。

0013

いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、ニューロン(例えば脳内のニューロン)へのアミロイド(Aベータオリゴマーを含む)の結合を阻害、治療、または軽減し(特に阻害する)、及び、認知機能低下及び/またはアルツハイマー疾患の阻害、治療、及び軽減のために有用である。いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、アミロイド凝集、アミロイド結合、及び、アミロイド堆積の1つまたはそれ以上を阻害、治療、または軽減する。いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、アミロイド凝集を阻害、治療、または軽減する。いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、アミロイド結合を阻害、治療、または軽減する。いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、アミロイド堆積を阻害、治療、または軽減する。いくつかの実施形態においては、本発明の化合物は、ニューロンでのAベータオリゴマーの活性/効果を阻害、治療、または軽減する。いくつかの実施形態において、この化合物は、ベータセクレターゼ分析において活性を示し、及び、認知機能低下及びアルツハイマー疾患の阻害、治療、軽減において潜在的に有用である。いくつかの実施形態において、ショウガ油の派生物は、精製された、及び分離された形態(例えば、80重量%、85重量%、90重量%、95重量%、98重量%、または99重量%を超える純度によって)での化合物である。本明細書に記載された化合物及び方法は、記憶喪失混乱判断力欠乏人格変化見当識障害、言語機能の喪失のような認知機能低下及び/またはアルツハイマー疾患の1つまたはそれ以上の症状を治療するのに使用されることがある。さらに、本明細書に記載された化合物及び方法は、長期間の増強を回復することにより、認知機能低下及び/またはアルツハイマー疾患を阻害、治療、及び/または軽減することにおいて、及び/または、神経変性及び一般的なアミロイドシスの1つまたはその両方を阻害、治療、または軽減することにおいて、さらに具体的には、アミロイド生成、アミロイド組み立て、アミロイド結合、及びアミロイド堆積を阻害、治療または軽減することにおいて、有用であることがある。

図面の簡単な説明

0014

図1は、アミロイド前駆体タンパク質処理物の存在、及び、非存在におけるMTT分析の結果を示したものである。
図2は、実施例2の化合物による膜輸送効果で媒介されるアミロイド前駆体タンパク質の処理物の阻害を示す。
図3は、実施例2の化合物が、アミロイド先駆体タンパク質の処理物の記憶喪失効果を阻害することを示す。
図4は、実施例2の化合物が、AD患者から分離されたAベータ組み立ての膜輸送効果を阻害することを示す。

実施例

0015

記憶喪失、混乱、判断力欠乏、人格変化、見当識障害、言語機能の喪失のような認知機能低下は、年をとるにつれて、多くの人において、様々な程度で発生する。認知機能低下の最も一般的で、重症、及び不可逆的な形態は、アルツハイマー疾患である、現在において、それは常に致命的である。

0016

認知機能低下及びアルツハイマーの症状は、アミロイド斑及び神経原線維濃縮体の形成から生じると考えられ、脳内のニューロン(神経細胞)の低下及び続いて起こる症状の発現関与すると考えられる。アミロイドは体が通常生成するタンパク質フラグメントにおいて一般的な用語である。ベータ−アミロイドは、アミロイド前駆体タンパク質(APP)と呼ばれるほかのタンパク質から切断されるタンパク質のフラグメントである。健康な脳において、ベータ−アミロイドタンパク質フラグメントは、壊され、除去される。アルツハイマー疾患及び認知機能低下の他の形態を有する個体において、このフラグメントは、硬く、不溶性を形成して蓄積する。神経原線維濃縮体は脳細胞の内側でみられる不溶性のねじれ線維である。神経原線維濃縮体に含まれるタンパク質、つまり、タウタンパク質は、微小管を形成し、神経細胞の一部から他に、栄養分及び他の重要な物質輸送するのを助ける。アルツハイマー疾患において、タウタンパク質は異常であり、及び、微小管構造は崩壊する。

0017

ベータ−セクレターゼは、ベータ−アミロイドの生成の原因となる脳内の酵素であり、アルツハイマー疾患の脳において斑及び濃縮体を形成する原因となる病原性物質である。ベータ−アミロイド及びそのオリゴマー(ベータ−アミロイドオリゴマーまたはAベータオリゴマー)は、アルツハイマー疾患の脳においての初期の認知機能低下の原因となると信じられている。ベータ−セクレターゼの阻害は、脳におけるベータ−アミロイド負担を少なくし、それによって、認知機能低下を遅らせ、アミロイドオリゴマーの形成、斑及び濃縮体の形成を遮断し、神経変性を止め、及び、軽度認知障害及びアルツハイマー疾患のような認識障害のより重症な形態を潜在的に治療することが期待される。

0018

ジンゲロールは、ショウガ、ショウガ(学名)から分離される一連天然分子であり、例えば、[6]−ジンゲロール、[8]−ジンゲロールのように、そのアルキル鎖によって分類される。ジンゲロールは、化学的及び生物学的条件の下で比較的不安定で、不活性物質を形成することは公知である。例えば、ジンゲロールのベータ−ヒドロキシカルボニル昨日は、不活性生成物を形成するために酸化または脱水に弱く、及び、ジンゲロールは、特に酸性条件下で急速な脱水の傾向があり、そうすると、準物質さえ長期間での貯蔵は困難である。従って、医薬作用のためのジンゲロールの単純な経口投薬は、及び上部腸管酸性環境下のために不可能である。さらに、化学的及び生物学的不安定性は、静注投与において深刻な問題となりうる。したがって、認知機能低下の阻害剤、及び、特に、アミロイド(Aベータオリゴマーを含む)生成、アミロイド(Aベータオリゴマーを含む)凝集、及び/またはアミロイド(Aベータオリゴマーを含む)堆積(つまり斑形成)の阻害、神経変性の阻害、及び/または長期間の増強の回復、及び/またはニューロンでのAベータオリゴマーの活性/効果の阻害などの方法による認知機能低下及びアルツハイマー疾患の治療に有用な化合物を発見することに対して強い必要性がある。化学的及び生物学的安定性のある、認知機能低下の阻害剤も必要とされている。

0019

植物は、認知機能低下及びアルツハイマー疾患における薬剤発見において潜在的に有益な資源として、比較的わずかに関心をもたれた。関心のある医薬の化合物の不自然な派生物を生成するための植物性抽出物の使用は、一般的ではない。したがって、植物性抽出物及び他の生物学的資源から関心のある医薬の化合物を生成する方法も必要とされている。特に、認知機能低下及びアルツハイマー疾患の治療及び軽減に有用な植物性抽出物から由来する化合物を生成、及び、同定する必要もある。

0020

本明細書に記載される化合物、組成物、及び方法は、これらの必要及び他の端の方向を目指す

0021

本発明の実施形態は、特に、化学式Iの化合物、

0022

0023

またはそれらの薬学的に許容可能な塩であって、
R1は(A1)及び(A2)から選択され、

0024

0025

R2、R3、R4、R5及びR6はそれぞれ独立に、H、OH、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシハロ、CN、NO2、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、NH2、NH(C1−4アルキル)、NH(C3−7シクロアルキル)、N(C1−4アルキル)2、NHC(O)(C1−4アルキル)、SH、S(C1−6アルキル)、C(O)ORa、C(O)Rb、C(O)NRcRd、OC(O)Rb、OC(O)NRcRd、NRcRd、NRcC(O)Rb、NRcC(O)ORa、NRcS(O)2Rb、NRcS(O)2NRcRd、S(O)Rb、S(O)2Rb及びS(O)2NRcRdから選択されるものであり、
R7は、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキルまたはC3−7シクロアルキルであり、
R8は、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキルまたはC3−7シクロアルキルであり、
R9は、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキルまたはC3−7シクロアルキルであり、
R10は、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキルまたはC3−7シクロアルキルであり、
R11は、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキルまたはC3−7シクロアルキルであり、
R12、R13、R14、R15及びR16は、それぞれ独立に、H、OH、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、ハロ、CN、NO2、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、NH2、NH(C1−4アルキル)、NH(C3−7シクロアルキル)、N(C1−4アルキル)2、NHC(O)(C1−4アルキル)、SH、S(C1−6アルキル)、C(O)ORa1、C(O)Rb1、C(O)NRc1Rd1、OC(O)Rb1、OC(O)NRc1Rd1、NRc1Rd1、NRc1C(O)Rb1、NRc1C(O)ORa1、NRc1S(O)2Rb1、NRc1S(O)2NRc1Rd1、S(O)Rb1、S(O)2Rb1、及びS(O)2NRc1Rd1、
それぞれRaは独立に、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリールアルキルヘテロアリールアルキルシクロアルキルアルキルヘテロシクロアルキルアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニルアリール、シクロアルキル、ヘテロアリール及びヘテロシクロアルキルであって、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール及びヘテロシクロアルキルは、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル及びヘテロシクロアルキルから独立に選択された1、2、3、4または5つの置換基によって選択的に置換され、
それぞれRbは独立に、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル及びヘテロシクロアルキルアルキルであって、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル及びヘテロシクロアルキルアルキルのそれぞれは、OH、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル及びヘテロシクロアルキルから独立に選択された1、2、3、4または5つの置換基によって選択的に置換され、
Rc及びRdは独立に、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル及びヘテロシクロアルキルアルキルであって、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル及びヘテロシクロアルキルアルキルのそれぞれは、OH、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル及びヘテロシクロアルキルから独立に選択された1、2、3、4または5つの置換基によって選択的に置換され、
またはRc及びRdは、それらが結合するN原子と共に、OH、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルから独立に選択された1、2、3、4、または5つの置換基によって選択的に置換された4員環、5員環、6員環、または7員環ヘテロシクロアルキル基を形成し、
それぞれRa1は、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール及びヘテロシクロアルキルから独立に選択され、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール及びヘテロシクロアルキルのそれぞれは、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルから独立に選択された1、2、3、4、または5つの置換基によって選択的に置換され、
それぞれRb1は、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル及びヘテロシクロアルキルアルキルから独立に選択され、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル及びヘテロシクロアルキルアルキルのそれぞれは、OH、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルから独立に選択された1、2、3、4、または5つの置換基によって選択的に置換され、
Rc1及びRd2は、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、及びヘテロシクロアルキルアルキルから独立に選択され、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル及びヘテロシクロアルキルアルキルのそれぞれは、OH、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルから独立に選択された1、2、3、4、または5つの置換基によって選択的に置換され、
または、Rc1及びRd1は、それらが結合するN原子と共に、OH、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、及びヘテロシクロアルキルから独立に選択された1、2、3、4、または5つの置換基によって選択的に置換された4員環、5員環、6員環、または7員環ヘテロシクロアルキル基を形成し、及び、
mは0、1または2である。

0026

実施形態によっては、R1が(A1)の部分であるとき、R2、R3、R4、R5及びR6のうち2つは、OH、C1−6アルコキシ及びC1−6ハロアルコキシから独立に選択される。

0027

実施形態によっては、R1が(A1)の部分であるとき、R12、R13、R14、R15及びR16の少なくとも1つは、H以外である。

0028

実施形態によっては、R2、R3、R4、R5及びR6のうち2つは、OH、C1−6アルコキシ及びC1−6ハロアルコキシから独立に選択される。さらに実施形態によっては、残りのR2、R3、R4、R5及びR6は、それぞれ、Hである。

0029

実施形態によっては、R2、R3、R4、R5及びR6は、H。OH、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、ハロ、CN、NO2、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、NH2、NH(C1−4アルキル)、NH(C3−7シクロアルキル)、N(C1−4アルキル)2、NHC(O)(C1−4アルキル)、SH、S(C1−6アルキル)、C(O)OH、C(O)O(C1−4アルキル)、C(O)(C1−4アルキル)、及びC(O)NH(C1−4アルキル)からそれぞれ独立に選択される。

0030

実施形態によっては、R2、R3、R4、R5及びR6の1つは、OHであり、及び、R2、R3、R4、R5及びR6の1つは、OH、C1−6アルコキシまたはC1−6ハロアルコキシである。さらに実施形態によっては、残りのR2、R3、R4、R5及びR6は、それぞれ、Hである。

0031

実施形態によっては、R2、R3、R4、R5及びR6の1つは、OHであり、及び、R2、R3、R4、R5及びR6の1つは、C1−3アルコキシまたはC1−3ハロアルコキシである(さらに実施形態によっては、残りのR2、R3、R4、R5及びR6は、それぞれ、Hである)。さらに実施形態によっては、R2、R3、R4、R5及びR6の1つは、OHであり、及び、R2、R3、R4、R5及びR6の1つは、メトキシまたはトリハロメトキシである(さらに実施形態によっては、残りのR2、R3、R4、R5及びR6は、それぞれHである)。さらに実施形態によっては、R2、R3、R4、R5及びR6の1つは、OHであり、及び、R2、R3、R4、R5及びR6の1つは、メトキシである(さらに実施形態によっては、残りのR2、R3、R4、R5及びR6は、それぞれ、Hである)。

0032

実施形態によっては、R4は、OHであり、R5はメトキシである。さらに実施形態によっては、R4は、OHであり、R5はメトキシであり、及び、R2、R3及びR6はそれぞれHである。

0033

実施形態によっては、R7はHまたはC1−6アルキルである。さらに実施形態によっては、R7はHまたはC1−3アルキルである。

0034

実施形態によっては、R7はC1−3アルキルである。さらに実施形態によっては、R7はメチルまたはエチルである。さらに実施形態によっては、R7はメチルである。

0035

実施形態によっては、R7はHである。

0036

実施形態によっては、R8はC1−6アルキルである。さらに実施形態によっては、R8はC1−3アルキルである。さらに実施形態によっては、R8はメチルである。

0037

実施形態によっては、R9はHまたはC1−6アルキルである。さらに実施形態によっては、R9はHまたはC1−3アルキルである。

0038

実施形態によっては、R9はHである。

0039

実施形態によっては、R9はC1−3アルキルである。

0040

実施形態によっては、R10はHまたはC1−6アルキルである。さらに実施形態によっては、R10はHまたはC1−3アルキルである。さらに実施形態によっては、R10はHである。他の実施形態においては、R10はC1−3アルキルである。

