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技術 被検者の循環系評価

出願人 ダイアログデヴァイシーズリミテッド
発明者 クラブトゥリーヴィンセントブラウンジョディ
出願日 2009年11月16日 (11年1ヶ月経過) 出願番号 2011-543757
公開日 2012年4月12日 (8年8ヶ月経過) 公開番号 2012-508631
状態 特許登録済
技術分野 脈拍・心拍・血圧・血流の測定
主要キーワード 起立体 最大許容損失 クリップシステム バネリテーナ 重力場内 着脱部分 可溶性リンク スルーホールピン
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図面 (9)

課題・解決手段

被検者が第1の体位にあるときの第1のセンサからの、血液の存在に依存する信号と、被検者が第2の体位にあるときの第1のセンサからの、血液の存在に依存する信号と、被検者が第1の体位にあるときの第2のセンサからの、血液の存在に依存する信号と、被検者が第2の体位にあるときの第2のセンサからの、血液の存在に依存する信号とを含む、少なくとも2つの体位に関する少なくとも2つのセンサからの信号を提供するように構成された入力インターフェイスと、提供された信号を所定の較正データに基づいて合成することによりメトリックを決定して出力するように構成された処理回路とを備えることを特徴とする装置。

概要

背景

被検者体位の変化に対する被検者の循環系の反応は、粘性などの血液の特性、抵抗力などの循環系の特性、及び自律神経系恒常性の維持にどれほど反応するかに依存することができる。

末梢血液灌流は、例えば以下の要因の1つ又は組み合わせに左右され得る。
1.例えば、レイノー病などの血管疾患
2.例えば、強皮症などの遺伝子的な問題
3.例えば、糖尿病性神経障害又はアルコール依存症によって引き起こされる自律神経系からの異常な血管収縮又は血管拡張反応
4.例えば、β遮断薬などの薬物治療
5.例えば、狼瘡などの自己免疫疾患

従って、体位変換に対する被検者の循環系の反応が「異常」になり得る理由が多く存在することが理解されよう。異なる病状が循環に同じ影響を与えることもあれば、異なる影響を与えることもある。

概要

被検者が第1の体位にあるときの第1のセンサからの、血液の存在に依存する信号と、被検者が第2の体位にあるときの第1のセンサからの、血液の存在に依存する信号と、被検者が第1の体位にあるときの第2のセンサからの、血液の存在に依存する信号と、被検者が第2の体位にあるときの第2のセンサからの、血液の存在に依存する信号とを含む、少なくとも2つの体位に関する少なくとも2つのセンサからの信号を提供するように構成された入力インターフェイスと、提供された信号を所定の較正データに基づいて合成することによりメトリックを決定して出力するように構成された処理回路とを備えることを特徴とする装置。

目的

一連の体位変換に対する循環系の反応を特徴付けるとともに、病変が存在し得るかどうかを評価するために他の情報及び臨床医技能及び知識と組み合わせて使用できる情報を臨床医に提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

被検者が第1の体位にあるときの第1のセンサからの、血液の存在に依存する信号と、前記被検者が第2の体位にあるときの前記第1のセンサからの、血液の存在に依存する信号と、前記被検者が前記第1の体位にあるときの第2のセンサからの、血液の存在に依存する信号と、前記被検者が前記第2の体位にあるときの前記第2のセンサからの、血液の存在に依存する信号と、を含む、少なくとも2つの体位に関する少なくとも2つのセンサからの信号を提供するように構成された入力インターフェイスと、前記提供された信号を所定の較正データに基づいて合成することによりメトリックを決定して出力するように構成された処理回路と、を備えることを特徴とする装置。

請求項2

前記信号が、センサと体位の組み合わせごとに、検出した光強度の少なくとも1つの対数を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の装置。

請求項3

前記信号が、センサと体位の組み合わせごとに、検出した光強度の時変成分及び検出した光強度の準静的成分を別々に含む、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の装置。

請求項4

前記信号が、センサと体位の組み合わせごとに、検出した光強度の時変成分の対数及び検出した光強度の準静的成分の対数を別々に含む、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の装置。

請求項5

前記信号が、センサと体位の組み合わせごとに、光反射センサにおいて検出された光強度信号に基づく信号と、光透過センサにおいて検出された光強度信号に基づく信号とを含む、ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の装置。

請求項6

前記信号が、センサと体位の組み合わせごとに、第1の波長であり第2の波長でない波長の検出された光強度信号に基づく信号と、少なくとも前記第2の波長であり前記第1の波長でない波長の検出された光強度信号に基づく信号とを含む、ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の装置。

請求項7

前記較正データを使用して、前記提供された信号の、予想される信号の統計モデルの予想される平均からの逸脱を評価して前記メトリックを作成する、ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の装置。

請求項8

前記較正データが、前記信号の非線形結合を定義する、ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の装置。

請求項9

前記較正データが、機械学習を使用して予め定められる、ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の装置。

請求項10

複数のノードを含む人工的ニューラルネットワークエミュレートするように構成され、前記ノードの各々が、前記較正データにより提供される、前記ノードに入力するための重みに関連付けられる、ことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の装置。

請求項11

複数の予め定めた標準的な異なる体位のシーケンスの各々のための較正データセットを含む複数の較正データセットを記憶するメモリをさらに備える、ことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の装置。

請求項12

前記センサの少なくとも1つが、光反射検出器からの信号を提供する、ことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれかに記載の装置。

請求項13

前記第1の体位から前記第2の体位への変化が、全身循環反応とは対照的な局所的循環反応を引き起こすと予想される、ことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれかに記載の装置。

請求項14

前記被検者の前記第1の体位から前記第2の体位への変化が、前記被検者の心臓に対する前記被検者の頭部の相対的垂直変位を伴わない前記被検者の心臓に対する被検者の四肢の相対的垂直変位を引き起こす、ことを特徴とする請求項1から請求項13のいずれかに記載の装置。

請求項15

少なくとも前記第1のセンサが前記四肢に存在する、ことを特徴とする請求項14に記載の装置。

請求項16

前記第1の体位から前記第2の体位への変化が、全身的循環反応を引き起こすと予想される、ことを特徴とする請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の装置。

請求項17

前記被検者の前記第1の体位から前記第2の体位への変化が、前記被検者の心臓に対する前記被検者の頭部の相対的垂直変位を引き起こす、ことを特徴とする請求項1から請求項11又は請求項16のいずれか1項に記載の装置。

