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技術 走行レンジ選択レバーのポジションを検知するための装置、及び該装置の装備された自動車

出願人 イーシーエスエンジニアードコントロールシステムズアクチエンゲゼルシャフト
発明者 ウーレンブルック、ファルク
出願日 2010年3月29日 (10年7ヶ月経過) 出願番号 2012-502502
公開日 2012年9月27日 (8年1ヶ月経過) 公開番号 2012-522674
状態 特許登録済
技術分野 変速制御装置の配置,取付け 機械式制御装置
主要キーワード 旋回シャフト 球体中心 球体面 ギア設定 連結リンク機構 ポジション決定 貫通案内 複合運動
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

計算手間が僅かであり材料の使用も僅かであるが高い信頼性をもって走行レンジ選択レバーポジションの検知が可能である、自動車変速機設定を選択する走行レンジ選択レバーのポジションを検知するための装置を提供する。更に該装置の装備された自動車を提供する。

解決手段

該装置は、前記走行レンジ選択レバー(2’)に配設された1つの信号発生器(14)と、該信号発生器(14)から離間して配設された1つの信号受信器(16)とを有し、選択可能な様々な走行レンジにおいて前記信号発生器(14)と前記信号受信器(16)との間の相対位置は異なっている。前記信号受信器(16)は、3次元内での前記信号受信器(16)に対する前記信号発生器(14)の相対位置を検知するように形成されており、前記信号発生器(14)は磁石として形成され、前記信号受信器(16)は3軸式ホールセンサ装置として形成されている。前記走行レンジ選択レバー(2’)は球継手(20)を有し、前記信号発生器(14)は、前記球継手(20)の球体(22)に配設されている。該装置において、前記磁石(14)の南北軸線(18)は前記球体(22)の球体中心点(26)を通らずに延在している。

概要

背景

背景技術とその問題点)
上記形式の装置は、従来技術において公知である。自動車自動変速機(Automatikgetriebe)並びに自動化手動変速機(automatisierte Schaltgetriebe)の操作は、典型的には走行レンジ選択レバー変速機との間の直接的な機械連結を伴わずに行われる。これらの所謂「シフトバイワイヤ」システムでは走行レンジ選択レバーのポジションが検知され、該走行レンジ選択レバーのその都度のポジションから、例えば変速機内の補助モータにより引き続いて設定される所望の走行レンジが決定される。

そのような操作装置用のセンサ装置として、例えば光電検出器(Lichtschranke)が通例であり、これらの光電検出器は、該光電検出器の光線路シフトレバー自体により又はシフトレバーと運動連結された遮光部材により遮断されるように、走行レンジ選択レバーの各シフト位置に付設されている。光電検出器部材の汚れや、シフトレバーと遮光部材とを運動連結させる機械部材の磨耗は、そのような操作装置において機能低下や、最悪の場合には機能不能をもたらすことになる。

更に、信号発生器が走行レンジ選択レバーに配設されており、信号受信器が該信号発生器から離間して、例えば選択レバーハウジングに配設されている、信号発生器と信号受信器を含んで構成されるシステムが公知である。

上記システムについて公知の装置が、シフト装置に関する下記特許文献1において開示されており、該シフト装置は、把持部材と、ジョイントを介して該把持部材に旋回可能に支持された選択レバーと、1つの信号発生器及び2つのセンサを有する角度測定装置とを備えている。該角度測定装置は、ジョイント内に配設されており、自動車変速機と接続された制御装置電気接続されている。

上記装置において、選択レバーのポジションを検知するために、互いに離間して配設された少なくとも2つのセンサが必要であることは不利である。

下記特許文献2から、自動車において選択レバーの角度位置を検知するための装置が公知であり、該装置においても同様に、磁界磁界方向を検出するために2つのホールセンサが設けられている。

また下記特許文献3から、車両変速機用の操作装置が公知であり、該操作装置は、少なくとも1つの第1旋回軸線周りで少なくとも2つのシフト位置へ旋回可能であるシフトレバーを備えており、また第1旋回軸線の周りでシフトレバーの角度位置を検出するための少なくとも1つの第1回転角度センサが設けられている。シフトレバーの運動可能性を複合して通常どおり2次元運動可能性をもたせると、ここでも、シフトレバーの位置を検知可能とするために2つのセンサが必要とされる。ここでも、走行レンジ選択レバーの通常の2次元運動性に基づき、実際には少なくとも2つのセンサが必要とされることは不利である。それにより該操作装置においては、配線手間と計算手間が同様に増えている。