0041

実施形態によっては、R11はHまたはC1−6アルキルである。さらに実施形態によっては、R11はHまたはC1−3アルキルである。さらに実施形態によっては、R11はHである。他の実施形態においては、R11はC1−3アルキルである。

0042

実施形態によっては、R12、R13、R14、R15及びR16の少なくとも1つは、H以外である。

0043

実施形態によっては、R12、R13、R14、R15及びR16は、H、OH、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ,ハロ、CN、NO2、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、NH2、NH(C1−4アルキル)、NH(C3−7シクロアルキル)、N(C1−4アルキル)2、NHC(O)(C1−4アルキル)、SH、S(C1−6アルキル)、C(O)OH、C(O)O(C1−4アルキル)、C(O)(C1−4アルキル)、及びC(O)NH(C1−4アルキル)からそれぞれ独立して選択される。

0044

実施形態によっては、R12、R13、R14、R15及びR16は、それぞれ、H、ハロ、CN、NO2、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、C(O)O(C1−4アルキル)、C(O)(C1−4アルキル)、及びC(O)NH(C1−4アルキル)からそれぞれ独立して選択される。

0045

実施形態によっては、R12、R13、R14、R15及びR16の少なくとも1つは、ハロ、CN、NO2、C1−6ハロアルキル、C(O)O(C1−4アルキル)、C(O)(C1−4アルキル)、及びC(O)NH(C1−4アルキル)から選択される。

0046

実施形態によっては、R12、R13、R14、R15及びR16の少なくとも1つは、ハロ及びC1−6ハロアルキルから選択される。さらに実施形態によっては、R12、R13、R14、R15及びR16の少なくとも1つは、ハロ及びC1−6ハロアルキルから選択され、及び、残りのR12、R13、R14、R15及びR16のそれぞれはHである。さらに実施形態によっては、R13、R14、R15及びR16の1つは、ハロ及びC1−6ハロアルキルから選択され、残りのR12、R13、R14、R15及びR16のそれぞれはHである。

0047

実施形態によっては、R14はハロまたはC1−6ハロアルキルである(さらに実施形態によっては、R12、R13、R15及びR16のそれぞれはHである。)。さらに実施形態によっては、R14はハロまたはC1−3ハロアルキルである(さらに実施形態によっては、R12、R13、R15及びR16のそれぞれはHである。)。

0048

実施形態によっては、R14はハロである(さらに実施形態によっては、R12、R13、R15及びR16のそれぞれはHである。)。実施形態によっては、R14はClまたはFである。実施形態によっては、R14はClである。実施形態によっては、R14はF
である。

0049

実施形態によっては、R14はC1−6ハロアルキルである(さらに実施形態によっては、R12、R13、R15及びR16のそれぞれはHである。)。さらに実施形態によっては、R14はC1−3ハロアルキルである。さらなる実施形態によっては、R14はC1ハロアルキルである。さらに他の実施形態において、R14はCF3である。

0050

実施形態によっては、R15はハロまたはC1−6ハロアルキルである(さらに実施形態によっては、R12、R13、R14及びR16のそれぞれはHである。)。さらに実施形態によっては、R15はハロまたはC1−3ハロアルキルである(さらに実施形態によっては、R12、R13、R14及びR16のそれぞれはHである。)。さらなる実施形態において、R15はハロまたはC1ハロアルキルである(さらに実施形態によっては、R12、R13、R14及びR16のそれぞれはHである。)。

0051

実施形態によっては、R15はハロである。実施形態によっては、R15はClまたはFである。実施形態によっては、R15はClである。実施形態によっては、R15はF
である。

0052

実施形態によっては、R15はC1−6ハロアルキルである。さらに実施形態によっては、R15はC1−3ハロアルキルである。さらなる実施形態においては、R15はC1ハロアルキルである。さらに他の実施形態では、R15はCF3である。

0053

実施形態によっては、R14及びR15はそれぞれ独立にハロまたはC1−3ハロアルキルである(さらに実施形態によっては、R12、R13、及びR16はHである。)。さらに実施形態によっては、R14及びR15はそれぞれ独立にハロまたはC1ハロアルキルである。

0054

実施形態によっては、R14及びR15はそれぞれ独立にハロである。

0055

実施形態によっては、化学式Iの化合物は、化学式IIの化合物である。

0056

0057

実施形態によっては、化学式IIの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩は化学式IIaまたはIIbの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩である。

0058

0059

実施形態によっては、化学式IIの化合物は、化学式IIaの化合物である。さらに実施形態によっては、R10及びR11は、H及びC1−3アルキルからそれぞれ独立に選択される。さらに他の実施形態においては、R10及びR11は、H及びメチルからそれぞれ独立に選択される。更なる実施形態においては、R10及びR11はそれぞれHである。

0060

化学式IIaの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R10及びR11の1つは、H及びC1−3アルキルから選択され、もう一方はHである。さらに実施形態によっては、R10及びR11はC1−3アルキルである。さらに他の実施形態においては、R10及びR11の1つはメチルである。

0061

化学式IIaの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R10及びR11の両方は、C1−3アルキルから選択される。さらに実施形態によっては、R10及びR11はメチルである。

0062

化学式IIaの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R12、R13、R14、R15及びR16は、H、OH、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、ハロ、CN、NO2、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、NH2、NH(C1−4アルキル)、NH(C3−7シクロアルキル)、N(C1−4アルキル)2、NHC(O)(C1−4アルキル)、SH、S(C1−6アルキル)、C(O)OH、C(O)O(C1−4アルキル)、C(O)(C1−4アルキル)、及びC(O)NH(C1−4アルキル)からそれぞれ独立に選択される。

0063

化学式IIaの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R12、R13、R14、R15及びR16は、H、ハロ、CN、NO2、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、C(O)O(C1−4アルキル)、C(O)(C1−4アルキル)、及びC(O)NH(C1−4アルキル)からそれぞれ独立に選択される。

0064

化学式IIaの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R12、R13、R14、R15及びR16は、H、ハロ、CN、NO2、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル及びC3−7シクロアルキルからそれぞれ独立に選択される。さらに実施形態によっては、R12、R13、R14、R15及びR16は、それぞれ、H、ハロ、CN、C1−6アルキル、及びC1−6ハロアルキルからそれぞれ独立に選択される。さらに他の実施形態においては、R12、R13、R14、R15及びR16は、H、ハロ、C1−6アルキル、及びC1−6ハロアルキルからそれぞれ独立に選択される。

0065

化学式IIaの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R12、R13、R14、R15及びR16の少なくとも1つは、ハロ及びC1−6ハロアルキルから選択され、及び、残りのR12、R13、R14、R15及びR16は、それぞれHである。さらに実施形態によっては、R12、R13、R14、R15及びR16の1つまたは2つは、ハロ及びC1−6ハロアルキルから選択され、及び、残りのR12、R13、R14、R15及びR16は、それぞれHである。さらに他の実施形態において、R12、R13、R14、R15及びR16の1つは、ハロ及びC1−6ハロアルキルから選択され、及び、残りのR12、R13、R14、R15及びR16は、それぞれHである。

0066

化学式IIaの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R12、R13、R14、R15及びR16の少なくとも1つは、ハロ、CN、NO2、C1−6ハロアルキル、C(O)O(C1−4アルキル)、C(O)(C1−4アルキル)、及びC(O)NH(C1−4アルキル)から選択される。

0067

化学式IIaの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R12、R13、R14、R15及びR16の少なくとも1つは、ハロ及びC1−6ハロアルキルから選択される。

0068

化学式IIaの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R12、R13、R14、R15及びR16の少なくとも1つは、ハロ及びC1−3ハロアルキルから選択される。さらに実施形態によっては、R12、R13、R14、R15及びR16の少なくとも1つは、ハロ及びC1ハロアルキルから選択される。

0069

化学式IIaの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R14はハロまたはC1−6ハロアルキルである。さらに実施形態によっては、R14はハロまたはC1−3ハロアルキルである。さらに他の実施形態では、R14はハロまたはC1ハロアルキルである。

0070

化学式IIaの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R14はハロである(さらに実施形態によっては、R12、R13、R15及びR16はHである)。実施形態によっては、R14はClまたはFである。実施形態によっては、R14はClである。実施形態によっては、R14はFである。

0071

化学式IIaの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R14はC1−6ハロアルキルである(さらに実施形態によっては、R12、R13、R15及びR16はHである)。さらに実施形態によっては、R14はC1−3ハロアルキルである。さらに他の実施形態において、R14はC1ハロアルキルである。さらに他の実施形態では、R14はCF3である。

0072

化学式IIaの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R14はハロまたはC1−6ハロアルキルであり、及び、R12、R13、R15、及びR16のそれぞれはHである。

0073

化学式IIaの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R15はハロまたはC1−6ハロアルキルである(さらに実施形態によっては、R12、R13、R14及びR16はHである。)。さらに実施形態によっては、R15はハロまたはC1−6ハロアルキルである(さらに実施形態によっては、R12、R13、R14及びR16はHである。)。さらに実施形態によっては、R15はハロまたはC1−3ハロアルキルである。さらに他の実施形態では、R15はハロまたはC1ハロアルキルである。

0074

化学式IIaの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R15はハロである。実施形態によっては、R15はClまたはFである。実施形態によっては、R15はClである。実施形態によっては、R15はFである。

0075

化学式IIaの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R15はC1−6ハロアルキルである。さらに実施形態によっては、R15はC1−3ハロアルキルである。さらに実施形態によっては、R15はC1ハロアルキルである。さらに他の実施形態では、R15はCF3である。

0076

化学式IIaの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R14及びR15はハロまたはC1−3ハロアルキルである(さらに実施形態によっては、R12、R13及びR16はHである。)。さらに実施形態によっては、R14及びR15はハロまたはC1ハロアルキルである。さらに他の実施形態によっては、R14及びR15はそれぞれ独立にハロである。

0077

実施形態によっては、化学式IIの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩は、化学式IIbの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩である。

0078

化学式IIbの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R12、R13、R14、R15及びR16は、H、OH、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、ハロ、CN、NO2、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、NH2、NH(C1−4アルキル)、NH(C3−7シクロアルキル)、N(C1−4アルキル)2、NHC(O)(C1−4アルキル)、SH、S(C1−6アルキル)、C(O)OH、C(O)O(C1−4アルキル)、C(O)(C1−4アルキル)、及びC(O)NH(C1−4アルキル)からそれぞれ独立に選択される。

0079

化学式IIbの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R12、R13、R14、R15及びR16は、H、ハロ、CN、NO2、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−7シクロアルキル、C(O)O(C1−4アルキル)、C(O)(C1−4アルキル)、及びC(O)NH(C1−4アルキル)からそれぞれ独立に選択される。

0080

化学式IIbの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R12、R13、R14、R15及びR16は、H、ハロ、CN、NO2、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル及びC3−7シクロアルキルからそれぞれ独立に選択される。さらに実施形態によっては、R12、R13、R14、R15及びR16は、H、ハロ、CN、C1−6アルキル及びC1−6ハロアルキルからそれぞれ独立に選択される。さらに他の実施形態において、R12、R13、R14、R15及びR16は、H、ハロ、C1−6アルキル及びC1−6ハロアルキルからそれぞれ独立に選択される。

0081

化学式IIbの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R12、R13、R14、R15及びR16の少なくとも1つは、ハロ及びC1−6ハロアルキルから選択され、残りのR12、R13、R14、R15及びR16のそれぞれはHである。さらに実施形態によっては、R12、R13、R14、R15及びR16の1つまたは2つは、及び、残りのR12、R13、R14、R15及びR16のそれぞれはHである。さらに他の実施形態において、R12、R13、R14、R15及びR16の1つは、ハロ及びC1−6ハロアルキルから選択され、残りのR12、R13、R14、R15及びR16のそれぞれはHである。

0082

化学式IIbの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R12、R13、R14、R15及びR16の少なくとも1つは、ハロ、CN、NO2、C1−6ハロアルキル、C(O)O(C1−4アルキル)、C(O)(C1−4アルキル)、及びC(O)NH(C1−4アルキル)から選択される。

0083

化学式IIbの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R12、R13、R14、R15及びR16の少なくとも1つは、ハロ及びC1−6ハロアルキルから選択される。

0084

化学式IIbの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R12、R13、R14、R15及びR16の少なくとも1つは、ハロ及びC1−3ハロアルキルから選択される。さらに実施形態によっては、R12、R13、R14、R15及びR16の少なくとも1つは、ハロ及びC1ハロアルキルから選択される。

0085

化学式IIbの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R14はハロまたはC1−6ハロアルキルである。さらに他の実施形態においては、R14はハロまたはC1ハロアルキルである。

0086

化学式IIbの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R14はハロである(さらに実施形態によっては、R12、R13、R15及びR16のそれぞれはHである。)。実施形態によっては、R14はClまたはFである。実施形態によっては、R14はClである。実施形態によっては、R14はFである。

0087

化学式IIbの化合物の実施形態によっては、R14はC1−6ハロアルキルである(さらに実施形態によっては、R12、R13、R15及びR16のそれぞれはHである。)。さらに実施形態によっては、R14はC1−3ハロアルキルである。さらに実施形態によっては、R14はC1ハロアルキルである。さらに他の実施形態によっては、R14はCF3である。

0088

化学式IIbの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R14はハロまたはC1−6ハロアルキルであり、R12、R13、R15及びR16のそれぞれはHである。

0089

化学式IIbの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R15はハロまたはC1−6ハロアルキルである(さらに実施形態によっては、R12、R13、R14及びR16のそれぞれはHである。)。さらに実施形態によっては、R15はハロまたはC1−3ハロアルキルである。さらに実施形態によっては、R15はハロまたはC1−3ハロアルキルである。さらに実施形態によっては、R15はハロまたはC1ハロアルキルである。

0090

化学式IIbの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R15はハロである。実施形態によっては、R15はClまたはFである。実施形態によっては、R15はClである。実施形態によっては、R15はFである。