請求項18

少なくとも前記第1のセンサが前記被検者の頭部に存在する、ことを特徴とする請求項17に記載の装置。

請求項19

前記第1のセンサが、光透過センサからの信号を提供する、ことを特徴とする請求項18に記載の装置。

請求項20

前記メトリックが、前記信号の、正常な循環系の前記予め定めた第1及び第2の体位のシーケンスに対する予想される反応を特徴付ける予想される信号パターンからの逸脱を記録する、ことを特徴とする請求項1から請求項19のいずれかに記載の装置。

請求項21

請求項1から請求項20のいずれかに記載の装置と、少なくとも第1のセンサ及び第2のセンサと、を備えることを特徴とするシステム

請求項22

前記第1のセンサが第1の場所に存在し、前記第2のセンサが第2の異なる場所に存在する、ことを特徴とする請求項21に記載のシステム。

請求項23

前記第1のセンサが、第1の波長であり第2の波長でない光を検出し、前記第2のセンサが、前記第2の波長であり第1の波長でない光を検出する、ことを特徴とする請求項21又は請求項22に記載のシステム。

請求項24

前記第1のセンサが反射センサであり、クランプを使用せずに、前記反射センサを密接に外接させる不透明な接着カラーを使用して取り付けられる、ことを特徴とする請求項21、請求項22又は請求項23に記載のシステム。

請求項25

前記第1のセンサ及び第2のセンサが、インターフェイスを介して前記装置に接続できるインターコネクトを備えたフレキシブル基板に取り付けられ、前記フレキシブル基板の、前記インターコネクトの1又はそれ以上の下にある部分に構造的脆弱部が加工され、使用時に、前記フレキシブル基板の前記構造的脆弱部を有する部分が、前記基板外れないように保持する前記インターフェイスに接続し、前記フレキシブル基板を前記インターフェイスから取り外そうと試みたときに、前記加工された構造的脆弱部により前記1又はそれ以上のインターコネクトが裂けるようになる、ことを特徴とする請求項21から請求項24のいずれか1項に記載のシステム。

請求項26

前記インターフェイスが、前記フレキシブル基板の一部をさらに切り離してインジケータ露出させる、ことを特徴とする請求項25に記載のシステム。

請求項27

前記第1のセンサ及び第2のセンサが、被検者に適用するためのフレキシブル基板に取り付けられるとともに、前記フレキシブル基板に組み込まれた第1のインターコネクトの組を介して前記処理回路に接続することができ、前記基板に組み込まれた前記インターコネクトの順序付けが、前記フレキシブル基板が右側の四肢に使用するためのものか、又は左側の四肢に使用するためのものかに依存し、使用時に、前記基板に組み込まれた前記インターコネクトの前記順序付けが、前記フレキシブル基板が前記被検者の右側の四肢に適用されているか、又は前記被検者の左側の四肢に適用されているかを前記処理回路に示す、ことを特徴とする請求項21から請求項26のいずれか1項に記載のシステム。

請求項28

前記第1のセンサ及び第2のセンサが、フレキシブルで両面使用可能な基板の第1の面に取り付けられるとともに、前記フレキシブル基板の前記第1の面に存在する第1のインターコネクトの組を介して前記処理回路に接続することができ、第3のセンサ及び第4のセンサが、レキシブル基板の第2の面に取り付けられるとともに、前記フレキシブル基板の前記第2の面に存在する第2のインターコネクトの組を介して前記処理回路に接続することができ、前記フレキシブル基板の前記第1の面が上を向いている場合の前記フレキシブルインターコネクトの前記第1の面を横切る前記第1のインターコネクトの組の順序付けが、前記フレキシブル基板の前記第2の面が上を向いている場合の前記フレキシブル基板の前記第2の面を横切る前記第2のインターコネクトの組の順序付けと異なることにより、前記処理回路が、前記両面使用可能なフレキシブル基板のいずれの面を使用できるかを判定できるようになる、ことを特徴とする請求項21から請求項27のいずれか1項に記載のシステム。

請求項29

前記第1のセンサにより検出された第1の信号を、前記処理回路で結合する前に処理して周波数成分の異なる並列信号を生成し、前記第2のセンサにより検出された第2の信号を、前記処理回路で結合する前に処理して周波数成分の異なる並列信号を生成する、ことを特徴とする請求項21から請求項28のいずれか1項に記載のシステム。

請求項30

被検者の血液循環を評価するためのシステムであって、前記被検者が第1の体位にある場合、及び前記被検者が第2の体位にある場合の血液の存在に依存する信号を検出するように構成された第1の検出器と、前記被検者が前記第1の体位にある場合、及び前記被検者が前記第2の体位にある場合の血液の存在に依存する信号を検出するように構成された少なくとも1つの他の検出器と、前記第1及び第2の検出器からの前記第1及び第2の体位に関する前記検出信号を較正データに基づいて合成することによりメトリックを決定するように構成された処理回路と、を備えることを特徴とするシステム。

請求項31

被検者に光学センサを取り付けるステップと、前記光学センサを請求項1から請求項20のいずれか1項に記載の装置に接続するステップと、予め定めた順序の、前記第1及び第2の体位を含む異なる体位のシーケンスを通じて前記被検者を動かすステップと、を含むことを特徴とする方法。

請求項32

前記光学センサが、前記被検者に使い捨てフレキシブル基板を取り付けることによって取り付けられる、ことを特徴とする請求項31に記載の方法。

請求項33

前記使い捨てフレキシブル基板が四肢に取り付けられ、少なくとも1つの光反射センサを備える、ことを特徴とする請求項32に記載の方法。

請求項34

前記フレキシブル基板が、接着剤のみを使用してクランプ力を使用せずに取り付けられる、ことを特徴とする請求項33に記載の方法。

請求項35

前記使い捨てフレキシブル基板が被検者の頭部に取り付けられ、少なくとも1つの光透過センサを備える、ことを特徴とする請求項32に記載の方法。

請求項36

被検者に配置された光学センサから受け取った、前記被検者が運動プロトコルに基づく予め定めた少なくとも3つの異なる体位のシーケンスを通じて動いたときの光強度信号を処理して入力信号を提供するステップと、前記入力信号を合成して、前記被検者の循環系の、前記運動プロトコルの前記予め定めた少なくとも3つの異なる体位のシーケンスに対する反応を定量的に定めるメトリックを作成して出力するステップと、を含むことを特徴とする方法。

請求項37

フレキシブル基板と、前記フレキシブル基板上の第1の場所に存在する、反射構成で構成された第1の光学センサと、前記第1の光学センサを密接に外接させる第1の接着カラーと、前記フレキシブル基板上の第2の場所に存在する第2の光学センサと、前記第2の光学センサを密接に外接させる第2の接着カラーと、を備え、前記第1の接着カラーが、生理学的検知のために前記第1のセンサを被検者の身体に近接して位置決めするように構成され、前記第2の接着カラーが、生理学的検知のために前記第2のセンサを前記被検者の身体に近接して位置決めするように構成される、ことを特徴とする装置。