下記特許文献4は、自動車におけるギア選択の検知と評価のための装置を開示し、該装置は、選択レバーと、少なくとも1つの磁石と、磁界の3つの空間成分を検知するに適した少なくとも1つの磁石センサ要素とを備えている。このセンサはホールセンサとして形成することができる。

概要

計算手間が僅かであり材料の使用も僅かであるが高い信頼性をもって走行レンジ選択レバーのポジションの検知が可能である、自動車の変速機設定を選択する走行レンジ選択レバーのポジションを検知するための装置を提供する。更に該装置の装備された自動車を提供する。該装置は、前記走行レンジ選択レバー(2’)に配設された1つの信号発生器(14)と、該信号発生器(14)から離間して配設された1つの信号受信器(16)とを有し、選択可能な様々な走行レンジにおいて前記信号発生器(14)と前記信号受信器(16)との間の相対位置は異なっている。前記信号受信器(16)は、3次元内での前記信号受信器(16)に対する前記信号発生器(14)の相対位置を検知するように形成されており、前記信号発生器(14)は磁石として形成され、前記信号受信器(16)は3軸式ホールセンサ装置として形成されている。前記走行レンジ選択レバー(2’)は球継手(20)を有し、前記信号発生器(14)は、前記球継手(20)の球体(22)に配設されている。該装置において、前記磁石(14)の南北軸線(18)は前記球体(22)の球体中心点(26)を通らずに延在している。

目的

本発明の基礎となる課題は、計算手間が僅かであり材料の使用も僅かであるが高い信頼性をもって走行レンジ選択レバーのポジションの検知が可能であるように、冒頭に掲げた形式の装置を改善することである

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

自動車変速機設定を選択する走行レンジ選択レバー(2、2’)のポジションを検知するための装置であって、該装置は、前記走行レンジ選択レバー(2、2’)に配設された1つの信号発生器(14)と、該信号発生器(14)から離間して配設された1つの信号受信器(16)とを有し、選択可能な様々な走行レンジにおいて前記信号発生器(14)と前記信号受信器(16)との間の相対位置は異なっており、前記信号受信器(16)は、3次元内での前記信号受信器(16)に対する前記信号発生器(14)の相対位置を検知するように形成されており、前記信号発生器は磁石(14)として形成され、前記信号受信器は3軸式ホールセンサ装置(16)として形成されており、前記走行レンジ選択レバー(2’)は球継手(20)を有し、前記信号発生器(14)は、前記球継手(20)の球体(22)に配設されている、前記装置において、前記磁石(14)の南北軸線(18)が球体中心点(26)を通らずに延在していることを特徴とする装置。

請求項2

前記信号受信器(16)は車両に位置固定的に配設されていることを特徴とする、請求項1に記載の装置。

請求項3

前記信号発生器(14)は、前記球体(22)の半径により形成された球体面の内側に配設されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の装置。

請求項4

前記信号発生器(14)は前記球体(22)の内部に配設されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置。

請求項5

前記球体(22)は球体切欠き部(24)を有し、該球体切欠き部に前記信号発生器(14)が配設されていることを特徴とする、請求項3に記載の装置。

請求項6

前記信号受信器(16)と接続された評価ユニット(28)が、前記信号受信器(16)の信号を評価するために設けられていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の装置。

請求項7

請求項1〜6のいずれか一項に記載の装置を有することを特徴とする自動車。

技術分野

0001

本発明は、自動車走行レンジないし変速機設定(ギア設定)を選択する走行レンジ選択レバーポジションを検知するための装置に関する。該装置は、走行レンジ選択レバーに配設された1つの信号発生器(Signalgeber)と、該信号発生器から離間して配設された1つの信号受信器(Signalempfaenger)とを有し、様々な走行レンジにおいて前記信号発生器と前記信号受信器との間の異なる相対位置が検知可能である。更に本発明は前記装置の装備された自動車に関する。