0091

化学式IIbの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R15はC1−6ハロアルキルである。さらに実施形態によっては、R15はC1−3ハロアルキルである。さらに実施形態によっては、R15はC1ハロアルキルである。さらに他の実施形態において、R15はCF3である。

0092

化学式IIbの化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R14及びR15はそれぞれ独立にハロまたはC1−3ハロアルキルである(さらに実施形態によっては、R12、R13及びR16はHである。)。さらに実施形態によっては、R14及びR15はそれぞれ独立にハロまたはC1ハロアルキルである。さらに他の実施形態において、R14及びR15はそれぞれ独立にハロである。

0093

実施形態によっては、化学式Iの化合物は、化学式III の化合物である。

0094

0095

化学式IIIの化合物または薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、mは1である。

0096

化学式IIIの化合物または薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、mは0である。

0097

化学式IIIの化合物または薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R2、R3、R4、R5及びR6の少なくとも1つは、OH、C1−6アルコキシ及びC1−6ハロアルコキシから選択される。

0098

化学式IIIの化合物または薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R2、R3、R4、R5及びR6の少なくとも2つは、OH、C1−6アルコキシ及びC1−6ハロアルコキシから独立に選択される。

0099

化学式IIIの化合物または薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R12、R13、R14、R15及びR16の少なくとも1つは、H以外である。

0100

化学式IIIの化合物または薬学的に許容可能な塩の実施形態によっては、R14及びR15はそれぞれ独立にハロまたはC1−3ハロアルキルである。実施形態によっては、R14及びR15はそれぞれ独立にハロまたはC1ハロアルキルである。

0101

本明細書の様々な箇所で、本発明の化合物の置換基が基または範囲において記載されている。本発明の実施形態は、基及び範囲のような部材のそれぞれ及び各個別のサブコンビネーションを含むことが特に意図される。例えば、用語「C1−6アルキル」は、メチル(C1アルキル)、エチル(C2アルキル)、C3アルキル、C4アルキル、C5アルキル、及びC6アルキルを開示することを特に意図したものである。

0102

変数が複数回現れる本発明の化合物において、各変数は、変数を定義するマーカッシュ群から選択される別の部分となる。例えば、構造が、同じ化合物上に同時に存在する2つのR基を有すると記載される箇所において、この2つのR基は、Rのために定義されたマーカッシュ群から選択される他の部分を表すことができる。

0103

本発明の特定の特徴は、別々の実施形態の文脈において明確に記載され、単一実施形態の組み合わせにおいて提供されることもある。反対に、本発明の様々な特徴は、単一実施形態の文脈において簡潔に記載され、別々に、または任意の適当なサブコンビネーションにおいて提供されることもある。

0104

nが概して整数である、用語「n員環」は、環を形成する原子の数がnである部分の環を形成する原子の数を記載するものである。例えば、ピリジンは6員ヘテロアリール環の実施例であり、チオフェンは5員環ヘテロアリール基の実施例である。

0105

本明細書で使用されているように、用語「アルキル」は、直鎖または分枝飽和炭化水素基を意味するものである。アルキル基の実施例は、非限定ではあるが、メチル(Me)、エチル(Et)、プロピル(例えば、n−プロピル及びイソプロピル)、ブチル(例えば、n−ブチルイソブチル、t−ブチル)、ペンチル(例えば、n−ペンチル、イソペンチルネオペンチル)なども含む。アルキル基は、1から約20、2から約20、1から約10、1から約8、1から約6、1から約4、または1から約3の炭素原子を含むことがある。用語「アルキレン」は、二価アルキル連結基を意味するものである。アルキレンの実施例は、メチレン(CH2)である。

0106

本明細書で使用されているように、「アルケニル」は1つまたはそれ以上の二重炭素結合を有するアルキル基を意味する。アルケニル基の実施例は、非限定ではあるが、エテニルプロペニルシクロヘキセニルなどを含む。用語「アルケニルエニル」は二価連結アルケニル基を意味するものである。

0107

本明細書で使用されているように、「アルキニル」は1つまたはそれ以上の三重炭素結合を有するアルキル基を意味する。アルキニル基の実施例は、非限定ではあるが、エチニルプロピニル、などを含む。用語「アルキニルエニル」は、二価連結アルキニル基を意味するものである。

0108

本明細書で使用されているように「ハロアルキル」は、1つまたはそれ以上のハロゲン置換基を有するアルキル基を意味するものである。ハロアルキル基の実施例は、非限定ではあるが、CF3、C2F5、CHF2、CCl3、CHCl2、C2Cl5、CH2CF3などを含む。

0109

本明細書で使用されているように、「アリール」は、単環式または多環式(例えば、2、3または4縮合環を有する)芳香族炭化水素、例えば、フェニルナフチルアントラニルフェナントレニルインダニル、インデニルなどを意味するものである。実施形態によっては、アリール基は、6から約20の炭素原子を有する。実施形態によっては、アリール基は、6から約10の炭素原子を有する。

0110

本明細書で使用されているように、「シクロアルキル」は、環化されたアルキル、アルケニル及び最大で20の環形性炭素原子を含むアルキニル基を含む非芳香族環炭化水素を意味する。シクロアルキル基は、スピロ環系と同様に、単−または複素(例えば、2、3または4縮合環を有する)環系を含むことができる。シクロアルキル基は、3から約15、3から約10、3から約8、3から約6、4から約6、3から約5または5から約6の環形成炭素原子を含むことがある。シクロアルキル基の環形成炭素原子は、選択的にオキソまたはスルフィドによって置換されることがある。シクロアルキル基の実施例は、非限定ではあるが、シクロプロピルシクロブチルシクロペンチルシクロヘキシルシクロヘプチルシクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘキサジエニルシクロヘプタトリエニルノルニル、ノルピニル、ノルカルニル、アダマンチルなどを含む。シクロアルキル環縮合された(つまりシクロアルキル環と共通の結合を有する)1つまたはそれ以上の芳香環、例えば、ペンタンペンテンヘキサンなどのベンゾまたはチエニル誘導体(例えば、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル、または1H−インデン−2(3H)−1−1−イル)を有する部分も、シクロアルキルの定義において含まれる。好適には、「シクロアルキル」は最大で20の環形成炭素原子を含む環化されたアルキル基を意味する。シクロアルキルの実施例は、好適には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、アダマンチルなどを含む。

0111

本明細書で使用されるように、「ヘテロアリール」基は、最大で20の環形成炭素原子を有し、硫黄酸素、または窒素のような少なくとも1つのヘテロ原子環部材環形成原子)を有する芳香族複素環を意味するものである。実施形態によっては、ヘテロアリール基は、硫黄、酸素、及び窒素からそれぞれ独立に選択される少なくとも1つまたはそれ以上のヘテロ原子環形成原子を有する。ヘテロアリール基は単環または多環(例えば、2、3または4縮合環を有する)系を含む。ヘテロアリール基の実施例は、非限定的に、ピリジルピリミジニルピラジニルピリダジニルトリアジニルフリルキノイル、イソキノイル、チエニル、イミダゾリルチアゾニル、インドリルピリル、オキサゾリル、ベンゾフリル、ベンゾチエニル、ベンズチアゾリルイソキサゾリルピラゾリルトリアゾリルテトラゾリルインダゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、イソチアゾリル、ベンゾチエニル、プリニル、カルバゾリルベンズイミダゾリルインドリニルなどを含む。実施形態によっては、ヘテロアリール基は、1から約20の炭素原子を有し、さらに実施形態によっては、1から約5、1から約4、1から約3、1から約2の炭素原子を環形成原子として有する。実施形態によっては、ヘテロアリール基は、3から約14、3から約7、または5から6環形成原子を含む。実施形態によっては、ヘテロアリール基は、1から約4、1から約3、または1から約2のヘテロ原子を含む。

0112

本明細書で使用されるように、「ヘテロシクロアルキル」は、1つまたはそれ以上の環形成炭素原子がO、NまたはS原子によって置換された、環化されたアルキル、アルケニル及びアルキニル基を含む最大で20の環形成原子を有する非芳香族複素環を意味する。ヘテロシクロアルキル基は、単環または多環(例えば縮合系及びスピロ系の両方)であることがある。「ヘテロシクロアルキル」基の実施例は、モルフォリノ、チオモルフォリノ、ピペラジニルテトラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、2,3−ジヒドロベンゾフリル、1,3−ベンゾジオキソール、ベンゾ−1,4−ジオキサンピペリジニルピロリジニルイソキサゾリジニル、イソチアゾリジニル、ピラゾリジニル、オキサゾリジニル、チアゾリジニル、イミダゾリジニル、ピロリジン−2−1−3−イルなどを含む。ヘテロシクロアルキル基の環形成炭素原子及びヘテロ原子は、オキソまたはスルフィドによって選択的に置換されることがある。例えば、環形成S原子は、1または2のオキソによって置換されることがある(つまり、SOまたはS(O)2を形成する)。他の実施例において、環形成C原子は、オキソによって置換されることがある(つまりカルボニルを形成する)。非芳香族複素環に縮合される(つまり共通の結合を有する)1つまたはそれ以上の芳香族環、例えば、インドレン、イソインドレン、イソインドリン−1−1−3−イル、4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン−5−イル、5,6−ジヒドロチエノ[2,3−c]ピリジン−7(4H)−1−5−イル、及び、3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−1−3イル基のような複素環のピリジニル、チオフェニル、フタリミジル、ナフタリミジル、及びベンゾ誘導体を有する部分は、ヘテロシクロアルキルの定義において含まれる。環形成炭素原子及びヘテロアルキル基のヘテロ原子はオキソまたはスルフィドによって選択的に置換されることがある。実施形態によっては、ヘテロシクロアルキル基は1から約20の炭素原子を有し、及び、さらに実施形態によっては約3から約20の炭素原子を有する。実施形態によっては、ヘテロシクロアルキル基は、3から約14、3から約7、または5から6の環形成原子を含む。実施形態によっては、ヘテロシクロアルキル基は、1から約4、1から約3、または1から2のヘテロ原子を有する。実施形態によっては、ヘテロシクロアルキル基は0から3の二重結合を含む。実施形態によっては、ヘテロシクロアルキル基は0から2の三重結合を含む。

0113

本明細書で使用されるように、「ハロ」または「ハロゲン」は、フッ素塩素臭素及び要素を含む。

0114

本明細書で使用されるように、「アルコキシ」は、−O−アルキル基を意味する。アルコキシ基の実施例は、メトキシ、エトキシプロポキシ(つまりn−プロポキシ及びイソプロポキシ)、t−ブトキシなどを含む。

0115

本明細書で使用されるように、「ハロアルコキシ」は、−O−ハロアルキル基を意味する。ハロアルコキシ基の実施例はOCF3である。「トリハロメトキシ」は3つのハロゲン置換基を有するメトキシ基を意味する。トリアハロメトキシ基の実施例は、非限定的ではあるが、OCF3、−OCClF2、−OCCl3などを含む。

0116

本明細書で使用されるように、「アリールアルキル」はアリールによって置換されたC1−6アルキルを意味し、及び、「シクロアルキルアルキル」はシクロアルキルによって置換されたC1−6アルキルを意味する。

0117

本明細書で使用されるように、「ヘテロアリールアルキル」はヘテロアリール基によって置換されたC1−6アルキル基を意味し、及び「ヘテロシクロアルキルアルキル」はヘテロシクロアルキル基によって置換されたC1−6アルキルを意味する。

0118

本明細書で使用されるように、「アミノ」はNH2である。

0119

本明細書で使用されるように、「アルキルアミノ」はアルキル基によって置換されたアミノ基を意味する。

0120

本明細書で使用されるように、「ジアルキルアミノ」は2つのアルキル基によって置換されたアミノ基を意味する。

0121

本明細書で使用されるC(O)はC(=O)を意味する。

0122

本明細書で使用されるC(S)はC(=S)を意味する。

0123

本明細書で使用されるS(O)はS(=O)を意味する。

0124

本明細書で使用されるS(O)2は、S(=O)2を意味する。

0125

本明細書で使用される、「選択的に置換された」は置換が任意であり、及び、従って、非置換型及び置換型原子及び部分の両方を含む。「置換された」原子または部分は、指定された原子または部分の通常の原子価が上回らない場合に、指定された原子または部分において任意の水素が、示された置換基から選択されたものと置換され、置換が安定な合成物を結果として生じることを示す。例えば、メチル基(つまりCH3)が選択的に置換されると、炭素原子上の3つの水素原子が置換基によって置換されることがある。

0126

本明細書で使用されているように、数値と関連する「約」は、数値が近似、または小さな変動は、開示された実施形態の実行に著しい影響を及ぼさないことを意味する。数値限定が用いられる場合において、文脈によって特に明記されない限り、「約」は数値が±10%変化することがあり、及び、それは、開示された実施形態の範囲内のままである。

0127

本明細書の実施形態に記載された化合物は、非対称であることがある(例えば、1つまたそれ以上の立体中心を有する)。エナンチオマー及びジアステレオマーのような全ての立体異性体は、特に明記されない限り、意図されたものである。非対称に置換された炭素原子を含む本発明の化合物は、光学活性またはラセミ体で分離されることがある。ラセミ混合物の分割または立体選択的合成のような、光学活性開始剤から光学活性体を調製する方法は当業者において知られている。オレフィン、C=N二重結合などの多くの幾何異性体は、本明細書に記載された化合物において存在することがあり、及び、全ての安定な異性体は、本発明において予期される。本発明の化合物のシス及びトランス幾何学異性体は、異性体の混合物として、または分離された異性体として、記載され、及び、分離されることがある。立体異性または幾何学異性ができる化合物が、特異的R/Sまたはシス/トランス構成を参照することなくその構造または名前において示されている場合、全てのこの種の異性体が考慮されるように意図されている。