請求項38

加工された構造的脆弱部を含むフレキシブル基板と、前記フレキシブル基板に取り付けられた少なくとも第1のセンサ及び第2のセンサと、前記第1及び第2のセンサに接続されたインターコネクトと、前記インターコネクトをケーブルに接続するためのインターフェイスと、を備え、前記加工された構造的脆弱部が、1又はそれ以上の前記インターコネクトの下に前記インターフェイスに隣接して存在する、ことを特徴とする装置。

請求項39

第1の面及び反対側の第2の面を有する両面使用可能なフレキシブル基板と、前記両面使用可能なフレキシブル基板の前記第1の面に取り付けられた第1のセンサ及び第2のセンサと、前記両面使用可能なフレキシブル基板の前記第1の面に存在する、前記第1及び第2のセンサに第1の順序で接続された第1のインターコネクトの組と、前記両面使用可能なフレキシブル基板の前記第1の面に取り付けられた第3のセンサ及び第4のセンサと、前記両面使用可能なフレキシブル基板の前記第2の面に存在する、前記第3及び第4のセンサに第2の順序で接続された第2のインターコネクトの組と、を備え、前記フレキシブル基板の前記第1の面が上を向いている場合の前記フレキシブルインターコネクトの前記第1の面を横切る前記第1のインターコネクトの組の前記第1の順序が、前記フレキシブル基板の前記第2の面が上を向いている場合の前記フレキシブル基板の前記第2の面を横切る前記第2のインターコネクトの組の前記第2の順序と異なる、ことを特徴とする装置。

請求項40

装置であって、少なくとも第1のセンサ及び第2のセンサを備えた、被検者に適用するためのフレキシブル基板と、前記フレキシブル基板に支持されて前記センサに接続されたインターコネクトの組と、前記インターコネクトを遠隔処理回路に接続するためのインターフェイスと、を備え、前記インターコネクトの順序付けが、前記フレキシブル基板が右側の四肢に使用するためのものか、又は左側の四肢に使用するためのものかに依存し、前記装置の使用時に、前記インターコネクトの順序付けが、前記フレキシブル基板が前記被検者の右側の四肢に適用されているか、又は前記被検者の左側の四肢に適用されているかを前記処理回路に示す、ことを特徴とする装置。

請求項41

一群のフレキシブル基板であって、個々のフレキシブル基板が、被検者の異なる身体の部分に適用されるように人間工学的に構成され、前記フレキシブル基板が、少なくとも第1のセンサ及び第2のセンサと、前記フレキシブル基板に支持されて前記センサに接続されたインターコネクトの組と、前記インターコネクトを遠隔処理回路に接続するための共通の固定された物理的構成インターフェイスコネクタを備えたインターフェイスと、を備え、前記共通の固定された物理的構成のインターフェイスコネクタに対する前記インターコネクトの順序付けが、フレキシブル基板を適用する前記身体の部分に依存し、前記共通の固定された物理的構成のインターフェイスコネクタに対する前記インターコネクトの順序付けが、前記フレキシブル基板の使用時に、前記フレキシブル基板が取り付けられた前記身体の部分を前記処理回路に対して一意に示す、ことを特徴とする一群のフレキシブル基板。

請求項42

被検者が第1の体位にあるときの第1の場所における血液の存在に依存する信号と、前記被検者が第2の体位にあるときの前記第1の場所における血液の存在に依存する信号と、前記被検者が第2の体位にあるときの前記第1の場所における血液の存在に依存する信号と、前記被検者が前記第2の体位にあるときの前記第2の場所における血液の存在に依存する信号とを含む、少なくとも2つの場所における血液の存在に依存する信号を少なくとも2つの体位に関して提供するように構成された入力インターフェイスと、前記提供された信号を、予め定めた較正データに基づいて合成することによりメトリックを決定して出力するように構成された処理回路と、を備えることを特徴とする装置。

技術分野

0001

本発明の実施形態は、被検者循環系評価に関する。

背景技術

0002

被検者の体位の変化に対する被検者の循環系の反応は、粘性などの血液の特性、抵抗力などの循環系の特性、及び自律神経系恒常性の維持にどれほど反応するかに依存することができる。

0003

末梢血液灌流は、例えば以下の要因の1つ又は組み合わせに左右され得る。
1.例えば、レイノー病などの血管疾患
2.例えば、強皮症などの遺伝子的な問題
3.例えば、糖尿病性神経障害又はアルコール依存症によって引き起こされる自律神経系からの異常な血管収縮又は血管拡張反応
4.例えば、β遮断薬などの薬物治療
5.例えば、狼瘡などの自己免疫疾患

0004

従って、体位変換に対する被検者の循環系の反応が「異常」になり得る理由が多く存在することが理解されよう。異なる病状が循環に同じ影響を与えることもあれば、異なる影響を与えることもある。

発明が解決しようとする課題

0005

一連の体位変換に対する循環系の反応を特徴付けるとともに、病変が存在し得るかどうかを評価するために他の情報及び臨床医技能及び知識と組み合わせて使用できる情報を臨床医に提供する暫定臨床評価指標を提供することが望ましい。この結果、開業医は、いずれかの病変を特定する前に自身の医療知識を使用して独自調査を行うことができる。

課題を解決するための手段

0006

本発明の必ずしも全てではないが様々な実施形態によれば、添付の特許請求の範囲に記載するような方法、システム、装置及びコンピュータプログラムが提供される。

0007

本発明の必ずしも全てではないが様々な実施形態によれば、光学センサ及び複数の体位変換を使用して被検者の循環系を評価するためのシステム及び方法が提供される。

0008

これにより、循環系への障害を評価することによって、被検者の生理機能低コストで迅速に痛みを伴わずに評価できるという利点が得られる。

0009

従って、本発明は病気診断するものではなく、体温血圧心拍数などとは異なる種類の暫定的臨床評価指標を提供するものであることが理解されよう。

0010

ここで、本発明の実施形態の様々な例をより良く理解するために、単なる例示として添付図面を参照する。

図面の簡単な説明

0011

光学センサ及び装置を備えたシステムを概略的に示す図である。
装置をより詳細に示す図である。
メトリックを作成するための人工的ニューラルネットワークを概略的に示す図である。
センサ用のフレキシブル基板の異なる実施構成を示す図である。
センサ用のフレキシブル基板の異なる実施構成を示す図である。
フレキシブル基板の安全機能を概略的に示す図である。
フレキシブル基板の安全機能を概略的に示す図である。
フレキシブル基板の安全機能を概略的に示す図である。