背景技術

0002

背景技術とその問題点)
上記形式の装置は、従来技術において公知である。自動車の自動変速機(Automatikgetriebe)並びに自動化手動変速機(automatisierte Schaltgetriebe)の操作は、典型的には走行レンジ選択レバーと変速機との間の直接的な機械連結を伴わずに行われる。これらの所謂「シフトバイワイヤ」システムでは走行レンジ選択レバーのポジションが検知され、該走行レンジ選択レバーのその都度のポジションから、例えば変速機内の補助モータにより引き続いて設定される所望の走行レンジが決定される。

0003

そのような操作装置用のセンサ装置として、例えば光電検出器(Lichtschranke)が通例であり、これらの光電検出器は、該光電検出器の光線路シフトレバー自体により又はシフトレバーと運動連結された遮光部材により遮断されるように、走行レンジ選択レバーの各シフト位置に付設されている。光電検出器部材の汚れや、シフトレバーと遮光部材とを運動連結させる機械部材の磨耗は、そのような操作装置において機能低下や、最悪の場合には機能不能をもたらすことになる。

0004

更に、信号発生器が走行レンジ選択レバーに配設されており、信号受信器が該信号発生器から離間して、例えば選択レバーハウジングに配設されている、信号発生器と信号受信器を含んで構成されるシステムが公知である。

0005

上記システムについて公知の装置が、シフト装置に関する下記特許文献1において開示されており、該シフト装置は、把持部材と、ジョイントを介して該把持部材に旋回可能に支持された選択レバーと、1つの信号発生器及び2つのセンサを有する角度測定装置とを備えている。該角度測定装置は、ジョイント内に配設されており、自動車変速機と接続された制御装置電気接続されている。

0006

上記装置において、選択レバーのポジションを検知するために、互いに離間して配設された少なくとも2つのセンサが必要であることは不利である。

0007

下記特許文献2から、自動車において選択レバーの角度位置を検知するための装置が公知であり、該装置においても同様に、磁界磁界方向を検出するために2つのホールセンサが設けられている。

0008

また下記特許文献3から、車両変速機用の操作装置が公知であり、該操作装置は、少なくとも1つの第1旋回軸線周りで少なくとも2つのシフト位置へ旋回可能であるシフトレバーを備えており、また第1旋回軸線の周りでシフトレバーの角度位置を検出するための少なくとも1つの第1回転角度センサが設けられている。シフトレバーの運動可能性を複合して通常どおり2次元運動可能性をもたせると、ここでも、シフトレバーの位置を検知可能とするために2つのセンサが必要とされる。ここでも、走行レンジ選択レバーの通常の2次元運動性に基づき、実際には少なくとも2つのセンサが必要とされることは不利である。それにより該操作装置においては、配線手間と計算手間が同様に増えている。

0009

下記特許文献4は、自動車におけるギア選択の検知と評価のための装置を開示し、該装置は、選択レバーと、少なくとも1つの磁石と、磁界の3つの空間成分を検知するに適した少なくとも1つの磁石センサ要素とを備えている。このセンサはホールセンサとして形成することができる。

先行技術

0010

DE 10 2004 056 800 A1
DE 10 2006 044 404 A1
DE 20 2007 000 210 U1
DE 10 2007 026 303 A1

発明が解決しようとする課題

0011

上記背景技術より出発し、本発明の基礎となる課題は、計算手間が僅かであり材料の使用も僅かであるが高い信頼性をもって走行レンジ選択レバーのポジションの検知が可能であるように、冒頭に掲げた形式の装置を改善することである。

課題を解決するための手段

0012

上記課題は、本発明の第1の視点により請求項1に記載の装置により並びに本発明の第2の視点により請求項7に記載の自動車により解決される。

0013

本発明の有利な構成(形態)は、下位請求項の対象である。

実施例

0014

自動車の変速機設定を選択する走行レンジ選択レバーのポジションを検知するための本発明に従う装置は、走行レンジ選択レバーに配設された1つの信号発生器と、該信号発生器から離間して配設された1つの信号受信器とを有する。これらの信号発生器と信号受信器との間の相対位置は、選択可能な様々な走行レンジにおいて異なっており、これらの信号発生器と信号受信器により検知可能である。