0128

化合物のラセミ混合物の分割は、当業者に知られた任意の多くの方法によって行うことができる。実施例の方法は、光学活性、塩形成有機酸であるキラル分割を用いる分別再結晶を含む。分別再結晶法において適当な分割剤は、例えば、酒石酸ジアセチル酒石酸、ジベンゾイル酒石酸、マンデル酸リンゴ酸乳酸、またはβ−カンフルスルホン酸のような様々な光学活性カンフルスルホン酸のD及びL型のような光学活性酸である。分別再結晶法において適当な他の分割剤は、α−メチルベンジルアミン(例えばS及びR型、またはジアステレオマー純型)、2−フェニルグリシノールノルエフェドリンエフェドリン、N−メチルエフェドリン、シクロヘキシルエチルアミン、1,2−ジアミノシクロヘキサンなどの立体異性純型を含む。

0129

ラセミ混合物の分割は、光学活性分割剤(例えば、ジニトロベンゾイルフェニルグリシン)を詰められたカラムでの溶出によっても行われることがある。適当な溶出溶媒組成物は、当業者によって測定されることができる。

0130

本発明の実施形態の化合物は、互変異性体も含む。互変異性体は、プロトン付随する移動と共に、隣接する二重結合と単結合交換することから生じる。互変異性体は、同じ実験式及び総電荷を有する異性体プロトン化状態であるプロトン互変異性体を含む。プロトン互変異性体の実施例は、ケトンエノール対、アミドイミド酸対、ラクタムラクチム対、アミド−イミド酸対、エナミンイミン対、及び、1H−及び3H−イミダゾール、1H−、2H−及び4H−1,2,4−トリアゾール、1H−及び2H−イソインドール、及び1H−及び2H−ピラゾールのように、プロトンが複素環系の2つまたはそれ以上の位置を占めている場合の環状型を含む。互変異性体は、平衡である、または、適切な置換によって1つの形に立体配置的に固定されることがある。

0131

本発明の実施形態の化合物は、無水和物及び非溶媒和物と同様に、水和物及び溶媒和物を含む。

0132

本明細書で使用されるように、用語「化合物」は全ての立体異性体、幾何学異性体、互変異性体及び示された構造の同位体を含むことを意味する。

0133

全ての化合物及びそれらの薬学的に許容可能な塩は、水及び溶媒(例えば水和物及び溶媒和物)のように他の物質と共に調製されるまたは現れるか、分離されることもある。

0134

本発明の実施形態の化合物は、中間体または最終化合物で生じる原子の全ての同位体も含むことがある。同位体は、同じ原子番号であるが、異なる質量数を有するそれらの原子を含む。例えば、水素の同位体はトリチウム及びジュウテリウムを含む。

0135

実施形態によっては、本発明の化合物またはそれらの塩は、実質的に分離されている。「実質的に分離されている」とは、その化合物が形成される、または検出される環境から少なくとも部分的にまたは実質的に分離されていることを意味する。部分的な分離は、例えば、本発明の化合物において濃縮された組成物を含むことがある。実質的な分離は、本発明の化合物またはそれらの塩の少なくとも約50重量%、少なくとも約60重量%、少なくとも約70重量%、少なくとも約80重量%、少なくとも約90重量%、少なくとも約95重量%、少なくとも約97重量%、または少なくとも約99重量%を含む組成物を含むことがある。化合物を及びそれらの塩を分離するための方法は、当業者においてありふれている。

0136

本発明の実施形態の化合物は、安定な構造の化合物を含むよう意図されたものである。本明細書で使用されているように、「安定な化合物」及び「安定な構造」は、反応混合物からの有用な純度への分離、及び有効な治療薬への製剤を存続するために十分に強い化合物を意味する。

0137

用語「薬学的に許容可能な」は、堅実な医学判断の範囲内で、過度の毒性、刺激アレルギー反応、または合理的な利点/危険率相応な他の問題または複雑さのない、ヒトまたは動物組織への接触においての使用に適切なこれらの化合物、材料、組成物及び/または剤形に関連して用いられる。

0138

本明細書で使用されるように、表現外気温」及び「室温」は当業者において理解されており、一般に温度、例えば、反応温度に関連するものである。例えば反応温度は、大体反応が行われる部屋の温度であり、例えば約20℃から約30℃である。

0139

本発明の実施形態は、本明細書に記載された化合物の薬学的に許容可能な塩を含む。本明細書で使用されるように、「薬学的に許容可能な塩」は、開示された化合物の誘導体を意味し、そこにおいて、親化合物は、塩にするために、酸または塩基部分の交換によって修飾される。薬学的に許容可能な塩の実施例は、非限定的ではあるが、アミンアルカリのような塩基性残基鉱物または有機酸塩、またはカルボキシル酸などのような酸性残基の有機塩が含まれる。本発明の薬学的に許容可能な塩は、例えば非中毒性無機または有機酸から形成される親化合物の従来の非中毒性塩を含む。本発明の薬学的に許容可能な塩は、従来の化学的方法によって塩基性または酸性部分を含む親化合物から合成されることがある。通常、このような塩は、水中または有機溶媒中または2つの混合溶液中において適切な塩基または酸の化学量論的な量で、これらの化合物の遊離酸または遊離塩基を反応させることで調製されることがある。一般的には、エーテル酢酸エチルエタノールイソプロパノールまたはアセトニトリル(ACN)のような非水系媒体が好適である。適当な塩のリストは、Remington’s Pharmaceutical Sciences、17th ed.、Mack Publishing Company、Easton、Pa.、1985、p. 1418及びJournal of Pharmaceutical Science、66、2 (1977)にあり、それぞれその全体は参照によって本明細書に組み込まれる。

0140

合成
本発明の実施形態の化合物及びそれらの塩は、既知有機合成技術を用いて調製されることがあり、及び、任意の多くの可能な合成ルートに従って合成されることがある。

0141

本発明の化合物を調製するための反応は、有機合成の当業者によって直ちに選択されることができる適当な溶媒において実施されることができる。適当な溶媒は、反応が行われる温度、例えば、溶媒の凝固点から沸点の範囲であることがある温度において、開始材料反応体)、中間体、または生成物と実質的に反応しない。所与の反応は、1つの溶媒または複数の溶媒の混合において行われることがある。特定の反応工程によっては、特定の反応工程に適当な溶媒が、当業者によって選択されることがある。

0142

本発明の化合物の調製は、様々な化学群の保護または脱保護を含むことがある。保護及び脱保護における必要、及び、適当な保護基の選択は、当業者によって直ちに決定することができる。保護基の化学作用は、例えば、T. W. Greene and P. G. M. Wuts、Protective Groups in Organic Synthesis、3rd Ed.、Wiley & Sons、Inc.、New York (1999)に記載され、その全体は参照により本明細書に組み込まれている。

0143

反応は、当業者において既知の任意の適当な方法によって監視されることができる。例えば、製品製造は、核磁気共鳴分光法(例えば1Hまたは13C)、赤外線分光法分光光度法(例えば紫外可視)、質量分析、または高速液体クロマトグラフィーHPLC)または薄層クロマトグラフィーTLC)のようなクロマトグラフィー法によって監視されることがある。

0144

本発明の実施形態の化合物は、例えば、後述する反応経路合成手順及び技術によって調製されることがある。

0145

模式図1に示すように、ベンズアルデヒド誘導体1−1は、ケイ皮アルデヒド1−2を提供するための酸または塩基の触媒がある場合には、アセトアルデヒドと反応することができる。グリニャール試薬R8MgX1(そこにおいてX1は、例えばClまたはBrである)のような有機金属化合物とケイ皮アルデヒド1−2の反応、続いて、ケトンへの中間アルコールの酸化、及び水素付加条件下(例えば、Pd/C触媒の存在下)でのC=C結合のC−C単結合への還元はケトン1−3を提供する。還元的アミノ化条件下(例えば、ホウ化水素還元剤の存在下)でアミン1−4とケトン1−3の反応は、化合物1−5を提供する。

0146

0147

模式図2に示すように、ケトン2−1は、アルコール2−2aを提供するために、グリニャール試薬R7MgX2(そこにおいてR7はC1−6アルキルまたはC3−7シクロアルキルであることがあり、及びX2はClまたはBrのようなハロであることがある)のような有機金属化合物と反応させることができる。ホウ化水素還元剤の存在下のようなケトン2−1の還元は、アルコール2−2bを提供する。アルコール2−2(そこにおいて、R7はH、C1−6アルキルまたはC3−7シクロアルキルであることがある)のOH基はOMs(メシレートまたはCH3S(O)2O−)またはOTf(トリフラートまたはCF3S(O)2O−)のような良好な脱離基Lg1に変換されることがあり、続いて、NH3との反応によってアミン2−4を提供する。ケトン2−1はまた、アミン2−5を提供するためにNH3と還元的アミノ化を経ることもある。

0148

0149

模式図3に示すように、アミン3−1(そこにおいて、R7は例えばH、C1−6アルキルまたはC3−7シクロアルキルであることがある)は、化合物3−3を提供するために化合物3−2(Lg2はトリフラート基(−OTf)またはハロ(例えばClまたはBr)のような脱離基であることがある)と反応されることがある。

0150

0151

模式図4に示すように、ベンズアルデヒド誘導体4−1は、グリニャール試薬MeMgX1(そこにおいてX1はClまたはBrのようなハロである)のようなメチル金属化合物と反応させ、ケトン4−2を提供するためにケトンへの中間アルコールの酸化が続く。エステル化合物4−3(そこにおいて、R1はアルキル(例えばメチルまたはエチル)またはアリールアルキルであることがあり、及び、Pg1はアミン保護基(例えば第3級ブチルオキシカルボニルまたはBoc、ベンジルオキシカルボニルまたはCbz、またはベンジル)であることがある)は、アルコールへ還元されることがあり(水素化アルニウムリチウムまたはLAHなどの還元剤の存在下)、化合物4−4を提供するために、OMs(メシレートまたはCH3S(O)2O−)またはOTf(トリフラートまたはCF3S(O)2O−)のような良好な脱離基Lg3へのOH基の変換が続く。

0152

強塩基(例えばリチウムジイソプロピルアミドまたはLDA)の存在下で化合物4−4と化合物4−2の反応、続いて、C(O)をCH2に還元するための水素付加(例えばPd/C触媒の存在下)及び、適当な条件下での保護基Pg1の削除(例えば、ベンジル基は、Pd/Cの存在のもとに、水素付加条件下で削除され、Boc基は酸性条件下で削除される)は、アミン4−5を提供する。化合物4−7を提供するために、アミン4−5は化合物4−6(そこにおいて、Lg2はトリフラート基(−OTf)またはハロ(例えばClまたはBr)のような脱離基)と反応させることができる。

0153

0154

本明細書に記載された全ての模式図において、(反応性官能基がR1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16などのような置換基に存在する場合、適当な場合に更なる修飾がなされる、及び/または望まれることを当業者は認識することができる。例えば、CN基は、アミノ基を提供するために加水分解されることがあり、カルボン酸はアミドに転換されることがあり、カルボン酸はエステルに転換されることがあり、そして、それは順にアルコールに還元され、さらに順に修飾されることもある。他の実施例において、OH基はメシレートのような良好な脱離基に転換されることがあり、CNによってのように、順に求核置換に適するようになる。他の実施例において、−S−は、−S(O)−及び/または−S(O)2−に酸化されることがある。さらにもう1つの実施例において、C=CまたはC≡Cのような不飽和結合は、水素付加によって飽和結合に還元されることがある。実施形態によっては、第一アミンまたは第二アミン部分(R1−R16などのような置換基上に存在する)は、酸塩化物塩化スルホニルイソシアン酸塩またはチオイソシアン酸化合物などのような適切な試薬と反応させることで、アミド、スルホンアミド尿素またはチオ尿素部分に変換されることがある。従って、官能基を含む置換基を有する化学式Iの化合物(例えば模式図3の化合物3−3)は、他の置換基を有する化学式Iの他の化合物に変換されることがある。

0155

本明細書で使用されるように、用語「反応」は、指定された化学反応体を、化学変化が系における任意の初期の導入と異なる化合物を生成するようにすることに関連する。反応は溶媒の有無によって起こることがある。

0156

化学的条件づけ
実施形態によっては、ショウガ油のような生物学的抽出物から化学的化合物の配列を調製する方法が提供されている。

0157

本発明の方法、用語「化学的条件付け」は、全ての生物学的抽出物、特に、一般的または医薬的天然植物抽出物に一般的に適用可能である。例えば、US20080193574及びWO2008042755を参照、これらはそれぞれ、その全体は参照によって本明細書に組み込まれる。化学的条件付けは、直ちに利用可能な天然の材料から新規で人為的なドラッグライク化合物を製造する方法である。一般的に、化学的に条件付けされた抽出物のプレ分画と結合した天然抽出物の「化学的条件付け」は、生化学分析における偽陽性結果を生成する反応性天然化合物を破壊することによって、抽出物の生化学スクリーニングの成功を容易にする。化学的条件付けは、新規なリードライク及びドラッグライク化合物を製造し、及び、本明細書に記載された還元的アミノ化プロトコルは、特にリードライク及びドラッグライクである、構造的に多用な窒素含有生成物を製造することができる。

0158

本発明の特定の実施形態において、生物学的抽出物から化学的化合物を調製するための方法は、以下の模式図5aにおいて説明される。この方法によると、第一に、生物学的抽出物、例えば、植物性抽出物が提供されると、生物学的抽出物は、1またはそれ以上の生物学的化合物を有し、各生物学的化合物は1つまたはそれ以上の求電子基を有する。次に、生物学的抽出物における生物学的化合物は、アミンを生物学化合物に結合するために、アミンと反応させられる。次に、結合されたアミンを有する生物学的化合物は、中間体イミン及びエナミン化合物を還元するため、及び1つまたはそれ以上の窒素含有化合物を形成するために、還元剤と反応させられる。従って、結果として生じる窒素含有化合物は、生物学的抽出物の生物学的化合物の誘導体である。実施形態によっては、生物学的抽出物における生物学的化合物は、様々なアミンと反応されるケトン及びアルデヒドを有する化合物である。この反応の後に、第二級及び第三級アミンを提供するために中間体イミン及びエナミンのヒドリド還元が続く。ケトン及びアルデヒドのアミンとの反応に続くイミン及びエナミンの還元は当業者において知られている。