実施例

0012

機能テストを使用して、被検者の循環系の変化を誘発する。機能テストでは、被検者に異なる体位をとらせてこれらの体位におけるデータを記録する。特定の機能テストプロトコルで使用する体位の正確な数、種類、順序頻度は予め定められ、これらは被検者の調査中の生理機能及び病変に依存する。

0013

3又はそれ以上の異なる体位のシーケンス運動プロトコル(又はテスト)とする。通常は、1つの連続セッション内でこのシーケンスを実施する。このシーケンスを、体位変換の間に大きな中断を挟まない断続シーケンスとして実施することができる。

0014

運動プロトコル中に採用する異なる体位は、例えば、基準体位、0、1又はそれ以上の「局所」(すなわち「四肢の」)体位、0、1又はそれ以上の「起立」(すなわち「胴体の」)体位、及び0、1又はそれ以上の「全身」(すなわち「身体全体の」)体位のうちの3つ以上を含むことができる。

0015

「局所」(すなわち「四肢の」)体位では、胴体を固定するのに対して重力場を通じて四肢を動かした。

0016

「起立」(すなわち「胴体の」)体位では、1又は複数の四肢を固定するのに対して重力場を通じて胴体を動かした。

0017

「全身」(すなわち「身体全体の」)体位では、重力場内で身体全体を動かしたが、胴体と四肢の間に相対的な動きを伴わないようにした。これは、固定した被検者を傾けることによって行うことができる。

0018

少なくとも3つの異なる体位により、少なくとも2つの異なる体位変換が生じる。体位変換とは、重力場に対する身体の全部又は一部の変化のことである。従って、異なる体位変換により、被検者の循環系に異なる「力積」が生じる。

0019

「局所」(すなわち「四肢の」)体位に変化することによる「局所」(すなわち「四肢の」)力積、又は「起立」(すなわち「胴体の」)体位に変化することによる「起立」(すなわち「胴体の」)力積、又は「全身」(すなわち「身体全体の」)体位に変化することによる「全身」(すなわち「身体全体の」)力積のような第1の種類の力積を有することが望まれ得る。異なる第2の種類の力積を有することも望まれ得る。従って、第1の種類の力積が「局所」(すなわち「四肢の」)であった場合、第2の種類の力積は、「起立」(すなわち「胴体の」)又は「全身」(すなわち「身体全体の」)であり、「局所」(すなわち「四肢の」)ではないものとすることができる。

0020

以下の運動プロトコルを使用して、毛細血管床、すなわち血管拡張及び血管収縮の局所的反応を評価することができる。局所体位変換の後に全身体位変換が続く。

0021

最初に局所体位変換を行う。被検者が仰向けになって腕を心臓と同じ高さに置いた最初の基準体位の後に、被検者が仰向けになって腕を心臓よりも下に垂直に変位させた局所体位をとらせることができる。

0022

次に全身体位変換を行う。被検者が仰向けになって腕を心臓と同じ高さに置いた最初の基準体位の後に、腕を胴体に対して独立して動かさずに、頭部が心臓よりも下に垂直に変位するように身体の傾斜角を変化させた全身体位をとらせることができる。

0023

腕の人差し指にセンサを配置することができる。このセンサは、動脈血液量に反応する光透過センサとすることができる。

0024

前腕又は手の甲側にもセンサを配置することができる。このセンサは、皮膚の静脈血液量の変化に反応する光反射センサとすることができる。この皮膚の反射センサは、静脈血液量の変化による指の透過センサの正常化も可能にする。

0025

センサからの出力は、運動プロトコルを行ったときに異なるパターンを生み出すという特徴を有する。正常な循環反応パターンには、共通する特有のパターンがある。この特有のパターンを理論的又は経験的に求め、その後これを使用して、同じ運動テスト中の被検者のセンサからの出力とパターン照合することができる。一致するパターンの存在又はその程度を示すメトリックを出力することができる。パターンが一致すれば、これは所定の運動テストに対する通常の循環反応を示す。パターンが一致しなければ、これは異常な循環反応を示し、さらなる調査を要する。

0026

以下の運動プロトコルを使用して、脳への動脈血供給を評価することができる。起立(すなわち身体的)体位変換の後に全身体位変換を行う。

0027

最初に起立(すなわち身体的)体位変換を行う。最初に被検者を仰向けの基準姿勢にして基準を記録する。被検者が立ち上がり、又は被検者を立ち上がらせて起立(すなわち身体的)体位をとらせることにより、起立体位変換によって最初に脳への血流を低下させる。

0028

次に全身体位変換を行う。被検者を仰向けの基準姿勢に戻して基準を記録する。仰向け姿勢の被検者を傾けて、頭部が心臓よりも下に垂直に変位するように身体の傾斜角を変化させる。

0029

被検者の前額部にもセンサを配置することができる。このセンサは、貯留によって生じる局所的な静脈血液量に反応する光反射センサとすることができる。

0030

をまたいでセンサを配置することもできる。このセンサは、眼動脈及び篩骨動脈を介して内頸動脈に依存する動脈血液量に反応する光透過センサとすることができる。

0031

耳たぶにもセンサを配置することができる。このセンサは、側頸動脈を介して外頸動脈に依存する動脈血液量に反応する光透過センサとすることができる。

0032

これらのセンサは、起立補償を避けるためにほぼ同じ高さにあることが好ましい。

0033

センサからの出力は、運動テストを行ったときに異なるパターンを生み出すという特徴を有する。正常な循環反応パターンには、共通する特有のパターンがある。この特有のパターンを理論的又は経験的に求め、その後これを使用して、同じ運動テスト中の被検者のセンサからの出力とパターン照合することができる。一致するパターンの存在又はその程度を示すメトリックを出力することができる。パターンが一致すれば、これは通常の循環反応を示す。パターンが一致しなければ、これは異常な循環反応を示し、脳への血液供給不全が考えられる場合には、磁気共鳴映像MRI撮影などのさらなる調査を要する。

0034

図1は、光学センサ2A、2B、2C及び装置20を備えたシステム10を概略的に示す図である。

0035

センサ2A、2B及び2Cは、被検者の身体のそれぞれの場所4A、4B、4Cに位置する。図示の例では、センサ2A及び2Bが基板6に取り付けられ、この基板6が被検者の身体8に取り付けられる。