0015

本発明の意味における「走行レンジ選択レバー」とは、手動マニュアル)で操作可能であり且つ自動車の変速機の少なくとも2つの異なる走行レンジ(ないしギヤ段)を選択可能とする各装置として理解される。この際、変速機の種類は、本発明にとって重要なことではない。変速機は、自動変速機でも自動化手動変速機でもよく、また同様に通常の手動変速機であってもよい。この際、本発明に従う装置は、例えばシフトインジケータのために用いることができる。

0016

本発明に従い、信号受信器は、3次元内での信号発生器の相対位置を検知するために形成されていることが提案される。従って本発明により、1つだけの唯一の信号受信器を用いて走行レンジ選択レバーのポジションを完全に検知することが可能である。2つの信号受信器の使用及びそれと結び付いた増加した計算手間は不必要である。それに加え、本発明に従う装置は、当該装置を含んで構成される選択レバー装置の構成を簡素化してくれるが、その理由は、複数の信号受信器を位置決めする必要がなく1つの信号受信器だけを位置決めすればよいためである。

0017

3次元内での信号受信器に対する信号発生器の相対位置は、様々な方式で確定することができる。先ず第1の可能性として、信号受信器と信号発生器との間のベクトルの3成分を記録することが考えられる。第2の可能性として、2つのベクトル成分の検知と間隔ベクトルの値ないし大きさ(Betrag)の検知でも十分でありえる。3次元を決定するための第3の可能性として、信号発生器から信号受信器へ投射するセンサ信号の3つの角度(dreier Winkel)の決定がある。

0018

信号の評価、従って信号受信器に対する信号発生器の相対位置の決定は、信号受信器内で直接的に行われる必要はない。

0019

更に、信号発生器が磁石として形成され、信号受信器が3軸式(XYZ)ホールセンサ装置として形成されていることが提案される。この際、3軸式ホールセンサ装置は、本発明の展開形態に従い、該3軸式ホールセンサ装置が、前記磁石から出てゆき該3軸式ホールセンサ装置内に入ってくる磁界の方向及び/又は値ないし大きさを評価するように形成することができる。該ホールセンサ装置は、好ましくは所謂3Dホールセンサとして形成されている。

0020

通常は3軸式ホールセンサ装置の磁界の方向ベクトルの評価で十分であろうが、その理由は、走行レンジ選択レバーが通常は連結リンク機構(Kulisse)において案内されており、従って定義されたポジションをとることができるためであり、これらのポジションは、3軸式ホールセンサ装置において磁石の特徴的な磁界により特徴付けられている。

0021

更に信号受信器が車両に対し位置固定的に配設されていると、信号受信器のエネルギー供給並びに信号の読み取りが容易化される。信号受信器は、例えば走行レンジ選択レバーのシフトハウジング内に配設することができる。

0022

本発明の別の展開形態に従い、信号発生器は支持枠サポートフレーム)に配設されている。この支持枠は、例えば連結リンク機構の内側において、走行レンジ選択レバーを支持及び案内するために用いられる。従って走行レンジ選択レバーは、例えばカルダン式で懸架されている。この際、支持枠に信号発生器を配設することは、該信号発生器が該支持枠における懸架部の近傍に配設可能であることをもたらし、それにより信号発生器と信号受信器との間の間隔を比較的小さくすることができ、信号受信器は比較的小さい感度でも受信できることになる。このことは信号の評価確実性を向上させる。

0023

信号発生器の特に有利な配設箇所は、支持枠を通り抜けて提供される走行レンジ選択レバーの第1旋回軸線に対して(ないし近接して an einer ersten Schwenkachse)である。この第1旋回軸線に信号発生器を配設することは、信号発生器と信号受信器の特に近い配設構成を可能とする。

0024

ここで有利には、第1旋回軸線であって該第1旋回軸線の周りで走行レンジ選択レバーが支持枠に対して相対的に旋回可能である第1旋回軸線が使用される。このようにして、走行レンジの選択時には、一方では信号発生器(自体)が回転(自転)され、そして相対的にハウジングに対しては、第2旋回軸線(該第2旋回軸線の周りで支持枠自体が旋回される)の周りで同時に旋回される。つまり走行レンジ選択レバーの操作時には、信号受信器において、他の配設構成におけるよりも大きな信号変化が達成される。