0159

R’及びR’’は、生物学的化合物を形成する多様な置換基を表し、且つ、
R※は、窒素と共に、アミン化合物を形成する多様な置換基を表す。

0160

本明細書に記載された化学的条件付けの方法は、生物学的抽出物を使用し、窒素含有化学的化合物の配列を効果的に製造するために多くの異なる試薬を使用する。還元的アミノ化配列の投与としての使用のための多くの低分子量アミンの手早い商業的な入手可能性は、同じ天然抽出物から多くの異なった、及び、様々な構造の中枢神経系ドラッグライク混合物の発展を可能にする。本発明の方法において使用するために適当なアミンは、第一級アミン第二級アミン環状アミン、ピロリジン、及びアミノ酸からなる群から選択される。本発明の方法において使用するために適当な還元剤は、非限定的ではあるが、水素化ホウ素ナトリウム、水素化トリアセトキシホウナトリウム及び水素化アルミニウムリチウムを含むヒドリド還元剤の群から選択される。

0161

この方法は、さらに、クエンチング剤で反応をクエンチングすることからなることがあり、そこにおいて、クエンチング剤は、非限定的ではあるが、重炭酸ナトリウム炭酸ナトリウム硫酸ナトリウム硫酸ナトリウム十水和物からなる群から選択される。この方法はさらに、窒素含有化学化合物の1つまたはそれ以上を純型または不純型で分離することからなることもある。結果として生じる窒素含有化学化合物は、生物学的活性においてスクリーニングされ、テストされることがある。

0162

本明細書に記載された還元的アミノ化により化学的条件付けの処理は、ジンゲロールのようなケトンを含む天然抽出物において反応性求電子試薬を破壊し、アミンのような化学的安定化合物にそれらを転換する。結果として生じる条件づけされた抽出物は、天然化合物と潜在的薬剤候補である新規で人為的な窒素含有アミン生成物の両方を含む。ジンゲロールの抽出物の場合、窒素含有アミン生成物は、潜在的中枢神経系薬である。

0163

本開示の目的のため、以下の用語は以下の意味をもつ。

0164

用語「生物学的化合物」は本明細書において使用されるように、自然において発生する化学的化合物を意味する。

0165

用語「生物学的抽出物」は本明細書において使用されるように、自然で発生する化学的化合物を含む植物性抽出物または他の有機物質からの抽出物のような生物学的試料からの抽出物を意味する。

0166

用語「反応性求電子基」は本明細書において使用されるように、求核試薬と反応することのできる原子または原子の群のことを意味する。

0167

用語「窒素含有誘導体」は、本明細書において使用されるように、窒素原子が、例えば親化合物の酸素のような他の原子の置換である場合、窒素原子を含むそれらの誘導体のことを示す。

0168

一実施形態において、化学的条件付け処理の特異的な実施例を以下の模式図5に示す。模式図5は、この方法の一実施形態に従って、ショウガ油またはショウキョウ樹脂油において行われる還元的アミノ化条件付けプロトコルの2つの工程を示し、ここにおいて、ケトン5−1からなるショウガ油またはジンゲロールはアミン5−4に転換される。模式図5において示される方法に従うと、ショウガ油(ケトン5−1及び天然のショウガにおいて生じる他の分子を含むショウガの抽出物)は化合物5−3を形成するためにアミン5−2と反応する。それから、結果として生じた化合物5−3は、ホウ化水素のような還元試薬で還元され、窒素含有化合物5−4を形成する(反応粗生成物は他の化学的化合物も含む)。

0169

0170

この方法の次の工程において、アミン5−4は抽出物(還元的アミノ化の2つの工程の反応粗生成物)から分離/精製される。条件付けされた抽出物は、フラッシュクロマトグラフィーによって分画されることができる。アミン5−4を含むこの分画は、当業者において既知である方法に従ってさらに精製/分離されることができる。アミン5−4を含む分画のさらなる分離及び特徴付けは、以下のようになることがある。分離された5−4は、例えば本明細書に記載された方法によって生物学的活性をテストされる。

0171

模式図5に示された、本発明の化学的条件付け処理において使用されたベンジルアミン5−2のいくつかの実施例は以下のものを含む。

0172

0173

この化学的条件付けの方法によって生成された新規なリード化合物は、本明細書に記載された合成方法に調製されることがある。

0174

実施形態によっては、アミン5−4のようなショウガ油の誘導体は、ベータ−セクレターゼ阻害活性を有し、及び/またはアミロイド生成、アミロイド組み立て、ニューロン(例えば脳内のニューロン)でのAベータオリゴマー、アミロイド凝集、アミロイド(アミロイドオリゴマーを含む)結合またはアミロイド堆積を阻害する。これらの化合物は、認知機能の低下、アミロイド生成、神経変性及びアルツハイマー疾患の治療及び予防に役立つ治療的薬剤である。

0175

方法
実施形態によっては、本発明の化合物は、ニューロン(例えば脳内のニューロン)へのアミロイド(Aベータオリゴマーを含む)の結合を阻害、治療または軽減(部分的に阻害)し、及び、認知機能低下及び/またはアルツハイマー疾患の阻害、治療、及び軽減に有用である。実施形態によっては、本発明の化合物は、アミロイド凝集、アミロイドオリゴマー結合及びアミロイド堆積の1つまたはそれ以上を阻害、治療、または軽減(部分的に阻害)する。実施形態によっては、本発明の化合物は、アミロイド堆積を阻害、治療または軽減(部分的に阻害)する。実施形態によっては、本発明の化合物は、ニューロン(例えば脳内のニューロン)でのAベータオリゴマーの活性/効果を阻害、治療または軽減(部分的に阻害)し、認知機能低下及び/またはアルツハイマー疾患の阻害、治療、及び軽減において有用である。実施形態によっては、本発明の化合物は、Aベータオリゴマーの破壊、Aベータオリゴマーのニューロンへの結合の阻害及び/またはAベータオリゴマー結合によって阻害される作用のシグナル伝達メカニズム反作用を介して、ニューロン(例えば脳内のニューロン)でのAベータオリゴマーの活性/効果を阻害、治療または軽減(部分的に阻害)する。

0176

実施形態によっては、この化合物は、ベータ−セクレターゼ分析において活性を示し、及び、認知機能低下及びアルツハイマー疾患の阻害、治療、及び軽減において有用である。実施形態によっては、ショウガ油の誘導体は、精製され、及び分離された化合物である(例えば、80重量%、85重量%、90重量%、95重量%、98重量%または99重量%以上の純度)。本明細書に記載された化合物及び方法は、記憶喪失、混乱、判断力欠乏、人格変化、見当識障害、言語機能の喪失のような、認知機能低下及び/またはアルツハイマー疾患の1つまたはそれ以上の症状を治療するのに用いられる。さらに、本明細書に記載された化合物及び方法は、長期間の増強の回復、及び/または神経変性及び一般的なアミロイドシスの1つまたは両方を阻害、治療、または軽減することにより、より具体的には、アミロイド生成、アミロイド組み立て、アミロイド凝集、アミロイド(アミロイドオリゴマー)結合、及びアミロイド堆積の1つまたはそれ以上を阻害、治療、または軽減することにより、認知機能低下及び/またはアルツハイマー疾患を阻害、治療及び/または軽減するのに有用であることがある。

0177

実施形態によっては、本発明の化合物は、アミロイド生成、アミロイド組み立て、アミロイド凝集、アミロイドオリゴマー結合、及びアミロイド堆積の1つまたはそれ以上を阻害、治療または軽減することができる。実施形態によっては、本発明の化合物は、長期間の増強を回復し、神経変性及び一般的なアミロイドシスの1つまたは両方を阻害、治療、または軽減することができる。

0178

実施形態によっては、本発明の化合物は、アミロイド凝集、アミロイドオリゴマー結合及びアミロイド堆積の1つまたはそれ以上を阻害、治療または軽減(部分的に阻害)する。実施形態によっては、本発明の化合物は、ニューロン(例えば脳内のニューロン)へのアミロイド(Aベータオリゴマーを含む)の結合を阻害、治療または軽減(部分的に阻害)する。実施形態によっては、本発明の化合物は、認知機能低下及び/またはアルツハイマー疾患の阻害、治療及び軽減において有用である。

0179

実施形態によっては、本発明の化合物は、ベータ−セクレターゼの活性を阻害することがある。実施形態によっては、本発明の化合物は、本明細書に記載された任意の化合物または組成物の1つまたはそれ以上とベータ−セクレターゼを接触させることによってベータ−セクレターゼを阻害する方法において使用されることがある。

0180

本発明の他の態様は、本発明の化合物またはそれらの医薬組成物の治療的有効量または投与量を個体に投与することにより、個体(例えば患者)の認知機能低下及び/またはアルツハイマー疾患を治療する方法に関する。

0181

本明細書の疾患/障害の治療は、疾患/障害に関連した1つまたはそれ以上の症状、例えば、認知機能低下及び/またはアルツハイマー疾患の症状を治療することを含む。

0182

本明細書で使用されるように、用語「接触させる」は、生体外系または生体内系に示された部分をもたらすことを意味する。例えば、ベータ−セクレターゼまたは神経細胞(またはベータ−アミロイドオリゴマーの1つまたはそれ以上の存在下での神経細胞)と本発明の化合物を「接触させること」は、ベータセクレターゼまたは神経細胞を有するヒトのような個体または患者に、本発明の化合物を投与すること、同様に、例えば、ベータ−セクレターゼまたは神経細胞(またはベータ−アミロイドオリゴマーの1つまたはそれ以上の存在下での神経細胞)を含む細胞質のまたは精製された調製を含む試料内に本発明の化合物を導入することを含む。

0183

本明細書で使用されるように、交互に用いられている用語「個体」または「患者」は、哺乳類、好適には、ネズミラット、他の齧歯類ウサギイヌネコブタウシヒツジウマまたは霊長類、及び最も好適にはヒトを含む任意の動物を意味するものである。

0184

本明細書で使用されているように、用語「治療的有効量」は、研究者獣医師医師または他の臨床医によって、組織、系、動物、個体またはヒトにおいて求められる生物学的または医薬的応答を誘発する活性化合物または薬剤の量を意味する。

0185

本明細書で使用されているように、用語「治療する」または「治療」は、(1)疾患を予防すること、例えば、疾患、状態または障害にかかりやすいが、疾患の病態または総体症状をまだ経験または示していない個体における疾患、状態または障害を予防すること、(2)疾患を阻害/遅らせること、疾患、状態、または障害の病態または総体症状を経験または示している個体における疾患、状態または障害を阻害/遅らせること、及び、(3)疾患を改善すること、例えば、疾患。状態または障害の病態または総体症状を経験または示している個体において、疾患、状態または障害を改善すること(つまり、病態及び/または総体症状を逆行させること)、例えば、疾患の重症度を減少させること、または疾患を完全に除去/治癒すること、の1つまたはそれ以上を意味する。本明細書で使用されているように、疾患を治療することはさらに、疾患に関連する1つまたはそれ以上の症状を治療することを含む。

0186

併用療法
特定の実施形態において、認知機能低下及び/またはアルツハイマー疾患の治療のための1つまたはそれ以上の付加的な医薬品は、認知機能低下及び/またはアルツハイマー疾患の治療のために本発明の化合物と組み合わせて用いられることがある。付加的医薬品の1つまたはそれ以上は患者に同時にまたは順次に投与されることがある。

0187

製剤処方及び剤形
特定の実施形態において、本発明の化合物は、医薬組成物の形で投与される。これらの組成物は、製薬技術においてよく知られている方法で調製されることができ、及び、局所治療であるか、全身治療であるかによって、及び、治療される領域によって、様々な経路で投与されることができる。投与は、局所経皮表皮、眼及び鼻腔内、直腸を含む
粘液分泌する膜を含む)、(例えば、気管内または鼻腔内の噴霧器によるものを含む、粉末またはエアロゾル吸入または吹送による)、経口または非経口であることがある。非経口投与は、静脈内、動脈内、皮下、腹腔内、筋肉内注射または点滴または、例えばくも膜下腔内などの頭蓋内または心室内投与を含む。非経口投与は、単一ボーラス投与の形であるか、例えば、連続灌流ポンプであることがある。局所投与のための医薬組成物及び製剤は、経皮パッチ軟膏ローションクリームゲルドロップ坐剤スプレー液剤及び粉末が含まれることがある。従来の医薬担体水性、粉末または油性基剤増粘剤などが必要または望ましいこともある。被覆サックグローブなどもまた有用であることがある。

0188

この発明の実施形態は、活性成分として、薬学的に許容可能な担体(賦形剤)の1つまたはそれ以上との組み合わせにおいて前記の発明の化合物の1つまたはそれ以上を含む医薬組成物を含むこともある。本発明の組成物の製造において、活性成分は、典型的には賦形剤と混合され、賦形剤によって希釈され、または、例えば、カプセル小袋、紙または他の容器の形で担体内封入される。賦形剤が希釈剤として役立つとき、それは、固体半固体、または液剤であることがあり、活性成分のための媒介物、担体または媒体として作用する。従って、組成物は、錠剤丸薬粉剤トローチ剤、小袋剤、カシェ剤エリキシル剤懸濁剤乳剤シロップ剤エアゾール剤(固体として、または液体媒体中)、例えば、10重量%までの活性化合物を含む軟膏、ソフト及びハードゼラチンカプセル、坐剤、殺菌し注射可能な溶液、及び、殺菌包装した粉末の形態でありうる。

0189

製剤の調製において、活性化合物は、他の成分と結合する前に適当な粒径を提供するために製粉されることがある。活性化合物が実質的に不溶性である場合、200メッシュ未満の粒径に製粉されることができる。活性化合物が実質的に水溶性である場合、粒径は、製剤において実質的に同一な分布を提供するために例えば約40メッシュ製粉によって調整されることができる。