0036

これらのセンサは非侵襲センサであり、通常は光透過センサ及び/又は光反射センサなどの光学センサである。これらのセンサは、例えば身体の体積の変化などの生理的属性感知するためのもの(プレチスモグラフィ)である。光学センサは、発光体及び光検出器を備える。透過センサでは、使用時に、被検者の身体8を通過した発光体からの光を受光するように光検出器が配置される。反射センサでは、使用時に、被検者の身体8により反射された発光体からの光を受光するように光検出器が配置される。

0037

センサ2A、2Bは、運動プロトコル全体を通じて、すなわち被検者の体位ごとの入力を装置20に提供すると理解されたい。

0038

個々の場所には単一のセンサしか示していないが、個々の場所に複数のセンサを実装できると理解されたい。例えば、同じ場所に反射センサと透過センサを組み合わせて提供することができる。また、異なる光の波長で動作するセンサを同じ場所に配置することもできる。850nm前後の近赤外域で動作するセンサは、組織内の吸収からはそれほど影響を受けないが、血液による吸収からは強く影響を受け、例えばこれを使用して運動テスト中の毛細血管床の反応をモニタすることができる。これに対して、650nm前後で動作するセンサは、組織内の吸収から強く影響を受け、例えばこれを使用して運動テスト中の皮膚の調子の反応をモニタすることができる。850nmのセンサは組織のより深くまで浸透するので、このセンサからの信号の動脈成分は650nmのセンサよりもかなり大きい。

0039

これらのセンサは、(ZigBee、Bluetooth、UHF無線などの)無線方式又はケーブルのいずれかを使用して装置20と通信する。

0040

装置20は、センサ2A、2Cから受け取った信号を前処理して処理回路24に信号23を提供する入力インターフェイス22を備える。処理回路23は、この提供された信号23を所定の較正データ28に基づいて合成することにより、メトリック25を決定して出力するように構成される。

0041

図示の例では、提供される信号23は、被検者が運動プロトコルの異なる体位にあるときの第1、第2及び第3の場所4A、4B、4Cにおける血液の存在に依存する。

0042

インターフェイス22は、処理回路24に信号23を提供する前に何らかの信号処理を行うこともできる。

0043

例えば、このインターフェイスは、センサからの強度信号を異なる周波数成分を有する2つの異なる信号に分離することができる。例えば、このインターフェイスは、センサに記録された時変強度に関する「ac信号」と、センサに記録された準静的強度を測定する「dc信号」とを生成することができる。

0044

別の例では、インターフェイス22が、信号23を処理回路24に提供する前に、これらに対数関数などの非線形関数を適用することができる。

0045

処理回路24は、あらゆる好適な態様で実現することができる。この回路は、例えば、プログラマブルコンピュータであっても、又は専用ハードウェアであってもよい。インターフェイス22も、あらゆる好適な態様で実現することができる。このインターフェイスは、プログラマブルコンピュータ又は専用ハードウェアを含むことができる。

0046

インターフェイス22及び処理回路は、別個物理的構成要素ではなく、異なるソフトウェアモジュールを実行するプロセッサなどの共通の回路により実現される機能モジュールであってもよいと理解されたい。

0047

較正データ28は、提供される信号23の、正常な循環系の運動プロトコルに対する予想される反応を特徴付ける予想される信号パターンからの逸脱を評価するために使用される。この予想される反応は、例えば機械学習を使用して生成される予想信号統計モデルの平均であってもよい。

0048

較正データは、信号の非線形結合を定める。照合されるいずれかのパターンは、使用するセンサの場所及び種類、及び行う運動テストによって異なるので、通常、異なる運動テストに必要な信号23の非線形結合は様々である。従って、運動テストごとに異なる較正データ28が存在する。

0049

図2を参照すると、インターフェイス22は、センサ2Aの1つに対して複数のインターフェイス構成要素22Aなどを備えるが、センサ2Aのためのインターフェイス構成要素22Aのみを示している。同等のインターフェイス構成要素が存在すると理解されたい。

0050

インターフェイス構成要素22Aは、センサ2Aから受け取った強度信号を処理するためのアナログフロントエンド信号処理回路32と、少なくとも1つのアナログデジタル変換器34とを含む。

0051

複数のセンサを同時に継続してモニタするように意図された複数のフロントエンドが存在してもよく、或いは適当なマルチプレクサスイッチを備えた単一のフロントエンドが存在してもよい。このフロントエンド回路は、センサに提供する電流受信信号30のトランスインピーダンス増幅器周辺光干渉の補償を絶えず制御する。これは、時分割多重方式TDM)を使用して行うことができ、光源照明されていない期間に周辺光干渉をモニタすることができる。或いは、変調光源及び周波数ロッキング又は復調システムを使用することによって実現される周波数分割を使用してこれを行うこともできる。

0052

フロントエンド回路32は、LED強度を変化させることによって回路自体を半静的信号成分の中間規模の値用に構成することによりセンサを初期化し、結果として得られる信号は所望の範囲の中ほどになって、例えば再び1つになる。あらゆる信号の増減信号範囲内で調整され、信号飽和又は衰退の可能性が低下する。

0053

図示の例では、インターフェイス構成要素22Aが、受信信号30を前処理した後で、周波数成分の異なる2つの異なる信号35、36に分離する。

0054

インターフェイス構成要素22Aは、受信信号32をハイパスフィルタ38に通すことによりac信号36を生成することができる。ac信号36は、センサに記録された時変強度に関する。インターフェイス構成要素22Aはまた、通常は数秒の時定数統合されるローパスフィルタ42に受信信号32を通すことによりdc信号35を生成することもできる。dc信号35は、センサに記録された準静的強度に関する。フィルタリングは、従来の線形不変フィルタを使用してハードウェア内で行ってもよいし、或いは有限インパルス応答設計などのデジタルフィルタを使用してマイクロプロセッサ内でデジタル化した後に行ってもよい。デジタルフィルタリングは、必要時にソフトウェア更新を通じてフィルタパラメータを変更できるという利点がある。

0055

その後、(ハイパスフィルタリング及びローパスフィルタリングを行った場合)アナログ・デジタル変換器(ADC)35に1又は複数の信号を供給した後で、これらの信号が処理回路24に提供される。ADCは、別個の品目であってもよいし、或いはマイクロプロセッサに含まれていてもよい。

0056

これらの信号に対数関数を適用した後で、処理回路24が処理してメトリック25を作成することができる。この対数関数は、アナログ領域で適用してもよいし、或いはデジタル領域で適用してもよい。デジタル領域で適用する場合、インターフェイス22又は処理回路24によって適用することができる。