0025

或いはまた、支持枠の上記の第2旋回軸線(該第2旋回軸線の周りで支持枠自体が車両に対して相対的に旋回される)を通るようには延在しない、支持枠の一側面に、信号発生器が配設されていることが提案される。ここでも、異なる選択レンジを選ぶ際には、信号受信器において大きな信号変化が達成される。

0026

支持枠において走行レンジ選択レバーを上記のように懸架させる場合に磁石が信号発生器として使用されると、該磁石の南北軸線(S-N極を結ぶ軸線)が実質的に第1旋回軸線に対して垂直(直角)に配向されていることにより(該磁石の)位置決定の更なる改善が達成される。この際、走行レンジ選択レバーの旋回は、信号受信器に対して相対的に磁石の南北軸線の旋回をもたらし、従って信号の特に大きな変化をもたらしてくれる。

0027

本発明に従い、走行レンジ選択レバーの球継手ボールジョイント案内機構が提案されており、ここでは信号発生器が好ましくは球継手の球体ボール)に配設されている。球継手を中心として回るように走行レンジ選択レバーを旋回することにより、信号発生器は走行レンジ選択レバーと共に旋回される。球継手の球体に信号発生器を配設することは、信号受信器の特に単純明快な配設構成を可能にする。

0028

球継手形式において、信号発生器として磁石を使用する場合において該磁石の南北軸線が球体中心点に向かってないし球体中心点を通って延在しないとき、更なる長所が達成される。このようにして、3軸式ホールセンサにおける磁界の比較的大きな変化が達成され、評価精度が改善される。

0029

信号発生器が、球継手の球体の半径により形成された球体面の面内(ないし内側)に配設されていると更なる長所が得られる。それにより、例えば球継手の球体の球体面上ないし球継手の球体の球体面の外側に配設するような信号発生器の他の配設構成よりも、改善された走行レンジ選択レバーの案内が達成される。従って球体受容器ボールソケット)における走行レンジ選択レバーの案内は、邪魔されることはない。

0030

好ましくは、信号発生器は球体の(球面より)内部に配設されている。このことは、例えば信号発生器が射出成形時に導入(埋込)された射出成形球体により達成することができ、又は、信号発生器が内部に配設されている中空の球体又は部分的に中空の球体の使用によっても達成される。

0031

或いはまた、球体が球体切欠き部を有し、該球体切欠き部に信号発生器が配設されていることを提案することができる。この場合、球体は完全な球体ではなく、凹部(Ruecksprung)を有するものであり、該凹部に信号発生器が配設されている。該凹部は、信号発生器が球体面を補う(補填して面一となる)ような大きさとすることができ、或いはまたそれよりも更に切り欠いた状態とすることもできる。

0032

好ましくは、信号受信器と接続された評価ユニットが、該信号受信器の信号を評価するために設けられている。このことはセンサ信号の評価を容易にする。

0033

本発明の(他の)第1の独立の対象は、上述の本発明に従う装置を備えた自動車に関する。

0034

本発明の更なる目的(複数)、特徴(複数)、並びに有利な適用可能性(複数)は、後続段落に記載の、図面に基づく具体的な実施例の説明から読み取ることができる。この際、本明細書の全記載事項及び/又は本図面の全記載事項(複数)は、それらの有意義な組み合わせにおいて、特許請求項及びその従属関係に依存せず、本発明の対象を構成するものとする。

図面の簡単な説明

0035

第1実施例に従う、本発明による装置を備えたシフトレバー(切替レバー)を示す斜視図である。
図1に図示の装置を切断線A-A(図4の位置に対応)に沿った断面で示す断面図である。
第2実施例に従う、本発明による装置を備えた走行レンジ選択レバーを示す斜視図である。
図3に図示の装置を上方から見た俯瞰図である。
図4内の切断線A-Aに沿った、第2実施例に従う走行レンジ選択レバーの断面図である。
図5内の切断線B-Bに沿った、第2実施例に従う走行レンジ選択レバーの断面図である。