0190

本発明の化合物は、錠剤及び他の製剤型適合する粒径を得るために、湿式製粉のような既知の製粉処理を用いて製粉されることがある。本発明の化合物の微細に分かれた(ナノ微粒子)調製は、例えば、国際特許出願番号WO2002/000196において参照されるように、当業者において既知の処理で調製されることがある。

0191

適当な賦形剤の実施例には、ラクトース、デキトロースショ糖ソルビトールマンニトールデンプンアラビアゴムリン酸カルシウム、ある義なーと、トラガカントゴムゼラチン珪酸カルシウム結晶セルロースポリビニルピロリドンセルロース、水、シロップ、及びメチルセルロースが含まれる。製剤は、加えて、タルクステアリン酸マグネシウム鉱油のような平滑剤湿潤剤乳化剤及び沈殿防止剤メチルベンゾエート及びプロピルヒドロキシベンゾエートのような防腐剤甘味料及び香料を含む。本発明の組成物は、当業者において既知の手順を使用して患者に投与した後、活性成分の維持またはゆっくりとした放出を素早く提供するために製剤されることがある。

0192

組成物は、単位剤形に製剤されることがあり、各剤形は、活性成分の約5から約1000mg(1g)、より通常には、約100から約500mgを含む。用語「単位剤形」は、対象となるヒト及び他の哺乳類において単一投与として適当な物理的に個別な単位に関するものであり、各単位は、適当な医薬賦形剤に関連して、所望の治療的効果を生成するため計算された活性材料の規定量を含む。

0193

活性化合物は、広い投与範囲において有効であることができ、通常、薬学的に有効な量において投与されることができる。例えば、それらを必要とする患者(例えば成人)の治療に用いられるものとして本発明の活性化合物の投与は、投与経路及び投与頻度によって、1日あたり0.1gから3000mgも範囲であることがある。このような投与量は、1日あたり0.001から50mg/kgに相当することもある。実施形態によっては、それらを必要とする患者(例えば成人)の治療に用いられる本発明の活性化合物の投与量は、1日あたり1から2000mg、1日あたり1から1000mg、1日あたり10から1000mg、1日あたり10から500mgの範囲であることがある。しかしながら、実際に投与される化合物の量が、通常、治療される条件、投与経路の選択、投与される実際の化合物、年齢、体重、及び個々の患者の反応、患者の症状の重症度などを含む関連した状況に従って、医師によって決定されることはよく理解されている。

0194

錠剤のような固体化合物を調製するために、主要な活性成分は、本発明の均質な混合物を含む固体予備処方組成物を形成するために、医薬賦形剤と混合されることがある。これらの予備処方組成物が均一なものであるとき、組成物が、錠剤、丸薬及びカプセルのような等しく有効な単位剤形に直ちに細分できるように、活性成分は、組成物の全体にわたって典型的には均一に分散する。この固体予備処方は、例えば、本発明の活性成分の約0.1から1000mgを含む前記のタイプの単位剤形に細分される。

0195

本発明の錠剤または丸薬は、長期にわたる作用の効果を生成する剤形を提供するために被覆されていることがあり、そうでなければ、調合されることがある。例えば、錠剤または丸薬は、内部投与及び外部投与構成成分からなり、後者は前者のエンベロープとなる。2つの構成成分は、胃での分解に抵抗し、十二指腸内をそのまま通過し、または放出を遅らせることに役立つ、腸溶層によって分離される。様々な材料が、このような腸溶層または被覆のために使用され、このような材料は、数多くのポリマー性の酸、及び、シェラックセチルアルコール及び酢酸セルロースのような物質とポリマー性の酸の混合物を含む。

0196

本発明の化合物及び組成物が経口投与または注射に組み込まれることができる液状形態は、水溶液、適宜風味付けされたシロップ、水性または油性懸濁液、及び、エリキシル剤及び類似の賦形剤と同様に、綿実油ゴマ油ココナッツ油、または落花生油のような食用油風味をつけたエマルジョンを含む。

0197

吸入または吹送のための組成物は、溶液及び薬学的に許容可能な懸濁液、水性または有機性溶媒、またはそれらの混合物、粉末を含む。液体または固体組成物は、上記に記載された適当な薬学的に許容可能な賦形剤を含むことがある。実施形態によっては、当該組成物は、局所的または全身での効果のために、経口または鼻呼吸経路によって投与される。組成物は、不活性ガスの使用によって霧状にされることができる。霧状溶液は、霧状にする装置から直接に求引されることができ、または、霧状にする装置は、フェイスマスクテントまたは間欠的陽圧呼吸機に直接取り付けることができる。溶液、懸濁液または粉末組成物は、適当な方法によって製剤を届ける装置から経口的に、または鼻腔から投与されることがある。

0198

患者に投与された化合物または組成物の量は、何が投与されるのか、予防または治療のように投与の目的、患者の状態、投与の方法などによって変化する。治療的適用において、組成物は、疾患の症状及びその複雑化を治療する、または少なくとも部分的に抑制するのに十分な量を、既に疾患を患っている患者に投与されることができる。有効量は、疾患の重症度、年齢、体重及び患者の全身症状などの要因によって、主治医の判断がなされるのと同様に、治療される疾患状態に依存する。

0199

患者に投与される組成物は、前記の医薬組成物の形であることができる。これらの組成物は従来の殺菌技術によって殺菌される、または、濾過で殺菌されることもある。水溶液は、そのまま使用されるために包装される、または凍結乾燥され、凍結乾燥された調製は、投与の前に滅菌水性担体と結合される。調製された化合物のpHは典型的には3から11の間であり、より好適には5から9、最も好適には7から8である。特定の前記賦形剤、担体または安定剤の使用が、医薬的塩類の形成につながることは理解されているであろう。

0200

本発明の化合物の治療的投与量は、例えば、治療がなされる特定の使用、化合物の投与の方法、患者の健康及び状態、及び処方医師の判断によって変化することがある。薬学的組成物における本発明の化合物の比率または濃度は、投与量、化学的性質(例えば疎水性)及び投与経路を含む要因の複数によって変化することがある。例えば、本発明の化合物は、非経口投与のための化合物の約0.1から約10% w/vを含む水性生理的緩衝液において提供されることがある。いくつかの典型的投与量の範囲は、1日あたり体重の約1g/kgから約1g/kgである。実施形態によっては、投与量の範囲は、1日あたり体重の約0.01mg/kgから約100mg/kgである。投与量は、疾患または障害のタイプ及び進行の範囲、特定の患者の全身的健康状態、選択された化合物の相対的な生物学的有効性、賦形剤の製剤及びその投与経路のような変数によるものと思われる。有効量は、生体外または動物モデル試験系に由来する用量反応曲線から推定されることができる。

0201

本発明の組成物はさらに、化学療法剤ステロイド剤抗炎症化合物、または免疫抑制剤、上記にリストされた例のような1つまたはそれ以上の付加的医薬品を含む。

0202

標識された化合物または分析方法
本発明の他の態様は、放射性イメージングだけでなく、ヒトを含む組織試料において酵素を局所化及び数量化するため、及び、標識された化合物の結合の阻害によって配位子を同定するため、生体外および生体内の両方での分析においても役に立つ本発明の標識された化合物(放射性標識蛍光性標識など)に関するものである。従って、本発明は、標識された化合物を含む酵素分析を含む。

0203

本発明の実施形態は、さらに本発明の同位体的に標識された化合物を含む。「同位体的に」または「放射性標識された」化合物は、1つまたはそれ以上の原子が、自然で代表的な(つまり自然発生原子質量または質量数と異なる原子質量または質量数を有する原子によって変換されるまたは置換される本発明の化合物である。本発明の化合物に組み込まれることのある適当な放射性核種は、非限定的であるが、2H(重水素、Dとも書かれる)、3H(三重水素、Tとも書かれる)、11C、13C、14C、13N、15N、15O、17O、18O、18F、35S、36Cl、82Br、75Br、76Br、77Br、123I、124I、125I及び131Iを含む。放射性標識された化合物に組み込まれる放射性核種は、その放射性標識された化合物の特異的適用による。放射性標識された化合物に組み込まれる放射性核種は、放射性標識された化合物の特異的適用に依存する。例えば、生体外標識化受容体及び競合分析においては、3H、14C、82Br、125I、131Iまたは35Sが一般的に最も有用である。放射性イメージング適用においては、11C、18F、125I、123I、124I、131I、75Br、76Brまたは77Brが一般的に最も有用である。

0204

放射性標識化合物」は少なくとも1つの放射性核種を組み込まれた化合物であると理解されている。実施形態によっては、放射性核種は、3H、14C、125I、35S及び82Brから選択される。

0205

実施形態によっては、本発明の標識された化合物は蛍光標識を含む。

0206

有機化合物への放射性同位体及び蛍光標識の導入のための方法は、当業者において既知である。

0207

本発明の標識された化合物(放射性標識、蛍光標識、など)は、化合物を同定/評価するためのスクリーニング分析において用いられることがある。例えば、ベータ−セクレターゼまたは神経細胞と接触させたときの濃度変化を監視し、標識化を追うことによって、標識された新規に合成または同定された化合物(つまり、テスト化合物)は、ベータ−セクレターゼまたは神経細胞(またはベータ−アミロイドオリゴマーの1つまたはそれ以上の存在下での神経細胞)と結合する能力を評価されることができる。他の実施例において、(標識された)テスト化合物は、ベータ−セクレターゼまたは神経細胞(つまり標準化合物)と結合すると知られている他の化合物の結合を減少させる能力において評価される。従って、ベータ−セクレターゼまたは神経細胞と結合することにおいて標準化合物と競合するテスト化合物の能力は、その結合親和性と直接的に相互に関連がある。逆に、他のスクリーニング分析によっては、標準化合物は標識され、テスト化合物は標識されていない。従って、標識された標準化合物の濃度は、標準化合物及びテスト化合物間での競合を評価するために監視され、及び、テスト化合物の相対的結合親和性はこのように確認される。

0208

キット
本発明の実施形態は、例えば、認知機能低下及び/またはアルツハイマー疾患の治療及び予防において、本発明の化合物の治療的有効量からなる医薬組成物を含む1つまたそれ以上の含有物を含む有用な医薬キットを含む。このようなキットは、さらに、所望の場合、例えば、1つまたはそれ以上の薬学的に許容可能な担体による容器、付加的な容器などのような1つまたはそれ以上の様々な従来医薬キット成分を含むことがあり、このことは、当業者にとって直ちに明らかである。挿入物としてまたはラベルとして、投与される成分の分量、投与のためのガイドライン、及び/または成分を混合するためのガイドラインを含む使用説明書も、キットに含まれることがある。

0209

本発明は具体的な実施例においてより詳細に記述される。以下の実施例は、具体的な目的のために与えられるものであって、いかなる方法においても本発明を限定することを意図したものではない。当業者は、基本的に同じ結果を得るために変えられるまたは修飾されることができる様々な重要ではないパラメータを直ちに認識する。実施例の特定の化合物は、アミロイド生成、アミロイド組み立て、ニューロン(例えば脳内のニューロン)でのAベータオリゴマーの活性/効果、アミロイド凝集、アミロイドオリゴマー結合、及びアミロイド堆積の1つまたはそれ以上を阻害、治療、または軽減することが、本明細書で提供された分析の1つまたはそれ以上によって発見された。さらなる実施形態によっては、実施例の特定の化合物は、ニューロン(例えば脳内のニューロン)でのAベータオリゴマーの活性/効果、アミロイド凝集、アミロイド(アミロイドオリゴマーを含む)結合、及びアミロイド堆積の1つまたはそれ以上を阻害、治療、または軽減することが、本明細書で提供された分析の1つまたはそれ以上によって発見された。

0210

実施形態によっては、本発明の化合物は、ニューロン(例えば脳内のニューロン)でのAベータオリゴマーの活性/効果、アミロイド凝集、アミロイド(アミロイドオリゴマーを含む)結合及びアミロイド堆積の1つまたはそれ以上の阻害に関して、100μM、50μM、20μM、15μM、10μM、5μM、1μM、500nM、100nM、50nMまたは10nM以下のIC50値を有する。実施形態によっては、本発明の化合物は、ニューロン(例えば脳内のニューロン)でのAベータオリゴマーの活性/効果の阻害に関して、100μM、50μM、20μM、15μM、10μM、5μM、1μM、500nM、100nM、50nMまたは10nM以下のIC50値を有する。

0211

ニューロン(例えば脳内のニューロン)でのAベータオリゴマーの活性/効果、アミロイド凝集、アミロイド(アミロイドオリゴマーを含む)結合、及びアミロイド堆積の1つまたはそれ以上に対する本発明の化合物の阻害割合は、10nMから10μMの濃度で測定された。実施形態によっては、測定された阻害割合は、約1%から約20%、約20%から約50%、約1%から約50%、または約1%から約80%である。

0212

本発明は、本発明を制限するためではなく、実例として提供される以下の実施例に関して、特定の態様において評価されることがある。以下の実施例において参照なされる材料、試薬などは、特に明記がない限り、商業的供給源から入手可能である。

0213

材料及び方法
ジンジャー油
このジンジャーの根から抽出される軽質油は、超臨界CO2抽出により得た。

0214

ジンジャー樹脂油
この重質の剰余油は、続けて行った超臨界CO2抽出により得た。

0215

実施例1
A.ジンジャー油の条件抽出:ジンジャー油と4−クロロベンジルアミンとの反応と、それに続く水素化ホウ素ナトリウムの還元及びカラムクロマトグラフィーを用いた分画化
ジンジャー油(10g)をトルエン(250ml)に溶解させ、4−クロロベンジルアミンを加えた。混合物を窒素ガスの存在下に置き、16時間ディーン・スターク蒸留により水を除去しつつ、灌流しながら加熱した。ここで、ディーン・スターク・トラップを取り除き、反応混合物を氷浴上で0℃まで冷却した。水素化ホウ素ナトリウム(10g)をメタノール(100mL)に溶かした溶液を、少量ずつ30分間かけて強く撹拌しながら加えた。添加が完了した後、混合物を16時間灌流しながら加熱した。ここで、反応混合物を室温まで冷却し、水素化ホウ素ナトリウムの飽和水溶液(300mL)に注いだ。得られた混合物を回転蒸発器によって濃縮し、水性の残留物を水とクロロホルムに分離した。クロロホルム層無水硫酸ナトリウムの上で乾燥させ、次いでろ過して濃縮した。生成物を、次いで、100%クロロホルムからクロロホルム:メタノールが5:1まで濃度勾配を付けたシリカゲルカラムクロマトグラフィーを用いて分画化した。生成物を、比較的極性の画分の中から薄層クロマトグラフィーによって検出した。生成物を含む画分を合わせ、濃縮し、次いで高真空において一晩乾燥させ、淡褐色の油状物質を得た(0.672g)。