0057

ランベルトベールの法則を使用して光吸収分光法モデル化することができ、この場合、受光強度が、1次元光路長吸収係数との積を引数とする指数関数に比例する。受光強度の自然対数をとると、光路長内で線形となる結果が生じる。光路長は、組織の血液量に応じて変化すると考えられ、これは体位及び動脈拡張反応の影響を受ける。

0058

図示の例の処理回路は、プロセッサ40と、メモリ42と、ディスプレイ44と、ネットワークインターフェイス46とを含む。プロセッサ40は、メモリ42との間で読み書きを行って、ディスプレイ44に出力コマンドを提供するとともに、ネットワークインターフェイス46を使用して通信するように構成される。

0059

通常、プロセッサ40は、メモリ42からプログラム48を実行してメトリック25を計算し、その後これをディスプレイ44に表示する。

0060

このコンピュータプログラムは、いずれかの好適な配信機構を介して装置にたどり着く。この配信機構は、例えば、コンピュータ可読記憶媒体コンピュータプログラム製品メモリ装置CD−ROM又はDVDなどの記録媒体、コンピュータプログラムを有形のものとして具体化する製造の物品であってもよい。配信機構は、コンピュータプログラムを確実に転送するように構成された信号であってもよい。

0061

通常、マルチセンサマルチ体位運動テストのためのアルゴリズムの厳密な形は、非線形加重入力信号S23の総和である。信号23をアルゴリズムに入力する前に、これに何らかの統計的操作を行うことができる。例えば、dc信号35の中央値を計算できるのに対し、ac信号36に関しては実効値を計算することができる。

0062

先験的知識を使用して、又は教示パターンを使用して及び誤差に基づいて重みを変更してトレーニングすることにより、アルゴリズムの重みを設定することができる。

0063

複数の体位i、複数のセンサ位置j、及び個々のセンサ位置に複数のセンサ波長kが存在する場合、メトリックyは、

として定められ、この場合Sijkは、波長kの位置jにおける体位iの入力信号23である。

0064

回帰分析を使用して重みcを計算することができる。マルチ体位運動テストは、単独の臨床的評価も受けた被検者の範囲に対して行われる。その後、記録した入力の理想的メトリックに対して最小2乗回帰分析を行うことにより、アルゴリズムの重みを定めることができるようになる。

0065

或いは、例えば図3に概略的に示すような人工的ニューラルネットワーク50を使用して、入力信号Sijkの非線形関数の任意の加重総和としてメトリックを定めることもできる。

0066

人工的ニューラルネットワーク(ANN)は、非線形加重アルゴリズムのクラスである。図3に示すようなフィードフォワード表現は、層54A、54B、54C内に配列される相互接続されたノード52の有向非循回グラフで構成される。

0067

図3に示すフィードフォワードネットワーク50は、3つのニューロン層を含む。個々の入力信号23A、23B、23C、23Dが、入力層54A内の全てのニューロン52へ送信される。入力層54A内の個々のニューロン52は、その入力23A〜Dの独自の加重和を形成し、この和を出力として提供する。入力層54A内の個々のニューロン52は、その出力が隠れ層54B内の全てのニューロン52に接続される。隠れ層54B内の個々のニューロン52は、その入力の独自の加重和を形成し、この和を出力として提供する。隠れ層54B内の個々のニューロン52は、その出力が出力層54C内の全てのニューロン52に接続される。出力層54C内の個々のニューロン52は、その入力の独自の加重和を形成し、この加重和を活性化関数乗算してメトリック25を作成する。

0068

メトリック25は、シグモイド関数を活性化関数として使用して0と1の間の、又は双曲正接(Tanh)関数を活性化関数として使用して−1と1の間の連続値となるように制約することができる。メトリックが不連続になる場合、符号関数又は階段関数を活性化関数として使用してもよい。

0069

いくつかの実施構成では、ニューロン52の2つの層54があれば十分である。

0070

教師あり学習法及び誤差逆伝播法を使用して、加重総和において適用される様々な重みを決定することができる。或いは、遺伝的アルゴリズムを使用して最適な重みを発見することもできる。この重みは、較正データ28に含まれる。

0071

i個の入力ノード、j個の隠れノード、及び1つの出力ノードが存在する場合、メトリックは、

として定義することができ、この場合、

は、

となる。

0072

なお、xiは、対応するセンサ(S1...m)の、体位(P1...q)ごとの異なる波長(λ1...n)の拍動成分(AC)及び準静的(DC)信号成分の統計のベクトルを表す。

0073

重みは、トレーニングアルゴリズムを使用して定められる。上記の単純なアルゴリズムで行うようなトレーニングは、ANNに供給するための既知トレーニングデータを必要とし、誤差関数又は学習ルールを使用して重みが修正される。

0074

ネットワーク50は、これに運動テストから取得した体位の入力信号値を提供し、その後、誤差逆伝播法を使用した照合を使用して出力メトリックと予想メトリックの間の誤差を減少させることによりトレーニングされる。

0075

ANN教師あり学習法の誤差逆伝播法のためのステップは以下を含むことができる。
1.ANNに既知のトレーニング入力を提示する。
2.出力層内の個々の出力ニューロンごとに、ANN出力メトリックを上記既知のトレーニングサンプルの予想メトリックと比較して局所誤差を計算する。
3.個々の出力ニューロンごとに、局所誤差を減少させるように重みを調整する。
4.隠れ層内のニューロンに局所誤差ための異なる寄与を割り当て、より強い重みによって接続されたニューロンにより大きな責任を与える。
5.隠れ層内のニューロンに、個々のニューロンの責任をその誤差として使用してステップ3及び4を繰り返す。

0076

上記より、メトリックは、センサの場所、及び運動テストにおける体位の順番及び性質に敏感であることが理解されよう。

0077

現在の較正データ28に対応する運動テストのための体位を正しい順番及び性質で実施できるようにするために、装置20は、ディスプレイ44を介して、又は音声を合成することによってのいずれかにより命令を与えることができる。この命令は、被検者の体位をいつどのように変化させるべきかを指示する。

0078

異なる運動テストには異なる較正データセットが存在する。特定のテストを選択するためのメニューを提供することもできる。この結果、装置20が使用するための正しい較正データ28が、担当者に運動テストの実施方法を教える命令とともにロードされる。