0036

本発明においては、上記のごとく各々の形態が可能である。

0037

以下に本発明の具体的な2つの実施例について図面を参照して説明する。簡素化のため、両方の実施例において同じ又は同作用の部材には同じ図面参照符号がつけられている。

0038

図1は、本発明の具体的な第1実施例による、走行レンジ選択レバー2のポジションを検知するための装置を備えた走行レンジ選択装置の3次元概要図を示している。

0039

走行レンジ選択レバー2は、非図示の連結リンク機構(Kulisse)において案内されており、該連結リンク機構において(例えば異なる走行レンジの通常のH型配設構成で)2次元配設された異なる走行レンジ(ないしギヤ段)の選択を可能とする。該連結リンク機構は、異なる走行レンジの順次的(シーケンシャル)な配設構成を有することもでき、第2の走行レンジ選択ゲート(開口部)ないしシフトゲートをもつこともできる。

0040

走行レンジ選択レバー2は、支持枠4において2重(2つの軸線の周り)に旋回可能に支持されている。第1旋回軸線6は、支持枠4に対する相対的な走行レンジ選択レバー2の旋回のために定められている。また走行レンジ選択装置の非図示のハウジングに支持ボルト8を用いて支持枠4を旋回可能に支持させることにより第2旋回軸線10が提供されている。

0041

第1旋回軸線6の周りで走行レンジ選択レバー2を旋回させるために支持枠4の内側には(走行レンジ選択レバー2の)旋回シャフト12が設けられており、該旋回シャフト12は支持枠4において(対して)回転可能に支持されている。支持枠4の(図1で見ることのできる左側)前面において旋回シャフト12は支持枠4を通り抜けて貫通案内されている。

0042

旋回シャフト12の端面には磁石14が固定されている。磁石14に対向(近接)して、該磁石14の磁界の3次元測定を可能とするホールセンサ装置ないしホールセンサ16が配設されている。ホールセンサ16は、ここでは3Dホールセンサである。

0043

磁石14の南北軸線18は、第1旋回軸線6及び第2旋回軸線10に対して各々直角に配向されている。走行レンジを選択するための走行レンジ選択レバー2の運動は、第1旋回軸線6及び第2旋回軸線10の少なくとも一方の周りの(少なくとも一方を中心とする)走行レンジ選択レバー2の旋回を必要とする。磁石14と旋回シャフト12との間の連結に基づき、磁石14は、第1旋回軸線6の周りの走行レンジ選択レバー2の旋回時にはホールセンサ16に対して相対回転される。この際、磁石14から出ていく磁界は、磁石14と共に回転する。ホールセンサ16はこの磁界の変化を確認(検知)する。

0044

磁石14の磁界の測定は、静的(statisch)に又は動的(dynamisch)に行うことができる。動的測定、即ち時間の経過と共に磁界の変化を測定することは、因果関係検査(Kausalitaetspruefung)を可能とし、従って走行レンジ選択レバー2のポジション決定の信頼性の向上をもたらす。

0045

第2旋回軸線10の周りの走行レンジ選択レバー2の旋回は、磁石14とホールセンサ16との間の間隔の変化をもたらす。このことは、一方ではホールセンサ16の領域における磁石14の磁界の絶対強度(absolute Staerke)に対する作用をもち、また比較的僅かではあるがホールセンサ16の領域における磁石14の磁界の方向ベクトルに対する影響をもつ。

0046

第1旋回軸線6の周りの走行レンジ選択レバー2の旋回と第2旋回軸線10の周りの走行レンジ選択レバー2の旋回とが複合された、走行レンジ選択レバー2の複合運動の場合には、走行レンジ選択レバー2は、第1旋回軸線6の周りにおいても第2旋回軸線10の周りにおいても旋回される。従って磁石14の磁界は、ホールセンサ16に対して相対的に回転され且つ弱化される。つまり磁石14の磁界の強度並びに磁界の方向(ないし向き)から、走行レンジ選択レバー2の位置(ポジション)が一義的に決定される。

0047

磁石14の磁界の強度の決定と方向ベクトルの2成分の決定に代わり、磁石14の磁界の方向ベクトルの全3成分をホールセンサ16の領域において測定することもできる。その際には磁石14の磁界の強度の測定は不必要である。