0216

1H NMR(500MHz,CDCI3)δ:7.30−7.24(m,4H),6.81(d,J=7.8Hz,1H),6.66−6.62(m,2H),4.25(br s,2H),3.82(s,3H),3.82(d,J=13.2Hz,1H),3.72(d,J=13.2Hz,1H),2.73(m,1H),2.66−2.51(m,1H),1.86−1.78(m,1H),1.72−1.63(m,1H),1.62−1.51(m,1H),1.17(d,J=6.3Hz,3H)。13C NMR(125MHz,CDCI3)δ:146.6,143.8,133.9132.8,129.9,129.7,128.6,120.8,114.5,110.9,55.8,51.9,50.2,38.5,31.9,31.6,29.7,26.9,22.6,19.9.Analytic MS(M+H+):m/z 320.2。

0217

1H NMR(500MHz,CD3OD)δ:7.10−7.30(m,4H),6.63(br s,1H),6.58(m,1H),6.48(m,1H),3.68(s,3H),3.65(m,1H),3.58(m,1H),2.57(m,1H),2.50(m,1H),2.35(m,1H),1.73(m,1H),1.49(m,1H),1.04(d,3H)。13C NMR(125MHz,CD3OD)δ:147.5,145.3,137.2,133.3132.6,129.9,128.1 ,120.4,114.7,111.6,54.9,51.3,49.2,37.7,31.5,18.0。

0218

還元アミノ化において用いた、ジンジャー油の4−クロロベンジルアミンに対する重量比は、約3:1(2.7:1〜3.3:1)である。1HNMRにより測定した化学シフトは、例えば、0.2ppmまでは変動する可能性がある。13HNMRにより測定した化学シフトは、例えば、0.5ppmまでは変動する可能性がある。分析マススペクトルは、+/−0.3の実験誤差を含む可能性がある。

0219

純度決定
生成物の純度を、HPLCによって測定した。保持時間の最大ピークは2.22分であり、約80%、85%、90%、又は95%より高い純度を示した。使用したHPLC条件は以下の通りである。

0220

HPLC条件:
移動相A:水中に、13.3mMギ酸アンモニウム/6.7mMギ酸
移動相B:水/CH3CN(1/9、重量比)中に、6mMギ酸アンモニウム/3mMギ酸
カラム:Synergi Fusion−RP 100A Mercury,2x20mm,2.5ミクロン(Phenomenex Part No 00M−4423−B0_CE)
勾配プログラムRT=2.22分

0221

0222

生成物の純度は1H NMRによっても測定され、90%又は95%より高い純度を持つ単一の化合物であることを示した。

0223

化合物例1(又は例化合物1)の構造は以下のように決定されている。

0224

0225

B.還元アミノ化による合成。

0226

0227

バリニルアセトン(500g、25.7mmol)をトルエン(250mL)に溶解させ、4−クロロベンジルアミン(3.82g、27.0mmol)を加えた。混合物を窒素ガスの存在下に置き、16時間ディーン・スターク蒸留により水を除去しつつ、灌流しながら加熱した。ここで、ディーン・スターク・トラップを取り除き、反応混合物を氷浴上で0℃まで冷却した。水素化ホウ素ナトリウム(5g)をメタノール(100mL)に溶かした溶液を、少量ずつ30分間かけて強く撹拌しながら加えた。添加が完了した後、混合物を16時間灌流しながら加熱した。ここで、反応混合物を室温まで冷却し、水素化ホウ素ナトリウムの飽和水溶液(300mL)に注いだ。得られた混合物を回転蒸発器によって濃縮し、水性の残留物を水とクロロホルムに分離した。クロロホルム層を無水硫酸ナトリウムの上で乾燥させ、次いでろ過して濃縮した。生成物を、次いで、クロロホルム中5%アンモニア−メタノールの移動相を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使って精製した。生成物を含む画分を合わせ、濃縮し、次いで高真空において一晩乾燥させ、淡褐色の油状物質を得た(6.16g、75%)。生成物についての1H NMR、13C NMR、及びマススペクトルは、実施例1、実施例Aのものとほとんど同一であった(条件抽出法によって行った)。

0228

実施例2
A.ジンジャー油の条件抽出:ジンジャー油と4−トリフルオロメチルベンジルアミンとの反応と、それに続く水素化ホウ素ナトリウムの還元及びカラムクロマトグラフィーを用いた分画化
ジンジャー油(10g)をトルエン(250ml)に溶解させ、4−トリフルオロメチルベンジルアミンを加えた。混合物を窒素ガスの存在下に置き、16時間ディーン・スターク蒸留により水を除去しつつ、灌流しながら加熱した。ここで、ディーン・スターク・トラップを取り除き、反応混合物を氷浴上で0℃まで冷却した。水素化ホウ素ナトリウム(10g)をメタノール(100mL)に溶かした溶液を、少量ずつ30分間かけて強く撹拌しながら加えた。添加が完了した後、混合物を16時間灌流しながら加熱した。ここで、反応混合物を室温まで冷却し、水素化ホウ素ナトリウムの飽和水溶液(300mL)に注いだ。得られた混合物を回転蒸発器によって濃縮し、水性の残留物を水とクロロホルムに分離した。クロロホルム層を無水硫酸ナトリウムの上で乾燥させ、次いでろ過して濃縮した。生成物を、次いで、100%クロロホルムからクロロホルム:メタノールが5:1まで濃度勾配を付けたシリカゲルカラムクロマトグラフィーを用いて分画化した。生成物を、比較的極性の画分の中から薄層クロマトグラフィーによって検出した。生成物を含む画分を合わせ、濃縮し、次いで高真空において一晩乾燥させ、淡褐色の油状物質を得た(0.672g)。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ:7.57(d,J=7.8Hz,2H),7.43(d,J=7.9Hz,2H),6.82(d,J=7.3Hz,1H),6.65(m,2H),5.16−4.42(brs,2H),3.90(d,J=13.7Hz,1H),3.84(s,3H),3.80(d,J=13.7Hz,1H),2.76−2.70(m,1H),2.67−2.55(m,2H),1.84−1.77(m,1H),1.69−1.63(m,1H),1.17(d,J=6.3Hz,3H)。13 CNMR(125MHz,CDCI3)δ:146.7,144.6,143.9,134.0,129.1,128.4,127.5,125.4,125.3,123.2,120.8,114.6,111.0,55.7,52.1,50.6,38.8,32.0,20.1.MS(Cl)m/z 353(M+)。

0229

還元アミノ化において用いた、ジンジャー油の4−トリフルオロメチルベンジルアミンに対する重量比は、約3:1(2.7:1〜3.3:1)である。1HNMRにより測定した化学シフトは、例えば、0.2ppmまでは変動する可能性がある。13HNMRにより測定した化学シフトは、例えば、0.5ppmまでは変動する可能性がある。分析マススペクトルは、+/−0.3の実験誤差を含む可能性がある。

0230

純度決定
生成物の純度を、HPLCによって測定した。保持時間の最大ピークは2.22分であり、約80%、85%、90%、又は95%より高い純度を示した。使用したHPLC条件は以下の通りである。

0231

HPLC条件:
移動相A:水中に、13.3mMギ酸アンモニウム/6.7mMギ酸
移動相B:水/CH3CN(1/9、重量比)中に、6mMギ酸アンモニウム/3mMギ酸
カラム:Synergi Fusion−RP 100A Mercury,2x20mm,2.5ミクロン(Phenomenex社 Part No 00M−4423−B0_CE)
勾配プログラム:RT=2.22分

0232

0233

生成物の純度は1H NMRによっても測定され、90%又は95%より高い純度を持つ単一の化合物であることを示した。

0234

化合物例2(又は例化合物2)の構造は以下のように決定されている。

0235

0236

B.還元アミノ化による合成。

0237

0238

バリニルアセトン(500g、25.7mmol)をトルエン(250mL)に溶解させ、4−トリフルオロメチルベンジルアミン(4.73g、27.0mmol)を加えた。混合物を窒素ガスの存在下に置き、16時間ディーン・スターク蒸留により水を除去しつつ、灌流しながら加熱した。ここで、ディーン・スターク・トラップを取り除き、反応混合物を氷浴上で0℃まで冷却した。水素化ホウ素ナトリウム(5g)をメタノール(100mL)に溶かした溶液を、少量ずつ30分間かけて強く撹拌しながら加えた。添加が完了した後、混合物を16時間灌流しながら加熱した。ここで、反応混合物を室温まで冷却し、水素化ホウ素ナトリウムの飽和水溶液(300mL)に注いだ。得られた混合物を回転蒸発器によって濃縮し、水性の残留物を水とクロロホルムに分離した。クロロホルム層を無水硫酸ナトリウムの上で乾燥させ、次いでろ過して濃縮した。生成物を、次いで、クロロホルム中5%アンモニア−メタノールの移動相を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使って精製した。生成物を含む画分を合わせ、濃縮し、次いで高真空において一晩乾燥させ、淡褐色の油状物質を得た(6.72g、74%)。生成物についての1H NMR、13C NMR、及びマススペクトルは、実施例2、実施例Aのものとほとんど同一であった(条件抽出法によって行った)。

0239

実施例AA:エキソサイトーシスアッセイ/MTTアッセイ
E18 Sprague−Dawleyラットの受精卵由来の一次ニューロンを、384ウェルプレートのNB培地(Invitrogen社)中に最適化した濃度で蒔いた。ニューロンは1週間に2回、NB培地にN2サプリメント(Invitrogen社)を与えながら、3週間培養を維持した。試験化合物を細胞に加え、続いてVehicle又はAベータオリゴマーを調製物(1.5μM)を加え、1〜24時間、37℃、5%CO2下で培養した。MTT試薬(3−(4,5−ジメチルチザオール−2イル)−2,5ジフェニルテトラゾリウム臭化物)(Roche Molecular Biochemicals社)を、リン酸緩衝食塩水で5mg/5mLとなるよう希釈した。MTTラベル試薬10μLを各ウェルに加え、37℃で1時間培養し、次いで撮像した。

0240

プレート上において化合物がAベータの存在下及び非存在下でテストされるように、各アッセイプレートを整えた。このデザインは、毒性のある、又は代謝的に活性な化合物を、スクリーニングカスケードの中の早い段階で(一次スクリーニングの段階で)除去するものである。スクリーニングのプレートレイアウトについての統計的成績が評価され、現時点での成績が維持されていれば、スクリーニングは開始されるであろう。

0241

エキソサイートシスアッセイ/MTTアッセイの同様の手順を文献の中で見つけることが出来る。例えば、Liu Y,et.al.,"Detecting bioactive amyloid beta peptide species in Alzheimer’s disease."J Neurochem.2004 Nov;91(3):648−56、Liu Y,and Schubert D."Cytotoxic amyloid peptides inhibit cellular 3−(4,5−dimethylthiazol−2−yl)−2,5−diphenyltetrazolium bromide (MTT) reduction by enhancing MTT formazan exocytosis."J Neurochem.1997 Dec;69(6):2285−93、及び、Liu Y,and Schubert D."Treating Alzheimer’s disease by inactivating bioactive amyloid beta peptide"Curr.Alzheimer Res.2006 Apr;3(2):129−35、を参照のこと。

0242

実験コントロール
ポジティブコントロールは、既報の方法に従って作製したAベータ1−42オリゴマー(例えば、Dahlgren et al.,"Oligomeric and fibrillar species of amyloid−beta peptides differentially affect neuronal viability"J Biol Chem.2002 Aug 30;277(35):32046−53.Epub 2002 Jun 10.、LeVine H 3rd."Alzheimer’s beta−peptide oligomer formation at physiologic concentrations"Anal Biochem.2004 Dec 1;335(1):81−90、Shrestha et.al,"Amyloid beta peptide adversely affects spine number and motility in hippocampal neurons"Mol Cell Neurosci.2006 Nov;33(3):274−82.Epub 2006 Sep 8、Puzzo et al.,"Amyloid−beta peptide inhibits activation of the nitric oxide/cGMPcAMP−responsive element−binding protein pathway during hippocampal synaptic plasticity"J Neurosci.2005 Jul 20;25(29):6887−97、Barghorn et al.,"Globular amyloid beta−peptide oligomer − a homogenous and stable neuropathology protein in Alzheimer’s disease"J Neurochem.2005 Nov;95(3):834−47.Epub 2005 Aug 31、Johansson et al.,Physiochemical characterization of the Alzheimer’s disease−related peptides A beta 1−42 Arctic and A beta 1−42wt.FEBSJ.2006 Jun;2 73(12):2618−30、を参照のこと)、並びに脳由来のAベータオリゴマー(例えば、Walsh et al.,Naturally secreted oligomers of amyloid beta protein potently inhibit hippocampal long−term potentiation in vivo.Nature(2002).416,535−539、Lesne et al.,A specific amyloid−beta protein assembly in the brain impairs memory.Nature.2006 Mar 16;440(7082):352−7、Shankar et al,Amyloid−beta protein dimers isolated directly from Alzheimer’s brains impair synaptic plasticity and memory.Nat Med.2008 Aug;14(8):837−42.Epub 2008 Jun 22、を参照のこと)から成る。ネガティブコントロールは、溶媒(vehicle)処理ニューロン、並びに28μM濃度メマンチンで処理したニューロンを含む。メマンチンは、この用量においてオリゴマーの効果の50%を抑制する。これらのコントロールは、各プレートにおいて、プレート毎のアッセイの性能を測定するための、正規化ツールとして働く。