0079

センサが正確に配置され、任意に信号23を妨げないように被検者に適用されることも重要である。

0080

図4A及び図4Bは、被検者8にセンサを適用するのに適したフレキシブル基板62を有する装置60の2つの異なる例を示す図である。

0081

図示の装置60は、人間工学的に成形されたフレキシブル基板62を備える。

0082

フレキシブル基板62の一端64には、(単複の)発光体及び(単複の)光検出器が反射センサ66として機能するために隣接する構成で配置される。

0083

フレキシブル基板62の端部64を被検者に取り付けるために、反射センサ66を取り囲んで密接に外接させる接着カラー68が使用される。カラー68は、光検出器が動作する波長において実質的に不透明となり、光検出器を周辺光から隔離する働きをするようになることが好ましい。この接着カラーは、環帯のように成形することができる。接着カラー68は、ヒドロゲルから形成することができる。

0084

フレキシブル基板62の第2の部分70は折り曲げられて、片側の突起に(単複の)発光体72Aが貼り付けられ、逆側の突起に(単複の)光検出器72Bが貼り付けられた透過センサ72として機能する。

0085

フレキシブル基板62の端部70を被検者に取り付けるために、発光体72Aを取り囲んで密接に外接させる接着カラー68、及び光検出器72Bを取り囲んで密接に外接させる接着カラー68を使用する。接着カラーが外接させるとは、取り囲みはするが必ずしも接触する必要はないという意味である。カラー68は、光検出器が動作する波長において実質的に不透明となり、光検出器を周辺光から隔離する働きをするようになることが好ましい。この接着カラーは、環帯のように成形することができる。接着カラー68は、ヒドロゲルから形成することができる。

0086

接着カラー68は、センサを正しい戦略的場所に接着して、鼻柱の動脈及び静脈圧迫する機械クリップシステムの使用を避ける。反射センサは血管拡張反応に反応するが、これが機械的圧迫によって隠れるようになるので、このことは反射センサにとって特に重要である。

0087

導電性インターコネクトが、エッジコネクタ74(ここで、埋め込まれた接点がフレキシブル基板の内部から露出され、スプリングリーフタイプの金属接点に、コネクタごとに1つ挿入される)からフレキシブル基板62の端部64、70に給電して、光源及び光検出器と通信する。

0088

図4Aを参照すると、フレキシブル基板62は、「Y」又は「T」形状を有する。端部62が、被検者の前額部に配置される。端部70は鼻柱上で折り曲げられて、透過センサとして機能する。

0089

鼻柱と頭部上の反射センサとの距離は、通常は眉毛の間に位置するバックル(図示せず)を使用して調整することができ、これは、バックルの周囲に適合するフレキシブル基板を使用してのみ可能である。或いは、ヒドロゲルの接着環が、非侵襲的光学センサアクティブな構成要素を皮膚に対してしっかりと貼り付けるはずなので、フレキシブル基板が、余分な長さに対応するためにアーチ状になるようにすることもできる。通常、フレキシブル基板は、衛生状態を保ち、被検者の二次汚染を避けるために、1人の被検者に使用した後には処分される。

0090

図4Bを参照すると、フレキシブル基板62は、「Y」又は「T」形状を有する。端部62が、第3楔状骨立方骨及び足の中足骨の領域上に位置する短指伸筋上に配置される。基板62の端部70は、位置決めされる足指(通常は第2)の端部を包む。透過発光体72Aが爪床に貼り付けられ、透過光センサ72Bが、第2趾のパッドに発光体72Aと正反対に貼り付けられる。

0091

フレキシブル基板は、第2趾に配置するために、センサを被検者に適用している間、被検者の足に適合して足の輪郭に自然に従うように設計される。フレキシブル基板は、足の湾曲に従ってほぼ「Z」形状に近似するように成形され、これは、導体素子スタンプ加工及びラミネート加工することによって容易に実現される。

0092

接着固定法の利点は、足指の直径周りに機械的クリップシステム又はループを使用するよりもむしろ、ヒドロゲル接着によりセンサが足の上の正しい戦略的場所に配置される点である。足指のに血液を供給する動脈は足指の側面を平行して通っており、従って足指の周りに固定具を使用するあらゆる足指センサ固定方法では、動脈及び静脈が圧迫されて体位テストの効果が失われる可能性がある。血管拡張反応を観察すべき場合には、これらの機械的影響により恒常性反応が隠れるので、このことは特に重要である。

0093

また、フレキシブル基板に沿った戦略的地点接着パッドを配置して基板を安定させ、センサの動き及び結果として生じる動きアーチファクトを減少させることができる。

0094

図5Bに示すフレキシブル基板62には、手で使用するのに適したわずかな修正を加えることができる。手のに反射センサを配置して、人差し指に透過センサを配置する。

0095

このフレキシブル基板センサの代替の実施形態では、基板の両側にセンサ素子を使用して、基板をいずれの足にも利用できるようにする。

0096

掌性の検出
接続ケーブル端部導体74に接続する。接続ケーブルは、ケーブルを介してフロントエンド回路32の特定の部品に(恐らくは半永久的に)接続された一連の接点を有する。従って、接続ケーブルの接触面における接点の配列は、少なくとも最初は、特定の、所定の、専用の順序である。このようにして、常に専用の接点を使用して第1のセンサを活性化し、常に専用の接点を使用して受信を行う。

0097

従って、例えば、以下の単純化した表により、ケーブルの接点とエッジコネクタの接点との第1の対応関係を示すことができる。

表1

0098

以下の単純化した表では、ケーブルの接点とエッジコネクタの接点との第2の対応関係を示すことができる。

表2

0099

フロントエンド回路32は、ケーブル接点1のみに出力LED制御信号印加することにより、これらの構成のいずれが使用されているかを判定することができる。フロントエンド回路32においてコネクタ接点2上で入力を受け取った場合には第1の構成が使用されているのに対し、フロントエンド回路32においてコネクタ接点4上で入力を受け取った場合には第2の構成が使用されている。

0100

異なる構成を使用して異なる基板62を識別することができる。

0101

或いは、同じ基板の両面を使用して、片面に第1の構成を使用し、逆の面に第2の構成を使用することもできる。これにより、フロントエンド回路が、基板の掌性、すなわちこれが左足に適用されるか、又は右足に適用されるかを判定できるようになる。その後、フロントエンド回路は、例えば、基板に信号を提供する方法、及び基板からの信号を解釈する方法を変更することができる。