0048

図2は、図1に図示の装置の(棒状部材である走行レンジ選択レバー2及びその旋回シャフト12の各々の軸線に沿った)断面を示しており、該断面は、第2旋回軸線10に対して直角であり、そして第1旋回軸線6の高さで示されている。第2旋回軸線10(第1旋回軸線6と走行レンジ選択レバー2の軸線の交点)の周りの走行レンジ選択レバー2の旋回(上下両方向矢印で示す)は、磁石14がホールセンサ16に対する間隔を多大に広げてゆくことをもたらす。

0049

図3図6は、本発明の具体的な第2実施例を示している。図3は、球継手(ボールジョイント)20を介して案内される走行レンジ選択レバー2’を備えた走行レンジ選択レバー装置の概要斜視図を示している。球継手20は、非図示の球体受容器(ボールソケット)内に支持されている球体(ボール)22を有する。

0050

磁石14は、球体切欠き部24に配設されており、磁石14の南北軸線18は、該南北軸線18が球体22の球体中心点26を通らずに延在するように配向されている。磁石14に近接(対向)して、ホールセンサ16が走行レンジ選択レバー装置のハウジングに位置固定的に配設されている。ホールセンサ16は、上述の第1実施例におけるように、ホールセンサ16に対する磁石14の3次元相対位置を検知するように形成されている。この第2実施例においても、走行レンジ選択レバー2’の相対位置の測定のために上述の技術(段落46及び47を参照)を適用することができる。

0051

磁石14の南北軸線18が球体22の球体中心点26を通らずに延在するという磁石14の配設構成は、例えば図4に図示されているように、磁石14ないし磁石14の南北軸線18が、球体22の球体中心点26を通って延在する中心軸線28に対して偏心(aussermittig)している即ちずらされていることにより達成されるが、この第2実施例において磁石14の南北軸線18は中心軸線28と平行に延在している。但し、平行でない延在形態も可能であることは明らかである。またこの第2実施例において、中心軸線28は、該中心軸線28が球体22とホールセンサ16との間の最短接続線を含むように置かれている。即ち磁気的に見た場合、中心軸線28は、該中心軸線28が球体22とホールセンサ16との間に最短の(磁気的)結合(磁力線の流れの最短分布)を有するように配設されている。

0052

球体22における磁石14の配設構成は、図5及び図6において明確にされており、図5は、図4内の切断線A-Aに沿った断面を示し、図6は、図5内の切断線B-Bに沿った断面を示している。

0053

磁石14を(球体の)中心軸線28に対して偏心的(exzentrisch)に配設することにより、走行レンジ選択レバー2’の運動時に磁石14がホールセンサ16に対して相対的に比較的大きなストローク移動距離Hub)を描くことが達成される。図3に図示の第1旋回方向30(実質的に図4内の中心軸線28に沿って見た場合の左右旋回方向)における走行レンジ選択レバー2’の旋回時には、磁石14は、円軌道をもってホールセンサ16を取り囲むように運動する。また図3に図示の第2旋回方向32(実質的に図4内の中央軸線28に沿って見た場合の前後旋回方向)をめぐる走行レンジ選択レバー2’の運動は、ホールセンサ16に対する磁石14の南北軸線18の相対的な傾動分だけ、磁石14とホールセンサ16との間の相対間隔の変化をもたらす。

0054

この第2実施例も、磁石14とホールセンサ16との間の相対ポジションを検知するための様々な形式を可能とするが、その理由は、走行レンジ選択レバー2’を旋回させる際にはホールセンサ16の領域における磁石14の磁界の強度が変化し、また該磁界の磁界ベクトルの方向も変化するためである。

0055

2、2’走行レンジ選択レバー
4支持枠(サポートフレーム)
6 第1旋回軸線
8支持ボルト
10 第2旋回軸線
12旋回シャフト
14信号発生器、磁石
16ホールセンサ
18 磁石の南北軸線
20球継手(ボールジョイント)
22球体(ボール)
24 球体切欠き部
26球体中心点
28 球体の中心軸線
30 第1旋回方向
32 第2旋回方向

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