0243

一次ニューロン培養:
最適な細胞密度を、Aベータオリゴマーへの細胞応答をエキソサイートシスアッセイを読み出しとして用い、免疫組織学的解析を用いて培養細胞中のグリアとニューロンの相対比率を調べることで決定した。培養細胞は免疫組織学的及び画像処理ベース定量化によって週ベースでモニターされ、ニューロン対グリア(グリア細胞)のパーセンテージをモニターした。インビトロにおいて21日時点(21DIV:21 days in vitro)のスクリーニングで、グリア(GFA陽性)対ニューロン(MAP2に対する抗体による染色に陽性)が20%より大きい培養細胞は除去した。

0244

Aベータオリゴマーの調製:
ヒトアミロイドペプチド1−42を、California Peptide社から、品質管理解析によるロット選択を行なって得た。オリゴマー調製における品質管理解析は、オリゴマーのサイズ範囲及び相対濃度を決定するウェスタンブロットと、毒性を示さずにエキソサイトーシスを促進することを確認するMITアッセイから成る。毒性は、DNA結合色素のDAPI(Invitrogen社)によって可視化される核の形態の定量化による、それぞれの画像ベースアッセイにおいてモニターされる。断片化した核は、アポトーシス後期段階だと考えられる(Manjo and Joris ’95)。異常なペプチドのサイズ範囲を示したペプチドのロット、又は1.5μMの標準的な濃度においてニューロンに対する有意な毒性を示したペプチドのロットは除外される。

0245

プレートベースのコントロール:
再フォーマットしたプレートが、溶媒で処理したニューロンとAベータオリゴマーで処理したニューロンとの間で、最低でも統計的に有意な2倍の分離度(p<0.01、Studentのt検定不均一分散)を定期的に達成し、プレート間で10%のCV以下で、最新の成績と同等であったとき、アッセイの最適化は完成するであろう。

0246

統計ソフトウェア及び解析:
データ処理及び解析は、画像解析ソフトウェアであるCellomicsVTIと、自動化データベースソフトウェアであるSTOREとを用いて行われる。3週間の培養後の、低い動的範囲とウェル毎のニューロンの変動とが理由で、統計比較は対ごとのTurkey−Kramer解析を用いて行い、化合物+AベータオリゴマーとAベータオリゴマーのみとの間の分離度、並びに化合物のみと溶媒との間の分離度の、有意性を決定する。これらの統計解析は、ハイスループットスクリーニングにおいて過去20年間使われてきたZ’統計量よりも、動物行動試験において見られるものに類似したものである。成熟した一次ニューロンが、より近い形で電気生理学的に媒介される成人脳におけるシグナル伝達ネットワークを近似していることが、このスクリーニング戦略正当性を示している。多数の反復スクリーニングに検定力分析を行うことは、偽陰性を最小化し(例えば、N=4)、投与応答を確認するスクリーニングに対する実際のヒットから偽陽性を識別する負担を移すことが出来るであろう。化合物の順位付けは、2次アッセイの作用機序と、該化合物の構造の物理化学的性質とに基づいて行われる。特定の試験化合物は、Aベータオリゴマーの効果を著しく後退させるが、ニューロンの代謝には影響しない。

0247

化合物例1をMTTアッセイにおいて投与したところ、EC50が10μMで、Aベータオリゴマーにより誘導されるエキソサイトーシスの増加を阻害したことは、化合物例1が、神経細胞に対するAベータオリゴマーの活性又は効果を、阻害又は軽減することを示している。

0248

実施例BB:結合アッセイ
各試験化合物をプレートに加え、続いて1又は複数のAベータ1−42オリゴマーを加えた。このプレートを、リン酸緩衝食塩水(PBS)中3.7%パラホルムアルデヒドによって15分間かけて固定した。次いで、このプレートを、PBSにより各5分間で3回洗浄した。このプレートを、PBS中5%ヤギ血清及び0.5%TritonX−100(CAS番号:9002−93−1)中で、室温で1時間かけてブロックした。一次抗体(抗MAP2ポリクローナル、Millipore社#AB5622、抗βアミロイド6E10モノクローナル、Covance社#SIG−39300)を、PBS中5%ヤギ血清中に1:1000で希釈した。一次抗体を、4℃で一晩か又は室温で1時間のどちらかで恒温放置した。次いで、このプレートを、PBSにより各5分間で3回洗浄した。二次抗体(Alex Flor 488ポリクローナル、Invitrogen社#A11008、Alex Flor 647モノクローナル、Invitrogen社#A21235)を、PBS中5%ヤギ血清中に1:1000で希釈した。ニ次抗体を、室温で1時間恒温放置した。このプレートを、PBSで1回洗浄した。次いで、DAPI(4’,6’−ジアミジノ−2−フェニルインドール、Invitrogen社)を0.03μg/μlで入れて、室温で5分間恒温放置し、次いでPBSで洗浄した。画像処理を解析のために行った。

0249

結合アッセイのための類似の手順を、文献中に見つけることが出来る。例えば、LookGC,et.al.Discovery of ADDL−targeting small molecule drugs for Alzheimer’s disease.Curr Alzheimer Res.2007 Dec;4(5):562−7.Review.を参照のこと。

0250

Aベータオリゴマーの調製:
ヒトアミロイドペプチド1−42を、California Peptide社から、品質管理解析によるロット選択を行なって得た。既報の方法に従って作製したAベータ1−42オリゴマー(例えば、Dahlgren et al.,"Oligomeric and fibrillar species of amyloid−beta peptides differentially affect neuronal viability"J Biol Chem.2002 Aug 30;277(35):32046−53.Epub 2002 Jun 10.、LeVine H 3rd."Alzheimer’s beta−peptide oligomer formation at physiologic concentrations"Anal Biochem.2004 Dec 1;335(1):81−90、Shrestha et.al,"Amyloid beta peptide adversely affects spine number and motility in hippocampal neurons"Mol Cell Neurosci.2006 Nov;33(3):274−82.Epub 2006 Sep 8、Puzzo et al.,"Amyloid−beta peptide inhibits activation of the nitric oxide/cGMP/cAMP−responsive element−binding protein pathway during hippocampal synaptic plasticity"J Neurosci.2005 Jul 20;25(29):6887−97、Barghorn et al.,"Globular amyloid beta−peptide oligomer − a homogenous and stable neuropathological protein in Alzheimer’s disease"J Neurochem.2005 Nov;95(3):834−47.Epub 2005 Aug 31、Johansson et al.,Physiochemical characterization of the Alzheimer’s disease−related peptides A beta 1−42 Arctic and A beta 1−42wt.FEBSJ.2006 Jun;2 73(12):2618−30、を参照のこと)、並びに脳由来のAベータオリゴマー(例えば、Walsh et al.,Naturally secreted oligomers of amyloid beta protein potently inhibit hippocampal long−term potentiation in vivo.Nature(2002).416,535−539、Lesne et al.,A specific amyloid−beta protein assembly in the brain impairs memory.Nature.2006 Mar 16;440(7082):352−7、Shankar et al,Amyloid−beta protein dimers isolated directly from Alzheimer’s brains impair synaptic plasticity and memory.Nat Med.2008 Aug;14(8):837−42.Epub 2008 Jun 22、を参照のこと)がポジティブコントロールとして働く。オリゴマー調製における品質管理解析は、オリゴマーのサイズ範囲及び相対濃度を決定するウェスタンブロットと、毒性を示さずにエキソサイトーシスを促進することを確認するMITアッセイから成る。毒性は、DNA結合色素のDAPI(Invitrogen社)によって可視化される核の形態の定量化による、それぞれの画像ベースアッセイにおいてモニターされる。断片化した核は、アポトーシスの後期段階だと考えられる(Manjo and Joris Apoptosis,oncosis,and necrosis.An overview of cell death.Am J Pathol 1995;146:3−16)。異常なペプチドのサイズ範囲を示したペプチドのロット、又は標準的な濃度においてニューロンに対する有意な毒性を示したペプチドのロットは除外される。

0251

画像処理:
画像は、CellomicsVTI自動化顕微鏡プラットフォームにおいて、Neuronal Profilingアルゴリズムを用いて、撮影、解析された。統計解析については、不均一分散のTukey−Kramer対比較を用いた。

0252

ウェスタンブロッティング
Aベータ1−42を含むサンプルを、非還元レーンマーカーサンプル緩衝液(Pierce社#1859594)中に1:5で希釈した。30マイクロリットル(μL)のサンプルを、18ウェルが成型された4−15%Tris−HClゲル(BIORAD社#345−0028)に入れた。BIO−RADCriterian 成型ゲルシステムにおいて、Tris−Glycine緩衝液を用いて125ボルト(V)90分間で電気泳動を行った。このゲルを、Tris−Glycine/10%メタノール緩衝液中0.2μMニトロセルロース膜に、30V120分でブロットした。この膜を、PBS溶液中で5分間沸騰させ、TBS/5%ミルク溶液を用いて4℃で一晩かけてブロックした。この膜を、TBS/1%ミルク溶液で10μg/mLになるよう希釈した6E10−HRP(Covance社#SIG−39345)で、室温で1時間かけて標識した。膜を、TBS/0.05%tween−20の溶液で各40分間3回洗浄し、ECL試薬(BIO−RAD#162−0112)で5分間反応を進展させた。画像撮像は、Alpha Innotech FluorChem Q定量的イメージングシステム上で行い、AlphaView Qソフトウェアを用いて解析した。

0253

薬物動態研究:
薬物動態研究は、ワシントン州RedmondのCERP社において、標準的なプロトコルに従って実施された:血漿サンプルをアセトニトリル沈殿を用いて処理し、HPLC−MS又はHPLC−MS/MSによって解析した。ピーク領域を記録し、未知の血漿サンプル中の試験化合物の濃度を、それぞれの検量線を用いて決定した。報告可能なアッセイの線形範囲を、定量下限LLQ:lower limit of quantitation)とともに決定した。

0254

NMR分光分析及び質量分光分析
活性のある分画を、1H NMR(Varian社500MHz NMR分光分析計)を用いて解析し、精製した化合物は、1次元及び二次元の1HNMR実験及び13CNMR実験の組み合わせを用いて特徴決定した。こうしたNMR手法と、低解像度の質量分光分析を用いた分子量の決定と、高解像度の質量分光分析(Thermo Finnigan LCQ Ion Trap)を用いた物質組成の決定とを組み合わせることで、構造の証拠を得た。

0255

化合物例1は、前記結合アッセイ(画像処理アルゴリズムを用いた)によると、Aベータオリゴマーリガンドのニューロンへの結合を、部分的に24%まで阻害することを示した。

0256

実施例CC:薬物動態学研究
薬物動態研究は、以下に示すプロトコルに従って実施された:血漿サンプルをアセトニトリル沈殿を用いて処理し、HPLC−MS又はHPLC−MS/MSによって解析した。ピーク領域を記録し、未知の血漿サンプル中の試験化合物の濃度を、それぞれの検量線を用いて決定した。報告可能なアッセイの線形範囲を、定量下限(LLQ:lower limit of quantitation)とともに決定した。例えば、化合物例1は、ラットの血漿において、静注によって1mg/Kgで注入されたとき、46分の半減期を持つと決定された。

0257

実施例DD:小分子のAベータオリゴマーの阻害剤を検出するための一次ニューロンベースの機能スクリーニングアッセイ
インビトロで少なくとも3週間培養したラットの一次ニューロンを、このスクリーニングアッセイに基づいて選択した。これらのニューロンは成人脳におけるニューロンに特有シナプスタンパク質を全て発現しており、活動依存的な電気シグナルの複雑なネットワークを形成している。こうした培養物中のニューロン及びグリアは、損傷の無い脳回路に優れた情報登録を行う分子シグナルネットワークを有しており、そのため過去20年間にわたって学習と記憶についてのモデルシステムとして使用されてきた(例えば、Kaech S, Banker G. Culturing hippocampal neurons. Nat Protoc. 2006;1(5):2406−15.Epub 2007 Jan 11、を参照のこと;また、Craig AM,GrafER,Linhoff MW.How to build a central synapse:clues from cell culture.TrendsNeurosci.2006 Jan;29(1):8−20.Epub 2005 Dec 7.Review、も参照のこと)。急性実験の脳又は器官培養の脳の切片のような、より複雑なシステムは非常に有用であるが、ハイスループットスクリーニングには適さない。不死化又はガン化した神経細胞はハイスループットスクリーニングに適しているが、一次ニューロン培養の電気生理学的な状態に依存したシグナル伝達を再現せず、病状最初期顕在化時のオリゴマーを原因とするシグナル伝達の微妙な変化を正確にモデルしている可能性は低い(例えば、Gortz P,Fleischer W,Rosenbaum C,Otto F,Siebler M.Neuronal network properties of human teratocarcinoma cell line−derived neurons.Brain Res.2004 Aug 20;1018(1):18−25、を参照のこと)。このために、ハイスループットスクリーニングにおいて使用可能であることと、インビボで起きていることを忠実に再現していることを理由に、一次ニューロン培養が選ばれた。

0258

還元されたホルマザンは、最初に細胞内の小胞において見られる(図1A)。標識された小胞で満たされたニューロンと、それに続く色素のエンドサイトーシスと不溶性の紫色の生成物への還元。(図1A中の棒目盛=20ミクロン)。最終的なホルマザンのエキソサイトーシスは、インビトロの成熟海馬ニューロンにおいてAベータオリゴマーによって促進された(図1B)。エキソサイトーシスによって押し出された不溶性の紫色の色素によって覆われたニューロンの顕微鏡写真例。培養の水性環境において沈殿した色素と、ニューロン表面に形成された針状結晶。(図1B)。エンドサイトーシスの速度は、Aベータオリゴマーの存在下で変化した。(図1C)。エキソサイトーシスの速度は、Aベータオリゴマーの存在下で変化した(図1D)。

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