0102

冗長接点及び/又は縮退接点を加えて異なる構成を作り出すこともできる。

0103

従って、個々の基板が被検者の身体の異なる部分に適用されるように人間工学的に構成されたフレキシブル基板の一群を有することができる。個々の基板は、同じ(又は異なる)センサを含むことができるとともに、フレキシブル基板によって支持された、センサへの接続を行うインターコネクトの組を有する。個々の基板はまた、このインターコネクトをケーブルを介して遠隔処理回路に接続するための、共通の固定された物理的構成インターフェイスコネクタ(コネクタ接点)を備えたインターフェイスも有する。共通の固定された物理的構成のインターフェイスコネクタに対するインターコネクトの順序付けは、フレキシブル基板を適用する身体の部分に依存する。共通の固定された物理的構成のインターフェイスコネクタに対するインターコネクトの順序付けは、フレキシブル基板の使用時に、フレキシブル基板が取り付けられた身体の部分を処理回路に対して一意に示す。

0104

安全制御
図5A図5B及び図5Cを参照すると、フレキシブル基板62は、指定されたエッジコネクタ74の近くを通る切り込み線又は部分的切断部90(キスカット)を有することができる。切り込み線の幅は、エッジコネクタ74を支持するタブ全体を横切ることができ、或いはより一般的には、基板の一部に切り込みを入れないままにして幅の90%を横切ることができる。この切り込みにより、切り込み線の深さ、基板の断面及び基板材料の伸張強度によって制御される局所的な構造的脆弱部が生じる。

0105

エッジコネクタ74をセンサに接続するインターコネクト80は導電性インクで形成することができ、インクの厚みは、断面積が切り込み線の幅においてより小さくなるものの、依然として適正な電流を運ぶのに十分であるように厳密に制御される。

0106

接続ケーブルの遠位端にあるメスエッジコネクタ94の設計は、基板のオスエッジコネクタ74の側にあるノッチ83に係合するバネリテーナ92を含み、或いはケーブルのエッジコネクタが、基板のコネクタタブ露出端部近くの穴に係合するバネ仕掛けデテントピンを含む。これらの特徴部は、エッジコネクタのシュラウド内に設計され、ユーザがアクセスすることはできない。好ましい方法では、プリント回路基板(PCB)のわずかな部分をシャーシとして使用し、エッジコネクタをスルーホールピンでPCBに取り付けてハンダ付けし、この場合、保持レバーとして機能するように形成されたバネ鋼の断片もPCBにハンダ付けする。この結果、ケーブルのシュラウドが保護の役割を果たし、リテーナの力及びオペレータの力を受け入れることができるしっかりとした剛直なエンクロージャを形成する。

0107

運動テストが完了すると、オペレータは、従来の方法で被検者から基板62を取り外す。センサは被検者から通常通りに取り外されるが、基板62をケーブルエッジコネクタから取り外すには、エッジコネクタのシュラウド内に存在するバネリテーナ92に打ち勝つために、基板をしっかりと握って引っ張らなければならない。このとき、 基板の切り込み線を含む部分が裂けてインターコネクト80が破砕される。切り込み線90は、インターコネクト80の一部又は全てを横切って横方向に走っている。

0108

基板には切り込みが部分的にしか入っていないので、基板の一部は無傷のまま残り、タブを残りの基板に保持する。これにより、基板が2つに裂けること、及びエッジコネクタのタブがメスエッジコネクタ内に刺さったままになることが防がれる。

0109

これをさらに容易にするために、基板を、接合部83を中心に折り曲げられてともに接着された2つの層81A及び81Bからなる薄板として形成する。層81Aの切り込み線90の部分では、これらの層の間に接着剤はほとんど又は全く施されない。この実施形態では、切り込み線は、インターコネクトを支持する薄板層81A内にしか形成されない。この薄板層81Aの切り込み線によって区切られた部分が切断されてこれを切り離すことができる(図5C)。しかしながら、リテーナはもはや機能しておらず、保持部分をメスエッジコネクタから容易に取り外すことができる。

0110

薄板層81Aの着脱部分87の下にある他方の薄板層81Bは、例えば赤などに着色89することができる。薄板層81Aの部分87がインターコネクト90を分離して切り離した場合、下にある着色層が露出される。これにより、基板62が使用済みであり、廃棄すべきであることがユーザに示される。

0111

提案する破砕される導電体を形成する方法は明確であり信頼性が高いので、この導電性インクの導体を破砕する方法は、材料が疲労するほど再利用することにより、偶然に、場合によっては間欠的に導体が破砕されることよりもはるかに優れている。導体が破砕した基板を再利用しようとする試みは、運動テストの初期化時にフロントエンド回路32が標準的な自己テストを行う際に検出される。例えば、LEDが消費する電力が不十分であることを検出することにより、LEDの導体線が破砕していることが示される。

0112

さらなるセキュリティでは、テスト後にシステムがセンサを使用済みとしてマーク付けできるようにする可溶性リンクなどのプログラマブルコンポーネントを導電性インクの一部としてセンサ内部に組み込むことができる。この可溶性リンクは、スクリーン印刷処理を慎重に制御して導電性インク部分に所定の最大許容損失のための既知の断面積を与えることにより達成することができる。この最大許容損失を実質的に上回る短い電気パルスにより、可溶性リンクを制御可能に分断して、これを開回路のままにする。この可溶性リンクは、 追加のエッジコネクタ導体へと引き出され、或いはセンサ内部の既存のトラッキングの一部とされる。

0113

図に示すブロックは、方法のステップ及び/又はコンピュータプログラム内のコード部分を表すことができる。ブロックを特定の順序で示していても、これが必ずしもブロックにとって必要な又は好ましい順序が存在することを意味するわけではなく、ブロックの順序及び配列は変更することができる。さらに、いくつかのステップを省略することもできる。

0114

本発明の実施形態について前節において様々な例を参照しながら説明したが、特許請求の範囲に記載する本発明の範囲から逸脱することなく所与の例に修正を行うことができると理解されたい。

0115

上述した特徴を、明確に記載した組み合わせ以外の組み合わせで使用することもできる。

0116

いくつかの特徴を参照しながら機能について説明したが、これらの機能を、説明したかどうかに関わらず他の特徴によって実施することもできる。

0117

いくつかの実施形態を参照しながら特徴について説明したが、これらの特徴は、説明したかどうかに関わらず他の実施形態に存在することもできる。

0118

上述の明細書では、特に重要であると思われる本発明の特徴に注意を引くように努めたが、出願人は、特に重点を置いたかどうかに関わらず、上記言及した及び/又は図示したあらゆる特許可能な特徴又は特徴の組み合わせに対して保護を主張すると理解されたい。

0119

23A λ1センサ1脈動する静的位置1
23B λ1 センサ1 脈動する準静的位置1
23C λ1 センサ1 脈動する静的位置2
23D λn センサm 脈動する準静的位置q
25メトリック
50フィードフォワードネットワーク
52ニューロン
54A入力層
54B隠れ層
54C 出力層

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